JP6956603B2 - 基板処理装置、基板処理方法および記憶媒体 - Google Patents

基板処理装置、基板処理方法および記憶媒体 Download PDF

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Description

開示の実施形態は、基板処理装置、基板処理方法および記憶媒体に関する。
従来、半導体ウェハ(以下、ウェハとも呼称する。)などの基板を処理する基板処理装置では、酸やアルカリ、有機溶剤などの様々な種類の処理液が用いられる。そして、かかる処理液の成分が含まれる排気は、排気除害装置(以下、除害装置とも呼称する。)で有害物質を除去した上で外部に排出される(特許文献1参照)。
特開2014−175361号公報
しかしながら、従来の基板処理装置では、ウェハの処理に用いる処理液の種類を増やすために排気容量を増加させた場合、およびウェハの処理で発生するミストやパーティクルを減らすために排気容量を増加させた場合、除害装置も同時に大型化させなければならなかった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、ウェハの処理に用いる処理液の種類を増やす場合、およびウェハの処理で発生するミストやパーティクルを減らすために排気容量を増加させた場合でも、除害装置の大型化を抑制することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る基板処理装置は、供給流路と、排気流路と、循環路と、排気切替弁と、制御部とを備える。前記供給流路は、処理室に清浄ガスを供給する。前記排気流路は、前記処理室から排気される排気ガスを外部に流す。前記循環路は、前記排気流路を流れる前記排気ガスを前記供給流路へ戻す。前記排気切替弁は、前記排気流路または前記循環路に設けられ、前記排気ガスの流路を前記排気流路と前記循環路との間で選択的に切り替える。前記制御部は、前記処理室で用いられる処理液の種類が切り替わる時に、前記排気ガスの流路が前記循環路から前記排気流路に切り替わるように前記排気切替弁を制御する。
実施形態の一態様によれば、ウェハの処理に用いる処理液の種類を増やす場合、およびウェハの処理で発生するミストやパーティクルを減らすために排気容量を増加させた場合でも、除害装置の大型化を抑制することができる。
図1は、実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、処理ユニットの構成を示す模式図である。 図3は、処理ユニットの具体的な構成例を示す模式図である。 図4は、実施形態に係る排気処理システムの概要を示す図である。 図5は、酸処理時における実施形態に係る排気処理システムの状態を示す図である。 図6は、処理液切替処理時における実施形態に係る排気処理システムの状態を示す図である。 図7は、有機処理時における実施形態に係る排気処理システムの状態を示す図である。 図8は、実施形態の変形例1に係る排気処理システムの概要を示す図である。 図9は、酸処理時における実施形態の変形例1に係る排気処理システムの状態を示す図である。 図10は、処理液切替処理時における実施形態の変形例1に係る排気処理システムの状態を示す図である。 図11は、有機処理時における実施形態の変形例1に係る排気処理システムの状態を示す図である。 図12は、実施形態の変形例2に係る排気処理システムの概要を示す図である。 図13は、基板処理システムが実行する基板処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板処理装置、基板処理方法および記憶媒体の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<基板処理システムの概要>
最初に、図1を参照しながら、実施形態に係る基板処理システム1の概略構成について説明する。図1は、実施形態に係る基板処理システム1の概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚の基板、実施形態では半導体ウェハW(以下、ウェハWと呼称する。)を水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウェハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウェハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウェハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウェハWを取り出し、取り出したウェハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウェハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
さらに、基板処理システム1は、排気処理システム5(図4参照)を備える。かかる排気処理システム5は、処理ユニット16に接続され、接続された処理ユニット16内に清浄ガスを供給するとともに、処理ユニット16内の雰囲気を排気する。排気処理システム5の詳細については後述する。
<処理ユニットの概要>
次に、処理ユニット16の概要について、図2を参照しながら説明する。図2は、処理ユニット16の構成を示す模式図である。図2に示すように、処理ユニット16は、処理室20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
処理室20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。処理室20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、処理室20内に供給される清浄ガスのダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウェハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。
かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウェハWを回転させる。
処理流体供給部40は、ウェハWに対して処理流体を供給する。処理流体供給部40は、処理流体供給源46に接続される。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウェハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される清浄ガスを処理ユニット16の外部へ排気する排気口52が形成される。
次に、処理ユニット16の具体的な構成例について、図3を参照しながら説明する。図3は、処理ユニット16の具体的な構成例を示す模式図である。
図3に示すように、基板保持機構30が備える保持部31の上面には、ウェハWを側面から保持する保持部材311が設けられる。ウェハWは、かかる保持部材311によって保持部31の上面からわずかに離間した状態で水平保持される。なお、ウェハWは、基板処理が行われる表面を上方に向けた状態で保持部31に保持される。
処理流体供給部40は、複数(ここでは4つ)のノズル41a〜41dと、かかるノズル41a〜41dを水平に支持するアーム42と、アーム42を旋回および昇降させる旋回昇降機構43とを備える。
ノズル41aは、バルブ44aと流量調整器45aとを介して酸系処理液供給源46aに接続される。酸系処理液供給源46aには、たとえばDHF(Diluted HydroFluoric acid:希フッ酸)などのウェハWを処理する酸系処理液が貯蔵される。なお、かかる酸系処理液はDHFに限られず、その他の酸系処理液を用いてもよい。
ノズル41bは、バルブ44bと流量調整器45bとを介してアルカリ系処理液供給源46bに接続される。アルカリ系処理液供給源46bには、たとえばSC1(アンモニア、過酸化水素および水の混合液)などのウェハWを処理するアルカリ系処理液が貯蔵される。なお、かかるアルカリ系処理液はSC1に限られず、その他のアルカリ系処理液を用いてもよい。
ノズル41cは、バルブ44cと流量調整器45cとを介して有機系処理液供給源46cに接続される。有機系処理液供給源46cには、たとえばIPA(IsoPropyl Alcohol)などのウェハWを処理する有機系処理液が貯蔵される。なお、かかる有機系処理液はIPAに限られず、その他の有機系処理液を用いてもよい。
ノズル41dは、バルブ44dと流量調整器45dとを介してDIW供給源46dに接続される。DIW(DeIonized Water:脱イオン水)は、たとえば処理液切替処理に用いられる。なお、処理液切替処理に用いられる処理液はDIWに限られない。
ノズル41aからは、酸系処理液供給源46aより供給されるDHFが吐出される。ノズル41bからは、アルカリ系処理液供給源46bより供給されるSC1が吐出される。ノズル41cからは、有機系処理液供給源46cより供給されるIPAが吐出される。ノズル41dからは、DIW供給源46dより供給されるDIWが吐出される。
<排気処理システムの概要>
次に、基板処理システム1の排気を処理する排気処理システム5の概略構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、実施形態に係る排気処理システム5の概要を示す図である。
図4に示すように、基板処理システム1の排気を処理する排気処理システム5は、複数の処理ユニット16の処理室20A〜20C内に清浄ガスを供給するとともに、処理室20A〜20C内の雰囲気を排気する。なお、以降において、処理室20A〜20Cを総称する場合、「処理室20」とも呼称する。
排気処理システム5は、清浄ガス供給部60と、複数の温湿度調整機(TH)61と、供給流路62と、排気流路63と、除害装置64と、排出部65と、循環路70A〜70Cと、供給切替弁80A〜80Cと、排気切替弁90A〜90Cとを備える。なお、基板処理システム1には、たとえば、温湿度調整機61と、供給流路62の一部と、排気流路63の一部と、除害装置64と、循環路70A〜70Cと、供給切替弁80A〜80Cと、排気切替弁90A〜90Cとが備えられる。
清浄ガス供給部60は、供給流路62に接続され、かかる供給流路62に清浄な空気や清浄な窒素ガスなどの清浄ガスを供給する。清浄ガス供給部60は、たとえば、基板処理システム1が稼働する工場などに設けられる。
温湿度調整機61は、供給流路62および循環路70A〜70Cに設けられ、かかる供給流路62および循環路70A〜70Cを通過する清浄ガスの温度および湿度を所定の値に調整する。
供給流路62は、清浄ガス供給部60から、供給切替弁80A(または供給切替弁80B、80C)と、FFU21A(またはFFU21B、21C)とを経由して、処理室20A(または処理室20B、20C)に接続される。そして、かかる供給流路62は、清浄ガス供給部60からの清浄ガスを複数の処理室20に供給する。
なお、以降においては、供給切替弁80A〜80CおよびFFU21A〜21Cを総称する場合、「供給切替弁80」および「FFU21」と呼称する。また、図4の例では、供給切替弁80、FFU21および処理室20がそれぞれ3つずつ設けられた例について示しているが、供給切替弁80、FFU21および処理室20の数は3つずつに限られない。
供給切替弁80は、供給流路62に設けられるとともに、循環路70A〜70Cに接続される。なお、実施形態では、供給切替弁80が供給流路62に設けられた例について示しているが、供給切替弁80は、供給流路62ではなく循環路70A〜70Cに設けられていてもよい。そして、供給切替弁80は、制御部18に制御されて、処理室20に供給されるガスの流路を供給流路62と循環路70A〜70Cとの間で選択的に切り替える。
排気流路63は、処理室20A(または処理室20B、20C)の排気口52から、排気切替弁90A(または排気切替弁90B、90C)および除害装置64を経由して、排出部65に接続される。そして、かかる排気流路63は、複数の処理室20からの排気ガスを排出部65に排出する。なお、以降においては、排気切替弁90A〜90Cを総称する場合、「排気切替弁90」と呼称する。
排気切替弁90は、排気流路63に設けられるとともに、循環路70A〜70Cに接続される。なお、実施形態では、排気切替弁90が排気流路63に設けられた例について示しているが、排気切替弁90は、排気流路63ではなく循環路70A〜70Cに設けられていてもよい。そして、排気切替弁90は、制御部18に制御されて、処理室20から排気される排気ガスの流路を、排気流路63と循環路70A〜70Cとの間で選択的に切り替える。
除害装置64は、排気流路63に設けられ、かかる排気流路63内を通過する排気ガスから有害物質を除去し、無害化された排気ガスを排出部65に流す。排出部65は、処理室20から排出される排気ガスを外部に排出する。排出部65は、たとえば、減圧雰囲気の工場排気系である。
循環路70A〜70Cは、それぞれ循環ループを形成する。循環路70A〜70Cは、たとえば、酸系処理液が含まれる排気ガスを流す循環路70Aと、アルカリ系処理液が含まれる排気ガスを流す循環路70Bと、有機系処理液が含まれる排気ガスを流す循環路70Cとを含む。
そして、循環路70A〜70Cは、排気流路63を通り、排気切替弁90から選択的に流される排気ガスを供給切替弁80を介して供給流路62へ戻す。なお、以降においては、循環路70A〜70Cを総称する場合、「循環路70」と呼称する。
つづいては、実施形態に係る排気処理システム5を用いた排気処理の詳細について、図5〜図7を参照しながら説明する。ここでは、処理室20Aに搬入されたウェハWに対して最初にDHFによる酸処理が行われ、次に、DIWによる処理液切替処理が行われ、最後にIPAによる有機処理が行われて、処理室20AからウェハWが搬出される場合の排気処理について説明する。また、以降の図面においては、処理室20Aに供給され、処理室20Aから排出されるガスの流路を太字の破線で示す。
図5は、酸処理時における実施形態に係る排気処理システム5の状態を示す図である。図5に示すように、処理室20AにおいてDHFによる酸処理(ステップS10)が行われる時には、制御部18により供給切替弁80Aが循環路70A側に切り替えられる(ステップS11)とともに、排気切替弁90Aが循環路70A側に切り替えられる(ステップS12)。
これにより、処理室20Aから排気される排気ガスが、酸用の循環路70Aを用いて循環される(ステップS13)。この際、酸用の循環路70AにはDHFを含む排気ガスのみが流れることから、循環路70Aから供給切替弁80Aを経由して供給される排気ガスをふたたび処理室20Aに供給したとしても、特に問題なく酸処理を行うことができる。
図6は、処理液切替処理時における実施形態に係る排気処理システム5の状態を示す図である。図5に示した酸処理が終了した後に、酸系処理液から有機系処理液に切り替える処理液切替処理では、処理室20A内のウェハW上にDIWが供給される(ステップS14)。
そして、かかる処理液切替処理が行われる時には、制御部18により供給切替弁80Aが供給流路62側に切り替えられる(ステップS15)とともに、排気切替弁90Aが排気流路63側に切り替えられる(ステップS16)。これにより、清浄ガス供給部60からの清浄ガスが処理室20Aに供給される(ステップS17)とともに、処理室20Aからの排気ガスが外部(ここでは排出部65)に排出される(ステップS18)。
このように供給切替弁80Aおよび排気切替弁90Aを切り替えることにより、ここまで処理室20Aで用いられた酸系処理液を含む排気ガスを、処理室20A内から排気することができる。したがって、ここまで用いられた酸系処理液を含む排気ガスと、この後に用いられる他の種類の処理液(ここでは、有機系処理液)を含む排気ガスとが混ざることを抑制することができる。
図7は、有機処理時における実施形態に係る排気処理システム5の状態を示す図である。図6に示した処理液切替処理が終了した後に、処理室20AでIPAによる有機処理(ステップS19)が行われる時には、制御部18により供給切替弁80Aが循環路70C側に切り替えられる(ステップS20)とともに、排気切替弁90Aが循環路70C側に切り替えられる(ステップS21)。
これにより、有機用の循環路70Cで処理室20Aから排気される排気ガスが循環される(ステップS22)。この際、有機用の循環路70CにはIPAを含む排気ガスのみが流れることから、循環路70Cから供給切替弁80Aを経由して供給される排気ガスをふたたび処理室20Aに供給したとしても、特に問題なく有機処理を行うことができる。
最後に、有機処理されたウェハWが処理室20Aから搬出される。この時には、図6に示したように、供給切替弁80Aおよび排気切替弁90Aが制御されて、清浄ガス供給部60からの清浄ガスが処理室20Aに供給されるとともに、処理室20Aからの排気ガスが外部に排出される。
ここまで説明したように、実施形態では、処理室20内で酸系処理液やアルカリ系処理液、有機系処理液などの処理液による処理を行っている時には、用いられる処理液に対応した複数の循環路70で排気ガスを循環させる。これにより、ウェハWの処理に用いる処理液の種類を増やす場合でも、処理液による処理自体を行う際には、除害装置64の動作が不要となる。
すなわち、実施形態では、除害装置64が処理液切替処理に限って使用されることになることから、それに応じた除害処理能力を有していればよいことになる。したがって、実施形態によれば、ウェハWの処理に用いる処理液の種類を増やす場合でも、除害装置64の大型化を抑制することができる。
また、実施形態では、酸系処理液、アルカリ系処理液、有機系処理液といった処理液毎の循環路70A〜70Cが設けられている。これにより、それぞれの循環路70A〜70Cで異なる種類の処理液を含む排気ガスが混ざることを抑制することができる。
すなわち、実施形態では、異なる種類の処理液を含む排気ガスが混ざることによってミストやパーティクルなどの反応生成物が発生し、かかる反応生成物により基板処理システム1内でのプロセスに悪影響が出ることを抑制することができる。したがって、実施形態によれば、ウェハWの処理で発生するミストやパーティクルを減らすために排気容量を増加させた場合でも、除害装置64の大型化を抑制することができる。
なお、実施形態では、循環路70が3つ設けられる例について示したが、循環路70の数は3つに限られず、処理液の種類に応じて様々な数設けられればよい。
また、実施形態では、複数の処理室20A〜20Cに対して、供給流路62と排気流路63とが共通に設けられる。これにより、基板処理システム1や工場における配管系統をシンプルに形成することができる。
また、実施形態では、排気流路63に除害装置64が設けられている。これにより、排気ガスを無害化して排出部65に排出することができる。除害装置64としては、たとえば、水スクラバーやケミカルフィルター方式の除害装置、薬液燃焼方式の除害装置などを用いることができる。
なお、実施形態では、酸系処理液、アルカリ系処理液、有機系処理液といった処理液毎の排気流路63を別途設け、排気流路63における排気切替弁90の下流側に別の排気切替弁を設けて、かかる別の排気切替弁から処理液毎の排気流路63に排気ガスを選択的に流すことにより、除害装置64を省略してもよい。
<変形例>
つづいて、上述の実施形態における各種変形例について説明する。図8は、実施形態の変形例1に係る排気処理システム5の概要を示す図である。
上述の実施形態では、異なる種類の処理液毎に循環路70A〜70Cが設けられた例について示したが、循環路70は必ずしも異なる種類の処理液毎に設けられる必要はなく、たとえば、図8に示すように、異なる処理室20毎に循環路70D〜70Fが設けられていてもよい。
具体的には、変形例1にかかる排気処理システム5では、処理室20Aから排気される排気ガスを循環させる循環路70Dと、処理室20Bから排気される排気ガスを循環させる循環路70Eと、処理室20Cから排気される排気ガスを循環させる循環路70Fとが設けられる。
すなわち、循環路70Dは、処理室20Aの上流側に設けられる供給切替弁80Aと、処理室20Aの下流側に設けられる排気切替弁90Aとに接続される。また、循環路70Eは、処理室20Bの上流側に設けられる供給切替弁80Bと、処理室20Bの下流側に設けられる排気切替弁90Bとに接続される。
さらに、循環路70Fは、処理室20Cの上流側に設けられる供給切替弁80Cと、処理室20Cの下流側に設けられる排気切替弁90Cとに接続される。また、実施形態と同様に、循環路70D〜70Fには、それぞれ温湿度調整機61が設けられる。なお、以降においては、循環路70D〜70Fを総称する場合にも、「循環路70」と呼称する。
つづいては、変形例1に係る排気処理システム5を用いた排気処理の詳細について、図9〜図11を参照しながら説明する。ここでも、実施形態と同様に、処理室20Aに搬入されたウェハWに対して最初にDHFによる酸処理が行われ、次に、DIWによる処理液切替処理が行われ、最後にIPAによる有機処理が行われて、処理室20AからウェハWが搬出される場合の排気処理について説明する。
図9は、酸処理時における実施形態の変形例1に係る排気処理システム5の状態を示す図である。図9に示すように、処理室20AにおいてDHFによる酸処理(ステップS30)が行われる時には、制御部18により供給切替弁80Aが循環路70D側に切り替えられる(ステップS31)とともに、排気切替弁90Aが循環路70D側に切り替えられる(ステップS32)。
これにより、処理室20A用の循環路70Dで処理室20Aから排気される排気ガスが循環される(ステップS33)。この際、循環路70DにはDHFを含む排気ガスのみが流れることから、循環路70Dから供給切替弁80Aを経由して供給される排気ガスをふたたび処理室20Aに供給したとしても、特に問題なく酸処理を行うことができる。
図10は、処理液切替処理時における実施形態の変形例1に係る排気処理システム5の状態を示す図である。図9に示した酸処理が終了した後に、酸系処理液から有機系処理液に切り替える処理液切替処理では、処理室20A内のウェハW上にDIWが供給される(ステップS34)。
そして、かかる処理液切替処理が行われる時には、制御部18により供給切替弁80Aが供給流路62側に切り替えられる(ステップS35)とともに、排気切替弁90Aが排気流路63側に切り替えられる(ステップS36)。これにより、清浄ガス供給部60からの清浄ガスが処理室20Aに供給される(ステップS37)とともに、処理室20Aからの排気ガスが外部(ここでは排出部65)に排出される(ステップS38)。
このように供給切替弁80Aおよび排気切替弁90Aを切り替えることにより、ここまで処理室20Aで用いられた酸系処理液を含む排気ガスを、処理室20A内から排気することができる。したがって、ここまで用いられた酸系処理液を含む排気ガスと、この後に用いられる他の種類の処理液(ここでは、有機系処理液)を含む排気ガスとが混ざることを抑制することができる。
なお、変形例1において、処理液が切り替えられる時に、供給切替弁80を循環路70側に接続するとともに、排気切替弁90を排気流路63側に接続する。その後、排気切替弁90を循環路70側に切り替えるとともに、供給切替弁80を供給流路62側に切り替えて、清浄ガスを循環路70に通流させる。その後、排気切替弁90を排気流路63側に切替えて、排気ガスを外部に流すようにしてもよい。これにより、循環路70内を清浄ガスで置換することができる。
図11は、有機処理時における実施形態の変形例1に係る排気処理システム5の状態を示す図である。図10に示した処理液切替処理が終了した後に、処理室20AでIPAによる有機処理(ステップS39)が行われる時には、制御部18により供給切替弁80Aが循環路70D側に切り替えられる(ステップS40)とともに、排気切替弁90Aが循環路70D側に切り替えられる(ステップS41)。
これにより、処理室20A用の循環路70Dで処理室20Aから排気される排気ガスが循環される(ステップS42)。この際、循環路70DにはIPAを含む排気ガスのみが流れることから、循環路70Dから供給切替弁80Aを経由して供給される排気ガスをふたたび処理室20Aに供給したとしても、特に問題なく有機処理を行うことができる。
最後に、有機処理されたウェハWが処理室20Aから搬出される。この時には、図10に示したように、供給切替弁80Aおよび排気切替弁90Aが制御されて、清浄ガス供給部60からの清浄ガスが処理室20Aに供給されるとともに、処理室20Aからの排気ガスが外部に排出される。
ここまで説明したように、変形例1では、複数の処理室20毎に専用の循環路70を設けて、処理室20内で処理液による処理を行っている時には、処理室20用の循環路70で排気ガスを循環させる。
これにより、1つの処理室20で処理液を切り替える際に発生する圧力変動によって、別の処理室20で排気ガスの逆流や漏洩などが発生することを抑制することができる。なぜなら、循環路70D〜70Fは、それぞれ独立した流路を形成しているからである。
また、変形例1では、排気流路63に除害装置64が設けられている。これにより、排気ガスを無害化して排出部65に排出することができる。
なお、変形例1では、酸系処理液、アルカリ系処理液、有機系処理液といった処理液毎の排気流路63を別途設け、排気流路63における排気切替弁90の下流側に別の排気切替弁を設けて、かかる別の排気切替弁から処理液毎の排気流路63に排気ガスを選択的に流すことにより、除害装置64を省略してもよい。
次に、変形例2に係る排気処理システム5について、図12を参照しながら説明する。図12は、実施形態の変形例2に係る排気処理システム5の概要を示す図である。
図12に示すように、変形例2にかかる排気処理システム5は、処理室20A〜20Cから排気される排気ガスをすべて1つの循環路70に流し、かかる循環路70に設けられた除害装置64で排気ガスを無害化する。そして、無害化された排気ガスを循環路70を介して供給流路62に戻し、温湿度調整機61で温度および湿度を調整してから処理室20A〜20Cに供給する。
このように、処理室20で使用するガスの全量を除害装置64で無害化して、ふたたび処理室20に供給することにより、清浄ガス供給部60および排出部65が基本的に不要となることから、配管系統をシンプルに構成することができる。
なお、無害化された排気ガスに含まれる処理液の濃度が高い場合には、図12に示すように、清浄ガス供給部60から清浄ガスを供給流路62に供給してもよい。また、循環路70を流れる排気ガスの風量を調整するため、排気流路63から排出部65に排気ガスを排出してもよい。
また、変形例2では、循環路70が1つ設けられた例について示したが、変形例2における循環路70の数は1つに限られない。たとえば、実施形態に示したように、異なる種類の処理液毎に複数の循環路70を設けてもよい。この場合、処理室20と複数の循環路70との間に排気切替弁90を設けて、かかる排気切替弁90から処理液毎の循環路70に排気ガスを選択的に流せばよい。この場合、除害装置64は薬液別に異なる除害能力を持つものを設けることもできる。
さらに、変形例1に示したように、複数の処理室20毎に複数の循環路70が設けられていてもよい。なお、上述のように、処理液毎または処理室20毎に複数の循環路70を設ける場合には、複数の循環路70のそれぞれに除害装置64を設けるとよい。
<基板処理の詳細>
つづいて、図13を参照しながら、実施形態に係る基板処理の詳細について説明する。図13は、基板処理システム1が実行する基板処理の手順を示すフローチャートである。まず、制御部18は、基板搬送装置13および基板搬送装置17を制御して、ウェハWを処理ユニット16の処理室20に搬入する(ステップS101)。
次に、制御部18は、供給切替弁80および排気切替弁90を制御して、処理室20からの排気を所定の循環路70によって循環させて、かかる排気をウェハWに供給する(ステップS102)。そして、制御部18は、処理ユニット16を制御して、ウェハWに所定の薬液を供給し、かかる薬液でウェハWを処理する(ステップS103)。
次に、制御部18は、ウェハWに供給される薬液の種類を切り替えるか否かを判定する(ステップS104)。そして、薬液の種類を切り替える場合(ステップS104,Yes)、制御部18は、供給切替弁80を制御して、供給流路62から清浄ガスをウェハWに供給する(ステップS105)とともに、排気切替弁90を制御して、排気流路63から排気ガスを外部(排出部65)に流す(ステップS106)。
そして、制御部18は、薬液切替処理が完了したか否かを判定し(ステップS107)、薬液切替処理が完了した場合(ステップS107,Yes)、ステップS102の処理に戻る。一方で、薬液切替処理が完了していない場合(ステップS107,No)、ステップS105およびS106の処理を継続する。
また、ステップS104において薬液の種類を切り替えない場合(ステップS104,No)、制御部18は、基板搬送装置17および基板搬送装置13を制御して、ウェハWを処理ユニット16から搬出し(ステップS108)、処理を終了する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。たとえば、実施形態では、処理ユニット16(すなわち、処理室20)でウェハWに液処理を行う場合について示したが、処理ユニット16で行われる処理は液処理に限られない。
実施形態に係る基板処理装置は、供給流路62と、排気流路63と、循環路70と、排気切替弁90と、制御部18とを備える。供給流路62は、処理室20に清浄ガスを供給する。排気流路63は、処理室20から排気される排気ガスを外部(排出部65)に流す。循環路70は、排気流路63を流れる排気ガスを供給流路62へ戻す。排気切替弁90は、排気流路63または循環路70に設けられ、排気ガスの流路を排気流路63と循環路70との間で選択的に切り替える。制御部18は、処理室20で用いられる処理液の種類が切り替わる時に、排気ガスの流路が循環路70から排気流路63に切り替わるように排気切替弁90を制御する。これにより、ウェハWの処理に用いる処理液の種類を増やす場合、およびウェハの処理で発生するミストやパーティクルを減らすために排気容量を増加させた場合でも、除害装置64の大型化を抑制することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置は、供給流路62と、排気流路63と、循環路70と、供給切替弁80と、制御部18とを備える。供給流路62は、処理室20に清浄ガスを供給する。排気流路63は、処理室20から排気される排気ガスを外部(排出部65)に流す。循環路70は、排気流路63を流れる排気ガスを供給流路62へ戻す。供給切替弁80は、供給流路62または循環路70に設けられ、処理室20に供給されるガスの流路を供給流路62と循環路70との間で選択的に切り替える。制御部18は、処理室20で用いられる処理液の種類が切り替わる時に、処理室20に供給されるガスの流路が循環路70から供給流路62に切り替わるように供給切替弁80を制御する。これにより、ウェハWの処理に用いる処理液の種類を増やす場合、およびウェハの処理で発生するミストやパーティクルを減らすために排気容量を増加させた場合でも、除害装置64の大型化を抑制することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置において、循環路70A〜70Cは、複数の処理液毎に複数設けられる。これにより、異なる種類の処理液を含むガスが混ざることによって反応生成物が発生し、かかる反応生成物により基板処理システム1内でのプロセスに悪影響が出ることを抑制することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置において、処理室20A〜20Cは、複数設けられ、循環路70D〜70Fは、複数の処理室20A〜20C毎に複数設けられる。これにより、1つの処理室20で処理液を切り替える際に発生する圧力変動によって、別の処理室20において排気ガスの逆流や漏洩などが発生することを抑制することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置において、処理室20A〜20Cは、複数設けられ、供給流路62と排気流路63とは、複数の処理室20A〜20Cに対して共通に設けられる。これにより、基板処理システム1や工場における配管系統をシンプルに形成することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置において、排気流路63には、排気ガスを無害化する除害装置64が設けられる。複数の除害装置64を設ける場合は、それぞれに適した除害能力を有するものを取り付けることにより、除害装置64の大型化を抑制できる。これにより、排気ガスを無害化して排出部65に排出することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置において、循環路70には、排気ガスを無害化する除害装置64が設けられる。これにより、無害化した排気ガスをふたたび処理室20に供給することができる。
また、実施形態に係る基板処理方法は、基板(ウェハW)に対して処理液を供給する際に、排気を循環させて基板(ウェハW)に供給する工程(ステップS102)と、処理液の種類が切り替わる時に、排気を外部(排出部65)に流す工程(ステップS106)と、を含む。これにより、ウェハWの処理に用いる処理液の種類を増やす場合、およびウェハの処理で発生するミストやパーティクルを減らすために排気容量を増加させた場合でも、除害装置64の大型化を抑制することができる。
また、実施形態に係る基板処理方法は、基板(ウェハW)に対して処理液を供給する際に、排気を循環させて基板(ウェハW)に供給する工程(ステップS102)と、処理液の種類が切り替わる時に、清浄ガスを基板(ウェハW)に供給する工程(ステップS105)と、を含む。これにより、ウェハWの処理に用いる処理液の種類を増やす場合、およびウェハの処理で発生するミストやパーティクルを減らすために排気容量を増加させた場合でも、除害装置64の大型化を抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
W ウェハ
1 基板処理システム
5 排気処理システム
16 処理ユニット
18 制御部
20、20A〜20C 処理室
60 清浄ガス供給部
61 温湿度調整機
62 供給流路
63 排気流路
64 除害装置
65 排出部
70、70A〜70F 循環路
80、80A〜80C 供給切替弁
90、90A〜90C 排気切替弁

Claims (9)

  1. 処理室に清浄ガスを供給する供給流路と、
    前記処理室から排気される排気ガスを外部に流す排気流路と、
    前記排気流路を流れる前記排気ガスを前記供給流路へ戻す循環路と、
    前記排気流路または前記循環路に設けられ、前記排気ガスの流路を前記排気流路と前記循環路との間で選択的に切り替える排気切替弁と、
    前記供給流路または前記循環路に設けられ、前記処理室に供給されるガスの流路を前記供給流路と前記循環路との間で選択的に切り替える供給切替弁と、
    記排気切替弁および前記供給切替弁を制御する制御部と、
    を備え
    前記循環路は、複数の種類の処理液それぞれに対応して複数設けられ、
    前記制御部は、
    前記処理室内で第1の処理液による処理を行っている時には、前記第1の処理液に対応する循環路で前記排気ガスを循環させ、
    前記処理室で用いられる処理液の種類が切り替わる時には、前記排気ガスの流路が前記循環路から前記排気流路に切り替わるように前記排気切替弁を制御し、かつ、前記処理室に供給されるガスの流路が前記循環路から前記供給流路に切り替わるように前記供給切替弁を制御する
    基板処理装置。
  2. 記制御部は、
    前記処理室内で前記第1の処理液と異なる第2の処理液で処理が行われる時には、前記排気ガスの流路および前記処理室に供給されるガス流路が前記第2の処理液に対応する前記循環路に切り替わるように前記排気切替弁および前記供給切替弁を制御する
    請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記処理室は、複数設けられ、
    前記循環路は、複数の前記処理室毎に複数設けられる
    請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記処理室は、複数設けられ、
    前記供給流路と前記排気流路とは、複数の前記処理室に対して共通に設けられる
    請求項1〜のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  5. 前記排気流路には、前記排気ガスを無害化する除害装置が設けられる
    請求項1〜のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  6. 前記循環路には、前記排気ガスを無害化する除害装置が設けられる
    請求項1〜のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  7. 基板に対して第1の処理液を供給する際に、複数の種類の処理液それぞれに対応して設けられる複数の循環路のうち、前記第1の処理液に対応する前記循環路で排気を循環させて前記基板に供給する工程と、
    前記基板に対して供給される前記処理液の種類が切り替わる時に、清浄ガスを前記基板に供給し、かつ前記排気を外部に流す工程と、
    を含む基板処理方法。
  8. 前記基板に対して前記第1の処理液と異なる第2の処理液を供給する際に、前記第2の処理液に対応する前記循環路で排気を循環させて前記基板に供給する工程、をさらに含む
    請求項7に記載の基板処理方法。
  9. 請求項またはに記載の基板処理方法をコンピュータに実行させる、プログラムを記憶した記憶媒体。
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