JP2017151213A - 光学装置、照明装置及びプロジェクター - Google Patents

光学装置、照明装置及びプロジェクター Download PDF

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Abstract

【課題】性能低下を抑制できる光学装置、照明装置及びプロジェクターを提供すること。【解決手段】回転装置と、回転装置により回転される基板と、基板に設けられた光学素子層と、基板と所定の間隔を空けて配置される板状体と、基板及び板状体を収容する収容体と、を備え、板状体と収容体の内面との間には、隙間が形成されている光学装置。【選択図】図4

Description

本発明は、光学装置、照明装置及びプロジェクターに関する。
従来、光源装置と、当該光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、当該光変調装置によって変調された光を投射する投射光学装置とを備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターに用いられる光源装置として、蛍光を出射する光源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の光源装置は、固体光源ユニット、ダイクロイックミラー、蛍光発光板及び偏光方向変換部を有する。固体光源ユニットは、青色光を出射する固体光源(半導体レーザー)を有し、当該固体光源ユニットから出射された青色光のうち、一部の光は、ダイクロイックミラーにて反射されて蛍光発光板に入射され、他の一部の光は、ダイクロイックミラーを透過して偏光方向変換部に入射される。
蛍光発光板は、蛍光体を含む蛍光体層を有し、入射された青色光により励起されて緑成分及び赤成分を含む黄色光(蛍光)を出射する。この黄色光は、ダイクロイックミラーを透過する。
偏光方向変換部は、入射された光の偏光方向を変換して反射させる。この偏光方向変換部によって偏光方向が変換された光は、ダイクロイックミラーによって、上記蛍光の進行方向と同方向に反射される。
このように、当該光源装置は、ダイクロイックミラーによって、青色光と、緑成分及び赤成分を含む蛍光とが合成された白色光を出射する。
なお、上記蛍光発光板の蛍光体層では、青色光(励起光)の入射によって温度が高くなり、蛍光体層の温度が高くなると、蛍光変換効率が低下する。このため、上記特許文献1に記載の光源装置では、円環状に形成された蛍光体層を有する蛍光発光板を回転させることにより、励起光による蛍光体の温度上昇を抑制し、蛍光変換効率を安定させている。
特開2012−137744号公報
ところで、半導体レーザーから出射される光は非常に強い光であるため、当該光の照射部位にて周囲の塵埃を集めてしまう光集塵と呼ばれる現象が発生する。この光集塵が発生して、当該照射部位に塵埃が集められると、当該照射部位において塵埃の付着部位の温度が他の部位と比べて高くなりやすくなる。
このような光集塵が励起光の照射部位である蛍光体層にて発生すると、蛍光体層の温度が上昇して、当該蛍光体層が破損する可能性が高くなったり、上記蛍光変換効率が低下したりする等して、蛍光発光板の性能低下が生じるという問題がある。
このような問題は、蛍光発光板に限らず、非常に強い光が照射される光学素子においても同様に生じる。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、性能低下を抑制できる光学装置、照明装置及びプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
本発明の第1態様に係る光学装置は、回転装置と、前記回転装置により回転される基板と、前記基板に設けられた光学素子層と、前記基板と所定の間隔を空けて配置される板状体と、前記基板及び前記板状体を収容する収容体と、を備え、前記板状体と前記収容体の内面との間には、隙間が形成されていることを特徴とする。
なお、光学素子層としては、入射される光の波長を変換する波長変換層、入射される光を拡散させる拡散層、所定の偏光光を吸収する偏光層、及び、所定の波長の光を吸収する光吸収層等を例示できる。
上記第1態様によれば、光学素子層が設けられた基板は、収容体に収容されるので、当該基板に強い光が照射される場合でも、光集塵による当該基板への塵埃の付着を抑制できる。従って、光学素子層の性能低下を抑制できる。
また、収容体には、基板の他、当該基板と所定の間隔を空けて配置される板状体が収容され、当該板状体と収容体の内面との間には、隙間が形成されている。これによれば、基板の回転によって収容体内の気体を、基板と板状体との間、及び、板状体と収容体の内面との間に流通させることができる。従って、当該気体の流通によって基板を冷却できるので、これによっても、光学素子層の性能低下を抑制できる。
上記第1態様では、前記収容体内には、前記基板と前記板状体との間、及び、前記板状体と前記収容体の内面との間を流通する冷却気体の循環流路が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、収容体内の冷却気体を循環させて基板を冷却できるので、収容体の外部から冷却気体を内部に取り込む必要がない。このため、収容体を密閉筐体として構成できる。従って、収容体内への塵埃の侵入を抑制でき、基板への塵埃の付着、ひいては、光学素子層の性能低下を抑制できる。
上記第1態様では、前記板状体は、前記基板の回転中心に応じた位置に開口部を有し、前記循環流路は、前記冷却気体が、前記基板と前記板状体との間を前記基板の回転中心側から外縁側に向かって流通する第1流路と、前記冷却気体が、前記板状体と前記収容体の内面との間を前記板状体の外縁側から中心側に向かって流通する第2流路と、を含むことが好ましい。
ここで、基板が回転されると、当該基板と板状体との間の冷却気体は、当該基板の中心側から外縁側に向かって流通しやすくなる一方で、当該基板の中心側は、負圧となりやすい。このため、上記第1流路を、基板を冷却した冷却気体を外縁側に排出する流路とし、板状体と収容体の内面との間に形成される第2流路を、当該冷却気体が基板の中心側に戻る流路とし、板状体の開口部を介して、当該冷却気体が再度基板と板状体との間に流入することにより、上記循環流路を確実に構成できる。従って、上記基板への塵埃の付着、ひいては、光学素子層の性能低下を確実に抑制できる。
上記第1態様では、前記板状体は、前記収容体の内面と接続される複数の突出部を有することが好ましい。
このような構成によれば、板状体を収容体内に安定して配置できる。この他、板状体及び収容体が熱伝導性を有する場合には、当該板状体が複数の突出部を有することにより、冷却気体との接触面積を大きくすることができるので、基板の熱が伝導された冷却気体の熱を効率よく板状体に伝導でき、ひいては、当該熱を収容体に効率よく伝導できる。従って、基板の熱を収容体の外部に放出でき、当該基板を効率よく冷却できる。
上記第1態様では、前記複数の突出部は、前記板状体において前記収容体の内面に対向する面に位置し、前記複数の突出部のそれぞれは、前記板状体の中心側から外縁側に向かって延出していることが好ましい。
なお、各突出部は、板状体の中心側から外縁側に向かって直線状に延出していてもよく、板状体の中心側から外縁側に向かって基板の回転方向及び当該回転方向とは反対方向に反る円弧状に形成されていてもよい。
上記構成によれば、各突出部が、板状体の中心側から外縁側に向かって延出しているので、板状体の外縁側から中心側に向かって冷却気体が流通する場合に、当該冷却気体と突出部とを確実に接触させることができる。従って、冷却気体の熱を安定して突出部に伝導でき、ひいては、収容体の外部にて当該熱を確実に放熱できる。
なお、各突出部が、板状体の中心側から外縁側に向かって基板の回転方向とは反対方向に反る円弧状に形成されている場合には、基板の回転によって当該基板の外縁側に送出された冷却気体を、板状体と収容体の内面との間の隙間に流入させやすくすることができる。従って、冷却気体を円滑に循環させることができる。
上記第1態様では、前記基板は、前記板状体に対向する面に、前記基板の回転中心側から前記基板の外縁側に向かうに従って前記基板の回転方向とは反対方向に反る円弧状をなす複数のフィンを有し、前記複数の突出部は、前記板状体の中心側から前記板状体の外縁側に向かうに従って前記基板の回転方向とは反対方向に反る円弧状を有することが好ましい。
このような構成によれば、上記複数のフィンにより、基板の回転時に当該基板と板状体との間から送出される冷却気体の流速及び流量を高めることができる。従って、基板の熱が伝導された冷却気体を速やかに送出できるので、基板を効率よく冷却できる。
ここで、基板が上記複数のフィンを有する場合、基板の回転によって基板と板状体との間から送出される冷却気体は、当該基板の径方向に対して回転方向側に傾斜して進行する。これに対し、上記複数の突出部が上記円弧状を有することにより、当該冷却気体を板状体と収容体の内面との間の隙間に流入させやすくすることができる。従って、上記のように、冷却気体を円滑に循環させることができる。
上記第1態様では、前記板状体及び前記収容体のそれぞれは、前記光学素子層に入射される光が通過する光通過口を有し、前記板状体の光通過口及び前記収容体の光通過口の少なくともいずれかには、レンズが嵌合されていることが好ましい。
このような構成によれば、例えば光学素子層に光を集束させて入射させるレンズを要する場合に、当該レンズを上記板状体の光通過口及び収容体の光通過口の少なくともいずれかに嵌合して配置できる。従って、当該レンズを安定して配置できる他、板状体の光通過口に配置される場合には、収容体内に当該レンズを配置できるので、光学装置の小型化を図ることができる。
上記第1態様では、前記板状体は、前記基板を挟むように一対配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、基板において一方の板状体に対向する一方の面、及び、他方の板状体に対向する他方の面(すなわち、一方の面とは反対側の面)のそれぞれに沿って、基板を冷却する気体を流通させやすくすることができる。従って、基板、ひいては、光学素子層の冷却効率を一層向上できる。
本発明の第2態様に係る照明装置は、上記光学装置と、前記光学素子層に入射される光を出射する光源部と、を備え、前記光学素子層は、入射される光の波長を変換する波長変換層であることを特徴とする。
上記第2態様によれば、上記第1態様に係る光学装置と同様の効果を奏することができる他、波長が変換された光を安定して出射可能な照明装置を構成できる。
なお、光学素子層は、入射される光を拡散させる拡散層とすることもできる。
本発明の第3態様に係るプロジェクターは、上記照明装置と、前記照明装置から出射された光を変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光を投射する投射光学装置と、を備えることを特徴とする。
上記第3態様によれば、上記第2態様に係る照明装置と同様の効果を奏することができ、プロジェクターの信頼性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。 上記第1実施形態における照明装置の構成を示す模式図。 上記第1実施形態における波長変換装置を示す斜視図。 上記第1実施形態における波長変換装置を示す断面図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターの波長変換装置を示す斜視図。 上記第2実施形態における波長変換装置の変形を示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係るプロジェクターの波長変換装置が有する基板を示す平面図。 上記第3実施形態に係る波長変換装置の内部構成を示す図。 上記第1〜第3実施形態に係る波長変換装置の変形を示す断面図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の構成を示す模式図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、後述する照明装置31から出射される光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面PS上に拡大投射する投射型表示装置である。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2と、当該外装筐体2内にそれぞれ収容される画像投射装置3及び冷却装置9と、を備える。この他、図示を省略するが、プロジェクター1は、当該プロジェクター1を制御する制御装置、及び、電子部品に電力を供給する電源装置を備える。
これらのうち、冷却装置9は、例えば画像投射装置3に、外装筐体2内に取り込まれた冷却気体を流通させて、当該画像投射装置3の発熱体を冷却する。このような発熱体として、後述する波長変換装置5が挙げられる。
[画像投射装置の構成]
画像投射装置3は、上記画像を形成及び投射するものであり、図示しない光学部品用筐体に組み込まれることにより一体化されている。このような画像投射装置3は、照明装置31、色分離装置32、平行化レンズ33、光変調装置34、色合成装置35及び投射光学装置36を備える。
これらのうち、照明装置31は、照明光WLを出射する。なお、照明装置31の構成については、後に詳述する。
色分離装置32は、照明装置31から入射される照明光WLを赤、緑及び青の色光LR,LG,LBに分離する。この色分離装置32は、ダイクロイックミラー321,322と、反射ミラー323,324,325と、リレーレンズ326,327とを備える。
ダイクロイックミラー321は、上記照明光WLから青色光LBと他の色光(緑色光LG及び赤色光LR)とを分離する。分離された青色光LBは、反射ミラー323によって反射されて、平行化レンズ33(33B)に導かれる。
ダイクロイックミラー322は、分離された上記他の色光から緑色光LGと赤色光LRとを分離する。分離された緑色光LGは、平行化レンズ33(33G)に導かれる。また、分離された赤色光LRは、リレーレンズ326、反射ミラー324、リレーレンズ327及び反射ミラー325を介して、平行化レンズ33(33R)に導かれる。
なお、平行化レンズ33(赤、緑及び青の各色光用の平行化レンズを、それぞれ33R,33G,33Bとする)は、入射される光を平行化する。
光変調装置34(赤、緑及び青の各色光用の光変調装置を、それぞれ34R,34G,34Bとする)は、それぞれ入射される上記色光LR,LG,LBを変調して、画像情報に応じた各色光LR,LG,LBによる画像光を形成する。これら光変調装置34のそれぞれは、例えば、入射される光を変調する液晶パネルと、当該液晶パネルの入射側及び射出側に配置される一対の偏光板と、を備えて構成される。
色合成装置35には、各光変調装置34R,34G,34Bから入射される各色光LR,LG,LBの画像光を合成する。このような色合成装置35は、本実施形態では、クロスダイクロイックプリズムにより構成されている。
投射光学装置36は、色合成装置35にて合成された画像光を上記被投射面PSに拡大投射する。このような投射光学装置36として、例えば、鏡筒と、当該鏡筒内に配置される複数のレンズとにより構成される組レンズを採用できる。
[照明装置の構成]
図2は、照明装置31の構成を示す模式図である。
照明装置31は、上記のように、白色の照明光WLを色分離装置32に向けて出射する。この照明装置31は、図2に示すように、光源装置4及び均一化装置6を有する。
[光源装置の構成]
光源装置4は、均一化装置6に当該照明光WLを出射する。この光源装置4は、光源部41、アフォーカル光学系42、ホモジナイザー光学系43、第1位相差板44、光分離装置45、第2位相差板46、第1ピックアップレンズ47、拡散装置48、第2ピックアップレンズ49及び波長変換装置5を備える。
これらのうち、光源部41、アフォーカル光学系42、ホモジナイザー光学系43、第1位相差板44、第2位相差板46、第1ピックアップレンズ47及び拡散装置48は、照明光軸Ax1上に配置されている。また、第2ピックアップレンズ49及び波長変換装置5は、当該照明光軸Ax1に直交する照明光軸Ax2上に配置されている。なお、光分離装置45は、照明光軸Ax1と照明光軸Ax2との交差部分に配置される。
光源部41は、複数のLD(Laser Diode)411、及び、各LD411に応じた平行化レンズ412を有し、アフォーカル光学系42に向けて青色光である励起光を出射する。なお、本実施形態では、各LD411は、例えばピーク波長が440nmの励起光を射出するが、ピーク波長が446nmの励起光を出射するLDを採用してもよく、ピーク波長が440nm及び446nmの励起光をそれぞれ出射するLDを混在させてもよい。これらLD411から出射された励起光は、平行化レンズ412により平行化されてアフォーカル光学系42に入射される。なお、本実施形態では、各LD411から出射される励起光は、S偏光光である。
アフォーカル光学系42は、光源部41から入射される励起光の光束径を調整する。このアフォーカル光学系42は、レンズ421,422を備える。このアフォーカル光学系42を通過した励起光は、ホモジナイザー光学系43に入射される。
ホモジナイザー光学系43は、後述する各ピックアップレンズ47,49と協同して、拡散装置48及び波長変換装置5のそれぞれの被照明領域における励起光の照度分布を均一化する。このホモジナイザー光学系43は、それぞれ複数の小レンズが光軸直交面内にマトリクス状に配列された一対のマルチレンズアレイ431,432を備える。このホモジナイザー光学系43から射出された励起光は、第1位相差板44に入射される。
第1位相差板44は、1/2波長板である。この第1位相差板44は、入射されたS偏光光である励起光の一部をP偏光光に変換し、S偏光光とP偏光光とが混在した励起光を出射する。この励起光は、光分離装置45に入射される。
光分離装置45は、プリズム型のPBS(Polarizing Beam Splitter)であり、それぞれ略三角柱状に形成されたプリズム451,452が斜辺に応じた界面にて貼り合わされ、これにより略直方体形状に形成されている。この界面は、照明光軸Ax1及び照明光軸Ax2のそれぞれに対して略45°傾斜している。そして、光分離装置45において第1位相差板44側(すなわち光源部41側)に位置するプリズム451の界面には、偏光分離層453が形成されている。
偏光分離層453は、波長選択性の偏光分離特性を有する。具体的に、偏光分離層453は、励起光に含まれるS偏光光及びP偏光光のうち、一方を反射し、他方を透過させて、これら偏光光を分離する特性を有する。また、偏光分離層453は、波長変換装置5にて生じる蛍光光(緑色光及び赤色光を含む光)を偏光状態にかかわらず透過させる特性を有する。
このような光分離装置45により、本実施形態では、第1位相差板44から入射された励起光のうち、P偏光光は、照明光軸Ax1に沿って第2位相差板46側に透過され、S偏光光は、照明光軸Ax2に沿って第2ピックアップレンズ49側に反射される。
第2位相差板46は、1/4波長板であり、入射される光を透過させる過程にて、当該光の偏光方向を回転させる。このため、光分離装置45から第2位相差板46に入射されたP偏光光である励起光(青色光)は、円偏光光に変換されて第1ピックアップレンズ47に入射される。
第1ピックアップレンズ47は、第2位相差板46から入射される励起光を拡散装置48に集束させる。なお、本実施形態では、第1ピックアップレンズ47は、3つのレンズ471〜473を有するレンズ群として構成されているが、レンズの数は問わない。
拡散装置48は、後述する波長変換装置5にて生成及び反射される蛍光光と同様に、入射される励起光を拡散反射させる。この拡散装置48としては、入射光束をランバート反射させる反射部材を例示できる。
このような拡散装置48にて拡散反射された励起光は、第1ピックアップレンズ47を介して再び第2位相差板46に入射される。この際、第2位相差板46には、拡散装置48にて反射されて偏光方向が逆となった円偏光光である励起光が入射されるので、当該第2位相差板46を透過する過程にて、当該励起光は、S偏光光に変換される。そして、当該励起光は、偏光分離層453によって反射されて、均一化装置6に入射される。
第2ピックアップレンズ49及び波長変換装置5は、上記のように、照明光軸Ax2上に配置されている。
第2ピックアップレンズ49には、第1位相差板44から偏光分離層453を介してS偏光光の励起光が入射される。この第2ピックアップレンズ49は、当該励起光を、波長変換装置5に集束させる。なお、本実施形態では、第2ピックアップレンズ49は、上記第1ピックアップレンズ47と同様に、3つのレンズ491〜493を有するレンズ群として構成されているが、レンズの数は問わない。
波長変換装置5は、入射される励起光によって蛍光光を生じさせるものである。このような波長変換装置5により生じた蛍光光は、第2ピックアップレンズ49を介して偏光分離層453に入射される。この蛍光光は、非偏光光であるが、上記のように偏光分離層453は波長選択性の偏光分離特性を有することから、当該蛍光光は偏光分離層453を透過して、均一化装置6に入射される。
なお、波長変換装置5の構成については、後に詳述する。
このように、光源部41から出射されて光分離装置45に入射された励起光のうち、P偏光光は、第2位相差板46を透過して上記拡散装置48によって拡散反射された後、再度第2位相差板46を透過することによりS偏光光に変換され、光分離装置45によって均一化装置6側に反射される。
一方、光源部41から出射されて光分離装置45に入射された励起光のうち、S偏光光は、波長変換装置5によって蛍光光に波長変換された後、光分離装置45を透過して均一化装置6側に出射される。
すなわち、励起光の一部である青色光と蛍光光(緑色光及び赤色光が含まれる光)とは、光分離装置45にて合成され、白色の照明光WLとして均一化装置6に入射される。
[均一化装置の構成]
均一化装置6は、被照明領域である各光変調装置34(34R,34G,34B)に入射される光の光軸直交面内の照度を均一化する他、偏光方向を揃える機能を有する。この均一化装置6は、それぞれ照明光軸Ax2上に配置される第1レンズアレイ61、第2レンズアレイ62、偏光変換素子63及び重畳レンズ64を備える。
第1レンズアレイ61は、第1レンズ611が照明光軸Ax2に直交する面内にてマトリクス状に配列された構成を有し、入射される照明光WLを複数の部分光束に分割する。
第2レンズアレイ62は、第1レンズ611に対応する第2レンズ621が照明光軸Ax2に直交する面内にてマトリクス状に配列された構成を有する。この第2レンズアレイ62は、各第1レンズ611により分割された複数の部分光束を、重畳レンズ64とともに各光変調装置34に重畳させる。
偏光変換素子63は、第2レンズアレイ62と重畳レンズ64との間に配置され、上記複数の部分光束の偏光方向を揃える。この偏光変換素子63によって偏光方向が揃えられた複数の部分光束により形成される照明光WLは、重畳レンズ64を介して、上記色分離装置32に入射される。
[波長変換装置の構成]
図3は、波長変換装置5を示す斜視図であり、図4は、波長変換装置5を示す断面図である。なお、図3は、波長変換装置5を構成する収容体51の一部を破断させ、当該収容体51内を観察可能とした斜視図である。
波長変換装置5は、上記のように、入射される励起光によって励起され、当該励起光とは波長が異なる蛍光光を出射する光学装置である。詳述すると、波長変換装置5は、入射された青色光である励起光を、緑色光及び赤色光を含む蛍光光に波長変換して出射する光学装置であり、本実施形態では、発生させた蛍光光を第2ピックアップレンズ49側に出射する反射型の波長変換装置である。
このような波長変換装置5は、図3及び図4に示すように、収容体51、回転装置52、基板53及び板状体54,55を備える。
[収容体の構成]
収容体51は、回転装置52、基板53及び板状体54,55を収容する。この収容体51は、励起光の入射側から見て略円形状に形成された、金属等の熱伝導部材により形成された略円柱状の筐体であり、少なくとも内部に塵埃が侵入しない密閉性を有する。
このような収容体51は、図4に示すように、上記励起光の入射側に位置する第1面部511と、当該第1面部511とは反対側に位置する第2面部512と、これら第1面部511及び第2面部512を接続する側面部である第3面部513と、を有する。
第1面部511は、当該第1面部511の中央から外れた位置に、第2ピックアップレンズ49を構成するレンズ491〜493のうち、中央に位置するレンズ492により閉塞される略円形状の光通過口5111を有する。この光通過口5111は、上記励起光を収容体51内に取り込むとともに、当該収容体51内に位置する基板53にて生成された蛍光光を外部に出射する開口部である。
第2面部512は、回転装置52が挿入される開口部5121を中央に有する。
[回転装置の構成]
回転装置52は、収容体51の内部に配置された基板53を回転させるものであり、モーターにより構成される。この回転装置52は、当該基板53に形成された嵌合孔531に嵌合される嵌合部521を、上記開口部5121に挿入することにより、上記収容体51に取り付けられ、これにより、収容体51は密閉される。
[基板の構成]
基板53は、図3及び図4に示すように、収容体51内に配置され、当該収容体51内に取り込まれた励起光により上記蛍光光を発生させる波長変換素子である。この基板53は、励起光の入射側から見て円形平板状に金属やセラミックにより形成されており、中央に形成された嵌合孔531に嵌合部521を嵌合させた回転装置52によって、当該基板53の中心軸を回転中心として回転される。
この基板53における第2ピックアップレンズ49側の面53Aには、円環状の波長変換層532と、当該波長変換層532と面53Aとの間に位置する反射層533とが設けられている。
波長変換層532は、本発明の光学素子層に相当する。この波長変換層532は、入射された励起光により励起されて蛍光光(例えば500〜700nmの波長域の光)を出射する蛍光体を含む。この波長変換層532に励起光が入射されると、当該蛍光光の一部は、上記第2ピックアップレンズ49側に出射され、他の一部は、反射層533側に出射される。
反射層533は、波長変換層532から入射される蛍光光を第2ピックアップレンズ49側に反射させる。
[板状体の構成]
板状体54,55は、収容体51内にて、基板53との間に所定の間隔を空けて当該基板53を挟むように配置される。これら板状体54,55は、金属等の熱伝導部材によって励起光の入射側から見て円形平板状に形成され、収容体51の内面に熱伝導可能に接続されている。
これらのうち、励起光の入射側に位置する板状体54は、収容体51内の空間Sにおいて、基板53と第1面部511の内面との間の空間を2つに仕切る仕切部材である。また、基板53を挟んで板状体54とは反対側に位置する板状体55は、当該空間Sにおいて、基板53と第2面部512の内面との間の空間を2つに仕切る仕切部材である。
詳述すると、板状体54と第1面部511の内面との間には、収容体51内の冷却気体が流通可能な隙間GP1が形成される。また、板状体55と第2面部512の内面との間には、同じく冷却気体が流通可能な隙間GP2が形成される。
なお、板状体54,55は、基板53の直径より大きく形成され、これら板状体54,55は、それぞれの中心軸と基板53の中心軸(回転軸)とが一致するように、収容体51内に配置される。このため、板状体54,55の外縁部は、基板53より外側に突出している。また、板状体54,55の外縁部と、収容体51の第3面部513との間には、所定の距離(隙間)が設けられ、板状体54,55及び基板53のそれぞれの外縁側端部と第3面部513の内面との間に空間が形成されるように構成されている。
板状体54は、上記収容体51の光通過口5111に応じた位置に、励起光及び蛍光光を通過させる略円形状の光通過口541を有する。この光通過口541には、上記レンズ493が嵌合されており、当該レンズ493を基板53に対して近い位置に配置することが可能となっている。
そして、レンズ492及び光通過口5111を介して収容体51内に導入された励起光は、レンズ493及び光通過口541を介して、基板53の波長変換層532に入射される。一方、基板53にて生じた蛍光光は、これらレンズ493,492を介して、波長変換装置5の外部に出射される。
また、板状体54は、円型状の開口部542を、基板53の回転中心に応じた中央に有する。この開口部542の端縁は、板状体54及び基板53を励起光の入射側から見た場合に、円環状の波長変換層532より内側に位置している。
一方、板状体55も同様に、円型状の開口部551を、基板53の回転中心に応じた中央に有する。この開口部551には、上記嵌合部521が挿通する。このような開口部551の端縁は、板状体55及び基板53を励起光の入射側とは反対側から見た場合に、円環状の波長変換層532より内側に位置し、当該端縁と嵌合部521との間には、隙間が形成される。
[収容体内での冷却気体の流れ]
収容体51内にて、基板53が回転されると、当該基板53と板状体54との間の冷却気体(収容体51内の気体)、及び、基板53と板状体55との間の冷却気体は、基板53の中心側から当該基板53の外縁側(径方向外側)に向かって流通する。
ここで、基板53が回転されると、基板53の中心側の領域が負圧となるため、基板53の外縁側に向かって流通した冷却気体は、第1面部511における内面と板状体54との間、及び、第2面部512における内面と板状体55との間を、これら板状体54,55の外縁側から当該板状体54,55の中心側(径方向内側)に向かって流通する。ここで、板状体54,55の外縁部と、収容体51の第3面部513の内面との間には、上記のように空間が形成されている。このため、基板53の外縁側に向かって流通した冷却気体は、板状体54,55の外縁側から当該板状体54,55の中心側へ流通する際の流通損失を低減できる。
これらのうち、板状体54の中心側に流通した冷却気体は、当該板状体54の開口部542を通って、再び基板53と板状体54との間に流通する。また、板状体55の中心側に流通した冷却気体は、当該板状体55の開口部551を通って、再び基板53と板状体55との間に流通する。
このように、収容体51内には、基板53と板状体54との間、及び、基板53と板状体55との間の冷却気体が、当該基板53の中心側から外縁側に向かって流通する第1流路A1が形成されている。また、当該収容体51内には、板状体54と上記第1面部511の内面との間、及び、板状体55と上記第2面部512の内面との間を、これら板状体54,55の外縁側から中心側に向かって流通する第2流路A2が形成されている。そして、収容体51内には、これら第1流路A1及び第2流路A2を含む循環流路Aが形成されている。
このような循環流路Aを、収容体51内の冷却気体が、基板53の回転によって循環して当該基板53と接触することにより、基板53の熱が冷却気体に伝導される。
ここで、上記のように、板状体54,55の外縁部は、基板53より外側に突出している。このため、第1流路A1に沿って基板53の外縁より外側に流通した冷却気体の流れが、第2流路A2を流れる冷却気体を引いてしまい、冷却気体の循環が妨げられることが抑制される。
そして、冷却気体が板状体54,55や、収容体51の内面と接触することにより、当該冷却気体の熱が、これら板状体54,55及び収容体51に伝導される。
なお、板状体54,55は、収容体51の内面と熱伝導可能に接続されていることから、これらに伝導された熱は、当該内面を介して収容体51に伝導される。
この収容体51の外面(例えば、第1面部511及び第2面部512の外面)には、当該外面から突出する複数の放熱フィン(図示省略)が形成されており、当該放熱フィンによって、収容体51に伝導された熱が放熱される。なお、これら放熱フィンの間には、冷却装置9によって冷却気体が流通し、これにより、収容体51が冷却される。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果を奏することができる。
波長変換層532を有する基板53は、収容体51に収容されるので、当該基板53に強い励起光が照射されても、当該基板53(波長変換層532)に塵埃が付着することを抑制できる。従って、波長変換層532による波長変換効率の低下を抑制できる。
また、収容体51内には、基板53と所定の間隔を空けて配置される板状体である板状体54,55も収容され、板状体54と収容体51における第1面部511の内面との間には隙間GP1が形成され、板状体55と第2面部512の内面との間には隙間GP2が形成されている。これによれば、基板53の回転によって収容体51内の冷却気体を、基板53と板状体54,55との間、及び、板状体54,55と各部511,512の内面との間に流通させることができる。従って、冷却気体の流通によって基板53を冷却できるので、これによっても、波長変換層532による変換効率の低下を抑制できる。
収容体51内には、基板53と板状体54との間、及び、当該板状体54と第1面部511の内面との間を流通する循環流路Aと、基板53と板状体55との間、及び、板状体55と第2面部512の内面との間を流通する循環流路Aとが形成されている。これによれば、収容体51内の冷却気体を循環させて基板53を冷却できるので、収容体51の外部から冷却気体を内部に取り込む必要がない。このため、収容体51を密閉筐体として構成できる。従って、収容体51内への塵埃の侵入を抑制でき、基板53への塵埃の付着、ひいては、波長変換層532による波長変換効率の低下を抑制できる。
上記循環流路Aは、冷却気体が、基板53と板状体54との間、及び、基板53と板状体55との間を当該基板53の回転中心側から外縁側に向かって流通する第1流路A1と、冷却気体が、板状体54と第1面部511の内面との間、及び、板状体55と第2面部512の内面との間を、これら板状体54,55の外縁側から中心側に向かって流通する第2流路A2と、を含む。
ここで、基板53が回転されると、当該基板53と板状体54,55との間の冷却気体は、当該基板53の中心側から外縁側に向かって流通しやすくなる一方で、当該基板53の中心側は、負圧となりやすい。このため、第1流路A1を、基板53を冷却した冷却気体を外縁側に排出する流路とし、板状体54,55と第1面部511又は第2面部512の内面との間の第2流路A2を、外縁側に排出された冷却気体から吸熱し、当該冷却気体を冷却して基板53の中心側に戻る流路とすることができる。そして、この冷却気体が、各板状体54,55の開口部542,551を介して基板53と板状体54,55との間に再度流入することにより、上記循環流路Aを確実に構成できる。従って、上記基板53への塵埃の付着、ひいては、波長変換層532による波長変換効率の低下を確実に抑制できる。
板状体54及び収容体51のそれぞれは、波長変換層532に入射される励起光が通過する光通過口541,5111を有し、当該光通過口541には、レンズ493が嵌合されている。これによれば、第2ピックアップレンズ49を構成するレンズ493を安定して配置できる。この他、当該レンズ493を収容体51内に配置できるので、波長変換装置5及び第2ピックアップレンズ49の配置領域を小さくすることができ、ひいては、照明装置31の小型化を図ることができる。
また、レンズ493は、基板53側の面が第1流路A1内に配置され、レンズ492側の面が第2流路A2内に配置されている。従って、第1流路A1及び第2流路A2を流れる冷却気体の一部により、波長変換層532に近い位置に配置されたレンズ493を効率よく冷却できる。
板状体54,55は、基板53を挟むように一対配置されている。これによれば、基板53において板状体54に対向する面53A、及び、板状体55に対向する面53Bのそれぞれに沿って、当該基板53を冷却する冷却気体を流通させやすくすることができる。従って、基板53、ひいては、波長変換層532の冷却効率を一層向上できる。
照明装置31は、光学装置としての波長変換装置5と、波長変換層532に入射される励起光を出射する光源部41と、を備え、光学素子層としての波長変換層532は、入射される光の波長を変換する。これによれば、上記蛍光光を安定して出射可能な照明装置31を構成できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記板状体54が第1面部511の内面と対向する面から突出する突出部を有し、上記板状体55が第2面部512の内面と対向する面から突出する突出部を有する点で、上記プロジェクター1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、本実施形態に係るプロジェクターが有する波長変換装置5Aを示す斜視図である。なお、図5においては、上記図3と同様に、収容体51の一部を破断させて、波長変換装置5Aの内部を観察可能としている。
本実施形態に係るプロジェクターは、波長変換装置5に代えて波長変換装置5Aを有する他は、上記プロジェクター1と同様の構成及び機能を有する。また、波長変換装置5Aは、図5に示すように、板状体54が複数の突出部543を有する他は、波長変換装置5と同様の構成及び機能を有する。
複数の突出部543は、板状体54において上記第1面部511に対向する面54Aから、当該面54Aの法線方向に沿って突出している。これら突出部543は、板状体54の中央を中心とする放射状に形成された突条である。すなわち、これら突出部543は、板状体54の中心側から外縁側に向かって直線状に延出しており、板状体54の周方向に沿って等間隔に配置されている。
これら突出部543における面54Aからの突出方向先端側の端部は、第1面部511の内面と熱伝導可能に接続される。これらを熱伝導可能に接続するには、突出部543が第1面部511と当接していればよいが、更に接続を維持するために、熱伝導接着剤等をこれらの間に介してもよいし、ねじ等で固定してもよい。このため、面54Aと当該内面との間には、上記第2流路A2を形成する上記隙間GP1が形成される。そして、基板53の回転によって当該基板53の外縁側に流通した冷却気体(第1流路A1に沿って流通した冷却気体)は、当該隙間GPを通って、第2流路A2に沿って板状体54の中心側に流通する。
面54Aと第1面部511の内面とに接触した冷却気体の熱も、上記のように、収容体51の外面にて放熱される。
また、図示を省略したが、本実施形態における波長変換装置5Aにおいては、板状体55において第2面部512に対向する面にも、上記突出部543と同様の突出部が設けられており、当該面と第2面部512の内面との間には、第2流路A2を形成する隙間GP2が形成されている。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクターによれば、上記プロジェクター1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
板状体54は、第1面部511の内面と接する複数の突出部543を有する。これによれば、板状体54を収容体51内に安定して配置できる。この他、板状体54及び収容体51が熱伝導性を有する金属等により形成されており、これら突出部543により、基板53の熱が伝導された冷却気体の熱を収容体51に効率よく伝導できる。従って、基板53の熱を収容体51の外部に放出でき、当該基板53を効率よく冷却できる。なお、突出部543と同様の突出部を有する板状体55においても同様である。
各突出部543は、板状体54の中心側から外縁側に向かって延出しているので、板状体54の外縁側から中心側に向かって流通する冷却気体の流れを整流することができ、第2流路A2の流量損失を低減できる。
[第2実施形態の変形]
図6は、波長変換装置5Aの変形である波長変換装置5Bを示す斜視図である。なお、図6においても収容体51の一部を破断させて、当該収容体51の内部を観察可能としている。
上記波長変換装置5Aでは、板状体54が有する突出部543は、当該板状体54の中心側から外縁側に向かって直線状に延出する構成であった。しかしながら、これに限らず、例えば突出部543は、板状体54の中心側から外縁側に向かうに従って基板53の回転方向又は当該回転方向とは反対方向に反る円弧状に形成されていてもよい。
この場合、例えば図6に示すように、それぞれの突出部543は、板状体54の中心側から外縁側に向かうに従って基板53の回転方向(D方向)とは反対方向に反る円弧状であることが好ましい。
ここで、基板53と板状体54,55との間を通って、当該基板53の外縁側に送出される冷却気体は、当該基板53の中央を中心とする放射状に送出されるのではなく、放射状の直線に対して当該基板53の回転方向側に傾いて送出される。このため、各突出部543が、板状体54の中心側から外縁側に向かうに従って、基板53の回転方向側に反る円弧状である場合、送出された冷却気体が外縁側から上記隙間GP1に流入しづらくなり、冷却気体の循環が滞る可能性が生じる。
これに対し、各突出部543が、板状体54の中心側から外縁側に向かうに従って、基板53の回転方向とは反対側に反る円弧状であると、基板53の外縁側に送出された冷却気体が、隙間GP内に流入しやすくなり、当該冷却気体が円滑に循環する。板状体55が突出部543と同様の突出部を有する場合も、上記と同様である。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、基板53が複数のフィンを有する点、及び、板状体55の突出部の形状が異なる点で、上記第1及び第2実施形態にて示したプロジェクターと相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本実施形態に係るプロジェクターの波長変換装置5Cが有する基板53を示す平面図である。なお、図7は、当該基板53において励起光の入射側とは反対側の面を示す平面図である。
本実施形態に係るプロジェクターは、波長変換装置5に代えて波長変換装置5Cを有する他は、上記プロジェクター1と同様の構成及び機能を有する。また、波長変換装置5Cは、基板53及び板状体55の構成が異なる他は、上記波長変換装置5Aと同様の構成及び機能を有する。
本実施形態に係る波長変換装置5Cでは、基板53は、上記嵌合孔531、波長変換層532及び反射層533の他、面53Aとは反対側の面53B(板状体55と対向する面53B)に、図7に示すように、複数のフィン534を有する。
これらフィン534は、基板53の中心側から外縁側に向かって当該基板53の回転方向とは反対側に反るように円弧状に延出している。換言すると、フィン534は、基板53の中心側から外縁側に向かって当該基板53の回転方向であるD方向とは反対方向に反る円弧状に形成されており、当該フィン534の太さは、中心側から外縁側に向かうに従って太くなるように形成されている。
このようなフィン534を基板53が有することにより、当該基板53の回転時に中心側から外縁側に送出される冷却気体の流速及び流量を大きくすることができる。なお、この場合、当該基板53の外縁側に送出される冷却気体は、より基板53の回転方向側に傾いて送出される。
図8は、波長変換装置5Cの内部構成を示す図である。具体的に、図8は、板状体55が有する突出部552の形状を示す平面図であり、また、基板53の外縁側に送出された冷却気体の流通方向を示す図である。
本実施形態に係る波長変換装置5Cでは、上記フィン534が位置する基板53の面53Bと対向する板状体55は、図8に示すように、上記フィン534と同様の円弧状の突出部552を複数有する。
具体的に、各突出部552は、板状体54の中心側から外縁側に向かって基板53の回転方向であるD方向とは反対方向に反る渦巻状に形成されており、当該突出部552の円弧は、上記波長変換装置5Bの板状体54が有する円弧状の突出部543より曲率が大きくなっている。なお、板状体55の突出部552は、基板53のフィン534ほど密には形成されておらず、突出部552の数は、第2面部512の内面と、当該内面に対向し突出部552が位置する面55Bと、当該突出部552の側面とによって囲まれる隙間GP2を冷却気体が滞りなく流通可能な程度の数とされている。
[第3実施形態の効果]
基板53と板状体55との間を通って、当該基板53の外縁側に送出される冷却気体は、上記のように、当該基板53の中央を中心とする放射状に送出されるのではなく、放射状の直線に対して当該基板53の回転方向側に傾いて送出される。また、本実施形態では、基板53が上記フィン534を有することによって、当該冷却気体の送出方向は、基板53の回転方向側により傾くこととなる。
このような方向に流通される冷却気体が、収容体51の第3面部513の内面に当たって当該収容体51の内側に折り返されて流通する際に、当該冷却気体の流通方向に対して、各突出部552により端縁が形成される隙間GP2が開くため、当該冷却気体を隙間GP2に流入させやすくすることができる。従って、上記フィン534によって流速及び流量が高められた冷却気体を、確実に隙間GP2に流入させることができ、これにより、冷却気体を安定して循環させることができる。また、このような突出部552に沿って冷却気体が流通することにより、当該冷却気体の熱を突出部552に伝導させやすくすることができるので、当該熱を突出部552、ひいては、収容体51に確実に伝導させることができ、収容体51の外部に確実に放出できる。
なお、本実施形態では、基板53においてフィン534が位置する面53Bと対向する板状体55が、上記渦巻状の突出部552を有する。これは、フィン534がない面53Aと板状体54との間から外縁側に向かって送出される冷却気体より、フィン534が位置する面53Bと板状体55との間から外縁側に向かって送出される冷却気体の方が、流速及び流量が大きくなることが想定されるためである。
しかしながら、これに限らず、板状体54も、上記突出部552と同様の突出部を面54Aに有する構成としてもよく、上記突出部543を有する構成としてもよい。
[実施形態の変形]
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
波長変換装置5,5A〜5Cは、励起光が入射されることによって生じた蛍光光を、当該励起光の入射方向とは反対方向に出射する反射型の波長変換装置であった。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、生じた蛍光光を、励起光の入射方向に沿って出射する透過型の波長変換装置として構成してもよい。
図9は、波長変換装置5Dを示す断面図である。
例えば、波長変換装置5,5A〜5Cの変形である波長変換装置5Dは、図9に示すように、収容体51Dと、当該収容体51D内に収容される回転装置52、基板53D及び板状体54,55Dと、を有する。
基板53Dは、励起光を透過可能な材料(例えばガラス)により形成された平面円型状の基板である。この基板53Dにおいて、略中央には回転装置52の嵌合部521が嵌合される嵌合孔53D1が形成されており、当該基板53Dは、回転装置52によって回転される。
基板53Dにおいて板状体55に対向する面には、当該基板53Dの中央を中心とする円環状の波長変換層532及び反射層53D3が配置されている。これらのうち、反射層53D3は、励起光が含まれる波長域の光を透過し、蛍光光が含まれる波長域の光を反射させる波長選択性の反射層である。この反射層53D3は、板状体54側から基板53に入射された励起光を透過して波長変換層532に入射させ、当該波長変換層532から入射される蛍光光を板状体55D側に反射させる。
板状体55Dは、板状体54の開口部542に応じた位置に光通過口55D1が形成されている他は、上記板状体55と同様の構成を有する。この光通過口55D1には、蛍光光を透過可能な透光性部材TM1が嵌合されている。
また、収容体51Dは、光通過口55D1に応じた位置に光通過口51D1が形成されている他は、上記収容体51と同様の構成を有し、当該光通過口51D1には、蛍光光を透過可能な透光性部材TM2が嵌合されている。このような収容体51D内にも、第1流路A1及び第2流路A2を含む循環流路Aが形成されている。
なお、光通過口55D1,51D1に嵌合される透光性部材TM1,TM2は、レンズであってもよく、光通過口51D1が閉塞されれば、当該透光性部材TM2やレンズによって覆われていてもよい。
このような波長変換装置5Dによっても、上記波長変換装置5と同様の効果を奏することができ、板状体54,55Dに上記突出部が設けられている場合には、上記波長変換装置5A〜5Cと同様の効果を奏することができる。
波長変換装置5,5A,5B,5Cは、収容体51と、収容体51にそれぞれ収容される回転装置52、基板53及び板状体54,55と有し、波長変換装置5Dは、収容体51Dと、当該収容体51Dにそれぞれ収容される回転装置52、基板53D及び板状体54,55Dと有するとした。そして、収容体51,51D内には、第1流路A1及び第2流路A2を含む循環流路Aが形成されているとした。これらの構成は、上記拡散装置48にも適用可能である。
この場合、波長変換装置5,5A,5B,5Cにおいて、波長変換層532及び反射層533に代えて拡散反射層(拡散層)を光学素子層として設けることにより、反射型の拡散装置48を構成でき、当該拡散装置48を、上記光源装置4に適用できる。この場合でも、上記波長変換装置5,5A〜5Cと同様の効果を奏することができる。
また、波長変換装置5Dにおいて波長変換層532及び反射層53D3に代えて拡散透過層(拡散層)を光学素子層として設けることにより、透過型の拡散装置を構成できる。
更に、光学素子層として、所長の偏光光を吸収する偏光層や、所定の波長の光を吸収する光吸収層等の他の光学素子層を採用してもよい。
このように構成される拡散装置等の光学装置も、本発明の光学装置に相当する。
波長変換装置5,5A〜5C,5Dは、基板53を挟むように配置される板状体54と板状体55,55Dを収容体51,51D内に有するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、板状体54,55,55Dのうちいずれかのみを有する構成としてもよい。波長変換装置5,5A〜5C,5Dと同様に構成された拡散装置等の他の光学装置においても同様である。
波長変換装置5,5A〜5Cでは、循環流路Aは、基板53と板状体54,55との間の冷却気体が当該基板53の中心側から外縁側に向かって流通する第1流路A1と、板状体54と第1面部511の内面との間の隙間GP1を通って板状体54の外縁側から中心側に向かって流通する第2流路A2、及び、板状体55と第2面部512の内面との間の隙間GP2を通って板状体55の外縁側から中心側に向かって流通する第2流路A2と、を含むとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、冷却気体を送出するファン等の送出装置を収容体51内に設ける等して、基板53と板状体54,55との間を、冷却気体が、当該基板53の一方側から他端側に向かって流通し、板状体54と第1面部511の内面との間、及び、板状体55と第2面部512の内面との間を、当該冷却気体の流通方向とは反対方向に流通する循環流路を形成してもよい。また、上記循環流路Aとは、冷却気体の流通方向が逆であってもよい。波長変換装置5D、及び、波長変換装置5,5A〜5C,5Dと同様に構成された上記他の光学装置においても同様である。
波長変換装置5A〜5Cでは、板状体54,55は、中心側から外縁側に向かって延出する突出部を有することとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、板状体54,55が有する突出部の形状は、突条でなくてもよく、例えば、柱状や半球状の突出部であってもよい。また、突出部は、突条である場合でも、断面矩形状でなくてもよく、断面半円形状であってもよい。更に、板状体54,55が有する突出部は、必ずしも収容体51の内面に当接していなくてもよく、突出部の数も適宜変更可能である。
加えて、板状体54,55は、基板53側に突出する突出部を有していてもよい。この場合、当該突出部の形状は、上記突出部543と同様の形状であってもよく、他の形状であってもよい。
波長変換装置5D、及び、波長変換装置5,5A〜5C,5Dと同様に構成された上記他の光学装置においても同様である。
波長変換装置5Cでは、基板53が有するフィン534は、当該基板53の中心側から外縁側に向かって延出し、かつ、当該中心側から外縁側に向かうに従って基板53の回転方向とは反対方向に反る円弧状に形成されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、当該フィン534は、基板53の中心側から外縁側に向かって直線状に延出していてもよい。
また、波長変換装置5Cでは、板状体55が有する突出部552は、渦巻状に形成されていた。しかしながら、これに限らず、当該突出部552は、上記突出部543と同様に、直線状又は円弧状であってもよい。波長変換装置5Cにおける板状体54の突出部についても同様である。
波長変換装置5D、及び、波長変換装置5,5A〜5C,5Dと同様に構成された上記他の光学装置においても同様である。
波長変換装置5,5A〜5Cでは、板状体54の光通過口541に第2ピックアップレンズ49のレンズ493が嵌合され、収容体51の光通過口5111は、レンズ492により閉塞されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、レンズ492が光通過口5111に嵌合されていてもよく、レンズとは異なる透光性部材が配置されていてもよい。すなわち、光通過口5111が、励起光及び蛍光光を透過可能な透光性部材によって閉塞されればよい。また、レンズ493が光通過口5111に嵌合される場合には、他の透光性部材が嵌合されていてもよい。
波長変換装置5D、及び、波長変換装置5,5A〜5C,5Dと同様に構成された上記他の光学装置においても同様である。
上記各実施形態に係るプロジェクターは、それぞれ液晶パネルを有する3つの光変調装置34(34R,34G,34B)を備えるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の光変調装置を備えたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
また、光変調装置34が有する液晶パネルは、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルが採用されていたが、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルが採用されてもよい。
更に、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
上記各実施形態では、上記構成を有する光学装置としての波長変換装置5,5A〜5C,5D及び上記他の光学装置を照明装置31及びプロジェクター1に適用される例を示した。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、本発明に係る光学装置は、照明器具及び自動車等のヘッドライト等に使用してもよい。
1…プロジェクター、31…照明装置、34(34B,34G,34R)…光変調装置、36…投射光学装置、41…光源部、493…レンズ、5,5A,5B,5C,5D…波長変換装置(光学装置)、51,51D…収容体、5111,51D1…光通過口、52…回転装置、53,53D…基板、532…波長変換層(光学素子層)、534…フィン、54,55,55D…板状体、541,55D1…光通過口、542,551…開口部、543,552…突出部、A…循環流路、A1…第1流路、A2…第2流路、D…方向(回転方向)、GP1,GP2…隙間。

Claims (10)

  1. 回転装置と、
    前記回転装置により回転される基板と、
    前記基板に設けられた光学素子層と、
    前記基板と所定の間隔を空けて配置される板状体と、
    前記基板及び前記板状体を収容する収容体と、を備え、
    前記板状体と前記収容体の内面との間には、隙間が形成されていることを特徴とする光学装置。
  2. 請求項1に記載の光学装置において、
    前記収容体内には、前記基板と前記板状体との間、及び、前記板状体と前記収容体の内面との間を流通する冷却気体の循環流路が形成されていることを特徴とする光学装置。
  3. 請求項2に記載の光学装置において、
    前記板状体は、前記基板の回転中心に応じた位置に開口部を有し、
    前記循環流路は、
    前記冷却気体が、前記基板と前記板状体との間を前記基板の回転中心側から外縁側に向かって流通する第1流路と、
    前記冷却気体が、前記板状体と前記収容体の内面との間を前記板状体の外縁側から中心側に向かって流通する第2流路と、を含むことを特徴とする光学装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光学装置において、
    前記板状体は、前記収容体の内面と接続される複数の突出部を有することを特徴とする光学装置。
  5. 請求項4に記載の光学装置において、
    前記複数の突出部は、前記板状体において前記収容体の内面に対向する面に位置し、
    前記複数の突出部のそれぞれは、前記板状体の中心側から外縁側に向かって延出していることを特徴とする光学装置。
  6. 請求項5に記載の光学装置において、
    前記基板は、前記板状体に対向する面に、前記基板の回転中心側から前記基板の外縁側に向かうに従って前記基板の回転方向とは反対方向に反る円弧状をなす複数のフィンを有し、
    前記複数の突出部は、前記板状体の中心側から前記板状体の外縁側に向かうに従って前記基板の回転方向とは反対方向に反る円弧状を有することを特徴とする光学装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光学装置において、
    前記板状体及び前記収容体のそれぞれは、前記光学素子層に入射される光が通過する光通過口を有し、
    前記板状体の光通過口及び前記収容体の光通過口の少なくともいずれかには、レンズが嵌合されていることを特徴とする光学装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光学装置において、
    前記板状体は、前記基板を挟むように一対配置されていることを特徴とする光学装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の光学装置と、
    前記光学素子層に入射される光を出射する光源部と、を備え、
    前記光学素子層は、入射される光の波長を変換する波長変換層であることを特徴とする照明装置。
  10. 請求項9に記載の照明装置と、
    前記照明装置から出射された光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置にて変調された光を投射する投射光学装置と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
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