JP4269712B2 - テストパターン作成方法及び印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の補正用パターンの中からいずれかの補正用パターンを選択して補正量を決定するためのテストパターンに関する。また、このようなテストパターンの作成方法やテストパターンを印刷する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷用紙、布、フィルム等の各種の媒体に画像を印刷する印刷装置として、インクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタでは、ノズルからインクを吐出する印刷動作(吐出動作)と、媒体を搬送方向に移動させる搬送動作(移動動作)と、を交互に繰り返し、印刷を行っている。
【0003】
図23Aは、このようなインクジェットプリンタによる印刷の説明図である。複数のノズルを有するヘッド131が走査方向に移動し、ノズルからインクが吐出され、印刷用紙上にヘッドの幅の帯状のパターン(バンドパターン)BP1が形成される。次に、搬送機構(不図示)が、ヘッド131の幅に相当する搬送量で、印刷用紙を搬送方向に搬送する。その後、プリンタは、同様の吐出動作と移動動作(搬送動作)とを繰り返し、印刷用紙上にバンドパターンBP2、BP3…を搬送方向に繋げて画像を形成する。
搬送動作を行う搬送機構はモータや歯車などの構成要素を用いて印刷用紙を搬送するため、搬送量に誤差が発生することがある。
【0004】
図23Bは、搬送誤差がある場合の印刷の説明図である。搬送誤差のため、目標とする搬送量(目標搬送量)よりも多い搬送量にて搬送機構が印刷用紙を搬送すると、バンドパターンBP1とバンドパターンBP2との境界のように、バンドパターン間に隙間が生じ、色の淡い縞模様(「明バンディング」・「白バンディング」・「淡バンディング」とも呼ばれる)が生じる。また、搬送誤差のため、目標搬送量よりも少ない搬送量にて搬送機構が印刷用紙を搬送すると、バンドパターンBP2とバンドパターンBP3との境界のように、バンドパターン間で重なりが生じ、色の濃い縞模様(「暗バンディング」・「黒バンディング」・「濃バンディング」とも呼ばれる)が生じる。このようなバンディングの発生は、画質の低下の原因となる。
そこで、このような搬送誤差の影響を抑えるため、搬送動作の際に目標搬送量を補正している(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−71475号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
目標搬送量に対する補正量を決定するため、搬送誤差の量を検出する手段として、試験用のパターン(テストパターン)が印刷される。テストパターンには、目標搬送量に対する補正量を段階的に変化させた複数の補正用パターンが印刷される。そして、複数の補正用パターンのうちの最適なパターンを選択することによって、搬送誤差を検出し、適正な補正が行えるように補正量を決定する。
テストパターンに形成された1つ1つの補正用パターンは、それぞれ特定の補正量と対応している。したがって、テストパターンの検査者は、複数の補正用パターンの中から最適なパターンを的確に選択しなければならない。一方、プリンタの製造工程において、たくさんの数のプリンタの検査を行うため、テストパターンの検査者は、複数の補正用パターンの中から最適なパターンを迅速に選択しなければならない。なお、テストパターンの検査の的確性・迅速性は、搬送量補正用のテストパターンに限られず、他の補正用テストパターンであっても求められるものである。
本発明は、検査者が最適な補正用パターンを選択し易いようなテストパターンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための主たる第1の本発明は、それぞれ異なる補正量に対応する複数の補正用パターンを有し、前記複数の補正用パターンの中からいずれかの補正用パターンを選択して前記補正量を決定するためのテストパターンであって、第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第1パターン群と、前記第1パターン群と第2方向に隣接して前記第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第2パターン群とを有し、前記第2パターン群のそれぞれの補正用パターンは、前記第1方向に関して、前記第1パターン群の複数の補正用パターンのうちのいずれか2つの補正用パターンの間になるように配置され、この第2パターン群の補正用パターンに対応する前記補正量は、前記2つの補正用パターンに対応する前記補正量の間であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための主たる第2の本発明は、それぞれ異なる補正量に対応する複数の補正用パターンを有し、前記複数の補正用パターンの中からいずれかの補正用パターンを選択して前記補正量を決定するためのテストパターンであって、前記複数の補正用パターンは、対応する前記補正量の順に、千鳥列状に配置されることを特徴とする。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにされる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
それぞれ異なる補正量に対応する複数の補正用パターンを有し、前記複数の補正用パターンの中からいずれかの補正用パターンを選択して前記補正量を決定するためのテストパターンであって、第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第1パターン群と、前記第1パターン群と第2方向に隣接して前記第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第2パターン群とを有し、前記第2パターン群のそれぞれの補正用パターンは、前記第1方向に関して、前記第1パターン群の複数の補正用パターンのうちのいずれか2つの補正用パターンの間になるように配置され、この第2パターン群の補正用パターンに対応する前記補正量は、前記2つの補正用パターンに対応する前記補正量の間であることを特徴とするテストパターン。このようなテストパターンによれば、テストパターンの検査者は、最適な補正用パターンの選択を的確かつ迅速に行うことができる。
【0009】
かかるテストパターンであって、前記複数の補正用パターンは、前記第1方向に関して、前記補正量の順に、配置されることが望ましい。このようなテストパターンによれば、まず検査者は、第1パターン群の中から好適なパターンを選択することになる。第1パターン群の中での補正用パターンの状態の変化は大きいので、検査者は容易に第1パターン群の中から好適なパターンを選択することができる。また、第1パターン群は第1方向に沿って配置されているため、検査者は主に第1方向に沿って目を動かすだけで第1パターン群の補正用パターンを比較できるので、検査が容易になる。さらに、このようなテストパターンによれば、検査者は、選択された好適なパターンと、その前後にある第2パターン群の補正用パターンとを比較することになる。また、第1群の中から選択された好適なパターン及びその前後の第2パターン群の補正用パターンは、ほぼ第2方向に沿って配置されているため、検査者は主に第2方向に沿って目を動かすだけで補正用パターンを比較できるので、検査が容易になる。
【0010】
かかるテストパターンであって、前記第1方向に関して、前記第1パターン群の補正用パターンと前記第1パターン群の補正用パターンとが交互に配置されることが望ましい。このようなテストパターンによれば、まず検査者は、第1パターン群の中から好適なパターンを選択することになる。第1パターン群の中での補正用パターンの状態の変化は大きいので、検査者は容易に第1パターン群の中から好適なパターンを選択することができる。また、第1パターン群は第1方向に沿って配置されているため、検査者は主に第1方向に沿って目を動かすだけで第1パターン群の補正用パターンを比較できるので、検査が容易になる。さらに、このようなテストパターンによれば、検査者は、選択された好適なパターンと、その前後にある第2パターン群の補正用パターンとを比較することになる。また、第1群の中から選択された好適なパターン及びその前後の第2パターン群の補正用パターンは、ほぼ第2方向に沿って配置されているため、検査者は主に第2方向に沿って目を動かすだけで補正用パターンを比較できるので、検査が容易になる。
【0011】
かかるテストパターンであって、前記複数の補正用パターンは、千鳥列状に配置されることが望ましい。このようなテストパターンによれば、まず検査者は、第1パターン群の中から好適なパターンを選択することになる。第1パターン群の中での補正用パターンの状態の変化は大きいので、検査者は容易に第1パターン群の中から好適なパターンを選択することができる。また、第1パターン群は第1方向に沿って配置されているため、検査者は主に第1方向に沿って目を動かすだけで第1パターン群の補正用パターンを比較できるので、検査が容易になる。さらに、このようなテストパターンによれば、検査者は、選択された好適なパターンと、その前後にある第2パターン群の補正用パターンとを比較することになる。また、第1群の中から選択された好適なパターン及びその前後の第2パターン群の補正用パターンは、ほぼ第2方向に沿って配置されているため、検査者は主に第2方向に沿って目を動かすだけで補正用パターンを比較できるので、検査が容易になる。
【0012】
かかるテストパターンであって、前記第1方向に関して、前記第1パターン群の隣接する2つの補正用パターンの間に、第2パターン群の複数の補正用パターンが配置されていることが望ましい。このようなテストパターンによれば、第1パターン群の中での補正用パターンの状態の変化を大きくすることができるので、また、第1パターン群の中の補正用パターンの数を減らすことができるので、第1パターン群の中で好適な補正用パターンを選択することが容易になる。
【0013】
かかるテストパターンであって、前記テストパターンは、印刷用紙の搬送量に対する補正量を決定するためのテストパターンであることが望ましい。このようなテストパターンによれば、目標搬送量を補正するための補正量の決定が容易になる。
【0014】
かかるテストパターンであって、前記テストパターンは、双方向印刷におけるインクの吐出タイミングに対する補正量を決定するためのテストパターンであることが望ましい。このようなテストパターンによれば、双方向印刷におけるインクの吐出タイミングの補正量の決定が容易になる。
【0015】
それぞれ異なる補正量に対応する複数の補正用パターンを有し、前記複数の補正用パターンの中からいずれかの補正用パターンを選択して前記補正量を決定するためのテストパターンであって、前記複数の補正用パターンは、対応する前記補正量の順に、千鳥列状に配置されることを特徴とするテストパターン。このようなテストパターンによれば、テストパターンの検査者は、最適な補正用パターンの選択を的確かつ迅速に行うことができる。
【0016】
それぞれ異なる補正量に対応する複数の補正用パターンを有し、前記複数の補正用パターンの中からいずれかの補正用パターンを選択して前記補正量を決定するためのテストパターンを作成する方法であって、第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第1パターン群と、前記第1パターン群と第2方向に隣接して前記第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第2パターン群とを形成し、前記第2パターン群のそれぞれの補正用パターンを、前記第1方向に関して、前記第1パターン群の複数の補正用パターンのうちのいずれか2つの補正用パターンの間になるように配置し、この第2パターン群の補正用パターンに対応する前記補正量が前記2つの補正用パターンに対応する前記補正量の間になるように、テストパターンを作成することを特徴とするテストパターン作成方法。このようなテストパターン作成方法によれば、検査者が最適な補正用パターンの選択を的確かつ迅速に行うことができるようなテストパターンを作成することができる。
【0017】
それぞれ異なる補正量に対応する複数の補正用パターンを有し、前記複数の補正用パターンの中からいずれかの補正用パターンを選択して前記補正量を決定するためのテストパターンを印刷する印刷装置であって、第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第1パターン群と、前記第1パターン群と第2方向に隣接して前記第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第2パターン群とを形成し、前記第2パターン群のそれぞれの補正用パターンを、前記第1方向に関して、前記第1パターン群の複数の補正用パターンのうちのいずれか2つの補正用パターンの間になるように配置し、この第2パターン群の補正用パターンに対応する前記補正量は、前記2つの補正用パターンに対応する前記補正量の間になるように、テストパターンを作成することを特徴とする印刷装置。このような印刷装置によれば、検査者が最適な補正用パターンの選択を的確かつ迅速に行うことができるようなテストパターンを印刷することができる。
【0018】
===装置の概要===
図1は、インクジェットプリンタを備えた印刷システムの概略構成図である。図2は、コントローラを中心とした印刷システムの構成を示すブロック図である。インクジェットプリンタ1(以下、プリンタ1と称する)は、インクをノズルから吐出して、印刷用紙に画像を印刷する印刷装置である。このプリンタ1は、搬送ユニット10と、キャリッジユニット20と、ヘッドユニット30と、操作パネル40と、コントローラ50とを備えている。
【0019】
搬送ユニット10は、印刷用紙Pを印刷可能な位置まで搬送する。そして、印刷用紙Pを印刷するとき、搬送ユニット10は、所定の搬送量で印刷用紙Pを間欠的に搬送する(なお、搬送ユニット10が印刷用紙Pを搬送する方向を搬送方向と呼ぶ)。この搬送ユニット10は、搬送モータ12と、搬送ローラ14とを有する。搬送モータ12は、回転駆動力を発生する。搬送ローラ14は、搬送モータ12の回転駆動力によって回転し、印刷用紙Pを搬送方向に搬送する。なお、搬送ユニット10による印刷用紙Pの搬送については、後で詳述する。
【0020】
キャリッジユニット20は、キャリッジを走査方向に沿って往復移動させるための装置である。つまり、キャリッジユニット20は、キャリッジを走査方向に移動させることによって、インクを吐出するノズルを移動させる。なお、走査方向とは、図1の左右方向に平行な方向であって、搬送方向と交差する方向である。このキャリッジユニット20は、キャリッジ21と、キャリッジモータ22と、プーリ23と、ベルト24と、ガイド25と、位置センサ26とを有する。キャリッジ21は、走査方向に沿って往復移動可能である。また、キャリッジ21は、インクを収容するインクカートリッジ70を装着できる。キャリッジモータ22は、キャリッジ21を走査方向に沿って移動させるための駆動力を発生する。キャリッジモータ22は、キャリッジ21が走査方向に往復できるように、正回転と逆回転とを切り替え可能である。プーリ23は、キャリッジモータ22の回転軸に取り付けられて、キャリッジモータ22によって回転させられる。ベルト24は、プーリ23によって駆動される。ベルト24の一部とキャリッジ21の一部とが接合されているので、キャリッジモータ22が回転すると、プーリ23を介してベルト24が駆動され、キャリッジ21が走査方向に移動する。ガイド25は、断面が円形の棒状部材であって、キャリッジ21を走査方向に沿って案内するための案内部材である。ガイド25とベルト24の一部とによって、走査方向を軸とする回転方向のキャリッジ21の動きが規制される。位置センサ26は、キャリッジ21の原点位置(走査方向の原点位置)を検出する。また、キャリッジユニット20は、リニア式エンコーダ(不図示)等も有する。リニア式エンコーダは、原点位置に対するキャリッジ21の相対位置(走査方向の相対位置)を検出する。
【0021】
ヘッドユニット30は、印刷用紙Pにインクを吐出するための装置であって、複数のノズルと駆動素子とを備えたヘッド31を有する。ヘッド31はキャリッジ21と一体的に設けられているので、キャリッジ21が走査方向に移動すると、ヘッド31も同様に走査方向に移動する。したがって、キャリッジ21の移動中にヘッド31のノズルから間欠的にインクを吐出すると、印刷用紙Pにインク滴が順次着弾し、印刷用紙Pにはライン状のドットの列が形成される。また、ヘッドユニット30は、導入管やインク流路(後述)等も有する。
【0022】
操作パネル40は、複数の操作ボタンや、LED等の発光素子からなるランプを有する。操作者は、操作ボタンを押すことによって、プリンタ1に対して直接的に印刷条件を入力することができる。ランプは、例えば、赤いLEDを発光させて、操作者に異常を報知すること等に用いられる。
【0023】
コントローラ50は、プリンタ1の制御を行う。特に、コントローラ50は、上記の搬送ユニット10、キャリッジユニット20、ヘッドユニット30及び操作パネル40に対して信号を受け渡し、各ユニットの制御を行う。このコントローラ50は、CPU51と、RAM52と、ROM53とを備え、算術論理演算回路を構成している。CPU51は、プリンタ1全体の制御を行うためのものであり、各ユニットに制御指令を与える。RAM52は、CPU51の作業領域を確保する。ROM53は、プログラムを格納する記憶手段であって、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリから構成され、データの書き換えも可能である。後述するプリンタ1の各種の動作は、このROM53に格納されたプログラムによって実現される。また、ROM53は、テストパターンやプリンタフォントに関する情報を記録している。そして、プリンタ1がテストパターンや文字を特定する情報を受信したとき、プリンタ1はROM53の中に記憶されている情報を参照し、対応するテストパターンや文字を出力する。また、ROM53は、搬送量を補正するための補正量に関する情報などを格納する記憶手段でもある。
【0024】
また、コントローラ50は、I/F専用回路55と、モータ駆動回路56と、ヘッド駆動回路57とを有する。I/F専用回路55は、インタフェースを専用に行う。モータ駆動回路56は、I/F専用回路55に接続され、CPU51からの信号に基づいて搬送モータ12やキャリッジモータ22を駆動する。ヘッド駆動回路57は、I/F専用回路55に接続され、CPU51からの信号に基づいてヘッド31を駆動する。
【0025】
なお、コントローラ50は、コネクタ3を介してコンピュータ5に接続されている。このコンピュータにはプリンタ1のドライバが搭載されている。プリンタ1のドライバは、キーボードやマウス等の入力手段の操作によって指令を受け付け、また、プリンタ1における種々の情報をディスプレイの画面表示によって操作者に提示するユーザインターフェイスとしての機能を備える。
【0026】
===ヘッドの構成===
図3は、ヘッドの内部の概略構成を示す説明図である。図4は、ピエゾ素子35とノズルNzとの構造を示す説明図である。図5は、ヘッドにおけるノズルNzの配列を示す説明図である。
【0027】
キャリッジ21は、ブラックインク(K)用のカートリッジ70Kと、濃シアンインク(C)用のカートリッジ70Cと、淡シアンインク(LC)用のカートリッジ70LCと、濃マゼンタインク(M)用のカートリッジ70Mと、淡マゼンタインク(LM)用のカートリッジ70LMと、イエローインク(Y)用のカートリッジ70Yを装着できる。各色のインクに対するヘッドの構成はほぼ同様なので、以下の説明では一部説明が省略されている。
【0028】
キャリッジ21の下側には、6つのヘッドユニット30(30K、30C、30LC、30M、30LM、30Y)が設けられている。各ヘッドユニット30は、導入管33とインク流路34とを有する。導入管33は、カートリッジ70がキャリッジに装着されたとき、カートリッジ70に設けられている接続孔(不図示)に挿入され、ヘッドユニット30にインクを供給する。インク流路34は、カートリッジ70から供給されるインクをヘッド31まで導くための流路である。
【0029】
ヘッド31は、複数のノズルNzが設けられている。各ノズルNzには、各ノズルを駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子35が設けられている。なお、各ノズルは、液体であるインクを吐出するための液体吐出部として機能する。
ピエゾ素子35は、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子である。ピエゾ素子35は、ピエゾ素子35の両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インク流路34の側壁を変形させる。この結果、インク通路34の体積がピエゾ素子35の伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴Ipとなって、ノズルNzの先端から吐出される。このインク滴Ipが印刷用紙Pに着弾することにより、ドットが印刷用紙に形成される。
【0030】
複数のノズルは、ヘッド31の下面に、搬送方向に沿って整列している。これらのノズルは、一定の間隔で整列している。また、各ノズルには、下流側のノズルほど若い番号が付されている(♯1〜♯n)。このように配列されたノズル列は、色毎にヘッドの下面に設けられている。各色のノズル列は、走査方向に沿って隣り合うように、配置されている。
【0031】
なお、印刷時には、搬送ユニット10が印刷用紙Pを間欠的に所定の搬送量で搬送し、その間欠的な搬送の間にキャリッジ21が走査方向に移動して各ノズルからインク滴が吐出される。本実施形態では、ノズルの間隔は180dpiである。
【0032】
===印刷用紙の搬送===
<搬送ユニットの構成について>
図6は、搬送ユニット10の構成を説明するための説明図である。
搬送ユニット10は、印刷用紙Pを印刷可能な位置に送り込み、印刷時に搬送方向に所定の移動量で印刷用紙を移動させるためのものである。すなわち、搬送ユニット10は、印刷用紙を搬送する搬送機構として機能する。搬送ユニット10は、搬送モータ12と搬送ローラ14の他に、搬送フリーローラ15と、プラテン16と、排紙ローラ17と、排紙フリーローラ18と、ロータリー式エンコーダ19とを有する。
搬送フリーローラ15は、搬送ローラ14と対向する位置に設けられ、印刷用紙Pを搬送ローラ14との間に挟むことによって印刷用紙Pを搬送ローラ14に向かって押さえる。プラテン16は、印刷中の印刷用紙Pを下から支持する。排紙ローラ17は、印刷が終了した印刷用紙Pをプリンタの外部に排出するローラである。排紙ローラ17は、歯車により、搬送モータ12によって駆動される。つまり、搬送モータ12は、搬送ローラ14を駆動すると共に、排紙ローラ17も駆動する。排紙フリーローラ18は、排紙ローラ17と対向する位置に設けられ、印刷用紙Pを排紙ローラ17との間に挟むことによって印刷用紙Pを排紙ローラ17に向かって押さえる。
【0033】
<ロータリー式エンコーダについて>
図7は、ロータリー式エンコーダ19の説明図である。
ロータリー式エンコーダ19は、キャリッジ41の位置を検出するためのものであり、スケール191と検出部192とを有する。
スケール191は、所定の間隔毎にスリットが設けられており、搬送ローラ14側に設けられている。つまり、スケール191は、搬送ローラ14が回転すると、一緒に回転する。本実施形態では、搬送ローラ14が印刷用紙Pを1/1440インチ分の搬送を行うように回転すると、搬送ローラはスケール191のスリット間隔分だけ回転する。
【0034】
検出部192は、スケール191と対向して設けられており、プリンタ本体側に固定されている。検出部192は、発光ダイオード192Aと、コリメータレンズ192Bと、検出処理部192Cとを有しており、検出処理部192Cは、複数(例えば、4個)のフォトダイオード192Dと、信号処理回路192Eと、2個のコンパレータ192Fa、192Fbとを備えている。
発光ダイオード192Aは、両端の抵抗を介して電圧Vccが印加されると光を発し、この光はコリメータレンズに入射される。コリメータレンズ192Bは、発光ダイオード192Aから発せられた光を平行光とし、スケール191に平行光を照射する。スケールに設けられたスリットを通過した平行光は、固定スリット(不図示)を通過して、各フォトダイオード192Dに入射する。フォトダイオード192Dは、入射した光を電気信号に変換する。各フォトダイオードから出力される電気信号は、コンパレータ192Fa、192Fbにおいて比較され、比較結果がパルスとして出力される。そして、コンパレータ192Fa、192Fbから出力されるパルスENC−A及びパルスENC−Bが、ロータリー式エンコーダ19の出力となる。
【0035】
図8Aは、搬送モータ12が正転しているときの出力信号の波形のタイミングチャートである。図8Bは、搬送モータ12が反転しているときの出力信号の波形のタイミングチャートである。
図8A及び図8Bに示す通り、搬送モータ12の正転時および反転時のいずれの場合であっても、パルスENC−AとパルスENC−Bとは、位相が90度ずれている。搬送モータ12が正転しているとき、すなわち、印刷用紙Pが搬送方向に搬送されているときは、図8Aに示す通り、パルスENC−Aは、パルスENC−Bよりも90度だけ位相が進んでいる。一方、搬送モータ12が反転しているとき、すなわち、印刷用紙Pが搬送方向とは逆方向に搬送されているときは、図8Bに示す通り、パルスENC−Aは、パルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れている。各パルスの1周期Tは、搬送ローラ14がスケール191のスリットの間隔(例えば、1/1440インチ(1インチ=2.54cm))分だけ回転する時間に等しい。
【0036】
<印刷用紙の搬送について>
図9は、印刷用紙の搬送の流れを説明するためのフロー図である。以下に説明されるプリンタ1(又は搬送ユニット10)の各種の動作は、プリンタ1内のROM53に格納されたプログラムによって実現される。また、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0037】
まず、目標搬送量が設定される(S101)。目標搬送量とは、搬送ユニット10が目標とする移動量で印刷用紙Pを搬送するため、搬送ユニット10の駆動量を決める値である。この目標搬送量は、コンピュータ5から受信した印刷データの中に含まれている目標搬送量に関する情報に基づいて、決定される。そして、目標搬送量は、カウンタの値を設定することによって、設定される。本実施形態では、目標搬送量をXとしているので、カウンタの値をXに設定する。
次に、搬送モータ12が駆動する(S102)。搬送モータ12が駆動すると、歯車を介して、搬送ローラ14が回転する。そして、搬送ローラ14が回転すると、搬送ローラ14に設けられたロータリー式エンコーダも回転する。
次に、ロータリー式エンコーダのパルス信号のエッジを検出する(S103)。すなわち、まずパルスENC−A又はENC−Bについて、立ち上がりエッジ又は立ち下りエッジを検出する。本実施形態では、1個のエッジを検出することは、搬送ローラが1/1440インチで印刷用紙Pを搬送することを意味する。
ロータリー式エンコーダのパルス信号のエッジを検出したら、カウンタの値を減算する(S104)。つまり、カウンタの値がXのときに、パルス信号のエッジを検出したら、カウンタの値をX−1に設定する。
そして、カウンタの値がゼロになるまで、S102〜S104の動作を繰り返す(S105)。最初にカウンタに設定された値のパルス数を検出するまで、搬送モータ12を駆動する。これにより、搬送ユニット10は、最初にカウンタに設定された値に応じた搬送量で、印刷用紙Pを搬送方向に搬送できる。
【0038】
例えば、印刷用紙Pを90/1440インチだけ搬送するとき、目標搬送量を設定するため、カウンタの値を90に設定する。そして、ロータリー式エンコーダのパルス信号の立ち上りエッジ又は立ち下りを検出するたびに、カウンタの値を減算する。そして、カウンタの値がゼロになったとき、搬送ユニット10は、搬送動作を終了する。90個のパルス信号を検出することは、搬送ローラが90/1440インチで印刷用紙Pを搬送することを意味する。したがって、目標搬送量の設定としてカウンタの値を90に設定すれば、搬送ユニット10は、90/1440インチで印刷用紙Pを搬送することになるのである。
【0039】
なお、上記の説明では、パルスENC−A又はENC−Bの立ち上がりエッジ又は立ち下りエッジを検出していたが、パルスENC−AとパルスENC−Bの両方のエッジを検出しても良い。パルスENC−AとパルスENC−Bの各々の周期はスケール191のスリット間隔に等しく、かつ、パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度ずれているので、各パルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのいずれかを検出することは、搬送ローラが1/5760インチで印刷用紙を搬送することを意味する。この場合、カウンタの値を90に設定すれば、搬送ユニット10は、90/5760インチで印刷用紙Pを搬送することになる。以下に説明される本実施形態では、カウンタの値が1であれば、搬送ユニット10は、1/5769インチで印刷用紙を搬送する。
【0040】
上記の説明は、1回の搬送動作に関するものである。複数回の搬送動作を間欠的に行う場合、それぞれの搬送動作が終わるたびに目標搬送量が設定(カウンタが設定)され、設定された目標搬送量に従って印刷用紙Pを搬送する。
【0041】
ところで、ロータリー式エンコーダ19は、直接的には、搬送ローラ14の回転量を検出するのであって、印刷用紙の搬送量を検出していない。しかし、搬送ローラ14が回転して印刷用紙Pを搬送するとき、搬送ローラ14と印刷用紙Pとの間の滑りによって、搬送誤差が生じている。このように、搬送ローラ14と印刷用紙Pとの間で滑りが生じている場合、印刷用紙Pを目標搬送量で搬送するためには、目標搬送量よりも大きい搬送量で搬送ローラ14を駆動する必要がある。そこで、本実施形態のプリンタは、搬送誤差を打ち消して印刷用紙Pを最適な搬送量で搬送するため、目標搬送量を補正し、補正された目標搬送量に応じた値にカウンタを設定することが可能である。
【0042】
===補正量の決定方法===
まず、プリンタの出荷前の検査工程において又は出荷後のユーザ先において、目標搬送量に対する補正量を予め決定する必要がある。そこで、以下に、補正量の決定方法を説明する。
【0043】
<補正量の決定手順について>
図10は、補正量の決定手順を説明するためのフロー図である。以下に説明されるプリンタの各種の動作は、プリンタ内のROM53に格納されたプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0044】
プリンタは、まず、搬送量補正用のテストパターンの印刷を指示する指示信号を受ける(S201)。この指示信号は、コンピュータ本体から受信しても良いし、プリンタ本体に設けられたボタンから入力されても良い。コンピュータ本体からテストパターンの印刷を指示する場合、例えば図11に示されるようなユーザインターフェースが、コンピュータ本体に接続された表示装置に表示される。表示装置に表示されたウィンドウW1内には、搬送量補正用のテストパターンの印刷を指示するためのボタンが表示されている。ユーザがこのボタンをクリックすると、コンピュータ本体からプリンタ1側にテストパターンの印刷を指示する信号が送信される。
【0045】
次に、プリンタは、搬送量補正用のテストパターンを印刷する(S202)。指示信号を受信したプリンタは、ROM53内にあるテストパターンのうち、搬送量補正用のテストパターンに関する情報を検索する。そして、プリンタは、搬送量補正用のテストパターンに関する情報に従って、印刷用紙Pにテストパターンを印刷する。なお、搬送量補正用のテストパターンの印刷方法については、後述する。
【0046】
搬送量補正用のテストパターンの印刷後、ユーザは、テストパターンとして印刷された複数の補正用パターンの中から、最適な補正用パターンの選択を行う(S203)。この最適なパターンの選択は、コンピュータ本体側で行っても良いし、プリンタ本体側で行っても良い。コンピュータ本体側で最適なパターンの選択を行う場合、例えば図12に示されるようなユーザインターフェースが、コンピュータ本体に接続された表示装置に表示される。表示装置に表示されたウィンドウW2内には、印刷された複数の補正用パターンに対応するように、複数のボタンが表示されている。そして、ユーザがこのボタンをクリックすることによって、クリックされたボタンに対応する補正用パターンが、最適なパターンとして選択される。なお、表示装置に表示される複数のボタンは、補正用パターンの配置と同様の千鳥列状に配置されている(補正用パターンの配置については後述する)。
【0047】
次に、搬送量を補正するための補正量が、プリンタに保存(記憶)される(S204)。コンピュータ本体側で最適なパターンの選択を行った場合、最適パターンに対応する補正量に関する情報(搬送量に関する情報)が、コンピュータ本体側からプリンタ側に送信される。そして、プリンタは、受信した補正量に関する情報をプリンタ内のEEPROM54に保存する。
【0048】
<テストパターンの印刷方法について>
図13は、前述のS202におけるテストパターンの印刷方法の説明図である。但し、図中の左側に描かれた長方形は、印刷用紙Pに対するヘッド31の相対的な位置を示すものであって、印刷用紙Pに印刷されるものではない。また、ヘッド31を表す長方形の中の数字は、何回目のパスにおけるヘッドの相対位置かを示している。例えば、図中のヘッド31Cは、3回目のパスにおけるヘッドの相対位置を示している。なお、「パス」とは、ヘッド31が走査方向に沿って移動してインクを吐出する動作(印刷動作)を意味する。この図ではヘッド31が印刷用紙Pに対して移動しているように見えるが、この図はヘッド31と印刷用紙Pとの相対位置を示したものであって、実際には印刷用紙Pが搬送方向に搬送されることによって両者の相対位置が移動している。
また、図14は、上記の印刷方法によって印刷されたテストパターンの説明図である。以下、図13及び図14を用いて、本実施形態のテストパターン及びテストパターンの印刷方法について説明する。
【0049】
各補正用パターンは、2つの帯状のパターン(バンドパターン)から構成されている。2つのバンドパターンのうちの紙先端側(図中上側)のバンドパターン(第1バンドパターン)は、搬送方向に上流側(ノズル♯n側)のノズルによって形成されている。一方、2つのバンドパターンのうちの紙後端側(図中下側)のバンドパターン(第2バンドパターン)は、搬送方向に下流側(ノズル♯1側)のノズルによって形成されている。そして、この第1バンドパターンと第2バンドパターンとは、互いに搬送方向に隣接して形成されている。特に、第1バンドパターンにおけるノズル♯nが形成したドット列は、第2パターンにおけるノズル♯1が形成したドット列と、隣接している。このように、第1バンドパターンが形成されてから第2バンドパターンが形成されるまでの間に、印刷用紙Pは、ほぼヘッドの幅(ノズル♯1からノズル♯nまでの距離)の分だけ搬送される。また、2つのバンドパターンは、2つのバンドパターンの境界の位置を明確にするため、走査方向にずらして形成されている。なお、図中のバンドパターンを表す長方形内の数字は、何回目のパスによって形成されたかを示している。
【0050】
それぞれの補正用パターンは段階的に搬送量を変化させて形成されているので、それぞれの補正用パターンのバンドパターン間の境界の状態は異なっている。つまり、ノズル♯nが形成した第1パターン内のドット列とノズル♯1が形成した第2パターン内のドット列との間隔は、補正用パターンによって異なっている。そのため、それぞれの補正用パターンは、異なる補正量に対応することになる。本実施形態では、以下に説明される通り、C(=1/5760インチ)ずつ段階的に搬送量を変化させて、複数の補正用パターンを形成している。なお、以下に説明されるプリンタの各種の動作は、プリンタ内のROM53に格納されたプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0051】
まず、ヘッド31が印刷用紙Pに対してヘッド31Aの位置になるように、印刷用紙Pを搬送する。そして、1回目の印刷動作(パス1)が行われ、番号=1が付される補正用パターンP1の第1バンドパターンP1aが印刷される。
次に、印刷用紙Pが搬送量F+2Cにて搬送され、ヘッド31が印刷用紙Pに対して図中のヘッド31Bの位置になる。ここで、搬送量Fは、ヘッド31の幅のほぼ半分(ノズル♯1からノズル♯nまでの距離のほぼ半分)になる。例えば、ヘッド31に180個のノズルが180dpiの間隔で配列されている場合、搬送量Fは、1/2インチになる。そして、2回目の印刷動作(パス2)が行われ、番号=2が付される補正用パターンP2の第1バンドパターンP2aが印刷される。
【0052】
次に、印刷用紙Pが搬送量F+2Cにて搬送され、ヘッド31が印刷用紙Pに対して図中のヘッド31Cの位置になる。そして、3回目の印刷動作(パス3)が行われ、番号=1が付される補正用パターンP1の第2バンドパターンP1bが印刷される。これにより、番号=1が付される補正用パターンP1が完成する。補正用パターンP1の第1バンドパターンP1aが印刷されてから補正用パターンP1の第2バンドパターンP1bが印刷されるまでの間に、2F+4Cの搬送量にて、印刷用紙Pが搬送される。
3回目の印刷動作(パス3)が行われるとき、第2バンドパターンP1bが印刷されるとともに、番号=3が付される補正用パターンP3の第1バンドパターンP3aが印刷される。つまり、3回目の印刷動作では、2つのバンドパターン(P1bとP3a)が印刷される。この2つのバンドパターンは、余白を空けて形成されている。これは、検査者が補正用パターンP1と補正用パターンP3とを見比べやすいようにするためである。
【0053】
次に、印刷用紙Pが搬送量F+Cにて搬送され、ヘッド31が印刷用紙Pに対して図中のヘッド31Dの位置になる。そして、4回目の印刷動作(パス4)が行われ、番号=2が付される補正用パターンP2の第2バンドパターンP2bが印刷される。これにより、番号=2が付される補正用パターンP1が完成する。補正用パターンP2の第1バンドパターンP2aが印刷されてから補正用パターンP2の第2バンドパターンP2bが印刷されるまでの間に、2F+3Cの搬送量にて、印刷用紙Pが搬送される。つまり、補正用パターンP2を印刷するときの搬送量(2F+3C)は、補正用パターンP1を印刷するときの搬送量(2F+4C)と比較して、Cだけ変化している。
4回目の印刷動作(パス4)が行われるとき、第2バンドパターンP2bが印刷されるとともに、番号=4が付される補正用パターンP4の第1バンドパターンP4aが印刷される。つまり、4回目の印刷動作では、2つのバンドパターン(P2bとP4a)が印刷される。この2つのバンドパターンも、前述の2つのバンドパターン(P1bとP3a)の場合と同様に、余白をあけて形成されている。
【0054】
そして、以上説明した動作とほぼ同様の動作によって、他の補正用パターンP3〜P9が印刷用紙Pに印刷される。但し、搬送動作における印刷用紙Pの搬送量は、印刷用紙Pがヘッド31の幅の分だけ搬送される毎に、C(=1/5760インチ)ずつ段階的に変化する。これにより、第1バンドパターンと第2バンドパターンとの間隔が、各補正用パターンによって異なるように印刷される。本実施形態では、ヘッドの幅が1インチなので、1インチの搬送量にて印刷用紙Pが搬送される毎に、搬送量が1/5760インチずつ段階的に減っていく。
【0055】
なお、本実施形態において、搬送量Fは、ヘッド31の幅のほぼ半分(ノズル♯1からノズル♯nまでの距離のほぼ半分)になる。例えば、ヘッド31に180個のノズルが180dpiの間隔で配列されている場合、搬送量Fは、1/2インチになる。また、本実施形態において、搬送量Cは、搬送量を補正する補正量の基準となる基準補正量を意味し、ロータリー式エンコーダの解像度に対応する搬送量である1/5760インチに相当する。
【0056】
テストパターンを印刷するとき、印刷用紙Pは、間欠的に搬送方向に搬送され、逆方向に搬送されることはない。そして、印刷用紙Pが搬送方向に間欠的に搬送されながら、複数の補正用パターンが順次完成される。そのため、複数の補正用パターンは、搬送方向における位置が異なっている。補正用パターンは、走査方向における位置が交互に現れるように、順次完成される。
【0057】
このように形成されたテストパターンは、複数の補正用パターンが補正量の順に千鳥状に(ジグザグに)配置されたものとなる。すなわち、奇数の番号が付された補正用パターン(第1パターン群)は印刷用紙Pの左側に搬送方向に沿って印刷され、走査方向における位置がほぼ同じである。また、偶数の番号が付された補正用パターン(第2パターン群)は印刷用紙Pの右側に搬送方向に沿って印刷され、走査方向における位置がほぼ同じである。そして、番号が隣り合う補正用パターンは、走査方向における位置が異なる。また、複数の補正用パターンは、対応する補正量が番号の順に段階的に変化し、搬送方向に関して、番号の順(補正量の順)に並んでいる。なお、搬送方向における補正用パターンの間隔は、ヘッド31の幅のほぼ半分になる。本実施形態では、ヘッドの幅が1インチなので、搬送方向における補正用パターンの間隔は1/2インチになる。例えば、補正用パターンP1と補正用パターンP2との搬送方向における間隔は、1/2インチになる。また、例えば、補正用パターンP2と補正用パターンP3との搬送方向における間隔は、1/2インチになる。
【0058】
上記の通り、複数の補正用パターンは、それぞれ異なる搬送量にて形成されている。その結果、補正用パターンの2つのバンドパターンの間隔は、それぞれの補正用パターンにより異なっている。そのため、白スジ(白いバンディング)が発生する補正用パターンや、黒スジ(黒いバンディング)が発生する補正用パターンや、スジが発生しない補正用パターン(最適なパターン)が印刷される。
【0059】
本実施形態のテストパターンの印刷方法によれば、1枚の印刷用紙に多くの補正用パターンを形成することができる。そして、多くの補正用パターンを形成することができるため、多くの補正値に対応した補正用パターンを形成することができるので、最適な補正値の決定が短時間に行われ、作業の効率化を図ることができる。
【0060】
<最適な補正用パターンの選択について>
図15は、テストパターンから最適なパターンを選択する作業のフロー図である。以下、図14及び図15を用いて、検査者がどのようにテストパターンを検査するのかを説明する。
【0061】
まず、検査者は、奇数番号が付された補正用パターンを検査する(S203−1)。すなわち、検査者は、奇数番号が付された補正用パターンのそれぞれの境界(第1パターンと第2パターンとの境界)の状態を検査する。奇数番号が付された補正用パターンは印刷用紙Pの左側に形成されているので、このときの検査者は、主に印刷用紙Pの左側のみを注視することになり、主に上下に目を動かすだけで奇数番号が付された補正用パターンを比較することができ、左右に目を大きく動かすことはしない。そのため、検査者は、容易に奇数番号が付された補正用パターンを比較することができる。
【0062】
次に、検査者は、奇数番号が付された補正用パターンの中から、バンディングの小さい好適なパターンを選択する(S203−2)。このとき、検査者は、補正値が2Cずつ段階的に変化する補正用パターンの中から、好適なパターンを選択することになる。つまり、補正値が2Cずつ変化する補正用パターンが比較されることになるので、補正値がCずつ変化する補正用パターンが比較される場合よりも、各補正用パターンの境界の状態の変化が大きい。そのため、検査者は、奇数番号が付された複数の補正用パターンの中から、容易に好適なパターンを選択することができる。
【0063】
但し、比較の対象となる補正用パターンの境界の状態の変化が大きいので、検査者が好適なパターンを一つに絞れないことがある。特に、本実施形態の場合、検査者は、番号=5が付された補正用パターンを選択すべきか、番号=3が付された補正用パターンを選択すべきか、迷うであろう。このような場合、検査者は、好適なパターンとして、2つの補正用パターンを選択しても良い(S203−4)。
【0064】
検査者が2つの好適なパターンを選択した場合、検査者は、選択された2つの好適なパターンと、その2つのパターンの間の偶数番号の補正用パターンとを比較する(S203−4)。例えば、番号=3が付された補正用パターンと番号=5が付された補正用パターンとを好適なパターンとして検査者が選択した場合、次に検査者は、この2つの補正用パターンと、番号=4が付された補正用パターンとを比較する。
【0065】
また、検査者が1つの好適なパターンを選択した場合、検査者は、選択された好適なパターンと、その前後の偶数番号の補正用パターンとを比較する(S203−5)。例えば、番号=5が付された補正用パターンを好適なパターンとして検査者が選択した場合、次に検査者は、番号=5が付された補正用パターンと、番号=4が付された補正用パターンと、番号=6が付された補正用パターンとを比較する。
【0066】
そして、比較の対象となる3つの補正用パターンの中から、最適なパターンを1つ選択する(S203−6)。印刷用紙Pには多数の補正用パターンが形成されているが、その中の3つの補正用パターンだけを比較しているので、検査者は、容易に最適なパターンを選択することができる。また、3つの補正用パターンは、印刷用紙P上の近い位置に形成されているので、検査者は、容易に最適なパターンを選択することができる。特に、3つの補正用パターンを選択するとき、検査者は、主に左右に目を動かすだけで3つの補正用パターンの比較ができ、上下に目を大きく動かす必要がないので、容易に最適なパターンを選択することができる。
【0067】
本実施形態では、番号=4が付された補正用パターンが、最適なパターンとして選択される。そして、番号=4の補正用パターンに対応する補正値「+C」が、補正量に関する情報として、プリンタ内のEEPROM54に保存される。
【0068】
===目標搬送量の補正===
図16は、印刷用紙に画像を形成するときの流れを説明するためのフロー図である。以下に説明されるプリンタの各種の動作は、プリンタ内のROM53に格納されたプログラムによって実現される。また、以下に説明されるコンピュータ本体の各種の動作は、コンピュータ本体に格納されたプログラムであるプリンタドライバによって実現される。そして、これらのプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0069】
まず、ユーザは、プリンタの電源を付け、プリンタを印刷待機状態にする(S311)。そして、ユーザは、コンピュータ側で動作するアプリケーション上から印刷指示を与える(S301)。ユーザがコンピュータに印刷指示を与える際に、プリンタドライバのユーザインターフェースを介して印刷モード(印刷方式)の設定が行われる。したがって、コンピュータ本体は、設定された印刷モードに基づいて、目標搬送量を決定することができる(S302)。
【0070】
また、印刷対象となるRGB系の画像データが、CMYK系の2値データに変換される(S303)。この際、プリンタドライバ内のルックアップテーブル(LUT)が参照されて、RGBデータからCMYKデータへの変換が行われる。次に、CMYKデータに基づいて、ラスタデータが作成される(S304)。ラスタデータとは、各ノズルに対応するドット列に関するデータであり、前述の印刷信号PRT(i)に相当する。そして、コンピュータ本体は、目標搬送量に関するデータとラスタデータとを含む印刷データをプリンタ側に送信する(S305)。
【0071】
印刷データを受信したプリンタは、EEPROM内に保存されている補正値を読み出す(S312)。次に、プリンタは、読み出された補正値に基づいて、目標搬送量を補正する(S313)。そして、補正された目標搬送量に基づいて、搬送ユニット10が印刷用紙を搬送する際に設定されるカウンタの値が決定される。例えば、印刷用紙Pを1インチ搬送する場合、目標搬送量を補正しなければ前述のカウンタの値は5760になるが、本実施形態では最適な補正値が「+C」なので、カウンタの値は5761(=5760+1)になる。次に、プリンタは、印刷データに応じて、補正された目標搬送量にて印刷処理を行う(S314)。
【0072】
===コンピュータシステム等の構成===
次に、コンピュータシステム、コンピュータプログラム、及び、コンピュータプログラムを記録した記録媒体の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0073】
図17は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0074】
図18は、図17に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
上述したプリンタの動作を制御するコンピュータプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して、プリンタ1106に接続されたコンピュータ1000等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
【0075】
図19は、コンピュータシステムに接続された表示装置1104の画面に表示されたプリンタドライバのユーザインターフェースを示す説明図である。操作者は、入力装置1108を用いて、プリンタドライバの各種の設定を行うことができる。
操作者は、この画面上から、印刷モード(印刷方式)を選択することができる。例えば、操作者は、印刷モードとして、高速印刷モード又はファイン印刷モードを選択したり、インターレース印刷方式・バンド印刷方式・疑似バンド印刷方式を選択したりすることができる。また、操作者は、この画面上から、印刷するときのドットの間隔(解像度)を選択することができる。
【0076】
図20は、コンピュータ本体1102からプリンタ1106に供給される印刷データのフォーマットの説明図である。この印刷データは、プリンタドライバの設定に基づいて画像情報から作成されるものである。印刷データは、印刷条件コマンド群と各パス用コマンド群とを有する。印刷条件コマンド群は、印刷解像度を示すコマンドや、印刷方向(単方向/双方向)を示すコマンドなどを含んでいる。また、各パス用の印刷コマンド群は、目標搬送量コマンドCLや、画素データコマンドCPとを含んでいる。画素データコマンドCPは、各パスで記録されるドットの画素毎の記録状態を示す画素データPDを含んでいる。なお、同図に示す各種のコマンドは、それぞれヘッダ部とデータ部とを有しているが、簡略して描かれている。また、これらのコマンド群は、コマンド毎にコンピュータ本体側からプリンタ側に間欠的に供給される。但し、印刷データは、このフォーマットに限られるものではない。
【0077】
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0078】
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、主としてプリンタについて記載されているが、その中には、調節方法、補正方法、印刷装置、印刷方法、プログラム、記憶媒体、コンピュータシステム、表示画面、画面表示方法、印刷物の製造方法、テストパターン、テストパターンの印刷方法、記録装置、液体の吐出装置等の開示が含まれていることは言うまでもない。
また、一実施形態としてのプリンタ等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
【0079】
<テストパターンについて>
前述の実施形態によれば、搬送量補正用のテストパターンを印刷していた。しかし、テストパターンは、搬送量を補正するためのものに限られない。他のテストパターンであっても良い。例えば、双方向印刷におけるインクの吐出のタイミングを補正するためのテストパターンであっても良い。
図21は、インクの吐出のタイミングを補正するためのテストパターンの説明図である。プリンタがインク吐出タイミング補正用のテストパターンの印刷を指示する指示信号を受けたとき、インクの吐出のタイミングを補正するためのテストパターンの印刷が行われる。例えば図11に示されるようなユーザインターフェースが、コンピュータ本体に接続された表示装置に表示される。表示装置に表示されたウィンドウW1内には、インク吐出タイミング補正用のテストパターンの印刷を指示するためのボタンが表示されている。ユーザがこのボタンをクリックすると、コンピュータ本体からプリンタ1側にテストパターンの印刷を指示する信号が送信され、テストパターンの印刷が開始される。
【0080】
各補正用パターンは、2つのライン状のパターン(ラインパターン)から構成されている。2つのラインパターンのうちの紙先端側(図中上側)のラインパターン(第1ラインパターン)は、搬送方向に下流側(ノズル♯1側)の半分のノズル(例えば、ノズル数が180の場合、ノズル♯1〜ノズル♯90)によって形成されている。一方、2つのラインパターンのうちの紙後端側(図中下側)のラインパターン(第2ラインパターン)は、搬送方向に上流側(ノズル♯n側)の半分のノズル(例えば、ノズル数が180の場合、ノズル♯91〜ノズル♯180)によって形成されている。そして、この第1ラインパターンと第2ラインパターンとは、互いに搬送方向に隣接して形成されている。第1ラインパターンの印刷を開始してから、第2ラインパターンの印刷が終了するまでの間、紙の搬送は行われず、ヘッド31が走査方向に往復移動する(双方向移動する)。
【0081】
それぞれの補正用パターンは段階的に吐出タイミングを変化させて形成されているので、それぞれの補正用パターンのラインパターン間の境界の状態は異なっている。つまり、第1ラインパターンに対する第2ラインパターンの相対位置は、補正用パターンによって異なっている。そのため、それぞれの補正用パターンは、異なる吐出タイミングの補正量に対応することになる。本実施形態では、往路(後述するパス1、パス3)に対する復路(後述するパス2、パス4)のインクの吐出タイミングを段階的に変化させて、複数の補正用パターンを形成している。なお、以下に説明されるプリンタの各種の動作は、プリンタ内のROM53に格納されたプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0082】
まず、ヘッド31が印刷用紙Pに対してヘッド31Aの位置になるように、印刷用紙Pを搬送する。そして、1回目の印刷動作(パス1)が行われ、奇数番号が付される5つの補正用パターンの第1ラインパターンが印刷される。なお、第1ラインパターンは、搬送方向に下流側(ノズル♯1側)の半分のノズル(例えば、ノズル数が180の場合、ノズル♯1〜ノズル♯90)が同時に(一斉に)インクを吐出することによって、搬送方向に沿って列状に形成されるものである。なお、それぞれの第1ラインパターンは、所定の間隔で等間隔に印刷用紙Pに形成される。
【0083】
パス1の終了後、ヘッド31は印刷用紙に対してヘッド31Bの位置になる。そして、2回目の印刷動作(パス2)が行われ、奇数番号が付される5つの補正用パターンの第2ラインパターンが印刷される。なお、第2ラインパターンは、搬送方向に上流側(ノズル♯n側)の半分のノズル(例えば、ノズル数が180の場合、ノズル♯91〜ノズル♯180)が同時に(一斉に)にインクを吐出することによって、搬送方向に沿って列状に形成されるものである。なお、それぞれの第2ラインパターンは、所定の間隔で等間隔に印刷用紙Pに形成される。但し、第1ラインパターン同士の間隔と第2ラインパターン同士の間隔は、異なっている。第2ラインパターン同士の間隔の方が、第1ラインパターン同士の間隔よりも、間隔が広くなっている。そのため、それぞれの補正用パターンの第1ラインパターンに対する第2ラインパターンの相対的な吐出タイミングは、段階的に変化するようになっている。
【0084】
次に、印刷用紙Pが所定の搬送量にて搬送され、ヘッド31が印刷用紙Pに対して図中のヘッド31Cの位置になる。そして、3回目の印刷動作(パス3)が行われ、偶数番号が付される4つの補正用パターンの第1ラインパターンが印刷される。なお、第1ラインパターンは、搬送方向に下流側(ノズル♯1側)の半分のノズル(例えば、ノズル数が180の場合、ノズル♯1〜ノズル♯90)が同時に(一斉に)インクを吐出することによって、搬送方向に沿って列状に形成されるものである。なお、それぞれの第1ラインパターンは、所定の間隔で等間隔に印刷用紙Pに形成される。そして、パス3における第1ラインパターン同士の間隔は、パス1における第1ラインパターン同士の間隔と同じである。
なお、3回目の印刷動作(パス3)が行われるとき、パス3の第1ラインパターンが、走査方向に関して、パス1の第1ラインパターンの間になるようにする。
【0085】
パス3の終了後、ヘッド31は印刷用紙に対してヘッド31Dの位置になる。そして、4回目の印刷動作(パス4)が行われ、偶数番号が付される4つの補正用パターンの第2ラインパターンが印刷される。なお、第2ラインパターンは、搬送方向に上流側(ノズル♯n側)の半分のノズル(例えば、ノズル数が180の場合、ノズル♯91〜ノズル♯180)が同時に(一斉に)にインクを吐出することによって、搬送方向に沿って列状に形成されるものである。なお、それぞれの第2ラインパターンは、所定の間隔で等間隔に印刷用紙Pに形成される。そして、パス4における第2ラインパターン同士の間隔は、パス2における第2ラインパターン同士の間隔と同じである。そのため、それぞれの補正用パターンの第1ラインパターンに対する第2ラインパターンの相対的な吐出タイミングは、段階的に変化するようになっている。
【0086】
そして、本実施形態では、奇数番号が付された補正用パターンと偶数番号が付された補正用パターンとが、吐出タイミングの補正量の順になるように、千鳥状に配置されるように、テストパターンを印刷する。すなわち、奇数の番号が付された補正用パターン(第1パターン群)は印刷用紙Pの先端側に走査方向に沿って印刷され、搬送方向における位置がほぼ同じである。また、偶数の番号が付された補正用パターン(第2パターン群)は印刷用紙Pの後端側に走査方向に沿って印刷され、搬送方向における位置がほぼ同じである。そして、番号が隣り合う補正用パターンは、走査方向における位置が異なる。また、複数の補正用パターンは、対応する補正量が番号の順に段階的に変化し、走査方向に関して、番号の順(補正量の順)に並んでいる。
【0087】
本実施形態によれば、前述の実施形態のときと同様に、検査者は容易に最適なパターンを選択することができる(但し、最適パターンを選択する際の検査者の目の動きは、前述の実施形態に対して走査方向と搬送方向とが逆になる)。
【0088】
<補正用パターンの配置について>
前述の実施形態によれば、複数の補正用パターンが、補正量の順に千鳥列状に配置されていた。このため、奇数番号が付された補正用パターン(第1パターン群)の隣接する2つの補正用パターンの間に、偶数番号が付された補正用パターン(第2パターン群)が1つだけ配置されていた。しかし、テストパターンにおける複数の補正用パターンの配置は、これに限られるものではない。要するに、第2パターン群のそれぞれの補正用パターンが、第1方向に関して、第1パターン群の複数の補正用パターンのうちのいずれか2つの補正用パターンの間になるように配置されていればよい。
例えば、第1方向に関して、第1パターン群の隣接する2つの補正用パターンの間に、第2パターン群の複数の補正用パターンが配置されていても良い。このようなテストパターンによれば、第1パターン群の中での補正用パターンの状態の変化を大きくすることができるので、また、第1パターン群の中の補正用パターンの数を減らすことができるので、第1パターン群の中で好適な補正用パターンを選択することが容易になる。
【0089】
<補正量について1>
前述の実施形態によれば、目標搬送量に対する補正量の決定は、プリンタ側で行われていた。しかし、これに限られるものではない。例えば、コンピュータ側のプリンタドライバが目標搬送量に対する補正量を決定しても良い。
また、前述の実施形態によれば、目標搬送量の補正は、プリンタ側で行われていた。しかし、これに限られるものではない。例えば、コンピュータ側のプリンタドライバが目標搬送量を補正し、補正された目標搬送量に関する情報をプリンタに送信しても良い。
【0090】
図22は、他の実施形態における印刷用紙に画像を形成するときの流れを説明するためのフロー図である。以下に説明されるプリンタの各種の動作は、プリンタ内のROM53に格納されたプログラムによって実現される。また、以下に説明されるコンピュータ本体の各種の動作は、コンピュータ本体に格納されたプログラムであるプリンタドライバによって実現される。そして、これらのプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。なお、前述の実施形態と同じ動作については、説明を省略する。
【0091】
本実施形態では、ラスタデータを作成した後(S304)、コンピュータ側のメモリから補正量を読み出し(S305)、この補正量に基づいて目標搬送量を補正する(S306)。そして、コンピュータは、補正した目標搬送量とラスタデータとを含む印刷データを、プリンタ側に送信している(S307)。プリンタは、受信した印刷データに含まれる補正された目標搬送量に関する情報に基づいてカウンタを設定し、印刷処理を行う(S312)。
このような場合であっても、前述の実施形態と同様な効果を得ることができる。なお、本実施形態によれば、目標搬送量に対する補正がコンピュータ側で行われるので、プリンタ側のメモリに補正量に関する情報を記憶しておくことになる。
【0092】
<補正量について2>
前述の実施形態によれば、テストパターンに基づいて決定される補正量は、プリンタ側のEEPROMに記憶されていた。しかし、補正量の記憶場所は、これに限られるものではない。例えば、コンピュータ側で補正量を記憶しても良い。コンピュータが印刷データをプリンタ側に送信するときに、印刷データに補正量に関する情報(又は補正された目標搬送量)を含めればよい。
【0093】
<搬送動作について>
前述の実施形態によれば、搬送ユニット10が印刷用紙Pを搬送することによって、印刷用紙Pとヘッド31とが搬送方向に沿って相対的に移動していた。しかし、両者の相対的な移動は、これに限られるものではない。例えば、ヘッドを搬送方向に移動させることによって、両者を搬送方向に沿って相対的に移動するようにしても良い。
【0094】
<プリンタについて>
前述の実施形態では、プリンタが説明されていたが、用途はこれに限られるものではない。例えば、記録装置、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の液体吐出装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
【0095】
<インクについて>
前述の実施形態は、プリンタの実施形態だったので、染料インク又は顔料インクをノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、このようなインクに限られるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから吐出しても良い。このような液体を対象物に向かって直接的に吐出すれば、省材料、省工程、コストダウンを図ることができる。
【0096】
<ノズルについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
【0097】
【発明の効果】
本発明のテストパターンによれば、検査者は、最適な補正用パターンの選択を的確かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリンタを備えた印刷システムの概略構成図である。
【図2】 コントローラを中心としたブロック図である。
【図3】 ヘッドの内部の概略構成を示す説明図である。
【図4】 ピエゾ素子とノズルとの構造を示す説明図である。
【図5】 ヘッドにおけるノズルの配列を示す説明図である。
【図6】 搬送ユニットの構成を説明するための説明図である。
【図7】 ロータリー式エンコーダの説明図である。
【図8】 図8Aは、正転時の出力信号の波形のタイミングチャートである。図8Bは、反転時の出力信号の波形のタイミングチャートである。
【図9】 印刷用紙の搬送の流れを説明するためのフロー図である。
【図10】 補正量の決定手順のフロー図である。
【図11】 表示装置の表示の説明図である。
【図12】 表示装置の表示の説明図である。
【図13】 テストパターンの印刷方法の説明図である。
【図14】 テストパターンの説明図である。
【図15】 テストパターンの選択のフロー図である。
【図16】 画像形成時のフロー図である。
【図17】 コンピュータシステムの外観構成図である。
【図18】 コンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図19】 プリンタドライバのユーザインターフェースの説明図である。
【図20】 印刷データのフォーマットの説明図である。
【図21】 他のテストパターンの説明図である。
【図22】 他の画像形成時のフロー図である。
【図23】 図23Aは吐出動作と搬送動作の説明図である。図23Bは搬送誤差による画質低下の説明図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 3 コネクタ 5 コンピュータ
10 搬送ユニット 12 搬送モータ 14 搬送ローラ
20 キャリッジユニット 21 キャリッジ 22 キャリッジモータ
23 プーリ 24 ベルト 25 ガイド
26 位置センサ 30 ヘッドユニット 31 ヘッド
40 操作パネル 50 コントローラ 51 CPU
52 RAM 53 ROM 55 I/F専用回路
56 モータ駆動回路 57 ヘッド駆動回路 70 カートリッジ
P 印刷用紙

Claims (7)

  1. (A)媒体を第1方向に搬送する搬送ユニットと、前記第1方向に複数のノズルが並ぶヘッドとを備えた印刷装置であって、前記搬送ユニットが前記媒体を前記第1方向に搬送する搬送動作と、前記複数のノズルが第2方向に沿って移動してインクを吐出する印刷動作とを繰り返す印刷装置を用いたテストパターンの作成方法であって、
    (B)前記テストパターンは、それぞれ異なる補正量に対応する複数の補正用パターンを有し、前記複数の補正用パターンの中からいずれかの補正用パターンを選択して前記搬送動作の搬送量に対する前記補正量を決定するためのテストパターンであって、
    各補正用パターンは、第1方向上流側の前記ノズルによって形成される第1パターンと、第1方向下流側の前記ノズルによって形成される第2パターンとから構成され、
    前記テストパターンは、前記第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第1パターン群と、前記第1パターン群と前記第2方向に隣接して前記第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第2パターン群とを有し、
    前記第2パターン群のそれぞれの補正用パターンは、前記第1方向に関して、前記第1パターン群の複数の補正用パターンのうちのいずれか2つの補正用パターンの間になるように配置され、
    この第2パターン群の補正用パターンに対応する前記補正量は、前記2つの補正用パターンに対応する前記補正量の間である
    ことを特徴とするテストパターンの作成方法において、
    (C)ある印刷動作において、第1方向上流側の前記ノズルによって、前記第1パターン群の前記2つの補正用パターンのうちの一方の補正用パターンを構成する前記第1パターンを形成し、
    前記ある印刷動作の後の別の印刷動作において、第1方向下流側の前記ノズルによって、前記一方の補正用パターンを構成する前記第1パターンの前記第1方向上流側に、前記一方の補正用パターンを構成する前記第2パターンを形成するとともに、前記第1方向上流側のノズルによって、前記2つの補正用パターンのうちの他方の補正用パターンを構成する前記第1パターンを形成し、
    (D)前記ある印刷動作の後であって前記別の印刷動作の前の印刷動作において、第1方向上流側の前記ノズルによって、前記第1パターン群の前記2つの補正用パターンの間に配置される前記第2パターン群の補正用パターンを構成する第1パターンを形成する
    ことを特徴とするテストパターン作成方法。
  2. 請求項1に記載のテストパターン作成方法であって、
    前記複数の補正用パターンは、前記第1方向に関して、前記補正量の順に、配置されるテストパターン作成方法。
  3. 請求項1又は2に記載のテストパターン作成方法であって、
    前記第1方向に関して、前記第1パターン群の補正用パターンと前記第2パターン群の補正用パターンとが交互に配置されるテストパターン作成方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のテストパターン作成方法であって、
    前記複数の補正用パターンは、千鳥列状に配置されるテストパターン作成方法。
  5. 請求項1又は2に記載のテストパターン作成方法であって、
    前記第1方向に関して、前記第1パターン群の隣接する2つの補正用パターンの間に、第2パターン群の複数の補正用パターンが配置されているテストパターン作成方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のテストパターン作成方法であって、
    前記テストパターンは、印刷用紙の搬送量に対する補正量を決定するためのテストパターンであるテストパターン作成方法。
  7. (A)媒体を第1方向に搬送する搬送ユニットと、前記第1方向に複数のノズルが並ぶヘッドとを備えた印刷装置であって、前記搬送ユニットが前記媒体を前記第1方向に搬送する搬送動作と、前記複数のノズルが第2方向に沿って移動してインクを吐出する印刷動作とを繰り返す印刷装置であって、
    (B)それぞれ異なる補正量に対応する複数の補正用パターンを有し、前記複数の補正用パターンの中からいずれかの補正用パターンを選択して前記搬送動作の搬送量に対する前記補正量を決定するためのテストパターンを印刷する印刷装置であって、
    各補正用パターンは、第1方向上流側の前記ノズルによって形成される第1パターンと、第1方向下流側の前記ノズルによって形成される第2パターンとから構成され、
    前記テストパターンは、前記第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第1パターン群と、前記第1パターン群と前記第2方向に隣接して前記第1方向に沿って複数の前記補正用パターンを配置した第2パターン群とを有し、
    前記第2パターン群のそれぞれの補正用パターンは、前記第1方向に関して、前記第1パターン群の複数の補正用パターンのうちのいずれか2つの補正用パターンの間になるように配置され、
    この第2パターン群の補正用パターンに対応する前記補正量は、前記2つの補正用パターンに対応する前記補正量の間になるように、テストパターンを作成することを特徴とする印刷装置において、
    (C)ある印刷動作において、第1方向上流側の前記ノズルによって、前記第1パターン群の前記2つの補正用パターンのうちの一方の補正用パターンを構成する前記第1パターンを形成し、
    前記ある印刷動作の後の別の印刷動作において、第1方向下流側の前記ノズルによって、前記一方の補正用パターンを構成する前記第1パターンの前記第1方向上流側に、前記一方の補正用パターンを構成する前記第2パターンを形成するとともに、前記第1方向上流側のノズルによって、前記2つの補正用パターンのうちの他方の補正用パターンを構成する前記第1パターンを形成し、
    (D)前記ある印刷動作の後であって前記別の印刷動作の前の印刷動作において、第1方向上流側の前記ノズルによって、前記第1パターン群の前記2つの補正用パターンの間に配置される前記第2パターン群の補正用パターンを構成する第1パターンを形成する
    ことを特徴とする印刷装置。
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