JP4402399B2 - 積層発泡体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、積層発泡体の製造方法に関する。更に詳しくは、体圧分散性に優れる積層発泡体の製造方法に関する。
本発明の製造方法により製造される積層発泡体は、マットレスや枕等のクッション材、医療用材料等の分野に幅広く利用される。
従来より、マットレスや枕等のクッション材、医療用材料等の分野において、体圧分散性に優れる低反発性ポリウレタン発泡体が利用されている。
このような低反発性ポリウレタン発泡体としては、例えば、室温において、優れた低反発性を有し、且つ低温でも硬度の上昇が少ない低反発性ウレタン発泡体が知られている(特許文献1参照。)。また、可塑剤を使用せず、十分な柔軟性を有すると共に、優れた反発弾性、圧縮永久歪等を有する衝撃吸収性ポリウレタン発泡体が知られている(特許文献2参照。)。
特開平11−286566号公報 特開平7−25974号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2の各発泡体における体圧分散性は、まだ十分とはいえず、更に高性能なものが求められていた。
本発明は上記課題を解決するものであり、体圧分散性に優れる積層発泡体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は以下の通りである。
(1)樹脂発泡体からなり且つ山谷面を備える高反発性発泡部と、該高反発性発泡部の山谷面に密着接合されており、且つ反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなる低反発性発泡部と、を備える積層発泡体であって、
本積層発泡体の側面は、上記低反発性発泡部となっており、
上記高反発性発泡部と上記低反発性発泡部との境界は、本積層発泡体の裏面に配されている積層発泡体を製造するための積層発泡体の製造方法であって、
山谷面を備える高反発性発泡体をモールド成形型に配置する発泡体配置工程と、ポリウレタン発泡体原料をモールド成形型に投入する原料投入工程と、該ポリウレタン発泡体原料を発泡させ、上記高反発性発泡体の山谷面に、反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなる低反発性発泡体を形成する低反発性発泡体形成工程と、を備え
上記発泡体配置工程では、上記高反発性発泡体を、上記山谷面が上記モールド成形型の下型に向くように、該モールド成形型の上型に固定することを特徴とする積層発泡体の製造方法。
(2)上記発泡体配置工程よりも前に、樹脂発泡体原料を用いて、山谷面を備える高反発性発泡体を作製する高反発性発泡体作製工程を更に備える上記(1)に記載の積層発泡体の製造方法。
(3)上記高反発性発泡体の上記山谷面は、プロファイル切断により形成されている上記(1)又は(2)に記載の積層発泡体の製造方法。
本発明の製造方法により製造される積層発泡体は、低反発性発泡部側から受ける圧力が、高反発性発泡部側の山谷面により点圧分散されるため、優れた体圧分散性を有している。そのため、マットレスや枕等のクッション材、医療用材料等の分野に幅広く利用することができる。
また、上記樹脂発泡体がポリウレタン発泡体であるので、ポリウレタン発泡体の自己接着性により、高反発性発泡部と低反発性発泡部とがより強固に接合される。
更に、上記樹脂発泡体の密度及び25%硬さが各々特定の値である場合には、低反発性発泡部が受ける圧力を十分に分散させ、体圧分散性を向上させることができる。
本発明の他の積層発泡体は、インサート成形により一体化されたものであるため、高反発性発泡部と低反発性発泡部との接合強度に優れる。また、低反発性発泡部側から受ける圧力が、高反発性発泡部側の山谷面により点圧分散されるため、優れた体圧分散性を有している。そのため、マットレスや枕等のクッション材、医療用材料等の分野に幅広く利用することができる。
本発明の積層発泡体の製造方法によれば、上記積層発泡体を容易に且つ確実に製造することができる。
また、高反発性発泡体をモールド成形型の特定部位に配置したので、得られる積層発泡体における高反発性発泡体と低反発性発泡体との密着性をより高めることができる。更には、下型のキャビティ面が意匠面となるため、意匠面の設計変更等の際に、キャビティ面の加工、修正及び寸法変更等の作業を容易に行うことができる。更に、意匠面に発泡体原料が満遍なく付着されるため、欠肉等が発生せず、より外観に優れる積層発泡体を得ることができる。
本発明の製造方法により製造される積層発泡体の一例を図1に示す。尚、本発明は、この図面に記載された具体的に示すものに限られず、目的、用途に応じて種々変更したものとすることができる。
本発明の製造方法により製造される積層発泡体1は、例えば、山谷面21を備える高反発性発泡部2と、該高反発性発泡部2の山谷面21に密着接合されている低反発性発泡部3と、を備えている。
この積層発泡体1は、通常、低反発性発泡部3側が表面となり、この低反発性発泡部3側から受ける圧力が、高反発性発泡部2側の山谷面21により点圧分散されるため、優れた体圧分散性が得られる。
上記「高反発性発泡部」は、樹脂発泡体からなり且つ山谷面を備えている。
上記「樹脂発泡体」としては、例えば、ポリウレタン発泡体、ポリスチレン発泡体、メラミン樹脂発泡体、フェノール樹脂発泡体、及びポリエチレン発泡体等のポリオレフィン発泡体などが挙げられる。これらのうち、ポリウレタン発泡体が好ましい。この場合、後述の低反発性発泡部を構成する発泡体と同素材となり、ポリウレタン発泡体の自己接着性により、高反発性発泡部と低反発性発泡部とがより強固に接合される。
上記樹脂発泡体の反発弾性率は、10%を超える(この上限は通常90%以下)ことが好ましく、より好ましくは20〜50%、更に好ましくは25〜35%である。この反発弾性率が10%を超える場合、低反発性発泡部が受ける圧力を十分に分散させ、体圧分散性を向上させることができる。尚、本発明における「反発弾性率」は、JIS K 6400に準拠して測定した値である。
また、上記樹脂発泡体の密度は、10kg/m以上(この上限は通常80kg/m以下)であることが好ましく、より好ましくは15〜50kg/m、更に好ましくは20〜30kg/mである。この密度が10kg/m以上である場合、低反発性発泡部が受ける圧力を十分に分散させ、体圧分散性を向上させることができる。尚、本発明における「密度」は、JIS K 6400:1997により測定した値である。
更に、上記樹脂発泡体の25%硬さは、120N以上(この上限は通常300N以下)であることが好ましく、より好ましくは125〜280N、更に好ましくは130〜260Nである。この25%硬さが120N以上である場合、低反発性発泡部が受ける圧力を十分に分散させ、体圧分散性を向上させることができる。尚、本発明における「25%硬さ」は、JIS K 6400:1997(A法)に準拠して測定した値である。
また、この樹脂発泡体は、密度が10kg/m以上、且つ25%硬さが120N以上であることが好ましく、より好ましくは密度が15〜50kg/m、且つ25%硬さが125〜280N、更に好ましくは密度が20〜30kg/m、且つ25%硬さが130〜260Nである。この密度が30kg/m以上、且つ25%硬さが120N以上である場合、低反発性発泡部が受ける圧力を十分に分散させ、体圧分散性を向上させることができる。
上記「山谷面」の形状は特に限定されず、角部を有する凹凸面であってもよいし、一般的にプロファイル切断と称される加工により得られるプロファイル面であってもよい。
また、この形状は、規則的なパターンとなっていてもよいし、不規則なパターンとなっていてもよい。特に規則的なパターンとなっている場合には、圧力がより均一に分散するため好ましい。尚、この山谷面をプロファイル切断により形成する場合、押圧ロールの表面に設けられる突起部のパターンにより種々の形状のパターンを有する山谷面を形成することができる。
上記「低反発性発泡部」は、反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体(以下、「低反発性ポリウレタン発泡体」ともいう。)からなっている。
上記「低反発性ポリウレタン発泡体」の反発弾性率は10%以下(この下限は通常0%以上)であり、好ましくは8%以下、より好ましくは6%以下である。この反発弾性率は小さいほど好ましく、0%の場合が最も好ましい。また、反発弾性率が10%を超える場合、良好な体圧分散性を得ることができない。
また、低反発性ポリウレタン発泡体の密度は、30〜140kg/mであることが好ましく、より好ましくは50〜100kg/m、更に好ましくは80〜90kg/mである。この密度が30〜140kg/mである場合、低反発性発泡部が受ける圧力を十分に分散させ、体圧分散性を向上させることができる。
更に、低反発性ポリウレタン発泡体の25%硬さは、20〜200Nであることが好ましく、より好ましくは30〜60N、更に好ましくは35〜50Nである。この25%硬さが20〜200Nである場合、低反発性発泡部が受ける圧力を十分に分散させ、体圧分散性を向上させることができる。
また、低反発性ポリウレタン発泡体は、密度が30〜140kg/m、且つ25%硬さが20〜200Nであることが好ましく、より好ましくは密度が50〜100kg/m、且つ25%硬さが30〜60N、更に好ましくは密度が80〜90kg/m、且つ25%硬さが35〜50Nである。この密度が30〜140kg/m、且つ25%硬さが20〜200Nである場合、低反発性発泡部が受ける圧力を十分に分散させ、体圧分散性を向上させることができる。
また、この低反発性発泡部は、前記高反発性発泡部の山谷面に密着接合されている。
高反発性発泡部と低反発性発泡部とは、この山谷面を介して密着接合される限り、どのように接合されていてもよい。例えば、高反発性発泡部を構成する発泡体及び/又は低反発性発泡部を構成するポリウレタン発泡体の接着性を利用して接合されていてもよいし、接着剤等による接着層を介して接合されていてもよい。なかでも、高反発性発泡部を構成する発泡体及び/又は低反発性発泡部を構成するポリウレタン発泡体の接着性を利用して接合されていることが好ましい。
本発明の製造方法により製造される積層発泡体の形状は特に限定されず、用途等に応じて所望の形状とすることができる。
また、高反発性発泡部及び低反発性発泡部の各々の厚みは、用途等に応じて、適宜調整することができる。
更に、この積層発泡体の反発弾性率(低反発性発泡部側からボールを落下させて測定)は、0〜15%、特に0〜10%、更には0〜8%であるものとすることができる。この反発弾性率は小さいほど好ましく、0%の場合が最も好ましい。
また、本発明の製造方法により製造される積層発泡体は、体圧分散性に優れるため、マットレスや枕等のクッション材、医療用材料の用途に使用されるものとすることができる。更には、衝撃吸収材、制振材、吸音材等の用途に用いることもできる。
本発明の積層発泡体製造方法を以下に説明する
本発明の積層発泡体の製造方法は、樹脂発泡体からなり且つ山谷面を備える高反発性発泡部と、該高反発性発泡部の山谷面に密着接合されており、且つ反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなる低反発性発泡部と、を備える積層発泡体であって、
本積層発泡体の側面は、上記低反発性発泡部となっており、
上記高反発性発泡部と上記低反発性発泡部との境界は、本積層発泡体の裏面に配されている積層発泡体を製造するための積層発泡体の製造方法であって、
山谷面を備える高反発性発泡体をモールド成形型に配置する発泡体配置工程と、ポリウレタン発泡体原料をモールド成形型に投入する原料投入工程と、該ポリウレタン発泡体原料を発泡させ、上記高反発性発泡体の山谷面に、反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなる低反発性発泡体を形成する低反発性発泡体形成工程と、を備え
上記発泡体配置工程では、上記高反発性発泡体を、上記山谷面が上記モールド成形型の下型に向くように、該モールド成形型の上型に固定することを特徴とする。
上記「発泡体配置工程」では、山谷面を備える高反発性発泡体がモールド成形型に配置される。この場合、山谷面を介して低反発性発泡体が形成されるようにモールド成形型に配置される。
上記「高反発性発泡体」を構成する発泡体としては、樹脂発泡体が挙げられる。この「樹脂発泡体」においては前記の説明をそのまま適用することができる。この高反発性発泡体は、後述の高反発性発泡体作製工程により得られたものであってもよいし、市販の高反発性の発泡体に山谷面を形成したもの等であってもよい。また、上記「山谷面」においては、前記の説明をそのまま適用することができる。
また、この発泡体配置工程においては、高反発性発泡体を、山谷面がモールド成形型の下型に向くように、モールド成形型の上型に固定する。即ち、低反発性発泡体の原料を下型に投入する。
この場合、得られる積層発泡体における高反発性発泡体と低反発性発泡体との密着性をより高めることができる。また、下型のキャビティ面が意匠面となるため、意匠面の設計変更等の際に、キャビティ面の加工、修正及び寸法変更等の作業を容易に行うことができる。更に、意匠面に発泡体原料が満遍なく付着されるため、欠肉等が発生せず、より外観に優れる積層発泡体を得ることができる。
また、高反発性発泡体の上型への固定方法は特に限定されず、例えば、固定ピン等により固定することができる。
上記「原料投入工程」では、ポリウレタン発泡体原料がモールド成形型に投入される。尚、この原料投入工程は、上記発泡体配置工程の前工程であってもよいし、後工程であってもよい。
上記「ポリウレタン発泡体原料」は特に限定されず、所望の反発弾性率を有する発泡体となるように、公知のものを使用できる。例えば、この原料には、ポリオール、ポリイソシアネート、発泡剤、整泡剤、触媒等が含有される。尚、これらの各成分の含有割合は、用途等に応じて、適宜調整される。
上記ポリオールとしては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルエステルポリオール等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。例えば、水酸基価が30〜60mgKOH/gのポリオール(平均官能基数2〜4)と、水酸基価が200〜270mgKOH/gのポリオール(平均官能基数2〜4)とを併用することができる。
上記ポリイソシアネートは特に限定されず、例えば、芳香族系、脂肪族系及び脂環族系の各種ポリイソシアネートが挙げられる。芳香族ポリイソシアネートとしては、4,4’−MDI、2,4’−MDI及び2,2’−MDI等のピュアMDI、クルードMDI、TDI、1,5−ナフタレンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート及びm−キシレンジイソシアネート等が挙げられる。脂肪族ポリイソシアネートとしては、HDI、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート及び2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。脂環族ポリイソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート及び水添MDI等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。また、併用する場合、芳香族系、脂肪族系及び脂環族系のいずれを組み合わせてもよい。これらのうち、MDI/TDI混合物、クルードMDI等が好ましい。
上記発泡剤は特に限定されないが、通常、水が用いられる。また、メチレンクロライド、エチレンクロライドなどの塩化アルキレン、イソペンタン等を用いることもできる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
上記整泡剤としては、シリコーン系整泡剤等が挙げられる。
上記触媒としては、例えば、アミン系触媒、金属触媒等が挙げられる。アミン系触媒としては、トリエチレンジアミン、テトラメチルグアニジン及びN,N,N’N’−テトラメチルヘキサン−1,6ジアミン等が挙げられる。金属触媒としては、オクチル酸カリウム、ジブチル錫ジラウレート、ナフテン酸鉛及びネオデカン酸亜鉛等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。また、併用する場合、アミン系触媒、金属触媒等のいずれを組み合わせてもよい。
尚、この樹脂発泡体原料には、本発明の効果が損なわれない範囲で、可塑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、光安定剤、着色剤及び各種充填剤等の他の成分が含有されていてもよい。
上記「低反発性発泡体形成工程」では、ポリウレタン発泡体原料を発泡させ、上記高反発性発泡体の山谷面に、反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなる低反発性発泡体が形成される。
上記「低反発性発泡体」は、反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなるものであり、この「ポリウレタン発泡体」としては、前記低反発性ポリウレタン発泡体の説明をそのまま適用することができる。
更に、本発明の積層発泡体の製造方法は、上記発泡体配置工程よりも前に、樹脂発泡体原料を用いて、山谷面を備える高反発性発泡体を作製する高反発性発泡体作製工程を備えていてもよい。
上記「高反発性発泡体作製工程」では、樹脂発泡体原料を用いて高反発性発泡体が作製される。
上記「樹脂発泡体原料」は特に限定されず、所望の樹脂発泡体となるように、公知のものを使用できる。例えば、形成される樹脂発泡体がポリウレタン発泡体である場合、この樹脂発泡体原料には、ポリオール、ポリイソシアネート、発泡剤、整泡剤、触媒等が含有される。尚、これらの各成分の含有割合は、用途等に応じて、適宜調整される。
上記ポリオールとしては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルエステルポリオール等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
また、上記ポリイソシアネート、上記発泡剤、上記整泡剤及び上記触媒においては、前記の各説明をそのまま適用することができる。尚、このポリウレタン発泡体原料には、本発明の効果が損なわれない範囲で、前述の他の成分が含有されていてもよい。
上記「山谷面」を形成する方法は特に限定されず、発泡体ブロックをプロファイル切断、ホットワイア切断、圧縮切断等の方法により切断して山谷面を形成してもよいし、予め山谷面が形成されるパターンを備える金型内で原料を発泡させて山谷面を備える発泡体を作製してもよい。なかでも、プロファイル切断により山谷面を形成することが好ましい。
更に、本発明の積層発泡体の製造方法は、上記低反発性発泡体形成工程の後に、得られた積層発泡体を切削加工等により枕などの所望の形状に加工する工程を備えていてもよい。
また、本発明の製造方法により製造される積層発泡体は、樹脂発泡体からなり且つ山谷面を備える高反発性発泡体と、この高反発性発泡体の山谷面に密着接合されており且つ反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなる低反発性発泡体と、がインサート成形により一体化されたものとすることができる。
上記「高反発性発泡体」は、樹脂発泡体からなり且つ山谷面を備えている。この「樹脂発泡体」及び「山谷面」においては、前記の各説明をそのまま適用することができる。
上記「低反発性発泡体」は、反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなっている。この「ポリウレタン発泡体」においては、前記の低反発性ポリウレタン発泡体の説明をそのまま適用することができる。
また、上記「インサート成形」により高反発性発泡体と低反発性発泡体とを一体化する方法を具体的に示すと、例えば、予め形成しておいた山谷面を備える高反発性発泡体を山谷面に低反発性発泡体が形成されるように、インサートとしてモールド成形型に配置し、その後、低反発性発泡体となるポリウレタン発泡体原料を投入して発泡させることで、山谷面を介して高反発性発泡体と低反発発泡体とが密着接合するように一体化された積層発泡体を得ることができる。また、この際、成形型等により形成された山谷面を備える低反発性発泡体をインサートとしてモールド成形型に配置し、その後、高反発性発泡体となる樹脂発泡体原料を投入して発泡させても、山谷面を介して高反発性発泡体と低反発発泡体とが密着接合するように一体化された積層発泡体を得ることができる。
このように、インサート成形により一体化されている場合、高反発性発泡部と低反発性発泡部との接合強度に優れる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
[1]使用原料
(A)ポリオール
No.1;ポリエーテルポリオール(武田薬品株式会社製、商品名「G−250」、平均官能基数:3、水酸基価:250mgKOH/g)
No.2;ポリエーテルポリオール(武田薬品株式会社製、商品名「MF78」、平均官能基数:3、水酸基価:36mgKOH/g)
(B)ポリイソシアネート
TDI/MDI混合物(日本ポリウレタン株式会社製、商品名「C−1021」、NCO%;44%)
(C)発泡剤;水(イオン交換水)
(D)整泡剤
シリコーン系整泡剤;東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製、商品名「SF2969」
(E)触媒
アミン系触媒(トリエチレンジアミン、中京油脂株式会社製、商品名「LV33」)
[2]積層発泡体の製造
実施例1
先ず、図1に示す高反発性発泡部2となる、プロファイル面(山谷面)21を備える高反発性発泡体(寸法;縦:790mm、横:640mm、L:30mm、L:20mm)を用意した。その後、この高反発性発泡体を、プロファイル面が下型に向くようにモールド成形型(寸法;縦:830mm、横:670mm、厚さ:40mm)の上型に配置した。
一方、表1に記載の配合により、ポリイソシアネートを除くそれぞれの成分を所定の配合量でハンドミキサーを用いて攪拌した。その後、所定のイソシアネートインデックスに従ってポリイソシアネートを配合し、低発泡性ポリウレタン発泡体原料を調製した。
次いで、この低反発性ポリウレタン発泡体原料(約1700g)を、高反発性発泡体が配置されたモールド成形型の下型に注入し、閉型後、型温60℃、キュアタイム10分の条件にて発泡させ、硬化させた。その後、型を開き、脱型し、図1に示す山谷面21を備える高反発性発泡部2と、この高反発性発泡部2の山谷面21に密着接合された低反発性発泡部3と、を備える実施例1の積層発泡体1(寸法;縦:830mm、横:670mm、厚さ:40mm、重量;1900g)を製造した。
尚、上記高反発性発泡体としては、株式会社イノアックコーポレーション製、商品名「UEM−30」(密度;30kg/m、25%硬さ;130N、反発弾性率;35%)の発泡体にプロファイル加工を施したものを使用した。
また、得られた積層発泡体における低反発性発泡部の反発弾性率、密度を測定し、その結果を表1に併記した。更に、得られた積層発泡体の反発弾性率を低反発性発泡部側からボールを落下させて測定し、その結果を表1に併記した。
Figure 0004402399
実施例2
プロファイル面(山谷面)を備える高反発性発泡体(寸法;縦:790mm、横:640mm、L:25mm、L:15mm)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2の積層発泡体(寸法;縦:830mm、横:670mm、厚さ:40mm、重量;1950g)を製造した。
また、得られた積層発泡体における低反発性発泡部の反発弾性率、密度及び25%硬さ、並びに積層発泡体の反発弾性率を実施例1と同様に測定し、その結果を表1に併記した。
比較例1(高反発性発泡部を備えていない発泡体)
表1に記載の配合により、ポリイソシアネートを除くそれぞれの成分を所定の配合量でハンドミキサーを用いて攪拌した。その後、所定のイソシアネートインデックスに従ってポリイソシアネートを配合し、低発泡性ポリウレタン発泡体原料を調製した。
次いで、この低反発性ポリウレタン発泡体原料(約2100g)を、モールド成形型(寸法;縦:830mm、横:670mm、厚さ:40mm)に注入し、型温60℃、キュアタイム10分の条件にて発泡させ、硬化させた。その後、脱型し、比較例1の低反発性ポリウレタン発泡体(寸法;縦:830mm、横:670mm、厚さ:40mm、重量;2400g)を製造した。
また、得られた低反発性ポリウレタン発泡体の反発弾性率、密度を測定し、その結果を表1に併記した。
比較例2
市販のマットレス(材質;硬綿、寸法;縦:830mm、横:670mm、厚さ:60mm、重量;1000g)を比較例2とした。
[3]性能評価
上記で得られた実施例1〜2の積層発泡体、比較例1の低反発性ポリウレタン発泡体及び比較例2のマットレスを用いて、下記の方法により体圧分散性の評価を行った。
この体圧分散性は、各実施例及び各比較例の表面(実施例1〜2においては、低反発性発泡部側を表面とする。)に人間(身長;170cm、体重;65kg)が仰向けに寝た際に、各表面が受ける圧力を、「耐圧分散性測定器 ビジュアルマット」(ニッタ株式会社製)により測定し、各表面が受ける圧力を3段階[0≦x<26、26≦x<50、50≦x≦255、x;圧力、単位;raw(1raw=約0.8mmHg)]に区分けし、各々の段階が占める割合(%)により評価した。その結果を表2に示す。尚、表面が受ける圧力が小さい程、体圧分散性に優れることになり、圧力が0≦x<26及び26≦x<50の領域の割合が大きい程、体圧分散性に優れる。
Figure 0004402399
[4]実施例の効果
表2の結果によれば、高反発性発泡部を備えていない比較例1の低反発性ポリウレタン発泡体においては、圧力が0≦x<26及び26≦x<50である領域の割合は78%であった。
また、硬綿製の比較例2のマットレスにおいては、圧力が0≦x<26及び26≦x<50である領域の割合は74%であった。
これに対して、山谷面を備える高反発性発泡部と、この山谷面に密着接合された低反発性発泡部とを備える実施例1及び2の各積層発泡体においては、圧力が0≦x<26及び26≦x<50である領域の割合が、それぞれ83%及び82%であった。このことから、本実施例1及び2の積層発泡体は、体圧分散性に優れるものであることが分かった。
本実施例1の積層発泡体の縦断面を説明する説明図である。
符号の説明
1;積層発泡体、2;高反発性発泡部、21;山谷面、3;低反発性発泡部。

Claims (3)

  1. 樹脂発泡体からなり且つ山谷面を備える高反発性発泡部と、該高反発性発泡部の山谷面に密着接合されており、且つ反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなる低反発性発泡部と、を備える積層発泡体であって、
    本積層発泡体の側面は、上記低反発性発泡部となっており、
    上記高反発性発泡部と上記低反発性発泡部との境界は、本積層発泡体の裏面に配されている積層発泡体を製造するための積層発泡体の製造方法であって、
    山谷面を備える高反発性発泡体をモールド成形型に配置する発泡体配置工程と、ポリウレタン発泡体原料をモールド成形型に投入する原料投入工程と、該ポリウレタン発泡体原料を発泡させ、上記高反発性発泡体の山谷面に、反発弾性率が10%以下のポリウレタン発泡体からなる低反発性発泡体を形成する低反発性発泡体形成工程と、を備え
    上記発泡体配置工程では、上記高反発性発泡体を、上記山谷面が上記モールド成形型の下型に向くように、該モールド成形型の上型に固定することを特徴とする積層発泡体の製造方法。
  2. 上記発泡体配置工程よりも前に、樹脂発泡体原料を用いて、山谷面を備える高反発性発泡体を作製する高反発性発泡体作製工程を更に備える請求項に記載の積層発泡体の製造方法。
  3. 上記高反発性発泡体の上記山谷面は、プロファイル切断により形成されている請求項1又は2に記載の積層発泡体の製造方法。
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