JPH05232426A - 液晶プロジェクタの冷却装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶プロジェクタの冷却装置及びその製造方法

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JPH05232426A
JPH05232426A JP4030737A JP3073792A JPH05232426A JP H05232426 A JPH05232426 A JP H05232426A JP 4030737 A JP4030737 A JP 4030737A JP 3073792 A JP3073792 A JP 3073792A JP H05232426 A JPH05232426 A JP H05232426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
liquid crystal
container
crystal panel
cooling device
Prior art date
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Pending
Application number
JP4030737A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Hamagishi
五郎 濱岸
Haruhisa Kosaka
治久 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP4030737A priority Critical patent/JPH05232426A/ja
Publication of JPH05232426A publication Critical patent/JPH05232426A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒートパイプ式の冷却装置を備える液晶プロ
ジェクタにおいて、温度上昇によるコントラストの低下
を防止する冷却装置を提供する。 【構成】 液体冷媒を封入したガラス容器13の前面ガラ
スパネル15a及び背面ガラスパネル15bを円形にして、温
度上昇によるガラスの歪みの発生を低減させることを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像表示素子に液晶パネ
ルを利用した液晶プロジェクタに関するものであり、特
に液晶パネルの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタの光学系の一例を図3
に示す。
【0003】該プロジェクタはケース1の前壁に投写レ
ンズ2、ケース1内の奥方に光源(ランプ及びリフレク
タ)3が配備されている。
【0004】光源3からの光の内、青色光は素通りして
青色液晶パネル4Bに向かう。緑色光は光軸上の緑色光ダ
イクロイックミラー5によって分光された後、反射板6a
にて反射され、緑色液晶パネル4Gに向かう。赤色光は赤
色光ダイクロイックミラー7aによって分光された後、赤
色液晶パネル4Rに向かう。光が各液晶パネル4R,4G,4B
によって画像情報により変調された後、反射板6b及び投
写レンズ2側の赤色光ダイクロイックミラー7b及び青色
光ダイクロイックミラー8によって合成され、投写レン
ズ2を介してスクリーン(図示略)に画像が映し出され
る。
【0005】なお、9R,9G,9Bはレンズであり、10は熱
線フィルタである。
【0006】上述のような液晶プロジェクタはライトバ
ルブとして、液晶パネルを使用しているが、光源からの
熱によって特性が劣化するため、高輝度化、高精細化を
図る場合には、液晶パネルや偏光板等を冷却する必要が
ある。
【0007】冷却方式は大別すると、ファン等を利用し
た空冷方式、冷却液を用いた液冷方式の2種類がある。
【0008】空冷方式には、例えば特公昭64−745
85号公報があるが、十分な効果を得るためには、風量
の多いファンを数個備え付けなければならず、装置の大
型化、騒音等の問題を有する。
【0009】液冷方式には、例えば特開平1−1596
84号公報(G09F 9/00)があるが、複雑な循
環系を要するため、装置の大型化、複雑化は免れない。
【0010】他の液冷方式としては、ヒートパイプを利
用したもの、例えば、特開平3−126011号公報
(G02F 1/1333)があり、効率、簡素化及び
小型化の点で上記の液冷方式よりも有利である。
【0011】このヒートパイプ式冷却装置を備える液晶
プロジェクタの液晶パネルユニットを図4及び図5に示
す。
【0012】11は液晶パネル、12a,12bは入射側及び出
射側の偏光板、13,13は前記液晶パネル11及び入射側の
偏光板12aに貼着されたヒートパイプ式の冷却装置のガ
ラス容器、14はコンデンサレンズであり、これらは一体
に組立てられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなヒートパ
イプ式の冷却装置に光源からの光が照射されると、光源
の光量分布により、中央部の温度が周辺部よりも上昇す
る。この熱は冷媒により上部へ移動するので、温度差は
少なくなるが、微小な温度差は存在し、その結果、微小
ではあるが、その中央部に圧縮応力を、その周辺部に引
張り応力を生じる。
【0014】しかしながら、図4に示すように、冷却装
置は2枚の偏光板間に配設されるため、僅かな温度差に
よって生じる歪みさえも、この2枚の偏光板により鋭敏
に検出される。即ち、ノーマリオープン仕様の液晶パネ
ルにおいて、例えば黒を表示する場合、温度差によって
歪みが生じた部分では偏光が乱れ、いわゆる“黒が浮い
てくる”という現象が生じ、コントラストが劣化してし
まう。
【0015】又、冷却装置に使用するガラスパネルは容
器内を一度真空にしてから冷媒を封入するため、真空に
も耐えうる厚さが必要である。ガラスパネルの厚さが厚
いほど、温度差により発生する歪みが偏光板により検出
されやすくなるので、このガラスパネルに方形のガラス
を用いた場合、微小な温度差でも歪みが発生し、それが
液晶パネルの前後に配された偏光板で検出されるために
コントラストが低下してしまう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像表示用の
液晶パネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷
媒を封入したヒートパイプ式の冷却装置によって冷却す
る液晶プロジェクタにおいて、前記フラット型ガラス容
器の前面ガラス及び背面ガラスを円形とすることを特徴
とする液晶プロジェクタの冷却装置である。
【0017】
【作用】本願の如く、円形のガラスを使用する場合、温
度差による歪みが方形のガラスと比較して発生し難いた
め、画像に与える影響はほとんどなくなる。
【0018】また、加工したガラスパネルをガラス軟化
点付近まで加熱して冷却することにより、初期歪みを低
減させることができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0020】図1は本願発明に係る液晶パネルユニット
の要部正面図及び側面図、図2は要部分解斜視図であ
る。尚、図4,5と同一の部分には同一の番号を付して
ある。
【0021】11は液晶パネル、15a,15bはガラス容器を
形成する円形のガラスパネルであり、16はこのガラスパ
ネル間に一定の空間を保ち、密閉容器を形成するための
スペーサである。17はこの密閉容器に液体冷媒(作動
液)18を注入した後、チップオフするためのチップ管で
ある。液体冷媒18には科学的に安定で、フリット等を浸
食しない、脱気されたフッ素系不活性液体、例えばパー
フロロカーボン液(住友スリーエム(株)製「フロリナ
ート」)等が使用できる。
【0022】まず、ガラスパネル15a,15bとスペーサガ
ラス16及びチップ管17をフリットガラスで封着し容器を
形成する。この容器のチップ管17より内部の空気を真空
ポンプで排気した後、液晶パネルの有効表示部19が十分
被われる量の液体冷媒18を注入し、その状態でチップ管
17を図のようにチップオフし、完全に密閉してガラス容
器13を構成する。このガラス容器13と液晶パネル11とは
ガラスの屈折率に近い透明接着剤(例えば透明シリコー
ン接着剤)20で貼合わせ、オプティカルカップリング化
を行って反射光を低減させるとともに、液晶パネル11−
ガラス容器13間の熱伝導性をよくしている。
【0023】又、ガラス容器13内の液体冷媒18の凝縮部
21及びチップ管17には放熱フィン22が伝熱性シリコーン
接着剤23で貼合わされ、チップ管17及び凝縮部21からの
放熱量を増加させるとともに、ガラス容器13内の最冷点
の温度を下げ、冷媒18の蒸発を促進している。
【0024】上述のような冷却装置を備える液晶パネル
ユニットに光源からの光が照射されると、液晶パネル11
の表示部19で光が吸収され、熱を発生する。この熱は、
透明接着剤20を介してガラス容器13のガラスパネル15a
から冷媒18に伝えられる。そして冷媒18の自然対流によ
って、冷媒18の上部に伝えられ、ここで冷媒18は気化し
て凝縮部21及びチップ管17内を高速に拡散する。この
時、冷媒18は多量の気化熱を奪うために、多量の熱が凝
縮部21及びチップ管17に移動する。この気化した冷媒は
凝縮部21及びチップ管17で再び液化するが、その時に発
生する多量の熱を伝熱性シリコーン接着剤23を介して放
熱フィン22より外部へ放出する。
【0025】尚、ガラスパネルとしては楕円形のパネ
ル、角を丸めた方形のパネルでも効果があるが、上述の
ような円形のものを使用する場合が最も有効である。
【0026】又、ガラスパネル15a,15bは円形に切断し
た後、ガラスの軟化点付近まで一度加熱して冷却すれ
ば、ガラスの加工による初期歪みを取除くことができ
る。これは方形のガラスパネルを使用する場合にも有効
である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、液晶パネルに取りつけ
るヒートパイプ式の冷却装置のガラス板を円形にしてい
るため、従来の方形のガラス板を使用した冷却装置に比
べて、温度上昇によるコントラストの低下を防止するこ
とができる。
【0028】また、ガラスパネルをガラスの軟化点付近
まで一度加熱して冷却すれば、画像のコントラストに悪
影響を及ぼす初期歪みを無くし、温度差による歪みを更
に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶パネルユニットの(a)要部正面図及び
(b)側面図である。
【図2】同要部分解斜視図である。
【図3】液晶プロジェクタの概略図である。
【図4】従来の液晶パネルユニットの要部断面図であ
る。
【図5】同(a)要部正面図及び(b)側面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 投写レンズ 3 光源 4R 4G,4B 液晶パネル 5 緑色光ダイクロイックミラー 6a,6b 反射板 7a,7b 赤色光ダイクロイックミラー 8 青色光ダイクロイックミラー 9R,9G,9B レンズ 10 熱線フィルタ 11 液晶パネル 12a,12b 偏光板 13 ガラス容器 14 コンデンサレンズ 15a,15b 円形ガラスパネル 16 スペーサ 17 チップ管 18 液体冷媒 19 有効表示部 20 透明接着剤 21 冷媒凝縮部 22 放熱フィン 23 伝熱性シリコーン接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/31 E 8943−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶パ
    ネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を封
    入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの冷
    却装置において、 前記フラット型ガラス容器の前面ガラス及び背面ガラス
    を円形とすることを特徴とする液晶プロジェクタの冷却
    装置。
  2. 【請求項2】 液晶プロジェクタの画像表示用の液晶パ
    ネルユニットをフラット型ガラス容器内に液体冷媒を封
    入した冷却装置によって冷却する液晶プロジェクタの冷
    却装置において、 前記フラット型ガラス容器の前面ガラス及び背面ガラス
    を円形に加工する工程と、 該円形ガラスをガラス軟化点近傍まで加熱し冷却する工
    程と、 冷却装置を組立てる工程と、 からなる液晶プロジェクタの冷却装置の製造方法。
JP4030737A 1992-02-18 1992-02-18 液晶プロジェクタの冷却装置及びその製造方法 Pending JPH05232426A (ja)

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