JP7001390B2 - サーマルプリントヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、サーマルプリントヘッドに関する。
サーマルプリントヘッドは、感熱紙などの記録媒体に印字するサーマルプリンタの主たる構成要素である。特許文献1には、従来のサーマルプリントヘッドの一例が開示されている。同文献に開示されているサーマルプリントヘッドは、基板と、基板に配置された電極と、電極に導通し、かつ主走査方向に配列された複数の発熱部(電気抵抗体)とが配置されている。複数の発熱部が選択的に発熱することによって、記録媒体に印字される。
ここで、高緯度地域での低温環境下においては、複数の発熱部の温度が極度に低下した状態となり、サーマルプリントヘッドの使用の初期段階において、記録媒体への印字が薄くなることや、印字のかすれといった不具合が発生することが懸念される。こうした不具合は、特に電力が低い乾電池式のサーマルプリンタにおいて発生することが想定される。
特開2013-248756号公報
本発明は上述の事情に鑑み、低温環境下において安定した印字を行うことが可能なサーマルプリントヘッドを提供することをその課題とする。
本発明によれば、厚さ方向において互いに反対側を向く主面および裏面を有する基板と、前記主面に配置された電極と、主走査方向に沿って前記主面に配列され、かつ各々が前記電極に導通する複数の発熱部を含む抵抗体と、前記裏面に配置された副抵抗体と、を備えることを特徴とするサーマルプリントヘッドが提供される。
本発明の実施において好ましくは、前記基板の厚さ方向視において、前記副抵抗体は、複数の前記発熱部に重なる部分を有する。
本発明の実施において好ましくは、前記副抵抗体は、AgおよびPdを含む。
本発明の実施において好ましくは、前記基板の前記裏面に配置され、かつ前記副抵抗体に導通する裏面配線と、前記裏面において前記裏面配線の一部および前記副抵抗体とを覆う裏面保護層と、をさらに備える。
本発明の実施において好ましくは、前記副抵抗体は、主走査方向に沿って配列された複数の領域を有し、前記基板の厚さ方向視において、各々の領域は、複数の前記発熱部に重なる部分を有する。
本発明の実施において好ましくは、前記副抵抗体は、複数の第1抵抗体および複数の第2抵抗体を含み、複数の前記第1抵抗体は、主走査方向に沿って配列され、前記基板の厚さ方向視おいて、各々の前記第1抵抗体は、複数の前記発熱部に重なる部分を有し、複数の前記第2抵抗体は、主走査方向に沿って配列され、かつ複数の前記第1抵抗体から副走査方向に離間している。
本発明の実施において好ましくは、複数の前記第1抵抗体と複数の前記第2抵抗体とが、ともに前記裏面配線により直列接続された場合では、複数の前記第1抵抗体の合成電気抵抗は、複数の前記第2抵抗体の合成電気抵抗よりも高い。
本発明の実施において好ましくは、前記裏面保護層に接合された放熱板をさらに備える。
本発明の実施において好ましくは、前記裏面保護層は、第1領域および第2領域を有し、前記第1領域は、前記裏面に接し、前記基板の厚さ方向視において、前記第2領域は、前記副抵抗体に重なる部分を有し、前記第2領域の熱伝導率は、前記第1領域の熱伝導率よりも低い。
本発明の実施において好ましくは、前記基板の前記裏面に配置され、かつ前記裏面配線に導通するサーミスタをさらに備え、前記サーミスタは、前記副抵抗体から副走査方向に離間している。
本発明の実施において好ましくは、前記基板の前記主面に形成されたグレーズ層をさらに備え、前記電極および前記抵抗体は、ともに前記グレーズ層の表面に配置されている。
本発明の実施において好ましくは、前記電極は、共通電極および複数の個別電極を有し、前記共通電極は、主走査方向に沿って延びる連結部と、前記連結部から副走査方向に沿って延びる複数の共通電極帯状部と、を有し、各々の前記個別電極は、副走査方向に沿って延び、かつ主走査方向において、隣り合う2つの前記共通電極帯状部の間に位置する個別電極帯状部を有する。
本発明の実施において好ましくは、前記抵抗体は、複数の前記共通電極帯状部および複数の前記個別電極帯状部の双方に交差している。
本発明の実施において好ましくは、前記共通電極帯状部および前記個別電極帯状部は、ともに前記グレーズ層と前記抵抗体との間に介在する区間を有する。
本発明の実施において好ましくは、前記基板の前記主面において、前記グレーズ層と、前記電極の一部と、前記抵抗体と、を覆う主面保護層をさらに備える。
本発明の実施において好ましくは、前記電極および前記裏面配線の双方に導通するコネクタをさらに備える。
本発明にかかるサーマルプリントヘッドによれば、記録媒体への印字に関わる複数の発熱部が副抵抗体により予熱されるため、低温環境下において安定した印字を行うことが可能となる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態にかかるサーマルプリントヘッドの平面図である。 図1に示すサーマルプリントヘッドの底面図である。 図2に対し、放熱板、接合層および裏面保護層を透過した図である。 図1のIV―IV線に沿う断面図である。 図1に示すサーマルプリントヘッドの要部平面図(主面保護層を透過)である。 図5の部分拡大図である。 図6のVII―VII線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるサーマルプリントヘッドの底面図(放熱板、接合層および裏面保護層を透過)である。 図8に示すサーマルプリントヘッドの断面図である。 図8に示すサーマルプリントヘッドの部分拡大断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるサーマルプリントヘッドの平面図である。 図11に示すサーマルプリントヘッドの底面図(放熱板、接合層および裏面保護層を透過)である。 図11に示すサーマルプリントヘッドの要部平面図(主面保護層を透過)である。 図13のXIV―XIV線に沿う断面図である。 図13のXV―XV線に沿う断面図である。 図14の部分拡大図である。 図15の部分拡大図である。
本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について、添付図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1~図7に基づき、本発明の第1実施形態にかかるサーマルプリントヘッドA10について説明する。サーマルプリントヘッドA10は、基板10、電極20、主抵抗体31および副抵抗体32を備える。本実施形態では、サーマルプリントヘッドA10は、グレーズ層11、裏面配線29、サーミスタ39、放熱板40、主面保護層51、裏面保護層52、駆動IC61、封止樹脂63およびコネクタ70をさらに備える。ここで、図3は、理解の便宜上、放熱板40、接合層49(詳細は後述)および裏面保護層52を透過し、透過した裏面保護層52を想像線(二点鎖線)で示している。図5は、理解の便宜上、主面保護層51を透過している。
これらの図に示すサーマルプリントヘッドA10は、主抵抗体31に含まれる複数の発熱部311(詳細は後述)を選択的に発熱させることによって、感熱記録紙などの記録媒体80に印字を施す電子デバイスである。サーマルプリントヘッドA10の構造は、いわゆる平面型であるため、適用される記録媒体80は、ロール紙など予め曲げられたものに限定される。また、サーマルプリントヘッドA10は、印刷塗布および焼成により主抵抗体31が形成された、いわゆる厚膜型である。ここで、説明の便宜上、サーマルプリントヘッドA10の主走査方向を「x方向」と呼び、サーマルプリントヘッドA10の副走査方向を「y方向」と呼ぶ。また、基板10の厚さ方向を「z方向」と呼ぶ。z方向は、x方向およびy方向の双方に対して直交している。さらに、以下の説明では、基板10の厚さ方向視を「平面視」と呼ぶ。
基板10は、図1および図3に示すように、x方向に延びる帯状とされている。基板10は、たとえばAlN(窒化アルミニウム)やAl23(アルミナ)などの熱伝導率が比較的高いセラミックスから構成される。図4に示すように、基板10は、z方向において互いに反対側を向く主面101および裏面102を有する。主面101には、電極20および主抵抗体31が配置されている。裏面102には、接合層49を介して放熱板40が接合されている。
グレーズ層11は、図7に示すように、基板10の主面101に形成されている。このため、電極20および主抵抗体31は、ともにグレーズ層11の表面に配置された構成となっている。グレーズ層11は、たとえばガラスペーストなどの非晶質ガラスから構成される。当該ガラス材料のガラス転移点は、たとえば800~850°である。グレーズ層11は、ガラスペーストを印刷塗布した後に、これを焼成することにより形成される。本実施形態では、主面101は、全てグレーズ層11に覆われた構成となっている。
電極20は、図1、図5および図6に示すように、主抵抗体31に含まれる複数の発熱部311に導通しており、各々の発熱部311に通電するための導電経路を構成している。電極20は、共通電極21および複数の個別電極22を有する。共通電極21および複数の個別電極22は、互いに異なる極性を持つ。電極20では、複数の個別電極22から主抵抗体31を介して共通電極21に向けて電流が流れる。電極20は、たとえばAu(金)を主成分とするレジネートペーストから構成される。電極20は、当該レジネートペーストを印刷塗布した後に、これを焼成することにより形成される。電極20の厚さは、たとえば0.6~1.2μmである。
図5および図6に示すように、共通電極21は、複数の共通電極帯状部211と、連結部212とを有する。連結部212は、y方向における基板10の一端寄りに配置されている。連結部212の位置は、y方向において電極20に流れる電流の下流端にあたる。連結部212は、x方向に沿って延びる帯状である。複数の共通電極帯状部211は、各々が連結部212からy方向に沿って延び、かつ等間隔となるようにx方向に沿って配列されている。各々の共通電極帯状部211の幅は、たとえば25μm以下とされている。
本実施形態では、図6および図7に示すように、共通電極21の連結部212には、金属薄層201が積層されている。金属薄層201は、Ag(銀)粒子およびガラスフリットを含むペーストから構成される。金属薄層201は、当該ペーストを印刷塗布した後に、これを焼成することにより形成される。金属薄層201の電気抵抗率は、電極20の電気抵抗率よりも低いため、金属薄層201は、連結部212の電気抵抗を低減させることができる。このため、共通電極21において電流をより速やかに流下させることができる。
図5および図6に示すように、複数の個別電極22は、主抵抗体31から駆動IC61に向けて延びている。複数の個別電極22は、主抵抗体31において選択された部分に電圧を印加する。複数の個別電極22は、x方向に沿って配列されている。各々の個別電極22は、個別電極帯状部221、連結部222および接続部223を有する。
図5および図6に示すように、個別電極帯状部221は、y方向に沿って延びる帯状であり、かつx方向において隣り合う2つの共通電極帯状部211の間に位置する。個別電極帯状部221の幅は、たとえば25μm以下とされている。
図5に示すように、連結部222は、個別電極帯状部221から駆動IC61に向けて延びる部分であり、個別電極帯状部221と接続部223とを連結している。連結部222は、その大半がy方向に沿った区間と、y方向に対して傾斜した区間とを有する。連結部222において、y方向に沿った区間の幅は、たとえば20μm以下とされている。
図5に示すように、接続部223は、y方向において連結部222に対し個別電極帯状部221とは反対側に位置する。接続部223には、ワイヤ62(詳細は後述)が接続されている。接続部223は、x方向に沿って千鳥配列されている。接続部223の幅は、接続部223との境界付近に位置する連結部222の幅よりも大である。このため、接続部223は、互いに干渉することを避けるため、x方向に沿って千鳥配列されている。
主抵抗体31は、図1、図5および図6に示すように、x方向に沿って延びる帯状である。主抵抗体31は、共通電極21を構成する複数の共通電極帯状部211と、複数の個別電極22を構成する複数の個別電極帯状部221との双方に交差している。また、図6および図7に示すように、共通電極帯状部211および個別電極帯状部221は、ともにグレーズ層11と主抵抗体31との間に介在する区間を有する。平面視において、隣り合う2つの当該区間により挟まれた主抵抗体31の領域が、電極20によって選択的に通電されることにより発熱する発熱部311とされている。発熱部311が発熱することによって、図4に示す記録媒体80に印字ドットが形成される。主抵抗体31は、電極20を構成する材料よりも電気抵抗率が高い材料から構成される。主抵抗体31は、たとえばRuO2(酸化ルテニウム)およびガラスから構成される。主抵抗体31の厚さは、たとえば4~6μmである。本実施形態では、主抵抗体31は、印刷塗布および焼成により形成される。
副抵抗体32は、図3に示すように、x方向に沿って配列された複数の領域32Aを有する。本実施形態では、複数の領域32Aは、裏面配線29により直列接続されている。副抵抗体32は、z方向において基板10に対し主抵抗体31とは反対側に配置された構成となっている。副抵抗体32は、たとえばAgおよびPd(パラジウム)を含む合金(Ag-Pd合金)と、ガラスとから構成される。副抵抗体32は、印刷塗布および焼成により形成される。また、図3に示すように、平面視において、副抵抗体32は、主抵抗体31に含まれる複数の発熱部311に重なる部分を有する。本実施形態では、平面視において、副抵抗体32を構成する各々の領域32Aは、複数の発熱部311に重なる部分を有する。なお、複数の領域32Aは、裏面配線29により並列接続された構成をとってもよい。
サーミスタ39は、図3および図4に示すように、基板10の裏面102において副抵抗体32からy方向に離間して配置されている。本実施形態では、サーミスタ39は、x方向に沿って複数配列され、x方向における各々のサーミスタ39の位置は、副抵抗体32の各々の領域32Aの位置に対応している。また、本実施形態では、複数のサーミスタ39は、裏面配線29により直列接続されている。サーミスタ39は、正の温度係数(Positive Temperature Coefficient:PTC)を有する。このため、サーミスタ39は、ある温度まで抵抗値は一定であり、ある温度を超えると急激に抵抗値が上昇する特性を持つ。各々のサーミスタ39は、表面実装型のパッケージである。
裏面配線29は、図3に示すように、副抵抗体32およびサーミスタ39に導通しており、これらに通電するための導電経路を構成している。裏面配線29は、たとえばAg粒子にガラスフリットを含有させたペーストから構成される。裏面配線29は、当該ペーストを印刷塗布した後に、これを焼成することにより形成される。
放熱板40は、図2、図4および図7に示すように、基板10の裏面102に設けられた裏面保護層52に接合層49を介して接合されている。放熱板40は、熱伝導率が基板10よりも高い材料から構成される。放熱板40は、たとえばAlから構成される。また、接合層49は、たとえば両面テープから構成される。接合層49は、耐熱性を有する材料から構成されることが好ましい。
主面保護層51は、図4および図7に示すように、基板10の主面101において、グレーズ層11、電極20の一部および主抵抗体31を覆っている。ワイヤ62が接続される個別電極22の接続部223を含む電極20の領域は、主面保護層51から露出している。主面保護層51は、たとえばガラスペーストなどの非晶質ガラスから構成される。
裏面保護層52は、図4および図7に示すように、基板10の裏面102において、裏面配線29の一部および副抵抗体32を覆っている。本実施形態では、裏面保護層52は、サーミスタ39も覆っている。裏面保護層52は、第1領域521および第2領域522を有する。
図7に示すように、第1領域521は、基板10の裏面102に接する領域である。本実施形態では、第1領域521は、裏面配線29の一部、副抵抗体32およびサーミスタ39を覆っている。第1領域521は、たとえばガラスペーストなどの非晶質ガラスから構成される。本実施形態では、第1領域521には、裏面102に向けて凹む凹部521Aが形成されている。
図7に示すように、第2領域522は、平面視において副抵抗体32に重なる部分を有する領域である。本実施形態では、第2領域522は、凹部521Aに充填されている。第2領域522は、たとえばエポキシ樹脂から構成される。第2領域522の熱伝導率は、第1領域521の熱伝導率よりも低い。
裏面保護層52は、凹部521Aが設けられた第1領域521を形成した後、エポキシ樹脂など第1領域521を構成する材料よりも熱伝導率が低い材料を凹部521Aにディスペンサなどにより充填し、これを硬化させることにより形成することができる。凹部521Aが設けられた第1領域521は、ガラスペーストなど第1領域521を構成する材料を2層に分けて印刷塗布および焼成することにより形成することができる。具体的には、第1領域521の1層目は、第1領域521を構成する材料が裏面配線29の一部、副抵抗体32およびサーミスタ39を全て覆うように形成する。第1領域521の2層目は、凹部521Aを設ける箇所に第1領域521を構成する材料が印刷塗布されないように形成する。これにより、凹部521Aが設けられた第1領域521を形成することができる。
駆動IC61は、図1および図4に示すように、基板10の主面101に搭載され、かつ複数の個別電極22を選択的に通電させる。このため、主抵抗体31に含まれる複数の発熱部311が選択的に発熱する。駆動IC61には、複数のパッド(図示略)が設けられている。ワイヤ62は、図4に示すように、駆動IC61の当該パッドと、個別電極22の接続部223とを接続している。このため、駆動IC61は、ワイヤ62を介して個別電極22に導通している。また、ワイヤ62は、駆動IC61の当該パッドと、主面101に配置された配線パターン(図示略)とを接続している。ワイヤ62は、たとえばAuから構成される。なお、駆動IC61は、基板10とは分離され、かつ放熱板40に支持された配線基板に搭載することができる。当該配線基板は、たとえばガラスエポキシ樹脂から構成される基材に、Cuから構成される配線パターンが積層されたものである。
封止樹脂63は、図1および図4に示すように、駆動IC61およびワイヤ62を覆っている。主面保護層51に覆われていない、個別電極22の接続部223を含む電極20の領域は、ワイヤ62とともに封止樹脂63に覆われている。封止樹脂63は、たとえばアンダーフィルの用途にされる黒色で、かつ軟質である合成樹脂から構成される。
コネクタ70は、図1および図4に示すように、y方向において駆動IC61に対し主抵抗体31とは反対側に位置する基板10の端部に設けられている。コネクタ70は、サーマルプリントヘッドA10をプリンタなどの電子機器に接続するための外部接続端子である。コネクタ70は、基板10の主面101に配置された配線パターン、駆動IC61およびワイヤ62を介して電極20に導通している。また、コネクタ70は、信号線(図示略)を介して裏面配線29に導通している。コネクタ70は、いわゆるフリップブロック型である。
次に、サーマルプリントヘッドA10の作用効果について説明する。
サーマルプリントヘッドA10は、基板10の主面101に配列された複数の発熱部311を含む主抵抗体31と、基板10の裏面102に配置された副抵抗体32とを備える。このような構成をとることによって、記録媒体80への印字に関わる複数の発熱部311の温度が、低温環境により極度に低下した状態であっても、副抵抗体32が発熱することにより複数の発熱部311が基板10を介して予熱される。このため、複数の発熱部311の温度が通常の使用状態の温度まで上昇するため、サーマルプリントヘッドA10の使用の初期段階において、記録媒体80への印字が薄くなることや、印字のかすれといった不具合を解消することができる。したがって、サーマルプリントヘッドA10によれば、低温環境下において安定した印字を行うことが可能となる。
サーマルプリントヘッドA10では、平面視において副抵抗体32は、複数の発熱部311に重なる部分を有する。このような構成をとることによって、副抵抗体32から複数の発熱部311に到達する距離がより短くなるため、複数の発熱部311をより効率よく予熱することができる。
サーマルプリントヘッドA10は、基板10の裏面102において、裏面配線29の一部および副抵抗体32を覆う裏面保護層52を備える。あわせて、サーマルプリントヘッドA10は、裏面保護層52に接合された放熱板40を備える。この場合において、裏面保護層52は、裏面102に接する第1領域521と、平面視において副抵抗体32に重なる部分を有する第2領域522とを有する。第2領域522の熱伝導率は、第1領域521の熱伝導率よりも低い。このような構成をとることによって、副抵抗体32から発せられた熱の大半が放熱板40を介して外部に放出されることを抑制しつつ、当該熱が基板10を介して複数の発熱部311に供給されることを促進できる。
サーマルプリントヘッドA10は、基板10の裏面102に配置され、かつ副抵抗体32からy方向に離間したサーミスタ39を備える。このような構成をとることによって、副抵抗体32の発熱による複数の発熱部311への過度な予熱を、サーミスタ39のスイッチング機能により防止できる。また、副抵抗体32の発熱に伴い放熱板40が加熱されるため、サーミスタ39のスイッチング機能により放熱板40の温度上昇を抑制できる。このため、放熱板40の放熱性能の低下を防ぐことができる。
〔第2実施形態〕
図8~図10に基づき、本発明の第2実施形態にかかるサーマルプリントヘッドA20について説明する。これらの図において、先述したサーマルプリントヘッドA10と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。ここで、図8は、理解の便宜上、放熱板40、接合層49および裏面保護層52を透過し、透過した裏面保護層52を想像線で示している。図9の断面位置は、図4の断面位置と同一である。図10の断面位置は、図7の断面位置と同一である。
サーマルプリントヘッドA20は、副抵抗体32の構成が、先述したサーマルプリントヘッドA10と異なる。なお、サーマルプリントヘッドA20は、サーマルプリントヘッドA10と同じく、いわゆる厚膜型である。
図8および図9に示すように、副抵抗体32は、複数の第1抵抗体321および複数の第2抵抗体322を含む。複数の第1抵抗体321は、x方向に沿って配列されている。z方向において、各々の第1抵抗体321は、主抵抗体31に含まれる複数の発熱部311に重なる部分を有する。第2抵抗体322は、x方向に沿って配列され、かつ複数の第1抵抗体321からサーミスタ39に向けてy方向に離間している。なお、第1抵抗体321および第2抵抗体322を構成する材料は、サーマルプリントヘッドA10の副抵抗体32と同一である。
図8に示すように、複数の第1抵抗体321および複数の第2抵抗体322は、ともに裏面配線29により直列接続されている。この場合において、複数の第1抵抗体321の合成電気抵抗R1は、複数の第2抵抗体322の合成電気抵抗R2よりも高い。なお、合成電気抵抗R1は、各々の第1抵抗体321の総和であり、合成電気抵抗R2は、各々の第2抵抗体322の総和である。このような合成電気抵抗R1,R2は、第1抵抗体321および第2抵抗体322を構成する材料がともに同一、すなわち電気抵抗率がともに同一であれば、第1抵抗体321および第2抵抗体322が互いに異なる形状をとることによって設定できる。
図10に示すように、平面視において、裏面保護層52の第2領域522は、複数の第1抵抗体321および複数の第2抵抗体322の双方に重なる部分を有する。
次に、サーマルプリントヘッドA20の作用効果について説明する。
サーマルプリントヘッドA20は、先述したサーマルプリントヘッドA10と同じく、基板10の主面101に配列された複数の発熱部311を含む主抵抗体31と、基板10の裏面102に配置された副抵抗体32とを備える。したがって、サーマルプリントヘッドA20によっても、低温環境下において安定した印字を行うことが可能となる。
サーマルプリントヘッドA20では、副抵抗体32は、ともにx方向に沿って配列された複数の第1抵抗体321および複数の第2抵抗体322を含む。平面視において、各々の第1抵抗体321は、複数の発熱部311に重なる部分を有する。複数の第2抵抗体322は、複数の第1抵抗体321からy方向に離間している。このような構成をとることによって、複数の第2抵抗体322から発せられた熱が、基板10を加熱する。このため、複数の第1抵抗体321から発せられた熱が、複数の発熱部311に十分に供給されず、基板10の内部において拡散することを回避することができる。
また、複数の第1抵抗体321と複数の第2抵抗体322とが、ともに裏面配線29により直列接続された場合では、複数の第1抵抗体321の合成電気抵抗R1は、複数の第2抵抗体322の合成電気抵抗R2よりも高い。このことは、複数の第1抵抗体321からの発熱量は、複数の第2抵抗体322からの発熱量よりも大となることを意味する。このような構成をとることによって、複数の第1抵抗体321から発せられた熱が基板10の内部に拡散することを回避しつつ、当該熱が基板10を介して複数の発熱部311に供給されることをより効率的に促進できる。
〔第3実施形態〕
図11~図17に基づき、本発明の第3実施形態にかかるサーマルプリントヘッドA30について説明する。これらの図において、先述したサーマルプリントヘッドA10と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。ここで、図12は、理解の便宜上、放熱板40、接合層49および裏面保護層52を透過し、透過した裏面保護層52を想像線(二点鎖線)で示している。図13は、理解の便宜上、主面保護層51を透過している。
サーマルプリントヘッドA30は、グレーズ層11、電極20および主抵抗体31の構成と、グランド接続部23および導電部材24を備える点とが、先述したサーマルプリントヘッドA10と異なる。なお、サーマルプリントヘッドA30は、サーマルプリントヘッドA10とは異なり、いわゆる薄膜型である。薄膜型は、スパッタリング法およびフォトリソグラフィなどの成膜技術により主抵抗体31が形成されたものである。薄膜型では、主抵抗体31を構成する複数の発熱部311が、厚膜型よりも高密度に分布され、かつ抵抗値のばらつきが少ないという特色を有する。
図14~図16に示すように、グレーズ層11は、x方向に沿って延びる帯状であり、かつy方向およびz方向に沿った断面が、z方向に若干膨出した形状である。なお、グレーズ層11は、基板10の主面101の全体にわたって形成してもよい。
図11および図13~図15に示すように、本実施形態では、電極20は、基板10の主面101と、グレーズ層11の表面とに形成された主抵抗体31の上に形成されている。このため、平面視において電極20が形成された領域の直下に、主抵抗体31が存在している。電極20を構成する材料は、たとえばAl、Cu、Auのいずれかから選択される。電極20の厚さは、たとえば0.5~2.0μmである。電極20は、主抵抗体31と同じくスパッタリング法およびフォトリソグラフィなどの成膜技術により形成される。電極20は、共通電極21および複数の個別電極22を有する。また、主抵抗体31を構成する材料は、たとえばTaSiO2やTaN(窒化タンタル)である。主抵抗体31の厚さは、たとえば0.05~0.2μmである。
図11および図13~図15に示すように、電極20は、共通電極21および複数の個別電極帯状部221を有する。共通電極21は、複数の櫛歯部213と迂回部214とを有する。複数の櫛歯部213は、x方向に沿って配列され、かつy方向に向けて延びる帯状である。迂回部214は、y方向に沿って延びる帯状であり、かつ複数の櫛歯部213の一端を相互に連結している。また、迂回部214は、x方向に沿って延びる部分の一端につながり、かつy方向に沿って延びる部分を有する。複数の個別電極22は、各々がy方向に沿って延びる帯状である。各々の個別電極22は、櫛歯部213に対向している。y方向において、各々の個別電極22と櫛歯部213との間に挟まれ、かつ電極20から露出する主抵抗体31の領域が、本実施形態にかかる発熱部311である。
グランド接続部23は、図13に示すように、平面視において矩形状であり、かつx方向において、共通電極21の迂回部214のy方向に沿って延びる部分と、個別電極22との間に位置する。グランド接続部23は、コネクタ70の内部に配置されたグランド端子に導通する部分である。図17に示すように、グランド接続部23は、主抵抗体31および導電層230から構成される。導電層230を構成する材料は、電極20と同一である。図15に示すように、導電層230にワイヤ62の一端が接続され、ワイヤ62の他端は、基板10の主面101に配置されたグランド配線72に接続されている。グランド配線72は、コネクタ70の内部に配置されたグランド端子に導通している。また、図13および図15に示すように、グランド接続部23は、複数の発熱部311に向けてy方向に沿って延びる延出部231を有する。延出部231は、主抵抗体31から構成される。延出部231には、導電部材24が接続されている。
主面保護層51は、図14~図17に示すように、基板10の主面101と、電極20の一部と、複数の発熱部311とを覆っている。主面保護層51は、絶縁層511および導電層512を有する。また、導電層512は、外部に露出した外表面510を有する。
絶縁層511は、主面保護層51の下層であり、基板10の主面101と、電極20の一部と、複数の発熱部311とに接する。絶縁層511は、電気絶縁性を有する材料から構成され、当該材料は、たとえばSiO2(二酸化ケイ素)である。絶縁層511の厚さは、たとえば0.6~2.0μmである。
導電層512は、主面保護層51の上層であり、絶縁層511に接する。導電層512は、導電層512は、導電性を有する材料から構成され、当該材料は、たとえばC/SiC(炭素と炭化ケイ素との混合圧粉体)、Si34(窒化ケイ素)またはSiAlONのいずれかから選択される。導電層512の厚さは、たとえば4.0~6.0μmである。なお、図14および図15に示すように、サーマルプリントヘッドA30の使用時は、記録媒体80が複数の発熱部311の上方の位置する導電層512の外表面510に接する構成となる。
導電部材24は、図17に示すように、グランド接続部23の延出部231と、導電層512(主面保護層51)の外表面510とを接続している。あわせて、導電部材24は、絶縁層511(主面保護層51)の端面にも接している。導電部材24は、たとえばAg粒子が含有されたエポキシ樹脂から構成される。本実施形態では、導電部材24は、保護部材241に覆われている。保護部材241は、電気絶縁性を有する材料から構成され、当該材料は、たとえばソルダーレジストである。保護部材241は、延出部231を全てと、各々の個別電極22の一部とを覆っている。
図13および図14に示すように、複数の個別電極22は、駆動IC61およびワイヤ62を介して、基板10の主面101に配置された配線71に導通している。配線71は、コネクタ70に導通している。
次に、サーマルプリントヘッドA30の作用効果について説明する。
サーマルプリントヘッドA30は、先述したサーマルプリントヘッドA10と同じく、基板10の主面101に配列された複数の発熱部311を含む主抵抗体31と、基板10の裏面102に配置された副抵抗体32とを備える。したがって、サーマルプリントヘッドA30によっても、低温環境下において安定した印字を行うことが可能となる。
サーマルプリントヘッドA30は、絶縁層511および導電層512を有する主面保護層51を備える。導電層512は、絶縁層511に積層された構成となっている。このような構成をとることによって、サーマルプリントヘッドA30の使用時に、主面保護層51の外表面510に記録媒体80が繰り返し接触し、外表面510に静電気が帯電した場合であっても、導電層512により静電気を速やかに外部へ流すことができる。このため、当該静電気によって、サーマルプリントヘッドA30が静電破壊することを防止できる。
本発明は、先述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A10,A20,A30:サーマルプリントヘッド
10:基板
101:主面
102:裏面
11:グレーズ層
20:電極
201:金属薄層
21:共通電極
211:共通電極帯状部
212:連結部
213:櫛歯部
214:迂回部
22:個別電極
221:個別電極帯状部
222:連結部
223:接続部
23:グランド接続部
230:導電層
231:延出部
24:導電部材
241:保護部材
29:裏面配線
31:主抵抗体
311:発熱部
32:副抵抗体
32A:領域
321:第1抵抗体
322:第2抵抗体
39:サーミスタ
40:放熱板
49:接合層
51:主面保護層
510:外表面
511:絶縁層
512:導電層
52:裏面保護層
521:第1領域
521A:凹部
522:第2領域
61:駆動IC
62:ワイヤ
63:封止樹脂
70:コネクタ
71:配線
72:グランド配線
80:記録媒体
R1,R2:合成電気抵抗
x:x方向(主走査方向)
y:y方向(副走査方向)
z:z方向(基板10の厚さ方向)

Claims (11)

  1. 厚さ方向において互いに反対側を向く主面および裏面を有する基板と、
    前記主面に配置された電極と、
    主走査方向に沿って前記主面に配列され、かつ各々が前記電極に導通する複数の発熱部を含む抵抗体と、
    前記裏面に配置された副抵抗体と、
    前記裏面に配置され、かつ前記副抵抗体に導通する裏面配線と、
    前記裏面配線の一部、および前記副抵抗体を覆う裏面保護層と、を備え、
    前記副抵抗体は、複数の第1抵抗体および複数の第2抵抗体を含み、
    前記複数の第1抵抗体は、前記主走査方向に沿って配列され、
    前記厚さ方向に沿って視て、複数の第1抵抗体の各々は、前記複数の発熱部に重なる部分を有し、
    前記複数の第2抵抗体は、前記主走査方向に沿って配列され、かつ副走査方向において前記複数の第1抵抗体から離れて位置する、サーマルプリントヘッド。
  2. 前記裏面配線により直列接続された前記複数の第1抵抗体の合成電気抵抗は、前記裏面配線により直列接続された前記複数の第2抵抗体の合成電気抵抗よりも高い、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  3. 厚さ方向において互いに反対側を向く主面および裏面を有する基板と、
    前記主面に配置された電極と、
    主走査方向に沿って前記主面に配列され、かつ各々が前記電極に導通する複数の発熱部を含む抵抗体と、
    前記裏面に配置された副抵抗体と、
    前記裏面に配置され、かつ前記副抵抗体に導通する裏面配線と、
    前記裏面配線の一部、および前記副抵抗体を覆う裏面保護層と、
    前記裏面保護層に接合された放熱板と、を備え、
    前記厚さ方向に沿って視て、前記副抵抗体は、前記複数の発熱部に重なる部分を有し、
    前記裏面保護層は、第1領域および第2領域を含み、
    前記第1領域は、前記裏面に接しており、
    前記厚さ方向に沿って視て、前記第2領域は、前記副抵抗体に重なる部分を有し、
    前記第2領域の熱伝導率は、前記第1領域の熱伝導率よりも低い、サーマルプリントヘッド。
  4. 前記副抵抗体は、AgおよびPdを含む、請求項1ないし3のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  5. 前記裏面に配置され、かつ前記裏面配線に導通するサーミスタをさらに備え、
    前記サーミスタは、副走査方向において前記副抵抗体から離れて位置する、請求項1ないし4のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  6. 前記主面の上に形成されたグレーズ層をさらに備え、
    前記電極および前記抵抗体は、前記グレーズ層の表面に配置されている、請求項1ないし5のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  7. 前記電極は、共通電極および複数の個別電極を含み、
    前記共通電極は、前記主走査方向に沿って延びる連結部と、前記連結部から副走査方向に沿って延びる複数の共通電極帯状部と、を有し、
    前記複数の個別電極の各々は、副走査方向に沿って延びるとともに、前記複数の共通電極帯状部のうち前記主走査方向において隣り合う2つの共通電極帯状部の間に位置する個別電極帯状部を有する、請求項6に記載のサーマルプリントヘッド。
  8. 前記抵抗体は、前記複数の共通電極帯状部、および前記複数の個別電極の前記個別電極帯状部の双方に対して交差している、請求項に記載のサーマルプリントヘッド。
  9. 前記複数の共通電極帯状部、および前記複数の個別電極の前記個別電極帯状部の各々は、前記グレーズ層と前記抵抗体との間に介在する区間を有する、請求項8に記載のサーマルプリントヘッド。
  10. 前記グレーズ層、前記電極の一部、および前記抵抗体を覆う主面保護層をさらに備える、請求項6ないし9のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  11. 前記電極および前記裏面配線に導通するコネクタをさらに備える、請求項1ないし10のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
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