JP7053521B2 - 飲料容器保持装置及びコンソールボックス - Google Patents

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Description

本発明は、飲料容器を保持するための飲料容器保持装置及びこの飲料容器保持装置が搭載されたコンソールボックスに関する。
例えば、車両等の乗り物には、飲料容器を保持するための飲料容器保持装置が搭載されることがある。一部の飲料容器保持装置は、車室の前部中央に配置されたコンソールボックスに設けられている。飲料容器保持装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示された飲料容器保持装置は、車室前方のインストルメントパネルに設けられ、車室内に引き出して用いるものである。乗員は、インストルメントパネルから飲料容器保持装置を引き出し、上方から飲料容器を挿入することができる。
特許文献2に示された飲料容器保持装置は、飲料容器を収納できるよう上方及び後方が開口し平面視において前方が底面となる略U字状の収納部を備えたホルダ本体と、このホルダ本体に水平方向にスイング可能に支持され収納部に対して出没可能に設けられた回転部材と、を有する。
特開2018-65510号公報 特開2000-127832号公報
図9を参照する。図9は、特許文献1による飲料容器保持装置の問題点を説明する図である。飲料容器Coが収納される保持部131に対して、乗員は、上方から飲料容器Coを挿入する。飲料容器Coを挿入する際には、飲料容器Coによって保持部131の位置が視認しづらい。このため、飲料容器Coを保持部131に挿入する際に、飲料容器Coの底面が保持部131の縁131aに接触することがある。仮に、保持部131を大きくすると飲料容器Coとの隙間が大きくなり、飲料容器Coが保持部131内において移動するという問題が生じる。
この点、特許文献2による飲料容器保持装置は、飲料容器保持装置の後方から前方に向かってスライドさせるように飲料容器を挿入するものである。後端には回転部材が配置されており、回転部材の幅の分、保持部の縁に飲料容器が接触することを抑制することができる。
ところで、車両が走行する際には、前後や左右に飲料容器を移動させる力が加わる。特許文献2による飲料容器保持装置によれば、回転部材側に飲料容器が移動した際に、保持部の外へ飲料容器が飛び出す虞がある。
本発明は、飲料容器を容易に挿入することができながらも確実に保持することのできる飲料容器保持装置の提供を課題とする。
本発明によれば、飲料容器を収納できるよう上方及び後方が開口し平面視において前方
が底面となる略U字状の収納部を備えたホルダ本体と、このホルダ本体に水平方向にスイ
ング可能に支持され前記収納部に対して出没可能に設けられた第1の回転部材と、を有す
る飲料容器保持装置において、
前記第1の回転部材は、上下方向に向けて配置された第1の軸部材と、この第1の軸部
材に回転可能に支持され前記収納部に出没可能に設けられた第1の本体部と、を有し、
前記第1の本体部は、
前記収納部の後方から前記収納部に向かって前記飲料用容器を挿入する際に前記飲料用
容器が当接可能な後部当接面部と、前記収納部に収納された前記飲料容器が当接可能な当
接部を含む前部当接面部と、を有し、
前記後部当接面部に前向きの力を加えた際に第1方向へスイング可能であると共に、前
記収納部に前記飲料容器が収納されていない状態において、前記第1方向とは逆方向であ
る逆転方向への回転をストッパ部によって規制され、
前記前部当接面部は、少なくとも前記当接部において、前記第1の軸部材の中心から前
記当接部までの線分と、前記当接部の接線に沿って前記当接部から後方に延びる半直線とのなす角が鈍角をなすことを特徴とする飲料容器保持装置が提供される。
本発明では、飲料容器保持装置は、後方が開口している収納部に対して出没可能に設けられた第1の回転部材を有している。飲料容器は、ホルダ本体の後方から前方に向かってスライドさせるようにして収納部に挿入することができる。第1の回転部材の幅の分、収納部の縁に飲料容器が接触することを抑制できるため、飲料容器を容易に挿入することができる。また、前部当接面部は、少なくとも当接部において、第1の軸部材の中心から当接部に延びる仮想線に対して、鈍角をなす。飲料容器に後向きの力が加わった際に、この後ろ向きの力は、当接部に伝わる。当接部における前部当接面部の傾き角は、仮想線に対して鈍角である。このことにより、第1の本体部には、逆転方向に回転する力が加わる。逆転方向への回転は、ストッパ部によって規制される。飲料容器を容易に挿入することができながらも確実に保持することのできる飲料容器保持装置を提供することができる。
本発明の実施例による飲料容器保持装置及びコンソールボックスの斜視図である。 図1に示された飲料容器保持装置及びトレイの斜視図である。 図2に示された飲料容器保持装置の分解斜視図である。 図2に示された飲料容器保持装置を上方から見た状態の断面図である。 図4の5部拡大図である。 図4に示された前部当接面部の形状について説明する図である。 図7Aは、飲料容器を挿入する際の作用について説明する図、図7Bは、収納部に収納された飲料容器に後ろ向きの力が加わった際の作用について説明する図である。 図8Aは、比較例による飲料容器保持装置の原理について説明する図、図8Bは、実施例による飲料容器保持装置の原理について説明する図である。 従来の飲料容器保持装置の問題点について説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは飲料容器保持装置を基準として前後を指す。また、図中Frは飲料容器保持装置の前、Rrは飲料容器保持装置の後、Leは乗員から見て左、Riは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。実施例において、飲料容器保持装置の前後方向と車両の進行方向の前後方向とは、一致している。
<実施例>
図1を参照する。図1には、車室の前部中央から進行方向後方に延びるコンソールボックス10及びこのコンソールボックス10の前部に設けられた飲料容器保持装置20が示されている。コンソールボックス10は、それぞれ乗員が着座する左右のシートの間に配置され、乗員の荷物等を収納することができる。
コンソールボックス10は、飲料容器を保持するための飲料容器保持装置20と、この飲料容器保持装置20の後端から連続し小物等の荷物を載置可能なトレイ12と、このトレイ12の後方に位置し乗員が腕を休めるアームレスト13と、を備えている。
飲料容器保持装置20及びトレイ12の上方は、車室に露出している。換言すれば、飲料容器保持装置20及びトレイ12の上方は、開口している。
図2及び図3を参照する。飲料容器保持装置20は、コンソールボックス10(図1参照)に固定されたホルダ本体30と、このホルダ本体30に回転可能に支持された左右の第1の回転部材40、40と、ホルダ本体30に回転可能に支持され第1の回転部材40、40の前方に位置する第2の回転部材60と、を有する。
ホルダ本体30には、上方及び後方が開口し飲料容器を収納可能な収納部31が形成されている。収納部31は、ホルダ本体30の左右方向の中央よりも右側(運転席側)にオフセットして形成されている。収納部31は、前端が底面となる略U字状を呈する。なお、U字形状の底面と側壁との境界部分は、角状に形成されていてもよい。換言すれば、略U字状には、底面と側壁との境界部分が角状に形成されたものも含まれる。収納部31の左右の側壁には、それぞれ第1の回転部材40、40が臨む側壁孔31a、31aが形成されている。収納部31の前端中央には、第2の回転部材60が臨む前壁孔31bが形成されている。
側壁孔31a、31aは、それぞれ前後方向に長い略矩形状の孔である。前壁孔31bは、上下方向に長い略矩形状の孔である。前壁孔31bは、側壁孔31a、31aよりも前方に位置している。
図3を参照する。左右の第1の回転部材40、40は、収納部31を挟んで対向して設けられている。また、左右の第1の回転部材40、40は、互いに離間している。
左の第1の回転部材40は、ホルダ本体30に固定されている第1の支持部材41と、この第1の支持部材41に支持され上下に延びる第1の軸部材42と、この第1の軸部材42上に配置されている第1の付勢部材43と、この第1の付勢部材43によって収納部31に向かって付勢され第1の軸部材42に回転可能に支持されている第1の本体部50と、を有している。なお、第1の軸部材42は、第1の支持部材41、又は、第1の本体部50に一体的に形成されていてもよい。
図4を参照する。左の第1の支持部材41は、第1の本体部50の端部が当接し、第1の本体部50の時計回り方向への回転を規制するストッパ部41aを含む。換言すれば、ストッパ部41aは、第1の支持部材41に一体的に形成されている。
図5を参照する。第1の本体部50は、側壁孔31aに臨み、収納部31に対して出没可能に設けられている。第1の本体部50は、一端がストッパ部41aに当接し左右方向の中央に向かって延びている第1の後壁部51と、この第1の後壁部51の先端から収納部31に向かって斜めに延び飲料容器Coが挿入される際に飲料容器Coが当接可能な後部当接面部52と、この後部当接面部52の前端から第1の支持部材41に向かって斜めに延び収納部31に収納された飲料容器Coが当接可能な前部当接面部53と、前部当接面部53の前端から外方に向かって延びる第1の前壁部54と、を有している。
後部当接面部52は、平面状に形成されている。ただし、凹状又は凸状の湾曲形状を呈していてもよい。
前部当接面部53は、湾曲形状を呈する。前部当接面部53は、収納部31に収納された飲料容器Coが当接する当接部53aを有している。前部当接面部53は、当接部53aにおいて、第1の軸部材42の中心C1から当接部53aに延びる仮想線ILに対して、鈍角をなす。
図6を併せて参照する。前部当接面部53は、飲料容器Coの径に応じた複数(例えば、4つ)の当接部53a、53b、53c、53dを含む。それぞれの当接部53a、53b、53c、53dにおいて、前部当接面部53は、第1の軸部材42の中心C1から当接部53aに延びる仮想線ILに対して、鈍角をなす。つまり、第1の軸部材42の中心から当接部53aまでの線分(仮想線IL)と、当接部53aの接線に沿って当接部53aから後方に延びる半直線HLとのなす角θ1は、鈍角である。θ1>90°。
図7Aを参照する。右の第1の回転部材40も、基本的な構成は同様であり、符号を流用すると共に詳細な説明は省略する。ここで、左の第1の回転部材40と、右の第1の回転部材40とは、第1の本体部50、50の形状及び第1の本体部50、50の回転可能な方向が異なる。右の第1の本体部50は、図に示す状態から時計回り方向にのみ回転可能である。
飲料容器Coを収納部31へ挿入する際に第1の本体部50、50の回転する方向を第1方向という。左の第1の本体部50は、第1方向が反時計回り方向であり、右の第1の本体部50は、第1方向が時計回り方向である。一方、第1方向と逆に回転する方向を逆転方向という。収納部31に飲料容器Coが収納されていない状態において、第1の本体部50、50の逆転方向への回転は、それぞれストッパ部41a、41aによって規制されている。
なお、左右の第1の回転部材40、40は、適宜異なる形状を採用することができるが、その目的及び作用は同じである。左右の第1の回転部材40、40は、左右対称な形状とすることもできる。
図4を参照する。左右の後部当接面部52、52の延長線EL、ELは、収納部31の左右方向中央を前後に延びる中央線CL上にて同じ角度で交わる。
第2の回転部材60は、ホルダ本体30に固定されている第2の支持部材61と、この第2の支持部材61に支持され左右に延びる第2の軸部材62と、この第2の軸部材62上に配置されている第2の付勢部材63と、第2の軸部材62に回転可能に支持され第2の付勢部材63によって収納部31に向かって付勢されている第2の本体部64と、を有している。なお、第2の軸部材62は、第2の支持部材61または第2の本体部64に対して、一体的に形成されていてもよい。
第2の本体部64は、収納部31の底面中央に形成された前壁孔31bに臨み、収納部31に対して出没可能に設けられている。第2の本体部64は、飲料容器Coの径に合わせて、前後方向にスイング可能である。第2の本体部64は、収納部31に収納された飲料容器Coに当接可能な第2の当接面部64aを有している。第2の当接面部64aは、湾曲形状を呈する。なお、第2の当接面部64aは、平面状であってもよい。
図7Aを参照する。例えば、乗員は、飲料容器保持装置20に飲料容器Coを保持させる際に、トレイ12の上方から収納部31に向かって飲料容器Coをスライドさせる。後部当接面部52、52に当接した後も、第1の本体部50、50の付勢力に抗して飲料容器Coを前進させる。収納部31まで挿入することにより、飲料容器Coを保持させることができる。
図7Bを参照する。飲料容器Coは、収納部31に位置する状態において、前部当接面部53、53及び第2の当接面部64aによって3点で保持されている。図6を併せて参照する。飲料容器Coの位置に合わせてスイングするため、第2の本体部64の位置は、飲料容器Coの径によって変化する。一方、第1の本体部50、50は、飲料容器Coが収納部31に挿入された後には、位置が変化しない。
飲料容器Coを収納部31から取り出す際には、乗員は、飲料容器Coを上方に引く。これにより、飲料容器Coを収納部31から取り出すことができる。
以上に説明した飲料容器保持装置20の効果を説明する。
図7Aを参照する。飲料容器保持装置20は、後方が開口している収納部31に対して出没可能に設けられた第1の回転部材40、40を有している。飲料容器Coは、ホルダ本体の後方から前方に向かってスライドさせるようにして収納部31に挿入することができる。第1の回転部材40の幅の分、収納部31の縁に飲料容器が接触することを抑制できるため、飲料容器Coを容易に挿入することができる。
図8Aを参照する。図8Aには、比較例による飲料容器保持装置120が示されている。飲料容器保持装置120において、前部当接面部153は、当接部153aにおいて、第1の軸部材142の中心C2から当接部153aに延びる仮想線IL2に対して、鋭角をなす。つまり、第1の軸部材142の中心C2から当接部153aまでの線分(仮想線IL2)と、当接部153aの接線に沿って当接部153aから後方に延びる半直線HL2とのなす角θ2は、鋭角である。θ2<90°。
この状態において、飲料容器Coに後向きの力が加わった際に、この後ろ向きの力は、当接部153aに伝わる。当接部153aにおける前部当接面部153の傾き角は、仮想線IL2に対して鋭角である。このとき、当接部153aに第1の軸部材142の中心C2よりも外側に向く力F2が発生する。このことにより、第1の本体部150には、第1方向に回転する力が加わる。つまり、第1の本体部150がスイング可能な方向に回転する力が加わる。これにより、前部当接面部153が飲料容器Coの表面に対して滑るように、第1の本体部150が回転することになる。前部当接面部153が変位した結果、収納部31(図4参照)の外部へ飲料容器Coが飛び出す虞がある。
図8Bを参照する。図8Bには、実施例による飲料容器保持装置20が示されている。前部当接面部53は、当接部53aにおいて、第1の軸部材42の中心C1から当接部53aに延びる仮想線ILに対して、鈍角をなす。飲料容器Coに後向きの力が加わった際に、この後ろ向きの力は、当接部53aに伝わる。当接部53aにおける前部当接面部53の傾き角θ1は、仮想線ILに対して鈍角である。このとき、当接部153aに第1の軸部材42の中心C2よりも内側に向く力F1が発生する。このことにより、第1の本体部50には、逆転方向に回転する力が加わる。
図7Bを参照する。逆転方向への回転は、ストッパ部41aによって規制される。飲料容器Coを容易に挿入することができながらも確実に保持することのできる飲料容器保持装置20を提供することができる。
それぞれ対向した部位に少なくとも2つ設けられた第1の回転部材40、40は、収納部31に突出している状態において互いに離間している。これにより、飲料容器保持装置20は、マグカップのような把手部Co1を有する飲料容器Coを保持することができる。
第2の本体部64は、収納部31に収納された飲料容器Coに当接可能な第2の当接面部64aを含む。これにより、第1の回転部材40、40及び第2の回転部材60によって飲料容器Coを保持することができる。複数の部位に当接させるため、飲料容器Coを安定して保持することができる。
特に、第1の回転部材40、40及び第2の回転部材60は、第2の回転部材60を頂点とする二等辺三角形状に配置されている。第2の回転部材60から加わる飲料容器Coを付勢する力は、2つの第1の回転部材40、40に均等に伝わる。飲料容器Coを3点で保持すると共に、それぞれの回転部材40、40、60に加わる力をより均等にすることができ、好ましい。
図6を併せて参照する。前部当接面部53、53は、飲料容器Coの径に応じた複数の当接部53a、53aを含み、湾曲形状を呈する。収納部31に収納される飲料容器Coの径は、様々である。飲料容器Coの径が異なれば、当接部53a、53aの位置も異なることとなる。前部当接面部53、53が飲料容器Coの径に応じた複数の当接部53a、53aを含み、湾曲形状を呈することにより、より確実に飲料容器Coが収納部31から飛び出すことを抑制することができる。
図1を参照する。ホルダ本体30の底面(収納部31の底面)が進行方向の前方側に位置している。このため、運転席又は助手席から飲料容器を容易に挿入することができる。
コンソールボックス10は、飲料容器保持装置20の後端から連続して設けられ、上方が開口し荷物を載置可能なトレイ12をさらに有する。飲料容器保持装置20後方に大きなスペースを確保することができる。トレイ12の上方から飲料容器保持装置20に向かって飲料容器を挿入することができ、高い操作性を確保することができる。また、誤ってコイン等の小物を収納部31に落とした際に、トレイ12側から収納部31へ手を入れて小物を拾うことができる。また、収納部31内からトレイ12内に、容易に小物を移動させることができる。
尚、本発明による飲料容器保持装置は、車両以外の乗り物や建機等にも適用可能である。また、実施例では、飲料容器保持装置の後部と車両の進行方向の後方とが一致している例を基に説明したが、これらは必ずしも一致させる必要はない。即ち、飲料容器保持装置の前後方向を車両の左右方向に向けて配置し、車両を基準として左右方向に向かって飲料容器を挿入することも可能である。本発明は、飲料容器保持装置の後方から飲料容器を挿入し、上方に向かって取り出すことが重要である。
また、本発明による飲料容器保持装置は、コンソールボックスに搭載した例を実施例として説明したが、インストルメントパネルや、ドアトリム等にも適用可能である。
本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明の飲料容器保持装置は、乗用車両に好適である。
10…コンソールボックス
12…トレイ
20…飲料容器保持装置
30…ホルダ本体
31…収納部
40…第1の回転部材
41a…ストッパ部
42…第1の軸部材
50…第1の本体部
52…後部当接面部
53…前部当接面部、53a、53b、53c、53d…当接部
60…第2の回転部材
62…第2の軸部材
64…第2の本体部
C1…(第1の軸部材の)中心
IL…仮想線

Claims (6)

  1. 飲料容器を収納できるよう上方及び後方が開口し平面視において前方が底面となる略U字状の収納部を備えたホルダ本体と、このホルダ本体に水平方向にスイング可能に支持され前記収納部に対して出没可能に設けられた第1の回転部材と、を有する飲料容器保持装置において、
    前記第1の回転部材は、上下方向に向けて配置された第1の軸部材と、この第1の軸部材に回転可能に支持され前記収納部に出没可能に設けられた第1の本体部と、を有し、
    前記第1の本体部は、
    前記収納部の後方から前記収納部に向かって前記飲料用容器を挿入する際に前記飲料用容器が当接可能な後部当接面部と、前記収納部に収納された前記飲料容器が当接可能な当接部を含む前部当接面部と、を有し、
    前記後部当接面部に前向きの力を加えた際に第1方向へスイング可能であると共に、前記収納部に前記飲料容器が収納されていない状態において、前記第1方向とは逆方向である逆転方向への回転をストッパ部によって規制され、
    前記前部当接面部は、少なくとも前記当接部において、前記第1の軸部材の中心から前記当接部までの線分と、前記当接部の接線に沿って前記当接部から後方に延びる半直線とのなす角が鈍角をなすことを特徴とする飲料容器保持装置。
  2. 前記第1の回転部材は、前記収納部のそれぞれ対向した部位に少なくとも2つ設けられ、
    これらの第1の回転部材は、前記収納部に突出している状態において互いに離間していることを特徴とする請求項1記載の飲料容器保持装置。
  3. 前記第1の回転部材よりも前方に配置され前記ホルダ本体にスイング可能に支持された第2の回転部材をさらに有し、
    前記第2の回転部材は、水平方向に向けて配置された第2の軸部材と、この第2の軸部材に回転可能に支持され前記収納部の底面に出没可能に設けられた第2の本体部と、を有し、
    前記第2の本体部は、前記収納部に収納された前記飲料容器に当接可能な第2の当接面部を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の飲料容器保持装置。
  4. 前記前部当接面部は、前記飲料容器の径に応じた複数の前記当接部を含み、湾曲形状を呈することを特徴とする請求項1~請求項3いずれか1項記載の飲料容器保持装置。
  5. 車室の前部中央から後方に向かって延びるコンソールボックスにおいて、
    請求項1から請求項4いずれか1項記載の飲料容器保持装置が搭載され、
    前記ホルダ本体の底面が進行方向の前方側に位置していることを特徴とするコンソールボックス。
  6. 前記飲料容器保持装置の後端から連続して設けられ、上方が開口し荷物を載置可能なトレイをさらに有することを特徴とする請求項5記載のコンソールボックス。
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