JP7075906B2 - 作業指示支援システム及び作業指示支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、製造現場等への作業指示を支援する技術に関する。
従来、作業者による作業を必要とする製造工程において、作業者の習得技能・習熟度を管理するなどの目的で、各作業者が習熟した作業一覧が作成されてきた。また、目標生産量及び顧客納期などの生産目標の達成を目的に、各作業への作業者割付を適正化する技術が開発されてきた。
近年顧客ニーズの多様化に伴い、複数品種の製品を同一の製造ラインで製造する多品種生産が主流となっている。多品種生産では、品種によって異なる加工方法及び利用設備などの作業内容に対応するために、作業者の多能工化が求められ、生産計画を立案する業務に対して、作業者の能力を考慮した作業者の割付計画の作成が必要となる。このような背景から、各作業者が習熟した作業一覧に基づき、作業者を作業可能な作業に優先的に割付ける技術が開発されてきた。
そのような中、特許文献1では、製品が納品されるまでの複数の作業工程と、前記作業工程のそれぞれの作業完了時期と、作業者が前記作業工程それぞれの作業を習得するために必要な期間を示す育成期間とを対応付けて記憶する記憶部と、前記作業工程に従って前記製品を生産した場合に、前記作業工程ごとに納期遅れが生じている作業工程を特定する生産能力計算部と、前記納期遅れが生じている作業工程に前記作業者を割り当て、前記育成期間に基づいて割り当てた前記作業者の育成完了時期を求め、前記作業者の育成完了時期を適用した場合における前記作業工程の作業完了時期を前記作業工程ごとに求める人員割付部と、前記人員割付部が求めた前記作業工程ごとの作業完了時期に基づいて、前記製品が納品されるまでの作業工程が納期に間に合っているかシミュレーションする生産シミュレーション部と、前記生産シミュレーション部がシミュレーションした作業工程のうち最適な作業工程を選択する生産計画評価部と、を備えることを特徴とする作業計画作成装置、が記載されている。
すなわち、特許文献1に記載の技術では、製品個別に仕様及び納期が設定されている製造工程を対象として、生産量及び納期遵守率などの生産指標を定量的に予測し、生産指標が未達成となった場合の要因となるスキルを特定し、必要な作業技能を有する作業者育成計画案と作業者割付計画を含めた作業計画を同時に作成することができる。
特開2012-174098号公報
しかしながら、大型製品など複数人で作業する作業では、複数の作業者に対して、作業指示・指導する等の取纏スキルが重要となるので、取纏経験を考慮しながら割付ける必要があるが、特許文献1に記載の技術では、取纏スキルを考慮した作業者の割付けが難しい。
また、作業資格又は経験があっても、初めて・変更・久しぶり(いわゆる3H)の製品の製造を担当すると、標準的な作業時間よりも多くの作業時間がかかるリスクがあるので、通常より余裕を持った工程計画を立てる必要や、取纏経験のある作業者など経験豊富な作業者を割付けるよう現場に作業指示をする必要がある。しかし、特許文献1に記載の技術では、3H製品を考慮した作業指示が難しい。
さらに、取纏経験及び3H製品への対応に必要となる豊富な経験を養うために作業者育成を行う必要があるが、特許文献1に記載の技術では、取纏などの経験を考慮した作業者育成計画の提案は難しい。
よって本発明は、取纏経験及び3H製品・部品を考慮した、作業者育成計画を含めた製造現場等への作業指示を支援する装置、方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する作業指示支援システムであって、前記記憶装置は、各作業者の作業実績情報、製品の設計情報、作業指示情報、及び、作業に支障が起こりやすい状況を判定するための閾値情報を保持し、前記プロセッサは、前記作業実績情報、前記設計情報及び前記作業指示情報の少なくともいずれかと、前記閾値情報とに基づいて、対象の製品に関する作業に支障が起こりやすいかを判定し、当該製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定した場合、当該作業についての標準作業時間の使用に関する警告を出力し、当該製品の所定の工程に割り当てられた作業者が、当該製品の当該工程の作業を初めて行う場合、当該作業者が当該製品の当該工程の作業を前回行ってからの経過時間が所定の閾値以上である場合、当該作業者が当該製品の当該工程の作業を最後に行った後に当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報の少なくとも一部が変更され、かつ、当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報のうち、変更された部分の変更規模の合計が所定の閾値以上である場合、当該作業者が当該製品の当該工程の作業を最後に行った後に当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報の少なくとも一部が変更され、かつ、当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報のうち、変更された部分の比率が所定の閾値以上である場合、当該製品に関する設計情報のうち、変更も使用もされたことがない部分の比率が所定の閾値以上である場合、当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがないが使用されたことがあり、かつ、前回使用されてからの経過時間が所定の閾値以上である部分の比率が所定の閾値以上である場合、当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがあって使用されたことがない部分の比率が所定の閾値以上である場合、当該製品に関する設計情報のうち、変更も使用もされたことがない部分の規模が所定の閾値以上である場合、当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがないが使用されたことがある部分の前回使用されてからの経過時間の合計が所定の閾値以上である場合、及び、当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがあって使用されたことがない部分の変更規模の合計が所定の閾値以上である場合、の少なくともいずれかの場合に、当該作業者による当該製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、製造現場等への作業指示を、3H製品・部品を考慮して行うことが可能になる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
本実施形態における作業指示支援システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態における作業実績テーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態における作業実績管理テーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態における製品マスタテーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態における設計情報テーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態における作業指示書テーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態における設計変更規模マスタテーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態における作業指示書変更規模マスタテーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態における閾値情報テーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態の作業指示支援装置が出力する閾値入力画面の一例を示す説明図である。 本実施形態における製品・工程・日別_能力・作業量管理テーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態における工程計画テーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態の作業指示支援装置が出力する工程計画実行・出力画面の一例を示す説明図である。 本実施形態の作業指示支援装置が出力する製品工程別_取纏未経験作業者_出力画面の一例を示す説明図である。 本実施形態の作業指示支援装置が出力する取纏者割付アラーム出力画面の一例を示す説明図である。 本実施形態の作業指示支援装置が出力する標準作業時間_使用警告アラーム出力画面の一例を示す説明図である。 本実施形態における作業者割付テーブルの一例を示す説明図である。 本実施形態の作業指示支援装置が出力する作業者割付画面の一例を示す説明図である。 本実施形態の作業指示支援装置における作業者別3H製品判定プログラムの処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の作業指示支援装置における作業者別3H製品判定プログラムの処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の作業指示支援装置における設計情報別3H製品判定プログラムの処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の作業指示支援装置における標準作業時間使用警告プログラムの処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の作業指示支援装置における取纏者必要判定プログラムの処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の作業指示支援装置における取纏者割付推奨プログラムの処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の作業指示支援装置における育成提案プログラムの処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における作業指示支援システムの構成例を示すブロック図である。
作業指示支援システム100は、取纏経験及び3H製品・部品を考慮して、作業者育成計画を含めた製造現場等への作業指示を支援するためのシステムである。なお、3Hとは、作業者が対象製品又は部品に対する作業を行う状況のうち、当該製品等の作業を初めて行う場合(「初めて」)、前回当該製品等の作業を行ってから長期間が経過している場合(「久しぶり」)、又は、当該製品等の設計もしくは作業手順等が変更されている場合(「変更」)など、作業に事故又はトラブルなどの支障が起こりやすい(したがって作業に時間がかかりやすい)状況を指している。作業指示支援システム100は、作業指示支援装置101、ネットワーク180、及び生産管理装置185を有する。
作業指示支援装置101は、記憶装置110、CPU(Central Processing Unit)150、RAM(Random Access Memory)155、入力装置165、出力装置170、通信インターフェース175、及び記録媒体読取装置190を有する。
記憶装置110は、作業指示を支援するために必要な情報を記憶する装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの装置である。記憶装置110は、フラッシュメモリなどを用いたSSD(Solid State Drive)であってもよい。記憶装置110は、テーブルとして、作業実績テーブル121、作業実績管理テーブル122、製品マスタテーブル123、設計情報テーブル124、作業指示書テーブル125、設計変更規模マスタテーブル126、作業指示書変更規模マスタテーブル131、閾値情報テーブル132、製品・工程・日別 能力・作業量管理テーブル133、工程計画テーブル134、及び作業者割付テーブル135を少なくとも有する。
また、記憶装置110は、プログラムとして、作業者別3H製品判定プログラム141、設計情報別3H製品判定プログラム142、標準作業時間使用警告プログラム143、取纏者必要判定プログラム144、取纏者割付推奨プログラム145、及び育成提案プログラム146を少なくとも有する。
CPU150は、プログラム実行などを行う演算装置である。
RAM155は、CPU150により実行されるプログラム、及び、プログラムの実行に必要なデータなどを格納するメモリである。
入力装置165は、3H製品の判定に必要な閾値情報を入力するための装置であり、例えば、キーボード、マウス及びマイクロフォンなどの装置である。
出力装置170は、製品工程別_取纏未経験作業者_出力画面などを出力する装置であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tub)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの装置、スピーカ、プリンタ等である。
記録媒体読取装置190は、可搬性を有する可搬型記憶媒体の情報を読み出す装置である。可搬型記憶媒体の例としては、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ、サーバ、LANなどの通信経路等を用いることができる。なお、記録媒体読取装置190は、作業指示支援装置101に内蔵されていても良いし、外付けされていても良い。
作業者別3H製品判定プログラム141、設計情報別3H製品判定プログラム142、標準作業時間使用警告プログラム143、取纏者必要判定プログラム144、取纏者割付推奨プログラム145、及び育成提案プログラム146は、プログラム140からRAM155に読み込まれ、CPU150によって実行されることによって、それぞれのプログラムの処理が実現される。
なお、実現される処理は、図19A、図19B、図20、図21、図22、図23及び図24に示されており、後述する。なお上記のプログラムとは、例えば、OS(Operating System)プログラム上で実行可能なアプリケーションプログラムである。
また、上記のプログラムは、例えば、通信インターフェース175を介して通信ネットワーク180から入力されたものをインストールしたものであってもよい。
生産管理装置185は、工程計画など製品の生産に必要な情報を管理する装置である。
なお、作業指示支援システム100の作業指示支援装置101及び生産管理装置185は、例えば情報処理装置などにおける1つの任意の装置で実現されてもよいし、複数の任意の装置で分散して実現されてもよい。
また、作業指示支援装置101及び生産管理装置185の一部又は全ては、回路等によりハードウェアとして実現されてもよい。
図2は、本実施形態における作業実績テーブル121の一例を示す説明図である。
図2の作業実績テーブル121は、作業実績を登録するためのテーブルであり、作業者ID210、作業者名220、製品230、工程240、取纏250、作業日260などから構成される。作業者・製品・工程ごとに、作業が完了されるたびに、1レコードずつ生成される。
作業者ID210及び作業者名220は、作業を行った作業者を識別する情報である。製品230及び工程240は、当該作業の対象の製品及び工程を識別する情報である。作業日260は、当該作業が行われた日を示す。取纏250は、当該作業者が当該作業の取纏者であるかを示す。図2の例では、取纏者であれば1、取纏者でなければ0が登録される。
図3は、本実施形態における作業実績管理テーブル122の一例を示す説明図である。
図3の作業実績管理テーブル122は、作業実績の管理をするためのテーブルであり、作業者ID310、作業者名320、製品330、工程340、取纏回数350、経験回数360、及び最終作業日370などから構成される。これは、図2の作業実績テーブル121を、作業者・製品・工程の組み合わせごとに集約したものである。具体的には、作業者ID310、作業者名320、製品330、工程340ごとに、取纏250の数を合計した値が取纏回数350に、レコード数を合計した値が経験回数360に、最新の作業日260が最終作業日370に、それぞれ格納される。
図4は、本実施形態における製品マスタテーブル123の一例を示す説明図である。
図4の製品マスタテーブル123は、製品名と製品のグループを対応付けるマスタテーブルであり、作番(頭3桁)410と、製品420などから構成される。ここで、作番とは、受注製品ごとの作業を管理する番号である。図4には、作番の先頭3桁と、製品名とを対応付けるマスタテーブルを示す。
図5は、本実施形態における設計情報テーブル124の一例を示す説明図である。
図5の設計情報テーブル124は、設計の図面に関する情報を登録したテーブルであり、作番510、図番520、前回使用日530、及び変更規模540などから構成される。図番520は、設計図面を識別する番号である。前回使用日530には、類似作番の設計図面を前回使用した日が登録される。変更規模540には、前回類似作番で使用した設計図面からの変更規模が登録される。
図6は、本実施形態における作業指示書テーブル125の一例を示す説明図である。
図6の作業指示書テーブル125は、作業指示書に関する情報を登録したテーブルであり、作番610、工程620、指示書No.630、作業内容640、作業変更規模650、及び前回変更日660などから構成される。指示書No.630は、作業指示書を識別する番号である。作業変更規模650には、前回行われた類似作番の作業指示内容からの変更規模が登録される。前回変更日660には、作業指示内容が変更された日が登録される。
図7は、本実施形態における設計変更規模マスタテーブル126の一例を示す説明図である。
図7の設計変更規模マスタテーブル126は、設計図面の変更規模ごとに得点をつけるマスタであり、製品710、設計変更規模720、及び点数730などから構成される。設計変更規模マスタテーブル126には、製品と、設計情報テーブル124の変更規模540に登録される小/中/大といった変更規模との組み合わせに対応する点数が記録される。
なお、本実施形態では設計情報の構成要素の一例として図面を挙げて、図面の変更規模等を評価しているが、図面以外の構成要素が設計情報に含まれる場合には、その構成要素の変更規模が評価されてもよい。
図8は、本実施形態における作業指示書変更規模マスタテーブル131の一例を示す説明図である。
図8の作業指示書変更規模マスタテーブル131は、作業指示書の変更規模ごとに得点をつけるマスタであり、製品810、設計変更規模820、及び点数830などから構成される。作業指示書変更規模マスタテーブル131には、製品と、作業指示書テーブル125の作業変更規模650に登録される小/中/大といった変更規模との組み合わせに対応する点数が記録される。
図9は、本実施形態における閾値情報テーブル132の一例を示す説明図である。
図9の閾値情報テーブル132は、3H製品及び取纏製品の判定に用いる閾値を登録するためのテーブルであり、製品910、作業実績久しぶり[日]920、設計久しぶり合計[ヵ月]931、設計久しぶり日数[日]932、設計久しぶり比率[%]933、設計変更点数合計[点]941、設計変更比率[%]942、設計初めて個数合計[個]951、設計初めて比率[%]952、作業指示変更点数合計[点]961、作業指示変更比率[%]962、取纏必要設計図面枚数[枚]971、及び取纏必要作業指示書枚数[枚]972、などから構成される。このテーブルに製品ごとに登録された値を基に、3H判定及び取纏者必要判定が行われる。これらの閾値を使った判定については後述する。
図10は、本実施形態の作業指示支援装置101が出力する閾値入力画面1000の一例を示す説明図である。
図10の閾値入力画面1000は、作業指示支援システム100の利用者による閾値の入力を受け付けるために、例えば作業指示支援装置101の出力装置170によって表示される画面である。閾値入力画面1000は、行追加ボタン1201、登録ボタン1202、及び閉じるボタン1203を含む。行追加ボタン1201が操作(例えばマウス又はタッチセンサを使用した押下)されると、後述する閾値入力用のテーブルに1行が追加される。登録ボタン1202が操作されると、閾値入力画面1000に入力された情報が図9の閾値情報テーブル132に登録される。閉じるボタン1203が操作されると、閾値入力画面1000が閉じる。
また、閾値入力画面1000には、閾値入力用のテーブルが表示される。このテーブルは、製品1010、作業実績久しぶり[日]1020、設計久しぶり合計[ヵ月]1031、設計久しぶり日数[日]1032、設計久しぶり比率[%]1033、設計変更点数合計[点]1041、設計変更比率[%]1042、設計初めて個数合計[個]1051、設計初めて比率[%]1052、作業指示変更点数合計[点]1061、作業指示変更比率[%]1062、取纏必要設計図面枚数[枚]1071、及び取纏必要作業指示書枚数[枚]1072、などの閾値の項目から構成される。これらは、図9の製品910~取纏必要作業指示書枚数[枚]972などに対応する。すなわち、図10の閾値入力画面1000を参照した利用者が、入力装置165を操作して入力したそれぞれの項目の閾値が、それぞれ、閾値情報テーブル132の対応するフィールドに登録される。
図11は、本実施形態における製品・工程・日別_能力・作業量管理テーブル133の一例を示す説明図である。
図11の製品・工程・日別_能力・作業量管理テーブル133は、製品・工程・日別の能力人員(人日)、及び作業量(人日)を管理するテーブルであり、製品1110、工程1120、日付1130、能力[人]1140、及び作業量[人]1150、などから構成される。能力[人]は、製品・工程・日付ごとの作業可能な作業者の人数であり、作業量[人]は、製品・工程・日付ごとの必要な作業者の人数である。これらの情報は生産管理装置185から送信され、製品・工程・日別_能力・作業量管理テーブル133に登録される。
図12は、本実施形態における工程計画テーブル134の一例を示す説明図である。
図12の工程計画テーブル134は工程計画を登録するテーブルであり、作番1210、工程A1220、及び工程B1230などから構成される。工程計画テーブル134には、作番ごとに、各工程(例えば工程A、工程Bなど)が完了する日付が示されている。これらの情報は生産管理装置185から送信され、工程計画テーブル134に登録される。
図13は、本実施形態の作業指示支援装置101が出力する工程計画実行・出力画面1300の一例を示す説明図である。
図13の工程計画実行・出力画面1300は、工程計画を実行してその結果を出力するために表示される画面であり、実行ボタン1310、登録ボタン1320、及び閉じるボタン1330などから構成される。実行ボタン1310が操作されると、工程計画シミュレーションが実行され、作番1340、工程A1350、工程B1360などの情報が出力される。登録ボタン1320が操作されると、作番1340、工程A1350、工程B1360などの情報が図12の工程計画テーブル134に登録される。閉じるボタン1330が操作されると、工程計画実行・出力画面1300が閉じる。なお、工程計画シミュレーションは生産管理装置185で実行され、その結果がネットワーク180を通じて送信され、その結果に基づいて出力装置170上に工程計画実行・出力画面1300が出力される。
図14は、本実施形態の作業指示支援装置101が出力する製品工程別_取纏未経験作業者_出力画面1400の一例を示す説明図である。
図14の製品工程別_取纏未経験作業者_出力画面1400は、製品工程別の取纏未経験作業者を出力する画面であり、メッセージ表示部1410、製品・工程・日付余裕作業量表示部1440、及び製品・工程別取纏未経験作業者表示部1470などから構成される。
メッセージ表示部1410には、製品・工程・日付余裕作業量表示部1440及び製品・工程別取纏未経験作業者表示部1470に表示される内容に対応するメッセージが表示される。例えば、いずれかの製品、工程及び日付について能力に対して作業量の余裕があると判定されたこと、取纏未経験の作業者の教育を提案することなどのメッセージが表示される。
製品・工程・日付余裕作業量表示部1440は、製品1420、工程1425、日付1430、及び余裕作業量[人]1435、などから構成される。余裕作業量[人]1435は、製品・工程・日付の組み合わせごとに、余裕のある作業量を示す。余裕のある作業量は、製品・工程・日別_能力・作業量管理テーブル133の能力[人]1140から作業量[人]1150を減算することで得られる。
製品・工程別取纏未経験作業者表示部1470は、製品1450、工程1455、作業者ID1460、及び作業者名1465、などから構成される。製品1450によって識別される製品の、工程1455によって識別される工程の取り纏めを経験したことがない作業者のID及び名前が作業者ID1460及び作業者名1465に登録される。
図15は、本実施形態の作業指示支援装置101が出力する取纏者割付アラーム出力画面1500の一例を示す説明図である。
図15の取纏者割付アラーム出力画面1500は、取纏者の割付アラームを出力する画面であり、メッセージ表示部1510、などから構成される。メッセージ表示部1510には、後述する処理(図23等参照)によって生成されたメッセージが表示される。
図16は、本実施形態の作業指示支援装置101が出力する標準作業時間_使用警告アラーム出力画面1600の一例を示す説明図である。
図16の標準作業時間_使用警告アラーム出力画面1600は、標準作業時間の使用を警告するアラームの出力画面であり、メッセージ表示部1610、などから構成される。メッセージ表示部1610には、後述する処理(図21等参照)によって生成されたメッセージが表示される。
メッセージ表示部1610には、例えば、警告の対象の作業を識別する情報、その警告の理由を示す情報、対象の作業に関して標準作業時間を使用しないことを推奨する情報等が含まれる。警告の対象の作業を識別する情報は、例えば、作番又は製品名等であってもよいし、対象の工程が特定されている場合にはその工程を識別する情報を含んでもよい。警告の理由を示す情報は、例えば、後述する閾値情報を用いた判定(図19A~図20等)に基づいて特定された、対象の作業が3Hの「初めて」「久しぶり」又は「変更」のいずれに該当するかを示す情報を含んでもよいし、それらに該当する作業者が特定された場合にはその作業者を識別する情報を含んでもよい。
図17は、本実施形態における作業者割付テーブル135の一例を示す説明図である。
図17の作業者割付テーブル135は、作業者の割付結果を登録するテーブルであり、作業者ID1710、作業者名1720、作番1730、工程1740、開始日時1750、及び終了日時1760、などから構成される。作番1730及び工程1740は、作業者ID1710及び作業者名1720によって識別される作業者に割り付けられた作業を識別する情報であり、開始日時1750及び終了日時1760は、割り付けられた作業の開始日時及び終了日時を示す。これらの情報は、後述する作業者割付画面1800を介して登録される。
図18は、本実施形態の作業指示支援装置101が出力する作業者割付画面1800の一例を示す説明図である。
図18の作業者割付画面1800は、作業者の割付を行うために表示される画面であり、作業者名1810、取纏フラグ1820、日時1830、表示部1840、行追加ボタン1850、登録ボタン1860、及び閉じるボタン1870などから構成される。
取纏フラグ1820は、作業者が取纏者として割り付けられた場合に1、そうでない場合に0となる。日時1830には、作業が行われる期間を含む所定の期間が表示される。表示部1840には、作業者が作業を割り付けられた期間が表示される。例えば、表示部1840には、日時1830に対応して、作業者が割り付けられた期間(例えば開始日時から終了日時まで)を示すガントチャートが表示され、さらに、割り付けられた作業を識別する作番及び工程名等が表示されてもよい。
行追加ボタン1850が操作されると、作業者割付画面1800に1行が追加される。登録ボタン1860が操作されると、その時点の作業者割付画面1800の情報が作業者割付テーブル135に登録される。閉じるボタン1870が操作されると、作業者割付画面1800が閉じる。
例えば、生産管理装置185が工程計画シミュレーションを行った結果を作業指示支援システム100の利用者が参照して、その結果に従って各工程に各作業者を割り付けてもよい。その場合は、利用者が作業者割付画面1800を参照して、入力装置165を操作して割り付けを実行する。あるいは、工程計画シミュレーションによって各工程への各作業者への割り付けまでが実行されてもよい。
図19A及び図19Bは、本実施形態の作業指示支援装置101における作業者別3H製品判定プログラム141の処理の一例を示すフローチャートである。
この処理は、作業の対象が作業者にとって3H製品か否かを判定するために、CPU150が作業者別3H製品判定プログラム141に従って実行する。
CPU150は、作業実績管理テーブル122、作業者割付テーブル135、閾値情報テーブル132、製品マスタテーブル123、作業指示書テーブル125及び作業指示書変更規模マスタテーブル131を読み込む(S1900)。
CPU150は、作業者の数だけS1905~S1990を繰り返す。整数nをn=1として初期化する(S1910)。
CPU150は、作業者割付テーブル135で、nレコード目の作業者について、作番1730・工程1740・開始日時1750及び終了日時1760を取得する(S1915)。また、CPU150は、製品マスタテーブル123を参照し、上記の取得した作番に対応する製品420を取得する(S1920)。
CPU150は、作業実績管理テーブル122を参照し、S1915で取得されたnレコード目に対応する当該作業者・製品及び工程の最終作業日370を取得可能か判定する(S1925)。
nレコード目に対応する当該作業者・製品・工程の最終作業日370を取得可能でない場合(S1925:No)、当該作業者は当該製品及び工程の作業をまだ行ったことがない。すなわち、当該作業者にとって、当該製品及び工程の作業はいわゆる3Hのうち「初めて」に該当すると判定される。このため、CPU150は、当該作業者を識別する作業者名と、当該作業に対応する作番と、「初めて」という情報と、をRAM155又は記憶装置110等に記憶し(S1940)、当該作業者名・製品・工程・終了日時の日付を作業実績テーブル121に登録する(S1945)。その後、CPU150は、nに1を加え(S1985)、全ての作業者について終了するまでS1905~S1990を繰り返す。
nレコード目に対応する当該作業者・製品・工程の最終作業日370を取得可能な場合(S1925:Yes)、CPU150は、開始日時1750と最終作業日370の差分Dを計算する(S1930)。
CPU150は、差分Dが閾値情報テーブル132の「作業実績久しぶり[日]920」以上か判定する(S1935)。差分Dが「作業実績久しぶり[日]920」以上の場合(S1935:Yes)、当該作業者にとって、当該製品及び工程の作業はいわゆる3Hのうち「久しぶり」に該当すると判定される。このため、CPU150は、当該作業者名、作番及び「久しぶり」という情報を記憶し(S1950)、S1955に進む。一方、差分Dが「作業実績久しぶり[日]920」以上でない場合(S1935:No)、S1955に進む。
CPU150は、作業指示書テーブル125を参照し、当該作番・工程の前回変更日660を取得可能か判定する(S1955)。当該作番・工程の前回変更日を取得可能でない場合(S1955:No)、当該作番・工程に対応する作業指示書はまだ変更されたことがない。この場合、CPU150は、nに1を加え(S1985)、全ての作業者について終了するまでS1905~S1990を繰り返す。
当該作番・工程の前回変更日を取得可能な場合(S1955:Yes)、当該作番・工程に対応する作業指示書は過去に変更されたことがある。この場合、CPU150は、当該作業者・製品・工程の最終作業日370と前回変更日660との差分を計算する(S1960)。
CPU150は、最終作業日370より前回変更日660が新しいか判定する(S1965)。前回変更日660が新しくない場合(S1965:No)、当該作業者は、作業指示書が変更された後で、少なくとも1回は当該作業指示書に基づく作業を行ったことがある。この場合、CPU150は、nに1を加え(S1985)、全ての作業者について終了するまでS1905~S1990を繰り返す。
前回変更日が新しい場合(S1965:Yes)、当該作業者は、作業指示書が変更された後で、当該作業指示書に基づく作業を行ったことがない。この場合、CPU150は、作業指示書変更規模マスタテーブル131を参照し、当該作番・工程の、作業変更規模650の値に対応する点数730の合計である合計得点Sを計算する。また、CPU150は、作業指示書テーブル125の、当該作番・工程に対応する全レコード数Tと、それらのレコードのうち、作業変更規模が空白でないレコード数Uとの比率P=U/Tを計算する(S1970)。
CPU150は、合計得点Sが閾値情報テーブル132の「作業指示変更点数合計[点]961」より大きい、又は、比率Pが閾値情報テーブル132の「作業指示変更比率[%]962」より大きいか判定する(S1975)。合計得点Sが「作業指示変更点数合計[点]961」より大きい、又は、比率Pが「作業指示変更比率[%]962」より大きい場合(S1975:Yes)、当該作業者による当該製品及び工程の作業は、3Hの「変更」に該当すると判定される。この場合、CPU150は、当該作業者名、作番及び「変更」という情報を記憶する(S1980)。その後、CPU150は、nに1を加え(S1985)、全ての作業者について終了するまでS1905~S1990を繰り返す。
一方、合計得点Sが「作業指示変更点数合計[点]961」より大きくなく、かつ、比率Pが「作業指示変更比率[%]962」より大きくない場合(S1975:No)、CPU150は、nに1を加え(S1985)、全ての作業者について終了するまでS1905~S1990を繰り返す。
図20は、本実施形態の作業指示支援装置101における設計情報別3H製品判定プログラム142の処理の一例を示すフローチャートである。
この処理は、設計情報(図面)が3Hに該当するか判定するために、CPU150が設計情報別3H製品判定プログラム142に従って実行する。
CPU150は、工程計画テーブル134、閾値情報テーブル132、製品マスタテーブル123、設計情報テーブル124及び設計変更規模マスタテーブル126を読み込む(S2010)。
CPU150は、作番の数だけ、S2015~S2085を繰り返す。CPU150は、整数nをn=1として初期化する(S2020)。
CPU150は、工程計画テーブル134を参照し、nレコード目について、作番1210と、工程A1220等に登録された各工程の日付と、を取得する(S2030)。
CPU150は、製品マスタテーブル123を参照し、S2030で取得されたnレコード目の作番に対応する製品420を取得する(S2040)。
CPU150は、設計情報テーブル124を参照し、作番510がS2030で取得された当該作番であるレコードの数R、それらのR個のレコードのうち前回使用日503及び変更規模540がともに空白のレコードの数F、R個のレコードのうち前回使用日530が空白でなく、変更規模540が空白で、かつ、前回使用日530と本フロー実行日との差が設計久しぶり日数[日]932以上のレコードの数L、及び、R個のレコードのうち前回使用日530が空白で、かつ、変更規模540が空白でないレコードの数Cを求める(S2050)。
CPU150は、設計情報テーブル124を参照し、当該作番について、前回使用日530が空白でなく、かつ、変更規模540が空白のレコードについては、工程計画テーブル134の日付と前回使用日530との差分を、該当するレコード全てに対して計算し、その合計Vを求める。前回使用日530が空白で、かつ、変更規模540が空白でないレコードについては、CPU150は、設計変更規模マスタテーブル126を参照して、それらのレコードの変更規模540の値に対応する点数730の合計である合計得点Wを求める(S2060)。
すなわち、Rは、当該作番に対応する設計情報に含まれる図面の数である。Fは、R個の図面のうち変更も使用もされたことがない図面の数である。Lは、R個の図面のうち変更されたことがないが使用されたことがあり、かつ、前回に使用されてから所定の日数以上が経過している図面の数である。Cは、R個の図面のうち、変更されたことがあってまだ使用されたことがない図面の数である。Vは、R個の図面のうち、変更されたことがないが使用されたことがある図面の、前回使用されてからの経過日数の合計値である。Wは、上記のC個の図面の、変更規模を示す値の合計値である。
CPU150は、上記のR、F、L、C、V、Wと、閾値情報テーブル132に登録された閾値と、に基づいて、当該作番に対応する作業が3Hの「初めて」「久しぶり」「変更」のいずれかに該当するかを判定して、その結果を記憶する(S2070)。
具体的には、F/Rが閾値情報テーブルの「設計初めて比率[%]952」以上であれば、当該作番に対応する作業が「初めて」に該当すると判定される。この場合、CPU150は、当該作番と「初めて」という情報を記憶する。
L/Rが閾値情報テーブルの「設計久しぶり比率[%]933」以上であれば、当該作番に対応する作業が「久しぶり」に該当すると判定される。この場合、CPU150は、当該作番と「久しぶり」という情報を記憶する。
C/Rが閾値情報テーブルの「設計変更比率[%]942」以上であれば、当該作番に対応する作業が「変更」に該当すると判定される。この場合、CPU150は、当該作番と「変更」という情報を記憶する。
Fが閾値情報テーブルの「設計初めて個数合計[個]951」以上であれば、当該作番に対応する作業が「初めて」に該当すると判定される。この場合、CPU150は、当該作番と「初めて」という情報を記憶する。
Vが閾値情報テーブルの「設計久しぶり合計[カ月]931」以上であれば、当該作番に対応する作業が「久しぶり」に該当すると判定される。この場合、CPU150は、当該作番と「久しぶり」という情報を記憶する。
Wが閾値情報テーブルの「設計変更点数合計[点]941」以上であれば、当該作番に対応する作業が「変更」に該当すると判定される。この場合、CPU150は、当該作番と「変更」という情報を記憶する。
CPU150は、nに1を加え(S2080)、全ての作番について終了するまでS2015~S2085を繰り返す。
図21は、本実施形態の作業指示支援装置101における標準作業時間使用警告プログラム143の処理の一例を示すフローチャートである。
この処理は、標準作業時間の使用警告アラームを出力するために、CPU150が標準作業時間使用警告プログラム143に従って実行する。
CPU150は、作業者別3H製品判定プログラム141及び設計情報別3H製品判定プログラム142を実行し、その結果として1つ以上の情報が記憶されているか判定する(S2110)。1つ以上の情報が記憶されている場合(S2110:Yes)、記憶された作番・作業者名・「初めて」、作番・作業者名・「久しぶり」、作番・作業者名・「変更」、作番・「初めて」、作番・「久しぶり」、作番・「変更」、の情報を、出力装置170を介して標準作業時間_使用警告アラーム出力画面1600に出力し(S2120)、本フローを終了する。
1つも情報が記憶されていない場合(S2110:No)、S2120を実行せずに本フローを終了する。
なお、標準作業時間使用警告プログラム143は、工程計画実行・出力画面1300を介して工程計画を実行する時点(例えば大日程計画、中日程計画生成時など)、作業者割付画面1800を介して作業者を割り付ける時点(例えば小日程計画生成時など)に逐次実行されてもよいし、図5の設計情報テーブル124又は図6の作業指示書テーブル125が登録されるたびに実行されてもよいし、日又は週ごとなど定期的に実行されてもよい。
図22は、本実施形態の作業指示支援装置101における取纏者必要判定プログラム144の処理の一例を示すフローチャートである。
この処理は、取纏者が必要か否か判定するために、CPU150が取纏者必要判定プログラム144に従って実行する。
CPU150は、作業指示書テーブル125、閾値情報テーブル132及び設計情報テーブル124を読み込む(S2210)。
CPU150は、作番及び工程の組み合わせの数だけS2220~S2250を繰り返す。
CPU150は、作業指示書テーブル125を参照して、同一作番・工程の作業指示書の枚数Jを計算する(S2230)。
CPU150は、Jが閾値情報テーブル132の「取纏必要作業指示書枚数[枚]972」以上であれば、当該作番・工程、「取纏必要作業指示書枚数[枚]972」、J、及び「取纏必要」という情報を、記憶する(S2240)。
CPU150は、作番及び工程の組み合わせの数のS2220~S2250の繰り返しが終了したら、次に、作番の数だけS2260~S2290を繰り返す。
CPU150は、設計情報テーブル124を参照して、同一作番の図番の枚数Kを計算する(S2270)。
CPU150は、Kが閾値情報テーブル132の「取纏必要設計図面枚数[枚]971」以上であれば、当該作番、「取纏必要設計図面枚数[枚]」、K、及び「取纏必要」という情報を、記憶する(S2280)。
CPU150は、作番の数だけS2260~S2290を繰り返す。
図23は、本実施形態の作業指示支援装置101における取纏者割付推奨プログラム145の処理の一例を示すフローチャートである。
この処理は、取纏者の割付を推奨するアラームを出力するために、CPU150が取纏者割付推奨プログラム145に従って実行する。
CPU150は、取纏者必要判定プログラム144を実行し、その結果として1つ以上の情報が記憶されているか判定する(S2310)。
1つ以上の情報が記憶されている場合(S2310:Yes)、CPU150は、記憶された、作番・工程・「取纏必要」または作番・「取纏必要」の情報を、出力装置170を介して取纏者割付アラーム出力画面1500に出力し(S2320)、本フローを終了する。
1つも情報が記憶されていない場合(S2310:No)、S2320を実行せずに本フローを終了する。
取纏者割付推奨プログラム145は、作業者割付画面1800を介して作業者を割り付ける時点(例えば小日程計画生成時など)に逐次実行されてもよいし、図5の設計情報テーブル124又は図6の作業指示書テーブル125が登録されるたびに実行されてもよいし、日又は週ごとなど定期的に実行されてもよい。
図24は、本実施形態の作業指示支援装置101における育成提案プログラム146の処理の一例を示すフローチャートである。
この処理は、作業者の取纏スキルの育成を提案するために、CPU150が育成提案プログラム146に従って実行する。
CPU150は、製品・工程・日別_能力・作業量管理テーブル133及び作業実績管理テーブル122を読み込む(S2410)。
CPU150は、製品・工程・日付のグループ(g)ごとに、能力[人]1140から作業量[人]1150を差し引いた値Xを計算し、Xが2以上であるgについて、製品・工程・日付・Xを記憶する(S2420)。
なお、この例では、製品・工程・日付・Xを記憶する条件を、Xが2以上であることとしたが、この条件は一例であり、Xが1以上である限り(すなわち能力[人]1140が作業量[人]1150より大きい限り)、確保すべき作業者の余裕を考慮したうえで、任意の値を設定することができる。
CPU150は、作業実績管理テーブル122を参照し、グループgに該当する製品・工程ごとに、取纏回数350が0の作業者ID310及び作業者名320を記憶する(S2430)。
CPU150は、出力装置170を介して製品工程別_取纏未経験作業者_出力画面1400を出力する(S2440)。このとき、S2420で記憶された製品・工程・日付・Xが、それぞれ、製品・工程・日付余裕作業量表示部1440の製品1420、工程1425、日付1430、余裕作業量[人]1435に表示される。また、S2430で記憶されたグループgに該当する製品・工程ごとの作業者ID310及び作業者名320が、製品・工程別取纏未経験作業者表示部1470の製品1450、工程1455、作業者ID1460及び作業者名1465に表示される。
育成提案プログラム146は、工程計画実行・出力画面1300を介して工程計画を実行する時点(例えば大日程計画、中日程計画生成時など)に実行されてもよいし、図5の設計情報テーブル124又は図6の作業指示書テーブル125が登録されるたびに実行されてもよいし、日又は週ごとなど定期的に実行されてもよい。
上述の実施例によって、作業者育成計画を含めた製造現場等への作業指示を、取纏経験及び3H製品・部品を考慮して行うことが可能になる。
なお上述の実施例に記載の「製品」を、複数の製品を纏めてグループ化した「製品群」と読み替えても良い。
こうした実施形態によれば、作業者育成計画を含めた製造現場等への作業指示を、取纏経験及び3H製品・部品を考慮して行うことが可能になる。
すなわち、本発明によれば、作業者育成計画を含めた製造現場等への作業指示を、取纏経験や3H製品・部品を考慮して行うことが可能になる。
以上に説明した本発明の態様の代表的な例をまとめると次の通りとなる。すなわち、プロセッサ(例えばCPU150)と、プロセッサに接続される記憶装置(例えば記憶装置110又はRAM155)と、を有する作業指示支援システムであって、記憶装置は、各作業者の作業実績情報(例えば作業実績テーブル121又は作業実績管理テーブル122)、製品の設計情報(例えば設計情報テーブル)、作業指示情報(例えば作業指示書テーブル125)、及び、作業に支障が起こりやすい状況を判定するための閾値情報(例えば閾値情報テーブル132)を保持し、プロセッサは、作業実績情報、設計情報及び作業指示情報の少なくともいずれかと、閾値情報とに基づいて、対象の製品に関する作業に支障が起こりやすいか(例えば、いわゆる3Hの「初めて」「久しぶり」「変更」のいずれかに該当するか)を判定し(例えばS1925、S1940、S1935、S1950、S1975、S1980、S2070)、当該製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定した場合、当該作業についての標準作業時間の使用に関する警告(例えば標準作業時間_使用警告アラーム出力画面1600の情報)を出力してもよい(例えばS2110:Yes、S2120)。
これによって、製造現場等への作業指示を、3H製品等を考慮して行うことが可能になる。
ここで、プロセッサは、当該製品の所定の工程に割り当てられた作業者が、当該製品の当該工程の作業を初めて行う場合(例えばS1925:No)、当該作業者が当該製品の当該工程の作業を前回行ってからの経過時間(例えばD)が所定の閾値以上である場合(例えばS1935:Yes)、当該作業者が当該製品の当該工程の作業を最後に行った後に当該製品の当該工程に関する作業指示情報の少なくとも一部が変更され、かつ、当該製品の当該工程に関する作業指示情報のうち、変更された部分の変更規模の合計(例えばS)が所定の閾値以上である場合(例えばS1975:Yes)、当該作業者が当該製品の当該工程の作業を最後に行った後に当該製品の当該工程に関する作業指示情報の少なくとも一部が変更され、かつ、当該製品の当該工程に関する作業指示情報のうち、変更された部分の比率(例えばP)が所定の閾値以上である場合(例えばS1975:Yes)、当該製品に関する設計情報のうち、変更も使用もされたことがない部分(例えば設計図面)の比率が所定の閾値以上である場合(例えばS2070においてF/Rが設計初めて比率[%]以上であると判定される場合)、当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがないが使用されたことがあり、かつ、前回使用されてからの経過時間が所定の閾値以上である部分の比率が所定の閾値以上である場合(例えばS2070においてL/Rが設計久しぶり比率[%]以上であると判定される場合)、当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがあって使用されたことがない部分の比率が所定の閾値以上である場合(例えばS2070においてC/Rが設計変更比率[%]以上であると判定される場合)、当該製品に関する設計情報のうち、変更も使用もされたことがない部分の規模が所定の閾値以上である場合(例えばS2070においてFが設計初めて個数合計[個]以上であると判定される場合)、当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがないが使用されたことがある部分の前回使用されてからの経過時間の合計が所定の閾値以上である場合(例えばS2070においてVが設計久しぶり合計[カ月]以上である場合)、及び、当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがあって使用されたことがない部分の変更規模の合計が所定の閾値以上である場合(例えばS2070においてWが設計変更点数合計[点]以上であると判定される場合)、の少なくともいずれかの場合に、当該作業者による当該製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定してもよい。
これによって、作業者ごと、又は、製品の設計情報ごとに、3H製品等に該当するかが適切に判定される。
また、プロセッサに接続される入力装置(例えば入力装置165)及び出力装置(例えば出力装置170)をさらに有し、出力装置は、閾値情報に含まれる複数の閾値の項目を表示し(例えば閾値入力画面1000)、プロセッサは、入力装置を介して複数の項目の閾値が入力されると、入力された閾値を閾値情報として記憶装置に格納し、出力装置は、当該製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定された場合、当該作業に関して標準作業時間を使用しないことを推奨する情報と、当該作業を識別する情報と、閾値情報を用いた判定の結果に基づく警告の理由とを含む画面(例えば標準作業時間_使用警告アラーム出力画面1600)を表示してもよい(例えばS2120)。
これによって、標準作業時間の使用に対する警告を、その理由も含めて、製造現場等に伝えることができる。
また、プロセッサは、いずれかの製品及び工程に関する作業指示情報の量が所定の閾値以上である場合(例えばS2240においてJが取纏必要作業指示書枚数[枚]以上である場合)、及び、いずれかの製品に関する設計情報の量が所定の閾値以上である場合(例えばS2280においてKが取纏必要設計図面枚数[枚]以上である場合)、の少なくともいずれかの場合に、取纏者の割り付けを推奨する情報を出力してもよい(例えばS2310:Yes、S2320)。
これによって、取纏者の必要性を適切に判定して作業現場に指示をすることができる。
また、記憶装置は、製品、工程及び日付ごとの作業可能な作業者の数及び必要な作業者の数を示す能力・作業量管理情報(例えば製品・工程・日別_能力・作業量管理テーブル133)をさらに保持し、
作業実績情報は、各作業者が、製品及び工程ごとの作業を取纏者として経験したかを示す情報(例えば取纏250又は取纏回数350)を含み、
プロセッサは、いずれかの日の、いずれかの製品及び工程に対応する作業可能な作業者の数が、必要な作業者の数より多く、かつ、両者の差が所定の値以上である場合(例えばS2420においてXが2以上である場合)に、当該製品及び当該工程の作業を取纏者として経験していない作業者を識別する情報を出力してもよい(例えばS2430、S2440)。
これによって、作業者育成計画を含めた製造現場等への作業指示を、取纏経験を考慮して行うことが可能になる。
また、作業指示支援システムは、工程計画のシミュレーションを実行することによって、製品、工程及び日付ごとの作業可能な作業者の数及び必要な作業者の数を算出する生産管理部(例えば生産管理装置185)をさらに有し、記憶装置は、生産管理部によって算出された製品、工程及び日付ごとの作業可能な作業者の数及び必要な作業者の数を示す能力・作業量管理情報(例えば製品・工程・日別_能力・作業量管理テーブル133)をさらに保持し、プロセッサは、能力・作業量管理情報に基づいて各製品及び各工程に割り付けられた作業者について、対象の製品に関する作業に支障が起こりやすいかの判定を行ってもよい。
これによって、生成された工程計画に沿った製造現場等への作業指示を、3H製品等を考慮して行うことが可能になる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100:作業指示支援システム、101:作業指示支援装置、110:記憶装置、121:作業実績テーブル、122:作業実績管理テーブル、123:製品マスタテーブル、124:設計情報テーブル、125:作業指示書テーブル、126:設計変更規模マスタテーブル、131:作業指示書変更規模マスタテーブル、132:閾値情報テーブル、133:製品・工程・日別 能力・作業量管理テーブル、134:工程計画テーブル、135:作業者割付テーブル、141:作業者別3H製品判定プログラム、142:設計情報別3H製品判定プログラム、143:標準作業時間使用警告プログラム、144:取纏者必要判定プログラム、145:取纏者割付推奨プログラム、146:育成提案プログラム

Claims (10)

  1. プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する作業指示支援システムであって、
    前記記憶装置は、各作業者の作業実績情報、製品の設計情報、作業指示情報、及び、作業に支障が起こりやすい状況を判定するための閾値情報を保持し、
    前記プロセッサは、
    前記作業実績情報、前記設計情報及び前記作業指示情報の少なくともいずれかと、前記閾値情報とに基づいて、対象の製品に関する作業に支障が起こりやすいかを判定し、
    当該製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定した場合、当該作業についての標準作業時間の使用に関する警告を出力し、
    当該製品の所定の工程に割り当てられた作業者が、当該製品の当該工程の作業を初めて行う場合、
    当該作業者が当該製品の当該工程の作業を前回行ってからの経過時間が所定の閾値以上である場合、
    当該作業者が当該製品の当該工程の作業を最後に行った後に当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報の少なくとも一部が変更され、かつ、当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報のうち、変更された部分の変更規模の合計が所定の閾値以上である場合、
    当該作業者が当該製品の当該工程の作業を最後に行った後に当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報の少なくとも一部が変更され、かつ、当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報のうち、変更された部分の比率が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更も使用もされたことがない部分の比率が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがないが使用されたことがあり、かつ、前回使用されてからの経過時間が所定の閾値以上である部分の比率が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがあって使用されたことがない部分の比率が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更も使用もされたことがない部分の規模が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがないが使用されたことがある部分の前回使用されてからの経過時間の合計が所定の閾値以上である場合、及び、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがあって使用されたことがない部分の変更規模の合計が所定の閾値以上である場合、の少なくともいずれかの場合に、当該作業者による当該製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定することを特徴とする作業指示支援システム。
  2. 請求項1に記載の作業指示支援システムであって、
    前記プロセッサに接続される入力装置及び出力装置をさらに有し、
    前記出力装置は、前記閾値情報に含まれる複数の閾値の項目を表示し、
    前記プロセッサは、前記入力装置を介して前記複数の項目の閾値が入力されると、前記入力された閾値を前記閾値情報として前記記憶装置に格納し、
    前記出力装置は、いずれかの製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定された場合、当該作業に関して標準作業時間を使用しないことを推奨する情報と、当該作業を識別する情報と、前記閾値情報を用いた判定の結果に基づく前記警告の理由とを含む画面を表示することを特徴とする作業指示支援システム。
  3. 請求項1に記載の作業指示支援システムであって、
    前記プロセッサは、
    いずれかの製品及び工程に関する前記作業指示情報の量が所定の閾値以上である場合、及び、
    いずれかの製品に関する前記設計情報の量が所定の閾値以上である場合、の少なくともいずれかの場合に、取纏者の割り付けを推奨する情報を出力することを特徴とする作業指示支援システム。
  4. 請求項1に記載の作業指示支援システムであって、
    前記記憶装置は、製品、工程及び日付ごとの作業可能な作業者の数及び必要な作業者の数を示す能力・作業量管理情報をさらに保持し、
    前記作業実績情報は、前記各作業者が、製品及び工程ごとの作業を取纏者として経験したかを示す情報を含み、
    前記プロセッサは、いずれかの日の、いずれかの製品及び工程に対応する作業可能な作業者の数が、必要な作業者の数より多く、かつ、両者の差が所定の値以上である場合に、当該製品及び当該工程の作業を取纏者として経験していない作業者を識別する情報を出力することを特徴とする作業指示支援システム。
  5. 請求項1に記載の作業指示支援システムであって、
    工程計画のシミュレーションを実行することによって、製品、工程及び日付ごとの作業可能な作業者の数及び必要な作業者の数を算出する生産管理部をさらに有し、
    前記記憶装置は、前記生産管理部によって算出された製品、工程及び日付ごとの作業可能な作業者の数及び必要な作業者の数を示す能力・作業量管理情報をさらに保持し、
    前記プロセッサは、前記能力・作業量管理情報に基づいて各製品及び各工程に割り付けられた作業者について、対象の製品に関する作業に支障が起こりやすいかの判定を行うことを特徴とする作業指示支援システム。
  6. プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する計算機システムが実行する作業指示支援方法であって、
    前記記憶装置は、各作業者の作業実績情報、製品の設計情報、作業指示情報、及び、作業に支障が起こりやすい状況を判定するための閾値情報を保持し、
    前記作業指示支援方法は、
    前記プロセッサが、前記作業実績情報、前記設計情報及び前記作業指示情報の少なくともいずれかと、前記閾値情報とに基づいて、対象の製品に関する作業に支障が起こりやすいかを判定する第1手順と、
    前記プロセッサが、当該製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定した場合、当該作業についての標準作業時間の使用に関する警告を出力する第2手順と、を含み、
    前記第1手順において、前記プロセッサは、
    当該製品の所定の工程に割り当てられた作業者が、当該製品の当該工程の作業を初めて行う場合、
    当該作業者が当該製品の当該工程の作業を前回行ってからの経過時間が所定の閾値以上である場合、
    当該作業者が当該製品の当該工程の作業を最後に行った後に当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報の少なくとも一部が変更され、かつ、当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報のうち、変更された部分の変更規模の合計が所定の閾値以上である場合、
    当該作業者が当該製品の当該工程の作業を最後に行った後に当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報の少なくとも一部が変更され、かつ、当該製品の当該工程に関する前記作業指示情報のうち、変更された部分の比率が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更も使用もされたことがない部分の比率が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがないが使用されたことがあり、かつ、前回使用されてからの経過時間が所定の閾値以上である部分の比率が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがあって使用されたことがない部分の比率が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更も使用もされたことがない部分の規模が所定の閾値以上である場合、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがないが使用されたことがある部分の前回使用されてからの経過時間の合計が所定の閾値以上である場合、及び、
    当該製品に関する設計情報のうち、変更されたことがあって使用されたことがない部分の変更規模の合計が所定の閾値以上である場合、の少なくともいずれかの場合に、当該作業者による当該製品に関する作業に支障が起こりやすいと判定することを特徴とする作業指示支援方法。
  7. 請求項6に記載の作業指示支援方法であって、
    前記計算機システムは、前記プロセッサに接続される入力装置及び出力装置をさらに有し、
    前記作業指示支援方法は、
    前記出力装置が、前記閾値情報に含まれる複数の閾値の項目を表示する手順と、
    前記入力装置を介して前記複数の項目の閾値が入力されると、前記プロセッサが、前記入力された閾値を前記閾値情報として前記記憶装置に格納する手順と、をさらに含み、
    前記第2手順は、前記出力装置が、当該作業に関して標準作業時間を使用しないことを推奨する情報と、当該作業を識別する情報と、前記閾値情報を用いた判定の結果に基づく前記警告の理由とを含む画面を表示する手順を含むことを特徴とする作業指示支援方法。
  8. 請求項6に記載の作業指示支援方法であって、
    前記プロセッサが、いずれかの製品及び工程に関する前記作業指示情報の量が所定の閾値以上である場合、及び、いずれかの製品に関する前記設計情報の量が所定の閾値以上である場合、の少なくともいずれかの場合に、取纏者の割り付けを推奨する情報を出力する手順をさらに含むことを特徴とする作業指示支援方法。
  9. 請求項6に記載の作業指示支援方法であって、
    前記記憶装置は、製品、工程及び日付ごとの作業可能な作業者の数及び必要な作業者の数を示す能力・作業量管理情報をさらに保持し、
    前記作業実績情報は、前記各作業者が、製品及び工程ごとの作業を取纏者として経験したかを示す情報を含み、
    前記作業指示支援方法は、前記プロセッサが、いずれかの日の、いずれかの製品及び工程に対応する作業可能は作業者の数が、必要な作業者の数より多く、かつ、両者の差が所定の値以上である場合に、当該製品及び当該工程の作業を取纏者として経験していない作業者を識別する情報を出力する手順をさらに含むことを特徴とする作業指示支援方法。
  10. 請求項6に記載の作業指示支援方法であって、
    前記計算機システムは、工程計画のシミュレーションを実行することによって、製品、工程及び日付ごとの作業可能な作業者の数及び必要な作業者の数を算出する生産管理部をさらに有し、
    前記記憶装置は、前記生産管理部によって算出された製品、工程及び日付ごとの作業可能な作業者の数及び必要な作業者の数を示す能力・作業量管理情報をさらに保持し、
    前記第1手順において、前記プロセッサは、前記能力・作業量管理情報に基づいて各製品及び各工程に割り付けられた作業者について、対象の製品に関する作業に支障が起こりやすいかの判定を行うことを特徴とする作業指示支援方法。
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