JP4384517B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

この発明は、車両用シートに関するものである。
天然ガス等の気体燃料を燃料として走行する車両では、一般に、高圧の燃料ガスを収容する円筒状の燃料タンクを搭載する。例えば、特許文献1には、後部シートの後方に設けられたトランクルームのフロアーパネルを上方に突出する台形状に屈曲させることによってフロア下にタンク収容凹部を形成し、ここに燃料タンクを収容する技術が記載されている。
特許第3205254号公報
このようにトランクルームのフロア下に円筒状の燃料タンクを配置する場合、燃料タンクの径を大きくすると、フロアーパネルの台形状部分の高さを高くせざるを得なくなり、その場合、台形状部分のフロアパネルの上方が有効に利用することができなくなってしまい、無駄な空間となった。
そこで、この発明は、車両の空間を有効に利用することができる車両用シートを提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、シートクッション(例えば、後述する実施例におけるシートクッション11)とシートバック(例えば、後述する実施例におけるシートバック12)からなる車両用シート(例えば、後述する実施例におけるリヤシート10)において、前記シートバックは車両(例えば、後述する実施例における車両1)のトランクルーム(例えば、後述する実施例におけるトランクルーム22)と車室(例えば、後述する実施例における車室21)とを隔てており、このシートバックは、下部シートバック(例えば、後述する実施例における下部シートバック13)と、この下部シートバックの上に配置され下端を中心に前方へ回転可能に設けられた上部シートバック(例えば、後述する実施例における上部シートバック14)とを備え、前記トランクルームの床面は、前記シートバックの背部で立ち上がる前壁部と、該前壁部の上端から後方に延びて水平な上壁部(例えば、後述する実施例における上壁部3e)と、該上壁部の後端から下がる後壁部と、を有する膨出部(例えば、後述する実施例における膨出部3b)と、該膨出部の前記後壁部の後端から後方に延びて、前記上壁部よりも低い高さに水平に延びる後方水平部(例えば、後述する実施例における後方水平部3c)と、を備え、前記膨出部の上方に、前記上部シートバックの後傾姿勢を保持するリヤシェルフ(例えば、後述する実施例におけるリヤシェルフ20)が設けられ、前記膨出部の上壁部の後端に下端が回動可能に取り付けられ、後方から開閉操作可能で、起立姿勢のときにその上端が前記リヤシェルフと当接するリヤウォール(例えば、後述する実施例におけるリヤウォール24)が設けられ、後傾姿勢の前記上部シートバックと起立姿勢の前記リヤウォールと前記膨出部の上壁部と前記リヤシェルフとで囲まれた収容空間(例えば、後述する実施例における前部トランクルーム22a)が形成されることを特徴とする。
このように構成することにより、シートバック全体を前転させずに上部シートバックを前転させ、リヤウォールを回転させることで、車室とトランクルームを連通させることが可能になる。また、上部シートバックを後傾姿勢にし、リヤウォールを起立姿勢にしたときに、上部シートバックと膨出部の上壁部とリヤシェルフとリヤウォールに囲まれた収容空間を形成することができ、上部シートバックを前転させることにより車室側から前記収容空間にアクセスすることができ、リヤウォールを回転することによりトランクルーム側から前記収容空間にアクセスすることができる。
請求項1に係る発明によれば、シートバック全体を前転させずに上部シートバックを前転させ、リヤウォールを回転させることで、車室とトランクルームを連通させることが可能になり、車室内からトランクルームに物を出し入れすることができるとともに、トランクルームに入りきらない長尺の物をトランクルームから車室内に突出させて収納することができる。また、上部シートバックを後傾姿勢にし、リヤウォールを起立姿勢にしたときに、上部シートバックと膨出部の上壁部とリヤシェルフとリヤウォールに囲まれた収容空間を形成することができ、上部シートバックを前転させることにより車室側から前記収容空間にアクセスすることができ、リヤウォールを回転することによりトランクルーム側から前記収容空間にアクセスすることができる。
以下、この発明に係る車両用シートの一実施例を図1から図3の図面を参照して説明する。
この実施例における車両1は、水素を燃料とする燃料電池(図示せず)が搭載された燃料電池車両であり、この車両1の後部車体の内部概略構造を図1および図2に示す。
この車両1においては、車体下方を前後方向に延びる左右一対の車体フレーム2,2間にリヤフロアパネル3が架設されている。このリヤフロアパネル3は、リヤシート(車両用シート)10の下面に沿って水平に延びる座席支持部3aと、座席支持部3aの後端から立ち上がり台形状に膨出する膨出部3bと、膨出部3bの後端から後方へ水平に延びる後方水平部3cを有する。
リヤフロアパネル3の膨出部3bの下側であって左右の後車輪5,5間には、燃料の水素ガスが充填される略円筒状の燃料タンク4が設置されている。燃料タンク4は後車輪5,5やリヤサスペンション(図示せず)等とともにユニット化されており、そのユニットのフレーム(図示せず)を車体フレーム2の下面に取り付けることによって、燃料タンク4は車体フレーム2に支持されている。
リヤフロアパネル3の座席支持部3aの上には、図3に示すように、単一のシートクッション11と左右一対のシートバック12からなるリヤシート10が設置されている。図1および図2に示すように、シートバック12は、リヤフロアパネル3における膨出部3bの前壁部3dに沿って配置されており、下部シートバック13と上部シートバック14に分割されている。下部シートバック13は膨出部3bの上壁部3eよりも下方に配置されて固定されている。上部シートバック14の下端は膨出部3bの上壁部3eよりも下方に位置しており、シートバック12の両側部に設置されたシートバックサイド15に図中符号Cを中心にして回動可能に取り付けられている。したがって、シートバック12はCを回転中心にして前後方向に回転可能になっている。
この車両1は、リヤフロアパネル3の膨出部3bよりも上方にリヤシェルフ20を備えており、図1に示すように、上部シートバック14を後方に回転させたときに上部シートバック14の背面14aの上部がリヤシェルフ20の前縁に突き当たって上部シートバック14の後傾姿勢が保持されるようになっている。そして、このように後傾姿勢に保持された上部シートバック14とリヤシェルフ20によって車室21とトランクルーム22が離隔される。すなわち、この車両1において、リヤシート10のシートバック12は車室21とトランクルーム22とを隔てており、上壁部3eの上面はトランクルーム22の車室側床面23を構成する。
また、図2および図3に示すように、上部シートバック14を前方に回転させたときに、上部シートバック14の上部に取り付けられたヘッドレスト16がシートクッション11の上面に突き当たり、この状態において、上部シートバック14の背面14aとトランクルーム22の車室側床面23とがほぼ面一になるようにされている。
さらに、リヤフロアパネル3における上壁部3eの後端には、リヤウォール24がその下端を中心にして回動可能に設けられており、リヤウォール24を起立姿勢にすると上端がリヤシェルフ20に当接してトランクルーム22内に仕切が形成され、リヤウォール24を後方に回転することにより前記仕切をなくすことができる。以下の説明では、トランクルーム22において起立姿勢のリヤウォール24よりも前方の空間を前部トランクルーム22a、起立姿勢のリヤウォール24よりも後方の空間を後部トランクルーム22bと称す。リヤウォール24は後部トランクルーム22bから開閉操作可能にされている。
このように構成されたリヤシート10においては、図1に示すように、上部シートバック14を後傾姿勢にし、リヤウォール24を起立姿勢にしたときに、前部トランクルーム22aが小物収容空間として利用することができる。そして、前部トランクルーム22aへの物の出し入れはリヤウォール24を後方回転することにより後部トランクルーム22bから行うことができるが、図2および図3に示すように上部シートバック14を前転させることにより前部トランクルーム22aの車室21側を大きく開口させることができるので、車室21側から前部トランクルーム22aに物を収納したり、あるいは前部トランクルーム22aに収納されている物を取り出すことができる。しかも、上部シートバック14を前転させると、その背面14aとトランクルーム22の車室側床面23が面一になり、段差がないので、物の出し入れが容易にできる。また、上部シートバック14の背面14aをテーブルとして利用することも可能である。
また、図2に示すように、上部シートバック14を前転させて背面14aと車室側床面23を面一にし、さらにリヤウォール24を後方回転させると、前部トランクルーム22aと後部トランクルーム22bの間に仕切がなくなり、車室21とトランクルーム22とを完全に貫通させることができ、トランクルーム22内だけでは収容しきれない長尺物Mを、車室21とトランクルーム22に亘って収容することができる。
したがって、この車両1では、大径の燃料タンク4をトランクルーム22の床下に設置するためリヤフロアパネル3の膨出部3bの高さが高くなっても、膨出部3bの上部空間を有効に利用することができ、且つ、リヤシート10を設けることにより膨出部3bの上部空間の使い勝手が極めて良くなる。
この実施例のようにシートバックが上下に分割されておらず一体になっている場合には、シートバック全体が前転可能であればトランクルーム22の車室21側を開口することはできるが、その場合には、フロントシートとリヤシートとの間隔やシートバックの高さによってはシートバックの背面をトランクルーム22の車室側床面23よりも下方に位置させることができないこともあり、前述のように長尺物を収容するときに制約を受け、使い勝手が悪くなる。この実施例のリヤシート10では上部シートバック14を前転させるだけでよいので、前述したような制約を受けにくい。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、下部シートバック13と上部シートバック14をヒンジ機構で連結し、上部シートバック14を前方回転可能にしてもよい。
また、前部トランクルーム22a内を燃料電池の電力を利用して加温あるいは冷却することができるようにすることも可能であり、そのようにすると前部トランクルーム22aを温冷庫として活用することができる。
この発明に係る車両用シートを備えた車両の後部断面図であり、上部シートバックを後傾姿勢に保持した状態を示す図である。 前記車両の後部断面図であり、上部シートバックを前転させた状態を示すである。 前記車両用シートを室内側から見た斜視図である。
符号の説明
1 車両
10 リヤシート(車両用シート)
11 シートクッション
12 シートバック
13 下部シートバック
14 上部シートバック
21 車室
22 トランクルーム
23 車室側床面

Claims (1)

  1. シートクッションとシートバックからなる車両用シートにおいて、前記シートバックは車両のトランクルームと車室とを隔てており、このシートバックは、下部シートバックと、この下部シートバックの上に配置され下端を中心に前方へ回転可能に設けられた上部シートバックとを備え、
    前記トランクルームの床面は、前記シートバックの背部で立ち上がる前壁部と、該前壁部の上端から後方に延びて水平な上壁部と、該上壁部の後端から下がる後壁部と、を有する膨出部と、該膨出部の前記後壁部の後端から後方に延びて、前記上壁部よりも低い高さに水平に延びる後方水平部と、を備え、
    前記膨出部の上方に、前記上部シートバックの後傾姿勢を保持するリヤシェルフが設けられ、
    前記膨出部の上壁部の後端に下端が回動可能に取り付けられ、後方から開閉操作可能で、起立姿勢のときにその上端が前記リヤシェルフと当接するリヤウォールが設けられ
    後傾姿勢の前記上部シートバックと起立姿勢の前記リヤウォールと前記膨出部の上壁部と前記リヤシェルフとで囲まれた収容空間が形成されることを特徴とする車両用シート。
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