JP2003182563A - 車両用スイッチの故障診断装置 - Google Patents

車両用スイッチの故障診断装置

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JP2003182563A
JP2003182563A JP2001390156A JP2001390156A JP2003182563A JP 2003182563 A JP2003182563 A JP 2003182563A JP 2001390156 A JP2001390156 A JP 2001390156A JP 2001390156 A JP2001390156 A JP 2001390156A JP 2003182563 A JP2003182563 A JP 2003182563A
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JP
Japan
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switch
brake pedal
predetermined position
auxiliary switch
main switch
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Application number
JP2001390156A
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English (en)
Inventor
Tadashi Uchiyama
正 内山
Akihiro Inamura
晃浩 稲村
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用状態に起因する誤診断の可能性が軽減さ
れ、高い信頼性が得られる車両用スイッチの故障診断装
置の提供。 【解決手段】 第1補助スイッチSw1はブレーキペダル
1が初期位置から踏み込まれて第1の所定位置に達して
いるか否かを検出し、第2補助スイッチSw2は、ブレー
キペダル1が初期位置と第1の所定位置との間の第2の
所定位置に達しているか否かを検出し、メインスイッチ
Sw3は、ブレーキペダル1が第1の所定位置と第2の所
定位置との間の第3の所定位置に達しているか否かを検
出する。ECM7は、ブレーキペダル1が第1の所定位
置に達していることを第1補助スイッチSw1が検出し、
第2の所定位置に達していることを第2補助スイッチSw
2が検出し、且つ第3の所定位置に達していることをメ
インスイッチSw3が検出していないとき、メインスイッ
チSw3が故障していると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキペダルス
イッチなどの車両用スイッチの故障を判断する故障診断
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な車両では、ブレーキペダルが踏
み込まれると、ブレーキペダルスイッチがこれを検出
し、この検出情報を受けてブレーキランプが点灯し、減
速することを後続の車両の運転者へ視覚的に報知する。
また近年では、ブレーキペダルスイッチからの情報は、
エンジンやATやABSなどの制御にも広く利用されて
いる。このような場合、ブレーキペダルスイッチが故障
すると、エンジン等に対して適正な制御が行われない恐
れが生じる。このため、ブレーキペダルスイッチをメイ
ンスイッチと補助スイッチとから構成し、補助スイッチ
からの情報に基づいてブレーキペダルスイッチが故障し
ているか否かを判断する故障診断装置が使用されてい
る。この種の故障診断装置では、メインスイッチが故障
していると判断された場合、車室内の警告ランプを点灯
させることによって運転者にブレーキペダルスイッチの
故障を報知すると共に、エンジン等の制御にブレーキペ
ダルスイッチ(メインスイッチ)からの情報を使用しな
いようにして、メインスイッチの故障に起因する不都合
を早期に解消させている。
【0003】故障診断装置としては、例えば、図7に示
すように、ブレーキペダルが初期位置から踏み込まれて
移動して第1検出位置に達したときに出力状態が「0」
から「1」へ切り替わる補助スイッチと、ブレーキペダ
ルがさらに移動して第2検出位置に達したときに出力状
態が「0」から「1」へ切り替わるメインスイッチと、
を備えたものがある。メインスイッチの故障を判断する
具体的な方法としては、補助スイッチの状態が「0」か
ら「1」へ切り替わったときにタイマをスタートさせ、
その後所定時間が経過する間にメインスイッチの状態が
「0」から「1」に切り替わらないときに故障と判断す
る方法(以下、時間に基づく診断方法と称する)や、図
8に示すように、メインスイッチの状態が「0」から
「1」に切り替わることなく補助スイッチの状態が
「0」から「1」へ切り替わったときにその回数をカウ
ンタによって積算し、その積算値が所定値に達したとき
に故障と判断する方法(以下、回数に基づく診断方法と
称する)がある。
【0004】また、ブレーキペダルの可動領域のうち初
期位置から所定の範囲には、制動機能の働かないいわゆ
る遊びの領域が設けられており、ブレーキランプがメイ
ンスイッチからの情報に基づいて点灯することから、第
2検出位置は制動機能が作動する直前の遊びの領域に設
定される場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、運転者がブレ
ーキペダルに足を軽く置いたまま踏み込むことなく車両
走行を続けると、車両の振動等によってブレーキペダル
上の足が振動し、これに起因して、ブレーキペダルが、
第1検出位置に達した後、第2検出位置に達することな
く、第1検出位置の前後を短時間に往復してしまう可能
性がある。ブレーキペダルが第1検出位置の前後を往復
すると、メインスイッチの状態が「0」に維持されたま
ま補助スイッチの状態が「0」と「1」との間で切り替
わる。
【0006】ブレーキペダルがこのような特別な挙動を
示した場合、上記従来の故障診断装置の時間に基づく診
断方法や回数に基づく診断方法では、これに起因してブ
レーキペダルスイッチが故障であると判断されてしま
う。すなわち、時間に基づく診断方法では、メインスイ
ッチ及び補助スイッチの状態が共に「0」の状態の累積
時間が所定時間に達すると故障と判断される。また、回
数に基づく診断方法では、ブレーキペダルが第2検出位
置に達しない状態で第1検出位置の前後を往復する度に
その回数が積算され、回数の積算値が所定値に達したと
きに故障と判断される。
【0007】このように、従来の故障診断装置では、ブ
レーキペダルの挙動によっては、メインスイッチが正常
であるにもかかわらず、誤って故障と判断されてしまう
可能性が生じる。
【0008】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
であって、使用状態に起因する誤診断の可能性が軽減さ
れ、高い信頼性が得られる車両用スイッチの故障診断装
置及び故障診断方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る車両用スイッチの故障診断装置は、第
1補助スイッチと、第2補助スイッチと、メインスイッ
チと、故障判断手段と、を備えている。
【0010】第1補助スイッチは、車両に搭載され初期
位置から所定方向へ移動自在な可動部材が第1の所定位
置に達しているか否かを検出する。第2補助スイッチ
は、可動部材が初期位置と第1の所定位置との間の第2
の所定位置に達しているか否かを検出する。メインスイ
ッチは、可動部材が第1の所定位置と第2の所定位置と
の間の第3の所定位置に達しているか否かを検出する。
故障判断手段は、第1補助スイッチ、第2補助スイッ
チ、及びメインスイッチからの検出情報に基づいて、メ
インスイッチが故障しているか否かを判断する。故障判
断手段は、例えば、前記可動部材が前記第1の所定位置
に達していることを前記第1補助スイッチが検出し、前
記可動部材が前記第2の所定位置に達していることを前
記第2補助スイッチが検出し、且つ可動部材が前記第3
の所定位置に達していることをメインスイッチが検出し
ていないとき、前記メインスイッチが故障していると判
断する。
【0011】上記構成では、可動部材が初期位置から移
動して第2の所定位置に達したときに、第2補助スイッ
チが可動部材を検出する。
【0012】そして、メインスイッチが正常であれば、
可動部材が第3の所定位置に達したときにメインスイッ
チがこれを検出し、さらに第1の所定位置に達したとき
に第1補助スイッチがこれを検出するので、故障判断手
段は、メインスイッチが故障していない、すなわち正常
であると判断する。
【0013】一方、メインスイッチが故障していれば、
可動部材が第3の所定位置に達してもメインスイッチが
これを検出しない状態で、可動部材が第1の所定位置に
達したときに第2補助スイッチがこれを検出するので、
故障判断手段は、メインスイッチが故障していると判断
する。
【0014】また、可動部材が、第2の所定位置に達し
た後、第3の所定位置に達することなく、第2の所定位
置の前後を短時間に往復するような特別な挙動を示した
場合であっても、可動部材が第1の所定位置に達しない
限り、メインスイッチが故障していると故障判断手段が
誤って判断してしまうことはない。
【0015】このように、本発明によれば、可動部材
が、第2の所定位置に達した後、第3の所定位置に達す
ることなく、第2の所定位置の前後を短時間に往復する
ような例外的な挙動を示した場合であっても、メインス
イッチが誤って故障と判断されることが回避される。従
って、可動部材の使用状態に起因する誤診断の可能性が
軽減され、高い信頼性を得ることができる。
【0016】上記構成において、可動部材は、ブレーキ
ペダルであっても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をブレーキペダルス
イッチの故障診断装置に適用した一実施形態を、図面に
基づいて説明する。
【0018】図1〜図4は本実施形態に係るブレーキペ
ダルスイッチの故障診断装置の模式図であり、図1はブ
レーキペダルの初期状態を、図2はブレーキペダルスイ
ッチの第1中間状態を、図3はブレーキペダルスイッチ
の第2中間状態を、図4はブレーキペダルスイッチの完
全切替状態をそれぞれ示している。図5は図1〜図4の
各状態におけるブレーキペダルスイッチの状態とブレー
キペダルの位置との関係図、図6は本実施形態の故障診
断プログラムの制御を示すフローチャートである。
【0019】可動部材としてのブレーキペダル1は、運
転席の前方下部に配置され、その上端部は車体に対して
回転自在に連結されている。ブレーキペダル1の下部
は、運転者の足に近接した初期位置から運転者の足によ
って踏み込まれて車体前方へ移動する。このブレーキペ
ダル1の初期位置は、ストッパ(図示外)とリターンス
プリング(図示外)とによって規制されている。すなわ
ち、ブレーキペダル1はリターンスプリングによって初
期位置に向かって付勢され、初期位置よりも車体後方へ
のブレーキペダル1の回転はストッパによって阻止され
ている。踏み込みが解除されたブレーキペダル1は、リ
ターンスプリングの付勢力によって初期位置へ戻る。
【0020】リターンスプリングの付勢力に抗してブレ
ーキペダル1が踏み込まれると、車両の制動装置(図示
外)が作動する。なお、ブレーキペダル1の可動領域の
うち初期位置から所定の範囲には、制動装置の作動しな
いいわゆる遊びの領域が設けられている。
【0021】ブレーキペダルスイッチ5は、第1補助ス
イッチSw1と第2補助スイッチSw2とメインスイッチSw
3とを備えている。第2補助スイッチSw2は、ブレーキ
ペダル1が初期位置から踏み込まれて第1検出位置(第
2の所定位置)に達していることを検出して故障判断手
段としてのECM7へ出力する。メインスイッチSw3
は、ブレーキペダル1が第1検出位置からさらに踏み込
まれて第2検出位置(第3の所定位置)に達しているこ
とを検出してECM7へ出力する。第1補助スイッチSw
1は、ブレーキペダル1が第2検出位置からさらに踏み
込まれて第3検出位置(第1の所定位置)に達している
ことを検出してECM7へ出力する。ブレーキランプ
(図示外)がメインスイッチSw3からの情報に基づいて
点灯することから、第2検出位置は制動機能が作動する
直前の遊びの領域に設定されている。また、第1及び第
2補助スイッチSw1,Sw2はメインスイッチSw3の故障
を判断するためのものであり、且つブレーキペダルスイ
ッチ5は全体として小型である方が好ましい等の理由か
ら、第1検出位置と第2検出位置と第3検出位置とはそ
れぞれ相互に近接して設定されている。
【0022】次に、ブレーキペダルスイッチ5につい
て、さらに詳しく説明する。
【0023】第2補助スイッチSw2は、2つの接点9,
11と、両接点9,11間を開閉自在に電気的に接続す
る接続板13と、を備えている。一方の接点9はECM
7に接続され、他方の接点11はアースされている。両
接点9,11間が接続板13によって接続された状態
(第2補助スイッチSw2が閉じた状態)における第2補
助スイッチSw2からECM7への出力状態は「0」であ
り、接続板13が両接点9,11から離れた状態(第2
補助スイッチSw2が開いた状態)における第2補助スイ
ッチSw2からECM7への出力状態は「1」である。
【0024】同様に、第1補助スイッチSw1も、2つの
接点15,17と、両接点15,17間を開閉自在に電
気的に接続する接続板19と、を備えている。一方の接
点15はECM7に接続され、他方の接点17はアース
されている。両接点15,17間が接続板19によって
接続された状態(第1補助スイッチSw1が閉じた状態)
における第1補助スイッチSw1からECM7への出力状
態は「0」であり、接続板19が両接点15,17から
離れた状態(第1補助スイッチSw1が開いた状態)にお
ける第1補助スイッチSw1からECM7への出力状態は
「1」である。
【0025】メインスイッチSw3は、2つの接点21,
23と、両接点21,23間を開閉自在に電気的に接続
する接続板25と、を備えている。一方の接点21はE
CM7に接続され、他方の接点23はバッテリの正電極
27に接続されている。両接点21,23間が接続板2
5によって接続された状態(メインスイッチSw3が閉じ
た状態)におけるメインスイッチSw3からECM7への
出力状態は「1」であり、接続板25が両接点21,2
3から離れた状態(メインスイッチSw3が開いた状態)
におけるメインスイッチSw3からECM7への出力状態
は「0」である。
【0026】第2補助スイッチSw2、第1補助スイッチ
Sw1、及びメインスイッチSw3の接点9,11,15,
17,21,23及び接続板13,19,25は、ブレ
ーキペダルスイッチ5のハウジング29内に収容されて
いる。接続板13,19,25は、この順で略平行に配
置され、連結ユニット31によって連結支持されてい
る。連結ユニット31は、ロッド33と、押圧部材35
と、連結部材37とを備えている。
【0027】ロッド33は、接続板13に対して略垂直
に配置され、ハウジング29に対してスライド移動自在
に支持され、ブレーキペダル1に向かってハウジング2
9の内から外へ延びている。ハウジング29外のロッド
33の先端はブレーキペダル1に対向し、踏み込まれて
移動するブレーキペダル1によって押されて移動する。
ロッド33の中間部分には接続板13が固定されてい
る。板状の押圧部材35は、接続板13と接続板19と
の間に配置され、ハウジング29内のロッド33の先端
に固定されている。すなわち、ロッド33の移動に伴っ
て、接続板13及び押圧部材35が移動する。連結部材
37は、押圧部材35と接続板25とを、両者間の距離
を伸縮自在に連結すると共に、両者間が所定距離だけ離
間するように付勢する。ロッド33は、メインリターン
スプリング(図示外)によってハウジング29から突出
する方向へ付勢され、接続板13が接点9,11に接す
ることによってハウジング29から最も突出した位置に
保持される。接続板19は、メインスイッチSw3側に配
置され、補助リターンスプリング(図示外)によって接
点15,17に向かって付勢されている。
【0028】図1に示すように、初期状態のブレーキペ
ダルスイッチ5では、ロッド33がリターンスプリング
(図示外)によってハウジング29から最も突出した位
置に付勢され、第1補助スイッチSw1及び第2補助スイ
ッチSw2が閉じて「0」を出力し、メインスイッチSw3
が開いて「0」を出力する。ブレーキペダル1が踏み込
まれて初期位置から第1検出位置まで移動する間では、
ロッド33の先端はブレーキペダル1から離れており、
ブレーキペダルスイッチ5は初期状態に維持される。
【0029】ブレーキペダル1が踏み込まれて第1検出
位置に達すると、ブレーキペダル1がロッド33の先端
に当接してこれを押圧し、ロッド33が図1中右方向へ
移動し、これに伴って接続板13、押圧部材35、連結
部材37、及び接続板25が移動して、ブレーキペダル
スイッチ5が図2に示すような第1中間状態へ移行す
る。第1中間状態のブレーキペダルスイッチ5では、第
2補助スイッチSw2は開いて「1」を出力し、第1補助
スイッチSw1は閉じて「0」を出力し、メインスイッチ
Sw3は開いて「0」を出力する。
【0030】ブレーキペダル1がさらに踏み込まれて第
2検出位置に達すると、ロッド33が図2中右方向へ移
動し、これに伴って接続板13、押圧部材35、連結部
材37、及び接続板25が移動して、接続板25が接点
21,23と接し、ブレーキペダルスイッチ5が図3に
示すような第2中間状態へ移行する。第2中間状態のブ
レーキペダルスイッチ5では、第2補助スイッチSw2は
開いて「1」を出力し、第1補助スイッチSw1は閉じて
「0」を出力し、メインスイッチSw3は閉じて「1」を
出力する。
【0031】ブレーキペダル1がさらに踏み込まれて第
3検出位置に達すると、ロッド33が図3中右方向へ移
動し、これに伴って接続板13、押圧部材35が移動す
る。押圧部材35が移動すると、連結部材19が押圧部
材35に押されて補助リターンスプリングの付勢力に抗
して接点15,17から離れる方向へ移動すると共に、
連結部材37が収縮させられて、ブレーキペダルスイッ
チ5が図4に示すような完全切替状態へ移行する。完全
切替状態のブレーキペダルスイッチ5では、第2補助ス
イッチSw2及び第1補助スイッチSw1は共に開いて
「1」を出力し、メインスイッチSw3は閉じて「1」を
出力する。
【0032】完全切替状態からブレーキペダル1への踏
み込みが解除されると、リターンスプリングの付勢力に
よってブレーキペダル1は初期位置に戻り、連結部材3
7、メインリターンスプリング、及び補助リターンスプ
リングの付勢力によって、ブレーキペダルスイッチ5
は、第2中間状態及び第1中間状態を経て初期状態へ戻
る。
【0033】このように第1補助スイッチSw1、第2補
助スイッチSw2、及びメインスイッチSw3の出力状態
は、ブレーキペダル1の位置に応じて変更される。すな
わち、図5に示すように、ブレーキペダル1が初期位置
から第1検出位置に達する迄の初期状態(図1に示す状
態)では、第1補助スイッチSw1、第2補助スイッチSw
2、及びメインスイッチSw3の出力状態は共に「0」で
あり、ブレーキペダル1が第1検出位置に達した時点で
第2補助スイッチSw2の出力状態のみが「1」に切り替
わる。ブレーキペダル1が第1検出位置から第2検出位
置に達する迄の第1中間状態(図2に示す状態)では、
第2補助スイッチSw2の出力状態は「1」、第1補助ス
イッチSw1及びメインスイッチSw3の出力状態は「0」
であり、ブレーキペダル1が第2検出位置に達した時点
でメインスイッチSw3の出力状態が「1」に切り替わ
る。ブレーキペダル1が第2検出位置から第3検出位置
に達する迄の第2中間状態(図3に示す状態)では、第
2補助スイッチSw2及びメインスイッチSw3の出力状態
は「1」、第1補助スイッチSw1の出力状態は「0」で
あり、ブレーキペダル1が第3検出位置に達した時点で
第1補助スイッチSw1の出力状態が「1」に切り替わ
る。ブレーキペダル1が第3検出位置に達した後の完全
切替状態(図4に示す状態)では、第1補助スイッチSw
1、第2補助スイッチSw2、及びメインスイッチSw3の
出力状態は共に「1」である。
【0034】ECM7は、第1補助スイッチSw1、第2
補助スイッチSw2、及びメインスイッチSw3からの検出
情報に基づいて、メインスイッチSw3が故障しているか
否かを判断する。具体的には、ブレーキペダル1が第1
検出値に達していることを第2補助スイッチSw2が検出
し、第3検出位置に達していることを第1補助スイッチ
Sw1が検出しているにもかかわらず、第2検出位置に達
していることをメインスイッチSw3が検出しないとき、
メインスイッチSw3が故障していると判断する。メイン
スイッチSw3が故障していると判断されると、ECM7
は、車室内の警告ランプ(図示外)を点灯させることに
よって運転者にメインスイッチSw3の故障を報知すると
共に、エンジンやAT(Automatic Transmission)やA
BS(Antilock Brake System)などの制御にメインス
イッチSw3からの情報を使用することを一時的に停止す
る。
【0035】次に、ECM7における故障診断プログラ
ムの制御について、図6のフローチャートに基づいてさ
らに詳しく説明する。
【0036】キーシリンダにキーが差し込まれてアクセ
サリ位置へ回されることにより、ECM7がONされ
て、ステップS1へ進む。
【0037】ステップS1では、ECM7が、第1補助
スイッチSw1、第2補助スイッチSw2、又はメインスイ
ッチSw3の出力状態の何れかが「1」であるか否かを判
断する。すなわち、本制御による判断開始条件としてブ
レーキペダル1が踏み込まれていることを要求し、スイ
ッチSw1,Sw2,Sw3の何れかが「1」のとき(ブレー
キペダル1が踏み込まれているとき)に、ステップS2
へ進んで本制御による判断を開始する。
【0038】一方、スイッチSw1,Sw2,Sw3の全てが
「0」のとき(ブレーキペダル1が踏み込まれていない
とき)は、スイッチSw1,Sw2,Sw3の何れかが「1」
となるまで(ブレーキペダル1が踏み込まれるまで)本
ステップの判断を繰り返す。
【0039】ステップS2では、第2補助スイッチSw2
の出力状態が「0」であるか否かを判断する。スイッチ
Sw1,Sw2,Sw3の何れかが「1」であるにもかかわら
ず、第2補助スイッチSw2の出力状態が「0」のとき
は、第2補助スイッチSw2が故障しているためブレーキ
ペダル1の位置を検出することができない、メインスイ
ッチSw3や第1補助スイッチSw1が第2補助スイッチSw
2よりもブレーキペダル1側に誤って配置されてしまっ
ている等の不都合が発生していると判断し、ブレーキペ
ダルスイッチ5が故障していると判断する。
【0040】一方、第2補助スイッチSw2の出力状態が
「1」のときは、ステップS3へ進む。
【0041】ステップS3では、メインスイッチSw3の
出力状態が「0」であるか否かを判断する。メインスイ
ッチSw3の出力状態が「1」のときは、メインスイッチ
Sw3が正常に機能しており異常が発生していないと判断
して、ステップS1へ戻り、本制御を最初から繰り返
す。
【0042】一方、メインスイッチSw3の出力状態が
「0」であるときは、ステップS4へ進む。
【0043】ステップS4では、第1補助スイッチSw1
の出力状態が「0」であるか否かを判断する。メインス
イッチSw3の出力状態が「0」であるにもかかわらず、
第1補助スイッチSw1の出力状態が「1」となるのは異
常であるため、ブレーキペダルスイッチ5(メインスイ
ッチSw3)が故障していると判断する。
【0044】一方、第1補助スイッチSw1の出力状態が
「0」のときは、ステップS5へ進む。
【0045】ステップS5では、スイッチSw1,Sw2,
Sw3の出力状態の何れかが「1」であるか否かを判断す
る。スイッチSw1,Sw2,Sw3の何れかが「1」のとき
は、ブレーキペダル1がまだ踏み込まれた状態にあると
判断し、ステップS3からの判断を繰り返す。一方、ス
イッチSw1,Sw2,Sw3が全て「0」のときは、ブレー
キペダル1への踏み込みが解除されたと判断し、ステッ
プS1へ戻り、本制御を最初から繰り返す。
【0046】以上のように、本実施形態では、運転者が
ブレーキを利かすためブレーキペダル1を踏み込み、ブ
レーキペダル1が移動して第1検出位置に達すると、第
2補助スイッチSw2がブレーキペダル1を検出する(第
2補助スイッチSw2が「0」から「1」に切り替わ
る)。
【0047】メインスイッチSw3が正常であれば、ブレ
ーキペダル1が踏み込まれて第2検出位置に達したとき
にメインスイッチSw3がこれを検出し(メインスイッチ
Sw3が「0」から「1」に切り替わり)、さらに踏み込
まれて第3検出位置に達したときに第1補助スイッチSw
1がこれを検出し(第1補助スイッチSw3が「0」から
「1」に切り替わり)、ECM7は、メインスイッチSw
3が故障していない、すなわち正常であると判断する。
【0048】一方、メインスイッチSw3が故障していれ
ば、ブレーキペダル1が第1検出位置に達して第2補助
スイッチSw2がこれを検出し(第2補助スイッチSw2が
「0」から「1」に切り替わり)、且つ第3検出位置に
達して第1補助スイッチSw1がこれを検出しても(第1
補助スイッチSw1が「0」から「1」に切り替わって
も)、メインスイッチSw3はブレーキペダル1が第2検
出位置に達していることを検出せず(メインスイッチSw
3が「0」のまま維持され)、ECM7は、メインスイ
ッチSw3が故障していると判断する。
【0049】また、例えば、運転者がブレーキペダル1
に足を軽く置いたまま踏み込むことなく車両走行を続け
ると、車両の振動等によってブレーキペダル1上の足が
振動し、これに起因して、ブレーキペダル1が、第1検
出位置に達した後、第2検出位置に達することなく、第
1検出位置の前後を短時間に往復するような特別な挙動
を示す場合がある。このとき、ブレーキペダルスイッチ
5は、図1に示す初期状態と図2に示す第1中間状態と
を繰り返し、メインスイッチSw3及び第1補助スイッチ
Sw1の状態が「0」に維持されたまま第2補助スイッチ
Sw2の状態が「0」と「1」との間で切り替わる。EM
C7では、第2補助スイッチSw2の状態が「1」のと
き、図6のステップS3からステップS5までの判断が
繰り返され、第2補助スイッチSw2の状態が「0」に変
わったとき、図6のステップS5からステップS1へ戻
る。すなわち、ECM7は、メインスイッチSw3が故障
していると誤って判断してしまうことはない。
【0050】このように、本発明によれば、ブレーキペ
ダル1が、第1検出位置に達した後、第2検出位置に達
することなく、第1検出位置の前後を短時間に往復する
ような例外的な挙動を示した場合であっても、メインス
イッチSw3が故障していると誤って判断されることが回
避される。従って、ブレーキペダル1の使用状態に起因
する誤診断の可能性が軽減され、高い信頼性を得ること
ができる。
【0051】なお、本実施形態では、本発明をブレーキ
ペダルスイッチに適用した例を示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、エアコンスイッチやクラッ
チスイッチ等のような可動部材を検出するための車両用
の様々なスイッチに適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動部材が、第2の所定位置に達した後、第3の所定位
置に達することなく、第2の所定位置の前後を短時間に
往復するような例外的な挙動を示した場合であっても、
メインスイッチが誤って故障と判断されることが回避さ
れる。従って、可動部材の使用状態に起因する誤診断の
可能性が軽減され、高い信頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る故障診断装置においてブレー
キペダルスイッチの初期状態を示した模式図である。
【図2】図1の故障診断装置においてブレーキペダルス
イッチの第1中間状態を示した模式図である。
【図3】図1の故障診断装置においてブレーキペダルス
イッチの第2中間状態を示した模式図である。
【図4】図1の故障診断装置においてブレーキペダルス
イッチの完全切替状態を示した模式図である。
【図5】図1〜図4の各状態におけるブレーキペダルス
イッチの状態とブレーキペダルの位置との関係図であ
る。
【図6】本実施形態の故障診断プログラムの制御を示す
フローチャートである。
【図7】従来のブレーキペダルスイッチの状態とブレー
キペダルの位置との関係図である。
【図8】ブレーキペダルの特別な挙動を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル(可動部材) 3 故障診断装置 5 ブレーキペダルスイッチ(車両用スイッチ) 7 ECM Sw1 第1補助スイッチ Sw2 第2補助スイッチ Sw3 メインスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され初期位置から所定方向へ
    移動自在な可動部材が第1の所定位置に達しているか否
    かを検出する第1補助スイッチと、 前記可動部材が前記初期位置と前記第1の所定位置との
    間の第2の所定位置に達しているか否かを検出する第2
    補助スイッチと、 前記可動部材が前記第1の所定位置と前記第2の所定位
    置との間の第3の所定位置に達しているか否かを検出す
    るメインスイッチと、 前記第1補助スイッチ、第2補助スイッチ、及びメイン
    スイッチからの検出情報に基づいて、前記メインスイッ
    チが故障しているか否かを判断する故障判断手段と、 を備えたことを特徴とする車両用スイッチの故障診断装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用スイッチの故障
    診断装置であって、 前記故障判断手段は、前記可動部材が前記第1の所定位
    置に達していることを前記第1補助スイッチが検出し、
    前記可動部材が前記第2の所定位置に達していることを
    前記第2補助スイッチが検出し、且つ可動部材が前記第
    3の所定位置に達していることをメインスイッチが検出
    していないとき、前記メインスイッチが故障していると
    判断することを特徴とする車両用スイッチの故障診断装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の車両用ス
    イッチの故障診断装置であって、 前記可動部材は、ブレーキペダルであることを特徴とす
    る車両用スイッチの故障診断装置。
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