以下に、添付図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明するが、本発明の範囲は、以下に説明される実施の形態に限定されるものではない。最初に図についての説明を一部記載する。図3、図4は、本発明の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を描いた正面図、図11、図12は、本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9b)の一部を描いた正面図、図18は、本発明のプッシュオン蓋付き容器の一部を示し、蓋体の拡大部分図である。図18は、蓋体の位置関係または蓋体の長さ等を説明したものであり、図18(a)は図3、図11に対応しており、図18(b)は図4、図12に対応している。図18(a)について、蓋体支持脚(10)の短手方向においての任意の点における長さ(21)のセンターラインと、蓋体(7)の長手方向における長さ(22)のセンターラインは、同一のセンターライン(23)にしてある。図18(a)において、センターライン(23)から蓋体(7)の一端までの長さ(L)と、センターライン(23)から蓋体(7)の他の一端の途中までの長さ(La)は同じ長さであり、長さ(Lb)は長さ(L)より長さ(R)だけ長く設けてある。よって、孔(37)の位置で蓋体(7)を軸支した場合、蓋体支持脚(10)および蓋体(7)の重さが平衡する位置は、図4、図12、図18(b)に図示する蓋体(7)の位置のように、センターライン(23)から開き方向(19)に蓋体(7)が僅かに傾く位置となる。つまり、図4、図12、図18(b)は、蓋体支持脚および蓋体の重さが平衡により静止する位置の蓋体を描いてある。また、図3、図11、図18(a)の蓋体の位置は、蓋体支持脚および蓋体の重さが平衡により静止する位置近傍の蓋体の閉じ位置を描いており、図4、図12、図18(b)の蓋体の位置と比べると、閉じ方向(20)(20b)に僅かに傾いている。図4、図12、図18(b)の蓋体(7)の位置を例えば閉じ位置とした場合、蓋体(7)の開閉の度合の表示の代わりを果たす蓋体支持脚(10)の中央の位置がセンターライン(23)より開き方向(19)(19b)に僅かに傾いているため、蓋体(7)が閉じ位置に確実にあるかわからないという不安感を与える場合がある。つまり、図3、図11、図18(a)の蓋体(7)の位置を閉じ位置にすることにより、蓋体支持脚(10)の中央の位置がセンターライン(23)に位置することになり、蓋体(7)が閉じ位置に確実にあるという精神的な安定感を与えることができる。特に図中に記載していないが、この明細書に記載の図は、図18(a)に図示してある蓋体の長さ(L)(La)(Lb)(R)とすべて同じにしてある。また、図16は、本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9d)の一部を描いた正面図であり、図18(c)は図16に対応している。図16、図18(c)は、蓋体支持脚および蓋体の重さが平衡により静止する位置近傍の蓋体の閉じ位置を描いており、図4、図12、図18(b)の蓋体の位置と比べると、蓋体の位置は開き方向(19d)に僅かに傾いている。よって、掛止部材(8d)を設けてある位置は、図3、図11に比べて、図16は僅かに図面の右側に設けてある。また、各図において、容器本体の後方向の回転を投入口が開く開き方向(19)(19b)(19d)(19i)(19j)(19k)とし、容器本体の前方向の回転を投入口が閉じる閉じ方向(20)(20a)(20b)(20c)(20d)(20j)(20k)としてある。
次に本明細書に記載のプッシュオン蓋付き容器の種類と符号についての説明を一部記載する。説明については、プッシュオン蓋付き容器(9)を基本としている。プッシュオン蓋付き容器(9a)は、該容器(9)に緩衝用ばねを設け、かつ、該容器(9)に緩衝用ばねを設けた容器と比べて閉じ位置は蓋体が閉じ方向に傾いている。プッシュオン蓋付き容器(9b)は、該容器(9)にバネ(6)を設けていないものである。プッシュオン蓋付き容器(9c)は、該容器(9b)に緩衝用ばねを設け、かつ、該容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器と比べて閉じ位置は蓋体が閉じ方向に傾いている。プッシュオン蓋付き容器(9d)は、該容器(9b)に緩衝用ばねを設け、かつ、該容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器の、該平衡により静止する位置より、閉じ位置は、蓋体が開き方向に僅かに傾いている。プッシュオン蓋付き容器(9h)は、該容器(9)のバネ(6)の取付等について変更したものである。プッシュオン蓋付き容器(9i)は、該容器(9)に可動式ストッパーを設けた容器である。プッシュオン蓋付き容器(9j)は、該容器(9)に取付枠(4)を設けていないもので設けていないため掛止部材を容器本体の一端に設けてあるものである。プッシュオン蓋付き容器(9k)は、該容器(9j)にバネ(6j)を設けていないものである。言い換えると、該容器(9k)は、該容器(9b)に取付枠(4b)を設けていないもので設けていないため掛止部材を容器本体の一端に設けてあるものである。プッシュオン蓋付き容器(9n)は、該容器(9j)に取付枠を設けたものである。
次に本発明の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9)について記す。図1、図9は、プッシュオン蓋付き容器(9)の斜視図、図2は、プッシュオン蓋付き容器(9)を分解して描いた斜視図、図7は、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を描いた正面図である。プッシュオン蓋付き容器(9)は、図1〜図2、図7にて、上面近傍に開口部(1)を有した容器本体(2)を設け、上記容器本体(2)の上縁(3)近傍の周囲に嵌合した取付枠(4)を設け、上記取付枠(4)に投入口(5)を設け、開き方向に付勢するように配置したバネ(6)を介して上記投入口(5)を開閉する蓋体(7)を設け、上記蓋体(7)を掛止する揺動自在な掛止部材(8)を上記取付枠(4)の一端に設け、上記掛止部材(8)を押圧して上記蓋体(7)が開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(9)である。上記蓋体(7)を支持する蓋体支持脚(10)を該蓋体(7)に一体的に設けてある。上記容器本体(2)の側面部(11)にて該容器本体(2)の前後方向(矢印F)(矢印B)に該蓋体支持脚(10)を回動自在に軸支してある。該容器本体(2)の前方向(矢印F)の回転を上記投入口(5)が開く開き方向とし該容器本体(2)の後方向(矢印B)の回転を該投入口(5)が閉じる閉じ方向として、または、該容器本体(2)の後方向(矢印B)の回転を該投入口(5)が開く開き方向(19)とし該容器本体(2)の前方向(矢印F)の回転を該投入口(5)が閉じる閉じ方向(20)としてある。図4にて、該軸支している軸(12)上で該蓋体支持脚(10)および該蓋体(7)が平衡により静止する位置(13)近傍から、図7において、該開き方向(19)に該蓋体(7)を回転させ該投入口(5)を該蓋体(7)が開く開き位置(14)を配置してある。図3にて、該平衡により静止する位置(13)近傍にて該投入口(5)を該蓋体(7)が閉じる閉じ位置(15)を配置してある。該閉じ位置(15)の該蓋体(7)を上記バネ(6)により該開き方向(19)に回転させ設けてある。該バネ(6)により該開き方向(19)に回転しようとする該閉じ位置(15)の該蓋体(7)を上記掛止部材(8)で掛止することにより該閉じ位置(15)で該蓋体(7)が静止する。該掛止部材(8)を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体(7)が該閉じ位置(15)から開放し、図4にて、該開き方向(19)に該バネ(6)により該蓋体(7)が回転し、該平衡により静止する位置(13)近傍から、該蓋体支持脚(10)および該蓋体(7)の自重による力が加わり該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する。
次に本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9j)について記す。プッシュオン蓋付き容器(9j)は、プッシュオン蓋付き容器(9)に該取付枠(4)を設けていないものであり、該取付枠(4)を設けていないため掛止部材を容器本体の一端に設けてあるものである。図25は、プッシュオン蓋付き容器(9j)の斜視図、図26は、プッシュオン蓋付き容器(9j)の一部を描いた正面図である。プッシュオン蓋付き容器(9j)は、図25〜図26にて、上面近傍に投入口(5j)を有した容器本体(2j)を設け、開き方向に付勢するように配置したバネ(6j)を介して上記投入口(5j)を開閉する蓋体(7j)を設け、上記蓋体(7j)を掛止する揺動自在な掛止部材(8j)を上記容器本体(2j)の一端に設け、上記掛止部材(8j)を押圧して上記蓋体(7j)が開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(9j)である。上記蓋体(7j)を支持する蓋体支持脚(10j)を該蓋体(7j)に一体的に設けてある。上記容器本体(2j)の側面部(11j)にて該容器本体(2j)の前後方向(矢印Fj)(矢印Bj)に該蓋体支持脚(10j)を回動自在に軸支してある。該容器本体(2j)の前方向(矢印Fj)の回転を上記投入口(5j)が開く開き方向とし該容器本体(2j)の後方向(矢印Bj)の回転を該投入口(5j)が閉じる閉じ方向として、または、該容器本体(2j)の後方向(矢印Bj)の回転を該投入口(5j)が開く開き方向(19j)とし該容器本体(2j)の前方向(矢印Fj)の回転を該投入口(5j)が閉じる閉じ方向(20j)としてある。該軸支している軸(12j)上で該蓋体支持脚(10j)および該蓋体(7j)が平衡により静止する位置近傍から、該開き方向(19j)に該蓋体(7j)を回転させ該投入口(5j)を該蓋体(7j)が開く開き位置を配置してある。該平衡により静止する位置近傍にて該投入口(5j)を該蓋体(7j)が閉じる閉じ位置(15j)を配置してある。該閉じ位置(15j)の該蓋体(7j)を上記バネ(6j)により該開き方向(19j)に回転させ設けてある。該バネ(6j)により該開き方向(19j)に回転しようとする該閉じ位置(15j)の該蓋体(7j)を上記掛止部材(8j)で掛止することにより該閉じ位置(15j)で該蓋体(7j)が静止する。該掛止部材(8j)を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体(7j)が該閉じ位置(15j)から開放し、該開き方向(19j)に該バネ(6j)により該蓋体(7j)が回転し、該平衡により静止する位置近傍から、該蓋体支持脚(10j)および該蓋体(7j)の自重による力が加わり該開き方向(19j)に該蓋体(7j)が回転する。
次に本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9b)について記す。プッシュオン蓋付き容器(9b)は、プッシュオン蓋付き容器(9)に該バネ(6)を設けていないものである。図13は、プッシュオン蓋付き容器(9b)の一部を描いた正面図である。プッシュオン蓋付き容器(9b)は、図11にて、上面近傍に開口部を有した容器本体(2b)を設け、この容器本体(2b)の上縁近傍の周囲に嵌合した取付枠(4b)を設け、この取付枠(4b)に投入口(5b)を設け、この投入口(5b)を開閉する蓋体(7b)を設け、この蓋体(7b)を掛止する揺動自在な掛止部材(8b)をこの取付枠(4b)の一端に設け、この掛止部材(8b)を押圧して此の蓋体(7b)が開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(9b)である。この蓋体(7b)を支持する蓋体支持脚(10b)を該蓋体(7b)に一体的に設けてある。この容器本体(2b)の側面部(11b)にて該容器本体(2b)の前後方向に該蓋体支持脚(10b)を回動自在に軸支してある。該容器本体(2b)の前方向の回転をこの投入口(5b)が開く開き方向とし該容器本体(2b)の後方向の回転を該投入口(5b)が閉じる閉じ方向として、または、該容器本体(2b)の後方向の回転を該投入口(5b)が開く開き方向(19b)とし該容器本体(2b)の前方向の回転を該投入口(5b)が閉じる閉じ方向(20b)としてある。図12にて、該軸支している軸(12b)上で該蓋体支持脚(10b)および該蓋体(7b)が平衡により静止する位置(13b)近傍から、図13にて、該蓋体支持脚(10b)および該蓋体(7b)の自重により該開き方向(19b)に該蓋体(7b)が回転し該投入口(5b)を該蓋体(7b)が開く開き位置(14b)を配置してある。図11〜図12にて、該平衡により静止する位置(13b)近傍にて該投入口(5b)を該蓋体(7b)が閉じる閉じ位置(15b)を配置してある。該蓋体(7b)をこの掛止部材(8b)で掛止することにより該閉じ位置(15b)で該蓋体(7b)が静止する。該掛止部材(8b)を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体(7b)が開放する。図12にて、該平衡により静止する位置(13b)近傍から、該蓋体支持脚(10b)および該蓋体(7b)の自重による力が加わり該開き方向(19b)に該蓋体(7b)が回転する。
次に本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9k)について記す。プッシュオン蓋付き容器(9k)は、プッシュオン蓋付き容器(9j)に該バネ(6j)を設けていないものである。言い換えると、プッシュオン蓋付き容器(9k)は、プッシュオン蓋付き容器(9b)に該取付枠(4b)を設けていないものであり、該取付枠(4b)を設けていないため掛止部材を容器本体の一端に設けてあるものである。図27は、プッシュオン蓋付き容器(9k)の一部を描いた正面図である。プッシュオン蓋付き容器(9k)は、図27にて、上面近傍に投入口(5k)を有した容器本体(2k)を設け、この投入口(5k)を開閉する蓋体(7k)を設け、この蓋体(7k)を掛止する揺動自在な掛止部材(8k)をこの容器本体(2k)の一端に設け、この掛止部材(8k)を押圧して此の蓋体(7k)が開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(9k)である。この蓋体(7k)を支持する蓋体支持脚(10k)を該蓋体(7k)に一体的に設けてある。この容器本体(2k)の側面部にて該容器本体(2k)の前後方向に該蓋体支持脚(10k)を回動自在に軸支してある。該容器本体(2k)の前方向の回転をこの投入口(5k)が開く開き方向とし該容器本体(2k)の後方向の回転を該投入口(5k)が閉じる閉じ方向として、または、該容器本体(2k)の後方向の回転を該投入口(5k)が開く開き方向(19k)とし該容器本体(2k)の前方向の回転を該投入口(5k)が閉じる閉じ方向(20k)としてある。該軸支している軸上で該蓋体支持脚(10k)および該蓋体(7k)が平衡により静止する位置近傍から、該蓋体支持脚(10k)および該蓋体(7k)の自重により該開き方向(19k)に該蓋体(7k)が回転し該投入口(5k)を該蓋体(7k)が開く開き位置を配置してある。該平衡により静止する位置近傍にて該投入口(5k)を該蓋体(7k)が閉じる閉じ位置(15k)を配置してある。該蓋体(7k)をこの掛止部材(8k)で掛止することにより該閉じ位置(15k)で該蓋体(7k)が静止する。該掛止部材(8k)を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体(7k)が開放する。該平衡により静止する位置近傍から、該蓋体支持脚(10k)および該蓋体(7k)の自重による力が加わり該開き方向(19k)に該蓋体(7k)が回転する。
つまり、次のように言い換えることもできる。プッシュオン蓋付き容器(9j)は、プッシュオン蓋付き容器(9)において、図1〜図2にて、上面近傍に開口部(1)を有した容器本体(2)を設け、上記容器本体(2)の上縁(3)近傍の周囲に嵌合した取付枠(4)を設け、上記取付枠(4)に投入口(5)を設け、上記蓋体(7)を掛止する揺動自在な掛止部材(8)を上記取付枠(4)の一端に設けるのに代えて、図25〜図26にて、上面近傍に投入口(5j)を有した容器本体(2j)を設け、上記蓋体(7j)を掛止する揺動自在な掛止部材(8j)を上記容器本体(2j)の一端に設けた、プッシュオン蓋付き容器(9j)である。
同じように、次のように言い換えることもできる。プッシュオン蓋付き容器(9k)は、プッシュオン蓋付き容器(9b)において、図11にて、上面近傍に開口部を有した容器本体(2b)を設け、この容器本体(2b)の上縁近傍の周囲に嵌合した取付枠(4b)を設け、この取付枠(4b)に投入口(5b)を設け、この蓋体(7b)を掛止する揺動自在な掛止部材(8b)をこの取付枠(4b)の一端に設けるのに代えて、図27にて、上面近傍に投入口(5k)を有した容器本体(2k)を設け、この蓋体(7k)を掛止する揺動自在な掛止部材(8k)をこの容器本体(2k)の一端に設けた、プッシュオン蓋付き容器(9k)である。
次に、本発明の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9)に、緩衝用ばねを設けた容器について記す。図1、図7にて、コイルばね(16)からなる緩衝用ばね(18)を設ける。前記閉じ方向(20)に付勢する該緩衝用ばね(18)を設け、前記開き方向(19)に前記蓋体(7)が回転する力を、該緩衝用ばね(18)により緩衝する。同様に、プッシュオン蓋付き容器(9j)に、緩衝用ばねを設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9j)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けてもよい。
また、同じように、次のようにしてもよい。本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9b)に、緩衝用ばねを設けた容器について記す。図11、図13にて、コイルばね(16b)からなる緩衝用ばね(18b)を設ける。前記閉じ方向(20b)に付勢する該緩衝用ばね(18b)を設け、前記開き方向(19b)に前記蓋体(7b)が回転する力を、該緩衝用ばね(18b)により緩衝する。同様に、プッシュオン蓋付き容器(9k)に、緩衝用ばねを設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9k)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)に、緩衝用ばねを設けた容器について、次のようにしてもよい。図10は、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を描いた正面図である。図10にて、板ばね(17)からなる緩衝用ばね(18)を設ける。前記閉じ方向(20)に付勢する該緩衝用ばね(18)を設け、前記開き方向(19)に前記蓋体(7)が回転する力を、該緩衝用ばね(18)により緩衝する。同様に、プッシュオン蓋付き容器(9j)に、板ばねからなる緩衝用ばねを設けてもよい。
また、同じように、次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)に、緩衝用ばねを設けた容器について、次のようにしてもよい。図15は、プッシュオン蓋付き容器(9b)の一部を描いた正面図である。図15にて、板ばね(17b)からなる緩衝用ばね(18b)を設ける。前記閉じ方向(20b)に付勢する該緩衝用ばね(18b)を設け、前記開き方向(19b)に前記蓋体(7b)が回転する力を、該緩衝用ばね(18b)により緩衝する。同様に、プッシュオン蓋付き容器(9k)に、板ばねからなる緩衝用ばねを設けてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてある。図1、図2にて、プッシュオン蓋付き容器(9)において、該コイルばね(24)からなる該バネ(6)の巻回部(26)を、該容器本体(2)の該側面部(11)に設けた軸(36)にて回動自在に設けてある。該バネ(6)の一端部(27)を該容器本体(2)の該側面部(11)に支持し設けてある。該バネ(6)の他端部(28)に当接する当接部(29)を該蓋体支持脚(10)に一体的に設けてある。図2〜図4にて、該掛止部材(8)で掛止することにより該閉じ位置(15)で静止していた該蓋体(7)が、該掛止部材(8)を手等で押圧することにより該閉じ位置(15)から開放し、圧縮していた該バネ(6)が復元し、復元した該バネ(6)が該蓋体支持脚(10)の該当接部(29)を押圧することにより該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する。プッシュオン蓋付き容器(9j)においても、同じようにしてもよい。
次に、本発明の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9)に、緩衝用ばねを設けた容器の作用について説明する。図5〜図6は、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を描いた正面図である。プッシュオン蓋付き容器(9)に緩衝用ばねを設けた容器において、投入口の閉じ状態から開き状態への移行について説明する。図3にて、該バネ(6)により該開き方向(19)に回転しようとする該閉じ位置(15)の該蓋体(7)を該掛止部材(8)で掛止することにより該閉じ位置(15)で該蓋体(7)が静止している。該バネ(6)は該蓋体支持脚(10)に当接し、圧縮している。該掛止部材(8)を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体(7)が該閉じ位置(15)から開放し、図4にて、圧縮していた該バネ(6)の復元する力により該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転し、該平衡により静止する位置(13)近傍から、該蓋体支持脚(10)および該蓋体(7)の自重による力が加わり該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する。該開き方向(19)に該蓋体(7)が引き続き回転し、図5にて、該バネ(6)は圧力を受けない無負荷の状態となる。図6にて、そのまま該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転し、該蓋体支持脚(10)は該緩衝用ばね(18)に当接し、該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する力を、該緩衝用ばね(18)のばね圧により緩衝し始める。図7にて、該回転する力を、該蓋体(7)の該開き位置(14)まで、該緩衝用ばね(18)のばね圧により緩衝する。該容器本体(2)で該蓋体(7)を衝止し、該開き位置(14)で該蓋体(7)は停止する。該緩衝用ばね(18)は圧縮している。プッシュオン蓋付き容器(9)に緩衝用ばねを設けた容器において、投入口の開き状態から閉じ状態への移行について説明する。図7にて、該開き位置(14)の該蓋体(7)を該閉じ方向(20)に手等で回転させる。該閉じ方向(20)に該蓋体(7)を手等で引き続き回転させると、図5において、該緩衝用ばね(18)は該蓋体支持脚(10)から開放され、圧力を受けない無負荷の状態となる。図3にて、そのまま該閉じ方向(20)に該蓋体(7)を手等で回転させ、該閉じ位置(15)の該蓋体(7)を該掛止部材(8)で掛止することにより該閉じ位置(15)で該蓋体(7)が静止する。よって、該緩衝用ばね(18)を設けることにより、該平衡により静止する位置(13)近傍から該開き位置(14)までの間において、該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する力を軽減し、回転する速度を低下することができる。また、軽減することにより、該開き位置(14)まで該蓋体(7)が回転する場合について、該容器本体(2)で該蓋体(7)を衝止する場合等に発生する接触音を低減することができる。また、蓋体支持脚および蓋体が平衡により静止する位置(13)から、該蓋体(7)が静止する該閉じ位置(15)までの、該閉じ方向(20)への傾きの度合いは僅かであるので、該閉じ位置(15)で該蓋体(7)が静止する場合において、該バネ(6)を圧縮する力は大きくならなくて済む。つまり、該掛止部材(8)を手等で押圧する場合の押圧する力を軽減することができる。また、開蓋、閉蓋のために必要とする上面及び下面のスペースが小さくて済み、容器本体の容量において縦方向の制限を受けずに済む。
次に、本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9b)に、緩衝用ばねを設けた容器の作用について説明する。プッシュオン蓋付き容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器において、投入口の閉じ状態から開き状態への移行について説明する。図11にて、該閉じ位置(15b)の該蓋体(7b)を該掛止部材(8b)で掛止することにより該閉じ位置(15b)で該蓋体(7b)が静止している。該掛止部材(8b)を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体(7b)が開放する。図12にて、該開き方向(19b)に該蓋体(7b)を手等で回転させ、該平衡により静止する位置(13b)近傍から、該蓋体支持脚(10b)および該蓋体(7b)の自重による力が加わり該開き方向(19b)に該蓋体(7b)が回転する。そのまま該開き方向(19b)に該蓋体(7b)を手等で回転させると、該蓋体支持脚(10b)は該緩衝用ばね(18b)に当接し、該開き方向(19b)に該蓋体(7b)が回転する力を、該緩衝用ばね(18b)のばね圧により緩衝し始める。図13にて、該回転する力を、該蓋体(7b)の該開き位置(14b)まで、該緩衝用ばね(18b)のばね圧により緩衝する。該容器本体(2b)で該蓋体(7b)を衝止し、該開き位置(14b)で該蓋体(7b)は停止する。該緩衝用ばね(18b)は圧縮している。プッシュオン蓋付き容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器において、投入口の開き状態から閉じ状態への移行について説明する。図13にて、該開き位置(14b)の該蓋体(7b)を該閉じ方向(20b)に手等で回転させ、図11にて、該閉じ位置(15b)の該蓋体(7b)を該掛止部材(8b)で掛止することにより該閉じ位置(15b)で該蓋体(7b)が静止する。つまり、該緩衝用ばね(18b)を設けることにより、該平衡により静止する位置(13b)近傍から該開き位置(14b)までの間において、該開き方向(19b)に該蓋体(7b)が回転する力を軽減し、回転する速度を低下することができる。また、軽減することにより、該開き位置(14b)まで該蓋体(7b)が回転する場合について、該容器本体(2b)で該蓋体(7b)を衝止する場合等に発生する接触音を低減することができる。また、開蓋、閉蓋のために必要とする上面及び下面のスペースが小さくて済み、容器本体の容量において縦方向の制限を受けずに済む。
前に記載した、プッシュオン蓋付き容器(9)に緩衝用ばねを設けた容器において、一部を次のようにしてもよい。本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9a)について記す。プッシュオン蓋付き容器(9a)は、プッシュオン蓋付き容器(9)に緩衝用ばねを設けた容器であり、かつ、プッシュオン蓋付き容器(9a)の閉じ位置は、プッシュオン蓋付き容器(9)に緩衝用ばねを設けた容器の閉じ位置より、蓋体が閉じ方向に傾いている。図8は、プッシュオン蓋付き容器(9a)の一部を描いた正面図である。プッシュオン蓋付き容器(9a)は、図8にて、該平衡により静止する位置近傍から該閉じ方向(20a)に該蓋体(7a)を回転させ該投入口(5a)を該蓋体(7a)が閉じる閉じ位置(15a)を配置してある。前に記載した、プッシュオン蓋付き容器(9j)に緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。また、前に記載した、プッシュオン蓋付き容器(9)(9j)においても、同じようにしてもよい。
また、同じように、次のようにしてもよい。前に記載した、プッシュオン蓋付き容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器において、一部を次のようにしてもよい。本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9c)について記す。プッシュオン蓋付き容器(9c)は、プッシュオン蓋付き容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器であり、かつ、プッシュオン蓋付き容器(9c)の閉じ位置は、プッシュオン蓋付き容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器の閉じ位置より、蓋体が閉じ方向に傾いている。図14は、プッシュオン蓋付き容器(9c)の一部を描いた正面図である。プッシュオン蓋付き容器(9c)は、図14にて、該平衡により静止する位置近傍から該自重により該閉じ方向(20c)に該蓋体(7c)が回転し該投入口(5c)を該蓋体(7c)が閉じる閉じ位置(15c)を配置してある。前に記載した、プッシュオン蓋付き容器(9k)に緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。また、前に記載した、プッシュオン蓋付き容器(9b)(9k)においても、同じようにしてもよい。
前に記載した、プッシュオン蓋付き容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器において、一部を次のようにしてもよい。本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9d)について記す。プッシュオン蓋付き容器(9d)は、プッシュオン蓋付き容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器であり、かつ、プッシュオン蓋付き容器(9d)の閉じ位置は、プッシュオン蓋付き容器(9b)に緩衝用ばねを設けた容器の、該平衡により静止する位置より、蓋体が開き方向に僅かに傾いている。プッシュオン蓋付き容器(9d)は、図16にて、該軸支している軸(12d)上で該蓋体支持脚(10d)および該蓋体(7d)が平衡により静止する位置近傍にて該投入口(5d)を該蓋体(7d)が閉じる閉じ位置(15d)を配置してある。プッシュオン蓋付き容器(9k)に緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。また、プッシュオン蓋付き容器(9b)(9k)においても、同じようにしてもよい。
次に、本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9d)の作用について説明する。プッシュオン蓋付き容器(9d)において、投入口の閉じ状態から開き状態への移行について説明する。図16にて、該蓋体支持脚(10d)および該蓋体(7d)の自重による力により該開き方向(19d)に回転しようとする該閉じ位置(15d)の該蓋体(7d)を該掛止部材(8d)で掛止することにより該閉じ位置(15d)で該蓋体(7d)が静止している。前記プッシュオン蓋付き容器(9c)の作用と同様のため、特に図示しないが、該掛止部材(8d)を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体(7d)が該閉じ位置(15d)から開放し、該蓋体支持脚(10d)および該蓋体(7d)の自重による力により該開き方向(19d)に該蓋体(7d)が回転する。そのまま該開き方向(19d)に該蓋体(7d)が回転し、該蓋体支持脚(10d)は該緩衝用ばね(18d)に当接し、該開き方向(19d)に該蓋体(7d)が回転する力を、該緩衝用ばね(18d)のばね圧により緩衝し始める。該回転する力を、該蓋体(7d)の該開き位置まで、該緩衝用ばね(18d)のばね圧により緩衝する。該容器本体(2d)で該蓋体(7d)を衝止し、該開き位置で該蓋体(7d)は停止する。該緩衝用ばね(18d)は圧縮している。プッシュオン蓋付き容器(9d)において、投入口の開き状態から閉じ状態への移行について説明する。該開き位置の該蓋体(7d)を該閉じ方向(20d)に手等で回転させると、該緩衝用ばね(18d)は該蓋体支持脚(10d)から開放され、圧力を受けない無負荷の状態となる。そのまま該閉じ方向(20d)に該蓋体(7d)を手等で回転させ、図16にて、該閉じ位置(15d)の該蓋体(7d)を該掛止部材(8d)で掛止することにより該閉じ位置(15d)で該蓋体(7d)が静止する。つまり、該緩衝用ばね(18d)を設けることにより、該平衡により静止する位置近傍から該開き位置までの間において、該開き方向(19d)に該蓋体(7d)が回転する力を軽減し、回転する速度を低下することができる。また、軽減することにより、該開き位置まで該蓋体(7d)が回転する場合について、該容器本体(2d)で該蓋体(7d)を衝止する場合に発生する接触音を低減することができる。また、開蓋、閉蓋のために必要とする上面及び下面のスペースが小さくて済み、容器本体の容量において縦方向の制限を受けずに済む。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてある。図21は、プッシュオン蓋付き容器(9)の部分拡大図である。プッシュオン蓋付き容器(9)おいて、図21にて、押圧部(49)を有した該掛止部材(8)に一体的に設けた係止片(50)と、該蓋体(7)に一体的に設けた係止片(48)とを、係合するよう配置する。該掛止部材(8)は弾性体からなる。該弾性体は、熱可塑性エラストマーや合成樹脂、ゴム等から構成されるが他の材料も選択可能である。図3、図21にて、該バネ(6)により該開き方向(19)に回転しようとする該閉じ位置(15)の該蓋体(7)の該係止片(48)を、該掛止部材(8)の該係止片(50)で掛止することにより該閉じ位置(15)で該蓋体(7)が静止する。該掛止部材(8)の該押圧部(49)を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体(7)が該閉じ位置(15)から開放し、図4にて、該バネ(6)により該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転し、該平衡により静止する位置(13)近傍から、該蓋体支持脚(10)および該蓋体(7)の自重による力が加わり該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても、同じようにしてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。該係止片(50)を凹部として該係止片(48)を凸部とし、または、該係止片(50)を凸部として該係止片(48)を凹部としてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても、同じようにしてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。該係止片(50)を断面L字状とし、該係止片(48)を断面L字状としてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)において、該掛止部材(8)を周知の事実である構造、形態を有する、周知の事実である掛止部材としてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてある。図3にて、プッシュオン蓋付き容器(9)において、コイルばね(24)からなる該バネ(6)を設ける。プッシュオン蓋付き容器(9j)においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。図17は、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を描いた正面図である。図17にて、プッシュオン蓋付き容器(9)において、板ばね(25)からなる該バネ(6)を設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9j)においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9h)は、プッシュオン蓋付き容器(9)のバネ(6)の取付等について変更したものである。図19は、本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9h)の部分拡大図である。プッシュオン蓋付き容器(9h)おいて、図19にて、コイルばね(24h)からなるバネ(6h)の一端部(38h)を取付枠(4h)に支持し設ける。該バネ(6h)の他端部(39h)に当接する当接部(40h)を蓋体(7h)に一体的に設ける。図3〜図4と作用が同様のため、特に図示しないが、掛止部材(8h)で掛止することにより該閉じ位置で静止していた該蓋体(7h)が、該掛止部材(8h)を手等で押圧することにより該閉じ位置から開放し、圧縮していた該バネ(6h)が復元し、復元した該バネ(6h)が該蓋体(7h)の該当接部(40h)を押圧することにより該開き方向に該蓋体(7h)が回転する。つまり、次のように記すこともできる。該掛止部材を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体が該閉じ位置から開放し、該バネにより、該蓋体支持脚または該蓋体を、押圧することにより該開き方向に該蓋体が回転する。プッシュオン蓋付き容器(9j)においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。図17にて、プッシュオン蓋付き容器(9)において、該板ばね(25)からなる該バネ(6)の一端部(27a)を該容器本体(2)の該側面部(11)に支持し設ける。該バネ(6)の他端部(28a)に当接する当接部を該蓋体支持脚(10)に一体的に設ける。該掛止部材(8)で掛止することにより該閉じ位置(15)で静止していた該蓋体(7)が、該掛止部材(8)を手等で押圧することにより該閉じ位置(15)から開放し、圧縮していた該バネ(6)が復元し、復元した該バネ(6)が該蓋体支持脚(10)の該当接部を押圧することにより該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する。プッシュオン蓋付き容器(9j)においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてある。プッシュオン蓋付き容器(9)において、図4にて、該バネ(6)について、該平衡により静止する位置(13)近傍まで該開き方向に付勢するように配置してある。該掛止部材(8)を手等で押圧することにより、図2〜図4にて、掛止していた該蓋体(7)が該閉じ位置(15)から開放し、圧縮していた該バネ(6)が復元し、復元した該バネ(6)が該蓋体支持脚(10)の該当接部(29)を押圧することにより、該平衡により静止する位置(13)近傍まで該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転し、該平衡により静止する位置(13)近傍から、該蓋体支持脚(10)および該蓋体(7)の自重による力が加わり該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する。つまり、該平衡により静止する位置(13)近傍から該開き位置(14)までの間において、該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する場合の該バネ(6)による力の影響を軽減し、回転する速度を低下することができる。また、軽減することにより、該開き位置(14)まで該蓋体(7)が回転する場合について、該容器本体(2)で該蓋体(7)を衝止する場合に発生する接触音を低減することができる。あわせて、該閉じ位置(15)で該蓋体(7)が静止する場合において、該バネを圧縮する力は大きくならなくて済む。つまり、該掛止部材(8)を手等で押圧する場合の押圧する力を軽減することができる。プッシュオン蓋付き容器(9j)においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてある。図1〜図2にて、プッシュオン蓋付き容器(9)において、該バネ(6)の該一端部(27)を該容器本体(2)の該側面部(11)に支持し設けるのにおいて、該側面部(11)に設けた略筒状の孔(51)に該一端部(27)を嵌挿し配置してある。プッシュオン蓋付き容器(9j)においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)に、緩衝用ばねを設けた容器について、次のようにしてもよい。図1、図7にて、前記開き方向(19)に前記蓋体(7)が回転する力を、該蓋体(7)の前記開き位置(14)近傍まで、該緩衝用ばね(18)により緩衝する。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器の一部を次のようにしてある。図1、図2にて、プッシュオン蓋付き容器(9)において、該コイルばね(16)からなる該緩衝用ばね(18)の巻回部(30)を、該蓋体支持脚(10)を軸支した該軸(12)に回動自在に設けてある。該緩衝用ばね(18)の一端部(31)を該容器本体(2)の該側面部(11)に支持し設けてある。該緩衝用ばね(18)の他端部(32)に当接する当接部(33)を該蓋体支持脚(10)に一体的に設けてある。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)に、板ばねからなる緩衝用ばねを設けた容器の一部を次のようにしてもよい。特に図示しないが、該板ばね(17)からなる該緩衝用ばね(18)の一端部を該容器本体(2)の該側面部(11)に支持し設ける。該緩衝用ばね(18)の他端部に当接する当接部(33)を該蓋体支持脚(10)に一体的に設ける。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、板ばねからなる緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器の一部を次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9)にコイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器において、特に図示しないが、該コイルばね(16)からなる該緩衝用ばね(18)を該平衡により静止する位置(13)近傍から該閉じ方向(20)に付勢するように設けてもよい。該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する力を、該蓋体支持脚(10)の該当接部が該緩衝用ばね(18)を押圧することにより該緩衝用ばね(18)が圧縮し、該平衡により静止する位置(13)近傍から該蓋体(7)の該開き位置(14)まで、該緩衝用ばね(18)により緩衝する。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)に、板ばねからなる緩衝用ばねを設けた容器の一部を同様に次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9)に板ばねからなる緩衝用ばねを設けた容器において、特に図示しないが、該板ばね(17)からなる該緩衝用ばね(18)を該平衡により静止する位置近傍から該閉じ方向(20)に付勢するように設けてもよい。該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する力を、該蓋体支持脚(10)の該当接部が該緩衝用ばね(18)を押圧することにより該緩衝用ばね(18)が圧縮し、該平衡により静止する位置近傍から該蓋体(7)の該開き位置まで、該緩衝用ばね(18)により緩衝する。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、板ばねからなる緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器の一部を次のようにしてある。図1〜図2にて、プッシュオン蓋付き容器(9)において、該緩衝用ばね(18)の該一端部(31)を該容器本体(2)の該側面部(11)に支持し設けるのにおいて、該側面部(11)に設けた略筒状の孔(52)に該一端部(31)を嵌挿し配置してある。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)に、緩衝用ばねを設けた容器の一部を次のようにしてもよい。特に図示しないが、プッシュオン蓋付き容器(9)に、緩衝用ばねを設けた容器において、複数の該緩衝用ばねを設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器の一部を次のようにしてもよい。特に図示しないが、プッシュオン蓋付き容器(9)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器において、複数のコイルばねからなる該緩衝用ばねを設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、コイルばねからなる緩衝用ばねを設けた容器においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。特に図示しないが、該当接部(29)と該当接部(33)を同一の当接部として設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9j)においても、同じようにしてもよい。
また、次のようにしてもよい。特に図示しないが、該バネ(6)(6j)、該緩衝用ばね(18)(18b)(18d)を、該側面部(11)(11b)(11i)(11j)の、左右両側または片側のみに設けてもよい。
また、次のようにしてもよい。該バネ(6)(6h)(6j)、該緩衝用ばね(18)(18b)(18d)において、圧縮型コイルばね、引っ張り型コイルばね、ねじりコイルばね、板ばね、弾性体等を使用し、材質として、ポリエチレン等の合成樹脂、金属、ゴム等があげられるが他の材料を選択してもよい。
また、特に図示しないが、次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9)において、前記閉じ方向(20)に付勢する緩衝用ばね(18)を設け、前記開き方向(19)に前記蓋体(7)が回転する力を、該蓋体(7)の前記開き位置(14)まで、該緩衝用ばね(18)により緩衝することに代えて、前記閉じ方向(20)に付勢するダンパを設け、前記開き方向(19)に前記蓋体(7)が回転する力を、該蓋体(7)の前記開き位置(14)まで、該ダンパにより緩衝すること、としてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、緩衝用ばねを設けた容器においても同じようにしてもよい。なお、ダンパは、オイルダンパ、エアダンパのどちらでもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)を次のようにしてもよい。特に図示しないが、蓋体(7)の一端または蓋体支持脚(10)の一端に当接するストッパーを容器本体(2)の側面部(11)に一体的に設ける。投入口(5)を開くため開き方向(19)に回転している該蓋体(7)の一端または該蓋体支持脚(10)の一端が該ストッパーに衝止し該蓋体(7)が停止する。プッシュオン蓋付き容器(9)にて、該容器本体(2)で該蓋体(7)を衝止する場合において、該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する力を、該ストッパーにより低下することができる。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。また、プッシュオン蓋付き容器(9)(9b)(9j)(9k)に、緩衝用ばねを設けた容器を同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)を次のようにしてもよい。特に図示しないが、該開き位置(14)近傍にある該蓋体(7)に当接するように該ストッパーを設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、次のようにしてもよい。本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9i)について記す。プッシュオン蓋付き容器(9i)は、プッシュオン蓋付き容器(9)に、可動式ストッパーを設けた容器である。図20は、プッシュオン蓋付き容器(9i)の一部を描いた正面図である。図20にて、レール状の案内部(41i)と、該案内部(41i)に嵌挿し該案内部(41i)上を可動する可動部(42i)とからなるストッパー(43i)を、容器本体(2i)の側面部(11i)に一体的に設けてある。該可動部(42i)に当接する当接部(44i)を蓋体支持脚(10i)に一体的に設けてある。該案内部(41i)に沿って可動する該可動部(42i)を矢印(X1)(X2)の方向へ任意の位置(45i)に可動させることにより、投入口(5i)を開くため開き方向(19i)に回転している該蓋体支持脚(10i)の該当接部(44i)が該可動部(42i)に衝止し、任意の位置(46i)に蓋体(7i)が停止する。つまり、該投入口(5i)の開いている面積を一定以上必要としない場合に、該可動部(42i)により該任意の位置(46i)に該蓋体(7i)を停止させることで、必要以上に該蓋体(7i)を開閉させなくて済み、該蓋体(7i)を開閉するのに要する時間および手間を低減することができる。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9i)の一部を次のようにしてもよい。特に図示しないが、該可動部(42i)に当接する当接部を該蓋体(7i)に一体的に設けてもよい。該投入口(5i)を開くため該開き方向(19i)に回転している該蓋体(7i)の該当接部が該可動部(42i)に衝止し、該任意の位置(46i)に該蓋体(7i)が停止する。つまり、該投入口(5i)の開いている面積を一定以上必要としない場合に、該可動部(42i)により該任意の位置(46i)に該蓋体(7i)を停止させることで、必要以上に該蓋体(7i)を開閉させなくて済み、該蓋体(7i)を開閉するのに要する時間および手間を低減することができる。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、可動式ストッパーを設けた容器においても同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9i)の一部を次のようにしてもよい。該当接部(44i)が該可動部(42i)に衝止することを前提条件として、該任意の位置(45i)の可動範囲を大きくするため、該蓋体支持脚(10i)に一体的に設けてある該当接部(44i)の面積を該蓋体支持脚(10i)の長手方向に大きく設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)に、可動式ストッパーを設けた容器においても同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9j)の一部を次のようにしてもよい。図28は、本発明の他の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9n)の斜視図である。プッシュオン蓋付き容器(9j)において、図28にて、上記容器本体の上縁近傍の周囲に嵌合した取付枠(4n)を設けた、プッシュオン蓋付き容器(9n)としてもよい。また、上記容器本体の上縁近傍の周囲の一部に嵌合した取付枠(4n)を設けた、プッシュオン蓋付き容器(9n)としてもよい。つまり、次のように言い換えることもできる。プッシュオン蓋付き容器において、上面近傍に投入口(5j)を有した容器本体(2j)を設け、開き方向に付勢するように配置したバネ(6j)を介して上記投入口(5j)を開閉する蓋体(7j)を設け、上記蓋体(7j)を掛止する揺動自在な掛止部材(8j)を上記容器本体(2j)の一端に設け、上記掛止部材(8j)を押圧して上記蓋体(7j)が開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(9j)に代えて、上面近傍に開口部を有した容器本体(2n)を設け、上記容器本体(2n)の上縁近傍の周囲に嵌合した取付枠(4n)を設け、上記取付枠(4n)に投入口(5n)を設け、開き方向に付勢するように配置したバネを介して上記投入口(5n)を開閉する蓋体(7n)を設け、上記蓋体(7n)を掛止する揺動自在な掛止部材(8n)を上記容器本体(2n)の一端に設け、上記掛止部材(8n)を押圧して上記蓋体(7n)が開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(9n)としてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9k)の一部を次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9k)において、特に図示しないが、上記容器本体(2k)の上縁近傍の周囲に嵌合した取付枠を設けてもよい。つまり、次のように言い換えることもできる。プッシュオン蓋付き容器において、上面近傍に投入口(5k)を有した容器本体(2k)を設け、この投入口(5k)を開閉する蓋体(7k)を設け、この蓋体(7k)を掛止する揺動自在な掛止部材(8k)をこの容器本体(2k)の一端に設け、この掛止部材(8k)を押圧して此の蓋体(7k)が開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(9k)に代えて、上面近傍に開口部を有した容器本体を設け、この容器本体の上縁近傍の周囲に嵌合した取付枠を設け、この取付枠に投入口を設け、この投入口を開閉する蓋体を設け、この蓋体を掛止する揺動自在な掛止部材をこの容器本体の一端に設け、この掛止部材を押圧して此の蓋体が開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器としてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてある。図1にて、断面円弧状の該蓋体(7)を設けてある。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。特に図示しないが、該蓋体(7)を蛇腹状にして折り畳みが可能なように設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。特に図示しないが、上記蓋体(7)を支持する蓋体支持脚(10)を該蓋体(7)に一体的に設けるのに代えて、該蓋体(7)を案内するレールを前記容器本体(2)上縁に設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。該蓋体(7)を手等で閉じる場合における取っ手を、該蓋体(7)に設けてもよい。該取っ手は凹凸状でもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9)において、蓋体支持脚(10)を該蓋体(7)に一体的に設けるのに代えて、蓋体支持脚(10)を該蓋体(7)に回動自在に設け、または、該蓋体(7)を該蓋体支持脚(10)に回動自在に設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。蓋体支持脚(10)を該蓋体(7)に一体的に設けるのにおいて、該蓋体(7)の、左右両側または片側のみに、該蓋体支持脚(10)を設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9)について、蓋体支持脚(10)を該蓋体(7)に一体的に設けるのにおいて、図28にて、該軸(12n)近傍を頂点として該軸(12n)近傍から該蓋体(7n)の端部へ末広がりにした扇状の蓋体支持脚(10n)を設けた、プッシュオン蓋付き容器(9n)としてもよい。強度を増すことができる。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、特に図示しないが、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてもよい。該容器本体(2)の該側面部(11)にて該蓋体支持脚(10)を回動自在に軸支するのにおいて、該側面部(11)の、内側または外側にて、該蓋体支持脚(10)を回動自在に軸支してもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、特に図示しないが、次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9)において、前記蓋体(7)を掛止する揺動自在な掛止部材(8)を前記取付枠(4)の一端に設けるのに代えて、公知の事実である、マグネット式またはローラー式、のプッシュ・ラッチを設けてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、特に図示しないが、次のようにしてもよい。該バネ(6)(6j)、該緩衝用ばね(18)(18b)(18d)の防塵用に、該容器本体(2)(2b)(2i)(2j)(2k)の該側面(11)(11b)(11i)(11j)にカバーを設けてもよい。
プッシュオン蓋付き容器(9)(9b)(9j)(9k)において、ゴミ等の収納を行うためのビニル袋を、該容器本体(2)(2b)(2j)(2k)の内部に配置する場合、該開き位置(14)(14b)まで該蓋体(7)(7b)(7j)(7k)を回転させ、ビニル袋を配置する。また、その際、プッシュオン蓋付き容器(9)(9b)においては、該容器本体(2)(2b)の上縁近傍の周囲に嵌合した該取付枠(4)(4b)を取り外し、ビニル袋を配置する。
また、次のようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9)(9b)(9j)(9k)において、該容器本体(2)(2b)(2j)(2k)の下部の容積を該容器本体(2)(2b)(2j)(2k)の上部の容積より小さく設けてもよい。該容器本体(2)(2b)(2j)(2k)の内部に配置したビニル袋を取り出す場合に取り出しが容易になる。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)において、一部を次のようにしてある。プッシュオン蓋付き容器(9)において、図1〜図2にて、該容器本体(2)の該側面部(11)にて該容器本体(2)の前後方向(矢印F)(矢印B)に該蓋体支持脚(10)を回動自在に軸支するのにおいて、該側面部(11)に孔(34)を設けてある。該蓋体支持脚(10)に孔(37)を設けてある。ビスを使用した軸(12)を該孔(37)(34)に通し、該軸(12)の頭部を該側面部(11)に固定し、該軸(12)と締結するナット(35)で止めてある。また、該ナット(35)と締結せずに該軸(12)の先端を潰して脱落しないようにしてもよい。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても、同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)の一部を次のようにしてある。図22は、本発明の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9)の説明図である。プッシュオン蓋付き容器(9)において、図2、図22にて、正方形(a)(b)(c)(d)の4つの頂点(a)(b)(c)(d)を接点とする4つの該接点(a)(b)(c)(d)を有する円(i)における該円(i)の中心点(f)を、前記蓋体支持脚(10)を軸支した前記軸(12)の中心点(fa)として配置し、該正方形(a)(b)(c)(d)の上部に位置する任意の1辺(a)(b)にある2つの該接点(a)(b)の近傍に、前記蓋体(7)の下辺(53)の両端部(56)(56a)、および、該蓋体(7)の該下辺(53)の下部にある前記取付枠(4)の上辺(54)の両端部(55)(55a)を、配置した。また、次のようにしてある。該正方形(a)(b)(c)(d)の4つの辺である辺(a)(b)、辺(b)(d)、辺(d)(c)、辺(c)(a)により分割してできた4つの円弧である円弧(a)(b)、円弧(b)(d)、円弧(d)(c)、円弧(c)(a)において、該任意の1辺(a)(b)に対向する1つの円弧(a)(b)を該蓋体(7)の該下辺(53)として該1つの円弧(a)(b)近傍に配置してある。また、次のようにしてある。該取付枠(4)の該上辺(54)を、該蓋体(7)の該下辺(53)の下部、および、該1つの円弧(a)(b)近傍に配置してある。また、次のようにしてもよい。該第1の円弧(a)(b)を二等分する点(m)近傍から該円(i)の該中心点(f)まで引いた直線(m)(f)を前記蓋体支持脚(10)の中心線(ma)(fa)としてもよい。次に、配置した場合の効果について説明する。図23は、前記従来例のプッシュオン式の容器の簡略図であり、蓋体(7m)の閉じ位置をあらわしている辺(aa)(bb)の位置と、該蓋体(7m)の開き位置をあらわしている辺(h)(bb)の位置を、同じ図中に各々図示したものである。最初に、前記従来例のプッシュオン式の容器の蓋体が開蓋、閉蓋に要するスペースの断面積を求める。図23にて、辺(aa)(bb)の長さ及び辺(h)(bb)の長さを1として、閉蓋から開蓋までの該蓋体(7m)の動作角度を90度として、πを3.14とした場合、12π÷4≒0.78となる。次に、本発明の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9)の辺(b)(f)の長さを求める。図22にて、正方形(a)(b)(c)(d)を4分割したうちのひとつである正方形(e)(b)(f)(g)において、辺(e)(b)の長さ及び辺(e)(f)の長さを1とした場合の辺(b)(f)の長さは(2)1/2である。図24は、本発明の一実施形態である、プッシュオン蓋付き容器(9)の簡略図であり、記号および大きさは図22と同一であり、蓋体(7)の閉じ位置をあらわしている円弧(a)(b)の位置と、該蓋体(7)の開き位置をあらわしている円弧(b)(d)の位置を、同じ図中に各々図示したものである。次に、プッシュオン蓋付き容器(9)の該断面積を求める。なお、円弧(a)(b)と辺(a)(b)の間の面積、つまり、図形(a)(b)の面積は、蓋体が開蓋、閉蓋に要するスペースの断面積に加算するものとする。図22、図24にて、辺(a)(b)の長さ及び辺(b)(d)の長さを1として、閉蓋から開蓋までの該蓋体(7)の動作角度を90度とした場合、((1÷2×(2)1/2)2π−1×1)÷2≒0.28となる。よって、同一の大きさの蓋体とした場合、蓋体が開蓋、閉蓋に要するスペースの断面積は、0.78>0.28から、前記従来例のプッシュオン式の容器に比べて本発明のプッシュオン蓋付き容器(9)は小さくて済み、つまり、蓋体が開蓋、閉蓋に要するスペースの容積も小さくて済む。また、図24のように配置した場合、蓋体の大きさに対する又は投入口の大きさに対する、蓋体が開蓋、閉蓋に要するスペースの比率は最小となる。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、次に、同一の大きさの蓋体が開蓋、閉蓋に要するスペースの各々の断面積について前記従来例のプッシュオン式の容器に比べて本発明のプッシュオン蓋付き容器(9)が小さくて済む場合において、前記従来例のプッシュオン式の容器の該断面積と本発明のプッシュオン蓋付き容器(9)の該断面積の差が最小となる、辺(a)(b)の長さ及び辺(b)(d)の長さの近似値を求める。図22〜図24にて、該正方形(a)(b)(c)(d)を仮に長方形として、辺(a)(b)の長さをx、辺(b)(d)の長さをyとして、辺(b)(f)の長さを(2)1/2とする。左辺を本発明のプッシュオン蓋付き容器(9)の該断面積、右辺を前記従来例のプッシュオン式の容器の該断面積とすると、((1÷2×(2)1/2)2π−xy)÷2≦x2π÷4となり、よって、近似式は、1.569≦1.57x2+xyとなる。ここで、仮に辺(b)(f)の長さを30とすると、2826≦1.57x2+xyとなり、さらに、該30を半径とする該円(i)の円周上にある任意の点に近似する点において仮にxを30、yを51とすると、2826<2943となる。つまり、仮に、近似として、辺(m)(f)を30cm、辺(a)(b)を30cm、辺(b)(g)を25.5cmとしたプッシュオン蓋付き容器(9)でも、前記従来例のプッシュオン式の容器に比べ、同一の大きさの蓋体とした場合、蓋体が開蓋、閉蓋に要するスペースが小さくて済む。プッシュオン蓋付き容器(9b)(9j)(9k)においても同じようにしてもよい。
また、プッシュオン蓋付き容器(9)については、次のように記すこともできる。なお、下記において、文章の構成を考慮して、該バネ(6)を開放用ばね(6)と記載してある。該バネ(6)と開放用ばね(6)は名称が違うだけで全く同一のものである。また、下記の文章において、該バネ(6)と開放用ばね(6)の名称が違うだけで前記の文章と全く同一のものである。プッシュオン蓋付き容器(9)は、図1〜図2にて、上面近傍に開口部(1)を有した容器本体(2)を設け、該容器本体(2)の上縁(3)近傍の周囲に嵌合した取付枠(4)を設け、該取付枠(4)に配置した投入口(5)を開閉する蓋体(7)を設けてある。該蓋体(7)を支持する蓋体支持脚(10)を該蓋体(7)に一体的に設けてある。該容器本体(2)の側面部(11)にて該容器本体(2)の前後方向(矢印F)(矢印B)に該蓋体支持脚(10)を回動自在に軸支してある。該容器本体(2)の前方向(矢印F)の回転を該投入口(5)が開く開き方向とし該容器本体(2)の後方向(矢印B)の回転を該投入口(5)が閉じる閉じ方向として、または、該容器本体(2)の後方向(矢印B)の回転を該投入口(5)が開く開き方向(19)とし該容器本体(2)の前方向(矢印F)の回転を該投入口(5)が閉じる閉じ方向(20)としてある。図4にて、該軸支している軸(12)上で該蓋体支持脚(10)および該蓋体(7)が平衡により静止する位置(13)近傍から、図7にて、該開き方向(19)に該蓋体(7)を回転させ該投入口(5)を該蓋体(7)が開く開き位置(14)を配置してある。図3にて、該平衡により静止する位置(13)近傍にて該投入口(5)を該蓋体(7)が閉じる閉じ位置(15)を配置してある。該開き方向(19)に付勢する開放用ばね(6)を設け、該閉じ位置(15)の該蓋体(7)を該開放用ばね(6)により該開き方向(19)に回転させ設けてある。該蓋体(7)を掛止する揺動自在な掛止部材(8)を該取付枠(4)の一端に設け、該開放用ばね(6)により該開き方向(19)に回転しようとする該閉じ位置(15)の該蓋体(7)を該掛止部材(8)で掛止することにより該閉じ位置(15)で該蓋体(7)が静止する。該掛止部材(8)を手等で押圧することにより、図4にて、掛止していた該蓋体(7)が該閉じ位置(15)から開放し、該開放用ばね(6)により該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転し、該平衡により静止する位置(13)近傍から、該蓋体支持脚(10)および該蓋体(7)の自重による力が加わり該開き方向(19)に該蓋体(7)が回転する。
また、プッシュオン蓋付き容器(9j)については、次のように記すこともできる。なお、下記において、文章の構成を考慮して、該バネ(6j)を開放用ばね(6j)と記載してある。該バネ(6j)と開放用ばね(6j)は名称が違うだけで全く同一のものである。また、下記の文章において、該バネ(6j)と開放用ばね(6j)の名称が違うだけで前記の文章と全く同一のものである。プッシュオン蓋付き容器(9j)は、図25〜図26にて、上面近傍に投入口(5j)を有した容器本体(2j)を設け、開き方向に付勢するように配置した開放用ばね(6j)を介して上記投入口(5j)を開閉する蓋体(7j)を設け、上記蓋体(7j)を掛止する揺動自在な掛止部材(8j)を上記容器本体(2j)の一端に設け、上記掛止部材(8j)を押圧して上記蓋体(7j)が開放できるようにしたプッシュオン蓋付き容器(9j)である。上記蓋体(7j)を支持する蓋体支持脚(10j)を該蓋体(7j)に一体的に設けてある。上記容器本体(2j)の側面部(11j)にて該容器本体(2j)の前後方向(矢印Fj)(矢印Bj)に該蓋体支持脚(10j)を回動自在に軸支してある。該容器本体(2j)の前方向(矢印Fj)の回転を上記投入口(5j)が開く開き方向とし該容器本体(2j)の後方向(矢印Bj)の回転を該投入口(5j)が閉じる閉じ方向として、または、該容器本体(2j)の後方向(矢印Bj)の回転を該投入口(5j)が開く開き方向(19j)とし該容器本体(2j)の前方向(矢印Fj)の回転を該投入口(5j)が閉じる閉じ方向(20j)としてある。該軸支している軸(12j)上で該蓋体支持脚(10j)および該蓋体(7j)が平衡により静止する位置近傍から、該開き方向(19j)に該蓋体(7j)を回転させ該投入口(5j)を該蓋体(7j)が開く開き位置を配置してある。該平衡により静止する位置近傍にて該投入口(5j)を該蓋体(7j)が閉じる閉じ位置(15j)を配置してある。該閉じ位置(15j)の該蓋体(7j)を上記開放用ばね(6j)により該開き方向(19j)に回転させ設けてある。該開放用ばね(6j)により該開き方向(19j)に回転しようとする該閉じ位置(15j)の該蓋体(7j)を上記掛止部材(8j)で掛止することにより該閉じ位置(15j)で該蓋体(7j)が静止する。該掛止部材(8j)を手等で押圧することにより、掛止していた該蓋体(7j)が該閉じ位置(15j)から開放し、該開き方向(19j)に該開放用ばね(6j)により該蓋体(7j)が回転し、該平衡により静止する位置近傍から、該蓋体支持脚(10j)および該蓋体(7j)の自重による力が加わり該開き方向(19j)に該蓋体(7j)が回転する。
なお、本明細書に記載の該バネ(6)(6h)(6j)に代えて、名称を該開放用ばね(6)(6h)(6j)にしてもよい。該バネ(6)(6h)(6j)と該開放用ばね(6)(6h)(6j)は名称が違うだけで全く同一のものである。