JP6981250B2 - 冷却装置およびプロジェクター - Google Patents
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Description
光学素子を冷却するための冷却装置であって、
流体が循環する循環流路を有し、
前記循環流路は、
前記光学素子の入射側または出射側に設けられ、光を透過させる窓部と、
前記窓部に接続され、複数のチャネル部を有する蒸発部と、
前記流体の熱が放熱される放熱部と、
を有し、
前記窓部、前記蒸発部、および前記放熱部は、前記流体の循環方向に、前記窓部、前記蒸発部、前記放熱部の順で設けられ、
前記流体は、液体状態において前記光を透過させ、
前記窓部において、前記流体は、液体であり、
複数の前記チャネル部において、液体である前記流体は、蒸発して気体となり、
前記放熱部において、気体である前記流体は、凝縮して液体となり、
前記チャネル部の断面積は、前記窓部と前記蒸発部との境界の断面積よりも小さい。
前記チャネル部の断面積は、0.008mm2以上0.1mm2以下であり、
前記窓部と前記蒸発部との境界の断面積は、1.2mm2以上55mm2以下であってもよい。
前記循環流路の前記放熱部と前記窓部とを接続する部分に、前記流体を前記窓部に送るポンプが設けられていてもよい。
前記循環流路の前記放熱部と前記窓部とを接続する部分に、前記流体の流量を制御するオリフィスが設けられていてもよい。
前記循環流路は、前記ポンプが設けられた送液部を有し、
前記オリフィスは、前記循環流路の前記放熱部と前記送液部とを接続する部分に設けられていてもよい。
前記オリフィスを制御する制御部と、
前記流体の流量を計る流量計と、
を有し、
前記制御部は、前記流量計の出力に応じて、前記オリフィスを制御してもよい。
前記オリフィスを制御する制御部と、
前記放熱部における前記流体の液面の高さを計る液位計と、
を有し、
前記制御部は、前記液位計の出力に応じて、前記オリフィスを制御してもよい。
複数の基板が積層された積層体を有し、
前記積層体には、前記循環流路が設けられ、
前記窓部、前記蒸発部、および前記放熱部は、前記積層体の内部に設けられていてもよい。
複数の前記基板のうちの第1基板には、前記循環流路を構成している第1溝部が設けられていてもよい。
複数の前記基板のうちの第2基板には、前記循環流路を構成している第2溝部が設けられ、
複数の前記基板の積層方向からの平面視において、前記第1溝部と前記第2溝部とは、重なっていてもよい。
本発明に係る冷却装置を有する。
前記光学素子は、液晶パネルであってもよい。
前記光学素子は、3つ設けられ、
前記冷却装置は、3つの前記光学素子に対応して、3つ設けられていてもよい。
3つの前記冷却装置の前記循環流路には、前記窓部に前記流体を送る共通のポンプが設けられ、
3つの前記冷却装置の前記循環流路の各々には、前記流体の流量を制御するオリフィスが設けられていてもよい。
前記光学素子は、偏光板であってもよい。
前記光学素子は、複数設けられ、
複数の前記光学素子のうちの第1光学素子は、液晶パネルであり、
複数の前記光学素子のうちの第2光学素子は、偏光板であり、
前記第1光学素子と前記第2光学素子との間に、前記窓部が設けられていてもよい。
1.1. 冷却装置
まず、第1実施形態に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る冷却装置100を模式的に示す断面図である。図2は、第1実施形態に係る冷却装置100を模式的に示す図1のII−II線断面図である。なお、図1,2および後述する図5〜図9では、互いに直交する3軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を図示している。
学素子に入射する。窓部22が光学素子の光Lの出射側に設けられている場合、光Lは、光学素子を通過した後に、窓部22に入射する。窓部22は、光Lの一部のみを透過させてもよいし、光Lの全部を透過させてもよい。
2以上の場合に比べて、境界Eにおける流体2の圧力損失が大きくなり、流体2の気液界面P1を、チャネル部24aに維持させることができる。さらに、チャネル部24aが複数設けられているため、蒸発部24において、蒸発部24を規定する積層体10と、流体2の液体の部分と、の接触面積を大きくすることができる。そのため、蒸発部24を規定する積層体10と、流体2の液体の部分と、界面における界面張力によって、気液界面P1をチャネル部24aに維持させることができる。したがって、冷却装置100では、気液界面P1は、窓部22側に移動し難く、窓部22を透過する光Lが、気液界面P1近傍で生じる気泡から受ける影響を低減することができる。
1.2.1. 第1変形例
次に、第1実施形態の第1変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態の第1変形例に係る冷却装置110を模式的に示す図である。
IC(Integrated Circuit)などによって実現される。
次に、第1実施形態の第2変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態の第2変形例に係る冷却装置120を模式的に示す図である。
次に、第1実施形態の第3変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図5は、第1実施形態の第3変形例に係る冷却装置130を模式的に示す断面図である。
できる。そのため、冷却装置130では、蒸発部24を規定する積層体10と、流体2の液体の部分と、界面における界面張力によって、気液界面P1は、より窓部22側に移動し難い。
2.1. 冷却装置
次に、第2実施形態に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図6は、第2実施形態に係る冷却装置200を模式的に示す断面図である。図7は、第2実施形態に係る冷却装置200を模式的に示す図6のVII−VII線断面図である。
2.2.1. 第1変形例
次に、第2実施形態の第1変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図8は、第2実施形態の第1変形例に係る冷却装置210を模式的に示す断面図である。
次に、第2実施形態の第2変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図9は、第2実施形態の第2変形例に係る冷却装置220を模式的に示す断面図である。
3.1. プロジェクター
次に、第3実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照しながら説明する。図10は、第3実施形態に係るプロジェクター900を模式的に示す断面図である。
。図示の例では、冷却装置100は、3つ設けられている。なお、便宜上、図10では、冷却装置100を簡略化して図示している。
る。反射膜は、偏光分離膜で反射された直線偏光光束(S偏光光束)を反射させる。板ガラスは、光束が内部を通過するものである。板ガラスは、例えば、白板ガラスなどで構成されている。
発熱しやすい。出射側偏光板953は、液晶パネル951での変調に応じて光を吸収するため、入射側偏光板952よりも光の吸収量が多くなりやすいためである。プロジェクター900では、冷却装置100は、出射側偏光板953を冷却するため、冷却装置100が入射側偏光板952を冷却する場合よりも、熱による偏光特性の悪化を抑制することができる。
次に、第3実施形態の変形例に係るプロジェクターについて、図面を参照しながら説明する。図11は、第3実施形態の変形例に係るプロジェクター910を模式的に示す図である。なお、便宜上、図11では、冷却装置100、液晶パネル951、クロスダイクロイックプリズム954、および投射レンズ97以外の図示を省略している。また、図11では、冷却装置100を簡略化して図示している。また、図11では、流体2の流れる方向を矢印で示している。
られたオリフィス60は、例えば、冷却装置100aの窓部22を流れる流体2の流量を制御する。第5接続部37に設けられたオリフィス60は、例えば、冷却装置100bの窓部22を流れる流体2の流量を制御する。第6接続部38に設けられたオリフィス60は、例えば、冷却装置100cの窓部22を流れる流体2の流量を制御する。
ズム、1020…連通流路
Claims (16)
- 光学素子を冷却するための冷却装置であって、
流体が循環する循環流路を有し、
前記循環流路は、
前記光学素子の入射側または出射側に設けられ、光を透過させる窓部と、
前記窓部に接続され、複数のチャネル部を有する蒸発部と、
前記流体の熱が放熱される放熱部と、
を有し、
前記窓部、前記蒸発部、および前記放熱部は、前記流体の循環方向に、前記窓部、前記蒸発部、前記放熱部の順で設けられ、
前記流体は、液体状態において前記光を透過させ、
前記窓部において、前記流体は、液体であり、
複数の前記チャネル部において、液体である前記流体は、蒸発して気体となり、
前記放熱部において、気体である前記流体は、凝縮して液体となり、
前記チャネル部の断面積は、前記窓部と前記蒸発部との境界の断面積よりも小さい、冷却装置。 - 請求項1において、
前記チャネル部の断面積は、0.008mm2以上0.1mm2以下であり、
前記窓部と前記蒸発部との境界の断面積は、1.2mm2以上55mm2以下である、冷却装置。 - 請求項1または2において、
前記循環流路の前記放熱部と前記窓部とを接続する部分に、前記流体を前記窓部に送るポンプが設けられている、冷却装置。 - 請求項3において、
前記循環流路の前記放熱部と前記窓部とを接続する部分に、前記流体の流量を制御するオリフィスが設けられている、冷却装置。 - 請求項4において、
前記循環流路は、前記ポンプが設けられた送液部を有し、
前記オリフィスは、前記循環流路の前記放熱部と前記送液部とを接続する部分に設けられている、冷却装置。 - 請求項4または5において、
前記オリフィスを制御する制御部と、
前記流体の流量を計る流量計と、
を有し、
前記制御部は、前記流量計の出力に応じて、前記オリフィスを制御する、冷却装置。 - 請求項4または5において、
前記オリフィスを制御する制御部と、
前記放熱部における前記流体の液面の高さを計る液位計と、
を有し、
前記制御部は、前記液位計の出力に応じて、前記オリフィスを制御する、冷却装置。 - 請求項1ないし7のいずれか1項において、
複数の基板が積層された積層体を有し、
前記積層体には、前記循環流路が設けられ、
前記窓部、前記蒸発部、および前記放熱部は、前記積層体の内部に設けられている、冷却装置。 - 請求項8において、
複数の前記基板のうちの第1基板には、前記循環流路を構成している第1溝部が設けられている、冷却装置。 - 請求項9において、
複数の前記基板のうちの第2基板には、前記循環流路を構成している第2溝部が設けられ、
複数の前記基板の積層方向からの平面視において、前記第1溝部と前記第2溝部とは、重なっている、冷却装置。 - 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の冷却装置を有する、プロジェクター。
- 請求項11において、
前記光学素子は、液晶パネルである、プロジェクター。 - 請求項12において、
前記光学素子は、3つ設けられ、
前記冷却装置は、3つの前記光学素子に対応して、3つ設けられている、プロジェクター。 - 請求項13において、
3つの前記冷却装置の前記循環流路には、前記窓部に前記流体を送る共通のポンプが設けられ、
3つの前記冷却装置の前記循環流路の各々には、前記流体の流量を制御するオリフィスが設けられている、プロジェクター。 - 請求項11において、
前記光学素子は、偏光板である、プロジェクター。 - 請求項11において、
前記光学素子は、複数設けられ、
複数の前記光学素子のうちの第1光学素子は、液晶パネルであり、
複数の前記光学素子のうちの第2光学素子は、偏光板であり、
前記第1光学素子と前記第2光学素子との間に、前記窓部が設けられている、プロジェクター。
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