JP2016132164A - 液体消費装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体消費装置の運送時に、タンクの注入口に装着されたキャップが外れることを防止する。
【解決手段】液体消費装置は、液体消費部と、液体貯留室及び注入口を有するタンクと、注入口に挿抜可能に装着されたキャップと、タンクの注入口が形成された面を覆う閉位置と、タンクの注入口が形成された面を露出させる開位置との間でタンクに対して移動可能なカバーを有する筐体とを備える。カバーは、タンクの注入口が形成された面へ向いた内面と、内面からタンクへ向けて突出する突部とを有する。カバーの突部には、カバーが閉位置にあり且つキャップが注入口に装着されている定常状態で、キャップの外面からキャップの挿抜方向と平行な方向へ所定間隔を置いて対峙し、且つ、定常状態からキャップが挿抜方向に注入口から抜け出す向きへ移動したときにキャップのうち外面と最初に当接する押え部が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、インクジェット式プリンタなどの、液体消費装置に関する。
従来から、インクなどの液体を貯留するタンクを備え、このタンクに貯留された液体を消費するインクジェット式プリンタなどの液体消費装置が知られている。例えば、特許文献1に記載されたインクジェット式プリンタは、インクを消費する液体吐出ヘッド(液体噴射ヘッド)が収容される筐体とは別に、液体吐出ヘッドへ液体チューブを介して供給されるインクを貯留するタンク(貯留容器)が収容される収容ケースが設けられており、筐体に対し収容ケースが係脱可能に係合されている。タンクに設けられた注入口には、インクを注入するときに取り外すキャップが備えられている。このキャップの上方は、収容ケースの上部に回動可能に設けられた上面カバーによって覆われている。そして、タンクへインクを注入する際には、ユーザは、先ず、上面カバーを開放してキャップを外部へ露出させ、次に、キャップを注入口から取り外して注入口を開放し、続いて、開放された注入口を通じてインク室へインクを注入する。
特開2013−226726号公報
ところで、上記のような液体消費装置において、運送時などに外部から振動が加わると、タンクの注入口に装着されたキャップが緩んだり外れたりするおそれがある。通常、出荷時のインク室は空である。そのため、工場からユーザまでの流通経路では、液体消費装置の運送時にタンクからインクが漏れ出るおそれは皆無である。しかし、一旦使用された液体消費装置が、例えば、返品や修理のために目的地へ運ばれる場合には、タンクのインク室にインクが残留している可能性がある。このような場合に、タンクの注入口に装着されたキャップが緩んだり外れたりすると、タンクからインクが漏れ出るおそれがある。
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体消費装置の運送時などに、タンクの注入口に装着されたキャップが外れないようにすることにある。
液体消費装置が返品や修理のために目的地へ運ばれる場合には、タンクカバーを含む可動部材が動かないように装置は梱包材などで梱包されている。梱包された液体消費装置において、タンクカバーは、通常、閉じられた状態から動かないように固定されている。そこで、発明者らは、このタンクカバーを利用してタンクに装着されたキャップの移動を規制することに想到した。
本発明の一態様に係る液体消費装置は、液体消費部と、前記液体消費部で消費される液体が貯留される液体貯留室、及び、前記液体貯留室へ液体を注入するための注入口を有するタンクと、前記注入口に挿抜可能に装着されて前記注入口を閉塞するキャップと、前記タンクの前記注入口が形成された面を覆う閉位置と、前記タンクの前記注入口が形成された面を露出させる開位置との間で前記タンクに対して移動可能なカバーを有し、前記液体消費部、前記タンク、及び前記キャップが収容された筐体とを備えている。前記キャップは、前記キャップが前記注入口に装着されているときに、前記注入口の開口中心線と交わり且つ前記タンクの外方を向いた外面を有している。前記カバーは、前記タンクの前記注入口が形成された面へ向いた内面と、前記内面から前記タンクへ向けて突出する突部とを有している。そして、前記カバーの前記突部に、前記カバーが前記閉位置にあり且つ前記キャップが前記注入口に装着されている定常状態のときに、前記キャップの前記外面から前記キャップの挿抜方向と平行な方向へ所定間隔を置いて対峙し、且つ、前記定常状態から前記キャップが前記挿抜方向に前記注入口から抜け出す向きへ移動したときに前記キャップのうち前記外面と最初に当接する押え部が設けられていることを特徴としている。
上記液体消費装置では、定常状態から、キャップが挿抜方向に注入口から抜け出す向きへ移動したときに、キャップの外面とカバーの突部の押え部と干渉して、キャップのそれ以上の移動が規制される。このように、タンクを覆うカバーが閉じられているときに、タンクの注入口に装着されたキャップが注入口から外れることを防止できる。
本発明によれば、液体消費装置の運送時などのタンクを覆うカバーが閉じられているときに、タンクの注入口に装着されたキャップが外れることを防止できる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット式プリンタ複合機の一例を示す斜視図であり、図1(A)はカバーが閉位置にある状態の斜視図、図1(B)はカバーが開位置にある状態の斜視図である。 プリンタ部の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 カバーが閉位置にあり且つ注入口にキャップが適切に装着された状態の複合機の部分縦断面図である。 カバーが開位置にあり且つ注入口にキャップが適切に装着された状態の複合機の部分縦断面図である。 タンクユニットのタンクの注入口の近傍の部分縦断面図である。 タンクユニットの正面図である。 カバーが開位置にあり且つ注入口にキャップが適切に装着された状態のタンクユニット及びカバーを示す複合機の部分斜視図である。 カバーの斜視図である。 カバーが閉位置にあり且つ注入口に装着されたキャップが挿抜方向へ移動した状態の複合機の部分縦断面図である。 カバーが開位置から閉位置へ移動する過程において、キャップがタンクの注入口に適切に装着されていない状態の複合機の部分縦断面図である。 カバーに設けられたリブとタンクの注入口に適切に装着されたキャップとの関係を説明する図である。 カバーに設けられたリブとタンクの注入口に適切に装着されていないキャップとの関係を説明する図である。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態では、液体消費装置の一例として、プリンタ複合機(以下、単に「複合機10」ともいう)を例に挙げて説明する。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における、上下・前後・左右方向の概念は、図1の各図に示す複合機10における上下方向7、前後方向8、及び、左右方向9と一致するものとする。
〔複合機10の全体構成〕
図1の各図は本発明の一実施形態に係るインクジェット式プリンタ複合機の一例を示す斜視図であり、図1(A)はカバー70が閉位置にある状態の斜視図、図1(B)はカバー70が開位置にある状態の斜視図である。これらの図に示すように、本実施形態に係る複合機10は、全体として概ね直方体に形成されており、その上部に設けられたスキャナ部13と、その下部に設けられたプリンタ部11と、複合機10の動作を司る制御部12とを備えている。プリンタ部11は、インクジェット記録方式で用紙P(図2参照)に画像を形成することができる。上記構成の複合機10は、制御部12によってスキャナ部13とプリンタ部11の動作が制御されることによって、複写機、インクジェット式プリンタ、イメージスキャナ、ファクシミリなどの複数の機能を発揮することができる。
複合機10の外形は、直方体状の筐体14と、筐体14の上部を覆うトップカバー28とによって概ね形成されている。筐体14の前壁14aの左右方向9の略中央部には開口14bが設けられており、この開口14b内に排出トレイ21と送給トレイ20が配設されている。また、この開口14bの上方には、チルト可能に筐体14に支持された操作パネル17が設けられている。操作パネル17には制御部12からの出力手段である液晶ディスプレイ17aや、制御部12への入力手段である入力ボタン17bなどが設けられている。
また、筐体14の前壁14aの左右方向9における右部には開口14cが設けられており、この開口14cは前壁14aの一部を形成し得る開閉可能なカバー70で覆われている。カバー70は、開口14cを覆う閉位置(図1(A))と、開口14cを露出させる開位置(図1(B))との間で、回動することができる。カバー70については後で詳述する。
〔プリンタ部11〕
続いて、プリンタ部11について詳細に説明する。図2は、プリンタ部11の概略構成を模式的に示す縦断面図である。この図に示すように、プリンタ部11は、送給部15と、送給トレイ20と、排出トレイ21と、搬送ローラ部18と、記録部24と、排出ローラ部19と、プラテン22と、タンクユニット100とを備えている。これらのプリンタ部11の各構成要素は筐体14に内装されている。
送給部15は、自重或いはバネ等による弾性力によって送給トレイ20に収容された用紙Pに向けて付勢された送給ローラ15aを備えている。送給ローラ15aの回転によって、送給トレイ20に収容された用紙Pが一枚ずつ搬送経路65へ送り出される。
搬送経路65は、送給トレイ20の後端部から上方に延びつつ前へ向かってUターンし、記録部24とプラテン22との間の空間を経て排出トレイ21に至る経路である。この搬送経路65に沿って上流から下流に向かって、搬送ローラ部18、記録部24、排出ローラ部19が順に設けられている。
搬送ローラ部18は、搬送経路65を挟んで上下方向7に対向する搬送ローラ18aとピンチローラ18bとを備えている。ピンチローラ18bは、搬送ローラ18aの回転に伴って連れ回る。用紙Pは、搬送ローラ18aとピンチローラ18bとの間に挟まれて、記録部24へ向けて送り出される。
記録部24は、液体吐出ヘッド25と、液体吐出ヘッド25が搭載されたキャリッジ23とを備えている。記録部24は、搬送経路65を挟んでプラテン22と上下方向7に対向配置されている。すなわち、記録部24は、搬送経路65より上下方向7の上方で、且つ搬送経路65に対面するように配置されている。なお、プラテン22は上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されており、搬送ローラ部18によって搬送される用紙Pがプラテン22によって下方から支持される。
キャリッジ23は、左右方向9に延設されたガイドレールと、このガイドレールに沿って液体吐出ヘッド25を左右方向9に往復移動させるキャリッジモータとを備えている(いずれも図示略)。また、キャリッジ23からは、制御部12が実装された制御基板と液体吐出ヘッド25を電気的に接続するフレキシブルフラットケーブルが延出されている(図示略)。フレキシブルフラットケーブルは、制御部12から出力される制御信号を液体吐出ヘッド25に伝達する。更に、キャリッジ23からは、タンクユニット100のタンク4と液体吐出ヘッド25を接続するインクチューブが延出されている(図示略)。インクチューブは、タンク4に貯留されたインクを液体吐出ヘッド25に供給する。より詳細には、各色(ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー)のインクが流通する4本のインクチューブがタンク4から延出され、これらが束ねられた状態でキャリッジ23に接続されている。
液体吐出ヘッド25は、液体消費部の一例である。液体吐出ヘッド25の下面には、複数のノズル25aが形成されている。液体吐出ヘッド25は、プラテン22に下方から支持されている用紙Pに向けてノズル25aからインクを微小なインク滴として吐出し、これにより、用紙Pに画像が形成される。
排出ローラ部19は、搬送経路65を挟んで上下方向7に対向する排出ローラ19aと拍車19bとを備えている。拍車19bは、排出ローラ19aの回転に伴って連れ回る。記録部24によって画像が形成された用紙Pは、排出ローラ19aと拍車19bとの間に挟まれて、排出トレイ21へ向けて送り出される。なお、送給ローラ15a、搬送ローラ18a、及び、排出ローラ19aは、制御部12によって制御される図示されない搬送モータによって駆動される。
タンクユニット100は、各色のインクを収容するタンク4と、タンク4に形成された注入口50を閉塞するキャップ6などから成る。タンクユニット100は筐体14の内部に収容されているが、カバー70が開放されることにより、タンクユニット100の前面が筐体14の外部へ露出される。つまり、カバー70が開放されると、筐体14の開口14cを通じてタンクユニット100のキャップ6へアクセスが可能となる。
〔タンクユニット100〕
ここで、タンクユニット100について詳細に説明する。図3はカバー70が閉位置にあり且つ注入口50にキャップ6が適切に装着された状態(以下、「定常状態」と示すことがある)の複合機10の部分縦断面図、図4はカバー70が開位置にあり且つ注入口50にキャップ6が適切に装着された状態(以下、「カバー開状態」と示すことがある)の複合機10の部分縦断面図、図5はタンクユニット100のタンク4の注入口50の近傍の部分縦断面図、図6はタンクユニット100の正面図である。なお、図4においては、カバー70が開位置にあり且つキャップ6が外されて注入口50が開放された状態(以下、「キャップ開状態」と示すことがある)のキャップ6及びアーム60が二点鎖線で示されている。また、図6では、タンク4に設けられたアーム連結部48の構成を明らかとするために、4つのキャップ6のうちの一つが省略されている。
図3〜6に示すように、タンク4は、内部に形成されたインク室40へインクを注入するための注入口50が形成された壁を有している。タンク4は、タンク4の前面を形成する前壁41、タンク4の左右方向9の両側面を形成する2つの側壁45、タンク4の上面を形成する上壁46、タンク4の底面を形成する底壁47、及び、前壁41と上壁46と接続されており、外面が斜め上方を向く傾斜壁42によって、外形が概ね直方体状に形作られている。インク室40を形成している壁のうち、少なくとも前壁41は、インク室40に貯留されているインクの量を視認することができるように透明又は半透明な視認壁である。左右の側壁45の間には複数の間仕切壁44が設けられており、この間仕切壁44によってタンク4の内部空間がそれぞれ独立した複数のインク室40に区切られている。このタンク4の後面は、間仕切壁44、側壁45、上壁46、及び、底壁47の各壁の後端面に溶着されたフィルム49によって封止されている。
タンク4の内部空間は、左右方向9に4つのインク室40に区画されている。4つのインク室40には、それぞれ、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、及び、イエローインクが貯留される。各色インクは、液体の一例である。インク室40の数及びインクの色は上記の例に限定されない。なお、本実施形態に係るインク室40は樹脂製の壁によって形作られているが、インク室40が樹脂製の袋などによって形作られていてもよい。
タンク4の傾斜壁42には、インク室40へインクを注入するための開口である注入口50が設けられている。この注入口50を通じて、タンク4の外部とインク室40とが連通される。本実施形態に係るタンク4は4つのインク室40を有しており、各インク室40に対応して4つの注入口50が傾斜壁42に左右方向9に一列に並んで設けられている。
タンク4には、傾斜壁42の外面から斜め上方に突出している筒状壁43が設けられている。注入口50は、傾斜壁42及び筒状壁43を貫通して形成されている。換言すれば、注入口50は、タンク4の壁部、すなわち、傾斜壁42の一部及び筒状壁43によって画定されている。本実施形態に係る筒状壁43は、上下方向7に対し非直交、且つ、水平方向よりも上方向となる前上方向に向かって、傾斜壁42から突出している。また、筒状壁43は、傾斜壁42の外面と直交する方向に傾斜壁42から突出している。この筒状壁43の突出端において注入口50の一端50aが斜め上方に向かってタンク4の外部に開口している。一方、傾斜壁42の内面において注入口50の他端50bが斜め下方に向かってインク室40に開口している。
上記のようにタンク4の前面に設けられた注入口50は、カバー70が開位置にあるときに(図1(B)、3参照)、筐体14の開口14cを通じて複合機10の外部に露出される。各注入口50には、他のキャップ6から独立したキャップ6が取り付けられている。キャップ6は、注入口50に着脱可能に装着されて、注入口50を閉塞することができる。キャップ6が注入口50から取り外されると、注入口50が開放される。開放された注入口50を通じてインク室40へインクを注入することができる。
キャップ6には、キャップ6とタンク4の外壁又は筐体14とを連結するアーム60が結合されている。本実施形態においては、キャップ6とアーム60は、ゴムやエラストマーのように弾性変形可能な素材によって一体成形されている。但し、キャップ6とアーム60とがそれぞれ成形されたうえで、結合されていてもよい。
キャップ6は、ボディ61とフランジ62と有し、これらが一体的に形成されている。ボディ61は、キャップ6が注入口50へ取り付けられるときに、注入口50へ挿入され、注入口50の一端50aを通過する部分である。キャップ6が注入口50に装着されているときに、ボディ61の先端部分はインク室40内に到達している。
ボディ61は、概ね、注入口50の内径とほぼ同じであるか若干大きい外径を有する円筒形状を成している。ボディ61のうち、キャップ6が注入口50に装着されているときにインク室40内に位置する部分には、爪部61bが設けられている。爪部61bは、円筒の外周面から放射方向へ突出する環状の突起であって、この環状の突起は注入口50の内径よりも大きな外径を有している。また、ボディ61のうち、注入口50に最初に挿入される先端部61aは、先端に向かって外径が縮小するテーパ形状を成している。先端部61aの先端(即ち、ボディ61の先端)の外径は、注入口50の内径より小さい。
フランジ62は、キャップ6が注入口50に装着されているときに、注入口50に挿入されず、注入口50の外部に位置する部分である。フランジ62は、注入口50の内径よりも大きな外径の円柱形状を有している。このフランジ62は、キャップ6が注入口50に装着されているときに、タンク4の外部へ向き、且つ、注入口50の開口中心線Lと交わる外面62bを有している。この外面62bから、タブ66が突出している。タブ66は、タンク4の注入口50からキャップ6を取り外すときに、ユーザが指などで摘まんでキャップ6を操作するための操作突起である。タブ66は、フランジ62の外面62bの中央ではなく、外面62bの中央から外れた位置から突出している。本実施形態に係るタブ66は、フランジ62の外面62bにおける外面62bの外縁を含む部分から突出している。
フランジ62は、外面62bと表裏を成すニップ面N1を有している。このニップ面N1と対を成すニップ面N2は、ボディ61の爪部61bに設けられている。キャップ6が自然状態にあるときに(即ち、弾性変形していないときに)、2つのニップ面N1,N2は所定の間隔をあけて対峙している。つまり、自然状態のキャップ6において、2つのニップ面N1,N2は、注入口50の開口中心線Lと平行な方向の長さH(図5、参照)よりも若干小さい距離だけ離間している。
アーム60は、概ね、フランジ62の周縁部から延伸する帯状に形成されている。アーム60の先端部60aは、キャップ6のフランジ62の周縁部と連結されている。キャップ6及びアーム60が自然状態にあるときに、アーム60の先端部60aの延長線はキャップ6のフランジ62の外面62bと平行に延びる。
アーム60の基部60bには、アーム60を支持する根部69が一体的に設けられている。根部69は、アーム60の基部60bから後方へ向けて突出している。自然状態のアーム60において、アーム60の延伸方向と、根部69の延伸方向とは直交している。根部69には、根部69の延伸方向と略直交する方向へ突出する係止片69aが設けられている。
アーム60の根部69は、タンク4に設けられたアーム連結部48と連結される。アーム連結部48は、注入口50よりも上方且つ後方において、タンク4の上壁46から上方へ突出している壁である。タンク4のアーム連結部48には、上下方向7に延びる溝48a(図5、参照)が形成されている。図3及び図4に示すように、根部69は、係止片69aがアーム連結部48よりも後方に位置するように、アーム連結部48の溝48aに上方から挿入される。根部69は、アーム連結部48の溝48aから前方へ落脱しないように、係止片69aによってアーム連結部48に係止されている。また、根部69の上方には、筐体14(又は、複合機10のフレーム)の一部分を形成している垂直壁14fが存在し、この垂直壁14fによって根部69がタンク4のアーム連結部48の溝48aからの上方へ抜け出すことが阻止されている。
〔キャップ6のタンク4の注入口50への着脱〕
キャップ6をタンク4の注入口50へ取り付ける際には、ユーザによって、キャップ6のボディ61の先端部61aが注入口50の一端50aへ位置合わせされて、フランジ62が筒状壁43の突出端と当接するまで、キャップ6のボディ61が注入口50へ向けて押し込まれる。ここで、ユーザは、フランジ62の外面62bを指の腹で押すことによって、ボディ61を注入口50の一端50aを通過させて注入口50内へ押し込むことができる。注入口50内で縮径された爪部61bが注入口50の他端50bを通過してインク室40内に至ると、爪部61bは弾性回復して元の形状に戻る。
図3及び5に示すように、キャップ6が注入口50に適切に装着されているときに、フランジ62はタンク4の外部に位置しており、キャップ6のボディ61は注入口50及びインク室40に位置している。ボディ61の爪部61b及び先端部61aはインク室40へ到達している。
上記のようにキャップ6が注入口50に装着された状態において、キャップ6の一方のニップ面N1は注入口50の一端50aを画定している筒状壁43の突出端に押し付けられており、キャップ6の他方のニップ面N2は注入口50の他端50bを画定している傾斜壁42の内面に押し付けられている。そして、これら2つのニップ面N1,N2の間が、注入口50の開口中心線Lと平行な方向の長さHと等しくなるように、キャップ6が弾性変形している。このキャップ6の弾性変形によって、筒状壁43及び傾斜壁42が2つのニップ面N1,N2によって両側から挟み込まれて加圧されている。このようにして、キャップ6のフランジ62により注入口50の一端50aが封止されるとともに、キャップ6の爪部61bにより注入口50の他端50bが封止される。つまり、キャップ6が注入口50に装着された状態において、キャップ6とタンク4は2箇所で封止されている。また、ボディ61の注入口50内に位置する部分の外径が注入口50の内径とほぼ同じであるか若干大きいので、ボディ61が、注入口50を画定しているタンク4の壁部(すなわち、筒状壁43及び傾斜壁42における注入口50を画定している面)に密着する。これにより、注入口50がボディ61の外周面により封止される。
キャップ6が注入口50に装着されているとき、アーム60は弾性変形して屈曲している。このとき、アーム60には、図4で二点鎖線で示されているように、キャップ6と接続された先端部60aを上にして起立した姿勢に戻るような、弾性変形からの復元力が作用している。しかし、キャップ6の2つのニップ面のうち爪部61bに設けられたニップ面N2が注入口50の他端50bの周囲の傾斜壁42の内壁面に引っ掛かって、弾性復帰しようとするアーム60の復元力に抵抗し、その結果、キャップ6が注入口50に装着された状態が維持される。
注入口50に装着されたキャップ6が注入口50から取り外される際には、注入口50及びインク室40に挿入されているキャップ6のボディ61が、注入口50の一端50aを通じてタンク4の外部へ抜き出される。ここで、ユーザは、1本の指でタブ66の第1面66aを触り、もう1本の指でタブ66の第2面66bを触ることにより、2本の指でキャップ6のタブ66を摘まんで、タブ66を斜め上方、すなわち前方且つ上方、もしくは前方(即ち、ユーザの手前側)へ引っ張ることによって、キャップ6のボディ61をタンク4の注入口50からタンク4の外部へ引き出すことができる。
上述のようにキャップ6が注入口50から外されることにより、アーム60は、上記復元力によって弾性復帰して概ね起立した状態(キャップ開状態)となる。アーム60の起立する動作に伴い、アーム60の先端部60aに結合されたキャップ6はアーム60の基部60bを中心として上方へ回動する。このようにして、キャップ6が注入口50から外されると、キャップ6は注入口50から上方且つ離れた位置へ移動し、そこで保持される。
〔カバー70〕
ここで、カバー70について詳細に説明する。図7はカバー70が開位置にあり且つ注入口50にキャップ6が適切に装着された状態のタンクユニット100及びカバー70を示す複合機10の部分斜視図であり、図8はカバー70の斜視図である。図1(A)、図1(B)、図3、図4、図7、及び図8に示すように、カバー70は、筐体14の前壁14aに形成された開口14cを開閉可能に設けられている。カバー70は、複合機10が載置される載置面に沿った方向、具体的には、左右方向9に延びる回動軸線82Lを中心として回動する。本実施形態においては、筐体14には、筐体14から開口14c内へ突出する回動軸82が設けられている。回動軸82は、その軸心が回動軸線82Lと実質的に一致するように配設されている。この回動軸82に、カバー70の下部に一体的に形成されたC字状の軸受部72が外嵌されている。このように、カバー70はその下部を通る左右方向9に延びる回動軸線82Lを中心として回動可能に筐体14に支持されている。
カバー70は、開口14cに対応した大きさの外形であり、開口14c側が開口する箱形状である。カバー70は、閉位置において、タンク4の前壁41の及び傾斜壁42を覆う。カバー70が閉位置に位置されることによって、複合機10の外部からキャップ6へのアクセスが不能となる。カバー70は、開位置において、タンク4の前壁41及び傾斜壁42を筐体14の外部へ露出させる。カバー70が開位置に位置されることによって、複合機10の外部からキャップ6へのアクセスが可能となる。ここで、アクセスとは、キャップ6の着脱動作のためにユーザがキャップ6に触れることや、インクのインク室40への補充動作のためにインクボトルが注入口50に挿入されることである。
カバー70は、閉位置において筐体14の前壁14aの一部をなす外面701と、タンク4と対向する内面702とを有する。カバー70の上端側には、内面702から筐体14側へ突出する係合部73が設けられている。係合部73は、筐体14の開口14cの上端付近に形成された被係合部83と係合することにより、カバー70を閉位置に保持する。
閉位置のカバー70において上下方向7及び左右方向9の中央には、窓74が形成されている。窓74は、カバー70の外面701側と内面702側との間において光が透過可能なものであり、例えば、開口に可視光が透過可能な透明な素材が嵌め込まれることによって構成されている。窓74は、上下方向7においてタンク4の前壁41の下端より上側と傾斜壁42の上端より下側とを、筐体14の前壁14a側から視認可能な大きさであり、且つ、左右方向9において前壁41の左端及び右端以外を視認可能な大きさである。ユーザは、この窓74を通じて、筐体14の傾斜壁42に設けられた注入口50にキャップ6が装着されているかどうかを視認することができる。
カバー70は、係合部73が形成されている第1の部分70Aと、第1の部分70Aから前方に突出し、ユーザがカバー70を開けるときに把持する把持部80を有する第2の部分70Bと、第2の部分70Bから下方に延びる第3の部分70Cを有している。窓74は第3の部分70Cに含まれている。第2の部分70Bと第3の部分70Cとタンク4の間には、カバー70の閉位置においてキャップ6およびアーム60が収容可能な空間S1が形成されている。一方、空間S1の上方は空間が狭くなっており、カバー70が閉位置にあるときは、アーム60の収容が不可能になっている。
カバー70の内面702には、内面702から突出するリブ75(突部)が設けられている。リブ75は、カバー70の他の部分と一体的に成形されている。リブ75は、カバー70の第3の部分70Cにおいて窓74の直ぐ上方に位置している。リブ75は、カバー70が閉位置にあるときに、カバー70の内面702からタンク4へ向けて空間S1に突出している。このリブ75は、平板状のカバー70を補強するリブ本来の機能に加えて、カバー70が閉位置にあるときに、キャップ6が注入口50から抜け出すことを防ぐ機能を有している。
リブ75は、左右方向9に連続する上リブ75a及び下リブ75bと、上リブ75aと下リブ75bを繋ぐ複数の縦リブ75cとを有し、カバー70を内面702側から見たときにリブ75全体として概ね格子状(梯子状)を呈している。
図3及び図11に示すように、複合機10が定常状態(即ち、カバー70が閉位置にあり、且つ、キャップ6が注入口50に適切に装着されている状態)にあるときに、キャップ6のタブ66の少なくとも一部分は、上リブ75aと下リブ75bの間で、且つ、左右方向9に隣り合う縦リブ75cの間に位置している。即ち、上リブ75a、下リブ75b、隣り合う縦リブ75cによって、複合機10が定常状態にあるときに、タブ66の周囲を囲い、且つ、タブ66の少なくとも一部分が挿入される空間S3が形成されている。
上記のように複合機10が定常状態にあるときに、タブ66はリブ75によって形成された空間S3に位置しており、タブ66を含むキャップ6とリブ75とは接触していない。また、複合機10が定常状態にあるときに、キャップ6と結合されているアーム60とリブ75とは接触していない。仮に、複合機10が定常状態にあるときに、キャップ6及び/又はアーム60とリブ75とが接触するように設計されていると、キャップ6及び/又はアーム60を押圧しているカバー70がその反力を受けて開きやすくなる。そのため、複合機10が定常状態にあるときに、リブ75はキャップ6及びアーム60のいずれにも接触していないことが望ましい。
また、複合機10が定常状態にあるときに、下リブ75bの先端とキャップ6のフランジ62の外面62bとは、キャップ6の挿抜方向と平行な方向に所定間隔ΔGをおいて対峙している。下リブ75bの先端は、キャップ6が注入口50から抜け出さないように、キャップ6のフランジ62の外面62bに当接してキャップ6を抑え込む押え部75eである。この押え部75eは、定常状態の複合機10においてキャップ6が挿抜方向に注入口50から抜け出す向きへ移動したときに、キャップ6のうちフランジ62の外面62bと最初に当接する。そのために、キャップ6のうちフランジ62の外面62bと押え部75eとの間には、介在するものがない。
また、リブ75の押え部75eは、定常状態のときに、注入口50の開口中心線Lの延長線上に位置することが望ましい。これにより、定常状態の複合機10においてキャップ6が挿抜方向に注入口50から抜け出す向きへ移動したときに、キャップ6のフランジ62の外面62bの開口中心線Lとの交点と押え部75eが当接することとなり、押え部75eによってキャップ6がバランスよく押圧されることとなる。
本実施形態において、キャップ6の挿抜方向は、注入口50の開口中心線Lの延伸方向と平行である。なお、注入口50の開口中心線Lとは、注入口50の一端50aの中心及び注入口50の他端50bの中心を繋いだ線、並びに、その延長線である。本実施形態では、開口中心線Lは、筒状壁43が傾斜壁42から突出する方向と平行である。また、開口中心線Lは、注入口50が筒状壁43及び傾斜壁42を貫通する方向と平行であるともいえる。また、注入口50の開口中心線Lの延びる方向は、注入口50からのキャップ6のボディ61の挿抜方向と平行である。
上記において「所定間隔ΔG」とは、定常状態の複合機10から、キャップ6を挿抜方向のうち抜ける向きへ移動させたときに、キャップ6とタンク4との良好な水密性が維持される移動量の範囲以下の値である。このような所定間隔ΔGは、キャップ6と注入口50を画定する壁部(傾斜壁42及び筒状壁43)との関係で定まる。但し、筐体14の大型化を回避するために、所定間隔ΔGは小さな値であることが望ましい。本実施形態に係るキャップ6では、キャップ6のボディ61が挿抜方向へ抜ける向きへ移動すると、爪部61bが注入口50内に進入する。爪部61bが注入口50内にあるときは、爪部61bの外周と筒状壁43の内壁にボディ61の外周面が圧接されており、タンク4とキャップ6との水密性が確保されている。よって、本実施形態においては、所定間隔ΔGの大きさの好適な一例として、注入口50を画定する壁部(傾斜壁42及び筒状壁43)の開口中心線Lの延伸方向と平行な方向の長さ、即ち、注入口50の開口中心線Lの延伸方向と平行な方向の長さが挙げられる。
図9はカバー70が閉位置にあり且つ注入口50に装着されたキャップ6が挿抜方向(開口中心線Lと平行な方向)へ移動した状態の複合機10の部分縦断面図である。図3に示すように、定常状態の複合機10において、キャップ6が注入口50に適切に装着されているとき、押え部75eの面とキャップ6のフランジ62の外面62bとは、ほぼ平行な状態にある。キャップ6が挿抜方向に注入口50から抜ける向きへ移動すると、図9に示すように、キャップ6のフランジ62の外面62bがリブ75の下リブ75bに設けられた押え部75eと当接して、それ以上のキャップ6の移動が規制される。キャップ6のフランジ62の外面62bがリブ75の押え部75eに当接しているときに、キャップ6のボディ61の爪部61bが注入口50内に進入し、爪部61bの外周面が筒状壁43の内壁に圧接されており、これにより、タンク4とキャップ6との間の水密性が確保されている。このように、カバー70が閉位置にあるときは、キャップ6とタンク4との良好な水密性が維持される。更に、図9に示すように、キャップ6が開口中心線Lに沿って注入口50から抜け出す向きへ移動して外面62bと押え部75eとが当接するとき、押え部75eの面とキャップ6のフランジ62の外面62bとがほぼ平行な状態にあるため、押え部75eの面によってキャップ6がバランスよく押圧されることとなる。
〔タンク4へのインクの注入〕
上記構成の複合機10において、複合機10が使用可能な状態(使用状態)にあるときには、図1(A)及び図3に示すように、カバー70は閉位置にあり、且つ、タンク4の注入口50にキャップ6が適切に装着され、注入口50はキャップ6により封止されている。つまり、複合機10が使用可能な状態とは、即ち、前述の定常状態である。この複合機10のタンク4のインク室40へインクを注入する際には、ユーザは、まず、カバー70を閉位置から開位置へ回動させる。これにより、定常状態にあった複合機10は、図4及び7に示されるように、筐体14の前壁14aの開口14cを通じて、タンク4のキャップ6へアクセスが可能なカバー開状態となる。
ユーザは、複合機10をカバー開状態とした後、次に、インクを補充すべきインク室40に対応するキャップ6を注入口50から取り外す。これにより、カバー開状態にあった複合機10は、図4に二点鎖線で示されるように、アーム60が概ね起立し、このアーム60の先端に結合されたキャップ6が注入口50から離れた位置で保持されたキャップ開状態となる。詳細には、キャップ6が注入口50から外されると、弾性変形により湾曲していたアーム60は、復元力によって弾性復帰して概ね起立した状態となる。アーム60の起立する動作に伴い、アーム60の先端部60aに結合されたキャップ6はアーム60の基部60bを中心として上方へ回動する。このようにして、キャップ6が注入口50から外されると、キャップ6は注入口50から上方且つ離れた位置へ移動し、そこで保持される。
ユーザは、続いて、キャップ6が取り外されて開放された注入口50へ、インクボトル(図示略)のノズルを挿入し、インクボトル内のインクを注入口50を通じてインク室40へ注入する。ユーザは、インクの注入を終えた後、注入口50にキャップ6を取り付けて注入口50を封止する。その後、ユーザは、カバー70を開位置から閉位置へ回動させる。
仮に、ユーザが、インク室40へインクを注入した後、注入口50がキャップ6で封止されずに、カバー70を開位置から閉位置へ回動しようとしたとする。
注入口50がキャップ6で封止されない場合として、例えば、アーム60が起立してキャップ6が注入口50より上方位置で保持されている場合や、図10,12に示すように、キャップ6が注入口50に適切に装着されていない場合などがある。なお、図10はカバー70が開位置から閉位置へ移動する過程において、キャップ6がタンク4の注入口50に適切に装着されていない状態の複合機10の部分縦断面図であり、図12はカバー70に設けられたリブ75とタンク4の注入口50に適切に装着されていないキャップ6との関係を説明する図である。キャップ6が注入口50に適切に装着されていない場合には、ボディ61の爪部61bがインク室40に至るまで十分に深く挿入されておらず、キャップ6が注入口50から浮いた状態や、アーム60が屈曲しておりキャップ6が注入口50の近傍にあるもののキャップ6が注入口50から抜けてしまった状態などが例示される。
カバー70の第1の部分70Aと筐体14との間の空間S2は、第2の部分70Bと第3の部分70Cと筐体14との間の空間S1よりも狭いことから、その空間S2にキャップ6が収容されることができない。そのため、アーム60が起立してキャップ6が注入口50より上方位置で保持されている場合に、カバー70を開位置から閉位置へ向けて回動させると、カバー70の動きがアーム60(又は、キャップ6)に阻害されて、カバー70は閉位置へ到達することができない。換言すれば、カバー70が閉位置へ至る前に、カバー70の内面702がアーム60(又は、キャップ6)と接触することによりそれ以上上方への回動が規制されて、カバー70は閉位置へ到達することができない。
また、キャップ6が注入口50に適切に装着されていない場合には、図10、12に示すように、カバー70の内面702に設けられたリブ75がキャップ6及び/又はアーム60と干渉する。なお、図10に示された例では、リブ75のうち上リブ75aが、定常状態から上方へ変位しているキャップ6と干渉しており、図12に示された例では、リブ75のうち縦リブ75cが、定常状態から左右方向9へ変位しているキャップ6のタブ66又はフランジ62と干渉している。
定常状態の複合機10において、カバー70の第2の部分70B及び第3の部分70C、筐体14、及びタンク4によって形成される空間S1は、注入口50に適切に装着されたキャップ6のみが収容され得る。そのため、キャップ6が注入口50に適切に装着されていない状態で、カバー70を開位置から閉位置へ向けて回動させると、カバー70とタンク4に介在するキャップ6及び/又はアーム60によってカバー70の動きが阻害されて、カバー70は閉位置へ到達することができない。より詳しくは、カバー70が閉位置へ至る前に、カバー70の内面702のリブ75がキャップ6及び/又はアーム60と接触することによりそれ以上上方への回動が規制されて、カバー70が閉位置へ到達すること、つまり、カバー70を閉じることができない。
以上説明した通り、本実施形態に係る液体消費装置である複合機10は、液体消費部である記録部24と、記録部24で消費される液体が貯溜される液体貯留室であるインク室40、及び、インク室40へ液体を注入するための注入口50を有するタンク4と、注入口50に挿抜可能に装着されて注入口50を閉塞するキャップ6と、タンク4の注入口50が形成された面を覆う閉位置と、タンク4の注入口50が形成された面を露出させる開位置との間でタンク4に対して移動可能なカバー70を有し、記録部24、タンク4、及びキャップ6が収容された筐体14とを備えている。キャップ6は、キャップ6が注入口50に装着されているときに、注入口50の開口中心線Lと交わり且つタンク4の外方を向いた外面62bを有している。カバー70は、タンク4の注入口50が形成された面へ向いた内面702と、内面702からタンク4へ向けて突出する突部であるリブ75とを有している。そして、カバー70のリブ75に、カバー70が閉位置にあり且つキャップ6が注入口50に装着されている定常状態のときに、キャップ6の外面62bからキャップ6の挿抜方向と平行な方向へ所定間隔ΔGを置いて対峙し、且つ、定常状態からキャップ6が挿抜方向に注入口50から抜け出す向きへ移動したときにキャップ6のうち外面62bと最初に当接する押え部75eが設けられている。
これにより、定常状態からキャップ6が挿抜方向に注入口50から抜け出す向きへ移動すると、キャップ6の外面62bとリブ75の押え部75eとが当接して、キャップ6の注入口50から抜け出す向きへのそれ以上の移動が規制される。よって、カバー70が閉位置にあるとき、つまり、カバー70が閉じられているときに、タンク4の注入口50に装着されたキャップ6が注入口50から抜け出す向きへの移動が抑制され、キャップ6が注入口50から外れることを防止できる。
また、本実施形態の複合機10において、所定間隔ΔGの大きさが、注入口50に適切に装着されたキャップ6を挿抜方向と平行に注入口50から抜け出す向きへ移動させたときの、タンク4とキャップ6との水密性が維持される挿抜方向への移動量の範囲以下の値である。
これにより、カバー70が閉位置にあるとき、つまり、カバー70が閉じられているときに、タンク4の注入口50に適切に装着されたキャップ6が注入口50から抜け出す向きへ移動しても、その移動が、タンク4とキャップ6の水密性が維持される範囲に制限される。よって、カバー70が閉位置にあるとき、つまり、カバー70が閉じられているときに、タンク4の注入口50からインクが漏出することを防止できる。
また、本実施形態の複合機10において、タンク4は注入口50を画定する壁部(筒状壁43及び傾斜壁42)を有し、キャップ6は、注入口50に装着されているときに、インク室40に位置し且つ注入口50を画定する壁部のうちインク室40の開口縁に係止する爪部61bを有している。そして、所定間隔ΔGの大きさが、注入口50を画定する壁部の注入口50の開口中心線Lの延伸方向と平行な方向の長さである。
これにより、カバー70が閉位置にあるとき、つまり、カバー70が閉じられているときに、タンク4の注入口50に適切に装着されたキャップ6が注入口50から抜け出す向きへ移動しても、その移動が、タンク4とキャップ6の水密性が維持される範囲に制限される。よって、カバー70が閉位置にあるとき、つまり、カバー70が閉じられているときに、タンク4の注入口50からインクが漏出することを防止できる。
また、本実施形態の複合機10において、複合機10が定常状態のときに、注入口50の開口中心線Lの延長線上にリブ75の押え部75eが位置している。
これにより、タンク4の注入口50に適切に装着されたキャップ6が注入口50から抜け出す向きへ移動したときに、キャップ6の外面62bの注入口50の開口中心線Lとの交点がリブ75の押え部75eと当接する。よって、リブ75の押え部75eによってキャップ6がバランスよく押圧される。
また、本実施形態の複合機10において、キャップ6は、外面62bから突出する操作突起であるタブ66を有している。そして、カバー70のリブ75は、複合機10が定常状態にあるときにタブ66の周囲に位置する壁部(上リブ75a、下リブ75b、縦リブ75cのうち少なくとも1つ)を有している。この壁部は、複合機10が定常状態にあるときにキャップ6と接触せず、キャップ6が注入口50に適切に装着されていないときにタンク4とカバー70の内面702との間に介在するキャップ6によってカバー70の開位置から閉位置への移動が阻害されるようにキャップ6と接触する。
これにより、タンク4の注入口50にキャップ6が適切に装着されていない状態、つまり、注入口50が封止されていない状態では、カバー70を開位置から閉位置まで移動させることができない。よって、キャップ6が付け忘れや装着不良で放置されることを抑止できる。
また、本実施形態の複合機10において、カバー70のリブ75が、複合機10が定常状態にあるときにタブ66一部分を間に挟んで対峙する一対の壁部(上リブ75aと下リブ75b、又は、隣り合う縦リブ75cどうし)を有している。
これにより、タンク4の注入口50にキャップ6が適切に装着されていない状態、つまり、注入口50が封止されていない状態では、カバー70が閉位置まで到達することができない。よって、キャップ6が付け忘れや装着不良で放置されることを抑止できる。
また、本実施形態の複合機10において、カバー70のリブ75が、複合機10が定常状態にあるときにタブ66の周囲を囲い、且つ、タブ66の少なくとも一部分が挿入される空間S3を形成する壁部(上リブ75a、下リブ75b、及び縦リブ75c)を有している。
これにより、複合機10が定常状態にあるときに、キャップ6のタブ66の周囲はリブ75で囲まれており、キャップ6がタンク4の注入口50へ適切に装着されていない状態、つまり、注入口50が封止されていない状態では、カバー70を開位置から閉位置まで移動させることができない。よって、キャップ6が付け忘れや装着不良で放置されることを抑止できる。
また、本実施形態の複合機10において、キャップ6とタンク4(又は筐体14)とを繋ぐ、弾性材料から成るアーム60を更に有している。このアーム60の先端部60aがキャップ6と結合され、アーム60の基部60bが注入口50よりも上方においてタンク4(又は筐体14)と結合されている。そして、キャップ6が注入口50に装着されているときに、アーム60は弾性変形により屈曲している。更に、カバー70が閉位置にあり且つキャップ6が注入口50に装着されているときに、タンク4及びカバー70によってアーム60がカバー70と接触しないで収容される空間S3が形成されている。
このように、キャップ6にアーム60が結合されていることにより、弾性復帰しようとするアーム60によってキャップ6に注入口50から抜き出そうとする力が作用する。これに対し、本実施形態に係る複合機10では、キャップ6が注入口50から抜け出す向きへ移動するとリブ75の押え部75eが当接して、キャップ6の抜け出す向きへの移動が規制され、キャップ6が注入口50から抜け出すことを防止できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
例えば、本実施形態に係るキャップ6は、ボディ61に爪部61bが設けられているが、キャップ6のボディ61が寸胴な(爪部61bのない)形状であってもよい。
また、例えば、本実施形態に係るキャップ6において、タブ66はフランジ62の外面62bの中心から外れた外縁部から突出するように設けられており、この構成によればリブ75の押え部75eでフランジ62の外面62bのほぼ中心を押圧することが可能となる。但し、キャップ6においてタブ66がフランジ62の外面62bの中心から突出するように設けられていてもよい。この場合、リブ75の押え部75eはフランジ62の外面62bのうち中心から外れた位置を押圧するように配設される。
また、例えば、本実施形態に係るカバー70は、左右方向9に延伸する回動軸線82Lを中心として上下方向7に回動するように筐体14に設けられているが、カバー70が上下方向7に延伸する回動軸線を中心として左右方向9(又は前後方向8)に回動するように筐体14に設けられていてもよい。
また、例えば、本実施形態に係るキャップ6とタンク4又は筐体14はアーム60で繋がれているが、アーム60が省略されていてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
4 :タンク
6 :キャップ
10 :複合機(液体消費装置の一例)
11 :プリンタ部
14 :筐体
15 :送給部
17 :操作パネル
18 :搬送ローラ部
19 :排出ローラ部
20 :送給トレイ
21 :排出トレイ
22 :プラテン
23 :キャリッジ
24 :記録部(液体消費部の一例)
25 :液体吐出ヘッド
25a :ノズル
28 :トップカバー
40 :インク室(液体貯留室の一例)
41 :前壁
42 :傾斜壁
43 :筒状壁
44 :間仕切壁
45 :側壁
46 :上壁
47 :底壁
50 :注入口
60 :アーム
61 :ボディ
61a :先端部
61b :爪部
62 :フランジ
62b :外面
65 :搬送経路
66 :タブ(操作突起)
66a :第1面
66b :第2面
69 :根部
70 :カバー
70A :第1の部分
70B :第2の部分
70C :第3の部分
701 :外面
702 :内面
72 :軸受部
73 :係合部
74 :窓
75 :リブ(突部)
75a :上リブ
75b :下リブ
75c :縦リブ
75e :押え部
80 :把持部
82 :回動軸
83 :被係合部
100 :タンクユニット
L :開口中心線
N1 :ニップ面
N2 :ニップ面
S1 :空間
S2 :空間
S3 :空間

Claims (8)

  1. 液体消費部と、
    前記液体消費部で消費される液体が貯留される液体貯留室、及び、前記液体貯留室へ液体を注入するための注入口を有するタンクと、
    前記注入口に挿抜可能に装着されて前記注入口を閉塞するキャップと、
    前記タンクの前記注入口が形成された面を覆う閉位置と、前記タンクの前記注入口が形成された面を露出させる開位置との間で前記タンクに対して移動可能なカバーを有し、前記液体消費部、前記タンク、及び前記キャップが収容された筐体とを備え、
    前記キャップは、前記キャップが前記注入口に装着されているときに、前記注入口の開口中心線と交わり且つ前記タンクの外方を向いた外面を有し、
    前記カバーは、前記タンクの前記注入口が形成された面へ向いた内面と、前記内面から前記タンクへ向けて突出する突部とを有し、
    前記カバーの前記突部に、前記カバーが前記閉位置にあり且つ前記キャップが前記注入口に装着されている定常状態のときに、前記キャップの前記外面から前記キャップの挿抜方向と平行な方向へ所定間隔を置いて対峙し、且つ、前記定常状態から前記キャップが前記挿抜方向に前記注入口から抜け出す向きへ移動したときに前記キャップのうち前記外面と最初に当接する押え部が設けられている、
    液体消費装置。
  2. 前記所定間隔の大きさが、前記注入口に装着された前記キャップを前記挿抜方向に前記注入口から抜け出す向きへ移動させたときの、前記タンクと前記キャップとの水密性が維持される前記挿抜方向の移動量の範囲以下の値である、
    請求項1に記載の液体消費装置。
  3. 前記タンクは前記注入口を画定する壁部を有し、
    前記キャップは、前記注入口に装着されているときに、前記液体貯留室に位置し且つ前記注入口を画定する壁部のうち前記液体貯留室側の開口縁に係止する爪部を有し、
    前記所定間隔の大きさが、前記注入口を画定する壁部の前記注入口の開口中心線の延伸方向と平行な方向の長さである、
    請求項1又は2に記載の液体消費装置。
  4. 前記定常状態のときに、前記開口中心線の延長線上に前記押え部が位置する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体消費装置。
  5. 前記キャップは、前記外面から突出する操作突起を有し、
    前記カバーの前記突部は、前記定常状態において前記操作突起の周囲に位置する壁部を有し、
    前記壁部は、前記定常状態において前記キャップと接触せず、前記キャップが前記注入口に適切に装着されていないときに前記タンクと前記カバーの前記内面との間に介在する前記キャップによって前記カバーの前記開位置から前記閉位置への移動が阻害されるように前記キャップと接触する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体消費装置。
  6. 前記カバーの前記突部が、前記定常状態において前記操作突起の少なくとも一部分を間に挟んで対峙する一対の壁部を有する、
    請求項5に記載の液体消費装置。
  7. 前記カバーの前記突部が、前記定常状態において前記操作突起の周囲を囲い、且つ、前記操作突起の少なくとも一部分が挿入される空間を形成する壁部を有する、
    請求項5又は6に記載の液体消費装置。
  8. 前記キャップと前記タンク又は前記筐体とを繋ぐ、弾性材料から成るアームを更に有し、
    前記アームの先端部が前記キャップと結合され、前記アームの基部が前記注入口よりも上方において前記タンク又は前記筐体と結合されており、
    前記キャップが前記注入口に装着されているときに、前記アームは弾性変形により屈曲しており、
    前記カバーが前記閉位置にあり且つ前記キャップが前記注入口に装着されているときに、前記タンク及び前記カバーによって前記アームが前記カバーと接触しないで収容される空間が形成されている、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体消費装置。
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