JP7011641B2 - 硬化性組成物 - Google Patents
硬化性組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7011641B2 JP7011641B2 JP2019501320A JP2019501320A JP7011641B2 JP 7011641 B2 JP7011641 B2 JP 7011641B2 JP 2019501320 A JP2019501320 A JP 2019501320A JP 2019501320 A JP2019501320 A JP 2019501320A JP 7011641 B2 JP7011641 B2 JP 7011641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- group
- curable composition
- weight
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 CN(**)*OC(C(*)=C)=O Chemical compound CN(**)*OC(C(*)=C)=O 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F299/00—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2810/00—Chemical modification of a polymer
- C08F2810/30—Chemical modification of a polymer leading to the formation or introduction of aliphatic or alicyclic unsaturated groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2810/00—Chemical modification of a polymer
- C08F2810/40—Chemical modification of a polymer taking place solely at one end or both ends of the polymer backbone, i.e. not in the side or lateral chains
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L2205/00—Polymer mixtures characterised by other features
- C08L2205/02—Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
- C08L2205/025—Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group containing two or more polymers of the same hierarchy C08L, and differing only in parameters such as density, comonomer content, molecular weight, structure
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
(1)重合体(A)100重量部に対し、重合体(B)を15~900重量部、前記重合体(A)および前記重合体(B)の重量の合計100重量部に対し、重合開始剤(C)を0.001~50重量部含有することを特徴とする硬化性組成物であって、前記重合体(A)および前記重合体(B)の分子量が、サイズ排除クロマトグラフィー法によって測定したポリスチレン換算数平均分子量でいずれも500~500,000であって、かつ、分子量分布(重量平均分子量Mw)/(数平均分子量Mn)がいずれも1.0~2.0であることを特徴とする硬化性組成物に関する。
(5)前記重合体(A)のR2が、-CH2CH2-、-CH2CH2CH2-、-CH2CH2CH2CH2-、からなる群から選ばれる2価の飽和炭化水素基であることを特徴とする硬化性組成物に関する。
(10)前記重合開始剤(C)が、光によりラジカル種を発生させうる光ラジカル重合開始剤であることを特徴とする硬化性組成物に関する。
(11)前記硬化性組成物を、活性エネルギー線によってラジカル硬化させて得られる硬化物に関する。
なお一般式(1)および一般式(2)においてR2は、互いに同一であってもよく、異なっていてもよいが、好ましくは同一である。
なお、一般式(1)および一般式(2)においてR3及びR4は、それぞれ互いに同一であってもよく、異なっていてもよいが、好ましくはそれぞれ同一である。
重合体(A)の数平均分子量Mn(A)および重合体(B)の数平均分子量Mn(B)は、共に近い値であってもよく、例えば、Mn(A)とMn(B)の差の絶対値は、20,000以下であってもよく、15,000以下であってもよく、10,000以下であってもよく、8,000以下であってもよく、5,000以下であってもよい。またMn(A)とMn(B)は、いずれも20,000以下であってよく、15,000以下であってもよい。
また重合体(A)の分子量分布をPDIA、重合体(B)の分子量分布をPDIBとすると、PDIA<PDIB、PDIA=PDIB、PDIA>PDIBのいずれであってもよいが、硬化性組成物の粘度や取り扱い性、製造のしやすさの観点から、PDIA<PDIBかまたはPDIA>PDIBであるのが好ましく、PDIA<PDIBであるのがより好ましい。また、PDIAとPDIBの差の絶対値は、例えば、0以上0.5以下が好ましく、より好ましくは0以上0.4以下である。
また重合体(A)と重合体(B)の合計量は、硬化剤組成物100重量%中、例えば、10重量%以上、好ましくは30重量%以上、より好ましくは50重量%以上、より更に好ましくは80重量%以上、特に好ましくは90重量%以上であり、95重量%以上であってもよい。
(メタ)アクリロイル末端ポリイソブチレン系重合体の合成法として従来公知のものは、塩素末端ポリイソブチレン系重合体から多段階の反応を経て製造するものである。通常、多段階反応においては官能基変換効率や収率が低下する。これに対し、特に上記一般式(1)や一般式(2)で表される重合体は、アクリロイル基導入反応が一段階で達成できるため、高い官能基変換効率および収率を同時に達成できるため好ましい。
下記実施例中、「数平均分子量」、「重量平均分子量」および「分子量分布(重量平均分子量と数平均分子量の比)」は、サイズ浸透クロマトグラフィー(SEC)を用いた標準ポリスチレン換算法により算出した。ただし、SECシステムとしてWaters社製LCModule1を、GPCカラム(固定相)としてポリスチレン架橋ゲルを充填したもの(Shodex GPC K-804およびGPC K-802.5;いずれも昭和電工株式会社製)を、移動層としてクロロホルムを用いた。
本発明の重合体(A)の末端に導入された(メタ)アクリロイル基の導入数は次の様にして求めた。まず、上記分子量測定(GPC測定)により求めたポリマーの数平均分子量Mnから、ポリマー1分子に含まれるポリイソブチレン由来のメチル基のプロトン数を求めた。次に1H NMR測定を行い、メチル基のプロトン数を先に求めた数としたときの(メタ)アクリロイル基に由来するビニルプロトンのピーク積分値から、ポリマー一分子中の(メタ)アクリロイル基の導入数を求めた。
硬化性組成物を2mm厚みまたは0.5mm厚みになるようにポリエチレンシート上に塗布し、UV照射装置(フュージョンUVシステムズジャパン社製、型式:LH6)を用いて、20秒間UV光を照射(照射条件:照度500mW/cm2、光量2000mJ/cm2)することにより、各シート状硬化物を得た。
JIS K-6352に従い、2mm厚のシートを3枚重ねて測定した。
実施例および比較例で得られた硬化物をW1(g)程度はかりとり、トルエン(W1の約200倍の重量を使用した)に浸して70℃で48時間静置した。その後、室温まで冷却してから、沈殿物をろ過により回収し、80℃減圧下で24時間乾燥させた。こうして得られた固形分の重量W2(g)を測定し、次の計算式によりゲル分率を求めた。
計算式:ゲル分率(%)=W2/W1x100
JIS K-7126に準拠し、0.5mm厚みのシート状硬化物を用いて、差圧法により酸素透過係数を測定し、ガスバリア性の指標とした。なお、測定に際しては、ガス透過率測定装置GTR-100GW/30X(GTRテック株式会社製)を用いた。
下記実施例および比較例で得た硬化物を150℃で3日間養生した後、室温に戻した。スパチュラを用いて硬化物表面を掻き取り、スパチュラに液状成分の付着が認められるか否かを調べることにより、硬化物からのブリードアウトの有無を確認した。ブリードアウトの無い場合は硬化物が耐熱性に優れることを示しており、逆に、ブリードアウトが認められる場合は、硬化物が耐熱性に劣ることを示している。
JIS K-6394に従い、剪断モード、周波数10Hz、歪み0.05%にて、-70℃~270℃の範囲で4℃/分で昇温しながら、動的粘弾性の測定を行った。20℃におけるtanδの数値を制振性の指標とした。
0.5mm厚みのシート状硬化物から4cmx1cmの試験片を切り出し、試験片の長さが4cmから8cmになるまで伸張させた後、歪みを開放して、元の長さ(4cm)まで戻るのに要する時間を測定した。歪みを開放すると瞬時に復元する場合、変形への追従が不十分と考えられ、硬化性組成物を基材に塗布して用いようとしても、硬化性組成物および硬化物へ余剰の負荷がかかり、硬化物が基材からはがれたり、硬化物が破損したりする場合があるため好ましくない。逆に、歪みを開放した後、元の長さまでゆっくり戻る挙動を示す場合、応力の緩和に優れており、硬化性組成物をシール剤、粘着剤等として好適に使用できる。その為、本試験にて、元の変形に戻る時間が長い方が好ましいとした。
臭化フェノキシプロピル(100g、465mmol)、アクリル酸カリウム(66.6g、604mmol)、N,N-ジメチルアセトアミド(465ml、1mol/L)を室温で混合し、室温で48時間攪拌した。次に、90℃でさらに48時間攪拌した。その後、反応混合物を室温に戻し、純水(1162ml)および塩化ブチル(1162ml)を加え、十分に混合した後、静置させることで有機相と水相を分離させた。分け取った水相を塩化ブチル(325ml)で3回抽出し、先の有機相と合わせた。こうして得られた有機相を純水(1162ml)で7回洗浄した後、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させた。沈殿物をろ過により分け取り、ろ液を減圧下に留去することで、無色透明液体のアクリル酸フェノキシプロピルを得た(91g、95%)。
500mLのセパラブルフラスコの容器内を窒素置換した後、n-ヘキサン(モレキュラーシーブスで乾燥したもの)25mL及び塩化ブチル(モレキュラーシーブスで乾燥したもの)225mLを加え、窒素雰囲気下で攪拌しながら-70℃まで冷却した。次いで、イソブチレン120mL(1.27mol))、p-ジクミルクロライド1.72g(0.00744mol)及びトリエチルアミン0.24ml(0.0017mol)を加えて反応混合物を作製した。この反応混合物が-73度まで冷却された後で、四塩化チタン1.22mL(0.0112mol)を加えて重合を開始した。重合開始後、ガスクロマトグラフィーで残存イソブチレン濃度を測定して、投入したイソブチレンの99.9%以上が消費された段階で、イソブチレンの重合を終了した。次に、製造例1で合成したアクリル酸フェノキシプロピル4.92g(0.0223mol)と、四塩化チタン6.53mL(0.0595mol)を加え、-75~-80℃で更に3時間攪拌を続けることで、官能化反応を行った。反応終了後、反応混合物を大量のメタノールに注ぐことで触媒を失活させた。メタノール、塩化ブチル、n-ヘキサンを主成分とする溶媒を除去し、粘ちょうな沈殿物を得た。この沈殿物を塩化ブチル650g(固形分濃度10.5%)に溶解させ、粉末活性炭14.5g(フタムラ化学株式会社製、製品名「太閤A」)を加えて、室温で一晩攪拌した。上記活性炭をろ過し、得られたろ液に4-メトキシフェノール0.0152gを加えて、溶媒を減圧下に留去することで、両末端にアクリロイル基を有するポリイソブチレン系重合体(A)(以下、重合体(P-1)という)を得た。重合体(P-1)の数平均分子量Mn(ポリスチレン換算)は11,863、分子量分布Mw/Mnは1.2、一分子当たりのアクリロイル基導入数は1.8であった。
1Lのセパラブルフラスコの容器内を窒素置換した後、n-ヘキサン(モレキュラーシーブスで乾燥したもの)58mL及び塩化ブチル(モレキュラーシーブスで乾燥したもの)525mLを加え、窒素雰囲気下で攪拌しながら-70℃まで冷却した。次いで、イソブチレン200mL(2.12mol)、クミルクロライド1.79g(0.0115mol)及びトリエチルアミン0.32ml(0.0023mol)を加えて反応混合物を作製した。この反応混合物が-73度まで冷却された後で、四塩化チタン1.14mL(0.0104mol)を加えて重合を開始した。重合開始後、ガスクロマトグラフィーで残存イソブチレン濃度を測定して、投入したイソブチレンの99.9%以上が消費された段階で、イソブチレンの重合を終了した。次に、製造例1で合成したアクリル酸フェノキシプロピル3.81g(0.0173mol)と、四塩化チタン5.06mL(0.0462mol)を加え、-75~-80℃で更に3時間攪拌を続けることで、官能化反応を行った。反応終了後、反応混合物を大量のメタノールに注ぐことで触媒を失活させた。メタノール、塩化ブチル、n-ヘキサンを主成分とする溶媒を除去し、粘ちょうな沈殿物を得た。この沈殿物を塩化ブチル1000g(固形分濃度11.7%)に溶解させ、粉末活性炭20g(フタムラ化学株式会社製、製品名「太閤A」)を加えて、室温で一晩攪拌した。上記活性炭をろ過し、得られたろ液に4-メトキシフェノール0.0265gを加えて、溶媒を減圧下に留去することで、片末端にアクリロイル基を有するポリイソブチレン系重合体(B)(以下、重合体(P-2)という)を得た。重合体(P-2)の数平均分子量Mn(ポリスチレン換算)は12,080、分子量分布Mw/Mnは1.5、一分子当たりのアクリロイル基導入数は0.9であった。
DAROCUR1173(チバ・ジャパン製、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オン)を20重量部、IRGACURE819(チバ・ジャパン製、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルホスフィンオキシド)を10重量部計り取り、スパチュラで5分間良く混合して、重合開始剤(C)(以下、重合開始剤混合物(R-1)という)を作成した。
重合体(P-1)と重合体(P-2)を表1記載の重量部に計り取ってヘキサンに溶解させ、更に、4-メトキシフェノール(和光純薬社製)を200ppm加え、固形分量が20%となる溶液を得た。次にヘキサンを減圧下に留去することで、重合体(P-1)および重合体(P-2)を含有する樹脂混合物を得た。重合体混合物として上記樹脂混合物、重合開始剤(C)として重合開始剤混合物(R-1)、酸化防止剤としてAO-50(株式会社アデカ製)を表1記載の重量部の通りに加え、スパチュラを使用して5分間混合した後、脱泡して硬化性組成物を得た。その後、この硬化性組成物を0.5mm厚みおよび2mm厚みになるようにポリエチレンシート上に塗布し、UV照射装置(フュージョンUVシステムズジャパン社製、型式:LH6)を用いて、20秒間UV光を照射(照射条件:照度500mW/cm2、光量2000mJ/cm2)することにより、0.5mm厚みおよび2mm厚みのシート状硬化物をそれぞれ得た。硬化物の各種物性は表1に記載した通りであった。
重合体(P-1)と重合体(P-2)とを表1記載の重量部となるように重合体混合物を作成し、また、重合開始剤混合物(R-1)および酸化防止剤を表1記載の重量部の通りに用いたこと以外は実施例1と同様にして、0.5mm厚みおよび2mm厚みのシート状硬化物をそれぞれ得た。硬化物の各種物性は表1に記載した通りであった。
重合体(P-1)と重合体(P-2)とを表1記載の重量部となるように重合体混合物を作成し、また、重合開始剤混合物(R-1)および酸化防止剤を表1記載の重量部の通りに用いたこと以外は実施例1と同様にして、0.5mm厚みおよび2mm厚みのシート状硬化物をそれぞれ得た。硬化物の各種物性は表1に記載した通りであった。
重合体(P-1)、重合開始剤混合物(R-1)、および酸化防止剤を表1記載の重量部の通りに用い、重合体(P-2)を用いなかったこと以外は実施例1と同様にして、0.5mm厚みおよび2mm厚みのシート状硬化物をそれぞれ得た。硬化物の各種物性は表1に記載した通りであった。
重合体(P-1)と重合体(P-2)を表1記載の重量部となるように重合体混合物を作成し、また、重合開始剤混合物(R-1)および酸化防止剤を表1記載の重量部の通りに用いたこと以外は実施例1と同様にして、0.5mm厚みおよび2mm厚みのシート状硬化物をそれぞれ得た。硬化物の各種物性は表1に記載した通りであった。
重合体(P-1)、ポリブテン系可塑剤(出光興産社製、製品名「ポリブテン100R」)、重合開始剤混合物(R-1)、および酸化防止剤を表1記載の重量部の通りに用い、重合体(P-2)を用いなかったこと以外は実施例1と同様にして、0.5mm厚みおよび2mm厚みのシート状硬化物をそれぞれ得た。硬化物の各種物性は表1に記載した通りであった。
重合体(P-1)、重合体(P-2)、重合開始剤混合物(R-1)、および酸化防止剤を表2記載の重量部の通りに用いたこと以外は実施例1と同様にして、0.5mm厚みおよび2mm厚みのシート状硬化物をそれぞれ得た。硬化物の各種物性は表1に記載した通りであった。
Claims (11)
- 一分子中に1.2個以上の(メタ)アクリロイル基を有するポリイソブチレン系重合体(A)100重量部に対し、一分子中に0.5~1.0個の(メタ)アクリロイル基を有するポリイソブチレン系重合体(B)を15~900重量部、前記重合体(A)および前記重合体(B)の重量の合計100重量部に対し、重合開始剤(C)を0.001~50重量部含有することを特徴とする硬化性組成物であって、前記重合体(A)および前記重合体(B)の分子量が、サイズ排除クロマトグラフィー法によって測定したポリスチレン換算数平均分子量でいずれも500~500,000であって、かつ、分子量分布(重量平均分子量Mw)/(数平均分子量Mn)がいずれも1.0~2.0であり、
前記重合体(B)は、一分子中にアルキルのα位に遊離原子価を有する1価のアルキル置換ベンゼンまたは炭素数が4~20であって3級炭素上に遊離原子価を有するアルキル基を有することを特徴とする硬化性組成物。 - 前記重合体(A)が、ポリマー鎖の末端に(メタ)アクリロイル基を有することを特徴とする請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記重合体(B)が、ポリマー鎖の一つの末端に(メタ)アクリロイル基を有することを特徴とする請求項1または2に記載の硬化性組成物。
- 前記重合体(A)が、下記一般式(1)の重合体を含み、前記重合体(B)が、下記一般式(2)の重合体を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の硬化性組成物。
- 前記重合体(A)のR2が、-CH2CH2-、-CH2CH2CH2-、-CH2CH2CH2CH2-、からなる群から選ばれる2価の飽和炭化水素基であることを特徴とする請求項4に記載の硬化性組成物。
- 前記重合体(B)のR2が、-CH2CH2-、-CH2CH2CH2-、-CH2CH2CH2CH2-、からなる群から選ばれる2価の飽和炭化水素基であることを特徴とする請求項4または5に記載の硬化性組成物。
- 前記重合体(A)および前記重合体(B)のR3およびR4が水素であることを特徴とする請求項4~6のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記重合体(A)のnが2であることを特徴とする請求項4~7のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記重合開始剤(C)が、ラジカル重合開始剤またはアニオン重合開始剤であることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記重合開始剤(C)が、光によりラジカル種を発生させうる光ラジカル重合開始剤であることを特徴とする請求項9に記載の硬化性組成物。
- 請求項1~10のいずれか一項に記載の硬化性組成物を、活性エネルギー線によってラジカル硬化させて得られる硬化物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017030566 | 2017-02-22 | ||
JP2017030566 | 2017-02-22 | ||
PCT/JP2018/005858 WO2018155401A1 (ja) | 2017-02-22 | 2018-02-20 | 硬化性組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2018155401A1 JPWO2018155401A1 (ja) | 2019-12-12 |
JP7011641B2 true JP7011641B2 (ja) | 2022-01-26 |
Family
ID=63253659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019501320A Active JP7011641B2 (ja) | 2017-02-22 | 2018-02-20 | 硬化性組成物 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11242426B2 (ja) |
JP (1) | JP7011641B2 (ja) |
WO (1) | WO2018155401A1 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010235812A (ja) | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Jsr Corp | 液状硬化性樹脂組成物 |
JP2011132476A (ja) | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Kaneka Corp | 低温での柔軟性を改善した衝撃吸収材用硬化性組成物および衝撃吸収材 |
JP2012102243A (ja) | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Kaneka Corp | 硬化性組成物および硬化物 |
JP2012122022A (ja) | 2010-12-09 | 2012-06-28 | Kaneka Corp | 粘着剤組成物 |
JP2013216782A (ja) | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Kaneka Corp | 硬化性組成物およびその用途 |
JP2014148643A (ja) | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Bridgestone Corp | 光硬化性エラストマー組成物、シール材、及び装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001031714A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 重合体及び硬化性組成物 |
JP5564997B2 (ja) | 2010-03-03 | 2014-08-06 | 旭硝子株式会社 | 硬化性組成物およびその製造方法 |
JP5650437B2 (ja) | 2010-05-12 | 2015-01-07 | 株式会社カネカ | 制振材用硬化性組成物および制振材 |
JP2011236363A (ja) | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Kaneka Corp | (メタ)アクリル系重合体を含む硬化性組成物 |
JP5767524B2 (ja) * | 2011-08-04 | 2015-08-19 | 株式会社カネカ | イソブチレン系重合体の製造方法 |
US9708424B2 (en) | 2011-09-27 | 2017-07-18 | Kaneka Corporation | (Meth)acryloyl-terminated polyisobutylene polymer, method for producing the same, and active energy ray-curable composition |
WO2013047314A1 (ja) | 2011-09-27 | 2013-04-04 | 株式会社カネカ | (メタ)アクリロイル末端ポリイソブチレン系重合体、その製造方法、および活性エネルギー線硬化性組成物 |
JP6141550B1 (ja) * | 2015-08-26 | 2017-06-07 | 株式会社カネカ | (メタ)アクリロイル末端ポリイソブチレン系重合体の製造方法 |
JP6145233B1 (ja) * | 2015-09-16 | 2017-06-07 | 株式会社カネカ | (メタ)アクリロイル末端ポリイソブチレン系重合体の製造方法 |
CN108368194B (zh) * | 2015-12-11 | 2021-03-19 | 株式会社钟化 | (甲基)丙烯酰基末端聚异丁烯系聚合物的制造方法 |
-
2018
- 2018-02-20 WO PCT/JP2018/005858 patent/WO2018155401A1/ja active Application Filing
- 2018-02-20 JP JP2019501320A patent/JP7011641B2/ja active Active
-
2019
- 2019-08-22 US US16/548,013 patent/US11242426B2/en active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010235812A (ja) | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Jsr Corp | 液状硬化性樹脂組成物 |
JP2011132476A (ja) | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Kaneka Corp | 低温での柔軟性を改善した衝撃吸収材用硬化性組成物および衝撃吸収材 |
JP2012102243A (ja) | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Kaneka Corp | 硬化性組成物および硬化物 |
JP2012122022A (ja) | 2010-12-09 | 2012-06-28 | Kaneka Corp | 粘着剤組成物 |
JP2013216782A (ja) | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Kaneka Corp | 硬化性組成物およびその用途 |
JP2014148643A (ja) | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Bridgestone Corp | 光硬化性エラストマー組成物、シール材、及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US11242426B2 (en) | 2022-02-08 |
JPWO2018155401A1 (ja) | 2019-12-12 |
US20190375876A1 (en) | 2019-12-12 |
WO2018155401A1 (ja) | 2018-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5296538B2 (ja) | 強靭化シアノアクリレート組成物 | |
JP5828842B2 (ja) | 光学材料用活性エネルギー線硬化性組成物、硬化物、および製造方法 | |
KR101585278B1 (ko) | 현장 가스켓팅 분야를 위한 티올-엔 경화된 내유성 폴리아크릴레이트 밀봉제 | |
WO2006112420A1 (ja) | 硬化性組成物、該組成物を含有する粘着剤用組成物および粘着剤 | |
JP7069117B2 (ja) | ビニル系櫛型共重合体 | |
US11130884B2 (en) | Adhesive composition | |
KR20160148457A (ko) | 점착제 조성물 | |
CN107001548B (zh) | 固化性组合物及膜 | |
JP7011641B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP6575047B2 (ja) | ヨウ素末端ポリマー及びその製造方法、並びにブロックコポリマー及びその製造方法 | |
JP5226373B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物およびその硬化物 | |
JP2019157029A (ja) | ポリイソブチレン系重合体を含有する粘着剤組成物 | |
WO2021193562A1 (ja) | 浸漬成形体 | |
JP2011127008A (ja) | 脂環式構造を有する可溶性多官能(メタ)アクリル酸エステル共重合体及びその製造方法 | |
JP3112702B2 (ja) | ポリマー型光重合開始剤、その製法および使用法 | |
JP2019157030A (ja) | ポリイソブチレン系重合体を含有する粘着剤用組成物 | |
JP2023125582A (ja) | 硬化性組成物、自己修復材料および硬化物 | |
JP2023010400A (ja) | 硬化性組成物、封止材、および粘着剤 | |
WO2024010011A1 (ja) | アルコキシ基含有ラジカル発生剤、ラジカル重合体、組成物及びラジカル重合体の製造方法 | |
JP5590486B2 (ja) | フマル酸エステル系ブロック重合体及びその製造方法 | |
JP2024000913A (ja) | リビングラジカル重合体、及びその製造方法 | |
JP2006274085A (ja) | 液状硬化性組成物および硬化物 | |
JP2020076001A (ja) | 粘着剤用組成物 | |
JP2003342331A (ja) | アクリルシロップ樹脂組成物、それを用いるuv硬化アクリルシート及びその製造方法。 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190829 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7011641 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |