JP6981251B2 - 冷却装置およびプロジェクター - Google Patents
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Description
光学素子を冷却するための冷却装置であって、
複数の基板が積層された積層体を有し、
前記積層体には、光を透過させる流体が循環する循環流路が設けられ、
前記循環流路は、
前記光学素子の入射側または出射側に設けられ、前記光を透過させる窓部と、
前記窓部に接続され、前記流体が蒸発する蒸発部と、
前記流体の熱が放熱される放熱部と、
を有し、
前記窓部、前記蒸発部、および前記放熱部は、前記流体の循環方向に、前記窓部、前記蒸発部、前記放熱部の順で設けられ、
前記窓部、前記蒸発部、および前記放熱部は、前記積層体の内部に設けられている。
複数の前記基板のうちの第1基板には、前記循環流路を構成している第1溝部が設けられていてもよい。
複数の前記基板のうちの第2基板には、前記循環流路を構成している第2溝部が設けられて、
複数の前記基板の積層方向からの平面視において、前記第1溝部と前記第2溝部とは、重なっていてもよい。
複数の前記基板のうちの第1基板と第2基板との間に、複数の前記基板のうちの第3基板が設けられ、
前記第3基板には、前記循環流路を構成している貫通孔が設けられていてもよい。
前記循環流路の前記放熱部と前記窓部とを接続する部分に、前記流体を前記窓部に送るポンプが設けられていてもよい。
前記循環流路の前記放熱部と前記窓部とを接続する部分に、前記流体の流量を制御するオリフィスが設けられていてもよい。
前記循環流路は、前記ポンプが設けられた送液部を有し、
前記オリフィスは、前記循環流路の前記放熱部と前記送液部とを接続する部分に設けられていてもよい。
前記オリフィスを制御する制御部と、
前記流体の流量を計る流量計と、
を有し、
前記制御部は、前記流量計の出力に応じて、前記オリフィスを制御してもよい。
前記オリフィスを制御する制御部と、
前記放熱部における前記流体の液面の高さを計る液位計と、
を有し、
前記制御部は、前記液位計の出力に応じて、前記オリフィスを制御してもよい。
本発明に係る冷却装置を有する。
前記光学素子は、液晶パネルであってもよい。
前記光学素子は、3つ設けられ、
3つの前記光学素子に対応して、前記冷却装置は、3つ設けられていてもよい。
前記光学素子は、偏光板であってもよい。
前記光学素子は、複数設けられ、
複数の前記光学素子のうちの第1光学素子は、液晶パネルであり、
複数の前記光学素子のうちの第2光学素子は、偏光板であり、
前記第1光学素子と前記第2光学素子との間に、前記窓部が設けられていてもよい。
1.1. 冷却装置
まず、第1実施形態に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る冷却装置100を模式的に示す断面図である。図2は、第1実施形態に係る冷却装置100を模式的に示す図1のII−II線断面図である。なお、図1,2および後述する図3〜図6では、互いに直交する3軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を図示している。
あるいは二酸化炭素などを用いてもよいし、これらのうち2種以上を混合して用いてもよい。
2は、凝縮して液体となる。そのため、放熱部26には、流体2の気液界面P2が位置し、第2接続部32は、水封される。さらに、オリフィス60およびポンプ50によって、気液界面P2は、放熱部26に保たれる。
2以上の場合に比べて、境界Eにおける流体2の圧力損失が大きくなり、流体2の気液界面P1を、チャネル部24aに維持させることができる。さらに、チャネル部24aが複数設けられているため、蒸発部24において、蒸発部24を規定する積層体10と、流体2の液体の部分と、の接触面積を大きくすることができる。そのため、蒸発部24を規定する積層体10と、流体2の液体の部分と、界面における界面張力によって、気液界面P1をチャネル部24aに維持させることができる。したがって、冷却装置100では、気液界面P1は、窓部22側に移動し難く、窓部22を透過する光Lが、気液界面P1近傍で生じる気泡から受ける影響を低減することができる。その結果、冷却装置100をプロジェクターに用いた場合に、気泡によって映像が乱れることを抑制することができる。
1.2.1. 第1変形例
次に、第1実施形態の第1変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態の第1変形例に係る冷却装置110を模式的に示す断面図である。
次に、第1実施形態の第2変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態の第2変形例に係る冷却装置120を模式的に示す断面図である。
第3基板11cは、複数の基板11のうちの第3基板である。
次に、第1実施形態の第3変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図5は、第1実施形態の第3変形例に係る冷却装置130を模式的に示す断面図である。
2.1. 冷却装置
次に、第2実施形態に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図6は、第2実施形態に係る冷却装置200を模式的に示す断面図である。
2.2.1. 第1変形例
次に、第2実施形態の第1変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図7は、第2実施形態の第1変形例に係る冷却装置210を模式的に示す図である。なお、便宜上、図7では、熱交換器40の図示を省略している。
次に、第2実施形態の第2変形例に係る冷却装置について、図面を参照しながら説明する。図8は、第2実施形態の第2変形例に係る冷却装置220を模式的に示す図である。なお、便宜上、図8では、熱交換器40の図示を省略している。
ロート式の液位計であってもよいし、ダイアフラムが受けた圧力(液圧)を検出して気液界面P2の高さを計る液位計であってもよい。
次に、第3実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照しながら説明する。図9は、第3実施形態に係るプロジェクター900を模式的に示す断面図である。
様に、照明光軸Aに直交する面内にマトリックス状に配列される複数の小レンズを有している。
構成としてもよい。
素子のうちの第1光学素子は、液晶パネル951であり、複数の光学素子のうちの第2光学素子は、出射側偏光板953である。液晶パネル951と出射側偏光板953との間に、冷却装置100の窓部22が設けられている。窓部22は、例えば、液晶パネル951および出射側偏光板953に接触している。冷却装置100は、3つの液晶パネル951に対応して、3つ設けられている。
Claims (14)
- 光学素子を冷却するための冷却装置であって、
複数の基板が積層された積層体を有し、
前記積層体には、光を透過させる流体が循環する循環流路が設けられ、
前記循環流路は、
前記光学素子の入射側または出射側に設けられ、前記光を透過させる窓部と、
前記窓部に接続され、前記流体が蒸発する蒸発部と、
前記流体の熱が放熱される放熱部と、
を有し、
前記窓部、前記蒸発部、および前記放熱部は、前記流体の循環方向に、前記窓部、前記蒸発部、前記放熱部の順で設けられ、
前記窓部、前記蒸発部、および前記放熱部は、前記積層体の内部に設けられている、冷却装置。 - 請求項1において、
複数の前記基板のうちの第1基板には、前記循環流路を構成している第1溝部が設けられている、冷却装置。 - 請求項2において、
複数の前記基板のうちの第2基板には、前記循環流路を構成している第2溝部が設けられて、
複数の前記基板の積層方向からの平面視において、前記第1溝部と前記第2溝部とは、重なっている、冷却装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、
複数の前記基板のうちの第1基板と第2基板との間に、複数の前記基板のうちの第3基板が設けられ、
前記第3基板には、前記循環流路を構成している貫通孔が設けられている、冷却装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1項において、
前記循環流路の前記放熱部と前記窓部とを接続する部分に、前記流体を前記窓部に送るポンプが設けられている、冷却装置。 - 請求項5において、
前記循環流路の前記放熱部と前記窓部とを接続する部分に、前記流体の流量を制御するオリフィスが設けられている、冷却装置。 - 請求項6において、
前記循環流路は、前記ポンプが設けられた送液部を有し、
前記オリフィスは、前記循環流路の前記放熱部と前記送液部とを接続する部分に設けられている、冷却装置。 - 請求項6または7において、
前記オリフィスを制御する制御部と、
前記流体の流量を計る流量計と、
を有し、
前記制御部は、前記流量計の出力に応じて、前記オリフィスを制御する、冷却装置。 - 請求項6または7において、
前記オリフィスを制御する制御部と、
前記放熱部における前記流体の液面の高さを計る液位計と、
を有し、
前記制御部は、前記液位計の出力に応じて、前記オリフィスを制御する、冷却装置。 - 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の冷却装置を有する、プロジェクター。
- 請求項10において、
前記光学素子は、液晶パネルである、プロジェクター。 - 請求項11において、
前記光学素子は、3つ設けられ、
3つの前記光学素子に対応して、前記冷却装置は、3つ設けられている、プロジェクター。 - 請求項10において、
前記光学素子は、偏光板である、プロジェクター。 - 請求項10において、
前記光学素子は、複数設けられ、
複数の前記光学素子のうちの第1光学素子は、液晶パネルであり、
複数の前記光学素子のうちの第2光学素子は、偏光板であり、
前記第1光学素子と前記第2光学素子との間に、前記窓部が設けられている、プロジェクター。
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