JP6942948B2 - 画像形成装置、現像装置及び軸受 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置、現像装置及び軸受に関する。
特許文献1には、現像ローラと同軸に設けられかつ感光体ドラム表面に当接するギャップ規制用コロ(トラッキングロール)によって、感光体ドラム(像保持体)と現像ローラとの間のギャップが規制されており、かつ感光体ドラムの両端部内面の少なくともフランジ部材が圧入される部分にインロー加工が施されている現像装置において、ギャップ規制用コロが、感光体ドラム表面のうち、内面にインロー加工がされている部分以外の部分に当接されるように設けられている現像装置が開示されている。
特開2006−330676号公報
上述のような現像装置においては、現像ロールの径は一定ではなく、ふれをもっているので、現像ロールのふれが像保持体と現像ロールとの対向領域での両者の距離の変動となり、この距離の変動を原因として像の濃度むらが生じる虞がある。上述の距離の変動を低減させるために粘弾性体を用いることが考えられる。しかしながら、粘弾性を用いると、粘弾性の劣化や粘弾性体の過度の変形等を原因として、像保持体と現像ロールとの距離が所望の範囲内とならない虞がある。
本発明は、像保持体と現像ロールと距離の最大値及び像保持体と現像ロールの距離の最小値の少なくともいずれか一方を規制する規制手段を有しない技術と比較して、像保持体と現像ロールとの距離の変動を抑制することができる画像形成装置、現像装置及び軸受を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、潜像が現像される像保持体と、前記像保持体に対向して設けられ、前記像保持体の潜像に対する現像を行う現像ロールと、前記像保持体と前記現像ロールとが近づくように付勢する付勢手段と、前記像保持体と前記現像ロールと距離の変化に応じて変形する粘弾性体を有し、前記像保持体と前記現像ロールとの距離が予め定められた範囲内となるように、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最大値及び前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最小値の少なくともいずれか一方を規制する距離規制手段と、を有し、前記距離規制手段は、前記現像ロールを回転することができるように支持する軸受を有し、前記軸受は、外輪部材と、前記現像ロールを支持し、前記外輪部材の内側に配置されている内輪部材と、前記外輪部材と前記内輪部材とに挟まれるように装着される前記粘弾性体と、を有し、前記距離規制手段は、前記現像ロールの一部を、前記外輪部材に接触させるようにして、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最大値を規制する画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記現像ロールは、現像剤を保持する現像剤保持部と、前記現像剤保持部よりも径が大きい大径部とを有し、前記距離規制手段は、前記大径部を前記像保持体に接触させるようにして、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最小値を規制する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記粘弾性体は、ポリイミド、ポリエチレンテレフタラート、ポリオキシメチレン樹脂、又はポリアセタール樹脂のいずれか1つを含む材料から構成されている請求項1又は2いずれか記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、潜像が現像される像保持体に対向して設けられ、前記像保持体の潜像に対する現像を行う現像ロールと、前記像保持体と前記現像ロールとが近づくように付勢する付勢手段と、前記像保持体と前記現像ロールと距離の変化に応じて変形する粘弾性体を有し、前記像保持体と前記現像ロールとの距離が予め定められた範囲内となるように、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最大値及び前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最小値の少なくともいずれか一方を規制する距離規制手段と、を有し、前記距離規制手段は、前記現像ロールを回転することができるように支持する軸受を有し、前記軸受は、外輪部材と、前記現像ロールを支持し、前記外輪部材の内側に配置されている内輪部材と、前記外輪部材と前記内輪部材とに挟まれるように装着される前記粘弾性体と、を有し、前記距離規制手段は、前記現像ロールの一部を、前記外輪部材に接触させるようにして、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最大値を規制する現像装置である。
請求項5に係る本発明は、現像ロールに用いられ、前記現像ロールに対向する像保持体との距離が予め定められた所定の範囲内となるように、前記現像ロールと前記像保持体との距離の最大値及び前記現像ロールと前記像保持体との距離の最小値の少なくとも一方を規制するために用いられる軸受であって、前記軸受は、外輪部材と、前記現像ロールを支持し、前記外輪部材の内側に配置されている内輪部材と、前記外輪部材と前記内輪部材との間に装着されていて、前記外輪部材と前記内輪部材と置関係の変化に応じて変形する粘弾性体と、を有し、前記外輪部材は、前記内輪部材及び前記粘弾性体よりも軸方向に延出した延出部を有し、当該延出部は、前記軸受が前記現像ロールを支持し、且つ前記粘弾性体が収縮していないときに前記現像ロールの一部の周囲を、空隙を隔てて包囲する内周面を有しており、さらに、前記軸受が前記現像ロールを支持し、且つ前記粘弾性体が収縮した際に、前記現像ロールの一部が前記外輪部材の前記延出部の前記内周面に接触する軸受である。
また、請求項6に係る本発明は、回転体に用いられ、前記回転体に対向する対向部材との距離が予め定められた所定の範囲内となるように、前記回転体と前記対向部材との距離の最大値及び前記回転体と前記対向部材との距離の最小値の少なくとも一方を規制するために用いられる軸受であって、前記軸受は、外輪部材と、前記回転体を支持し、前記外輪部材の内側に配置されている内輪部材と、前記外輪部材と前記内輪部材との間に装着されていて、前記外輪部材と前記内輪部材と位置関係の変化に応じて変形する粘弾性体と、を有し、前記外輪部材は、前記内輪部材または前記粘弾性体よりも軸方向に延出した延出部を有し、当該延出部は、前記軸受が前記回転体を支持し、且つ前記粘弾性体が収縮していないときに前記回転体の一部の周囲を、空隙を隔てて包囲する内周面を有しており、さらに、前記軸受が前記回転体を支持し、且つ前記粘弾性体が収縮した際に、前記回転体の一部が前記外輪部材の前記延出部の前記内周面に接触する軸受である。
請求項1に係る本発明によれば、像保持体と現像ロールと距離の最大値を規制する規制手段を有しない技術と比較して、像保持体と現像ロールとの距離の最大値を、現像ロールと同軸に配置されるリング形状の部材等の他の部材を追加することなく規制することができ、さらには、粘弾性体が軸受以外の位置に設けられている技術と比較して、構造が簡単な画像形成装置を提供することができる。また、粘弾性体を備えた軸受の構造を具体化できる。
請求項2に係る本発明によれば、例えば現像ロールと同軸に配置されるリング形状の部材等の他の部材を追加することなく、現像ロールを用いて像保持体と現像ロールとの距離の最小値を規制することができる。
請求項3に係る本発明によれば、粘弾性体の材料を具体化することができる。
請求項4に係る本発明によれば、像保持体と現像ロールと距離の最大値を規制する規制手段を有しない技術と比較して、像保持体と現像ロールとの距離の最大値を、現像ロールと同軸に配置されるリング形状の部材等の他の部材を追加することなく規制することができ、さらには、粘弾性体が軸受以外の位置に設けられている技術と比較して、構造が簡単な現像装置を提供することができる。また、粘弾性体を備えた軸受の構造を具体化できる。
請求項5、6に係る本発明によれば、像保持体又は対向部材と現像ロール又は回転体と他の部材との距離の最大値を規制するに際し、装置の構造を簡単にすることができる。
本発明の実施形態の画像形成装置を前側から示す断面図である。 本発明の実施形態に用いた画像形成ユニットを前側から示す断面図である。 本発明の実施形態に用いた画像形成ユニットの前側部分を左側から模式的に示す断面図である。 距離規制機構の動作を説明し、図4(A)は、像保持体と現像ロールとの距離が最小となった距離規制機構する図であり、図4(B)は、像保持体と現像ロールとの距離が最大となった距離規制機構する図である。 本発明の実施形態に用いた軸受を示し、図5(A)は第1の斜視図であり、図5(B)は第2の斜視図である。
次に、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置10の構成を示す図である。
画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有する。画像形成装置本体12の下部には用紙収容部14が設けられ、また、画像形成装置本体12の上部には、用紙排出部16が設けられている。用紙収容部14には、多数枚の用紙が収容されている。用紙収容部14から用紙排出部16までに用紙搬送路18が形成されている。
用紙収容部14の最上位に配置された用紙は、ピックアップロール20により送り出される。送り出された用紙は、レジストロール24により一時停止されて位置決め規制され、予め定められてタイミングで後述する二次転写ロール40へ向けて搬送される。
画像形成装置本体12の中央部には画像形成部22が設けられている。画像形成部22は、例えば4つの画像形成ユニット26Y、26M、26C、26Kを有する。画像形成ユニット26Y、26M、26C、26Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して設けられており、中間転写ベルト28に沿って一定の間隔を空けて配列されている。中間転写ベルト28は、例えば2つの支持ロール30、32に支持されていて、矢印A方向に回転する。
画像形成ユニット26Y、26M、26C、26Kは、それぞれが像保持体である感光体ドラム34Y、34M、34C、34Kと、現像装置200Y、200M、200C、200Kとを有する。感光体ドラム34Y、34M、34C、34Kは、中間転写ベルト28を挟んで一次転写ロール38Y、38M、38C、38Kに対向していて、一次転写ロール38Y、38M、38C、38Kにより画像形成ユニット26Y、26M、26C、26Kで形成された現像剤像が中間転写ベルト28に一次転写される。
二次転写ロール40は、中間転写ベルト28を挟んで支持ロール32に対向している。この二次転写ロール40により、一次転写された現像剤像が用紙搬送路18を介して搬送された用紙に二次転写される。
現像剤が二次転写された用紙は、定着装置42に搬送される。定着装置42は、用紙に転写されたトナー像を、例えば熱と圧力とを用いて用紙に定着する装置であり、例えば加熱ロール44と加圧ロール46とを有する。この定着装置42により現像剤像が定着された用紙は、排出ロール48により用紙排出部16へ排出される。
画像形成装置10は、反転搬送路50をさらに有する。反転搬送路50は、一方の面に現像剤像が形成された用紙を反転させつつ、その用紙を用紙搬送路18におけるレジストロール24の上流側へと搬送するための搬送路である。反転搬送路50に沿って、例えば2つの搬送ロール52、52が配置されていて、排出ロール48から反転搬送路50へと送り出された用紙が、搬送ロール52、52によって用紙搬送路18へと搬送される。
画像形成装置10は、UI装置54をさらに有する。UI装置54は、例えば画像形成装置本体12の上部に設けられている。このUI装置54は、例えば液晶表示装置とタッチパネル式の情報入力装置とが組み合わせて構成されており、操作者が画像形成するための設定情報を入力したり、操作者に対して情報を表示したりする。
画像形成装置10は、現像装置200Y、200M、200C、200Kに対応した数の現像剤収容体56さらに有する。現像剤収容体56には現像剤(トナー)が収容されている。現像剤収容体56は、例えば画像形成装置本体12の上部にあって画像形成装置本体12に取外し、取付け自在に装着されている。
画像形成装置10は、現像剤搬送装置58をさらに有する。現像剤搬送装置58は、現像剤収容体56に収容された各色の現像剤を対応する現像装置200Y、200M、200C、200Kに搬送する。現像剤搬送装置58には、螺旋状に形成された搬送部材60が設けられ、搬送部材60を回転することにより現像剤収容体56から各現像装置200Y、200M、200C、200Kへ現像剤が搬送される。
図2には、画像形成ユニット26の一例としてイエロー用の画像形成ユニット26Yが示されている。尚、他の画像形成ユニット26M、26C、26Kの構成は、イエロー用の画像形成ユニット26Yと同じであるため、その説明を省略する。
画像形成ユニット26Yは、前述した感光体ドラム34Y及び現像装置200Yに加えて、感光体ドラム34Yを帯電する帯電装置64Yと、帯電装置64Yによって帯電された感光体ドラム34Yの表面に光を照射することで、感光体ドラム34Yの表面に潜像を形成する潜像形成装置66Yと、一次転写ロール38Yによってトナー像が中間転写ベルト28へと転写された後に感光体ドラム34Yに残留したトナー等を除去し、感光体ドラム34Yを清掃する清掃装置68Yとを有する。
現像装置200Yは、トナーとキャリアとを用いて現像する二成分現像装置である。現像装置200Yは、現像装置側筐体202を有する。現像装置側筐体202は、上部部材202aと下部部材202bとが接合されて構成されている。また、現像装置側筐体202の下部には現像剤循環路204が形成されている。現像剤循環路204には、第一の現像剤搬送部材206と第二の現像剤搬送部材208とが配置されている。第一の現像剤搬送部材206と第二の現像剤搬送部材208とは、それぞれ回転軸210と、回転軸210周囲に形成された螺旋状の撹拌搬送部212とから構成されている。また、第一の現像剤搬送部材206と第二の現像剤搬送部材208とは、中央長手方向に形成された隔壁部214により隔てられている。隔壁部214の長手方向両側には開口部(図示せず)が形成されている。この開口部を介して現像剤が現像剤循環路204を循環するようになっている。
また、現像装置側筐体202には、現像剤循環路204に接続された現像剤供給口(図示せず)が形成されている。この現像剤供給口からは、前述した現像剤収容体56から現像剤搬送装置58を介して新しいトナーが供給される。
現像装置200Yは、現像ロール220を有する。現像ロール220は、感光体ドラム34Yと対向して設けられ、感光体ドラム34Yの潜像に対する現像を行う。また感光体ドラム34Yに対向する現像領域の上流側には、層厚規制部材280が設けられている。層厚規制部材280は、現像ロール220上に形成された磁気ブラシの層厚を規制する。そして、層厚規制部材280により層厚が規制された現像剤が現像領域へ供給され、感光体ドラム34Y上にトナー像が形成されるようになっている。
図3は、画像形成ユニット26Yの前側部分を左側面側から模式的に示す断面図である。尚、画像形成ユニット26Yは前後(図3における左右方向、図1、図2における紙面と交わる方向)で対称であり、画像形成ユニット26Yの後側の構成は、画像形成ユニット26Yの前側の構成と同じであるため、その説明を省略する。
図3に示すように、感光体ドラム34Yはドラム回転軸36を有し、ドラム回転軸36を介して感光体ドラム側筐体92に回転自在に支持されている。ここで、感光体ドラム側筐体92と前述の現像装置側筐体202(図2も参照)とは、例えばヒンジ(不図示)等で連結する等の構成によって、互いに接近することができ、離間することができるようになっている。
前述した現像ロール220は、現像剤保持部としての筒状部材222と、筒状部材222の前側に装着されたフランジ部材224とを有し、フランジ部材224の外側(右端部側)がロール回転軸226として用いられていて、ロール回転軸226が軸受300軸受300を介して現像装置側筐体202に回転自在に取り付けられている。筒状部材222は、その外周面で現像剤を保持する。
フランジ部材224が大径部224aを有する。大径部224aは、筒状部材222よりも外径が大きい。
軸受300は、外輪部材310と、内輪部材312と、粘弾性体320とを有する(図5も参照)。外輪部材310は、リング形状であって、外周面が現像装置側筐体202に固定されている。
内輪部材312は、リング形状であって、ロール回転軸226を(現像ロール220を)回転可能に支持している。より具体的には、内輪部材312は、摺動抵抗が低い樹脂からなり、内周面が摺動面となっていて、内周面でロール回転軸226を回転可能に支持している。また、内輪部材312は、外輪部材310の内側に配置されている。
粘弾性体320は、外輪部材310と内輪部材312との間に挟まれるように装着されている。粘弾性体320の具体的材質としては、例えば、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、アミド系等の熱可塑性エラストマ等を用いることができ、ポリイミド、ポリエチレンテレフタラート、ポリオキシメチレン樹脂、又はポリアセタール樹脂のいずれか1つを含む材料から構成することができる。外輪部材310と内輪部材312とは、粘弾性体320と比べて弾性変形しづらい樹脂から構成される。また、外輪部材310と、内輪部材312と、粘弾性体320とは、一体成形されている。
画像形成ユニット26Yは、付勢手段として用いられているコイルスプリング94をさらに有する。コイルスプリング94は、一端部が感光体ドラム側筐体92に装着されていて、他端部が現像装置側筐体202に装着されていて、現像装置側筐体202を感光体ドラム34Y側に付勢する。すなわち、コイルスプリング94は、感光体ドラム34と現像ロール220とが近づくように付勢している。
以上のように構成された画像形成ユニット26Yでは、軸受300は、外輪部材310と内輪部材312との一方を固定した状態で外輪部材310と内輪部材312との他方を移動させると、粘弾性体320が弾性的に変形し、外輪部材310と内輪部材312との位置関係が変化する。
また、以上のように構成された画像形成ユニット26Yでは、コイルスプリング94により付勢と現像ロール220に加わる自重とによって、粘弾性体320の図3における下側の部分が、押しつぶされるように潰されるように変形する。そして、粘弾性体320の変形に伴って生じる粘弾性体320の反発力と、現像ロール220に加わる自重とがつり合う位置で、現像ロール220が静止する。
この際、粘弾性体320は、感光体ドラム34Yと現像ロール220との距離G(以下、DRSと称する)に応じて変形する。例えば、感光体ドラム34Yと現像ロール220との間に現像剤が進入すると、現像剤の進入により感光体ドラム34Yと現像ロール220との距離が大きくなり、これに伴って粘弾性体320が変形する。
また、以上のように構成された画像形成ユニット26Yでは、粘弾性体320の変形によって、DRSの変化が吸収され、DRSが変動することを原因とする現像むらが抑制される。
この一方で、画像形成ユニット26Yが粘弾性体320を有するため、粘弾性体320が劣化したり、粘弾性体320が過度に変形をしたりすると、DRSが大きく変化する虞があり、DRSの最大値とDRSの最小値との少なくとも一方が、濃度むらを抑制するために所望される範囲内とならない虞がある。このため、画像形成ユニット26Yは、DRSが予め定められた所定の範囲内となるように、DRSの最大値とDRSの最小値とを規定する距離規制機構800を有している。ここで、距離規制機構800は、距離規制手段の一例である。
尚、以下で説明をする距離規制機構800は、DRSの最大値とDRSの最小値との双方を規制するものの、距離規制機構800は、DRSの最大値及びDRSの最小値の少なくともいずれか一方を規定するものであればよい。
距離規制機構800は、先述の軸受300を構成の一部とし、先述の軸受300が有する先述の粘弾性体320を構成の一部とする。すなわち、距離規制機構800が有する粘弾性体320は、軸受300に設けられている。
図4には、距離規制機構800の動作が説明されていて、図4(A)には、DRSが最小となった状態における距離規制機構800が示されていて、図4(B)には、DRSが最大となった状態における距離規制機構800が示されている。
図4(A)に示すように、フランジ部材224の大径部224aが感光体ドラム34Yに接触すると、コイルスプリング94によって付勢されても、現像ロール220は、この位置からさらに感光体ドラム34Yに近づくことができなくなる。この際、外輪部材310の内周面の図4(A)における下側の部分が、内輪部材312の外周面の図4(B)におる下側の部分へと接近することで、内輪部材312と外輪部材310とに押されて、粘弾性体320は収縮するように変形している。
以上のように、距離規制機構800は、現像ロールが有するフランジ部材224の大径部224aを感光体ドラム34Yに接触させるようにして、DRSの最小値を規制している。尚、図4(A)におけるG1は、DRSの最小値を示している。
図4(B)に示すように、現像ロール220の一部が、より詳細にはフランジ部材224の一部が、外輪部材310の内周面に接触すると、現像ロール220は、この位置からさらに感光体ドラムから遠ざかることができなくなる。このように、距離規制機構800は、現像ロール220の一部を外輪部材310に接触させるようにして、DRSの最大値を規制している。尚、図4(B)におけるG2は、DRSの最大値を示している。
図5には、軸受300が示されている。図5に示すように、軸受300は、前述の外輪部材310、内輪部材312及び粘弾性体320を有する。
10・・・画像形成装置
34・・・感光体ドラム
94・・・コイルスプリング
200・・・現像装置
220・・・現像ロール
222・・・筒状部材
224・・・フランジ部材
224a・・・大径部
300・・・軸受
310・・・外輪部材
312・・・内輪部材
320・・・粘弾性体
800・・・距離規制機構

Claims (6)

  1. 潜像が現像される像保持体と、
    前記像保持体に対向して設けられ、前記像保持体の潜像に対する現像を行う現像ロールと、
    前記像保持体と前記現像ロールとが近づくように付勢する付勢手段と、
    前記像保持体と前記現像ロールと距離の変化に応じて変形する粘弾性体を有し、前記像保持体と前記現像ロールとの距離が予め定められた範囲内となるように、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最大値及び前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最小値の少なくともいずれか一方を規制する距離規制手段と、
    を有し、
    前記距離規制手段は、前記現像ロールを回転することができるように支持する軸受を有し、
    前記軸受は、外輪部材と、前記現像ロールを支持し、前記外輪部材の内側に配置されている内輪部材と、前記外輪部材と前記内輪部材とに挟まれるように装着される前記粘弾性体と、を有し、
    前記距離規制手段は、前記現像ロールの一部を、前記外輪部材に接触させるようにして、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最大値を規制する画像形成装置。
  2. 前記現像ロールは、現像剤を保持する現像剤保持部と、前記現像剤保持部よりも径が大きい大径部とを有し、
    前記距離規制手段は、前記粘弾性体が収縮した状態で前記大径部を前記像保持体に接触させるようにして、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最小値を規制する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記粘弾性体は、ポリイミド、ポリエチレンテレフタラート、ポリオキシメチレン樹脂、又はポリアセタール樹脂のいずれか1つを含む材料から構成されている請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 潜像が現像される像保持体に対向して設けられ、前記像保持体の潜像に対する現像を行う現像ロールと、
    前記像保持体と前記現像ロールとが近づくように付勢する付勢手段と、
    前記像保持体と前記現像ロールと距離の変化に応じて変形する粘弾性体を有し、前記像保持体と前記現像ロールとの距離が予め定められた範囲内となるように、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最大値及び前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最小値の少なくともいずれか一方を規制する距離規制手段と、
    を有し、
    前記距離規制手段は、前記現像ロールを回転することができるように支持する軸受を有し、
    前記軸受は、外輪部材と、前記現像ロールを支持し、前記外輪部材の内側に配置されている内輪部材と、前記外輪部材と前記内輪部材とに挟まれるように装着される前記粘弾性体と、を有し、
    前記距離規制手段は、前記現像ロールの一部を、前記外輪部材に接触させるようにして、前記像保持体と前記現像ロールとの距離の最大値を規制する現像装置。
  5. 現像ロールに用いられ、前記現像ロールに対向する像保持体との距離が予め定められた所定の範囲内となるように、前記現像ロールと前記像保持体との距離の最大値及び前記現像ロールと前記像保持体との距離の最小値の少なくとも一方を規制するために用いられる軸受であって、
    前記軸受は、
    外輪部材と、
    前記現像ロールを支持し、前記外輪部材の内側に配置されている内輪部材と、
    前記外輪部材と前記内輪部材との間に装着されていて、前記外輪部材と前記内輪部材と
    位置関係の変化に応じて変形する粘弾性体と、を有し、
    前記外輪部材は、前記内輪部材及び前記粘弾性体よりも軸方向に延出した延出部を有し、当該延出部は、前記軸受が前記現像ロールを支持し、且つ前記粘弾性体が収縮していないときに前記現像ロールの一部の周囲を、空隙を隔てて包囲する内周面を有しており、さらに、
    前記軸受が前記現像ロールを支持し、且つ前記粘弾性体が収縮した際に、前記現像ロールの一部が前記外輪部材の前記延出部の前記内周面に接触する軸受。
  6. 回転体に用いられ、前記回転体に対向する対向部材との距離が予め定められた所定の範囲内となるように、前記回転体と前記対向部材との距離の最大値及び前記回転体と前記対向部材との距離の最小値の少なくとも一方を規制するために用いられる軸受であって、
    前記軸受は、
    外輪部材と、
    前記回転体を支持し、前記外輪部材の内側に配置されている内輪部材と、
    前記外輪部材と前記内輪部材との間に装着されていて、前記外輪部材と前記内輪部材と位置関係の変化に応じて変形する粘弾性体と、を有し、
    前記外輪部材は、前記内輪部材または前記粘弾性体よりも軸方向に延出した延出部を有し、当該延出部は、前記軸受が前記回転体を支持し、且つ前記粘弾性体が収縮していないときに前記回転体の一部の周囲を、空隙を隔てて包囲する内周面を有しており、さらに、
    前記軸受が前記回転体を支持し、且つ前記粘弾性体が収縮した際に、前記回転体の一部が前記外輪部材の前記延出部の前記内周面に接触する軸受。
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