JP3208854B2 - 紫外線硬化型樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー - Google Patents

紫外線硬化型樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重合性不飽和ポリウレ
タンを含有する紫外線硬化型樹脂組成物に関し、更に詳
しくは光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物及びそ
れを用いた光ファイバーに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、非常に脆く傷つき易く、
且つ汚染によって、光伝送損失が大きくなることは、良
く知られている。このため、従来より、光ファイバの紡
糸直後に、ガラス表面に低い弾性率を有する材料で1次
被覆を行った後、高い弾性率を有する材料で2次被覆が
行われている。
【0003】これらの材料として、近年、生産性の面よ
り紫外線硬化型樹脂が使用されている。又、1次被覆及
び2次被覆を施した光ファイバーを束ねてテープ化する
際にも紫外線硬化型樹脂が使用されている。
【0004】該紫外線硬化型樹脂に使用されている重合
性不飽和ポリウレタンとして、ポリエーテルウレタンア
クリレートが広く用いられている。公知のポリエーテル
ウレタンアクリレートを構成するポリエーテルポリオー
ル成分としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、プロピレンオキサイドと
エチレンオキサイドのランダム共重合体、テトラヒドロ
フランとプロピレンオキサイドのランダム共重合体、テ
トラヒドロフランとエチレンオキサイドのランダム共重
合体、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加体及
びビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加体等を
挙げることができる。これらのうち、光ファイバー被覆
用紫外線硬化型樹脂には、ポリプロピレングリコール
(PPG)、ポリテトラメチレングリゴール(PTG)
をポリエーテルポリオール成分として用いたポリエーテ
ルウレタンアクリレートが広く使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバー被覆用紫
外線硬化型樹脂に必要な特性として、(1)低粘度、常
温液体で、作業性に優れている、(2)低紫外線照射量
でも充分に硬化し、生産性に優れている、(3)硬化塗
膜の耐熱性、耐ジェリー性、耐加水分解性等、長期信頼
性に優れている等が挙げられる。
【0006】ポリエーテルウレタンアクリレートのポリ
エーテル成分として前記汎用ポリエーテルを使用した場
合、例えば、PPGを使用した場合には、低粘度で作業
性に優れている反面、硬化性、耐熱性等の長期信頼性が
劣ると言うように、長所と短所を併せ持っている。一
方、特願平4−18935号において、本発明者らは、
ポリエーテル成分として、例えばブチレンオキサイドと
プロピレンオキサイドのランダム共重合体を使用するこ
とにより、これら諸特性に優れた光ファイバー被覆用紫
外線硬化型樹脂を提案した。
【0007】しかしながら、ランダム共重合体中には共
重合反応の副生成物である水酸基を有しない化合物が含
まれるため、このランダム共重合体のウレタンアクリレ
ートを紫外線硬化型樹脂組成物に用いた場合、紫外線硬
化反応に寄与しない前記反応副生成物が、硬化塗膜の飽
和ゲル分率を低下させると言う問題があった。
【0008】本発明はかかる状況に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、硬化性、耐熱性、耐
ジェリー性等長期信頼性に優れ、かつ低粘度で作業性に
優れたブチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのラ
ンダム共重合体の特性を発揮し、更にゲル分率の向上し
た光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、(1)(a)ポリブチレングリコールを幹
ポリマーとし、プロピレンオキサイドをブロック共重合
して得られるポリエーテルポリオール、(b)ポリイソ
シアネート及び(c)イソシアネート基と反応する活性
水素及び重合性不飽和基を有する化合物とを反応させて
得られる重合性不飽和ポリウレタン(以下、本発明の重
合性不飽和ポリウレタンという)、これと(2)エチレ
ン性不飽和結合を有するモノマー及び(3)光重合開始
剤を含有する紫外線硬化型樹脂組成物並びにその硬化物
で被覆されて成る光ファイバーを提供する。
【0010】本発明で使用する重合性不飽和ポリウレタ
ンは、ポリブチレングリコールを幹ポリマーとし、プロ
ピレンオキサイドをブロック共重合して得られるポリエ
ーテルポリオール、ポリイソシアネート及びアクリロイ
ル基を有するヒドロキシ化合物を反応させて得ることが
できる。
【0011】
【0012】ポリブチレングリコールを幹ポリマーと
し、プロピレンオキサイドをブロック共重合したポリエ
ーテルポリオールの市販品としては、例えば「Z−30
04−5,同−6」(第一工業製薬社製)が挙げられ
る。
【0013】ポリイソシアネート化合物としては、例え
ば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシ
リレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジン
ジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート等が挙げられる。
【0014】アクリロイル基を有するヒドロキシ化合物
としては、例えば、ヒドロキシエチルアクリレート、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシブ
チルアクリレート、フェノキシヒドロキシプロピルアク
リレート、ブトキシヒドロキシプロピルアクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリ
スリトールモノヒドロキシペンタアクリレート、トリメ
チロールプロパンジアクリレート、ジプロピレングリコ
ールモノアクリレート、1,6−ヘキサンジオールモノ
アクリレート、グリセリンジアクリレート、カプロラク
トン変性2−ヒドロキシエチルアクリレート、ステアリ
ン酸変性ペンタエリスリトールジアクリレート等が挙げ
られる。
【0015】本発明で使用するエチレン性不飽和結合を
有するモノマーとしては、主として、アクリル酸エステ
ル系化合物が使用される。硬化膜に柔らかさを要求する
場合には、単官能の(メタ)アクリル酸エステル系化合
物が、また、硬化膜に硬さを要求する場合には、二官能
以上の多官能アクリル酸エステル系化合物が一般的に用
いられる。
【0016】本発明で使用するエチレン性不飽和結合を
有するモノマーの具体例としては、スチレン、クロロス
チレン、ジビニルベンゼン等の如き芳香族ビニルモノマ
ー;置換基として、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、アミル、2−エチルヘキシル、オクチル、ノニル、
ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、シクロヘキシ
ル、ベンジル、メトキシエチル、ブトキシエチル、フェ
ノキシエチル、ノニルフェノキシエチル、テトラヒドロ
フルフリル、アルリル、メタリル、グリシジル、2−ヒ
ドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−クロロ
−2−ヒドロキシプロピル、ジメチルアミノエチル、ジ
エチルアミノエチル、ノニルフェノキシエチルテトラヒ
ドロフルフリル等の如き基を有するアクリレート、メタ
クリレート又はフマレート;エチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ト
リメチロールプロパン、グリセリン及びペンタエリスリ
トール等のモノ(メタ)アクリレート又はポリ(メタ)
アクリレート;酢酸ビニル、酪酸ビニル又は安息香酸ビ
ニル、アクリロニトリル、セチルビニルエーテル、リモ
ネン、シクロヘキセン、ジアリルフタレート、2−、3
−又は4−ビニルピリジン、アクリル酸、メタクリル
酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ヒドロキ
シメチルアクリルアミド又はN−ヒドロキシエチルアク
リルアミド及びそれらのアルキルエーテル化合物、ネオ
ペンチルグリコール1モルに2モル以上のエチレンオキ
サイド若しくはプロピレンオキサイドを付加して得たジ
オールのジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パン1モルに3モル以上のエチレンオキサイド若しくは
プロピレンオキサイドを付加して得たトリオールのジ又
はトリ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA1モル
に2モル以上のエチレンオキサイド若しくはプロピレン
オキサイドを付加して得たジオールのジ(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート1
モルとフェニルイソシアネート若しくはn−ブチルイソ
シアネート1モルとの反応生成物、ジペンタエリスリト
ールのポリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0017】また、N−ビニル−2−ピロリドン、アク
リロイルモルフォリン、ビニルイミダゾール、ビニルカ
プロラクタム、ビニル−p−tert−ブチルベンゾエ
ート、シクロヘキシルアクリレート、イソボルニルアク
リレート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロ
ペンテニルアクリレートから成る群から選ばれる少なく
とも1種のモノマーも使用でき、二官能以上の上記(メ
タ)アクリレートと併用すると、硬化性が向上し、硬化
後に高ゲル分率となり、信頼性の高い材料を提供するこ
とができる。
【0018】本発明で使用する光重合開始剤としては、
光によりラジカルを発生し、そのラジカルが重合性不飽
和化合物と効率的に反応するものであれば良い。分子が
開裂してラジカルを発生するタイプや芳香族ケトンと水
素供与体の組合せのように複合して用いられるものがあ
る。
【0019】前者に属する例としては、例えば、ベンゾ
イルエチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、
ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキ
シルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−フェニル−プロパン−1−オン、2,4,6−トリメ
チルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、1−
(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−
メチルプロパン−1−オン及び2−メチル−1−〔4−
(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパノン
−1等が挙げられる。
【0020】後者の例の芳香族ケトンとしては、例え
ば、ベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、イ
ソフタロフェノン、4−ベンゾイル−4′−メチル−ジ
フェニルスルフイド、2,4−ジエチルチオキサント
ン、2−イソプロピルチオキサントン及び2−クロロチ
オキサントン等が挙げられ、これと組合せる水素供与体
としては、例えば、メルカプト化合物及びアミン化合物
等が挙げられるが、一般にアミン系化合物が好ましい。
【0021】アミン系化合物としては、例えば、トリエ
チルアミン、メチルジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−ジメチル
アミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イ
ソアミル、N,N−ジメチルベンジルアミン及び4,
4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン等が挙げ
られる。
【0022】これらの光重合開始剤は、単独で用いても
良いし、二種類以上組合せて用いても良い。
【0023】また、その他の添加剤として、熱重合禁止
剤、酸化防止剤、可塑剤及びシランカップリング剤等を
各種特性を改良する目的で配合することもできる。
【0024】本発明の光ファイバ被覆用紫外線樹脂組成
物は、(1)重合性不飽和ポリウレタンを10〜80重
量%、(2)エチレン性不飽和結合を有するモノマーを
10〜80重量%及び光重合開始剤0.1〜10重量%
の範囲から配合されることが好ましい。
【0025】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。以下の実施例中、「部」及び「%」は夫々『重量
部』及び『重量%』を表わす。
【0026】まず、本発明の重合性不飽和ポリウレタン
の合成例を示す。
【0027】(合成例1)ポリブチレングリコールを幹
ポリマーとしプロピレンオキサイド(PO)をブロック
共重合して得たポリエーテルジオール(数平均分子量:
3,000、PO含有量:10%)2モルと2,4−ト
リレンジイソシアネート3モルを窒素ガス導入管、撹拌
機及び冷却管のついた反応容器に仕込み、70℃で2時
間反応させた。
【0028】次に、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
トを2モル、重合禁止剤としてt−ブチルハイドロキノ
ンを微量及び触媒としてジブチル錫ジラウレートを微量
徐々に加え、さらに70℃で15時間反応させて、アク
リロイル基を有する重合性不飽和ポリウレタン(A−
1)を得た。得られた重合性不飽和ポリウレタン(A−
1)の物性は以下の通りであった。 ガードナー希釈粘度:V−W(固形分70%トルエン溶
液) 残存イソシアネート:0.04%
【0029】(合成例2)ブチレンオキサイドとプロピ
レンオキサイドのランダム共重合体(数平均分子量:
3,000、PO含有量:10%)2モルと、2,4−
トリレンジイソシアネート3モルを窒素ガス導入管、撹
拌機及び冷却管のついた反応容器に仕込み、70℃で2
時間反応させた。
【0030】次に、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
トを2モル、重合禁止剤としてt−ブチルハイドロキノ
ンを微量及び触媒としてジブチル錫ジラウレートを微量
徐々に加え、さらに70℃で15時間反応させて、アク
リロイル基を有する重合性不飽和ポリウレタン(A−
2)を得た。得られた重合性不飽和ポリウレタン(A−
2)の物性は以下の通りであった。 ガードナー希釈粘度:V−W(固形分70%トルエン溶
液) 残存イソシアネート:0.04%
【0031】以下に本発明の光ファイバ被覆用紫外線硬
化型樹脂組成物の実施例及び比較例を示す。
【0032】(実施例1)合成例1で得た重合性不飽和
ポリウレタン(A−1)50部、ノニルフェノキシポリ
プロピレングリコールモノアクリレート50部及び2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオ
キシド2部を60℃で1時間混合溶解して、粘度65.
3ポイズ(25℃)の液状紫外線硬化型樹脂組成物を得
た。
【0033】(比較例1)実施例1において、重合性不
飽和ポリウレタン(A−1)に代えて、重合性不飽和ポ
リウレタン(A−2)を使用した以外は、実施例1と同
様にして、粘度71.2ポイズ(25℃)の液状紫外線
硬化型樹脂組成物を得た。
【0034】実施例1及び比較例1で得た各紫外線硬化
型樹脂組成物を用いて、下記の評価を行い、その結果を
表1に示した。
【0035】(硬化性の評価−1)紫外線硬化型樹脂組
成物をガラス板上に、乾燥塗膜厚が、200±20μm
となるように各々塗布した後、80W/cmのメタルハラ
イドランプを用いて、窒素雰囲気下で照射光量を変化さ
せて硬化させた。その硬化膜の引張弾性率を測定した。
【0036】なお、引張弾性率の測定は、JIS K7
113に準拠して行った。また、硬化性の指標として
は、20mJ/cm2、1J/cm2照射時の引張弾性率の比を
とり、硬化速度として表1に示した。
【0037】(硬化性の評価−2)紫外線硬化型樹脂組
成物をガラス板上に、乾燥塗膜厚が、200±20μm
となるように各々塗布した後、80W/cmのメタルハラ
イドランプを用いて、窒素雰囲気下で1J/cm2照射し
硬化膜を作成した。 溶剤として、メチルエチルケトン
を用いソックスレー抽出器で3時間以上抽出を行い、抽
出前後の重量比をゲル分率とした。
【0038】(耐熱性の評価)紫外線硬化型樹脂組成物
をガラス板上に乾燥塗膜厚が200±20μmと成るよ
うに塗布した後、80W/cmのメタルハライドランプを
用いて、窒素雰囲気中で照射光量200mJ/cm2で硬
化させた。 この硬化膜を120℃空気中で1週間保存
し、その後、引張弾性率を上記方法と同様に測定した。
この測定値の初期値に対する比率を耐熱性の指標とし
た。
【0039】(耐ジェリー性の評価)紫外線硬化型樹脂
組成物をガラス板上に乾燥塗膜厚が200±20μmと
成るように塗布した後、80W/cmのメタルハライドラ
ンプを用いて、窒素雰囲気中で照射光量200mJ/cm
2で硬化させた。 この硬化膜を23℃、50%RHで状
態に調節し、重量M1を測定する。次いで、ジェリーS
YNCOLT(SYNCO Chemical社製)に
85℃で7日間浸漬した後、取り出し、表面のジェリー
を拭き取り、重量M2を測定する。重量変化=M2/M
1×100(%)を耐ジェリー性の指標とした。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の重合性不飽和ポリウレタンは、
ブチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのランダム
共重合体を用いた重合性不飽和ポリウレタンの欠点を改
善し、硬化性が優れ、更に、耐熱性、耐ジェリー性にも
優れている。従って、本発明の重合性不飽和ポリウレタ
ンを用いた光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物
は、作業性、生産性に優れ、本発明の光ファイバ被覆用
紫外線硬化型樹脂組成物を用いて被覆した光ファイバ
は、長期間の使用においても高い信頼性を得ることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G02B 6/44 301 G02B 6/44 301A G03F 7/027 513 G03F 7/027 513 (56)参考文献 特開 昭63−275619(JP,A) 特開 平1−185314(JP,A) 特開 平2−135211(JP,A) 特開 平2−34620(JP,A) 特開 平4−132724(JP,A) 特開 平3−188445(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/038 C08F 2/50 C08F 299/06 C08G 18/66 C08G 18/67 G02B 6/44 301 G03F 7/027 513

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)(a)ポリブチレングリコールを
    幹ポリマーとし、プロピレンオキサイドをブロック共重
    合して得られるポリエーテルポリオール、(b)ポリイ
    ソシアネート、 及び (c)イソシアネート基と反応する活性水素及び重合性
    不飽和基を有する化合物、 を反応させて得られる重合性不飽和ポリウレタン、 (2)エチレン性不飽和結合を有するモノマー、 及び (3)光重合開始剤、 を含有する紫外線硬化型樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (1)重合性不飽和ポリウレタンを10
    〜80重量%、 (2)エチレン性不飽和結合を有するモノマーを10〜
    80重量%、 及び (3)光重合開始剤を0.1〜10重量% を含有する請求項1記載の紫外線硬化型樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の紫外線硬化型樹脂
    組成物から成る光ファイバー被覆用紫外線硬化型樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の紫外線硬化型樹脂
    組成物の硬化物で被覆されて成る光ファイバー。
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