JP2009162005A - 車両用開閉体制御装置 - Google Patents

車両用開閉体制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009162005A
JP2009162005A JP2008001595A JP2008001595A JP2009162005A JP 2009162005 A JP2009162005 A JP 2009162005A JP 2008001595 A JP2008001595 A JP 2008001595A JP 2008001595 A JP2008001595 A JP 2008001595A JP 2009162005 A JP2009162005 A JP 2009162005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
open
supply voltage
voltage
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008001595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5044419B2 (ja
Inventor
Narimitsu Kobori
成光 小堀
Kunihisa Shimizu
邦久 清水
Masahiro Fueki
正弘 笛木
Hideaki Yajima
秀晃 矢嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2008001595A priority Critical patent/JP5044419B2/ja
Publication of JP2009162005A publication Critical patent/JP2009162005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5044419B2 publication Critical patent/JP5044419B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 制御部への供給電圧が低下した場合に、制御部の消費電力を低減して制御部を動作保証が可能な電圧以上に維持することができる車両用開閉体制御装置を提供する。
【解決手段】 車載バッテリ17より電力を受けて車両に設けられた開閉体4に駆動力を与える駆動モータ3と、開閉スイッチ2と、モータを駆動制御する制御部7と、駆動モータを駆動させるために使用するデータを記憶する記憶手段15と、車載バッテリから制御部に供給される電圧を供給電圧値として検出する電圧検出手段9とを有し、制御部は、供給電圧値と所定の第1閾値とを比較し、供給電圧が第1閾値以下になったと判定した場合に、記憶手段に記憶されているデータのチェックサムを算出して記憶手段に記憶させ、かつ駆動モータの駆動を禁止して待機状態となることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用開閉体制御装置に係り、より詳細には、大電流を必要とするスタータモータの起動時等により車両用開閉体制御装置に供給される電圧が低下する場合に開閉制御を禁止して消費電力の低減を図ることができる車両用開閉体制御装置に関するものである。
従来、車両のウインドウガラスやスライドドアといった開閉体の開閉を容易にするべく、開閉スイッチの操作により当該開閉体を自動で開閉作動させることができるパワーウインドウ装置やパワースライドドア装置といった車両用開閉体制御装置が一般的に車両に設けられている。車両用開閉体制御装置には、自動閉作動時に開閉体による物体の挟み込みを感知した場合に反転作動して挟み込みを解消するための挟み込み防止制御が行われているものがある。このような制御における挟み込みの判定および開閉体に動力を供給する駆動モータの駆動制御は、各車両用開閉体制御装置に設けられたECU(電子制御ユニット)の制御部で行われている。
挟み込み防止制御における挟み込みの検出は、例えば、ウインドウガラスを駆動するモータの回転速度をロータリエンコーダ等により検出することによって行われる。この検出方法は、物体の挟み込みが発生した場合にウインドウガラスの移動が抵抗を受けてモータの回転速度が低下することを利用している。
このような開閉体制御装置の挟み込み検出において、開閉体制御装置の電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以上でない場合には、挟み込みを検出しないようにしたものがある(例えば、特許文献1)。開閉体制御装置は、車載バッテリから電力の供給を受けて作動しているため、大電流を必要とするスタータモータの起動時には車載バッテリから開閉体制御装置に供給される電力が低下してモータの回転数が低下し、挟み込みを誤検出する場合がある。特許文献1に記載の発明は、開閉体制御装置に供給される電圧が低下した場合には挟み込み判定を行わないため、このような誤検出を防止することができる。
特開平6−346660号公報
しかしながら、供給電圧が低下すると、開閉体制御装置のECUの動作保証はできなくなるという問題がある。例えば、ECUに設けられたRAMに記憶させるモータを駆動制御するために必要なデータは、供給電圧の低下により消失または破損する虞がある。
本発明は以上の問題を鑑みてなされたものであって、車両用開閉体制御装置のECUへの供給電圧が低下した場合に、車両用開閉体制御装置の消費電力を低減してECUを動作保証が可能な電圧以上に維持することができる車両用開閉体制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の発明は、車両に設けられた開閉体(4)を開閉作動させるべく、車載バッテリ(17)より電力を受けて開閉体に駆動力を与える駆動モータ(3)と、開閉体を開閉作動させるための操作入力手段としての開閉スイッチ(2)と、開閉スイッチからの操作信号を受けてモータを駆動制御する制御部(7)と、駆動モータを駆動させるために使用するデータを記憶する記憶手段(15)と、車載バッテリから制御部に供給される電圧を供給電圧値として検出する電圧検出手段(9)とを有し、制御部は、供給電圧値と所定の第1閾値とを比較し、供給電圧が第1閾値以下になったと判定した場合に、記憶手段に記憶されているデータのチェックサムを算出して記憶手段に記憶させ、かつ駆動モータの駆動を禁止して待機状態となることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、制御部は、待機状態となった後に供給電圧が第1閾値より大きくなった場合に、チェックサムの照合を行い、当該照合が一致した場合にはデータを保持し、当該照合が一致しない場合にはデータを記憶手段から消去することを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、制御部は、第1閾値より小さい値に設定された所定の第2閾値と供給電圧とを比較し、供給電圧が第2閾値以下となった場合に、データを記憶手段から消去することを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明〜第3の発明のいずれかの発明において、駆動モータの回転を検出するモータ回転検出手段(18)を有し、データは、モータ回転検出手段からの信号を受けて制御部が算出した開閉体の開度位置を含むことを特徴とする。
第1の発明によれば、車両用開閉体制御装置は、車両用開閉体制御装置の制御部に供給される電圧が低下した場合に制御部が開閉体の開閉制御を禁止し待機状態となるため、電力の消費を抑えて供給電圧の低下を緩和ことができる。これにより、制御部への供給電圧が制御部の動作保証が不可能となる電圧に達することを防止することができる。第2の発明によれば、制御部に供給される電圧が低下した状態から通常の状態に回復した際に、制御部の記憶手段に記憶されているデータが正常に保持されているか否かの確認を行い、データが正常でない場合にはデータを消去するため、車両用開閉体制御装置による制御の信頼性を向上させることができる。第3の発明によれば、制御部に供給される電圧が制御部の動作保証が不可能となる電圧に達した場合には、記憶手段に記憶されているデータを消去するため、異常データに基づく異常制御を防止することができ、制御の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の車両用開閉体制御装置を車両のパワーウインドウ装置に適用した実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る車両用開閉体制御装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る車両用開閉体制御装置としてのパワーウインドウ装置1は、開閉スイッチ2を操作することによって駆動モータ3を駆動し、車両のサイドドアに設けられたウインドウガラス4を昇降させる装置である。図1に示すように、パワーウインドウ装置1は、開閉スイッチ2と、駆動モータ3と、開閉スイッチ2からの操作入力信号を受けて駆動モータ3を駆動制御するパワーウインドウECU5とを主要構成要素とする。パワーウインドウ装置1は、例えば4ドア車であれば4つのそれぞれのドアに設けられており、各パワーウインドウ装置1のパワーウインドウECUは、例えば、CANプロトコルやLINプロトコルにより構成された車載ネットワークにより、通信可能に接続されている。
パワーウインドウECU5は、制御部7と、電源回路8と、供給電圧モニタ回路9と、リセット回路10と、通信回路11と、開閉スイッチ入力回路12と、モータ駆動回路13と、センサ入力回路14と、RAM15と、ROM16とを備えている。
電源回路8は、車載バッテリ17と接続され、パワーウインドウECU5の各要素に電力を供給する。供給電圧モニタ回路9は、制御部7に供給される電圧を供給電圧値として検出し、供給電圧値を電圧値信号として制御部7に出力する。リセット回路10は、電源回路8から制御部7に供給される電圧を検出して供給電圧を監視し、供給電圧が制御部7の動作保証ができなく虞がある電圧(リセット電圧(V))以下になった場合に、制御部7を初期状態に戻すべくリセット処理を行う。リセット回路10によるリセット処理により、制御部7およびRAM15に保持されているデータが消去される。
通信回路11は、例えばUART通信回路であり、パワーウインドウECU5を車載ネットワークに接続し、ネットワークを介して他のECUと接続する。通信回路11は、車載ネットワークを介してイグニッション信号の受信や、他のパワースライドドアECUへの開閉信号の送信等を行う。
スイッチ入力回路12は、開閉スイッチ2の操作入力を受けて、操作入力に応じた開閉信号を制御部7に出力する。開閉スイッチ2は、サイドドアの車室側ライニングに設けられ、例えばウインドウガラス4の下降、上昇、自動全閉、自動全開といった4つの操作入力が可能なスイッチである。開閉スイッチ2は、公知の2段クリック式の揺動型スイッチであってよく、1段階押し込むと下降、2段階押し込むと自動全閉、1段階引き上げると上昇、および2段階引き上げると自動全開の操作入力が可能となっている。
モータ駆動回路13は、制御部7からモータ制御信号を受けて、駆動モータ3の回転方向および回転速度を駆動制御する。駆動モータ3は、例えば直流モータであり、モータの正逆方向の回転運動を上下方向の直線運動に変換する伝達機構(図示しない)を介してウインドウガラス4に駆動力を与え、ウインドウガラス4を昇降、すなわち開閉する。
センサ入力回路14は、駆動モータ3に設けられたモータ回転検出手段としてのモータ回転検出装置18からのパルス信号を受け、回転検出信号として制御部7に出力する。モータ回転検出装置18は、公知のロータリエンコーダやレゾルバであってよい。本実施形態では、モータ回転検出装置18は、インクリメンタル方式のロータリエンコーダであり、駆動モータ3の回転軸に設けられたパルス発生装置(図示しない)と、パルス発生装置と対応する位置に設けられたパルス検出装置(18a)とを有している。パルス発生装置は、駆動モータ3の回転方向の正逆の識別が可能なように2相のパルスを出力する。ここでは、駆動モータ3が、正方向に回転するときウインドウガラス4は開作動され、逆方向に回転するときウインドウガラス4は閉作動されることとする。
RAM15は、制御部7で後述するウインドウガラス4の開度位置算出処理により算出される開度位置を記憶する。RAM15に記憶されたデータは、リセット回路10のリセット処理によって消去される。
ROM16は、例えばEEPROMであって、制御部7で行われる制御のプログラムが記憶されている。プログラムは、例えば、挟み込みを防止するプログラムや、ウインドウガラス4を開度位置に応じて移動速度を変更するプログラム等が記憶されている。
制御部7はCPUであり、駆動制御部19と、開度位置算出部20と、電圧判定部21と、待機制御部22とを有している。
駆動制御部19は、スイッチ入力回路12からの開閉信号に基づき、モータ駆動回路13に駆動指令信号を出力する。また、駆動制御部19は、後述する待機制御部22から駆動禁止信号を受けた場合には、駆動指令信号の出力を停止する。なお、制御部7が挟み込み防止制御等の付加的な制御を行う場合には、駆動制御部19は挟み込み防止制御等に従って駆動指令信号を出力する。
開度位置算出部20は、モータ回転検出装置18からの2相のパルス信号に基づいて、ウインドウガラス4の開度位置に対応する位置カウントを計数し、ウインドウガラス4の開度位置を算出する。開度位置算出部20は、2相のパルス信号から駆動モータ3の回転が正方向または逆方法であるかを判断し、正方向であれば位置カウントを+1し、逆回転であれば位置カウントを−1する。位置カウントは、ウインドウガラス4が全閉となっている状態を基準状態(すなわち0)とし、ウインドウガラス4が下降、すなわち開方向に移動するほど位置カウントが増加する。基準状態から受けたパルス信号により、位置カウントを増減することによって現在の位置カウントを算出し、位置カウントの大きさをウインドウガラス4の移動量に対応させて現在のウインドウガラス4の開度位置を算出する。開度位置算出部20は、算出したウインドウガラス4の開度位置をRAM15に記憶させる。
電圧判定部21は、供給電圧モニタ回路9より受ける供給電圧(V)の値と所定の閾値との比較を行う。所定の閾値は、通常状態で供給される電圧が低下し、リセット電圧(V)に到達する可能性がある電圧として、制御部7に通常供給される電圧より低く、リセット電圧(V)より高い値の低電圧(V)として設定されている。電圧判定部21は、供給電圧(V)が低電圧(V)より大きい電圧から低電圧(V)以下となった場合に待機制御部22に待機指令信号を出力し、供給電圧(V)が低電圧(V)以下の電圧から低電圧(V)より大きくなった場合に復帰制御部23に復帰指令信号を出力する。
待機制御部22は、電圧判定部21から待機指令信号を受けた場合に、待機制御としてRAM15に記憶されている駆動モータ3を駆動させるために使用するデータのチェックサムを算出し、当該チェックサムをRAM15に記録する。チェックサムの算出方法は公知の方法であってよい。そして、待機制御部22は、駆動制御部19に駆動禁止信号を出力して、駆動制御部19が駆動指令信号を出力することを禁止し、制御部7を待機状態とする。駆動モータ3を駆動させるために使用するデータは、例えば、開度位置算出部20によって算出された開度位置のデータ、低電圧検出の有無のデータ、または挟み込み防止制御が実行されている場合には挟み込みの有無を示すデータ等である。
復帰制御部23は、電圧判定部21から復帰指令信号を受けた場合に、復帰制御として、RAM15に記憶されている駆動モータ3を駆動させるために使用するデータのチェックサムを算出し、待機制御部22により算出されたチェックサムとの照合を行い、照合が一致した場合にはデータを保持し、照合が一致しない場合にはデータを記憶手段から消去する。そして、復帰制御部23は、駆動制御部19に駆動許可信号を出力して、駆動制御部19が駆動指令信号を出力することを許可し、制御部7の待機状態を解除する。
以上のように構成した車両用開閉体制御装置の制御要領について、図2〜図4のフロー図を用いて説明する。図2は、実施形態に係るメイン制御を示すフロー図である。図3は、実施形態に係る待機制御を示すフロー図である。図4は、実施形態に係る復帰制御を示すフロー図である。
図2の示すメイン制御では、最初にステップST1で電圧判定部21が供給電圧(V)が通常状態の電圧から低下して低電圧(V)以下となったか否かの判定を行う。判定が、Yesの場合にはステップST2に進み、図3に示す待機制御を行い、Noの場合には、リターンに進む。待機制御については、後述する。ステップST2で待機制御を行った後はステップST3に進む。
ステップST3では、リセット回路10が、供給電圧(V)がリセット電圧(V)以下であるか否かを判定する。判定が、Yesの場合にはステップST4に進み、リセット回路10が制御部7およびRAM15のリセット処理を行い、Noの場合にはステップST5に進む。ステップST4での処理が完了した後はステップST5に進む。
ステップST5では、電圧判定部21が、供給電圧(V)が低電圧(V)以下の電圧から低電圧(V)より大きい電圧になったか否かの判定を行う。判定が、Yesの場合にはステップST6に進み、図4に示す復帰制御を行い、Noの場合には、リターンに進む。復帰制御については、後述する。ステップST6での待機制御を行った後は、リターンに進み、メイン制御を繰り返す。
次に、ステップST2の待機制御について説明する。待機制御は、図3に示すように、最初にステップST7で、待機制御部22がRAM15に記憶されているデータのチェックサムを算出し、算出したチェックサムをRAM15に記憶させる。その後は、ステップST8に進み、待機制御部22が駆動制御部19に駆動禁止信号を出力する。駆動制御部19は、駆動禁止信号を受けてモータ駆動回路13に駆動指令信号を出力することを停止し、駆動モータ3の駆動が禁止される。ステップST8の処理が完了すると待機制御は終了し、図2のステップST3に進む。
ステップST6の復帰制御について説明する。復帰制御は、図4に示すように、最初にステップST9で、RAM15に記憶されているデータからチェックサムを算出し、当該チェックサムとステップST7で算出したチェックサムとの照合を行う。照合が正常である場合(Yesの場合)には、ステップST10に進み、現在のRAM15に記憶されているデータをそのまま保持する。照合に異常がある場合(Noの場合)には、ステップST11に進み、現在のRAMに記憶されているデータを消去する。ステップST10またはステップST11の処理が完了した後は、ステップST12に進む。
ステップST12では、復帰制御部23が駆動制御部19に駆動許可信号を出力する。駆動制御部19は、駆動禁止信号を受けて駆動指令信号を出力することを停止した状態から、駆動許可信号を受けることによって、駆動指令信号をモータ駆動回路13に出力することが可能になる。これにより駆動モータ3の駆動が可能となる。ステップST12での処理が完了すると復帰制御は終了し、図2のリターンに進む。
以上のように構成した本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態に係る車両用開閉体制御装置は、制御部7への供給電圧を監視し、供給電圧が所定の低電圧(V)まで低下した場合には、RAM15に記憶されているデータのチェックサムを算出し、かつ駆動モータ3の駆動を禁止して制御部7が待機状態となる。制御部7が待機状態となることにより、CPUである制御部7での電力消費を低減し、供給電圧が制御部7およびRAM15の動作保証ができなくなるリセット電圧(V)まで低下することを防止することができる。
図5は、本実施形態に係る車両用開閉体制御装置による制御を行った場合の供給電圧の推移を示すグラフである。図5に示すように、時間aで、例えば車両に搭載されたスタータの使用等により、供給電圧(V)が一時的に低下し始めた場合に、供給電圧(V)が時間bで低電圧(V)に到達すると、制御部7は待機状態となり、供給電圧(V)の低下が抑えられる。供給電圧の低下のより供給電圧がリセット電圧(V)に到達する場合(図5中のV’)でも、制御部7を待機状態とすることにより、一時的な供給電圧(V)の低下が終了する時間cまでに供給電圧(V)がリセット電圧(V)まで低下することを防ぐことができる。
また、待機状態から供給電圧(V)が低電圧(V)より大きくなる時(時間d)に、RAM15に記憶されているデータのチェックサムを算出して、待機状態になるときに算出したチェックサムとの照合を行うため、供給電圧の低下によるデータの破損を確認することができる。チェックサムの照合に異常がある場合には、RAM15に記憶されているデータを消去するため、破損したデータに基づいて制御を行うことを防止することができ、車両用開閉体制御装置の信頼性を向上させることができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。また、制御装置の構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態に係る車両用開閉体制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係るメイン制御を示すフロー図である。 実施形態に係る待機制御を示すフロー図である。 実施形態に係る復帰制御を示すフロー図である。 実施形態に係る車両用開閉体制御装置による制御を行った場合の供給電圧の推移を示すグラフである。
符号の説明
1 パワーウインドウ装置
2 開閉スイッチ
3 駆動モータ
4 ウインドウガラス
5 パワーウインドウECU
7 制御部
8 電源回路
9 供給電圧モニタ回路
10 リセット回路
11 通信回路
12 開閉スイッチ入力回路
12 スイッチ入力回路
13 モータ駆動回路
14 センサ入力回路
15 RAM
16 ROM
17 車載バッテリ
18 モータ回転検出装置
19 駆動制御部
20 開度位置算出部
21 電圧判定部
22 待機制御部
23 復帰制御部

Claims (4)

  1. 車両に設けられた開閉体を開閉作動させるべく、車載バッテリより電力を受けて前記開閉体に駆動力を与える駆動モータと、
    前記開閉体を開閉作動させるための操作入力手段としての開閉スイッチと、
    前記開閉スイッチからの操作信号を受けて前記モータを駆動制御する制御部と、
    前記駆動モータを駆動させるために使用するデータを記憶する記憶手段と、
    前記車載バッテリから前記制御部に供給される電圧を供給電圧値として検出する電圧検出手段と
    を有し、
    前記制御部は、前記供給電圧値と所定の第1閾値とを比較し、前記供給電圧が前記第1閾値以下になったと判定した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記データのチェックサムを算出して前記記憶手段に記憶させ、かつ前記駆動モータの駆動を禁止して待機状態となることを特徴とする車両用開閉体制御装置。
  2. 前記制御部は、前記待機状態となった後に前記供給電圧が前記第1閾値より大きくなった場合に、前記チェックサムの照合を行い、当該照合が一致した場合には前記データを保持し、当該照合が一致しない場合には前記データを前記記憶手段から消去することを特徴とする、請求項1に記載の車両用開閉体制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1閾値より小さい値に設定された所定の第2閾値と前記供給電圧とを比較し、前記供給電圧が前記第2閾値以下となった場合に、前記データを前記記憶手段から消去することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用開閉体制御装置。
  4. 前記駆動モータの回転を検出するモータ回転検出手段を有し、
    前記データは、前記モータ回転検出手段からの信号を受けて前記制御部が算出した前記開閉体の開度位置を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載の車両用開閉体制御装置。
JP2008001595A 2008-01-08 2008-01-08 車両用開閉体制御装置 Active JP5044419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008001595A JP5044419B2 (ja) 2008-01-08 2008-01-08 車両用開閉体制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008001595A JP5044419B2 (ja) 2008-01-08 2008-01-08 車両用開閉体制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009162005A true JP2009162005A (ja) 2009-07-23
JP5044419B2 JP5044419B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=40964919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008001595A Active JP5044419B2 (ja) 2008-01-08 2008-01-08 車両用開閉体制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5044419B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6834293B2 (ja) * 2016-09-23 2021-02-24 アイシン精機株式会社 車両用開閉体制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08319760A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Furukawa Electric Co Ltd:The パワーウィンド制御装置
JP2006018341A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Mitsuba Corp 外部記憶装置用制御装置
JP2006316517A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Honda Motor Co Ltd パワーウインド装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08319760A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Furukawa Electric Co Ltd:The パワーウィンド制御装置
JP2006018341A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Mitsuba Corp 外部記憶装置用制御装置
JP2006316517A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Honda Motor Co Ltd パワーウインド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5044419B2 (ja) 2012-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9026314B2 (en) Opening/closing body control device
US9617777B2 (en) Vehicle window opening device
US7573216B2 (en) Window opening and closing controller
US9121214B2 (en) Opening and closing member control apparatus and method for controlling opening and closing member
JP3987976B2 (ja) バックドア自動開閉装置
US9045929B2 (en) Open-close member control apparatus and method for controlling open-close member
US9287821B2 (en) DC electric motor control device
CN201106354Y (zh) 防夹控制系统
US10337230B2 (en) Control device for opening and closing bodies
JP2006316517A (ja) パワーウインド装置
US20190085611A1 (en) Open-close body driving device
US7061196B2 (en) Power window system
JP5044419B2 (ja) 車両用開閉体制御装置
JP4463670B2 (ja) 開閉部材制御装置
CN109209103B (zh) 用于车辆电动部件的防夹控制方法和控制器
JP4981431B2 (ja) 車両用開閉体の制御装置
JP5750282B2 (ja) 電子制御装置
US8390266B2 (en) Method and device for determining a reference position of a locking part moved by an electric motor
JP4789571B2 (ja) 窓開閉制御装置
US20050240837A1 (en) Control unit and method of operating a control unit
CN111485789A (zh) 开闭体控制装置和构造物
JP7141969B2 (ja) 開閉体制御装置、車両、開閉体制御方法、及び開閉体制御プログラム
JP6072546B2 (ja) 開閉体制御装置
JP2020147950A (ja) 車両用開閉体制御装置
JP2009068220A (ja) 車両用の開閉体の挟み込み検出方法及び開閉体の挟み込み検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100608

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5044419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3