JP6646249B2 - 液体吐出装置及び搬送量調整方法 - Google Patents

液体吐出装置及び搬送量調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出装置及び搬送量調整方法に関する。
従来から、搬送される被記録媒体などの媒体にインクなどの液体を吐出する記録装置などの液体吐出装置が使用されている。このような液体吐出装置では、媒体に液体を吐出する前に、媒体の搬送量を調整するのが一般的である。
例えば、特許文献1には、調整パターンを記録し、該調整パターンに現れるモアレ(規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様や筋状の干渉縞)の位置や数などから、媒体の搬送量を調整することが可能なプリンター(液体吐出装置)が開示されている。
特開平11−20248号公報
従来の液体吐出装置では、複数のノズルから液体を吐出して調整パターンを形成しており、該複数のノズルのうちの特定ノズルから吐出される液体の着弾位置に基づいて媒体の搬送量を調整していた。すなわち、該特定ノズルから吐出される液体の吐出方向の正確性が媒体の搬送量を調整するために重要であった。
しかしながら、該特定ノズルに異物が付着するなどして吐出不良(所望の吐出方向に液体が吐出されないこと)が生じると、所望の着弾位置からずれて液体が着弾してしまうため、正確に媒体の搬送量を調整することができなかった。
そこで、本発明の目的は、吐出部に吐出不良が有った場合でも媒体の搬送量の調整が不正確になることを抑制することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体吐出装置は、液体を吐出するノズル列を有し前記ノズル列と交差する第1の方向に往復移動可能な吐出部と、前記第1の方向と交差する第2の方向に媒体を搬送する搬送部と、前記吐出部から前記液体を吐出させて該液体の吐出領域と非吐出領域との境界部分が前記第2の方向に複数形成された境界領域を有する第1のパターンを前記媒体に形成し、前記第1のパターンが形成された前記媒体を前記搬送部に搬送させ、前記吐出部から前記液体を吐出させて前記第2の方向において前記第1のパターンの境界領域に対応して複数の前記境界部分が設けられた境界領域を有する第2のパターンを前記媒体に形成するよう制御する制御部と、を備え、前記第1のパターンの境界領域と前記第2のパターンの境界領域とで形成される該第1のパターン及び該第2のパターンの前記境界部分同士で形成される前記第1のパターンと前記第2のパターンとの境界が、前記第2の方向において複数形成されることを特徴とする。
本態様によれば、第1のパターンの形成後に媒体を搬送し、該媒体の搬送後に第2のパターンを形成し、第1のパターンと第2のパターンとの境界により搬送量を認識することが可能になる。そして、該境界を複数形成することによって、媒体の搬送量を調整するため、一の境界を形成するノズルに吐出不良が生じても他の境界を形成するノズルに吐出不良が生じていなければ、媒体の搬送量を正確に調整することができる。このため、吐出部に吐出不良が有った場合でも媒体の搬送量の調整が不正確になることを抑制することができる。
本発明の第2の態様の液体吐出装置は、前記第1の態様において、前記第1のパターン及び前記第2のパターンの少なくとも一方に、前記境界と比較可能な比較パターンを有していることを特徴とする。
本態様によれば、第1のパターン及び第2のパターンの少なくとも一方に、境界と比較可能な比較パターンを有している。このため、比較パターンを参照することにより簡単に適正な搬送量を認識することができ、簡単に正確な搬送量の調整を実行することができる。
なお、「境界と比較可能」とは、境界が形成された部分と比較可能と表現することもできる。
本発明の第3の態様の液体吐出装置は、前記第1又は第2の態様において、前記制御部は、前記第1のパターン及び前記第2のパターンを前記第1の方向のうちの往方向同士又は復方向同士の前記吐出部の移動に伴って前記媒体に形成するよう制御することを特徴とする。
一般的に、吐出部を往方向に移動させてノズル列から液体を吐出させる場合と、吐出部を復方向に移動させてノズル列から液体を吐出させる場合とで、ノズル列に沿う方向の液体の着弾位置の広がりは異なる場合がある。したがって、第1のパターン及び第2のパターンを、吐出部の往方向と復方向の移動を組み合わせて形成するよりも、往方向同士又は復方向同士の吐出部の移動に伴って形成する方が、正確に搬送量の調整を実行することができる。本態様によれば、第1のパターン及び第2のパターンを往方向同士又は復方向同士の吐出部の移動に伴って形成する。このため、特に正確に搬送量の調整を実行することができる。
本発明の第4の態様の液体吐出装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記制御部は、前記境界の形成情報を受け付け、該形成情報に基づいて前記搬送部による前記媒体の搬送量を調整することを特徴とする。
本態様によれば、制御部は、境界の形成情報を受け付け、該形成情報に基づいて搬送部による媒体の搬送量を調整する。このため、制御部に境界の形成情報を入力するという簡単な方法で、正確に搬送量の調整を実行することができる。
なお、「境界の形成情報」とは、例えば、境界が形成された部分におけるモアレの発生有無に関する情報などが挙げられる。また、「境界の形成情報を受け付け」とは、例えば、ユーザーが境界の形成状態から所望の搬送量を判断しこれをユーザーインターフェースなどにより入力しその入力内容を受け付けることや、液体吐出装置に境界を読み取るセンサーなどを設け該センサーによる読み取りデータを受け付けることなどが挙げられるが、特に限定はない。
本発明の第5の態様の液体吐出装置は、前記第1又は第2の態様において、前記制御部は、前記第1のパターン及び前記第2のパターンを前記第1の方向のうちの往方向同士及び復方向同士の前記吐出部の移動に伴って前記媒体に形成するよう制御するとともに、前記往方向同士及び前記復方向同士の前記吐出部の移動に伴って前記媒体に形成された各々の前記境界の形成情報を受け付け、該形成情報各々に基づいて前記搬送部による前記媒体の搬送量を調整することを特徴とする。
本態様によれば、制御部は、第1のパターン及び第2のパターンを往方向同士及び復方向同士の吐出部の移動に伴って媒体に形成するよう制御するとともに、往方向同士及び復方向同士の吐出部の移動に伴って媒体に形成された各々の境界の形成情報を受け付け、該形成情報各々に基づいて搬送量を調整する。すなわち、第1のパターン及び第2のパターンからなる搬送量の調整パターンを往方向同士の吐出部の移動と復方向同士の吐出部の移動とに伴って形成し、これらの調整パターンの形成情報各々に基づいて搬送量を調整する。このため、特に正確に搬送量の調整を実行することができる。
なお、「形成情報各々に基づいて」とは、例えば、往方向同士の吐出部の移動に伴って形成される調整パターンの形成情報と復方向同士の吐出部の移動に伴って形成される調整パターンの形成情報との平均をとることなどが挙げられるが、特に限定はない。液体を吐出させる条件(例えば、吐出部を往方向に移動させながら液体を吐出する頻度と、吐出部を復方向に移動させながら液体を吐出する頻度と、が異なる等)などに応じて両者の調整パターンの形成情報各々に重みづけを行ってもよい。
本発明の第6の態様の液体吐出装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記搬送部は、搬送ローラーを備え、前記制御部は、前記第1のパターンを形成してから前記第2のパターンを形成するまでに前記媒体を搬送する搬送量を前記搬送ローラーの1/n(nは整数)回転分に対応する搬送量としつつ、前記媒体に前記第1のパターン及び前記第2のパターンをn回分形成するよう制御することを特徴とする。
本態様によれば、第1のパターンを形成してから第2のパターンを形成するまでに媒体を搬送する搬送量を搬送ローラーの1/n(nは整数)回転分に対応する搬送量としつつ、媒体に第1のパターン及び第2のパターンをn回分形成する。すなわち、搬送ローラー1周分に対応する搬送量の調整パターンを形成する。このため、例えば、搬送ローラーが偏芯していた場合に、該偏芯の影響を抑制しつつ搬送量の調整を実行することができる。
なお、「搬送ローラーの1/n回転分」とは、概ね搬送ローラーの1/n回転分であればよい意味であり、厳密な意味での搬送ローラーの1/n回転分である必要はない。
本発明の第7の態様の液体吐出装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記第1のパターンの境界領域は、前記吐出領域と前記非吐出領域とが前記第2の方向に交互に形成され、前記第2のパターンの境界領域は、前記第1のパターンの境界領域の前記吐出領域に対応して前記非吐出領域が形成されるとともに、前記第1のパターンの境界領域の前記非吐出領域に対応して前記吐出領域が形成されることを特徴とする。
本態様によれば、ユーザーが目視で可否を判断しやすく、吐出部に吐出不良が有った場合に媒体の搬送量の調整が不正確になることを抑制するパターンを簡単に構成できる。
本発明の第8の態様の搬送量調整方法は、液体を吐出するノズル列を有し前記ノズル列と交差する第1の方向に往復移動可能な吐出部と、前記第1の方向と交差する第2の方向に媒体を搬送する搬送部と、を備える液体吐出装置を用いて実行する搬送量調整方法であって、前記吐出部から前記液体を吐出させて該液体の吐出領域と非吐出領域との境界部分が前記第2の方向に複数形成された境界領域を有する第1のパターンを前記媒体に形成する第1のパターン形成工程と、前記第1のパターンが形成された前記媒体を前記搬送部に搬送させる搬送工程と、前記吐出部から前記液体を吐出させて前記第2の方向において前記第1のパターンの境界領域に対応して複数の前記境界部分が設けられた境界領域を有する第2のパターンを前記媒体に形成する第2のパターン形成工程と、を有し、前記第1のパターンの境界領域と前記第2のパターンの境界領域とで形成される該第1のパターン及び該第2のパターンの前記境界部分同士で形成される前記第1のパターンと前記第2のパターンとの境界が、前記第2の方向において複数形成されることを特徴とする。
本態様によれば、第1のパターンの形成後に媒体を搬送し、該媒体の搬送後に第2のパターンを形成し、第1のパターンと第2のパターンとの境界により搬送量を認識することが可能になる。そして、該境界を複数形成することによって、媒体の搬送量を調整するため、一の境界を形成するノズルに吐出不良が生じても他の境界を形成するノズルに吐出不良が生じていなければ、媒体の搬送量を正確に調整することができる。このため、吐出部に吐出不良が有った場合でも媒体の搬送量の調整が不正確になることを抑制することができる。
本発明の一実施例に係る記録装置を表す概略側面図。 本発明の一実施例に係る記録装置のブロック図。 本発明の一実施例に係る記録装置の記録ヘッドを表す概略底面図。 本発明の一実施例に係る記録装置の調整パターンを説明するための概略図。 本発明の一実施例に係る記録装置の調整パターンを説明するための概略図。 本発明の一実施例に係る吐出位置調整方法を表すフローチャート。 従来の記録装置の調整パターンを説明するための概略図。
以下に、本発明の一実施例に係る液体吐出装置としての記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の一実施例に係る記録装置の概要について説明する。
図1は、本実施例に係る記録装置1の概略側面図である。
本実施例の記録装置1は、記録を行うためのロール状の被記録媒体(媒体)MのロールR1を支持する支持軸2を備えている。そして、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Mを搬送方向Aに搬送する際、支持軸2は回転方向Cに回転する。なお、本実施例では被記録面が外側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Mを使用しているが、被記録面が内側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Mを使用する場合は、支持軸2の回転方向Cとは逆回転してロールR1を送り出すことが可能である。
また、本実施例の記録装置1は被記録媒体Mとしてロール式の被記録媒体を使用しているが、このようなロール式の被記録媒体を使用する記録装置に限定されない。例えば、単票式の被記録媒体を用いてもよい。
また、本実施例の記録装置1は、媒体支持部3などからなる被記録媒体Mの搬送経路において該被記録媒体Mを搬送方向Aに搬送するための、駆動ローラー7(搬送ローラー)と従動ローラー8とからなる搬送ローラー対5を搬送部として備えている。
なお、本実施例の記録装置1では、駆動ローラー7は被記録媒体Mの搬送方向Aと交差する方向Bに延びる1本のローラーで構成されており、従動ローラー8は駆動ローラー7と対向する位置において方向Bに複数並べて設けられている。
なお、媒体支持部3の下部には、媒体支持部3に支持された被記録媒体Mを加熱可能な不図示のヒーターが設けられている。このように、本実施例の記録装置1は、媒体支持部3側から被記録媒体Mを加熱可能なヒーターを備えているが、媒体支持部3と対向する位置に設けられる赤外線ヒーター等を備えていてもよい。
また、本実施例の記録装置1は、複数のノズルが設けられたノズル形成面の該ノズルからインクを吐出して記録する吐出部としての記録ヘッド4と、該記録ヘッド4を搭載して方向Bに往復移動可能なキャリッジ6と、を備えている。
また、記録ヘッド4の被記録媒体Mの搬送方向Aにおける下流側には、被記録媒体MをロールR2として巻き取り可能な巻取軸10が備えられている。なお、本実施例では被記録面が外側になるように被記録媒体Mを巻き取るので、被記録媒体Mを巻き取る際、巻取軸10は回転方向Cに回転する。一方、被記録面が内側になるように巻き取る場合は、回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
また、媒体支持部3における被記録媒体Mの搬送方向Aにおける下流側の端部と、巻取軸10と、の間には、被記録媒体Mとの接触部が方向Bに延設され、被記録媒体Mに所望のテンションを付与することが可能なテンションバー9が設けられている。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部11には、記録装置1の全体の制御を司るCPU12が設けられている。CPU12は、システムバス13を介して、CPU12が実行する各種制御プログラム等を格納したROM14と、データを一時的に格納可能なRAM15と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、記録ヘッド4を駆動するためのヘッド駆動部17と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、キャリッジモーター19、搬送モーター20、送出モーター21及び巻取モーター22と接続される、モーター駆動部18と接続されている。
ここで、キャリッジモーター19は、記録ヘッド4を搭載したキャリッジ6を方向Bに移動させるためのモーターである。また、搬送モーター20は、搬送ローラー対5を構成する駆動ローラー7を駆動するためのモーターである。また、送出モーター21は、支持軸2の回転機構であり、被記録媒体Mを搬送ローラー対5に送出するために支持軸2を駆動するモーターである。また、巻取モーター22は、巻取軸10を回転させるための駆動モーターである。
さらに、CPU12は、システムバス13を介して、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC24と接続される、入出力部23と接続されている。
本実施例の制御部11は、このような構成により、吐出部としての記録ヘッド4、搬送部を構成する搬送ローラーとしての駆動ローラー7及びキャリッジ6などを制御することが可能になっている。
そして、制御部が記録ヘッド4、駆動ローラー7及びキャリッジ6などを制御することにより、被記録媒体Mの所定量の搬送と、記録ヘッド4を方向Bへ移動させながらのインクの吐出と、を交互に繰り返し行いながら記録を実行することが可能な構成になっている。
次に、本実施例の記録ヘッド4について説明する。
図3は、本実施例の記録ヘッド4の底面図である。
図3で表されるように、本実施例の記録ヘッド4は、液体の一例であるインクを吐出するノズル列Nを有している。ノズル列Nは、搬送方向Aに沿って複数のノズルが並べられて構成されている。そして、本実施例の記録ヘッド4は、キャリッジ6と共にノズル列Nと交差する第1の方向としての方向Bに往復移動することが可能な構成になっている。
なお、第1の方向としての方向Bと交差する搬送方向Aに沿う方向は、第2の方向に対応する。
上記ように本実施例の記録装置1は、インクを吐出するノズル列Nを有しノズル列Nと交差する第1の方向(方向B)に往復移動可能な記録ヘッド4と、第1の方向と交差する第2の方向(搬送方向Aに沿う方向)に被記録媒体Mを搬送する搬送ローラー対5と、を備えている。
そして、後に詳細に説明する図4及び図5を用いて説明すると、本実施例の制御部11は、記録ヘッド4からインクを吐出させて該インクの吐出領域と非吐出領域との境界部分が第2の方向に複数形成された境界領域を有する第1のパターンP1(図5(A)参照)を被記録媒体Mに形成し、第1のパターンP1が形成された被記録媒体Mを搬送ローラー対5に搬送させ、記録ヘッド4からインクを吐出させて第2の方向において第1のパターンP1の境界領域に対応して複数の境界部分が設けられた境界領域を有する第2のパターンP2(図5(B)参照)を被記録媒体Mに形成するよう制御することが可能である。
ここで、制御部11の制御により形成可能な被記録媒体Mの搬送量の調整パターンP(図4及び図5参照)は、第1のパターンP1及び第2のパターンP2からなる調整パターンである。そして、第1のパターンP1の境界領域と第2のパターンP2の境界領域とで形成される該第1のパターンP1及び該第2のパターンP2の境界部分同士で形成される第1のパターンP1と第2のパターンP2との境界BO(図5(B)参照)が、境界BO1から境界BO3と、第2の方向において複数形成される調整パターンである。ここで、下記では、「インクの吐出領域と非吐出領域との境界部分が第2の方向に複数形成された境界領域」を、境界BOが形成される部分Pa(図5(B)参照)として表している。
このような構成により、本実施例の記録装置1は、第1のパターンP1の形成後に被記録媒体Mを搬送し、該被記録媒体Mの搬送後に第2のパターンP2を形成し、第1のパターンP1と第2のパターンP2との境界BOにより搬送量を認識することが可能な構成となっている。そして、該境界BOを境界BO1から境界BO3と複数形成する構成になっていることによって、被記録媒体Mの搬送量を調整するため、一の境界BOを形成するノズルに吐出不良が生じても他の境界BOを形成するノズルに吐出不良が生じていなければ、被記録媒体Mの搬送量を正確に調整することができる。このため、記録ヘッド4に吐出不良が有った場合でも被記録媒体Mの搬送量の調整が不正確になることを抑制することができる構成になっている。
次に、被記録媒体Mの搬送量の調整パターンPについて詳細に説明する。
図4及び図5は調整パターンPを説明するための概略図であり、図4は調整パターンPの全体を表す概略図、図5は調整パターンPの一部を詳細に表す概略図である。
また、図7は、従来の記録装置1により形成される、従来の調整パターンPを表す概略図であり、図5に対応する(図7(A)は図5(A)に対応し、図7(B)は図5(B)に対応する)図である。
図5で表されるように、本実施例の被記録媒体Mの搬送量を調整するための調整パターンPは、第1のパターンP1を方向Bに沿って複数形成し(図5(A))、被記録媒体Mを搬送し、第2のパターンP2を第1のパターンP1に対して第2の方向にずらしながら第1のパターンP1に対応させて方向Bに沿って複数形成する(図5(B))。
なお、図5及び図7においては、第1のパターンP1を黒色で、第2のパターンP2を灰色で表している。
図4は、このようにして、搬送方向A(第2の方向)に沿って連続して2回、調整パターンPを被記録媒体Mに形成した様子を表している。詳細には、図4は、−4と記載される調整パターンPから+4と記載される調整パターンPまで、第1のパターンP1に対する第2のパターンP2の位置を第2の方向に少しずつ離していくことで方向B(第1の方向)に複数(9つ)構成された調整パターンを、第2の方向に沿って連続して2回、形成した状態を表している。
なお、図4における第2の方向に沿う2回分の調整パターンPは、夫々、駆動ローラー7の1周分の搬送量に対する概ね半周分の搬送量で形成された調整パターンに対応している。そして、第1の半周分の調整パターンPと第2の半周分の調整パターンPとにより搬送量を調整することで、駆動ローラー7の第1の半周分及び第2の半周分の何れにおいても精度よく被記録媒体Mの搬送量を調整できるようになっている。
図5で表されるように、本実施例の第1のパターンP1及び第2のパターンP2は共に、複数のドットにより形成されるパターンであり、第1の方向及び第2の方向に連続的にドットが形成される部分(比較パターンPb(第1のパターンP1では比較パターンPb−1、第2のパターンP2では比較パターンPb−2)に対応する部分)と、第2の方向に不連続にドットが形成される部分(インクの吐出領域と非吐出領域との境界部分が第2の方向に複数形成された領域である境界領域Pa、別の表現をすると、境界BOが形成される部分Pa)と、を有するパターンである。そして、本実施例の記録装置1は、第1のパターンP1及び第2のパターンP2の両者によって境界BOが形成される部分Paの被記録媒体Mへの形成され方(見え方)で、所望の搬送量が判断でき、該判断結果に基づいて適正な搬送量を調整できる構成になっている。
なお、第1のパターンP1及び第2のパターンP2は共に、第1のパターンP1と第2のパターンP2との境界BOを複数形成できれば特にそのパターン構成に限定はない。第1のパターンP1及び第2のパターンP2が共に、第2の方向に不連続なパターンを有すれば境界BOを複数形成できるため、例えば、第2の方向に不連続なパターンを有する他のパターン構成でもよい。また、例えば、第2の方向において各々の境界BOの位置が異なるように階段状に複数の境界BOが形成されるパターン構成でもよい。
具体的には、第1のパターンP1及び第2のパターンP2の両者によって境界BOが形成される部分Paにおいて、ユーザーが目視により筋状のモアレが一番目立たない位置を選択し、それを不図示のユーザーインターフェース(記録装置1に設けられる不図示のタッチパネル、PC24に設けられるマウスやキーボード)などを用いてユーザーが入力することにより、適正な搬送量が調整できるようになっている。
なお、本実施例の記録装置1は、ユーザーが目視によりモアレが一番目立たない位置を選択してその値を入力する構成であるが、モアレが一番目立たない位置が2つの位置で判断しづらい場合にその中間値を入力できる構成としてもよい。
図4では、「0」の位置が第1の半周分及び第2の半周分の双方において筋状のモアレが一番目立たない位置に該当する。そこで、ユーザーが不図示のユーザーインターフェースなどを用いて「0」を入力することで、該「0」に対応する搬送量に調整されるよう本実施例の記録装置1は構成されている。なお、本実施例においては、「0」はデフォルト値である。ここで、例えば「−1」を入力するとノズル列Nを構成する隣接する2ノズル同士の距離だけデフォルト値から搬送量を短くし、例えば「−2」を入力するとノズル列Nを構成する連続する3ノズル分の距離だけデフォルト値から搬送量を短くし、例えば「−3」を入力するとノズル列Nを構成する連続する4ノズル分の距離だけデフォルト値から搬送量を短くし、例えば「−4」を入力するとノズル列Nを構成する連続する5ノズル分の距離だけデフォルト値から搬送量を短くする。一方、例えば「+1」を入力するとノズル列Nを構成する隣接する2ノズル同士の距離だけデフォルト値から搬送量を長くし、例えば「+2」を入力するとノズル列Nを構成する連続する3ノズル分の距離だけデフォルト値から搬送量を長くし、例えば「+3」を入力するとノズル列Nを構成する連続する4ノズル分の距離だけデフォルト値から搬送量を長くし、例えば「+4」を入力するとノズル列Nを構成する連続する5ノズル分の距離だけデフォルト値から搬送量を長くする。
ここで、図5で表されるように、本実施例の調整パターンPは、第2の方向における第1のパターンP1と第2のパターンP2との境界BOが、境界BO1から境界BO3と、複数形成される調整パターンである。このため、例えば、ノズル列Nのうち境界BO1を構成するノズルが吐出不良を生じても、境界BOが形成された部分Paのうちの境界BO2及び境界BO3により所望の搬送量が判断できる。
一方、図7で表されるように、従来の調整パターンは、第2の方向における第1のパターンP1と第2のパターンP2との境界BOが1つ(境界BO1)しかなかったため、ノズル列Nのうち境界BO1を構成するノズルに吐出不良が生じると、所望の搬送量が判断できなかった。
なお、上記説明では、所望の搬送量になっていない場合において発生する方向Bに伸びる筋状のモアレの発生本数(所謂黒スジ及び白スジの発生本数)に対応して、境界BOを境界BO1から境界BO3の3つとして説明している。しかしながら、第1のパターンP1及び第2のパターンP2共に、吐出領域と非吐出領域との境界部分は搬送方向Aに沿って数えると5カ所あるので境界BOが5つあるとして説明することも可能である。
また、上記のように、本実施例の調整パターンPは、第1のパターンP1及び第2のパターンP2の両方に、境界BO(別の表現をすると、境界BOが形成された部分Pa)と比較可能な比較パターンPbを有している。このため、比較パターンPbを参照する(境界BOが形成された部分Paと比較パターンPbとを比較する)ことにより筋状のモアレが一番目立たない位置を簡単に認識でき、簡単に適正な搬送量を認識することができる。
なお、第1のパターンP1及び第2のパターンP2の少なくとも一方に、境界BOと比較可能な比較パターンPbを有していれば、比較パターンPbを参照することにより簡単に適正な搬送量を認識することができる。すなわち、簡単に正確な搬送量の調整を実行する。
また、本実施例の制御部11は、第1のパターンP1及び第2のパターンP2を第1の方向(方向B)のうちの往方向B1同士又は復方向B2同士の記録ヘッド4の移動に伴って被記録媒体Mに形成するよう制御することができる。
一般的に、記録ヘッド4を往方向B1に移動させてノズル列Nからインクを吐出させる場合と、記録ヘッド4を復方向B2に移動させてノズル列Nからインクを吐出させる場合とで、ノズル列Nに沿う方向のインクの着弾位置の広がりは異なる場合がある。したがって、第1のパターンP1及び第2のパターンP2を、記録ヘッド4の往方向B1と復方向B2の移動を組み合わせて形成するよりも、往方向B1同士又は復方向B2同士の吐出部の移動に伴って形成する方が、正確に搬送量の調整を実行することができる。本実施例の記録装置1は、第1のパターンP1及び第2のパターンP2を往方向B1同士又は復方向B2同士の記録ヘッド4の移動に伴って形成することができるため、特に正確に搬送量の調整を実行することができる。
なお、図5中の方向B1及び方向B2と記録ヘッド4の往方向及び復方向との対応関係は逆であってもよい。
また、本実施例の制御部11は、境界BOの形成情報(本実施例ではユーザーによって判断されるモアレが一番目立たない位置の情報)を受け付け、該形成情報に基づいて搬送ローラー対5による被記録媒体Mの搬送量を調整する。このため、制御部11に境界BOの形成情報を入力するという簡単な方法で、正確に搬送量の調整を実行することができる。
なお、「境界BOの形成情報」とは、例えば、境界BOが形成された部分Paにおけるモアレの発生有無に関する情報などが挙げられる。また、「境界BOの形成情報を受け付け」とは、本実施例のように、ユーザーが境界BOの形成状態から所望の搬送量を判断しこれを不図示のユーザーインターフェースなどにより入力しその入力内容を受け付けることに限定されない。例えば、記録装置1に境界BOを読み取るセンサーなどを設け、該センサーによる読み取りデータ(例えば、境界BOが形成された部分Paの画像濃度など)を制御部11が受け付け、該読み取りデータに基づいて適切な搬送量を判断して搬送ローラー対5による被記録媒体Mの搬送量を調整する構成としてもよい。
また、本実施例の制御部11は、第1のパターンP1及び第2のパターンP2を往方向B1同士及び復方向B2同士の記録ヘッド4の移動に伴って被記録媒体Mに形成するよう制御するとともに、往方向B1同士及び復方向B2同士の記録ヘッド4の移動に伴って被記録媒体Mに形成された各々の境界BOの形成情報を受け付け、該形成情報各々に基づいて搬送ローラー対5による被記録媒体Mの搬送量を調整することもできる。すなわち、第1のパターンP1及び第2のパターンP2からなる搬送量の調整パターンPを往方向B1同士の記録ヘッド4の移動と復方向B2同士の記録ヘッド4の移動とに伴って形成し、これらの調整パターンPの形成情報各々に基づいて搬送量を調整することで、特に正確に搬送量の調整を実行することができる。
なお、「形成情報各々に基づいて」とは、本実施例では、往方向B1同士の記録ヘッド4の移動に伴って形成される調整パターンPの形成情報と復方向B2同士の記録ヘッド4の移動に伴って形成される調整パターンPの形成情報との平均をとる方法である。しかしながら、このような方法に限定されず、インクを吐出させる条件(例えば、記録ヘッド4を往方向B1に移動させながらインクを吐出する頻度と、記録ヘッド4を復方向B2に移動させながらインクを吐出する頻度と、が異なる等)などに応じて両者の調整パターンPの形成情報各々に重みづけを行ってもよい。
また、本実施例の搬送部としての搬送ローラー対5は、搬送ローラーとしての駆動ローラー7を備えている。そして、図4で表されるように、制御部11は、第1のパターンP1を形成してから第2のパターンP2を形成するまでに被記録媒体Mを搬送する搬送量を駆動ローラー7の半回転分に対応する搬送量(第1半周分及び第2半周分)としつつ、被記録媒体Mに第1のパターンP1及び第2のパターンP2を2回分形成するよう制御する。別の表現をすると、本実施例の記録装置1は、第1のパターンP1を形成してから第2のパターンP2を形成するまでに被記録媒体Mを搬送する搬送量を駆動ローラー7の1/n(nは整数)回転分に対応する搬送量としつつ、被記録媒体Mに第1のパターンP1及び第2のパターンP2をn回分形成する。すなわち、駆動ローラー7の1周分に対応する搬送量の調整パターンPを形成する。このため、例えば、駆動ローラー7が偏芯していた場合に、該偏芯の影響を抑制しつつ搬送量の調整を実行することができる。
なお、「駆動ローラー7の1/n回転分」とは、概ね駆動ローラー7の1/n回転分であればよい意味であり、厳密な意味での駆動ローラー7の1/n回転分である必要はない。
また、本実施例の第1のパターンP1の境界領域(境界BOが形成される部分Pa)は、図5(A)で表されるように、吐出領域と非吐出領域とが第2の方向(搬送方向A)に交互に形成されている。そして、本実施例の第2のパターンP2の境界領域は、図5(B)で表されるように、第1のパターンP1の境界領域の吐出領域に対応して非吐出領域が形成されるとともに、第1のパターンP1の境界領域の非吐出領域に対応して吐出領域が形成される。すなわち、第1のパターンP1の境界領域の吐出領域に第2のパターンP2の境界領域の非吐出領域が第2の方向においてずれを生じることなく配置され、第1のパターンP1の境界領域の非吐出領域に第2のパターンP2の境界領域の吐出領域が第2の方向においてずれを生じることなく配置されることで、所望の搬送量を判断できる。このため、このような簡単なパターンで、ユーザーの目視による可否(所望の搬送量)判断を容易にしているとともに、記録ヘッド4に吐出不良が有った場合に被記録媒体Mの搬送量の調整が不正確になることを抑制している。
次に、本実施例の記録装置1を使用して行う搬送量調整方法の実施例について説明する。
図6は、本実施例の搬送量調整方法のフローチャートである。
ユーザーの指示などにより、本実施例の搬送量調整方法を開始すると、最初に、ステップS110で、第2の方向に不連続な第1のパターンP1を被記録媒体Mに形成する。
次に、ステップS120で、所定搬送量分、被記録媒体Mを搬送する。
次に、ステップS130で、第2の方向に不連続な第2のパターンP2を、第2の方向における第1のパターンP1と第2のパターンP2との境界BOが複数形成されるように、被記録媒体Mに形成する。
次に、ステップS140で、ユーザーは、目視で筋状のモアレが一番目立たない位置を判断し、その判断結果としての境界BOの形成情報である適正搬送量をユーザーインターフェースなどを用いて入力する。
次に、ステップS150で、制御部11は、ステップS140の入力結果(境界BOの形成情報)を受け付け、該入力結果に基づいて搬送量を設定する。
上記について別の表現をすると、本実施例の搬送量調整方法は、インクを吐出するノズル列Nを有し第1の方向に往復移動可能な記録ヘッド4と、第2の方向に被記録媒体Mを搬送する搬送ローラー対5と、を備える記録装置1を用いて、実行する搬送量調整方法である。そして、記録ヘッド4からインクを吐出させて該インクの吐出領域と非吐出領域との境界部分が第2の方向に複数形成された境界領域(第2の方向に不連続にドットが形成される部分Pa)を有する第1のパターンP1を被記録媒体Mに形成する第1のパターン形成工程(ステップS110)と、第1のパターンP1が形成された被記録媒体Mを搬送ローラー対5に搬送させる搬送工程(ステップS120)と、記録ヘッド4からインクを吐出させて第2の方向において第1のパターンP1の境界領域に対応して複数の境界部分が設けられた境界領域(第2の方向に不連続にドットが形成される部分Pa)を有する第2のパターンP2を被記録媒体Mに形成する第2のパターン形成工程(ステップS130)と、を有し、第1のパターンP1の境界領域と第2のパターンの境界領域とで形成される該第1のパターンP1及び該第2のパターンP2の境界部分同士で形成される第1のパターンP1と第2のパターンP2との境界BOが、第2の方向において複数形成されるようにする。
このような搬送量調整方法を実行することで、記録ヘッド4に吐出不良が有った場合でも被記録媒体Mの搬送量の調整が不正確になることを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
1…記録装置(液体吐出装置)、2…支持軸、3…媒体支持部、
4…記録ヘッド(吐出部)、5…搬送ローラー対(搬送部)、6…キャリッジ、
7…駆動ローラー(搬送ローラー)、8…従動ローラー、9…テンションバー、
10…巻取軸、11…制御部、12…CPU、13…システムバス、14…ROM、
15…RAM、17…ヘッド駆動部、18…モーター駆動部、
19…キャリッジモーター、20…搬送モーター、21…送出モーター、
22…巻取モーター、23…入出力部、24…PC、
BO…境界、M…被記録媒体(媒体)、N…ノズル列、P…搬送量の調整パターン、
P1…第1のパターン、P2…第2のパターン、
Pa…第2の方向に不連続にドットが形成される部分(インクの吐出領域と非吐出領域との境界部分が第2の方向に複数形成された境界領域)、
Pb…比較パターン、R1…被記録媒体のロール、R2…被記録媒体のロール

Claims (7)

  1. 液体を吐出するノズル列を有し前記ノズル列と交差する第1の方向に往復移動可能な吐出部と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に媒体を搬送する搬送部と、
    前記吐出部から前記液体を吐出させて該液体の吐出領域と非吐出領域との境界部分が前記第2の方向に複数形成された境界領域を有する第1のパターンを前記媒体に形成し、前記第1のパターンが形成された前記媒体を前記搬送部に搬送させ、前記吐出部から前記液体を吐出させて前記第2の方向において前記第1のパターンの境界領域に対応して複数の前記境界部分が設けられた境界領域を有する第2のパターンを前記媒体に形成するよう制御する制御部と、を備え、
    前記第1のパターンの境界領域と前記第2のパターンの境界領域とで形成される該第1のパターン及び該第2のパターンの前記境界部分同士で形成される前記第1のパターンと前記第2のパターンとの境界が、前記第2の方向において複数形成され、
    前記第1のパターン及び前記第2のパターンの少なくとも一方に、前記複数の境界と比較可能な比較パターンを有し、
    前記比較パターンは、前記第1のパターン及び前記第2のパターンの少なくとも一方に連なるように、前記第1のパターン及び前記第2のパターンの少なくとも一方を前記第2の方向に延長して形成されることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項に記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、前記第1のパターン及び前記第2のパターンを前記第1の方向のうちの往方向同士又は復方向同士の前記吐出部の移動に伴って前記媒体に形成するよう制御することを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1または2に記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、前記境界の形成情報を受け付け、該形成情報に基づいて前記搬送部による前記媒体の搬送量を調整することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項に記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、
    前記第1のパターン及び前記第2のパターンを前記第1の方向のうちの往方向同士及び復方向同士の前記吐出部の移動に伴って前記媒体に形成するよう制御するとともに、
    前記往方向同士及び前記復方向同士の前記吐出部の移動に伴って前記媒体に形成された各々の前記境界の形成情報を受け付け、該形成情報各々に基づいて前記搬送部による前記媒体の搬送量を調整することを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記搬送部は、搬送ローラーを備え、
    前記制御部は、前記第1のパターンを形成してから前記第2のパターンを形成するまでに前記媒体を搬送する搬送量を前記搬送ローラーの1/n(nは整数)回転分に対応する搬送量としつつ、前記媒体に前記第1のパターン及び前記第2のパターンをn回分形成するよう制御することを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記第1のパターンの境界領域は、前記吐出領域と前記非吐出領域とが前記第2の方向に交互に形成され、
    前記第2のパターンの境界領域は、前記第1のパターンの境界領域の前記吐出領域に対応して前記非吐出領域が形成されるとともに、前記第1のパターンの境界領域の前記非吐出領域に対応して前記吐出領域が形成されることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 液体を吐出するノズル列を有し前記ノズル列と交差する第1の方向に往復移動可能な吐出部と、前記第1の方向と交差する第2の方向に媒体を搬送する搬送部と、を備える液体吐出装置を用いて実行する搬送量調整方法であって、
    前記吐出部から前記液体を吐出させて該液体の吐出領域と非吐出領域との境界部分が前記第2の方向に複数形成された境界領域を有する第1のパターンを前記媒体に形成する第1のパターン形成工程と、
    前記第1のパターンが形成された前記媒体を前記搬送部に搬送させる搬送工程と、
    前記吐出部から前記液体を吐出させて前記第2の方向において前記第1のパターンの境界領域に対応して複数の前記境界部分が設けられた境界領域を有する第2のパターンを前記媒体に形成する第2のパターン形成工程と、を有し、
    前記第1のパターンの境界領域と前記第2のパターンの境界領域とで形成される該第1のパターン及び該第2のパターンの前記境界部分同士で形成される前記第1のパターンと前記第2のパターンとの境界が、前記第2の方向において複数形成され
    前記第1のパターン及び前記第2のパターンの少なくとも一方に、前記複数の境界と比較可能な比較パターンを有し、
    前記比較パターンは、前記第1のパターン及び前記第2のパターンの少なくとも一方に連なるように、前記第1のパターン及び前記第2のパターンの少なくとも一方を前記第2の方向に延長して形成されることを特徴とする搬送量調整方法。
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