JP2019190624A - クッションクリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構造でありつつ、部品点数の少ないクッションクリップを提供すること。【解決手段】クッションクリップ1は、固定部材60と可動部材70の間に位置するように、これら固定部材60と可動部材70のいずれかに形成された取付孔61に装着可能となっている。このクッションクリップ1は、硬質樹脂材から成っており、取付孔61から抜け出ることがない状態で進退可能に取り付けられるシャフト2と、軟質樹脂材から成っており、シャフト2の先端側を覆うようにシャフト2に組み付けられたキャップ3と、取付孔61に対して進出状態となるようにシャフト2を保持する圧縮ばね4とを備えている。【選択図】図6
Description
本発明は、クッションクリップに関し、詳しくは、固定部材と可動部材の間に位置するように、これら固定部材と可動部材のいずれかに形成された取付孔に装着可能となっているクッションクリップに関する。
従来、例えば、自動車のグローブボックスにおいて、インストルメントパネルに対してグラブドアを閉じるとき、このグラブドアの動きを受け止めて衝撃を吸収するクッションクリップが既に知られている。ここで、下記特許文献1には、底壁を有する筒状に形成されグローブボックスのインストルメントパネルの取付孔(いずれも図示しない)に装着可能なベース302と、表面が軟質樹脂材344で覆われておりベース302の内部から抜け落ちることなくベース302の内部から進退可能に組み付けられたシャフト304と、ベース302に対して進出方向にシャフト304を付勢する圧縮ばね303とから構成されているクッションクリップ301が開示されている(図19〜21参照)。これにより、簡素な構造であっても、グローブボックスのグラブドア(図示しない)の動きを受け止めて衝撃を吸収できる。
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、クッションクリップ301の構造は簡素なものとなっているが、部品点数が4点(ベース302、軟質樹脂材344、シャフト304、圧縮ばね303の計4点)必要となっていた。そのため、部品点数が多いという問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、簡素な構造でありつつ、部品点数の少ないクッションクリップを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、固定部材と可動部材の間に位置するように、これら固定部材と可動部材のいずれかに形成された取付孔に装着可能となっているクッションクリップである。このクッションクリップは、硬質樹脂材から成っており、取付孔から抜け出ることがない状態で進退可能に取り付けられるシャフトと、軟質樹脂材から成っており、シャフトの先端側を覆うようにシャフトに組み付けられたキャップと、取付孔に対して進出状態となるようにシャフトを保持する圧縮ばねとを備えている。
請求項1の発明によれば、簡便な構造でありつつ、部品点数を4点から3点に削減できる。したがって、クッションクリップを部品点数の少ないものにできる。また、従来技術と同様に、例えば、固定部材に対して可動部材を接近させるとき、この可動部材の動きを受け止めて衝撃を吸収できる。
また、請求項2に記載の発明は、固定部材と可動部材の間に位置するように、これら固定部材と可動部材のいずれかに形成された取付孔に装着可能となっているクッションクリップである。このクッションクリップは、先端側を覆うキャップを有し、取付孔から抜け出ることがない状態で進退可能に取り付けられる軟質樹脂材から一体的に成るシャフトと、取付孔に対して進出状態となるようにシャフトを保持する圧縮ばねとを備えている。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様の作用効果を得ることができる。また、このシャフトとキャップとを一工程で製造できる。そのため、このシャフトとキャップとが二色成形によって成形されている場合(例えば、請求項1)と比較すると、クッションクリップの製造を簡便に実施できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれかに記載のクッションクリップであって、圧縮ばねの端部は、シャフトに係合するように狭径となっている。
請求項3の発明によれば、圧縮ばねの端部をシャフトに引っ掛けることができる。したがって、シャフトに組み付けた圧縮ばねの端部をシャフトに係合できる。結果として、圧縮ばねがシャフトから抜け落ちることを防止できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のクッションクリップであって、キャップは、略円錐形状を成している。圧縮ばねは、キャップの略円錐形状の内面に沿うように略円錐形状を成している。
請求項4の発明によれば、キャップに必要な剛性を圧縮ばねで持たせることができる。したがって、剛性を備えていないキャップを適用できる。また、圧縮ばねは、略円錐形状となっているため、撓んだ状態の圧縮ばねの全長を抑えることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のクッションクリップであって、キャップの先端側の表面には、固定部材に対する可動部材の底付き時以降の衝撃を吸収可能な突部が形成されている。
請求項5の発明によれば、シャフトの進退に必要なストローク領域を抑えることができる。また、このように突部が形成されていると、固定部材に対して可動部材が閉じ状態にロックされているとき、この突部から可動部材に作用する反力によって固定部材に対する可動部材のガタツキを防止できる(揺れを防止できる)。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜8を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『固定部材』と『可動部材』の例として、『インストルメントパネル60』と『グラブドア70』を説明することとする。この第1実施形態のクッションクリップ1は、主として、シャフト2と、キャップ3と、圧縮ばね4とから構成されている(図1〜5参照)。以下に、これらシャフト2と、キャップ3と、圧縮ばね4とを個別に説明していく。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜8を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『固定部材』と『可動部材』の例として、『インストルメントパネル60』と『グラブドア70』を説明することとする。この第1実施形態のクッションクリップ1は、主として、シャフト2と、キャップ3と、圧縮ばね4とから構成されている(図1〜5参照)。以下に、これらシャフト2と、キャップ3と、圧縮ばね4とを個別に説明していく。
最初に、シャフト2から説明していく(図3〜5参照)。シャフト2は、軸状に形成されたシャフト本体20と、このシャフト本体20の一端側に形成された係合体21と、同他端側に形成された規制体22とから構成されている。この係合体21には、一対の係合部(張出部)21aと、この一対の係合部21aを形成する一対の傾斜面21bとが形成されている。
これにより、この一対の係合部21aをインストルメントパネル60の取付孔61に係合できる。そのため、シャフト本体20がインストルメントパネル60の取付孔61から抜け出ることがない状態で進退可能にシャフト2をインストルメントパネル60の取付孔61に取り付けることができる。また、これにより、シャフト2に組み付けた圧縮ばね4の他端部41をシャフト2の係合体21の一対の係合部21aに係合できる。そのため、シャフト2に組み付けた圧縮ばね4がシャフト2から抜け落ちることを防止できる。
一方、この規制体22の外径は、シャフト本体20の外径より大きくなるように形成されている。これにより、圧縮ばね4の撓みの付勢力に抗してシャフト本体20がインストルメントパネル60の取付孔61に進入すると、この圧縮ばね4の他端部41を介してインストルメントパネル60の取付孔61の縁に規制体22を底付かせることができる。そのため、インストルメントパネル60の取付孔61に取り付けたシャフト2のシャフト本体20がインストルメントパネル60の取付孔61から抜け落ちることを防止できる。
また、この規制体22には、その外周面から張り出すばね掛け部22aが形成されている。これにより、シャフト2に組み付けた圧縮ばね4の一端部40をばね掛け部22aに掛け留める(押し当てる)ことができる。シャフト2は、このように構成されている。このように構成されているシャフト2は、硬質樹脂材(例えば、ポリプロピレン、ポリアセタール等)から一体的(シャフト本体20と係合体21と規制体22とが一体)に成形されている。
次に、キャップ3を説明する(図3〜5参照)。キャップ3は、円柱体31と円錐体32とから略円錐形状から成るキャップ本体30と、この円錐体32の先端側に形成された受止面33の中心に形成された突部33aとから構成されている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「キャップは、略円錐形状を成しており、」に相当する。キャップ3は、このように構成されている。この突部33aは、インストルメントパネル60に対するグラブドア70の底付き時以降の衝撃を吸収可能に形成されている。
このように構成されているキャップ3は、軟質樹脂材(例えば、エラストマ)から一体的(キャップ本体30と突部33aとが一体)に成形されている。なお、この第1実施形態では、このキャップ3は、シャフト2の規制体22の表面に対して二色成形によって成形されている。そのため、説明の便宜上、この二色成形されたシャフト2とキャップ3とをクッションクリップ本体1aと記載することとする。これらのことは、後述する第2実施形態においても同様である。
最後に、圧縮ばね4を説明する(図3〜5参照)。圧縮ばね4は、一端部40側から他端部41側に向けて徐々に拡径する略円錐形状を成しており、いわゆる、円錐コイルばねから構成されている。この圧縮ばね4の略円錐形状は、キャップ3のキャップ本体30の略円錐形状の内面に沿う格好となっている。この圧縮ばね4の一端部40の内径は、シャフト2の規制体22の外径より僅かに大きくなるように形成されている。
ただし、この圧縮ばね4の他端部41の内径は、シャフト2のシャフト本体20の外径より僅かに大きくなるように形成されている。すなわち、この圧縮ばね4の他端部41のみ、この圧縮ばね4の略円錐形状とは異なり、狭径した格好となっている。この圧縮ばね4の他端部41が、特許請求の範囲に記載の「圧縮ばねの略円錐形状側の端部」に相当する。圧縮ばね4は、このように構成されている。
次に、上述したクッションクリップ本体1aと、圧縮ばね4とから構成されているクッションクリップ1を組み立てる手順を説明する。まず、シャフト2の係合体21側に圧縮ばね4の一端部40側を挿し込む作業を行う。すると、この挿し込まれた圧縮ばね4の一端部40は、シャフト2の係合体21を通過する。一方、この挿し込まれた圧縮ばね4の他端部41は、シャフト2の係合体21の一対の傾斜面21bに干渉する。
さらに、この挿し込む作業を行うと、このシャフト2の係合体21の一対の傾斜面21bに干渉した圧縮ばね4の他端部41が拡径されるように撓んでいく。やがて、この撓んだ他端部41がシャフト2の係合体21の一対の傾斜面21bを乗り越える。すると、この乗り越えた他端部41は、復元力によって撓み前の状態に戻される。これにより、この圧縮ばね4の他端部41をシャフト2の係合体21の一対の係合部21aに引っ掛けることができる。したがって、シャフト2に組み付けた圧縮ばね4の他端部41をシャフト2の係合体21の一対の係合部21aに係合できる。
このとき、この圧縮ばね4の一端部40は、シャフト2の規制体22のばね掛け部22aに掛け留めされた(押し当てられた)状態となっている。そして、このシャフト2に圧縮ばね4が組み付けられた状態では、この組み付けられた圧縮ばね4は僅かに撓んだ状態となっている。そのため、この組み付けられた圧縮ばね4がシャフト2に対してズレ動くことを防止できる。クッションクリップ1は、このようにして組み立てられる。
このようにして組み立てられたクッションクリップ1は、シャフト本体20がインストルメントパネル60の取付孔61から抜け出ることがない状態で進退可能にシャフト2をインストルメントパネル60の取付孔61に取り付けることができる(図6参照)。すなわち、クッションクリップ1をインストルメントパネル60の取付孔61に装着できる。
続いて、図6〜8を参照して、上述したクッションクリップ1の作用を説明する。この説明にあたって、従来技術と同様に、クッションクリップ1をグローブボックス50に適用した例を説明する。すなわち、図6に示すように、クッションクリップ1をインストルメントパネル60の取付孔61に装着した例を説明する。
なお、グローブボックス50は、公知のものであり、インストルメントパネル60に開口を介して形成されたボックス(いずれも図示しない)と、このボックスを塞ぎ可能にインストルメントパネル60にヒンジ結合されたグラブドア70とから構成されている。このインストルメントパネル60が、既に説明したように、特許請求の範囲に記載の「固定部材」に相当する。また、グラブドア70が、特許請求の範囲に記載の「可動部材」に相当する。
クッションクリップ1をインストルメントパネル60の取付孔61に装着した状態(図6に示す状態)において、グラブドア70を開け状態からグラブドア70を閉じていくと、キャップ3の突部33aがグラブドア70の内面から押し当てられる。すると、キャップ3のキャップ本体30が押し潰されていくと共に、圧縮ばね4の撓みの付勢力に抗してシャフト本体20がインストルメントパネル60の取付孔61に進入していく(図7参照)。
これにより、従来技術と同様に、グラブドア70の動きを受け止めて衝撃を吸収できる。このようにシャフト本体20が進入していくため、この図7からも明らかなように、この進入したシャフト本体20に組み付けられている圧縮ばね4の他端部41を介してインストルメントパネル60の取付孔61の縁に規制体22を底付かせることができる。
さらに、グラブドア70を閉じていくと、図8に示すように、グラブドア70は閉じ状態にロック(図示しないロック機構によってロック)されるため、クッションクリップ1は、完全に、シャフト本体20がインストルメントパネル60の取付孔61に進入した状態に保持される。このとき、図8から明らかなように、クッションクリップ1は、キャップ3の突部33aが押し潰された状態に保持される。そのため、グラブドア70が閉じ状態にロックされているとき、この突部33aからグラブドア70に作用する反力によってインストルメントパネル60に対するグラブドア70のガタツキを防止できる。
なお、押し潰されたキャップ本体30および圧縮ばね4の復元力によってグラブドア70に作用する反力(前者の反力)と、押し潰された突部33aからグラブドア70に作用する反力(後者の反力)とを比較すると、後者の反力の方が大きくなるように設定されている。そのため、このグラブドア70を閉じていくとき、キャップ3のキャップ本体30が押し潰されたり、圧縮ばね4が撓んだりする前に、キャップ3の突部33aが押し潰されることがない。
なお、グラブドア70を閉じた状態(図8に示す状態)からグラブドア70を開けていくと、押し潰されたキャップ3のキャップ本体30や突部33aが押し潰される前の状態に戻されると共に、撓んだ圧縮ばね4も撓み前の状態に戻される(図6〜7参照)。これと同時に、シャフト本体20がインストルメントパネル60の取付孔61から退行することとなる。このようにしてグラブドア70を開け状態に戻すことができる。
本発明の第1実施形態に係るクッションクリップ1は、上述したように構成されている。この構成によれば、クッションクリップ1は、主として、シャフト2と、キャップ3と、圧縮ばね4とから構成されており、従来技術と同様に、グラブドア70の動きを受け止めて衝撃を吸収できるように構成されている。そのため、簡便な構造でありつつ、部品点数を4点から3点に削減できる。したがって、クッションクリップ1を部品点数の少ないものにできる。また、従来技術と同様に、グローブボックス50において、インストルメントパネル60に対してグラブドア70を閉じるとき、このグラブドア70の動きを受け止めて衝撃を吸収できる。
また、この構成によれば、圧縮ばね4の略円錐形状は、キャップ3のキャップ本体30の略円錐形状の内面に沿う格好となっている。そのため、キャップ3に必要な剛性を圧縮ばね4で持たせることができる。したがって、剛性を備えていないキャップ3を適用できる。また、略円錐形状となっているため、撓んだ状態の圧縮ばね4の全長を抑えることができる。
また、この構成によれば、この圧縮ばね4の他端部41をシャフト2の係合体21の一対の係合部21aに引っ掛けることができる。したがって、シャフト2に組み付けた圧縮ばね4の他端部41をシャフト2の係合体21の一対の係合部21aに係合できる。結果として、圧縮ばね4がシャフト2から抜け落ちることを防止できる。
また、この構成によれば、キャップ3は、円柱体31と円錐体32とから略円錐形状から成るキャップ本体30と、この円錐体32の先端側に形成された受止面33の中心に形成された突部33aとから構成されている。この突部33aは、インストルメントパネル60に対するグラブドア70の底付き時以降の衝撃を吸収可能に形成されている。そのため、シャフト2の進退に必要なストローク領域を抑えることができる。なお、このように突部33aが形成されていると、グラブドア70が閉じ状態にロックされているとき、この突部33aからグラブドア70に作用する反力によってインストルメントパネル60に対するグラブドア70のガタツキを防止できる(揺れを防止できる)。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図9〜16を用いて説明する。この第2実施形態のクッションクリップ101は、既に説明した第1実施形態のクッションクリップ1と比較すると、グラブドア70の動きを受け止めて衝撃を吸収する衝撃吸収力を高めた形態となっている。なお、以下の説明にあたって、上述した第1実施形態で説明した部材と同一または均等な構成の部材には、図面において同一の符号を付すことで、重複する説明を省略することとする。このことは、後述する第3実施形態においても同様である。
次に、本発明の第2実施形態を、図9〜16を用いて説明する。この第2実施形態のクッションクリップ101は、既に説明した第1実施形態のクッションクリップ1と比較すると、グラブドア70の動きを受け止めて衝撃を吸収する衝撃吸収力を高めた形態となっている。なお、以下の説明にあたって、上述した第1実施形態で説明した部材と同一または均等な構成の部材には、図面において同一の符号を付すことで、重複する説明を省略することとする。このことは、後述する第3実施形態においても同様である。
この第2実施形態のクッションクリップ101も、第1実施形態のクッションクリップ1と同様に、主として、シャフト2と、キャップ3と、圧縮ばね4とから構成されている(図9〜13参照)。このキャップ3の突部33aは、この図9〜13から明らかなように、円錐体32の傾斜に沿って対を成すように形成されている。クッションクリップ101は、このように構成されている。このように構成されているクッションクリップ101は、クッションクリップ1と同様に、グラブドア70の動きを受け止めて衝撃を吸収できる(図14〜16参照)。
本発明の第2実施形態に係るクッションクリップ101は、上述したように構成されている。この構成によれば、第2実施形態に係るクッションクリップ101において、第1実施形態に係るクッションクリップ1と同様の作用効果を得ることができる。なお、このクッションクリップ101において、キャップ3の突部33aは、対を成すように形成されている。そのため、グラブドア70の動きを受け止めて衝撃を吸収する衝撃吸収力を高めることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図17〜18を用いて説明する。この第3実施形態のクッションクリップ201は、既に説明した第1実施形態のクッションクリップ1と比較すると、クッションクリップ201の製造を簡便に実施できる形態となっている。
次に、本発明の第3実施形態を、図17〜18を用いて説明する。この第3実施形態のクッションクリップ201は、既に説明した第1実施形態のクッションクリップ1と比較すると、クッションクリップ201の製造を簡便に実施できる形態となっている。
この第3実施形態のクッションクリップ201も、第1実施形態のクッションクリップ1と同様に、主として、シャフト2と、キャップ3と、圧縮ばね4とから構成されている(図17〜18参照)。ただし、この第3実施形態のクッションクリップ201のシャフト2とキャップ3とは、軟質樹脂材(例えば、エラストマ)から一体的(シャフト2とキャップ3とが一体)に成形されている。クッションクリップ201は、このように構成されている。このように構成されているクッションクリップ201は、クッションクリップ1と同様に、グラブドア70の動きを受け止めて衝撃を吸収できる。
本発明の第3実施形態に係るクッションクリップ201は、上述したように構成されている。この構成によれば、第3実施形態に係るクッションクリップ201において、第1実施形態に係るクッションクリップ1と同様の作用効果を得ることができる。また、このクッションクリップ201において、シャフト2とキャップ3とは、軟質樹脂材(例えば、エラストマ)から一体的(シャフト2とキャップ3とが一体)に成形されている。そのため、このシャフト2とキャップ3とを一工程で製造できる。したがって、このシャフト2とキャップ3とが二色成形によって成形されている場合(第1実施形態)と比較すると、クッションクリップ201の製造を簡便に実施できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
第1実施形態および第2実施形態では、キャップ3は、シャフト2に対して二色成形によって成形されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、キャップ3は、シャフト2に対して嵌め込み等による組み付けされていても構わない。
また、各実施形態では、固定部材であるインストルメントパネル60にクッションクリップ1、101、201を装着する例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、可動部材であるグラブドア70にクッションクリップ1、101、201を装着しても構わない。
また、各実施形態では、固定部材がインストルメントパネル60、可動部材がグラブドア70である例を説明した。すなわち、クッションクリップ1、101、201をグローブボックス50に適用した例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、クッションクリップ1、101、201をコンソールボックス等、リッドを有する自動車の内装部材に適用しても構わない。
また、各実施形態では、圧縮ばね4は、一端部40側から他端部41側に向けて徐々に拡径する略円錐形状を成している例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、圧縮ばね4は、一端部40側から他端部41側に向けて略円筒形状を成していても構わない。
1 クッションクリップ(実施例1)
2 シャフト
3 キャップ
4 圧縮ばね
33a 突部
60 インストルメントパネル(固定部材)
61 取付孔
70 グラブドア(可動部材)
101 クッションクリップ(実施例2)
201 クッションクリップ(実施例3)
2 シャフト
3 キャップ
4 圧縮ばね
33a 突部
60 インストルメントパネル(固定部材)
61 取付孔
70 グラブドア(可動部材)
101 クッションクリップ(実施例2)
201 クッションクリップ(実施例3)
Claims (5)
- 固定部材と可動部材の間に位置するように、これら固定部材と可動部材のいずれかに形成された取付孔に装着可能となっているクッションクリップであって、
硬質樹脂材から成っており、取付孔から抜け出ることがない状態で進退可能に取り付けられるシャフトと、
軟質樹脂材から成っており、シャフトの先端側を覆うようにシャフトに組み付けられたキャップと、
取付孔に対して進出状態となるようにシャフトを保持する圧縮ばねと、を備えているクッションクリップ。 - 固定部材と可動部材の間に位置するように、これら固定部材と可動部材のいずれかに形成された取付孔に装着可能となっているクッションクリップであって、
先端側を覆うキャップを有し、取付孔から抜け出ることがない状態で進退可能に取り付けられる軟質樹脂材から一体的に成るシャフトと、
取付孔に対して進出状態となるようにシャフトを保持する圧縮ばねと、を備えているクッションクリップ。 - 請求項1〜2のいずれかに記載のクッションクリップであって、
圧縮ばねの端部は、シャフトに係合するように狭径となっているクッションクリップ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のクッションクリップであって、
キャップは、略円錐形状を成しており、
圧縮ばねは、キャップの略円錐形状の内面に沿うように略円錐形状を成しているクッションクリップ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のクッションクリップであって、
キャップの先端側の表面には、固定部材に対する可動部材の底付き時以降の衝撃を吸収可能な突部が形成されているクッションクリップ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111114485A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-05-08 | 一汽-大众汽车有限公司 | 一种吸能卡扣 |
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2018
- 2018-04-27 JP JP2018086819A patent/JP2019190624A/ja active Pending
Cited By (1)
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CN111114485A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-05-08 | 一汽-大众汽车有限公司 | 一种吸能卡扣 |
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