JPH106542A - 熱印字ヘッド - Google Patents

熱印字ヘッド

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JPH106542A
JPH106542A JP16493196A JP16493196A JPH106542A JP H106542 A JPH106542 A JP H106542A JP 16493196 A JP16493196 A JP 16493196A JP 16493196 A JP16493196 A JP 16493196A JP H106542 A JPH106542 A JP H106542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating resistor
insulating substrate
printing
side edge
longitudinal direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP16493196A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Tagashira
史明 田頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP16493196A priority Critical patent/JPH106542A/ja
Publication of JPH106542A publication Critical patent/JPH106542A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速印字可能で熱印字ヘッドの発熱抵抗体の抵
抗値変化や熱ストレスの少ない予熱構造を有する熱印字
ヘッドを提供すること。 【解決手段】絶縁基板1の一側縁近傍表面の長手方向に
沿って形成された発熱抵抗体2と、それに連なる共通電
極パターン5及び個別電極パターンとが形成されてある
熱印字ヘッドであって、絶縁基板1の一側縁近傍裏面で
表面の発熱抵抗体2に対応する位置の長手方向に沿って
形成された発熱抵抗体7と、それに連なる給電パターン
8とが形成されてあること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱印字ヘッドに
関し、詳しくは熱印字ヘッドのプレヒート(予熱)構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】FAX等の電子機器に用いられる従来の
熱印字ヘッドは、図4の斜視図に示されるように、アル
ミニウムよりなる基台11上に、セラミックよりなる第
1絶縁基板12とガラスエポキシ系樹脂よりなる第2絶
縁基板13が並置されている。これらの基板はフレキシ
ブル基板14により接続されるので、それぞれの上面が
同一の高さになるように並置されている。この第1絶縁
基板12の表面にはグレーズ層(図示せず)が全面に形
成されておりその上面に発熱抵抗体15とそれに連なる
ように共通電極16と複数の個別電極17が形成されて
いる。そして個別電極17にボンディングワイヤ18に
て接続される駆動IC19が第1絶縁基板12の表面に
実装されており、更にこの駆動IC19とボンディング
ワイヤ18にて接続される接続電極20が第1絶縁基板
12の表面に形成されている。また、第2絶縁基板13
の表面には外部に接続される導体パターン(図示せず)
が形成されており、この導体パターンの一側は第1絶縁
基板の接続電極20と接続されており、他側は外部と接
続されるコネクター(図示せず)に接続されている。そ
して、第1絶縁基板に実装された駆動IC14及びボン
ディングワイヤ18に印字媒体を接触させないように、
保護カバー21がネジ22で基台11に固定されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した熱印
字ヘッドの構成では放熱性に優れた基台11に発熱抵抗
体15の形成された第1絶縁基板が直接載置されている
ために、発熱抵抗体15で印字の為に発生させた熱エネ
ルギーが第1絶縁基板12のグレーズ層(図示せず)で
ある程度蓄えられて印字媒体に熱エネルギーで印字デー
タを印刷するが、印字媒体(図示せず)だけでなく第1
絶縁基板12を伝播して基台11、特に基台11の側面
11a及び底面11から拡散されてしまい、印字に必要
な温度に達するまでに時間を要し高速印字時に応答遅れ
が発生するという問題点があった。
【0004】一方、前述の問題点を解決するのに、図4
及び図5に示した従来の熱印字ヘッドの構成を大幅に変
更することなく、熱印字ヘッドの制御回路を変更して発
熱抵抗体が印字に寄与しない程度の温度で発熱するよう
に電流を常に流して予熱しておく熱印字ヘッドも知られ
ているが、発熱抵抗体が常時発熱しているので発熱抵抗
体の抵抗値変化が起こり易くその印字品位に悪影響を与
えてしまうだけでなく、熱印字ヘッドが用いられる周囲
の温度が低い場合は発熱抵抗体にかかる熱ストレスも大
きくなり発熱抵抗体つまりは熱印字ヘッドの寿命に悪影
響を与えてしまうという問題点があった。
【0005】本発明は、高速印字可能で熱印字ヘッドの
発熱抵抗体の抵抗値変化や熱ストレスの少ない予熱構造
を有する熱印字ヘッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の問題点を解決する
ために、本願の請求項1に記載した発明は、絶縁基板の
一側縁近傍表面の長手方向に沿って形成された発熱抵抗
体と、それに連なる共通電極及び個別電極とが形成され
てある熱印字ヘッドであって、前記絶縁基板の一側縁近
傍裏面で前記表面の発熱抵抗体に対応する位置の長手方
向に沿って形成された発熱抵抗体と、それに連なる給電
パターンとが形成されてあることを特徴とする。
【0007】
【実施の形態】以下本発明の熱印字ヘッドを図1乃至図
3を用いて説明する。図1は本発明の熱印字ヘッドの表
面を示す平面図で、アルミナセラミックよりなる絶縁基
板1の表面にはガラスペーストが印刷及び焼成されてグ
レーズ層(図示せず)を形成し、その上に絶縁基板1の
一側縁端部の長手方向に沿って酸化ルテニウムよりなる
ペーストが印刷及び焼成されて発熱抵抗体2を形成す
る。そして、発熱抵抗体2を制御する半導体素子3を絶
縁基板1の他側縁近傍上に実装し、発熱抵抗体2から絶
縁基板1の他側縁側に金よりなるペーストが印刷及び焼
成されて複数の個別電極(図示せず)を延設し、前述の
半導体素子3とボンデイングワイヤ(図示せず)にて接
続し、この半導体素子3と電気的に接続されプリンタ等
の装置接続する為の外部接続端子4を金よりなるペース
トが印刷及び焼成されて形成する。また、絶縁基板1の
更に一側縁側で発熱抵抗体2に沿って同様に金よりなる
ペーストが印刷及び焼成されて共通電極5を形成し、こ
の絶縁基板1の一側縁に沿った共通電極5の両端から絶
縁基板1の両短手方向に沿って金よりなるペーストが印
刷及び焼成されてコモンパターン5aを延設する。更に
図2の側部断面図に示すように、前述の半導体素子3及
びそれに連なるボンディングワイヤ6を保護するために
熱硬化型樹脂ペーストが塗布及び乾燥されて樹脂封止部
7を形成し、発熱抵抗体2、共通電極5及びコモンパタ
ーン5aを保護するためにガラスペーストが印刷及び焼
成されて保護膜8aを形成して熱印字ヘッドの表面側が
構成されている。
【0008】そして、絶縁基板1の裏面には図3の平面
図に示すように、一側縁近傍の長手方向に沿って裏面の
発熱抵抗体9を酸化ルテニウムよりなるペーストが印刷
及び焼成されて形成し、裏面の発熱抵抗体9の両端から
絶縁基板1の両短手方向に沿って金よりなるペーストが
印刷及び焼成されて給電パターン10を延設し、この給
電パターン10と裏面の発熱抵抗体9を保護するために
図2の側面図に示すようにガラスペーストが印刷及び焼
成されて保護膜8bを形成して熱印字ヘッドの裏面側が
構成されている。
【0009】前述の構造のプレヒート(予熱)用の裏面
の発熱抵抗体を有する熱印字ヘッドは、熱印字ヘッドの
サーミスターや周囲の温度を検出するセンサー及び印字
データに基づいて、給電パターン10から供給する電気
信号を制御して裏面の発熱抵抗体の発熱をコントロール
して、熱印字ヘッドの高速印字時の応答遅れや寒冷地で
の使用時での印字ドットの再現不良による印字不良を防
止することができる。尚、裏面の発熱抵抗体9の制御は
給電パターン10から供給される電気信号にて行うが、
表面側に実装された半導体素子3に裏面の発熱抵抗体9
の制御回路を形成して半導体素子3にて一括して制御し
てもよいし、裏面の制御は給電パターン10に外部(プ
リンタ)からの電気信号を供給することで行ってもよ
い。
【0010】この実施例では、熱印字ヘッドの表面及び
裏面の発熱抵抗体2及び9を絶縁基板1の長手方向に沿
って図1及び図2に示すようにほぼ同じ長さ寸法に形成
し、図3の側面図に示すように熱印字ヘッドの表面及び
裏面の発熱抵抗体2及び9をほぼ同じ幅寸法に形成す
る。それにより、裏面の発熱抵抗体9で発生した熱エネ
ルギーが絶縁基板1を伝わって表面の発熱抵抗体2の近
傍の温度を上昇させるので、熱印字ヘッドが用いられる
周囲の環境の影響を受けることなく高速印字が可能とな
る。
【0011】更にこの実施例では裏面の発熱抵抗体9を
絶縁基板1に直接形成したが、表面側と同様にグレーズ
層を形成してから裏面の発熱抵抗体9及び給電パターン
10を形成してもよくその場合、絶縁基板1の表面に比
較してグレーズ層の表面は滑らかなので給電パターン1
0のパターン切れが発生しにくくなり、給電パターン1
0を薄く形成することができ、給電パターン10から発
熱抵抗体9で発生した熱エネルギーの逃げにくい構造の
熱印字ヘッドを得ることが可能になる。
【0012】本発明は、上述の実施例に記載の形状、材
料及び寸法等の構成に特に限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】絶縁基板の一側縁近傍裏面で表面の発熱
抵抗体に対応する位置の長手方向に沿って形成された発
熱抵抗体と、それに連なる給電パターンとが形成されて
あることにより、高速度印字時及び寒冷地での印字時の
熱エネルギーの不足は裏面の発熱抵抗体を発熱させるこ
とで基板の温度を上昇させて補完するので、表面の発熱
抵抗体は印字データに基づく印字を行うだけで済む。そ
れにより、表面の発熱抵抗体を予熱のために常時発熱さ
せる必要がなくなり抵抗値変化による印字品位の低下や
常時発熱させることから受ける熱ストレスによる発熱抵
抗体の寿命の劣化を防止できるだけでなく、周囲の温度
や印字条件(速度等)に影響を受けることなく高品位印
字が可能になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱印字ヘッドの表面を示す平面図
【図2】本発明の熱印字ヘッドの側面を示す側部断面図
【図3】本発明の熱印字ヘッドの裏面を示す平面図
【図4】従来の熱印字ヘッドを示す斜視図
【図5】従来の熱印字ヘッドを示す断面図
【符号の説明】
1・・・・絶縁基板 2・・・・発熱抵抗体 3・・・・半導体素子 4・・・・外部接続端子 5・・・・共通電極 6・・・・ボンディングワイヤ 7・・・・樹脂封止部 8・・・・保護膜 9・・・・発熱抵抗体 10・・・給電パターン 出願人 ローム株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の一側縁近傍表面の長手方向に
    沿って形成された発熱抵抗体と、それに連なる共通電極
    及び個別電極とが形成されてある熱印字ヘッドであっ
    て、 前記絶縁基板の一側縁近傍裏面で前記表面の発熱抵抗体
    に対応する位置の長手方向に沿って形成された発熱抵抗
    体と、それに連なる給電パターンとが形成されてあるこ
    とを特徴とする熱印字ヘッド。
JP16493196A 1996-06-25 1996-06-25 熱印字ヘッド Pending JPH106542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16493196A JPH106542A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 熱印字ヘッド

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JP16493196A JPH106542A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 熱印字ヘッド

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JPH106542A true JPH106542A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15802569

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JP16493196A Pending JPH106542A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 熱印字ヘッド

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109397884A (zh) * 2017-08-17 2019-03-01 罗姆股份有限公司 热敏打印头
CN110509672A (zh) * 2018-05-22 2019-11-29 罗姆股份有限公司 热敏打印头

Cited By (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109397884A (zh) * 2017-08-17 2019-03-01 罗姆股份有限公司 热敏打印头
JP2019034482A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 ローム株式会社 サーマルプリントヘッド
CN109397884B (zh) * 2017-08-17 2020-10-16 罗姆股份有限公司 热敏打印头
CN110509672A (zh) * 2018-05-22 2019-11-29 罗姆股份有限公司 热敏打印头
CN110509672B (zh) * 2018-05-22 2020-11-27 罗姆股份有限公司 热敏打印头

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Effective date: 20050104