以下、本発明の実施例による図面を参照して、本発明の実施例に係る技術的解決手段を明確かつ完全に説明する。もちろん説明される実施例は、本発明のいくつかの実施例だけ全体の実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者が進歩性の創出に力を使う必要なく獲得される他のすべての実施例は、すべて本発明の保護範囲内に属する。
図1および図2aを参照すると、本発明の実施例は、アンロード料理加熱システムを提供し、前記アンロード料理加熱システムは、中空ケーシングを利用して密閉設置された料理キャビティ100と、前記料理キャビティ100の内部に設置されたメイン料理機器とを含み、前記メイン料理機器は、調理鍋装置とアンロード装置2を含み、前記料理キャビティ100の内部の中央部に前記調理鍋装置を収容するための料理領域が設置され、前記料理キャビティ100の内部の上部には、前記料理領域の上側に位置され、前記アンロード装置2を収容するためのアンロード領域が設置され、前記調理鍋装置は、調理鍋1と、前記調理鍋を支持し加熱するための炉体装置13と、前記調理鍋の回転を制御する調理鍋ローテティング装置14とを含み、前記アンロード装置2を介して食材を導入し、食材を前記調理鍋1内に供給し、前記炉体装置13と前記調理鍋反転14装置を介して前記調理鍋の加熱および回転を実現することにより、前記調理鍋1内の食材の料理加工を実現する。
さらに、前記調理鍋装置は、前記調理鍋を反転するように駆動させるための調理鍋ステーション制御装置15をさらに含み、前記アンロード装置2を介して食材を供給する必要がある場合、まず前記調理鍋ステーション制御装置15を介して鍋の口が前記アンロード装置2を向くように、前記調理鍋1の反転を駆動させる。
さらに、前記調理鍋装置は、前記調理鍋1を開閉するための鍋蓋12をさらに含み、前記アンロード装置2を介して食材を導入し、食材を前記調理鍋内に供給した後、前記調理鍋ステーション制御装置15を介して鍋の口10が前記鍋蓋12を向くように、前記調理鍋1の反転を駆動させて、調理鍋1の閉合を実現した後、前記炉体装置13と前記調理鍋ローテティング装置14を介して前記調理鍋の加熱および回転を実現することにより、前記調理鍋内の食材の料理加工を実現する。また、前記鍋蓋12で前記調理鍋1を閉合した後、前記鍋蓋12は、前記調理鍋1の回転時に前記調理鍋と共に回転することにより、閉合加熱料理プロセスでの前記調理鍋1の密閉性を確保し、食品の料理加工の効率と効果を向上させる。
さらに、前記メイン料理機器は、料理出力装置をさらに含み、前記料理キャビティ100の内部には、前記料理出力装置を収容するための料理出力領域が前記料理領域の下側に設置され、前記調理鍋内の食材の料理加工が完了した後、前記調理鍋ステーション制御装置15を介して鍋の口が前記料理出力領域上の料理皿900を向くように、前記調理鍋1の反転を駆動させて、料理出力を実現する。
さらに、前記調理鍋1を前記鍋蓋12に向けて一定の方向に移動するように制御する調理鍋昇降装置(料理キャビティの外部に位置する、図示せず)をさらに含み、前記料理キャビティ100の内部には、上から下に順次にアンロード装置2を収容するアンロード領域、調理鍋装置を収容する料理領域および料理出力装置を収容する料理出力領域が設置される。アンロード料理を行う必要がある場合、前記アンロード装置2を介して食材を調理鍋1内(調理鍋ステーション制御装置15の作用下で、調理鍋1をアンロードステーションに回転させ、鍋の口10が前記アンロード装置2に面する)に導入し、調理鍋1を調理ステーション(鍋の口が鍋蓋12に面する)に反転し、調理鍋昇降装置の作用下で、閉合を実現して加熱ローテティングを行う。調理完了した後、料理を送出するために、調理鍋1を料理出力ステーション(鍋の口が料理出力領域の料理皿900に面する)に反転する。前記アンロード料理加熱システムにおいて、鍋蓋12は一定の方向に移動して調理鍋1を閉合する構造および方法を使用することもできることが理解される。前記アンロード領域、料理領域および料理出力領域は順次に連通し、前記アンロード領域、料理領域および料理出力領域に対応的に設置されたアンロード装置、調理鍋装置および料理出力装置は相互協働して設置されて、アンロード、加熱調理および料理出力プロセスを完了する。
本発明の実施例により提供されるアンロード料理加熱システムは、密閉された料理キャビティを密閉料理作業空間として構築し、メイン料理機器を前記料理キャビティの内部の密閉料理空間に設置することにより料理機能を実現できるので、料理キャビティの内部の食品に直接接触するメイン料理機器の安全と衛生を確保し、食品の安全、衛生、環境保護に関連する作業空間を確保することができる。
本発明の実施例により提供されるアンロード料理加熱システムが具体的な実施環境(例えば、調理機)に適用される場合、前記アンロード料理加熱システムを利用して構築された密閉料理キャビティは、調理機のより多くの機能を向上させるために、調理機に他の機能システムをさらに追加することができるので、全密閉型多機能調理機を実現することができる。例えば、密閉された料理キャビティに基づいて設置されるフラッシングシステム、油煙処理システムおよび補助材料添加システムを追加することができる。
図1および図2bを参照すると、前記フラッシングシステムは、前記料理キャビティ100の内部に設置された料理機器を含み、前記料理キャビティ100の内部に設置されて前記料理機器をフラッシングするためのスプレー部材をさらに含み、前記料理キャビティ100の底部には、前記スプレー部材が前記料理機器をフラッシングした後の水を排出するように、排水口200を連結させるための開口101が設置される。ここで、前記料理機器は、調理鍋1を含み、前記調理鍋1は、調理鍋ステーション制御装置15の駆動下で、鍋の口10と前記スプレー部材が面するように反転される場合、前記スプレー部材を介して前記調理鍋1の内部キャビティをフラッシングする。
一実施形態において、前記料理機器は、前記調理鍋1の上側に設置されたアンロード装置2をさらに含み、前記料理キャビティ100の内部の中央部に前記調理鍋1を収容するための料理領域が設置され、前記料理キャビティ100の内部の上部には、前記料理領域の上側に位置され、前記アンロード装置2を収容するためのアンロード領域が設置され、前記アンロード領域は、前記料理領域と連通する。前記スプレー部材は、前記料理キャビティ100の最上部に設置され且つ前記アンロード装置2と対向するアンロード装置のスプレー部材21を含み、前記アンロード装置のスプレー部材21を介して前記アンロード装置を直接にフラッシングする。具体的に、前記アンロード装置2の最上部および底部にはそれぞれ、前記アンロード装置2のキャビティの内部と連通する開口が設置され、前記アンロード装置のスプレー部材21を介して前記アンロード装置2をフラッシングする場合、前記アンロード装置のスプレー部材21によって噴出された水は、前記アンロード装置2の最上部開口を介して前記アンロード装置2のキャビティの内部をフラッシングした後、前記アンロード装置2の底部開口を介して流出される。ここで、前記アンロード装置のスプレー部材21を介して前記アンロード装置2をフラッシングする前に、まず前記調理鍋1は、調理鍋ステーション制御装置15の駆動下で、鍋の口10が前記アンロード装置のスプレー部材21およびアンロード装置2を向くようにして、前記アンロード装置のスプレー部材21を介して前記アンロード装置2をフラッシングし、前記アンロード装置のスプレー部材21によって噴出された水は、前記アンロード装置2の最上部開口を介して前記アンロード装置2のキャビティの内部をフラッシングした後、前記調理鍋1の内部キャビティを間接的にフラッシングするために、前記アンロード装置2の底部開口を介して流出され、前記調理鍋1の鍋の口10を介して前記調理鍋1内に落下する。前記アンロード装置のスプレー部材21を介して前記アンロード装置2および調理鍋の内部キャビティをフラッシングした後、鍋の口10が前記料理キャビティ100の底部開口の位置を向くように、調理鍋ステーション制御装置15の駆動下で前記調理鍋1を反転するように駆動させて、フラッシングした後の水を前記料理キャビティの底部開口に注ぎ出して排出する。ここで、好ましくは、前記アンロード装置のスプレー部材21を介して前記アンロード装置2をフラッシングする場合、前記アンロード装置のスプレー部材21の水出口の中心軸は、前記アンロード装置2の中心軸、前記鍋の口10の中心軸と重ね合う。前記アンロード装置のスプレー部材21は、前記料理キャビティ100の最上部に固定され、前記アンロード装置のスプレー部材21の水出口の中心軸と水平面との夾角は、90°である。
別の実施形態または上記実施形態の改善として、前記スプレー部材は、前記料理キャビティ100の側部または底部に設置された調理鍋スプレー部材11を含み、鍋の口10が前記調理鍋スプレー部材11を向くように、調理鍋ステーション制御装置15の駆動下で前記調理鍋1の反転を駆動させた場合、前記調理鍋スプレー部材11を介して前記調理鍋1の内部キャビティを直接にフラッシングする。好ましくは、前記調理鍋スプレー部材11が前記料理キャビティ100の側部に固定された場合、前記調理鍋スプレー部材11の水出口の中心軸と水平面との夾角は、0~45°であり、前記調理鍋スプレー部材11が前記料理キャビティ100の底部に固定された場合、前記調理鍋スプレー部材11の水出口の中心軸線と水平面との夾角は、45°~90°である。また、前記調理鍋スプレー部材11が前記料理キャビティ100の側部に固定された場合、前記料理キャビティ100の底部開口101は、前記調理鍋スプレー部材11が設置された側部に近く、前記調理鍋スプレー部材11は、前記料理キャビティ100の底部開口101の上側に設置される。これにより、調理鍋スプレー部材11を利用して調理鍋1の内部キャビティを直接にフラッシングする場合、前記調理鍋1の鍋の口10は、調理鍋スプレー部材11および料理キャビティ100の底部開口101位置に同時に向けることにより、フラッシングのプロセスで内部キャビティをフラッシングした汚水を排出することができ、フラッシングの効果と効率のさらに向上させる。
上記2つの実施形態のさらなる改善として、前記アンロード装置のスプレー部材21を介して前記調理鍋1の内部キャビティを間接的にフラッシングし、または前記調理鍋スプレー部材11を介して前記調理鍋1の内部キャビティを直接的にフラッシングするプロセスにおいて、前記調理鍋1は、調理鍋ローテティング装置14の駆動の下で、それ自体の中軸線を囲んで回転してフラッシングと協働することにより、フラッシング効果と効率をさらに向上させる。
さらに、前記アンロード装置のスプレー部材21は、高圧スプレーヘッドを含み、前記フラッシングシステムは、前記調理キャビティ100の外部に設置された最上部スプレー水管211および最上部スプレーヘッドスイッチ(図示せず)をさらに含み、前記アンロード装置のスプレー部材21は、前記最上部スプレー水管211を介して外部の水源に連結され、前記最上部スプレーヘッドスイッチは、前記アンロード装置のスプレー部材21の開閉を制御する。
さらに、前記調理鍋スプレー部材21は、高圧スプレーヘッドを含み、前記フラッシングシステムは、前記料理キャビティ100の外部に設置された側部スプレー水管111および側部スプレーヘッドスイッチ(図示せず)をさらに含み、前記調理鍋スプレー部材11は、前記側部スプレー水管111を介して外部の水源に連結され、前記側部スプレーヘッドスイッチは、前記調理鍋スプレー部材11の開閉を制御する。
上記アンロード装置のスプレー部材21の最上部スプレーヘッドスイッチと調理鍋スプレー部材11の側部スプレーヘッドスイッチは、同じスイッチを共有することができ、例えば、多方向バルブを使用して前記アンロード装置のスプレー部材21および調理鍋スプレー部材11の開閉を同時に制御することが理解される。
本発明の実施例により提供される料理機器のフラッシングシステムは、密閉された料理キャビティを密閉料理作業空間とし、料理機器を前記料理キャビティの内部の密閉料理空間に設置して、料理機能を実現し、前記料理キャビティの内部に料理機器をフラッシングすることができるスプレー部材を設置し、料理キャビティの底部には、前記スプレー部材が前記料理機器をフラッシングした後の水を排出するように、排水口を連結させるための開口が設置される。スプレー部材を使用して料理キャビティの内部の料理機器をフラッシングすることで、フラッシングがより全面的で、効率がより高く、フラッシング効果がより優れ、料理キャビティの内部の作業空間の清潔な衛生を効果的に維持することができる。さらに、密閉された料理キャビティの密閉保護下で、スプレー部材によってスプレーされる水と料理機器をフラッシングした水を密閉された料理キャビティの内部に制限することができ、料理キャビティの外部に飛び散って料理機能に影響を及ぼす問題を防止する。
図2cに示したように、前記油煙処理システムは、前記料理キャビティ100の内部の調理鍋装置(調理鍋1を含む)、及び前記調理鍋1の鍋の口10と協働して前記調理鍋1を開閉する鍋蓋12を含み、前記鍋蓋12には、煙排出口120が設置され、前記煙排出口120は、油煙管121を介して前記料理キャビティ100の外部に設置された油煙処理装置3の煙入口31と連通する。
前記調理鍋装置は、前記調理鍋1を支持し加熱するための炉体装置51をさらに含み、前記調理鍋1は、閉合料理プロセスで生成される油煙は、前記煙排出口120を介して前記油煙処理装置3に排出されて油煙処理され、前記料理キャビティ100内に溢れ出した油煙は、前記調理鍋1を開く時に、前記煙排出口120を介して前記油煙処理装置3に排出されて油煙処理される。
好ましくは、前記油煙処理装置3の煙出口32は、前記料理キャビティ100の内部(キャビティには、排気還流口130が設置される)と連通し、前記油煙処理装置3で処理された後に排出される油煙は、煙出口32を介して前記料理キャビティ100の内部に進入して、循環油煙処理を実行することにより油煙のゼロエミッションを実現する。より好ましくは、前記油煙処理装置3の煙入口31はさらに、前記料理キャビティ100の内部と直接に連通し(キャビティには、排気口140が設置され)、前記料理キャビティ100内部の油煙は、排気口を介して前記油煙処理装置3に排出されて油煙処理される。これにより、料理プロセスで前記料理キャビティ100内に溢れ出した油煙および前記油煙処理装置3から処理された後前記料理キャビティ100の内部に還流された油煙は、前記排気口を介して油煙処理装置3に排出されて油煙処理されることができる。
好ましくは、前記油煙処理装置は、第1の油煙処理装置301および第2の油煙処理装置302を含み、前記第1の油煙処理装置301の煙入口31は、一方では前記鍋蓋に設置された煙排出口120と連通し、他方では前記料理キャビティ100の内部と直接に連通し(キャビティには、排気口140が設置される)、前記第1の油煙処理装置301の煙出口は、油煙管303を介して連通し、前記第2の油煙処理装置302の油煙入口に連結され、前記第2の油煙処理装置302の煙出口32は、前記料理キャビティ100の内部(キャビティには、排気還流口130が設置される)に連結される。したがって、料理キャビティ内の油煙は、通過前記第1の油煙処理装置301を介して第1の油煙処理を行った後、前記第2の油煙処理装置302を介して第2の油煙処理を行って、前記料理キャビティの内部に戻され、外部に排放油煙を排出しないことにより、油煙の処理効果と効率を向上させ、真の意味で油煙のゼロエミッションを実現する。また、前記第1の油煙処理装置および第2の油煙処理装置の凝縮により集められた油性水蒸気は、排水キャビティを通じてごみ処理機40を介して水とともに排出される。
図2bに示したように、前記補助材料添加システムは、前記料理キャビティ100の外部(好ましくは、前記料理キャビティ100の下側に設置され、前記料理キャビティ100から離れた底部開口101)に設置された補助材料装置4を含み,前記補助材料装置4は、各補助材料ボトルの補助材料フレーム401を収容するための補助材料ボトル(図示せず)を含み、各前記補助材料ボトルは、全体の料理プロセスで補助材料(液状調味料)を自動的に添加することを実現するために、補助材料管41(および補助材料ポンプ42)を介して前記鍋蓋12の煙排出口120と連通する。
本発明の実施例により提供されるアンロード料理加熱システムが具体的な実施環境(例えば、調理機)に適用される場合、調理機は、密閉された料理キャビティのコアとして各機能部材を組み合わせ、アンロード装置、炉体装置、鍋蓋装置などの食品に直接接触するメイン料理機器を料理キャビティの密閉空間内に設置して、アンロード、調理加熱、料理出力などの料理機能を実現し、料理キャビティの内部にスプレー部材を設置して料理機器をフラッシングし、これにより水、煙をこの密閉料理キャビティの内部に遮断させて、フラッシングした後の水を統一的に排出して、油煙の排出による環境汚染を防止する。さらに、前記メイン料理機器を補助して料理機能を実現する補助料理機器(その装置の作業と協力する電気、電気回路、電源と伝送線路、配管部材などのは料理キャビティの外部に設置される)を前記料理キャビティの外部に設置することにより、調理機の内部の食品の安全、衛生、環境保護に関連する作業空間を確保することができる。
以下、複数の具体的な実施例と結び付けて本発明の実施例により提供されるアンロード料理加熱システムを具体的な実施環境(例えば、調理機)に適用した具体的な実施構造、具体的な実施形態および作業原理を詳細に説明する。
(実施例1)
図3を参照すると、本発明の実施例は、全密閉調理を実現するスマート調理機を提供し、前記調理機は、外部ハウジング1aと、前記外部ハウジング1aの内部に設置された内部ハウジング2aと、調理鍋1と、炉体装置13と、調理鍋ステーション制御装置15と、調理鍋ローテティング装置14と、第1の油煙処理装置7aと、メイン制御装置900を含む。前記内部ハウジング2aは、密閉されるように設置された料理キャビティ100を有し、前記料理キャビティ100内には、前記調理鍋1、前記炉体装置13、前記調理鍋ステーション制御装置15および前記調理鍋ローテティング装置14が設置される。前記内部ハウジング2aと前記外部ハウジング1aとの間には、油煙処理領域500が形成され、前記油煙処理領域500には、第1の油煙処理装置7aが設置され、前記第1の油煙処理装置7aの空気流入端は、前記料理キャビティ100中の油煙を処理するために、前記料理キャビティ100の内部と連通する。前記炉体装置13は、前記調理鍋1を支持し加熱し、前記調理鍋ステーション制御装置15は、前記調理鍋1を上下に反転するように駆動させ、前記調理鍋ローテティング装置14は、前記調理鍋1を前記調理鍋1の中軸線を囲んで回転して調理するように制御する。前記炉体装置13、前記調理鍋ステーション制御装置15、前記調理鍋ローテティング装置14および前記第1の油煙処理装置7は、前記制御装置が予め設定されたレシピコマンドに応じて送信した制御コマンドを受信して、前記制御コマンドに従って対応する動作を実行するように、前記メイン制御装置900に電気的に接続される。
本発明の実施例において、前記炉体装置13、前記調理鍋ステーション制御装置15および前記調理鍋ローテティング装置14の具体的な構造は、先行技術(例えば、特許開示番号:CN103126515A、名称「プログラム可能なスマート調理機」の特許、または特許開示番号:CN103110339A、名称「全自動調理機に適用される調理鍋装置」の特許など)を参照することができ、ここではそれらの構造を具体的に、限定せず、展開的な説明をしない。
本発明の実施例において、前記スマート調理機の料理プロセスは、以下のとおりである。調理時、前記炉体装置13は、前記メイン制御装置900の制御コマンドに従って前記調理鍋1を加熱し、前記調理鍋ステーション制御装置15は、前記メイン制御装置900の制御コマンドに従って前記調理鍋1を反転させ、前記調理鍋ローテティング装置14は、前記メイン制御装置900の制御コマンドに従って前記調理鍋1を回転させて、前記調理鍋1の内部の食材をローテティングする。
本発明の実施例において、前記スマート調理機は、前記外部ハウジング1aの外側に設置されたマンマシン相互作用インターフェース8aを介して前記スマート調理機を制御することができ、前記マンマシン相互作用インターフェース8aは前記メイン制御装置900に電気的に接続される。
本発明の実施例において、好ましくは、前記外部ハウジング1aと前記内部ハウジング2aはワンボックス構造に形成され、ここで、前記外部ハウジング1aの下半部は、ブロック状構造であり、前記外部ハウジング1aの上半部は、梯子状構造であり、上記マンマシン相互作用インターフェース8aは、前記梯子状構造の斜面に設置されるので、ユーザは、前記マンマシン相互作用インターフェース8aを便利に操作することができる。
上記本発明の実施例において、前記スマート調理機の内部には、前記メイン制御装置900の制御コマンドに従って前記調理鍋1内に様々な調味料を添加するための調味料自動供給装置(図示せず)および前記メイン制御装置900の制御コマンドに従って前記調理鍋1内に自動的に材料を添加するためのアンロード装置(図示せず)などがさらに設置されることができ、以上の装置の構造は、先行技術を参照することができ(例えば、特許開示番号:CN103126515A、名称「プログラム可能なスマート調理機」の特許など)、ここでは具体的に限定しない。ここで、前記アンロード装置2は、前記料理キャビティ内に設置され、且つ前記調理鍋1の上側に位置され、前記スプレー洗浄装置のアンロード装置のスプレー部材21は、前記料理キャビティ内に設置され、前記アンロード装置2の真上側に位置される。なお、料理出力領域は、前記料理キャビティ100内で、前記調理鍋1の下側に位置され、前記料理出力装置は、前記料理出力領域に設置され、前記内部ハウジング2aの内部且つ前記料理キャビティ100の外部(好ましくは、料理キャビティの下側)には、様々な調味料の容器を収容するための調味料ボックス(補助材料装置)がさらに設置される。
本発明の実施例において、前記外部ハウジング1aと前記内部ハウジング2aとの間に形成された前記油煙処理領域500に、前記第1の油煙処理装置7aを設置し、前記調理鍋1、前記炉体装置13、前記調理鍋ステーション制御装置15および前記調理鍋ローテティング装置14を、前記料理キャビティ100内に設置することにより、前記スマート調理機が料理作業を行う時、前記内部ハウジング2の内部が密閉された料理領域であるため、前記調理鍋1で生成された油煙は、前記料理領域内のみに聚集され、前記外部ハウジング1の内部の他のところに拡散せず、同時に前記第1の油煙処理装置7aは、前記料理領域内(さらに直接に前記調理鍋1内)の油煙を油煙処理することができる。したがって、本発明は、料理領域で生成された油煙を外部ハウジング内部の他のところから効果的に隔離でき、外部ハウジング内部の油煙をタイムリーに処理することができるので、外部ハウジング内部の清潔を保証することができ、油煙が調理機内部の関連機器を汚染することを防止し、さらに調理機内部の関連機器の正常作業を保証することができる。
本発明の実施例において、さらに、図1を参照すると、前記調理機は、鍋蓋12と、前記鍋蓋12を駆動して前記調理鍋1鍋の口をカバーしたり、調理鍋1鍋の口から離れるようにする鍋蓋駆動装置10aaとをさらに含み、前記鍋蓋12は、前記料理キャビティ100に設置され、前記鍋蓋駆動装置10aaは、前記外部ハウジング1aの内部に設置され、前記メイン制御装置900に電気的に接続される。ここで、前記鍋蓋12が前記調理鍋1鍋の口をカバーしたり、調理鍋1鍋の口から離れる具体的な作業原理は下記のとおりである。前記鍋蓋12で前記調理鍋1の鍋の口をカバーする必要がある場合、前記調理鍋1の反転機構は、前記調理鍋1の鍋の口が前記鍋蓋12を向くように、前記メイン制御装置900の関連制御コマンドに従って前記調理鍋1を反転させ、この時、前記鍋蓋駆動装置10aaは、前記鍋蓋12が前記調理鍋1の鍋の口をカバーするように、前記メイン制御装置900の制御コマンドに従って前記鍋蓋12を前記調理鍋1鍋の口の方向に移動するように駆動させ、前記鍋蓋12を前記調理鍋1の鍋の口から離れる必要がある場合、前記鍋蓋駆動装置10aは、前記鍋蓋12が前記調理鍋1の鍋の口から離れるように、前記メイン制御装置900の制御コマンドに従って前記鍋蓋12が前記調理鍋1の鍋の口から離れる方向に移動するように駆動させる。
本発明の実施例において、図4ないし図10を参照すると、前記アンロード装置のスプレー部材21は、最上部スプレー水管211および最上部スプレーヘッドスイッチ9bを介して水源と連通し、前記アンロード装置のスプレー部材21は、前記内部ハウジング1aの最上部の内側壁に設置され、前記アンロード装置のスプレー部材21は、その真下側の前記アンロード装置2と位置合わせされ、前記調理鍋1は、前記アンロード装置2の真下側に位置され、前記排水装置13aは、前記調理鍋1の下側に位置される。前記アンロード装置2は、食物材料を入れるための収納ビン40bを含み、前記収納ビン40bの最上端面には、対応するアンロード装置のスプレー部材21によってスプレーされる水が落ちるスプレー水入口401bが設置され、前記収納ビン40bの底端面に食物材料/水が前記調理鍋1内に落ちるようにするアンロード口402bが設置され、前記アンロード口402bには、対応するビンゲート403bが設置され、前記アンロード装置2は、前記ビンゲート403bの開閉を制御するビンゲート駆動機構41bをさらに含む。前記調理鍋ステーション変更モータ6b、前記調理鍋ステーション検出装置7b、前記ビンゲート駆動機構41bおよび前記最上部スプレーヘッドスイッチ9bはすべて、前記メイン制御装置900が予め設定されたレシピコマンドに従って送信した制御コマンドを受信するために、前記メイン制御装置900に電気的に接続され、前記制御コマンドに従って対応する操作を実行する。
本発明の実施例の作業原理は、以下のとおりである。前記全自動調理機が料理出力プロセスを完了した後、前記調理鍋ステーション検出装置7bは、検出された前記調理鍋1の反転角度データを前記メイン制御装置900に送信し、前記メイン制御装置900は、前記調理鍋1の鍋の口が前記アンロード装置2の前記アンロード口402bに位置合わせするように、この時に受信した反転角度データに従って前記調理鍋ステーション変更モータ6bを制御して前記調理鍋1の反転を駆動させ、図5に示したように、前記メイン制御装置900はさらに、前記ビンゲート駆動機構41bが前記操作コマンドに従って前記ビンゲート403bを開くように、前記ビンゲート駆動機構41bに対応する操作コマンドを送信し、この時、前記メイン制御装置900は、前記アンロード装置のスプレー部材21に高圧水を供給するように、前記最上部スプレーヘッドスイッチ9bをオンにして、前記アンロード装置のスプレー部材21が、下側の前記アンロード装置2をスプレーウォッシュし、ここで、前記アンロード装置のスプレー部材21によって噴出された水は、前記スプレー水入口401bから前記収納ビン40bに落ち、前記収納ビン40b内の材料残留物は、前記アンロード口402bからフラッシングされ、前記アンロード口402bからフラッシングされた水は、前記ビンゲート403bに付着された材料残留物をフラッシングし、フラッシングされた材料残留物と水は、前記収納ビン40の真下側に位置された前記調理鍋1内に落下する。図5を参照すると、前記アンロード装置のスプレー部材21が水スプレーを停止した後、前記メイン制御装置900は、前記調理鍋1の鍋の口が前記排水装置13aを向くように、この時に受信した反転角度データに従って前記調理鍋ステーション変更モータ6bを制御して前記調理鍋1を反転するように駆動させて、前記調理鍋1内部の水と材料残留物が前記排水装置13aに落ちて濾過処理し、排水口200は、最後に前記排水口200を介して排出されることにより、前記アンロード装置2の洗浄を完了する。図11に参照すると、上記の分析から分かるように、前記調理機は、前記アンロード装置2を洗浄する時の水流れの模式図は、アンロード装置のスプレー部材21-アンロード装置2-調理鍋1-排水装置13a-排水口200である。
前記収納ビン40bに食物材料を入れる前に、前記調理機も前記アンロード装置2を洗浄することができることが理解され、洗浄プロセスは上記内容を参照することができ、ここでは繰り返さない。
前記最上部スプレーヘッドスイッチ9bは、水管を介して前記アンロード装置のスプレー部材21と連通することに留意されたい。好ましくは、前記最上部スプレーヘッドスイッチ9bは、前記内部ハウジング1a内部または外部に設置された水ポンプであり、前記水ポンプは、前記アンロード装置のスプレー部材21によって噴出された洗浄液で前記アンロード装置2をフラッシングするように、前記全自動調理機の内部ハウジング1aの外部または内部に設置された洗浄液供給装置(図示せず)から洗浄液を吸収し、前記アンロード装置のスプレー部材21に洗浄液を供給することができる。前記最上部スプレーヘッドスイッチ9bは、前記内部ハウジング1aの内部または外部に設置された電気バルブであってもよいことが理解される。
本発明の実施例において、前記調理鍋ステーション変更モータ6bの具体的な構造は、先行技術(例えば、特許開示番号:CN103126515A、名称「プログラム可能なスマート調理機」の特許、または特許開示番号:CN103110339A、名称「全自動調理機に適用される調理鍋装置」の特許など)を参照することができ、ここではそれらの構造を具体的に、限定せず、展開的な説明をしない。
上記の分析から分かるように、本発明の実施例により提供される前記全自動調理機は、前記アンロード装置2を洗浄する機能を有することにより、前記アンロード装置2を清潔で衛生的に保つことができる。
以下、図4ないし図10に結び付けて、本発明の実施例をさらに説明する。本発明の実施例により提供される前記調理機は、前記メイン制御装置900に電気的に接続される反転機構11aをさらに含み、本発明の実施例により提供される前記収納ビン40bは、収容空間404bを有し、ここで、前記収容空間404bは、食物材料のマルチビン材料ボックス20bを収容するために使用され、前記マルチビン材料ボックス20bの各ビンは、前記アンロード口402bと一対一に対応するボックス口200bを有し、各ビンは、同じまたは異なる食物材料を収容するために使用される。前記マルチビン材料ボックス20bを前記収容空間404bに収容する場合、前記マルチビン材料ボックス20bの各ボックス口200bは、前記収納ビン40bの各スプレー水入口401bに一対一に位置合わせし、前記アンロード口402b、前記ビンゲート403bおよび前記ビンの数は、複数であり、お互いに相互一対一に対応する。ここで、図4を参照すると、前記マルチビン材料ボックス20bが前記収容空間404bに収容された場合、前記調理機は、アンロードプロセスにあり、前記反転機構11aは、前記収納ビン40bの前記マルチビン材料ボックス20bが逆転するように、前記アンロード装置2が上反転を実現するように制御し、図10および図13を参照すると、前記マルチビン材料ボックス20bの内部の食物材料が前記ビンゲート403bに(この時、前記ビンゲート403は閉じた状態である)落とされ、前記アンロード口402を前記調理鍋1に位置合わせするようにし、これにより前記全自動調理機がアンロードプロセスにある場合、逆転された前記マルチビン材料ボックス20bの食物材料を対応する前記アンロード口402bから前記調理鍋1に落ちるように、前記ビンゲート駆動機構41bは、対応するビンゲート403bを制御して開く。前記収納ビン40bから前記マルチビン材料ボックス20bを取り出した後(この時、前記全自動調理機は料理出力プロセスを完了する)、前記メイン制御装置900は、予め設定されたレシピコマンドに従って前記反転機構11aにローテティング制御コマンドを送信して、前記反転機構11aを前記アンロード装置2上反転を実現するように制御する、ことにより、前記アンロード口402bが前記調理鍋1に位置合わせするようにし、前記スプレー水入口401bが前記アンロード装置のスプレー部材21に位置合わせするようにして、前記アンロード装置2を洗浄するプロセスにおいて、図9を参照すると、前記アンロード装置のスプレー部材21によって噴出された水が前記スプレー水入口401bから前記収納ビン40bに落ちるようにし、前記アンロード口402bを介して前記調理鍋1に落ちるようにして、前記収納ビン40bの食物材料残留物を前記調理鍋1に流されることができる。前記最上部スプレーヘッドスイッチ9bが水の供給を停止すると、前記調理鍋1を反転して、前記調理鍋1内に溜まった水と食物材料残留物を全部前記排水装置13aに注ぎ,前記排水装置13aを介して濾過処理した後、前記排水口200を介して汚水を排出する。なお、前記内部ハウジング1aの一側面には、前記マルチビン材料ボックス20bが前記収納ビン40bに出入りするためのフードボックス導入口32a(図26を参照)が設置され、前記収納ビン40bには、前記収容空間404bが前記マルチビン材料ボックス20bに出入りするための材料口407bが設置され、前記マルチビン材料ボックス20bが前記収容空間404bに収容されるプロセスまたは前記マルチビン材料ボックス20bが前記収容空間404bから取り出されるプロセスは以下のとおりである。図12を参照すると、前記メイン制御装置900は、前記アンロード装置2の下反転を制御して、前記材料口407bを前記入口と出口に位置合わせする。この時、前記フードボックス導入口および前記材料口407bを介して前記マルチビン材料ボックス20を前記収容空間404bに入れるか、または前記収容空間404bから取り出すことができる。
前記アンロード装置2のそれぞれの部材の位置関係(例えば、前記収納ビン40bの最上端面と底端面)は、前記アンロード装置の反転によって変化させることに留意されたい。
なお、反転機構11aおよび前記ビンゲート駆動機構41bは、既存のビンゲート駆動技術(例えば、特許開示番号:CN103126515A、名称「プログラム可能なスマート調理機」の特許など)を参照することができ、ここでは展開的な説明をしない。例示的に、前記ビンゲート駆動機構41bは、前記ビンゲート403bに一対一に対応するモータ(図示せず)を含み、前記モータは、前記ビン40bの底部に固定され、前記モータは、前記ビンゲートに一対一に対応に駆動連結され、前記メイン制御装置900に電気的に接続される。
本発明の実施例において、好ましくは、前記収容空間404bは、4ビン材料ボックス20b(すなわち、前記マルチビン材料ボックス20bは、4つのビンを有する)を収容するために使用され、前記アンロード口402bと前記ビンゲート403bの数はそれぞれ4つである。ここで、ユーザは、異なる料理に応じてメイン材料と補助材料を配合して、1つの4ビン材料ボックスの異なるビンに(Aビン、Bビン、Cビン、Dビン)それぞれ入れることにより、前記アンロード装置2は、前記全自動調理機の制御プログラムに従って予め設定された順序および調理の時間順序によって異なるビンにメイン材料と補助材料を入れ、各中華料理に最大24種類の材料供給順序の組み合わせがあり得る。中華料理のメイン材料と補助材料の配合は、中華料理料理プロセスの一部であり、一般に1~3のメイン材料といくつかの補助材料を組み合わせて1つの中華料理のメインレシピを形成する。例えば、「キャベツ炒め」料理のメイン材料は、キャベツであり、補助材料は、乾燥唐辛子、ニンニクなどであることができる。「ピーマン豆腐干肉糸」料理のメイン材料は、ピーマンの千切り、肉の千切り、豆腐干の千切りであり、補助材料は、ニンニク、赤唐辛子などであることができる。中華料理のメイン材料と補助材料は、1つのパッケージの異なるビンに分離包装され、その分離包装方法は、主に各メイン材料と補助材料が同時に調理できるかどうかによって決定され、同時に調理できるメイン材料と補助材料を1つのビンに分離包装する。標準的な4バレルビン規格の包装器具を使用して、任意の中華料理のメイン材料と補助材料を分離包装することは、最大で4つの時間帯に分けて4組のメイン材料と補助材料を入れることができ、各中華料理に最大で24種類の材料供給組み合わせ(abcd、abdc、acbd、acdb、adbc、adcb、bacd、badc、bdac、bdca、bcad、bcda、cabd、cadb、cbad、cbda、cdab、cdba、dabc、dacb、dbac、dbca、dcab、dcba)があることができることを意味する。この機能は、すでに多くの家庭料理の中華料理料理プロセス要件を満たすことができる。前記マルチビン材料ボックス20bのビン数を増やすと、より複雑な料理プロセス要件に適応して、例えば、6ビンまたは8ビンにより高級商用全自動調理機の材料供給要件に適応し、すなわち前記マルチビン材料ボックス20bは、4ビン、6ビンまたは8ビンを設置することができる。いずれの中華料理のメイン材料と補助材料は、標準包装を使用し、異なる料理の料理プロセス要件に応じてメイン材料と補助材料を配合する必要があり、1パッケージの異なるビンに分離包装されるが、これは、中華料理自動調理機の産業化を実現する重要なポイントの1つであることに留意されたい。これにより、上流の農産物の専門生産、現場での一次加工(洗浄、カッティング)、消費場所でのパッケージング、流通、自動調理機の消費の完全なチェーンが形成され、これは新しい生活様式であり、伝統的な一次農産物の消費や大量の家庭廃棄物の生成方法とは異なる。標準パッケージを利用した別の実用例は、農産物が真に集約的で、大規模で、標準化され、工場化生産され、食品の安全性を保証するためのより遡及的なメカニズムである。
上記技術的解決策をさらに改善するために、図7ないし図10を参照すると、前記収納ビン40bは、中空のブロック状のアンロードハウジング405bと、逆転された後の前記マルチビン材料ボックス20bを支持するためのフレーム406bとを含み、ここで、前記フレーム406bは、1つの横フレーム4060bと、1つの縦フレーム4061bと、4つのサイドフレーム4062bとを有し、前記サイドフレーム4062bの最初の端と最後の端が順次に互いに連結されて矩形フレームを形成し、前記横フレーム4060bは、2つの対向するサイドフレーム4062bの間に設置され、前記横フレーム4060bの両端部は、前記2つのサイドフレーム4062bに一対一に対応的に連結され、前記縦フレーム4061bは、前記矩形フレームの別の2つの対向するサイドフレーム4062bの間に設置され、前記横フレーム4060bの両端部は、前記2つのサイドフレーム406b2に一対一に対応的に連結される。また、前記横フレーム4060bの中部は、前記縦フレーム4061bの中部と交差連結され、すなわち前記フレーム406bは、「田」字形フレームである。これにより、前記横フレーム4060bと前記縦フレーム4061bは、前記矩形フレームによって囲まれた矩形の中空領域を4つの矩形前記アンロード口402bに分割する。また、前記アンロードハウジング405bの一側面には、前記材料口407bが設置され、前記アンロードハウジング405bの底端面は、開口され、前記アンロードハウジング405bの最上端面には、前記アンロード口402bに一対一に対応する4つの前記スプレー水入口401bが設置されて、前記アンロード装置のスプレー部材21が前記アンロード装置2をフラッシングするプロセスにおいて、各前記スプレー水入口401bを介して前記アンロード口402bに設置されたオープン状態の前記ビンゲート403bをフラッシングすることができ、前記アンロードハウジング405bの側端面のその底端面に近いエッジは、前記サイドフレーム4062bに一対一に対応的に連結され、すなわち、前記アンロードハウジング405bと前記フレーム406bは、お互いに連結されて前記収容空間404bを形成し、前記アンロードハウジング405bのその1つの側端面には、前記材料口407bが設置される。本発明の実施例において、前記マルチビン材料ボックス20bが前記収容空間404bに収容された後(すなわち、この時、前記全自動調理機はアンロードプロセスにある)、図10および図13を参照すると、前記収納ビン40bの前記マルチビン材料ボックス20bを逆転させるために、前記反転機構11aは、前記アンロード装置2を制御して反転を実現し、この時、前記マルチビン材料ボックス20bは、前記フレーム406bに逆転され、前記マルチビン材料ボックス20bの内部の食物材料は、前記ビンゲート403bに落ち、その後、前記ビンゲート403bをオープンして、前記マルチビン材料ボックス20bの食物材料を前記調理鍋1に落下することができる。なお、前記マルチビン材料ボックス20bを前記収納ビン40bから取り出した後(すわなち、この時、前記全自動調理機は、洗浄ステーションを稼働している)、前記反転機構11aは、前記アンロード口402bが前記調理鍋1の鍋の口に位置合わせし、前記スプレー水入口401bが前記アンロード装置のスプレー部材21に位置合わせするように、前記アンロード装置2の反転を制御する。図14および図15を参照すると、前記マルチビン材料ボックス20bが前記フレーム406bに逆転されると、前記フレーム406bと前記ビンゲート403bには食物材料残留物が付着するので、前記アンロード装置2をフラッシングする必要があり、フラッシングプロセスは上記実施例を参照することができ、ここでは繰り返さない。
前記収納ビン40bは、最上端面に複数の前記スプレー水入口401bが設置され、底端面に複数の前記アンロード口402bが設置された中空の円筒形状構造、最上端面に複数の前記スプレー水入口401bが設置され、底端面に複数の前記アンロード口402bが設置された丸テーブル形状構造などの他の構造であってもよく、ここでは具体的に限定しない。
図7ないし図10を参照すると、上記実施例において、好ましくは、前記アンロード装置2は、中空構造の食材ガイド外部ハウジングをさらに含み、前記食材ガイド外部ハウジングの最上部は、開口形状であり、前記フレーム406bの底部に固定的に連結され、前記食材ガイド外部ハウジングの底部には、材料ガイド口420bが設置され、前記食材ガイド外部ハウジングの底部は、前記食材ガイド外部ハウジングの最上部より狭く、これにより食物材料と水を下側の前記調理鍋1内にガイドすることができる。例示的に、前記食材ガイド外部ハウジングは、4つの材料ガイドプレート42bを含み、4つの前記材料ガイドプレート42bの第1の端は、4つの前記サイドフレーム4062bに一対一に対応的に連結され、前記材料ガイドプレート42bの第1の端およびそれと対向する第2の端は、前記矩形フレームの中軸線(前記中軸線は、前記矩形フレームによって囲まれた平面に垂直する)に向かって曲げられ、隣接する2つの前記材料ガイドプレート42bの側辺はお互いに連結されることにより、前記材料ガイドプレート42bは、お互いに連結されて逆ラダー状の構造のキャビティを形成し、ここで、前記材料ガイドプレート42bの第2の端は、お互いに囲んで前記アンロード口402bから落下した食物材料/水が前記調理鍋1内に落ちるようにする材料ガイド口420b、すなわち前記キャビティの両端スプレー水入口401bを形成する。前記ビンゲート403bが開かれると、前記ビンゲート403bに落下した食物材料または前記収容ビンに落下した水は、前記アンロード口402bから前記材料ガイドプレート42bによって形成されたキャビティに落下し、前記材料ガイドプレート42bの第2の端が前記矩形フレームの中軸線に向かって曲げられたため、すなわち前記キャビティは逆ラダー状の構造であるため、前記キャビティに落下した食物材料または水が前記材料ガイドプレート42bに沿って前記材料ガイド口420bに落下することにより、食物材料または水が前記材料ガイド口420bの真下側に位置された前記調理鍋1にさらに集中されて落下するようにする。前記全自動調理機がアンロードプロセスにある場合、すなわち前記マルチビン材料ボックス20bが前記フレーム406に逆転され、前記ビンゲート403bが開かれた場合、食物材料が前記アンロード口402bから前記材料ガイドプレート42bによって形成されたキャビティに落下し、落下した食物材料は、前記材料ガイドプレート42bを介して前記材料ガイド口420bにガイドされ、前記材料ガイド口420bを介して前記調理鍋1に落下する。図16を参照すると、食物材料と材料ガイドプレート42bは接触しているため、食物材料残留物が前記ガイドプレートに付着されるので、前記材料ガイドプレート42bをフラッシングする必要があり、ここで、前記材料ガイドプレート42bをフラッシングするプロセスは、前記収納ビン40bから落下した水が、前記材料ガイドプレート42bに沿って前記材料ガイド口420bにガイドされ、前記材料ガイド口420bを介して下側の前記調理鍋1にガイドされることにより、前記材料ガイドプレート42bのフラッシングを完了する。
好ましくは、前記アンロード装置のスプレー部材21を利用して前記アンロード装置2をフラッシングする場合、まず前記ビンゲート駆動機構41bを介して前記ビンゲート403bを閉め、前記アンロード装置のスプレー部材21を利用して前記アンロード装置2のビンゲート403bとフレーム406bを直接にフラッシングし、フラッシングした後の水は、前記食材ガイド外部ハウジングの材料ガイドプレート42bから流され、その後前記ビンゲート駆動機構41bを介して前記ビンゲート403bを開き、前記アンロード装置のスプレー部材21を利用して前記アンロード装置2のビンゲート403b、フレーム406bおよび材料ガイドプレート42bを直接にフラッシングする。
本発明の実施例において、図4および図6を参照すると、前記調理機は、前記メイン制御装置900に電気的に接続されたアンロード装置のステーション検出装置12bをさらに含み、前記アンロード装置のステーション検出装置12bは、前記アンロード装置2の回転角度を検出するために使用され、検出された回転角度データを前記メイン制御装置900に送信する。これにより、前記マルチビン材料ボックス20bを前記収容空間404bに収容し、または前記マルチビン材料ボックス20bを前記収容空間404bから取り出す場合、前記アンロード装置のステーション検出装置12bは、この時に検出された前記アンロード装置2の回転角度データを前記メイン制御装置900に送信し、前記メイン制御装置900は、受信された回転角度データに応じて、前記アンロード装置2を反転するように、前記反転機構11aを駆動して、前記アンロード口402bが前記調理鍋1に位置合わせし、前記スプレー水入口401bが前記アンロード装置のスプレー部材21に位置合わせし、および前記材料口407bが前記フードボックス導入口に位置合わせするようにし、この時、前記フードボックス導入口および前記材料口407bを介して前記マルチビン材料ボックス20bを前記収容空間404bに出し入れることができる。前記アンロード装置2がアンロードプロセスを行う場合、前記アンロード装置のステーション検出装置12bは、この時に検出された前記アンロード装置2の回転角度データを前記メイン制御装置900に送信し、前記メイン制御装置900は、受信した回転角度データに応じて前記反転機構11aを制御して前記アンロード装置2を反転するように駆動して、前記収納ビン40bにおける前記マルチビン材料ボックス20bを逆転させて、前記マルチビン材料ボックス20bの内部の食物材料が前記ビンゲート403bに落とされ、前記アンロード口402bが前記調理鍋1に位置合わせするようにする。
前記アンロード装置2(すなわち、前記収納ビン40b)が固定式である場合、本実施例は、前記反転機構11aが不要であり、例えば、前記収納ビン40bがビン構造である場合、すなわち前記収納ビン40が、食物材料を収容するための複数のビンを具備しここで、各ビンの最上部には対応的に、外部食物材料を前記ビンに入れるための1つのスプレー水入口401bが設置され、各ビンの底部には対応的に前記調理鍋1に位置合わせする1つのアンロード口402bが設置され、各アンロード口402bには対応するビンゲート駆動機構41bによって開閉される1つのビンゲート403bが対応的に設置され、前記収容ビンのスプレー水入口401bは、前記アンロード装置のスプレー部材21に位置合わせし、前記内部ハウジング1aの最上部には、各前記スプレー水入口401bに位置合わせする入口と出口が設置される。これにより、ユーザは、内部ハウジング1aに設置された前記スプレー水入口401bに位置合わせする入口と出口、および前記スプレー水入口401bを介して各前記ビンに水を噴射することができ、アンロード装置のスプレー部材21の洗浄プロセスにおいて、前記アンロード装置2を反転することなく、前記ビンゲート403bを直接に開くことができる。
本発明の実施例において、図4および図6を参照すると、前記調理機は、前記メイン制御装置900に電気的に接続される材料ボックス検出器13bをさらに含み、前記材料ボックス検出器13bは、前記マルチビン材料ボックス20bが前記収納ビン40bから取り出されたかどうかを検出し、検出データを前記メイン制御装置900に送信するために使用される。ここで、前記全自動調理機が洗浄プロセスにある場合、前記マルチビン材料ボックス20bの位置検出器が前記収容空間404bから前記マルチビン材料ボックス20bを取り出したことを検出した場合、前記メイン制御装置900は、前記ビンゲート駆動機構41bにビンゲート403b開扉コマンドを送信して、前記ビンゲート403bが、前記コマンドに応じてビンゲート403bを開くように制御し、前記調理鍋1の鍋の口が前記アンロード口402b(または前記材料ガイド口420b)に位置合わせするように、前記調理鍋ステーション変更モータ6bが前記調理鍋1を反転するように駆動させ、その後、前記アンロード装置のスプレー部材21に水を供給するように前記最上部スプレーヘッドスイッチ9bを制御して、前記アンロード装置のスプレー部材21が水を噴射し前記アンロード装置2を洗浄する。前記マルチビン材料ボックス20bが前記収納ビン40bから取り出されたかどうかは、ユーザーの手動確認により確認でき、ユーザが確認した後、人間機械操作インターフェース8aは、対応する洗浄制御コマンドを入力して、前記アンロード装置2の洗浄操作を実行し、ここで、前記人間機械操作インターフェース8aは、前記メイン制御装置900に電気的に接続されることも理解できる。
本発明の実施例において、好ましくは、図17を参照すると、前記アンロード装置のスプレー部材21は、1つの固定式独立したスプレーヘッドまたは複数の独立したスプレーヘッドであることができ、複数の独立したスプレーヘッドを使用する場合、複数の前記独立したスプレーヘッドは、前記内部ハウジング1a内の最上部にマトリックス状に配置され、各前記独立したスプレーヘッドは、1つまたは1つ以上の前記スプレー水入口401bに対応することができ、これにより、前記アンロード装置のスプレー部材21が前記アンロード装置2をより良くフラッシングする効果を有することができる。または、図18を参照すると、前記アンロード装置のスプレー部材21は、パイプ式スプレーヘッドであることができ、前記パイプ式スプレーヘッドは、1つまたは複数であることができる。1つを使用する場合、前記パイプ式スプレーヘッドの各行または各列のスプレーヘッドは、各行または各列の前記スプレー水入口401bに位置合わせする。複数を使用する場合、前記パイプ式スプレーヘッドは、行または列に前記内部ハウジング1a内の最上部に設置され、各行または各列の前記パイプ式スプレーヘッドは、各行または各列の前記スプレー水入口401bに位置合わせすることにより、前記アンロード装置のスプレー部材21が前記アンロード装置2をより良くフラッシングする効果を有することができる。図19を参照すると、前記パイプ式スプレー部材は、往復運動の機能を有することができ、前記パイプ式スプレーヘッドは、往復プロセスにおいて、スプレーヘッドが前記スプレー水入口401bに対してスプレーし、この時前記パイプ式スプレー部材は1つだけであることに留意されたい。または、図20を参照すると、前記アンロード装置のスプレー部材21は、回転式スプレーヘッドであることができ、ここで、前記回転式スプレーヘッドの水流はより集中され、スプレー水圧が一般に独立したアンロード装置のスプレー部材21の回スプレー水圧より高いので、前記回転式スプレーヘッドは、より良いフラッシング効果を有する。前記回転式スプレーヘッドが1つである場合、前記回転式アンロード装置のスプレー部材21は、前記内部ハウジング1a内の最上部に設置され、複数の前記スプレー水入口401bの幾何学的中心に吊り下げられる。本実施例において、好ましくは、図21を参照すると、前記アンロード装置のスプレー部材21の噴射角度は、30度、45度または60度であり、前記アンロード装置のスプレー部材21の噴射角度は、他の値であることができるが、前記アンロード装置のスプレー部材21の噴射角度は、前記アンロード装置のスプレー部材21とアンロード装置2との垂直距離によって決定されることに留意されたい。図22を参照すると、前記アンロード装置のスプレー部材21と前記アンロード装置2の設置位置は、前記アンロード装置2の回転半径を考慮すべきであり、すなわち前記アンロード装置2は、反転時に前記アンロード装置のスプレー部材21に触れてはいけないことに理解できる。
本発明の実施例において、好ましくは、図23を参照すると、前記内部ハウジング1aの最上部には、最上部カバー口14bが設置され、前記最上部カバー口14bには、開閉できる最上部カバードアプレート15bが設置され、前記最上部カバードアプレート15bは、前記内部ハウジング1aの内部の内側壁に位置され、前記アンロード装置のスプレー部材21が設置され、前記アンロード装置のスプレー部材21は、前記内部ハウジング1aの外部に設置されたホースを介して前記最上部スプレーヘッドスイッチ9bに連通され、ここで、前記ホース、すなわち前記アンロード装置のスプレー部材21は前記最上部スプレーヘッドスイッチ9bに連通されることができ、同時に前記最上部カバードアプレート15bの開閉を用意にすることもできる。これにより、ユーザが前記アンロード装置2を手動的に洗浄する必要がある場合、ユーザは、前記最上部カバードアプレート15bを開いて前記アンロード装置2を洗浄することができる。前記全自動調理機が前記アンロード装置2を自動的に洗浄する必要がある場合、前記最上部カバードアプレート15bを閉じ、前記最上部カバードアプレート15bの内側壁に設置された前記アンロード装置のスプレー部材21によって前記アンロード装置2をフラッシングすることができる。
上記発明の実施例において、好ましくは、図25、図27、図28および図29を参照すると、前記鍋蓋駆動装置10aは、前記油煙処理領域500に設置された鍋蓋回転機構100aおよび鍋蓋プッシュ機構101aを含み、ここで、前記内部ハウジング2aには、1つの開口11aが設置される。前記鍋蓋回転機構100aは、鍋蓋軸芯1000aおよび軸受1001aを含み、前記鍋蓋プッシュ機構101aは、スライド部材1010aと、前記メイン制御装置900に電気的に接続される駆動モータ1011aと、前記外部ハウジング1の内側に固定されたベース1012aとを含み、前記軸受1001aの内輪は、前記鍋蓋軸芯1000aの外輪に固定連結され、前記軸受1001aの外輪は、前記鍋蓋12の中部に固定連結され、前記鍋蓋12が回動すると、前記軸受1001aの外輪は、同じ方向に回転し、前記軸受1001aの内輪は動かず、前記鍋蓋軸芯1000aも動かない。前記スライド部材1010aは、固定部10102aと、前記固定部10102aに連結されるラック10101aとを含み、前記固定部10102aは、前記鍋蓋軸芯1000aに連結されて固定され、前記ベース1012aには、前記ラック10101aをスライドさせるスライド溝100120aが設置され、前記ラック10101aは、前記スライド溝10120aに設置され、前記駆動モータ1011aの回転軸には、駆動ギア10110aが設置され、前記駆動ギア10110aは、前記ラック10101aと噛み合い、したがって前記駆動モータ1011aは、前記駆動ギア10110aを介して前記スライド溝10120aの前記ラック10101aを駆動させて、前記開口11aを介して前記ラック10101aが前記料理キャビティ100aと前記油煙処理領域500との間に往復するようにし、前記ラック10101aは、移動中に前記鍋蓋軸芯1000aおよび前記軸受1001aを介して前記鍋蓋12を移動させる。
具体的に、前記鍋蓋12により前記調理鍋1の鍋の口をカバーするか、前記調理鍋1の鍋の口から前記鍋蓋12を離される作業プロセスは、いかのとおりである。前記鍋蓋12により前記調理鍋1の鍋の口をカバーする場合、前記駆動モータ1011aは、前記メイン制御装置900の制御コマンドに応じて、前記駆動ギア10110aを駆動し、前記ラック10101aも前記駆動ギア10110aの駆動により前記スライド溝10120aで動作し、前記ラック10101aは、前記固定部10102aを介して前記鍋蓋軸芯1000aおよび前記軸受1001aを動作させ、前記軸受1001aに連結固定された前記鍋蓋12を前記調理鍋1の鍋の口に動作させることにより、前記調理鍋1が前記調理鍋1の鍋の口をカバーする。この時、調理のプロセスにおいて、前記調理鍋ローテティング装置14は、前記メイン制御装置900の制御コマンドに応じて、前記調理鍋1を回転させ、前記鍋蓋12の中心が前記軸受1001aを介して前記鍋蓋軸芯1000aに連結されたため、前記調理鍋1の鍋の口をカバーする前記鍋蓋12も前記鍋蓋12の中心の周りを回転し、これにより前記調理鍋1の正常回転を保証することができる。前記鍋蓋12が前記調理鍋1鍋の口から離れる場合、前記駆動モータ1011aは、前記ラック10101aを前記スライド溝10120aで逆方向に動作させるように、前記メイン制御装置900に従って前記駆動ギア10110aを逆方向に駆動し、同時に、前記ラック10101aは、前記固定部10102aを介して前記鍋蓋軸芯1000aおよび前記軸受1001aを逆方向に動作させ、前記軸受1001aに連結固定された前記鍋蓋12が前記調理鍋1の鍋の口から離れる方向に動作することにより、前記調理鍋1が前記調理鍋1の鍋の口から離れる。
好ましくは、図27および図28を参照すると、前記鍋蓋12の中心には、煙排出口120が設置され、前記鍋蓋軸芯1000aは、一端がオープンされた中空構造であり、前記鍋蓋軸芯1000aの他端には、油煙管121の空気流入端と連通する1つの油煙口10001aが設置され、前記鍋蓋軸芯1000aは、前記煙排出口120に設置され、前記鍋蓋12に接触せず、前記軸受1001aの内輪は、前記鍋蓋軸芯1000aの外輪に連結され、前記軸受1001aの外輪は、前記鍋蓋12に連結固定される。
さらに好ましくは、図27および図28を参照すると、前記鍋蓋軸芯1000aの他端には、調味料注入管60aと連通する複数の調味料注入口10002aがさらに設置されることにより、上記調味料自動供給装置が前記メイン制御装置900の制御コマンドに応じて対応する前記調味料注入管60aにある調味料を提供する場合、前記調味料注入管60aは、対応する調味料注入口10002aを介して前記鍋蓋12によってカバーされた前記調理鍋1に調味料を注入することができる。
ここで、好ましくは、前記油煙口10001aは、前記鍋蓋軸芯1000aの他端の中心に設置され、前記調味料注入口10002aは、前記油煙口10001aを囲んでいる。
より好ましくは、図27および図28を参照すると、前記鍋蓋駆動装置10aは、前記環状ファスナ102aをさらに含み、前記環状ファスナ102aの中心は、前記煙排出口120に位置合わせし、前記環状ファスナ102aの内輪は、前記軸受1001の外輪に連結固定され、前記環状ファスナ102aの底部は、前記鍋蓋12に連結され、すなわち、前記軸受11001aは、前記環状ファスナ102aを介して前記鍋蓋12に固定され、同時に前記環状ファスナ102aが前記軸受1001aおよび前記鍋蓋軸芯1000aを囲んでいるので、前記軸受1001aおよび前記鍋蓋軸芯1000aを保護することができる。
上記発明の実施例において、さらに、図27を参照すると、前記鍋蓋駆動装置10aは、ベース装着部材103aをさらに含み、前記ベース1012aは、前記ベース装着部材103aを介して前記外部ハウジング1aの内側に装着される。
上記解決策のさらなる改善として、図30を参照すると、前記第1の油煙処理装置7aは、油煙管121と、凝縮管71aと、凝縮液収集器72aと、前記メイン制御装置900に電気的に接続される配管送風機73aとを含み、前記油煙管121の空気流入端は、前記鍋蓋12に設置された煙排出口120aに設けられ、前記油煙管121の空気出口端は、前記凝縮管71aの空気流入端に連結され、前記凝縮管71aの空気出口端は、前記配管送風機73aの吸気端に連結され、前記配管送風機73aの排気端は、前記外部ハウジング1に設置された第1の排気口78aに設けられる。前記凝縮管71aの管部は上下に分布し、前記凝縮液収集器72aは、前記凝縮管71a最下点に連通し、前記凝縮液収集器72aは、前記凝縮管71aの下側に設置される。ここで、前記配管送風機73aは、前記メイン制御装置900の制御コマンドに応じて作業を行ることにより、前記第1の排気口78aに陰圧が形成され、前記調理鍋1内の油煙が順序に前記油煙管121、前記凝縮管71a、前記第1の排気口78aを介して排出されるようにし、直接に前記調理鍋1から出された油煙の温度が比較的に高いので、前記凝縮管71aを介して高温の油煙を冷却して排出することができ、高温の油煙が配管送風機73aを損傷することを防止し、排出された高温の油煙が人を傷つけることを防止する。ここで、前記凝縮管71a中の凝縮液は、前記凝縮液収集器72aによって収集され、排出される。前記油煙管121は、耐熱性の高い材料(例えば、金属または合金)で作られていることに留意されたい。前記凝縮管71aは金属材料で作ることができ、金属の特性を利用して急速に冷却することができ、凝縮の効率が高く、効果が良い。
具体的に、前記凝縮液収集器72aは、前記凝縮管71aの中部破断部または開口部に連続される。好ましくは、前記凝縮液収集器72は、液体貯蔵容器(図示せず)および排液制御バルブ(図示せず)を含むことができる。
さらに、前記第1の油煙処理装置7aは、前記凝縮管71aを冷却するための冷却装置をさらに含む。ここで、好ましくは、図8を参照すると、前記冷却装置は、冷却ファン2000aを含み、前記冷却ファン2000aは、前記外部ハウジングに設置されたファン口に設置され、前記ファン口は、前記凝縮管71aに位置合わせし、また前記油煙処理領域500と連通する。前記冷却装置はさらに、前記油煙処理領域500に設置された冷却タンク(図示せず)であることができ、前記凝縮管71aは、前記冷却タンク内に設置されることに留意されたい。
好ましくは、図30を参照すると、前記凝縮管71aは、垂直方向に沿って設置された第1の凝縮管710aおよび第2の凝縮管720aを含み、前記第1の凝縮管710aの空気流入端は、前記油煙管121の空気出口端に連結され、前記第1の凝縮管710aの空気出口端は、前記第2の凝縮管720aの空気流入端に連結され、前記第2の凝縮管720aの空気出口端は、前記配管のファン73aの空気入口に連結され、前記凝縮液収集器72aは、前記第1の凝縮管710aと第2の凝縮管720aの連結部に設置される。
好ましくは、前記第1の凝縮管710aと第2の凝縮管720aは、「S」字型凝縮管である。好ましくは、前記第1の凝縮管710aと第2の凝縮管720aは、互いに対称的に分布している。前記第1の凝縮管710aと第2の凝縮管720aは、凝縮液収集器72aで合流し、前記凝縮液収集器72aには排液管が連結される。前記排液管は、凝縮液収集器72aによって収集された凝縮液体を外部ハウジング1に排出して処理するために、鉛直下向きに延びている。使用中に、配管ファン73aを介して第1の凝縮管710aおよび第2の凝縮管720a内に陰圧を生成し、油煙は、油煙管121を経て第1の凝縮管710aに進入し、一部の油煙ガスは、液状に凝縮されて凝縮液収集器72aに流され、他の一部の油煙ガスは、陰圧の作用下で、第2の凝縮管720aに入り続け凝縮され、二重凝縮管71aの設計により、凝縮効率を大幅に改善することができる。
上記発明の実施例において、またさらに、図30を参照すると、前記外部ハウジング1の内部に設置された第2の油煙処理装置12aをさらに含み、前記第2の油煙処理装置12aは、油煙フィルタ120aおよび前記メイン制御装置900に電気的に接続される排気ファン121aを含み、前記排気ファン121aの吸気口は、前記料理キャビティ100と連通し(前記内部ハウジング2aには対応的に前記吸気口に連通するキャビティ油煙出口1400aが設置され)、前記排気ファン121aの排気口は、前記油煙フィルタ120aの空気入口と連通し、前記油煙フィルタ120aの排気口は、前記外部ハウジング1aに設置された第2の排気口79aに設置される。ここで、前記排気ファン121aは、前記料理キャビティ100内の油煙を前記油煙フィルタ120aに送り込むことができ、油煙は、前記油煙フィルタ120aによって処理された後に排出されることができる。したがって、本実施例は、前記調理鍋1から漏れた前記料理領域の油煙を処理することができ、油煙が前記スマート調理機の内部を汚染しないことをさらに保証する。
上記油煙処理システムのさらなる改善として、図37~図38を参照すると、前記第1の油煙処理装置7aの第1の排気口78aを前記内部ハウジング2a内の密閉された料理キャビティ100と連通する(前記内部ハウジング2aには、前記第1の排気口78aと対応的に密閉連通する排気還流口1300aが設置される)ように改善して、前記第1の油煙処理装置7aによって処理された後の油煙ガスが外部に直接に排出されず、前記第1の排気口78aを介して前記料理キャビティ100内に排出された後、前記第2の油煙処理装置12aによって料理キャビティ100内の油煙排気ガス(調理鍋から溢れ出した油煙ガスおよび第1の油煙処理装置7aで処理された後に料理キャビティ100に排出された油煙ガスを含む)を一括二次浄化処理した後、前記第2の油煙処理装置12aの第2の排気口79aのみを介して外部に排出される。
本実施例の油煙処理システムとして、内部ハウジング2aの内部キャビティに密閉された料理キャビティ100を設置し、調理鍋装置(調理鍋および鍋蓋を含む)を前記密閉された料理キャビティ100内に設置することにより、調理鍋の内部キャビティに第1の層の密閉料理空間が形成されるように、調理時に鍋蓋を介して調理鍋を閉合して、調理鍋1の密閉調理時に生成された油煙は、鍋蓋12の煙排出口120を介して第1の油煙処理装置7aに排出されて、処理され、また、密閉された料理キャビティ100の第2の層の密閉料理空間の作用下で、すなわち調理中に調理鍋1から溢れ出した油煙ガスも料理キャビティ内に制限されて、油煙浄化処理後に排出されるようにし、調理中に生成された油煙が直接に外部に排出されて周辺環境を汚染することを防止する。また、料理領域の容積がキッチンスペースに比べて小さいため、油煙浄化処理の効率を大幅に向上させることができる。さらなる改善策として、前記一次浄化装置7aの配管送風機の空気出口は、料理キャビティ100と連通し、すなわち、油煙処理領域から排出された排気ガスは料理キャビティ100内に排出され、二次浄化装置は、料理機器から漏れた油煙ガスと一次浄化装置7aから排出された油煙ガスを二次浄化処理することができ、浄化効率が高く、浄化効果が良い。
図3を参照すると、前記調理機は、前記排水装置13aと、前記調理鍋1を洗浄するための自動洗浄装置14aとをさらに含み、ここで、前記外部ハウジング1aの底部と前記内部ハウジング2aの底部との間には、排水領域15aがさらに形成され、前記自動洗浄装置14aは、前記料理キャビティ100内に設置され、前記排水装置13aは、前記排水領域15aに設置され、前記調理鍋1の下側に位置され、前記排水装置13aの最上部は、前記料理キャビティ100と連通する洗浄液収集口1301aを有し、前記排水装置13aの底部は、前記外部ハウジング1aに設置された排水口200と連通し、ここで、前記自動洗浄装置14aは、予め設定されたレシピコマンドに応じて前記メイン制御装置900によって送信される制御コマンドを受信して、前記制御コマンドに応じて対応する操作を実行するために、前記メイン制御装置900に電気的に接続される。
ここで、前記調理鍋1を洗浄する作業プロセスは、以下のとおりである。前記スマート調理機が料理出力プロセスを完了した後、前記反転機構は、前記メイン制御装置900の制御コマンドに応じて前記調理鍋1の反転を制御して、前記調理鍋1の鍋の口が前記自動洗浄装置14aを向くようにし、前記自動洗浄装置14aは、前記メイン制御装置900の制御コマンドに応じて前記調理鍋1に水を噴射して前記調理鍋1を洗浄し、前記調理鍋1内の洗浄液は、前記洗浄液収集口1301aに注がれ、前記排水装置13aに入り、その後前記排水装置13aの内部の洗浄液は、前記排水口200を通過して排出される。
好ましくは、図31および図32を参照すると、前記内部ハウジング2aの一側部の前記調理鍋1に近い位置には、前記料理キャビティ100と連通する装着口17aが設置され、前記自動洗浄装置14aは、前記装着口17aに設置され、ここで、前記自動洗浄装置14aは、第1の駆動ユニット140aと、固定フレーム141aと、調理鍋スプレー部材11とを含み、前記第1の駆動ユニット140aは、前記メイン制御装置900に電気的に接続され、前記第1の駆動ユニット140aは、前記固定フレーム141aに装着られ、前記固定フレーム141aは、前記装着口17aに設置され、前記調理鍋スプレー部材11は、洗浄管1420aと回転可能な管コネクタ1421aを含み、前記洗浄管1420aは、前記管コネクタ1421aを介して前記第1の駆動ユニット140aに駆動連結されて、前記管コネクタ1421aを駆動して回転させ、前記洗浄管1420aを前記調理鍋1内に回転させ、または前記調理鍋1外に回転させ、前記洗浄管1420aの一端は、前記管コネクタ1421aに連通し、他の端は閉じられ、前記洗浄管1420aには、複数の前記調理鍋1の内壁を洗い流すための複数の水出孔14200aが設置される。
上記の技術的解決策に基づいて、前記自動洗浄装置14aによる前記調理鍋1の洗浄作業プロセスは具体的に、以下のとおりである。前記調理鍋1を洗浄する必要がある場合、前記反転機構は、前記調理鍋1の鍋の口が前記自動洗浄装置14を向くように、前記メイン制御装置900の制御コマンドに応じて前記調理鍋1を反転し、この時、前記メイン制御装置900は、第1の駆動ユニット140を制御して、調理鍋スプレー部材11の前記洗浄管1420aを前記調理鍋1の内部(図11を参照、好ましい解決策は、前記洗浄室を前記調理鍋1の内側壁に近づくように回転させ、前記水出孔14200aは、前記調理鍋1の内側壁に位置合わせさせる)に回転させ、この時、外部の水などの洗浄液は、水入口を介して洗浄管1420a内に入り、また洗浄管1420aの水出孔14200aを介して調理鍋の内壁に噴射されて洗浄を完了する。調理鍋1の洗浄プロセスが完了した後、前記メイン制御装置900は、前記調理鍋1から遠ざけるように、第1の駆動ユニット140aを駆動して前記洗浄管1420aを回転させ、すなわち前記洗浄室を片付けることにより、全体の洗浄プロセスを完了する。したがって、調理機用自動洗浄装置14aは、自動調理機と連携して、調理鍋1の自動洗浄機能を実現するだけでなく、同時に構造が簡単で、非常に容易で、自動化程度が高く、調理機の連続運転に重要な補助デバイスである。
さらに、図32を参照すると、好ましい実施例において、前記自動洗浄装置14aは、配管143aと、前記メイン制御装置900に電気的に接続される水入口スイッチ144a(例えば、水ポンプまたは水バルブ)とをさらに含み、前記管コネクタ1421aの水入口は、配管143aを介して外部給水端に連結され、前記水入口スイッチ144aは、前記配管143aに装着される。
さらに、本実施例において、図31および図32を参照すると、前記管コネクタ1421aは、ジョイント14210aと、前記ジョイント14210aに回転可能に連結されるリンクジョイント14211aとを含み、前記水出口と水入口は、前記ジョイント14210aに設置され、前記第1の駆動ユニット140aは、前記リンクジョイント14211aに連結され、第1の駆動ユニット140aと管コネクタ1421aとの間の開閉状態をさらに最適化し、メイン制御装置900が洗浄管1420aを送り込む、または引き込む制御コマンドを送信して、前記洗浄管1420aが対応する送り込み状態に達したと判断されると、配管143aに設置された第2の駆動ユニット144aを介して、メイン制御装置900を制御して第2の駆動ユニット144aを開き、前記洗浄管1420aの作業を起動し、水を噴射して、洗浄作業を行う。したがって、第1の駆動ユニット140aは、コネクタとジョイント14210aを連結することにより、管コネクタ1421aの開閉をより柔軟に制御することができ、前記管コネクタ1421aの水入口には、前記配管143aと連通し、回転により前記配管143aの開閉を実現する回転可能な密閉インターフェースが設置され、主に配管143aの水が水入口から漏れるなどの状況が生成しないことを保証し、前記密閉インターフェースは、好ましくは回転可能な密閉インターフェースであって、配管143aと前記水入口の連結がより容易になる。
さらに、本実施例において、図31に示したように、前記水出孔14200aは、複数であり、前記洗浄管1420aの一端は、その他端に延びる方向に均一に配列され、少なくとも1列である。その主な理由は、洗浄時に、水出孔14200aの水が均一に噴射され、同時に前記洗浄管1420aの水出孔14200aに設置された水カーテンスプレーヘッドによって、配管143aの水に対して緩衝作用を実現し、水が飛び散りにくくなることであり、さらなる主な理由は、水カーテンスプレーヘッドを経過した後、水は、花に水をまくように、発散水カーテンを形成して、洗浄効果をさらに向上させることである。さらに、前記水出孔14200aは、洗浄管1420aの作業状態時の調理鍋の内壁に近い一側に均一に分布され、洗浄管1420aが送り込まれた場合、メイン制御装置900を介して水バルブを開くように制御し、前記洗浄管1420a作業を起動し、水を噴射して、洗浄作業を行う。より明確な洗浄効果を得るために、図34を参照すると、さらに水出孔を調理鍋の内壁一側の前下側に均一に分布し、前記水出孔14200aの水の方向または前記水出孔14200aの軸線方向が位置される直線と調理鍋の内壁の接線の夾角は、θ(0°<θ<90°)であり、調理鍋の内壁の一定の角度を維持されるので、調理鍋内の残留物は、洗浄管1420aから噴射される水流と結合されて、洗浄を完了して、最高のフラッシング効果に達する。前記水出口に近い一端に前記水出孔14200aが設置されない理由は、主に洗浄時に洗浄管1420aが水を調理鍋以外のどころに噴射することを防止することである。同時に、本実施例において、ジョイント14210aによって洗浄管1420aの水平方向の角度のみを変更可能で、洗浄管1420aの位置を変更して、調理鍋を上下左右に調整しようとする場合、位置変更のために、ブラケット全体の動きを調整するための別の位置調整装置が必要である。
図32に示されたように、さらに、本実施例において、前記第2の駆動ユニット144aは、高圧ポンプであることが好ましく、食物残留物の洗浄は面倒であるため、洗浄時に高圧ポンプを使用して、配管143aの水を加圧し、水は洗浄管1420aの高圧散水孔から噴出され、高圧水カーテンを形成する。高圧水カーテンと調理鍋の内壁によって形成される角度を利用して、調理鍋の内壁に付着された残留物を高圧フラッシングすることにより、調理機を迅速に洗浄することができる。さらに、前記第1の駆動ユニット140aは、モータであることが好ましく、前記管コネクタ1421aは、T字形管コネクタ1421aであることが好ましく、これにより、管コネクタ1421aが通水機能と回転機能を実行できる。前記調理鍋スプレー部材11は、液体進入パイプと液体進入パイプスイッチをさらに含むことができ、前記液体進入パイプスイッチは、前記メイン制御装置900に電気的に接続され、前記メイン制御装置900の制御コマンドに応じて液体進入パイプを開いて鍋に洗浄液を注入して、主に洗浄する必要がある部分の洗浄しにくい残留物に対して洗浄作業を完了する。
上記発明の実施例において、好ましくは、図35および図36を参照すると、前記排水装置13aは、フローガイドタンク130a、貯水タンク131a、濾過装置132aおよび排水管133aを含み、前記フローガイドタンク130aは、前記貯水タンク131aの上側に設置され、前記フローガイドタンク130aの最上部は、前記洗浄液収集口1301aを有し、前記フローガイドタンク130aの底部は、前記貯水タンク131aに通じるフローガイド出口1300aを有し、前記濾過装置132aは、前記貯水タンク131aのタンク内の最上部とタンク内の底部との間に設置され、前記フローガイド出口1300aの下側に位置され、前記排水管133aの一端は、前記貯水タンク131aのタンク内の底部と連通し、前記排水管133aの他端は、前記排水口200と連通する。前記構造に基づいて、調理機を洗浄する時および水を注ぐ時に排出された廃水は、フローガイドタンク130aのガイドにより上記洗浄液収集口1301aから貯水タンク131aに進入して、貯水タンク131aで濾過装置132aによって濾過され、濾過された水は、排水管133aを通して排出されることにより、前記排水濾過装置132aは、廃水の任意の排出を回避し、さらに環境汚染を回避することができる。また、貯水タンク131aを設置し、貯水タンク131a内に濾過装置132aを設置することにより、濾過容量も増加させることができ、濾過効率を向上させることに有利である。
ここで、図35および図36を参照すると、本実施例のフローガイドタンク130aにおいて、前記洗浄液収集口130aには、調理鍋1を装着するための装着凹部134aが設置され、具体的には、図面に示されたとおりである。本実施例において、濾過装置132aは、上記貯水タンク131aを上部空間と下部空間とに分割し、フローガイドタンク130aの底部は、貯水タンク131aの開口から延びて、フローガイド出口1300aを上部空間内に位置させ、排水管133aは、前記下部空間と連通して、フローガイドタンク130aのフローガイド出口1300aから出た水は、まず貯水タンク131aの上部空間に入り、その後濾過装置132aによって濾過されて貯水タンク131aの下部空間に入り、続いて排水管133aによって排出されることにより、前記貯水タンク131aは、濾過容量の向上に有利である。具体的に、本実施例の濾過装置132aは、メッシュ濾過装置132aであり、フローガイドタンク130aは、漏斗形状のフローガイドタンク130aである。本発明において、濾過装置132aの構造と材料およびフローガイドタンク130aの形状は、本実施例によって制限されず、他の実施例において、実際の必要性に従って合理的な選択を行うことができることに留意されたい。
さらに、図35および図36を参照すると、本実施例の排水濾過装置132aは、飛散防止板135aをさらに含み、前記飛散防止板135aは、前記フローガイドタンク130aの底側に設置され、フローガイドタンク130aの底部は、飛散防止板135aを貫通する。具体的に、飛散防止板135aは、連結板部1350aと、延長板部1351aとを含み、延長板部1351aは、フローガイドタンク130aに設置された装着凹部134aの一側から延び、連結板部1350aは、貯水タンク131aの開口の真上側に設置され、フローガイドタンク130aは、底部連結板部1350aを貫通し、延長板部1351aは、前記連結板部1350aより高いため、連結板部1350aと延長板部1351aとの間に段差が形成され、段差は、貯水タンク131aの開口の上側に位置され、飛散防止板135aは、段差に貫通口が設置され、前記貫通口は、上記フローガイド開口1300aに位置されるか、上記フローガイド開口1300aに近い。なお、本実施例の飛散防止板135aのエッジには、バッフルがさらに設置される。したがって、調理機の調理鍋が鍋洗浄ステーションから水注ぎステーションへ回転されるプロセスで噴射される水は、飛散防止板135aによって受けられ、上記貫通口にガイドされて、貯水タンク131aに入って濾過されることにより、廃水が噴霧されてキッチン環境を汚染することを防止することができる。ここで、上記延長板部1351aは、フローガイドタンク130aに設置された装着凹部134aの一側から延び、それは水の噴射メイン方向によって設置され、噴射される水をより多く受け入れることができる。バッフルは、飛散防止板135aが受けた水がその外側に流出するのを防止するために設置され、飛散防止板135aが受けた水を貯水タンク131aにガイドことに有利である。
本実施例の排水濾過装置132aは、フローガイドタンク130aの上記装着凹部134aに調理鍋1を装着することができ、本実施例の調理機は、前記調理鍋1に鍋洗浄ステーション(具体的には、図面で破線で示された調理鍋1の位置を参照)と水注ぎステーション(具体的には、図面で実線で示された調理鍋1の位置を参照)を設置することができ、ここで、鍋洗浄ステーションで、調理鍋1を高圧洗浄することができ、水注ぎステーションで調理鍋1内の水を全部注ぎ出すことができる。本実施例において、調理機が洗浄プロセスを実行する場合、調理鍋はまず上記鍋洗浄ステーションに回転し、その後調理機の鍋洗浄装置は、水カーテンを下ろして調理鍋1を洗浄し、洗浄した水は、フローガイドタンク130aを経過して貯水タンク131aにガイドされ、濾過された後に排出される。調理機が洗浄プロセスを完了した後、調理鍋は上記水注ぎステーションに回転して、その内部の水を全部注ぎ出し、前記調理鍋から注ぎ出した水もフローガイドタンク130aを経過して貯水タンク131aにガイドされ、濾過された後に排出される。したがって、本実施例の排水濾過装置132aは、廃水の任意の排出を回避し、環境汚染を回避することができ、濾過容量も増加させることができ、濾過効率を向上させることに有利である。
上記発明の実施例において、さらに、図24を参照すると、前記排水領域15aに近接した前記外部ハウジング1aには、清潔口が設置され、前記清潔口には、開閉できる清潔ドア30aが設置される。これにより、前記排水装置13a内の各部材を洗浄する場合、前記清潔ドア30aを開いて対応する部材を洗浄することができ、同時に、前記清潔ドア30aを開いて前記排水装置13a内の対応する部材のメンテナンスおよび交換を行うことができる。
上記発明の実施例において、さらに、図24および図26を参照すると、前記内部ハウジング2aの最上部と前記外部ハウジング1aの最上部の同じ位置には、最上部カバー口が設置され、前記最上部カバー口には、開閉できる最上部カバードアプレート15bが設置され、前記調理機内部をメンテナンスする場合、前記最上部カバードアプレート15bを開いてメンテナンスすることができ、前記内部ハウジング2aの一側部には、上から下に順次にフードボックス導入口32a、観察口33a、料理出力口34aおよび調味料導入口35aが設置され、前記内部ハウジング2aの同じ側部は、開口状であり、上から下に順次に開閉できる食材アンロードドア320a、開閉できる観察ドア330a、開閉できる料理出力ドア340aおよび開閉できる補助材料ドア350aが設置される。ここで、前記食材アンロードドア320aは、前記フードボックス導入口32aを密閉し、前記観察ドア330aは、前記観察口33aを密閉し、前記料理出力ドア340aは、前記料理出力口34aを密閉し、前記補助材料ドア350aは、前記補助材料導入口35aを密閉する。図26に示されたように、前記開閉できる食材アンロードドア320a、開閉できる観察ドア330a、開閉できる料理出力ドア340aおよび開閉できる補助材料ドア350aは、1つのメインドアプレート1111aに一体的に成形されてもよいことに留意されたい。
スマート調理機の内部作業空間は、高温、高湿度、高pH環境であることが理解できる。それと連携する構造と電気部品は、そのような環境で効果的かつ持続的に作業することが困難であり、調理機の内部作業空間には、食品の安全性、衛生、環境保護に関するが、本発明の実施例では、内部ハウジング2aの内部に1つの密閉された調理機作業空間(料理キャビティ)を設計することにより、食材に接触するメイン料理機器を料理キャビティの密閉空間内に配置し、アンロード、調理、加熱、料理出力などの主な料理機能を実現し、料理キャビティの内部に、スプレー部材を設置して料理機器をフラッシングし、同時に前記メイン料理機器を補助して料理機能を実現する補助料理機器(その装置作業に連携する電気、電気回路、電源および伝送線路、配管部材などは料理キャビティの外部に設置される)を前記料理キャビティの外部に設置する。
ここで、図26~図27は、本実施例の料理キャビティ100の具体的な構造を示す。前記料理キャビティ100の内部には、上から下に順次にアンロード装置を収容するためのアンロード領域、調理鍋装置を収容するための料理領域、料理出力装置を収容するための料理出力領域が設置される。前記料理キャビティ100において、隔板を介して前記料理キャビティ100の内部を上記いくつかの領域に分割することができ、前記隔板を介して前記料理キャビティ100の内部を異なる機能領域に分割して、料理プロセスに適用される異なる機能の装置が互いに干渉することなく整然と分布されることができ、各装置のメンテナンスが容易になる。本実施例は、アンロード領域、料理領域、料理出力領域が連通するように設置することが好ましく、すなわち前記アンロード領域、料理領域、料理出力領域の間には隔板がない、これは、アンロード装置、調理鍋装置と料理出力装置の間の連携動作に有利で、これにより、アンロード、調理、料理出力の料理プロセスが自動的かつ整然と行われ、料理効率と効果を効果的に向上させ、料理キャビティの内部構造を簡素化し、料理キャビティの体積を効果的に減らし、小型化開発のニーズを達成する。前記アンロード領域は、前記料理キャビティ100内の上部に設置され、前記料理領域は、前記料理キャビティ100内の中部に設置され、前記料理出力領域は、前記料理キャビティ100内の下部に設置される。前記料理キャビティ100は、調理機を内部に収容し、そのアンロード装置、調理鍋装置、料理出力装置および洗浄装置を収容して、アンロード、調理、料理出力、洗浄などのプロセスが密閉された料理キャビティ内で完了されて、食品の安全と衛生を保証する。上記プロセスにおいて、調理機で生成された油煙は、料理キャビティの内部に制限され、キャビティの外部の油煙処理装置によって浄化処理され、油煙が構造外の環境に漏れて環境を汚染することを減少する。前記内部ハウジング2aの側部には、前記フードボックス注入口32aと料理出力口34aが設置され、前記フードボックス注入口32aと料理出力口34aの外側には、開閉できるメインドアプレート1111aが設置され、油煙、水、気体が漏れることを防止するために、前記メインドアプレート1111aと内部ハウジング2aの接合部には、自吸式シールストリップが設置される。アンロードまたは料理出力する必要がある場合、ユーザはメインドアプレート1111aを開いて、フードボックス注入口32aと料理出力口34aを介してアンロードまたは料理出力操作を行うことができ、アンロードまたは料理出力が完了した後、メインドアプレート1111aを閉じて料理キャビティを密閉状態にする。前記アンロード装置2は、反転機構を有するサイロを含み、前記反転機構は、サイロ両側に位置されるサイロ支持フレームを含む。前記内部ハウジング2aは、アンロード領域に位置され、前記アンロード装置を反転させる反転機構が前記アンロード領域に装着される装着孔1313aと、それぞれ前記アンロード装置のステーション検出装置12bおよび反転機構11aの駆動モータ11bを収容するための装着位置1333aを含み、装着孔位置は、シールリングを使用することにより密閉効果を向上させる。前記内部ハウジング2aは、料理領域の両側にそれぞれ、前記調理鍋の反転を制御する調理鍋ステーション制御装置が前記料理領域に装着される装着孔1212aと、それぞれ前記調理鍋ステーション変更モータ6bおよび調理鍋ステーション検出装置7bを収容するための装着位置1222aとが設置され、装着孔位置は、シールリングを使用することにより密閉効果を向上させる。本実施例に利用された構造は内部ハウジングを利用して密閉された料理領域を形成し、シールリングを使用することにより密閉効果を向上させ、料理キャビティの内部をいくつかの機能領域に分割して、全体の料理プロセスを整然と行われて完全に活用し、料理領域体積を大幅に節約する。機能領域が合理的に分布されているため、この構造を自動料理機器に適用すると、自動化パフォーマンスを完全に実現できるため、料理プロセス全体が高度に自動化され、人的投資を節約できる。
(実施例2)
図39および図40を参照すると、本発明の実施例は、機器ハウジング(外部ハウジング1cと、前記外部ハウジング内部に設置された内部ハウジング1dとを含む)、油煙処理装置3c、調理鍋機構、制御装置13cおよび人間機械操作インターフェース14cを含む全密閉調理を実現する自動調理機を提供する。ここで、前記調理鍋機構は、前記内部ハウジング1d内に設置された調理鍋20c、炉体装置24c、調理鍋ローテティング装置25c、調理鍋ステーション制御装置21cおよび前記内部ハウジング1dと前記外部ハウジング1cとの間に設置された調理鍋移動制御装置22cを含み、前記炉体装置24cは、前記調理鍋20cを支持し加熱し、前記調理鍋ローテティング装置25cは、前記調理鍋20cを前記調理鍋1の中軸線を囲んで回転して調理するように駆動し、前記調理鍋ステーション制御装置21cは、前記調理鍋20cを反転して前記調理鍋20cが対応するステーションに達すると対応する操作を行うように制御し、前記調理鍋移動制御装置22cは、前記調理鍋(具体的に、調理用の前記炉体装置)を制御して、前記内部ハウジング1dの内部で一定方向に移動させて、前記調理鍋20cが前記内部ハウジング1dの内部で一定方向に移動するようにする。前記油煙処理装置3cが備える煙入口321cは、前記内部ハウジング1dの内部と連通し、前記油煙処理装置3cが備える煙出口322cは、前記外部ハウジング1cの外部と連通してもよく、前記内部ハウジング1dの内部と連通してもよい。前記人間機械操作インターフェース14cは、前記外部ハウジング1cの外側に設置される(例えば、前記外部ハウジング1c外の最上部または側面に設置されることができる)。前記人間機械操作インターフェース14c、炉体装置24c、調理鍋ローテティング装置25c、前記調理鍋ステーション制御装置21cおよび調理鍋移動制御装置22cは、すべて前記制御装置13cに電気的に接続されて、前記制御装置13cが予め設定されたレシピコマンドに応じて送信した制御コマンドを受信し、前記制御コマンドに応じて対応する操作を実行する。
本発明の実施例において、前記機器外部ハウジングの気密性パフォーマンスを向上させて、前記機器外部ハウジング内の油煙が直接に前記機器外部ハウジングの外部に排出されることを防止するために、前記内部ハウジング1d内には、密閉設置された料理キャビティ100が設置され、前記調理鍋機構(調理鍋移動制御装置22cを除き)は、全体的に前記料理キャビティ100内に設置されることにより、前記調理鍋20cによって生成される油煙は前記料理キャビティ100内に集められる。
図39および図42を参照すると、前記調理機は、煙入管311cと、前記内部ハウジング1dの内部に固定され、前記調理鍋20cの鍋の口と協働される鍋蓋23cとを含み、前記煙入管311cの一端は、前記鍋蓋23cに貫通された開口(煙排出口)に連結され、前記煙入管311cの他端は、前記煙入口321cを密閉貫通して、前記油煙処理装置3cの内部と連通し、前記油煙処理装置3cの煙出口322cは、前記内部ハウジング1dの内部(および密閉された料理キャビティの内部)と連通する。
具体的に、前記煙排出口(図示せず)は、前記鍋蓋23cの中心を貫通し、前記鍋蓋23cは、前記煙入管311cの前記一端に回転可能に連結されて、前記鍋蓋23cが前記煙入管311cの周りを回転させる。前記調理鍋20cの移動方向は、前記鍋蓋23cの中軸線に平行する。ここで、前記調理鍋20cが調理ステーションまで反転される場合、前記調理鍋20cの鍋の口は、前記鍋蓋23cに向け、前記調理鍋20cの中軸線は、前記鍋蓋23cの中軸線と重ねある。したがって、調理が必要な場合、まず調理鍋ステーション制御装置21cを介して調理鍋20cを調理ステーションに反転して、前記調理鍋20cの鍋の口が前記鍋蓋23cに位置合わせするようにし、調理鍋移動制御装置22cを介して前記調理鍋20cを移動して、鍋蓋23cが前記調理鍋20cの鍋の口をカバーするようにし、その後調理鍋ローテティング装置25cを介して調理鍋20cを回転されて、調理操作するように駆動することにより、料理プロセスにおいて、調理鍋20c内で生成された油煙は、前記煙入管311cを介して前記油煙処理装置3cに集中的に流入する。調理操作が完了した後、調理鍋20cを開ける必要がある場合、調理鍋移動制御装置22cを介して前記調理鍋20cを移動して、前記調理鍋20cから鍋蓋23cを分離する。
前記鍋蓋23cは、鍋蓋プレートと、鍋蓋密閉容器(図示せず)とを含み、前記鍋蓋密閉容器は、前記鍋蓋プレートに装着られた固定部と、前記固定部の外部周囲に相対的に回転可能にスリーブされたシールストリップとを含み、前記シールストリップによって囲まれた領域は、前記調理鍋の鍋の口の大きさおよび形状とマッチングされる。従って、前記鍋蓋23cは、前記シールストリップを介して前記調理鍋20cの鍋の口を密閉し、前記調理鍋が回転すると、前記シールストリップは、前記調理鍋と共に回転して、前記調理鍋の回転時の抵抗を減少させる。
前記鍋蓋プレートには、油煙処理装置3cと連通する煙排出口が設置され、前記固定部には、前記油煙通路口と連通する第1の連通口が設置され、前記鍋蓋プレートには、調理機の補助材料自動供給装置と連通する補助スラリー供給口が設置され、前記固定部には、前記補助スラリー供給口と連通する第2の連通口が設置される。
変形実施例として、前記鍋蓋プレートには、公共通路口が設置され、前記公共通路口はそれぞれ、調理機の油煙処理装置3cおよび補助材料自動供給装置と連通し、前記固定部には、前記公共通路口と連通する公共連通口が設置される。すなわち、上記油煙通路口と補助スラリー供給口は、前記公共通路口で同時に実現され、前記公共通路口を介して補助スラリーを添加、または油煙を吸収することができる。好ましくは、前記固定部は、前記鍋蓋プレートに着脱可能に装着される。
本実施例の油煙処理システムとして、内部ハウジング1dの内部キャビティに密閉された料理キャビティ100を設置し、調理鍋機構(調理鍋と鍋蓋を含む)を前記密閉された料理キャビティ100内に設置する。調理時に、鍋蓋で調理鍋を閉合して調理鍋の内部キャビティに第1の層の密閉料理空間を形成し、調理鍋20cで密閉調理時に生成した油煙は、鍋蓋23cの煙排出口を介して油煙処理装置3cに排出されて処理され、また、密閉された料理キャビティ100の第2の層の密閉料理空間の作用下で、料理プロセスで、調理鍋20cから溢れ出した油煙ガスは、料理キャビティ内に制限され、油煙処理装置(例えば、調理鍋20cが鍋蓋23cから分離された後、前記鍋蓋23cの煙排出口から排出される)を介して浄化処理後に排出され、調理中に生成された油煙が直接に外部に排出されて周辺環境を汚染することを防止する。
以下、理解を容易にするために、前記油煙処理装置3cの構造について、図41~図48に結び付けて具体的に説明する。
好ましくは、図41ないし図48を参照すると、前記油煙処理装置3cは、前記外部ハウジング1cと内部ハウジング1dとの間に設置され、前記油煙処理装置3cは、筐体32c、ファン33c、油煙濾過アセンブリ34c、マイクロ冷凍機35c、水循環ライン36cおよび水ポンプ37cを含む。具体的に、前記筐体32cには、給水口320c、煙入口321cおよび煙出口322cが設置され、前記筐体32cの内部は、前記煙入口321cと前記煙出口322cとを連通する油煙通路323cを有し、前記煙入口321cおよび前記煙出口322cは、すべて前記料理キャビティ100と連通する。前記ファン33cは、油煙を前記煙入口321cから前記筐体32c内に吸い込み、前記煙出口322cから排出する。前記油煙濾過アセンブリ34cは、前記油煙通路323c内に設置される。前記マイクロ冷凍機35cは、半導体冷凍機であることが好ましく、前記マイクロ冷凍機35cが有する少なくとも1つの冷凍ピース350cはすべて、前記油煙通路323c内に設置され、前記水循環ライン36cが有する少なくとも1つの第1の水出口360cはすべて、前記筐体32c内の上部に位置され、前記油煙通路323cの真上側に位置され、それが有する少なくとも1つの第1の水入口361cはすべて、前記筐体32c内の下部に位置され、前記水ポンプ37cは、前記水循環ライン36cに設置される。前記ファン33c、前記マイクロ冷凍機35cおよび前記水ポンプ37cはすべて、前記制御装置13cに電気的に接続されて、前記制御装置13cが予め設定されたレシピコマンドに応じて送信した制御コマンドを受信し、前記制御コマンドに応じて対応する操作を実行する。
本発明の実施例の油煙処理装置3cの作業原理は下記の通りである。前記調理機の料理プロセスにおいて、前記料理キャビティ100の調理鍋内部キャビティは、油煙が持続的に生成される。前記ファン33cのブーストブロー作用下で、前記調理鍋内部キャビティの油煙は、前記煙入口321cを介して前記油煙通路323cに進入し、その後前記油煙濾過アセンブリ34cによって濾過処理される。このプロセスにおいて、前記マイクロ冷凍機35cの前記冷凍ピース350c作業により、前記油煙通路323cの温度を低下させ、これにより前記油煙通路323c内に進入された油煙を凝縮し、さらに前記油煙濾過アセンブリ34cがよりよく油煙を濾過処理することができる。前記水循環ライン36cは前記水ポンプ37cの作用下で、前記第1の水出口360cを介して前記油煙通路323c内に位置された前記油煙濾過アセンブリ34cに水を持続的に噴射して、さらに前記油煙通路323c内の温度を低下させ、油煙が効果的に凝縮される、これにより前記油煙濾過アセンブリ34cがよりよく油煙を濾過処理することができる。そして、前記筐体32c内の底部に落下した水は、前記水ポンプ37cの作用下で、前記水循環ライン36cに再び入る。なお、前記煙入口321cおよび前記煙出口322cはすべて、密閉設置された前記料理キャビティ100と連通するので、前記調理鍋内の油煙は、前記煙入口321cを介して前記筐体32c内に進入し、油煙処理された後、残りの油煙は、再び前記煙出口322cを介して前記料理キャビティ100に進入する。料理プロセスで調理鍋から溢れ出した油煙ガス、及び前記油煙処理装置3cの煙出口322cから前記料理キャビティ100に進入した油煙ガスは、前記調理鍋20cをオープンした時、続いて前記煙入口321cを介して前記筐体32c内に進入し、油煙処理される。上記プロセスを持続的に繰り返すため、前記料理キャビティ100内の油煙が外部に排出されることなく、効果的に処理されることができ、これにより油煙のゼロエミッションを実現する。
前記マイクロ冷凍機35は他の既存のマイクロ冷凍装置であってもよく、詳細は本明細書では説明されないことが理解できる。
図44を参照すると、前記筐体32c内および前記水循環ライン36c中の水が足りない場合、前記給水口320cを介して前記筐体32c内に水を加えることができることに注意されたい。好ましくは、図44を参照すると、前記給水口320cは、前記筐体32cの最上部に設置され、前記給水口320cは、水供給管325cを密閉貫通し、前記水供給管325cの一端は、前記筐体32c内を貫通することにより、前記水供給管325cを介して前記筐体32c内に水を加えることができる。例示的に、前記水供給管325cは、外部の水源と連通することができ、前記水供給管325cに1つの水管バルブ(図示せず)を設置することができ、前記筐体32c内に水を加える必要がある場合、前記水管バルブを開くように制御することができる。前記給水口320cを介して前記筐体32c内に油煙洗浄液を加えることができるので、前記筐体32c内に加えた油煙洗浄液は、前記筐体32c内の水と混合されることが理解できる。その後前記水循環ライン36cを介して前記第1の水出口360cに輸送し、下側の前記油煙濾過アセンブリ34cに持続的に噴射して、前記油煙濾過アセンブリ34cに対して油煙洗浄を行うことにより、前記油煙濾過アセンブリ34cを頻繁に交換する必要がなくなる。
例示的に、本発明の実施例において、図47を参照すると、前記油煙濾過アセンブリ34cは、前記油煙通路323c内に設置された多層油煙フィルタ層340cであることが好ましい。
本発明の実施例において、好ましくは、図44ないし図46を参照すると、前記油煙処理装置3cは、複数のスプレー孔380cが設置されたスプレー板38cをさらに含み、前記スプレー板38cは、スペーサとして、前記油煙通路323cと前記筐体32c内の最上部との間に設置されて、前記油煙通路323cと前記筐体32c内の最上部を分離する。前記少なくとも1つの第1の水出口360cは、前記スプレー板38cの上側に位置され、これにより前記第1の水出口360cから噴出された水は、前記スプレー板38cに落下することができ、その後前記スプレー板38cの前記複数のスプレー孔380cを経過して前記油煙通路323c内に分散されて、均一にスプレーする効果に達する。したがって、前記スプレー板38cを設置することにより、前記第1の水出口360cから噴出された水を、前記油煙通路323cに均一にスプレーすることができ、これにより前記油煙通路323cをより効果的に冷却することができる。
例示的に、図44ないし図46を参照すると、前記油煙処理装置3cは、中空構造の冷却体39cをさらに含み、前記冷却体39cが有する第2の水入口390cは、前記水循環ライン36cの水出口管部と連通し、前記冷却体39cが有する第2の水出口391cは、前記スプレー板38cの上側に位置されて、前記水循環ライン36cの水出口管部の水は、前記第2の水入口390cを介して前記冷却体39c内に流され、その後前記第2の水出口391cを介して前記スプレー板38cに噴射される。前記冷却体39cにより前記マイクロ冷凍機35cの熱伝導部351cを冷却するために、前記冷却体39cと前記マイクロ冷凍機35cの熱伝導部351cとを接触設置させて、前記冷却体39c内に持続的に流れ込まれた冷水が、前記熱伝導部351cの熱を持続的に奪うことができ、これにより前記熱伝導部351cが冷却されて、前記マイクロ冷凍機35cが冷却作業をよりよく行うことができる。前記冷却体39cは、ボックス構造であってもよく、曲がった管構造などであってもよく、ここでは具体的に限定しない。
前記マイクロ冷凍機35cが前記筐体32c内に位置される場合、前記マイクロ冷凍機35cが効果的に放熱作業を行うことができるように、本発明の実施例において、さらに、図46を参照すると、前記筐体32cの最上部には、放熱口324cが設置され、前記スプレー板38cの上側には、前記放熱口324cと連通する収容キャビティ310cが設置され、前記マイクロ冷凍機35cの熱伝導部351cおよび前記冷却体39cはすべて、前記収容キャビティ310cに設置される。これにより前記マイクロ冷凍機35cの前記熱伝導部351cで生成された熱は、前記放熱口324cから排出される。前記収容キャビティ310cは前記放熱口324cと連通するだけであるので、前記熱伝導部351cで生成された熱も前記放熱口324からのみ排出され、前記油煙通路323cに進入することができない。前記収容キャビティ310cは、中空の方体構造または中空の円筒構造などであってもよく、ここでは具体的に限定しないことに留意されたい。
上記発明の実施例において、好ましくは、図42ないし図44を参照すると、前記油煙処理装置3cは、煙入管311c(後述する鍋蓋23cとマッチングさせて設定することができる)と、最上部開口のスプレーキャビティ312cとをさらに含み、前記スプレーキャビティ312cの最上部は、前記スプレー板38cに設置されたスプレー孔380c位置の底部に固定され、前記スプレーキャビティ312cの底部は、前記筐体32c内の底部の上側に位置され、且つ貫通口3120cが設置され、前記煙入管311cの一端は、前記ボックス32内部の方向に向かって前記煙入口321cを密閉貫通し、前記スプレーキャビティ312c内を密閉貫通し、前記煙入管311cの他端は、前記料理キャビティ100を貫通することにより、前記ファン33cの作用下で、前記料理キャビティ100の油煙は、前記煙入管311cを介して前記スプレーキャビティ312cに進入し、その後前記貫通口3120を介して前記筐体32cと前記スプレーキャビティ312cとの間の領域に進入し、最後に前記煙出口322cを介して排出される。前記スプレーキャビティ312cにおいて、前記煙入管311cの前記一端と前記貫通口3120cとの間に延長された油煙スプレー通路3121cが形成されることにより、前記スプレーキャビティ312c内に進入した油煙の経路を長くすることができ、油煙の凝縮および濾過に有利である。ここで、前記油煙スプレー通路3121c内には、少なくとも1つの油煙フィルタ層340cが設置され、前記少なくとも1つの冷凍ピース350cはすべて、前記スプレーキャビティ312c内に設置され、前記油煙スプレー通路3121cの真上側に分布される。また、前記油煙スプレー通路3121cの各段の底部はすべて、前記貫通口3120cと連通することにより、前記スプレー板38cの前記スプレー孔380から前記油煙スプレー通路3121c内にスプレーされた水は、前記貫通口3120cを介して前記筐体32c内の底部に排出される。
例示的に、図44ないし図46を参照すると、前記油煙処理装置3cは、横隔板314cと、第1の縦隔板313cと、第2の縦隔板315cと、第3の縦隔板316cとをさらに含み、ここで、前記第1の縦隔板313cは、前記スプレー板38cと前記筐体32c内の底部との間に縦方向に設置されて、前記スプレー板38cと前記筐体32c内の底部との間の領域を2つの部分に分割し、前記第1の縦隔板313の底部と前記筐体32c内の底部には、油煙通路口3130cが形成される。前記横隔板314は、前記スプレー板38cと前記筐体32c内の底部との間に位置され、前記第1の縦隔板313cとそれと対向する筐体32cの側板との間に横方向に設置される。これにより、前記横隔板314c、前記第1の縦隔板313c、前記スプレー板38cおよび前記筐体32cの対応する内側壁は、囲まれて前記スプレーキャビティ312cを形成することができる。
図44ないし図46を参照すると、前記煙入管311cの前記一端と前記貫通口3120cとの間に形成された油煙スプレー通路3121cを延長するために、例示的に、前記第2の縦隔板315cを前記第1の縦隔板313cと前記筐体32cの前記側板との間に縦方向に設置され、前記第2の縦隔板315cの最上部と前記スプレー板38cの底部は密閉連結され、その底部は、前記横隔板314cの最上部から離隔設置され、前記第3の縦隔板316cを前記第2の縦隔板315cと前記筐体32cの前記側板との間に縦方向に設置し、前記第3の縦隔板316の最上部は、前記スプレー板38cの底部から離隔設置され、前記第3の縦隔板316cの底部は、前記横隔板314の最上部に固定される。これにより、前記第1の縦隔板313cと前記第2の縦隔板315cとの間に位置される前記排煙管の前記他端から排出される油煙は、まず前記第1の縦隔板313cと前記第2の縦隔板315との間の領域を通過し、その後前記第2の縦隔板315cと前記第3の縦隔板316cとの間の領域を通過し、最後に前記第3の縦隔板316c及び対応する前記筐体32cの内側壁との間の領域を通過する。なお、前記煙出口322cは、前記筐体32cの前記側板に対向する他の側板に設置され、前記スプレー板38cの下側に位置され、前記貫通口3120cは、前記横隔板314cに設置され、前記貫通口3120cは、前記第3の縦隔板316と前記筐体32cの前記側板(前記第3の隔板に隣接し、且つ対向する)との間に位置され、これにより、前記スプレーキャビティ312c内に進入した油煙は、前記貫通口3120cを介して前記横隔板314cと前記筐体32c内の底部との間に排出され、その後前記油煙通路口3130と前記煙出口322cを介して順次に排出される。前記筐体32c内に上記いくつかの隔板を設置することにより、前記ボックス32内に進入された油煙の経路を長くすることができ、油煙の凝縮および濾過により有利である。前記第2の隔板と前記第3の隔板との間にスプレーされた水が前記貫通口3120cへスムーズに流れるように、前記第3の隔板の底部と前記横隔板314cに、スリット3160cが形成され。
前記スプレーキャビティ312cは、中空の円筒構造または他の構造などであってもよく、ここでは具体的に限定しないに留意されたい。なお、前記スプレーキャビティ312c内の前記油煙スプレー通路3121cの延長方法は、上から下への螺旋構造または水平面で内から外への螺旋構造などのような他の設置形態であってもよく、ここでは具体的に限定しない。
上記油煙処理装置3cのさらなる改善として、前記油煙処理装置3cに基づいて第2の油煙処理装置を追加する。前記油煙処理装置3cにより処理された油煙は、第2の油煙処理装置によって処理された後に料理キャビティ100の内部に戻される必要がある。すなわち、前記前記油煙処理装置3cの煙出口322cは、直接に連結されず、前記第2の油煙処理装置を介して前記料理キャビティ100の内部と連通する。具体的に、図44ないし図47を参照すると、前記第2の油煙処理装置は、第1の濾過ボックス317cを含み、前記第1の濾過ボックス317cには、油煙入口3170cと前記煙出口3171cが設置され、前記油煙入口3170cは、前記油煙処理装置3cの煙出口322cと連通し、前記煙出口3171cは、前記料理キャビティ100の内部と連通する。これにより、前記煙入口321cを介して前記筐体32c内に進入された油煙は、前記煙出口322cを介して前記第1の濾過ボックス317c内に進入し、その後前記煙出口322cを介して前記料理キャビティ100に再び進入する。なお、前記油煙入口3170cと前記煙出口3171cとの間に、少なくとも1つの油煙フィルタ層3172cが設置されて、前記筐体32c内で処理された後の油煙は、前記第1の濾過ボックス317c内に進入した後、前記第1の濾過ボックス317c内の前記油煙フィルタ層3172cによって濾過され、油煙をより効果的に処理することができる。
好ましくは、図44ないし図47を参照すると、前記油煙処理装置3cは、排水管3173cをさらに含む。ここで、前記油煙入口3170cは、前記第1の濾過ボックス317cの最上部に位置され、前記煙出口3171cは、前記第1の濾過ボックス317cの底部に位置され、これにより前記第1の濾過ボックス317cに進入された油煙は、上から下に順次に前記油煙入口3170cと前記煙出口3171cとの間に設置される油煙フィルタ層3172cを通過する。なお、前記第1の濾過ボックス317cは、前記筐体32cの下側に位置され、前記排水管3173cの一端は、前記第1の濾過ボックス317cの最上部に連結され、前記排水管3173cの他端は、前記筐体32c内を密閉貫通し、前記筐体32c内の底部に対向して突起され、これにより前記筐体32c内に水を加えて前記筐体32c内の水位が前記排水管3173cの前記他端の設定高さより高くなる場合、前記筐体32c内の水は、前記排水管3173cを介して前記第1の濾過ボックス317c内に流されることができ、上から下に前記油煙入口3170cと前記煙出口3171cとの間に設置された油煙フィルタ層を通過して、前記第1の濾過ボックス317cを効果的に冷却することができ、さらに前記第1の濾過ボックス317c内に進入した油煙を効果的に凝縮することができる。
ここで、前記第1の濾過ボックス317c内に落下した水は、前記煙出口322cを介して前記料理キャビティ100の底部に排出され、その後前記外部ハウジング1cの底部に設置された排水口101c(前記排水口101cは前記料理キャビティ100の底部開口と連通する)を介して排出される。前記給水口320cが前記筐体32cの最上部に設置された場合、前記給水口320cを介して前記筐体32c内に水を加え、これにより前記スプレー板38cを通過した後、前記油煙濾過アセンブリ34cに均一に噴射することができ、前記油煙濾過アセンブリ34cを冷却するだけでなく、一定程度に前記油煙濾過アセンブリ34cを洗浄することができることに留意されたい。前記筐体32c内の底部に落下して貯水した水位が高い場合、前記排水管3173cを介して前記第1の濾過ボックス317cに落下することができ、これにより前記第1の濾過ボックス317cの油煙フィルタ層340cを洗浄することができ、その後前記煙出口322cを介して前記料理キャビティ100に排出され、最後に前記排水口101cを介して排出される。前記油煙濾過アセンブリ34cの油煙洗浄効果を高めるために、前記給水口320cを介して前記筐体32c内に油煙洗浄液を加えることができる。
上記解決策のさらなる改善として、図44ないし図47を参照すると、前記第2の油煙処理装置は、煙出口管318cと、第2の濾過ボックス319cとをさらに含み、第2の濾過ボックス319cは、前記ファン33cを介して前記煙出口322cと連通し、前記煙出口管318cを介して前記第1の濾過ボックス317cの前記油煙入口3170cと連通し、前記第2の濾過ボックス319c内には、少なくとも1つの油煙フィルタ層3190cが設置される。ここで、前記筐体32cから前記煙出口322cを介して排出されたの油煙は、前記第2の濾過ボックス319cに進入し、前記第2の濾過ボックス319内の前記油煙フィルタ層3190cによって濾過処理された後、前記第1の濾過ボックス317cに進入されて再び濾過処理される。これにより、油煙の濾過処理効果をさらに向上させることができる。
本発明の上記実施例の油煙フィルタ層は、良好な油煙の吸収能を有し良好な熱伝導性を有する材料から作られてもよく、例えば、鋼線ボールまたは積層設置される金網などであってもよく、ここでは具体的に限定しない。
上記の分析から分かるように、上記発明の実施例において、前記油煙処理装置3cを設置することにより、料理プロセスで生成する油煙を効果的に処理することができ、環境への油煙の汚染を効果的に防止することができる。油煙処理装置3cで大体に処理された後の油煙は、第2の油煙処理装置の第2の濾過ボックス319cと第1の濾過ボックス317cを順次に進入して、2回濾過処理された後、料理キャビティに戻って循環処理されて、真の油煙のゼロエミッションを実現する。
また、本実施例の油煙処理システムのさらなる最適化設計として、図54を参照すると、上記油煙処理システムに基づいて、前記内部ハウジング1dに直接に第2の排気口140cを設置し、前記料理キャビティ100の内部は、前記第2の排気口140cを介して前記油煙処理装置3cの煙入口311cと連通して、前記料理キャビティ100の内部の油煙は、直接に前記第2の排気口140cを介して前記油煙処理装置3cに排出されて油煙処理される。これにより、料理プロセスで前記料理キャビティ100内に溢れ出した油煙および前記油煙処理装置3c/第2の油煙処理装置によって処理された後に前記料理キャビティ100の内部に還流した油煙が、前記第2の排気口140cを介して油煙処理装置3cに排出されて油煙処理される。したがって、改善された設計として、前記調理鍋20cの閉合料理プロセスで生成された油煙は、鍋蓋の煙排出口を介して前記油煙処理装置3cに排出されて油煙処理され、前記料理キャビティ100内に溢れ出した油煙は、前記調理鍋20cを開いた時に前記第2の排気口140cを介して前記油煙処理装置3cに排出されて油煙処理され、油煙処理の効率と効果をさらに向上させる。
以下、図49ないし図53に結び付けて前記調理鍋移動制御装置22cの構造を具体的に説明する。
選択可能な実施例において、図49ないし図53を参照すると、前記調理鍋移動制御装置22cは、メイン駆動スクリュー220c、サブ駆動スクリュー221c、駆動モータ222c、同期回動アセンブリ224cおよび2つの移動連結部材223cを含み、2つの前記移動連結部材223cは、前記調理鍋20cの両側に連結され、前記メイン駆動スクリュー220cの第1の端は、1つの前記移動連結部材223cに連結され、前記サブ駆動スクリュー221cの第1の端は、他の1つの前記移動連結部材223cに連結され、前記メイン駆動スクリュー220cの第2の端は、前記同期回動アセンブリ224cを介して前記サブ駆動スクリュー221cの第2の端に連結され、前記駆動モータ222cは、前記メイン駆動スクリュー220cの回動を駆動させる。ここで、前記メイン駆動スクリュー220cと前記サブ駆動スクリュー221cは、平行を維持するように設置される。
本発明の実施例における調理鍋移動制御装置22cの作業原理は下記のとおりである。駆動モータ222cによってメイン駆動スクリュー220cの回動を駆動し、同時に同期回動アセンブリ224cを介してサブ駆動スクリュー221cを回動させ、すなわち、駆動モータ222cの回動は、同時にメイン駆動スクリュー220cとサブ駆動スクリュー221cの回動を駆動させ、メイン駆動スクリュー220cとサブ駆動スクリュー221cはそれぞれ回動を直線運動に変換して、調理鍋20cの左右両側を同時に前後運動させる。本発明の実施例は、両側同期駆動を使用し、片側駆動による調理鍋20c装置の歪みを回避し、同時に1つの駆動モータ222cのみを使用するので、構造が簡単であり、コストが低減される。
選択可能な実施例において、図49ないし図53を参照すると、前記同期回動アセンブリ224cは、第1の同期ホイール2240c、第2の同期ホイール2241cおよび第1の同期ベルト2242cを含み、前記第1の同期ホイール2240cは、前記メイン駆動スクリュー220cに設置され、前記第2の同期ホイール2241cは、前記サブ駆動スクリュー221cに設置され、前記第1の同期ベルト2242は前記第1の同期ホイール2240cと前記第2の同期ホイール2241を連結させて、前記第1の同期ホイール2240cの回動により前記第2の同期ホイール2241cも回動させる。前記第1の同期ベルト2242cを介して第1の同期ホイール2240の回動を第2の同期ホイール2241cに伝送することにより、メイン駆動スクリュー220cによるサブ駆動スクリュー221cの回動を実現する。
選択可能な実施例において、図49ないし図53を参照すると、前記同期回動アセンブリ224cは、第3の同期ホイール2243c、第4の同期ホイール2244cおよび第2の同期ベルト2245cをさらに含み、前記駆動モータ222cの駆動端子は、前記第3の同期ホイール2243cに連結され、前記第4の同期ホイール2244cは、前記メイン駆動スクリュー220cに設置され、前記第2の同期ベルト2245cは前記第3の同期ホイール1472243cと前記第4の同期ホイール2244cを連結させて、前記第3の同期ホイール2243cの回動により前記第4の同期ホイール2244cも回動させる。本発明の実施例は、駆動モータ222cでメイン駆動スクリュー220cを直接に駆動させる方式を使用せず、第3の同期ホイール2243c、第4の同期ホイール2244cおよび第2の同期ベルト2245cを介してメイン駆動スクリュー220cを間接的に駆動させることで、駆動モータ222cを良く保護することができ、駆動モータ222cの寿命を延長させた。
選択可能な実施例において、図49ないし図53を参照すると、前記調理鍋移動制御装置22cは、調理器の内部に固定され、お互いに平行される2つのリニアスライドレール26cをさらに含み、2つの前記移動連結部材223cは、一対一で対応するように、2つの前記リニアスライドレール26cに移動可能に設置される。具体的に、2つの移動連結部材223cにはそれぞれスライドブロック(図示せず)が設置され、前記スライドブロックには、対応されるリニアスライドレール26cとお互いに協働するスライディング溝(図示せず)が設置される。
選択可能な実施例において、図49ないし図53を参照すると、前記調理鍋移動制御装置22cは、1つの前記移動連結部材223の上側に設置されたリミットスイッチボックス27cをさらに含み、前記リミットスイッチボックス27cは、調理鍋20cの上限位置に設置された第1のリミットスイッチ271cおよび調理鍋20cの下限位置に設置された第2のリミットスイッチ272cを含む。
前記第1のリミットスイッチ271cと前記第2のリミットスイッチ272cを介して、調理鍋20cが直線運動方向の2つの極限位置に到達したかどうかを検出することができ、2つの極限位置に到達した場合、前記駆動モータ222cを停止させて、運動器具の損傷を防止する。
より好ましくは、前記調理鍋移動制御装置22cは、炉体の上下駆動位置がシステムの要求位置に到達するかどうかを検知するための1つの前記移動連結部材223cに設置された上部位置センサ(図示せず)と下部位置センサをさらに含む。ここで、上部位置センサは、調理鍋20cが上方に移動し、鍋蓋を閉じる位置に到達した後、駆動モータ222cが回動を停止するようにシステムを制御して、調理鍋20cが前記位置でローテティング動作を行うようにし、下部位置センサは、調理鍋20cが下方に移動し、鍋蓋23cを開く位置に到達した後、システムを駆動モータ222cが回動を停止するように制御して、調理鍋20cが前記位置でステーションの変換動作を実行するようにする。
上記の分析から分かるように、本発明の実施例は、前記調理鍋移動制御装置22cを利用して前記調理鍋20cの移動を制御して、調理鍋20cが料理プロセスで必要に応じて所定の位置に移動でき、これにより前記調理鍋20cが全自動調理機の他の装置と良好に協働することができるため、調理機の自動化を向上させる。
図51を参照すると、前記炉体装置24cは、前記制御装置13dに電気的に接続され、前記調理鍋20dを加熱するために使用され、前記調理鍋ローテティング装置25dは、前記制御装置13dに電気的に接続され、前記調理鍋20dが前記調理鍋20dの中軸線を囲んで回転するように制御して、調理を実現する。例示的に、図51を参照すると、前記調理鍋ローテティング装置25cは、回転軸250c、ローテティングモータ251cおよび調理鍋固定フレーム252cを含み、前記調理鍋ステーション制御装置は、前記調理鍋固定フレーム252cを反転するために使用され、前記炉体装置24cと前記調理鍋20cは、すべて前記調理鍋固定フレーム252c内に設置され、前記ローテティングモータ251cは、前記調理鍋固定フレーム28cの底部に固定され、前記ローテティングモータ251cは、前記回転軸250cを介して前記調理鍋20cに駆動連結され、前記ローテティングモータ251cは、前記制御装置13cに電気的に接続され、これにより前記制御装置13cによって送信されたローテティング制御コマンドを受信した場合、前記ローテティングモータ251cは、前記回転軸250cの回動を駆動して、前記調理鍋20cのある程度の回転を実現する。具体的に、前記調理鍋加熱装置24cは、前記調理鍋固定フレーム252cの内側壁に巻かれて設置され、前記調理鍋20cを囲む加熱コイル(図示せず)である。前記炉体装置24cおよび前記調理鍋ローテティング装置25cの具体的な構造は、先行技術を参照することもでき、ここでは説明しないことに留意されたい。
また、本発明の実施例では、密閉された料理作業空間として密閉設置された料理キャビティを使用し、料理機器を前記料理キャビティの内部の密閉料理空間に設置して料理機能を実現し、前記料理キャビティの内部に料理機器をフラッシングすることができるスプレー部材を設置し、料理キャビティの底部には、排水口を連結させるための開口を設置して、前記スプレー部材が前記料理機器をフラッシングした後の水を排出する。これについては、以下で詳しく説明する。
図55ないし図59を参照すると、本実施例により提供される調理機において、給水スイッチ2d、少なくとも1つのスプレー部材3d、調理鍋反転角度検出器6d、アンロード機構7d、食物ごみ処理機8dおよびフローガイド装置9dをさらに含む。ここで、前記少なくとも1つのスプレー部材3dは、前記料理キャビティ100内に設置され、前記給水スイッチ2dを介して水源と連通する。例示的に、前記少なくとも1つのスプレー部材3dは、料理キャビティ内の上部のアンロード機構7dを直接にスプレーしてフラッシングするために、前記料理キャビティ100内の最上部に設置される。前記調理鍋反転角度検出器6dは、前記内部ハウジング1d内(または前記内部ハウジング1dと外部ハウジング1cとの間に配置され)に設置されて、前記調理鍋20cの反転角度の検出に用いられる。前記アンロード機構7dは、アンロードビン70dおよびビンゲート駆動機構71dを含み、前記アンロードビン70dは、食物材料を収容するために使用され、前記アンロードビン70dは、前記少なくとも1つのスプレー部材3dの真下側に設置され、前記調理鍋4の真上側に位置され、前記アンロードビン70dの最上端面には、対応する前記スプレー部材3dに向ける少なくとも1つのスプレー水口が設置され、前記アンロードビン70dの底端面には、少なくとも1つの材料供給/フラッシング時に前記調理鍋20cの鍋の口に位置合わせするアンロード口が設置され、各前記アンロード口にはそれぞれ、ビンゲートが設置され、前記ビンゲート駆動機構71dは、対応する前記ビンゲートの開閉を駆動するために使用される。前記フローガイド装置9dは、前記調理鍋20cの下側に設置され、前記料理キャビティ100の底部に位置され、食物ごみ処理機8dを介して排水口101cに連結されて、前記調理鍋20cから落下した水を前記食物ごみ処理機8dの入口81dにフローガイドする。前記食物ごみ処理機8dの出口80dは、前記排水口101cと連通する。前記調理鍋反転角度検出器6d、前記食物ごみ処理機8d、前記ビンゲート駆動機構71dおよび前記給水スイッチ2dはすべて、前記制御装置13cに電気的に接続されて、前記制御装置13cが予め設定されたレシピコマンドに応じて送信した制御コマンドを受信し、前記制御コマンドに応じて対応する操作を実行する。
本発明の実施例の作業プロセスは、以下の2つの状況を有する。
1、前記スマート調理機で調理する必要のある場合、予め前記アンロードビン70dに食物材料を入れることができ、これにより前記スマート調理機がアンロードプロセスにある場合、前記調理鍋反転角度検出器6dは、検出された前記調理鍋20cの反転角度データを前記制御装置10に送信し、前記制御装置13cは、この時に受信した反転角度データに従って、前記調理鍋20cの反転を駆動するように前記調理鍋駆動装置21cを制御し、図59を参照すると、これにより前記調理鍋20cの鍋の口は前記アンロード機構7dの前記アンロード口73dに位置合わせし、前記制御装置13cは、前記ビンゲート駆動機構71dに対応する操作コマンドを送信して、前記ビンゲート駆動機構71dは前記操作コマンドに応じて対応する前記ビンゲートを開き、これにより前記アンロードビン70d内の食物材料は、対応する前記アンロード口73dを通過して前記調理鍋20cに落下することができる。
2、前記スマート調理機が料理出力プロセスを完了した後、前記調理鍋反転角度検出器6dは、検出された前記調理鍋20cの反転角度データを前記制御装置13cに送信し、前記制御装置13cは、この時に受信した反転角度データに従って、前記調理鍋20cの反転を駆動するように前記調理鍋駆動装置21cを制御し、図59を参照すると、これにより前記調理鍋20cの鍋の口は前記アンロード機構7dの前記アンロード口73dに位置合わせし、前記制御装置21cはさらに、前記ビンゲート駆動機構71dに対応する操作コマンドを送信して、前記ビンゲート駆動機構71は前記操作コマンドに応じて対応する前記ビンゲートを開き、図55を参照すると、この時前記制御装置13cは、前記給水スイッチ2dをオンに制御して、前記スプレー部材3dに高圧の水を供給して、前記スプレー部材3dが下側の前記アンロード機構7dにスプレーウォッシュし、前記スプレー部材3dによって噴出された水は、対応する前記スプレー水口72dから前記アンロードビン70dに落下し、前記アンロードビン70d内の材料残留物を前記アンロード口73dからフラッシングし、前記アンロード口73からフラッシングされた水はさらに、前記ビンゲートに付着された材料残留物をフラッシングして、フラッシングされた材料残留物と水は、前記アンロードビン70dの真下側に位置される前記調理鍋20c内に落ちて調理鍋をフラッシングする。前記スプレー部材3dによる水の噴射が停止した後、前記制御装置13cは、この時に受信した調理鍋20cの反転角度データに従って、前記調理鍋20cの反転を駆動するように前記調理鍋駆動装置21cを制御し、図56を参照すると、前記調理鍋20cの鍋の口が前記フローガイド装置9dの最上部の開口に向かって水注ぎ作業を行い、これにより前記調理鍋20cの内部の水と材料残留物は、前記フローガイド装置9dに落下し、前記フローガイド装置9dは、前記調理鍋20cから落下した水と食物残留物は、前記食物ごみ処理機8dにフローガイドされ、前記食物ごみ処理機8dは、水に混合された食物残留物を処理し、その後前記排水口101cから排出して、最終的に前記アンロード機構7dと前記調理鍋20cの洗浄を完了する。
前記アンロードビン70dに食物材料を入れる前に、前記スマート調理機は前記アンロード機構7dを洗浄することもできることが理解でき、洗浄プロセスは、上記内容を参照することができ、ここでは繰り返さない。
前記給水スイッチ2dは、前記内部ハウジング1dの内部または前記内部ハウジング1dの外部に設置された電気バルブ体であってもよく、前記内部ハウジング1dの内部または前記内部ハウジング1dの外部に設置された電気水ポンプなどであってもよく、ここでは具体的に限定しない。
ここで、本実施例のアンロード装置のスプレー部材3dを利用してアンロード装置と調理鍋をフラッシングする作業プロセスと作業原理、スプレー部材3dの具体的な設置と構造、アンロード機構7dの具体的な構造については、実施例1の関連する説明を参照することができ、ここでは繰り返さない。
本発明の実施例において、図56、図61、図62、図64および図65を参照すると、前記調理機は、料理出力トレー13d、フラッシング部材18dおよび前記制御装置13cに電気的に接続された水入口スイッチ17dをさらに含む。前記内部ハウジング1dの一側面には、前記料理出力トレー13dに隣接する料理出力口102dが設置され、前記料理出力トレー13dは、前記調理鍋20cの真下側に設置され、前記フローガイドケーシング90dの斜め上側に設置され、前記料理出力トレー13dは、前記料理出力口102dと前記フローガイドケーシング90dの最上部との間に位置され、前記調理鍋20cから落下した料理を料理収容皿に収容するために、前記料理出力口102dを介して前記料理出力トレー13dに料理収容皿(図示せず)を入れることができ、さらに前記料理出力口102dを介して前記料理出力トレー13dから料理収容皿を取り出すことができる。なお、前記料理出力トレー13dの最上面は、その一端から他端に徐々に下向きに傾斜し、前記フラッシング部材18dは、前記料理出力トレー13dの最上面の前記一端に設置され、前記フラッシング部材18dは、前記水入口スイッチ17dを介して水源と連通する。前記料理出力トレー4dの最上面をフラッシングする必要がある場合、前記制御装置13cは、前記フラッシング部材18dが前記料理出力トレー13dの最上面に水を噴出するように、前記水入口スイッチ17dをオンに制御し、前記フラッシング部材18dによって噴出された水は、前記料理出力トレー13dの最上面の前記一端から前記他端に流されることにより、前記料理出力トレー13dの最上面をフラッシングすることができ、前記料理出力トレー13dの最上面をフラッシングした水は、前記フローガイド装置9d内に流され、その後前記フローガイド装置9dを介して前記排水口101cにフローガイドされて排出される。
上記発明の実施例において、好ましくは、図55および図56を参照すると、前記フローガイド装置9dは、上端開口および下端開口を含み、中空構造のフローガイドケーシング90dである。前記フローガイドケーシング90dは、前記料理キャビティの底部に設置され、前記調理鍋20cの下側および前記食物ごみ処理機8dの真上側に位置され、前記フローガイドケーシング90dの底部の開口は、前記食物ごみ処理機8dの入口81dと連通する。前記フローガイドケーシング90dは、最上部から底部に向かって徐々に狭くなり、これにより前記調理鍋20cが水注ぎ作業を行う場合、調理鍋20c内に注がれた水は、集中されて前記食物ごみ処理機8dに流されることができる。具体的に、図56、図63および図64を参照すると、前記料理出力トレー13dの最上面の前記他端は、前記フローガイドケーシング80dの最上部の開口に延びられ、これにより前記料理出力トレー13dの最上面から落下した水は、前記フローガイドケーシング80dの最上部の開口を介して前記フローガイドケーシング80dに流される。
前記調理鍋20cから落下した水が前記料理出力トレー13dにスパッタされることを防止するために、さらに図56を参照すると、前記調理機は、水遮断板14dをさらに含む。前記水遮断板14dは、前記料理出力トレー13dの最上面の前記他端に設置され、前記料理出力トレー13dの最上面には、少なくとも1つの通水口140dが形成されることにより、前記調理鍋20cから落下しスパッタされた水は、前記水遮断板14dによって遮断され、前記料理出力トレー13dの最上面をフラッシングした水は、前記通水口140dから前記フローガイドケーシング90dの最上部の開口内に流されることができる。
図56を参照すると、前記調理鍋20cを効果的に洗浄するために、好ましくは、前記調理機は、鍋洗浄装置15dをさらに含み、前記鍋洗浄装置15dは、前記料理キャビティ100内に設置された鍋洗浄スプレーヘッド150dを含み、これにより前記鍋洗浄スプレーヘッド150dは、前記調理鍋20cの洗浄を実現することができる。前記鍋洗浄装置15dは、前記料理キャビティ100外に設置された水管スイッチ151dと、給水管152dとをさらに含み、前記給水管152dの出水管口は、前記鍋洗浄スプレーヘッド150に連結され、前記給水管152dの給水管口152dは、外部の水源と連通するために使用され、前記水管スイッチ151dは、前記給水管152dに設置され、前記制御装置13cに電気的に接続される。
図56を参照すると、好ましくは、前記鍋洗浄スプレーヘッド150は、前記フローガイドケーシング90dの真上側に設置され、反転した後の鍋の口が前記フローガイドケーシング90dの最上部の開口に向いている前記調理鍋20cをスプレーウォッシュするために使用され、すなわち、前記鍋洗浄スプレーヘッド150dの設置位置は、前記鍋洗浄スプレーヘッド150dが前記反転後の前記調理鍋20cを前記鍋の口に位置合わせする。前記スマート調理機が料理出力プロセスを完了した後、前記調理鍋20cを洗浄する必要がある場合、前記調理鍋20cの鍋の口がフローガイドケーシング90の最上部の開口を向くように、前記調理鍋駆動装置21cを介して前記調理鍋20cを反転することができ、この時前記水管スイッチ151dをオンにすることにより、前記鍋洗浄スプレーヘッド150dは前記調理鍋20cの内部に高圧スプレーウォッシュすることができ、スプレーウォッシュした後の鍋を洗浄した水は、前記フローガイドケーシング90d内に落下する。前記アンロード機構7dを洗浄した後、前記調理鍋20cが水注ぎ作業にある場合にも、前記水管スイッチ151dをオンにすることにより、前記鍋洗浄スプレーヘッド150dは前記調理鍋20cの内部に高圧スプレーウォッシュして、前記調理鍋20cを効果的に洗浄することができる。
水管スイッチ151dは電気的に制御されるバルブ体スイッチであることを指摘する。なお、前記鍋洗浄装置15dは、他の構成であってもよいが、詳細については従来技術を参照することができるので、ここでは詳細を省略する。
好ましくは、図55および図56を参照すると、前記調理機は、前記食物ごみ処理機8dを固定するための固定装置16dをさらに含み、前記固定装置16dは、前記内部ハウジング1dおよび外部ハウジング1cの内部に設置され、これにより前記固定装置16dを介して前記食物ごみ処理機8dを効果的に固定することができる。具体的に、図55および図56を参照すると、前記固定装置16dは、固定フレーム160dを含み、前記固定フレーム160dは、前記食物ごみ処理機8dの外部にスリーブ設置され、前記固定フレーム160dの底部は、前記外部ハウジング1c内の底部に連結され、前記固定フレーム160dの最上部は、前記食物ごみ処理機8dの最上部の上側に位置され、前記食物ごみ処理機8dの最上部に係止されて、前記食物ごみ処理機8dが前記固定フレーム160dに効果的に固定される。前記固定装置16dはさらに、前記食物ごみ処理機8と前記機器外部ハウジング1を連結するネジ連結構造または係止構造などであってよく、ここでは具体的に限定しない。
前記食物ごみ処理機8dの固定方法は、他の形態であってもよく、例示的に、図55および図56を参照すると、前記フローガイドケーシング90dの底部は、前記食物ごみ処理機8dの最上部の前記入口81dにスナップインされて、前記食物ごみ処理機8dと前記フローガイドケーシング90dの底部が係止され、これにより前記食物ごみ処理機8dは効果的に固定される。前記食物ごみ処理機8dの前記入口81dと前記フローガイドケーシング90dの底部の開口との間の連結関係は、さらに、前記食物ごみ処理機8dの前記入口81dと前記フローガイドケーシング90dの底部の前記開口の大きさが一致し、相互位置合わせ連結され、前記入口81dと前記フローガイドケーシング90dの底部の前記開口との間の連結を防水の密閉設置することができることが理解される(既存の防水密閉技術を参照)。
上記発明の実施例において、好ましくは、図62、図64および図65を参照すると、前記フラッシング部材18dは、前記水入口スイッチ17dを介して外部の水源と連通するフラッシング管体180dを含み、前記フラッシング管体180dの外側壁には、1行の水出孔1800dが設置され、前記1行の水出孔1800dは、前記料理出力トレー13dの前記他端に面し、前記1行の水出孔1800dは、前記フラッシング管体180dの一端から前記管体の他端まで順次に配列される。ここで、前記フラッシング管体180dは、前記外側壁に前記1行の水出孔1800dを設置することにより、フラッシング時に前記料理出力トレー13dの最上面に1つのフラッシング水カーテンを形成することができ、これにより前記料理出力トレー13dの最上面の全体をよりよくフラッシングすることができる。前記フラッシング部材18dは、スプレーヘッドなどであってもよく、ここでは具体的に限定しない。
さらに、図61、図62および図65を参照すると、前記調理機は、前記フラッシング管体180dを前記料理出力トレー13dの最上面にカバー設置する保護カバー19dをさらに含むことにより、前記保護カバー19dを設置して、前記フラッシング管体180dを保護することができる。前記保護カバー19dは、前記料理出力トレー13dの前記他端に面する側壁を有し、前記側壁の底部は、前記料理出力トレー13dの最上面から離隔設置されて、前記フラッシング管体180dによって噴出された水は、前記料理出力トレー13dの最上面の前記他端にスムーズに流れることができる。好ましくは、保護カバー19dの前記側壁の底部が前記1行の水出孔1800dの設定高さより高い場合、前記側壁は、前記1行の水出孔1800dの水噴出を妨げないため、前記1行の水出孔1800dは、前記料理出力トレー13dの最上面に効果的に1つのフラッシング水カーテンを形成することができる。
例示的に、図61および図65を参照すると、前記保護カバー19dは、細長い形状を有するメイン保護カバー体190dと、2つの側部ストッパ191dとを含む。前記メイン保護カバー体190dは、前記フラッシング管体180dを前記料理出力トレー13dの最上面にカバー設置し、1側壁の底部は、前記料理出力トレー13dの最上面から離隔設置されて、前記メイン保護カバー体190dの前記側壁は、前記料理出力トレー13dの前記他端に面する。前記2つの側部ストッパ191dはそれぞれ、前記メイン保護カバー体190dの両端に設置され、前記2つの側部ストッパ191dはさらに、前記調理機の内部ハウジング1dの対向する2つの内側壁にそれぞれ連結されて、前記保護カバー19dを前記内部ハウジング1dの内部に固定させる。ここで、好ましくは、前記2つの側部ストッパ191dはすべて、前記メイン保護カバー体190dと連通するカバー状の構造であり、もちろん、前記2つの側部ストッパ191dはさらに、円筒状構造または球状構造などであることができ、ここでは具体的に限定しない。
上記発明の実施例において、例示的に、図61および図62を参照すると、前記料理出力トレー13dは、1つの底板130dと、2つの側板131dとを含む。ここで、前記底板130dは、その一端から他端に向かって徐々に狭くなり、前記フラッシング部材18dは、前記底板130dの前記一端に設置される。なお、前記2つの側板131dはそれぞれ、前記底板130dの両側に設置され、前記調理機の内部ハウジング1dの対向する2つの内側壁にそれぞれ連結される。前記2つの側板131dは、前記フラッシング部材18dによって噴出された水が集中して前記底板130dの最上面の一端から前記底板130dの最上面の他端に流されるようにすることができる。
上記発明の実施例において、図66を参照すると、前記調理機は、前記料理出力トレー13dでの料理皿の配置位置を検出するための料理皿位置検出器20dをさらに含み、前記料理皿位置検出器20dは、前記内部ハウジングに設置され、前記制御装置13cに電気的に接続され、前記制御装置13cは、前記料理皿位置検出器20dの検出信号に応じて前記調理鍋駆動装置21cの反転、料理注ぎ作業を制御する。ここで、料理皿が前記料理出力トレー13dに置かれ、前記調理機が料理注ぎプロセスにある場合、前記制御装置13cは、前記料理皿位置検出器20dの検出信号に応じて前記料理皿が前記調理鍋20cに位置合わせしたかどうかを判断する。位置合わせした場合、前記制御装置13cは、前記調理鍋20c内の食物が前記料理皿に落ちるように、前記調理鍋駆動装置21cを制御して前記調理鍋20cを反転させる。位置合わせしていない場合、前記調理機はリマインダーを発送し、料理注ぎ作業を終了する。例示的に、前記料理皿位置検出器20dは、赤外線検出装置である。
選択可能な実施例において、図39および図40を参照すると、前記機器外部ハウジングは、前記内部ハウジング1dに前記料理出力口102cが設置された前記一側面にドアプレート11cと、前記ドアプレート11cと対応するサイド出入口とがさらに設置され、前記ドアプレート11cは、前記サイド出入口を開閉するように、前記機器外部ハウジングに移動可能に装着される。前記機器外部ハウジングに前記ドアプレート11cと前記開口を設置することにより、前記調理鍋機構2c、油煙処理装置3c、自動料理出力装置などの前記内部ハウジング1dの内部装置のメンテナンスに便利である。好ましくは、ユーザが前記全自動調理機の作業状況を便利に観察するために、前記ドアプレート11cには、透明または半透明の窓110cが設置される。より好ましくは、前記ドアプレート11cはさらに前記料理出力口102cを開閉することにより、前記自動料理出力装置が装填された料理を外へ出すことが便利になる。
選択可能な実施例において、図39および図40を参照すると、前記機器外部ハウジング1の最上部には、最上部カバープレート12cおよび前記最上部カバープレート12cに対応する上部ドア口が設置され、前記最上部カバープレート12cは、前記機器外部ハウジングに移動可能に装着されて、前記上部ドア口を開閉する。前記機器外部ハウジングに上部ドア口と最上部カバープレート12を設置することにより、アンロード機構のメンテナンスを便利にすることができる。
スマート調理機の内部作業空間は、高温、高湿度、高pH環境であることが理解できる。それと連携する構造と電気部品は、そのような環境で効果的かつ持続的に作業することが困難であり、調理機の内部作業空間には、食品の安全性、衛生、環境保護に関するが、本発明の実施例では、内部ハウジング1dの内部に1つの密閉された調理機作業空間(料理キャビティ)を設計することにより、食材に接触するメイン料理機器を料理キャビティの密閉空間内に配置し、アンロード、調理、加熱、料理出力などの主な調理機能を実現し、料理キャビティの内部に、スプレー部材を設置して料理機器をフラッシングし、同時に前記メイン料理機器を補助して料理機能を実現する補助料理機器(その装置作業に連携する電気、電気回路、電源および伝送線路、配管部材などは料理キャビティの外部に設置される)を前記料理キャビティの外部に設置する。
ここで、図61に示された料理キャビティ構造に加えて、前記料理キャビティの構造は、他の構造を採用することもできる。例えば、図67~図70は、料理キャビティ100の別の任意の構造を示す。前記料理キャビティ100の内部には、調理鍋(図示せず)および調理鍋ローテティング装置(図示せず)を収容するための料理領域2eと、前記料理領域2eの下側に位置され且つ料理出力装置(図示せず)を収容するための料理出力領域3e(前記料理出力領域3は、前記料理領域2eと前記料理キャビティの底部との間に位置される)とが設置され、前記料理キャビティ100の底部には、前記料理出力領域3eに落下した汚水が排出されるのに提供される料理出力領域の汚水排出口4eが設置されて、汚水が前記料理キャビティ100内の底部に溜まると、前記料理出力領域の汚水排出口4eは、前記料理キャビティ100内の底部の汚水を排出することができ、これにより前記調理機の料理キャビティの内部を衛生的に保つことができる。
好ましくは、図67を参照すると、前記料理キャビティ100の最上部には、開閉できる最上部カバードアプレート(図示せず)を装着するための最上部カバー口5eが設置される。ここで、前記料理キャビティ100内の装置(例えば、調理鍋または調理鍋反転機構など)をメンテナンスする必要がある場合、前記最上部カバー口5eに設置された前記最上部カバードアプレートを開くことができる。前記料理キャビティ100の最上部に前記最上部カバードアプレートを装着するための前記最上部カバー口5eを設置することにより、前記調理機内の装置を便利にメンテナンスすることができる。好ましくは、図67ないし図70を参照すると、前記料理キャビティ100の底部には、中空構造であり、前記調理鍋を洗浄する時に落下した汚水を前記料理キャビティ100外に排出するための排水通路構造6eがさらに設置され、前記排水通路構造6eの最上端には、前記料理キャビティ100内に位置され且つ前記調理鍋に面する汚水収集口7eが設置され、前記排水通路構造6eの底端には、排水口8eが設置される。前記調理鍋を洗浄する必要がある場合、前記調理鍋から落下した汚水は、前記汚水収集口7eを通過して前記排水通路構造6e内に流され、前記排水通路構造6eによって前記排水口8eにフローガイドされて排出される。前記排水通路構造6eを設置することにより、前記調理鍋を洗浄する時に生成された汚水を容易に排出することができる。理想的には、前記排水通路構造6eは、漏斗形状構造のフローガイド外部ハウジングを含むことにより、前記調理鍋から落下した汚水を容易に前記機器外部ハウジング外にフローガイドすることができる。前記排水通路構造6eは中空構造であり、上下両端にそれぞれ前記汚水収集口7eと前記排水口8eが設置された円筒構造、または、中空構造であり、上下両端にそれぞれ前記汚水収集口7eと前記排水口8eが設置された逆ピラミッド構造などの他の構造であってもよく、ここでは具体的に限定しない。
図68を参照すると、前記ケーシング1の底部には、給水管(図示せず)が前記ケーシング1の内部を貫通する給水管装着孔9がさらに設置され、ここで、前記給水管装着孔9を介して前記ケーシング1の内部を貫通した前記給水管は、前記調理鍋の洗浄に使用される。好ましくは、図67および図69を参照すると、前記料理キャビティ100を構成するケーシング1eの両側にはそれぞれ、前記調理鍋の反転を制御する調理鍋ステーション制御装置を前記料理領域2eに装着するための第1の装着孔10eが設置される。ここで、好ましくは、前記第1の装着孔10eは、前記ケーシング1eの両側に設置された前記調理鍋の反転を制御する調理鍋ステーション制御装置が有する回転軸を装着するための回転軸装着溝であってもよい。前記装着溝10eはさらに、前記ケーシングの両側に設置された前記調理鍋を一定方向に運動させる前記調理鍋昇降装置が有する連結軸を装着するための調理鍋昇降装着溝であってもよく、前記調理鍋昇降装着溝は、前記調理鍋の昇降移動範囲を限定する。前記料理キャビティ100の内部には、前記料理領域2eの上側に位置され、且つアンロード装置(図示せず)を収容するためのアンロード領域11eがさらに設置され、前記料理キャビティ100を構成するケーシング1eの両側にはそれぞれ、前記アンロード装置を前記アンロード領域11eに装着するための第2の装着孔12eが設置される。ここで、好ましくは、前記第2の装着孔12eは、前記ケーシング1eの両側に設置された前記アンロード装置が有する回転軸を装着するためのアンロード回転軸装着溝であってもよい。前記第2の装着孔12eはさらに、前記ケーシング1eの両側の内側壁に設置された前記アンロード装置を装着するための装着ブラケットまたは装着板などであってもよく、ここでは具体的に限定しない。さらに、図67を参照すると、前記料理キャビティ100を構成する前記ケーシング1eの第1の側辺には、開閉できるドアプレート(図示せず)を装着するための装着口が設置され、前記装着口に左側、右側と底側には、すべてシールストリップ14eが設置される。ここで、調理鍋のの手動洗浄する必要がある場合、または前記料理キャビティ100の内部の装置をメンテナンスする必要がある場合、前記装着口に設置された前記ドアプレートを開くことができる。なお、前記装着口に前記シールストリップ14eを設置することにより、前記ドアプレートが閉じた時に、前記シールストリップ14eは、前記ドアプレートと前記ケーシング1との間の隙間をよりよく密閉することができ、これにより前記料理キャビティ100がよりよい密閉性を有し、さらに外部の異物質(例えば、ほこり)が前記料理キャビティ100の内部に容易に入らないことを保証する。前記第1の側辺の上端部には、前記装着口の上側に位置され、マンマシンインターフェース装置(図示せず)を装着するための第3の装着位置15eがさらに設置される。ここで、具体的に、前記第3の装着位置15eは、前記第1の側辺の上端部に設置された前記マンマシンインターフェースを収容するための装着溝であってもよく、または前記第3の装着位置15eは、前記第1の側辺の上端部に設置された前記マンマシンインターフェースを収容するための装着板などであってよく、ここでは具体的に限定しない。
図67~図70に示された料理キャビティ100は、前述した実施例に基づいてみることができ、前記料理キャビティ100の底部に前記料理出力領域の汚水排出口4eを設置することにより、汚水が前記料理キャビティ100内の底部に溜まると、前記料理出力領域の汚水排出口4eは、前記料理キャビティ100内の底部の汚水を排出することができ、これにより前記調理機機器外部ハウジングの内部をより衛生的になる。
実施例1と実施例2において、本発明によって提供される調理機は、外部ハウジングの内部に内部ハウジングを設置し、内部ハウジングに1つの密閉された料理キャビティを構築することにより、食材に接触するメイン料理機器を料理キャビティの密閉空間内に配置して、アンロード、調理、加熱、料理出力などの主な料理機能を実現し、料理キャビティの内部に、スプレー部材を設置して料理機器をフラッシングし、同時に前記メイン料理機器を補助して料理機能を実現する補助料理機器(その装置作業に連携する電気、電気回路、電源および伝送線路、配管部材などは料理キャビティの外部に設置される)を前記料理キャビティの外部に設置することにより、食品の安全と環境衛生を保証する。また、本発明によって提供される調理機は、密閉された料理キャビティに基づいて、各機能部材を密閉された料理キャビティのコアとして組み合わせ、アンロード装置、炉体装置、鍋蓋装置などの食品に直接接触するメイン料理機器を料理キャビティの密閉空間内に設置し、料理キャビティの内部にスプレー部材を設置して料理機器をフラッシングして、水、煙がこの密閉料理キャビティの内部から遮断され、フラッシングした後の水を統一的に排出し、油煙の排出による環境汚染を防止する。
以下、本発明によって提供される調理機が、各機能部材を密閉された料理キャビティをコアとして組み合わせることに基づいた方法をさらに説明する。図71~図79を参照すると、前記調理機は、外部ハウジング1fと、前記外部ハウジング内部に設置された内部ハウジング2fとを含み、前記内部ハウジング2fのキャビティの内部は、前記密閉された料理キャビティ100を形成する。ここで、内部ハウジング2fで構成された料理キャビティの具体的な構造は、前述の関連する実施例の説明を参照することができ、ここでは省略する。前記調理機では、アンロード装置10f、調理鍋装置20f、鍋蓋装置30fおよび料理出力装置40fを含むメイン料理機器を密閉された前記料理キャビティ100の内部に設置し、前記メイン料理機器を補助して料理機能を実現する補助料理機器を前記料理キャビティ100の外部に設置し、前記外部ハウジング1fと内部ハウジング2fとの間に形成される空間領域に配置する。前記調理鍋装置20fは、調理鍋、前記調理鍋を支持し加熱するための炉体装置、前記調理鍋の回転を制御する調理鍋ローテティング装置、前記調理鍋の反転を駆動するための調理鍋ステーション制御装置などを含み、具体的な構造と機能は、前述の関連する説明を参照することができる。前記補助料理機器は、油煙処理装置50f、補助材料装置60f、ごみ処理機70f、調理鍋昇降装置80f、調理鍋ステーション変更モータ100fと調理鍋ステーション検出装置200f、アンロード装置のステーション変更モータ300fとアンロード装置のステーション検出装置400f、電気、電気回路、電源と伝送線路、および配管部材を含む。
前記外部ハウジング1fは、左フレーム11fと、右フレーム12fとを含み、前記内部ハウジング2fを前記外部ハウジング1fの内部に固定するために、前記左フレーム11f、右フレーム12fを介して前記内部ハウジング2fに連結される。具体的に、前記内部ハウジング2fの両側壁最上部には、連結上縁口201fが設置され、前記左右フレームの最上部にはそれぞれ、前記連結上縁口201fに対応的に連結される第1の連結孔位置101fが設置される。前記内部ハウジング2fの前端面2008fの両側にはそれぞれ、連結前縁口202fが設置され、前記左右フレームの側部にはそれぞれ、前記連結前縁口202fに対応する第2の連結孔位置102fが設置される。前記連結上縁口201fと第1の連結孔位置101fのマッチング連結、及び前記連結前縁口202fと第2の連結孔位置102fのマッチング連結により、前記密閉された料理キャビティを有する内部ハウジング2fを前記左フレーム11fと右フレーム12fに固定する。前記左右フレームにはそれぞれ、アンロード装置の装着位置111fが設置され、前記アンロード装置の装着位置111fはそれぞれ、前記内部ハウジング2fの前記アンロード装置を前記アンロード領域に装着するためのアンロード機構装着孔211fに対応する。料理キャビティ内のアンロード領域に設置されたアンロード機構は、ブラケット/回転軸を介して前記内部ハウジング2fの装着孔211fと左右フレームのアンロード装置の装着位置111fをそれぞれ貫通し、アンロード装置の装着位置111fにそれぞれ設置されたアンロード装置のステーション変更モータ300fとアンロード装置のステーション検出装置400fに連結される。前記左右フレームにはそれぞれ、調理鍋装置の装着位置112fが設置され、前記調理鍋装置の装着位置112fはそれぞれ、前記内部ハウジング2fの前記調理鍋装置20fを前記料理領域に装着するための装着溝212fに対応する。料理キャビティ内の料理領域に設置された調理鍋装置は、ブラケット/回転軸を介して前記内部ハウジング2fの装着溝212fの調理鍋装置の装着位置112fをそれぞれ貫通し、調理鍋装置の装着位置112fにそれぞれ設置された調理鍋ステーション変更モータ100fと調理鍋ステーション検出装置200fに連結される。また、前記左右フレームの調理鍋装置の装着位置112fは、前記調理鍋を料理領域で一定の方向に移動させるように制御するための調理鍋昇降装置80fを装着且つ固定するために使用され、また、前記調理鍋装置の装着位置112fの近くには、調理鍋リフト制限センサー801fを設置するための装着位置がさらに設置される。
前記外部ハウジング1fは、前記左右フレームにそれぞれ連結固定された底板13fと、左右側板(図示せず)と、後板14fとをさらに含み、前記外部ハウジング1fは、前記内部ハウジング2fのフードボックス導入口2000fと料理出力口2001fを開閉するためのミドルドアプレート15fと、前記内部ハウジング2fの最上部カバー口2002fを開閉するための最上部カバードアプレート16fと、前記内部ハウジング2fと前記底板13fとの間で構成された補助材料装置60fを収容する補助材料領域を開閉するための補助材料ビンドアプレート17fとをさらに含む。前記最上部カバードアプレート16fと前記内部ハウジング2fの最上端面2007fの接触位置には、シールストリップ161fが設置され、前記ミドルドアプレート15f、補助材料ビンドアプレート17fと前記内部ハウジング2fの前端面2008fの接触位置には、密閉を実現するために、シールストリップ151fとシールストリップ171fが対応的に設置されて、料理キャビティの内部の密閉性を保証する。前記ミドルドアプレート15fと前記補助材料ビンドアプレート17fとを一体に成形してもよい。また、前記内部ハウジング2fの前端面2008fの上部には、マンマシンインターフェース装着位置500fが設置されて、マンマシン制御パネル5001fを装着する。ことにより、ユーザが前記マンマシン制御パネル5001fを操作することが便利になる。
また、前記調理機はさらに、前記料理キャビティの内部にメイン料理機器をフラッシングするためのスプレー部材を設置され、ここで、料理キャビティ内の最上部に設置されたアンロード装置を直接にフラッシングするアンロード装置のスプレー部材91fと、料理キャビティ内の側部または底部に設置された調理鍋内部を直接にフラッシングする調理鍋スプレー部材92fとを含む。アンロード装置のスプレー部材91fと調理鍋スプレー部材92fの具体的な構造および作業原理については、前述の関連する説明を参照することができる。
前記油煙処理装置50fは、前記外部ハウジング1fと内部ハウジング2fとの間に配置され、且つ前記内部ハウジング2fの後端面の上部に位置され、前記油煙処理装置50fは、油煙管501fを介して前記料理キャビティ100の内部と連通し(具体的に、前記料理キャビティの内部の調理鍋装置と連通し、前記内部ハウジング2fは、鍋蓋の設置位置に油煙処理出口1000fが設置される)、料理キャビティ内(および調理鍋内)の油煙は、前記油煙処理出口1000fを介して排出されて、油煙処理装置50fにより油煙処理される。前記内部ハウジング2fは、料理キャビティの内部の油煙を直接にキャビティ油煙出口を介して油煙処理装置50fに排出して油煙処理するために、他の位置で前記油煙処理装置50fのキャビティ油煙出口(図示せず)を設置することができると理解される。また、前記油煙処理装置50fの油煙出口は、前記料理キャビティの内部と連通するように設置されることもでき、これにより、油煙処理装置50fで処理された油煙は、料理キャビティに再び戻されて循環処理されて、油煙ガスのゼロエミッションを実現する。前記油煙処理装置50fが採用できる具体的な構造と処理プロセスは、前述の関連する説明を参照することができる。前記補助材料装置60fは、前記料理キャビティ100を形成する内部ハウジングの下側に設置され、前記料理キャビティ100の底部開口(底部開口は、ごみ処理機70fに連結する)から離れている。前記補助材料装置60fは、補助材料ボトルを含み、各前記補助材料ボトルは、補助材料管と補助材料ポンプを介して前記料理キャビティの内部の調理鍋と連通する(具体的に、鍋蓋と連通する連結管、具体的な構造と実現方法は、前述の関連する説明を参照することができる)。前記補助材料装置は、ポンプを追加することにより、補助材料管で補助味材料ボトルに連結され、鍋蓋位置の添加通路により調理鍋内に補助味材料を追加し、調理の全プロセスで追加できる。前記ごみ処理機70fは、前記料理キャビティ100を形成する内部ハウジング2fの下側に設置され、ごみ処理機連結部材701fを介して前記料理キャビティ100の底部開口に密閉連結される。
本発明の説明では、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」「最上」、「底」「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」などの方位や位置関係の説明は、図面に示された方位や位置関係に基づいものであり、単に本発明を説明し、説明を簡略化するための便宜のためなものであり、記載された装置または構成要素は、特定の方向に特定の方位構造、および動作を指示または暗示するものではなく、本発明を制限するものと解釈してはならない。
なお、用語「第1」、「第2」は、単に説明のためのものであり、相対的な重要性や技術の特徴の数を明示したり、暗示するものではない。したがって、「第1」、「第2」に限られた特徴は、複数の対応する特徴を含んでいることを明示的または暗示的することができる。本発明の説明では、「複数」という表現は、他の具体的な限定がない限り、少なくとも2つ、例えば、2つ、3つ等を意味する。
本発明では、「装着」、「相互に連結」、「連結」、「固定」などの用語は、明確に規定と定義されていない限り、広範囲に理解されるべきで、特に記載されていない限り、固定連結、着脱可能な連結、一体的な成形であってもよく、機械的連結、電気的接続、または互いに通信することであってもよく、直接連結、中間媒体を介する連結であってもよく、2つの要素の内部連通または2つの要素の相互作用関係であってもよい。本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本発明の上記の用語の具体的な意味を、場合によっては理解できる。
本出願の開示と組み合わせて説明される方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア方式で実装されても、プロセッサがソフトウェア命令を実行する方式で実装されてもよい。ソフトウェアコマンドは、対応するソフトウェアモジュールで構成でき、ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(Read Only Memory,ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable Programmable ROM,EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)、レジスタ、ハードドライブ、リムーバブルハードドライブ、CD-ROM、または当技術分野で知られているその他の形式の記憶媒体に保存できる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。もちろん、記憶媒体はプロセッサの不可欠な部分であってもよい。
当業者は、上記1つまたは複数の例示において、本出願に記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって実装され得ることを認識すべきである。ソフトウェアで実装される場合、機能はコンピューター可読媒体に格納されるか、コンピューター可読媒体上の1つまたは複数のコマンドまたはコードとして送信される。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体とを含む。記憶媒体は、汎用または特殊用途のコンピューターがアクセスできる任意の利用可能な媒体である。
上記の具体的な実装形態は、本出願の目的、技術的解決策、および有益な効果をさらに詳細に説明している。上記は本出願の具体的な実施形態に過ぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。本出願の技術的解決策に基づいて行われた変更、同等の置換、または改善などは、本出願の保護範囲に含まれるものとする。