JPH09193429A - サーマルプリンタおよびサーマルプリンタによる印字方 法 - Google Patents

サーマルプリンタおよびサーマルプリンタによる印字方 法

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JPH09193429A
JPH09193429A JP911296A JP911296A JPH09193429A JP H09193429 A JPH09193429 A JP H09193429A JP 911296 A JP911296 A JP 911296A JP 911296 A JP911296 A JP 911296A JP H09193429 A JPH09193429 A JP H09193429A
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JP
Japan
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heating element
length
paper
dots
thermal head
Prior art date
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Pending
Application number
JP911296A
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English (en)
Inventor
Masato Adachi
正人 足立
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NEC Data Terminal Ltd
Original Assignee
NEC Data Terminal Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライン印字のサーマルプリンタにおいて、媒
体の搬送方向において印字するドットの一部を重ねるこ
とにより、ドットライン間の媒体の下地色部を無くし、
印字品位の高いプリンタの提供出来る。 【解決手段】 サーマルヘッドの発熱体の用紙搬送方向
の長さより用紙搬送ピッチCを長くし、発熱体の1回の
電圧印加により用紙4に印字される長さa(発熱体の長
さ)のドット1の端部(長さb)を、ピッチCだけ搬送
後に同じ発熱体の再度の電圧印加により用紙4に印字さ
れる長さaの端部に重ねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
およびサーマルプリンタによる印字方法に関し、特に用
紙にサーマルヘッドを用いて画像データを印字するプリ
ンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマルプリンタは、サーマルヘ
ッドに一定間隔をおいて一列に配列した多数の発熱体に
より感熱記録紙からなる用紙にドット(画素)の集合か
らなる画像を印字していた。しかし、広い面積が一様に
連続的に黒(ドットの色)となる画像を印字しようとし
ても発熱体の間の部分を十分に加熱できず、ドット間の
発色が不十分な不連続な画像しか得られなかった。ま
た、サーマルヘッドに一列に配列した発熱体群により、
一ライン分のドットを印字してから用紙を一ピッチ分送
って次の一ライン分のドットを印字するのであるが、用
紙の一のラインのドットと次のラインのドットとの間を
十分に加熱できないため、一様に黒となる画像を印字し
ようとしてもドットライン間の発色が不十分なドットラ
インと直角な方向に不連続な画像しか得られなかった。
【0003】サーマルヘッドの発熱体間の間隔により生
じるドットライン方向の画像の不連続性を解消し、印字
精度を上げる為に、特開昭61−031268号公報に
示されるサーマルプリンタは、2層構造の発熱体を持つ
サーマルヘッドを有している。図6は特開昭61−03
1268号公報に示されたサーマルプリンタのサーマル
ヘッドの断面図で、用紙搬送方向と直角な印字ドット1
ラインに沿った断面図である。グレーズ層8の上に絶縁
層9が設けられ、印字ドットに対応する複数の発熱体
は、端から奇数番目の発熱体7が下層に、偶数番目の発
熱体6が絶縁層9を介して上層に配置され、かつ、一方
の層の発熱体の発熱体との間に、他方の層の発熱体が位
置するように配置され、しかも上層の発熱体6と下層の
発熱体7とは側部が重なるようにされている。
【0004】このため、発熱体6の上面に用紙を置き、
隣り合った発熱体6,7を同時に発熱させると、この発
熱体6,7により用紙に印字されるドット間の隙間が無
くなり、複数のドットにはならず連続した1つのパター
ンの印字に見える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−0312
68に示されたサーマルプリンタではドットライン方向
の画像の不連続性は解消できるが、ドットラインと直角
な方向の画像の不連続性は解消できずに残るという欠点
がある。
【0006】また、この特開昭61−031268に示
されたサーマルプリンタでは、サーマルヘッドの構造が
複雑になり、製造が困難で高価なヘッドになってしま
う。
【0007】本発明の目的は、ドットラインと直角な方
向に不連続性がない画像を印字することができる印字品
位の高いサーマルプリンタの提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルプリン
タは、印字媒体の搬送ビッチよりサーマルヘッドの発熱
体の媒体搬送方向の長さが長いことを特徴とし、好まし
くは、発熱体は電圧が引火されると媒体搬送方向におい
て周辺部の温度が中央の温度の半分程度となるようにす
る。
【0009】本発明のサーマルプリンタによる印字方法
は、サーマルヘッドの発熱体の媒体搬送方向の長さより
短い搬送ビッチで印字媒体を搬送することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態のサーマルプ
リンタに用いられるサーマルヘッドの印字部分を拡大し
て示す部分底面図であり、図2は図1に示すサーマルヘ
ッドの側面図である。
【0012】図1を参照すると、サーマルヘッド10に
は複数の発熱体5が一列に並べられ、印字媒体であるサ
ーマル用紙は発熱体5の列方向、すなわちドットライン
の方向に対し直角な方向に送られる。発熱体5のドット
ライン方向の配列のピッチdに比べ発熱体5の用紙搬送
方向の長さeが大きい。また、サーマルヘッド10の先
端は中心軸がドットライン方向と平行な円筒の一部を形
成し、その円筒面に発熱体5が並べられているが、その
サーマルヘッド10の先端が成す円筒の曲率半径を十分
に大きくし、発熱体5の全長にわたって用紙4を十分に
加熱できるようにしてある。
【0013】図3は、図1に示すサーマルヘッド10に
よる本発明の実施の形態のサーマルプリンタの印字方法
を説明する図である。
【0014】図3(a)は、発熱体5に電圧を印加して
発熱させてドット1を印字した用紙4の拡大した断面図
である。用紙4の表面には保護層3が設けられ、用紙4
の保護層3の下側の発色部に発熱体5からの熱が伝わ
り、ドット1が発色する。
【0015】ドット1に十分に発色するだけのエネルギ
ーを与えた後、サーマルヘッドの発熱体5への電圧の印
加をやめ、用紙4の搬送を行う。
【0016】用紙4を搬送ピッチCだけ搬送した後、再
度サーマルヘッドの発熱体5に電圧を印加すると、発色
部に熱が伝わりドット2が発色する。このドット2を発
色させた状態を図3(b)に示す。ドット1,2の長さ
aは発熱体5の長さeと等しいので発熱体5お長さeよ
り短い搬送ピッチCで用紙4を搬送することにより用紙
4の搬送ピッチCに対し、ドットおよびドット2の長さ
aが長いため印字されたドット1および2が長さbだけ
重なる。図4はドット1および2を用紙4の表面から見
た図でドット1および2は切り目のない連続したパター
ンとなっている。
【0017】ドット1および2を連続したパターンに印
字できるように本発明のサーマルプリンタではドットラ
イン間に発色が不十分な部分がないように、ドットライ
ンと直角な方向に連続な画像を印字することができる。
【0018】図5は、本発明の実施の形態での印字によ
る用紙4上の発色濃度の分布を示すグラフで横軸は用紙
の搬送方向を示す。図5において発色濃度11,12,
13は同一の発熱体5による用紙4を搬送ピッチCずつ
搬送した時の1回目,2回目および3回目の印字による
発色濃度を表わす。サーマルヘッド10の発熱体5に電
圧を印加し、発熱体5を発熱させると発熱体5は中央部
が高温になり、周辺部は低温となる。
【0019】そこで、発熱体5をドットラインの直角な
方向において、周辺部の温度が中央の温度の半分になる
ような発熱体にすると、各ドットの発色濃度11,1
2,13は重ね印字部でたし合わせれて、発色濃度14
のように、ほぼ均一な濃度でドットライン間に白色部の
無い印字を行うことが出来る。
【0020】図6に示されるようにサーマルヘッドの発
熱体を2層に設け、ドットライン方向において上層と下
層のドットどうしの端が重なるようにし、しかもドット
ラインと直角な方向においては、図3に示すように、発
熱体の長さを用紙の搬送ピッチより長くするようにすれ
ばドットラインの方向及びこれと直角な方向,すなわち
すべての方向において連続な画像を印字可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、媒体の搬
送方向においてサーマルヘッドの発熱体を用紙搬送ピッ
チより長くすることにより、隣り合ったドットとドット
とが一部重ねて印字され、印字されたドットとドットの
間に用紙の下地色が見える等、発色不十分な部分がなく
連続的に発色された画像を得ることができ、鮮明な画像
が得られるという効果を有する。
【0022】サーマルヘッドに並設された発熱体群によ
り、ドットラインごとの印字を行いドットラインに直角
な方向に媒体を搬送するサーマルプリタに本発明を適用
した場合は、ドットラインに直角な方向に連続に印字さ
れた画像を得ることができる。
【0023】また、本発明はサーマルヘッドに発熱体を
2層にして設ける必要がなく、一層のみに発熱体を設け
ればよいので、サーマルヘッドを簡単な構造にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のサーマルプリンタに用い
るサーマルヘッド10の要部を拡大して示す底面図であ
る。
【図2】図1のサーマルヘッド10の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態のサーマルプリンタによる
印字方法を説明する用紙4の断面図である。(a)は発
熱体の1回の電圧印加によるドット1の印字を示す図で
ある。(b)は(a)に示す印字の後に用紙4を搬送ピ
ッチCだけ送った後の同一の発熱体への電圧印加による
ドット2の印字を示す図である。
【図4】図3に示す方法で印字されたドット1および2
を用紙の表面から見た図である。
【図5】本発明の実施の形態での印字による用紙4上の
発色濃度の分布を示す図である。
【図6】従来のサーマルプリンタのサーマルヘッド(特
開昭61−031268号公報)の断面図である。
【符号の説明】
1 印字ドット 2 印字ドット 3 保護層 4 サーマル用紙 5 発熱体 6 発熱体 7 発熱体 8 グレーズ層 9 絶縁層 10 サーマルヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字媒体の搬送ビッチよりサーマルヘッ
    ドの発熱体の媒体搬送方向の長さが長いことを特徴とす
    るラインサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 サーマルヘッドの発熱体の媒体搬送方向
    の長さより短い搬送ビッチで印字媒体を搬送することを
    特徴とするサーマルプリンタによる印字方法。
  3. 【請求項3】 発熱体は電圧が引火されると媒体搬送方
    向において周辺部の温度が中央の温度の半分程度となる
    ことを特徴とする請求項1記載のサーマルプリンタ。
JP911296A 1996-01-23 1996-01-23 サーマルプリンタおよびサーマルプリンタによる印字方 法 Pending JPH09193429A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109397884A (zh) * 2017-08-17 2019-03-01 罗姆股份有限公司 热敏打印头

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109397884A (zh) * 2017-08-17 2019-03-01 罗姆股份有限公司 热敏打印头
CN109397884B (zh) * 2017-08-17 2020-10-16 罗姆股份有限公司 热敏打印头

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981117