JP2016064620A - 液体吐出装置及び液体の吐出位置調整方法 - Google Patents
液体吐出装置及び液体の吐出位置調整方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】液体を媒体に吐出する液体吐出装置において、媒体の状態によらず、媒体に着弾する液体の位置を高い精度で調整する。
【解決手段】液体を吐出するノズル列Nを有し、ノズル列Nと交差する第1の方向Bに往復移動可能な吐出部4と、第1の方向Bと交差する第2の方向Aに媒体Pを搬送する搬送部5と、吐出部4から媒体Pに吐出された液体を読み取る読取部16と、を備え、吐出部16から吐出される前記液体の着弾位置を調整する調整パターンP1及びP2を媒体Pに形成する調整パターン形成動作と、調整パターンP1及びP2及び調整パターンP1及びP2の第2の方向Aにおける両側の媒体Pにおける前記液体の非着弾領域S1、S2及びS3を読取部16で読み取る調整パターン読取動作と、両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果に基づいて調整パターンP1及びP2の読取結果を補正する補正動作とを、実行可能に構成されている。
【選択図】図4
【解決手段】液体を吐出するノズル列Nを有し、ノズル列Nと交差する第1の方向Bに往復移動可能な吐出部4と、第1の方向Bと交差する第2の方向Aに媒体Pを搬送する搬送部5と、吐出部4から媒体Pに吐出された液体を読み取る読取部16と、を備え、吐出部16から吐出される前記液体の着弾位置を調整する調整パターンP1及びP2を媒体Pに形成する調整パターン形成動作と、調整パターンP1及びP2及び調整パターンP1及びP2の第2の方向Aにおける両側の媒体Pにおける前記液体の非着弾領域S1、S2及びS3を読取部16で読み取る調整パターン読取動作と、両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果に基づいて調整パターンP1及びP2の読取結果を補正する補正動作とを、実行可能に構成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、液体吐出装置及び液体の吐出位置調整方法に関する。
従来から、インクなどの液体を被記録媒体などの媒体に吐出する記録装置などの液体吐出装置が使用されている。このような液体吐出装置では、媒体に液体を吐出する前に、媒体に着弾する液体の位置を調整するのが一般的である。
例えば、特許文献1には、被記録媒体を搬送し、記録ヘッドを被記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動させてインクを被記録媒体に吐出して記録する記録装置において、インクの着弾位置を調整する調整パターンを形成可能な記録装置が開示されている。
例えば、特許文献1には、被記録媒体を搬送し、記録ヘッドを被記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動させてインクを被記録媒体に吐出して記録する記録装置において、インクの着弾位置を調整する調整パターンを形成可能な記録装置が開示されている。
しかしながら、媒体を搬送する際にコックリングなどが生じ、媒体における液体の着弾面に凹凸が生じる場合がある。このような場合、形成した調整パターンから液体の着弾位置を調整するのに困難な場合があった。例えば、調整パターンの読取部を備える液体吐出装置において、該読取部で調整パターンを読み取る際に前記凹凸によって読取精度が低下する場合があり、媒体に着弾する液体の位置を高い精度で調整することが困難な場合があった。
そこで、本発明の目的は、液体を媒体に吐出する液体吐出装置において、媒体の状態によらず、媒体に着弾する液体の位置を高い精度で調整することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体吐出装置は、液体を吐出するノズル列を有し前記ノズル列と交差する第1の方向に往復移動可能な吐出部と、前記第1の方向と交差する第2の方向に媒体を搬送する搬送部と、前記吐出部から前記媒体に吐出された液体を読み取る読取部と、を備え、前記吐出部から吐出される前記液体の着弾位置を調整する調整パターンを前記媒体に形成する調整パターン形成動作と、前記調整パターン及び前記調整パターンの前記第2の方向における両側の前記媒体における前記液体の非着弾領域を前記読取部で読み取る調整パターン読取動作と、前記両側の前記非着弾領域の読取結果に基づいて前記調整パターンの読取結果を補正する補正動作とを、実行可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の第2の態様の液体吐出装置は、前記第1の態様において、前記調整パターンは、前記第2の方向において複数の位置に構成され、前記読取部は、前記複数の位置の前記調整パターンを読み取り可能であることを特徴とする。
本発明の第3の態様の液体吐出装置は、前記第2の態様において、前記複数の位置は、前記第2の方向における前記両側の前記非着弾領域の間の位置であることを特徴とする。
本発明の第4の態様の液体吐出装置は、前記第3の態様において、前記補正動作は、前記両側の前記非着弾領域と読取部との距離に応じて、前記複数の位置の前記調整パターンで補正方法を変更することを特徴とする。
本発明の第5の態様の液体吐出装置は、前記第4の態様において、前記補正動作は、前記両側の前記非着弾領域のうちの一方の前記非着弾領域までの距離と前記両側の前記非着弾領域のうちの他方の前記非着弾領域まで距離の比率に、前記一方の前記非着弾領域の読取結果に基づく補正比率と、前記他方の前記非着弾領域の読取結果に基づく補正比率とを、対応させることを特徴とする。
本発明の第6の態様の液体吐出装置は、前記第2の態様において、前記非着弾領域は、前記第2の方向において複数の位置に構成され、前記調整パターンと前記非着弾領域とは、前記第2の方向において交互に位置することを特徴とする。
本発明の第7の態様の液体の吐出位置調整方法は、液体を吐出するノズル列を有し前記ノズル列と交差する第1の方向に往復移動可能な吐出部と、前記第1の方向と交差する第2の方向に媒体を搬送する搬送部と、前記吐出部から前記媒体に吐出された液体を読み取る読取部と、を備える液体吐出装置を用いて実行可能な液体の吐出位置調整方法であって、前記吐出部から吐出される前記液体の着弾位置を調整する調整パターンを前記媒体に形成する調整パターン形成動作と、前記調整パターン及び前記調整パターンの前記第2の方向における両側の前記媒体における前記液体の非着弾領域を前記読取部で読み取る調整パターン読取動作と、前記両側の前記非着弾領域の読取結果に基づいて前記調整パターンの読取結果を補正する補正動作とを、実行することを特徴とする。
本発明によれば、液体を媒体に吐出する液体吐出装置において、媒体の状態によらず、媒体に着弾する液体の位置を高い精度で調整することができる。
以下に、本発明の一実施例に係る液体吐出装置としての記録装置1について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の一実施例に係る記録装置の概要について説明する。
図1は、本実施例に係る記録装置1の概略側面図である。
最初に、本発明の一実施例に係る記録装置の概要について説明する。
図1は、本実施例に係る記録装置1の概略側面図である。
本実施例の記録装置1は、記録を行うためのロール状の被記録媒体(媒体)PのロールR1を支持する支持軸2を備えている。そして、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際、支持軸2は回転方向Cに回転する。なお、本実施例では被記録面が外側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用しているが、被記録面が内側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用する場合は、支持軸2の回転方向Cとは逆回転してロールR1を送り出すことが可能である。
また、本実施例の記録装置1は被記録媒体Pとしてロール式の被記録媒体を使用しているが、このようなロール式の被記録媒体を使用する記録装置に限定されない。例えば、単票式の被記録媒体を用いてもよい。
また、本実施例の記録装置1は被記録媒体Pとしてロール式の被記録媒体を使用しているが、このようなロール式の被記録媒体を使用する記録装置に限定されない。例えば、単票式の被記録媒体を用いてもよい。
また、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送するための、駆動ローラー7と従動ローラー8とからなる搬送ローラー対5を搬送部として備えている。
なお、本実施例の記録装置1では、駆動ローラー7は被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する方向Bに延びる1本のローラーで構成されており、従動ローラー8は駆動ローラー7と対向する位置において方向Bに複数並べて設けられている。
なお、本実施例の記録装置1では、駆動ローラー7は被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する方向Bに延びる1本のローラーで構成されており、従動ローラー8は駆動ローラー7と対向する位置において方向Bに複数並べて設けられている。
なお、媒体支持部3の下部には、媒体支持部3に支持された被記録媒体Pを加熱可能な不図示のヒーターが設けられている。このように、本実施例の記録装置1は、媒体支持部3側から被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを備えているが、媒体支持部3と対向する位置に設けられる赤外線ヒーター等を備えていてもよい。赤外線ヒーターを用いる場合、好ましい赤外線の波長は0.76〜1000μmである。一般的に、赤外線は波長によってさらに、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に区分され、区分の定義は様々であるが、おおよそ波長域は、0.78〜2.5μm、2.5〜4.0μm、4.0〜1000μmとなる。なかでも中赤外線を用いることが好ましい。
また、本実施例の記録装置1は、複数のノズルが設けられたノズル形成面の該ノズルからインクを吐出して記録する吐出部としての記録ヘッド4と、該記録ヘッド4を搭載して方向Bに往復移動可能なキャリッジ6と、を備えている。
また、キャリッジ6には、記録ヘッド4から被記録媒体Pに吐出されたインクを読み取る読取部としてのセンサー16が設けられており、キャリッジ6を方向Bに移動させることにより、方向Bに対応する被記録媒体Pの幅方向全体において読み取り可能である。
また、記録ヘッド4の被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側には、被記録媒体PをロールR2として巻き取り可能な巻取軸10が備えられている。なお、本実施例では被記録面が外側になるように被記録媒体Pを巻き取るので、被記録媒体Pを巻き取る際、巻取軸10は回転方向Cに回転する。一方、被記録面が内側になるように巻き取る場合は、回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
また、媒体支持部3における被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側の端部と、巻取軸10と、の間には、被記録媒体Pとの接触部が方向Bに延設され、被記録媒体Pに所望のテンションを付与することが可能なテンションバー9が設けられている。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部11には、記録装置1の全体の制御を司るCPU12が設けられている。CPU12は、システムバス13を介して、CPU12が実行する各種制御プログラム等を格納したROM14と、データを一時的に格納可能なRAM15と接続されている。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部11には、記録装置1の全体の制御を司るCPU12が設けられている。CPU12は、システムバス13を介して、CPU12が実行する各種制御プログラム等を格納したROM14と、データを一時的に格納可能なRAM15と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、センサー16と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、記録ヘッド4を駆動するためのヘッド駆動部17と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、キャリッジモーター19、搬送モーター20、送出モーター21及び巻取モーター22と接続される、モーター駆動部18と接続されている。
ここで、キャリッジモーター19は、記録ヘッド4を搭載したキャリッジ6を方向Bに移動させるためのモーターである。また、搬送モーター20は、搬送ローラー対5を構成する駆動ローラー7を駆動するためのモーターである。また、送出モーター21は、支持軸2の回転機構であり、被記録媒体Pを搬送ローラー対5に送出するために支持軸2を駆動するモーターである。また、巻取モーター22は、巻取軸10を回転させるための駆動モーターである。
さらに、CPU12は、システムバス13を介して、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC24と接続される、入出力部23と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、記録ヘッド4を駆動するためのヘッド駆動部17と接続されている。
また、CPU12は、システムバス13を介して、キャリッジモーター19、搬送モーター20、送出モーター21及び巻取モーター22と接続される、モーター駆動部18と接続されている。
ここで、キャリッジモーター19は、記録ヘッド4を搭載したキャリッジ6を方向Bに移動させるためのモーターである。また、搬送モーター20は、搬送ローラー対5を構成する駆動ローラー7を駆動するためのモーターである。また、送出モーター21は、支持軸2の回転機構であり、被記録媒体Pを搬送ローラー対5に送出するために支持軸2を駆動するモーターである。また、巻取モーター22は、巻取軸10を回転させるための駆動モーターである。
さらに、CPU12は、システムバス13を介して、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC24と接続される、入出力部23と接続されている。
本実施例の制御部11は、このような構成により、記録ヘッド4、センサー16及びキャリッジ6などを制御することが可能になっている。なお、詳細は後述するが、調整パターン記録する際には、複数の基準パターン各々に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させることによりインクの吐出タイミングを調整可能な調整パターンを記録するよう記録ヘッド4及びキャリッジ6を制御する。
次に、本実施例の記録装置1における記録ヘッド4について説明する。
図3は、本実施例の記録装置1における記録ヘッド4の底面図である。
図3で表されるように、本実施例の記録ヘッド4は、インクを吐出するノズル列Nを複数有するヘッドユニットH1及びH2を有している。そして、ヘッドユニットH1及びH2のノズル列Nは、記録ヘッド4の往復移動の方向Bと交差する方向にずれた位置に配置されている。ただし、このような構成の記録ヘッド4に限定されず、ヘッドユニットを1つ又は3つ以上有する構成でもよく、全てのノズル列Nが方向Bと交差する方向にずれることなく配置されている構成でもよい。
図3は、本実施例の記録装置1における記録ヘッド4の底面図である。
図3で表されるように、本実施例の記録ヘッド4は、インクを吐出するノズル列Nを複数有するヘッドユニットH1及びH2を有している。そして、ヘッドユニットH1及びH2のノズル列Nは、記録ヘッド4の往復移動の方向Bと交差する方向にずれた位置に配置されている。ただし、このような構成の記録ヘッド4に限定されず、ヘッドユニットを1つ又は3つ以上有する構成でもよく、全てのノズル列Nが方向Bと交差する方向にずれることなく配置されている構成でもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのインクを用いて記録することが可能な構成である。そして、ヘッドユニットH1及びH2には、夫々、これらのインクに対応したノズル列Nが設けられている。
ここで、図3で表されるように、各ノズル列の方向(各ノズル列Nにおけるノズルが並べられる方向)は、記録ヘッド4の往復移動の方向Bと交差する方向である搬送方向Aに沿う方向である。別の表現をすると、記録ヘッド4はノズル列Nと交差する方向Bに往復移動し、ノズル列Nと交差する方向Bを第1の方向とすると、搬送部5は第1の方向と交差する第2の方向である搬送方向Aに被記録媒体Pを搬送する。
ここで、図3で表されるように、各ノズル列の方向(各ノズル列Nにおけるノズルが並べられる方向)は、記録ヘッド4の往復移動の方向Bと交差する方向である搬送方向Aに沿う方向である。別の表現をすると、記録ヘッド4はノズル列Nと交差する方向Bに往復移動し、ノズル列Nと交差する方向Bを第1の方向とすると、搬送部5は第1の方向と交差する第2の方向である搬送方向Aに被記録媒体Pを搬送する。
本実施例の記録装置1は、このように複数のノズル列Nを有する記録ヘッド4を備えているため、調整パターンの1つとして、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置を調整するノズル列間調整パターンを記録する。
なお、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整として、ヘッドユニットH1及びH2内での各色のノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整(ヘッドユニット間調整)と、ヘッドユニットH1及びH2の同じ色のノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整(ヘッド間調整)と、の両方を行う。ここで、ヘッドユニット間調整とヘッド間調整とは、共に、異なるノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整であり、同様の方法で行う。
なお、複数のノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整として、ヘッドユニットH1及びH2内での各色のノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整(ヘッドユニット間調整)と、ヘッドユニットH1及びH2の同じ色のノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整(ヘッド間調整)と、の両方を行う。ここで、ヘッドユニット間調整とヘッド間調整とは、共に、異なるノズル列N間におけるインクの着弾位置の調整であり、同様の方法で行う。
また、上記のように本実施例の記録装置1は、記録ヘッド4を往復移動させながら記録する。このため、調整パターンの1つとして、記録ヘッド4の往復移動のうちの往方向B1(図4参照)と復方向B2(図4参照)とにおけるインクの着弾位置を調整する往復調整パターンも記録する。
次に、本実施例の記録装置1における調整パターンについて説明する。
図4から図7は、本実施例の記録装置1における調整パターンを説明するための概略図である。また、図9は従来の記録装置における調整パターンを説明するための概略図である。
なお、ここでの調整パターンは、往方向B1に記録ヘッド4を移動させつつ記録した基準パターンP1に対して、復方向B2に記録ヘッド4を移動させつつ往復調整パターンP2を吐出タイミングをずらしながら記録する、往復調整パターンである。すなわち、以下は、往復調整パターンの形成例についての説明である。
ただし、これと同様に基準パターンP1に対してノズル列間調整パターンを吐出タイミングをずらしながら記録することで、ヘッドユニット間調整及びヘッド間調整の何れのノズル列間調整パターンも、同様に記録することができる。
図4から図7は、本実施例の記録装置1における調整パターンを説明するための概略図である。また、図9は従来の記録装置における調整パターンを説明するための概略図である。
なお、ここでの調整パターンは、往方向B1に記録ヘッド4を移動させつつ記録した基準パターンP1に対して、復方向B2に記録ヘッド4を移動させつつ往復調整パターンP2を吐出タイミングをずらしながら記録する、往復調整パターンである。すなわち、以下は、往復調整パターンの形成例についての説明である。
ただし、これと同様に基準パターンP1に対してノズル列間調整パターンを吐出タイミングをずらしながら記録することで、ヘッドユニット間調整及びヘッド間調整の何れのノズル列間調整パターンも、同様に記録することができる。
図4は、本実施例の記録装置1における調整パターン(基準パターンP1及び往復調整パターンP2)の記録工程ごとのパターン形成図を表している。なお、図4では、ヘッドユニットH1及びH2のノズル列Nの位置に対応させてパターン形成図を表している。
図4(A)は、基準パターン形成工程で往方向B1に記録ヘッド4を移動させて形成したパターン形成図を表している。基準パターンP1は薄いグレーでその概要を表している。
このように、本実施例の記録装置1は、最初に、往方向B1に記録ヘッド4を移動させて複数の基準パターンP1を形成する。
なお、基準パターンP1を形成する際に使用されるノズルはヘッドユニットH1及びH2の搬送方向Aの上流側及び下流側の6分の1ずつのノズルずつを除いたノズルである(図5参照)。
図4(A)は、基準パターン形成工程で往方向B1に記録ヘッド4を移動させて形成したパターン形成図を表している。基準パターンP1は薄いグレーでその概要を表している。
このように、本実施例の記録装置1は、最初に、往方向B1に記録ヘッド4を移動させて複数の基準パターンP1を形成する。
なお、基準パターンP1を形成する際に使用されるノズルはヘッドユニットH1及びH2の搬送方向Aの上流側及び下流側の6分の1ずつのノズルずつを除いたノズルである(図5参照)。
本実施例の記録装置1は、次に、往復調整パターン形成工程で、復方向B2に記録ヘッド4を移動させて往復調整パターンP2を形成する。
図4(B)は、複数の基準パターンP1各々に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させて形成された、濃いグレーで表される往復調整パターンP2のパターン形成図を表している。
図4(B)で表されるように、薄いグレーの複数の基準パターンP1各々に対して、濃いグレーの往復調整パターンP2は方向Bに位置がずれて形成されている。詳細には、右側の往復調整パターンP2になるほど、基準パターンP1に対して右側にずれている。
なお、往復調整パターンP2を形成する際に使用されるノズルも、ヘッドユニットH1及びH2の搬送方向Aの上流側及び下流側の6分の1のノズルずつを除いたノズルである。
図4(B)は、複数の基準パターンP1各々に対してインクの吐出タイミングをずらして記録させて形成された、濃いグレーで表される往復調整パターンP2のパターン形成図を表している。
図4(B)で表されるように、薄いグレーの複数の基準パターンP1各々に対して、濃いグレーの往復調整パターンP2は方向Bに位置がずれて形成されている。詳細には、右側の往復調整パターンP2になるほど、基準パターンP1に対して右側にずれている。
なお、往復調整パターンP2を形成する際に使用されるノズルも、ヘッドユニットH1及びH2の搬送方向Aの上流側及び下流側の6分の1のノズルずつを除いたノズルである。
図4で表されるように、本実施例の記録装置1で形成した調整パターンには、搬送方向Aにおける両側に、非記録領域(インクの非着弾領域)S1、S2及びS3が形成される。そして、センサー16は、調整パターンの形成された位置のほか、非記録領域S1、S2及びS3の位置においても読み取りが可能である。
ここで、図5を用いて、調整パターンの形成位置と、センサー16の読取位置の関係について説明する。
本実施例の記録装置1では、調整パターンを、ヘッドユニットH1はノズル列NをH1−1、H1−2、H1−3、H1−4、H1−5及びH1−6に6分割して記録し、ヘッドユニットH2はノズル列NをH2−1、H2−2、H2−3、H2−4、H2−5及びH2−6に6分割して記録する。すなわち、ノズル列Nを異なる複数の領域に分割して記録する。
本実施例の記録装置1では、調整パターンを、ヘッドユニットH1はノズル列NをH1−1、H1−2、H1−3、H1−4、H1−5及びH1−6に6分割して記録し、ヘッドユニットH2はノズル列NをH2−1、H2−2、H2−3、H2−4、H2−5及びH2−6に6分割して記録する。すなわち、ノズル列Nを異なる複数の領域に分割して記録する。
なお、本実施例の記録ヘッド4は、各ノズル列Nから、異なる吐出量のインク滴(大ドット及び小ドット)を吐出可能である。例えば、6分割したノズル列Nの領域ごとに異なる吐出量のインク滴を吐出可能である。そして、本実施例の記録装置1は、異なる吐出量のインク滴を吐出させる際の調整を、吐出量毎に分けて複数回(大ドットで1回、小ドットで1回の合計2回)行わせるのではなく、まとめて1回で行わせることが可能な構成になっている。このため、調整時間を効果的に短縮させている。
ここで、図5(A)は、図4(A)の状態に対応し、基準パターンP1を形成する際の該基準パターンP1の形成位置を表している。ヘッドユニットH1のノズル列NのうちのH1−2、H1−3、H1−4及びH1−5と、ヘッドユニットH2のノズル列NのうちのH2−2、H2−3、H2−4及びH2−5とが、往方向B1に移動しながら、該基準パターンP1を形成している。詳細には、基準パターンP1を記録する際、ヘッドユニットH2では、H2−2及びH2−5は小ドットで記録し、H2−3及びH2−4は大ドットで記録する。そして、ヘッドユニットH1では、H1−2及びH1−5は小ドットで記録し、H1−3及びH1−4は大ドットで記録する。
また、図5(B)は、図4(B)の状態に対応し、往復調整パターンP2を形成する際の該往復調整パターンP2の形成位置を表している。ヘッドユニットH1のノズル列NのうちのH1−2、H1−3、H1−4及びH1−5と、ヘッドユニットH2のノズル列NのうちのH2−2、H2−3、H2−4及びH2−5とが、往方向B1に移動しながら、該往復調整パターンP2を形成している。詳細には、往復調整パターンP2を記録する際、ヘッドユニットH2では、H2−2及びH2−5は小ドットで記録し、H2−3及びH2−4は大ドットで記録する。そして、ヘッドユニットH1では、H1−2及びH1−5は小ドットで記録し、H1−3及びH1−4は大ドットで記録する。
すなわち、ヘッドユニットH2における往復調整を、H2−2及びH2−5において小ドットで行い、H2−3及びH2−4において大ドットで行う。そして、ヘッドユニットH1における往復調整を、H1−2及びH1−5において小ドットで行い、H1−3及びH1−4において大ドットで行う。
なお、図5(B)で表されるように、往復調整パターンP2の形成が完了した状態においては、ヘッドユニットH1により形成された往復調整パターンP2の形成領域の搬送方向Aにおける両側と、ヘッドユニットH2により形成された往復調整パターンP2の形成領域の搬送方向Aにおける両側と、の夫々に、非記録領域が形成されている。そして、この非記録領域は、図4における非記録領域S1、S2及びS3に対応している。
なお、図5(B)で表されるように、往復調整パターンP2の形成が完了した状態においては、ヘッドユニットH1により形成された往復調整パターンP2の形成領域の搬送方向Aにおける両側と、ヘッドユニットH2により形成された往復調整パターンP2の形成領域の搬送方向Aにおける両側と、の夫々に、非記録領域が形成されている。そして、この非記録領域は、図4における非記録領域S1、S2及びS3に対応している。
また、図5(C)は、センサー16の読取位置を表している。センサー16は、ヘッドユニットH1のノズル列NのH1−1、H1−2、H1−3、H1−4、H1−5及びH1−6の位置と、ヘッドユニットH2のノズル列NのH2−1、H2−2、H2−3、H2−4、H2−5及びH2−6の位置に対応して、12カ所の位置で読み取り可能である。そして、図5(B)で表される往復調整パターンP2の形成後、方向B1及び方向B2の少なくとも一方のキャリッジ6の移動に伴って、読み取りを行う。
本実施例の場合は、読取位置1においてH2−1に対応する非記録領域(非記録領域S1)を、読取位置2においてH2−2に対応する小ドットでの調整パターンを、読取位置3においてH2−3に対応する大ドットでの調整パターンを、読取位置4においてH2−4に対応する大ドットでの調整パターンを、読取位置5においてH2−5に対応する小ドットでの調整パターンを、読取位置6においてH2−6に対応する非記録領域(非記録領域S2)を、読み取る。そして、読取位置7においてH1−1に対応する非記録領域(非記録領域S2)を、読取位置8においてH1−2に対応する小ドットでの調整パターンを、読取位置9においてH1−3に対応する大ドットでの調整パターンを、読取位置10においてH1−4に対応する大ドットでの調整パターンを、読取位置11においてH1−5に対応する小ドットでの調整パターンを、読取位置12においてH1−6に対応する非記録領域(非記録領域S3)を、読み取る。
本実施例の場合は、読取位置1においてH2−1に対応する非記録領域(非記録領域S1)を、読取位置2においてH2−2に対応する小ドットでの調整パターンを、読取位置3においてH2−3に対応する大ドットでの調整パターンを、読取位置4においてH2−4に対応する大ドットでの調整パターンを、読取位置5においてH2−5に対応する小ドットでの調整パターンを、読取位置6においてH2−6に対応する非記録領域(非記録領域S2)を、読み取る。そして、読取位置7においてH1−1に対応する非記録領域(非記録領域S2)を、読取位置8においてH1−2に対応する小ドットでの調整パターンを、読取位置9においてH1−3に対応する大ドットでの調整パターンを、読取位置10においてH1−4に対応する大ドットでの調整パターンを、読取位置11においてH1−5に対応する小ドットでの調整パターンを、読取位置12においてH1−6に対応する非記録領域(非記録領域S3)を、読み取る。
このような構成により、本実施例の記録装置1は、制御部11の制御により、記録ヘッド4から吐出されるインクの着弾位置を調整する調整パターンを被記録媒体Pに形成する調整パターン形成動作を実行できる。そして、センサー16は、往復調整パターンP2などの調整パターンと、該調整パターンの方向Bと交差する方向において両側の被記録媒体Pにおけるインクの非着弾領域S1、S2及びS3とを、方向Bに移動して読み取る調整パターン読取動作を実行できる。
さらに、本実施例の記録装置1は、制御部11の制御により、両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果に基づいて、調整パターンの読取結果を補正する補正動作を実行できる。
さらに、本実施例の記録装置1は、制御部11の制御により、両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果に基づいて、調整パターンの読取結果を補正する補正動作を実行できる。
本実施例の記録装置1のように、被記録媒体Pを搬送し、搬送される被記録媒体Pに記録を行う構成の記録装置では、被記録媒体Pにコックリングなどによる凹凸が生じる場合がある。被記録媒体Pに凹凸が生じた状態で調整パターンの読み取りを行うと、被記録媒体Pに生じた凸部を被記録媒体Pに生じた凹部よりも低い光学濃度として検出しやすく、誤検出しやすくなる。被記録媒体Pからの光の反射強度により光学濃度を検出する一般的なセンサーでは、被記録媒体Pに凸部が生じると、センサーと被記録媒体Pとの距離が近くなり強い反射強度の光をセンサーが入射しやすくなるためである。このため、誤検出を抑制するためには、被記録媒体Pの凹凸を検出し、その検出結果に基づいてセンサーの読取値を補正することが望ましい。
そこで、本実施例の記録装置1は、前記両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果から被記録媒体Pの凹凸を検出し、その読取結果に基づいて、調整パターンの読取結果を補正することが可能な構成としている。
そこで、本実施例の記録装置1は、前記両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果から被記録媒体Pの凹凸を検出し、その読取結果に基づいて、調整パターンの読取結果を補正することが可能な構成としている。
このような構成により、本実施例の記録装置1は、調整パターンの両側の非着弾領域S1、S2及びS3を読み取ることで、被記録媒体Pにコックリングなどによる凹凸が生じても、該被記録媒体Pの状態を考慮して調整パターンの読取結果を補正することができる。このため、被記録媒体Pの状態によらず、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を高い精度で調整することができる構成になっている。
一方、一般的な従来の記録装置では、図9で表されるように、基準パターンP1を形成する際及び往復調整パターンP2を形成する際、ヘッドユニットH1及びH2の全てのノズルを使用する。そして、調整パターンの両側の非着弾領域を読み取る構成にはなっていない。このため、被記録媒体Pにコックリングなどによる凹凸が生じてセンサーの読取精度が低下してもそれを補正することは困難である。
なお、図9(A)は図4(A)に対応し、図9(B)は図4(B)に対応している。
なお、図9(A)は図4(A)に対応し、図9(B)は図4(B)に対応している。
次に、本実施例の調整パターンについて詳細に説明する。
基準パターンP1及び往復調整パターンP2は、記録ヘッド4の往復移動の方向Bと交差する方向に形成される複数の線状のパターンである。このような簡単なパターンで、インクの吐出タイミングを調整することができる。
図6は、図4(B)で表される状態における、方向Bにおいて異なる3ヶ所の位置の、基準パターンP1及び往復調整パターンP2を表している。なお、図6及び後述する図7では、横方向が方向Bに対応し、縦方向が搬送方向Aに対応している。
図6(A)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、重なった状態を表している。図6(B)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、ずれた状態を表している。図6(C)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、図6(B)の状態よりもさらにずれた状態を表している。
基準パターンP1及び往復調整パターンP2は、記録ヘッド4の往復移動の方向Bと交差する方向に形成される複数の線状のパターンである。このような簡単なパターンで、インクの吐出タイミングを調整することができる。
図6は、図4(B)で表される状態における、方向Bにおいて異なる3ヶ所の位置の、基準パターンP1及び往復調整パターンP2を表している。なお、図6及び後述する図7では、横方向が方向Bに対応し、縦方向が搬送方向Aに対応している。
図6(A)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、重なった状態を表している。図6(B)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、ずれた状態を表している。図6(C)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、図6(B)の状態よりもさらにずれた状態を表している。
上記のように、本実施例の記録装置1は、センサー16をキャリッジ6に備えており、調整パターンの読み取りが可能な構成になっている。ここで、センサー16は被記録媒体Pからの光の反射強度に基づいて調整パターンの光学濃度を検出可能であり、制御部11は該光学濃度に基づいて調整位置を判断することが可能な構成となっている。具体的には、制御部11は光学濃度が一番低いパターンを記録した際のインクの吐出タイミングを、往復調整におけるインクの吐出タイミングとして選択する。
すなわち、図6においては、このうちの図6(A)を記録した際のインクの吐出タイミングを選択する。ただし、このようなインクの吐出タイミングの設定方法に限定はされない。
すなわち、図6においては、このうちの図6(A)を記録した際のインクの吐出タイミングを選択する。ただし、このようなインクの吐出タイミングの設定方法に限定はされない。
なお、本実施例の記録装置1は、基準パターンP1及び往復調整パターンP2を、図6で表されるような、方向Bと交差する方向に形成される複数の線状のパターンの代わりに、図7で表されるような、方向B及び方向Bと交差する方向に互い違いに形成される複数の格子状のパターンを使用することもできる。このような別の簡単なパターンでも、図6で表される調整パターンを使用した場合と同様の方法で、インクの吐出タイミングを調整することができる。
ここで、図7(A)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、重なった状態を表している。図7(B)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、ずれた状態を表している。図7(C)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、図7(B)の状態よりもさらにずれた状態を表している。
ここで、図7(A)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、重なった状態を表している。図7(B)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、ずれた状態を表している。図7(C)は、基準パターンP1と往復調整パターンP2とが、図7(B)の状態よりもさらにずれた状態を表している。
本実施例では、調整パターン(基準パターンP1及び往復調整パターンP2)の記録を記録ヘッド4の方向Bの1回の記録走査(所謂1パス)で行った例を示したが、制御部11は、基準パターンP1及び往復調整パターンP2の記録を夫々複数パスで行うよう制御することもできる。
また、図5で表されるように、本実施例の記録装置1はノズル列Nのうちの異なる領域に対応して搬送方向Aにおいて複数の調整パターンを形成するが、センサー16はキャリッジ6の方向Bの移動動作に伴って該複数の調整パターンの読み取りが可能である。
具体的には、ヘッドユニットH2における小ドットでの往復調整の読み取りを、H2−2及びH2−5において記録した2カ所(読取位置2及び5)で行っており、ヘッドユニットH2における大ドットでの往復調整の読み取りを、H2−3及びH2−4において記録した2カ所(読取位置3及び4)で行っている。そして、ヘッドユニットH1における小ドットでの往復調整の読み取りを、H1−2及びH1−5において記録した2カ所(読取位置8及び11)で行っており、ヘッドユニットH1における大ドットでの往復調整の読み取りを、H1−3及びH1−4において記録した2カ所(読取位置9及び10)で行っている。
このため、複数個所の読取結果に基づいて調整することにより高い精度でインクの吐出タイミングを調整しているとともに、複数種類の調整(大ドットの調整及び小ドットの調整)をまとめて行っていることで調整時間を低減している。
なお、本実施例では、大ドットの調整と小ドットの調整をまとめて行う構成としたが、往復調整、ヘッドユニット間調整及びヘッド間調整の少なくともいずれか複数をまとめて行う構成としてもよい。
具体的には、ヘッドユニットH2における小ドットでの往復調整の読み取りを、H2−2及びH2−5において記録した2カ所(読取位置2及び5)で行っており、ヘッドユニットH2における大ドットでの往復調整の読み取りを、H2−3及びH2−4において記録した2カ所(読取位置3及び4)で行っている。そして、ヘッドユニットH1における小ドットでの往復調整の読み取りを、H1−2及びH1−5において記録した2カ所(読取位置8及び11)で行っており、ヘッドユニットH1における大ドットでの往復調整の読み取りを、H1−3及びH1−4において記録した2カ所(読取位置9及び10)で行っている。
このため、複数個所の読取結果に基づいて調整することにより高い精度でインクの吐出タイミングを調整しているとともに、複数種類の調整(大ドットの調整及び小ドットの調整)をまとめて行っていることで調整時間を低減している。
なお、本実施例では、大ドットの調整と小ドットの調整をまとめて行う構成としたが、往復調整、ヘッドユニット間調整及びヘッド間調整の少なくともいずれか複数をまとめて行う構成としてもよい。
また、上記のように、本実施例のノズル列Nは、異なる吐出量のインク滴(大ドット及び小ドット)を吐出可能である。
そして、図5で表されるように、制御部11は、ノズル列Nにおける異なる領域のうちの外側の領域が内側の領域よりも小さい吐出量のインク滴(小ドット)となるように、調整パターンを形成するよう制御している。
具体的には、制御部11は、ヘッドユニットH2において、外側の領域となるH2−2及びH2−5が、内側の領域の領域となるヘッドユニットH2のH2−3及びH2−4よりも小さい吐出量のインク滴となるように、調整パターンを形成するよう制御している。また、ヘッドユニットH1において、外側の領域となるH1−2及びH1−5が、内側の領域の領域となるヘッドユニットH1のH1−3及びH1−4よりも小さい吐出量のインク滴となるように、調整パターンを形成するよう制御している。
外側の領域は内側の領域よりも被記録媒体Pに着弾するインクの位置が変動しやすい。また、小さい吐出量のインク滴の方が被記録媒体Pに着弾するインクの位置が変動しやすい。
このため、上記構成により、変動のし易い条件でインクの吐出タイミングを調整することで、高い精度でインクの吐出タイミングを調整している。
そして、図5で表されるように、制御部11は、ノズル列Nにおける異なる領域のうちの外側の領域が内側の領域よりも小さい吐出量のインク滴(小ドット)となるように、調整パターンを形成するよう制御している。
具体的には、制御部11は、ヘッドユニットH2において、外側の領域となるH2−2及びH2−5が、内側の領域の領域となるヘッドユニットH2のH2−3及びH2−4よりも小さい吐出量のインク滴となるように、調整パターンを形成するよう制御している。また、ヘッドユニットH1において、外側の領域となるH1−2及びH1−5が、内側の領域の領域となるヘッドユニットH1のH1−3及びH1−4よりも小さい吐出量のインク滴となるように、調整パターンを形成するよう制御している。
外側の領域は内側の領域よりも被記録媒体Pに着弾するインクの位置が変動しやすい。また、小さい吐出量のインク滴の方が被記録媒体Pに着弾するインクの位置が変動しやすい。
このため、上記構成により、変動のし易い条件でインクの吐出タイミングを調整することで、高い精度でインクの吐出タイミングを調整している。
また、図5で表されるように、本実施例の記録装置1は、搬送方向Aにおける両側の非着弾領域S1、S2及びS3の間の複数の位置で調整パターンを読み取り可能である。
具体的には、非着弾領域S1に対応する読取位置1と非着弾領域S2に対応する読取位置6との間である読取位置2から5の複数の位置で、調整パターンを読み取り可能である。そして、非着弾領域S2に対応する読取位置7と非着弾領域S3に対応する読取位置12との間である読取位置8から11の複数の位置で、調整パターンを読み取り可能である。
このため、1回の調整パターン形成動作で多くの調整パターンを形成可能であり、1回の調整パターン読取動作で多くの調整パターンを読み取り可能である。
具体的には、非着弾領域S1に対応する読取位置1と非着弾領域S2に対応する読取位置6との間である読取位置2から5の複数の位置で、調整パターンを読み取り可能である。そして、非着弾領域S2に対応する読取位置7と非着弾領域S3に対応する読取位置12との間である読取位置8から11の複数の位置で、調整パターンを読み取り可能である。
このため、1回の調整パターン形成動作で多くの調整パターンを形成可能であり、1回の調整パターン読取動作で多くの調整パターンを読み取り可能である。
しかしながら、調整パターンと非着弾領域とを方向Bと交差する方向において交互に位置させてもよい。このような構成とすることで、非着弾領域が増えるため、1回の調整パターン形成動作で形成可能な調整パターンの数は本実施例の構成よりは少なくなるものの、このような構成とした方が調整パターンを補正するための非着弾領域は近くなる。このため、被記録媒体Pの凹凸が発生した場合に、調整パターンと非着弾領域の凹凸の度合いが近くなるので、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を特に高い精度で調整することができる。
次に、制御部11による、調整パターンの読取結果を補正する補正動作について図5及び図8を用いて説明する。
図8は、本実施例の記録装置1における調整パターンの補正動作を説明するグラフである。
図8は、本実施例の記録装置1における調整パターンの補正動作を説明するグラフである。
制御部11は、該補正動作において、ノズル列Nの異なる各領域(H1−1からH1−6及びH2−1からH2−6)毎に、搬送方向Aにおける両側の非着弾領域である、非着弾領域S1及びS2、又は、非着弾領域S2及びS3の、夫々までの距離に応じて、調整パターンの補正比率を変更している。
詳細には、読取位置2は、非着弾領域S1までの距離と非着弾領域S2までの距離との比率に基づいて、非着弾領域S1(読取位置1)の読取結果(読取値)を80%、非着弾領域S2(読取位置6)の読取結果を20%、補正比率として採用している。同様に、読取位置3は、非着弾領域S1の読取結果を60%、非着弾領域S2の読取結果を40%、補正比率として採用している。また、読取位置4は、非着弾領域S1の読取結果を40%、非着弾領域S2の読取結果を60%、補正比率として採用している。また、読取位置5は、非着弾領域S1の読取結果を20%、非着弾領域S2の読取結果を80%、補正比率として採用している。
また、読取位置8は、非着弾領域S2(読取位置7)の読取結果を80%、非着弾領域S3(読取位置11)の読取結果を20%、補正比率として採用している。また、読取位置9は、非着弾領域S2の読取結果を60%、非着弾領域S3の読取結果を40%、補正比率として採用している。また、読取位置10は、非着弾領域S2の読取結果を40%、非着弾領域S3の読取結果を60%、補正比率として採用している。また、読取位置11は、非着弾領域S2の読取結果を20%、非着弾領域S3の読取結果を80%、補正比率として採用している。
すなわち、制御部11は、該補正動作において、搬送方向Aにおける両側の非着弾領域夫々までの距離(非着弾領域S1及びS2(S2及びS3)の位置から読取部16における読取位置までの距離)に応じて、方向Bと交差する方向において複数の位置の調整パターン夫々で補正方法を変更していると言える。
また、制御部11は、該補正動作において、搬送方向Aにおける両側の非着弾領域のうちの一方の非着弾領域までの距離と搬送方向Aにおける両側の非着弾領域のうちの他方の非着弾領域まで距離の比率に、一方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率と、他方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率とを、対応させていると言える。
このように、本実施例の記録装置1は、複数の位置の調整パターン夫々において距離が近い側の非着弾領域の読取結果を、距離が遠い側の非着弾領域の読取結果よりも優先して補正している。このため、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を特に高い精度で調整することが可能になっている。
また、制御部11は、該補正動作において、搬送方向Aにおける両側の非着弾領域のうちの一方の非着弾領域までの距離と搬送方向Aにおける両側の非着弾領域のうちの他方の非着弾領域まで距離の比率に、一方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率と、他方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率とを、対応させていると言える。
このように、本実施例の記録装置1は、複数の位置の調整パターン夫々において距離が近い側の非着弾領域の読取結果を、距離が遠い側の非着弾領域の読取結果よりも優先して補正している。このため、被記録媒体Pに着弾するインクの位置を特に高い精度で調整することが可能になっている。
図8は、非着弾領域S1の読取結果を60%、非着弾領域S2の読取結果を40%、補正比率として採用する読取位置3における補正例を表している。
制御部11は、センサー16による各々の読取値のうちの、読取位置1の読取値を60%、読取位置2の読取値を40%、採用して非着弾領域の換算値を演算する。
そして、読取位置3における調整パターンの読取値に対して、該非着弾領域の換算値に基づいて、調整パターンを補正し、読取位置3における調整パターンの換算値を演算する。
制御部11は、センサー16による各々の読取値のうちの、読取位置1の読取値を60%、読取位置2の読取値を40%、採用して非着弾領域の換算値を演算する。
そして、読取位置3における調整パターンの読取値に対して、該非着弾領域の換算値に基づいて、調整パターンを補正し、読取位置3における調整パターンの換算値を演算する。
図8においては、読取位置3におけるセンサー16の読取値としての光の反射強度は、補正前(調整パターンの読取値)では、方向Bにおける中央の調整パターンから3つプラス側にずれた位置が最大となっている。一方、該光の反射強度は、補正後(調整パターンの換算値)では、方向Bにおける中央の調整パターンの位置が最大となっている。
これは、本来、この光の反射強度が最大となる調整パターンは方向Bにおける中央の調整パターンであるところ、該補正を行わない場合は、この光の反射強度が最大となる調整パターンを中央の調整パターンから3つプラス側にずれた調整パターンと誤認識してしまうことを意味している。
ここで、この光の反射強度が最大となる調整パターンは、光学濃度が最小となる調整パターンであり、この調整パターンを吐出させたタイミングが適切な吐出タイミングに相当する。
すなわち、制御部11の制御により、このような補正を行うことで、このような補正を行わない場合よりも、より適切な吐出タイミングを選択できる。すなわち、被記録媒体Pに着弾するインクの位置をより高い精度で調整することが可能になっている。
これは、本来、この光の反射強度が最大となる調整パターンは方向Bにおける中央の調整パターンであるところ、該補正を行わない場合は、この光の反射強度が最大となる調整パターンを中央の調整パターンから3つプラス側にずれた調整パターンと誤認識してしまうことを意味している。
ここで、この光の反射強度が最大となる調整パターンは、光学濃度が最小となる調整パターンであり、この調整パターンを吐出させたタイミングが適切な吐出タイミングに相当する。
すなわち、制御部11の制御により、このような補正を行うことで、このような補正を行わない場合よりも、より適切な吐出タイミングを選択できる。すなわち、被記録媒体Pに着弾するインクの位置をより高い精度で調整することが可能になっている。
なお、本実施例の記録装置1では、このような補正動作を、搬送方向Aにおける両側の非着弾領域のうちの一方までの距離と他方までの距離の比率に、一方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率と、他方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率とを、対応させている。ただし、このような補正動作に限定されず、例えば、搬送方向Aにおける両側の非着弾領域のうちの近い方のみの非着弾領域の読取結果に基づいて補正する補正動作を実行させてもよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで、本発明について、もう一度まとめて説明する。
本発明の第1の態様の液体吐出装置1は、液体を吐出するノズル列Nを有しノズル列Nと交差する第1の方向Bに往復移動可能な吐出部4と、第1の方向Bと交差する第2の方向Aに媒体Pを搬送する搬送部5と、吐出部4から媒体Pに吐出された液体を読み取る読取部16と、を備え、吐出部4から吐出される前記液体の着弾位置を調整する調整パターンP1及びP2を媒体Pに形成する調整パターン形成動作と、調整パターンP1及びP2及び調整パターンP1及びP2の第2の方向Aにおける両側の媒体Pにおける前記液体の非着弾領域S1、S2及びS3を読取部16で読み取る調整パターン読取動作と、両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果に基づいて調整パターンP1及びP2の読取結果を補正する補正動作とを、実行可能に構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、調整パターンP1及びP2の第2の方向Aにおける両側の非着弾領域S1、S2及びS3を調整パターン読取動作で読み取り、該両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果に基づいて調整パターンP1及びP2の読取結果を補正することを実行可能である。このため、調整パターンP1及びP2の両側の非着弾領域S1、S2及びS3を読み取ることで、媒体Pにコックリングなどによる凹凸が生じても、該媒体Pの状態を考慮して調整パターンP1及びP2の読取結果を補正することができる。すなわち、媒体Pの状態によらず、媒体Pに着弾する液体の位置を高い精度で調整することができる。
本発明の第2の態様の液体吐出装置1は、前記第1の態様において、調整パターンP1及びP2は、第2の方向Aにおいて複数の位置に構成され、読取部16は、複数の位置の調整パターンP1及びP2を読み取り可能であることを特徴とする。
本態様によれば、読取部16は、第2の方向Aにおける複数の位置の調整パターンP1及びP2を読み取り可能である。このため、高い精度で媒体Pに着弾する液体の位置を調整することが可能になる。また、複数種類の調整をまとめて行うことが可能になる。
本発明の第3の態様の液体吐出装置1は、前記第2の態様において、前記複数の位置は、第2の方向Aにおける両側の非着弾領域S1及びS2(S2及びS3)の間の位置であることを特徴とする。
本態様によれば、前記複数の位置は、第2の方向Aにおける両側の非着弾領域S1及びS2(S2及びS3)の間の位置である。すなわち、両側の非着弾領域S1及びS2(S2及びS3)の間の複数の位置で調整パターンP1及びP2を読み取り可能である。このため、1回の調整パターン形成動作で多くの調整パターンP1及びP2を形成可能であり、1回の調整パターン読取動作で多くの調整パターンP1及びP2を読み取り可能である。
本発明の第4の態様の液体吐出装置1は、前記第3の態様において、前記補正動作は、両側の非着弾領域S1及びS2(S2及びS3)と読取部16との距離に応じて、前記複数の位置の調整パターンP1及びP2で補正方法を変更することを特徴とする。
本態様によれば、前記補正動作は、両側の非着弾領域S1及びS2(S2及びS3)と読取部16との距離、即ち、非着弾領域S1及びS2(S2及びS3)の位置から読取部16における読取位置までの距離に応じて、複数の位置の調整パターンP1及びP2夫々で補正方法を変更する。このため、例えば、複数の位置の調整パターンP1及びP2夫々において距離が近い側の非着弾領域の読取結果を、距離が遠い側の非着弾領域の読取結果よりも優先して補正することなどにより、媒体Pに着弾する液体の位置を特に高い精度で調整することができる。
本発明の第5の態様の液体吐出装置1は、前記第4の態様において、前記補正動作は、両側の非着弾領域S1及びS2(S2及びS3)のうちの一方の非着弾領域までの距離と両側の非着弾領域S1及びS2(S2及びS3)のうちの他方の非着弾領域まで距離の比率に、一方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率と、他方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率とを、対応させることを特徴とする。
本態様によれば、前記補正動作は、一方の非着弾領域までの距離と他方の非着弾領域まで距離の比率に、一方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率と、他方の非着弾領域の読取結果に基づく補正比率とを、対応させる。すなわち、複数の位置の調整パターンP1及びP2夫々において距離が近い側の非着弾領域の読取結果を、距離が遠い側の非着弾領域の読取結果よりも優先して補正する。このため、媒体Pに着弾する液体の位置を特に高い精度で調整することができる。
本発明の第6の態様の液体吐出装置1は、前記第2の態様において、非着弾領域は、第2の方向Aにおいて複数の位置に構成され、調整パターンP1及びP2と非着弾領域とは、第2の方向Aにおいて交互に位置することを特徴とする。
本態様によれば、調整パターンP1及びP2と非着弾領域とは第2の方向Aにおいて交互に位置する。このため、調整パターンを補正するための非着弾領域は近くなり、媒体Pに着弾する液体の位置を特に高い精度で調整することができる。
本発明の第7の態様の液体の吐出位置調整方法は、液体を吐出するノズル列Nを有しノズル列Nと交差する第1の方向Bに往復移動可能な吐出部4と、第1の方向Bと交差する第2の方向Aに媒体Pを搬送する搬送部5と、吐出部4から媒体Pに吐出された液体を読み取る読取部16と、を備える液体吐出装置1を用いて実行可能な液体の吐出位置調整方法であって、吐出部4から吐出される前記液体の着弾位置を調整する調整パターンP1及びP2を媒体Pに形成する調整パターン形成動作と、調整パターンP1及びP2及び調整パターンP1及びP2の第2の方向Aにおける両側の媒体Pにおける前記液体の非着弾領域S1、S2及びS3を読取部16で読み取る調整パターン読取動作と、両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果に基づいて前記調整パターンの読取結果を補正する補正動作とを、実行することを特徴とする。
本態様によれば、調整パターンの両側の非着弾領域S1、S2及びS3を調整パターン読取動作で読み取り、両側の非着弾領域S1、S2及びS3の読取結果に基づいて調整パターンP1及びP2の読取結果を補正する。このため、調整パターンP1及びP2の両側の非着弾領域S1、S2及びS3を読み取ることで、媒体Pにコックリングなどによる凹凸が生じても、該媒体Pの状態を考慮して調整パターンP1及びP2の読取結果を補正することができる。すなわち、媒体Pの状態によらず、媒体Pに着弾する液体の位置を高い精度で調整することができる。
1 記録装置、2 支持軸、3 媒体支持部、4 記録ヘッド(吐出部)、
5 搬送ローラー対(搬送部)、6 キャリッジ、7 駆動ローラー、
8 従動ローラー、9 テンションバー、10 巻取軸、11 制御部、
12 CPU、13 システムバス、14 ROM、15 RAM、
16 センサー(読取部)、17 ヘッド駆動部、18 モーター駆動部、
19 キャリッジモーター、20 搬送モーター、21 送出モーター、
22 巻取モーター、23 入出力部、24 PC、H1 ヘッドユニット、
H2 ヘッドユニット、N ノズル列、P 被記録媒体(媒体)、P1 基準パターン、
P2 往復調整パターン、R1 被記録媒体のロール、R2 被記録媒体のロール、
S1 非記録領域(非着弾領域)、S2 非記録領域(非着弾領域)、
S3 非記録領域(非着弾領域)
5 搬送ローラー対(搬送部)、6 キャリッジ、7 駆動ローラー、
8 従動ローラー、9 テンションバー、10 巻取軸、11 制御部、
12 CPU、13 システムバス、14 ROM、15 RAM、
16 センサー(読取部)、17 ヘッド駆動部、18 モーター駆動部、
19 キャリッジモーター、20 搬送モーター、21 送出モーター、
22 巻取モーター、23 入出力部、24 PC、H1 ヘッドユニット、
H2 ヘッドユニット、N ノズル列、P 被記録媒体(媒体)、P1 基準パターン、
P2 往復調整パターン、R1 被記録媒体のロール、R2 被記録媒体のロール、
S1 非記録領域(非着弾領域)、S2 非記録領域(非着弾領域)、
S3 非記録領域(非着弾領域)
Claims (7)
- 液体を吐出するノズル列を有し前記ノズル列と交差する第1の方向に往復移動可能な吐出部と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に媒体を搬送する搬送部と、
前記吐出部から前記媒体に吐出された液体を読み取る読取部と、を備え、
前記吐出部から吐出される前記液体の着弾位置を調整する調整パターンを前記媒体に形成する調整パターン形成動作と、前記調整パターン及び前記調整パターンの前記第2の方向における両側の前記媒体における前記液体の非着弾領域を前記読取部で読み取る調整パターン読取動作と、前記両側の前記非着弾領域の読取結果に基づいて前記調整パターンの読取結果を補正する補正動作とを、実行可能に構成されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記調整パターンは、前記第2の方向において複数の位置に構成され、
前記読取部は、前記複数の位置の前記調整パターンを読み取り可能であることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項2に記載の液体吐出装置において、
前記複数の位置は、前記第2の方向における前記両側の前記非着弾領域の間の位置であることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項3に記載の液体吐出装置において、
前記補正動作は、前記両側の前記非着弾領域と読取部との距離に応じて、前記複数の位置の前記調整パターンで補正方法を変更することを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項4に記載の液体吐出装置において、
前記補正動作は、前記両側の前記非着弾領域のうちの一方の前記非着弾領域までの距離と前記両側の前記非着弾領域のうちの他方の前記非着弾領域まで距離の比率に、前記一方の前記非着弾領域の読取結果に基づく補正比率と、前記他方の前記非着弾領域の読取結果に基づく補正比率とを、対応させることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項2に記載の液体吐出装置において、
前記非着弾領域は、前記第2の方向において複数の位置に構成され、
前記調整パターンと前記非着弾領域とは、前記第2の方向において交互に位置することを特徴とする液体吐出装置。 - 液体を吐出するノズル列を有し前記ノズル列と交差する第1の方向に往復移動可能な吐出部と、前記第1の方向と交差する第2の方向に媒体を搬送する搬送部と、前記吐出部から前記媒体に吐出された液体を読み取る読取部と、を備える液体吐出装置を用いて実行可能な液体の吐出位置調整方法であって、
前記吐出部から吐出される前記液体の着弾位置を調整する調整パターンを前記媒体に形成する調整パターン形成動作と、前記調整パターン及び前記調整パターンの前記第2の方向における両側の前記媒体における前記液体の非着弾領域を前記読取部で読み取る調整パターン読取動作と、前記両側の前記非着弾領域の読取結果に基づいて前記調整パターンの読取結果を補正する補正動作とを、実行することを特徴とする液体の吐出位置調整方法。
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JP2014196251A JP2016064620A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 液体吐出装置及び液体の吐出位置調整方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9662876B2 (en) | 2015-09-14 | 2017-05-30 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus and method of forming adjustment pattern check area |
US9669619B2 (en) | 2015-09-11 | 2017-06-06 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus and method of adjusting ejected-droplet position |
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-
2014
- 2014-09-26 JP JP2014196251A patent/JP2016064620A/ja active Pending
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