JP6948314B2 - 化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧料に関する。さらに詳しくは、環境にやさしく、塗布時の伸び、つきが良く、感触性(異物感のなさ、ソフト感、きしみ感が無い、すべり性、滑らかさ)および透明感に優れた化粧料に関する。
従来、ファンデーション、白粉、ほほ紅、アイシャドウ、アイブロー等のメイキャップ化粧品やボディーパウダー、ベビーパウダー等のボディー化粧品、ロ−ションや乳液等の皮膚用化粧品等の化粧料には、塗布時の伸び、感触性(異物感のなさ、ソフト感、きしみ感が無い、すべり性、滑らかさ)、均一性を改良する目的で粒子径が0.1〜50μmの球状の微粒子が添加されている。
例えば、平均粒子径が30μm以下である球状ポリウレタン微粉末を含有してなる化粧料(特許文献1)、(メタ)アクリレートモノマー、エチルアクリレートモノマーおよび多官能ビニルモノマーを含有するモノマー混合物を懸濁重合させることにより得られる化粧料用アクリル共重合体微粒子(特許文献2)、特定のポリエチレン系樹脂球状微粒子を含む化粧料(特許文献3)等が知られている。
特開平5−262622号公報 特開2001−151626公報 特開2002−370920公報
しかしながら、ポリウレタン、アクリル共重合体は、弾力性に優れているため塗布時の伸び、感触性には優れているものの、透明感にやや劣っている。一方、ポリエチレン系樹脂は耐熱性が十分ではなく、化粧料(例えば、加工温度が高い化粧料など)の種類によっては、使用感(塗布時の伸び、感触性、透明感など)のバランスをとることが難しく、さらなる改善の余地があった。さらに、近年は、地球的規模での環境問題に鑑みて、より環境にやさしい化粧料の開発が望まれている。
したがって、本発明の目的は、環境にやさしく、塗布時の伸び、つき、感触性(異物感のなさ、ソフト感、きしみ感が無い、すべり性、滑らかさ)、および透明感のいずれにも優れた化粧料を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、特定の粒子径及び粒度分布を有する脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を必須成分として含む化粧料が、環境にやさしく、塗布時の伸び、つき、感触性、および透明感のいずれにも優れることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、例えば以下の主題を包含する。
項1.
脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を含む化粧料であって、
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子は、体積平均粒子径が2〜30μmであり、かつ粒子径1μm未満の粒子の割合が15体積%以下、粒子径30μmを超える粒子の割合が6体積%以下の粒子である、化粧料。
項2.
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子の10%変位圧縮強度が1MPa以上である項1に記載の化粧料。
項3.
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子が、グリコール成分と脂肪族ジカルボン酸成分とを有する樹脂の粒子である項1又は項2に記載の化粧料。
項4.
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子が、ポリ乳酸系樹脂粒子である項1又は項2に記載の化粧料。
項5.
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を構成する脂肪族ポリエステル系樹脂が、生分解性を有する樹脂である項1〜4のいずれか一項に記載の化粧料。
本発明に係る化粧料は、環境にやさしく、なおかつ塗布時の伸び、つき、感触性(異物感のなさ、ソフト感、きしみ感が無い、すべり性、滑らかさ)、および透明感のいずれにも優れる。
本発明に係る化粧料は、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を必須成分として含む化粧料である。前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子は、脂肪族ポリエステル系樹脂により構成された粒子であって、体積平均粒子径が2〜30μmであり、かつ粒子径1μm未満の粒子の割合が15体積%以下、粒子径30μmを超える粒子の割合が6体積%以下の粒子である。
本発明に係る化粧料に用いられる脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を構成する樹脂(脂肪族ポリエステル系樹脂)としては、ポリ乳酸、グリコール成分(グリコール又はその誘導体に由来する構成単位)と脂肪族ジカルボン酸成分(脂肪族ジカルボン酸又はその誘導体に由来する構成単位)とを有する樹脂(例えば、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリヘキサメチレンサクシネート、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリエチレンオキザレート、ポリブチレンオキザレート、ポリネオペンチルオキザレート、ポリエチレンセバケート、ポリブチレンセバケート、ポリヘキサメチレンセバケート等)が挙げられる。これらは1種のみの単量体の重合体であってもよいし、または2種もしくはそれ以上の単量体の共重合体であってもよく、また、これら単量体由来の構造を主成分とするものであれば、他成分、例えば芳香族ジカルボン酸や多官能性単量体(例えば、3以上の水酸基を有する単量体、3以上のカルボン酸を有する単量体)等の単量体由来の構造を含んでいてもよい。これらの樹脂は安価に製造でき、かつ土中への埋没テストでも微生物により生分解される(生分解性を有する)ことが広く確認されている。本発明に係る化粧料は、当該脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を含むため、当該樹脂の親水性由来の保湿性を示し、かつ塗布時の伸び、つき、感触性(異物感のなさ、ソフト感、きしみ感が無い、すべり性、滑らかさ)、および透明感のいずれにも優れた性能を示す。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子の製造方法としては、特に限定されず、公知の方法が用いられる。例えば、まず脂肪族ポリエステル系樹脂を、該樹脂が溶解しない溶媒中、例えば水中で分散剤や乳化剤とともに融点以上の温度で溶融、撹拌した後、融点未満まで冷却して球状の微粒子が分散した分散液を得る。次いで、得られた分散液を濾過、乾燥し、必要に応じ分級することにより、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を得る方法等が挙げられる。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を製造する際には、分散剤または乳化剤として水溶性高分子を使用することもできる。当該水溶性高分子としては、天然高分子又は合成高分子が挙げられる。天然高分子としては、アルギン酸、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、プルラン、デキストラン、ザンタンガム等の糖類、多糖類及びその化学変性物、ゼラチン等のタンパク質が挙げられ、合成高分子としては、エチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸及びその塩、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド等が挙げられる。中でもエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体やポリビニルアルコールを用いることが好ましい。これらの水溶性高分子は、通常、水に溶解させて水溶液の状態で使用されるが、この場合、水100質量部に対し、1〜30質量部の水溶性高分子を溶解させることが好ましく、特に、1〜10質量部の水溶性高分子を溶解させることが好ましい。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子における脂肪族ポリエステル系樹脂の割合は、90質量%以上(例えば、90〜100質量%)が好ましく、より好ましくは95質量%以上である。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子の体積平均粒子径は2〜30μmであり、下限は4μm(すなわち4μm以上)が好ましく、上限は20μm(すなわち20μm以下)が好ましい。体積平均粒子径を2μm以上とすることにより、得られる化粧料の塗布時の伸びがいっそう良好となる傾向がある。また、体積平均粒子径を30μm以下とすることにより、得られる化粧料の塗布時の感触性(異物感のなさ、ソフト感、きしみ感が無い、すべり性、滑らかさ)がいっそう良好となる傾向がある。なお、前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子の体積平均粒子径は、0.1gを水10gに分散させたうえで、電気検知式粒度分布測定装置(例えば、ベックマンコールター社製の商品名コールターマルチサイザー)を用いて測定される。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子は、粒子径1μm未満の粒子の割合が15体積%以下であり、好ましくは10体積%以下、より好ましくは5体積%以下である。前記割合を15体積%以下とすることにより、化粧料のきしみ感が無く、すべり性、滑らかさががよりいっそう良好となる傾向がある。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子は、粒子径30μmを超える粒子の割合が6体積%以下であり、好ましくは3体積%以下、より好ましくは1体積%以下である。前記割合を6体積%以下とすることにより、化粧料の使用感がよりいっそう良好となる(例えば、ざらつきが少なくなるなど)傾向がある。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子の前記割合(粒子径1μm未満の粒子の割合、粒子径30μmを超える粒子の割合)は、上述の手順(電気検知式粒度分布測定装置)で測定した粒度分布データから読み取ることにより算出される。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子は、平均円形度が90以上であることが好ましい。平均円形度が90以上であることにより、粒子形状が歪すぎず滑らかな使用感を好ましく得ることができる。なお、平均円形度[(円相当径/周囲長径)の平均値)]は、画像解析式粒子径分布測定装置(例えばマイクロトラックベル(株)製マイクロトラックPartAn SI)を使用して測定される。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子の10%変位圧縮強度は、化粧料の使用感の観点で、1MPa以上が好ましく、より好ましくは3〜30MPaである。10%変位圧縮強度が1MPa以上であることにより、化粧料の滑らかさ、塗布時の伸びがいっそう良好となる傾向がある。当該10%変位圧縮強度は、微小圧縮試験機(例えば島津製作所製微小圧縮試験機MCT−510)を用い、粒子に対し荷重を掛け、粒子形状に対し10%変位時の圧縮強度として測定される。なお、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子の10%変位圧縮強度は、例えば、脂肪族ポリエステル系樹脂の種類、結晶化状態(結晶化度)、MI(メルトインデックス)等を適宜選択することにより制御できる。
前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子のデュロメーター固さ(ショアD)は、40以上が好ましく、より好ましくは50〜120である。デュロメーター固さ(ショアD)が40以上であることにより、化粧料の滑らかさ、塗布時の伸びがいっそう良好となる傾向がある。当該デュロメーター固さ(ショアD)はJIS K7215に基づき測定される値である。なお、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子のデュロメーター固さ(ショアD)は、例えば、脂肪族ポリエステル系樹脂の種類、結晶化状態(結晶化度)、MI(メルトインデックス)等を適宜選択することにより制御できる。
本発明の化粧料における脂肪族ポリエステル系樹脂粒子の含有量(配合割合)は、化粧料全量(100質量%)に対して1質量%以上が好ましく、より好ましくは3質量%以上であり、また、30質量%以下が好ましく、より好ましくは20質量%以下である。すなわち、例えば、1〜30質量%が好ましく、より好ましくは3〜20質量%である。脂肪族ポリエステル系樹脂粒子の含有量(配合量)を1質量%以上とすることにより、化粧料の塗布時の伸び、感触性(異物感のなさ、ソフト感、きしみ感が無い、すべり性、滑らかさ)がいっそう良好となる傾向がある。また、前記含有量を30質量%以下とすることにより、経済的により有利となり、また化粧料の塗布時の感触性(異物感のなさ、ソフト感、きしみ感が無い、すべり性、滑らかさ)がいっそう良好となる傾向がある。なお、本発明に係る化粧料において脂肪族ポリエステル系樹脂粒子は、一種を単独で使用することもできるし、二種以上を組み合わせて使用することもできる。
本発明に係る化粧料は、前記脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を構成成分とするものであれば特に制限はなく、例えば白粉、ファンデーション、口紅、頬紅、アイライナー、マスカラ、アイシャドウ、下地クリーム、乳液、化粧水、クリーム等があげられる。本発明に係る化粧料は、通常これらの化粧料に使用される各種成分を慣用の割合で含んでいてもよい。例えば、本発明に係る化粧料は、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を含有するために保湿性があるが、用途に応じて他の保湿剤を粒子に被覆、含浸させてもよい。他の保湿剤としては例えば、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコールやヒアルロン酸等の天然高分子等が挙げられる。
以下、実施例を用いて本発明をより具体的に説明するが、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
当該実施例において体積平均粒子径は、粒子(例えば脂肪族ポリエステル系樹脂粒子)0.1gを水10gに分散させたうえで、電気検知式粒度分布測定装置(ベックマンコールター社製の商品名コールターマルチサイザー)を用いて測定し、繰り返し数を3として、その平均値をとることによって算出した。
当該実施例において10%変位圧縮強度は、微小圧縮試験機(島津製作所製微小圧縮試験機MCT−510)を用い、粒子に対し荷重を掛け、粒子形状に対し10%変位時の圧縮強度として測定した。
当該実施例においてデュロメーター固さ(ショアD)は、JIS K7215に基づき測定した値である。
製造例1
300mL容の撹拌機付き耐圧容器に脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート、デュロメーター固さ(ショアD)60)100g、重量平均分子量15500のエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体(株式会社ADEKAの商品名:プルロニックF108)15gおよび水135gを仕込み密閉した。引き続き、毎分500回転で撹拌しながら、180℃まで昇温し、容器内を180℃に保って撹拌した後、50℃まで冷却して脂肪族ポリエステル系樹脂の水分散体を取り出した。以上の一連の操作においては、脂肪族ポリエステル系樹脂に100℃以上の熱履歴が加わる時間を30分程度以下に制御した。上記で得られた水分散体を濾過、乾燥および分級処理を実施し、脂肪族ポリエステル系樹脂の球状粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子は、体積平均粒子径が11.9μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が2.0体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が0.4体積%であり、10%変位圧縮強度が6MPa(デュロメーター固さ(ショアD)60)、円形度96であった。
製造例2
製造例1において、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)に代えて、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸、デュロメーター固さ(ショアD)75)を用いたこと以外は製造例1と同様にして、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子は、体積平均粒子径が8.6μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が1.8体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が0.5体積%であり、10%変位圧縮強度が20MPa(デュロメーター固さ(ショアD)73)、円形度94であった。
製造例3
製造例1において、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)に代えて、ポリオレフィン樹脂(低密度ポリエチレン、デュロメーター固さ(ショアD)43)を用いたこと以外は製造例1と同様にして、ポリオレフィン樹脂(低密度ポリエチレン)の球状粒子を得た。得られたポリオレフィン樹脂(低密度ポリエチレン)粒子は、体積平均粒子径が11μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が2.0体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が0.6体積%であり、10%変位圧縮強度が3MPa(デュロメーター固さ(ショアD)43)、円形度96であった。
実施例1
製造例1で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子と油分(ジメチルポリシロキサン、スクワラン、パラベン)以外の成分とを表1の組成にて配合した粉体を、メカノミル(MM−10型 岡田精機製)を用いて1800rpm/20分混合し、さらにこれに油分を加えてさらに混合した。これを中皿に充填し、固形ファンデーションを得た。なお、実施例1においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
Figure 0006948314
参考例2
表1に示す組成にて製造例2で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、参考例2においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
比較例1
表1に示す組成にて製造例3で得られたポリオレフィン樹脂(低密度ポリエチレン)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、比較例1においては、表1における「粒子」がポリオレフィン樹脂(低密度ポリエチレン)粒子を示す。
実施例3
表2に示す組成で、100℃以上に加温して混合したA液、および、100℃以上に加温して混合したB液を徐々に混ぜ合わせ、引き続き製造例1で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を加熱攪拌下、混合を行った後に50℃まで冷却し、乳液を得た。なお、実施例3においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
Figure 0006948314
参考例4
表2に示す組成にて製造例2で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、参考例4においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
比較例2
表2に示す組成にて製造例3で得られたポリオレフィン樹脂(低密度ポリエチレン)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、比較例2においては、表2における「粒子」がポリオレフィン樹脂(低密度ポリエチレン)粒子を示す。
製造例4
300mL容の撹拌機付き耐圧容器に脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート、デュロメーター固さ(ショアD)60)100g、重量平均分子量15500のエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体(株式会社ADEKAの商品名:プルロニックF108)25gおよび水125gを仕込み密閉した。引き続き、毎分750回転で撹拌しながら、180℃まで昇温し、容器内を180℃に保って撹拌した後、50℃まで冷却して脂肪族ポリエステル系樹脂の水分散体を取り出した。以上の一連の操作においては、脂肪族ポリエステル系樹脂に100℃以上の熱履歴が加わる時間を30分程度以下に制御した。上記で得られた水分散体について濾過、乾燥および分級処理を実施し、脂肪族ポリエステル系樹脂の球状粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子は、体積平均粒子径が8.8μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が12.0体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が0.2体積%であり、10%変位圧縮強度が6MPa(デュロメーター固さ(ショアD)60)、円形度97であった。
製造例5
製造例4において、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)に代えて、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸、デュロメーター固さ(ショアD)75)を用いたこと、および容器内温度を190℃にした以外は製造例4と同様にして、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子は、体積平均粒子径が5.6μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が11.0体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が0.5体積%であり、10%変位圧縮強度が20MPa(デュロメーター固さ(ショアD)73)、円形度95であった。
製造例6
300mL容の撹拌機付き耐圧容器に脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート、デュロメーター固さ(ショアD)60)100g、重量平均分子量15500のエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体(株式会社ADEKAの商品名:プルロニックF108)10gおよび水140gを仕込み密閉した。引き続き、毎分500回転で撹拌しながら、140℃まで昇温し、容器内を140℃に保って撹拌した後、50℃まで冷却して脂肪族ポリエステル系樹脂の水分散体を取り出した。以上の一連の操作においては、脂肪族ポリエステル系樹脂に100℃以上の熱履歴が加わる時間を30分程度以下に制御した。上記で得られた水分散体について濾過、乾燥および分級処理を実施し、脂肪族ポリエステル系樹脂の球状粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子は、体積平均粒子径が24.6μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が1.1体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が4.5体積%であり、10%変位圧縮強度が6MPa(デュロメーター固さ(ショアD)60)、円形度95であった。
製造例7
製造例6において、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)に代えて、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸、デュロメーター固さ(ショアD)75)を用いたこと、および容器内温度を175℃にした以外は製造例6と同様にして、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子は、体積平均粒子径が22.4μm、粒子径1m未満の粒子の割合が1.7体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が5.1体積%であり、10%変位圧縮強度が20MPa(デュロメーター固さ(ショアD)73)、円形度93であった。
製造例8
300mL容の撹拌機付き耐圧容器に脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート、デュロメーター固さ(ショアD)60)100g、重量平均分子量15500のエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体(株式会社ADEKAの商品名:プルロニックF108)35gおよび水115gを仕込み密閉した。引き続き、毎分1,000回転で撹拌しながら、180℃まで昇温し、容器内を180℃に保って撹拌した後、50℃まで冷却して脂肪族ポリエステル系樹脂の水分散体を取り出した。以上の一連の操作においては、脂肪族ポリエステル系樹脂に100℃以上の熱履歴が加わる時間を30分程度以下に制御した。上記で得られた水分散体について濾過、乾燥および分級処理を実施し、脂肪族ポリエステル系樹脂の球状粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子は、体積平均粒子径が1.6μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が19.3体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が0.0体積%であり、10%変位圧縮強度が6MPa(デュロメーター固さ(ショアD)60)、円形度97であった。
製造例9
製造例8において、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)に代えて、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸、デュロメーター固さ(ショアD)75)を用いたこと、攪拌の際の回転数を毎分500回転に変更したこと、および容器内温度を190℃にした以外は製造例8と同様にして、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子は、体積平均粒子径が1.9μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が20.0体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が0.0体積%であり、10%変位圧縮強度が20MPa(デュロメーター固さ(ショアD)73)、円形度96であった。
製造例10
300mL容の撹拌機付き耐圧容器に脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート、デュロメーター固さ(ショアD)60)100g、重量平均分子量15500のエチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合体(株式会社ADEKAの商品名:プルロニックF108)5gおよび水115gを仕込み密閉した。引き続き、毎分250回転で撹拌しながら、140℃まで昇温し、容器内を140℃に保って撹拌した後、50℃まで冷却して脂肪族ポリエステル系樹脂の水分散体を取り出した。以上の一連の操作においては、脂肪族ポリエステル系樹脂に100℃以上の熱履歴が加わる時間を30分程度以下に制御した。上記で得られた水分散体について濾過、乾燥および分級処理を実施し、脂肪族ポリエステル系樹脂の球状粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子は、体積平均粒子径が28.9μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が1.1体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が49.1体積%であり、10%変位圧縮強度が6MPa(デュロメーター固さ(ショアD)60)、円形度95であった。
製造例11
製造例10において、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)に代えて、脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸、デュロメーター固さ(ショアD)75)を用いたこと、および容器内温度を175℃にした以外は製造例10と同様にして、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子は、体積平均粒子径が25.6μm、粒子径1m未満の粒子の割合が0.1体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が32.0体積%であり、10%変位圧縮強度が20MPa(デュロメーター固さ(ショアD)73)、円形度93であった。
実施例5
表1に示す組成にて製造例4で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、実施例5においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
参考例6
表1に示す組成にて製造例5で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、参考例6においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
実施例7
表1に示す組成にて製造例6で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、実施例7においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
参考例8
表1に示す組成にて製造例7で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、参考例8においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
実施例9
表2に示す組成にて製造例4で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、実施例9においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
参考例10
表2に示す組成にて製造例5で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、参考例10においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
実施例11
表2に示す組成にて製造例6で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、実施例11においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
参考例12
表2に示す組成にて製造例7で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、参考例12においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
製造例12
300mL容の撹拌機付き耐圧容器に脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート、デュロメーター固さ(ショアD)60)100g、けん化度78−81、重合度2000のポリビニルアルコール(クラレの商品名:PVA420)35gおよび水115gを仕込み密閉した。引き続き、毎分500回転で撹拌しながら、180℃まで昇温し、容器内を180℃に保って撹拌した後、50℃まで冷却して脂肪族ポリエステル系樹脂の水分散体を取り出した。以上の一連の操作においては、脂肪族ポリエステル系樹脂に100℃以上の熱履歴が加わる時間を30分程度以下に制御した。上記で得られた水分散体について濾過、乾燥および分級処理を実施し、脂肪族ポリエステル系樹脂の球状粒子を得た。得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子は、体積平均粒子径が15.5μm、粒子径1μm未満の粒子の割合が1.0体積%、粒子径30μmを超える粒子の割合が0.2体積%であり、10%変位圧縮強度が6MPa(デュロメーター固さ(ショアD)60)、円形度96であった。
実施例13
表1に示す組成にて製造例12で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、実施例13においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
実施例14
表2に示す組成にて製造例12で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、実施例14においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
比較例3
表1に示す組成にて製造例8で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、比較例3においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
比較例4
表1に示す組成にて製造例9で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、比較例4においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
比較例5
表1に示す組成にて製造例10で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、比較例5においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
比較例6
表1に示す組成にて製造例11で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして固形ファンデーションを得た。なお、比較例6においては、表1における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
比較例7
表2に示す組成にて製造例8で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、比較例7においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
比較例8
表2に示す組成にて製造例9で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、比較例8においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
比較例9
表2に示す組成にて製造例10で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、比較例9においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリブチレンサクシネート)粒子を示す。
比較例10
表2に示す組成にて製造例11で得られた脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を用いたこと以外は実施例3と同様にして、乳液を得た。なお、比較例10においては、表2における「粒子」が脂肪族ポリエステル系樹脂(ポリ乳酸)粒子を示す。
評価
各実施例および各比較例で得られた固形ファンデーションおよび乳液の使用感を、10名の評価パネラーで評価した。具体的には、使用感として、塗布時の伸び、つき、感触性(異物感、ソフト感)、透明感の各項目について、次のような4段階で評価した。
評価基準
◎:非常に良い(良いと感じた人数が10人)
○:良い(良いと感じた人数が8〜9人)
△:ふつう(良いと感じた人数が6〜7人)
×:悪い(良いと感じた人数が5人以下)
Figure 0006948314

表3より、各実施例の脂肪族ポリエステル系樹脂粒子を含む化粧料は、塗布時の伸び、つき、感触性(異物感、ソフト感)、透明感について悪い(×)との評価が無く、これら特性のいずれにも優れていることがわかる。一方、比較例の化粧料は、塗布時の伸び、感触性(異物感)、透明感、感触性(ソフト感)のすべてに優れるものではなかった(すなわち、いずれかの特性について悪い(×)との評価が存在した)。
本発明の化粧料は、例えば、ファンデーション、口紅、ほほ紅、アイライナー、アイシャドウ、まゆずみ、マスカラ、粉おしろい、ダスティングパウダー、クリーム、ローション、プレシェーブローション、アフターシェーブローション、乳液、化粧水、制汗剤等に好ましく利用することが可能である。

Claims (2)

  1. ポリブチレンサクシネート系樹脂の球状粒子を含む化粧料であって、
    前記ポリブチレンサクシネート系樹脂の球状粒子は、体積平均粒子径が2〜30μmであり、かつ粒子径1μm未満の粒子の割合が15体積%以下、粒子径30μmを超える粒子の割合が6体積%以下の粒子である、化粧料。
  2. 前記ポリブチレンサクシネート系樹脂の球状粒子の10%変位圧縮強度が1MPa以上である請求項1に記載の化粧料。
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