JP2021100826A - サーマルプリントヘッド - Google Patents

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勇 西村
保博 不破
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保博 不破
智士 木本
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智士 木本
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Abstract

【課題】 印字の精細化を図るとともによりスムーズな導通機能を果たすことが可能なサーマルプリントヘッドを提供すること。【解決手段】 半導体基板1と、抵抗体層4と、配線層3と、を備えるサーマルプリントヘッドであって、半導体基板1は、凸状部13を有し、凸状部13は、天面130と、第1傾斜側面131と、第2傾斜側面132と、を有し、天面130および第1傾斜側面131の境界と天面130および第2傾斜側面132の境界とのすくなくともいずれかにおいて抵抗体層4を覆う被覆導電層をさらに備える。【選択図】 図14

Description

本発明は、サーマルプリントヘッドに関する。
従来から知られているサーマルプリントヘッドは、基板と、抵抗体層と、配線層と、を備える。このようなサーマルプリントヘッドは、たとえば特許文献1に開示されている。同文献に開示のサーマルプリントヘッドにおいて、抵抗体層および配線層は、基板に形成されている。抵抗体層は、主走査方向に配列された複数の発熱部を有する。
より精細な印字を行うには、複数の発熱部のピッチを縮小することが必要である。これに伴い、配線層をより微細に形成することが求められる。このため、配線層の微細形成の程度によって、印字の精細化が阻害されることが問題となる。また、配線層を含む導通経路は、スムーズな導通機能を果たすことが求められる。
特開2012−51319号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、印字の精細化を図るとともによりスムーズな導通機能を果たすことが可能なサーマルプリントヘッドを提供することをその課題とする。
本発明によって提供されるサーマルプリントヘッドは、半導体基板と、前記半導体基板に支持され且つ通電によって発熱する主走査方向に配列された複数の発熱部を有する抵抗体層と、前記抵抗体層上に形成され且つ前記複数の発熱部に通電するための導通経路に含まれる配線層と、を備えるサーマルプリントヘッドであって、前記半導体基板は、Siを含み、前記導通経路は、前記半導体基板と前記半導体基板および前記抵抗体層の間に介在するシリサイド層とを含むことを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シリサイド層は、Ti、Ta、CoおよびNiの少なくともいずれかを含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記配線層は、前記複数の発熱部に各別に繋がる複数の個別電極と、前記複数の発熱部を挟んで前記複数の個別電極とは反対側に配置された部分を有しており且つ前記複数の発熱部と導通する共通電極とを有しており、前記共通電極と前記半導体基板とが導通している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記配線層および前記抵抗体層を覆う絶縁性保護層を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記半導体基板と前記配線層および前記抵抗体層との間に設けられた絶縁層を備えており、前記絶縁層は、前記半導体基板と前記共通電極とを導通させる共通電極用第1開口を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シリサイド層は、前記絶縁層と前記半導体基板とが重なる領域のすべてに形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層と前記半導体基板とが、当接している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記共通電極用第1開口は、主走査方向に長く延びる形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記抵抗体層は、前記共通電極用第1開口内に位置する抵抗側第1貫通導通部を有し、前記シリサイド層は、前記抵抗側第1貫通導通部と前記半導体基板との間に介在する抵抗側第1介在部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記共通電極は、前記抵抗側第1貫通導通部に接する配線側第1貫通導通部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁層は、前記複数の発熱部を挟んで副走査方向において前記共通電極用第1開口とは反対側に位置し且つ前記半導体基板と前記共通電極とを導通させる共通電極用第2開口を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記抵抗体層は、前記共通電極用第2開口内に位置する抵抗側第2貫通導通部を有し、前記シリサイド層は、前記抵抗側第2貫通導通部と前記半導体基板との間に介在する抵抗側第2介在部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記共通電極は、前記抵抗側第2貫通導通部に接する配線側第2貫通導通部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記配線層に導通し且つ前記複数の発熱部に個別に通電させる複数の制御素子を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記共通電極用第2開口は、前記厚さ方向視において前記制御素子と重なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁性保護層は、前記複数の個別電極および前記共通電極の少なくとも一方の一部ずつを露出させる制御素子用開口を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記制御素子用開口に形成された制御素子用パッドを備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記制御素子は、前記制御素子用パッドに導通接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記絶縁性保護層は、副走査方向において前記制御素子に対して前記複数の発熱部とは反対側に位置し且つ前記配線層を露出させる配線部材用開口を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記配線部材用開口に形成された配線部材用パッドを備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記配線部材用パッドに接合された配線部材を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記配線部材は、フレキシブル配線基板である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記半導体基板は、厚さ方向において互いに反対側を向く主面および裏面と、前記主面から前記厚さ方向に突出し且つ主走査方向に長く延びる凸状部と、を有し、前記複数の発熱部は、前記厚さ方向視において前記凸状部と重なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主面は、前記凸状部を挟んで副走査方向に互いに離間する第1領域および第2領域を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凸状部は、前記主面と平行であり且つ前記主面から厚さ方向に離間した天面、前記天面と前記第1領域との間に介在し且つ前記主面に対して傾斜した第1傾斜側面と、前記天面と前記第2領域との間に介在し且つ前記主面に対して傾斜した第2傾斜側面と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数の発熱部は、前記厚さ方向視において前記天面と重なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記共通電極用第1開口は、前記厚さ方向視において前記第1領域と重なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記共通電極用第2開口は、前記厚さ方向視において前記第2領域と重なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記制御素子は、前記厚さ方向視において前記第2領域と重なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記天面および前記第1傾斜側面の境界と前記天面および前記第2傾斜側面の境界とのすくなくともいずれかにおいて前記抵抗体層を覆う被覆導電層をさらに備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記被覆導電層は、前記天面および前記第1傾斜側面の境界と前記天面および前記第2傾斜側面の境界との双方において前記抵抗体層を覆う。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記被覆導電層は、前記抵抗体層と前記配線層との間に介在する下地導電層によって構成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記半導体基板は、Siに金属元素がドープされた材質からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記抵抗体層は、TaNからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記配線層は、Cuからなる。
本発明によれば、前記複数の発熱部に通電するための前記導通経路が、前記半導体基板を含んでいる。前記半導体基板によって導通が図られることにより、それに相当する部分を前記配線層の一部として形成する必要が無い。これにより、前記主面側に設けるべき前記配線層の面積を縮小することが可能である。この結果、前記配線層を形成するための領域を拡大することが可能であり、前記複数の発熱部を小型化および挟ピッチ化することに対応して、前記配線層をより容易に形成することができる。したがって、印字の精細化を図ることができる。また、前記抵抗体層と前記半導体基板との間には、前記シリサイド層が介在している。前記シリサイド層が介在することにより、前記抵抗体層と前記半導体基板との間にオーミックコンタクトが形成され、ショットキーコンタクトが形成されることを回避することが可能である。これにより、前記抵抗体層と前記半導体基板との間の抵抗特性を、一般的な線形特性とすることができる。したがって、よりスムーズな導通機能を実現することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づくサーマルプリントヘッドを示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のサーマルプリントヘッドを示す要部拡大断面図である。 図1のサーマルプリントヘッドを示す要部拡大平面図である。 図1のサーマルプリントヘッドを示す要部拡大斜視図である。 図1のサーマルプリントヘッドの製造方法の一例を示す要部拡大断面図である。 図1のサーマルプリントヘッドの製造方法の一例を示す要部拡大断面図である。 図1のサーマルプリントヘッドの製造方法の一例を示す要部拡大断面図である。 図1のサーマルプリントヘッドの製造方法の一例を示す要部拡大断面図である。 図1のサーマルプリントヘッドの製造方法の一例を示す要部拡大断面図である。 図1のサーマルプリントヘッドの製造方法の一例を示す要部拡大断面図である。 図1のサーマルプリントヘッドの製造方法の一例を示す要部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に基づくサーマルプリントヘッドを示す要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に基づくサーマルプリントヘッドを示す要部拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5は、本発明の第1実施形態に基づくサーマルプリントヘッドを示している。本実施形態のサーマルプリントヘッドA1は、半導体基板1、絶縁層2、配線層3、抵抗体層4、絶縁性保護層5、シリサイド層6、表面保護層59、複数の制御素子7、保護樹脂8、支持部材91および配線部材92を備えている。サーマルプリントヘッドA1は、プラテンローラ991との間に挟まれて搬送される印刷媒体992に印刷を施すプリンタに組み込まれるものである。このような印刷媒体992としては、たとえばバーコードシートやレシートを作成するための感熱紙が挙げられる。
図1は、サーマルプリントヘッドA1を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3は、サーマルプリントヘッドA1を示す要部拡大断面図である。図4は、サーマルプリントヘッドA1を示す要部拡大平面図である。図5は、サーマルプリントヘッドA1を示す要部拡大斜視図である。なお、理解の便宜上、図3においては、支持部材91を省略している。また、図4は、サーマルプリントヘッドA1の一部を示している。また、図5においては、理解の便宜上、半導体基板1、配線層3および抵抗体層4と、後述する絶縁層2の共通電極用第1開口21および共通電極用第2開口22のみを示している。
半導体基板1は、通電を許容する抵抗率を有する半導体材料からなる。このような半導体材料としては、たとえば、Siに金属元素がドープされた材質が挙げられる。半導体基板1は、主面11、裏面12および凸状部13を有する。なお、半導体基板1は、凸状部13を有さない構成であってもよい。
主面11および裏面12は、厚さ方向zにおいて互いに反対側を向く。凸状部13は、主面11から厚さ方向zに突出した部位である。凸状部13は、主走査方向xに長く延びている。
主面11は、凸状部13を挟んで副走査方向に互いに離間する第1領域111および第2領域112を有する。
凸状部13は、天面130、第1傾斜側面131および第2傾斜側面132を有する。天面130は、主面11と平行であり且つ主面11から厚さ方向に離間している。第1傾斜側面131は、天面130と第1領域111との間に介在しており、主面11に対して傾斜している。第2傾斜側面132は、天面130と第2領域112との間に介在しており、主面11に対して傾斜している。
本実施形態においては、主面11として、(100)面が選択されている。また、第1傾斜側面131および第2傾斜側面132が天面130および主面11となす角度は、同一であり、たとえば54.7度である。
主面11は、第1領域111および第2領域112を有する。第1領域111と第2領域112とは、凸状部13によって互いに区画された領域である。本実施形態においては、第2領域112は、第1領域111よりも副走査方向y寸法および面積が大である。
半導体基板1の大きさは特に限定されないが、一例を挙げると、半導体基板1の副走査方向y寸法が、2.0mm〜3.0mm程度、x方向寸法が、100mm〜150mm程度である。主面11と裏面12との厚さ方向z距離が、400μm〜500μm程度、凸状部13の厚さ方向z高さが、250μm〜400μm程度である。
シリサイド層6は、金属とSiとの化合物金属からなる層であり、半導体基板1上に形成されている。このようなシリサイド層6の材質としては、たとえばTi、Ta、CoおよびNiのいずれかとSiとの化合物金属が挙げられる。シリサイド層6の厚さは特に限定されず、たとえば0.01μm〜0.1μmであり、より好ましくは0.03μm程度である。本実施形態においては、シリサイド層6は、半導体基板1の主面11および凸状部13のすべてを覆っている。
絶縁層2は、シリサイド層6と配線層3および抵抗体層4との間に設けられている。絶縁層2は、絶縁性材料からなり、たとえばSiO2やSiNまたはTEOS(オルトケイ酸テトラエチル)からなる。絶縁層2の厚さは特に限定されず、その一例を挙げるとたとえば5μm〜15μmであり、好ましくは10μm程度である。
絶縁層2は、共通電極用第1開口21および共通電極用第2開口22を有する。共通電極用第1開口21は、絶縁層2を厚さ方向zに貫通している。本実施形態においては、共通電極用第1開口21は、厚さ方向z視において第1領域111と重なっている。また、共通電極用第1開口21は、主走査方向xに長く延びる形状であり、たとえばスリット状である。
共通電極用第2開口22は、絶縁層2を厚さ方向zに貫通している。本実施形態においては、共通電極用第2開口22は、厚さ方向z視において第2領域112と重なっている。
シリサイド層6は、抵抗側第1介在部61および抵抗側第2介在部62を有している。抵抗側第1介在部61は、共通電極用第1開口21内に位置する部位である。抵抗側第2介在部62は、共通電極用第2開口22内に位置する部位である。
抵抗体層4は、半導体基板1に支持されており、本実施形態においては、絶縁層2上に形成されている。抵抗体層4は、複数の発熱部41を有している。複数の発熱部41は、各々に選択的に通電されることにより、印刷媒体992を局所的に加熱するものである。複数の発熱部41は、主走査方向xに沿って配置されている。本実施形態においては、複数の発熱部41は、厚さ方向z視において凸状部13に重なっており、より具体的には天面130にその全てが重なっている。抵抗体層4は、たとえばTaNからなる。抵抗体層4の厚さは特に限定されず、たとえば0.03μm〜0.07μmであり、好ましくは0.05μm程度である。
発熱部41の形状は特に限定されないが、図4に示す例においては、発熱部41は、屈曲形状とされている。
本実施形態においては、抵抗体層4は、抵抗側第1貫通導通部421および抵抗側第2貫通導通部422を有する。抵抗側第1貫通導通部421は、共通電極用第1開口21を通じてシリサイド層6の抵抗側第1介在部61に接しており、半導体基板1の主面11の第1領域111に導通している。抵抗側第2貫通導通部422は、共通電極用第2開口22を通じてシリサイド層6の抵抗側第2介在部62に接しており、半導体基板1の主面11の第2領域112に導通している。
配線層3は、複数の発熱部41に通電するための導通経路を構成するためのものである。配線層3は、半導体基板1に支持されており、本実施形態においては、抵抗体層4上に積層されている。配線層3は、抵抗体層4よりも低抵抗な金属材料からなり、たとえばCuからなる。また、配線層3は、Cuからなる層と、当該層と抵抗体層4との間に介在するTiからなる層とを有する構成であってもよい。配線層3の厚さは特に限定されず、たとえば0.3μm〜0.5μmである。
配線層3は、複数の個別電極31および共通電極32を有する。複数の個別電極31は、複数の発熱部41に各別に繋がっている。本実施形態においては、複数の個別電極31は、複数の発熱部41に対して、副走査方向yにおいて第2領域112側に位置している。
共通電極32は、複数の発熱部41を挟んで複数の個別電極31とは副走査方向yにおいて反対側に配置された部分を有している。また、実施形態の共通電極32は、複数の個別電極31よりも副走査方向y方向において第2領域112側(図3における図中左方側)に位置する部分を有している。共通電極32は、複数の発熱部41のすべてと導通している。なお、図3は、理解の便宜上、第2領域112において共通電極32を横切る断面を示しているが、主走査方向xにおける他の位置における断面では、配線層3は、共通電極32とは電位が異なり絶縁された複数の部分を有している。
図3および図4から理解されるように、本実施形態においては、抵抗体層4のうち複数の個別電極31と共通電極32との間において配線層3から露出した部分が、複数の発熱部41となっている。
本実施形態においては、共通電極32は、配線側第1貫通導通部321および配線側第2貫通導通部322を有する。配線側第1貫通導通部321は、抵抗体層4の抵抗側第1貫通導通部421に接している。配線側第2貫通導通部322は、抵抗体層4の抵抗側第2貫通導通部422に接している。このような構成により、配線層3の共通電極32のうち厚さ方向z視において第1領域111と重なる部分は、絶縁層2の共通電極用第1開口21を通じて、抵抗側第1貫通導通部421および抵抗側第1介在部61を介することにより、半導体基板1と導通している。また、共通電極32のうち厚さ方向z視において第2領域112と重なる部分は、絶縁層2の共通電極用第2開口22を通じて、抵抗側第2貫通導通部422および抵抗側第2介在部62を介することにより、半導体基板1と導通している。この結果、本実施形態においては、複数の発熱部41に通電するための導通経路が、配線層3とシリサイド層6および半導体基板1とを含んでいる。より具体的には、共通電極32に流れる電流がシリサイド層6および半導体基板1を経由する構成となっている。
絶縁性保護層5は、配線層3および抵抗体層4を覆っている。絶縁性保護層5は、絶縁性の材料からなり、配線層3および抵抗体層4を保護している。絶縁性保護層5の材質は、たとえばSiO2である。絶縁性保護層5の厚さは特に限定されず、たとえば0.8μm〜2.0μmであり、好ましくは1.0μm程度である。
絶縁性保護層5は、導電性保護層用開口51、複数の制御素子用開口52および複数の配線部材用開口53を有する。導電性保護層用開口51は、厚さ方向z視において第1領域111と重なっており、共通電極32を露出させている。導電性保護層用開口51は、たとえば主走査方向xに長く延びる形状である。図示された例においては、導電性保護層用開口51は、厚さ方向z視において共通電極用第1開口21と重なっている。制御素子用開口52は、厚さ方向z視において第2領域112と重なっており、複数の個別電極31および共通電極32をそれぞれ露出させている。
複数の配線部材用開口53は、複数の制御素子用開口52に対して複数の発熱部41とは副走査方向yにおいて反対側に設けられている。複数の配線部材用開口53は、配線層3の共通電極32や、x方向において共通電極32とは異なる位置に設けられ且つ共通電極32とは絶縁された配線層3の他の部分をそれぞれ露出させている。
表面保護層59は、厚さ方向z視において複数の発熱部41と重なり且つ絶縁性保護層5上に積層されている。表面保護層59は、導電性材料からなり、たとえばAlNからなる。表面保護層59は、厚さ方向z視において第1領域111と重なる部分を有しており、保護層貫通導電部591を有する。保護層貫通導電部591は、導電性保護層用開口51を通じて共通電極32に接している。なお、表面保護層59は、SiC等の明瞭な導電性を有さない材質によって形成されていてもよい。この場合、導電性保護層用開口51および保護層貫通導電部591は、形成されていなくてもよい。
複数の制御素子7は、配線層3に導通し且つ複数の発熱部41に個別に通電させるためのものである。複数の制御素子7は、主走査方向xに配列されている。複数の制御素子7は、厚さ方向z視において共通電極用第2開口22と重なっている。
本実施形態においては、サーマルプリントヘッドA1は、制御素子用パッド381を有する。制御素子用パッド381は、Cu,Ni等の金属からなり、制御素子用開口52に形成されている。制御素子7は、複数の制御素子電極71を有している。制御素子電極71は、制御素子用パッド381に導電性接合材79を介して導通接合されている。導電性接合材79は、たとえばはんだである。
配線部材92は、配線層3とたとえばプリンタの電源部(図示略)とを導通させるためのものである。配線部材92は、たとえばプリント配線基板である。このような配線部材92は、たとえば樹脂層921、配線層922および保護層923を有する。樹脂層921は、可撓性を有する樹脂からなる。配線層922は、樹脂層921に積層されており、たとえばCu等の金属からなる。保護層923は、樹脂層921に対して配線層922とは反対側に積層されており、樹脂層921および配線層922を保護する層である。
サーマルプリントヘッドA1は、配線部材用パッド382を有している。配線部材用パッド382は、絶縁性保護層5の配線部材用開口53に形成されており、Cu,Ni等の金属からなる。配線部材92の配線層922は、配線部材用パッド382に対して導通接合されている。なお、サーマルプリントヘッドA1は、複数の配線部材用パッド382を有している。図3に示す配線部材用パッド382は、共通電極32と導通している。複数の配線部材用パッド382の幾つかは、配線層3のうち共通電極32とは絶縁された、図3とは異なる位置に設けられた他の部分に導通している。
支持部材91は、半導体基板1を支持している。支持部材91は、たとえばAl等の金属からなる。支持部材91は、凹部911を有している。凹部911は、半導体基板1を収容する部位であり、半導体基板1を支持している。半導体基板1は、凹部911に対してたとえば接合層919によって接合されている。接合層919は、半導体基板1からの熱を支持部材91に伝えるとともに、半導体基板1と支持部材91とを絶縁しうるものが好ましい。このような接合層919として、たとえば樹脂系接着剤が挙げられる。
支持部材91の寸法は、特に限定されず、その一例を挙げると、副走査方向y寸法が、5.0mm〜8.0mm程度、x方向寸法が、100mm〜150mm程度である。また、厚さ方向z寸法が、2.0〜4.0mm程度である。
保護樹脂8は、制御素子7を保護しており、たとえば絶縁性の樹脂からなる。また、保護樹脂8は、厚さ方向z視において凸状部13の第2傾斜側面132と重なり、天面130を露出させている。本実施形態においては、保護樹脂8は、配線部材92の一部を覆っている。
次に、サーマルプリントヘッドA1の製造方法の一例について、図6〜11を参照しつつ以下に説明する。
まず、半導体基板材料を用意する。半導体基板材料は、低抵抗な半導体材料からなりたとえばSiに金属元素がドープされた材質からなる。また、この半導体基板材料は、(100)面を有する。この(100)面を所定のマスク層で覆った後に、たとえばKOHを用いた異方性エッチングを行う。これにより、図6に示す半導体基板1が得られる。主面11および天面130は、(100)面である。第1傾斜側面131および第2傾斜側面132は、異方性エッチングによって形成された傾斜面であり、主面11となす角度が、それぞれ54.7度である。なお、本手法と異なり、切削加工等を用いて半導体基板1を形成してもよい。次いで、CVDやスパッタ等の薄膜形成プロセスによって、主面11および凸状部13を覆う金属層を形成する。この金属層は、たとえばTi、Ta、CoおよびNiのいずれかからなる。そして、半導体基板1と当該金属層とを、たとえば拡散炉内において800℃程度に加熱する。これにより、前記金属層と半導体基板1のSiとによって、シリサイド層6が形成される。
次いで、図7に示すように、絶縁層2を形成する。絶縁層2の形成は、たとえばCVDを用いてSiO2を堆積させることによって行う。また、エッチング等によって、共通電
極用第1開口21および共通電極用第2開口22を形成する。シリサイド層6のうち共通電極用第1開口21内に位置する部位が抵抗側第1介在部61となり、共通電極用第2開口22内に位置する部位が抵抗側第2介在部62となる。
次いで、図8に示すように、抵抗体層4を形成する。抵抗体層4の形成は、たとえば、スパッタリングによって絶縁層2上にTaNの薄膜を形成することによって行う。
次いで、抵抗体層4を覆う配線層3を形成する。配線層3の形成は、たとえばめっきやスパッタリング等によってCuからなる層を形成することによって行う。また、Cu層を形成する前に、Ti層を形成してもよい。そして、配線層3の選択的なエッチングと抵抗体層4の選択的なエッチングとを施すことにより、図9に示す配線層3および抵抗体層4が得られる。配線層3は、複数の個別電極31と共通電極32とを有する。抵抗体層4は、複数の発熱部41を有する。また、共通電極32は、配線側第1貫通導通部321および配線側第2貫通導通部322を有する。抵抗体層4は、抵抗側第1貫通導通部421および抵抗側第2貫通導通部422を有する。
次いで、図10に示すように、絶縁性保護層5を形成する。絶縁性保護層5の形成は、たとえばCVDを用いて絶縁層2、配線層3および抵抗体層4上にSiO2を堆積させた
後に、エッチング等を行うことにより実行される。
次いで、図11に示すように、表面保護層59を形成する。また、制御素子用パッド381および配線部材用パッド382を形成する。次いで、図12に示すように配線部材92を配線部材用パッド382に接合する。そして、半導体基板1を支持部材91に接合層919を用いて接合した後に保護樹脂8を形成する。以上の工程を経ることにより、サーマルプリントヘッドA1が得られる。
次に、サーマルプリントヘッドA1の作用について説明する。
本実施形態によれば、複数の発熱部41に通電するための導通経路が、半導体基板1を含んでいる。半導体基板1によって導通が図られることにより、それに相当する部分を配線層3の一部として形成する必要が無い。これにより、主面11側に設けるべき配線層3の面積を縮小することが可能である。この結果、配線層3を形成するための領域を拡大することが可能であり、複数の発熱部41を小型化および挟ピッチ化することに対応して、配線層3をより容易に形成することができる。したがって、印字の精細化を図ることができる。
また、共通電極用第1開口21においては、抵抗体層4の抵抗側第1貫通導通部421と半導体基板1の第1領域111との間にシリサイド層6の抵抗側第1介在部61が介在している。抵抗側第1介在部61が介在することにより、抵抗側第1貫通導通部421と第1領域111との間にオーミックコンタクトが形成され、ショットキーコンタクトが形成されることを回避することが可能である。これにより、抵抗側第1貫通導通部421と第1領域111との間の抵抗特性を、一般的な線形特性とすることができる。したがって、よりスムーズな導通機能を実現することができる。
また、共通電極用第2開口22においては、抵抗体層4の抵抗側第2貫通導通部422と半導体基板1の第2領域112との間にシリサイド層6の抵抗側第2介在部62が介在している。抵抗側第2介在部62が介在することにより、抵抗側第2貫通導通部422と第2領域112との間にオーミックコンタクトが形成され、ショットキーコンタクトが形成されることを回避することが可能である。これにより、抵抗側第2貫通導通部422と第2領域112との間の抵抗特性を、一般的な線形特性とすることができる。したがって、よりスムーズな導通機能を実現することができる。
シリサイド層6は、主面11および凸状部13のすべてを覆うように形成されている。このため、シリサイド層6の形成においては、パターニング等の工程が不要である。これは、サーマルプリントヘッドA1の製造工程の効率化に適している。
また、半導体基板1は、共通電極32と導通している。共通電極32は、複数の発熱部41のすべてと導通する部位である。このため、半導体基板1を、互いに絶縁された複数の部位に分割するなどを強いられない。
半導体基板1は、共通電極用第1開口21および共通電極用第2開口22を通じて配線側第1貫通導通部321および配線側第2貫通導通部322と導通している。共通電極用第1開口21および共通電極用第2開口22と配線側第1貫通導通部321および配線側第2貫通導通部322は、複数の発熱部41を副走査方向yに挟んでいる。このような配置により、導通経路のうち半導体基板1によって構成される部分は、複数の発熱部41を厚さ方向zにおいてバイパスする格好となる。これは、複数の発熱部41の小型化および挟ピッチ化に好ましい。
さらに、導通経路のうち半導体基板1によって構成される部分は、厚さ方向z視において複数の制御素子7に重なっている。これにより、配線層3と複数の制御素子7との干渉を抑制することが可能である。
共通電極用第1開口21は、主走査方向xに長く延びている。これにより、配線層3と半導体基板1との接触抵抗を低減することができる。
絶縁性保護層5は、保護層貫通導電部591を通じて配線層3の共通電極32と導通している。絶縁性保護層5は、印刷媒体992と擦れ合う部分であり、静電気が帯電しやすい。この帯電した電荷を配線層3の共通電極32へと適切に逃がすことが可能である。
半導体基板1には、凸状部13が形成されている。複数の発熱部41は、厚さ方向z視において凸状部13と重なる。これにより、印刷媒体992に対して複数の発熱部41を含む部位をより高い圧力で押し付けることが可能である。これは、印字の精細化に好ましい。
凸状部13は、天面130、第1傾斜側面131および第2傾斜側面132を有する。天面130は、主面11と平行な平面であり、複数の発熱部41を形成する部位として好ましい。第1傾斜側面131および第2傾斜側面132を有する構成は、これらを跨ぐように配線層3および抵抗体層4を形成するのに適している。
図13および図14は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図13は、本発明の第2実施形態に基づくサーマルプリントヘッドを示している。本実施形態のサーマルプリントヘッドA2は、シリサイド層6の構成が、上述したサーマルプリントヘッドA1と異なっている。
本実施形態においては、シリサイド層6は、抵抗側第1介在部61および抵抗側第2介在部62を構成する部分を有する一方、主面11および凸状部13のすべてを覆う構成とはされていない。このため、絶縁層2のほとんどが、半導体基板1に接している。抵抗側第1介在部61および抵抗側第2介在部62は、共通電極用第1開口21および共通電極用第2開口22内に位置している。このような抵抗側第1介在部61および抵抗側第2介在部62は、共通電極用第1開口21および共通電極用第2開口22を有する絶縁層2を形成した後に、Ti、Ta、CoおよびNiからなる金属層をパターン形成し、上述した拡散炉を用いた工程を経ることによって形成することができる。
このような実施形態によっても、印字の精細化を図るとともに、よりスムーズな導通機能を実現することができる。
図14は、本発明の第3実施形態に基づくサーマルプリントヘッドを示している。本実施形態のサーマルプリントヘッドA3は、配線層3の構成が上述した実施形態と異なっている。なお、シリサイド層6の構成は、上述したサーマルプリントヘッドA1およびサーマルプリントヘッドA2のいずれのシリサイド層6であってもよい。
本実施形態においては、配線層3と抵抗体層4との間に介在する下地導電層39が設けられている。下地導電層39は、たとえば配線層3を形成するためのCuメッキ工程における下地層となる部位である。下地導電層39は、たとえばTiからなり、その厚さは、0.1μm〜0.2μmであり、好ましくは0.17μm程度である。
下地導電層39は、第1被覆導電部391および第2被覆導電部392を有する。第1被覆導電部391は、天面130と第1傾斜側面131との境界において、抵抗体層4を覆う部位である。第2被覆導電部392は、天面130と第2傾斜側面132との境界において抵抗体層4を覆う部位である。このような下地導電層39は、本発明の被覆導電層の一例に相当する。なお、サーマルプリントヘッドA1およびサーマルプリントヘッドA2においては、配線層3の一部が被覆導電層として機能している。
また、本実施形態においては、配線層3の個別電極31および共通電極32は、凸状部13の天面130から退避した領域に設けられている。
このような実施形態によっても、印字の精細化を図るとともに、よりスムーズな導通機能を実現することができる。また、天面130と第1傾斜側面131との境界や天面130と第2傾斜側面132との境界は、屈曲した形状である。抵抗体層4は、相対的に低抵抗な層であり、また相対的に薄い層である場合が多い。このような部位において抵抗体層4が配線層3や下地導電層39から露出していると、電流集中、温度集中、応力集中等に起因して抵抗体層4が破損する虞があることが、発明者の試験によって判明した。本実施形態においては、これらの部位において、第1被覆導電部391および第2被覆導電部392によって抵抗体層4が覆われているため、抵抗体層4を保護することができる。
下地導電層39を構成するTiは、配線層3を構成するCuよりも熱伝導率が低い。このため、下地導電層39の第1被覆導電部391および第2被覆導電部392は、抵抗体層4を保護しつつ、発熱部41において発生した熱を意図せずy方向に伝達してしまうことを抑制することができる。これは、サーマルプリントヘッドA3の印刷の高速化や明瞭化に有利である。
本発明に係るサーマルプリントヘッドは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るサーマルプリントヘッドの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1〜A3 :サーマルプリントヘッド
1 :半導体基板
2 :絶縁層
3 :配線層
4 :抵抗体層
5 :絶縁性保護層
6 :シリサイド層
7 :制御素子
8 :保護樹脂
11 :主面
12 :裏面
13 :凸状部
21 :共通電極用第1開口
22 :共通電極用第2開口
31 :個別電極
32 :共通電極
39 :下地導電層
41 :発熱部
51 :導電性保護層用開口
52 :制御素子用開口
53 :配線部材用開口
59 :表面保護層
61 :抵抗側第1介在部
62 :抵抗側第2介在部
71 :制御素子電極
79 :導電性接合材
91 :支持部材
92 :配線部材
111 :第1領域
112 :第2領域
130 :天面
131 :第1傾斜側面
132 :第2傾斜側面
321 :配線側第1貫通導通部
322 :配線側第2貫通導通部
381 :制御素子用パッド
382 :配線部材用パッド
391 :第1被覆導電部
392 :第2被覆導電部
421 :抵抗側第1貫通導通部
422 :抵抗側第2貫通導通部
591 :保護層貫通導電部
911 :凹部
919 :接合層
921 :樹脂層
922 :配線層
923 :保護層
991 :プラテンローラ
992 :印刷媒体
x :主走査方向
y :副走査方向
z :方向

Claims (8)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に支持され且つ通電によって発熱する主走査方向に配列された複数の発熱部を有する抵抗体層と、
    前記抵抗体層上に形成され且つ前記複数の発熱部に通電する配線層と、を備えるサーマルプリントヘッドであって、
    前記半導体基板は、前記半導体基板の厚さ方向において互いに反対側を向く主面および裏面と、前記主面から前記厚さ方向に突出し且つ主走査方向に長く延びる凸状部と、を有し、
    前記複数の発熱部は、前記厚さ方向視において前記凸状部と重なり、
    前記主面は、前記凸状部を挟んで副走査方向に互いに離間する第1領域および第2領域を有し、
    前記凸状部は、前記主面と平行であり且つ前記主面から前記厚さ方向に離間した天面と、前記天面と前記第1領域との間に介在し且つ前記主面に対して傾斜した第1傾斜側面と、前記天面と前記第2領域との間に介在し且つ前記主面に対して傾斜した第2傾斜側面と、を有し、
    前記天面および前記第1傾斜側面の境界と前記天面および前記第2傾斜側面の境界とのすくなくともいずれかにおいて前記抵抗体層を覆う被覆導電層をさらに備える、サーマルプリントヘッド。
  2. 前記被覆導電層は、前記天面および前記第1傾斜側面の境界と前記天面および前記第2傾斜側面の境界との双方において前記抵抗体層を覆う、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  3. 前記被覆導電層は、前記抵抗体層と前記配線層との間に介在する下地導電層によって構
    成されている、請求項1または2に記載のサーマルプリントヘッド。
  4. 前記被覆導電層は、Tiを含む、請求項3に記載のサーマルプリントヘッド。
  5. 前記配線層は、Cuを含む、請求項3または4に記載のサーマルプリントヘッド。
  6. 前記被覆導電層は、前記天面および前記第1傾斜側面の境界と前記天面および前記第2傾斜側面の境界とのすくなくともいずれかにおいて前記配線層から露出している、請求項3ないし5のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  7. 前記被覆導電層は、前記天面および前記第1傾斜側面の境界と前記天面および前記第2傾斜側面の境界との双方において前記抵抗体層を覆い、且つ前記配線層から露出している、請求項3ないし6のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  8. 前記配線層の一部が、前記天面および前記第1傾斜側面の境界と前記天面および前記第2傾斜側面の境界とのすくなくともいずれかにおいて前記抵抗体層を覆うことにより、前記被覆導電層を構成している、請求項1または2に記載のサーマルプリントヘッド。
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