JP7054016B2 - 車両用シートクッション材及び車両用シート - Google Patents

車両用シートクッション材及び車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP7054016B2
JP7054016B2 JP2020037998A JP2020037998A JP7054016B2 JP 7054016 B2 JP7054016 B2 JP 7054016B2 JP 2020037998 A JP2020037998 A JP 2020037998A JP 2020037998 A JP2020037998 A JP 2020037998A JP 7054016 B2 JP7054016 B2 JP 7054016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
vehicle seat
small pad
cushion material
small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020037998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020079089A (ja
Inventor
弘 鷹嘴
健介 溝井
龍三郎 阿部
豊 木澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Publication of JP2020079089A publication Critical patent/JP2020079089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7054016B2 publication Critical patent/JP7054016B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/90Details or parts not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/70Upholstery springs ; Upholstery
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/68Seat frames
    • B60N2/686Panel like structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B68SADDLERY; UPHOLSTERY
    • B68GMETHODS, EQUIPMENT, OR MACHINES FOR USE IN UPHOLSTERING; UPHOLSTERY NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B68G5/00Resilient upholstery pads
    • B68G5/02Resilient upholstery pads of cellular material, e.g. sponge rubber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2205/00General mechanical or structural details
    • B60N2205/30Seat or seat parts characterised by comprising plural parts or pieces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

本発明は、車両用シートクッション材及び車両用シートに係り、特に、3次元構造の含浸層を備える車両用シートクッション材及び車両用シートに関するものである。
車両用シート等に設けられるシートクッションにおいては、快適な座り心地を付与するため、着座者に対する体圧分散や触感等を考慮することが一般的である。
この点を考慮して、ポリウレタンフォームシートと、ポリウレタンフォームシートの上層にあり、表面形状が波形に形成されたポリウレタン樹脂含浸硬化層と、硬化層上に形成されたラテックスフォームシートと、を具備するシートクッションがある(例えば特許文献1参照)。
実用新案登録第2533618号公報
特許文献1に記載された3層構造のシートクッションは、ラテックスフォームシートの密度が高いためモールド成形が難しい。このため、ラテックスフォームシート等の中間層を用いることを避け、成形性とリサイクル性に優れ、座り心地が良好なシートクッションが求められていた。
また、特許文献1に記載のポリウレタン樹脂含浸硬化層は、波形に形成されており、ポリウレタンフォームシートとラテックスフォームシートとの上下の間のみに配設されている。このような構成によると、車両の発進、停止等の荷重入力に関わるピッチ方向の剛性、及び横揺れの荷重入力に関わるロール方向の剛性が低いため、外部からの荷重入力をバランスよく分散させることが難しかった。なお、ピッチ方向とは、車両進行方向に直交する軸周りの揺動方向、ロール方向とは、車両進行方向と平行な軸周りの揺動方向をいう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、成形性とリサイクル性に優れ、座り心地が良好な車両用シートクッション材及び車両用シートを提供することにある。
本発明のその他の目的は、ピッチ方向の剛性、及びロール方向の剛性を高め、外部からの荷重入力をバランスよく分散可能な車両用シートクッション材及び車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートクッション材によれば、樹脂フォームにより形成された小パッドと、該小パッドを覆うように前記小パッドの受圧面側に積層一体化され、樹脂フォームにより形成され、前記小パッドよりも大きく形成されたパッド本体と、前記小パッドと前記パッド本体のうち一方の発泡原液組成物が他方の樹脂フォームに含浸しており、前記小パッドと前記パッド本体の間の少なくとも一部に形成された含浸層と、を備え、前記含浸層は、前記小パッドの前記受圧面及び側面に形成されており、前記小パッドは、前記含浸層に立体的に覆われており、前記小パッドには、貫通して形成された第1通気穴が形成されており、前記パッド本体には、前記小パッドの第1通気穴に連通する第2通気穴が形成され、前記パッド本体の前側上部には、前記小パッドよりも前方位置において前記パッド本体とは異なる前パッドが設けられ、前記パッド本体と前記前パッドの間には、前記第2通気穴に連通する空調の送風路となる空間が形成され、前記前パッドは、上下に貫通し、前記送風路に連通する貫通孔を有していることにより解決される。
上記構成によれば、含浸層が小パッドの受圧面及び側面に形成されて小パッドを囲う3次元構造となり、バネ性を有することとなる。小パッドは、3次元構造の含浸層に囲まれることになるので、側面に含浸層がない場合と比較して、受圧面及び側面に対する垂直方向(前後、左右等)からの入力に対して撓みにくくなり、経年使用によるヘタリを抑制して、さらに薄肉軽量化しても座り心地を良好にさせることができる。
また、3次元構造の含浸層によって小パッドの剛性を高めることができるため、小パッドの樹脂フォームの密度を抑えることができ、軽量にすることができる。
また、樹脂フォーム同士から成る小パッドとパッド本体とを組み合わせてクッション材を形成できるため、成形性とリサイクル性に優れる。
なお、上記の小パッドの受圧面とは、パッド本体が設けられる側の面であって、シートバックに小パッドが設けられる場合には正面、シートクッションに小パッドが設けられる場合には上面を意味する。
また上記構成によれば、小パッドに第1通気穴が形成され、及び小パッドを覆うパッド本体に第1通気穴に連通する第2通気穴が形成されていることで、シートの通気性が高まるとともに、尻下部の体圧を効率よく分散できることで、快適性を向上させることができる。
また、前記前パッドは、上下に貫通する複数の前記貫通孔を有していると好ましい。
また、複数の前記貫通孔は、シート前方にかけて漸次離間するように配設されていると好ましい。
また、前記第1通気穴は、平面視においてシート前後方向に長軸方向が延在し、前記小パッドの厚さ方向に貫通して形成されていると好ましい。
また、前記第1通気穴は、前記パッド本体を該パッド本体の厚さ方向において貫通する前記第2通気穴に連通して形成されていると好ましい。
また、前記第1通気穴は、シート幅方向に並ぶように一対となって前記小パッドに形成されていると好ましい。
また、前記小パッドの表面には、複数の凹凸が形成され、前記複数の凹凸は、複数の山が連なるように角部がない波形状に形成され、前記波形状は、前側に向かうにつれて漸次高さが低くなると好ましい。
上記構成によれば、発進、停止等の荷重入力に関わるピッチ方向の剛性を高め、横揺れの荷重入力に関わるロール方向の剛性を高めることができ、荷重入力をバランスよく分散できる。さらに剛性を高めることができるため、所定剛性を得るための肉厚を薄くでき、軽量化できる。
また、前記車両用シートクッション材は、シートバックに設けられ、前記前パッドは、前記シートバックのうち、車両用シートに着座する着座者に向く前側に設けられ、前記小パッドとは異なる位置に配置されていると好ましい
また、シートクッションとシートバックと、前記シートクッション又は前記シートバックに設けられた前記車両用シートクッション材と、を備える車両用シートであって、前記小パッドは、前記シートクッションに設けられる場合には前記車両用シートに着座する着座者の坐骨よりもシート幅方向に広く、前記シートバックに設けられる場合には前記車両用シートに着座する着座者の腰部よりもシート幅方向に広く配設されていると好ましい。
上記構成によれば、小パッドがシートクッションに設けられる場合には、着座者の坐骨よりもシート幅方向に広く配設された小パッドによって着座者の尻下部を安定的に支持できる。また、小パッドがシートバックに設けられる場合には、着座者の腰部よりもシート幅方向に広く配設された小パッドによって着座者の腰部を安定的に支持できる。
特に、坐骨よりもシート幅方向に広く小パッドが配設されていることで、シートクッションの圧力分散と底付き感と振動特性のバランスを取ることができる。
さらに、上記車両用シートクッション材を備えた車両用シートであって、前記車両用シートクッション材は、シートクッション及びシートバックに設けられ、それぞれ表皮材によって覆われていると好ましい
本発明によれば、含浸層が受圧面及び側面を含めて小パッドを囲う3次元構造となり、バネ性を有することとなる。小パッドは、3次元構造の含浸層に囲まれることになるので、側面に含浸層がない場合と比較して、受圧面及び側面に対する垂直方向(前後、左右等)からの入力に対して撓みにくくなり、経年使用によるヘタリを抑制して、さらに薄肉軽量化しても座り心地を良好にさせることができる。
また、本発明によれば、小パッドに加わる体圧を効率よく分散することができる。
また、本発明によれば、小パッドの剛性をより高めることができ、荷重入力をバランスよく分散できる。さらに剛性を高めることができるため、所定剛性を得るための肉厚を薄くでき、軽量化できる。
また、本発明によれば、人体への共振を抑制し、座り心地を良好にすることができる。
また、本発明によれば、シートの通気性が高まるとともに、尻下部の体圧を効率よく分散できることで、快適性を向上させることができる。
また、本発明によれば、シート左右に着座者が動作する際に、小パッドが追従するように変形させることができ、着座者が左右に揺れ動いた状態でもクッション性を維持することができ、尻下部の体圧を効率よく分散できることで、快適性を向上させることができる。
また、本発明によれば、着座者の尻下部及び腰部を安定的に支持できる。
また、本発明によれば、車両用シートに着座する着座者の腿下に接触するシートクッションの前側部分の剛性を高めず、座り心地を良好にすることができる。
また、本発明によれば、車両用シートに着座する着座者の腰に接触するシートバックの上側部分の剛性を高めず、座り心地を良好にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 車両用シートの表皮材を透過して、小パッド及び前パッドを示す説明図である。 シートクッションについての図2のIII-III断面を示す模式的な断面図である。 クッション材についての図2のIV-IV断面を示す模式的な断面図である。 小パッドを示す斜視図である。 単層構造のクッション材と本実施形態に係る2層構造のクッション材との撓み量-荷重の関係を示す図である。 600Nをクッション材に付与したときの単層構造のクッション材と本実施形態に係る2層構造のクッション材とのPAD厚-底付き感の関係を示す図である。 単層構造のクッション材と本実施形態に係る2層構造のクッション材との周波数-応答倍率の関係である振動伝達特性を示す図である。 変形例に係る小パッドを示す模式図である。 第2実施形態に係るクッション材についての図2のIV-IV断面を示す模式的な断面図である。 第3実施形態に係るシートクッションの小パッドを示す説明図である。 シートクッションについての図11のXII-XII断面を示す模式的な断面図である。 第4実施形態に係るシートクッションの小パッドを示す説明図である。 他の変形例に係るクッション材を示す断面図である。 他の変形例に係る小パッドの突起の断面形状を示す説明図である。 他の変形例に係る小パッドの突起の断面形状を示す説明図である。 他の変形例に係る小パッドの突起の断面形状を示す説明図である。 他の変形例に係る小パッドの突起の断面形状を示す説明図である。 クッション材を成形している状態を説明する模式図である。
本発明は、車両用シートクッション材及び車両用シートクッション材を備える車両用シートに関するものであり、特に、3次元構造の含浸層を備える車両用シートクッション材及び車両用シートに関するものである。
以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
<<第1実施形態>>
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。先ず、本実施形態に係る車両用シートS及びクッション材2の構成について図1~図5を参照して説明する。
なお、図1は、本発明の実施形態に係る車両用シートSの斜視図、図2は、車両用シートSの表皮材S1aを透過して、小パッド3及び前パッド5を示す説明図である。ここで、図2に示す小パッド3は、簡略化して示されているものであり、表面に形成された波形の形状を略して示されている。
また、図3は、シートクッションS1についての図2のIII-III断面を示す模式的な断面図、図4は、クッション材2についての図2のIV-IV断面を示す模式的な断面図、図5は、小パッド3を示す斜視図である。
車両用シートSは、図1に示すように、着座者が着座するシートクッションS1と、背もたれとなるシートバックS2とから構成され、表皮材S1a,S2aによって表面を覆われている。
シートクッションS1は、図2に示すように、クッション材2と、クッション材2を覆う表皮材S1aと、から構成されている。
図1に示すように、シートクッションS1には、表皮材S1aを吊り込むための一対の吊り込み溝S1bが、シート幅方向(シート左右方向ともいう。)に離間し、前後方向に延在して形成されている。同様に、シートバックS2には、表皮材S2aを吊り込むための一対の吊り込み溝S2bが、シート幅方向に離間し、上下方向に延在して形成されている。
クッション材2は、図4に示すように、下層にある小パッド3と、小パッド3を覆うように上層にあり、小パッド3と積層一体化されたパッド本体1と、パッド本体1の前側上部に設けられた前パッド5と、から構成されている。なお、クッション材2は、小パッド3のある部位においては、小パッド3とパッド本体1とによって2層構造で構成されている。
小パッド3は、ウレタンフォーム、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂フォーム材から形成されている。小パッド3の着座者側の面である受圧面としての上面3bは、複数の山が連なるように形成された波形に均一に形成されており、換言すると、複数の卵を保持する保持容器の片側部分のように形成されている。
小パッド3は、シートクッションS1に配設されるときは、着座者の臀部を支持すべく、シートクッションS1の後ろ側であり、着座者の臀部の下に当たる位置に配設されている。小パッド3は、特に着座者の坐骨よりもシート幅方向に大きな幅に形成されており、一対の吊り込み溝S1bの近傍まで形成されている。
また、小パッド3は、シートバックS2に配設されるときは、着座者の腰部を支持すべく着座者の腰部の後方に当たる位置に配設されている。特に、小パッド3は、着座者の腰部よりもシート幅方向に大きな幅に形成されており、シートバックS2に設けられる一対の吊り込み溝S2bの近傍まで形成されている。
なお、小パッド3の受圧面は、配置されるシートクッションS1又はシートバックS2の表面と略均等な距離となるように配置されている。このように小パッド3が配置されていることにより、着座者からの体圧を効率よく分散することができる。ここで、小パッド3の受圧面とは、シートクッションS1に配置される小パッド3においては上面3b、シートバックS2に配置される小パッド3においては前面となる。
また、小パッド3は、モールド品を使用することで、波形形状を3次元形状に成形できるので、設計自由度があり、ウレタンスラブをプロファイル加工したものよりもコストダウンできる。
パッド本体1は、モールドウレタンにより形成され、シートクッションS1の前後に形成されてシートクッションS1の輪郭を成すものである。
また、パッド本体1の密度は、小パッド3の密度よりも小さい値で形成されており、パッド本体1の厚みは、小パッド3の厚みより厚く形成されている。このように形成されていることで、パッド本体1に加わる振動を吸収することができ、人体への共振を抑制し、座り心地を良好にできる。
小パッド3の上面3b及び側面3cであってパッド本体1に接する部位には、図4に示すように、含浸層3aが薄く覆うように形成されている。
含浸層3aは、小パッド3の上面3b及び側面3cを覆うように形成されている。このように含浸層3aが立体的に形成されていることで、上下方向の荷重に対する剛性を高めることができる。このため、小パッド3が撓みにくくなり、経年使用によるヘタリを抑制でき、さらに薄肉軽量化しても座り心地を良好にさせることができる。
前パッド5は、ウレタンフォーム、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂フォーム材から形成されており、上下に貫通して前方にかけて漸次離間するように配設された複数の貫通孔5aを有する。
そして、図3に示すように、パッド本体1と前パッド5との間には、空調の送風路1aとなる空間が形成されている。このように、クッション材2を薄くした分だけ広くなるスペースに、空調の送風路1aが設けられていたり、ヒーター6を設けたりすることができる。このようにして、限られたスペース内に快適な環境を形成する装置等を搭載することができる。
なお、パッド本体1と前パッド5との間に送風路1aが形成されているものとして説明したが、同じように、パッド本体1と小パッド3との間の一部や、小パッド3の下面の一部に送風路を設けるようにしてもよい。このように、小パッド3周りに送風路を設けるようにすることで、臀部から加わる体圧を分散させて乗り心地が向上するとともに、臀部下方の通気性を高め、快適性を向上させることができる。
(クッション材の性能について)
通常、クッション材2の厚さを薄くすると、加えられる荷重に対する撓み量は大きくなり、着座者に底付き感を与えることがある。さらに、単層構造を積層構造に変更すると、固有振動するが変動して共振周波数や共振倍率が変わることにより、車両の振動に共振して不快な振動生じることもあり得る。
そこで、上記構成に係る厚さ80mmのクッション材2の性能について、図6~図8を参照し、従来の単層構造に係る厚さ100mmのクッション材の性能と比較して説明する。
なお、図6は、単層構造のクッション材と本実施形態に係る2層構造のクッション材2との撓み量-荷重の関係を示す図である。また、図7は、600Nをクッション材に付与したときの単層構造のクッション材と本実施形態に係る2層構造のクッション材2とのPAD厚-底付き感の関係を示す図である。さらに、図8は、単層構造のクッション材と本実施形態に係る2層構造のクッション材2との周波数-応答倍率の関係である振動伝達特性を示す図である。
そして、図6~図8のデータAは単層構造のクッション材についてのデータであり、データCは2層構造のクッション材2についてのデータである。図6~図8の塗り潰し部分は、単層構造のクッション材に比較して、クッション材2が同等あるいはそれ以上の性能であるために認められる範囲を示すものである。
図6に示すように、データCは、データAと比較して、クッション材2の厚さを薄くしたにも関わらず、略同じ撓み量となった。つまり、クッション材2は、厚さを薄くしたにも関わらずクッション性を維持することができた。
また、図7に示すように、データCは、データAと比較して、底付き感を小さくすることができた。ここで、底付き感とは、図6に示す荷重が600Nであるときの静バネ定数である。この値が小さいと、クッション材からの反力の変動が小さいこととなり、座り心地が良好となる。
さらに、図8に示すように、データCは、データAと比較して、応答倍率がピークとなる共振状態における共振周波数を略同じ大きさにでき、共振倍率を低くすることができた。
特に、着座者が不快感を抱く周波数は、腹部の固有振動数に近い6Hzである。クッション材2によれば、6Hzよりも低い周波数が共振周波数であるため、着座者に不快感を付与することを回避できる。なお、含浸層3aの厚さや形成位置を変更することで、クッション材2の固有振動数の調整が可能である。
また、体圧分布については、クッション材2の厚さを薄くすると、局所的に高い圧力が顕著に現れることとなる。
しかしながら、2層構造、厚さ80mmのクッション材2は、上層にあるパッド本体1の密度を単層構造のものよりも小さくすることで、単層構造、厚さ100mmのクッション材と同等の均等な体圧分布を維持することができる。
以上のように、上記実施形態に係る車両用シートS及びクッション材2によれば、クッション材2の厚さを薄くしつつ、車両が受ける振動を吸収し、人体への共振を抑制し、座り心地を良好にできる。
<変形例>
上記実施形態においては、波形の均一な表面形状を有する小パッド3について説明したが、このような形態に本願発明は限定されない。
例えば、図9に示すように、異なる高さhの波形状13a,13bを有する不均一な表面形状を有する小パッド13であってもよい。
特に、本変形例に係る小パッド13は、着座者の太腿からの繰り返し応力が加わりやすいシートクッションS1の前側に、高さhの低い波形状13aが位置するように、シートクッションS1に配設されている。波形状13a,13bは、前側に向かうにつれて漸次高さが低くなる徐変形状となっている。
このように小パッド13が配設されていることにより、小パッド13のシート前側の剛性を低くでき、小パッド13から着座者の大腿が受ける反力を低減することができることで、座り心地を良好にすることができる。
また、シートバックS2に小パッド13を設ける場合には、シートバックS2の上側に高さhの低い波形状13aが位置するように、シートバックS2に配設するとよい。
このようにすれば、波形状13aの位置する着座者の腰の上部に当接するシートバックS2の剛性の高まりを抑制して座り心地を良好にすることができる。
さらには、同じ理由で、シートクッションS1における着座者の大腿が位置する前側部分や、シートバックS2における着座者の腰の上部が位置する上側部分等、反力を低減させる側である小パッド13の側面の一部に、後述するように含浸層3aを形成しなくてもよい。換言すると、これらの部分以外の小パッド13に含浸層3aが形成されていることで、剛性を高めつつ、座り心地を良好にすることができる。
<<第2実施形態>>
上記実施形態においては、小パッド3の着座者側の面のみを波形形状に形成するものとして説明したが、本願発明はこのような構成に限定されない。
第2実施形態に係る小パッド23について図10を参照して次に説明する。なお、図10は、第2実施形態に係るクッション材22についての図2のIV-IV断面を示す模式的な断面図である。
クッション材22は、小パッド23と含浸層23aとパッド本体1とから構成されている。このうち、特に小パッド23は、第1実施形態に係る小パッド3と異なり、受圧面としての上面23bだけでなく側面23cまで波形に形成されている。これに伴い、小パッド23の外面を覆う含浸層23aは、第1実施形態に係る含浸層3aと異なり、側面まで波形に形成されている。
このように形成された小パッド23を有するクッション材22によれば、小パッド23及び含浸層23aが略水平方向に突出していることによって、クッション材22のロール方向、ピッチ方向のモーメントに対する剛性を高めることができる。換言すると、小パッド23の略水平面上に広がる方向にある軸を中心とする揺動に対する剛性を高めることができる。
特に、剛性の高いクッション材22は、車両の後席にある支持剛性が低く、前後左右の振動が生じやすい格納式のシートに用いると、座り心地を良好にできるため好適である。
なお、小パッド23の側面23cを波形にする形態のみに本発明は限定されず、例えば、テーパ状に形成するようにして、小パッド23及び含浸層23aの体積を変えて剛性を調整するようにしてもよい。
<<第3実施形態>>
次に、良好な通気性を有する第3実施形態に係るシートクッションS11について、図11及び図12を参照して説明する。なお、図11は、第3実施形態に係るシートクッションS11の小パッド33を示す説明図、図12は、シートクッションS11についての図11のXII-XII断面を示す模式的な断面図である。
第3実施形態に係るシートクッションS11は、パッド本体31及び小パッド33を備える。
小パッド33には、図11及び図12に示すように、シート幅方向に並んで設けられた一対の第1通気穴33aが形成されている。この第1通気穴33aは、平面視においてシート前後方向に長軸方向が延在し、小パッド33の厚さ方向に貫通して形成されている。
パッド本体31には、図12に示すように、縦穴部31aと、縦穴部31aから略垂直に延在する横穴部31bと、から成る第2通気穴31xが形成されている。
縦穴部31aは、小パッド33の第1通気穴33aの延長上に連通して形成されており、パッド本体31を上下方向である厚さ方向に貫通するように形成されている。
横穴部31bは、縦穴部31aの下部から連続するように形成されており、平面視において、前方にかけて漸次離間するように複数形成された貫通孔5aに向かって、シート前後方向を基準としたときに斜めに前方に広がるように延在して形成されている。そして、横穴部31bは、前方に延在した先で送風路1aに繋がっている。
このようにパッド本体31に、縦穴部31aが形成されていることで、着座者の体圧を、縦穴部31aを中心とした放射状に分散させることができ、乗り心地を良好にすることができる。
さらに、小パッド33に第1通気穴33aが形成され、パッド本体31に第2通気穴31xが形成されていることで、シートクッションS11の通気性が良好となる。
特に、第1通気穴33a及び縦穴部31aが、着座者の臀部の最大荷重領域内に配置されていると好ましい。このように構成されていることで、車両の走行時に着座者が上下に揺動する際に、縦穴部31aの容積が縮小・復元することで、縦穴部31a内の空気が第1通気穴33aを介してクッション材2の厚さ方向に好適に通気されることとなる。
そして、パッド本体31において、縦穴部31aに連続して横穴部31bが形成され、さらに、横穴部31bが送風路1aに繋がっていることで、上記の車両走行時に、空気が、横穴部31bを通って縦穴部31aと送風路1aとの間で行き来することとなる。このとき、送風路1aから貫通孔5aにも空気が流れることとなる。このため、貫通孔5aの上方に位置する着座者の大腿部へ下方から空気が流れることなり、着座者の快適性が向上することとなる。
なお、車両の走行時以外にも、例えば、車両用シートSに図示せぬブロアを設けることによって、送風路1a、第2通気穴31x及び第1通気穴33a等に強制的に空気を流して通気性を高めることもできる。
<<第4実施形態>>
次に、着座者のシート左右方向への動作時においても、クッション性を維持することが可能な第4実施形態に係るシートクッションS21について、図13を参照して説明する。なお、図13は、第4実施形態に係るシートクッションS21の小パッド43を示す説明図である。
第4実施形態に係るシートクッションS21は、小パッド43を備える。
小パッド43には、図13に示すように、シート幅方向中央において前面から後方にかけて厚さ方向に切り欠かれたスリット43aが形成されている。つまり、小パッド43の前側は、区分部としてのスリット43aによってシート幅方向に区分けされることで、シート幅方向に若干移動可能となる。
一方で、小パッド43の後側は、スリット43aが小パッド43の後面に至るまで形成されていないため、シート幅方向の移動が制限されるため、小パッド43の全体形状が保持されることとなる。
このように、小パッド43にスリット43aが形成されていることで、例えば、車両のカーブ走行時や着座者の車両に対する乗降時に、着座者の姿勢がシート幅方向に傾いたときでも、小パッド43の前側が追従することとなる。
このため、シートクッションS21に体圧が偏って加わったときであっても、着座者の体圧を好適に分散することができ、クッション性を維持して快適性を高めることができる。
なお、本実施形態においては、前面から後方にかけて厚さ方向に切り欠かれたスリット43aを有する小パッド43の例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、小パッドは、シート幅方向に完全に分離して形成された2個以上のものであってもよい。
上記実施形態においては、シートクッションS1,シートバックS2にクッション材2,22を設ける場合には、波形の面が着座者側(受圧面側)に位置するように、クッション材2,22を配設するものとして説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。
例えば、波形の面が着座者側の逆側、つまり裏面側に位置するように、クッション材2,22を配設するようにしてもよい。このようにすれば、裏面側で着座者から受ける荷重を分散でき、座り心地を良好にすることができる。
なお、着座者側である表面側と裏面側の双方を波形に形成するようにしてもよい。このようにして、クッション材2,22を軽量化することができる。
特に、裏面側に波形形状を有するクッション材2,22の構成は、剛性の高いフロアフレーム上に載置されるシートクッションS1に適用される場合に好適である。
また、上記実施形態においては、小パッド3,23に形成された波形状は、角部がなく、応力を分散し易い形状であるとともに、欠肉等の成形性不良が出にくく、量産性が高いため、好適である。
しかしながら、クッション材2,22の剛性を高めることができ、欠肉等の成形性の問題がなければ、このような形状に限定されず、凹凸を有する形状であればよい。
<他の変形例>
ここで、各種の複数の突起53b,63a,63b,63c,63dを有する小パッド53の例について、図14、図15A、図15B、図15C及び図15Dを参照して説明する。なお、図14は、他の変形例に係るクッション材52を示す断面図、図15A~図15Dは、他の変形例に係る小パッド53の突起63a,63b,63c,63dの断面形状を示す説明図である。
図14に示すように、他の変形例に係るクッション材52は、小パッド53と、小パッド53を上方から覆うパッド本体51と、これらの間に形成された含浸層53aと、から構成されている。
特に、小パッド53は、連続的に形成された波形の上面3bを有する上記実施形態とは異なり、上方に向けて突出する複数の突起53bを有する。この突起53bの断面形状としては、図15Aに示す、断面六角形状であると、着座者から加わる体圧を六角形の各辺側に好適に分散することができるため特に好ましい。
一方で、突起53bの断面形状は、このような形状に限定されず、図15Bに示す断面円形状や、図示せぬ楕円形状、図15Cに示す断面四角形状や図15Dに示す断面三角形状等の断面多角形状であってもよい。ここで、断面六角形状、断面四角形状、断面三角形状、その他の断面が複数の角から成る図形形状を含めて、断面多角形状という。このように、突起53bが、断面円形状、断面楕円形状又は断面多角形状に形成されていると、着座者から加わる体圧を分散しやすくなるため好ましい。
なお、上記の説明の通り、突起53b,63a,63b,63c,63dについては、小パッド53の表面側(換言すると受圧面側)に形成されているものに限定されず、側面側に形成されていてもよい。表面側に加えて側面側にも突起53b,63a,63b,63c,63dが形成されている場合には、小パッド53とパッド本体51との接触面積が広くなるため接合強度が高まることとなる。
(成形方法について)
クッション材2の成形方法の一例としては、小パッド3を金型内に入れたうえで、パッド本体1をインサート成形する方法がある。
特に、小パッド3の側面3cの一面を除いて含浸層3aを形成する方法として、図16に示す下型M1と上型M2とを使用する。
なお、図16は、クッション材2を成形している状態を説明する模式図である。
詳細には、断面U字状の箱型に形成された下型M1と、下型M1の上方の開口を塞ぐように形成された段付きの上型M2とを、その間の空間SPに小パッド3とパッド本体1の原料である発泡原液組成物としてのパッド原料1bを配設した状態で組み合わせる。そして、空間SP内の温度を上げるか、圧力を下げて、空間SPを満たすまでパッド原料1bを膨張させる。
このようにして、小パッド3と一体的に形成されたパッド本体1を形成する。高剛性の含浸層3aは、パッド本体1が小パッド3に含浸してインサート成形されることで自然に形成される。
特に、小パッド3の側面の一面に含浸層3aを形成しない場合には、上型M2に空間SP側に突出する壁M2aを有するものを用意し、この壁M2aに小パッド3の含浸層3aを形成しない面が当接するように小パッド3を空間SPに配設する。その後、同様に、空間SPを満たすまでパッド原料1bを膨張させる。このようにして、小パッド3と一体的に形成されたパッド本体1を形成する。
このようにすれば、小パッド3のうち壁M2aに当接する部分には、パッド原料1bが入り込めずに小パッド3に接触しないため、含浸層3aが形成されるのを回避することができる。
1 パッド本体
1a 送風路
1b パッド原料(発泡原液組成物)
2 クッション材(車両用シートクッション材)
2a 貫通孔
3 小パッド(下層)
3a 含浸層
3b 上面(受圧面、表面)
3c 側面
5 前パッド
5a 貫通孔
6 ヒーター
13 小パッド
13a,13b 波形状
22 クッション材(車両用シートクッション材)
23 小パッド
23a 含浸層
23b 上面(受圧面、表面)
23c 側面(表面)
31 パッド本体
31a 縦穴部
31b 横穴部
31x 第2通気穴
33 小パッド
33a 第1通気穴
43 小パッド
43a スリット(区分部)
51 パッド本体
52 クッション材(車両用シートクッション材)
53 小パッド
53a 含浸層
53b 突起
63a,63b,63c,63d 突起
M1 下型
M2 上型
M2a 壁
S 車両用シート
S1,S11,S21 シートクッション
S1a 表皮材
S1b 吊り込み溝
S2 シートバック
S2a 表皮材
S2b 吊り込み溝
SP 空間
h 高さ
t 厚さ
w 幅

Claims (10)

  1. 樹脂フォームにより形成された小パッドと、
    該小パッドを覆うように前記小パッドの受圧面側に積層一体化され、樹脂フォームにより形成され、前記小パッドよりも大きく形成されたパッド本体と、
    前記小パッドと前記パッド本体のうち一方の発泡原液組成物が他方の樹脂フォームに含浸しており、前記小パッドと前記パッド本体の間の少なくとも一部に形成された含浸層と、を備え、
    前記含浸層は、前記小パッドの前記受圧面及び側面に形成されており、
    前記小パッドは、前記含浸層に立体的に覆われており、
    前記小パッドには、貫通して形成された第1通気穴が形成されており、
    前記パッド本体には、前記小パッドの第1通気穴に連通する第2通気穴が形成され、
    前記パッド本体の前側上部には、前記小パッドよりも前方位置において前記パッド本体とは異なる前パッドが設けられ、
    前記パッド本体と前記前パッドの間には、前記第2通気穴に連通する空調の送風路となる空間が形成され、
    前記前パッドは、上下に貫通し、前記送風路に連通する貫通孔を有していることを特徴とする車両用シートクッション材。
  2. 前記前パッドは、上下に貫通する複数の前記貫通孔を有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートクッション材。
  3. 複数の前記貫通孔は、シート前方にかけて漸次離間するように配設されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シートクッション材。
  4. 前記第1通気穴は、平面視においてシート前後方向に長軸方向が延在し、前記小パッドの厚さ方向に貫通して形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シートクッション材。
  5. 前記第1通気穴は、前記パッド本体を該パッド本体の厚さ方向において貫通する前記第2通気穴に連通して形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用シートクッション材。
  6. 前記第1通気穴は、シート幅方向に並ぶように一対となって前記小パッドに形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用シートクッション材。
  7. 前記小パッドの表面には、複数の凹凸が形成され、
    前記複数の凹凸は、複数の山が連なるように角部がない波形状に形成され、
    前記波形状は、前側に向かうにつれて漸次高さが低くなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両用シートクッション材。
  8. 前記車両用シートクッション材は、シートバックに設けられ、
    前記前パッドは、前記シートバックのうち、車両用シートに着座する着座者に向く前側に設けられ、前記小パッドとは異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の車両用シートクッション材。
  9. シートクッションとシートバックと、
    前記シートクッション又は前記シートバックに設けられた請求項1に記載の車両用シートクッション材と、を備える車両用シートであって、
    前記小パッドは、前記シートクッションに設けられる場合には前記車両用シートに着座する着座者の坐骨よりもシート幅方向に広く、前記シートバックに設けられる場合には前記車両用シートに着座する着座者の腰部よりもシート幅方向に広く配設されていることを特徴とする車両用シート。
  10. 請求項1に記載の車両用シートクッション材を備えた車両用シートであって、
    前記車両用シートクッション材は、シートクッション及びシートバックに設けられ、それぞれ表皮材によって覆われていることを特徴とする車両用シート。
JP2020037998A 2015-07-30 2020-03-05 車両用シートクッション材及び車両用シート Active JP7054016B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015151064 2015-07-30
JP2015151064 2015-07-30

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017530946A Division JP6674108B2 (ja) 2015-07-30 2016-07-29 車両用シートクッション材及び車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020079089A JP2020079089A (ja) 2020-05-28
JP7054016B2 true JP7054016B2 (ja) 2022-04-13

Family

ID=57884576

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017530946A Active JP6674108B2 (ja) 2015-07-30 2016-07-29 車両用シートクッション材及び車両用シート
JP2020037998A Active JP7054016B2 (ja) 2015-07-30 2020-03-05 車両用シートクッション材及び車両用シート

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017530946A Active JP6674108B2 (ja) 2015-07-30 2016-07-29 車両用シートクッション材及び車両用シート

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10538187B2 (ja)
JP (2) JP6674108B2 (ja)
CN (1) CN107847056B (ja)
WO (1) WO2017018526A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6674108B2 (ja) * 2015-07-30 2020-04-01 テイ・エス テック株式会社 車両用シートクッション材及び車両用シート
JP2018192213A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 株式会社ブリヂストン シートパッド
JP7128998B2 (ja) * 2017-08-31 2022-09-01 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
USD862101S1 (en) * 2018-02-26 2019-10-08 Hyundai Motor Company Seat for vehicles
US10602856B2 (en) * 2018-08-21 2020-03-31 GM Global Technology Operations LLC Contoured cushions
US10913535B2 (en) * 2019-01-21 2021-02-09 B/E Aerospace, Inc. Cushion assembly with elastomeric lattice insert
CN114728608B (zh) * 2019-12-20 2024-05-17 捷温汽车有限公司 交通工具座椅空气分配装置
JP7226389B2 (ja) 2020-04-28 2023-02-21 信越化学工業株式会社 反射型マスクブランク用膜付き基板及び反射型マスクブランク
JP7165709B2 (ja) * 2020-10-28 2022-11-04 本田技研工業株式会社 成型品構造

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005211251A (ja) 2004-01-28 2005-08-11 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 車両用シートクッションパッド
JP2007125099A (ja) 2005-11-01 2007-05-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd マットレスクッション材及びその製造方法
JP2008228794A (ja) 2007-03-16 2008-10-02 Bridgestone Corp 車両用シートパッド
JP2010187996A (ja) 2009-02-19 2010-09-02 Bridgestone Corp シートパッド
JP2013233825A (ja) 2012-05-07 2013-11-21 Toyota Boshoku Corp 車両用シートのクッションパッド
JP2014057634A (ja) 2012-09-14 2014-04-03 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2015047217A (ja) 2013-08-30 2015-03-16 テイ・エス テック株式会社 シート
JP6674108B2 (ja) 2015-07-30 2020-04-01 テイ・エス テック株式会社 車両用シートクッション材及び車両用シート

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS473463Y1 (ja) * 1969-10-20 1972-02-05
US4571763A (en) * 1984-06-29 1986-02-25 Tachikawa Spring Co., Ltd. Cushion member for a vehicle seat
JPS61233513A (ja) * 1985-04-09 1986-10-17 Human Ind Corp クツシヨン材の製造方法
GB8619186D0 (en) * 1986-08-06 1986-09-17 Lowthian P T Cushions
US4728148A (en) * 1986-12-08 1988-03-01 Tachi-S Co., Ltd. Supporting structure of the lumbar portion of the foam cushion member in an automotive seat
US5802640A (en) * 1992-04-03 1998-09-08 Hill-Rom, Inc. Patient care system
JPH0259329A (ja) * 1988-08-25 1990-02-28 Nissan Motor Co Ltd 自動車用シートの成形方法
JP2533618Y2 (ja) 1991-08-08 1997-04-23 株式会社東洋クオリティワン クッション体
JP2995710B2 (ja) * 1993-09-19 1999-12-27 難波プレス工業株式会社 座り心地良好なクッション体構造
JP2975894B2 (ja) * 1996-07-12 1999-11-10 難波プレス工業株式会社 表皮付き多層異硬度座席およびその製造方法
US5913568A (en) * 1997-09-30 1999-06-22 Brightbill; Stephen T. Two platform motion seat
EP1457139A1 (en) * 1998-05-06 2004-09-15 Hill-Rom Services, Inc. Mattress or cushion structure
US7191482B2 (en) * 1998-05-06 2007-03-20 Hill Rom Services, Inc. Patient support
US6371562B1 (en) * 2000-05-12 2002-04-16 Tachi-S Co., Ltd. Reinforced arrangement in a vehicle seat and method for forming the same
JP4402399B2 (ja) * 2003-08-11 2010-01-20 株式会社イノアックコーポレーション 積層発泡体の製造方法
US7254840B2 (en) * 2005-03-21 2007-08-14 Honda Motor Co., Ltd. Impact and/or vibration absorbent material and protective glove making use thereof
US7218037B2 (en) * 2005-07-26 2007-05-15 Siemens Aktiengesellschaft Method for improving the long-term stability of a piezoelectric actuator and a piezoelectric actuator
WO2007020811A1 (ja) * 2005-08-18 2007-02-22 Bridgestone Corporation 車両用シートパッド
JP2010018996A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Takiron Co Ltd 重ね張り用波板の固定用ボルト部材及び該固定用ボルト部材を用いた重ね張り構造
CN102210527B (zh) * 2010-04-02 2014-04-23 六圣有限公司 波浪状乳胶垫、其制造方法以及制造该乳胶垫的刮刀
JP2013233625A (ja) 2012-05-10 2013-11-21 Iai:Kk 電動グリッパ
JP2014057633A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
US9233630B2 (en) * 2013-03-05 2016-01-12 Dorel Juvenile Group, Inc. Belt-positioning booster seat for vehicles
JP6600134B2 (ja) * 2014-11-25 2019-10-30 株式会社東洋クオリティワン クッションパッド
NZ740725A (en) * 2015-09-30 2023-02-24 Thomas Mascull Roger Contouring system and components
US9708067B2 (en) * 2015-12-16 2017-07-18 Supracor, Inc. Seat cushion for use by airline passengers

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005211251A (ja) 2004-01-28 2005-08-11 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 車両用シートクッションパッド
JP2007125099A (ja) 2005-11-01 2007-05-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd マットレスクッション材及びその製造方法
JP2008228794A (ja) 2007-03-16 2008-10-02 Bridgestone Corp 車両用シートパッド
JP2010187996A (ja) 2009-02-19 2010-09-02 Bridgestone Corp シートパッド
JP2013233825A (ja) 2012-05-07 2013-11-21 Toyota Boshoku Corp 車両用シートのクッションパッド
JP2014057634A (ja) 2012-09-14 2014-04-03 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2015047217A (ja) 2013-08-30 2015-03-16 テイ・エス テック株式会社 シート
JP6674108B2 (ja) 2015-07-30 2020-04-01 テイ・エス テック株式会社 車両用シートクッション材及び車両用シート

Also Published As

Publication number Publication date
US10538187B2 (en) 2020-01-21
US20180222369A1 (en) 2018-08-09
CN107847056A (zh) 2018-03-27
CN107847056B (zh) 2021-09-21
WO2017018526A1 (ja) 2017-02-02
JP6674108B2 (ja) 2020-04-01
JPWO2017018526A1 (ja) 2018-05-17
JP2020079089A (ja) 2020-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7054016B2 (ja) 車両用シートクッション材及び車両用シート
JP6179458B2 (ja) 乗物用シート
US9914380B2 (en) Foam part, in particular for a vehicle seat, and method and tool for producing a foam part
KR101247848B1 (ko) 폼 시트 부재, 이의 제조를 위한 주형 및 이 주형의 제조방법
JP6295334B2 (ja) 車両シート用の発泡体部品、及び車両シート
JP5959812B2 (ja) 車両用シート
JP7113663B2 (ja) シートパッド
JP7060445B2 (ja) シートパッド
JP2020172076A (ja) シートパッドの製造方法、シートパッド、及び、3d造形用データ
JP5242088B2 (ja) 自動車用座席のクッション
CN109774558B (zh) 包括模块化泡沫装置的座椅组件及其制造方法
EP3225460A1 (en) Cushion assembly
JP2010184085A (ja) 車両用シートパッド
WO2017150660A1 (ja) 車両用シート
JP7283248B2 (ja) 乗物用シート
JP5529560B2 (ja) シートパッド及びシート
JP7239311B2 (ja) 車両用シートパッド
JP2015080502A (ja) シートクッションパッド
JP6339860B2 (ja) シートのパッド及びシート
JP7299523B2 (ja) 車両用シート
JP7453565B2 (ja) シート
WO2021117744A1 (ja) シートパッドおよびシートパッドの製造方法
JP7469018B2 (ja) クッション材、クッション具、及び、クッション材の製造方法
JP7364877B2 (ja) シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート
JP2022104030A (ja) シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7054016

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150