JP6622749B2 - 車両用収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケース部材が内側に物品を収容可能で、外側に少なくとも一部を重ねた状態で取り付けられるアウタ部材を有している車両用収納装置に関し、特に走行振動等により両部材間に生じ易いがたつきを効率よく抑えるようにした構造に関する。
対象の車両用収納装置は、車室内に設けられる各種コンソールボックスや該コンソールボックスを開閉するコンソールリッド、更にカップ類を収容保持するカップホルダ、眼鏡を収容する眼鏡ホルダなどが挙げられる。図10はその一例として特許文献1に開示のコンソールリッドを示し、(a)はその縦断面図、(b)は要部拡大図である。同図のコンソールリッドは、リッドアウタ(本発明のアウタ部材に対応)1に対しリッドインナ(本発明のケース部材に対応)3が重ねられた状態で取り付けられ、不図示のコンソールボックスに対しヒンジを介して閉状態と開状態に回動切換可能に組み付けられると共に、開状態でリッド下面側の凹所に小物類を収容保持可能となっている。また、リッドインナ3には、コンソールボックスに対するコンソールリッドの閉状態を保つロック部材が設けられている。
要部は、リッドインナ3のうち前記ロック部材の近傍に設けられた係合部である係合片23aと、リッドアウタ1に設けられた係止部である凹部25aとが嵌合係止することによりロック部材周辺の補強と共に部材間のがたつきを防止した点にある。また、この嵌合構造では、同(b)に示されるごとく係止部である凹部25aの内面に奥に行くに従って次第に凹部中心線に近づく方向の傾斜部33,33を設け、係合片23aと凹部25aの傾斜部33,33との嵌合を挟持圧を持って密に挟み込むようにしている。
特開平7−30046号公報
上記の特許文献1では、係止部である凹部の内面に奥に行くに従って次第に凹部中心線に近づく方向の傾斜部を設けて、係合片をくさび作用にて密に挟み込むようにすることにより、仮止めと位置決め、更には締結後のがたつきを確実に防止することができると説明されている。しかしながら、係合片を凹部側の傾斜部に嵌合させる場合は、リッドアウト及びリッドインナの各部が精度よく形成されていないと、設計通りに嵌合不能となり、また修正ないしはチューニングが難しく、寸法誤差によっては異音の発生要因となる。このような不具合は、係合片と凹部の嵌合を複数箇所で行う構成において顕著となる。
なお、従来の他のがたつき防止構造としては、ケース部材又はアウタ部材に不織布等の緩衝材を接着したり貼着することも行われているが、部材数と共に作業工数が増えてコスト高となる。
そこで、本発明の目的は、ケース部材及びアウタ部材と共に緩衝材を有している構造において、その緩衝材を利用することによりチューニングが容易で、経費を最小限に抑えてがたつきが抑えられるようにした車両用収納装置を提供することにある。他の目的は以下の内容説明のなかで明らかにする。
上記目的を達成するため本発明は、内側に物品を収容可能なケース部材と、前記ケース部材の外側に少なくとも一部を重ねた状態で取り付けられるアウタ部材とを備えた車両用収納装置において、前記ケース部材が内面を覆うように配設されて収容される物品を保護する緩衝材を有していると共に、前記緩衝材が前記ケース部材及びアウタ部材の間に挟み込まれる緩衝部を一部に延出形成している、ことを特徴としている。
以上の本発明において、緩衝部は、ケース部材とアウタ部材の間に介在されることにより部材間の隙間を吸収してがたつきを防ぐよう作用する部分である。このため、緩衝材としては、ラバー等の軟質材が好ましいが、それに限定されない。例えば、不織布やそれに類似の材質であっても差し支えない。
以上の本発明は、請求項2〜7で特定したように具体化されることがより好ましい。
(1)、前記緩衝材は、図4に例示されるごとく前記ケース部材の内側に位置決め配置された状態で、前記緩衝部が前記ケース部材に設けられた開口部より外側に突出配置される構成である(請求項2)。
(2)、前記緩衝材は、図9(a)に例示されるごとく前記ケース部材の内側に位置決め配置された状態で、前記緩衝部が前記ケース部材の周囲端部を通って外側に突出配置される構成である(請求項3)。
(3)、前記緩衝材は、角部を有した略平面形状からなると共に、前記緩衝部の角部の一部を面取りしている構成である(請求項4)。
(4)、前記ケース部材は、前記緩衝部を前記アウタ部材との間に挟み込むためのリブ状の挟持突起を有している構成である(請求項5)。
(5)、前記ケース部材に対し前記アウタ部材が凸部及び凹部の係合により取り付けられている構成である(請求項6)。
請求項1の発明では、ケース部材が内側に配設されて収容される物品に当接可能な緩衝材を有している構造において、緩衝材が両部材間に挟み込まれる緩衝部を一部に有しており、ケース部材及びアウタ部材が間に介在される緩衝部によりがたつかないよう規制されたり拘束された状態でがたつきの発生を抑える。この利点は、緩衝部を両部材の間に挟み込ませればよいため上記文献1に比べ加工精度が緩和されると共にチューニングが容易となり、また緩衝材に挟持用の緩衝部を形状追加すればよいため経費を抑えて実施でき、更にアウタ部材がケース部材に請求項6に特定した係合構造により取り付けられる態様だとその係合のがたつきも抑えられて信頼性を向上できる。
請求項2の発明では、緩衝部がケース部材に設けられた開口部より外側に配置されてアウタ部材との間に挟み込み可能となる構成だと、形態例から推察されるように緩衝部をケース部材の任意の箇所に配置し易くなり設計自由度を拡大できる。
請求項3の発明では、緩衝部がケース部材の周囲端部より外側に配置されてアウタ部材との間に挟み込み可能となる構成だと、図8の変形例から推察されるように請求項2に比べケース部材に開口部等の加工が不要となるため剛性低下の虞なく簡易に実施できる。
請求項4の発明では、緩衝部が角部を有した略平面形状であるため形成容易であり、また角部の一部に設けられた面取りの存在により緩衝材の組込操作において緩衝部の配置や位置出し操作を良好に行える。
請求項5の発明では、緩衝部がケース部材のリブ状の挟持突起とアウタ部材との間に挟持されるため、例えば面同士の間に挟持される構成に比べ確実に挟持してがたつきを吸収可能となる。
請求項6の発明では、アウタ部材がケース部材に対し凸部及び凹部の係合により取り付けられるため組付け容易であり、加えて両部材が緩衝部の存在によりがたつきが抑えられているため係合強度も安定維持される。
なお、以上の発明では、走行振動を受ける車両収納装置として、特に形態に挙げたごとく収納される物品を緩衝材に当てて衝撃を緩和することが好ましい眼鏡ホルダ用やカップホルダ用等として好適なものとなる。
本発明形態に係る眼鏡等を入れる車両用収納装置の概念図であり、(a)はホルダの閉状態を示す模式側面図、(b)はホルダの開状態を示す模式側面図である。 上記収納装置の部材関係を示す概略分解斜視図である。 (a)はホルダの上面図、(b)は同(a)のA−A線断面図である。 (a)は図3(a)のB−B線断面図、(b)は同(a)のC−C線断面図、(c)は同(a)のD−D線断面図、である。 (a)は図4(a)のB1部の拡大図、(b)は図4(b)のC1部の拡大図、(c)は図4(c)のD1部の拡大断面図である。 上記ホルダを構成しているケース部材単品を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図である。 上記ホルダを構成しているアウタ部材単品を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図である。 上記ホルダを構成している緩衝材単品を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図である。 本発明の変形例を示し、(a)は部材関係を示す模式半断面図、(b)は組立完了状態を示す模式半断面図である。 特許文献1に開示の収納装置であるコンソールリッドを示し、(a)は文献1の図4を示し、(b)は文献1の図6を示している。
以下、本発明の形態例について添付した図面を参照しながら説明する。この説明では、装置構造、組立、作動を詳述した後、変形例に言及する。なお、発明対象の車両用収納装置としては、形態例で挙げる眼鏡等を収容保持するホルダに限られず、例えばカップホルダ、コンソールボックスや文献1のような収容凹部付きコンソールリッド、更にそれらに類似の構造として具体化されるものである。
(装置構造)この車両用収納装置は、図1及び図2に示されるごとく不図示の眼鏡等の物品を収納する例であり、ホルダ4が車室天井側に設けられるホルダ設置部5に対し図1(a)のごとく略面一に配置される格納位置と、同(b)のごとく両側の軸部17,17を支点として回動されて物品を出し入れ可能となる使用位置とに切り換えられるタイプである。
まず、ホルダ設置部5は、各種機器類を組み込む本体50の前側にホルダ4を出し入れする断面逆凹状の配置部51を一体に形成しており、外面側にあって後両側に設けられた対の係止片52、前両側に設けられて金属製のクリップ7を支持する対の立片53、などを有し、それらを利用して車室天井側に装着される。
また、配置部51は、本体50との境目付近に位置して左右中間に設けられた取付穴55と、両側面に同軸線上に設けられた軸穴56と、片側面にあって軸穴56の手前側に設けられた取付穴57などを有している。取付穴55には係止手段であるラッチ8が装着される。軸穴56は、ホルダ4つまりケース部材1に設けられた両側の軸部17を回動自在に嵌合枢支する。取付穴57には制動手段であるダンパ6が装着される。
このうち、ラッチ8は、ホルダ4がバネ9A,9Bの付勢力に抗し、収納方向へ押され該押し力を解放することでホルダ4(を構成しているケース部材に設けられた係合片15)を係止して格納位置にロックする。また、再びホルダ4を格納方向へ押し該押し力を解放すると前記係止が解除され、ホルダ4が付勢力により使用位置へ切り換えられるプッシュプッシュ式(例えば、特開2007−308977号公報や特開2013−116710号公報を参照)からなる。
ダンパ6は、本体6a及び回転ギア6bなどを有し、取付穴57に位置決めされた状態で係合等により取り付けられる。このダンパ6は、周知のロータリー式オイルダンパ等からなり、回転ギア6bが作動油の抵抗を受けている不図示の出力軸に装着されている。取付状態では、回転ギア6bがホルダ4を構成しているケース部材1に設けられたギア部18と噛み合っている。そして、ダンパ6は、ホルダ4が付勢力により格納位置から使用位置に切り換えられるとき緩やかに回動されるよう制動する。
次に、ホルダ4について明らかにする。ホルダ4は、目的の物品(この例では眼鏡であるが、他の物品でもよい)を余裕を持って収容保持可能な収納空間を形成しているケース部材1と、ケース部材1の外側に少なくとも一部を重ねた状態で取り付けられるアウタ部材2と、ケース部材1の内側に配設されて収容される不図示の眼鏡やその他の物品に当接可能な緩衝材3とを備えている。工夫点は、特に、緩衝材3が緩衝部35を一部に延出形成している構成、緩衝部35をケース部材1の外面側にケース側開口部14や不図示の周囲端部を通って配置する構成、ケース部材1及びアウタ部材2の間に緩衝部35を挟持する構成などにある。
ここで、ケース部材1及びアウタ部材2は射出成形された樹脂成形品であり、緩衝材3はラバー成形品である。但し、材質は他の素材でも差し支えない。ケース部材1は、図2及び図5に示されるごとく概略矩形板状の底壁10と、底壁10の前縁及び後縁に立設された前壁11及び後壁12と、底壁10の両側縁より少し内側に立設された側壁13,13とで収容空間を区画している。
底壁10は、両側壁13の間にあって前後略中間から後壁12の手前まで矩形開口部14に切り欠かれている。底部10は、前壁11に接近して複数設けられた穴部10aと、後壁12側の端面に複数設けられて後方へ突出している凸部10bと、前壁11側の端面に複数設けられて前方へ突出している凸部10cと、両側の端面に複数設けられて左又は右方へ突出している凸部10dと、開口部14に連通した状態で左右略中間に設けられた凹部14aと、外面に設けられた多数のリブ10eと、リブ10eのうち、後壁側の両角部に位置して左右対向している一段低く形成されたリブ状の挟持突起10fとを有している。
後壁12は、前壁11に比べてかなり高い壁に形成され、また左右中間が逆台形の開口12aに切り欠かれている。開口12aの縁部は、上から下に行くに従って幅広となり、かつ底部分の平坦部に突設された係合片15を有している。後壁12の内面には、図6(c)のごとく開口12aを挟んだ両側にリブ12bが幅方向に突設されている。
各側壁13には、底壁10の側縁側との間に設けられた円弧状部16と、円弧状部16の中心部に突出された軸部17と、一方の円弧状部16の外側に設けられて上記ダンパの回転ギア6aと噛み合う円弧状のギア部18とを有している。両側の軸部17は、同軸線上に位置しており、上記したホルダ設置部の配置部51の両側に設けられた軸穴56に回動自在に嵌合される。また、円弧状部16及び軸部17の間にはコイル形のバネ9A,9Bが配置される。各バネ9A,9Bは、一端部が配置部51に設けられた付図示の穴部に係止され、他端部が付勢力を発現しつつ円弧状部16付近に設けられた掛止部に係止された状態に組み付けられて、ホルダ4を使用位置の方向へ付勢している。符号13aは側壁13の内面にあって前側に設けられた張出部である。
アウタ部材2は、化粧板と称されることもあり、図2及び図7に示されるごとくケース部材の底壁10の外面を覆う略矩形状であり、底壁20と、底壁20の前縁及び後縁に立設された前壁21,後壁22と、底壁20の両縁に立設された側壁23,23とで区画形成されている。前壁21には、ケース部材の対応する凸部10cと係合する複数の凹部21aが設けられている。後壁22には、ケース部材の対応する凸部10bと係合する複数の凹部22aが設けられている。各側壁23には、ケース部材の対応する凸部10dと係合する複数の凹部23aが設けられている。そして、アウタ部材2は、ケース部材1に対しそれらの4辺の各係合により固定される。
以上のごとくアウタ部材2がケース部材1に係合された状態において、各側壁23には、ケース部材の軸部17と対向する箇所に窪み部23bが設けられている。この窪み部23bは、バネ9A,9Bがコイル部を軸部17に支持した状態でバネの対応部を受け止める箇所であるが、省略してもよい。底壁20の内面のうち、前後略中間から後壁22の間には幅方向及び前後方向に延びる複数のリブ25と、中央に突設された単一のコ形リブ26とが設けられている。リブ25は、ケース部材の開口部14に露出されて緩衝材3の対応部を受止可能である。リブ26は、ケース部材の凹部14aと係合可能となっている。
緩衝材3は、ケース部材1の内側に組付けられることでケース内部に収容される眼鏡等を保護するものであり、図2及び図8に示されるごとくケース部材の底壁10及び開口部14を覆う底壁30と、底壁30の前縁に立設されてケース部材の前壁11内面に沿って配置される前壁31と、底壁30の後縁に立設されてケース部材の後壁12内面に沿って配置される後壁32と、底壁30の両縁に立設されてケース部材の対応する側壁13内面に沿って配置される左右の側壁33,33とで区画形成されている。後壁32と各側壁33との間はスリット34が介在されている。
底壁30は、裏前縁に沿って設けられた複数の凸部35と、裏両側縁の前側に設けられた緩衝部37とを有している。各凸部35は、ケース部材の対応する穴部10aに係合する。緩衝部37は、図5(c)のごとく断面略L形に形成されており、ケース部材1とアウタ部材2との間に挟持される。
すなわち、各緩衝部37は、図8に示されるごとく底壁30の左又は右側方向に突出していて、ケース部材の挟持突起10fとアウタ部材側底壁20の裏面対応部との間に挟持され、ケース部材1とアウタ部材2の間の隙間を吸収しがたつきを阻止可能にする。また、各緩衝部37は、矩形状からなり、前壁側の角部が欠如された面取り部32aを有している。後壁32には、ケース部材の開口12aに対応する開口32aが左右中間に設けられている。各側壁33の外面前側には、ケース部材側側壁の張出部13aと係合する窪み部36(図2を参照)が設けられている。
(組立)以上のケース部材1、アウタ部材2、緩衝材3は次のようにしてホルダ4として組み付けられる。まず、緩衝材3がケース部材1の内側に配設される。この操作では、例えば、後壁32が後壁12の内側、各側壁33が対応する側壁13の内側に沿うように緩衝材3の全体をケース部材1内に入れ込む。その際、両側の緩衝部37がケース部材の開口部14から対応する挟持突起10fを通って底壁10の外面側に配置されるようにし、また各凸部35が対応するケース部材側穴部10aに係合されるようにする。
これにより、緩衝材3は、ケース部材内にあって、前壁31側が穴部10aと凸部35の係合により位置規制され、両側壁33が張出部13aと窪み部36の係合及び挟持突起10fに対する緩衝部37の圧接などにより位置規制され、後壁32が開口12aの縁取部に対する開口32a両側部の当接及び両側のリブ12に対する両上側の当接により位置規制されてケース部材1の内面に一体的に取り付けられる。
次に、アウタ部材2がケース部材側底壁10の外側に配設される。この操作では、例えば、前後壁21,22及び両側壁23の内側に対しケース部材側底壁12を位置合わせした状態でアウタ部材2を底壁12側に押し付ける。すると、アウタ部材2は、ケース部材1に対し、前壁の凹部21aと凸部10cの係合及び後壁の凹部22aと凸部10bの係合(図3(b)を参照)、両側壁の凹部23aと凸部10dの係合(図5(c)を参照)、更に底壁の凸部26と凹部14aの係合(図4(b)を参照)により底壁12の外面に一体的に取り付けられる。
(作動)以上により作成されたホルダは組立状態において次のような点で優れている。
(ア)、このホルダ4では、ケース部材1が内側に配設されて収容される物品に当接可能な緩衝材3を有している構造において、まず、眼鏡などの物品がケース部材1内にあって緩衝材3に当てた状態で保持されるため走行振動を受けても物品に傷等を生じ難くなり収容特性を向上できる。また、アウタ部材2がケース部材1に対し底壁10と底壁20の間に挟み込まれた緩衝部37により走行振動を受けてもがたつかないよう規制されたり拘束される。
(イ)、以上の利点は、特に、緩衝部37を両部材の間に挟み込ませればよいため上記文献1に比べ加工精度が緩和されると共にチューニングが容易となり、また緩衝材3に緩衝部37を形状追加すればよいため経費を抑えて実施可能となり、しかもアウタ部材2がケース部材1に係合構造により取り付けられる態様だと、その係合のがたつきも抑えらて組立強度及び信頼性を向上できる。
(ウ)、加えて、この構造では、緩衝部37がケース部材1に設けられた開口部14より外側に配置されてアウタ部材2との間に挟み込み可能となるため、緩衝部37をケース部材1の任意の箇所、つまり設計的に最もがたつき易い箇所近くに配置し易くなり設計自由度を拡大できる。更に、各緩衝部37がケース部材側のリブ状の挟持突起10fとアウタ部材側平坦状底壁20の内面との間に挟持されるようにしたため、例えば面同士の間に挟持される構成に比べ隙間なく的確に挟持可能となり、部材間に生じ易いがたつき発生を確実に防止できる。
(エ)、また、この構造では、各緩衝部37が角部を有した単純形状であるため形成容易であると共に、角部の一部に設けられた面取り部37aにより緩衝部37をケース部材側開口部14の対応部から底面10の裏側に組み込むときに位置出し等の操作を良好に行える。
(オ)、勿論、アウタ部材2は、ケース部材側底壁10に対し主として凸部10b,10c,10dと凹部21a,22a,23aの係合により取り付けられるため組付け容易であり、加えて両部材が上記した緩衝部37の存在によりがたつきが抑えられているため係合強度も安定維持される。従って、車両収納装置としては、収納される物品を緩衝材3に当てて衝撃を緩和することが好ましい眼鏡ホルダ用やカップホルダ用等として好適なものとなる。
(変形例)図9は車両用収納装置として本発明をカップホルダ40に適用する場合の一例を模式的に示し、(a)は部材関係を示し、(b)は組立完了状態を示している。この説明では、本発明要部に関係する構成について明らかにする。
同図の車両用収納装置において、カップホルダ40は、ケース部材100が内側にカップ類などの物品を収容可能であると共に、外側に少なくとも一部を重ねた状態で取り付けられるアウタ部材200と、ケース部材100内側に配設されて収容される物品に当接可能な緩衝材300とを有している。なお、アウタ部材200は、小型ライトないしは光源装置の例である。但し、アウタ部材200としては、例えば、不図示のリッドを係脱するラッチやそれに類似のものでも差し支えない。
ここで、ケース部材100は、底壁110及び周囲壁120によりカップ類を出し入れする収容空間を区画形成している。周囲壁120には、上端外周囲に縁取り用フランジ部121が一体に設けられていると共に、フランジ部121の一部を含む箇所が切り欠かれて開口122されている。この開口122は、アウタ部材200である光源装置から光を照射する部分220に対応した大きさとなっている。また、周囲壁120の外周面には、アウタ部材200の本体210を保持する受け部123が設けられている。受け部123には、図示を省略したが、本体210の対応部と係合して光源装置を抜け止め可能にする凸部ないしは爪部が設けられている。
緩衝材300は、底壁310及び周囲壁320を有して、ケース部材100の内部に嵌合される形状となっている。また、緩衝材300は、周囲壁320の上端側の一部に屈曲部321を介して折り曲げられ、ケース部材100の周囲外面側に配置されてアウタ部材200との間に挟持される緩衝部322を有している。この緩衝部322は、ケース部材側周囲壁120とアウタ部材210の間に介在されることにより部材間の隙間を吸収してがたつきを防ぐための部分である。
以上のカップホルタ40は、上記ホルダ4と同様に、まず、カップ類がケース部材100内にあって緩衝材300に当てた状態で保持されるため走行振動を受けても振動を吸収したり緩和し易くなり保持特性を向上できる。また、アウタ部材200である光源装置は、ケース部材100に対し周囲壁120との間に挟み込まれた緩衝部322により走行振動を受けても不用意にがたつかないよう規制されたり拘束されるため信頼性を向上できる。
なお、以上のように本発明は、請求項で特定される構成を備えておればよく、細部は以上の形態例や変形例を参考にして更に変更したり展開可能なものである。その例として、形態例のホルダ設置部5は車室天井側に装着される例を示したが、センタコンソールやインストルメントパネルなどに装着される構成でもよい。また、ホルダ4やカップホルダ40を構成しているケース部材1や100、アウタ部材2や200、緩衝材3や300の具体的な形態や形状については必要に応じて任意に変更可能なものである。
1・・・・・ケース部材
2・・・・・アウタ部材
3・・・・・緩衝材
4・・・・・ホルダ
5・・・・・ホルダ設置部
6・・・・・ダンパ(6aは本体、6bは回転ギア)
7・・・・・クリップ
8・・・・・ラッチ(径止手段)
9A・・・・バネ(付勢手段)
9B・・・・バネ(付勢手段)
32a・・・面取り部
37・・・・緩衝部
40・・・・カップホルダ
100・・・ケース部材
200・・・アウタ部材
300・・・緩衝材
321・・・屈曲部
322・・・緩衝部

Claims (6)

  1. 内側に物品を収容可能なケース部材と、前記ケース部材の外側に少なくとも一部を重ねた状態で取り付けられるアウタ部材とを備えた車両用収納装置において、
    前記ケース部材が内面を覆うように配設されて収容される物品を保護する緩衝材を有していると共に、前記緩衝材が前記ケース部材及びアウタ部材の間に挟み込まれる緩衝部を一部に延出形成している、ことを特徴とする車両用収納装置。
  2. 前記緩衝材は、前記ケース部材の内側に位置決め配置された状態で、前記緩衝部が前記ケース部材に設けられた開口部より外側に突出配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用収納装置。
  3. 前記緩衝材は、前記ケース部材の内側に位置決め配置された状態で、前記緩衝部が前記ケース部材の周囲端部を通って外側に突出配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用収納装置。
  4. 前記緩衝材は、角部を有した略平面形状からなると共に、前記緩衝部の角部の一部を面取りしていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の車両用収納装置。
  5. 前記ケース部材は、前記緩衝部を前記アウタ部材との間に挟み込むためのリブ状の挟持突起を有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の車両用収納装置。
  6. 前記ケース部材に対し前記アウタ部材が凸部及び凹部の係合により取り付けられていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の車両用収納装置。
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