JP7000680B2 - 記録装置 - Google Patents

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本発明は、記録装置に関する。
従来、液体を噴射して記録を行う記録ヘッドと、当該記録ヘッドに供給する液体を収容するとともに、消費される液体を補充可能な液体収容部と当該液体収容部に液体を注入可能な液体注入口を有する液体収容体を含む液体収容体ユニットと、を備えたプリンターが知られていている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記プリンターにおける液体収容体ユニットは、液体収容体を収容するケースを備え、当該ケースは、液体収容体を収容するケース本体と、開閉自在にケース本体に取り付けられたカバーとを有している。
そして、上記プリンターには、カバーが閉じた状態を保持可能な南京錠を含む施錠機構が設けられている。これにより、カバーを不必要に開くことが防止されるため、例えば、液体収容体への異物混入や液体収容体からの液体の抜き取り等の悪質な行為が防止され、セキュリティーの向上が図られる。
特開2016-168727号公報
しかしながら、上記プリンターでは、施錠機構がケースの外側に突出した状態で配置されるため、外観デザイン性やコンパクト性に関して見劣ってしまう、という課題があった。本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、セキュリティーの向上が図れ、また、外観のデザイン性及びコンパクト性に優れた記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]本適用例にかかる記録装置は、インクを収容し、注入口を有するタンクと、前記インクにより記録を行う記録部と、前記記録部を収容する筐体と、前記タンクの一部を覆う開閉部と、前記タンクが視認可能な視認部と、前記タンクまたは前記筐体周辺の状態を撮影可能な撮影部と、前記撮影部を制御する撮影制御部と、前記記録部を制御する記録制御部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、前記タンクまたは前記筐体周辺の状態を撮影可能な撮影部を備えているので、タンクまたは筐体周辺の状態を撮影することが可能となる。これにより、記録装置に関する悪質な行為を撮影可能となり、セキュリティーの向上を図ることができる。また、例えば、記録装置に故障等の不具合が発生した場合、その故障の原因を解明する手段となり得る。さらに、筐体に施錠機構等を設ける必要が無いので、外観のデザイン性及びコンパクト性を高めることができる。
[適用例2]上記適用例にかかる記録装置は、前記開閉部の開閉を検知する検知部を備え、前記撮影制御部は、前記開閉部が開いた状態を前記検知部が検知した後、撮影を開始させることを特徴とする。
例えば、タンクに異物を混入する行為や、タンク内のインクを抜き取る行為は開閉部を開けた状態で行われる。そこで、上記構成によれば、開閉部が開いた場合に撮影が開始されるため、適切なタイミングで記録装置に関する悪質な行為を撮影することができる。
[適用例3]上記適用例にかかる記録装置の前記記録制御部は、前記撮影部によって撮影された画像を記録させることを特徴とする。
この構成によれば、記録された画像から容易に記録装置の故障等の不具合の原因を解明することができる。
[適用例4]上記適用例にかかる記録装置は、音を発する音発生部をさらに備え、前記撮影制御部は、前記撮影部で撮影を開始させるときに、音を発生させることを特徴とする。
この構成によれば、音の発生によりさらに防犯効果を高めることができる。
第1実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第1実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第1実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第1実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第1実施形態にかかるプリンターの内部の主要構成を示す概略図。 第1実施形態にかかるプリンターの制御部の構成を示すブロック図。 第2実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第3実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第4実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第5実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第6実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第7実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第8実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第9実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第10実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第11実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第12実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第13実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第14実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第15実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第16実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第17実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第18実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第19実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第20実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第21実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第22実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第23実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第24実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第25実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第26実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第27実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第28実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第29実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第30実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第31実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第32実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第33実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第34実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第35実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第36実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第37実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第38実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第39実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第39実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図。 第39実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図。 第40実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第40実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図。 第41実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第42実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第43実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第44実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第44実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第45実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第45実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第46実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第46実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第46実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第47実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第47実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第48実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第49実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第50実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第51実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図。 第52実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第52実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第52実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第52実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第53実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第54実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第55実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第56実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第57実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第58実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第59実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第60実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第61実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第62実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第63実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第64実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第65実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第66実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第67実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第68実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第69実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第70実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第71実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第72実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第73実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第74実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第75実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第76実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第77実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第78実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第79実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第80実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第81実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第82実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第83実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第84実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第85実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第86実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第87実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第88実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第89実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第90実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第90実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図。 第90実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図。 第91実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図。 第91実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図。 第92実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第92実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第93実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第93実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第93実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第94実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第94実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第95実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。 第95実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図。
記録装置の一例であるインクジェットプリンター(以下、プリンターと呼ぶ)を例に、各実施形態を説明する。各実施形態に係るプリンターは、液体の一例であるインクによって、記録用紙などの記録媒体に印刷を行うことができる。
なお、各実施形態に係るプリンターでは基本構成が共通である。そして、プリンターの外観を様々に異ならせた実施形態が用意されている。
以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺が異なっていることがある。また、説明に必要な構成要素以外を省略することがある。
(第1実施形態)
図1Aは、本実施形態に係るプリンターの外観を示す正面図であり、図1B、図1C及び図1Dは、本実施形態に係るプリンターの外観を示す斜視図である。図1A、図1B、図1C及び図1Dには、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても、必要に応じてXYZ軸が付されている。
本実施形態では、X軸とY軸とによって規定される水平な平面(XY平面)にプリンター101を配置した状態が、プリンター101の使用状態である。XY平面にプリンター101を配置したときのプリンター101の姿勢を、プリンター101の使用姿勢と呼ぶ。
Z軸は、水平な平面に直交する軸である。プリンター101の使用状態において、Z軸に沿った方向が鉛直方向となる。そして、プリンター101の使用状態では、図1A、図1B及び図1Cにおいて、-Z方向が鉛直下方向である。なお、XYZ軸のそれぞれにおいて、矢印の向きが+(正)の方向を示し、矢印の向きとは反対の向きが-(負)の方向を示している。図1Aは、プリンター101を+Y軸方向側から見た正面図である。図1B及び図1Dは、プリンター101を+X方向側から見た斜視図である。図1Cは、プリンター101を-X方向側から見た斜視図である。
図1A、図1B、図1C及び図1Dに示すように、プリンター101は、タンク21と、記録部15と、筐体2と、開閉部40と、検知部50と、視認部201と、撮影部60と、を有している。また、プリンター101は、操作パネル3と、排紙部4と、カバー10等を有している。さらに、本実施形態に係るプリンター101は、スキャナーユニット(図示しない)を含んでいる。すなわち、プリンター101は、スキャナーユニットを含む複合機である。なお、プリンター101が複合機ではなく、スキャナーユニットを含まないプリンターであってもよい。
筐体2は、記録部15等を収容するものであり、プリンター101の外殻を構成している。操作パネル3は、筐体2の外側に配置されている。操作パネル3は、プリンター101において、排紙部4が配置された側の面(正面11)に配置されている。操作パネル3は、表示パネル8、電源ボタンや操作ボタン等(いずれも図示省略)を含んでいる。なお、表示パネル8としては、例えば、タッチパネルなどのユーザーによる入力を受け付け可能なパネルを採用することができる。また、操作パネル3の傾斜を調整(チルト調整とも呼ばれる)可能な構造としてもよい。操作パネル3の傾斜を調整することができれば、ユーザーが所望の傾斜で操作パネル3を見たり操作したりすることができるので、利便性が高められる。
排紙部4は、筐体2における操作パネル3と同じ側の面に設けられている。プリンター101では、排紙部4から記録媒体P(図1E参照)が排出される。プリンター101において、排紙部4が設けられている面が正面11とされている。プリンター101の正面11が筐体2の正面11でもある。本実施形態では、操作パネル3の外面及び排紙部4の外端部のY軸方向における位置は、筐体2の正面11の外面のY軸方向における位置と略同一である。
筐体2は、正面11と交差する上面12と、正面11及び上面12と交差する側壁13及び側壁14とを有している。正面11を正面に見たとき、すなわち正面11を+Y方向側から平面視したとき、側壁13は正面11の+X方向側に位置しており、側壁14は正面11の-X方向側に位置している。筐体2のうち、操作パネル3及び排紙部4の+X方向側(正面11と側壁13とのコーナー側)の部分は、操作パネル3及び排紙部4が設けられた部分よりも+Y方向側に突出している。
開閉部40は、タンク21の一部を覆うものであり、筐体2の正面11側に設けられている。開閉部40は、筐体2のうち、操作パネル3及び排紙部4が設けられた部分よりも+Y方向側に突出した部分に配置されている。したがって、開閉部40は、X軸方向において操作パネル3及び排紙部4よりも側壁13側(+X方向側)、かつ、Y軸方向において操作パネル3及び排紙部4よりも手前側(+Y方向側)に配置されている。
開閉部40は、筐体2に対して開閉可能に構成されている。具体的には、図1B及び図1Dに示すように、X軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として、+X方向側からYZ平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能である。そして、開閉部40を開状態にする場合には、図1Bにおける状態(開閉部40が閉状態)において、X軸に沿った軸を回転軸として、+X方向側からYZ平面を平面視したときに反時計回りの方向に回動させることにより、図1Dに示すように、開閉部40を筐体2に対して開くことができる。一方、開閉部40を閉状態にする場合には、図1Dにおける状態(開閉部40が開状態)において、X軸に沿った軸を回転軸として、+X方向側からYZ平面を平面視したときに時計回りの方向に回動させることにより、図1Bに示すように、開閉部40を筐体2に対して閉じることができる。
なお、開閉部40を開状態(図1D参照)とすることで、筐体2内に収容されたタンク21を露呈させ、タンク21内部に注入口22を介してインクを供給することができる。
開閉部40の正面11(XZ平面)の面は平坦面を有している。そして、開閉部40の正面11(XZ平面)の面には視認部201が設けられている。
視認部201は、タンク21が視認可能に構成されている。本実施形態の視認部210は、開口である。従って、視認部201(開口)を介して筐体2内部に収容されたタンク21を視認することができる。これにより、例えば、タンク21に収容されたインクの量等を確認することができる。なお、視認部201の開口を塞ぐように、透明カバーを設けてもよい。透明性カバーは透光性を有する樹脂材料等を適用することができる。透光性を有するとは、光が通過する物質の性質において、物質を通してその向こう側が透けて見える状態に限定されず、その材質を通して向こう側の形状等を明確に認識できない状態の性質を含むものである。そして、例えば接着剤等により透明性カバーを開閉部40に貼り付けてもよい。なお、本実施形態にかかる視認部201の外観形状は矩形を成している。
カバー10は、筐体2の一部を構成している。カバー10は、筐体2の上面12に設けられている。カバー10は、スキャナーユニット(図示しない)を覆っている。カバー10は、X軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として回動可能に構成されている。カバー10を筐体2に対して一方方向に回動させることによって、カバー10を筐体2に対して開くことができる。また、カバー10を開いた状態からカバー10を他方方向に回動させることによって、カバー10を筐体2に対して閉じることができる。このように、カバー10は、筐体2に対して開閉可能に構成されている。
カバー10を筐体2に対して開くと、スキャナーユニットが露呈する。スキャナーユニットは、フラットベッドタイプであり、イメージセンサーなどの撮影素子(図示せず)を有している。スキャナーユニットは、用紙などの媒体に記録された画像などを、撮影素子を介して画像データとして読み取ることができる。このため、スキャナーユニットは、画像などの読み取り装置として機能する。
X軸方向においては、筐体2の長さとカバー10の長さとは略同一である。Y軸方向においては、筐体2の操作パネル3が設けられた位置における長さはカバー10の長さと略同一であるが、筐体2の開閉部40(視認部201)が設けられた位置における長さはカバー10の長さよりも長い。
したがって、プリンター101の上面12を+X方向側から平面視したとき、カバー10は筐体2のうち+Y方向側に突出している部分以外と重なる。すなわち、プリンター1の上面12を+X方向側から平面視したとき、筐体2のうち+Y方向側に突出している部分に設けられた開閉部40(視認部201)は、カバー10と重ならないように配置されている。これにより、開閉部40を回動させる際、カバー10に阻害されることなく回動させることができる。
検知部50は、開閉部40の開閉を検知するものである。検知部50は、各種近接センサー(例えば、赤外線型、静電容量型、誘導型、超音波型等)を適宜適用することができる。なお、検知部50は、近接センサーの他、リミットスイッチ等の接触型であってもよい。検知部50は、図1Dに示すように、開閉部40の近傍であって筐体2側に配置されている。なお、検知部50の配置位置は特に限定されず、開閉部40側に配置してもよい。
撮影部60は、例えば、CCDカメラであり、タンク21または筐体2周辺の状態を撮影可能に構成されている。また、撮影部60は光学機構を含み、当該光学機構により撮影領域を拡大または縮小させて撮像することが可能となる。なお、撮影部60は、CMOSエリアセンサーやフォトダイオードセンサーであってもよい。
本実施形態の撮影部60は、操作パネル3に配置されている。さらに詳細には、撮影部60は操作パネル3であって開閉部40の近傍に配置されている。これにより、タンク21の周辺の状態を容易に撮影することができる。
次に、プリンター101の筐体2内部の主要構成を説明する。図1Eは、プリンターの内部の主要構成を示す斜視図である。図1Eに示すように、プリンター101は、記録部としての記録ヘッド15と、制御部16と、タンクユニット20と、を有している。記録ヘッド15と、制御部16と、タンクユニット20とは、筐体2に収容されている。
記録ヘッド15は、インクをインク滴として吐出(噴射)して、記録媒体Pに記録を行うものである。記録ヘッド15は、X軸方向に配置されたガイドレール31に支持されたキャリッジ32に搭載されている。キャリッジ32は、モーターを含む移動機構(図示せず)が接続されており、移動機構を駆動させることによりキャリッジ32をX軸方向に沿って往復移動させることができる。そして、キャリッジの移動に伴って記録ヘッド15がX軸方向に沿って往復移動する。
また、プリンター101は、記録媒体Pを+Y方向に搬送可能な搬送部(図示せず)を備えている。そして、搬送部によって+Y方向に搬送される記録媒体Pに対して、キャリッジ32及び記録ヘッド15をX軸方向に沿って往復移動させながら、インクで記録を行う。なお、搬送部は、記録用紙などの記録媒体Pを、+Y方向に間欠的に搬送する。
そして、制御部16は、上記の各構成の駆動を制御する。
タンクユニット20は、筐体2のうち操作パネル3及び排紙部4よりも+Y方向側に突出した部分(開閉部40)の内側に配置されている。すなわちプリンター101を+Y方向側から見たとき、タンクユニット20は、開閉部40の内側(-Y方向側)に配置されている。また、タンクユニット20は、X軸方向において操作パネル3及び排紙部4と側壁13との間に位置している。
タンクユニット20は、複数のタンク21で構成されている。本実施形態のタンクユニット20は4つのタンク21を含んでいる。なお、タンクユニット20におけるタンク21の個数は、4つに限定されず、4つを下回る個数や、4つを超える個数としてもよい。そして、実施形態では、4つのタンク21がX軸に沿って並んで配置されている。
また、本実施形態では、複数のタンク21が互いに別体で構成されている。しかしながら、タンク21の構成は、これに限定されない。複数のタンク21を一体にしてタンクユニット20を1つの液体収容体とする構成としてもよい。このような構成の場合、タンクユニット20は、互いに個別のタンク21に仕切られ、異なる種類の液体を収容可能に構成される。この場合、例えば、複数のタンク21に、異なる色のインクを個別に収容することができる。
タンク21は、インクを収容する容器である。タンク21には、タンク21内部に連通する注入口22が形成されている。注入口22は、タンク21の+Z方向側に位置する面に形成された開口部として構成されている。タンク21では、注入口22を介してタンク21の外部からタンク21の内部にインクを注入することができる。なお、注入口22をキャップで封止する構成としてもよい。このような構成の場合、ユーザーは、タンク21にインクを注入するときにキャップを開けて注入口22を開放してからインクを注入することができる。
なお、タンク21の構成は、上記に限定されない。タンク21の構成としては、例えば、タンク21の外形面から突出する管状の液体注入部を設けた構成としてもよい。
タンク21は、少なくとも一部が透光性を有する部材で構成されている。透光性を有するとは、光が通過する物質の性質において、物質を通してその向こう側が透けて見える状態に限定されず、その材質を通して向こう側の形状等を明確に認識できない状態の性質を含むものである。タンク21の+Y方向に位置する視認面24は透光性を有し、視認面24からタンク21内のインクの収容量を視認することが可能である。視認面24には、例えば、上限マーク25や、下限マーク26などが付加されている。ユーザーは、上限マーク25及び下限マーク26を目印にしてタンク21におけるインクの量を把握することができる。
なお、上限マーク25は、インクを注入口22から注入したときに、注入口22からインクが漏れ出さないようにインク量の目安を示すものである。また、下限マーク26は、インクの注入を促すときのインク量の目安を示すものである。上限マーク25及び下限マーク26のいずれか一方が設けられた構成としてもよい。
タンク21は、視認面24と交差する側面27と側面28とを有している。タンク21の視認面24を+Y方向側から見たとき、側面27は筐体2の側壁13側(+X方向側)に位置しており、側面28は筐体2の側壁14側(-X方向側)に位置している。
各タンク21には、インク供給チューブ17が接続される。タンク21内のインクは、インク供給チューブ17を介して記録ヘッド15に供給される。そして、記録ヘッド15に供給されたインクが、記録媒体P側に向けられたノズル(図示しない)からインク滴として吐出される。
インクは、水性インクと油性インクとのいずれか一方に限定されるものではない。また、水性インクとしては、水性溶媒に染料などの溶質が溶解した構成を有するもの、水性分散媒に顔料などの分散質が分散した構成を有するもののいずれでもよい。また、油性インクとしては、油性溶媒に染料などの溶質が溶解した構成を有するもの、油性分散媒に顔料などの分散質が分散した構成を有するもののいずれでもよい。
タンクユニット20(4つのタンク21)は、プリンター101の正面11を+Y方向側から平面視したとき、図1Aに示すように、視認部201が設けられた開閉部40と重なる位置に設けられている。したがって、タンク21の表面が外部に露出していなくても、ユーザーは、プリンター101の外部から視認部201を介してタンク21を視認することができる。そして、ユーザーは、例えば、プリンター101の外部から、上限マーク25及び下限マーク26を目印にしてタンク21におけるインクの量を把握することができる。
また、視認部201の開口を塞ぐ透明カバーを設けた場合には、透明カバーによりプリンター101(筐体2)の外部からタンク21への埃塵の侵入や、外部からの接触等によるタンクユニット20の損傷を防止できる。したがって、タンク21の表面が外部に露出している場合と比べて、外部からの埃塵や損傷などによる視認性への悪影響を抑止できる。なお、タンク21が筐体2の突出する部分の内部に配置されているので、筐体2の幅(X軸方向の長さ)を抑えてタンク21の容量を大きくできる。
タンク21にインクを補充する際は、図1Dに示すように、開閉部40を開状態とする。これにより、各タンク21の一部が露呈する。そして、ユーザーは、注入口22を介して、プリンター101の外部からタンク21の内部にインクを注入することができる。インクを補充した後、開閉部40を閉状態にすることにより、注入口22は開閉部40で覆われる。
次に、プリンターの制御部の構成について説明する。図1Fはプリンターの制御部の構成を示すブロック図である。図1Fに示すように、制御部16は、指令部70と駆動部80とを備えている。指令部70は、CPU71、記憶手段としてのROM77,RAM78及び入出力インターフェイス79から構成されている。CPU71は、撮影部60を制御する撮影制御部72及び記録ヘッド15を制御する記録制御部73を含む。そして、CPU71が入出力インターフェイス79を介して入力される各種信号を、ROM77、RAM78のデータに基づき処理し、入出力インターフェイス79を介して駆動部80へ制御信号を出力する。CPU71は、例えば、ROM77に記憶された印刷プログラムに基づいて、各種制御を行う。
駆動部80は、ヘッド駆動部81、キャリッジ駆動部82、搬送駆動部83、表示駆動部84等から構成されている。
そして、指令部70からの制御信号により、ヘッド駆動部81は、記録ヘッド15を制御し、キャリッジ駆動部82は、キャリッジ32(移動機構)を制御し、搬送駆動部83は、搬送部を制御し、表示駆動部84は、表示パネル8を制御する。
また、制御部16には、検知部50及び撮影部60がそれぞれ接続されている。
上記したプリンター101の制御構成において、撮影制御部72は、開閉部40が開いた状態を検知した後、撮影を開始させる。詳細には、プリンター101において、タンク21への異物混入や、タンク21内からのインクの抜き取り等の悪質な行為が想定される場合がある。このような行為は、開閉部40が開状態で行われる。そこで、検知部50により開閉部40が開いた状態が検知されると、検知データが指令部70に送信される。そして、撮影制御部72は、検知データに基づいて、撮影部60を駆動させる。これにより、タンク21や筐体2の周辺の撮影が開始される。従って、適切なタイミングでプリンター101(特にタンク21)に関する不適切な行為等を撮影することができる。
また、記録制御部73は、撮影部60によって撮影された画像を記録させる。例えば、撮影部60で撮影した画像を表示パネル8に表示させ、操作ボタンで所望の画像を選択及び所望の調整を行った後、記録ヘッド15やキャリッジ32等を駆動させる。これにより、記録媒体Pに画像が形成(記録)される。従って、記録された画像から容易にプリンター101の故障の原因等を解明することができる。
また、プリンター101に音を発する音発生部を備えてもよい。音発生部は、例えば、圧電振動板を用いた圧電ブザーである。音発生部は制御部16に接続される。そして、撮影制御部72は、撮影部60で撮影を開始させるときに、音発生部を駆動させる。従って、音の発生によりさらに防犯効果を高めることができる。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
プリンター101には、開閉部40の開閉を検知する検知部50が設けられ、また、タンク21または筐体2周辺の状態を撮影可能な撮影部60が設けられている。これにより、プリンター101の周辺を撮影することが可能となり、プリンター101に関する悪質な行為等を撮影し、セキュリティーの向上を図ることができる。また、例えば、プリンター101が故障した場合、故障の原因を解明する手段となり得る。さらに、本実施形態のプリンター101は、筐体2に施錠機構等を設ける必要が無く、筐体2から物体が突出することがないので、外観デザイン性及びコンパクト性を高めることができる。
ここで、第1実施形態では、図1Aに示すように、タンク21が視認可能な矩形の視認部201(開口)を設けたが、この形態に限定されない。視認部は種々の形態を適用することができる。
そこで、以下、種々の形態の視認部を適用した実施形態について説明する。なお、各実施形態において第1実施形態と同じ構成には同符号を付し、説明を省略する。また、各実施形態におけるプリンターの基本構成及び制御部の構成も第1実施形態の構成と同様なので説明を省略する。
まず、第1実施形態では、視認部201は矩形であったが、視認部201に大きさ及び形状等に関し種々の形態を適用することができる。
図2は、第2実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図2に示すように、プリンター102は、タンク21が視認可能な視認部202を備えている。
図3は、第3実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図3に示すように、プリンター103は、タンク21が視認可能な視認部203を備えている。
図4は、第4実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図4に示すように、プリンター104は、タンク21が視認可能な視認部204を備えている。
図5は、第5実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図5に示すように、プリンター105は、タンク21が視認可能な視認部205を備えている。
図6は、第6実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図6に示すように、プリンター106は、タンク21が視認可能な視認部206を備えている。
図7は、第7実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図7に示すように、プリンター107は、タンク21が視認可能な視認部207を備えている。
図8は、第8実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図8に示すように、プリンター108は、タンク21が視認可能な視認部208を備えている。
図9は、第9実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図9に示すように、プリンター109は、タンク21が視認可能な視認部209を備えている。
図10は、第10実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図10に示すように、プリンター110は、タンク21が視認可能な視認部210を備えている。図10に示すように、視認部210の一部に湾曲部を有している。
図11は、第11実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図11に示すように、プリンター111は、タンク21が視認可能な視認部211を備えている。図11に示すように、視認部211の一部に湾曲部を有している。
図12は、第12実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図12に示すように、プリンター112は、タンク21が視認可能な視認部212を備えている。図12に示すように、視認部212は複数の開口(本実施形態では4つ)を有している。各開口は矩形を成している。視認部212の複数の開口はX軸に沿って配列されている。なお、開口の数は、プリンター112に搭載されるタンク21の数と同じであってもよし、タンク21に収容されるインクの色の種類の数であってもよい。また、視認部212における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図13は、第13実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図13に示すように、プリンター113は、タンク21が視認可能な視認部213を備えている。図13に示すように、視認部213は複数の開口を有している。視認部213の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部213における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図14は、第14実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図14に示すように、プリンター114は、タンク21が視認可能な視認部214を備えている。図14に示すように、視認部214は複数の開口を有している。視認部214の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部214における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図15は、第15実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図15に示すように、プリンター115は、タンク21が視認可能な視認部215を備えている。図15に示すように、視認部215は複数の開口を有している。視認部215の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部215における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図16は、第16実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図16に示すように、プリンター116は、タンク21が視認可能な視認部216を備えている。図16に示すように、視認部216は複数の開口を有している。視認部216の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図17は、第17実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図17に示すように、プリンター117は、タンク21が視認可能な視認部217を備えている。図17に示すように、視認部217は複数の開口を有している。視認部217の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図18は、第18実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図18に示すように、プリンター118は、タンク21が視認可能な視認部218を備えている。図18に示すように、視認部218は複数の開口を有している。視認部218の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部281における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図19は、第19実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図19に示すように、プリンター119は、タンク21が視認可能な視認部219を備えている。図19に示すように、視認部219は複数の開口を有している。視認部219の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図20は、第20実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図20に示すように、プリンター120は、タンク21が視認可能な視認部220を備えている。図20に示すように、視認部220は複数の開口を有している。視認部220の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図21は、第21実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図21に示すように、プリンター121は、タンク21が視認可能な視認部221を備えている。図21に示すように、視認部221は複数の開口を有している。視認部221の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図22は、第22実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図22に示すように、プリンター122は、タンク21が視認可能な視認部222を備えている。図22に示すように、視認部222は複数の開口を有している。視認部222の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図23は、第23実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図23に示すように、プリンター123は、タンク21が視認可能な視認部223を備えている。図23に示すように、視認部223は複数の開口を有している。視認部223の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部223における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図24は、第24実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図24に示すように、プリンター124は、タンク21が視認可能な視認部224を備えている。図24に示すように、視認部224は複数の開口を有している。視認部224の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図25は、第25実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図25に示すように、プリンター125は、タンク21が視認可能な視認部225を備えている。図25に示すように、視認部225は複数の開口を有している。視認部225の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部225における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図26は、第26実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図26に示すように、プリンター126は、タンク21が視認可能な視認部226を備えている。図26に示すように、視認部226は複数の開口を有している。視認部226の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部226における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図27は、第27実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図27に示すように、プリンター127は、タンク21が視認可能な視認部227を備えている。図27に示すように、視認部227は複数の開口を有している。視認部227の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部227における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図28は、第28実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図28に示すように、プリンター128は、タンク21が視認可能な視認部228を備えている。図28に示すように、視認部228は2つの開口を有している。視認部228の2つの開口はX軸に沿って配列されている。また、互いの開口の大きさは異なっている。
図29は、第29実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図29に示すように、プリンター129は、タンク21が視認可能な視認部229を備えている。図29に示すように、視認部229は2つの開口を有している。視認部229の2つの開口はX軸に沿って配列されている。また、互いの開口の大きさは異なっている。
図30は、第30実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図30に示すように、プリンター130は、タンク21が視認可能な視認部230を備えている。図30に示すように、視認部230は複数の開口を有している。視認部230の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は円形を成し、開口は、いずれも同じ大きさである。
図31は、第31実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図31に示すように、プリンター131は、タンク21が視認可能な視認部231を備えている。図31に示すように、視認部231は複数の開口を有している。また、視認部231の複数の開口はX軸及びZ軸方向に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図32は、第32実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図32に示すように、プリンター132は、タンク21が視認可能な視認部232を備えている。図32に示すように、視認部232は複数の開口を有している。また、開口は、Z軸方向に沿って複数の開口が配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図33は、第33実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図33に示すように、プリンター133は、タンク21が視認可能な視認部233を備えている。図33に示すように、視認部233は複数の開口を有している。また、開口は、Z軸方向に沿って複数の開口が配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図34は、第34実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図34に示すように、プリンター134は、タンク21が視認可能な視認部234を備えている。図34に示すように、視認部234は複数の開口を有している。また、視認部234の複数の開口はX軸及びZ軸方向に沿って配列されている。また、視認部234における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図35は、第35実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図35に示すように、プリンター135は、タンク21が視認可能な視認部235を備えている。図35に示すように、視認部235は複数の開口を有している視認部235の複数の開口はX軸及びZ軸方向に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図36は、第36実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図36に示すように、プリンター136は、タンク21が視認可能な視認部236を備えている。図36に示すように、視認部236は複数の開口を有している。視認部236の複数の開口はX軸及びZ軸方向に沿って配列されている。また、視認部236における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図37は、第37実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図37に示すように、プリンター137は、タンク21が視認可能な視認部237を備えている。図37に示すように、視認部237は複数の開口を有している。視認部237の複数の開口はX軸及びZ軸方向に沿って配列されている。また、視認部237において、X軸方向のそれぞれに配列された開口の大きさは、いずれも同じ大きさであるが、Z軸方向のそれぞれに配列された開口の大きさは、それぞれ異なっている。
図38は、第38実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図38に示すように、プリンター138は、タンク21が視認可能な視認部238を備えている。図38に示すように、視認部238は複数の開口を有している。また、開口は、Z軸方向に沿って複数の開口が配列されている。また、視認部238における開口の大きさは、互いに異なっている。
図39Aは、第39実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。また、図39B及び図39Cは第39実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図である。
図39Aに示すように、プリンター139は、タンク21が視認可能な視認部239(239A,239B)を備えている。図39A、図39B及び図39Cに示すように、視認部239(239A,239B)は複数の開口を有している。開口の大きさは比較的小さく、矩形を成している。そして、複数の開口は、X軸方向及びZ軸方向に沿って配列されている。なお、視認部239(239A,239B)における開口の形状は、菱形等であってもよい。
図40Aは、第40実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。また、図40Bは第40実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図である。
図40Aに示すように、プリンター140は、タンク21が視認可能な視認部240を備えている。図40A及び図40Bに示すように、視認部240は複数の開口を有している。開口の大きさは比較的小さく、円形を成している。そして、複数の開口は、X軸方向及びZ軸方向に沿って配列されている。
図41は、第41実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図41に示すように、プリンター141は、タンク21が視認可能な視認部241を備えている。図41に示すように、視認部241は複数の開口を有している。視認部241の複数の開口はX軸方向に沿って配列されている。また、視認部241における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。さらに、一部の開口が開閉部40のX軸に沿った面とY軸に沿った面とが交差する角部にかけて設けられている。
図42は、第42実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図42に示すように、プリンター142は、タンク21が視認可能な視認部241を備えている。視認部241の構成は第41実施形態の構成と同様であるが、特に限定されず、他の形態であってもよい。
そして、プリンター142では、図42に示すように、側壁13に凸部13aが形成されている。本実施形態の凸部13aは、側壁13のY軸方向に沿うように筐体2の幅全体に形成されている。
図43は、第43実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図43に示すように、プリンター143は、タンク21が視認可能な視認部243を備えている。図43に示すように、視認部243は、開閉部40のZ軸方向の上方におけるY軸に沿った面に設けられている。なお、本実施形態の視認部243は一つの開口であるが、複数の開口を有した形態であってもよい。
図44A及び図44Bは、第44実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図44Aに示すように、プリンター144は、開閉部40にタンク21が視認可能な視認部201を備えている。視認部201の形態は、第1実施形態と同様であるが、特に限定されず、他の形態であってもよい。
また、本実施形態のプリンター144の開閉部40には、摘み部90が設けられている。そして、図44Bに示すように、ユーザーの手指を摘み部90に掛けることで容易に開閉部40を開閉することができる。摘み部90は、開閉部40における上部に配置される。摘み部90の形状は、凹部であってもよいし、凸部であってもよい。また、図44Bに示すように、プリンター144には、筐体2と開閉部40とが係合する係合部91が設けられており、開閉部40を確実に閉状態とすることができる。なお、本実施形態のプリンター144の摘み部90は、開閉部40における上部に配置されるが、これに限定されず開閉部40における下部に配置されてもよく、上部と下部との間に配置されてもよい。
ここで、第1実施形態では、X軸に沿った軸を回転軸として開閉部40を開閉可能な構成としたが、これに限定されない。
図45A及び図45Bは第45実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図45Aに示すように、プリンター145は、開閉部40にタンク21が視認可能な視認部201を備えている。視認部201の形態は、第1実施形態と同様であるが、特に限定されず、他の形態であってもよい。
そして、開閉部40は、筐体2に対して開閉可能に構成されている。具体的には、Z軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として、+Z方向側からXY平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能である。すなわち、開閉部40を開状態にする場合には、図45Aにおける状態(開閉部40が閉状態)において、Z軸に沿った軸を回転軸として、+Z方向側からXY平面を平面視したときに反時計回りの方向に回動させることにより、図45Bに示すように、開閉部40を筐体2に対して開くことができる。一方、開閉部40を閉状態にする場合には、図45Bにおける状態(開閉部40が開状態)において、Z軸に沿った軸を回転軸として、+Z方向側からXY平面を平面視したときに時計回りの方向に回動させることにより、図45Aに示すように、開閉部40を筐体2に対して閉じることができる。
図46A、図46B及び図46Cは第46実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図46A及び図46Bに示すように、プリンター146は、開閉部40にタンク21が視認可能な視認部243を備えている。視認部243の形態は、第43実施形態と同様なので説明は省略する。
そして、図46Cに示すように、開閉部40は、筐体2に対して開閉可能に構成されている。具体的には、Z軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として、+Z方向側からXY平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能である。なお、本実施形態の開閉部40の構成は第45実施形態の構成と同様なので説明を省略する。
また、図46Aに示すように、本実施形態のプリンター146では、側壁13全体が平坦面を成している。さらに、図46Cに示すように、筐体2であってタンク21の上方に撮影部61(例えば、CCDカメラ)が配置されている。当該撮影部61は、開閉部40が閉状態の場合には、外観では開閉部40によって覆われるため認識することができない。そして、開閉部40が開いた状態を検知すると、撮影部60,61が駆動し、撮影が開始されるように構成されている。
また、第1実施形態では、X軸に沿った軸を回転軸として開閉部40を開閉可能な構成とし、また、タンク21をX軸に沿って並んで配置したが、これに限定されない。
図47A及び図47Bは第47実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図47Aに示すように、プリンター147は、側壁13側に開閉部40を備え、当該開閉部40にタンク21が視認可能な視認部201を備えている。視認部201の形態は、第1実施形態と同様であるが、特に限定されず、他の形態であってもよい。
そして、開閉部40は、筐体2に対して開閉可能に構成されている。具体的には、Y軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として、+Y方向側からXZ平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能である。すなわち、開閉部40を開状態にする場合には、図47Aにおける状態(開閉部40が閉状態)において、Y軸に沿った軸を回転軸として、+Y方向側からXZ平面を平面視したときに時計回りの方向に回動させることにより、図47Bに示すように、開閉部40を筐体2に対して開くことができる。一方、開閉部40を閉状態にする場合には、図47Bにおける状態(開閉部40が開状態)において、Y軸に沿った軸を回転軸として、+Y方向側からXZ平面を平面視したときに反時計回りの方向に回動させることにより、図47Aに示すように、開閉部40を筐体2に対して閉じることができる。
また、本実施形態では、タンク21がY軸に沿って並んで配置されている。さらに、図47Bに示すように、筐体2であってタンク21の上方に撮影部62(例えば、CCDカメラ)が配置されている。当該撮影部62は、開閉部40が閉状態の場合には、外観では開閉部40によって覆われるため認識することができない。そして、開閉部40が開いた状態を検知すると、撮影部60,62が駆動し、撮影が開始されるように構成されている。
図48は、第48実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図48に示すように、プリンター148は、側壁13側に開閉部40を備え、当該開閉部40にタンク21が視認可能な視認部201を備えている。なお、開閉部40の開閉機構やタンク21の配置等は第47実施形態の構成と同様なので説明を省略する。
そして、プリンター148には、筐体2と開閉部40とが係合する係合部92が設けられている。詳細には、係合部92は、開閉部40側に設けられた第1係合部92a(フック部)と筐体2側の第1係合部92aに対応する位置に設けられた第2係合部92b(留め部)とを有する。これにより、開閉部40を確実に閉状態とすることができる。
さらに、開閉部40のタンク21側には注入口22を覆うキャップ部93が設けられている。これにより、開閉部40が閉状態の場合には、タンク21の注入口22はキャップ部93で覆われ、タンク21からインクの漏れ等を防止することができる。また、開閉部40が開状態の場合には、タンク21の注入口22からキャップ部93が外されるため、容易に注入口22からインクを供給することができる。また、キャップ部93が開閉部40に固定されているため、キャップ部93の紛失等を防止することができる。
ここで、第47及び第48実施形態では、開閉部40に視認部201を設けたが、これに限定されない。
図49は、第49実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図49に示すように、プリンター149は、タンク21が視認可能な視認部249を備えている。
図50は、第50実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図50に示すように、プリンター150は、タンク21が視認可能な視認部250を備えている。
図51は、第51実施形態にかかるプリンターの外観を示す側面図である。
図51に示すように、プリンター151は、タンク21が視認可能な視認部251を備えている。
以下、上記実施形態のプリンターとは異なる外観を有するプリンター(例えば、ビジネス用に用いられるプリンター)の構成について説明する。なお、以下の各実施形態において第1実施形態と同じ構成には同符号を付し、説明を省略する。
(第52実施形態)
図52Aは、本実施形態に係るプリンターの外観を示す正面図であり、図52B、図52C及び図52Dは、本実施形態に係るプリンターの外観を示す斜視図である。図52A、図52B、図52C及び図52Dには、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても、必要に応じてXYZ軸が付されている。
本実施形態では、X軸とY軸とによって規定される水平な平面(XY平面)にプリンター152を配置した状態が、プリンター152の使用状態である。XY平面にプリンター152を配置したときのプリンター152の姿勢を、プリンター152の使用姿勢と呼ぶ。
Z軸は、水平な平面に直交する軸である。プリンター152の使用状態において、Z軸に沿った方向が鉛直方向となる。そして、プリンター152の使用状態では、図52A、図52B及び図52Cにおいて、-Z方向が鉛直下方向である。なお、XYZ軸のそれぞれにおいて、矢印の向きが+(正)の方向を示し、矢印の向きとは反対の向きが-(負)の方向を示している。図52Aは、プリンター152を+Y軸方向側から見た正面図である。図52B及び図52Dは、プリンター152を+X方向側から見た斜視図である。図52Cは、プリンター152を-X方向側から見た斜視図である。
図52A、図52B、図52C及び図52Dに示すように、プリンター152は、タンク21と、記録部15と、筐体2Aと、開閉部40Aと、検知部50と、視認部252と、撮影部60と、を有している。また、プリンター152は、操作パネル3Aと、排紙部4と、カバー10A等を有している。さらに、本実施形態に係るプリンター152は、スキャナーユニット(図示しない)を含んでいる。すなわち、プリンター152は、スキャナーユニットを含む複合機である。なお、プリンター152が複合機ではなく、スキャナーユニットを含まないプリンターであってもよい。
筐体2Aは、記録部15等を収容するものであり、プリンター152の外殻を構成している。操作パネル3Aは、筐体2Aの外側に配置されている。操作パネル3Aは、プリンター152において、排紙部4が配置された側の面(正面11)に配置されている。操作パネル3Aは、表示パネル8や電源ボタンや操作ボタン(いずれも図示省略)等を含んでおり、基本的な構成は第1実施形態と同様である。
筐体2Aは、正面11と交差する側壁13及び側壁14とを有している。正面11を正面に見たとき、すなわち正面11を+Y方向側から平面視したとき、側壁13は正面11の+X方向側に位置しており、側壁14は正面11の-X方向側に位置している。筐体2Aのうち、操作パネル3A及び排紙部4の+X方向側(正面11と側壁13とのコーナー側)の部分は、操作パネル3A及び排紙部4が設けられた部分よりも+Y方向側に突出している。
開閉部40Aは、タンク21の一部を覆うものであり、筐体2Aの正面11側に設けられている。開閉部40Aは、筐体2Aのうち、操作パネル3A及び排紙部4が設けられた部分よりも+Y方向側に突出した部分に配置されている。したがって、開閉部40Aは、X軸方向において操作パネル3A及び排紙部4よりも側壁13側(+X方向側)、かつ、Y軸方向において操作パネル3A及び排紙部4よりも手前側(+Y方向側)に配置されている。
開閉部40Aは、筐体2Aに対して開閉可能に構成されている。具体的には、図52B及び図52Dに示すように、X軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として、+X方向側からYZ平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能である。そして、開閉部40を開状態にする場合には、図52Bにおける状態(開閉部40Aが閉状態)において、X軸に沿った軸を回転軸として、+X方向側からYZ平面を平面視したときに反時計回りの方向に回動させることにより、図52Dに示すように、開閉部40Aを筐体2Aに対して開くことができる。一方、開閉部40を閉状態にする場合には、図52Dにおける状態(開閉部40Aが開状態)において、X軸に沿った軸を回転軸として、+X方向側からYZ平面を平面視したときに時計回りの方向に回動させることにより、図52Bに示すように、開閉部40Aを筐体2Aに対して閉じることができる。
なお、開閉部40Aを開状態(図52D参照)とすることで、筐体2A内に収容されたタンク21を露呈させ、注入口22を介してタンク21内にインクを供給することができる。
開閉部40Aの下方における筐体2Aの一部分には、タンク21が視認可能に視認部252が設けられている。視認部252は、開口であり、視認部252(開口)を介して筐体2A内部に収容されたタンク21を視認することができる。そして、タンク21に収容されたインクの量等を確認することができる。なお、視認部252の開口を塞ぐように、透明カバーを設けてもよい。透明性カバーは透光性を有する樹脂材料等を適用することができる。そして、例えば接着剤等により筐体2Aに貼り付けてもよい。なお、本実施形態にかかる視認部252は矩形を成している。
カバー10Aは、筐体2Aの一部を構成している。カバー10Aは、筐体2Aの上部に設けられている。カバー10Aは、スキャナーユニット(図示しない)を覆っている。カバー10Aは、X軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として回動可能に構成されている。カバー10Aを筐体2Aに対して一方方向に回動させることによって、カバー10Aを筐体2Aに対して開くことができる。また、カバー10Aを開いた状態からカバー10Aを他方方向に回動させることによって、カバー10Aを筐体2Aに対して閉じることができる。このように、カバー10Aは、筐体2に対して開閉可能に構成されている。また、カバー10Aには記録媒体Pを給紙するための給紙口99が設けられている。給紙口99から記録媒体Pを供給することで容易にコピーやスキャン処理等を行うことができる。
カバー10Aを筐体2Aに対して開くと、スキャナーユニット(第1実施形態の構成と同様)が露呈する。スキャナーユニットの構成は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
X軸方向においては、筐体2Aの長さとカバー10Aの長さとは略同一である。Y軸方向においては、筐体2Aの操作パネル3が設けられた位置における長さはカバー10Aの長さと略同一であるが、筐体2Aの開閉部40Aが設けられた位置における長さはカバー10Aの長さよりも長い。
したがって、プリンター152を+X方向側から平面視したとき、カバー10Aは筐体2Aのうち+Y方向側に突出している部分以外と重なる。すなわち、プリンター152のカバー10Aを+X方向側から平面視したとき、筐体2Aのうち+Y方向側に突出している部分に設けられた開閉部40Aは、カバー10Aと重ならないように配置されている。これにより、開閉部40Aを回動させる際、カバー10Aに阻害されることなく回動させることができる。
検知部50は、開閉部40Aの開閉を検知するものである。検知部50は、各種近接センサー(例えば、赤外線型、静電容量型、誘導型、超音波型等)を適宜適用することができる。なお、検知部50は、近接センサーの他、リミットスイッチ等の接触型であってもよい。検知部50は、図52Dに示すように、開閉部40Aの近傍であって筐体2A側に配置されている。なお、検知部50の配置位置は特に限定されず、開閉部40A側に配置してもよい。
撮影部60は、例えば、CCDカメラであり、タンク21または筐体2周辺の状態を撮影可能に構成されている。また、撮影部60は光学機構を含み、当該光学機構により撮影領域を拡大または縮小させて撮像することが可能となる。なお、撮影部60は、CMOSエリアセンサーやフォトダイオードセンサーであってもよい。
本実施形態の撮影部60は、操作パネル3に配置されている。さらに、図52Dに示すように、筐体2Aであってタンク21の上方に撮影部61(例えば、CCDカメラ)が配置されている。当該撮影部61は、開閉部40Aが閉状態の場合には、外観では開閉部40Aによって覆われるため認識することができない。そして、開閉部40Aが開いた状態を検知すると、撮影部60,61が駆動し、撮影が開始されるように構成されている。なお、撮影部60及び撮影部61のいずれか一方を省略してもよし、さらに撮影部の数を増やしてもよい。
また、プリンター152の開閉部40Aには、摘み部90Aが設けられている。そして、図52Dに示すように、ユーザーの手指を摘み部90Aに掛けることで容易に開閉部40Aを開閉することができる。摘み部90Aは、開閉部40Aにおける上部に配置される。摘み部90Aの形状は、凹部であってもよいし、凸部であってもよい。また、図52Dに示すように、プリンター152には、筐体2と開閉部40Aとが係合する係合部91Aが設けられており、開閉部40Aを確実に閉状態とすることができる。
記録ヘッド15(記録部)は、インクをインク滴として吐出(噴射)して、記録媒体Pに記録を行うものである。また、タンク21は、注入口22を有し、インクを収容するものである。なお、なお、記録ヘッド15やタンク21等を含め、プリンター152の筐体2内部の主要構成は、第1実施形態の構成と同様なので説明を省略する。
さらに、プリンター152の制御構成についても、第1実施形態の構成と同様なので説明を省略する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
プリンター152には、開閉部40Aの開閉を検知する検知部50が設けられ、また、タンク21または筐体2A周辺の状態を撮影可能な撮影部60,61が設けられている。これにより、プリンター152の周辺を撮影することが可能となり、プリンター152に関する悪質な行為を撮影し、セキュリティーの向上を図ることができる。また、例えば、プリンター152が故障した場合、故障の原因を解明する手段となり得る。さらに、本実施形態のプリンター152は、筐体2Aに施錠機構等を設ける必要が無く、筐体2Aから物体が突出することがないので、外観のデザイン性及びコンパクト性を高めることができる。
ここで、第52実施形態では、図52Aに示すように、タンク21が視認可能な矩形の視認部252(開口)を設けたが、この形態に限定されない。視認部は種々の形態を適用することができる。
そこで、以下、具体的に他の実施形態について説明する。なお、各実施形態において第52実施形態と同じ構成には同符号を付し、説明を省略する。また、各実施形態におけるプリンターの基本構成及び制御部の構成も第52実施形態の構成と同様なので説明を省略する。
まず、第52実施形態では、視認部252は矩形であったが、視認部252に大きさ及び形状等に関し種々の形態を適用することができる。
図53は、第53実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図53に示すように、プリンター153は、タンク21が視認可能な視認部253を備えている。
図54は、第54実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図54に示すように、プリンター154は、タンク21が視認可能な視認部254を備えている。
図55は、第55実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図55に示すように、プリンター155は、タンク21が視認可能な視認部255を備えている。
図56は、第56実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図56に示すように、プリンター156は、タンク21が視認可能な視認部256を備えている。
図57は、第57実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図57に示すように、プリンター157は、タンク21が視認可能な視認部257を備えている。
図58は、第58実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図58に示すように、プリンター158は、タンク21が視認可能な視認部258を備えている。
図59は、第59実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図59に示すように、プリンター159は、タンク21が視認可能な視認部259を備えている。
図60は、第60実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図60に示すように、プリンター160は、タンク21が視認可能な視認部260を備えている。
図61は、第61実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図61に示すように、プリンター161は、タンク21が視認可能な視認部261を備えている。図61に示すように、視認部261の一部に湾曲部を有している。
図62は、第62実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図62に示すように、プリンター162は、タンク21が視認可能な視認部262を備えている。図62に示すように、視認部262の一部に湾曲部を有している。
図63は、第63実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図63に示すように、プリンター163は、タンク21が視認可能な視認部263を備えている。図63に示すように、視認部263は複数の開口(本実施形態では4つ)を有している。各開口は矩形を成している。視認部263の複数の開口はX軸に沿って配列されている。なお、開口の数は、プリンター163に搭載されるタンク21の数と同じであってもよし、タンク21に収容されるインクの色の種類の数であってもよい。また、視認部263における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図64は、第64実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図64に示すように、プリンター164は、タンク21が視認可能な視認部264を備えている。図64に示すように、視認部264は複数の開口を有している。視認部264の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部264における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図65は、第65実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図65に示すように、プリンター165は、タンク21が視認可能な視認部265を備えている。図65に示すように、視認部265は複数の開口を有している。視認部265の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部265における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図66は、第66実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図66に示すように、プリンター166は、タンク21が視認可能な視認部266を備えている。図66に示すように、視認部266は複数の開口を有している。視認部266の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部266における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図67は、第67実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図67に示すように、プリンター167は、タンク21が視認可能な視認部267を備えている。図67に示すように、視認部267は複数の開口を有している。視認部267の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図68は、第68実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図68に示すように、プリンター168は、タンク21が視認可能な視認部268を備えている。図68に示すように、視認部268は複数の開口を有している。視認部268の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図69は、第69実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図69に示すように、プリンター169は、タンク21が視認可能な視認部269を備えている。図69に示すように、視認部269は複数の開口を有している。視認部269の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部269における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図70は、第70実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図70に示すように、プリンター170は、タンク21が視認可能な視認部270を備えている。図70に示すように、視認部270は複数の開口を有している。視認部270の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図71は、第71実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図71に示すように、プリンター171は、タンク21が視認可能な視認部271を備えている。図71に示すように、視認部271は複数の開口を有している。視認部271の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図72は、第72実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図72に示すように、プリンター172は、タンク21が視認可能な視認部272を備えている。図72に示すように、視認部272は複数の開口を有している。視認部272の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図73は、第73実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図73に示すように、プリンター173は、タンク21が視認可能な視認部273を備えている。図73に示すように、視認部273は複数の開口を有している。視認部273の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図74は、第74実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図74に示すように、プリンター174は、タンク21が視認可能な視認部274を備えている。図74に示すように、視認部274は複数の開口を有している。視認部274の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部274における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図75は、第75実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図75に示すように、プリンター175は、タンク21が視認可能な視認部275を備えている。図75に示すように、視認部275は複数の開口を有している。視認部275の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図76は、第76実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図76に示すように、プリンター176は、タンク21が視認可能な視認部276を備えている。図76に示すように、視認部276は複数の開口を有している。視認部276の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部276における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図77は、第77実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図77に示すように、プリンター177は、タンク21が視認可能な視認部277を備えている。図77に示すように、視認部277は複数の開口を有している。視認部277の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部277における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図78は、第78実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図78に示すように、プリンター178は、タンク21が視認可能な視認部278を備えている。図78に示すように、視認部278は複数の開口を有している。視認部278の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部278における一部の開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図79は、第79実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図79に示すように、プリンター179は、タンク21が視認可能な視認部279を備えている。図79に示すように、視認部279は2つの開口を有している。視認部279の2つの開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部279における互いの開口の大きさは異なっている。
図80は、第80実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図80に示すように、プリンター180は、タンク21が視認可能な視認部280を備えている。図80に示すように、視認部280は2つの開口を有している。視認部280の2つの開口はX軸に沿って配列されている。また、視認部280における互いの開口の大きさは異なっている。
図81は、第81実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図81に示すように、プリンター181は、タンク21が視認可能な視認部281を備えている。図81に示すように、視認部281は複数の開口を有している。視認部281の複数の開口はX軸に沿って配列されている。また、開口は円形を成し、開口は、いずれも同じ大きさとなっている。
図82は、第82実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図82に示すように、プリンター182は、タンク21が視認可能な視認部282を備えている。図82に示すように、視認部282は複数の開口を有している。視認部282の複数の開口はX軸及びZ軸に沿って配列されている。開口は、いずれも同じ大きさである。
図83は、第83実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図83に示すように、プリンター183は、タンク21が視認可能な視認部283を備えている。図83に示すように、視認部283は複数の開口を有している。視認部283の複数の開口はZ軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図84は、第84実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図84に示すように、プリンター184は、タンク21が視認可能な視認部284を備えている。図84に示すように、視認部284は複数の開口を有している。視認部284の複数の開口はZ軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図85は、第85実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図85に示すように、プリンター185は、タンク21が視認可能な視認部285を備えている。図85に示すように、視認部285は複数の開口を有している。視認部285の複数の開口はX軸及びZ軸に沿って配列されている。また、視認部285における一部開口の大きさは、他の開口の大きさと異なっている。
図86は、第86実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図86に示すように、プリンター186は、タンク21が視認可能な視認部286を備えている。図86に示すように、視認部286は複数の開口を有している。視認部286の複数の開口はX軸及びZ軸に沿って配列されている。また、開口は、いずれも同じ大きさである。
図87は、第87実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図87に示すように、プリンター187は、タンク21が視認可能な視認部287を備えている。図87に示すように、視認部287は複数の開口を有している。視認部287の複数の開口はX軸及びZ軸に沿って配列されている。また、視認部287における互いの開口の大きさは異なっている。
図88は、第88実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図88に示すように、プリンター188は、タンク21が視認可能な視認部288を備えている。図88に示すように、視認部288は複数の開口を有している。視認部288の複数の開口はX軸及びZ軸に沿って配列されている。また、視認部288における互いの開口の大きさは異なっている。
図89は、第89実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。
図89に示すように、プリンター189は、タンク21が視認可能な視認部289を備えている。図89に示すように、視認部289は複数の開口を有している。視認部289の複数の開口はZ軸に沿って配列されている。また、視認部289における互いの開口の大きさは異なっている。
図90Aは、第90実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。また、図90B及び図90Cは第90実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図である。
図90Aに示すように、プリンター190は、タンク21が視認可能な視認部290(290A,290B)を備えている。図90A、図90B及び図90Cに示すように、視認部290(290A,290B)は複数の開口を有している。開口の大きさは比較的小さく、矩形を成している。そして、複数の開口は、X軸方向及びZ軸方向に沿って配列されている。なお、視認部290(290A,290B)における開口の形状は、菱形等であってもよい。
図91Aは、第91実施形態にかかるプリンターの外観を示す正面図である。また、図91Bは第91実施形態にかかるプリンターの一部外観を示す拡大図である。
図91Aに示すように、プリンター191は、タンク21が視認可能な視認部291を備えている。図91A及び図91Bに示すように、視認部291は複数の開口を有している。開口の大きさは比較的小さく、円形を成している。そして、複数の開口は、X軸方向及びZ軸方向に沿って配列されている。
図92A及び図92Bは、第92実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図92A及び図92Bに示すように、プリンター192は、タンク21が視認可能な視認部252を備えている。また、タンク21の一部を覆う開閉部40Bを備えている。開閉部40Bの外観は湾曲面を有している。
また、図92Bに示すように、筐体2A側にタンク21に対応する表示部95が設けられている。当該表示部95は、例えば、タンク21毎に収容されたインクの色を表示するものである。なお、表示部95の表示方法は、文字の他、記号や色等で表示することができる。このようにすれば、各タンク21に供給するインクの種類の間違いを防止することができる。
図93A、図93B及び図93Cは第93実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図93A及び図93Bに示すように、プリンター193は、タンク21が視認可能な視認部271を備えている。また、タンク21の一部を覆う開閉部40Cを備えている。
そして、図93Cに示すように、開閉部40Cは、筐体2Aに対して開閉可能に構成されている。具体的には、Z軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として、+Z方向側からXY平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能である。すなわち、開閉部40Cを開状態にする場合には、図93Aにおける状態(開閉部40Cが閉状態)において、Z軸に沿った軸を回転軸として、+Z方向側からXY平面を平面視したときに時計回りの方向に回動させることにより、図93Cに示すように、開閉部40Cを筐体2Aに対して開くことができる。一方、開閉部40Cを閉状態にする場合には、図93Cにおける状態(開閉部40Cが開状態)において、Z軸に沿った軸を回転軸として、+Z方向側からXY平面を平面視したときに反時計回りの方向に回動させることにより、図93Aに示すように、開閉部40Cを筐体2Aに対して閉じることができる。
また、プリンター193は、タンク21の注入口22を覆う栓部材96が設けられている。栓部材96は、弾性部材97に接続されている。さらに詳細には、弾性部材97の一方端は栓部材96に接続され、弾性部材97の他方端は注入口22の上方の筐体2Aに配置された保持部98に接続されている。すなわち、栓部材96は弾性部材97を介して保持部98に接続されている。これにより、タンク21にインクを供給する場合、注入口22から栓部材96を外した際、栓部材96は弾性部材97が縮むため、注入口22の上方に移動する。従って、タンク21にインクを供給しやすくするとともに、栓部材96の紛失を防止することができる。
ここで、第52実施形態では、X軸に沿った軸を回転軸として開閉部40Aを開閉可能な構成とし、また、タンク21をX軸に沿って並んで配置したが、これに限定されない。
図94A及び図94Bは第94実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図94Aに示すように、プリンター194は、側壁13側に開閉部40Dを備え、当該開閉部40Dの下方における筐体2Aの一部分には、タンク21が視認可能に視認部294が設けられている。
そして、開閉部40Dは、筐体2Aに対して開閉可能に構成されている。具体的には、Y軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として、+Y方向側からXZ平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能である。すなわち、開閉部40Dを開状態にする場合には、図94Aにおける状態(開閉部40Dが閉状態)において、Y軸に沿った軸を回転軸として、+Y方向側からXZ平面を平面視したときに時計回りの方向に回動させることにより、図94Bに示すように、開閉部40Dを筐体2Aに対して開くことができる。一方、開閉部40Dを閉状態にする場合には、図94Bにおける状態(開閉部40Dが開状態)において、Y軸に沿った軸を回転軸として、+Y方向側からXZ平面を平面視したときに反時計回りの方向に回動させることにより、図94Aに示すように、開閉部40Dを筐体2Aに対して閉じることができる。
また、プリンター194の開閉部40Dには、摘み部90Aが設けられている。そして、図94Bに示すように、ユーザーの手指を摘み部90Aに掛けることで容易に開閉部40Dを開閉することができる。摘み部90Aは、開閉部40Dにおける上部に配置される。摘み部90Aの形状は、凹部であってもよいし、凸部であってもよい。また、図94Bに示すように、プリンター194には、筐体2Aと開閉部40Dとが係合する係合部91Aが設けられており、開閉部40Dを確実に閉状態とすることができる。
図95A及び図95Bは第95実施形態にかかるプリンターの外観を示す斜視図である。
図95Aに示すように、プリンター195は、側壁13側に開閉部40Eを備え、当該開閉部40Eの下方における筐体2Aの一部分には、タンク21が視認可能に視認部295が設けられている。
図95Aに示すように、視認部295は一の開口を有している。そして、開口の一部が筐体2AのX軸に沿った面とY軸に沿った面とが交差する角部にかかっている。
また、開閉部40Eは、筐体2Aに対して開閉可能に構成されている。具体的には、Y軸に沿った軸(図示せず)を回転軸として、+Y方向側からXZ平面を平面視したときに時計回り及び反時計回りに移動可能である。すなわち、開閉部40Eを開状態にする場合には、図95Aにおける状態(開閉部40Eが閉状態)において、Y軸に沿った軸を回転軸として、+Y方向側からXZ平面を平面視したときに時計回りの方向に回動させることにより、図95Bに示すように、開閉部40Eを筐体2Aに対して開くことができる。一方、開閉部40Eを閉状態にする場合には、図95Bにおける状態(開閉部40Eが開状態)において、Y軸に沿った軸を回転軸として、+Y方向側からXZ平面を平面視したときに反時計回りの方向に回動させることにより、図95Aに示すように、開閉部40Eを筐体2Aに対して閉じることができる。
さらに、図95Bに示すように、筐体2Aであってタンク21の上方に撮影部62(例えば、CCDカメラ)が配置されている。当該撮影部62は、開閉部40Eが閉状態の場合には、外観では開閉部40Eによって覆われるため認識することができない。そして、開閉部40Eが開いた状態を検知すると、撮影部60,62が駆動し、撮影が開始されるように構成されている。
また、プリンター195の開閉部40Eには、摘み部90Aが設けられている。そして、図95Bに示すように、ユーザーの手指を摘み部90Aに掛けることで容易に開閉部40Eを開閉することができる。摘み部90Aは、開閉部40Eにおける上部に配置される。摘み部90Aの形状は、凹部であってもよいし、凸部であってもよい。また、図95Bに示すように、プリンター195には、筐体2Aと開閉部40Eとが係合する係合部91Aが設けられており、開閉部40Eを確実に閉状態とすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良等を加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)第1実施形態では、撮影部60を操作パネル3に設け、第46実施形態等では、開閉部40の内側(筐体2側)撮影部61を設けたが、撮影部60等の配置位置や撮影部60等の配置数は特に限定されず、適宜必要に応じて配置してよい。例えば、スキャナーユニットの内側(筐体2内部)に撮影部60を配置してもよい。この場合、スキャナーユニット開閉を検知する検知部を設ける。このようにすれば、スキャナーユニットを開けた場合に撮影が可能となり、さらにセキュリティーを高めることができる。
(変形例2)撮影部60,61,62は、開閉部40が開けられた後、設定された時間に応じて撮影する構成であってもよい。また、プリンター101等の周辺環境の発生音や振動に応じて撮影を開始してもよい。このようにすれば、プリンター101の環境状況に応じた撮影を確実に行うことができる。
(変形例3)記録制御部73では、撮影部60,61,62によって撮影された画像を自動的に印刷させてもよい。この構成によれば、作業工数を低減することができる。
(変形例4)上記第1から第51実施形態、または、第52から第95実施形態にかかる各構成を適宜組み合わせて適用してもよい。
2,2A…筐体、15…記録ヘッド(記録部)、21…タンク、22…注入口、40,40A,40B,40C,40D,40E…開閉部、50…検知部、60,61,62…撮影部、72…撮影制御部、73…記録制御部、101~195…プリンター(記録装置)、201~295…視認部。

Claims (3)

  1. インクを収容し、注入口を有するタンクと、
    前記インクにより記録を行う記録部と、
    前記記録部を収容する筐体と、
    各種操作を実行させる操作部および表示部を備える操作パネルと
    前記タンクの一部を覆う開閉部と、
    前記タンクが視認可能な視認部と、
    前記タンクまたは前記筐体周辺の状態を撮影可能な撮影部と、
    前記撮影部を駆動し制御する撮影制御部と、
    前記記録部を制御する記録制御部と、を備え、
    前記撮影部で撮影した画像を前記表示部に表示させ、前記操作部により所望の前記画像を選択後、前記記録制御部により前記記録部を駆動させ記録することを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記開閉部の開閉を検知する検知部を備え、
    前記撮影制御部は、
    前記開閉部が開いた状態を前記検知部が検知した後、撮影を開始させることを特徴とす
    る記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    音を発する音発生部をさらに備え、
    前記撮影制御部は、
    前記撮影部で撮影を開始させるときに、音を発生させることを特徴とする記録装置。
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