JPH0259329A - 自動車用シートの成形方法 - Google Patents

自動車用シートの成形方法

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JPH0259329A
JPH0259329A JP63211328A JP21132888A JPH0259329A JP H0259329 A JPH0259329 A JP H0259329A JP 63211328 A JP63211328 A JP 63211328A JP 21132888 A JP21132888 A JP 21132888A JP H0259329 A JPH0259329 A JP H0259329A
Authority
JP
Japan
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molten resin
resin material
base material
elastic base
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP63211328A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Shimada
嶋田 好則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は目動車用シートの成形方法に関し、さらに詳し
くは局部的に硬度が異なる目動車用シートの成形方法に
関する。
従来の技術 例えば自動車のシート(座席)を構成するシートクツシ
ョンは、その着座性向上の観点から局部的に硬度を異な
らしめることが行われる(例えば特開昭49−3756
号公報に紹介されている)。
第6図はその自動車用シートの一例を示したもので、5
0はシートクツション、51はシートバックを示し、シ
ートクツション50は、表皮52と、この表皮52にラ
ミネートされたウレタン製のカバーシート53と、シー
ト本体となる二層成形のウレタン製のパッド54および
フレーム57とから構成される。そして、パッド54を
硬質層55と軟質層56の2層構造とした上で、その層
厚を局部的に変化させることによって第7図に示すよう
にその硬度を異ならしめているものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような2層成形のパッド構造を採用
すると、パッド54を同一工程内で成形することができ
ないために少なくとも2工程以上に分けて成形を行わな
ければならず、使用材料の種類の増加と併せ成形設備お
よび成形工数が増大し、コスト的に不利なものとなるほ
か、2層成形という制約のために微細な硬度調整ができ
ないという問題がある。
本発明は従来の2層成形と異なり、パッド等の弾性基材
内に溶融樹脂材料を含浸させることで局部的に硬度が異
なる弾性材が得られるようにした方法を提供しようとす
るものである。
課題を解決するための手段 第1の発明の成形方法においては、シート本体となる通
気性を有する2弾性基材と、負圧吸引装置に接続される
所定配置のノズル孔が形成された成形型とを密着させ、
弾性基材のうち成形型と接する面と反対側の面に溶融樹
脂材料を配し、前記ノズル孔の負圧吸引作用により溶融
樹脂材料を弾性基材内部に吸引して含浸させることを特
徴としている。
第2の発明の成形方法においては、シート本体となる通
気性を有する弾性基材と、所定配置のノズル孔が形成さ
れた成形型とを密着させ、前記ノズル孔から溶融樹脂材
料を所定圧力で押し出して弾性基材の内部に含浸させる
ことを特徴としている。
また第3の発明の成形方法においては、表皮とカバーシ
ートおよびパッドの三層構造よりなる目動車用シートを
成形する方法において、負圧吸引装置に接続される所定
配置のノズル孔が形成された成形型内に、予め表皮と一
体化された通気性を有するカバーシートをセットし、そ
のカバーシートの上にパッドとなる溶融樹脂材料を充填
してパッドを成形するのと併行して、前記ノズル孔の負
圧吸引作用により表皮側から溶融樹脂材料を吸引して該
溶融樹脂材料の一部をカバーシート内に含浸させること
を特徴としている。
作用 これら方法によると、溶融樹脂材料が含浸される時の圧
力や位置、さらには含浸量を調節することによって、溶
融樹脂材料が含浸される部材が実質的に単層構造であり
ながら局部的に硬度が異なる製品が得られる。
実施例 第1図は本発明の第1の実施例を示す図で、例えば連続
気泡形の発泡ウレタン等の所定厚みの通気性のある弾性
基材1を成形型2上に密着するように載置する。成形型
2には所定の配置で複数のノズル孔としての通気孔3,
3・・・が開口形成されており、これらの通気孔3,3
・・・は負圧発生源である吸引装置4に接続される。6
は負圧通路5に介装された圧力調整用の調整弁である。
上記のように成形型2上に弾性基材1を密着させ、その
弾性基材1の上面に発泡性の溶融樹脂材料7を所定厚み
で塗布する。この状態で吸引装置4によって負圧を発生
させると、弾性基材1の内部にも通気孔3,3・・・中
心とした部位に負圧が発生するために、表面の溶融樹脂
材料7が弾性基材1の内部に吸引されて含浸する。
そして、溶融樹脂材料7を硬化させると、第2図に示す
ように溶融樹脂材料7の含浸面積や含浸深さに応じて局
部的に硬度の異なる弾性材10が得られることになる。
すなわち、第2図は第1図のa−a断面での硬度変化を
示したもので、弾性基材1内への溶融樹脂材料7の含浸
深さが大きい部位はど硬度が高くなる。そして、こうし
て得られた弾性材10を第6図および第7図の2層成形
のパッド54に代えてシート本体として用いて自動車用
シートとする。
ここで、硬度の大きさは、弾性基材1や溶融樹脂材料7
の材質選択のほか、通気孔3,3・・・の大きさや配列
、さらには調整弁6による負圧設定によって任意に調整
できる。
第3図は本発明の第2の実施例を示す図である。
この実施例では、合板8上に弾性基材1を置き、弾性基
材lの上面に、ノズル孔13.13・・・が形成された
成形型12を密着させる。そして、材料通路I5に供給
された溶融樹脂材料7を、射出シリンダ14により正圧
をかけてノズル孔13,13・・・から射出して弾性基
材1内に含浸させる。16は圧力調整用の調整弁である
。この実施例の場合にも、溶融樹脂材料7の含浸面積や
含浸深さに応じて局部的に硬度の異なる弾性材10が得
られる。そして、上記と同様に弾性材10を第6図およ
び第7図のパッド54に代えてシート本体として用いて
自動車用シートとする。
第4図は本発明の第3の実施例を示す図で、第6図に示
した自動車用シートのシートクツション50を成形する
場合の具体例を示している。
同図において、21は成形型20を構成する下型、22
は同じく上型で、下型21には所定の配置で複数のノズ
ル孔としての通、気孔23.23・・・が開口形成され
ており、これらの通気孔23,23・・・は負圧発生源
である吸引装置24に接続されている。26は負圧通路
25に介装された圧力調整用の調整弁である。
成形にあたり、表皮52に例えば発泡ウレタン等の通気
性のある弾性基材すなわちカバーシート53がラミネー
トされて予めシート外形形状に縫製されたものを下型2
1にセットして上下型21゜22を型締めする。そして
、上型22に設けられた注入口28からパッド54とな
る発泡性の溶融樹脂材料7を充填して発泡成形する。こ
の時、吸引装置24によって負圧を発生させることによ
り、カバーシート53の内部にも通気孔23.23・・
・を中心とした部位に負圧が発生することから、溶融樹
脂材料7の一部がカバーシート53の内部に吸引されて
含浸する。
そして、溶融樹脂材料7を硬化させると、第5図に示す
ように溶融樹脂材料7の含浸面積や含浸深さに応じ局部
的に硬度が異なるカバーシート53が、パッド54と一
体のものとして得られることになる。
本実施例の場合、パッド54の成形と同時にカバーシー
ト53内に溶融樹脂材料が含浸されるので、成形工数の
大幅な削減が図れるようになる。
ここで、硬度の大きさは、カバーシート53や溶融樹脂
材料7の材質選択のほか、通気孔23゜23・・・の大
きさや配列、さらには調整弁26による負圧設定によっ
て任意に調整できることはもちろん、各通気孔23.2
3・・・に個別に圧力調整弁26を設けて各通気孔毎に
個別に負圧を調整すると、上記の硬度調整の幅の自由度
が一層大きくなる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、通気性を有する部材にに
正圧または負圧をかけて溶融樹脂材料を含浸させるよう
にしたことにより、局部的に硬度が異なる製品を1工程
で成形できるようになり、しかも正圧または負圧の大き
さ等を調整することによって硬度の大きさを任意に調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す説明図、第2図は
第1図の成形法で得られた弾性材の硬度特性図、第3図
は本発明の第2の実施例を示す説明図、第4図は本発明
の第3の実施例を示す説明図、第5図は第4図の成形法
で得られた弾性材の硬度特性図、第6図は従来の自動車
用シートのシートクツションの一例を示す断面説明図、
第7図は第6図のシートクツションにおけるパッドの硬
度特性図である。 1・・・弾性基材、2・・・成形型、3・・・ノズル孔
としての通気孔、4・・・吸引装置、7・・・溶融樹脂
材料、10・・・弾性材、12・・・成形型、13・・
・ノズル孔、I4・・・射出シリンダ、20・・・成形
型、23・・・ノズル孔としての通気孔、24・・・吸
引装置、52・・・表皮、53・・・カバーシート、5
4・・・パッド。 第 図 第 図 一〜n寸ト9 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート本体となる通気性を有する弾性基材と、負
    圧吸引装置に接続される所定配置のノズル孔が形成され
    た成形型とを密着させ、弾性基材のうち成形型と接する
    面と反対側の面に溶融樹脂材料を配し、前記ノズル孔の
    負圧吸引作用により溶融樹脂材料を弾性基材内部に吸引
    して含浸させることを特徴とする自動車用シートの成形
    方法。
  2. (2)シート本体となる通気性を有する弾性基材と、所
    定配置のノズル孔が形成された成形型とを密着させ、前
    記ノズル孔から溶融樹脂材料を所定圧力で押し出して弾
    性基材の内部に含浸させることを特徴とする自動車用シ
    ートの成形方法。
  3. (3)表皮とカバーシートおよびパッドの三層構造より
    なる自動車用シートを成形する方法において、負圧吸引
    装置に接続される所定配置のノズル孔が形成された成形
    型内に、予め表皮と一体化された通気性を有するカバー
    シートをセットし、そのカバーシートの上にパッドとな
    る溶融樹脂材料を充填してパッドを成形するのと併行し
    て、前記ノズル孔の負圧吸引作用により表皮側から溶融
    樹脂材料を吸引して該溶融樹脂材料の一部をカバーシー
    ト内に含浸させることを特徴とする自動車用シートの成
    形方法。
JP63211328A 1988-08-25 1988-08-25 自動車用シートの成形方法 Pending JPH0259329A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089366A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Kanayama Kasei Kk 発泡樹脂複合構造体の製造方法
CN107847056A (zh) * 2015-07-30 2018-03-27 提爱思科技股份有限公司 车用座椅缓冲材料及车用座椅

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