JPH08224911A - シリアル型プリントヘッドを用いた印字方法および印字装置 - Google Patents

シリアル型プリントヘッドを用いた印字方法および印字装置

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JPH08224911A
JPH08224911A JP7034955A JP3495595A JPH08224911A JP H08224911 A JPH08224911 A JP H08224911A JP 7034955 A JP7034955 A JP 7034955A JP 3495595 A JP3495595 A JP 3495595A JP H08224911 A JPH08224911 A JP H08224911A
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Hideki Sawada
秀喜 澤田
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Rohm Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • B41J11/425Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering for a variable printing material feed amount
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリアル型のプリントヘッド1を用いて印刷
を行う場合において、紙送り機構の精度に起因して帯状
印字済領域どうしの継ぎ目に横方向のすじとなって現れ
るバンディングを抑制すること。 【構成】 所定の紙送り方向ドットピッチPD の印字を
紙送り方向に所定のピッチPN で配列された複数の点的
印字部N1 〜N8 を有するシリアル型プリントヘッドを
紙送り方向と直交する方向に走査させて行う場合におい
て、上記プリントヘッド1における上記点的印字部N1
〜N8 の配列ピッチPN を上記ドットピッチPD の整数
倍とする一方、紙送り量を、上記ドットピッチPD の整
数倍であって、上記プリントヘッド1の上記点的印字部
1 〜N8 の配列ピッチPN よりも大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、シリアル型プリントヘッドを
用いた印字方法および印字装置に関し、特に、インクジ
ェット式のシリアル型プリントヘッドを用いる場合に好
適に適用しうるものである。
【0002】
【従来技術】シリアル型プリントヘッドを用いた従来か
らの印字装置は、いわゆるバンディングと呼ばれる印字
品質の低下要因を本質的に有する。
【0003】シリアル型プリントヘッドは、紙送り方向
(副走査方向)に並ぶ複数の点的印字部(インクジェッ
ト式のものおいてはインクジェットノズル)を有するプ
リントヘッドを紙送り方向と直交する方向(主走査方
向)に移動させて、1回の主走査方向のプリントヘッド
の移動によって副走査方向所定幅(ヘッドにおける点的
印字部の配置長さに相当する幅)の帯状領域に対する印
字を行い、このような印字動作を繰り返すことによっ
て、上記のような帯状の印字済領域をつなげ、結果的に
紙送り方向に連続する領域の印字を行うように構成され
たものである。このようなシリアル型の印字装置は、い
わゆるライン型の印字装置に比較して印字速度に難点が
あるものの、小型かつ安価に構成できる利点を備えてお
り、パーソナルユースを目的とした製品の開発が盛んで
ある。
【0004】ところで、上記のバンディングとは、プリ
ントヘッドの主走査方向の移動によって印字される帯状
領域の幅に相当するように設定されるべき毎回の紙送り
量の誤差に起因し、紙送り方向に隣合う上記帯状印字済
領域どうしが継ぎ目部分でわずかに重なりあって横方向
の濃いすじとなって現れたり、上記継ぎ目部分にわずか
に隙間があいて横方向の白いすじとなった現れたりする
現象をいう。このようなバンディングは、とくにイメー
ジ画像を印刷する場合に一定間隔の縞状のすじとなって
非常に目立ち、印刷の品位を著しく低下させる。
【0005】上記のバンディングを解消する一つの方策
としては、紙送り機構の高精度化を図ることが考えられ
るが、パーソナルユースを目的とした低価格な印字装置
を構成する場合においては非現実的であるし、たとえば
360DPIや720DPIといった高密度印字を達成
するインクジェット式の印字装置を構成する場合、この
ような高密度のドットピッチと対応した精度で紙送り機
構を構成することは、ほとんど不可能に近い。
【0006】たとえば、特開平6−238955号公報
には、シリアル式のサーマルプリントヘッドを用いてカ
ラー印刷を行う場合にバンディングを抑制するためのア
イディアが開示されている。同公報に示されたものは、
カラー印刷をするが故に3または4層となってインク層
が厚くなることに起因し、こうして厚みが増した帯状印
刷済領域と次に印刷する領域との間に段差が生じること
による白抜けバンディングを抑制するものである。すな
わち、上記段差によりサーマルプリントヘッドが適正な
圧力で記録紙を押圧することができない部分が生じるこ
とによって発生する白抜けバンディングを抑制するため
に、同公報に示されたアイディアでは、各色の帯状印字
領域を紙送り方向にわずかずつずらせ、上記段差を複数
段階に分散させている。
【0007】しかしながら、各色の印字に注目した場
合、やはり、各色毎の帯状印字済領域どうしが重なりあ
ったり、わずかに離れたりするという、紙送り機構の精
度に起因するバンディングの問題は解消されておらず、
依然として、1回の印字によって形成される帯状印字済
領域どうしの境界部において横方向にのびるすじ状の印
刷異変が生じうる。
【0008】
【発明の概要】本願発明は、上記した事情のもとで考え
だされたものであって、シリアル型のプリントヘッドを
用いて印刷を行う場合において、紙送り機構の精度に起
因して帯状印字済領域どうしの継ぎ目に横方向のすじと
なって現れるバンディングを抑制することをその課題と
する。
【0009】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0010】本願発明の第1の側面によれば、所定の紙
送り方向ドットピッチの印字を紙送り方向に所定のピッ
チで配列された複数の点的印字部を有するシリアル型プ
リントヘッドを紙送り方向と直交する方向に走査させて
行う印字方法であって、上記プリントヘッドにおける上
記点的印字部の配列ピッチを上記ドットピッチの整数倍
とする一方、紙送り量を、上記ドットピッチの整数倍で
あって、上記プリントヘッドの上記点的印字部の配列ピ
ッチよりも大きく、上記点的印字部の配列長さよりも小
さい範囲で設定することを特徴とする、シリアル型プリ
ントヘッドを用いた印字方法が提供される。
【0011】本願発明の第2の側面によれば、所定の紙
送り方向ドットピッチの印字を紙送り方向に所定のピッ
チで配列された複数の点的印字部を有するシリアル型プ
リントヘッドを紙送り方向と直交する方向に移動させて
行う印字方法であって、上記点的印字部の配列ピッチ/
ドットピッチをmとし、上記点的印字部の数をnとし、
上記nを上記mで除した係数(紙送り係数)をaとした
とき、 イ)上記プリントヘッドのkm回目の印字走査後の紙送
り量を上記ドットピッチの〔m×(a−1)+1〕倍と
し、 ロ)上記プリントヘッドのkm回目以外の印字走査後の
紙送り量を上記ドットピッチの〔m×a+1〕倍とする
こと、を特徴とする、シリアル型プリントヘッドを用い
た印字方法が提供される。
【0012】ただし、上記において、aは2以上の整
数、mおよびnはaが2以上の整数との条件に合う整数
である。
【0013】好ましい実施例によれば、上記プリントヘ
ッドがインクジェット式プリントヘッドとされ、したが
って、上記点的印字部はインクジェットノズルである。
【0014】本願発明では、シリアル型プリントヘッド
を用いて印字を行う場合において、上記プリントヘッド
における上記点的印字部の配列ピッチを上記ドットピッ
チの整数倍とする一方、紙送り量を、上記ドットピッチ
の整数倍であって、上記プリントヘッドの上記点的印字
部の配列ピッチよりも大きく、上記点的印字部の配列長
さよりも小さい範囲で設定している。すなわち、本願発
明においては、プリントヘッドの点的印字部の配列ピッ
チをドットピッチの4倍に設定する場合、1回の印字走
査後の紙送りをドットピッチの5倍以上に設定する。こ
の場合、プリントヘッドの1回目の印字走査により、紙
送り方向(副走査方向)に数えて第1、第5第9…の主
走査方向ドットラインが印字される。紙送り量をドット
ピッチの5倍とするとき、2回目の印字走査では、1回
目の印字走査で第1ドットラインの印字に関与した点的
印字部は、第6ドットラインの印字に関与し、1回目の
走査で第5ドットラインの印字に関与した点的印字部
は、2回目の印字走査では第10ドットラインの印字に
関与するといった作動をする。
【0015】その結果、各紙送り量に多少の誤差があっ
たとしても、その影響が紙送り方向(副走査方向)の広
い範囲に分散されて行くことになり、結局紙送り機構の
精度に起因するバンディングが著しく軽減されることに
なる。
【0016】このような作用は、次の場合と比較すると
理解しやすい。すなわち、本願発明は、上記のような1
回目の印字走査において未印字の第2、第3、第4、第
6、第7、第8、第10…の主走査方向ドットラインを
ドットピッチ間隔で順次紙送りしながら埋めるように印
字するのではない。このように印字するのであれば、ヘ
ッドの点的印字部の数を4とすると、ヘッドの4回の走
査によって、第1ないし第16ドットラインの印字が完
成してしまい、5回目以降の走査によって第17ないし
第32ドットラインの印字を行うに先立ち、ドットピッ
チの12倍の紙送りが必要である。すなわち、16ドッ
トラインの帯状印字済領域ごとに独立した印字作動を行
うことになるのであって、このことは、従前のこの種の
シリアル型プリントヘッドの作動と基本的に同じであ
り、各帯状印字済領域の境界部においてバンディングが
発生する。
【0017】本願発明は、プリントヘッドの点的印字部
の配列および1回の印字走査ごとに与えられる紙送り量
を上記のように設定することにより、その回の印字走査
によって形成されるドットラインが、次々と未来に完成
されるべき画像の形成に連続性をもって関与してゆくの
であって、従来のように帯状印字済領域をつなげて画像
を完成するというものとは全く異なる印字画像形成方式
を提供しているのである。
【0018】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0019】
【実施例】以下、本願発明の好ましい実施例を、図面を
参照して具体的に説明する。
【0020】図1に、シリアル型プリントヘッド1を用
いた印字装置2の概略構成を示す。プラテン3によって
バックアップされながら、記録紙4が図示しない紙送り
機構によって矢印Bで示される副走査方向に順次送られ
る。プリントヘッド1は、上記記録紙4における上記プ
ラテン3によってバックアップされる領域の表面に沿っ
て、あるいは、記録紙の表面から所定間隔を開けた状態
において、上記紙送り方向と直交する方向、すなわち、
矢印Aで示される主走査方向に走査される。
【0021】上記プリントヘッド1には、上記紙送り方
向に配列される複数の点的印字部N 1 〜N8 が配置され
る。本願発明では、この点的印字部N1 〜N8 の配列ピ
ッチPN は、紙送り方向印字ドットピッチPD の整数倍
とされるが、図2(a) に示すように、本例では、上記点
的印字部N1 〜N8 の配列ピッチPN を、上記印字ドッ
トピッチPD の4倍に設定してある。また、簡単のた
め、プリントヘッド1には、上記点的印字部N1 〜N8
を8個配列してある。なお、この点的印字部N1〜N8
の配列ピッチPN は、紙送り方向の配列ピッチが問題と
なるのであって、図2(b) に示すように、点的印字部N
1 〜N8 の配列方向が紙送り方向に対して傾斜していて
も、点的印字部の紙送り方向の配列ピッチPN が上記の
ように設定されておればよい。なお、図2(b) に示すよ
うに点的印字部N1 〜N8 の配列を傾斜させると、各点
的印字部の間隔を上記紙送り方向の配列ピッチよりも大
きくすることができ、たとえば、高密度印字用のインク
ジェットプリントヘッドを構成する場合、ノズルの配置
精度を上げることができるとともに、その加工が容易に
なる。
【0022】上記点的印字部N1 〜N8 は、インクジェ
ットプリントヘッドの場合、インクジェットノズルとし
て構成され、サーマルプリントヘッドの場合は発熱部と
して構成され、ワイヤドットプリントヘッドの場合、イ
ンパクトワイヤとして構成される。また、サーマルプリ
ントヘッドを用いる場合およびワイヤドットプリントヘ
ッドを用いる場合には、上記ヘッド1と記録紙4との間
に図示しない所定のインクリボンが配される。
【0023】本願発明の第1の側面では、プリントヘッ
ド1による印字走査後の紙送り量P F を、上記紙送り方
向印字ドットピッチPD の整数倍であって、上記プリン
トヘッド1の上記点的印字部N1 〜N8 の配列ピッチP
N よりも大きく設定する。すなわち、図示例では、上記
点的印字部N1 〜N8 の配列ピッチPN がドットピッチ
D の4倍であるので、紙送り量PF をドットピッチP
D の5倍以上に設定することになるが、このことによる
作用は、以下に述べる本願発明の第2の側面の説明より
明らかとなる。
【0024】本願発明の第2の側面では、上記点的印字
部N1 〜N8 の配列ピッチPN /ドットピッチPD をm
とし、上記点的印字部N1 〜N8 の数をnとし、上記n
を上記mで除した係数(紙送り係数)をaとしたとき、
イ)上記プリントヘッドのkm回目の印字走査後の紙送
り量PF を上記ドットピッチPD の〔m×(a−1)+
1〕倍とし、ロ)上記プリントヘッドのkm回目以外の
印字走査後の紙送り量PF を上記ドットピッチPD
〔m×a+1〕倍とする。なお、上記において、aは2
以上の整数。mおよびnはaが2以上の整数との条件に
合う整数である。
【0025】図に示す実施例の場合、点的印字部N1
8 の配列ピッチPN はドットピッチPD の4倍である
から、上記mは4であり、点的印字部の数nは8であ
る。したがって、紙送り係数aは2となる。そうする
と、m×(a−1)+1=2×(2−1)+1=5であ
り、m×a+1=4×2+1=9であるから、4k回目
以外の印字走査後はドットピッチPD の9倍の紙送りを
行い、4k回目の印字走査後はドットピッチPD の5倍
の紙送りを行うことになる。換言すると、1、2、3回
目の印字走査後の紙送り量PF をドットピッチPD の9
倍とし、4回目の印字走査後の紙送り量PF をドットピ
ッチPD の5倍とし、5、6、7回目の印字走査後の紙
送り量PF をドットピッチPD の9倍とし、8回目の印
字走査後の紙送り量PF をドットピッチPD の5倍とす
るというように、紙送り量を制御する。
【0026】上記のようにして印字を行う場合の様子を
図3に模式的に示す。同図において、○は1回目の印字
走査、△は2回目および6回目の印字走査、×は3回目
および7回目の印字走査、□は4回目および8回目の印
字走査、●は5回目の印字走査によってそれぞれ形成さ
れる印字ドットを示している。
【0027】同図から判るように、4回目の印字走査時
点で、紙送り方向25ドット目ないし32ドット目の印
字が完成する。そして、以後、次々と印字するべきドッ
トが切れ目なく埋められてゆくのがわかる。本例の場
合、1ドット目から24ドット目までは、紙送り方向の
ドットの切れ目が残る不完全な印字となる。したがっ
て、実際上は、25ドット目からの印字ドットを印字領
域の紙送り方向始端とするようにプリントヘッドを制御
することになる。すなわち、1回目の印字走査では、8
個の点的印字部N1 〜N8 のうち、第7および第8の2
個の印字部N7 ,N 8 を使用して印字走査を行い、2回
目の印字走査では、第5ないし第8の4個の印字部N5
〜N8 を使用して印字を行い、3回目の印字走査では第
3ないし第8の6個の印字部N3 〜N8 を使用して印字
を行い、4回目以降の印字走査では、8個すべての印字
部N1 〜N8 を使用して印字走査を行う。
【0028】同様に、最後から3回目の印字走査では、
第1ないし第6の6個の印字部N1〜N6 を使用して印
字走査を行い、最後から2回目の印字走査では、第1な
いし第4の4個の印字部N1 〜N4 を使用して印字走査
を行い、最後の印字走査では、第1および第2の2個の
印字部N1 ,N2 を使用して印字走査をして、印字領域
の紙送り方向終端を形成する。
【0029】図3から判るように、本願発明では、各回
の印字走査において、常に、前回の印字走査によって形
成された印字ドットよりも9ドット先または5ドット先
の画像形成に関与する印字ドットを離散的に形成しつ
つ、順次ドットの切れ目を埋めながらすべての印字ドッ
トを形成する。したがって、各回の印字走査後の紙送り
量に多少の誤差があったとしても、この誤差は、紙送り
方向の比較的広い範囲に分散される。このような作用
は、帯状印字済領域を紙送り方向につなげることによっ
て連続した印字領域を形成するという、従前のシリアル
型プリントヘッドによる印字方式とは全く異なり、従前
の印字方式によって発生していた類のバンディングが解
消され、印刷品位が著しく高められる。
【0030】また、図3から判るように、本願発明を実
施するためには、プリントヘッドの各点的印字部N1
8 に与えられる印字データは、従前とは異なる。すな
わち、たとえば、1回目の印字走査では、第1ないし第
8の印字部N1 〜N8 には、それぞれ、紙送り方向1ド
ット目、5ドット目、9ドット目、13ドット目、17
ドット目、21ドット目、25ドット目、および29ド
ット目に印字するべき印字データが与えられる。そのた
め、本願発明の印字方式を実施するためには、印字デー
タを再配置する必要がある。すなわち、図4に例示する
ように、印字データは、印字データ再配置手段5によっ
て上記のように再配置され、これにもとづいてプリント
ヘッド制御手段6がプリントヘッド1を駆動制御する。
また、同時に、紙送り制御手段7が紙送り機構による紙
送り量を制御する。
【0031】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
例に限定されるものではない。本願発明が要点とすると
ころは、上述した第1の側面に表されている。すなわ
ち、上記プリントヘッド1における上記点的印字部N1
〜N8 の配列ピッチPN を上記ドットピッチPD の整数
倍とするとともに、紙送り量を、上記ドットピッチPD
の整数倍であって、上記プリントヘッド1の上記点的印
字部の配列ピッチPN よりも大きくすることにより、プ
リントヘッド1による各印字走査により、常に、上記配
列ピッチPN よりもさらに先において、画像形成に関与
する離散的な印字ドットを次々と形成してゆくことによ
り、各紙送り量の誤差を、紙送り方向に分散させるとい
うことが本願発明の要点である。したがって、送り量を
具体的にどのように設定するかは、上記の趣旨に沿って
適宜設定できるのであり、図3に示した例に限定される
こともないのである。
【0032】また、本願発明は、インクジェットプリン
トヘッドの他、サーマルプリントヘッド、ワイヤドット
プリントヘッド等のシリアル型プリントヘッドを用いた
印字方式として応用可能である。
【0033】さらに、上記では、プリントヘッドを一つ
設け、単色の印字を行うことを前提として述べたが、カ
ラー印刷を行うために、たとえば、Y(イエロー)、M
(マゼンダ)、C(シアン)、B(ブラック)用の4つ
のたとえばインクジェットプリントヘッドを並設し、各
プリントヘッドによる印字方式として本願発明を応用す
ることも、もちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリアル型プリントヘッドを用いた印字装置の
概略構成図。
【図2】本願発明に用いられるプリントヘッドの一例の
模式図。
【図3】本願発明の印字方式の一例の説明図。
【図4】本願発明の印字方式を採用する場合の印字装置
の一例の機能ブロック部である。
【符号の説明】
1 シリアル型プリントヘッド 2 印字装置 3 プラテン 4 記録紙 5 印字データ再配置手段 6 プリントヘッド制御手段 7 紙送り制御手段 N1 〜N8 点的印字部 PD ドットピッチ PN 点的印字部の配列ピッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の紙送り方向ドットピッチの印字を
    紙送り方向に所定のピッチで配列された複数の点的印字
    部を有するシリアル型プリントヘッドを紙送り方向と直
    交する方向に走査させて行う印字方法であって、 上記プリントヘッドにおける上記点的印字部の配列ピッ
    チを上記ドットピッチの整数倍とする一方、 紙送り量を、上記ドットピッチの整数倍であって、上記
    プリントヘッドの上記点的印字部の配列ピッチよりも大
    きく、上記点的印字部の配列長さよりも小さい範囲で設
    定することを特徴とする、シリアル型プリントヘッドを
    用いた印字方法。
  2. 【請求項2】 所定の紙送り方向ドットピッチの印字を
    紙送り方向に所定のピッチで配列された複数の点的印字
    部を有するシリアル型プリントヘッドを紙送り方向と直
    交する方向に移動させて行う印字方法であって、 上記点的印字部の配列ピッチ/ドットピッチをmとし、
    上記点的印字部の数をnとし、上記nを上記mで除した
    係数(紙送り係数)をaとしたとき、 イ)上記プリントヘッドのkm回目の印字走査後の紙送
    り量を上記ドットピッチの〔m×(a−1)+1〕倍と
    し、 ロ)上記プリントヘッドのkm回目以外の印字走査後の
    紙送り量を上記ドットピッチの〔m×a+1〕倍とする
    こと、を特徴とする、シリアル型プリントヘッドを用い
    た印字方法。(ただし、上記において、aは2以上の整
    数。mおよびnはaが2以上の整数との条件に合う整
    数。)
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかの方法を用
    いることを特徴とする、シリアル型プリントヘッドを用
    いた印字装置。
  4. 【請求項4】 上記プリントヘッドがインクジェット式
    プリントヘッドであり、上記点的印字部は、インクジェ
    ットノズルである、請求項3の印字装置。
  5. 【請求項5】 単色印字用の一つのプリントヘッドを備
    える、請求項4の印字装置。
  6. 【請求項6】 カラー印字用の複数のプリントヘッドを
    備える、請求項4の印字装置。
JP7034955A 1995-02-23 1995-02-23 シリアル型プリントヘッドを用いた印字方法および印字装置 Pending JPH08224911A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7034955A JPH08224911A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 シリアル型プリントヘッドを用いた印字方法および印字装置
US08/605,918 US5767875A (en) 1995-02-23 1996-02-23 Printing method and apparatus using serial print head

Applications Claiming Priority (1)

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JP7034955A JPH08224911A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 シリアル型プリントヘッドを用いた印字方法および印字装置

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