JP6954552B2 - 面発光装置 - Google Patents

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本発明は、面発光装置に関するものである。
従来、ブラケットやフットライトのように壁面に固定して使用する照明器具が知られている。また、その一方、有機EL発光素子を光源とする有機ELパネルを使用した照明器具が知られている。
有機ELパネルは、薄くて軽いため、様々な形状の照明器具に対して好適に採用可能である。また、有機ELパネルを採用した照明器具は、有機ELパネルが面光源であり拡散光を発するため、柔らかい光による温かみのある雰囲気を醸し出すことができる。
ここで、特許文献1には、壁、机、家具、ベッド等の外部支持体に取り付けて使用する面発光照明システムが開示されている。この面発光照明システムは、有機ELパネルを採用した板状の面発光照明が外部支持体に対して片持ち状に取り付けられ、さらに回動可能となっている。そして、面発光照明は、発光面が外部支持体の外側面に外側から接触した状態となる非使用位置と、発光面が外部支持体の外側面から離れた位置であって照射対象を向く位置の間で回動可能なものとなっている。
また、面発光照明を回動させつつ、発光面と外部支持体の外側面とがなす角が特定の角度となった場合に点灯、消灯する構造となっている。
具体的には、面発光照明を非使用位置(発光面が外部支持体の外側面と対向する状態)から回動させ、発光面が照射対象を向く位置へ移動させるとき、発光面と外部支持体の外側面がなす角が特定の角度となったことを条件に点灯する。
反対に、発光面が照射対象を向く位置から非使用位置へ回動させるとき、特定の角度となったことを条件に消灯する。
つまり、特許文献1に開示された面発光照明システムは、発光面を照射対象に向けて使用するものであり、言い換えると、直接照明として使用するものとなっている。
また、面発光照明を回動させていくと、所定位置で点灯状態と消灯状態が切り替わる。すなわち、点灯状態を維持させつつ可動域全域に亘って回動させることができない構造となっている。また、発光面が外部支持体の外側面と対向する状態では、消灯状態となるものとなっている。
特開2014−203667号公報
ここで、室内等の空間全体を明るくするための全般照明を暗めに設定し、これに全般照明を補う照明である部分照明を組み合わせ、美しく洗練された光空間を形成する照明手法が知られている。
上記した面発光照明では、デスクライトとしての使用や、ベッドの枕元に取り付けて使用する上で実用的ではあるものの、部屋の雰囲気を洗練されたものとするために使用する上で改良の余地がある。
そこで本発明は、外観そのものを光空間に設置したときに違和感のない美しいものとし、且つ、周囲を照らす際の印象を可変可能な面発光装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、面発光モジュールと、壁面固定部材を含む面発光装置であって、前記面発光モジュールは、発光面を含む面発光パネルと、前記面発光パネルを固定するフレーム部を有し、前記壁面固定部材は、固定対象物の取付面に固定可能であり、前記面発光モジュールと可動部を介して連結されるものであり、前記可動部は、連結棒部と取付片部を有し、前記連結棒部は前記取付片部に対して回動可能であり、前記連結棒部の内部にケーブルが通過されており、前記可動部の可動により、基準姿勢と、前記発光面が前記基準姿勢から45度以上となる所定角度回転した姿勢をとることが可能であり、前記基準姿勢では、平面視において、前記面発光モジュールと、前記壁面固定部材の少なくとも一部が重なるものであり、さらに前記基準姿勢では、前記取付面への固定時に前記取付面から最も外側に位置する部分において、前記面発光モジュールの一主面と前記壁面固定部材の平面とが前記取付面と平行となる同一平面上に位置するものであり、前記壁面固定部材は、上側部分が下側部分よりも薄く形成され、下側部分の上面の上側に欠落部分を有し、基準姿勢において、前記面発光モジュールが直立した姿勢で前記欠落部分に収まり、全体の外形が略直方体状となるものであり、前記面発光モジュールは、パネル側磁石を有し、前記壁面固定部材は、上側部分に固定部材側磁石を有することを特徴とする面発光装置である。
本発明の面発光装置では、基準姿勢とし、室内側壁に取り付けた状態で平面視したとき、面発光モジュールと、壁面固定部材が重なるものとなっている。その上で、取付面への固定時に取付面から最も外側に位置する部分において、面発光モジュールの一主面と前記壁面固定部材の平面とが取付面と平行となる同一平面上に位置するものとなっている。このことにより、いびつな凹凸がなく広がる美しい外観を形成することが可能となり、光空間に設置したときに違和感のない美しいものとなる。
加えて、最も外側に位置する部分において、外側(居住空間側)へいびつに飛び出す部分がないため、衣服や物が引っかかってしまったり、人がぶつかったりすることに起因する衣服や物の破損、怪我、面発光装置の故障等を抑制できる。
さらに、本発明の面発光装置は、基準姿勢から発光面の向きを可変させることができるので、周辺を照らすときに多様な照らし方が可能となる。すなわち、基準姿勢時における光の照射対象に対する発光面の向き(位置)を可変させることで、この照射対象へ向かう直接光と反射光の向き及び割合(干渉の度合い)を可変させ、さまざまな雰囲気の光で周辺を照らすことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、前記固定対象物の前記取付面は、天井、壁、床からなる群から選ばれる1以上の壁面であり、前記発光面が前記基準姿勢から85度以上95度以下となる所定角度回転した姿勢をとることが可能であることを特徴とする請求項1に記載の面発光装置である。
かかる構成では、上記した基準姿勢から、面光源たる発光面を90度程度回転させることが可能となっている。このことから、三次元空間における3つの方向軸のうちの一つと発光面が略直交した状態から、他の一つと発光面が略直交した状態への移行が可能であり、移行の前後で発光面をまるで異なる方向へ向かせることができる。このことから、移行の前後で周囲を照らす光の印象をより大きく変えることが可能となる。
本発明の関連発明は、面発光モジュールと、壁面固定部材を含む面発光装置であって、前記面発光モジュールは、発光面を含む面発光パネルと、前記面発光パネルを固定するフレーム部を有し、前記壁面固定部材は、固定対象物の取付面に固定可能であり、前記面発光モジュールと可動部を介して連結されるものであり、前記可動部の可動により、基準姿勢と、前記発光面が前記基準姿勢から45度以上となる所定角度回転した姿勢をとることが可能であり、前記基準姿勢では、平面視において、前記面発光モジュールと、前記壁面固定部材の少なくとも一部が重なるものであり、さらに前記基準姿勢では、前記取付面への固定時に前記取付面から最も外側に位置する部分において、前記面発光モジュールの一主面と前記壁面固定部材の平面とが前記取付面と平行となる同一平面上に位置するものであり、前記可動部がユニバーサルジョイントによって形成されることを特徴とする面発光装置である。
かかる構成では、発光面の向きをより多様に変化させることが可能となるので、好ましい。
本発明の関連発明は、面発光モジュールと、壁面固定部材を含む面発光装置であって、前記面発光モジュールは、発光面を含む面発光パネルと、前記面発光パネルを固定するフレーム部を有し、前記壁面固定部材は、固定対象物の取付面に固定可能であり、前記面発光モジュールと可動部を介して連結されるものであり、前記可動部の可動により、基準姿勢と、前記発光面が前記基準姿勢から45度以上となる所定角度回転した姿勢をとることが可能であり、前記基準姿勢では、平面視において、前記面発光モジュールと、前記壁面固定部材の少なくとも一部が重なるものであり、さらに前記基準姿勢では、前記取付面への固定時に前記取付面から最も外側に位置する部分において、前記面発光モジュールの一主面と前記壁面固定部材の平面とが前記取付面と平行となる同一平面上に位置することを特徴とする面発光装置である。
上記した関連発明は、前記固定対象物の前記取付面に固定され、前記可動部の可動によって前記面発光モジュールが可動する際、前記面発光モジュールが可動域内のいずれの位置に配された状態においても前記取付面を照らすことが可能なことが好ましい
かかる構成によると、いずれの姿勢においても間接照明として機能する。そのため、面発光モジュールを可動させて周囲の照らし方を可変させ、光の印象を変えていくとき、いずれの状態でも柔らかい印象の光で周囲を照らすことができる。すなわち、柔らかい印象の光で多様な演出が可能となる。
上記した関連発明は、前記固定対象物の前記取付面に固定され、前記基準姿勢をとる状態では、前記面発光モジュールと前記取付面の間に空間が形成され、当該空間を照らすことが可能なことが好ましい
かかる構成によると、面発光モジュールの発光面が空間側(取付面側)を向いた状態となり、取付面からの反射光と空間を照らす光とが干渉し、独特の明暗のコントラストを持った光で周辺を照らすことができる。このことから、美しく洗練された印象の空間を形成できる。
上記した関連発明の好ましい態様は、前記基準姿勢において同一平面上に位置する前記面発光モジュールの一主面と前記壁面固定部材の平面とが離間しており、前記面発光モジュールと前記壁面固定部材の間に隙間が形成されていることがより好ましい
かかる構成によると、面発光モジュールの発光面と取付面の間に形成される空間の光が隙間部分からわずかに漏れ出し、面発光装置の全体から発せられる光が独特の印象を持つものとなるため、好ましい。
上記した関連発明の好ましい態様は、前記空間は、前記面発光モジュールの縁端部分と前記取付面の間に外部との境界となる境界部分を有するものであり、当該境界部分は前記面発光モジュールの縁端部分に沿って連続するものであって、前記境界部分の一部の外側に前記壁面固定部材が位置していることがより好ましい
かかる構成によると、境界部分から漏れ出す柔らかい光によって周囲を照らすことが可能であり、且つ、壁面固定部材によって一部の不要な方向へ向かう光を遮蔽できる。このことにより、より好ましい光の演出が可能となる。
上記した関連発明は、前記基準姿勢から所定角度回転した姿勢では、平面視したとき、前記面発光モジュールの一主面と前記壁面固定部材とが重ならない状態となることが好ましい
かかる構成によると、姿勢変更の前後で周囲を照らしたときの印象を大きく変えることができるので、多様な演出が可能となり、好ましい。
本発明は、外観そのものを光空間に設置したときに違和感のない美しいものとし、且つ、周囲を照らす際の印象を可変可能な面発光装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る照明装置を室内壁面に取り付けた様子を示す説明図である。 図1の第1照明装置を示す斜視図である。 図2の第1照明装置を基準姿勢から回動後姿勢へと姿勢変更させる様子を示す説明図であり、(a)〜(c)の順に変更する。 図1の第1照明装置を示す分解斜視図である。 図4の発光パネルを示す図であり、(a)は発光面側の主面を示す背面図、(b)は発光面とは反対側に位置する主面を示す正面図である。 図4のパネル裏面保護板を示す斜視図である。 図2の面発光モジュールを示す斜視図である。 図2の面発光モジュールを図7とは異なる方向からみた状態を示す斜視図である。 図4のケース部を示す分解斜視図である。 図4のケース部の内部を示す斜視図であり、外側及び内側の一部を透過して示す。 図4の可動機構部を示す分解斜視図である。 図4の仕切壁部を示す斜視図である。 第1照明装置の組み立て手順を示す説明図であり、ケース本体部に対し、支持板部、ボタン付基板、制御基板、可動機構部、窓板部を取り付けた状態を示す。 図13の状態のケース本体部を示す背面図である。 図13に続いて可動機構部に面発光モジュールを取り付ける様子を示す説明図である。 図15に続いて第1照明装置を組み立てる様子を示す説明図である。 図2の第1照明装置を基準姿勢から回動後姿勢へと姿勢変更させる様子を示す図であり、側面側からみた状態を模式的に示す。 図1の第2照明装置を示す斜視図である。 図18の第2照明装置を基準姿勢から回動後姿勢へと姿勢変更させる様子を示す説明図であり、(a)〜(c)の順に変更する。 図18の第2照明装置を示す図であり、面発光モジュールを分解して示す一部分解斜視図である。 図20の枠体形成部を別方向からみた様子を示す斜視図である。 図18の面発光モジュールの一部と壁面固定部材を示す図であり、壁面固定部材を透過して示す説明図である。 図22の可動機構部を示す斜視図である。 図18の第2照明装置を別方向からみた様子を示す斜視図である。 図1の第3照明装置を示す斜視図である。 図25の第3照明装置を基準姿勢から回動後姿勢へと姿勢変更させる様子を示す説明図であり、(a)〜(c)の順に変更する。 図25の第3照明装置を示す分解斜視図である。 図27の背面板を示す斜視図である。 図25の面発光モジュールを下方側からみた説明図であり、可動機構部を取り付ける様子を示す。 図25の第3照明装置を透過して内部を示す説明図であり、一部の部材を省略して示す。 図27のケース本体部を示す斜視図である。 図25の第3照明装置を別方向からみた様子を示す斜視図である。 図25の壁面固定部材を透過して示す説明図であり、一部の部材を省略して示す。 図25の第3照明装置を基準姿勢から回動後姿勢へと姿勢変更させる様子を示す図であり、側面側からみた状態を模式的に示す。 図1の各照明装置とは異なる可動部を採用した照明装置を示す説明図である。 図1、図35の各照明装置とは異なる可動部を採用した照明装置を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態にかかる照明装置(面発光装置であり、具体的には第1照明装置1、第2照明装置2、第3照明装置3)について図面を参照しつつ詳細に説明する。
また、各照明装置の説明において、特に説明のない限り室内側を前方、取り付け対象となる壁面側を後方、前方側からみて右側が右方、左側が左方とし、上下方向は図1に準じる。
第1照明装置1は、特に限定されるものではないが、図1で示されるように、室内の側壁面であって天井よりもやや下方側に取り付けて使用する(ブラケットとして使用する)ことが好ましい。本実施形態では、室内側壁を第1照明装置1の固定対象物とし、側壁面を取付面6としている。
この第1照明装置1は、図2、図3で示されるように、厚板状の面発光モジュール10と、略直方体状の壁面固定部材11を備えており、面発光モジュール10が壁面固定部材11に対して回動可能な構造となっている。
すなわち、面発光モジュール10が直立した姿勢となる基準姿勢(図3(a)参照)から、面発光モジュール10が横倒した姿勢となる回動後姿勢(図3(c)参照)の間で回動させることが可能となっている。
なお、以下で説明では、特に断りのない限り、方向、各部材の位置関係等は基準姿勢時を基準とする。
第1照明装置1は、基準姿勢で通常設置した状態では、図2で示されるように、面発光モジュール10(詳細には、後述する面発光モジュール10の本体部分)が、壁面固定部材11の上方に位置するものとなっている。より詳細には、壁面固定部材11の室内空間側の端部(室内の側壁面とは反対側に位置する端部)の上方に位置した状態となっている。言い換えると、面発光モジュール10の本体部分と、壁面固定部材11の一部とが上下方向で並列した状態となっている。
面発光モジュール10は、図4で示されるように、枠体形成部13と、発光面側保護カバー14と、発光パネル15(面発光パネル)と、パネル裏面保護板16と重ねて形成される部分となっている。
枠体形成部13は、正面視において四角環状に連続する立板状の枠板部18と、枠板部18の周縁部分から前方(枠板部18の厚さ方向)へ突出する周壁形成部19とが一体となって形成されている。
周壁形成部19は、発光パネル15の端面を外側から覆うものであり、上端に位置する平板状の上板部分13aと、左右方向で離間対向する2つの立板状の側壁部分13bと、下方側に位置する平板状の下板部分13cとが枠板部18の周縁部分に沿って連続している。
なお、2つの側壁部分13bは、下板部分13cの下方側まで延びており、下板部分13cのさらに下方側には、下方と前方が開放された空間が形成されている。この空間は、パネル裏面保護板16の一部を配するための空間として機能する。
また、周壁形成部19のうち、下板部分13cには、ケーブルを挿通させるための切欠部13dが形成されている。そして、適宜の部分にねじ等の締結要素を挿通するための取付用孔が形成されている。この取付用孔は、下板部分13cを厚さ方向(上下方向)に貫通する貫通孔となっている。
さらに、上板部分13aと、2つの側壁部分13bそれぞれの内側面には、内側に向かって突出する突起部分が形成されている(詳細な図示を省略する)。
なお、本明細書において、締結要素とは、ねじ、釘等の上位概念とする。
発光面側保護カバー14は、透光性を有する板状部材であり、プラスチック等の適宜の材料を切削加工等して形成される部材となっている。
なお、発光面側保護カバー14の背面側の主面(枠体形成部13側の主面)では、周縁部分が薄肉化されて中央側よりも薄くなっている(図示しない)。すなわち、背面側では、正面視で四角形状となる中央側の部分が厚くなっており、平面視で四角環状に連続して中央側の部分を囲む周縁部分が薄くなっている。
このことから、枠板部18と発光面側保護カバー14を重ねるとき、発光面側保護カバー14の背面の中央側に位置する厚さの厚い部分が、枠板部18の中央側に位置する貫通孔に挿通された状態となる。また、発光面側保護カバー14の背面の周縁側に位置する厚さの薄い部分が枠板部18と面接触した状態となる。この状態では、枠板部18と発光面側保護カバー14の背面同士が同一平面を形成した状態となり、面発光モジュール10の一主面(背面であり、基準姿勢での取り付け時に室内の側壁面側に位置する面)が形成される。
つまり、枠板部18によって上方、側方、下方を囲まれた部分に発光面側保護カバー14の中央側に位置する肉厚部分が位置している。また、枠板部18の中央側に位置する貫通孔の内周面は、この肉厚部分の端面と隙間なく(又は略隙間なく)接触した状態となっている。そして、肉厚部分の背面と枠板部18の背面とが段差なく(又は略段差なく)連続する同一平面を形成している。
なお、「略隙間なく」の「略」とは、微細な誤差を含むものとし、他に関しても同様である。
発光パネル15は、面状に広がりをもち、面状光を放射可能な面発光パネルであり、調光が可能なパネルとなっている。具体的には、この発光パネル15は、パネル本体20にフレーム部材21を装着して形成される部材となっている。
パネル本体20は、拡散光を照射可能な有機ELパネルであり、その一方の主面側(発光面側であり背面側)は、図5で示されるように、実際に発光する発光領域20aと、それ以外の部分であってフレーム部材21によって外側(後方)を覆われる非発光領域20bに区画されている。
すなわち、パネル本体20の主面は、中央側に位置する発光領域20aと、発光領域20aの周囲を囲むように四角環状に連続する額縁状の非発光領域20bを備えた構造となっている。
ここで、発光領域20aは、陽極層と、有機発光層を含む有機機能層と、陰極層が重なる重畳部分と、正面視において重なる部分となっている。つまり、パネル本体20の厚さ方向(前後方向)において、陽極層、有機機能層、陰極層がこの順に積層して有機EL素子を形成しており、発光領域20aがこの有機EL素子と対応する部分となっている。
このことから、陽極層と陰極層に電圧を印加することで有機発光層が発光し、発光領域20aから光が放射される構造となっている。
パネル本体20の他方の主面側(裏面側であり前面側)には、有機機能層と電気的に接続される給電部23と、給電部23の端部を接続可能なコネクタ部を有するパネル側基板24を備えた構造となっている。
給電部23は、有機機能層とパネル側基板24を電気的に接続する部位であって、陽極層と陰極層の間に電圧を印加するための部分となっている。この給電部23は、内部側から外側へ延び、一部がパネル本体20の裏面から突出している。言い換えると、外部に露出する部分がパネル本体20の裏面に片持ち状に支持された状態となっている。
発光パネル15は、軽量かつ薄型とする観点からも、上記したように一方の主面側に発光面を有する有機ELパネルであることが好ましい。有機ELパネルを採用することによって、柔らかさや高演色性等の優れた特性の照明光を容易に得ることができ、拡散光を照射することも可能となっている。なお、この発光パネル15は、可撓性を有する可撓性パネルであってもよい。
また、パネル側基板24は、上記した給電部23を接続可能なコネクタ部の他、制御基板42(図4等参照)との間で延びるケーブルを接続可能なコネクタ部を備えた構造となっている。本実施形態では、このパネル側基板24は、パネル本体20の他方の主面と重なる位置であり、正面視において発光領域20aと重なる中央側の位置に配されている。
パネル裏面保護板16は、図4で示されるように、亜鉛合金等の適宜な金属で形成され、外形が略立板状となる部材である。特に限定されるものでないが、本実施形態では、パネル裏面保護板16は、鋳型成形品となっており、特に亜鉛ダイキャスト品を好適に採用可能となっている。
パネル裏面保護板16は、図6で示されるように、保護板本体部28と、保護板本体部28の下端から後方(発光パネル15側)へ突出する平板状の底板形成部29を備えており、底板形成部29の突出端から可動片部30が延設された構造となっている。
保護板本体部28は、直立した姿勢の薄板状部分28aと、薄板状部分28aの背面から後方へ(発光パネル15側の面から発光パネル15側へ)隆起する隆起部28bとが一体に形成された部分である。
隆起部28bは、正面視形状が略凹字状となるように隆起した部分であり、その上端面は、薄板状部分28aの上面よりも下方側に位置している。そして、両側端のそれぞれは、いずれも薄板状部分28aの両側端よりも左右方向における中心側に位置した状態となっている。
ここで、隆起部28bの上面のうち、薄板状部分28aから後方(図6では前方)に離れた位置に上方に突出する突起が形成されている。このことから、保護板本体部28の上端側部分では、隆起部28bと薄板状部分28aの間に下方に向かって窪んだ係合溝部33が形成されている。
また、左右方向で離間対向する隆起部28bの両側面のそれぞれにもまた、上端から下方側へ延びる係合溝部33が形成されている。この側面に形成される係合溝部33は、周囲よりも内側(左右方向における中心側)に窪んだ溝であり、断面形状が略四角形状で上下方向に延びる溝となっている。
また、保護板本体部28(隆起部28b)の左右方向における中心側には、周囲よりも薄くなった部分であり、前側(薄板状部分28a側)へ窪んだ窪み部分となる基板配置部34が形成されている。この基板配置部34は、断面形状が四角形状で上下方向に延びる空間を形成する溝状の部分となっている。
底板形成部29は、適宜の部分(本実施形態では両側端のそれぞれ)に締結要素等を挿通するための取付用孔が形成され、左右方向の中心側にケーブルを挿通するためのケーブル挿通用孔29aが形成されている。
取付用孔と、ケーブル挿通用孔29aはいずれも底板形成部29を厚さ方向(上下方向)に貫通する貫通孔となっている。そして、取付用孔は、開口形状が円形となっており、ケーブル挿通用孔29aは、開口形状が左右方向に延びる略隅丸長方形状となっている。
可動片部30は、底板形成部29の突出端面(発光パネル15側の端面であり、図6では前端面)のうち、左右方向の中心側となる部分から延設される部分である。
この可動片部30は、底板形成部29の突出方向と同方向(後側であり、図6では前側)へ突出する平板状部分30aと、この平板状部分30aの突出端から下方(保護板本体部28から離れる方向)へ突出する立板状部分30bとが一体となって形成されている。すなわち、側面視形状が略L字状となる板状部分である。
立板状部分30bの適宜の部分には、締結要素を挿通するための取付用孔が形成されている。この取付用孔は、立板状部分30bを厚さ方向(前後方向)に貫通する貫通孔となっている。また、立板状部分30bの前面側には、前方へ向かって突出する突起部35が形成されている(図8参照)。この突起部35は、略直方体状の突起であり、複数設けられ、左右方向で所定の間隔を空けて並列している。
そして、枠体形成部13に発光面側保護カバー14と発光パネル15重ねて配置し(図4等参照)、枠体形成部13にパネル裏面保護板16を取り付けることで、面発光モジュール10が形成される。
このとき、枠体形成部13の上板部分13aと側壁部分13bの内側に位置する突起部分をパネル裏面保護板16の係合溝部33(図6参照)に挿通させ、これらを係合させた状態とする。すなわち、パネル裏面保護板16を枠体形成部13の前方下側に位置させ、下方から上方へスライド移動させることでこれらを係合させた状態とする。
そして、パネル裏面保護板16の底板形成部29を下板部分13cの下方側から接触させ、これらを重ねた状態とし、ねじ等の締結要素を介して固定する。この際、底板形成部29のケーブル挿通用孔29a(図6参照)と、下板部分13cの切欠部13d(図4等参照)を重ねた状態とし、一連のケーブル挿通孔36(図8参照)が形成された状態となる。
面発光モジュール10は、図4、図7、図8で示されるように、内部に位置する発光パネル15を、枠体形成部13、発光面側保護カバー14、パネル裏面保護板16によって形成されるフレーム部で囲繞して形成されるものとなっている。つまり、フレーム部材21を備えた発光パネル15を、フレーム部に収納して形成されるものとなっている。
そして、この面発光モジュール10は、平面視形状が四角形状となる略厚板状の部分(本体部分であり、直方体状の部分)から、可動片部30が延出された構造となる。
面発光モジュール10の一方の主面(後側面)は、光を放出する発光面を含む面であり、発光する領域と発光しない領域とに区画されている。
すなわち、上記したように、この面は、枠体形成部13の枠板部18と、発光面側保護カバー14の肉厚部分によって形成された面である。そして、発光面側保護カバー14の肉厚部分は、上記したパネル本体20の発光領域20a(図5等参照)と前後方向で(正面視で)重なる部分となっている。このことから、面発光モジュール10の一方の主面のうち、発光面側保護カバー14によって形成される部分であり、中心側に位置する領域が発光する領域(発光面)となっている。そして、この発光する領域の外側を囲んで連続する部分であり、正面視で四角環状に連続する縁端よりの部分が自ら光を発さない面となっている。
つまり、面発光モジュール10の発光面は、パネル本体20の発光領域20a(発光面)が発光面側保護カバー14を介して外部に露出することで形成されている。
面発光モジュール10の他方の主面(前側面)は、一方の主面の裏面側となる面であり、一方の主面と離間対向するように反対側に位置する面となっている。この面は、薄板状部分28aによって形成される面であり、言い換えると、一部材によって形成される面(後述するモジュール外側面95)となっている。
ここで、上記したように、枠体形成部13とパネル裏面保護板16は、上方側で突起部分(枠体形成部13の突起部分)と溝部分(係合溝部33)からなる係合部を係合させ、下方側で下板部分13cと底板形成部29を重ねて固定する構造となっている。このことから、主面と直交する方向に締結要素を挿通せず、フレーム部の組み立てが可能となっている。
以上のことから、面発光モジュール10の他方の主面は、ねじ等の締結要素が位置せず、凹凸がなく広がる平面が形成された状態となっている。
面発光モジュール10の4つの端面のうち、3つは主に枠体形成部13によって形成され、他の1つは主にパネル裏面保護板16によって形成されている(パネル裏面保護板16によって略全域が形成されている)。
そして、主にパネル裏面保護板16によって形成される端面にケーブル挿通孔36が形成されている。より詳細には、このケーブル挿通孔36は、可動片部30の前方側に形成されている。ケーブル挿通孔36は、面発光モジュール10の内外を連通する孔であり、内部に位置する上記したパネル側基板24(図5等参照)に一端を接続されたケーブルを引き出すことが可能となっている。
可動片部30は、その一部(平板状部分30a)が面発光モジュール10の一方の主面側(発光面側の主面)から、この主面と垂直となる方向であり外側へ向かう方向へ突出している。さらに、突出端側の部分(立板状部分30b)が基端側(平板状部分30a)に対して屈曲して延びた状態となっている。より詳細には、立板状部分30bの突出方向は、面発光モジュール10の下面(最も近接する位置にある面発光モジュール10の端面)と直交する方向であり、この下面から外側へ向かう方向となっている。したがって、立板状部分30bの突出端側は、面発光モジュール10の本体部分と、正面視で重ならない位置に配されている。
壁面固定部材11は、図4で示されるように、ケース部40、ボタン付基板41、制御基板42、仕切壁部43、電源供給部44、裏蓋部45を組み合わせて形成される部材となっている。
ケース部40は、図9で示されるように、ケース本体部50に対し、窓板部51、可動機構部52、支持板部53、壁面形成板部54を取り付け、これらを一体的に形成することで形成される部分となっている。
ケース本体部50は、後方側(取り付け時における室内の側壁面側)が開放された箱体であって、外側箱部50aの内部に内側箱部50bを収納し、これらを内外で重ねて形成される部材である。すなわち、外側箱部50aと内側箱部50bとを締結要素を介して一体化することで、形成される部材となっている。
なお、外側箱部50aは金属製の部材であり、内側箱部50bはプラスチック等の樹脂で形成される部材となっている。
このケース本体部50の外壁部分には、後端側から前方へ向かって延びる切り欠き部分たる、モジュール側切欠部60と、ケーブル挿通用切欠部61が形成されている。
モジュール側切欠部60は、上方(面発光モジュール10側)に位置する外壁部分に形成される切り欠き部分であり、平面視形状(面発光モジュール10側からみた形状)が四角形状となる部分である。
ケーブル挿通用切欠部61は、モジュール側切欠部60が形成された外壁部分と略直交する2つの外壁部分であり、左右方向で離間対向する2つの外壁部分にそれぞれ形成されている。このケーブル挿通用切欠部61は、側面視形状が横倒した略U字状となる切り欠き部分であり、前端側が丸みを帯びた形状となっている。
また、ケース本体部50の内部には、図10で示されるように、可動機構取付部63、ボタン基板取付部64が形成されている。また、板掛止突起65(図9参照)を備えた構造となっている。
可動機構取付部63は、左右方向で間隔を空けて並列する2つの板片取付部70と、2つの溝付立壁部71と、領域仕切板部72を有している。
板片取付部70は、左右方向の一端側(領域仕切板部72側)と後方(図10では前方側であり、取り付けにおける室内壁側)が開放された箱状部分70aと、その内部に位置する円筒状の突起部分70bを有した形状となっている。
突起部分70bは複数(2つ)形成されており、左右方向で並列した状態となっている。また、箱状部分70aの外壁部分における前後方向の長さは、突起部分70bの同方向の長さよりも長くなっている。このため、突起部分70bの後方側には、取付片部81(立板状の部材、詳しくは後述する)を収納するための空間が形成されている。
溝付立壁部71は、側面視形状が略コ字状となる立壁状の部分であり、前側から後方(取り付け時における室内壁側)へ突出するように形成され、その厚さ方向が左右方向と同方向となっている。そして、この溝付立壁部71は、上下方向の中心近傍となる部分に、後端側(突出端)から前方へ向かって延び、前端側が丸みを帯びた形状となる溝状部分が形成されている。
ここで、可動機構取付部63では、左右方向における一方側から他方側へ向かって、一方の板片取付部70、一方の溝付立壁部71、領域仕切板部72、他方の溝付立壁部71、他方の板片取付部70の順に形成されている。
すなわち、溝付立壁部71は、いずれも板片取付部70、領域仕切板部72と隣接する位置に配されており、2つの溝付立壁部71は左右方向で間隔を空けて配された状態となっている。
そして、溝付立壁部71のそれぞれの溝状部分は、いずれも板片取付部70の左右方向の一端側に位置する開放部分と隣接する位置に形成されている。つまり、板片取付部70の内側の空間と、領域仕切板部72の上方に位置する空間(2つの溝付立壁部71の間に位置する空間)とが、溝付立壁部71に形成された溝状部分を介して連続した状態となっている。
領域仕切板部72は、後方(取り付け時の壁側)へ突出する平板状の部分であり、2つの溝付立壁部71の下端部同士の間で延びている。
この領域仕切板部72は、上記したモジュール側切欠部60と平面視で(上方からみたときに)重なる位置に形成されている。また、左右方向(長手方向)の中心側の位置には、周囲よりも下方へ窪んだ窪み部分が形成されている。
ボタン基板取付部64は、ボタン挿通用孔75と、2つの基板掛止突起76と、姿勢支持片77を有する構造となっている。
ボタン挿通用孔75は、ケース本体部50の外壁部分のうち、モジュール側切欠部60が形成された外壁部分に形成される貫通孔であり、ケース本体部50の内部空間と外部を連通する孔となっている。
基板掛止突起76は、ボタン挿通用孔75が形成された外壁部分の内側に形成される突起状の部分である。詳細には、平面視形状が略凹字状となるように形成され、前方から後方へ突出する平板状の部分である。言い換えると、後端側(突出端)から前方へ向かって延びる溝状部分を有する平板状の部分となっている。
ここで、基板掛止突起76は、複数(2つ)形成されており、一の基板掛止突起76と他の基板掛止突起76が上下方向で離れた位置にそれぞれ形成されている。このとき、それぞれの基板掛止突起76の溝状部分は、平面視で重なる位置に配された状態となっている。
姿勢支持片77は、ボタン挿通用孔75が形成された外壁部分から内側へ突出する平板状の部分であり、前後方向に延びる長方形平板状の部分である。
なお、姿勢支持片77の内側端面は、基板掛止突起76の溝状部分の内壁面の一部と上下方向で離れた位置に配されている。具体的には、溝状部分の内壁面のうち、ボタン挿通用孔75が形成された外壁部分よりに位置する壁面と、上下方向で離れた位置に配されている。そして、これらの面は同一平面上に位置する面となっている。
板掛止突起65は、図9等で示されるように、ケース本体部50の内部の後端側(図9では手前側)であり、左右方向における両端部のそれぞれに形成されている。
この板掛止突起65は、ケース本体部50の内壁のうち、側面部分及び底面と一体的に形成されて厚さ方向が前後方向となる立板状の前板部と、ケース本体部50の側面部分と離間対向する横板部を有している。そして、前板部と横板部が直交しており、底面から上方へ突出している。
さらにケース本体部50の内部には、適宜な部分に後方へ向かって突出し、ねじ等の締結要素を挿通するための有底孔又は貫通孔が形成された突起部分が形成されている。これらは、ケース本体部50に上記した制御基板42や仕切壁部43(図4等参照)を固定するための部分や、外側箱部50aと内側箱部50bを固定するための部分となっている。
窓板部51は、透光性を有するプラスチック等の適宜の材料を切削加工等して形成される部材であり、平板状の部材となっている。そして、この窓板部51は、ケース本体部50(外側箱部50a)の前側に形成された窪み部分(図示しない)に嵌め込まれた状態となっている。
より詳細には、外側箱部50aの前端面には、正面視形状が四角形状であり内側へ向かって窪んだ窪み部分が形成されており、この窪み部分の底を形成する部分(内側端面)が枠板状の部分となっている(詳細な図示を省略する)。すなわち、この底を形成する部分が正面視で略四角環状となるように連続し、中央部分に貫通孔を有する部分となっている。なお、この貫通孔と重なる位置には、外側箱部50aの内側に位置する内側箱部50bの前側壁面と、前側壁面に形成された貫通孔とが位置している。つまり、外側箱部50aの貫通孔は、一部が内側箱部50bの前側壁面によって内側を閉塞され、他の一部がケース本体部50の内外を連通する孔を形成している。
そして、窓板部51は、この窪み部分に嵌め込まれるので、内側面の一部が窪み部分の底を形成する部分と接触した状態となる。また、外側面が周囲の部分(ケース本体部50の前端面)と段差なく(又は略段差なく)連続する同一平面を形成する。
可動機構部52は、図9、図11で示されるように、連結棒部80と、連結棒部80の長手方向の両端部にそれぞれ取り付けられる2つの取付片部81を有している。
連結棒部80は、図11で示されるように、短手方向の一端部側に位置する部分が丸みを帯びた形状となっている略直方体状の部材である。すなわち、連結棒部80の短手方向一端部側では、上端から下端までの間に外側へ向かって凸となる湾曲面が形成されたている。
さらに、この連結棒部80には、それぞれ内部空間と外部とを連続する取付片部挿通孔80a、内外連通孔80b、可動片取付用孔80cが形成されている。
取付片部挿通孔80aは、連結棒部80の長手方向における両端面にそれぞれ形成され、その開口形状が円形と長方形を組み合わせた略虫眼鏡状となっている。すなわち、円形部分と、円形部分の外周の一部から連結棒部80の短手方向に沿って延びる四角形状の部分とが一体となった形状となっている。
内外連通孔80b、可動片取付用孔80cは、短手方向の端部側であり、湾曲面が位置する端部と対となる(反対側に位置する)他端部側の面に形成されている。
内外連通孔80bは、この面のうち、連結棒部80の長手方向における中心側に位置している。可動片取付用孔80cは、複数(2つ)形成されており、一つが内外連通孔80bよりも連結棒部80の長手方向における片側端部側に位置し、他の一つが内外連通孔80bよりも他方端部側に位置している。
内外連通孔80bは、開口形状が連結棒部80の長手方向に沿って延びる隅丸長方形状であり、可動片取付用孔80cは、開口形状が円形となっている。
取付片部81は、板状の取付板部81aと、略円柱状であって外周面の一部から径方向外側へ突出する突出板を有する連結部81bとを有する部材となっている。
取付板部81aには、取付用孔が形成されており、この取付用孔が取付板部81aを厚さ方向に貫通する孔となっている。
この取付片部81は、取付板部81aと円柱状の部分とが一体となった軸心部分のうち、円柱状の部分に対し、連結部81bを有する略円筒状の部材を取り付けて形成されている。このとき、略円筒状の部材が軸心部分に対して回転しないように、回転阻止部材81cがさらに取り付けられている。
なお、回転阻止部材81cは、略C字状となる板状部分の一主面に、この一主面と直交する方向であって外側へ向かう方向へ出する突起を備えた構造となっている。そして、軸心部分の一部に取り付けられ、軸心部分に対して回動不能な状態となっている。このとき、取り付け対象となる軸心部分の一部は、周囲より狭径であって、断面形状が多角形状となるように形成された部分(図示しない)となっている。また、回転阻止部材81cに形成された突起は、略円筒状の部材の欠落部に嵌り込んだ状態となっている。
そして、可動機構部52は、連結棒部80の取付片部挿通孔80aのそれぞれに、取付片部81を挿通することで形成される。このことにより、長手方向の両端側にそれぞれ位置する取付板部81aに対し、連結棒部80が回動可能な状態となる。すなわち、2つの取付片部81の中心軸(略円柱状の部分の中心軸)が同一直線上に位置し、この直線を回動軸線として回動可能となっている。
支持板部53、壁面形成板部54は、図9で示されるように、いずれも長尺の長方形平板状の部材であり、適宜の部分に締結要素を挿通するための取付用孔が形成されている。この取付用孔は、支持板部53、壁面形成板部54を厚さ方向に貫通する孔となっている。
支持板部53は、長手方向の長さが、ケース本体部50の左右方向の長さよりもやや短くなっており、壁面形成板部54や裏蓋部45(図4参照)を一体に固定するための部材となっている。
壁面形成板部54は、長手方向の長さが、ケース本体部50におけるモジュール側切欠部60の左右方向の長さと略同等であり、取り付け時に、モジュール側切欠部60の一部を閉塞するように配される部分となっている。
ボタン付基板41は、立板状の基板本体に対し、ボタン形成部と、ケーブル接続用コネクタが形成された部材となっている(図4等では具体的な構造については図示しない)。なお、ボタン形成部は、押圧された際に信号を生成する部分であり、基板本体と電気的に接続されたスイッチ部と、ゴム等の弾性部材と、外部に露出する有底円筒状のボタンカバー等を備えた構造となっている。
制御基板42は、各種動作を制御するための基板であり、集積回路、各種配線を接続するためのコネクタ等を備えている(図4等では具体的な構造については図示しない)。そして、ボタン付基板41等の外部機器で生成された信号をケーブル等を介して受信可能であり、発光パネル15等の外部機器へ各種制御信号を発信可能なものとなっている。
また、この制御基板42の一部には、受信用基板(受信機器、図示しない)が重ねて配置されている。受信用基板は、リモコン、携帯電話、タブレットPC等の外部操作機器と電波で無線通信可能な無線通信機能を備えており、詳細には、外部操作機器からの電波を受信可能となっている。
なお、無線通信については、特に限定されるものではないが、Bluetooth(登録商標)による通信が好適に採用可能となっている。また、外部操作機器は、上記した持ち運び可能な装置に限らず、室内の側壁面等と一体に形成されるスイッチ装置であってもよい。
仕切壁部43は、図4、図12で示されるように、その背面側(図12では手前側であり、取り付け時における室内側壁側)に、電力源配置部85が形成されている。
電力源配置部85は、前方側(図12では奥側)へ窪んだ部分であり、左右方向に沿って直線状に延びるケーブル連結用溝部85aと、ケーブル連結用溝部85aの長手方向における中心側から下方へ延びるアダプタ用溝部85bを備えている。すなわち、ケーブル連結用溝部85aとアダプタ用溝部85bによって一連の窪み部分が形成されており、この窪み部分の背面視形状が略T字状となっている。
ケーブル連結用溝部85aでは、後方側が開放され、前方側に位置する底部分が前方へ向かって凸となるように湾曲する湾曲面となっている。このケーブル連結用溝部85aの長手方向における両端側(端部よりやや中心側)のそれぞれには、ケーブル掛止部87が形成されている。
また、一方のケーブル掛止部87のさらに外側には、ケーブル連結用溝部85aの側端部分を閉塞するように突出する突出壁部88が形成されている。
ケーブル掛止部87は、対となる2つの突起部分によって形成されており、それぞれの突起部分は、ケーブル連結用溝部85aの底部分を形成する面から後方(図12では前方)へ突出している。2つの突起部分は、いずれも厚さ方向が左右方向となる立板状の突起であり、上下方向で間隔を空けて並列している。すなわち、2つの突起部分の間には、前後方向に延びる細長い溝が形成されている。
アダプタ用溝部85bは、左右方向の両端側にそれぞれ位置する略直方体状の部分の間に形成された部分であり、上方及び下方が開放された状態で延びている。
アダプタ用溝部85bの側壁部分と底部分(前面)に跨る部分には、ケーブル挿通用孔89が形成されている。すなわち、ケーブル挿通用孔89は、側壁部分を左右方向に、底部分を前後方向に貫通する孔となっており、アダプタ用溝部85bの内側空間と、仕切壁部43の前方に位置する空間を連通する孔である。
なお、仕切壁部43には、適宜の部分に締結要素を挿通するための取付用孔が形成されている。取付用孔は、仕切壁部43を前後方向に貫通する貫通孔であり、下方側の一つがアダプタ用溝部85bの底部分(前面)に形成されている。また上方側では、ケーブル連結用溝部85aと、その上側に形成されたリブ部分に跨る位置に形成されている。
電源供給部44は、図4で示されるように、アダプタ部90と、2つのケーブル部91とを備えた構造となっている。
アダプタ部90は、正面視形状が略T字状となる部材であり、横倒した円柱状のプラグ接続部90aと、プラグ接続部90aの側面から外側(下側面から下方)に延設される略直方体状の配線接続部90bを備えた構造となっている。プラグ接続部90aの長手方向における両端面には、それぞれケーブル部91の端子を接続するためのコネクタが形成されている。また、配線接続部90bは、上記した制御基板42とケーブルを介して電気的に接続される部分である。
ケーブル部91は、一端側にアダプタ部90に接続される端子を有し、他端側に外部電力供給部材(又はその関連部材)と接続される端子を有するケーブルとなっている(他端側については図示しない)。なお、このケーブル部91は、第1照明装置1の組み立て時においては、一部が内部に収納され、他部が外部に引き出された状態となる。
裏蓋部45は、略長方形長板状の本体板部45aと、本体板部45aの上側に形成される取付用板部45bと、本体板部45aの左右方向の両端部それぞれの下方側に位置する取付片部45cとが一体に形成された金属板状の部材である。
本体板部45aには、第1照明装置1の取付面6への取り付け時に必要に応じて使用する取付用孔が形成されている。取付用孔は、本体板部45aを厚さ方向(前後方向)に貫通する貫通孔となっている。なお、本実施形態では、取付用孔として、開口形状が円形で比較的径が小さいねじ挿通用の孔と、比較的径が大きい他部材取付用の孔が形成されている。
取付用板部45bは、側面視形状が略L字状となる部分である。すなわち、本体板部45aの左右方向における中心よりの位置から上方に突出する立板状の部分と、立板状の部分の上端側を前方へ折り曲げて形成される平板状の部分を有している。そして、平板状の部分には、適宜の部分締結要素を挿通するための取付孔が形成されており、この取付孔が平板状の部分を厚さ方向に貫通する貫通孔となっている。
取付片部45cは、本体板部45aの一部にスリットを形成し、スリットと隣接する部分を段状に折り曲げて形成される部分であり、内側箱部50bに形成された板掛止突起65(図9参照)と係合する部分である。
続いて、第1照明装置1の組み立て構造について説明する。
まず、図13、図14で示されるように、内側箱部50bに支持板部53を固定し、さらに内側箱部50bに外側箱部50aを固定する。このことにより、ケース本体部50を形成すると共に、ケース本体部50に支持板部53が取り付けられた状態とする。
さらに、ケース本体部50の内部に、ボタン付基板41、制御基板42、可動機構部52を取り付ける。さらに、ケース本体部50の前面に窓板部51を取り付ける(図4、図9等参照)。
ボタン付基板41は、図14で示されるように、ボタン基板取付部64に直立した姿勢で取り付けられ、制御基板42とケーブル(図示しない)を介して電気的に接続された状態となる。このとき、ボタン基板取付部64は、厚さ方向が左右方向と同方向となる姿勢をとり、ボタン形成部の一部がボタン挿通用孔75から外部に露出した状態となっている(図13参照)。
制御基板42もまた、ケース本体部50に直立した姿勢であり、厚さ方向が前後方向と同方向となる姿勢をとっている。
このとき、上記したように、窓板部51が取り付けられる窪み部分には、ケース本体部50の内外を連通する孔が形成されている。そして、制御基板42の一部は、窓板部51及び内外を連通する孔と正面視で重なった状態に配されることとなる。すなわち、この窓板部51及び窓板部51と重なる部分が外部操作機器等からの信号を受信する受信部として機能する。
さらに、可動機構取付部63の板片取付部70の内部に、可動機構部52の取付板部81aを収納した状態とする。そして、板片取付部70と取付板部81aをねじ等の締結要素によって一体に固定する。
このとき、溝付立壁部71の溝状部分に、取付片部81の一部が位置し、領域仕切板部72の上方に連結棒部80が位置し、連結棒部80が回動可能な状態となる。すなわち、ケース本体部50に対して可動機構部52が回動可能に取り付けられる。
この状態において、図15で示されるように、上記した面発光モジュール10を可動機構部52に対して固定する。すなわち、可動片部30の立板状部分30bと、連結棒部80の短手方向における一端面(図15では上面)とを接触させ、締結要素を介して一体に固定する。
このとき、立板状部分30bに形成された突起部35(図8参照)を、内外連通孔80bに挿通した状態とし、位置決めする。そして、立板状部分30bの取付用孔と、可動片取付用孔80c(図15参照)を重ねた状態とし、これらに締結要素を挿通する。このことにより、ケース本体部50に対し、面発光モジュール10が回動可能な状態に取り付けられた状態となる。すなわち、可動片部30と可動機構部52により、面発光モジュール10を回動させるための可動部が形成される。
さらに、図16で示されるように、ケース本体部50に対し仕切壁部43、電源供給部44、裏蓋部45を取り付け、さらに、壁面形成板部54を取り付ける。
ケース本体部50に仕切壁部43を取り付けるとき、制御基板42に一端側を接続されたケーブルをケーブル挿通用孔89から後方側(電力源配置部85側)へ引き出した状態とする。そして、電力源配置部85に電源供給部44を配置した状態とする。
このとき、アダプタ用溝部85bに配線接続部90bを配し、この配線接続部90bにケーブル挿通用孔89から引き出されたケーブルを接続する。このことにより、電源供給部44と制御基板42とが電気的に接続された状態となる。
また、ケーブル連結用溝部85aでは、アダプタ部90のプラグ接続部90aに、2つのケーブル部91の端子が接続された状態となっている。一のケーブル部91と、他のケーブル部91は、それぞれ異なるケーブル掛止部87の溝部分に一部分が嵌った状態となっている。そして、それぞれのケーブル掛止部87から外側へ延びる部分は、それぞれ異なるケーブル挿通用切欠部61を経て、外部へ引き出された状態となる。
裏蓋部45を取り付けるとき、取付片部45cを板掛止突起65に掛止させた状態で、取付用板部45bの平板状の部分を支持板部53と重ねた状態とする。このとき、取付用板部45bの平板状の部分と支持板部53の取付用孔が重なって形成される挿通孔に締結要素を挿通し、一体に固定する。
そして、支持板部53と取付用板部45bの平板状の部分が重なる部分の外側(上側)に、さらに壁面形成板部54を重ねた状態とし、壁面形成板部54と支持板部53の取付用孔が重なって形成される挿通孔に締結要素を挿通し、一体に固定する。
すなわち、上方(外側)から順に、壁面形成板部54、取付用板部45b、支持板部53が積層された状態となる。さらに、壁面形成板部54の上面は、ケース本体部50の上面と段差なく(略段差なく)連続する平面を形成し、この平面が壁面固定部材11の上面となる。そして、壁面形成板部54の上面とケース本体部50の上面に囲まれた部分に、壁面固定部材11の内外を貫通する孔の開口が形成される。この貫通孔は、基準姿勢において可動片部30の下端側(立板状部分30b)が挿通される孔となる。また、回動後姿勢では、この貫通孔から連結棒部80の一部が外部へ突出する。このとき、短手方向の一端側の面(内外連通孔80b、可動片取付用孔80c)が上端面となる姿勢をとり、可動片部30は全てが外部に位置した状態となる。
以上により、第1照明装置1が形成される。
第1照明装置1では、基準姿勢において(図2参照)、面発光モジュール10の最も外側に位置する面であるモジュール外側面95と、壁面固定部材11の最も外側に位置する面である固定部材外側面96とが同一平面上に位置した状態となっている。
なお、ここでいう最も外側に位置する面とは、取り付け時に最も室内空間側に位置する面である。
また、モジュール外側面95は、固定部材外側面96の上方に離れた位置に位置しており、モジュール外側面95、固定部材外側面96の間には間隔(隙間)が形成された状態となっている。なお、固定部材外側面96は、上記したように、ケース本体部50の最も外側に位置する面(前面)と、窓板部51の外側に位置する主面とが一体となって形成される面である。言い換えると、ケース本体部50の最も外側に位置する面と、窓板部51の外側に位置する主面もまた、同一平面上に位置した状態となっている。
さらに、面発光モジュール10の一方の側端面と、壁面固定部材11(ケース本体部50)の一方の側端面もまた、同一平面上に位置した状態となっている。同様に、面発光モジュール10の他方の側端面と、壁面固定部材11の他方の側端面もまた、同一平面上に位置した状態となっている。
そして、左右方向の両端部のそれぞれでは、壁面固定部材11の側端面のうち、前方(取り付け時における室内空間側)に位置する部分の上方に、面発光モジュール10の側端面が位置している。また、後方(取り付け時における室内の壁面側)の上方には、面発光モジュール10の側端面が位置しない状態となっている。
なお、より詳細には、左右方向の両端部のそれぞれにおいて、壁面固定部材11の側端面から上方に離れた位置に面発光モジュール10の側端面が位置している。すなわち、ケース本体部50の側端面と面発光モジュール10の側端面の間には間隔が形成されている。
すなわち、面発光モジュール10の本体部分の下面と、壁面固定部材11の上面(ケース本体部50の上面であり、取り付け時において室内の側壁面と直交する面であって、面発光モジュール10側の面)とは互いに平行となっている。より詳細には、面発光モジュール10の本体部分の下面と、壁面固定部材11の上面は離間対向しており、間に空間(隙間)が形成されている。なお、この隙間は、基準姿勢時において、面発光モジュール10が発光したとき、取付面6と面発光モジュール10の間に形成される空間から光が微量に漏れ出す隙間となる。
ここで、取り付け時において、基準姿勢としたとき、室内の側壁面(取付面6、図2等参照)と面発光モジュール10の間には、略直方体状の空間が形成された状態となっている。したがって、基準姿勢で面発光モジュール10が発光したとき、面発光モジュール10は、この空間に向かって光を照射することとなる。
より具体的には、この空間は、前方側の大部分(下端側の一部を除いた部分であり、面発光モジュール10の本体部分と、壁面固定部材11の間に形成される隙間を除いた部分)を面発光モジュール10に、後方側を室内の側壁面によって閉塞された空間となっている。これに加えて、下方側を壁面固定部材11によって閉塞された空間となっている。
つまり、この空間と外部の境界となる境界面(境界部分)は、いずれも、面発光モジュール10の発光面側の主面及び室内の側壁面と直交する面となっている。そして、境界面の一つは、取り付け時における天井側(上方)に位置し、第1照明装置1の上端面となる面発光モジュール10の上端面と同一平面状に位置している。
さらに、他の境界面(他の2つの境界面)は、この上方に位置する境界面と直交する面であり、面発光モジュール10及び壁面固定部材11の側端面と同一平面上に位置している。このように、連続する複数の境界面であり、それぞれ隣接する位置にある他の境界面と直交する境界面を介し、室内の側壁面と面発光モジュール10の間に形成される空間と外部とが連続した状態となっている。
なお、第1照明装置1を天井よりの室内の側壁面にとりつけたとき、人の居住スペースとなる空間は、第1照明装置1を基準として、室内の側壁面とは反対側であり下方側の位置となる。本実施形態の第1照明装置1では、基準姿勢において、室内の側壁面と面発光モジュール10の間に形成される空間の前方(壁面の反対側であり室内空間側)及び下方の大部分が閉塞されており、間接照明として好適に使用可能となっている。
また、この第1照明装置1は、上記したように、基準姿勢から面発光モジュール10を回動させることで、面発光モジュール10が横倒した姿勢となる回動後姿勢をとることが可能となっている(図3、図17参照)。
具体的には、上記したように、面発光モジュール10は、壁面固定部材11に対して回動可能となっている。このとき、図17で示されるように、基準姿勢時の面発光モジュール10の発光面と、回動後の面発光モジュール10の発光面のなす角θが0度以上90度以下となる範囲を可動域として回動する。なお、可動域の上限については数度程度の誤差を含むものとする。
つまり、回動後姿勢とは、面発光モジュール10を基準姿勢から最大可動させた姿勢であり、90度回動させた姿勢となっている。また、面発光モジュール10は、最大可動させるだけでなく、可動域内の所定角度だけ回動させた状態を維持させることができる。
なお、面発光モジュール10は、可動域内のいずれの位置に配された状態においても、面発光モジュール10の側端面と、壁面固定部材11の側端面が同一平面上に位置した状態が維持される。したがって、回動中においても同様に、これらが同一平面上に位置した状態が維持される。
回動後姿勢では、面発光モジュール10の発光面を含む主面(基準姿勢時の背面)と、壁面固定部材11の上面とが同一平面上に位置した状態となる。また、面発光モジュール10の本体部分における壁面固定部材11側の側端面(基準姿勢時の下面)が、壁面固定部材11の外側面(前面)と離間対向した状態となる。すなわち、これらの面がいずれも室内の側壁面(取付面6)と平行な面となり、これらの間に空間が形成された状態となっている。
さらに具体的に説明すると、基準姿勢では、連結棒部80の短手方向における端面のうち、内外連通孔80b、可動片取付用孔80cが形成されている面(図11等参照)が室内の側壁面側(後側)を向いた状態となる(図13等参照)。そして、湾曲面側が室内空間側(前側)を向いた状態となる。
これに対して、回動後姿勢では、内外連通孔80b、可動片取付用孔80cが形成されている面が上方を向いた状態となる(図11、図17等参照)。そして、湾曲面側が下方側(領域仕切板部72側)を向いた状態となる。
また、基準姿勢では、面発光モジュール10の本体部分の全域が壁面固定部材11の前端側の部分の上方に位置している(図2等参照)。したがって、平面視したとき(上方又は下方からみたとき)、面発光モジュール10は壁面固定部材11の前端側の部分と重なった状態となる。
すなわち、面発光モジュール10を壁面固定部材11の上面に投影すると、投影面の少なくとも一部(本実施形態では全域)は、壁面固定部材11の上面と重なった状態となる。
これに対して、回動後姿勢では、面発光モジュール10の本体部分の全域が壁面固定部材11の前端面より前方に位置している(図3(c)等参照)。したがって、平面視したとき(通常設置して上方又は下方からみたとき)、面発光モジュール10の本体部分は、壁面固定部材11と重ならない状態となる。言い換えると、面発光モジュール10は可動片部30の一部のみが壁面固定部材11と重なる状態となる。
すなわち、面発光モジュール10の本体部分と、壁面固定部材11をそれぞれ上下方向対して垂直となる面に投影すると、2つの投影面が重ならない状態となる。
ところで、面発光モジュール10の光源は、面発光するので、発光面が天井側(上方)を向く回動後姿勢においても、外部に照射される光の一部が室内の側壁面(取付面6)を照らした状態となる。このことから、面発光モジュール10は、可動域内で可動させるとき、いずれの状態においても側壁面(取付面6)を照らすこととなる。
すなわち、基準姿勢時には、発光面が室内の側壁面を向いた状態となり、側壁面を照らした状態となる。また、基準姿勢から回動後姿勢へ移行させていくと、発光面は徐々に上方側を向いた状態となり、側壁面の上方側が強く照らされた状態となる。そして、所定角度回動したとき、側壁面と天井の境界部分近辺が強く照らされた状態となる。そして、発光面が天井側を向いた状態においても、上記したように、天井が強く照らされると共に室内の側壁面も照らされた状態となる。
つまり、第1照明装置1が発光しているとき、常時取付面6が照らされた状態となる。
また、第1照明装置1は、ボタン付基板41の一部が外部に露出し、操作ボタンが形成されている(図2等参照)。この操作ボタンは、面発光モジュール10の発光面が発光している発光状態と、発光していない非発光状態とを切り替える電源ボタンとしての機能と、発光状体において明るさ(光量)を増減させる調光ボタンとしての機能を兼ねるものとなっている。
すなわち、面発光モジュール10が非発光状態時に操作ボタンを押圧することで発光状態へと移行し、そのまま操作ボタンを押圧する毎に明るさ(光量)が増加(又は減少)していく。そして、発光状態において所定の明るさで発光している際に操作ボタンを押圧することで、発光状態から非発光状態へと移行する。
また、このような発光状態と非発光状態の切り替えや、調光は、外部操作機器を操作することによっても可能となっている。
続いて、第2照明装置2について説明する。なお、上記した第1照明装置1と同様の部分については、同じ符号を付し、説明を省略する。
第2照明装置2は、特に限定されるものではないが、図1で示されるように、室内空間の所定部分(例えば、壁面に取り付けた絵画や掛け軸)等を照らすスポットライトとして使用可能となっている。また、直接照明としても使用可能であり、ブラケットやフットライトとしても使用可能となっている。
第2照明装置2は、図18で示されるように、厚板状の面発光モジュール110と、壁面固定部材111を備え、側面視形状が略L字状となる装置となっている。
そして、図18で示されるように、面発光モジュール110は、壁面固定部材111に対して回動可能な構造となっている。このとき、上記した第1照明装置1では回動軸線が左右方向に延びる直線(第1照明装置1の側端面に対して垂直となる直線)であるのに対し、第2照明装置2では上下方向に延びる直線(第2照明装置2の上面又は下面に対して垂直なる直線)となっている。すなわち、面発光モジュール110の発光面側の主面が後側(取り付け時における室内の側壁面側)を向く基準姿勢(図19(a)参照)から、前側(取り付け時における室内の居住空間側)を向く回動後姿勢(図19(c)参照)の間で回動させることが可能となっている。
なお、以下で説明では、特に断りのない限り、方向、各部材の位置関係等は基準姿勢時を基準とする。
面発光モジュール110は、図20で示されるように、枠体形成部113と、発光面側保護カバー14と、発光パネル15と、添板部材116と、背面板117を重ねて形成される部分となっている。
枠体形成部113は、図21で示されるように、正面視において四角環状に連続する立板状の枠板部118と、枠板部118の周縁部分から前方(枠板部118の厚さ方向)へ突出する周壁形成部119とが一体となって形成されている。
周壁形成部119は、発光パネル15の端面を外側から覆うものであり、上端に位置する平板状の上板部分113aと、左右方向で離間対向する2つの立板状の側壁部分113bとが枠板部118の周縁部分に沿って連続している。
ここで、枠板部118の内側面(図21の手前側の面)には、枠体側固定片121が形成されている。枠体側固定片121は、複数(2つ)設けられており、いずれも枠板部118の下端よりやや上方に位置し、左右方向における片側端部側に一つ、他方端部側に他の一つが形成されている。
枠体側固定片121は、枠板部118の内側面から内側に突出する略L字板状の部分であり、一部が側壁部分113bと接触した状態となっている。また、締結要素を挿通するための取付用孔が形成されており、この取付用孔は、側壁部分113bを厚さ方向(上下方向)に貫通する貫通孔となっている。
添板部材116は、図20で示されるように、発光パネル15の一主面であってパネル側基板24(図4等参照)が取り付けられる主面に対し、添え当てられるように配される立板状の部材である。添板部材116の発光パネル15側(後側)の面には、背面板117側(前方側)へ向かって窪んだ窪み部分が形成されている。
この窪み部分は、上端からやや下側に離れた位置から下端部分まで延びる窪み部分であり、発光パネル15の裏面側に位置するパネル側基板24と、パネル側基板24から下方へ延びるケーブルを収納可能となっている。
背面板117は、図22で示されるように、正面視形状が四角形状となる立板状の本体板部117aを有している。また、本体板部117aの背面(発光パネル15側の面であり図22では手前側の面)における周縁部分から後側(発光パネル15側)へ突出する上側突起部130、2つの側方突起部131、下側突出板部132を有する構造となっている。
上側突起部130、2つの側方突起部131、下側突出板部132は、本体板部117aの周縁部分に沿って四角環状に連続した状態となっている。このとき、上側突起部130、2つの側方突起部131は、いずれも直方体状の部分であり、下側突出板部132は、平板状の部分となっている。すなわち、下側突出板部132は、上側突起部130、側方突起部131と比べて突出長さの長い部分となっている。
また、上側突起部130の上面には、上方へ突出する上側突起部130aが形成されている。
下側突出板部132には、シャフト部150(詳しくは後述する、図23等参照)を挿通するための切欠溝部132aが設けられている。また、締結要素を挿通する取付用孔が複数形成されており、それぞれ下側突出板部132を厚さ方向に貫通する孔となっている。
なお、切欠溝部132aの周辺に位置する取付用孔がシャフト連結板165(詳しくは後述する)を取り付けるための孔であり、下側突出板部132の長手方向(左右方向)の両端部近傍にそれぞれ位置する取付用孔が枠体形成部113を取り付けるための孔となっている。また、図22では、作図の都合上、締結要素が挿通された状態を示す。
本体板部117aには、適宜の部分に間隔維持片117bが形成されている。間隔維持片117bは、添板部材116(図20参照)に前方から接触する部分であり、より詳細には、添板部材116の主面のうちで窪み部分が形成されていない面と接触する部分である。
間隔維持片117bの少なくとも一つは、左右方向に延びる長方形平板状の部分であり、他の少なくとも一つは、上下方向に延びる立板状の部分となっている。いずれも、本体板部117aから後方(添板部材116側であり、図22における前方)に突出する部分であって、突出長さが同一(略同一)となっている。すなわち、間隔維持片117bは、その突出端面が添板部材116と接触する部分であるといえる。
壁面固定部材111は、図18で示されるように側面視形状が略L字状となる部材である。すなわち、取り付け時において室内の側壁面から室内側に突出する厚板状の本体部111aと、本体部111aの突出端側(前端側であり、取り付け時における室内空間側)で上方に突出する隆起部111bを有する構造となっている。言い換えると、隆起部111bは、本体部111aの上面又は下面(突出方向と平行な面)に対して垂直となる方向に突出している。
本体部111aの前面(最も外側に位置する面)と、隆起部111bの前面とは、同一の面によって形成されており、壁面固定部材111の前面であり、最も外側に位置する面である固定部材外側面196を形成している。
また、本体部111aの上面と、隆起部111bの背面(取り付け時において室内の側壁面側に位置する面)の下端部分は湾曲面を介して連続した状態となっている。
そして、本体部111aの後端面には、室内の側壁面への取り付け時に必要に応じて使用する取付用孔が形成されており、この取付用孔が後端面を厚さ方向(前後方向)に貫通する貫通孔となっている。
この壁面固定部材111は、図22で示されるように、筐体内に各部材を収納して形成されており、主要な構成要素として、ボタン付基板141、制御基板42、可動機構部145、電力源収納箱部146が収納されている。
ボタン付基板141は、上記したボタン付基板41と同様に、ボタン形成部と、ケーブル接続用コネクタを備えた基板である。そして、ボタン形成部は、押圧された際に信号を生成する部分であり、基板本体と電気的に接続されたスイッチ部と、ゴム等の弾性部材と、外部に露出するボタンカバー等を備えた構造となっている。
ボタン付基板141は、直立した姿勢で取り付けられるものであり、壁面固定部材111における筐体側面の近傍に位置し、筐体側面に形成されたボタン挿通用の貫通孔からボタンカバーの一部が露出して操作ボタンを形成している(図18参照)。
なお、ボタン形成部の各部の形状が上記したボタン付基板41のものとは異なるものとなっている。
制御基板42は、厚さ方向が上下方向と同方向となるように横倒した姿勢で配置された状態となっている。
可動機構部145は、図23で示されるように、シャフト部150と、可動範囲規制部151と、連結板部152を備えている。そして、可動範囲規制部151は、シャフト連動部153と、回動規制部材154を有する構造となっている。
シャフト部150は、直立した姿勢で上下方向に延びる筒状の部材であり、内部にケーブルを挿通可能な中空部分が形成されている。この中空部分は、シャフト部150の上面から下面までを貫通する孔であり、開口形状が円形であって、同径同軸のまま延びている。
また、シャフト部150の長手方向における一端側であり、下端側近傍には、外周面に歯車部150aが形成されている。この歯車部150aは、シャフト部150の周方向に所定間隔を空けて並列する外歯が形成されている。言い換えると、周方向に所定間隔を空けて並列する縦溝が全周に亘って形成され、それぞれ上下方向に延びる縦溝の間に歯が形成された状態となっている。
シャフト部150の上端側部分では、下方側から順に、フランジ状の部分と、フランジ状の部分よりも狭径となる外形が略円柱状の部分と、上端側に位置する外形が円筒状の部分が連続した形状となっている。そして、円筒状の部分の外周面の一部には、内側に向かって窪んだ部分である掛止凹部150bが形成されている。掛止凹部150bは、周囲よりも内側に窪んだ部分であり、上下方向に延びた状態となっている。
シャフト連動部153は、平面視形状が略円形となる厚板状の本体部分153aと、本体部分153aの側面の一部から外方へ突出直方体状の規制突起部153bを備えた形状となっている。
本体部分153aの側面は円環状に連続しており、その一部に歯車部158が形成されている。歯車部158は、側面の周方向に所定間隔を空けて並列する外歯が形成される部分であり、上記した歯車部150aと噛合する部分となっている。また、側面のうちで歯車部158とは異なる部分の一部から、規制突起部153bが外側へ突出した状態となっている。
回動規制部材154は、シャフト連動部153の本体部分153aから外側に離れた位置に形成され、本体部分153aの側面の周方向に沿って断続しつつ延びる立壁部159を備えた構造となっている。すなわち、立壁部159は、いずれも本体部分153aの側面の周方向に延びる複数の立壁部分159aによって形成され、一の立壁部分159aの延設方向における端部と、他の立壁部分159aの延設方向における端部の間に欠落部154bが形成されている。
連結板部152は、平板状の部材であり、一端側がシャフト連動部153における本体部分153aの上面に載置され、他端側が本体部分153aの外側に位置している。そして、他端側には連結板部152を厚さ方向(上下方向)に貫通するシャフト挿入孔が形成され、シャフト部150が挿通された状態となっている。
すなわち、連結板部152は、シャフト部150とシャフト連動部153が離反することを防止する離反防止部材として機能する。
可動機構部145では、シャフト部150の歯車部150aと、シャフト連動部153の本体部分153aに形成された歯車部158とが噛合した状態となっている。さらに、シャフト連動部153の規制突起部153bが、回動規制部材154の欠落部154bに位置した状態となっている。
このため、シャフト部150が垂直軸を中心に回転すると、それに伴ってシャフト連動部153の本体部分153aが回転し、規制突起部153bが平面視で時計回り又は反時計回りに移動する。そして、規制突起部153bがいずれかの立壁部分159aの延設方向における端部に当接することで、規制突起部153bのさらなる移動が阻止される。
すなわち、シャフト部150は、同方向への所定量以上の回転が規制された状態で取り付けられている。このことにより、面発光モジュール110を回動させるとき(図19参照、詳しくは後述する)、可動域が制限されることとなる。
電力源収納箱部146は、上記した電源供給部44が収納される部分である(図22では図示しない、図4等参照)。つまり、本実施形態の第2照明装置2もまた、電源供給部44を備えた構造となっている。
電力源収納箱部146は、両側面のそれぞれに、内部から外部へケーブル(ケーブル部91)を引き出すためのケーブル挿通部146a(一方側については図示しない)を備えた構造となっている。このケーブル挿通部146aは、電力源収納箱部146の内部空間と外部を連通する部分である。すなわち、ケーブル挿通部146aと、壁面固定部材111の筐体の側壁面に形成された欠落部分を内外で重ねた状態とすることで、電力源収納箱部146の内部空間と第2照明装置2の外部とを連通する孔状部分が形成されることとなる。
なお、図示を省略するが、電力源収納箱部146には、電力源収納箱部146の内部空間と制御基板42が設置された空間を連通するケーブル挿通孔が形成されている。また、電力源収納箱部146の内部には、ケーブル(ケーブル部91)の一部を掛止するための掛止突起が形成された状態となっている。
ここで、本実施形態の第2照明装置2では、図22で示されるように、シャフト部150の上端側にシャフト連結板165が取り付けられており、このシャフト連結板165が背面板117の下側突出板部132に取り付けられている。このことにより、面発光モジュール110は、壁面固定部材111に対して可動機構部145を介して回動可能に取り付けられることとなる。
シャフト連結板165は、左右方向に延びる平板状の部材であって、長手方向の中心側にシャフト部150の上端部分を挿通するための挿通孔が形成されている。この挿通孔は、シャフト連結板165を厚さ方向に貫通する貫通孔であり、内周面の一部に内側に向かって突出する突起部(図示しない)が形成されている。
すなわち、挿通孔にシャフト部150の上端部分を挿入し、挿通孔の内周面に形成された突起を掛止凹部150b(図23参照)に挿通した状態とすることで、シャフト連結板165をシャフト部150に対して回動不能な状態に取り付けることが可能となっている。
この状態で、シャフト部150の上端よりやや下方側の部分を切欠溝部132aの内側に位置させ、シャフト連結板165の下面の一部を下側突出板部132の上面に載置した状態とし、シャフト連結板165と下側突出板部132とを締結要素等を介して一体に固定する。
面発光モジュール110は、上記したように、この背面板117と枠体形成部113によって形成されるフレーム部に対し、発光面側保護カバー14と、発光パネル15と、添板部材116を重ねて形成される積層体を収納して形成される部材となっている(図20参照)。
すなわち、背面板117の上側突起部130a(図22参照)を、枠体形成部113の上板部分113a(図21参照)の内側面に形成された凹部(図示しない)に挿入した状態とする。また、下側突出板部132の上面に、枠体形成部113の枠体側固定片121を載置した状態とし、これらに締結要素を挿通した状態とする。このことにより、背面板117と枠体形成部113が固定され、フレーム部が形成されることとなる。
このとき、パネル側基板24から延びるケーブルは、シャフト部150の内部を介し、壁面固定部材111の筐体内に引き込まれ、制御基板42に接続された状態となる。
また、制御基板42とボタン付基板141、制御基板42と電力源収納箱部146の内部に収納された電源供給部44もまた、ケーブルを介して電気的に接続された状態となっている。
この面発光モジュール110もまた、一方の主面(後側面)が光を放出する発光面を含む面となり、発光する領域と発光しない領域とに区画されるものとなる。
すなわち、この面は、枠板部118と、発光面側保護カバー14の肉厚部分によって形成された面であり、発光面側保護カバー14の肉厚部分は、上記したパネル本体20の発光領域20aと重なる部分となる。このことから、面発光モジュール10の一方の主面のうち、発光面側保護カバー14によって形成される部分であり、中心側に位置する領域が発光する領域(発光面)となっている。そして、この発光する領域の外側を囲んで連続する部分であり、正面視で四角環状に連続する縁端よりの部分が自ら光を発さない面となっている。
また、この発光面を有する主面は、枠板部118の中心に位置する貫通孔に発光面側保護カバー14の肉厚部分が嵌め込まれて形成されている。すなわち、枠板部118の後面と、発光面側保護カバー14の肉厚部分の後面によって形成された、凹凸がなく(略凹凸がなく)広がる一つの平面となっている。
そして、面発光モジュール110の他方の主面(前側面)は、一方の主面の裏面側となる面であり、一方の主面と離間対向するように反対側に位置する面となっている。この面は、背面板117の前側面によって形成される面であり、言い換えると、一部材によって形成される面となっている。
ここで、上記したように、背面板117と枠体形成部113は、主面と直交する方向に締結要素を挿通せず、フレーム部を形成するものとなっている。したがって、面発光モジュール110の他方の主面は、ねじ等の締結要素が位置せず、凹凸がなく広がる平面が形成された状態となっている。
第2照明装置2においても、基準姿勢において、面発光モジュール110の最も外側(取り付け時における室内側)に位置する面であるモジュール外側面195と、壁面固定部材111の最も外側に位置する面である固定部材外側面196とが同一平面上に位置した状態となっている(図19、図24参照)。
このとき、固定部材外側面196もまた、ねじ等の締結要素が位置せず、凹凸がなく広がる平面が形成された状態となっている。
このとき、面発光モジュール110の後面(取り付け時における室内の側壁面側の面)となる発光面を有する主面と、隆起部111bの後面の上方側の部分もまた同一平面上に位置した状態となっている。
したがって、基準姿勢において平面視したとき(通常設置して上方又は下方からみたとき)、面発光モジュール110と隆起部111bの上面は全域(略全域)で重なった状態となる。
また、モジュール外側面195は、固定部材外側面196の上方に離れた位置に位置しており、モジュール外側面195、固定部材外側面196の間には間隔が形成された状態となっている。すなわち、面発光モジュール110の下面(壁面固定部材111側の面)と、壁面固定部材111の上面(面発光モジュール110側の面)とは離間対向した状態となっている。
さらに、面発光モジュール110の一方の側端面と、壁面固定部材111の一方の側端面もまた、同一平面上に位置した状態となっている。そして、面発光モジュール110の他方の側端面と、壁面固定部材111の他方の側端面もまた、同一平面上に位置した状態となっている。
ここで、取り付け時において、室内の側壁面(取付面6)と面発光モジュール110の間には、空間が形成された状態となっている。この空間もまた、上側と、両側方とが開放された空間となっている。
また、この第2照明装置2は、上記したように、基準姿勢から面発光モジュール110を回動軸線(図19におけるX1で示す直線)回りに回動させることが可能となっている。より具体的には、平面視で時計回り(又は反時計回り)に回動可能であり、回動軸線回りに180度以上となる所定角度まで回動させることが可能となっている。
そして、基準姿勢から面発光モジュール110を平面視で時計回り(又は反時計回り)に180度回動させることで、回動後姿勢へ移行する。
なお、面発光モジュール110は、180度回動させるだけでなく、0度より大きく180度以下となる所定角度だけ回動させた状態を維持させることができる。
この第2照明装置2では、回動後姿勢においても、面発光モジュール110の最も外側に位置する面である発光面を有する主面と、固定部材外側面196とが同一平面上に位置した状態となっている。
すなわち、基準姿勢と回動後姿勢では、面発光モジュール110の一方の主面と他方の主面の位置が入れ替わった状態となり、面発光モジュール110の一方の側面と他方の側面の位置が入れ替わった状態となる。しかしながら、面発光モジュール110の各面と壁面固定部材111の各面の位置関係は、上記した基準姿勢の位置関係に準じたものとなる。したがって、回動後姿勢における各面の位置関係についての詳細な説明を省略する。
この第2照明装置2は、基準姿勢では室内の側壁面に光を照射する間接照明としての使用が可能であり、回動後姿勢では、居住空間に光を照射する直接照明としての使用が可能である。加えて、0度より大きく180度以下となる所定角度だけ回動させた状態とすることで、図1で示されるように、壁面に取り付けた絵画や掛け軸のような照明対象に光を照射するスポットライトとしての使用が可能となっている。
この第2照明装置2においても、ボタン付基板141の一部が外部に露出し、操作ボタンが形成されている(図18等参照)。そして、この操作ボタンを押下することで、上記した第1照明装置1の操作ボタンを押下したときと同様の動作が可能となる。また、第1照明装置1と同様に、外部操作機器を操作することによっても操作ボタンを押下したときと同様の動作を実施させることが可能となっている。
続いて、第3照明装置3について説明する。なお、上記した第1照明装置1と同様の部分については、同じ符号を付し、説明を省略する。
第3照明装置3は、特に限定されるものではないが、図1で示されるように、室内空間の床近傍を照らすやフットライトとして好適に使用可能となっている。
第3照明装置3は、図25、図26で示されるように、厚板状の面発光モジュール210と壁面固定部材211を備えており、面発光モジュール210が壁面固定部材211に対して回動可能な構造となっている。このとき、上記した第1照明装置1と同様に、回動軸線が左右方向に延びる直線となっている。
すなわち、第1照明装置1と同様に、面発光モジュール210が直立した姿勢となる基準姿勢(図26(a)参照)から、面発光モジュール210が横倒した姿勢となる回動後姿勢(図26(c)参照)の間で回動させることが可能となっている。
なお、以下で説明では、特に断りのない限り、方向、各部材の位置関係等は基準姿勢時を基準とする。
面発光モジュール210は、図27で示されるように、枠体形成部213と、発光面側保護カバー14と、発光パネル15と、パネル側磁石216を取り付けた背面板217を重ねて形成される部分となっている。
また、壁面固定部材211は、ケース本体部225とケース裏面板226によって形成されるケース227の内部に、ボタン付基板241、制御基板42、固定部材側磁石244を収納して形成されている。このとき、ケース227の一部には、窓板部51、取付用板部245が取り付けられている。
さらに、壁面固定部材211の背面側には、電源供給部44が取り付けられた状態となっている。そして、面発光モジュール210(背面板217)の下面側と、ケース本体部225とが可動機構部252(可動部)を介して接続された状態となっている。
なお、パネル側磁石216、固定部材側磁石244は、いずれも略直方体状の永久磁石となっている。
枠体形成部213は、上記した枠体形成部113と同様に、正面視において四角環状に連続する立板状の枠板部213aと、枠板部213aの周縁部分から後方(枠板部213aの厚さ方向)へ突出する周壁形成部213bを備えた構造となっている。そして、周壁形成部213bは、上端に位置する平板状部分214と、左右方向で離間対向する2つの立板状部分215を有している。
なお、枠板部213aの内側面(後面)には、背面板217の前面側と当接させるリブ(図示しない)と、位置決用孔235a(詳しくは後述する)に挿入可能な突起部(図示しない)が形成されている。また、立板状部分215の下端側には、この部分を厚さ方向(左右方向)に貫通する取付用孔が形成されている。
背面板217は、図28で示されるように、立板状の板本体部230を有しており、板本体部230に磁石挿入用凹部231、基板配置用突起232、側端側隆起部233、下端側隆起部234が形成された構造となっている。
さらに、板本体部230の下方側であり、左右方向の両端側のそれぞれには、取付用突起部235が一体に形成されている。また、それぞれの取付用突起部235の内側に隣接する位置には、可動機構取付部260(詳しくは後述する)を形成するためのモジュール下面形成部236が形成されている。
磁石挿入用凹部231は、板本体部230の上方であり、左右方向の中心近傍に形成される凹部であり、平面視形状が略四角形状で後方側へ向かって窪んだ凹部である。
基板配置用突起232は、対となる2つの突起部分によって構成されており、それぞれの突起部分は、板本体部230の前面(取り付け時おける室内側)から前方に突出し、上下方向に延びる略直方体状の突起となっている。それぞれの突起部分は、左右方向で所定の間隔を空けて並列しており、その突出端面が組み立て時に枠板部213aの内側面(図27参照)と当接する部分となっている。そして、2つの突起部分の間に形成される空間であり、磁石挿入用凹部231から下方側に離れた位置に形成された空間が、発光パネル15の裏面側に位置するパネル側基板24(図4等参照)を配置するための空間となる。
側端側隆起部233は、板本体部230の左右方向における両端側のそれぞれに形成され、板本体部230の縁端に沿って上下方向に延びる略直方体状の部分である。この側端側隆起部233は、板本体部230の前面から前方へ隆起した部分である。
また、下端側隆起部234は、2つの側端側隆起部233の下端部同士の間で一部欠落しつつ延びる部分であり、板本体部230の前面から前方へ隆起した部分となっている。
取付用突起部235は、略直方体状の部分であり、前端面に位置決用孔235aが形成され、左右方向における外側側面に枠体取付用孔235bが形成されている。位置決用孔235aは開口形状が円形で後方へ向かって窪んだ有底孔である。また、枠体取付用孔235bは、左右方向において外側から内側へ向かう方向に窪んだ有底孔であり、締結要素を挿通可能な孔となっている。
モジュール下面形成部236は、下端側隆起部234の前面下端側から前方へ突出する平板状の部分と、この平板状の部分の下方側であって取付用突起部235と隣接する位置に形成される略直方体状の部分とが一体となって形成される部分となっている。略直方体状は、下面に上方に向かって窪む凹部(図28では図示しない)が形成されており、この凹部が可動機構取付部260(詳しくは後述する)の一部を形成する。
なお、背面板217の下端側であって左右方向の中心近傍には、欠落部237が形成されている。この欠落部237は、左右方向に延びる下端側隆起部234の一部と、モジュール下面形成部236における左右方向に延びる平板状の部分の一部とが欠落して形成されている。この欠落部237は、ケーブル挿通用孔261(詳しくは後述する)を形成する部分となっている。
面発光モジュール210は、図27で示されるように、枠体形成部213と背面板217によって形成されるフレーム部に、発光面側保護カバー14と発光パネル15を重ねて形成される積層体を収納して形成される部分となっている。
ここで、この面発光モジュール210もまた厚板状の部材であり、上記した面発光モジュール110と同じく、一方の主面(前側面)が光を放出する発光面を含む面となり、発光する領域と発光しない領域とに区画されるものとなる(図25等参照)。
すなわち、この発光面を有する主面は、枠板部213aの中心に位置する貫通孔に発光面側保護カバー14の肉厚部分が嵌め込まれて形成されている。すなわち、枠板部213aの後面と、発光面側保護カバー14の肉厚部分の後面によって形成された面は、凹凸がなく(略凹凸がなく)広がる一つの平面となっている。
具体的に説明すると、枠体形成部213と背面板217を固定する際、上側部分では、平板状部分214(図27参照)の内側面(下面)に形成された溝部(図示しない)に対し、背面板217の上端側の一部を挿入する。そして、下側部分では、立板状部分215の下端側に形成された取付用孔と、枠体取付用孔235b(図28参照)を重ね合わせ、これらに締結要素を挿通する。
このことから、面発光モジュール210の一方の主面は、ねじ等の締結要素が位置せず、凹凸がなく広がる平面が形成される。
ここで、面発光モジュール210の下面側には、図29で示されるように、可動機構部252を取り付けるための可動機構取付部260が形成されている。
可動機構部252は、上記した可動機構部52(図11参照)と略同形の部材であり、連結棒部280にケーブル挿通用孔280aと、突起挿通用孔280bが形成されている点で上記した可動機構部52と異なるものとなっている。
ケーブル挿通用孔280aは、連結棒部280の湾曲面側の一部を欠落させて形成される貫通孔であり、外部と連結棒部280の内部空間を連通する孔となっている。
突起挿通用孔280bは、内外連通孔80bの開口と、可動片取付用孔80cの開口の間に開口が形成された孔であり、開口から連結棒部280の湾曲面側に延びる孔であって、外部と連結棒部280の内部空間を連通する孔となっている。
可動機構取付部260は、面発光モジュール210の下面(図29では上側の面)に形成され、上方(図29では下方)へ窪んだ部分である。この可動機構取付部260は、取付片部81を固定するための片部固定部260aと、連結棒部280を配置するための連結棒配置部260bを備えた構造となっている。
片部固定部260aは、左右方向の片側端部よりの位置と、他方側端部よりの位置にそれぞれ形成されており、2つの片部固定部260aの間に連結棒配置部260bが位置した状態となっている。
連結棒配置部260bは、片部固定部260aよりも深く窪んだ部分であり、連結棒配置部260bの底部分を形成する面(上面であり図29では下面)は、片部固定部260aの底部分を形成する面よりも深さ方向奥側(上側であり図29では下側)に位置した状態となっている。片部固定部260aの底部分と連結棒配置部260bの底部分とは、段差を介して連続した状態となっている。
片部固定部260aの底部分には、取付片部81の一部(取付板部81a)を嵌め込み可能な係合凹部が形成されており、さらにこの係合凹部の底面に締結要素を挿通するための孔が形成されている。
連結棒配置部260bは、下方側と後方側(面発光モジュール210の発光面を有さない主面側)が開放された窪み部分となっている。連結棒配置部260b(可動機構取付部260)の左右方向における中心近傍には、面発光モジュール210の内外を連通するケーブル挿通用孔261が形成された状態となっている。
ケーブル挿通用孔261は、連結棒配置部260bの底面(上面であり図29では下面)に形成される開口形状が略四角形状の孔となっている。
この可動機構取付部260に可動機構部252を取り付ける際には、2つの片部固定部260aにそれぞれ形成された係合凹部に対し、それぞれ異なる取付板部81aを嵌め込んだ状態とする。言い換えると、取付板部81aの厚さ方向における一端面と、係合凹部の底面とが面接触した状態となる。そして、係合凹部に形成した取付用孔と、取付板部81aに形成された貫通孔とを重ねた状態とし、これらに締結要素を挿通する。
このとき、連結棒配置部260bに連結棒部280が配された状態となる。そして、連結棒部280のケーブル挿通用孔280aに、ケーブル挿通用孔261から引き出したケーブル(パネル側基板24から延設されるケーブル)を挿入し、連結棒部280の内部空間を通過させた後、内外連通孔80bから引き出した状態とする。
具体的には、図30で示されるように、第3照明装置3の組み立て時において、パネル側基板24から延設されるケーブルは、連結棒部280の内部を経て、壁面固定部材211のケース227の内部に引き込まれた状態となる。言い換えると、面発光モジュール210の内部から、可動機構部252の内部を介し、壁面固定部材211の内部に連なるケーブルを延ばすための経路が形成された状態となる。
そして、ケース227の内部に収納された制御基板42まで延設され、パネル側基板24と制御基板42とがケーブルを介して電気的に接続された状態となる。
したがって、図31で示されるように、ケース本体部225に形成された連結棒取付部285は、内外を連通する貫通孔(ケーブル挿通孔285b)が形成された状態となっている。
ここで、ケース本体部225は、側面視が略L字状で後方部分が開放された箱状の部材となっている。そして、ケース227の上側部分を形成する上側部225aと、ケース227の下側部分を形成する下側部225bとを備えた構造となっている。
上側部225aは、下側部225bに比べて厚さが薄く(前後方向の長さが短く)なっており、下側部225bの後方上側から上方に突出した状態となっている。したがって、上側部225aの前面(取り付け時における室内側の面)は、下側部225bの上面の段差を介して連続した状態となっている。
そして、連結棒取付部285は、上側部225aの前面のうち、左右方向の中心近傍であって下端近傍となる部分に形成されている。
連結棒取付部285は、正面視形状が横長長方形状となる窪み部分であって、後方に凸となるように窪んだ部分となっている。
そして、連結棒取付部285の底を形成する部分(後端側部分)には、左右方向の両端側にそれぞれ取付用孔285aが形成されている。この取付用孔285aは、開口形状が円形で連結棒取付部285の底部分を貫通する孔となっている。さらに、左右方向の中央側には、開口形状が四角形状で左右方向に延びるケーブル挿通孔285bが形成されている。ケーブル挿通孔285bもまた、連結棒取付部285の底部分を貫通する孔となっている。
また、連結棒取付部285の底を形成する部分において、一方の取付用孔285aとケーブル挿通孔285bの間に位置する部分には、前方へ突出する位置決め突起285cが形成されている。
このケース本体部225に連結棒部280を固定する際には、図27で示されるように、連結棒取付部285の底板部分と、連結棒部280の短手方向の一端面(図29の手前側の面)とを面接触させた状態とする。このとき、連結棒部280の突起挿通用孔280b(図29参照)に、連結棒取付部285の位置決め突起285c(図31参照)を挿通した状態とする。さらに、可動片取付用孔80c(図29参照)と、連結棒取付部285の取付用孔285a(図31参照)とを重ね合わせて連通孔を形成する。そして、この連通孔に、ケース本体部225の裏面側(内側面側)から締結要素を挿通し、一体に固定する。
このとき、連結棒部280の内外連通孔80b(図29参照)の少なくとも一部と、連結棒取付部285とケーブル挿通孔285bの少なくとも一部とが前後方向で重なり、一連の連通孔を形成する。この連通孔が、上記したパネル側基板24から延びるケーブルを挿通させる孔となる。
下側部225bの前面には、図31で示されるように、窓板部51(図27等参照)を取り付けるための窓部取付用凹部288が形成されている。
窓部取付用凹部288は、上記した外側箱部50aの前側に形成される窪み部分と同様に、正面視形状が四角形状となるように内側へ向かって窪んだ窪み部分であり、底を形成する部分にケース本体部225の内外を貫通する貫通孔が形成されている。すなわち、底を形成する部分は、正面視で略四角環状となるように連続する板状体となっている。
そして、窓板部51が窓部取付用凹部288に嵌め込まれることで、窓板部51の内側面の縁端側に位置する一部が窓部取付用凹部288の底部分と面接触し、窓板部51の中央側部分と底部分の貫通孔とが重なった状態となる。さらに、下側部225bの前面(外側面)では、窓板部51が周囲の部分と段差なく(又は略段差なく)連続する同一平面を形成した状態となる。
壁面固定部材211におけるケース227の下方側の内部には、図33で示されるように、ボタン付基板241、制御基板42がいずれも直立した姿勢で取り付けられている。
また上方側の内部には、左右方向の中心近傍となる位置に、固定部材側磁石244が取り付けられている。
ボタン付基板241は、上記したボタン付基板141と主要な構成要素が同様となる部材であり、ボタン形成部の各部の形状が上記したボタン付基板41のものとは異なるものとなっている。
このボタン付基板241は、ケース227の一側端面の近傍に配されており、上記したボタン付基板141と同様に、一部がケース227の側面に形成された貫通孔から外部に露出し、操作ボタンが形成されている(貫通孔及び露出部分については図示しない)。
この操作ボタンは、上記した操作ボタンと同様に、電源ボタンとしての機能や、調光ボタンとしての機能を備えたものとなっている。
また、ボタン付基板241は、ケーブルを介して制御基板42に電気的に接続された状態となっている。
制御基板42は、厚さ方向が前後方向と同方向となるように直立した姿勢で取り付けられており、左右方向における一端側近傍から、他端側近傍であってボタン付基板241よりも内側となる部分までの間に配されている。
このとき、制御基板42の一部(受信用基板が重ねて配置された部分)は、窓板部51の後方側に離れた位置に配された状態となっている。すなわち、窓板部51と、窓部取付用凹部288の底部分に形成された貫通孔(図31参照)と、制御基板42の一部は前後方向で重なるように配置された状態となっている。
ケース裏面板226は、図27、図32で示されるように、ケース本体部225の後方側(図32では手前側)の大部分を閉塞する部材であり、ケース227の後端側部分を形成する部材である。そして、図32で示されるように、上側部分に取付用板部245を配置するための板部配置用孔226aが形成されており、下側部分に電源供給部44を収納するための電源配置部290が形成されている。
取付用板部245は、図33で示されるように、立板状の本体板部245aと、本体板部245aの縁端部分と一体に形成される取付片部245bを有している。
本体板部245aは、室内の側壁面への取り付け時に必要に応じて使用する取付用孔が形成されており、この取付用孔は、本体板部245aを厚さ方向(前後方向)に貫通する貫通孔となっている。
この本体板部245aは、壁面固定部材211の裏面の一部を形成する部分となっている(図32参照)。
取付片部245bは、図33で示されるように、前方側へ突出する板状の連結片部291と、連結片部の突出端側を折り曲げて形成される掛止板部292とを備えた構造となっている。掛止板部292は、厚さ方向(前後方向)が本体板部245aの厚さ方向と同方向となる板状の部分であり、組み立て時において、ケース本体部225とケース裏面板226(図32等参照)の間に位置する部分となっている。
なお、掛止板部292には、縁端部分の一部を欠落させて形成される欠落部292aが適宜形成されている。この欠落部は、ケース裏面板226に形成された突起部分(詳細な図示を省略する)を嵌め込み可能な部分となっている。つまり、掛止板部292は、ケース裏面板226と係合可能な部分であり、取付用板部245がケース227に取り付けられた状態で、ケース裏面板226と係合する。
電源配置部290は、正面視した形状が上下逆となる略T字状となるように形成され、前方へ窪んだ凹部となっている。電源配置部290の一部には、内外を連通する貫通孔が形成されており、電源供給部44から延びるケーブルを挿通することで、このケーブルの一端側を制御基板42(図33参照)に接続することが可能となっている。すなわち、電源供給部44と制御基板42は、組み立て時において、ケーブルを介して電気的に接続された状態となっている。
電源配置部290には、左右方向の両端部それぞれの近傍に、ケーブル掛止部290aが形成されている。ケーブル掛止部290aは、上記したケーブル掛止部87と同様に、対となる2つの突起部分によって形成される部分であり、上下方向の中心近傍にケーブルを掛止するための溝部が形成されている。
ここで、ケース227の両側面のそれぞれには、電源配置部290の内部と外部を連通するケーブル挿通用切欠部293が形成されている。
このケーブル挿通用切欠部293は、上記したケーブル挿通用切欠部61と同様に、ケース227の側面壁の一部を欠落させて形成される部分である。すなわち、側面視形状が横倒した略U字状となる切り欠き部分であり、前端側が丸みを帯びた形状となっている。
第3照明装置3においても、基準姿勢において、面発光モジュール210の最も外側(取り付け時における室内側)に位置する面であるモジュール外側面295と、壁面固定部材211の最も外側に位置する面である固定部材外側面296とが同一平面上に位置した状態となっている(図25参照)。これらモジュール外側面295、固定部材外側面296は、上記したように、いずれも凹凸がなく広がる平面が形成された状態となっている。
また、上記した第1照明装置1では、面発光モジュール10の発光面を有さない主面がモジュール外側面95となる構造であったが、この第3照明装置3では、面発光モジュール210の発光面を有する主面がモジュール外側面295となっている。
すなわち、第3照明装置3は、上記した第1照明装置1とは異なり、基準姿勢時において室内空間側に光を照射するものであり、言い換えると、基準姿勢時において直接照明として使用される照明となっている。
また、モジュール外側面295は、固定部材外側面296の上方に離れた位置に配されており、モジュール外側面295、固定部材外側面296の間には間隔が形成された状態となっている。すなわち、面発光モジュール210の下面(壁面固定部材211側の面)と、壁面固定部材211の上面(面発光モジュール210側の面)とは離間対向した状態となっている。
また、面発光モジュール210の一方の側端面と、壁面固定部材211の一方の側端面もまた、同一平面上に位置した状態となっている。そして、面発光モジュール210の他方の側端面と、壁面固定部材211の他方の側端面もまた、同一平面上に位置した状態となっている。加えて、面発光モジュール210の上端面と、壁面固定部材211の上端面もまた同一平面上に位置した状態となっている。
なお、面発光モジュール210の側端面は、壁面固定部材211の側端面のうち上側に位置する部分から前方に離れた位置に配されており、これらの間には間隔が形成された状態となっている。その一方、面発光モジュール210の側端面は、壁面固定部材211の側端面のうち下側前方に位置する部分から上方に離れた位置に配されており、これらの間にも間隔が形成された状態となっている。加えて、面発光モジュール210の上端面は、壁面固定部材211の上端面から前方に離れた位置に配されており、これらの間には間隔が形成された状態となっている。
これらのことから、面発光モジュール210の後側面は、壁面固定部材211の上側部分の前面と離間対向した状態となっている。
ところで、壁面固定部材211は、上記したように、側面視した形状が略L字状となる部材であり、下側に位置する直方体状の部分の前後方向の長さが、上側に位置する厚板状の部分の同方向の長さよりも長くなっている。言い換えると、壁面固定部材211は、前方上側の部分を欠落させた略直方体状の部材であり、この欠落部分の形状もまた略直方体状となっている。
そして、面発光モジュール210は、この欠落部分と、前後方向、上下方向、左右方向の長さが略同一となっている。具体的には、前後方向、上下方向の長さがわずかに短く(数パーセント程度短く)、左右方向の長さが同一となっている。このことから、面発光モジュール210は、この欠落部分に略丁度収まる形状となっている。
以上のことから、第3照明装置3は、基準姿勢において、全体の外形が略直方体状となるものとなっている。
このように、第3照明装置3の全体の外形を略直方体状とすると、室内への取り付け時にいずれの方向からみてもいびつな凹凸がなく、室内で際立って目立つことのない美しい形状とすることができる。
この第3照明装置3は、上記した第1照明装置1と同様に、基準姿勢から面発光モジュール210を回動させることで、面発光モジュール210が横倒した姿勢となる回動後姿勢をとることが可能となっている(図26(c)参照)。
なお、第1照明装置1では、回動後姿勢において面発光モジュール10の発光面が上方を向いているのに対し、第3照明装置3では、発光面が下方を向いている点で異なっている。このため、第3照明装置3を室内壁の下方側に取り付け、室内の床上空間を照らすフットライトとして使用したとき、回動後姿勢とすると、床面に向かって光を照射する間接照明となる。
すなわち、第3照明装置3もまた、図26で示されるように、面発光モジュール210が壁面固定部材211に対して回動可能となっている。そして、基準姿勢時の面発光モジュール210の発光面と、回動後の面発光モジュール210の発光面のなす角θが0度以上90度以下となる範囲を可動域として回動するものとなっている(図34参照)。
この第3照明装置3においても、面発光モジュール210は、最大可動させるだけでなく、可動域内の所定角度だけ回動させた状態を維持させることができる。
なお、面発光モジュール210は、可動域内のいずれの位置に配された状態においても、面発光モジュール210の側端面と、壁面固定部材211の側端面が同一平面上に位置した状態が維持される。したがって、回動中においても同様に、これらが同一平面上に位置した状態が維持される。
なお、上記した第1照明装置1では、面発光モジュール10と壁面固定部材11を可動片部30と可動機構部52によって形成される可動部によって連結した例を示した。また、第2照明装置2では、可動機構部145とシャフト連結板165によって形成される可動部によって連結し、第3照明装置3では、可動部として機能する可動機構部252によって連結した。
しかしながら、面発光モジュールと壁面固定部材は、このような連結構造に替わって、ユニバーサルジョイント(自在継手)を介して連結する構造としてもよい。
この場合、左右方向に延びる直線や、上下方向に延びる直線のみを回転中心軸線として回動させるだけでなく、それぞれ異なる方向に延びる複数の直線を回転中心軸線として多様な方向へ回動させることが可能となる。
例えば、図35で示されるように、厚板状の面発光モジュール410と、略直方体状の壁面固定部材411を自在継手部412(可動部)によって連結してもよい。
なお、面発光モジュール410と、壁面固定部材411は、可動部及びその周辺の部分を除いて、上記した第1照明装置1と同様の構造となっている。
具体的には、面発光モジュール410の下端部分を固定するため、ケース部440の内側面に内側へ突出する板状の継手取付台部(図示しない)を形成した点、ケース部440の上面に内外を連通する継手部挿通孔を形成した点等が異なるものとなっている。また、面発光モジュール410の下側部分に自在継手部412の上端側を固定するための継手取付部を形成した点等が異なるものとなっている。
このように自在継手部412によって連結する構造とすると、上記した第1照明装置1のように左右方向に延びる直線を回転中心軸線として回動する動作に加え、上下方向に延びる直線を回動軸線としての回動が可能となる。さらには、上下方向に延びる直線を回動軸線として面発光モジュール410を所定角度だけ回動させた姿勢で、前方(取り付け時における室内側)へ倒れ込ませるように回動させることが可能となる。また、上下方向に延びる直線を回動軸線として回動させつつ、左右方向に延びる直線を回転中心軸線として回動させることが可能となる。
さらに、図36で示されるように、厚板状の面発光モジュール510と、側面視した形状が略L字状となる壁面固定部材511を自在継手部512(可動部)によって連結してもよい。
なお、面発光モジュール510と、壁面固定部材511は、可動部及びその周辺の部分を除いて、上記した第2照明装置2と同様の構造となっている。
具体的には、面発光モジュール510の下端部分を固定するため、壁面固定部材511の筐体内部に継手取付台部(図示しない)を形成した点が異なるものとなっている。また、上記した第2照明装置2では、シャフト部150の内部にパネル側基板24から延びるケーブルを挿通させる構造としたが、自在継手部512から離れた位置でケーブルを延設した点で異なっている。すなわち、面発光モジュール510の下面を貫通する貫通孔と、壁面固定部材511の上面を貫通する貫通孔によって形成されるケーブル挿通部513を可動部である自在継手部512から離れた位置に形成した点で異なっている。また、面発光モジュール510の下側部分に自在継手部512の上端側を固定するための継手取付部を形成した点等が異なるものとなっている。
このように自在継手部512によって連結する構造とすると、上記した第2照明装置2のように上下方向に延びる直線を回転中心軸線として回動する動作に加え、左右方向に延びる直線を回動軸線としての回動が可能となる。また、面発光モジュール510の上面や壁面固定部材511の下面と交わり、斜め方向に延びる直線を回動軸線としての回動もまた、可能となる。
また、自在継手部を介して連結する構造としたとき、面発光モジュールの可動域を制限するための動作規制部を設けてもよい。
例えば、壁面固定部材511のうち、取り付け時に室内の側壁面から室内側に突出する厚板状の本体部511aに、上面から上方に突出する板状部分を設け、動作規制部としてもよい。すなわち、面発光モジュール510が可動範囲を超えて回動しようとしたとき、面発光モジュール510が板状部分に当接することで、それ以上の回動が阻止される構造としてもよい。また、当接による破損を防止するという観点から、板状部材に替わってゴム等の弾性変形可能な材料で形成された棒状体としてもよい。
また、上記した照明装置は、壁面形成部材の内部に、動力源生成部として機能するモータ、歯車、クラッチ等の動力伝達機構を有する構造として、面発光モジュールが自動的に回動する構造してもよい。
例えば、上記した第1照明装置1において、可動機構部52に替わって、モータの回転に連動するシャフトに対し、連結棒部80と略同形となる棒状部材を固定し、この棒状部材に面発光モジュール10を固定する構造としてもよい。また、他の例として、上記した第2照明装置2において、可動機構部145に替わって、モータの回転に連動するギアとシャフト部150を噛合させた構造としてもよい。
このような照明装置は、外部操作機器の操作ボタンを押下することで、発光状態と非発光状態の切り替え動作、調光動作、面発光モジュールの回動動作(光照射方向変更動作)が可能な構造となっている。例えば、外部操作機器を操作することで、面発光モジュールを自動的に回動させ、室内の側壁面側を向かせた状態と、天井面を向かせた状態の切り替えが可能となっている。
そして、複数の照明装置を室内に取り付けた状態(図1等参照)において、外部操作機器を操作することで、それぞれの照明装置の面発光モジュールが予め定められた方向を向き、且つ、予め定められた明るさで発光するように一斉に調整することが可能となっている。
具体的に説明すると、それぞれの照明装置に対して、発光状態と非発光状態のいずれの状態とするのか、発光状態とする場合の明るさ、面発光モジュールの発光面の向き等の設定をしておき、この設定情報を予め記憶手段に記憶させておく。
なお、この記憶手段は、複数の照明装置と外部操作機器のいずれか一つが備えていればよく、それぞれに内蔵されるいずれかの基板に実装されるメモリであってもよい。
そして、外部操作機器が操作されることで、この設定情報に基づき、それぞれの照明装置が必要に応じて各種動作(発光状態と非発光状態の切り替え動作、調光動作、発光面の向きの変更又は発光面の向きの維持)を自動で実行する。
このように、複数の照明装置を一斉に調整可能な構造によると、洗練された印象の空間を簡単に実現(又は再現)することができる。つまり、室内等の各種照明用機器から光が照射される光空間を最も美しく見える状態へ簡単に移行させることが可能となる。
上記した実施形態では、発光パネル15として有機ELパネルを採用した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。発光パネルとして、LEDを面状に並べたLEDパネルや、LED及び拡散板を組み合わせたLEDパネルのような面発光パネルを採用してもよい。また、上記した実施形態では、発光パネルに平面パネルを採用したが、曲面パネルであってもよい。
上記した実施形態では、照明装置を室内空間の側壁面(取付面6)に取り付ける例を示したが、側壁面に替わって天井面や床面に取り付けてもよい。しかしながら、上記したように、室内空間の側壁面に取り付けることが、洗練された印象の空間を形成する上で好ましい。
1 第1照明装置1(面発光装置)
2 第2照明装置2(面発光装置)
3 第3照明装置3(面発光装置)
6 取付面
10,110,210,410,510 面発光モジュール
11,111,211,411,511 壁面固定部材
15 発光パネル(面発光パネル)
252 可動機構部(可動部)
412,512 自在継手部(可動部)

Claims (2)

  1. 面発光モジュールと、壁面固定部材を含む面発光装置であって、
    前記面発光モジュールは、発光面を含む面発光パネルと、前記面発光パネルを固定するフレーム部を有し、
    前記壁面固定部材は、固定対象物の取付面に固定可能であり、前記面発光モジュールと可動部を介して連結されるものであり、
    前記可動部は、連結棒部と取付片部を有し、前記連結棒部は前記取付片部に対して回動可能であり、前記連結棒部の内部にケーブルが通過されており、
    前記可動部の可動により、基準姿勢と、前記発光面が前記基準姿勢から45度以上となる所定角度回転した姿勢をとることが可能であり、
    前記基準姿勢では、平面視において、前記面発光モジュールと、前記壁面固定部材の少なくとも一部が重なるものであり、
    さらに前記基準姿勢では、前記取付面への固定時に前記取付面から最も外側に位置する部分において、前記面発光モジュールの一主面と前記壁面固定部材の平面とが前記取付面と平行となる同一平面上に位置するものであり、
    前記壁面固定部材は、上側部分が下側部分よりも薄く形成され、下側部分の上面の上側に欠落部分を有し、
    基準姿勢において、前記面発光モジュールが直立した姿勢で前記欠落部分に収まり、全体の外形が略直方体状となるものであり、
    前記面発光モジュールは、パネル側磁石を有し、前記壁面固定部材は、上側部分に固定部材側磁石を有することを特徴とする面発光装置。
  2. 前記固定対象物の前記取付面は、天井、壁、床からなる群から選ばれる1以上の壁面であり、前記発光面が前記基準姿勢から85度以上95度以下となる所定角度回転した姿勢をとることが可能であることを特徴とする請求項1に記載の面発光装置。
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