JP2015178202A - 記録装置及び調整パターンの記録方法 - Google Patents

記録装置及び調整パターンの記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インクを吐出して記録する記録装置において、被記録媒体に着弾するインクの位置を調整する時間を短縮する。【解決手段】インクを吐出するノズル列Nを複数有し、ノズル列Nと交差する方向Bに往復移動可能な記録ヘッド4と、複数の基準パターンP1を記録させ、複数の基準パターンP1に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させることによりインクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンを記録させるよう記録ヘッド4を制御可能な制御部11と、を備え、制御部11は、調整パターンとしての、前記往復移動のうちの往方向B1と復方向B2とにおけるインクの着弾位置を調整する往復調整パターンP2と、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンP3とで、基準パターンP1を共通化させる。【選択図】図4

Description

本発明は、記録装置及び調整パターンの記録方法に関する。
従来から、インクを被記録媒体に吐出して記録する記録装置が使用されている。このような記録装置では、被記録媒体に記録する前に、被記録媒体に着弾するインクの位置を調整するのが一般的である。
例えば、特許文献1には、記録ヘッドを往復移動させてインクを被記録媒体に吐出して記録する記録装置において、前記往復移動のうちの往方向と復方向とにおけるインクの着弾位置を調整する調整パターンを記録可能な記録装置が開示されている。
また、特許文献2には、複数の記録ヘッドを有し、各々の記録ヘッドにおけるインクの着弾位置を調整する調整パターンを記録可能な記録装置が開示されている。
特開2001−129980号公報 特開2006−7616号公報
しかしながら、様々な調整パターンを記録するには、該調整パターンに対応する基準パターンを記録する必要がある。このため、従来、調整パターンの数に対応して基準パターンを記録する必要があったため、被記録媒体に着弾するインクの位置を調整するのに、長い時間がかかっていた。
そこで、本発明の目的は、インクを吐出して記録する記録装置において、被記録媒体に着弾するインクの位置を調整する時間を短縮することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の記録装置は、インクを吐出するノズル列を複数有し、前記ノズル列と交差する方向に往復移動可能な記録ヘッドと、複数の基準パターンを記録させ、前記複数の基準パターンに対して前記インクの吐出タイミングをずらして記録させることにより前記インクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンを記録させるよう前記記録ヘッドを制御可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記調整パターンとしての、前記往復移動のうちの往方向と復方向とにおける前記インクの着弾位置を調整する往復調整パターンと、前記複数のノズル列間における前記インクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンとで、前記基準パターンを共通化させることを特徴とする。
本発明の第2の態様の記録装置は、前記第1の態様において、前記調整パターンの読み取りが可能な読取部を備え、前記制御部は、前記読取部の読み取り結果に基づいて前記インクの吐出タイミングを調整することを特徴とする。
本発明の第3の態様の記録装置は、前記第2の態様において、前記読取部は、前記ノズル列のうちの異なる領域に対応する前記調整パターンのうちの複数個所の読み取りが可能であることを特徴とする。
本発明の第4の態様の記録装置は、前記第3の態様において、前記ノズル列は、異なる吐出量のインク滴を吐出可能であり、前記制御部は、前記異なる領域のうちの外側の領域が内側の領域よりも小さい吐出量のインク滴となるように、前記基準パターン及び前記調整パターンを形成するよう制御することを特徴とする。
本発明の第5の態様の記録装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記制御部は、前記記録ヘッドを複数回往復移動させて前記基準パターン及び前記調整パターンを形成するよう制御することを特徴とする。
本発明の第6の態様の記録装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記基準パターン及び前記調整パターンは、前記往復移動の方向と交差する方向に形成される複数の線状のパターンであることを特徴とする。
本発明の第7の態様の記録装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記基準パターン及び前記調整パターンは、前記往復移動の方向及び前記往復移動の方向と交差する方向に互い違いに形成される複数の格子状のパターンであることを特徴とする。
本発明の第8の態様の記録装置は、前記第1から第7のいずれか1つの態様において、前記記録ヘッドは、前記往復移動の方向と交差する方向にずれた位置に前記ノズル列を有し、前記制御部は、前記往復調整パターンを前記ノズル列間調整パターンよりも先に記録するよう制御することを特徴とする。
本発明の第9の態様の調整パターンの記録方法は、インクを吐出するノズル列を複数有し、前記ノズル列と交差する方向に往復移動可能な記録ヘッドと、複数の基準パターンを記録させ、前記複数の基準パターンに対して前記インクの吐出タイミングをずらして記録させることにより前記インクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンを記録させるよう前記記録ヘッドを制御可能な制御部と、を備える記録装置における前記調整パターンの記録方法であって、前記調整パターンとしての、前記往復移動のうちの往方向と復方向とにおける前記インクの着弾位置を調整する往復調整パターンと、前記複数のノズル列間における前記インクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンとで、前記基準パターンを共通化させることを特徴とする。
本発明によれば、インクを吐出して記録する記録装置において、被記録媒体に着弾するインクの位置を調整する時間を短縮することができる。
本発明の一実施例に係る記録装置を表す概略側面図。 本発明の一実施例に係る記録装置のブロック図。 本発明の一実施例に係る記録装置の記録ヘッドを表す概略底面図。 本発明の一実施例に係る記録装置の調整パターンを説明するための概略図。 本発明の一実施例に係る記録装置の調整パターンを説明するための概略図。 本発明の一実施例に係る記録装置の調整パターンを説明するための概略図。 本発明の一実施例に係る記録装置の調整パターンを説明するための概略図。 従来の記録装置の調整パターンを説明するための概略図。
以下に、本発明の一実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の一実施例に係る記録装置の概要について説明する。
図1は、本実施例に係る記録装置1の概略側面図である。
本実施例の記録装置1は、記録を行うためのロール状の被記録媒体PのロールR1を支持する支持軸2を備えている。そして、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際、支持軸2は回転方向Cに回転する。なお、本実施例では被記録面が外側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用しているが、被記録面が内側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用する場合は、支持軸2の回転方向Cとは逆回転してロールR1を送り出すことが可能である。
また、本実施例の記録装置1は被記録媒体Pとしてロール式の被記録媒体を使用しているが、このようなロール式の被記録媒体を使用する記録装置に限定されない。例えば、単票式の被記録媒体を用いてもよい。
また、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送するための、駆動ローラー7と従動ローラー8とからなる搬送ローラー対5を搬送部として備えている。
なお、本実施例の記録装置1では、駆動ローラー7は被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する方向Bに延びる1本のローラーで構成されており、従動ローラー8は駆動ローラー7と対向する位置において方向Bに複数並べて設けられている。
なお、媒体支持部3の下部には、媒体支持部3に支持された被記録媒体Pを加熱可能な不図示のヒーターが設けられている。このように、本実施例の記録装置1は、媒体支持部3側から被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを備えているが、媒体支持部3と対向する位置に設けられる赤外線ヒーター等を備えていてもよい。赤外線ヒーターを用いる場合、好ましい赤外線の波長は0.76〜1000μmである。一般的に、赤外線は波長によってさらに、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に区分され、区分の定義は様々であるが、おおよそ波長域は、0.78〜2.5μm、2.5〜4.0μm、4.0〜1000μmとなる。なかでも中赤外線を用いることが好ましい。
また、本実施例の記録装置1は、複数のノズルが設けられたノズル形成面の該ノズルからインクを吐出して記録する記録部としての記録ヘッド4と、該記録ヘッド4を搭載して方向Bに往復移動可能なキャリッジ6と、を備えている。
なお、本実施例の記録装置1は、往復移動しながら記録する記録ヘッド4を備えているが、インクを吐出するノズルを方向Bに複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する方向Bに形成されたノズルの領域が、前記被記録媒体Pの方向B全体をカバー可能なように設けられ、記録ヘッド又は被記録媒体の一方を固定し他方を移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの方向Bのノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体Pの方向B全体をカバー可能でなくてもよい。
また、記録ヘッド4の被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側には、被記録媒体PをロールR2として巻き取り可能な巻取軸10が備えられている。なお、本実施例では被記録面が外側になるように被記録媒体Pを巻き取るので、被記録媒体Pを巻き取る際、巻取軸10は回転方向Cに回転する。一方、被記録面が内側になるように巻き取る場合は、回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
また、媒体支持部3における被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側の端部と、巻取軸10と、の間には、被記録媒体Pとの接触部が方向Bに延設され、被記録媒体Pに所望のテンションを付与することが可能なテンションバー9が設けられている。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部11には、記録装置1の全体の制御を司るCPU12が設けられている。CPU12は、システムバス13を介して、CPU12が実行する各種制御プログラム等を格納したROM14と、データを一時的に格納可能なRAM15と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、キャリッジ6に設けられ、後述する調整パターンの読み取りが可能な読取部としてのセンサー16と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、記録ヘッド4を駆動するためのヘッド駆動部17と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、キャリッジモーター19、搬送モーター20、送出モーター21及び巻取モーター22と接続される、モーター駆動部18と接続されている。
ここで、キャリッジモーター19は、記録ヘッド4を搭載したキャリッジ6を方向Bに移動させるためのモーターである。また、搬送モーター20は、搬送ローラー対5を構成する駆動ローラー7を駆動するためのモーターである。また、送出モーター21は、支持軸2の回転機構であり、被記録媒体Pを搬送ローラー対5に送出するために支持軸2を駆動するモーターである。また、巻取モーター22は、巻取軸10を回転させるための駆動モーターである。
さらに、CPU12は、システムバス13を介して、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC24と接続される、入出力部23と接続されている。
本実施例の制御部11は、このような構成により、複数の基準パターン各々に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させることによりインクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンを記録するよう記録ヘッド4及びキャリッジ6を制御することが可能になっている。
次に、本実施例の記録装置1における記録ヘッド4について説明する。
図3は、本実施例の記録装置1における記録ヘッド4の底面図である。
図3で表されるように、本実施例の記録ヘッド4は、インクを吐出するノズル列Nを複数有するヘッドユニットH1及びH2を有している。そして、ヘッドユニットH1及びH2のノズル列Nは、記録ヘッド4の往復移動の方向Bと交差する方向にずれた位置に配置されている。ただし、このような構成の記録ヘッド4に限定されず、ヘッドユニットを1つ又は3つ以上有する構成でもよく、全てのノズル列Nが方向Bと交差する方向にずれることなく配置されている構成でもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのインクを用いて記録することが可能な構成である。そして、ヘッドユニットH1及びH2には、夫々、これらのインクに対応したノズル列Nが設けられている。
ここで、図3で表されるように、各ノズル列の方向(各ノズル列Nにおけるノズルが並べられる方向)は、記録ヘッド4の往復移動の方向Bと交差する方向である搬送方向Aに沿う方向である。別の表現をすると、記録ヘッド4は、ノズル列Nと交差する方向Bに往復移動する。
本実施例の記録装置1は、このように複数のノズル列Nを有する記録ヘッド4を備えているため、調整パターンの1つとして、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンを記録する。
なお、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整として、ヘッドユニットH1及びH2内での各色のノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整(ヘッドユニット間調整)と、ヘッドユニットH1及びH2の同じ色のノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整(ヘッド間調整)と、の両方を行う。ここで、ヘッドユニット間調整とヘッド間調整とは、共に、異なるノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整であり、同様の方法で行う。
また、上記のように本実施例の記録装置1は、記録ヘッド4を往復移動させながら記録する。このため、調整パターンの1つとして、記録ヘッド4の往復移動のうちの往方向B1(図4参照)と復方向B2(図4参照)とにおけるインクの着弾位置を調整する往復調整パターンも記録する。
次に、本実施例の記録装置1における調整パターンについて説明する。
図4から図7は、本実施例の記録装置1における調整パターンを説明するための概略図である。また、図8は従来の記録装置における調整パターンを説明するための概略図である。
なお、ここでの調整パターンは、往復調整パターンP2とノズル列間調整パターンP3であるが、該ノズル列間調整パターンP3は、上記ヘッド間調整に該当する。
図4は、本実施例の記録装置1における調整パターンの記録工程ごとのパターン形成図を表している。なお、図4では、ヘッドユニットH1及びH2のノズル列Nの位置に対応させてパターン形成図を表している。
図4(A)は、基準パターン形成工程で往方向B1に記録ヘッド4を移動させて形成したパターン形成図を表している。基準パターンP1は薄いグレーでその概要を表している。
このように、本実施例の記録装置1は、最初に、往方向B1に記録ヘッド4を移動させて複数の基準パターンP1を形成する。
なお、基準パターンP1を形成する際に使用されるノズルは、ヘッドユニットH2のすべてのノズルと、ヘッドユニットH1の搬送方向Aの上流側及び下流側の6分の1ずつのノズルずつを除いたノズルである(図5参照)。
本実施例の記録装置1は、次に、往復調整パターン形成工程で、復方向B2に記録ヘッド4を移動させて往復調整パターンP2を形成する。
図4(B)は、複数の基準パターンP1各々に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させて形成された、濃いグレーで表される往復調整パターンP2のパターン形成図を表している。
図4(B)で表されるように、薄いグレーの複数の基準パターンP1各々に対して、濃いグレーの往復調整パターンP2は方向Bに位置がずれて形成されている。詳細には、右側の往復調整パターンP2になるほど、基準パターンP1に対して右側にずれている。
なお、往復調整パターンP2を形成する際に使用されるノズルは、ヘッドユニットH1及びH2の搬送方向Aの上流側及び下流側の6分の1のノズルずつを除いたノズルである。
ここで、基準パターンP1及び往復調整パターンP2は、記録ヘッド4の往復移動の方向Bと交差する方向に形成される複数の線状のパターンである。このような簡単なパターンで、インクの吐出タイミングを調整することができる。
図6は、図4(B)で表される状態における、方向Bにおいて異なる3ヶ所の位置の、基準パターンP1及び往復調整パターンP2を表している。
図6(A)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、重なった状態を表している。図6(B)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、ずれた状態を表している。図6(C)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、図6(B)の状態よりもさらにずれた状態を表している。
上記のように、本実施例の記録装置1は、センサー16をキャリッジ6に備えており、調整パターンの読み取りが可能な構成になっている。ここで、センサー16は調整パターンの光学濃度を検出可能であり、制御部11は該光学濃度に基づいて調整位置を判断することが可能な構成となっている。具体的には、制御部11は光学濃度が一番低いパターンを記録した際のインクの吐出タイミングを、往復調整におけるインクの吐出タイミングとして選択する。
すなわち、図6においては、このうちの図6(A)を記録した際のインクの吐出タイミングを選択する。ただし、このようなインクの吐出タイミングの設定方法に限定はされない。
本実施例の記録装置1は、次に、被記録媒体Pを搬送方向Aに所定量搬送し、ノズル列間調整パターン形成工程で、往方向B1に記録ヘッド4を移動させてノズル列間調整パターンP3を形成する。
図4(C)は、複数の基準パターンP1各々に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させて形成された、黒で表されるノズル列間調整パターンP3のパターン形成図を表している。
図4(C)で表されるように、薄いグレーの複数の基準パターンP1各々に対して、黒のノズル列間調整パターンP3は方向Bに位置がずれて形成されている。詳細には、右側のノズル列間調整パターンP3になるほど、基準パターンP1に対して右側にずれている。
なお、ノズル列間調整パターンP3を形成する際に使用されるノズルは、ヘッドユニットH1の搬送方向Aの上流側及び下流側の6分の1ずつのノズルである。
なお、ノズル列間調整パターンP3も基準パターンP1及び往復調整パターンP2と同様、方向Bと交差する方向に形成される複数の線状のパターンである。そして、センサー16が検出して光学濃度に基づいて、制御部11は光学濃度が一番低いパターンを記録した際のインクの吐出タイミングを、ノズル列間調整におけるインクの吐出タイミングとして選択する。
上記のように、本実施例の記録装置1では、往復調整パターンP2用の基準パターンと、ノズル列間調整パターンP3用の基準パターンとを共通化しており、調整時間を短縮している。
一方、従来の記録装置では、図8で表されるように、最初に往方向B1に記録ヘッド4を移動させて基準パターンP1を記録し(図8(A))、次に復方向B2に記録ヘッド4を移動させて往復調整パターンP2を記録する(図8(B))。その後、被記録媒体Pを搬送方向Aに所定量搬送して往方向B1に記録ヘッド4を移動させて基準パターンP1を記録し(図8(C))、次に往方向B1に記録ヘッド4を移動させてノズル列間調整パターンP3を記録する(図8(D))。
本実施例では、基準パターン及び各調整パターンの記録を記録ヘッド4の方向Bの1回の記録走査(所謂1パス)で行った例を示したが、制御部11は、基準パターンP1及び各調整パターンP2及びP3の記録を複数パスで行うよう制御することもできる。なお、基準パターンP1及び各調整パターンP2及びP3の記録を複数パスで行う場合においては、基準パターンP1の記録時間を短縮できることによる調整時間の短縮効果はさらに顕著になる。
なお、本実施例の記録装置1は、基準パターンP1、往復調整パターンP2及びノズル列間調整パターンP3を、図6で表されるような、方向Bと交差する方向に形成される複数の線状のパターンの代わりに、図7で表されるような、方向B及び方向Bと交差する方向に互い違いに形成される複数の格子状のパターンを使用することもできる。このような別の簡単なパターンでも、インクの吐出タイミングを調整することができる。
ここで、図7(A)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、重なった状態を表している。図7(B)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、ずれた状態を表している。図7(C)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、図7(B)の状態よりもさらにずれた状態を表している。
また、本実施例の記録ヘッド4は、各ノズル列Nから、異なる吐出量のインク滴(大ドット及び小ドット)を吐出可能である。そして、本実施例の記録装置1は、異なる吐出量のインク滴を吐出させる際の調整を、吐出量毎に個別に行わせるのではなく、まとめて行わせることが可能な構成になっている。このため、調整時間を効果的に短縮させている。
具体的に、図5を用いて、ヘッドユニットH1及びH2のノズル列Nにおける大ドット及び小ドットの吐出位置について説明する。なお、図5(A)は図4(A)の状態に対応し、図5(B)は図4(B)の状態に対応し、図5(C)は図4(C)の状態に対応する。そして、図5(D)はセンサー16によるパターン形成部分及び余白部分の読取位置を表している。
本実施例のヘッドユニットH1及びH2は、基準パターンP1、往復調整パターンP2及びノズル列間調整パターンP3を記録する際、ノズル列Nを6分割して記録する。具体的には、ヘッドユニットH2はノズル列NをH2−1、H2−2、H2−3、H2−4、H2−5及びH2−6に6分割して記録し、ヘッドユニットH1はノズル列NをH1−1、H1−2、H1−3、H1−4、H1−5及びH1−6に6分割して記録する。
図5(A)で表されるように、基準パターンP1を記録する際、ヘッドユニットH2では、H2−1、H2−2、H2−5及びH2−6は小ドットで記録し、H2−3及びH2−4は大ドットで記録する。そして、ヘッドユニットH1では、H1−2及びH1−5は小ドットで記録し、H1−3及びH1−4は大ドットで記録する。
そして、図5(B)で表されるように、往復調整パターンP2を記録する際、ヘッドユニットH2では、H2−2及びH2−5は小ドットで記録し、H2−3及びH2−4は大ドットで記録する。そして、ヘッドユニットH1では、H1−2及びH1−5は小ドットで記録し、H1−3及びH1−4は大ドットで記録する。
すなわち、ヘッドユニットH2における往復調整を、H2−2及びH2−5において小ドットで行い、H2−3及びH2−4において大ドットで行う。そして、ヘッドユニットH1における往復調整を、H1−2及びH1−5において小ドットで行い、H1−3及びH1−4において大ドットで行う。
そして、図5(C)で表されるように、ノズル列間調整パターンP3を記録する際、ヘッドユニットH2のH2−1及びH2−6において小ドットで記録した位置に対応して、ヘッドユニットH1のH1−1及びH1−6において小ドットで記録する。
すなわち、ノズル列間調整は2カ所において小ドットで行う。
そして、図5(D)で表されるように、センサー16による読取位置は、読取位置2から7及び読取位置9から12に対応するパターン形成部分のほか、読取位置1、8及び13の余白部分も含まれる。このように、余白部分も読み取る構成とすることで、被記録媒体Pの搬送不良を検出することが可能になっている。
上記のように、本実施例の記録装置1は、インクを吐出するノズル列Nを複数有し、ノズル列Nと交差する方向Bに往復移動可能な記録ヘッド4を備えている。
そして、制御部11は、複数の基準パターンP1を記録させ、複数の基準パターンP1に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させることによりインクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンP2及びP3を記録させるよう記録ヘッド4を制御する。
また、制御部11は、調整パターンとしての、記録ヘッド4の往復移動のうちの往方向B1と復方向B2とにおけるインクの着弾位置を調整する往復調整パターンP2と、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンP3とで、基準パターンP1を共通化させている。
ここで、「基準パターンP1を共通化させる」とは、往復調整パターンP2で使用する基準パターンP1を、ノズル列間調整パターンP3で使用する基準パターンP1として利用することである。すなわち、往復調整パターンP2用の基準パターンとノズル列間調整パターンP3用の基準パターンとを別々に記録させないことである。
このため、基準パターンP1を記録する時間を短縮し、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を調整する時間を短縮している。
また、これを別の表現をすると、本実施例の調整パターンの記録方法は、インクを吐出するノズル列Nを複数有し、ノズル列Nと交差する方向Bに往復移動可能な記録ヘッド4と、複数の基準パターンP1を記録させ、複数の基準パターンP1に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させることによりインクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンP2及びP3を記録させるよう記録ヘッド4を制御可能な制御部と、を備える記録装置1における調整パターンの記録方法であって、調整パターンとしての、記録ヘッド4の往復移動のうちの往方向B1と復方向B2とにおけるインクの着弾位置を調整する往復調整パターンP2と、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンP3とで、基準パターンP1を共通化させている。
このため、基準パターンP1を記録する時間を短縮し、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を調整する時間を短縮している。
また、本実施例の記録装置1は、調整パターンP2及びP3の読み取りが可能なセンサー16を備え、制御部11はセンサー16の読み取り結果に基づいてインクの吐出タイミングを調整していると言える。
このような構成により、インクの吐出タイミングを自動で調整している。
また、本実施例のセンサー16は、図5で表されるように、ノズル列Nのうちの異なる領域に対応する調整パターンP2及びP3のうちの複数個所の読み取りが可能である。
具体的には、ヘッドユニットH2における小ドットでの往復調整の読み取りを、H2−2及びH2−5において記録した2カ所(読取位置3及び6)で行っており、ヘッドユニットH2における大ドットでの往復調整の読み取りを、H2−3及びH2−4において記録した2カ所(読取位置4及び5)で行っている。そして、ヘッドユニットH1における小ドットでの往復調整の読み取りを、H1−2及びH1−5において記録した2カ所(読取位置9及び12)で行っており、ヘッドユニットH1における大ドットでの往復調整の読み取りを、H1−3及びH1−4において記録した2カ所(読取位置10及び11)で行っている。また、ノズル列間調整の読み取りを、ヘッドユニットH2のH2−1及びH2−6において小ドットで記録した位置であって、ヘッドユニットH1のH1−1及びH1−6において小ドットで記録した位置の2カ所(読取位置2及び7)で行っている。
このため、高い精度でインクの吐出タイミングを調整している。
また、上記のように、本実施例のノズル列Nは、異なる吐出量のインク滴を吐出可能である。
そして、図5で表されるように、制御部11は、ノズル列Nにおける異なる領域のうちの外側の領域が内側の領域よりも小さい吐出量のインク滴となるように、基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3を形成するよう制御している。
具体的には、制御部11は、ヘッドユニットH2において、外側の領域となるH2−2及びH2−5が、内側の領域の領域となるヘッドユニットH2のH2−3及びH2−4よりも小さい吐出量のインク滴となるように、基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3を形成するよう制御している。また、ヘッドユニットH1において、外側の領域となるH1−2及びH1−5が、内側の領域の領域となるヘッドユニットH1のH1−3及びH1−4よりも小さい吐出量のインク滴となるように、基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3を形成するよう制御している。
外側の領域は内側の領域よりも被記録媒体Pに着弾するインクの位置が変動しやすい。また、小さい吐出量のインク滴の方が被記録媒体Pに着弾するインクの位置が変動しやすい。
このため、上記構成により、変動のし易い条件でインクの吐出タイミングを調整することで、高い精度でインクの吐出タイミングを調整している。
また、図3で表されるように、本実施例の記録ヘッド4は、方向Bと交差する方向にずれた位置にノズル列Nを有している。そして、制御部11は、往復調整パターンP2をノズル列間調整パターンP3よりも先に記録するよう制御している。
本実施例のような、方向Bと交差する方向にずれた位置にノズル列Nを有する記録ヘッド4を備える記録装置1では、ノズル列間調整パターンP3を記録する際に、基準パターンP1に対する搬送方向Aの位置を合せるために被記録媒体Pの搬送を行う必要がある。このため、ノズル列間調整パターンP3を往復調整パターンP2よりも先に記録するには、基準パターンP1の記録後に被記録媒体Pを搬送し、ノズル列間調整パターンP3の記録後に被記録媒体Pを逆方向に搬送する必要がある。
本実施例の記録装置1は、このように被記録媒体Pを逆方向に搬送する必要が無いので、基準パターンP1の記録後に被記録媒体Pを搬送する回数を減らしており、効果的に、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を調整する時間を短縮している。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
本発明の第1の態様の記録装置1は、インクを吐出するノズル列Nを複数有し、ノズル列Nと交差する方向Bに往復移動可能な記録ヘッド4と、複数の基準パターンP1を記録させ、複数の基準パターンP1に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させることによりインクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンを記録させるよう記録ヘッド4を制御可能な制御部11と、を備え、制御部11は、調整パターンとしての、前記往復移動のうちの往方向B1と復方向B2とにおけるインクの着弾位置を調整する往復調整パターンP2と、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンP3とで、基準パターンP1を共通化させることを特徴とする。
本態様によれば、往復調整パターンP2とノズル列間調整パターンP3とで基準パターンP1を共通化させる。このため、基準パターンP1を記録する時間を短縮でき、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を調整する時間を短縮することができる。
ここで、「基準パターンP1を共通化させる」とは、往復調整パターンP2で使用する基準パターンP1を、ノズル列間調整パターンP3で使用する基準パターンP1として利用することを意味する。すなわち、往復調整パターンP2用の基準パターンとノズル列間調整パターンP3用の基準パターンとを別々に記録させないことを意味する。
本発明の第2の態様の記録装置1は、前記第1の態様において、調整パターンP2及びP3の読み取りが可能な読取部16を備え、制御部11は、読取部16の読み取り結果に基づいてインクの吐出タイミングを調整することを特徴とする。
本態様によれば、調整パターンP2及びP3の読み取りが可能な読取部16を備え、制御部11は、読取部16の読み取り結果に基づいてインクの吐出タイミングを調整する。このため、インクの吐出タイミングを自動で調整することができる。
本発明の第3の態様の記録装置1は、前記第2の態様において、読取部16は、ノズル列Nのうちの異なる領域に対応する調整パターンP2及びP3のうちの複数個所の読み取りが可能であることを特徴とする。
本態様によれば、読取部16は、ノズル列Nのうちの異なる領域に対応する調整パターンP2及びP3のうちの複数個所の読み取りが可能である。このため、高い精度でインクの吐出タイミングを調整することができる。
本発明の第4の態様の記録装置1は、前記第3の態様において、ノズル列Nは、異なる吐出量のインク滴を吐出可能であり、制御部11は、前記異なる領域のうちの外側の領域が内側の領域よりも小さい吐出量のインク滴となるように、基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3を形成するよう制御することを特徴とする。
前記外側の領域は前記内側の領域よりも被記録媒体Pに着弾するインクの位置が変動しやすい。また、小さい吐出量のインク滴の方が被記録媒体Pに着弾するインクの位置が変動しやすい。
本態様によれば、制御部11は、前記外側の領域が前記内側の領域よりも小さい吐出量のインク滴となるように、基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3を形成するよう制御する。このため、変動のし易い条件でインクの吐出タイミングを調整することとなり、高い精度でインクの吐出タイミングを調整することができる。
本発明の第5の態様の記録装置1は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、制御部11は、記録ヘッド4を複数回往復移動させて基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3を形成するよう制御することを特徴とする。
本態様によれば、制御部11は、記録ヘッド4を複数回往復移動させて基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3を形成する。即ち複数パスで記録することが可能な構成である。このような構成の記録装置1では、基準パターンP1も複数パスで記録されるので、基準パターンP1の記録が省略できることで、効果的に、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を調整する時間を短縮することができる。
本発明の第6の態様の記録装置1は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3は、前記往復移動の方向Bと交差する方向に形成される複数の線状のパターンであることを特徴とする。
本態様によれば、基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3は、前記往復移動の方向Bと交差する方向に形成される複数の線状のパターンである。このような簡単なパターンで、インクの吐出タイミングを調整することができる。
本発明の第7の態様の記録装置1は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、基準パターンP1及び調整パターンP2及びP3は、前記往復移動の方向B及び前記往復移動の方向Bと交差する方向に互い違いに形成される複数の格子状のパターンであることを特徴とする。
本態様によれば、基準パターンP1及び前記調整パターンP2及びP3は、前記往復移動の方向B及び前記往復移動の方向Bと交差する方向に互い違いに形成される複数の格子状のパターンである。このような簡単なパターンで、インクの吐出タイミングを調整することができる。
本発明の第8の態様の記録装置1は、前記第1から第7のいずれか1つの態様において、記録ヘッド4は、前記往復移動の方向Bと交差する方向にずれた位置にノズル列Nを有し、制御部11は、往復調整パターンP2をノズル列間調整パターンP3よりも先に記録するよう制御することを特徴とする。
前記往復移動の方向Bと交差する方向にずれた位置にノズル列Nを有する記録ヘッド4を備える記録装置1では、ノズル列間調整パターンP3を記録する際に、基準パターンP1に対する搬送方向Aの位置を合せるために被記録媒体Pの搬送を行う必要がある。このため、ノズル列間調整パターンP3を往復調整パターンP2よりも先に記録するには、基準パターンP1の記録後に被記録媒体Pを搬送し、ノズル列間調整パターンP3の記録後に被記録媒体Pを逆方向に搬送する必要がある。
本態様によれば、記録ヘッド4は、前記往復移動の方向Bと交差する方向にずれた位置にノズル列Nを有し、制御部11は、往復調整パターンP2をノズル列間調整パターンP3よりも先に記録するよう制御する。このため、被記録媒体Pを逆方向に搬送する必要が無いので、基準パターンP1の記録後に被記録媒体Pを搬送する回数を減らすことができ、効果的に、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を調整する時間を短縮することができる。
本発明の第9の態様の調整パターンの記録方法は、インクを吐出するノズル列Nを複数有し、ノズル列Nと交差する方向Bに往復移動可能な記録ヘッド4と、複数の基準パターンP1を記録させ、複数の基準パターンP1に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させることによりインクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンを記録させるよう記録ヘッド4を制御可能な制御部11と、を備える記録装置1における調整パターンの記録方法であって、調整パターンとしての、前記往復移動のうちの往方向B1と復方向B2とにおけるインクの着弾位置を調整する往復調整パターンP2と、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンP3とで、基準パターンP1を共通化させることを特徴とする。
本態様によれば、往復調整パターンP2とノズル列間調整パターンP3とで基準パターンP1を共通化させる。このため、基準パターンP1を記録する時間を短縮でき、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を調整する時間を短縮することができる。
記録装置、2 支持軸、3 媒体支持部、4 記録ヘッド、5 搬送ローラー対、
6 キャリッジ、7 駆動ローラー、8 従動ローラー、9 テンションバー、
10 巻取軸、11 制御部、12 CPU、13 システムバス、14 ROM、
15 RAM、16 センサー(読取部)、17 ヘッド駆動部、
18 モーター駆動部、19 キャリッジモーター、20 搬送モーター、
21 送出モーター、22 巻取モーター、23 入出力部、24 PC、
H1 ヘッドユニット、H2 ヘッドユニット、N ノズル列、P 被記録媒体、
P1 基準パターン、P2 往復調整パターン、P3 ノズル列間調整パターン、
R1 被記録媒体のロール、 R2 被記録媒体のロール

Claims (9)

  1. インクを吐出するノズル列を複数有し、前記ノズル列と交差する方向に往復移動可能な記録ヘッドと、
    複数の基準パターンを記録させ、前記複数の基準パターンに対して前記インクの吐出タイミングをずらして記録させることにより前記インクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンを記録させるよう前記記録ヘッドを制御可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記調整パターンとしての、前記往復移動のうちの往方向と復方向とにおける前記インクの着弾位置を調整する往復調整パターンと、前記複数のノズル列間における前記インクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンとで、前記基準パターンを共通化させることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記調整パターンの読み取りが可能な読取部を備え、
    前記制御部は、前記読取部の読み取り結果に基づいて前記インクの吐出タイミングを調整することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、
    前記読取部は、前記ノズル列のうちの異なる領域に対応する前記調整パターンのうちの複数個所の読み取りが可能であることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記ノズル列は、異なる吐出量のインク滴を吐出可能であり、
    前記制御部は、前記異なる領域のうちの外側の領域が内側の領域よりも小さい吐出量のインク滴となるように、前記基準パターン及び前記調整パターンを形成するよう制御することを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の記録装置において、
    前記制御部は、前記記録ヘッドを複数回往復移動させて前記基準パターン及び前記調整パターンを形成するよう制御することを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の記録装置において、
    前記基準パターン及び前記調整パターンは、前記往復移動の方向と交差する方向に形成される複数の線状のパターンであることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から5のいずれか1つに記載の記録装置において、
    前記基準パターン及び前記調整パターンは、前記往復移動の方向及び前記往復移動の方向と交差する方向に互い違いに形成される複数の格子状のパターンであることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の記録装置において、
    前記記録ヘッドは、前記往復移動の方向と交差する方向にずれた位置に前記ノズル列を有し、
    前記制御部は、前記往復調整パターンを前記ノズル列間調整パターンよりも先に記録するよう制御することを特徴とする記録装置。
  9. インクを吐出するノズル列を複数有し、前記ノズル列と交差する方向に往復移動可能な記録ヘッドと、複数の基準パターンを記録させ、前記複数の基準パターンに対して前記インクの吐出タイミングをずらして記録させることにより前記インクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンを記録させるよう前記記録ヘッドを制御可能な制御部と、を備える記録装置における前記調整パターンの記録方法であって、
    前記調整パターンとしての、前記往復移動のうちの往方向と復方向とにおける前記インクの着弾位置を調整する往復調整パターンと、前記複数のノズル列間における前記インクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンとで、前記基準パターンを共通化させることを特徴とする調整パターンの記録方法。
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