JPH05232432A - 液晶プロジェクタの冷却装置 - Google Patents

液晶プロジェクタの冷却装置

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JPH05232432A
JPH05232432A JP4036445A JP3644592A JPH05232432A JP H05232432 A JPH05232432 A JP H05232432A JP 4036445 A JP4036445 A JP 4036445A JP 3644592 A JP3644592 A JP 3644592A JP H05232432 A JPH05232432 A JP H05232432A
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JP
Japan
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liquid crystal
cooling device
glass container
crystal projector
sealed
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JP4036445A
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Inventor
Haruhisa Kosaka
治久 小坂
Koichi Yoneda
広一 米田
Goro Hamagishi
五郎 濱岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒートパイプ式の冷却装置の液体冷媒を封入
したガラス容器の変形を防止する冷却装置を提供する。 【構成】 液体冷媒20を封入したガラス容器13に液体冷
媒20及び該液体冷媒20に溶解し難い気体21を封入する。
従って、容器13を真空に引く必要がなく、容器13のガラ
スパネル18a,18bの変形を防止することができる。更
に、液体冷媒20に溶解し難い気体21を封入しているため
に、温度が上昇しても液体冷媒20に気泡が発生すること
はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像表示素子に液晶パネ
ルを利用した液晶プロジェクタに関するものであり、特
に液晶パネルの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタの光学系の一例を図10
に示す。
【0003】該プロジェクタはケース1の前壁に投写レ
ンズ2、ケース1内の奥方に光源(ランプ及びリフレク
タ)3が配備されている。
【0004】光源3からの光の内、青色光は素通りして
青色液晶パネル4Bに向かう。緑色光は光軸上の緑色光ダ
イクロイックミラー5によって分光された後、反射板6a
にて反射され、緑色液晶パネル4Gに向かう。赤色光は赤
色光ダイクロイックミラー7aによって分光された後、赤
色液晶パネル4Rに向かう。光が各液晶パネル4R,4G,4B
によって画像情報により変調された後、反射板6b及び投
写レンズ2側の赤色光ダイクロイックミラー7b及び青色
光ダイクロイックミラー8によって合成され、投写レン
ズ2を介してスクリーン(図示略)に画像が映し出され
る。
【0005】なお、9R,9G,9Bはレンズであり、10は熱
線フィルタである。
【0006】上述のような液晶プロジェクタはライトバ
ルブとして、液晶パネルを使用しているが、光源からの
熱によって特性が劣化するため、高輝度化、高精細化を
図る場合には、液晶パネルや偏光板等を冷却する必要が
ある。
【0007】冷却方式は大別すると、ファン等を利用し
た空冷方式、冷却液を用いた液冷方式の2種類がある。
【0008】空冷方式には、例えば特公昭64−745
85号公報があるが、十分な効果を得るためには、風量
の多いファンを数個備え付けなければならず、装置の大
型化、騒音等の問題を有する。
【0009】液冷方式には、例えば特開平1−1596
84号公報(G09F 9/00)があるが、複雑な循
環系を要するため、装置の大型化、複雑化は免れない。
【0010】他の液冷方式としては、ヒートパイプを利
用したもの、例えば、特開平3−126011号公報
(G02F 1/1333)があり、効率、簡素化及び
小型化の点で上記の液冷方式よりも有利である。
【0011】このヒートパイプ式冷却装置を備える液晶
プロジェクタの液晶パネルユニットを図11及び図12に示
す。
【0012】11は液晶パネル、12a,12bは入射側及び出
射側の偏光板、13,13は前記液晶パネル11及び入射側の
偏光板12aに貼着されたヒートパイプ式の冷却装置のガ
ラス容器、14はコンデンサレンズであり、これらは一体
に組立てられている。
【0013】また、図13は冷却装置に取付けられた放熱
板の他の従来例である。図11及び図12では放熱板は一体
型の金属であるが、図13の放熱板はガラス容器13の上部
に取付けられる金属ヘッダ15、金属ヘッダ15の熱をケー
ス1の外部に伝達するヒートパイプ16、ヒートパイプ16
の外気側に取付けられた放熱フィン17とで構成されてい
る。そして、ヒートパイプ16の内部には少量の作動液1
6’が封入されており、ヒートパイプ16内で気化−凝縮
の過程を繰返して効率よく熱を伝達している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
(実施例1)上述のようなヒートパイプ式の冷却装置に
おいて、ガラス容器は2枚のガラスパネル及び枠ガラス
をフリットで封止して形成されている。このフリットは
PbO、SiO2、ZnO2等のガラス粉末を混合した
ものであるが、接合時に高い温度まで加熱する必要があ
り、製造工程が複雑である。また、フリットの種類によ
って、液体冷媒に溶解するものがあり、液体冷媒の濁り
の原因となる可能性がある(例えば、PbOは水に溶解
する)。
【0015】更に、このガラス容器内に液体冷媒を注入
する場合、容器を一度真空に引き、脱気した液体冷媒を
注入するという真空封止を行っている。真空封止を行う
と、容器の上部に存在するガス層(凝縮部)には、液体
冷媒の気化成分しか存在せず、熱交換率がよいという利
点がある。
【0016】しかしながら、ガラス容器のガラスパネル
は非常に薄くできているため、容器を真空に引く時に、
変形、撓み等が生じる恐れがあり、問題となる。
【0017】他方、容器を真空に引かずに、大気圧のま
まで液体冷媒を封止する大気圧封止を行うと、ガラスパ
ネルの変形は生じないが、液体冷媒に気体が溶存するた
め、温度が上昇するにつれて、内部に気泡が発生する恐
れがある。
【0018】実施例1は上述のような課題を解決するた
めのものである。
【0019】(実施例2)ガラス容器を構成するガラス
材の屈折率は1.5程度であり、空気の屈折率は1.0
程度であるため、ガラス容器から外気中に出射される光
は多少反射されてしまうという課題を解決するためのも
のである。
【0020】また、ガラス容器と液晶パネルの接合はグ
リス、オイル、透明接着剤等で行われているため、グリ
ス、オイルでは下方に垂れてしまい、透明接着剤では取
り外すことができなくなるという課題を解決するもので
ある。
【0021】また、液晶パネルはパネルケース内に固定
されるため、フラットな表面を有するガラス容器と接触
することができないという課題を解決するものである。
【0022】また、液晶プロジェクタの色再現性を改善
し、放熱効果を高めるものである。
【0023】(実施例3)図13のような、ガラス容器の
上部に取付けられる金属ヘッダ、金属ヘッダの熱をケー
スの外部に伝達する作動液入りのヒートパイプ、ヒート
パイプの外気側に取付けられた放熱フィンとで構成され
る放熱板では、液晶プロジェクタが傾いた場合に問題と
なる。
【0024】即ち、図13において左側にプロジェクタが
傾いた場合、ヒートパイプの左側部に作動液が片寄って
しまい、ガラス容器の上部のヒートパイプ中には作動液
がなくなってしまい十分な冷却が行えない。
【0025】本発明はこのような課題を解決するもので
ある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は液晶プロジェク
タの画像表示用の液晶パネルユニットをフラット型ガラ
ス容器内に液体冷媒を封入した冷却装置によって冷却す
る液晶プロジェクタの冷却装置において、前記ガラス容
器は液体冷媒及び該液体冷媒に溶解し難い気体を封入す
ることを特徴とする液晶プロジェクタの冷却装置であ
る。
【0027】
【作用】
(実施例1)本発明の大気圧封止されたヒートパイプ式
の冷却装置において、容器の接合を合成樹脂で行ってい
るため、フリットによる溶着に比べて、製造工程が簡単
である。
【0028】また、ガス層に冷媒に溶けにくいガスを封
入し、ガラス容器の接合部分にガス透過率の小さな合成
樹脂でモールドすることにより、液体冷媒に気体が溶存
することがなく、温度が上昇しても気泡は発生しない。
【0029】(実施例2)空気の屈折率とガラスの屈折
率との間の屈折率を持つ反射防止膜を配するために、ほ
とんど反射が発生しない。
【0030】また、ガラス容器に金属ベローを設けるた
めに、液体冷媒の体積膨張や気化が発生した場合の逃げ
部となる。
【0031】また、液晶パネルとガラス容器とが透明な
熱伝導率の高い樹脂膜介して接合されるため、容易に分
解することができる。
【0032】また、凸部を有するガラスパネルを使用す
ることにより、熱伝導率が向上する。
【0033】また、ガラスパネルが所定の波長の光を透
過するガラス材であるため、RGBの各波長選択性のあ
るものを夫々対応させて使用することにより、色再現性
がよくなる。
【0034】また、ガラス容器と放熱板の熱伝導率が改
善される。
【0035】また、ガラス容器内部のフリット接合部分
に樹脂被服を設けることにより、フリットの溶解は発生
しない。
【0036】(実施例3)液晶プロジェクタが傾いた場
合でも、ヒートパイプ内の作動液がガラス容器上部に存
在する。
【0037】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
尚、図10〜図13の従来例と同一の部分には同一の番号を
付してある。
【0038】(実施例1)図1は本願発明に係る液晶パ
ネルユニットの要部断面図である。
【0039】液晶パネル11には、冷却装置のガラス容器
13が貼着されている。このガラス容器13は2枚のガラス
パネル18a,18bとスペーサ19を接合して形成される。
【0040】本実施例の特徴はガラス容器13内におい
て、液体冷媒20の上部に位置するガス層21(凝縮部)に
は、冷媒20に溶けにくいガス、例えばヘリウムガスを封
入したことにある。
【0041】そのため、液体冷媒20の注入時に真空に引
く必要がないため、ガラス容器13の変形等は発生しな
い。また、液体冷媒20に溶けにくいガスを封入している
ため、気体が液体冷媒20に溶存しないので、冷却装置の
温度が上昇しても気泡の発生はない。さらに、ガラス容
器13の内部は大気圧で真空に引く必要がないめ、ガラス
パネル18a,18bとスペーサ19の接合にフリットではな
く、シリコン接着剤を使用することができる。従って、
液体冷媒20にエチレングリコール水溶液等を使用して
も、シリコン接着剤が溶解するという不都合はない。
【0042】また、この容器13の接合部分には、全周に
わたって、ネオプレンゴム、ブチルゴム等のガス透過率
の小さな合成樹脂22で封止(モ−ルド)されている。従
って、封入しているヘリウムガスが外気中に拡散するこ
とはなく、また、外気が容器13内に侵入することもな
い。
【0043】(実施例2)図2は本願発明に係る液晶パ
ネルユニットの要部断面図である。尚、図3〜図5は図
2の要部拡大図である。
【0044】この実施例の特徴としては、第1に、冷却
装置のガラス容器13が外部の空気層と接するガラスパネ
ル18aの表面に反射防止膜23を形成したことである。
【0045】空気の屈折率は1.0であり、ガラスパネ
ル18aの屈折率は1.5であるため、液冷装置への入射
光の4%程度がその境界で反射してしまい、出射光が減
少してしまう。従って、空気の屈折率とガラスの屈折率
との中間の屈折率を持つSiO2、MgO、MgF等を
反射防止膜23として使用することで、反射による出射光
の減少が防止される。
【0046】第2の特徴はガラス容器13に金属ベロー24
を設けたことにある。冷却装置が加熱されると、液体冷
媒20の体積膨張や気化が起こり、ガラス容器13の内部の
圧力が増加する。従って、圧力増加によって容器13が破
裂する恐れがある。そこで、ガラス容器13に金属ベロー
21を設けて、液体冷媒20の体積膨張や気化が発生した場
合の逃げ部とすることにより、ガラス容器13の破損を防
止している。
【0047】第3の特徴は液晶パネル11と冷却装置のガ
ラス容器13とが透明な熱伝導率の高い樹脂膜(シリコン
樹脂膜等)25を介して接合したことにある。従来はオイ
ル、グリスまたは透明シリコン接着剤等で液晶パネル11
と接合していた。しかしながら、オイル、グリス等では
下方に垂れてしまったり、また、透明シリコン接着剤で
は一度接着すると、取り外しができなくなり、メンテナ
ンス時に非常に不便であった。そこで、透明樹脂膜25を
介して液晶パネル11とガラス容器13を接合し、枠体等で
固定すれば、メンテナンス時に取り外しが自由であり、
また、部品の再利用等も可能になる。
【0048】第4の特徴は液晶パネル11と接合されるガ
ラス容器13のガラスパネルを少なくとも有効画面領域を
カバーする凸部を有するガラスパネル18bを使用したこ
とにある。即ち、液晶パネル11は液晶パネルケース26に
より、保持されているため、平板のガラスパネルにもう
一枚ガラス板を透明シリコン接着剤等で接合し、液晶パ
ネル11と接触させていたが、透明シリコン接着剤の熱伝
導率はガラスに比べると1桁程悪いため、本願のように
一体的に凸部を形成したガラスパネル18bを使用するほ
うが熱伝導率が向上する。
【0049】第5の特徴は、ガラス容器13のガラスパネ
ル18a,18bが所定の波長の光を透過するガラス材を用い
ていることにある。液晶プロジェクタは図10に示す如
く、光はダイクロイックミラーによりRGBに分離され
ているが、完全ではなく、本願の如く、RGBの各波長
選択性のあるものを夫々対応させて使用することによ
り、色再現性がよくなる。この時、液体冷媒20にも波長
選択性のあるものを使用してもよい。
【0050】第6の特徴は、ガラス容器13の上部の放熱
板当接部27をがガラスと略同程度の熱膨張率を持つ金
属、例えば426合金で構成したことにある。即ち、こ
の放熱板当接部27は有効画面領域ではないため、特に透
明でなくてもよく、金属で構成することで熱伝導率を改
善することができる。
【0051】また、図6に示すように、この放熱板当接
部27に凹部を設けたガラスパネル18cで構成しても熱伝
導率が改善される。但し、この場合はガラスパネル18c
は一部が薄くなってしまい、耐圧等の不安があるため、
有効画面領域外に、補強用スペーサ29を設ける必要があ
る。この補強用スペーサ29は図7に示す如く、複数個設
けるとよい。
【0052】第7の特徴は、ガラス容器13内部のフリッ
ト接合部分に樹脂被服28を設けたことによる(図5参
照)。上述の如く、液体冷媒にエチレングリコール水溶
液、フリットにPbOを使用した場合、水分中にフリッ
トが溶け、液体冷媒の濁りの原因となる。そこで、フリ
ットの溶解を防止するために接合部分に樹脂被服28を施
している。
【0053】また、本実施例では、ガラス容器13の接合
部の全周にわたって、補強枠30を設け、ガラスパネル15
a,15bの剥離、破損等を防止している。
【0054】(実施例3)図10、図11はガラス容器13へ
の放熱板の取付け構造の実施例である。
【0055】放熱板は図13と同様、ガラス容器13に取付
けられる金属ヘッダ15、ヒートパイプ16及び放熱フィン
17で構成されている。ヒートパイプ16内には、少量の作
動液16’が封入されており、パイプ内部でも気化−凝縮
を行い、熱伝導率を高めているため、図1に示すような
一体型の放熱板よりも効率がよい。しかしながら、液晶
プロジェクタの本体が左右に傾くと、作動液16’が片寄
ってしまい、効果的な 放熱が行えなかった。
【0056】そこで、図10のように金属ヘッダ15に2本
のヒートパイプ16,16及び放熱フィン17を取付けること
によって、左右どちらに傾けても、作動液16’がガラス
容器13に接触するようにすることができる。図11はヒー
トパイプ16の中央部に例えばV字型の作動液貯留部を設
けることにより、左右に傾いた場合でも、作動液16’
はガラス容器13の上部に位置するため、同様の効果が得
られる。
【0057】
【発明の効果】
(実施例1)本発明によれば、大気圧封止されたヒート
パイプ式の冷却装置において、容器の接合を合成樹脂で
行っているため、フリットによる溶着に比べて、製造工
程が簡単である。
【0058】また、大気圧封止のために、ガラスパネル
が変形する心配はない。
【0059】更に、ガス層に冷媒に溶けにくいガスを封
入し、ガラス容器の接合部分にガス透過率の小さな合成
樹脂でモールドすることにより、液体冷媒に気体が溶存
することがなく、温度が上昇しても気泡は発生しない。
【0060】(実施例2)本発明の第1の特徴によれ
ば、空気の屈折率とガラスの屈折率との間の屈折率を持
つ反射防止膜を配するために、反射による出射光の減少
が防止される。
【0061】本発明の第2の特徴によれば、ガラス容器
に金属ベローを設けるために、液体冷媒の体積膨張や気
化が発生した場合の逃げ部となり、ガラス容器の破損が
防止される。
【0062】本発明の第3の特徴によれば、液晶パネル
とガラス容器とが透明な熱伝導率の高い樹脂膜介して接
合されるため、分解が可能であり、メンテナンス、部品
の再利用等が可能になる。
【0063】本発明の第4の特徴によれば、凸部を有す
るガラスパネルを使用することにより、熱伝導率が向上
する。
【0064】本発明の第5の特徴によれば、ガラスパネ
ルが所定の波長の光を透過するガラス材であるため、R
GBの各波長選択性のあるものを夫々対応させて使用す
ることにより、色再現性がよくなる。
【0065】本発明の第6の特徴によれば、ガラス容器
と放熱板の熱伝導率が改善される。
【0066】本発明の第7の特徴によれば、ガラス容器
内部のフリット接合部分に樹脂被服を設けることによ
り、フリットの溶解を防止することができる。
【0067】(実施例3)本発明によれば、液晶プロジ
ェクタが傾いた場合でも、十分に冷却を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の液晶パネルユニットの要部断面図で
ある。
【図2】実施例2の液晶パネルユニットの要部断面図で
ある。
【図3】同上部の要部断面図である。
【図4】同下部の要部断面図である。
【図5】同上部の要部断面図である。
【図6】他の実施例の上部の要部断面図である。
【図7】要部分解斜視図である。
【図8】液冷装置の要部正面図である。
【図9】液冷装置の要部正面図である。
【図10】液晶プロジェクタの概略図である。
【図11】従来の液晶パネルユニットの要部断面図であ
る。
【図12】同要部正面図及び断面図である。
【図13】従来の他のパネルユニットの要部正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース 2 投写レンズ 3 光源 4R 4G,4B 液晶パネル 5 緑色光ダイクロイックミラー 6a,6b 反射板 7a,7b 赤色光ダイクロイックミラー 8 青色光ダイクロイックミラー 9R,9G,9B レンズ 10 熱線フィルタ 11 液晶パネル 12a,12b 偏光板 13 ガラス容器 14 コンデンサレンズ 15 金属ヘッダ 16 ヒートパイプ 16’ 作動液 17 放熱フィン 18a,18b,18c ガラスパネル 19 スペーサ 20 液体冷媒 21 凝縮部(ガス層) 22 モ−ルド樹脂 23 反射防止膜 24 金属ベロー 25 透明樹脂膜 26 液晶パネルケース 27 放熱板当接部 28 樹脂被服 29 補強用スペーサ 30 補強枠 31 固定枠

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶パ
    ネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を封
    入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの冷
    却装置において、 前記ガラス容器は液体冷媒及び該液体冷媒に溶解し難い
    気体を封入することを特徴とする液晶プロジェクタの冷
    却装置。
  2. 【請求項2】 前記ガラス容器は2枚のガラスパネルと
    枠ガラスとを合成樹脂接着剤にて接合してなる請求項1
    に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記ガラス容器はその接合部において、
    ガス透過防止用樹脂にて封止することを特徴とする請求
    項2に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  4. 【請求項4】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶パ
    ネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を封
    入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの冷
    却装置において、 前記ガラス容器は外気との接触面に略透明な反射膜を備
    えており、該反射膜の屈折率は外気の屈折率と、前記ガ
    ラス容器のガラス材の屈折率との間の値であることを特
    徴とする液晶プロジェクタの冷却装置。
  5. 【請求項5】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶パ
    ネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を封
    入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの冷
    却装置において、 前記ガラス容器は内部圧力の増加/減少に応じて膨張/
    収縮する逃げ部を備えることを特徴とする液晶プロジェ
    クタの冷却装置。
  6. 【請求項6】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶パ
    ネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を封
    入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの冷
    却装置において、 前記ガラス容器は略透明な熱伝導性樹脂膜を介して前記
    液晶パネルと接合されることを特徴とする液晶プロジェ
    クタの冷却装置。
  7. 【請求項7】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶パ
    ネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を封
    入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの冷
    却装置において、 前記ガラス容器は前記液晶パネルと接合される面の少な
    くとも有効画面領域が外方に突出していることを特徴と
    する液晶プロジェクタの冷却装置。
  8. 【請求項8】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶パ
    ネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を封
    入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの冷
    却装置において、 前記ガラス容器は所定の波長通過領域を有するガラスパ
    ネルで形成されていることを特徴とする液晶プロジェク
    タの冷却装置。
  9. 【請求項9】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶パ
    ネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を封
    入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの冷
    却装置において、 前記ガラス容器は該ガラス容器の上部に位置する冷媒凝
    縮部に当接される放熱板を該ガラス容器の外部に備え且
    つ該ガラス容器の放熱板当接部は該ガラス容器のガラス
    材と略同様の熱膨張係数を備える金属で形成されること
    を特徴とする液晶プロジェクタの冷却装置。
  10. 【請求項10】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶
    パネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を
    封入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの
    冷却装置において、 前記ガラス容器は該ガラス容器の上部に位置する冷媒凝
    縮部に当接される放熱板を該ガラス容器の外部に備え且
    つ該ガラス容器の放熱板当接部は凹状に形成されること
    を特徴とする液晶プロジェクタの冷却装置。
  11. 【請求項11】 前記ガラス容器はその有効画面外に少
    なくとも一つの補強用スペーサを備えることを特徴とす
    る請求項10に記載の液晶プロジェクタの冷却装置。
  12. 【請求項12】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶
    パネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を
    封入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの
    冷却装置において、 前記ガラス容器はガラスパネル及びスペーサを接合して
    形成され且つ該ガラス容器内部の接合部分に樹脂被服を
    設けることを特徴とする液晶プロジェクタの冷却装置。
  13. 【請求項13】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶
    パネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を
    封入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの
    冷却装置において、 金属製管体内に少量の作動液を封入し上端部に放熱フィ
    ンを設けたヒートパイプを少なくとも左右2本備え、且
    つ該ヒートパイプの下端部を夫々前記ガラス容器の上端
    中央部に集約することを特徴とする液晶プロジェクタの
    冷却装置。
  14. 【請求項14】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶
    パネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を
    封入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの
    冷却装置において、 金属製管体内に少量の作動液を封入し上端部に放熱フィ
    ンを設けたヒートパイプを備え、且つ該ヒートパイプは
    下端部に前記ガラス容器の上部接合部に液体冷媒貯留部
    を備えることを特徴とする液晶プロジェクタの冷却装
    置。
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