JP6149723B2 - アームレスト - Google Patents

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Description

本発明は、車両の座席に用いられるアームレストに関する。
自動車等の車両における座席やセンターコンソールには、乗員の肘を支えることができるアームレストが設けられている(特許文献1)。このアームレストには、飲み物の容器や物品を収納することができるドリンクホルダーや、テーブルが配設される場合がある。
特許文献1に示されたアームレストは、自動車等の車両の前部座席に設けられるものである。車両は、前部座席と、前部座席よりも後方に配設された後部座席とを有している。アームレストは、前部座席の背もたれよりも前方側の前方位置と、前部座席の背もたれよりも後方側の後方位置との間を回動可能に構成されている。
また、アームレストは、乗員の肘を支えるための肘掛面と、肘掛面の反対側の面に形成されたドリンクホルダー等を有する収納面と、肘掛面と収納面との位置を反転させる反転機構とを備えている。前方位置に配置されたアームレストは、肘掛面を上方に向けることで、前部座席の乗員の肘を支えることができる。また、前方位置に配置されたアームレストは、反転機構により収納面を上方に向けることで、前部座席の乗員が収納面に設けられたドリンクホルダー等を使用することができる。また、アームレストを回動させ後方位置に配置すると共に、反転機構によって収納面を上方に反転させることで、後部座席の乗員が収納面のドリンクホルダー等を使用することができる。
特開2007−8258号公報
しかしながら、特許文献1に示されたアームレストには以下の課題がある。
特許文献1のアームレストの収納面を、前部座席及び後部座席において利用するためには、アームレストを前方位置と後方位置との間で回動させる操作と、肘掛面と収納面とを反転させる操作といった複数の操作が必要となる。
また、特許文献1のアームレストは、アームレストを回動させる機構と、反転機構とを備えている。これにより、アームレストの構造が複雑となり、コスト及び組立工数の増大につながる。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、シンプルな構造を有すると共に、簡単な操作によって、前方収納部及び後方収納部を利用可能なアームレストを提供しようとするものである。
本願請求項1は、車両の座席に回動可能に配設されるアームレストであって、
上記座席の背もたれ部よりも前方側に位置する前方位置と、上記背もたれ部よりも後方側に位置する後方位置とに回動可能であり、かつ、貫通形成された収納孔と、該収納孔の一方側に位置する第1開口部を開閉可能な第1底板と、上記収納孔の他方側に位置する第2開口部を開閉可能な第2底板とを有しており、
上記前方位置にあるときには、上記第1底板が上記第1開口部を閉じた状態に維持されて、上記第1底板及び上記収納孔によって形成される前方収納部が利用可能になり、上記後方位置にあるときには、上記第2底板が上記第2開口部を閉じた状態に維持されて、上記第2底板及び上記収納孔によって形成される後方収納部が利用可能に構成されていることを特徴とするアームレストにある。
上記アームレストは、上記収納孔と、上記収納孔の上記第1開口部に設けられた上記第1底板と、上記収納孔の上記第2開口部に設けられた上記第2底板とを有している。そのため、上記アームレストを上記前方位置と上記後方位置との間で回動させるという一つの操作によって、上記座席とその後方に配設された座席のどちらに着座する乗員に対しても、上記前方収納部と上記後方収納部とを利用可能にすることができる。
また、上記前方収納部及び上記後方収納部は、上記収納孔と、上記第1開口部を開閉する上記第1底板と、上記第2開口部を開閉する上記第2底板とによって構成されている。それゆえ、アームレストの構成をシンプルにし、アームレストのコスト及び生産工数を低く抑えることができる。
以上のごとく、上記アームレストによれば、シンプルな構造にすることができ、簡単な操作によって、前方収納部及び後方収納部を利用することができる。
実施例1における、アームレストを示す説明図。 実施例1における、アームレストの部分断面図(図1における、A−A矢視断面相当)。 実施例1における、前方位置に配置されたアームレストを示す説明図。 実施例1における、後方位置に配置されたアームレストを示す説明図。 実施例1における、前部座席を示す説明図。 実施例1における、アームレストを背もたれ部とした前部座席を示す説明図。 実施例2における、アームレストの部分断面図。 実施例3における、アームレストの部分断面図。
上記アームレストにおいて、上記第1底板は、上記第1開口部の一方側の縁部に設けられた第1軸支部において回動可能に支持されており、該第1開口部の他方側の縁部には、上記前方位置にあるとき上記第1開口部を上記第1底板で閉じた状態に支える第1支持突起が形成されており、上記第2底板は、上記第2開口部の一方側の縁部に設けられた第2軸支部において回動可能に支持されており、該第2開口部の他方側の縁部には、上記後方位置にあるとき上記第2開口部を上記第2底板で閉じた状態に支える第2支持突起が形成されていることが好ましい。この場合には、上記第1底板及び上記第2底板を回動させることにより、上記第1開口部及び上記第2開口部を容易に開閉することができる。また、上記アームレストが上記前方位置にあるとき、上記第1支持突起によって、上記第1底板を支持し、上記収納孔と上記第1底板とによって上記前方収納部を容易に形成することができる。また、上記アームレストが上記後方位置にあるとき、上記第2支持突起によって、上記第2底板を支持し、上記収納孔と上記第2底板とによって上記後方収納部を容易に形成することができる。
また、上記前方位置に回動されるときには、上記第1底板及び上記第2底板に作用する重力によって、上記第1底板が上記第1開口部を閉じると共に、上記第2底板が上記第2開口部を開けて、上記前方収納部が形成され、上記後方位置に回動されるときには、上記第1底板及び上記第2底板に作用する重力によって、上記第2底板が上記第2開口部を閉じると共に、上記第1底板が上記第1開口部を開けて、上記後方収納部が形成されるよう構成されていることが好ましい。この場合には、上記アームレストを上記前方位置と上記後方位置との間で回動させることにより、上記収納孔の上下方向が反転し、上記第1底板及び上記第2底板が重力によって回動する。このように、上記アームレストの回動操作を行うことで上記第1底板及び上記第2底板が自動的に回動し、上記前方収納部及び上記後方収納部を容易に形成することができる。
また、上記前方収納部が形成されるときに、上記第2底板における上記第2軸支部と反対側の第2先端部は、水平方向において、上記第2軸支部よりも上記前方収納部の中心側の位置に配置され、上記後方収納部が形成されるときに、上記第1底板における上記第1軸支部と反対側の第1先端部は、水平方向において、上記第1軸支部よりも上記後方収納部の中心側の位置に配置されることが好ましい。この場合には、上記前方位置から上記後方位置へと上記アームレストを回動させた際に、上記第2底板の重心位置を、上記第2軸支部よりも上記後方収容部の中心側に配置することができる。したがって、上記第2底板を、上記第2開口部が開いた状態から閉じた状態へと容易に回動させることができる。また、上記後方位置から上記前方位置へと上記アームレストを回動させた際に、上記第1底板の重心位置を、上記第1軸支部よりも上記前方収容部の中心側に配置することができる。したがって、上記第1底板を、上記第1開口部が開いた状態から閉じた状態へと容易に回動させることができる。これにより、上記前方収納部及び上記後方収納部を容易かつ確実に形成することができる。
上記収納孔における、上記第1底板が当接する内壁面には、上記後方収納部が形成されるときに、上記第1底板を鉛直方向に対して傾斜する状態で受け止める第1受け面が形成されており、上記収納孔における、上記第2底板が当接する内壁面には、上記前方収納部が形成されるときに、上記第2底板を鉛直方向に対して傾斜する状態で受け止める第2受け面が形成されていることが好ましい。この場合には、上記前方位置から上記後方位置へと上記アームレストを回動させた際に、上記第受け面に受け止められた上記第底板の重心位置を、上記第軸支部よりも上記後方収容部の中心側に配置することができる。したがって、上記第底板を、上記第開口部が開いた状態から閉じた状態へと容易に回動させることができる。また、上記後方位置から上記前方位置へと上記アームレストを回動させた際に、上記第受け面によって受け止められた上記第底板の重心位置を、上記第軸支部よりも上記前方収容部の中心側に配置することができる。したがって、上記第底板を、上記第開口部が開いた状態から閉じた状態へと容易に回動させることができる。これにより、上記前方収納部及び上記後方収納部を容易かつ確実に形成することができる。
また、上記アームレストは、上記第1底板が上記第1開口部を閉じるように付勢する第1付勢手段と、上記第2底板が上記第2開口部を閉じるように付勢する第2付勢手段とを有しており、上記前方位置においては、上記第2付勢手段の付勢力に抗して、上記第2開口部が開けられることで上記前方収納部が利用可能になり、上記後方位置においては、上記第1付勢手段の付勢力に抗して、上記第1開口部が開けられることで上記後方収納部が利用可能になるよう構成されていることが好ましい。この場合には、上記前方収納部及び上記後方収納部を利用しないときには、上記第1開口部が上記第1底板によって閉じられ、上記第2開口部が上記第2底板によって閉じられている。したがって、上記収納孔を隠すことによって上記アームレストの見栄えを向上することができる。
また、上記アームレストは、上記前方位置と上記後方位置との間であって、上記車両における左右の座席の背もたれ部の間に位置して、上記左右の座席の間に配設された中間座席の背もたれ部を形成可能であることが好ましい。この場合には、必要に応じて、上記アームレストを、上記中間座席の背もたれ部として使用することができる。これにより、上記左右の座席の間に上記中間座席を形成し、座席を広く形成することができる。
(実施例1)
上記アームレストにかかる実施例について、図1〜図6を参照して説明する。
図3〜図5に示すごとく、アームレスト1は、車両の座席100に回動可能に配設されるものである。
図3及び図4に示すごとく、アームレスト1は、座席100の背もたれ部102よりも前方側に位置する前方位置103と、背もたれ部102よりも後方側に位置する後方位置104とに回動可能に配設されている。図1に示すごとく、アームレスト1は、貫通形成された収納孔2と、収納孔2の一方側に位置する第1開口部21を開閉可能な第1底板24と、収納孔2の他方側に位置する第2開口部22を開閉可能な第2底板25とを有している。
図3に示すごとく、アームレスト1が前方位置103にあるときには、第1底板24が第1開口部21を閉じた状態に維持されて、第1底板24及び収納孔2によって形成される前方収納部31が利用可能に構成されている。また、図4に示すごとく、アームレスト1が後方位置104にあるときには、第2底板25が第2開口部22を閉じた状態に維持されて、第2底板25及び収納孔2によって形成される後方収納部32が利用可能に構成されている。
以下、さらに詳細に説明する。
図3及び図4に示すごとく、本例に示す車両は、座席100と、座席100の後方側に設けられた後部座席110とを有する。
図5に示すごとく、座席100は、車両における左右の座席111、112と、左右の座席111、112の間に配設された中間座席113とをそれぞれ備えている。左右の座席111、112及び中間座席113は、乗員が座る着座部101と、着座部101に配設された背もたれ部102とをそれぞれ有している。尚、座席100における中間座席113の背もたれ部102は、図6に示すごとく、左右の座席111、112における背もたれ部102の間に配設されたアームレスト1によって形成される。
図1及び図2に示すごとく、アームレスト1は、略角柱状をなしており、その一端側に設けられた軸支部12によって、右の座席111の背もたれ部102に回動可能に軸支されている。図3及び図4に示すごとく、アームレスト1は、座席100の背もたれ部102から前方側に延出した前方位置103と、座席100の背もたれ部102から後方側に延出した後方位置104との間において回動可能に構成されている。
アームレスト1は、他端側の先端近傍に貫通形成された収納孔2と、収納孔2の第1開口部21及び第2開口部22を閉じるための第1底板24及び第2底板25を備えている。
図1に示すごとく、アームレスト1の収納孔2は、前方位置103及び後方位置104において、貫通方向が上下方向となるように形成されており、貫通方向から見たとき、四角形の断面形状を有している。収納孔2は、前方位置103において収納孔2の下方側に位置する第1開口部21と、収納孔2の第1開口部21と反対側に位置する第2開口部22とを有している。
図2に示すごとく、第1開口部21には、その一方側の縁部に設けられた第1軸支部26において回動可能に支持された第1底板24が設けられている。また、第1開口部21の他方側の縁部には、前方位置103にあるとき第1開口部21を第1底板24で閉じた状態に支える第1支持突起211が形成されている。第1支持突起211は、第1開口部21における他方側の縁部の全長から、収納孔2の内側に向かって突出するように形成されている。
また、第2開口部22には、その一方側の縁部に設けられた第2軸支部27において回動可能に支持された第2底板25が設けられている。また、第2開口部22の他方側の縁部には、後方位置104にあるときに第2開口部22を第2底板25で閉じた状態に支える第2支持突起221が形成されている。第2支持突起221は、第2開口部22における他方側の縁部の全長から、収納孔2の内側に向かって突出するように形成されている。
本例において、第1軸支部26及び第2軸支部27は、車両の前後方向において対向する一対の内壁面23にそれぞれ設けられている。尚、第1軸支部26及び第2軸支部27を1つの内壁面23に設けてもよい。
収納孔2における、第1底板24が当接する内壁面23には、後方収納部32が形成されるときに、第1底板24を鉛直方向に対して傾斜する状態で受け止める第1受け面231が形成されている。第1受け面231は、収納孔2の貫通方向において、第1開口部21から第2開口部22側に向かうにつれて、収納孔2の水平方向における内側に傾斜するように形成されている。
また、収納孔2における、第2底板25が当接する内壁面23には、前方収納部31が形成されるときに、第2底板25を鉛直方向に対して傾斜する状態で受け止める第2受け面232が形成されている。また、第2受け面232は、収納孔2の貫通方向において、第2開口部22から第1開口部21側に向かうにつれて、収納孔2の水平方向における内側に傾斜するように形成されている。
図1及び図2に示すごとく、第1底板24は、収納孔2における第1開口部21を閉じる四角形状をなしており、一端が第1軸支部26において回動可能に軸支されている。図3に示すごとく、アームレスト1が前方位置103に配置され、前方収納部31を形成する際には、第1底板24は重力によって下方へ回動し、第1底板24における第1軸支部26と反対側の先端部が、第1支持突起211によって支持され、第1底板24と収納孔2とによって前方収納部31が形成される。また、図4に示すごとく、アームレスト1が後方位置104に配置され、後方収納部32が形成される際には、第1底板24は重力によって下方へ回動し第1受け面231によって受け止められる。
図1及び図2に示すごとく、第2底板25は、収納孔2における第2開口部22を閉じる四角形状をなしており、一端が第2軸支部27において回動可能に軸支されている。図3に示すごとく、アームレスト1が前方位置103に配置され、前方収納部31を形成する際には、第2底板25は重力によって下方へ回動し第2受け面232によって受け止められる。つまり、第2開口部22は、開かれた状態となる。また、図4に示すごとく、アームレスト1が後方位置104に配置され、後方収納部32が形成される際には、第2底板25は重力によって下方へ回動し、第2底板25における第2軸支部27と反対側の先端部が、第2支持突起221によって支持され、第2底板25と収納孔2とによって後方収納部32が形成される。
次に本例の作用効果について説明する。
アームレスト1は、収納孔2と、収納孔2の第1開口部21に設けられた第1底板24と、収納孔2の第2開口部22に設けられた第2底板25とを有している。そのため、座席100と後方座席120のどちらに着座する乗員に対しても、アームレスト1を前方位置103と後方位置104との間で回動させるという一つの操作によって、前方収納部31と後方収納部32とを形成することができる。
また、前方収納部31及び後方収納部32は、収納孔2、第1底板24及び第2底板25によって構成されている。それゆえ、アームレスト1の構成をシンプルにし、コストの低減及び生産効率の向上を図ることができる。
また、第1底板24は、第1開口部21の一方側の縁部に設けられた第1軸支部26において回動可能に支持されており、第1開口部21の他方側の縁部には、前方位置103にあるときに第1開口部21を第1底板24によって閉じた状態に支える第1支持突起211が形成されており、第2底板25は、第2開口部22の一方側の縁部に設けられた第2軸支部27において回動可能に支持されており、第2開口部22の他方側の縁部には、後方位置104にあるとき第2開口部22を第2底板25で閉じた状態に支える第2支持突起221が形成されている。そのため、第1底板24及び第2底板25を回動させることにより、第1開口部21及び第2開口部22を容易に開閉することができる。また、アームレスト1が前方位置103にあるとき、第1支持突起211によって、第1底板24を支持し、収納孔2と第1底板24とによって前方収納部31を容易に形成することができる。また、アームレスト1が後方位置104にあるとき、第2支持突起221によって、第2底板25を支持し、収納孔2と第2底板25とによって後方収納部32を容易に形成することができる。
また、前方位置103に回動されるときには、第1底板24及び第2底板25に作用する重力によって、第1底板24が第1開口部21を閉じると共に、第2底板25が第2開口部22を開けて、第1底板24及び収納孔2による前方収納部31が形成され、後方位置104に回動されるときには、第1底板24及び第2底板25に作用する重力によって、第2底板25が第2開口部22を閉じると共に、第1底板24が第1開口部21を開けて、第2底板25及び収納孔2による後方収納部32が形成されるよう構成されている。そのため、アームレスト1を前方位置103と後方位置104との間で回動させることにより、収納孔2の上下方向が反転し、第1底板24及び第2底板25が重力によって回動する。このように、アームレスト1の回動操作を行うことで第1底板24及び第2底板25が自動的に回動し、前方収納部31及び後方収納部32を容易に形成することができる。
収納孔2における、第1底板24が当接する内壁面23には、後方収納部32が形成されるときに、第1底板24を鉛直方向に対して傾斜する状態で受け止める第1受け面231が形成されており、収納孔2における、第2底板25が当接する内壁面23には、前方収納部31が形成されるときに、第2底板25を鉛直方向に対して傾斜する状態で受け止める第2受け面232が形成されている。そのため、前方位置103から後方位置104へとアームレスト1を回動させた際に、第受け面231に受け止められた第底板24の重心位置を、第軸支部26よりも後方収容部104の中心側に配置することができる。したがって、第底板24を、第開口部21が開いた状態から閉じた状態へと容易に回動させることができる。また、後方位置104から前方位置103へとアームレスト1を回動させた際に、第受け面232によって受け止められた第底板25の重心位置を、第軸支部27よりも前方収容部103の中心側に配置することができる。したがって、第底板25を、第開口部22が開いた状態から閉じた状態へと容易に回動させることができる。これにより、前方収納部31及び後方収納部32を容易かつ確実に形成することができる。
以上のごとく、本例のアームレスト1によれば、シンプルな構造とすることができ、簡単な操作によって、前方収納部31及び後方収納部32を利用することができる。
(実施例2)
本例は、図7に示すごとく、実施例1のアームレストにおける構成を一部変更した例を示すものである。
本例のアームレスト1は、第1軸支部26に内蔵された第1付勢手段261と、第2軸支部27に内蔵された第2付勢手段271とを有している。第1付勢手段261及び第2付勢手段271としては、ねじりバネなどを用いることができる。第1付勢手段261は、第1開口部21を閉じるように第1底板24を付勢しており、第2付勢手段271は、第2開口部22を閉じるように第2底板25を付勢している。したがって、アームレスト1を前方位置103及び後方位置104の間において回動させた際に、第1開口部21及び第2開口部22は閉じている。前方収納部31に乗員が収納物を収納する際には、乗員が第2付勢手段271に抗して第2底板25を押して第2開口部22を開く。また、後方収納部32に乗員が収納物を収納する際には、乗員が第1付勢手段261に抗して第1底板24を押して第1開口部21を開く。
その他の構成は実施例1と同様である。
本例のアームレスト1において、前方収納部31及び後方収納部32を利用しないとき、第1開口部21は第1底板24によって閉じられており、第2開口部22は第2底板25によって閉じられている。したがって、第1底板24及び第2底板25によって収納孔2を隠して、アームレスト1の見栄えを向上することができる。
また、本例においても実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
本例は、図8に示すごとく、実施例1のアームレストにおける構成を変更した例を示すものである。
本例のアームレスト1において、第1底板24及び第2底板25は、2つの部材で形成されている。各第1底板24及び各第2底板25は、第1軸支部26及び第2支持軸27によって、それぞれ軸支されている。また、第1支持突起211及び第2支持突起221は、第1軸支部26及び第2軸支部27が設けられた内壁23の側方に形成された内壁23に設けてある。
第1底板24は、第1軸支部26側の端部から第1底板24と直交する方向に突出した第1連結部242を有している。第1底板24は、第1連結部242において、第1軸支部26に軸支されている。また、第2底板25は、第2軸支部27側の端部から第2底板25と直交するよう第2連結部252を有している。第2底板25は、第2連結部252において、第2軸支部27に軸支されている。
前方収納部103が形成されるときに、第2底板25における第2軸支部27と反対側の第2先端部251は、水平方向において、第2軸支部27よりも前方収納部103の内側の位置に配置される。また、後方収納部104が形成されるときに、第1底板24における第1軸支部26と反対側の第1先端部241は、水平方向において、第1軸支部26よりも後方収納部104の内側の位置に配置される。
その他の構成は実施例1と同様である。
本例においても実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 アームレスト
100 座席
102 背もたれ部
103 前方位置
104 後方位置
111、112 左右の座席
2 収納孔
21 第1開口部
211 第1支持突起
22 第2開口部
221 第2支持突起
23 内壁面
231 第1受け面
232 第2受け面
24 第1底板
25 第2底板
26 第1軸支部
261 第1付勢手段
27 第2軸支部
271 第2付勢手段
31 前方収納部
32 後方収納部

Claims (7)

  1. 車両の座席に回動可能に配設されるアームレストであって、
    上記座席の背もたれ部よりも前方側に位置する前方位置と、上記背もたれ部よりも後方側に位置する後方位置とに回動可能であり、かつ、貫通形成された収納孔と、該収納孔の一方側に位置する第1開口部を開閉可能な第1底板と、上記収納孔の他方側に位置する第2開口部を開閉可能な第2底板とを有しており、
    上記前方位置にあるときには、上記第1底板が上記第1開口部を閉じた状態に維持されて、上記第1底板及び上記収納孔によって形成される前方収納部が利用可能になり、上記後方位置にあるときには、上記第2底板が上記第2開口部を閉じた状態に維持されて、上記第2底板及び上記収納孔によって形成される後方収納部が利用可能に構成されていることを特徴とするアームレスト。
  2. 上記第1底板は、上記第1開口部の一方側の縁部に設けられた第1軸支部において回動可能に支持されており、該第1開口部の他方側の縁部には、上記前方位置にあるとき上記第1開口部を上記第1底板で閉じた状態に支える第1支持突起が形成されており、上記第2底板は、上記第2開口部の一方側の縁部に設けられた第2軸支部において回動可能に支持されており、該第2開口部の他方側の縁部には、上記後方位置にあるとき上記第2開口部を上記第2底板で閉じた状態に支える第2支持突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアームレスト。
  3. 上記前方位置に回動されるときには、上記第1底板及び上記第2底板に作用する重力によって、上記第1底板が上記第1開口部を閉じると共に、上記第2底板が上記第2開口部を開けて、上記前方収納部が形成され、上記後方位置に回動されるときには、上記第1底板及び上記第2底板に作用する重力によって、上記第2底板が上記第2開口部を閉じると共に、上記第1底板が上記第1開口部を開けて、上記後方収納部が形成されるよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアームレスト。
  4. 上記前方収納部が形成されるときに、上記第2底板における上記第2軸支部と反対側の第2先端部は、水平方向において、上記第2軸支部よりも上記前方収納部の中心側の位置に配置され、上記後方収納部が形成されるときに、上記第1底板における上記第1軸支部と反対側の第1先端部は、水平方向において、上記第1軸支部よりも上記後方収納部の中心側の位置に配置されることを特徴とする請求項3に記載のアームレスト。
  5. 上記収納孔における、上記第1底板が当接する内壁面には、上記後方収納部が形成されるときに、上記第1底板を鉛直方向に対して傾斜する状態で受け止める第1受け面が形成されており、
    上記収納孔における、上記第2底板が当接する内壁面には、上記前方収納部が形成されるときに、上記第2底板を鉛直方向に対して傾斜する状態で受け止める第2受け面が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のアームレスト。
  6. 上記アームレストは、上記第1底板が上記第1開口部を閉じるように付勢する第1付勢手段と、上記第2底板が上記第2開口部を閉じるように付勢する第2付勢手段とを有しており、上記前方位置においては、上記第2付勢手段の付勢力に抗して、上記第2開口部が開けられることで上記前方収納部が利用可能になり、上記後方位置においては、上記第1付勢手段の付勢力に抗して、上記第1開口部が開けられることで上記後方収納部が利用可能になるよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアームレスト。
  7. 上記アームレストは、上記前方位置と上記後方位置との間であって、上記車両における左右の座席の背もたれ部の間に位置して、上記左右の座席の間に配設された中間座席の背もたれ部を形成可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のアームレスト。
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