JP5010568B2 - 車両用ゴミ箱 - Google Patents

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Description

本発明は車両用ゴミ箱に関し、例えば車両内に装着された状態で使用される車両用ゴミ箱に適用して好適なものである。
従来、車両内に設けられる車両用ゴミ箱としては、箱状からなる収納部に開口部を備え、この開口部の上側部分を蓋部材で覆い、付勢機構によって蓋部材を閉状態に付勢する車両用ゴミ箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、その他の車両用ゴミ箱としては、中央の仕切壁により、上方が開口した2個の室に分割された箱体たる収納部と、これら2個の室の各開口部の上に開閉自在に取り付けられた2個の蓋部材とからなり、各蓋部材に設けられた透孔が当該蓋部材両方を開いたときに重合しないように形成され、車室内構造物に取り付けるための取付け手段を収納部に備えた車両用ゴミ箱が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4004377号 実登第3008938号
ところで、かかる構成でなるこれら車両用ゴミ箱では、車両走行中に生じる振動が蓋部材にまで伝わることにより当該蓋部材が震え、その結果、蓋部材が振動に応じて収納部と接触することにより不快な音が発生してしまうという問題があった。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたもので、蓋部材が震えることにより生じる不快な音の発生を防止し得る車両用ゴミ箱を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明において、請求項1記載の発明では、開口部を有した有底状の収納部を備えた車両用ゴミ箱であって、前記開口部は、前記収納部に回動自在に軸着された蓋部材を備え、前記蓋部材は、該蓋部材の一対の側板の回動軸を中心として、前記収納部の一対の側面に回動自在に設けられ、前記収納部には、前記開口部を取り囲む本体縁部のうち、前記蓋部材の回動方向と直交する正面側縁部の中央領域に、閉塞固定部が形成されており、この閉塞固定部に前記蓋部材の係止片が係合し、前記収納部には、前記本体縁部のうち、前記蓋部材の回動方向と直交する背面側縁部の中央領域に、閉塞ストッパ部が形成されており、この閉塞ストッパ部に前記蓋部材の蓋体縁部が当接して、前記蓋部材が全閉状態の位置に位置決めされ、前記収納部には、その正面と下面との間に湾曲形成された湾曲領域に、開止段部が形成されており、この開止段部に前記係止片が係合することにより、前記蓋部材が全開状態の位置で保持されることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明では、前記開止段部は、開放方向へ回動した前記蓋部材を全開状態で受け止める開放ストッパ部と、この開放ストッパ部よりも正面側に形成され、かつ前記係止片と係合する開放固定部とから構成され、前記開放固定部は、所定長さからなり、その長手方向が前記開放ストッパ部の長手方向と平行に配置されると共に、前記開放ストッパ部と所定間隔を空けて配置されるようにして前記収納部の外面に一体成形されていることを特徴とするである。
請求項1記載の発明によれば、閉状態において蓋部材の係止片を収納部の段部に係合させ、蓋部材を収納部に対して保持させることができると共に、開状態においても蓋部材の係止片を段部に係合させ、蓋部材を収納部に対して確実に保持させることができるので、如何なる使用状況においても車両走行中に生じる振動によって蓋部材が震えることを抑制でき、かくして、蓋部材が震えることにより生じる不快な音の発生を防止し得る。
以下図面に基づいて、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)車両用ゴミ箱の全体構成
図1(A)及び(B)において、1は本発明による車両用ゴミ箱1を示し、この車両用ゴミ箱1は、車両内のセンターコンソールの下方に設けられた設置領域ERに収納部2が着脱自在に装着され、有底状の収納部2に対して蓋部材3が開閉自在に軸着されている。かくして、この車両用ゴミ箱1は、使用時、蓋部材3を開けて、車内で不要となった紙くず等のゴミを収納部2内に収納し得るようになされている。
因みに、この実施の形態の場合、図2に示すように、車両内の設置領域ERは、ほぼJ字状に形成されており、傾斜している壁部に物品支持具4が固着されている。この物品支持具4は、円盤状の基部5とこの基部5と一体成形された円盤状の保持部6との間に環状の隙間Gが形成されており、当該隙間Gに車両用ゴミ箱1を着脱自在に係止させ、設置領域ERに装着し得るようになされている。
実際上、この車両用ゴミ箱1は、図3に示すように、収納部2の背面2aに取付部8が形成されており、この取付部8に物品支持具4を係止させ得るようになされている。収納部2の背面2aには、中央部分に四角錐台状に凹んだ凹領域9が形成されており、この凹領域9上部に取付部8が設けられている。取付部8は、逆U字状に切り欠かれて突出した領域10を有し、この切り欠かれた領域10に物品支持具4の隙間Gが嵌め込まれることにより、物品支持具4が係止され得るようになされている。
図4に示すように、実際上、この車両用ゴミ箱1は、不使用時、収納部2の本体縁部11の一部と、蓋部材3の蓋体縁部12の一部とをほぼ合わせることにより、収納部2の内部に形成された収納空間13を、蓋部材3によって覆い隠すようにして外部空間から閉塞し、当該収納空間13のゴミ(図示せず)が外部から視認し得ないように構成されている。
車両用ゴミ箱1には、図5に示すように、蓋部材3の一対の側板14a,14bの各裏面に円柱状の回動突起部15が立設されており、収納部2の一対の側面18a,18bに穿設された貫通孔19に、回動突起部15が嵌め込まれることにより、回動突起部15を回動軸として蓋部材3が収納部2に対し回動自在に設けられ得るようになされている。
因みに、この実施の形態の場合、収納部2の一対の側面18a,18bには、貫通孔19周辺下方に外方に僅かに膨出した外面膨出部16aが形成されており、この外面膨出部16aが蓋部材3の回動突起部15の周辺に当接し、収納部2に対して蓋部材3が回動突起部15周辺で回動軸方向xに揺れ動くことを防止し得るようになされている。また、蓋部材3の一対の側板14a,14bにも、収納部2の外面膨出部16aを避けるようにして回動突起部15の周辺領域に内方に膨出した内面膨出部16bが形成されており、当該内面膨出部16bが収納部2の側面18a,18bに当接し、回動突起部15周辺において蓋部材3が回動軸方向xに揺れ動くことを防止し得るようになされている。
かくして、車両用ゴミ箱1は、図6に示すように、回動軸Sを中心にして収納部2の本体縁部11から蓋部材3の蓋体縁部12を離間させて収納空間13を外部空間に開放する開放方向OP、及びこれとは逆に収納部2の本体縁部11の一部に蓋部材3の蓋体縁部12の一部を合わせて収納空間13を外部空間から閉塞する閉塞方向CLに、蓋部材3を回動させ得るようになされている。
かかる構成に加えてこの車両用ゴミ箱1は、図4に示したように、収納部2の本体縁部11の所定位置に閉塞固定部20と閉塞ストッパ部21とからなる閉止段部22が形成されており、蓋部材3によって収納空間13全体を外部空間から閉塞した状態(以下、これを全閉状態と呼ぶ)のとき、蓋部材3の蓋体縁部12に形成された係止片25が当該閉塞固定部20に係合することにより、収納部2に対して蓋部材3を全閉状態で保持し得るようになされている(詳しくは後述する)。
そして、車両用ゴミ箱1は、収納部2に対して全閉状態で保持した蓋部材3に開放方向OPへ所定以上の力を加えることにより、蓋部材3の係止片25が収納部2の閉塞固定部20から係合解除され、蓋部材3を開放方向OPへ回動させ得るようになされている。
また、これに加えて車両用ゴミ箱1は、収納部2の外面の所定位置に開止段部26が形成されており、収納部2の本体縁部11から蓋部材3の蓋体縁部12を離間させて収納空間13全体を外部空間に開放した状態(以下、これを全開状態と呼ぶ)のとき、蓋体縁部12の係止片25が、当該開止段部26に係合することにより、収納部2に対して蓋部材3を全開状態で保持し得るようになされている(詳しくは後述する)。
そして、車両用ゴミ箱1は、収納部2に対して全開状態で保持した蓋部材3に閉塞方向CLへ所定以上の力を加えることにより、蓋部材3の係止片25が収納部2の開止段部26から係合解除され、蓋部材3を閉塞方向CLへ回動させ得るようになされている。なお、図6では、全閉状態の蓋部材3を実線で示し、全開状態の蓋部材3を一点鎖線で示している。
(2)収納部及び蓋部材の詳細構成
次にこれら収納部2及び蓋部材3の詳細構成について以下説明する。図7、図8及び図9に示すように、収納部2は、角部がまるみを帯び、かつ中空な略直方体状の外形を有しており、内部にゴミを収納するための収納空間13が形成されている。なお、この収納部2は、合成樹脂材からなり全体が一体成形によって作製され得る。
収納部2には、収納空間13の上方に開口部28が形成され、この開口部28を取り囲むようにして本体縁部11を有する。本体縁部11には、収納部2の正面2b側に形成された本体縁部(以下、これを正面側縁部と呼ぶ)30と、収納部2の背面2a側に形成された本体縁部(以下、これを背面側縁部と呼ぶ)31とがほぼ平行に配置されている。
かかる構成に加えて、収納部2には、開口部28を取り囲む本体縁部11のうち、蓋部材3の回動方向(開放方向OP及び閉塞方向CL)と直交する正面側縁部30の中央領域に、閉塞固定部20が形成されており、この閉塞固定部20に蓋部材3の係止片25が係合し得るようになされている。この閉塞固定部20は、角部がまるみを帯びた略三角柱状の外形で所定長さからなり、長手方向が収納部2の正面側縁部30に沿うようにして一体成形されている。
実際上、この閉塞固定部20は、図8に示すように、先端角部が収納部2の正面2bから外方へ向けて僅かに膨出するように形成されており、下方面部33の傾斜が上方面部34の傾斜よりも緩やかに形成されている。これにより閉塞固定部20は、蓋部材3が全開状態から全閉状態に移行する際に、閉塞方向CLに向けて所定以上の力が加わることによって当該蓋部材3の係止片25が閉塞固定部20の下方面部33を乗り越えて、上方面部34に位置決めされ得るようになされている。
これに加えて収納部2には、開口部28を取り囲む本体縁部11のうち、蓋部材3の回動方向と直交する背面側縁部31の中央領域に、閉塞ストッパ部21が形成されており、この閉塞ストッパ部21に蓋部材3の蓋体縁部12が当接して、蓋部材3が全閉状態の位置(閉位置)に位置決めされ得る。この閉塞ストッパ部21は、背面側縁部31と平行に配置される壁部36と、当該壁部か36ら開口部28側に突出した突出片37とから構成されており、全体が凸状に形成されている。
閉塞ストッパ部21は、その全体が背面側縁部31から上方に向けて突出すると共に、収納部2の外面から外方に向けて突出するように形成されており、蓋部材3が全閉状態のとき、蓋部材3の蓋体縁部12を壁部36で受け止め、蓋部材3の蓋体縁部12に形成された凹部(後述する)内に突出片37を配置させて位置決めし得るようになされている。
また、これに加えて収納部2には、正面2bと下面2cとの間に緩やかに湾曲してまるみを帯びるように形成された湾曲領域に、開止段部26が形成されており、当該開止段部26に蓋部材3の係止片25が係合することにより、蓋部材3が全開状態の位置(開位置)で保持され得る。
実際上、開止段部26は、開放方向OPへ回動した蓋部材3を全開状態で受け止める開放ストッパ部40と、当該開放ストッパ部40よりも正面2b側(開放方向OP側)に形成され、かつ当該係止片25と係合する開放固定部41とから構成されている。
ここで、開放ストッパ部40は、角部がまるみを帯びた略三角柱状の外形で所定長さを有し、その長手方向が閉塞固定部20の長手方向と平行に配置されるように収納部2の外面に一体成形されている。実際上、開放ストッパ部40は、先端角部が収納部2の表面から外方へ向けて膨出するように形成されており、全開状態の蓋部材3に対し開放方向OPへ向けて力が加えられても、当該蓋部材3の係止片25が乗り越えられないような高さ寸法に選定され、当該蓋部材3を全開状態の位置で確実に受け止めて位置決めし得るようになされている。
また、図8に示すように、開放固定部41は、角部がまるみを帯びた略山型状の外形を有しており、先端角部が開放ストッパ部40よりも低く、かつ上方面部42の傾斜が下方面部43の傾斜よりも緩やかに形成され、先端角部が収納部2の外面から外方へ向けて僅かに膨出し得るように構成されている。これにより開放固定部41は、蓋部材3が全閉状態から全開状態に移行する際に、開放方向OPに向けて所定以上の力が加わることによって当該蓋部材3の係止片25が開放固定部41の上方面部42を乗り越えて、下方面部43に位置決めされ係合し得るようになされている。
また、図7及び図8に示すように、この開放固定部41は、所定長さからなり、その長手方向が開放ストッパ部40の長手方向と平行に配置されると共に、開放ストッパ部40と所定間隔を空けて配置されるようにして収納部2の外面に一体成形されている。これにより蓋部材3が全開状態のときには、開放固定部41及び開放ストッパ部40間に蓋部材3の係止片25が係合されることにより、収納部2に対して蓋部材3が保持され得るようになされている。
次に蓋部材3の詳細構成について以下説明する。図10及び図11に示すように、蓋部材3は、全体が合成樹脂材からなり、角部がまるみを帯びた略三角形状の側板14a,14bが対向するように配置され、これら側板14a,14bの対向する一辺間にまるみを帯びた天板49が一体成形された構成を有する。
天板49は、蓋部材3が全閉状態のとき、収納部2の開口部28全体を覆うように形成されており、収納部2の正面側縁部30と合わさる蓋体縁部(以下、これを係止縁部と呼ぶ)50の裏面に、内側へ向けて突出した係止片25が一体成形されている。係止片25は、略三角柱状の外形からなり、係止縁部50に沿って平行に形成されており、先端角部の角度が約60°程度に選定されている。これに加えて、天板49には、係止縁部50と平行して対向する蓋体縁部(以下、これを当接縁部と呼ぶ)51に、収納部2の突出片37と同一形状からなり、かつ当該突出片37とは一回り小さい凹部52が形成されている。
かくして、蓋部材3は、図12に示すように、全閉状態のとき、係止片25が収納部2の閉塞固定部20の下方面部33を乗り越えて上方面部34に係合することにより、車両走行中に生じる僅かな外力によって開放方向OP側へ回動することを防止し得るようになされている。
また、蓋部材3は、全閉状態のとき、当接縁部51が収納部2の壁部36に当接することにより位置決めされ、全閉状態からさらに閉塞方向CLへ回動しすぎることを防止し得るようになされている。この際、蓋部材3は、凹部52内に収納部2の突出片37が配置されるように形成されており、当該凹部52と突出片37とが位置決めされることで、収納部2に対して蓋部材3を正確に位置決めし得る。
また、蓋部材3に対して開放方向OPへ所定以上の力F1が与えられたときには、蓋部材3の係合片25が収納部2の閉塞固定部20を乗り越えて係合解除されることにより、蓋部材3が開放方向OPへ回動し、蓋部材3の係止片25が開放固定部41を乗り越えて蓋部材3の係止縁部50が開放ストッパ40に当接する。
これにより蓋部材3は、図13に示すように、係止片25が開放固定部41に係合することにより閉塞方向CLへ回動することを防止し得るようになされている。また、このとき蓋部材3の係合片25は、収納部2の開放固定部41と開放ストッパ40との間に嵌め込まれることにより係合し、収納部2に対して蓋部材3を保持し得るようになされている。
また、蓋部材3に対して閉塞方向CLへ所定以上の力F2が与えられたときには、蓋部材3の係合片25が収納部2の開放固定部41を乗り越えて係合解除されることにより、蓋部材3を閉塞方向CLへ回動し得るようになされている。
(3)動作及び効果
以上の構成において、車両用ゴミ箱1では、不使用時、使用者によって全開状態の蓋部材3が力F2以上で閉塞方向CLへ回動されてゆくと、蓋部材3の係止片25が収納部2の閉塞固定部20を乗り越えると共に、蓋部材3の当接縁部51が収納部2の壁部36に当接することにより、収納部2に対し蓋部材3が全閉状態で位置決めされる。このとき車両用ゴミ箱1では、蓋部材3の係止片25が収納部2における閉塞固定部20の上方面部34に係合することにより、全閉状態時に蓋部材3を収納部2に対して強固に保持させることができる。
また、このとき車両用ゴミ箱1では、蓋部材3の凹部52内に収納部2の突出片37を配置させることにより、全閉状態時に収納部2に対して蓋部材3を正確に位置決めさせることができると共に、凹部52内に突出片37が収納されることで、凹部52と突出片37とが接触して収納部2に対して蓋部材3が回動軸方向xへ揺れ動くことを防止することができる。
かくして、この車両用ゴミ箱1では、蓋部材3を閉じて収納部2の開口部28を閉塞させた不使用時において、閉止段部22及び係止片25によって蓋部材3を収納部2に対して強固に保持させ、車両走行中に生じる振動によって蓋部材3が震えることを抑制することができる。
これに対して、車両用ゴミ箱1では、使用時、使用者によって全閉状態の蓋部材3が力F1以上で開放方向OPへ回動されてゆくと、蓋部材3の係止片25が収納部2の閉塞固定部20を乗り越えて係合解除される。これにより車両用ゴミ箱1では、蓋部材3が収納部2に沿って開放方向OPへ回動してゆき、蓋部材3の係止片25が開放固定部41を乗り越えると共に、蓋部材3の係止縁部50が開放ストッパ部40に当接して、収納部2に対し蓋部材3が全閉状態で位置決めされる。このとき、車両用ゴミ箱1では、蓋部材3の係止片25が開放固定部41及び開放ストッパ部40間に係合することにより、全開状態においても蓋部材3を収納部2に対して強固に保持させることができる。
かくして、この車両用ゴミ箱1では、蓋部材3を開いて収納部2の開口部28を開放させた使用時においても、開止段部26及び係止片25によって蓋部材3を収納部2に対して強固に保持させ、車両走行中に生じる振動によって蓋部材3が震えることを抑制することができる。
また、この車両用ゴミ箱1では、蓋部材3が開閉時に乗り上げ不可能な閉塞ストッパ部21及び開放ストッパ部40が設けられていることから、全閉状態及び全開状態の各位置で確実に蓋部材3を停止させることができる。さらに、この車両用ゴミ箱1では、係止片25を蓋部材3に一体成形すると共に、閉止段部22及び開止段部26を収納部2に一体成形することにより形成されることから、蓋部材3を保持するための回動フック等の係止手段を収納部2とは別に設ける必要がなくなり、このような複雑な機械的構成を省くことができる分だけ、簡易な構成にできると共に、コスト低減を図ることができる。
以上の構成によれば、蓋部材3の係止片25を収納部2の閉止段部22に係合させることにより、全閉状態時に蓋部材3を収納部2に対して確実に固定させることができると共に、蓋部材3の係止片25が開止段部26に係合することにより、全開状態においても蓋部材3を収納部2に対して確実に固定させることができることから、如何なる使用状況においても車両走行中に生じる振動によって蓋部材3が震えることを抑制でき、かくして、蓋部材3が震えることにより生じる不快な音の発生を防止し得る。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施の形態においては、蓋部材3が全閉状態のとき、収納部2に設けた突出片37が蓋部材3の凹部52に位置決めされる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、閉塞ストッパ部21に凹部を設け、蓋部材3に突出片を設けることにより、当該凹部及び突出片によって収納部2に対し蓋部材を位置決めするようにしてもよい。
また、段部としての閉止段部22及び開止段部26や、蓋部材3の係止片25については、蓋部材3の回動角度、蓋部材3の全閉状態及び全開状態での位置、開口部26における所定の開口範囲等この他種々の構成に応じて、収納部2の外面において種々の箇所に設けるようにしてもよい。
本発明による車両用ゴミ箱を車両用に装着させたときの様子を示す概略図である。 車両用ゴミ箱を装着するための物品支持具の構成を示す概略図である。 車両用ゴミ箱の背面構成を示す概略図である。 車両用ゴミ箱の正面構成を示す概略図である。 蓋部材及び収納部の縦断面構成を示す縦断面図である。 蓋部材の全閉状態及び全開状態のときの様子を示す概略図である。 収納部の正面構成を示す概略図である。 収納部の側面構成を示す概略図である。 収納部の側断面構成を示す側断面図である。 蓋部材の正面構成を示す概略図である。 蓋部材の側断面構成を示す側断面図である。 蓋部材が全閉状態のときの車両用ゴミ箱の側断面構成を示す側断面図である。 蓋部材が全開状態のときの車両用ゴミ箱の側断面構成を示す側断面図である。
1 車両用ゴミ箱
2 収納部
2b 正面
2c 下面
3 蓋部材
11 本体縁部
12 蓋体縁部
14a,14b 側板
18a,18b 側面
20 閉塞固定部
22 閉止段部(段部)
20 閉塞固定部(固定部)
21 閉塞ストッパ部(ストッパ部)
26 開止段部(段部)
28 開口部
30 正面側縁部
31 背面側縁部
40 開放ストッパ部(ストッパ部)
41 開放固定部(固定部)
S 回転軸

Claims (2)

  1. 開口部を有した有底状の収納部を備えた車両用ゴミ箱であって、
    前記開口部は、前記収納部に回動自在に軸着された蓋部材を備え、前記蓋部材は、該蓋部材の一対の側板の回動軸を中心として、前記収納部の一対の側面に回動自在に設けられ、
    前記収納部には、前記開口部を取り囲む本体縁部のうち、前記蓋部材の回動方向と直交する正面側縁部の中央領域に、閉塞固定部が形成されており、この閉塞固定部に前記蓋部材の係止片が係合し、
    前記収納部には、前記本体縁部のうち、前記蓋部材の回動方向と直交する背面側縁部の中央領域に、閉塞ストッパ部が形成されており、この閉塞ストッパ部に前記蓋部材の蓋体縁部が当接して、前記蓋部材が全閉状態の位置に位置決めされ、
    前記収納部には、その正面と下面との間に湾曲形成された湾曲領域に、開止段部が形成されており、この開止段部に前記係止片が係合することにより、前記蓋部材が全開状態の位置で保持されることを特徴とする車両用ゴミ箱。
  2. 前記開止段部は、開放方向へ回動した前記蓋部材を全開状態で受け止める開放ストッパ部と、この開放ストッパ部よりも正面側に形成され、かつ前記係止片と係合する開放固定部とから構成され、前記開放固定部は、所定長さからなり、その長手方向が前記開放ストッパ部の長手方向と平行に配置されると共に、前記開放ストッパ部と所定間隔を空けて配置されるようにして前記収納部の外面に一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ゴミ箱。
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