JP7192553B2 - 車両のドア開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動部によって車両のドアを開閉する車両のドア開閉装置に関する。
従来、この種の車両のドア開閉装置として例えば特許文献1に示すスライドドア開閉装置が知られている。このようなスライドドア開閉装置は、スライドドアの近傍に立った使用者の規定動作を検出する動作検出手段と、動作検出手段による規定動作の確認に基づいてスライドドアを開閉駆動するように制御する開閉制御手段とを備えている。そして、開閉制御手段は、動作検出手段が規定動作として使用者の足のスライドドアの開閉方向への移動を検出したときにスライドドアを開閉駆動させるようにしている。
特開2018-105119号公報
ところで、上述のようなスライドドア開閉装置では、スライドドアの開閉速度が一定であるため、スライドドアの開閉速度が遅いと感じる人もいればスライドドアの開閉速度が速いと感じる人もいる。このため、スライドドアの使い勝手を向上させる上では改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされた。その目的は、ドアの使い勝手を向上させることができる車両のドア開閉装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する車両のドア開閉装置は、車両の乗降口を開閉するドアを開閉駆動する駆動部と、前記駆動部の駆動を制御する制御部と、人の位置を検出する検出部と、を備え、前記制御部は、前記駆動部に駆動信号を送信する際に、前記検出部の検出結果に基づいて前記ドアの開閉速度が変更されるように、前記駆動部の駆動を制御することを要旨とする。
この構成によれば、人の位置に応じてドアの開閉速度を変更できるので、ドアの使い勝手を向上することができる。
上記車両のドア開閉装置において、前記検出部は、前記車両の内部に配置され、前記人の位置として前記車両の乗員の位置を検出することが好ましい。
この構成によれば、乗員の位置に応じてドアの開閉速度を変更できるので、乗員が車両から降りるときのドアの使い勝手を向上することができる。
上記車両のドア開閉装置において、前記検出部は、空間認識可能な3次元カメラであることが好ましい。
この構成によれば、空間認識可能な3次元カメラは、人の手や足などを物体と区別して識別して3次元的に人との距離が認識可能であるため、人の位置を精度よく検出することができる。
上記車両のドア開閉装置において、前記制御部は、前記検出部により検出された前記人の位置が前記ドアに対して近いときの方が遠いときよりも前記ドアの開閉速度が遅くなるように、前記駆動部の駆動を制御することが好ましい。
この構成によれば、人がドアに近い位置にいるときにはドアの開閉速度が遅くなるので、ドアの開閉によって人が驚くことを抑制できる。
上記車両のドア開閉装置において、前記制御部は、前記検出部により検出された前記人の位置が前記ドアと接触する領域にあった場合に、前記駆動部の駆動を停止することが好ましい。
通常、人がドアに接触する場合、人が手動でドアを開閉したいときか人がドアの開閉を望まないときである。この点、この構成によれば、人がドアに接触しているときに、不必要にドアが開閉されることを抑制できる。
本発明によれば、車両のドアの使い勝手を向上させることができる。
一実施形態の車両の内部を示す平面模式図。 車両の電気的構成を示すブロック図。 リアドア開閉処理ルーチンを示すフローチャート。 リアドア作動処理ルーチンを示すフローチャート。
以下、車両のドア開閉装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両11の内部には、複数(本実施形態では6つ)の座席12が設けられている。すなわち、車両11の内部には、車幅方向Yに並ぶ左右一対の座席12が車両前後方向Xに3列になるように配置されている。最前列の右側の座席12は運転席であり、最前列の左側の座席12は助手席である。車両11における助手席の左側及び運転席の右側には、左フロントドア13及び右フロントドア14がそれぞれ設けられている。左フロントドア13及び右フロントドア14は、車両11の前側の左右の乗降口15をそれぞれ開閉する。左フロントドア13及び右フロントドア14は、いずれも手動式のヒンジドアによって構成されている。
車両11における二列目の左側の座席12の左側及び二列目の右側の座席12の右側には、ドアの一例としての左リアドア16及びドアの一例としての右リアドア17がそれぞれ設けられている。左リアドア16及び右リアドア17は、車両11の後側の左右の乗降口18をそれぞれ開閉する。左リアドア16及び右リアドア17は、いずれも電動式のスライドドアによって構成されている。車両11における前側の左右の乗降口15と後側の左右の乗降口18との間には、それぞれピラー19が設けられている。
車両11の内部における運転席と助手席との間の上方位置には、車両11の内部における運転席及び助手席よりも後方の空間を撮像する3次元カメラ20が設けられている。3次元カメラ20は、撮像可能な空間にある人や物体を3次元的に検出する所謂TOF(Time of Flight)カメラであり、人の位置として車両11の乗員Pの位置を検出する検出部を構成している。3次元カメラ20は、空間認識可能であって人の手や足などを物体と区別して識別して3次元的に人との距離を認識可能に構成されている。
左リアドア16及び右リアドア17は、車両11に設けられた駆動部の一例としての左リアドアモータ21及び駆動部の一例としての右リアドアモータ22によってそれぞれ全閉位置(図1の実線で示す位置)と全開位置(図1の二点鎖線で示す位置)との間で開閉駆動される。車両11における全閉位置にある状態の左リアドア16及び右リアドア17の近傍位置には、左リアドア16が全閉位置にあることを検出する左リアドア全閉センサ23及び右リアドア17が全閉位置にあることを検出する右リアドア全閉センサ24がそれぞれ設けられている。
車両11における全開位置にある状態の左リアドア16及び右リアドア17の近傍位置には、左リアドア16が全開位置にあることを検出する左リアドア全開センサ25及び右リアドア17が全開位置にあることを検出する右リアドア全開センサ26がそれぞれ設けられている。車両11の内部における運転席の前方に位置するインストルメントパネル(図示略)には、左リアドア16を開閉操作するための左リアドア操作部27及び右リアドア17を開閉操作するための右リアドア操作部28が設けられている。
車両11の内部における全閉位置にある左リアドア16の存在する領域は左リアドア16の停止領域29Lとされ、車両11の内部における全閉位置にある右リアドア17の存在する領域は右リアドア17の停止領域29Rとされている。車両11の内部における左リアドア16の停止領域29Lと二列目の左側の座席12との間の領域は左リアドア16の通常作動領域30Lとされ、車両11の内部における右リアドア17の停止領域29Rと二列目の右側の座席12との間の領域は右リアドア17の通常作動領域30Rとされている。
車両11の内部における左リアドア16の通常作動領域30Lと右リアドア17の通常作動領域30Rとの間の領域は、左リアドア16及び右リアドア17の両方の高速作動領域31とされている。したがって、通常作動領域30Lは左リアドア16に対して高速作動領域31よりも車幅方向Yにおいて近い位置にあり、通常作動領域30Rは右リアドア17に対して高速作動領域31よりも車幅方向Yにおいて近い位置にある。
次に、車両11の電気的構成について説明する。
図1及び図2に示すように、車両11は、車両11全体を統括的に制御する制御部32を備えている。制御部32は、ROM、RAM、不揮発性メモリーなどから構成された記憶部33を有している。記憶部33には、後述する図3に示すリアドア開閉処理用のプログラムや図4に示すリアドア作動処理用のプログラムを含む各種の制御プログラム及び各種情報(停止領域29L,29R、通常作動領域30L,30R、高速作動領域31などの位置情報)などが記憶される。
制御部32の入力側インターフェース(図示略)には、左リアドア操作部27、右リアドア操作部28、3次元カメラ20、右リアドア全開センサ26、右リアドア全閉センサ24、左リアドア全開センサ25、左リアドア全閉センサ23がそれぞれ電気的に接続されている。一方、制御部32の出力側インターフェース(図示略)には、左リアドアモータ21及び右リアドアモータ22がそれぞれモータドライバ34及びモータドライバ35を介して電気的に接続されている。
そして、制御部32は、右リアドア操作部28、3次元カメラ20、右リアドア全開センサ26、及び右リアドア全閉センサ24から送信される信号に基づいて右リアドアモータ22の駆動を、モータドライバ35を介して制御する。さらに制御部32は、左リアドア操作部27、3次元カメラ20、左リアドア全開センサ25、及び左リアドア全閉センサ23から送信される信号に基づいて左リアドアモータ21の駆動を、モータドライバ34を介して制御する。なお、本実施形態では、左リアドアモータ21、右リアドアモータ22、制御部32、及び3次元カメラ20によって車両11のドア開閉装置が構成されている。
次に、制御部32が実行するリアドア開閉処理ルーチンについて図3に示すフローチャートに基づいて説明する。リアドア開閉処理ルーチンは、右リアドア操作部28及び左リアドア操作部27のうち少なくとも一方が操作された際に制御部32によって実行される。なお、右リアドア操作部28が操作される場合の処理と左リアドア操作部27が操作される場合の処理とは同一なので、ここでは右リアドア操作部28が操作される場合の処理についてのみ説明する。
図3に示すように、右リアドア操作部28が操作されると、まず、制御部32は、右リアドア17が開操作されたか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1の判定結果が肯定判定である場合、制御部32は右リアドア17が全開であるか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2の判定結果が肯定判定である場合、制御部32はリアドア開閉処理ルーチンを終了する。一方、ステップS2の判定結果が否定判定である場合、制御部32は後述するリアドア作動処理(図4に示すリアドア作動処理ルーチン)を実行し(ステップS3)、その後、リアドア開閉処理ルーチンを終了する。ステップS3では、右リアドア17が全開に向かって作動される。
ステップS1の判定結果が否定判定である場合、すなわち右リアドア17が閉操作された場合、制御部32は右リアドア17が全閉であるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4の判定結果が肯定判定である場合、制御部32はリアドア開閉処理ルーチンを終了する。一方、ステップS4の判定結果が否定判定である場合、制御部32は後述するリアドア作動処理(図4に示すリアドア作動処理ルーチン)を実行する(ステップS5)。このステップS5では、右リアドア17が全閉に向かって作動される。
続いて制御部32は、右リアドア17が全閉であるか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6の判定結果が否定判定である場合、制御部32は、その処理をステップS5に移行する。一方、ステップS6の判定結果が肯定判定である場合、制御部32はリアドア開閉処理ルーチンを終了する。
次に、制御部32が実行するリアドア作動処理ルーチンについて図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
図4に示すように、リアドア作動処理ルーチンが実行されると、制御部32は、まず、3次元カメラ20により乗員Pが検出されたか否かを判定する(ステップ11)。ステップS11の判定結果が肯定判定である場合、制御部32は、ステップS11で3次元カメラ20により検出された乗員Pの体の少なくとも一部の位置が停止領域29Rにあるか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12の判定結果が肯定判定である場合、制御部32は右リアドアモータ22の駆動を停止することによって右リアドア17を停止させ(ステップS13)、その後、リアドア作動処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS12の判定結果が否定判定である場合、制御部32はステップS11で検出された乗員Pの体の少なくとも一部の位置が通常作動領域30Rにあるか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14の判定結果が肯定判定である場合、制御部32は右リアドア17が通常速度で作動するように右リアドアモータ22の駆動を制御し(ステップS15)、その後、リアドア作動処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS14の判定結果が否定判定である場合、すなわちステップS11で検出された乗員Pの体の位置が通常作動領域30Rに全くない場合(例えば、ステップS11で検出された乗員Pの体全体の位置が高速作動領域31にある場合など)、制御部32は右リアドア17が通常速度よりも速い高速度で作動するように右リアドアモータ22の駆動を制御し(ステップS16)、その後、リアドア作動処理ルーチンを終了する。ステップS11の判定結果が否定判定である場合、制御部32は、その処理をステップS16に移行し、ステップS16の実行後にリアドア作動処理ルーチンを終了する。
なお、左リアドア操作部27が操作される場合の説明は、上述した図3に示すリアドア開閉処理ルーチンのフローチャート及び図4に示すリアドア作動処理ルーチンのフローチャートの説明において、次のように読み替えればよい。すなわち、右リアドア操作部28を左リアドア操作部27に読み替え、右リアドアモータ22を左リアドアモータ21に読み替え、停止領域29Rを停止領域29Lに読み替え、通常作動領域30Rを通常作動領域30Lに読み替えればよい。
次に、車両11のドア開閉装置の作用について説明する。
<全閉位置にある右リアドア17を開ける場合>
全閉位置にある右リアドア17を開ける場合には、まず、右リアドア操作部28を開操作する。このとき、乗員Pの体の少なくとも一部が右リアドア17と接触する領域である停止領域29Rにあった場合には、右リアドア17は作動せずに停止したままとなる。またこのとき、乗員Pの体の少なくとも一部が停止領域29Rになく且つ通常作動領域30Rにあった場合には、右リアドア17が全開位置に向かって通常速度で作動する。さらにこのとき、乗員Pの体の少なくとも一部が停止領域29Rにも通常作動領域30Rにもない場合、すなわち乗員Pの体全体が例えば高速作動領域31にある場合には、右リアドア17が全開位置に向かって通常速度よりも速い高速度で作動する。
この場合、右リアドア17の作動中に乗員Pの体の位置が変わっても、右リアドア17の作動速度は変わらない。例えば、右リアドア17が高速度で作動しているときに乗員Pの体の少なくとも一部が通常作動領域30Rに移動したり停止領域29Rに移動したりしても、右リアドア17の作動速度が高速度から通常速度に変わったり右リアドア17が停止されたりすることはない。
<全開位置にある右リアドア17を閉める場合>
全開位置にある右リアドア17を閉める場合には、まず、右リアドア操作部28を閉操作する。このとき、乗員Pの体の少なくとも一部が右リアドア17と接触する領域である停止領域29Rにあった場合には、右リアドア17は作動せずに停止したままとなる。またこのとき、乗員Pの体の少なくとも一部が停止領域29Rになく且つ通常作動領域30Rにあった場合には、右リアドア17が全閉位置に向かって通常速度で作動する。さらにこのとき、乗員Pの体の少なくとも一部が停止領域29Rにも通常作動領域30Rにもない場合、すなわち乗員Pの体全体が例えば高速作動領域31にある場合には、右リアドア17が全閉位置に向かって通常速度よりも速い高速度で作動する。
この場合、右リアドア17の作動中に乗員Pの体の位置が変わると、右リアドア17の作動速度が変わったり右リアドア17が停止したりする。例えば、右リアドア17が高速度で作動しているときに乗員Pの体の少なくとも一部が通常作動領域30Rに移動したり停止領域29Rに移動したりすると、右リアドア17の作動速度が高速度から通常速度に変わったり右リアドア17が停止されたりする。
なお、左リアドア16の動作は右リアドア17の動作と同じである。このため、全閉位置にある左リアドア16を開ける場合の説明及び全開位置にある左リアドア16を閉める場合の説明は、上述の全閉位置にある右リアドア17を開ける場合及び全開位置にある右リアドア17を閉める場合の説明において、次のように読み替えればよい。すなわち、右リアドア操作部28を左リアドア操作部27に読み替え、右リアドア17を左リアドア16に読み替え、停止領域29Rを停止領域29Lに読み替え、通常作動領域30Rを通常作動領域30Lに読み替えればよい。
このように、本実施形態の車両11のドア開閉装置では、右リアドア17及び左リアドア16のそれぞれに対して乗員Pの体の位置が近いとき(乗員Pの体の位置が通常作動領域30R,30Lにあるとき)の方が遠いとき(乗員Pの体の位置が高速作動領域31にあるとき)よりも右リアドア17及び左リアドア16の開閉速度(作動速度)が遅くなる。
このため、乗員Pが右リアドア17及び左リアドア16に近い位置(通常作動領域30R,30L)で右リアドア17及び左リアドア16の開閉によって驚くことを抑制したり、乗員Pが右リアドア17及び左リアドア16に近い位置で作動中の右リアドア17及び左リアドア16と接触した場合の衝撃値の低減に貢献したりすることができる。加えて、乗員Pの体が作動中の右リアドア17及び左リアドア16と接触するおそれのない位置(高速作動領域31)にあるときには、通常速度よりも速い高速度で右リアドア17及び左リアドア16が迅速に開閉される。したがって、右リアドア17及び左リアドア16の使い勝手を向上することができる。
また、本実施形態の車両11のドア開閉装置では、右リアドア17及び左リアドア16のそれぞれに対して乗員Pの体が接触する領域(停止領域29R,29L)にある場合、右リアドア17及び左リアドア16が作動中であれば停止され、右リアドア17及び左リアドア16が停止中であれば作動されずに停止状態が維持される。このため、右リアドア17及び左リアドア16が不必要に開閉されることが抑制されるので、乗員Pが右リアドア17及び左リアドア16から衝撃を受けることを抑制できる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)車両11のドア開閉装置において、制御部32は、左リアドア操作部27及び右リアドア操作部28が操作された際に、3次元カメラ20により検出された乗員Pの体の位置が左リアドア16及び右リアドア17に対して近いときの方が遠いときよりも左リアドア16及び右リアドア17の開閉速度が遅くなるように、左リアドアモータ21及び右リアドアモータ22の駆動を制御する。この構成によれば、乗員Pが右リアドア17及び左リアドア16に近い位置(通常作動領域30R,30L)で右リアドア17及び左リアドア16の開閉によって驚くことを抑制したり、乗員Pが右リアドア17及び左リアドア16に近い位置で作動中の右リアドア17及び左リアドア16と接触した場合の衝撃値の低減に貢献したりすることができる。さらに、乗員Pの体が作動中の右リアドア17及び左リアドア16と接触するおそれのない位置(高速作動領域31)にあるときには、通常速度よりも速い高速度で右リアドア17及び左リアドア16が迅速に開閉される。したがって、乗員Pが車両11の乗降口18から降りるときなどにおいて、右リアドア17及び左リアドア16の使い勝手を向上することができる。
(2)車両11のドア開閉装置において、制御部32は、3次元カメラ20により検出された乗員Pの体の位置が右リアドア17及び左リアドア16と接触する領域(停止領域29R,29L)にあった場合に、右リアドアモータ22及び左リアドアモータ21の駆動を停止する。通常、乗員Pが右リアドア17及び左リアドア16に接触する場合、乗員Pが手動で右リアドア17及び左リアドア16を開閉したいときか乗員Pが右リアドア17及び左リアドア16の開閉を望まないときである。この点、この構成によれば、乗員Pが右リアドア17及び左リアドア16に接触しているときに、不必要に右リアドア17及び左リアドア16が開閉されることを抑制できる。
(3)車両11のドア開閉装置において、検出部は、空間認識可能な3次元カメラ20によって構成されている。この構成によれば、3次元カメラ20は、空間認識可能であって乗員Pの手や足などを物体と区別して識別して3次元的に乗員Pとの距離が認識可能であるため、乗員Pの位置を精度よく検出することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・車両11のドア開閉装置は、検出部の一例としての3次元カメラ20を複数備えていてもよい。例えば、車両11の内部における右リアドア17側を撮像する位置及び左リアドア16側を撮像する位置にそれぞれ3次元カメラ20を配置することで、3次元カメラ20による乗員Pの位置の検出精度を向上することができる。
・制御部32は、左リアドア操作部27及び右リアドア操作部28が操作された際に、3次元カメラ20により検出された乗員Pの体の位置が左リアドア16及び右リアドア17に対して近いときの方が遠いときよりも左リアドア16及び右リアドア17の開閉速度が速くなるように、左リアドアモータ21及び右リアドアモータ22の駆動を制御するようにしてもよい。
・検出部は、3次元カメラ20に限らず、1つ以上の赤外線センサなどによって構成してもよい。
・右リアドア操作部28及び左リアドア操作部27は、リモコンキーやスマートキー(登録商標)にも設けられていてもよい。
・停止領域29R及び停止領域29Lは、それぞれ右リアドア17の存在する領域及び左リアドア16の存在する領域よりも広くしてもよい。
・右リアドア17及び左リアドア16は、ヒンジドアによって構成してもよい。
・車両11のドア開閉装置は、左フロントドア13、右フロントドア14、バックドアに適用してもよい。
・車両11のドア開閉装置は、右リアドア17及び左リアドア16を停止させたり高速度で作動させたりする際に、その旨を音声などで報知する報知機能を備えていてもよい。
・車両11の外装部材(例えばドアミラーなど)に車外における右リアドア17及び左リアドア16の周辺にいる人の位置を検出する検出部(例えば、3次元カメラ20)を設け、当該検出部によって検出された車外の人の位置に基づいて右リアドア17及び左リアドア16の開閉速度を変更するようにしてもよい。
・左リアドアモータ21及び右リアドアモータ22の代わりに、駆動部としてエアシリンダや油圧シリンダを採用してもよい。
11…車両、16…ドアの一例としての左リアドア、17…ドアの一例としての右リアドア、18…乗降口、20…検出部を構成する3次元カメラ、21…駆動部の一例としての左リアドアモータ、22…駆動部の一例としての右リアドアモータ、32…制御部、P…人としての乗員。

Claims (3)

  1. 操作部と、
    前記操作部が操作されることにより、車両の乗降口を開閉するドアを開閉駆動する駆動部と、
    前記駆動部の駆動を制御する制御部と、
    人の位置を検出する検出部と、
    を備え、
    前記検出部は、前記車両の内部に配置され、前記人の位置として前記車両の乗員の位置を検出し、
    前記制御部は、前記駆動部に駆動信号を送信する際に、前記検出部により検出された前記人の位置が前記ドアに対して近いときの方が遠いときよりも前記ドアの開閉速度が遅くなるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とする車両のドア開閉装置。
  2. 前記検出部は、空間認識可能な3次元カメラであることを特徴とする請求項1に記載の車両のドア開閉装置。
  3. 前記制御部は、前記検出部により検出された前記人の位置が前記ドアと接触する領域にあった場合に、前記駆動部の駆動を停止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両のドア開閉装置。
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