JP7034541B2 - 縮合多環式化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、縮合多環式化合物に関する。より詳しくは、n型半導体や有機電界発光素子の原料として好適に用いることができる縮合多環式化合物に関する。
近年、従来の電機製品にとどまらず、自動車等の輸送機械をはじめとする様々な製品に電子制御が導入されており、このような電子制御に用いられる半導体等の電子部品に求められる性能もますます高いものとなってきている。このような電子部品には、シリコンやゲルマニウム等の遷移金属等を材料とする無機半導体のような無機材料の他、有機材料も用いられており、電子部品の材料として使用できる電気的特性を有する有機化合物について、研究が行われている。
有機半導体の分野では、p型有機半導体についてはポリ(3-ヘキシルチオフェン)(P3HT)をはじめとする多くの材料が提案され開発が進んでいる。一方、フラーレン誘導体に代表されるn型有機半導体は、種々の理由で開発が遅れているため、早急な開発が望まれている。また、近年注目を集める有機電界発光素子の分野でも材料の開発が望まれている。これらの材料として用いるためには、LUMOのエネルギー準位が低いこと、バンドギャップが広いこと、電荷移動度が高いこと、三重項エネルギーが高いことなどが要求され、それらを解決するために盛んに研究、開発が行われており、そのような化合物の1つとして、複数の環が縮合した構造を有する縮合多環式化合物があり、縮合多環式化合物を有機電界発光素子の材料として用いることが開示されている(特許文献1参照)。
韓国特許第10-1472295号公報
上記のように、有機半導体材料や有機電界発光素子の材料として用いられる化合物について検討されているが、これらの材料として使用できる特性を有する化合物をより多く開発すれば材料選択の幅を広げることができ、新たな有機半導体材料や有機電界発光素子の開発に資することができる。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、有機半導体や有機電界発光素子の材料として好適に用いることができる化合物を提供することを目的とするものである。
本発明者は、有機半導体や有機電界発光素子の材料として好適に用いることができる化合物について種々検討したところ、中央の6員環を中心として左右に5員環が2つずつ縮環した構造を有する化合物を開発し、この化合物が有機半導体や有機電界発光素子の材料として好適に用いることができることを見出し、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、複数の環が縮環した構造を有する化合物であって、上記化合物は、下記式(1);
Figure 0007034541000001
(式中、R、Rは、同一又は異なって、置換基又は他の原子が結合していてもよい炭素原子、酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ケイ素原子又はリン原子を表す。X~Xは、同一又は異なって、置換基又は他の原子が結合していてもよい炭素原子、酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ケイ素原子又はリン原子を表し、複数の置換基が結合して環構造を形成していてもよい。Y~Yは、同一又は異なって、置換基が結合していてもよい炭素原子又は窒素原子を表す。X~Xと2つの炭素原子で構成される5員環における点線部分およびX~Xと2つの炭素原子で構成される5員環における点線部分は、点線部分で結ばれる3つの原子間の2つの結合のうち一方が二重結合であり、他方が単結合であることを表す。RからY~Yで構成される6員環への直線と、X~Xと2つの炭素原子で構成される5員環からY~Yで構成される6員環への直線とは、これら2つの直線がY~Yのいずれかの隣り合う2つの原子に結合し、Y~Yで構成される6員環とX~Xと2つの炭素原子で構成される5員環との間に5員環が形成されることを表す。RからY~Yで構成される6員環への直線と、X~Xと2つの炭素原子で構成される5員環からY~Yで構成される6員環への直線とは、これら2つの直線がY~Yのいずれかの隣り合う2つの原子に結合し、Y~Yで構成される6員環とX~Xと2つの炭素原子で構成される5員環との間に5員環が形成されることを表す。)で表される構造を有することを特徴とする縮合多環式化合物である。
以下に本発明を詳述する。
なお、以下において記載する本発明の個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせたものもまた、本発明の好ましい形態である。
本発明の縮合多環式化合物は、上記式(1)で表されるように、Y~Yで形成される6員環とX~Xと2つの炭素原子で構成される5員環との間に、Y~Yのうちのいずれかの隣り合う2つの原子と、Rと、X~Xとともに5員環を形成する2つの炭素原子とで5員環が構成され、同様に、Y~Yで形成される6員環とX~Xと2つの炭素原子で構成される5員環との間に、Y~Yのうちのいずれかの隣り合う2つの原子と、Rと、X~Xとともに5員環を形成する2つの炭素原子とで5員環が構成されている。これにより、本発明の縮合多環式化合物は、5つの環構造が縮環した構造を有するものとなっている。なお、Y~Yのうち、Rを含む5員環の一部を構成している2つの原子は、Rを含む5員環の一部を構成している2つの原子とは別の原子である。
上記式(1)におけるR、Rは、同一又は異なって、置換基又は他の原子が結合していてもよい炭素原子、酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ケイ素原子又はリン原子を表す。上記式(1)におけるR、Rとしては、これらの原子の中でも、酸素原子、窒素原子又は硫黄原子のいずれかが好ましい。すなわち、上記式(1)におけるR、Rが、同一又は異なって、置換基又は他の原子が結合していてもよい酸素原子、窒素原子又は硫黄原子であることは本発明の好適な実施形態の1つである。R、Rは、より好ましくは、酸素原子又は硫黄原子である。
上記式(1)におけるR、Rで表される原子には置換基又は他の原子が結合していてもよいが、これらの原子に置換基又は他の原子が結合している場合、R、Rのいずれか一方のみに置換基又は他の原子が結合していてもよく、両方に置換基又は他の原子が結合していてもよい。また、R、Rのそれぞれについて、置換基や他の原子が1つ結合していてもよく、2つ以上結合していてもよい。
なお、本発明において「置換基」とは2つ以上の原子で構成される原子団を意味し、この点で「他の原子」と区別される。
上記R、Rにおける置換基としては、塩化メチル基、臭化メチル基、ヨウ化メチル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基等の炭素数1~20のハロアルキル基;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基等の炭素数1~20の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等の炭素数3~20の環状アルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、tert-ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基等の炭素数1~20の直鎖状又は分岐鎖状アルコキシ基;ヒドロキシル基;チオール基;エポキシ基;ニトロ基;アゾ基;アリル基;シアノ基;アミノ基;メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等の炭素数1~20のアルキル基を有するモノ又はジアルキルアミノ基;ジフェニルアミノ基、カルバゾリル基などのアミノ基;アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基等のアシル基;ビニル基、1-プロペニル基、アリル基、ブテニル基、スチリル基等の炭素数2~20のアルケニル基;エチニル基、1-プロピニル基、プロパルギル基、フェニルアセチニル等の炭素数2~20のアルキニル基;ビニルオキシ基、アリルオキシ基等の炭素数2~20のアルケニルオキシ基;エチニルオキシ基、フェニルアセチルオキシ基等の炭素数2~20のアルキニルオキシ基;フェノキシ基、ナフトキシ基、ビフェニルオキシ基、ピレニルオキシ基等の炭素数6~20のアリールオキシ基;トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基等の炭素数1~20のパーフルオロ基及び更に長鎖のパーフルオロ基;ジフェニルボリル基、ジメシチルボリル基、ビス(パーフルオロフェニル)ボリル基、ジボロン酸エステル基等の炭素数1~20のボリル基;アセチル基、ベンゾイル基等の炭素数1~20のカルボニル基;アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基等の炭素数1~20のカルボニルオキシ基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基等の炭素数2~20のアルコキシカルボニル基;メチルスルフィニル基、フェニルスルフィニル基等の炭素数1~20のスルフィニル基;トリメチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、ジメチル-tert-ブチルシリル基、トリメトキシシリル基、トリフェニルシリル基等の炭素数1~20のシリル基;ハロゲン原子やアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基等で置換されていてもよいフェニル基、2,6-キシリル基、メシチル基、デュリル基、ビフェニル基、ターフェニル基、ナフチル基、アントリル基、ピレニル基、トルイル基、アニシル基、フルオロフェニル基、ジフェニルアミノフェニル基、ジメチルアミノフェニル基、ジエチルアミノフェニル基、フェナンスレニル基等の炭素数6~30のアリール基;炭素数12~30のオリゴアリール基;チエニル基、フリル基、シラシクロペンタジエニル基、オキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、アクリジニル基、キノリル基、キノキサロイル基、フェナンスロリル基、ベンゾチエニル基、ベンゾチアゾリル基、インドリル基、カルバゾリル基、ピリジル基、ピロリル基、ベンゾオキサゾリル基、ピリミジル基、イミダゾリル基等の炭素数1~30のヘテロ環基;炭素数2~30のオリゴヘテロ環基;カルボキシル基;炭素数2~20のカルボン酸エステル;エポキシ基;イソシアノ基;シアネート基;イソシアネート基;チオシアネート基;イソチオシアネート基;カルバモイル基;N,N-ジメチルカルバモイル基、N,N-ジエチルカルバモイル基等の炭素数2~20のN,N-ジアルキルカルバモイル基;ホルミル基;ニトロソ基;ホルミルオキシ基;スタニル基;ホスフィノ基;シリルオキシ基;炭素数6~20のアリールスルホニルオキシ基;炭素数1~20のアルキルスルホニルオキシ基;炭素数1~20のアルキルチオ基;炭素数6~20のアリールチオ基;炭素数7~20のアリールアルキル基;炭素数8~20のアリールアルケニル基;炭素数8~20のアリールアルキニル基;炭素数7~20のアリールアルコキシ基;炭素数7~20のアリールアルキルチオ基;炭素数1~20の1価の複素環基;ハロゲン原子、ハロアルキル基又は該反応性基で置換された炭素数1~20の1価の複素環基;炭素数2~20の1価のオリゴ複素環基;ハロゲン原子、ハロアルキル基又は該反応性基で置換された炭素数2~20の1価のオリゴ複素環基等が挙げられる。これらの中でも、ハロアルキル基、炭素数1~20の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基、炭素数1~20の直鎖状又は分岐鎖状アルコキシ基、ジフェニルアミノ基、カルバゾリル基などのアミノ基、炭素数6~30のアリール基、炭素数12~30のオリゴアリール基、炭素数1~30のヘテロ環基;炭素数2~30のオリゴヘテロ環基が好ましい。より好ましくは、ジフェニルアミノ基、カルバゾリル基などのアミノ基、炭素数6~30のアリール基、炭素数12~30のオリゴアリール基、炭素数1~30のヘテロ環基;炭素数2~30のオリゴヘテロ環基である。
上記R、Rにおける他の原子としては、炭素原子、酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ケイ素原子又はリン原子等が挙げられる。
上記式(1)におけるX~Xは、同一又は異なって、置換基又は他の原子が結合していてもよい炭素原子、酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ケイ素原子又はリン原子を表す。X~Xの原子に置換基又は他の原子が結合している場合、X~Xのうちのどの原子に置換基又は他の原子が結合していてもよく、いくつの原子に置換基又は他の原子が結合していてもよい。また、X~Xのそれぞれについて、置換基や他の原子が1つ結合していてもよく、2つ以上結合していてもよい。また置換基が複数ある場合には複数の置換基が結合して環構造を形成していてもよい。
上記式(1)におけるX~Xとしては、炭素原子、酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ケイ素原子のいずれかが好ましく、より好ましくは、硫黄原子又は炭素原子である。
また、X~Xの全てが同じ原子であってもよく、2つが同じ原子であってもよく、3つがいずれも異なる原子であってもよいが、全てが同じ原子であるか、2つが同じ原子であることが好ましい。より好ましくは、全てが炭素原子であるか、X~Xのうち2つが炭素原子であり、残り1つが酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ケイ素原子又はリン原子のいずれかであることである。X~Xについても同様である。
~Xのうち、2つが同じ原子である場合、XとXが同じ原子であり、XがX、Xとは異なる原子であるか、XとXが同じ原子であり、XがX、Xとは異なる原子であることが好ましい。
~Xのうち、2つが同じ原子である場合、XとXが同じ原子であり、XがX、Xとは異なる原子であるか、XとXが同じ原子であり、XがX、Xとは異なる原子であることが好ましい。
~Xの原子に置換基又は他の原子が結合している場合、置換基や他の原子は、いずれの原子に結合していてもよいが、炭素原子、硫黄原子、リン原子のいずれかに結合していることが好ましい。
上記X~Xにおける置換基としては、上記R、Rにおける置換基と同様の基が挙げられる。それらの中でも、X~Xにおける置換基としては、炭素数1~20の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基、炭素数1~20の直鎖状又は分岐鎖状アルコキシ基、ジフェニルアミノ基、カルバゾリル基などのアミノ基、炭素数6~30のアリール基、炭素数12~30のオリゴアリール基、炭素数1~30のヘテロ環基;炭素数2~30のオリゴヘテロ環基のいずれかが好ましい。炭素数1~20の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基を置換基として有すると式(1)の縮合多環式化合物が溶媒への溶解性に優れたものとなり、式(1)の化合物を溶媒に溶解させて塗布により式(1)の化合物を成膜することが容易になる。また、アリール基を置換基として有するものとすることで、式(1)の縮合多環式化合物のHOMO,LUMOの準位の調整ができる。
上記X~Xにおける他の原子としては、上記R、Rにおける他の原子と同様のものが挙げられる。
上記式(1)におけるY~Yは、同一又は異なって、置換基が結合していてもよい炭素原子又は窒素原子を表す。Y~Yのうち、炭素原子の数や窒素原子の数は特に制限されないが、Rを含む5員環の一部を構成する2つの原子及びRを含む5員環の一部を構成する2つの原子はいずれも炭素原子であることが好ましい。したがって、炭素原子の数は、4~6のいずれかであることが好ましい。より好ましくは、4又は5であることである。すなわち、上記式(1)におけるY~Yのうち少なくとも1つが窒素原子であることは、本発明の好適な実施形態の1つである。
上記式(1)におけるY~Yの原子に置換基が結合している場合、Y~Yのうちのどの原子に置換基又は他の原子が結合していてもよく、いくつの原子に置換基又は他の原子が結合していてもよい。また、Y~Yのそれぞれについて、置換基や他の原子が1つ結合していてもよく、2つ以上結合していてもよい。また置換基が複数ある場合には複数の置換基が結合して環構造を形成していてもよい。
置換基としては、上記R、Rにおける置換基と同様のものが挙げられ、それらの1種を有していてもよく、2種以上を有していてもよい。
それらの中でも、置換基としては、アリール基、シアノ基が好ましい。アリール基、シアノ基等の電子求引性基を有することで、式(1)の化合物のLUMOのエネルギー準位を下げることができる。
上記式(1)におけるX~Xと2つの炭素原子で構成される5員環における点線部分は、点線部分で結ばれるX~Xの3つの原子間の2つの結合、すなわち、X-X間の結合、X-X間の結合のうち一方が二重結合であり、他方が単結合であることを表す。X~X間の点線部分についても同様であり、X-X間の結合、X-X間の結合のうち一方が二重結合であり、他方が単結合であることを表す。
これらはいずれも、3つの原子間の2つの結合のうち、いずれが二重結合であってもよい。
上記式(1)で表される化合物の具体例としては、例えば、以下の(2-1)~(2-21)の化合物等が挙げられる。
Figure 0007034541000002
Figure 0007034541000003
上記式(1)で表される化合物の製造方法は特に制限されない。例えば、下記(4)の反応式のように、下記式(3)で表される化合物から環化反応により製造することができるが、その他の工程を任意で含んで構わない。下記式(3)で表される化合物は、実施例での製造方法等を参考に製造することができる。また、官能基化された該縮合多環式化合物に対してクロスカップリング工程等で任意に置換基を導入することができる。
Figure 0007034541000004
上記式(3)において、RとZとは、反応してRを介した結合が形成されることになる基の組み合わせであれば特に制限されないが、例えば、Rがアルコキシ基であり、Zがアミノ基である組み合わせ、Rがアミノ基であり、Zがアルコシ基である組み合わせ、Rがヒドロキシル基 、Zがアミノ基である組み合わせ、Rがアミノ基であり、Zがヒドロキシル基である等の組み合わせが挙げられる。RとZとの組み合わせも同様である。なお、RとZとの組み合わせと、RとZとの組み合わせとは同一であってもよく、異なっていてもよい。
上記式(4)の反応は、ジアゾ化試薬を用いて行うのが良い。ジアゾ化試薬としては、亜硝酸エステルや亜硝酸塩を用いることができ、例えば、亜硝酸t-ブチル、亜硝酸n-ブチル、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等を用いることができる。また、ジアゾ化剤の好ましい使用量としては、式(3)の化合物に対して0.5等量~8.0等量である。
上記式(4)の反応は、溶媒を用いて行ってもよい。溶媒としては、酢酸、プロピオン酸、ピバル酸、塩化ベンゼン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン等の1種又は2種以上を用いることができる。上記式(4)の反応は、-100℃~100℃で行うことが好ましい。
上述したとおり、本発明の縮合多環式化合物は、LUMOのエネルギー準位が低く、n型有機半導体の材料として好適に用いることができる。このような、本発明の縮合多環式化合物を含むことを特徴とするn型半導体材料(n型半導体用材料)もまた、本発明の1つであり、そのようなn型半導体材料を用いて形成される有機トランジスタ、有機太陽電池、有機熱電素子もまた、本発明の1つである。
また上述したとおり、本発明の縮合多環式化合物は、LUMOのエネルギー準位が低いことから、有機電界発光素子の材料としても好適に用いることができる。
このような、本発明の縮合多環式化合物を含むことを特徴とする有機電界発光素子材料もまた、本発明の1つであり、そのような有機電界発光素子材料を用いて形成される有機電界発光素子もまた、本発明の1つである。
上記式(1)で表される化合物は、発光量子収率が大きく、有機電界発光素子の発光材料として好適に使用することができる。また一般的には、多数の環が縮環した構造を有する化合物はHOMO-LUMOのバンドギャップが小さくなるが、上記式(1)で表される化合物は、多数の環が縮環した構造を有しながらHOMO-LUMOのバンドギャップが大きい化合物であることを特徴としている。このような化合物を発光層のホスト材料として用いると、種々のゲスト材料を使用することが可能となり、ゲスト材料の選択の幅を広くすることできる。
したがって、本発明の有機電界発光素子が、本発明の有機電界発光素子材料を発光材料として用いて形成されるものであることは、本発明の好適な実施形態の1つであり、更に本発明の有機電界発光素子が、本発明の有機電界発光素子材料を発光層のホスト材料として用いて形成されるものであることもまた、本発明の好適な実施形態の1つである。
また、本発明の有機電界発光素子材料は、電子注入材料、電子輸送層材料、ホールブロック材料としても使用することができ、本発明の有機電界発光素子が、本発明の有機電界発光素子材料をこれらのいずれかの材料として用いて形成されるものであることもまた、本発明の好適な実施形態の1つである。
本発明の縮合多環式化合物は上述の構成よりなり、LUMOのエネルギー準位が低く、n型有機半導体や有機電界発光素子の材料として好適に用いることができる。特に本発明の縮合多環式化合物は発光量子収率が大きく、HOMO-LUMOのバンドギャップが大きいことから、有機電界発光素子の発光層のホスト材料として好適に用いることができる。
実施例の式(8)の縮合多環式化合物の構造を表した図である。 実施例の式(8)の縮合多環式化合物のHOMO軌道の分布を表した図である。 実施例の式(8)の縮合多環式化合物のLUMO軌道の分布を表した図である。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、特に断りのない限り、「部」は「重量部」を、「%」は「質量%」を意味するものとする。
H-NMRは以下のようにして測定した。
H-NMR>
測定する化合物を、重水素化クロロホルムの溶液とし、高分解能核磁気共鳴装置(製品名「Gemini 2000」;300MHz、Varian,Inc.社製)を用いて測定した。H-NMRにおける化学シフトは、テトラメチルシランから低磁場側における100万分の1(ppm;δスケール)として記録し、テトラメチルシランの水素核(δ0.00)を参照とした。
合成例1
3つ口フラスコに下記式(5)の3-メトキシチオフェン(5.7g,50mmol)、THF250mlを加え窒素置換し、-78℃に冷却した。そこへ1.6Mノルマルブチルリチウムヘキサン溶液を滴下し、滴下終了後、-78℃で一時間撹拌した。そこへイソプロポキシボロン酸ピナコール(16.2ml,80mmol)を加え、徐々に室温へ戻し終夜撹拌した。水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、濾過し溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製することで(移動相:酢酸エチル/ヘキサン)、下記式(6)のチオフェン誘導体を目的物として得た。物性値は以下のとおりである。
H-NMR(CDCl):δ1.34(s、12H)、3.91(s、3H)6.89(d,1H)、7.48(d,1H)
Figure 0007034541000005
合成例2
200ml2ツ口反応容器に下記式(7)の2,6-ジアミノ-3,5-ジヨードピリジン(1.3g, 3.7mmol)、下記式(6)のチオフェン誘導体(1.9g,7.7mmol)、炭酸カリウム(3.0g,22mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.25g,0.22mmol)、THF33ml、水5mlを加え窒素置換した。これを70℃に加熱撹拌し、終夜撹拌した。室温まで冷却した後に水を加えた。クロロホルムで抽出した後に、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過した後に溶媒留去した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製することで(移動相:酢酸エチル/ヘキサン)、下記式(8)の目的物を得た。物性値は以下のとおりである。
H-NMR(CDCl):δ3.86(s,6H)、4.77(s,4H)、6.89(d,2H)、7.19(d,2H)、7.35(s,1H)
Figure 0007034541000006
実施例1
シュレンク管に反応基質として合成例2で得られた式(8)の化合物(220mg,0.7mmol)、酢酸3ml、THF1.5mlを加え窒素置換し、0℃に冷却した。そこへ亜硝酸t-ブチル(0.50ml,4.0mmol)を滴下した。 徐々に室温まで冷却した後に終夜撹拌した。水に入れてクエンチし、固体を濾過し、水、ヘキサン、メタノールで洗浄した。得られた租生成物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製することで(移動相:クロロホルム/ヘキサン)、目的物である下記式(9)の縮合多環式化合物を得た。物性値は以下のとおりである。
H-NMR(CDCl):δ7.28(d,2H)、7.46(d,2H)、8.32(s,1H)
Figure 0007034541000007
実施例2
シュレンク管に反応基質として式(9)の縮合多環式化合物(16mg,0.10mmol)、酢酸1.0ml、クロロホルム3.0mlを加え窒素置換した。ここへNBS(37mg,0.21)を投入した後に、室温で終夜撹拌した。水でクエンチした後にクロロホルムで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した後に溶媒を留去した。得られた固体を、メタノール、ヘキサンで乾燥した後に真空乾燥し、目的物である下記式(10)の縮合多環式化合物を得た。物性値は以下のとおりである。
H-NMR(CDCl):δ7.33(s,2H)、8.22(s,1H)
得られた式(10)の化合物に対して、一般的な有機合成手法を用いることで種々の置換基を導入することが出来る。
Figure 0007034541000008
特性評価
実施例1で製造した式(9)の縮合多環式化合物について、基底関数Gaussian09 B3LYP/6-311+G(2d,p)を用いてDFT計算を行った。結果を表1に示し、HOMO,LUMO軌道の分布を図2、3に示す。また、以下のようにして発光量子収率を求めた。結果を表1に示した。この結果から、実施例1で製造した縮合多環式化合物はLUMOのエネルギー準位が低く、HOMO,LUMOのバンドギャップが大きい化合物であること、及び、発光量子収率が大きく、有機電界発光素子の発光層の材料として好適であることが確認された。
<発光量子収率>
得られた式(9)の化合物についてクロロホルム溶液を調製し、分光蛍光光度計(製品名「FP-8500」、JASCO,日本分光社製)を用いて内部量子収率を測定した。
Figure 0007034541000009

Claims (12)

  1. 複数の環が縮環した構造を有する化合物であって、該化合物は、
    下記式(2-1)~(2-6)、(2-8)~(2-15)、(2-18)、及び(2-20)~(2-21);
    Figure 0007034541000010
    Figure 0007034541000011
    のいずれかで表される構造を有することを特徴とする縮合多環式化合物。
  2. 請求項1に記載の縮合多環式化合物を含むことを特徴とするn型半導体材料。
  3. 請求項1に記載の縮合多環式化合物を含むことを特徴とする有機電界発光素子材料。
  4. 請求項2に記載のn型半導体材料を用いて形成されることを特徴とする有機トランジスタ。
  5. 請求項2に記載のn型半導体材料を用いて形成されることを特徴とする有機太陽電池。
  6. 請求項2に記載のn型半導体材料を用いて形成されることを特徴とする有機熱電素子。
  7. 請求項3に記載の有機電界発光素子材料を用いて形成されることを特徴とする有機電界発光素子。
  8. 前記有機電界発光素子は、請求項3に記載の有機電界発光素子材料を発光材料として用いて形成されることを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光素子。
  9. 前記有機電界発光素子は、請求項3に記載の有機電界発光素子材料を発光層のホスト材料として用いて形成されることを特徴とする請求項8に記載の有機電界発光素子。
  10. 前記有機電界発光素子は、請求項3に記載の有機電界発光素子材料を電子注入材料として用いて形成されることを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光素子。
  11. 前記有機電界発光素子は、請求項3に記載の有機電界発光素子材料を電子輸送層材料として用いて形成されることを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光素子。
  12. 前記有機電界発光素子は、請求項3に記載の有機電界発光素子材料をホールブロック材料として用いて形成されることを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光素子。
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