JP2009166423A - 記録制御装置、記録装置、記録制御プログラム - Google Patents

記録制御装置、記録装置、記録制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インク着弾順序の違いによって生じるバンド状の色むらを、より確実に防止する。
【解決手段】往路方向または復路方向の1回のヘッド走査と、1ノズル群ピッチ相当の用紙搬送動作と、を交互に実行しながら記録を行うに際して、各ノズルのデューティ値設定を、往路と復路で異なるように設定する。この記録方式においては、用紙上のドットが未だ形成されていない未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行うのが往路方向のヘッド走査時であり、その次に行う復路方向走査時においては、新たな未ドット形成領域と対向する位置にあるノズル群(偶数パスにおける第6ノズル群)は使用せず、その次に行う往路方向走査時に、前記新たな未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行う。これにより全てのバンドについてインク着弾順序が同一となり、インク着弾順の違いに起因する色むらがバンド状に発生することを確実に防止できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ファクシミリやプリンタ等に代表される記録装置において、被記録媒体を搬送する搬送手段と、被記録媒体にドットを形成する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを前記走査方向に往復動させるヘッド移動手段と、のこれらを制御する記録制御装置に関する。
また本発明は、前記記録制御装置を備えた記録装置、及び前記記録制御装置において実行される記録制御プログラムに関する。
以下、記録装置の一例としてのインクジェットプリンタを例にして説明する。インクジェットプリンタは、被記録媒体の一例としての記録用紙を搬送する搬送手段と、記録用紙にインク滴を吐出することによりドットを形成するドット形成要素としてのインク吐出ノズルを複数備えた記録ヘッドとを備え、記録ヘッドによる走査と、搬送手段による記録用紙の搬送動作と、のこれらを交互に実行することにより、記録ヘッドの走査方向に並ぶドットライン(ラスタラインなどと呼ばれる)を搬送方向に複数形成し、記録用紙に画像を形成する。
インクジェットプリンタにおいて記録用紙にドットを形成する方式は従来から種々存在しており、例えば、インターレース記録、フルオーバーラップ記録、部分オーバーラップ記録、などと呼ばれる記録方式が挙げられる。その中で例えば部分オーバーラップ記録は、記録ヘッドの両端側のノズルについて製造工程上ばらつきが生じ易いことに鑑み、記録ヘッドの両端側のノズルについて、1回のヘッド走査において形成するドット数を、本来形成可能な最大ドット数よりも少なくする(即ちデューティ値を小さくする)。そして不足するドットを次回以降のヘッド走査で補うようにして、ノズル特性(インク吐出角度など)に起因するバンディングを低減するものである(例えば特許文献1参照)。
各ノズルのデューティ値(「インク吐出比率」、「記録比率」などとも呼ばれる)のヘッド内における分布はマスクパターンなどと呼ばれるが、このマスクパターンを工夫することにより、更なる記録品質向上効果が得られる。特許文献2、3には、マスクパターンを工夫した従来技術の一例が示されている。
特開2006−297679号公報 特開2006−281574号公報 特開2002−292910号公報
ところでインクジェットプリンタにおいては、インク着弾順の違いに起因する色ムラが発生する場合がある。一例として、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクを吐出するノズル列がヘッド走査方向に沿って配置されている構成において、例えば紫色を形成する場合、往路方向走査時にはC→Mの順でインクが着弾するとすれば、復路方向走査時にはM→Cの順でインクが着弾する。
従って往路方向走査により形成されるバンド(用紙搬送方向に並ぶ複数のラスタライン。1回の用紙搬送量に相当する幅を持つ。)は、後に着弾したマゼンタ(M)の影響が大きい紫色となり、逆に復路方向走査により形成されるバンドは、後に着弾したシアン(C)の影響が大きい紫色となる。これにより、記録用紙の1回の搬送量に相当する幅のバンド状の色むらとして視認されてしまうこととなる。
特許文献3には、この様な問題に鑑みて、上記マスクパターンを色ごとに設定することによって色むらを抑えるようにしたインクジェット記録装置が記載されているが、上記マスクパターンを色ごとに設定した場合であっても、インク着弾順序の違いによるバンド状の色むらは完全には解消することができない。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、インク着弾順序の違いによって生じるバンド状の色むらを、より確実に防止することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、被記録媒体にドットを形成するドット形成要素を前記搬送方向に沿って複数備えて成るドット形成要素列を、前記搬送方向と直交する走査方向に複数備えた記録ヘッドと、前記記録ヘッドを第1方向およびその逆の走査方向である第2方向に移動させるヘッド移動手段と、のこれらを制御する記録制御装置であって、前記記録ヘッドの第1方向走査時において、被記録媒体上のドットが未だ形成されていない未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行った場合、前記搬送手段による被記録媒体の搬送動作を挟んでその次に行う前記記録ヘッドの第2方向走査時においては、前記ドット形成要素列のうち新たな未ドット形成領域と対向する位置にあるドット形成要素は使用せず、前記搬送手段による被記録媒体の搬送動作を挟んでその次に行う前記記録ヘッドの第1方向走査時に、前記新たな未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行うよう前記記録ヘッドを制御することを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体上のドットが未だ形成されていない未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行うのは、常に記録ヘッドの第1方向(往路方向または復路方向のいずれか)に限定されることとなるので、記録ヘッドの走査方向に複数配置されたドット形成要素列によるドット形成順序が常に同一となる。これにより、ドット形成要素が被記録媒体に対してインクの吐出を行うインク吐出ノズルである場合には、インク着弾順序が常に同一となり、インク着弾順序の違いによって生じるバンド状の色むらを、確実に防止することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係る記録制御装置において、当該記録制御装置は、前記ドット形成要素列のうち、前記搬送方向の中央部分を除いた端部に位置するドット形成要素によるドット形成を間引いて行う記録方式を実行可能であり、前記間引きを行う複数のドット形成要素の全てのドット形成比率が、同一に設定されていることを特徴とする
間引きを行う複数のドット形成要素のドット形成比率が異なるように設定されている場合には、前記間引きを行う複数のドット形成要素によって階調が形成され、これに伴い色むらが発生する虞があるが、本態様においては間引きを行う複数のドット形成要素のドット形成比率が同一に設定されているので、上記色むらの発生を防止することができる。
本発明の第3の態様は、被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、被記録媒体にドットを形成するドット形成要素を前記搬送方向に沿って複数備えて成るドット形成要素列を、前記搬送方向と直交する走査方向に複数備えた記録ヘッドと、前記記録ヘッドを第1方向およびその逆の走査方向である第2方向に移動させるヘッド移動手段と、のこれらを制御する記録制御装置であって、前記ドット形成要素列における各ドット形成要素の記録比率を表すマスクパターンを、前記記録ヘッドの第1方向走査時と第2方向走査時とで切り換える手段を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、前記ドット形成要素列における各ドット形成要素の記録比率を表すマスクパターンを、前記第1方向走査時と前記第2方向走査時とで切り換える手段を備えているので、前記マスクパターンの切り換えにより、記録ヘッドの走査方向に複数配置されたドット形成要素列によるドット形成順序を常に同一にすることができる。
本発明の第4の態様は、被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、被記録媒体にドットを形成するドット形成要素を前記搬送方向に沿って複数備えて成るドット形成要素列を、前記搬送方向と直交する走査方向に複数備えた記録ヘッドと、前記記録ヘッドを第1方向およびその逆の走査方向である第2方向に移動させるヘッド移動手段と、前記搬送手段、前記記録ヘッド、前記ヘッド移動手段、のこれらを制御する、第1から第3の態様のいずれかに係る記録制御装置と、を備えたことを特徴とする記録装置である。本態様によれば、記録装置において、上記第1から第3の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様は、被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、被記録媒体にドットを形成するドット形成要素を前記搬送方向に沿って複数備えて成るドット形成要素列を、前記搬送方向と直交する走査方向に複数備えた記録ヘッドと、前記記録ヘッドを第1方向およびその逆の走査方向である第2方向に移動させるヘッド移動手段と、のこれらを制御する記録制御装置において実行される記録制御プログラムであって、前記記録ヘッドの第1方向走査時において、被記録媒体上のドットが未だ形成されていない未記録領域に対して最初にドット形成を行うよう前記記録ヘッドに記録を実行させる手順と、前記搬送手段による被記録媒体の搬送動作を挟んでその次に行う前記記録ヘッドの第2方向走査時において、前記ドット形成要素列のうち新たな未記録領域と対向する位置にあるドット形成要素は使用せずにドット形成を行うよう前記記録ヘッドに記録を実行させる手順と、前記搬送手段による被記録媒体の搬送動作を挟んでその次に行う前記記録ヘッドの第1方向走査時において、前記新たな未記録領域に対して最初にドット形成を行うよう前記記録ヘッドに記録を実行させる手順と、を含むことを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体上のドットが未だ形成されていない未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行うのは、常に記録ヘッドの第1方向(往路方向または復路方向のいずれか)に限定されることとなるので、記録ヘッドの走査方向に複数配置されたドット形成要素列によるドット形成順序が常に同一となる。これにより、ドット形成要素が被記録媒体に対してインクの吐出を行うインク吐出ノズルである場合には、インク着弾順序が常に同一となり、インク着弾順序の違いによって生じるバンド状の色むらを、確実に防止することができる。
以下、図1乃至図9を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は本発明に係る「記録装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図、図2は同要部側面図、図3は本発明に係る記録制御装置50及びその周辺の構成を示すブロック図、図4(A)はヘッド構成を示す図、図4(B)は記録方式を図示する際の凡例を示す図である。また図5、図6、図8は本発明に係る記録方式と比較する為の比較例に係る記録方式を示す説明図、図7、図9は本発明に係る記録方式を示す説明図である。
先ず、図1及び図2を参照しながらプリンタ1の構成について概説する。プリンタ1は、例えばJIS規格のA0判やB0判などといった比較的大型サイズの幅を有するロール紙(被記録媒体)Pにまで記録できる大型のプリンタであり、ロール紙供給部3及び記録実行部4を備えた本体部2と、排紙受け部5とを備えて構成されている。
本体部2はベース9に立設された支柱8の上部に設けられており、記録の行われたロール紙Pを斜め下方に排出する排出口6を有している。排出口6の下方にはスタッカ10の開口部7が位置しており、記録の行われたロール紙Pが排出口6から開口部7へ向けて排出され、スタッカ10によって受け止められる。
ロール紙供給部3にはロール紙ロール(以下「ロール」と言う)Rが収納可能に構成され、ロールRからロール紙Pが繰り出され、記録を実行する記録実行部4へと斜め下方へ供給される。図2において符号15はロール紙ホルダを示しており、中空の軸芯を有するロールRの前記軸芯を挿通するスピンドル(図示せず)とその両端部に設けられる鍔部(図示円盤状部材)とを備えて構成され、このロール紙ホルダ15に、ロールRがセットされる。ロール紙供給時には、ロール紙ホルダ15が図示を省略する駆動機構により回転駆動されることにより、ロール紙Pが下流側に供給される。
記録実行部4は、ロール紙Pに対しインクを吐出する記録ヘッド17と、記録ヘッド17と対向配置される案内部材25と、記録ヘッド17の上流側に設けられ、ロール紙Pを下流側へ搬送する搬送駆動ローラ23及びこれに圧接する搬送従動ローラ24と、を備えている。
記録ヘッド17はキャリッジ16に設けられ、キャリッジ16は、記録ヘッド17の走査方向(図2の紙面表裏方向:以下「主走査方向」と言う)に延びるガイド軸18と、同様に主走査方向に延びるガイド板19と、によってガイドされながら、図示しないモータの動力を受けて主走査方向に往復動する。
符号12は主走査方向に延びるベースフレームを示しており、このベースフレーム12には複数の支持部材30が主走査方向にほぼ一定スパンで取り付けられ、この複数の支持部材30によって、ガイド軸18が適宜の支持間隔で下方から支持された状態となっている。また複数の支持部材27が支持部材30と同様に主走査方向にほぼ一定スパンで取り付けられ、そしてガイド板19が支持された状態となっている。
キャリッジ16において主走査方向両側にはそれぞれ軸受装置33が設けられており、この軸受装置33をガイド軸18が挿通した状態となることにより、キャリッジ16がガイド軸18によって支持された状態となっている。
ガイド軸18に対しガイド板19はロール紙搬送方向上流側に所定の間隔を置いた位置に配置されており、一方でキャリッジ16にはスライダ31a、31bがガイド板19を挟持する様に設けられていて、キャリッジ16の移動動作に伴いスライダ31a、31bがガイド板19と摺接するようになっている。
以上の構成により、キャリッジ16が、その自重の殆ど全てをガイド軸18に掛け、またガイド軸18を中心とする回動傾向(図2では反時計回り方向)が、ガイド板19によって止められ、そして記録ヘッド17と案内部材25との距離が規定されるようになっている。
そして記録ヘッド17の下流側には、図示を省略する用紙吸引部が設けられており、この用紙吸引部によって記録ヘッド17の下流側においてロール紙Pが浮き上がらないように規制状態に置かれ、ロール紙Pの浮き上がりによる記録品質の低下が防止されるようになっている。
続いて図3を参照しながら、プリンタ1の各種制御を行う記録制御装置50について説明する。記録制御装置50は、プリンタ1に記録データやその他の情報を送信するホスト・コンピュータ100との間でデータの送受信が可能に構成され、ホスト・コンピュータ100とのインタフェースであるIF51と、ASIC52、RAM53、PROM54及びEEPROM55、CPU56、タイマIC57、DCユニット58、紙送り(PF)モータドライバ61、キャリッジ(CR)モータドライバ60、ヘッドドライバ59、を備えている。
CPU56はプリンタ1を制御する為に必要な各種制御プログラム(本発明に係る記録制御プログラムを含む)を実行する為の演算処理やその他必要な演算処理を行い、タイマIC57は、CPU56に対して各種処理に必要な周期的な割り込み信号を発生させる。ASIC52は、ホスト・コンピュータ100からIF51を介して送信される記録データに基づいて記録解像度や記録ヘッド17の駆動波形等を制御するものである。RAM53は、ASIC52およびCPU56の作業領域や他のデータの1次格納領域として用いられ、PROM54およびEEPROM55には、上記制御プログラム、および処理に必要なデータ等が格納されている。
DCユニット58は、DCモータ(CRモータ62及びPFモータ66)の速度制御を行う為の制御回路であり、図示を省略するPID制御部、加速制御部、PWM制御回路等を有している。DCユニット58は、CPU56から送られてくる制御命令や、ロータリエンコーダ69、リニアエンコーダ64、等の各種センサ(検出手段)からの出力信号に基づいてDCモータの速度制御を行う為の各種演算を行い、CRモータドライバ60及びPFモータドライバ61へ信号を送出する。
PFモータドライバ61は、DCユニット58の制御の下、前述した搬送駆動ローラ23の駆動源であるPFモータ66を駆動制御する。尚、符号68は無端ベルト、符号67は搬送駆動ローラ23の軸端に取り付けられる従動プーリ、を示している。
CRモータドライバ60は、DCユニット58の制御の下、CRモータ62を駆動制御することによりキャリッジ16を主走査方向に往復動させ、または停止・保持させ、ヘッドドライバ59は、CPU56の制御の下、ホスト・コンピュータ100から送信された記録データに従って記録ヘッド17を駆動制御する。
符号63はCRモータ62の回転軸に取り付けられた駆動プーリ62aと、図示しない従動プーリとの間に係回される無端ベルトを示しており、当該無端ベルト63の一部にキャリッジ16が固定される。以上の様にキャリッジ16を主走査方向に駆動する手段が記録ヘッド17を主走査方向(第1方向、およびその逆方向の第2方向)に移動させるヘッド移動手段を構成する。
CPU56およびDCユニット58には、搬送駆動ローラ23(PFモータ66)の回転量、回転方向、回転速度を検出する為のロータリエンコーダ69からの出力信号と、キャリッジ16の主走査方向における絶対位置を検出するリニアエンコーダ64からの出力信号とが与えられる。
ロータリエンコーダ69は、外周部に多数の透光部を有する円盤状スケール69bと、透光部に対して発光する発光部および前記透光部を通過した光を受光する受光部を備えた検出部69aと、を有している。そして円盤状スケール69bの回動に従って、検出部69aが透光部を通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とを出力する。
記録制御装置50は、この様なロータリエンコーダ69からの出力信号を受信することによって、搬送駆動ローラ23の回転量、回転速度、回転方向を算出し、これにより、目的とするロール紙Pの紙送り制御を実行することができる様になっている。
リニアエンコーダ64は、主走査方向に長い符号板64bと、該符号板64bにおいて主走査方向に複数形成された透光部に対して発光する発光部および前記透光部を通過した光を受光する受光部を備えた検出部64aを有している。検出部64aは、前記透光部を通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とを出力し、記録制御装置50は、この様な検出部64aからの出力信号を受信することによって、キャリッジ16の主走査方向における位置や速度を算出する。
以上がプリンタ1の大略構成であり、以下、図4乃至図9を参照しながら記録制御装置50が実行する記録方式(記録制御プログラム)について詳説する。
図4(A)に示すように、記録ヘッド17は、ドット形成要素としてのインク吐出ノズル(#1ノズル〜#nノズル)を用紙搬送方向に沿って複数備えるノズル列(符号17A〜17Dで示す各ノズル列)を、ヘッド走査方向に複数備えている。尚、図4(A)において各ノズル列のノズルは用紙搬送方向に沿って直線状に並べられているが、用紙搬送方向に沿って千鳥状に並べることにより、更に高密度に配置することもできる。
ここで本実施形態において、ノズル列17Aはシアン(C)インクを吐出するものとし、同様にノズル列17Bはマゼンタ(M)インク、ノズル列17Cはイエロー(Y)インク、ノズル列17Dはブラック(K)インク、をそれぞれ吐出するものとする。また、各ノズル列17A〜17Dの配置順と、記録ヘッド17の往路方向及び復路方向との関係は図示する通りであり、従って記録ヘッド17の往路方向走査時は、各色のインクはC→M→Y→Kの順に着弾し、復路方向走査時は、その逆にK→Y→M→Cの順に着弾する。
本実施形態に係る記録制御装置50は、用紙搬送方向に沿って並べられたインク吐出ノズルを複数のノズル群(図4(A)の例では第1〜第6の6つのノズル群)に分割し、それぞれのノズル群ごとに、インク吐出デューティ値(図中においては「duty」と簡易表記する)を設定する。尚、ノズル群番号及びインク吐出ノズル番号(#1〜#n)と、用紙搬送方向との関係は図示する通りである。
ここで、以下で参照する図5〜図9においては、各ノズル群は正方形で簡略図示すると同時に、ハッチングの手法によって各ノズル群のインク吐出デューティ値を表現するものとする。例えば、図4(B)の凡例−1において、第3、第4ノズル群のインク吐出デューティ値は100%であり、これは正方形内の100%ハッチングによって表現する。
また第2、第5ノズル群はインク吐出デューティ値50%であり、この場合は正方形内の50%ハッチングによって表現する。また第1、第6ノズル群はインク吐出デューティ値0%(インク吐出しない)であり、この場合は正方形内のハッチングなしによって表現する。
また図4(B)の凡例−2において、第1、第2ノズル群のインク吐出デューティ値は、搬送方向の最も下流側端部(#1ノズル)で0%であり、そこから上流側に向かうに従って線形的に増加して、第2ノズル群の最も上流側端部で100%となる。従ってこの場合はハッチング領域の形状を変化させることによって表現する。
同様に第5、第6ノズル群については、図示するように搬送方向の上流側端部に向かうに従ってインク吐出デューティ値が100%から0%へと線形的に減少するので、これをハッチング領域の形状を変化させることによって表現する。
尚、図5〜図9においては、1回のヘッド走査を「パス」と表記し、また各パスの下にはそのパスが往路方向走査の場合には(往)を付記し、復路走査の場合には(復)を付記している。また、1回の用紙搬送動作を挟んでその後に行われるヘッド走査により新たにドットが形成される領域を「バンド」と表記し、各バンド番号の横には、そのバンドが完成するまでのヘッド走査の属性及びインク吐出デューティ値をパス順に付記している。
例えば、往路方向走査においてデューティ値50%の記録の場合は「往50」と表記し、復路パスにおいてデューティ値100%の記録の場合は「復100」と表記する。尚、図5〜図9においてはバンド1より上側の領域は記録が行われない領域であるが、記録方式の説明の便宜上、この領域と対向するノズル群もインクを吐出するものとして表している。
<<比較例1、2>>
以下、図5及び図6を参照しながら比較例(本発明に属さない記録方式)1、2について説明する。図5及び図6に示す記録方式は、いずれも搬送方向に沿って複数配置されたノズル群(第1〜第6ノズル群)のうち中央部分を除いた上流側と下流側のノズル群、より具体的には第1、第2、第5、第6のこれらノズル群に属するインク吐出ノズルについて、1回のヘッド走査におけるデューティ値を小さく設定する(間引き吐出を行う)、所謂部分オーバーラップ記録方式であり、1つのバンドを複数回のヘッド走査により完成させる。
尚、図5、図6の例では6回のヘッド走査により1つのバンドが完成するが、6回のヘッド走査によるデューティ値の積算値が100%より大きい400%となっているのは、得ようとするヘッド走査方向の解像度が、1回のヘッド走査によって形成可能なドットの解像度よりも大きく設定されている為である(後に説明する図7〜図9に示す例についても同様)。
図5の比較例1では、往路方向または復路方向の1回のヘッド走査と、1ノズル群ピッチ相当の用紙搬送動作と、を交互に実行しながら記録を行うに際して、第1、第2、第5、第6、の各ノズル群のデューティ値を50%に設定し、第3、第4、の各ノズル群のデューティ値を100%に設定する。
そして1回目のヘッド走査(パス1)は往路方向走査であり、2回目のヘッド走査(パス2)は復路方向走査であり、以下奇数パスは往路方向走査、偶数パスは復路方向走査となっている。尚、本比較例1において、往路方向での各ノズルのデューティ値設定(マスクパターン)と、復路方向での各ノズルのデューティ値設定(マスクパターン)と、は同じである。
パス1〜6によって最初に完成するバンド1については、当該バンド1が未ドット形成状態(未ドット形成領域)のときに最初にドットを形成するのがパス1(往路方向走査)における第6ノズル群であり、即ち往路パスにおいてデューティ値50%の記録から実行される。次いで復路パス(パス2)においてデューティ値50%の記録が実行され、以降、往100→復100→往50→復50、の順に記録が実行される。
しかしながらその次のバンド2については、バンド1とは逆に、復路パスによって最初の記録が行われ、即ち復50→往50→復100→往100→復50→往50、の順に記録が実行される。従って比較例1の記録方式は、インク着弾順の異なるバンドが交互に形成されることとなり、これによりインク着弾順の違いに起因する色むらがバンド状に発生することとなる。
これは図6に示す比較例2についても同様であり、比較例2の場合は比較例1とは異なり第1、第2、第5、第6の各ノズル群のデューティ値を0%から100%へと線形に変化させているが、往路方向走査時と復路方向走査時とでこの設定(マスクパターン)が同じであるので、比較例1と同様に奇数バンドと偶数バンドとでインク着弾順に違いが生じ、これによりこれによりインク着弾順の違いに起因する色むらがバンド状に発生することとなる。
<<本発明の実施例1>>
次に、図7を参照しつつ上記比較例1、2を比較対象とする、本発明の実施例1について説明する。本実施例1においては、往路方向または復路方向の1回のヘッド走査と、1ノズル群ピッチ相当の用紙搬送動作と、を交互に実行しながら記録を行うに際して、上記比較例1、2とは異なり、往路方向(本実施例ではこれを第1方向とする)での各ノズルのデューティ値設定(マスクパターン)と、復路方向(本実施例ではこれを第2方向とする)での各ノズルのデューティ値設定(マスクパターン)と、を少なくとも一部において異なるように設定する。
具体的には、往路方向のヘッド走査時においては、第1、第2、第5、第6、の各ノズル群のデューティ値を一律50%に設定し、第3、第4、の各ノズル群のデューティ値を100%に設定する。しかし復路方向のヘッド走査時においては、第1、第6の各ノズル群のデューティ値を0%(吐出しない)に設定し、第2〜第5の各ノズル群のデューティ値を100%に設定する。
この様な設定により、用紙搬送方向に並ぶ各バンドは5回のヘッド走査により完成することとなるが、パス1〜5によって最初に完成するバンド1については、当該バンド1の記録領域に対して最初にドットを形成するのがパス1(往路方向走査)における第6ノズル群であり、即ち往50→復100→往100→復100→往50、の順に記録が実行されてバンドが完成する。
そして次のバンド2についても、パス1〜5によってバンドが完成し、即ち往50→復100→往100→復100→往50、の順に記録が実行されてバンドが完成する。以降同様に、全てのバンドについて、往50→復100→往100→復100→往50、の順に記録が実行されてバンドが完成する。即ち、全てのバンドについて最初に記録を行うヘッド走査が往路方向に限定されることとなり、従って全てのバンドについてインク着弾順序が同一となるので、インク着弾順の違いに起因する色むらがバンド状に発生することが無い。
この記録方式においては、用紙上のドットが未だ形成されていない未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行うのが往路方向のヘッド走査時であり、その次に行う復路方向走査時においては、新たな未ドット形成領域と対向する位置にあるノズル群(図7の例では、パス2、4、6、8、・・・の各パスにおける第6ノズル群)は使用せず、その次に行う往路方向走査時に、前記新たな未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行う。このような記録方式により、全てのバンドについてインク着弾順序が同一となり、インク着弾順の違いに起因する色むらがバンド状に発生することを確実に防止できる。
また、往路方向のヘッド走査時においては、第1、第2、第5、第6、の各ノズル群のデューティ値を一律50%に設定する、即ち間引きを行うノズルにより形成されるバンドに階調が形成されないので、間引きを行うノズルにより形成されるバンドに階調が形成されることに伴う色むらが発生しない。
<<比較例3>>
以下、図8を参照しながら比較例(本発明に属さない記録方式)3について説明する。図8に示す記録方式は、搬送方向に沿って複数配置されたノズル群(第1〜第5ノズル群)のうち上流側と下流側のノズル群、より具体的には第1、第5、のこれらノズルに属するインク吐出ノズルについて、1回のヘッド走査におけるデューティ値を小さく設定する、所謂部分オーバーラップ記録方式であり、1つのバンドを複数回のヘッド走査により完成させる。
図8の比較例3では、往路方向または復路方向の1回のヘッド走査と、1ノズル群ピッチ相当の用紙搬送動作と、を交互に実行しながら記録を行うに際して、第1、第5、の各ノズル群のデューティ値を0〜50%に変化させて設定し、第2〜第4の各ノズル群のデューティ値を100%に設定する。そして往路方向での各ノズルのデューティ値設定(マスクパターン)と、復路方向での各ノズルのデューティ値設定(マスクパターン)と、は同じに設定される。
この比較例3では、5回のヘッド走査により1つのバンドが完成するが、往路方向走査時と復路方向走査時とで各ノズル群のデューティ値設定が同じであるので、上述した比較例1、2と同様に、図示するように奇数バンドと偶数バンドとでインク着弾順に違いが生じ、これによりこれによりインク着弾順の違いに起因する色むらがバンド状に発生することとなる。
<<本発明の実施例2>>
次に、図9を参照しつつ本発明の実施例2について説明する。本実施例においては、実施例1と同様に、往路方向(本実施例ではこれを第2方向とする)での各ノズルのデューティ値設定(マスクパターン)と、復路方向(本実施例ではこれを第1方向とする)での各ノズルのデューティ値設定(マスクパターン)と、を少なくとも一部において異なるように設定する。
具体的には、往路方向または復路方向の1回のヘッド走査と、1ノズル群ピッチ相当の用紙搬送動作と、を交互に実行しながら記録を行うに際して、往路方向のヘッド走査時においては、第1〜第4の各ノズル群のデューティ値を一律100%に設定し、第5ノズル群のデューティ値を0%(吐出しない)に設定する。しかし復路方向のヘッド走査時においては、第1ノズル群のデューティ値を0%(吐出しない)に設定し、第2〜第5の各ノズル群のデューティ値を100%に設定する。
この様な設定により、用紙搬送方向に並ぶ各バンドは4回のヘッド走査により完成することとなるが、パス2〜5によって最初に完成するバンド1については、当該バンド1の記録領域に対して最初にドットを形成するのがパス2(復路方向走査)における第4ノズル群であり、即ち復100→往100→復100→往100、の順に記録が実行されてバンドが完成する。
そして次のバンド2についても、パス2〜5によってバンドが完成し、即ち復100→往100→復100→往100、の順に記録が実行されてバンドが完成する。以降同様に、全てのバンドについて、復100→往100→復100→往100、の順に記録が実行されてバンドが完成する。即ち、全てのバンドについて最初に記録を行うヘッド走査が復路方向に限定されることとなり、従って全てのバンドについてインク着弾順序が同一となるので、インク着弾順の違いに起因する色むらがバンド状に発生することが無い。
この記録方式においては、用紙上のドットが未だ形成されていない未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行うのが復路方向のヘッド走査時であり、その次に行う往路方向走査時においては、新たな未ドット形成領域と対向する位置にあるノズル群(図9の例では、パス1、3、5、7、9、・・・の各パスにおける第5ノズル群)は使用せず、その次に行う復路方向走査時に、前記新たな未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行う。このような記録方式により、全てのバンドについてインク着弾順序が同一となり、インク着弾順の違いに起因する色むらがバンド状に発生することを確実に防止できる。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 本発明に係るプリンタの要部側面図。 本発明に係る記録制御装置及びその周辺の構成を示すブロック図。 (A)はヘッド構成を示す図、(B)は記録方式を図示する際の凡例を示す図。 本発明に係る記録方式と比較する為の比較例に係る記録方式を示す説明図。 本発明に係る記録方式と比較する為の比較例に係る記録方式を示す説明図。 本発明に係る記録方式を示す説明図。 本発明に係る記録方式と比較する為の比較例に係る記録方式を示す説明図。 本発明に係る記録方式を示す説明図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 本体部、3 ロール紙供給部、4 記録実行部、5 排紙受け部、6 ロール紙排出口、7 開口部、8 支柱、9 ベース、10 ロール紙スタッカ、12 ベースフレーム、15 ロール紙ホルダ、16 キャリッジ、17 記録ヘッド、18 ガイド軸、19 ガイド板、23 搬送駆動ローラ、24 搬送従動ローラ、25 案内部材、27 支持部材、30 支持部材、31a、31b スライダ、33 軸受装置、50 制御手段、51 IF、52 ASIC、53 RAM、54 ROM、55 EEPROM、56 CPU、57 タイマIC、58 DCユニット、59 ヘッドドライバ、60 キャリッジ(CR)モータドライバ、61 紙送り(PF)モータドライバ、62 キャリッジ(CR)モータ、64 リニアエンコーダ、66 紙送り(PF)モータ、69 ロータリエンコーダ、P ロール紙、R ロール紙

Claims (5)

  1. 被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    被記録媒体にドットを形成するドット形成要素を前記搬送方向に沿って複数備えて成るドット形成要素列を、前記搬送方向と直交する走査方向に複数備えた記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを第1方向およびその逆の走査方向である第2方向に移動させるヘッド移動手段と、
    のこれらを制御する記録制御装置であって、
    前記記録ヘッドの第1方向走査時において、被記録媒体上のドットが未だ形成されていない未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行った場合、前記搬送手段による被記録媒体の搬送動作を挟んでその次に行う前記記録ヘッドの第2方向走査時においては、前記ドット形成要素列のうち新たな未ドット形成領域と対向する位置にあるドット形成要素は使用せず、前記搬送手段による被記録媒体の搬送動作を挟んでその次に行う前記記録ヘッドの第1方向走査時に、前記新たな未ドット形成領域に対して最初にドット形成を行うよう前記記録ヘッドを制御する、
    ことを特徴とする記録制御装置。
  2. 請求項1に記載の記録制御装置において、当該記録制御装置は、前記ドット形成要素列のうち、前記搬送方向の中央部分を除いた端部に位置するドット形成要素によるドット形成を間引いて行う記録方式を実行可能であり、
    前記間引きを行う複数のドット形成要素の全てのドット形成比率が、同一に設定されていることを特徴とする記録制御装置。
  3. 被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    被記録媒体にドットを形成するドット形成要素を前記搬送方向に沿って複数備えて成るドット形成要素列を、前記搬送方向と直交する走査方向に複数備えた記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを第1方向およびその逆の走査方向である第2方向に移動させるヘッド移動手段と、
    のこれらを制御する記録制御装置であって、
    前記ドット形成要素列における各ドット形成要素の記録比率を表すマスクパターンを、前記記録ヘッドの第1方向走査時と第2方向走査時とで切り換える手段を備えている、
    ことを特徴とする記録制御装置。
  4. 被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    被記録媒体にドットを形成するドット形成要素を前記搬送方向に沿って複数備えて成るドット形成要素列を、前記搬送方向と直交する走査方向に複数備えた記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを第1方向およびその逆の走査方向である第2方向に移動させるヘッド移動手段と、
    前記搬送手段、前記記録ヘッド、前記ヘッド移動手段、のこれらを制御する、請求項1から3のいずれか1項に記載の記録制御装置と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  5. 被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    被記録媒体にドットを形成するドット形成要素を前記搬送方向に沿って複数備えて成るドット形成要素列を、前記搬送方向と直交する走査方向に複数備えた記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを第1方向およびその逆の走査方向である第2方向に移動させるヘッド移動手段と、
    のこれらを制御する記録制御装置において実行される記録制御プログラムであって、
    前記記録ヘッドの第1方向走査時において、被記録媒体上のドットが未だ形成されていない未記録領域に対して最初にドット形成を行うよう前記記録ヘッドに記録を実行させる手順と、
    前記搬送手段による被記録媒体の搬送動作を挟んでその次に行う前記記録ヘッドの第2方向走査時において、前記ドット形成要素列のうち新たな未記録領域と対向する位置にあるドット形成要素は使用せずにドット形成を行うよう前記記録ヘッドに記録を実行させる手順と、
    前記搬送手段による被記録媒体の搬送動作を挟んでその次に行う前記記録ヘッドの第1方向走査時において、前記新たな未記録領域に対して最初にドット形成を行うよう前記記録ヘッドに記録を実行させる手順と、
    を含むことを特徴とする記録制御プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011183794A (ja) * 2010-02-09 2011-09-22 Seiko I Infotech Inc 記録装置及び記録方法
JP2014065276A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Toshiba Tec Corp 画像形成装置
JP2015066716A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 セイコーエプソン株式会社 記録装置及び記録方法

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