JP7060712B2 - ドアラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアラッチ装置に関する。
特許文献1に開示されたドアラッチ装置は、ドアを閉状態に保持するためのラッチ機構、ラッチ機構を開作動させるための開放機構、乗車の度に使用されるメインロック機構、及び小さな子どもを乗車させる時に使用されるチャイルドロック機構を備える。そのうち、開放機構は、インナーハンドルの操作によって作動するインサイドレバーと、ラッチ機構を開駆動させるためのオープンレバーとを備える。チャイルドロック機構は、インサイドレバーとオープンレバーを係着するためのブッシュと、ブッシュを移動させるためのモータを含む切換機構とを備える。切換機構によってブッシュは、インサイドレバーの作動力をオープンレバーに伝達可能なアンロック位置と伝達不可能なロック位置とに移動される。
特開2009-167594号公報
特許文献1のドアラッチ装置では、インナーハンドルの操作中にチャイルドロック機構を駆動すると、インサイドレバーにブッシュが干渉するため、チャイルドロック機構の状態を切り換えることができない。つまり、アンロック状態のチャイルドロック機構をロック状態に切換不可能であり、ロック状態のチャイルドロック機構をアンロック状態に切換不可能である。このようなパニック対策について、特許文献1では何も考慮されてない。
本発明は、インナーハンドルの操作中であってもロック機構を確実に切換可能なドアラッチ装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、ストライカを係止してドアを閉状態に保持するラッチ機構と、前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するためのインナーレバーと、前記インナーレバーの作動を有効とする第1アンロック状態と、前記インナーレバーの作動を無効とする第1ロック状態とに切り換えるための第1モータを有する第1ロック機構とを備え、前記インナーレバーは、インナーハンドルの操作によって作動する連結レバーと、前記ラッチ機構を作動させるための作動レバーとを有し、前記第1ロック機構は、前記連結レバーの作動を前記作動レバーに伝達可能なアンロック位置と、前記連結レバーの作動を前記作動レバーに伝達不可能なロック位置とに移動可能な連結部材と、前記連結部材を前記アンロック位置に移動させるための第1作動位置と、前記連結部材を前記ロック位置に移動させるための第2作動位置とに、前記第1モータの駆動によって回転される第1回転レバーと、前記第1回転レバーの回転軸と同一軸線上に位置する回転軸を有し、前記連結部材を保持し、前記連結部材を前記アンロック位置に移動させる第1回転位置と、前記連結部材を前記ロック位置に移動させる第2回転位置とに回転可能な第2回転レバーと、前記第1回転レバーに対して前記第2回転レバーを回転可能に連結し、前記第1作動位置の前記第1回転レバーに対して、前記第2回転位置への前記第2回転レバーの回転を許容するとともに前記第1回転位置に向けて前記第2回転レバーを付勢し、前記第2作動位置の前記第1回転レバーに対して、前記第1回転位置への前記第2回転レバーの回転を許容するとともに前記第2回転位置に向けて前記第2回転レバーを付勢する連結スプリングと、前記連結スプリングの付勢力よりも強い付勢力を有し、前記第1作動位置と前記第2作動位置の間の特定位置を越えて前記第1作動位置側へ回転された前記第1回転レバーを前記第1作動位置へ付勢して保持し、前記特定位置を越えて前記第2作動位置側へ回転された前記第1回転レバーを前記第2作動位置へ付勢して保持する保持スプリングとを有する、ドアラッチ装置を提供する。
このドアラッチ装置によれば、第1作動位置の第1回転レバーに対して第2回転レバーは、連結スプリングによって、第2回転位置への回転が許容されて第1回転位置に向けて付勢されている。よって、連結部材がロック位置に移動し、インナーレバー(連結レバー)が操作されている状態で、第1ロック機構がアンロック駆動された場合、連結部材が連結レバーに干渉することで、第2作動位置の第1回転レバーは第1作動位置に回転されるが、第2回転レバーは第2回転位置に回転した状態に維持される。そして、連結レバーが非操作位置に回転すると、保持スプリングによって第1作動位置に保持された第1回転レバーに対して、連結スプリングによって第2回転レバーが第1回転位置に回転することで、連結部材がアンロック位置に移動する。
また、第2作動位置の第1回転レバーに対して第2回転レバーは、連結スプリングによって、第1回転位置への回転が許容されて第2回転位置に向けて付勢されている。よって、連結部材がアンロック位置に移動し、連結レバーが操作されている状態で、第1ロック機構がロック駆動された場合、連結部材が連結レバーに干渉しているため、第1作動位置の第1回転レバーは第2作動位置に回転されるが、第2回転レバーは第1回転位置に回転した状態に維持される。そして、連結レバーが非操作位置に回転すると、保持スプリングによって第2作動位置に保持された第1回転レバーに対して、連結スプリングによって第2回転レバーが第2回転位置に回転することで、連結部材がロック位置に移動する。
このように、連結部材がインナーレバーに干渉しても、第1回転レバーと第2回転レバーを連結する連結スプリングによって、インナーレバーの操作終了後に第1ロック機構をアンロック状態又はロック状態に切り換えることができる。よって、ドアラッチ装置の安全性を向上できる。
本発明のドアラッチ装置では、インナーハンドルの操作中であってもロック機構を確実に切り換えることができる。
本発明の実施形態に係るドアラッチ装置を車両のドアに配置した状態を示す概略図。 ドアラッチ装置の斜視図。 ドアラッチ装置の正面図。 ドアラッチ装置の側面図。 メインロック機構とラッチ機構を示す正面図。 メインロック機構とラッチ機構を示す側面図。 サブロック機構を示す斜視図。 サブロック機構を示す背面図。 アンロック状態のサブロック機構を示す正面図。 アンロック状態のサブロック機構の作動状態を示す正面図。 図6Bの状態でサブロック機構がロック駆動された状態を示す正面図。 ロック状態のサブロック機構を示す正面図。 ロック状態のサブロック機構の作動状態を示す正面図。 図7Bの状態でサブロック機構がアンロック駆動された状態を示す正面図。 切換レバー、ブッシュ、及びインナーレバーの分解斜視図。 第1作動位置の切換レバーに対する非操作位置の作動レバーの状態を示す正面図。 第1作動位置の切換レバーに対する操作位置の作動レバーの状態を示す正面図。 第2作動位置の切換レバーに対する作動レバーの状態を示す正面図。 切換レバーの斜視図。 切換レバーの分解斜視図。 アンロック状態の切換レバーの正面図。 アンロック状態の切換レバーの背面図。 第1作動位置の第1回転レバーに対して第2回転レバーが第2回転位置に回転した状態を示す正面図。 ロック状態の切換レバーの正面図。 ロック状態の切換レバーの背面図。 第2作動位置の第1回転レバーに対して第2回転レバーが第1回転位置に回転した状態を示す正面図。 サブロック機構の駆動機構の変形例を示す概略図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係るドアラッチ装置10を示す。図1に示すように、ドアラッチ装置10は、車両の後部座席のドア1に配置され、車体(図示せず)に対してドア1を開放可能に閉じた状態に保持する。ドア1は、車外に配置されたアウターハンドル2と、車内に配置されたインナーハンドル3とを備える。ドアラッチ装置10は、ドア1を開放するためのアウターハンドル2及びインナーハンドル3の操作を、有効とするアンロック状態と無効とするロック状態とに切り換える。以下の説明では、ドア1の車長方向をX方向、ドア1の車幅方向をY方向、ドア1の車高方向をZ方向ということがある。
(ドアラッチ装置の概要)
図2に示すように、ドアラッチ装置10は、ラッチ機構30、開放機構40、電動式のメインロック機構(第2ロック機構)50、及び電動式のサブロック機構(第1ロック機構)60を備え、これらがケーシング20内に配置されている。
ラッチ機構30は、車体に対してドア1を閉じることで、車体に配置されたストライカ4(図3B参照)を離脱可能に係止し、ドア1を閉状態に保持する。開放機構40は、アウターハンドル2及びインナーハンドル3の操作によって、ラッチ機構30によるストライカ4の係止を解除するように作動する。メインロック機構50は、開放機構40の作動(アウターハンドル2及びインナーハンドル3の操作)を有効とするアンロック状態(第2アンロック状態)と、開放機構40の作動を無効とするロック状態(第2ロック状態)とに、ドアラッチ装置10を切り換える。サブロック機構60は、インナーハンドル3の操作を有効とするアンロック状態(第1アンロック状態)と、インナーハンドル3の操作を無効とするロック状態(第1ロック状態)とに、ドアラッチ装置10を切り換える。
図1を参照すると、ドアラッチ装置10は、車両に搭載されたECU(Electronic Control Unit)5に電気的に接続されており、ECU5の指令によって駆動される。ユーザが所持したキー(携帯機)6又は車内に設けられたスイッチ7がアンロック操作されると、ECU5が出力した指令を受信したドアラッチ装置10のメインロック機構50がアンロック駆動する。キー6又はスイッチ7がロック操作されると、ECU5が出力した指令を受信したドアラッチ装置10のメインロック機構50がロック駆動する。車内に設けられたスイッチ8がアンロック操作されると、ECU5が出力した指令を受信したドアラッチ装置10のサブロック機構60がアンロック駆動する。車内に設けられたスイッチ8がロック操作されると、ECU5が出力した指令を受信したドアラッチ装置10のサブロック機構60がロック駆動する。
(ケーシングの概要)
図2、図3A及び図3Bに示すように、ケーシング20は、樹脂製であり、ドア1に対して、ドア1の端面(概ねYZ平面)に沿って配置される第1収容部21と、ドア1のインナーパネル(XZ平面)に沿って配置される第2収容部22とを備える。
第1収容部21には樹脂製のフェンスブロック23が配置され、このフェンスブロック23に、ラッチ機構30、開放機構40の一部、及びメインロック機構50の一部が配置されている。なお、図2には、フェンスブロック23は図示していない。第2収容部22には、開放機構40の残り、メインロック機構50の残り、及びサブロック機構60が配置されている。図3Bを参照すると、フェンスブロック23の端面の一部は金属製のカバー24によって覆われている。図1を参照すると、第2収容部22は、樹脂製のカバー25によって覆われている。
図3A及び図3Bに示すように、フェンスブロック23には、ケーシング20の全高方向(Z方向)の概ね中央に位置するように、ストライカ4が挿通される挿通溝23aが形成されている。挿通溝23aは、車幅方向(Y方向)において車内側から車外側へ向けて延び、車長方向(X方向)において後側から前側に窪んでいる。つまり、挿通溝23aは、車長方向後側であるドア1のヒンジ接続部の反対側に位置するX方向外側と、Y方向の車内側とが開放された概ねU字形状である。カバー24には、挿通溝23aと対応する挿通溝24aが形成されている。
(ラッチ機構の概要)
図2及び図4Bに示すように、ラッチ機構30は、フォーク31、及びクロー32を備える。挿通溝23a,24a内に進入したストライカ4の押圧によって、オープン位置のフォーク31が反時計回り回転する。図4Bに示すラッチ位置に回転したフォーク31をクロー32が係止することで、ドア1が閉状態に保持される。開放機構40によって図4Bに示す係止位置のクロー32が時計回りに回転されることで、クロー32によるフォーク31の係止が解除され、フォーク31がスプリング(図示せず)の付勢力で時計回りに回転する。オープン位置までフォーク31が回転することで、フォーク31からストライカ4が離脱可能になる。開放機構40による操作が止められたクロー32は、スプリング(図示せず)の付勢力で係止位置に回転する。
(開放機構の概要)
図2及び図3Aを参照すると、開放機構40は、クロー32と同一の回転軸33に連結された開放レバー41、開放レバー41を作動させるためのリンク42、及びリンク42を作動させるためのアウターレバー43とインナーレバー46を備える。なお、図3Aにはアウターレバー43は図示していない。アウターレバー43は、ケーブル(図示せず)を介してアウターハンドル2に連結された連結レバー44と、リンク42に係着された作動レバー45とを備える。インナーレバー46は、ケーブル(図示せず)によってインナーハンドル3に連結された連結レバー47と、リンク42を作動させるための作動レバー48とを備える。
アウターハンドル2が操作されると、連結レバー44が図2において反時計回りに回転することで、作動レバー45が図2において時計回りに回転する。これにより開放レバー41に向けてリンク42が直動する。インナーハンドル3が操作されると、連結レバー47が図2において反時計回りに回転することで、作動レバー48が図2において反時計回りに回転する。これにより開放レバー41に向けてリンク42が直動する。メインロック機構50がアンロック状態の場合、開放レバー41にリンク42が当接し、開放レバー41は図4Bにおいて時計回りに回転する。これにより、回転軸33を介して開放レバー41に連結されたクロー32によるフォーク31の係止が解除される。メインロック機構50がロック状態の場合、開放レバー41にリンク42が当接できないため、クロー32によるフォーク31の係止を解除できない。
(メインロック機構の概要)
図2及び図3Aに示すように、メインロック機構50は、ラッチ機構30によるストライカ4の係止を、アウターハンドル2及びインナーハンドル3の操作によって解除可能なアンロック状態と解除不可能なロック状態とに切り換える。つまり、メインロック機構50は、両方のハンドル2,3の操作を有効な状態と無効な状態とに切り換える。具体的には、メインロック機構50は、モータ(第2モータ)51、ウォーム52、ウォームホイール53、ロータ54、ジョイント55、及び切換レバー56を備える。
モータ51は、挿通溝23aよりも上方に位置するように、第2収容部22に配置されている。モータ51の出力軸は下向きに突出しており、この出力軸にウォーム52が取り付けられている。ウォームホイール53は、ウォーム52に対してラッチ機構30とは反対側に隣接するように、第2収容部22に回転可能に配置されている。ロータ54は、ウォームホイール53に対してラッチ機構30側に隣接するように、第2収容部22に回転可能に配置されている。ジョイント55は、ロータ54に対してラッチ機構30側に隣接するように、第2収容部22に配置されている。切換レバー56は、挿通溝23aよりも上方に位置し、ジョイント55に対してラッチ機構30側に隣接するように、フェンスブロック23(第1収容部21)のうちの第2収容部22側へ突出した部分に配置されている。
次に、図4A及び図4Bを参照してメインロック機構50の動作を説明する。なお、図4A及び図4Bはアンロック状態を示している。
キー6又はスイッチ7がロック操作されると、ECU5の指令によってモータ51が正転することで、ウォーム52を介してウォームホイール53が図4Aにおいて時計回りに回転する。これにより、ロータ54が図4Aにおいて反時計回りに回転することで、ジョイント55が図4Aにおいて上向きに直動する。また、図4Bに示す回転位置の切換レバー56が反時計回りに回転する。これにより、リンク42の上端が図4Bにおいて時計回りに揺動し、開放レバー41の当接部(図4A参照)41aから操作部(図4A参照)42aが離反したロック位置でリンク42が停止する。このロック状態では、ハンドル2,3の操作によってリンク42が直動しても、操作部42aが開放レバー41の当接部41aに当接することなく空振りするため、開放機構40によってラッチ機構30を開駆動できない。よって、ドア1は閉状態に維持される。
キー6又はスイッチ7がアンロック操作されると、ECU5の指令によってモータ51が逆転することで、ウォーム52を介してウォームホイール53が図4Aにおいて反時計回りに回転する。これにより、ロータ54が図4Aにおいて時計回りに回転することで、ジョイント55が図4Aにおいて下向きに直動する。また、切換レバー56が時計回りに回転して、図4Bに示す回転位置で停止する。これにより、リンク42の上端が反時計回りに揺動し、図4Bに示すアンロック位置でリンク42が停止する。このアンロック状態では、ハンドル2,3の操作によってリンク42が直動すると、操作部42aが開放レバー41の当接部41aに当接するため、開放機構40によってラッチ機構30を開駆動できる。よって、閉状態のドア1を開放できる。
なお、図2及び図3Aに符号57で示す部材は、モータ51を駆動できない非常時に、機械的にメインロック機構50をロック駆動させるためのエマージェンシシャフトである。エマージェンシシャフト57は、ジョイント55の上端に位置するように、第2収容部22に配置されている。図2及び図3Bに示す差込穴57aに差し込んだ板部材(図示せず)を時計回りに操作すると、円柱状のエマージェンシシャフト57が軸線を中心として回転する。これにより、ジョイント55が上向きに直動することで、ジョイント55を介して切換レバー56を回転させ、リンク42をロック位置に移動できる。
(サブロック機構の概要)
図2及び図3Aに示すように、サブロック機構60は、ラッチ機構30によるストライカ4の係止を、インナーハンドル3(インナーレバー46)の操作によって解除可能なアンロック状態と、解除不可能なロック状態とに切り換える。つまり、サブロック機構60は、インナーハンドル3の操作だけを有効な状態と無効な状態に切り換え、アウターハンドル2の操作は無効にしない。このサブロック機構60は、例えば小さな子どもを乗車させる時のチャイルドロック機能として使用できる。具体的には、サブロック機構60は、モータ(第1モータ)61、ウォーム62、ウォームホイール63、ジョイント(伝達部材)64、切換レバー65、及びブッシュ(連結部材)70を備える。
モータ61は、挿通溝23aよりも上方に位置するように、第2収容部22に配置されている。モータ61の出力軸は、下向きに突出し、下方に向かうに従ってラッチ機構30に対して離れる向きに傾斜しており、この出力軸にウォーム62が取り付けられている。ウォームホイール63は、ウォーム62に対してラッチ機構30側に隣接するように、第2収容部22に回転可能に配置されている。ジョイント64は、ウォームホイール63の軸部63aに対してラッチ機構30とは反対側に隣接し、車高方向(Z方向)に延びるように、第2収容部22に直動可能に配置されている。切換レバー65は、挿通溝23aよりも下方に位置し、ジョイント64とインナーレバー46の間に位置し、これらに隣接するように、第2収容部22に回転可能に配置されている。ブッシュ70は切換レバー65に配置されている。
図5A及び図5Bを参照すると、ウォームホイール63は、ウォーム62が噛合する第1ギア部63bと、ジョイント64が噛合する第2ギア部63cとを備える。第1ギア部63bは、軸部63aから扇形状に突出しており、その外周に歯が形成されている。第2ギア部63cは、軸部63aから半円環状に突出しており、その外周に歯が形成されている。
ジョイント64は、モータ61の駆動力を切換レバー65に伝達する伝達部材であり、挿通溝23aの上方から下方へ延びている。ジョイント64は、ウォームホイール63に対して、ラッチ機構30とは反対側に配置されている。ジョイント64の上部には、第2ギア部63cに噛合する第1ギア部64aが形成されている。ジョイント64の下部には、切換レバー65に噛合する第2ギア部64bが形成されている。ギア部64a,64bにはそれぞれ歯が形成されている。ジョイント64のラッチ機構30側は、ウォームホイール63と切換レバー65によって支持され、ジョイント64のラッチ機構30とは反対側は、第2収容部22の外周壁によって支持されている。また、ジョイント64の一面は第2収容部22の配置面(端壁)によって支持され、ジョイント64の他面はウォームホイール63の第1ギア部63bによって支持されている。これによりジョイント64は、第2収容部22内において定められた方向へ直動できるように、ガイドされている。
切換レバー65は、Y方向に重ねて配置された第1回転レバー66と第2回転レバー67とを備える。第1回転レバー66の軸部(回転軸)66aと第2回転レバー67の軸部(回転軸)67aとは、同一軸線上に配置されている。第1回転レバー66と第2回転レバー67は、これらの間に配置された連結スプリング68によって、相対的に回転可能に連結されている。また、第1回転レバー66(切換レバー65)は、図6Aに示す第1作動位置と図7Aに示す第2作動位置とに、保持スプリング69によって付勢されている。
第1回転レバー66は、軸部66aから径方向外向きに突出し、第2ギア部64bに噛合する扇形状のギア部66bを備える。ギア部66bの外周には歯が形成されている。図5Bを参照すると、第2回転レバー67は、ブッシュ70を配置する保持部67bを備える。保持部67bは、軸部67aから径方向外向きに突出しており、ブッシュ70を移動可能に保持するための保持溝67cを備える。第2回転レバー67が後述する第1回転位置に回転した状態で、保持溝67cは、インナーレバー46の回転軸22a(図2参照)を中心とする円弧状の長円である。
ブッシュ70は、インナーレバー46の作動(インナーハンドル3の操作)を有効とするアンロック状態と、インナーレバー46の作動を無効とするロック状態とに切り換えるために設けられている。切換レバー65の回転によってブッシュ70は、図6A及び図6Bに示すアンロック位置と、図7A及び図7Bに示すロック位置とに移動される。ブッシュ70は、アンロック位置では連結レバー47の作動力を作動レバー48に伝達可能とし、ロック位置では連結レバー47の作動力を作動レバー48に伝達不可能とする。具体的には、図8に示すように、ブッシュ70は、矩形状の基板70aと、保持溝67c内に配置される取付部70bと、第2収容部22の開口に向けて突出する突出部70cとを備える。
引き続いて図8を参照すると、インナーレバー46は、前述のように連結レバー47と作動レバー48とを備える。これらは、第2収容部22から突出した1個の回転軸22a(図2参照)に回転可能に取り付けられている。
連結レバー47は、回転軸22aを貫通させる取付孔47aと、インナーハンドル3に連結される連結部47bとを備える。連結レバー47には、ブッシュ70の突出部70cに向けて突出する突出部47cが設けられている。図8において右側に位置する突出部47cの側縁は、ブッシュ70を押圧するための押圧縁47dである。図6A及び図7Aに示す非操作位置の連結レバー47が図6B及び図7Bに示す操作位置へ回転する際、押圧縁47dは、アンロック位置の突出部70cに当接可能であり(図6B参照)、ロック位置の突出部70cに当接不可能である(図7B参照)。
作動レバー48は、回転軸22aを貫通させる取付孔48aと、リンク42を押圧して上向きに直動させるための作動部48bとを備える。作動レバー48には、ブッシュ70をアンロック位置とロック位置へ誘導するガイド溝48cが形成されている。作動レバー48が非操作位置に回転した状態で、ガイド溝48cは、切換レバー65の軸部66a,67aを中心とする円弧状である。図9Aから図9Cを参照すると、作動レバー48のガイド溝48cと切換レバー65の保持溝67cとは、交差している。よって、ガイド溝48cを貫通させて取付部70bを保持溝67cに配置することで、アンロック位置のブッシュ70を介して連結レバー47の作動が作動レバー48に伝達される。
次に、図6Aと図6B及び図7Aと図7Bを参照してサブロック機構60の動作を説明する。なお、図6A及び図6Bはアンロック状態を示し、図7A及び図7Bはロック状態を示している。
サブロック機構60がロック状態のときに、スイッチ(チャイルドロック切換スイッチ)8がアンロック操作されると、ECU5の指令によってモータ61が正転することで、各構成部品が図7Aに示す位置から図6Aに示す位置に移動する。具体的には、ウォーム62を介してウォームホイール63が反時計回りに回転することで、ジョイント64が下向きに直動する。また、図9C及び図9Aを併せて参照すると、第2作動位置の切換レバー65が反時計回りに回転することで、ブッシュ70が突出部47cの回転軌跡内に移動する。これにより、ロック状態のサブロック機構60がアンロック状態に切り換わる。なお、アンロック状態でスイッチ8がアンロック操作された場合、サブロック機構60はアンロック駆動しない。
図6Aに示すアンロック状態でインナーハンドル3が操作されると、図6Bに示すように、連結レバー47が反時計回りに回転する。また、図9A及び図9Bを併せて参照すると、連結レバー47の突出部47cがブッシュ70の突出部70cを押圧することで、ブッシュ70を介して作動レバー48が反時計回りに回転する。これにより、図4Aに示すリンク42が開放レバー41に向けて移動するため、メインロック機構50がアンロック状態の場合にはラッチ機構30が開駆動される。その結果、閉状態のドア1を開放できる。但し、メインロック機構50がロック状態の場合には、リンク42が空振りするため、ラッチ機構30を開駆動できない。その結果、ドア1は閉状態に維持される。
サブロック機構60がアンロック状態のときに、スイッチ8がロック操作されると、ECU5の指令によってモータ61が逆転することで、各構成部品が図6Aに示す位置から図7Aに示す位置に移動する。具体的には、ウォーム62を介してウォームホイール63が時計回りに回転することで、ジョイント64が上向きに直動する。また、図9A及び図9Cを併せて参照すると、第1作動位置の切換レバー65が時計回りに回転することで、ブッシュ70が突出部47cの回転軌跡外に移動する。これにより、アンロック状態のサブロック機構60がロック状態に切り換わる。なお、ロック状態でスイッチ8がロック操作された場合、サブロック機構60はロック駆動しない。
図7Aに示すロック状態でインナーハンドル3が操作されると、アンロック状態の場合と同様に、連結レバー47が反時計回りに回転する。しかし、ブッシュ70が突出部47cの回転軌跡外に移動しているため、図7Bに示すように、突出部47cは、ブッシュ70を押圧できず、空振りする。よって、作動レバー48は反時計回りに回転しないため、開放機構40を介してラッチ機構30を開駆動できない。その結果、ドア1は閉状態に維持される。
(電気部品の配置の概要)
図3Aに示すように、ドアラッチ装置10は、電気部品として、メインロック機構50のモータ51、サブロック機構60のモータ61、及び3個の検出スイッチ77A~77Cを備える。これらをECU5及びバッテリ(図示せず)と電気的に接続するために、ドアラッチ装置10はコネクタ75とバスバー76とを更に備える。これらは、車外に露出することで浸水の可能性がある挿通溝23aよりも上方に位置するように、第2収容部22に配置されている。
なお、検出スイッチ77Aは、検出部材78(図2参照)を介して、フォーク31がラッチ位置に回転しているのかオープン位置に回転しているのかを検出する。検出スイッチ77Bは、メインロック機構50がアンロック状態であるのかロック状態であるのか検出するために、ロータ54の回転位置を検出する。検出スイッチ77Cは、サブロック機構60がアンロック状態であるのかロック状態であるのかを検出するために、ウォームホイール63の回転位置を検出する。
このように、ドアラッチ装置10の電気部品を挿通溝23aよりも上方に配置しているため、挿通溝23aからケーシング20内に侵入した水による電気部品の故障や短絡を防止できる。また、インナーハンドル3とインナーレバー46を連結したケーブルを伝って、インナーレバー46の露出孔からケーシング20内に水が侵入しても、電気部品が故障や短絡することはない。
(サブロック機構のパニック対策構造)
図7Bに示すように、ブッシュ70がロック位置に移動し、連結レバー47が操作位置に回転した状態で、サブロック機構60がアンロック駆動されることがある。また、図6Bに示すように、ブッシュ70がアンロック位置に移動し、連結レバー47(インナーレバー46)が操作位置に回転した状態で、サブロック機構60がロック駆動されることがある。これらの場合、ブッシュ70は、連結レバー47の突出部47cに干渉するため、抵抗によってアンロック位置又はロック位置へ移動できない。このような不都合を防止するためのパニック対策が、本実施形態のドアラッチ装置10には施されている。
具体的には、サブロック機構60のパニック対策として、図10A及び図10Bに示すように、切換レバー65が第1回転レバー66と第2回転レバー67によって構成されている。また、第1回転レバー66及び第2回転レバー67を相対的に回転可能に連結する連結スプリング68と、第1回転レバー66を第1作動位置と第2作動位置に保持する保持スプリング69とが設けられている。
第1回転レバー66は、前述のように、第2収容部22に回転可能に取り付けられる軸部66aと、軸部66aから突出するギア部66bとを備える。第1回転レバー66は、図6A、図11A及び図11Bに示す第1作動位置と、図7A、図12A及び図12Bに示す第2作動位置とに、軸部66aを中心として回転可能である。ECU5によって第1回転レバー66は、ブッシュ70をアンロック位置に移動させるために第1作動位置に回転され、ブッシュ70をロック位置に移動させるために第2作動位置に回転される。
第2回転レバー67は、前述のように、軸部66aと同一軸線上に配置される軸部67aと、ブッシュ70を保持するための保持部67bとを備える。第2回転レバー67は、図6A、図11A及び図11Bに示す第1回転位置と、図7A、図12A及び図12Bに示す第2回転位置とに、第1回転レバー66の回転に連動して、軸部67aを中心として回転可能である。第2回転レバー67は、第1回転位置に回転されることで、突出部47cの回転軌跡内(アンロック位置)にブッシュ70を移動させ、第2回転位置に回転されることで、突出部47cの回転軌跡外(ロック位置)にブッシュ70を移動させる。
図10Bに最も明瞭に示すように、連結スプリング68は、第1回転レバー66と第2回転レバー67の間に配置され、第1回転レバー66に対して第2回転レバー67を回転可能に付勢する。具体的には、連結スプリング68は、巻回部68a、第1端部68b、及び第2端部68cを有するトーションスプリングからなる。第1端部68bは、第1回転レバー66に対して第2回転レバー67を、第1回転位置へ向けた第1の向きA1へ付勢する。第2端部68cは、第1回転レバー66に対して第2回転レバー67を、第2回転位置へ向けた第2の向きA2へ付勢する。
図10Bに最も明瞭に示すように、第1回転レバー66には、巻回部68aを配置するスプリング配置部66cが、軸部66aと同心円状に設けられている。スプリング配置部66cには、周方向におけるギア部66bの一端に連続した概ね半円筒状の外周壁66dが形成されている。
スプリング配置部66cの径方向における外周壁66dの反対側には、第1端部68bが係止する第1係止部66eと、第2端部68cが係止する第2係止部66fとが設けられている。これらの係止部66e,66fは、スプリング配置部66cに対して径方向外向きに突出し、周方向に間隔をあけて形成されている。これら係止部66e,66fの間には、後述するストッパ72を配置する扇形状の空隙が形成されている。第1係止部66eは、第1端部68bの付勢を規制するストッパとして機能を兼ね備え、第2係止部66fは、第2端部68cの付勢を規制するストッパとして機能を兼ね備える。係止部66e,66fの端には外枠部66gがそれぞれ設けられ、外枠部66gの端には規制部66hがそれぞれ設けられ、これらによって端部68a,68bの離脱を防ぎつつ、端部68a,68bが移動可能なスリットが画定されている。
第2回転レバー67は、スプリング配置部66cの外端を覆う概ね円板状のカバー部67dを備える。カバー部67dの外周には、第1端部68bが係止する第1係止部67eと、第2端部68cが係止する第2係止部67fとが設けられている。これらは、第1回転レバー66に向けて棒状に突出しており、係止部66e,66fに対して径方向の内側に隣接するように、周方向に間隔をあけて形成されている。
図10Aに示すように、第2回転レバー67に負荷が加わっていない場合、連結スプリング68の第1端部68bは、第1回転レバー66の第1係止部66eと第2回転レバー67の第1係止部67eとに係止する。また、連結スプリング68の第2端部68cは、第1回転レバー66の第2係止部66fと第2回転レバー67の第2係止部67fとに係止する。つまり、図10Bに示す第1回転レバー66の第1係止部(面)66eから第2係止部66f(面)までの角度範囲Ra1と、第2回転レバー67の第1係止部(面)67eから第2係止部67f(面)までの角度範囲Ra2とは、概ね同一に形成されている。これにより、第1回転レバー66と第2回転レバー67は、連結スプリング68を介してガタツキなく連結され、図11Aと図11B及び図12Aと図12Bに示すように一体に回転する。
図11Cは第2回転位置の第2回転レバー67に負荷が加わっている状態を示し、図12Cは第1回転位置の第2回転レバー67に負荷が加わっている状態を示す。これらの場合、図11Aと図11C及び図12Aと図12Cに示すように、連結スプリング68は、第1回転レバー66及び第2回転レバー67の相対的な回転を許容する。具体的には、図11Cに示すように、連結スプリング68の第1端部68bは、第1作動位置の第1回転レバー66に対して、第2回転位置への第2回転レバー67の回転を許容するとともに、第1回転位置に向けて第2回転レバー67を付勢する。また、図12Cに示すように、連結スプリング68の第2端部68cは、第2作動位置の第1回転レバー66に対して、第1回転位置への第2回転レバー67の回転を許容するとともに、第2回転位置に向けて第2回転レバー67を付勢する。
但し、第1回転レバー66の回転が規制されていない場合、連結スプリング68の付勢力によって、負荷が加わっている第2回転レバー67に対して第1回転レバー66が回転する。そこで、第1回転レバー66を基準として第2回転レバー67を回転させるために、第1回転レバー66の回転を規制する保持スプリング69が設けられている。
保持スプリング69は、第2収容部22と第1回転レバー66の間に配置されている。図11B及び図12Bに示すように、保持スプリング69は、巻回部69aと付勢部69bとを備えるアクションスプリングによって構成されている。巻回部69aは付勢部69bとは反対側の端部が第2収容部22に係止されることで第2収容部22に回転不能に固定されている。付勢部69bは概ねV字形状に屈曲されており、その頂部69cは、第1回転レバー66の第1作動位置と第2作動位置の間の中央に配置されている。第2収容部22と対向する第1回転レバー66の底面には、頂部69cの摺接によって付勢される被付勢部66iが、円柱状に突設されている。保持スプリング69の付勢力は連結スプリング68の付勢力よりも強い。
図12A及び図12Bに示す第2作動位置の第1回転レバー66が図11A及び図11Bに示す第1作動位置側(第1の向きA1)へ回転する際、被付勢部66iが頂部(特定位置)69cを越えると、保持スプリング69は、第1回転レバー66を第1作動位置へ付勢する。逆に、第1作動位置の第1回転レバー66が第2作動位置側(第2の向きA2)へ回転する際、被付勢部66iが頂部69cを越えると、保持スプリング69は第1回転レバー66を第2作動位置へ付勢する。
よって、図6Bに示すように、ブッシュ70がアンロック位置に移動し、連結レバー47が操作されている状態で、サブロック機構60がロック駆動された場合でも、確実にロック駆動できる。また、図7Bに示すように、ブッシュ70がロック位置に移動し、連結レバー47が操作されている状態で、サブロック機構60がアンロック駆動された場合でも、確実にアンロック駆動できる。
図8を参照すると、ブッシュ70が干渉する連結レバー47の突出部47cには、ロック位置のブッシュ70と対向する外縁に、取付孔47aを中心とする円弧状の摺接縁47eが設けられている。この摺接縁47eは、図7Cに示すアンロック駆動時、連結スプリング68の付勢力でブッシュ70が圧接(当接)された状態で、操作位置から非操作位置への連結レバー47の回転を許容するために設けられている。
次に、インナーハンドル3の操作状態でのサブロック機構60の動作を説明する。
図7B及び図7Cに示すように、アンロック駆動の場合、ブッシュ70が突出部47cに干渉することで、第2作動位置の第1回転レバー66は第1作動位置に回転されるが、第2回転レバー67は概ね第2回転位置に回転した状態に維持される。そして、インナーハンドル3の操作が止められ、連結レバー47が非操作位置に回転されてブッシュ70と突出部47cとの干渉が解除されると、保持スプリング69によって第1作動位置に保持された第1回転レバー66に対して、連結スプリング68によって第2回転レバー67が第1回転位置に回転する。これにより、ブッシュ70がアンロック位置に移動する。
図6B及び図6Cに示すように、ロック駆動の場合、ブッシュ70が連結レバー47に干渉しているため、第1作動位置の第1回転レバー66は第2作動位置に回転されるが、第2回転レバー67は第1回転位置に回転した状態に維持される。そして、インナーハンドル3の操作が止められ、連結レバー47が非操作位置に回転されてブッシュ70と連結レバー47との干渉が解除されると、保持スプリング69によって第2作動位置に保持された第1回転レバー66に対して、連結スプリング68によって第2回転レバー67が第2回転位置に回転する。これにより、ブッシュ70がロック位置に移動する。
このように、本実施形態のドアラッチ装置10では、インナーハンドル3の操作中にサブロック機構60が駆動されても、インナーハンドル3の操作終了後にサブロック機構60をアンロック状態又はロック状態に切り換えることができる。よって、ユーザが切換操作を行ったにも拘わらず、サブロック機構60が切り換わらないという不具合を解消できるため、ドアラッチ装置10の安全性を向上できる。
また、連結レバー47の突出部47cは摺接縁47eを備えるため、アンロック駆動時にブッシュ70が突出部47cに干渉しても、ブッシュ70に対して摺接縁47eが摺接するため、これらの間での引っ掛かりを防止できる。よって、操作位置の連結レバー47を非操作位置へ確実に回転させることができるため、サブロック機構60を確実にアンロック状態に切り換えることができる。
また、本実施形態のドアラッチ装置10には、車両走行時等の振動によって、第2回転レバー67が振動して異音を発すること防止可能な構造が用いられている。具体的には、第1回転レバー66は、保持スプリング69によって常に付勢されているため、振動による異音は発しない。第2回転レバー67は連結スプリング68によって付勢されるが、第1端部68bと第2端部68cがそれぞれ第1回転レバー66にも係止される場合、製造誤差によって第2回転レバー67が振動して異音を発する虞がある。そこで、本実施形態では、第1回転位置及び第2回転位置に第2回転レバー67が回転すると、連結スプリング68によって第2回転レバー67を付勢した状態に維持できるようにしている。
具体的には、図10Bに示すように、第1回転レバー66の第1係止部66eと第2係止部66fの間、及び第2回転レバー67の第1係止部67eと第2係止部67fの間には、ゴム製のストッパ72が配置されている。ストッパ72は、軸部66a,67aを中心とする扇形状であり、第1作動位置及び第2作動位置に向けた第1回転レバー66の回転と、第1回転位置及び第2回転位置に向けた第2回転レバー67の回転とを規制する。
第1回転レバー66は、第1作動位置への第1回転レバー66の回転によってストッパ72の第1端面72aに当接する第1当接部66jと、第2作動位置への第1回転レバー66の回転によってストッパ72の第2端面72bに当接する第2当接部66kとを有する。第1当接部66jは、軸部66aを中心として径方向に延びる面であり、第1係止部66eから第2係止部66fの方へ突出している。第2当接部66kは、軸部66aを中心として径方向に延びる面であり、第2係止部66fから第1係止部66eの方へ突出している。
図11A及び図11Bを参照すると、第1当接部66jがストッパ72に当接した状態で、第2当接部66kとストッパ72との間には、第1作動位置から第2作動位置まで回転可能な角度範囲の隙間が形成されている。図12A及び図12Bを参照すると、第2当接部66kがストッパ72に当接した状態で、第1当接部66jとストッパ72との間には、第2作動位置から第1作動位置まで回転可能な角度範囲の隙間が形成されている。
図10Bに示すように、第2回転レバー67は、第1回転位置への第2回転レバー67の回転によってストッパ72の第1端面72aに当接する第1当接部67gと、第2回転位置への第2回転レバー67の回転によってストッパ72の第2端面72bに当接する第2当接部67hとを有する。第1当接部67gは、第2係止部67fと対向する第1係止部67eの端面からなる。第2当接部67hは、第1係止部67eと対向する第2係止部67fの端面からなる。
第1当接部67gがストッパ72に当接した状態で、第2当接部67hとストッパ72との間には、第1回転位置から第2回転位置まで回転可能な角度範囲の隙間が形成されている。第2当接部67hがストッパ72に当接した状態で、第1当接部67gとストッパ72との間には、第2回転位置から第1回転位置まで回転可能な角度範囲の隙間が形成されている。
図10Bを参照すると、前述のように、第1回転レバー66の一対の係止部66e,66f間の角度範囲Ra1と第2回転レバー67の一対の係止部67e,67f間の角度範囲Ra2とは、概ね同一である。これに対して、第1回転レバー66の第1当接部(面)66jから第2当接部(面)66kまでの角度範囲Rb1は、第2回転レバー67の第1当接部(面)67gから第2当接部(面)67hまでの角度範囲Rb2よりも、広く形成されている。
これにより、両者の回転レバー66,67の第1係止部66e,67eに連結スプリング68の第1端部68bが係止した状態では、第2回転レバー67の第1当接部67gは、第1回転レバー66の第1当接部66jからストッパ72の方へ突出する。また、両者の回転レバー66,67の第2係止部66f,67fに連結スプリング68の第2端部68cが係止した状態では、第2回転レバー67の第2当接部67hは、第1回転レバー66の第2当接部66kからストッパ72の方へ突出する。
これらの角度範囲Ra1,Ra2とRb1,Rb2の設定により、第2回転レバー67が第1回転位置及び第2回転位置に回転した状態では、連結スプリング68によって第2回転レバー67の当接部67g,67hをストッパ72に押し付けることができる。
具体的には、図11A及び図11Bに示すように、第1回転レバー66が第1作動位置に回転し、第2回転レバー67が第1回転位置に回転している状態では、両者の第1当接部66j,67gがストッパ72に当接する。これにより、両者の第1当接部66j,67gの角度範囲の違いによって、連結スプリング68の第1端部68bは、第2回転レバー67の第1係止部67eだけに係止し、第1回転レバー66の第1係止部66eから離れる。また、連結スプリング68の第2端部68cは、第1回転レバー66の第2係止部66fだけに係止し、第2回転レバー67の第2係止部67fから離れる。この状態で、第1回転レバー66は、保持スプリング69によって第1作動位置に保持されている。よって、第2回転レバー67の第1当接部67gは、連結スプリング68の付勢力によってストッパ72に押し付けられる。よって、この状態で第2回転レバー67がガタツキ、異音が発生することを防止できる。
図12A及び図12Bに示すように、第1回転レバー66が第2作動位置に回転し、第2回転レバー67が第2回転位置に回転している状態では、両者の第2当接部66k,67hがストッパ72に当接する。これにより、両者の第2当接部66k,67hの角度範囲の違いによって、連結スプリング68の第2端部68cは、第2回転レバー67の第2係止部67fだけに係止し、第1回転レバー66の第2係止部66fから離れる。また、連結スプリング68の第1端部68bは、第1回転レバー66の第1係止部66eだけに係止し、第2回転レバー67の第1係止部67eから離れる。この状態で、第1回転レバー66は、保持スプリング69によって第2作動位置に保持されている。よって、第2回転レバー67の第2当接部67hは、連結スプリング68の付勢力によってストッパ72に押し付けられる。よって、この状態で第2回転レバー67がガタツキ、異音が発生することを防止できる。
以上のように、本実施形態のドアラッチ装置10では、アンロック駆動及びロック駆動の際にブッシュ70が連結レバー47に干渉しても、連結スプリング68によって、インナーハンドル3の操作終了後にサブロック機構60を切り換えることができる。よって、ドアラッチ装置10の安全性を向上できる。
第2回転レバー67の保持溝67cと作動レバー48のガイド溝48cとが交差しているため、アンロック位置とロック位置にブッシュ70を確実に移動できるとともに、ブッシュ70を介して連結レバー47の作動力を作動レバー48へ確実に伝達できる。
第1回転レバー66の回転と第2回転レバー67の回転とを、1個のストッパ70で規制しているため、サブロック機構60を構成する部品点数を削減できる。また。ストッパ70によって第2回転レバー67のガタツキを防止できるため、走行時の振動等により異音の発生を防止できる。第1回転レバー66にはモータ61の駆動力を受けるギア部66bが設けられているため、別部品からなるギアが不要である。よって、この点でもサブラッチ機構60を構成する部品点数を削減できる。
なお、本発明のドアラッチ装置10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、図13に示すように、サブロック機構60のジョイント64は、ボールネジ機構を介してモータ61によって移動されてもよい。具体的には、モータ61の出力軸にねじ軸80を配置し、ジョイント64の上端にナット部81を設け、これらの噛合によってジョイント64を上下方向に直動させてもよい。このようにすれば、サブラッチ機構60を構成する部品点数を削減できる。
第1回転レバー66と第2回転レバー67を相対的に回転可能に連結する連結スプリング68、及び第1回転レバー66を第1作動位置と第2作動位置に保持する保持スプリング69の構成は、必要に応じて変更が可能である。また、第1回転レバー66及び第2回転レバー67の係止部及び当接部の構成も必要に応じて変更が可能である。
メインロック機構50は、アウターハンドル2専用のロック機構としてもよい。つまり、アウターハンドル2の操作を有効とするアンロック状態と無効とするロック状態とに切り換え、インナーハンドル3の操作は無効にしない構成としてもよい。
1 ドア
2 アウターハンドル
3 インナーハンドル
4 ストライカ
5 ECU
6 キー
7 スイッチ
8 スイッチ
9 ガラス
10 ドアラッチ装置
20 ケーシング
21 第1収容部
22 第2収容部
22a 回転軸
23 フェンスブロック
23a 挿通溝
24 カバー
24a 挿通溝
25 カバー
30 ラッチ機構
31 フォーク
32 クロー
33 回転軸
40 開放機構
41 開放レバー
41a 当接部
42 リンク
42a 操作部
43 アウターレバー
44 連結レバー
45 作動レバー
46 インナーレバー
47 連結レバー
47a 取付孔
47b 連結部
47c 突出部
47d 押圧縁
47e 摺接縁
48 作動レバー
48a 取付孔
48b 作動部
48c ガイド溝
50 メインロック機構(第2ロック機構)
51 モータ(第2モータ)
52 ウォーム
53 ウォームホイール
54 ロータ
55 ジョイント
56 切換レバー
57 エマージェンシシャフト
57a 差込穴
60 サブロック機構(第1ロック機構)
61 モータ(第1モータ)
62 ウォーム
63 ウォームホイール
63a 軸部
63b 第1ギア部
63c 第2ギア部
64 ジョイント(伝達部材)
64a 第1ギア部
64b 第2ギア部
65 切換レバー
66 第1回転レバー
66a 軸部(回転軸)
66b ギア部
66c スプリング配置部
66d 外周壁
66e 第1係止部
66f 第2係止部
66g 外枠部
66h 規制部
66i 被付勢部
66j 第1当接部
66k 第2当接部
67 第2回転レバー
67a 軸部(回転軸)
67b 保持部
67c 保持溝
67d カバー部
67e 第1係止部
67f 第2係止部
67g 第1当接部
67h 第2当接部
68 連結スプリング
68a 巻回部
68b 第1端部(第1端)
68c 第2端部(第2端)
69 保持スプリング
69a 巻回部
69b 付勢部
69c 頂部(特定位置)
70 ブッシュ(連結部材)
70a 基板
70b 取付部
70c 突出部
72 ストッパ
72a 第1端面
72b 第2端面
75 コネクタ
76 バスバー
77A~77C 検出スイッチ
78 検出部材
80 ねじ軸
81 ナット部
X ドアの車長方向
Y ドアの車幅方向
Z ドアの車高方向

Claims (11)

  1. ストライカを係止してドアを閉状態に保持するラッチ機構と、
    前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するためのインナーレバーと、
    前記インナーレバーの作動を有効とする第1アンロック状態と、前記インナーレバーの作動を無効とする第1ロック状態とに切り換えるための第1モータを有する第1ロック機構と
    を備え、
    前記インナーレバーは、
    インナーハンドルの操作によって作動する連結レバーと、
    前記ラッチ機構を作動させるための作動レバーと
    を有し、
    前記第1ロック機構は、
    前記連結レバーの作動を前記作動レバーに伝達可能なアンロック位置と、前記連結レバーの作動を前記作動レバーに伝達不可能なロック位置とに移動可能な連結部材と、
    前記連結部材を前記アンロック位置に移動させるための第1作動位置と、前記連結部材を前記ロック位置に移動させるための第2作動位置とに、前記第1モータの駆動によって回転される第1回転レバーと、
    前記第1回転レバーの回転軸と同一軸線上に位置する回転軸を有し、前記連結部材を保持し、前記連結部材を前記アンロック位置に移動させる第1回転位置と、前記連結部材を前記ロック位置に移動させる第2回転位置とに回転可能な第2回転レバーと、
    前記第1回転レバーに対して前記第2回転レバーを回転可能に連結し、前記第1作動位置の前記第1回転レバーに対して、前記第2回転位置への前記第2回転レバーの回転を許容するとともに前記第1回転位置に向けて前記第2回転レバーを付勢し、前記第2作動位置の前記第1回転レバーに対して、前記第1回転位置への前記第2回転レバーの回転を許容するとともに前記第2回転位置に向けて前記第2回転レバーを付勢する連結スプリングと、
    前記連結スプリングの付勢力よりも強い付勢力を有し、前記第1作動位置と前記第2作動位置の間の特定位置を越えて前記第1作動位置側へ回転された前記第1回転レバーを前記第1作動位置へ付勢して保持し、前記特定位置を越えて前記第2作動位置側へ回転された前記第1回転レバーを前記第2作動位置へ付勢して保持する保持スプリングと
    を有する、ドアラッチ装置。
  2. 前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を、アウターハンドルの操作によって解除可能な第2アンロック状態と、前記アウターハンドルの操作によって解除不可能な第2ロック状態とに切り換えるための第2モータを有する第2ロック機構を備える、請求項1に記載のドアラッチ装置。
  3. 前記連結スプリングは、前記第1回転レバーに対して前記第1回転位置側へ前記第2回転レバーを付勢する第1端と、前記第1回転レバーに対して前記第2回転位置側へ前記第2回転レバーを付勢する第2端とを有するトーションスプリングであり、
    前記第1回転レバー及び前記第2回転レバーはそれぞれ、前記第1端が係止する第1係止部と、前記第2端が係止する第2係止部とを有する、請求項1又は2に記載のドアラッチ装置。
  4. 前記第1係止部と前記第2係止部との間には、前記第1回転レバーの回転と前記第2回転レバーの回転とを規制するストッパが配置されており、
    前記第1回転レバーは、前記第1作動位置への回転によって前記ストッパに当接する第1当接部と、前記第2作動位置への回転によって前記ストッパに当接する第2当接部とを有し、
    前記第2回転レバーは、前記第1回転位置への回転によって前記ストッパに当接する第1当接部と、前記第2回転位置への回転によって前記ストッパに当接する第2当接部とを有する、請求項3に記載のドアラッチ装置。
  5. 前記第1回転レバーの前記第1係止部及び前記第2回転レバーの前記第1係止部に前記連結スプリングの前記第1端が係止した状態で、前記第2回転レバーの前記第1当接部は、前記第1回転レバーの前記第1当接部から前記ストッパの方へ突出している、請求項4に記載のドアラッチ装置。
  6. 前記第1回転レバーの前記第2係止部及び前記第2回転レバーの前記第2係止部に前記連結スプリングの前記第2端が係止した状態で、前記第2回転レバーの前記第2当接部は、前記第1回転レバーの前記第2当接部から前記ストッパの方へ突出している、請求項4又は5に記載のドアラッチ装置。
  7. 前記第1回転レバーには、前記第1モータの駆動力を受けるギア部が設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載のドアラッチ装置。
  8. 前記連結レバーは、前記連結部材に向けて突出し、前記インナーハンドルによる非操作位置から操作位置への前記連結レバーの回転によって、前記アンロック位置の前記連結部材に当接可能な突出部を有し、
    前記突出部は、前記ロック位置の前記連結部材と対向し、前記連結部材の当接状態で前記操作位置から前記非操作位置に向けた前記連結レバーの回転を許容する摺接縁を含む、請求項1から7のいずれか1項に記載のドアラッチ装置。
  9. 前記作動レバーは、前記アンロック位置と前記ロック位置に前記連結部材を誘導するガイド溝を有する、請求項1から8のいずれか1項に記載のドアラッチ装置。
  10. 前記第2回転レバーは、前記連結部材を移動可能に保持する保持溝を有し、
    前記保持溝は前記ガイド溝に対して交差している、請求項9に記載のドアラッチ装置。
  11. 前記第1モータを、車内に配置されたチャイルドロック切換スイッチの操作に基づいて制御する制御部を備える、請求項1から10のいずれか1項に記載のドアラッチ装置。
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