JP2017058508A - 現像装置、画像形成ユニット、画像形成装置 - Google Patents

現像装置、画像形成ユニット、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017058508A
JP2017058508A JP2015182945A JP2015182945A JP2017058508A JP 2017058508 A JP2017058508 A JP 2017058508A JP 2015182945 A JP2015182945 A JP 2015182945A JP 2015182945 A JP2015182945 A JP 2015182945A JP 2017058508 A JP2017058508 A JP 2017058508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate member
developing
developer
image carrier
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015182945A
Other languages
English (en)
Inventor
翔太 牧田
Shota Makita
翔太 牧田
龍治 服部
Ryuji Hattori
龍治 服部
伊織 東宮
Iori Tomiya
伊織 東宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015182945A priority Critical patent/JP2017058508A/ja
Publication of JP2017058508A publication Critical patent/JP2017058508A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】板部材が現像部材の軸方向に亘って同様の構成である場合と比して、トナーが飛散してしまうのを抑制することができる現像装置、画像形成ユニット、及び画像形成装置を得る。
【解決手段】板部材70の中間部70Bは、第一板材100から構成され、板部材70の外側部70Aは、第一板材100と第二板材102とが重ねられることで構成されている。これにより、板部材70の外側部70Aの撓み力が、板部材70の中間部70Bの撓み力と比して大きくされている。これにより、像保持体に受け渡される前のトナーが装置本体1内に飛散してしまうのが抑制される。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像装置、画像形成ユニット、及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、感光体の表面に残留したトナーを回収するクリーニング装置が記載されている。
特開2003―167487号公報
筐体に収容されている現像ロール(現像部材)は、回転しながら筐体に収納されている現像剤を受取部で受け取り、像保持体と対向する受渡部で像保持体に受け渡すことで、像保持体にトナー画像を形成する。ここで、受取部で受け取り受渡部まで搬送される現像剤に含まれるトナーは、筐体と像保持体との間から飛散してしまうことがある。
そこで、基端部が筐体に取り付けられた板部材の先端部を像保持体に接触させることで、筐体と像保持体との間からトナーが飛散してしまうのを抑制する技術がある。この板部材は、一枚の板材から構成され、現像ロールの軸方向に延びている。
本発明の課題は、板部材が現像部材の軸方向に亘って同様の構成である場合と比して、トナーが飛散してしまうのを抑制することである。
本発明の請求項1に係る現像装置は、現像剤が収納される筐体と、前記筐体に収容され、回転しながら収納された現像剤を受取部で受け取り、像保持体に現像剤を受渡部で受け渡す現像部材と、前記現像部材の回転方向において前記受取部に対して下流側で、かつ、前記受渡部に対して上流側で、前記現像部材の軸方向に延び、基端部が前記筐体に取り付けられ、先端部が前記像保持体と接触する板部材であって、前記軸方向において、前記現像部材が前記像保持体に現像剤を受け渡す領域に対して両方の外側に位置する一対の外側部の撓み力が、一対の前記外側部に挟まれている中間部の撓み力と比して大きくされている板部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る現像装置は、現像剤が収納される筐体と、前記筐体に収容され、回転しながら収納された現像剤を受取部で受け取り、像保持体に現像剤を受渡部で受け渡す現像部材と、前記現像部材の回転方向において前記受取部に対して下流側で、かつ、前記受渡部に対して上流側で、前記現像部材の軸方向に延び、基端部が前記筐体に取り付けられ、先端部が前記像保持体と接触する板部材であって、前記軸方向において、前記現像部材が前記像保持体に現像剤を受け渡す現像領域に対して前記軸方向の両方の外側に位置する一対の外側部の板材の枚数が、一対の前記外側部に挟まれている中間部の板材の枚数と比して多くされている板部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る現像装置は、請求項1又は2に記載の現像装置において、前記板部材は、片持ち状態とされ、前記板部材において前記外側部の自由長は、前記板部材において前記中間部の自由長と比して、短くされていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成ユニットは、像保持体と、前記像保持体に形成された静電潜像をトナー画像として現像する請求項1〜3の何れか1項に記載の現像装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項4に記載の画像形成ユニットと、像保持体上のトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の現像装置によれば、板部材が現像部材の軸方向に亘って同様の構成である場合と比して、トナーが飛散してしまうのを抑制することができる。
本発明の請求項2の現像装置によれば、板部材が現像部材の軸方向に亘って同様の構成である場合と比して、トナーが飛散してしまうのを抑制することができる。
本発明の請求項3の現像装置によれば、板部材が現像部材の軸方向に亘って同様の構成で、かつ、板部材の自由長が現像部材の軸方向に亘って同様の場合と比して、トナーが飛散してしまうのを抑制することができる。
本発明の請求項4の画像形成ユニットによれば、請求項1〜3の何れか1項に記載の現像装置を備えていない場合と比して、像保持体に形成されるトナー画像の品質低下を抑制することができる。
本発明の請求項5の画像形成装置によれば、請求項4に記載の画像形成ユニットを備えていない場合と比して、出力画像の品質低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成ユニット、及び現像装置を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置を示した図5のS1−S1断面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置を示した図5のS2−S2断面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る現像装置を示した正面図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係る現像装置に用いられた板部材の撓み力を測定する方法を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の実施形態に係る現像装置に対する比較形態に係る現像装置を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置に対する比較形態に係る現像装置を示した斜視図である。
本発明の実施形態に係る現像装置、画像形成ユニット、画像形成装置の一例を図1〜図9に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図7に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方側から上方側へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20とが、この順で備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32が備えられている。
〔画像形成部〕
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。なお、以後の説明では、Y,M,C,Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
各色の画像形成ユニット18は、装置本体10Aに対して夫々着脱可能とされている。そして、各色の画像形成ユニット18には、像保持体36と、像保持体36の表面を帯電させる帯電ロール38と、帯電した像保持体36に露光光を照射する露光装置42とが備えられている。さらに、各色の画像形成ユニット18には、前述した露光装置42が帯電した像保持体36を露光して形成された静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置40が備えられている。なお、現像装置40等については、詳細を後述する。
また、画像形成部20には、図中矢印A方向に周回する無端状の転写ベルト22と、各色の画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を転写ベルト22に転写する一次転写ロール44とが備えられている。さらに、画像形成部20には、転写ベルト22に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する転写装置の一例としての二次転写ロール46と、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱・加圧してトナー画像をシート部材Pに定着する定着装置50とが備えられている。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された各色の帯電ロール38は、各色の像保持体36の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、外部から入力されたデータに基づいて露光装置42は、帯電した各色の像保持体36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
これにより、データに対応した静電潜像が各色の像保持体36の表面に形成される。さらに、各色の現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、各色の像保持体36の表面に形成されたトナー画像は、一次転写ロール44によって転写ベルト22に転写される。
そこで、収容部材26から送出ロール30によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pは、転写ベルト22と二次転写ロール46とが接触する転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが転写ベルト22と二次転写ロール46との間で搬送されることで、転写ベルト22の表面のトナー画像は、シート部材Pに転写される。
シート部材Pに転写されたトナー画像は、定着装置50によってシート部材Pに定着する。そして、トナー画像が定着したシート部材Pは、搬送ロール32によって装置本体10Aの外部へ排出される。
(要部構成)
次に、現像装置40について説明する。
図1に示されるように、現像装置40は、トナーと磁性キャリア粒子とを主要成分とする現像剤Gが収納される筐体74と、筐体74に収容され、像保持体36と対向するように配置されている現像部材の一例としての現像ロール60とを備えている。さらに、現像装置40は、現像ロール60に現像剤Gを供給する第一オーガ62と、第一オーガ62の隣りに配置されている第二オーガ64と、現像ロール60に供給された現像剤Gの層厚を規制する規制部材68とを備えている。また、現像装置40は、現像ロール60に供給された現像剤Gに含まれるトナーの飛散を抑制する板部材70を備えている。
〔第一オーガ・第二オーガ〕
第一オーガ62は、現像ロール60の下方側に配置され、第二オーガ64は、装置奥行方向から見て、現像ロール60に対して第一オーガ62よりも離間し、かつ、第一オーガ62の隣りに配置されている。さらに、第一オーガ62、第二オーガ64は、装置奥行方向に延びる回転軸62A、回転軸64Aを夫々備えており、回転軸62A、回転軸64Aは、筐体74の壁面にそれぞれ回転可能に支持されている。また、回転軸62A、回転軸64Aには、螺旋羽根62B、螺旋羽根64Bが螺旋状に夫々形成されている。
そして、回転軸62A、回転軸64Aには、図示せぬモータから回転力が伝達され、第一オーガ62、第二オーガ64は、回転するようになっている。
〔現像ロール〕
現像ロール60は、像保持体36との間に隙間(現像ギャップ)が形成されるように配置されている。現像ロール60の装置奥行方向の寸法(図5のL1)は、像保持体36の装置奥行方向の寸法(図5のL2)と比して短くされている。そして、図5に示されるように、装置幅方向から見ると、現像ロール60の両端部に対して像保持体36の両端部は、装置奥行方向の外側に配置されている。
この現像ロール60は、図1に示されるように、装置奥行方向に延びる円柱状のマグネットロール60Bと、マグネットロール60Bに被せられ、マグネットロール60Bの周りを回転するスリーブ60Aとを備えている。そして、この現像ロール60には、現像バイアス電圧が印加されるようになっている。
マグネットロール60Bの内部には、複数の永久磁石(図示省略)が配置され、マグネットロール60Bの両端部からは、先端部が筐体74の壁面に取り付けられている一対の支持ロッド66(図4参照)が装置奥行方向に延びている。
スリーブ60Aは、マグネットロール60Bの周りを、図中矢印R1方向(時計方向)に回転し、矢印R2方向(反時計方向)に回転する像保持体36と反対の方向に回転するようになっている。
また、現像ロール60において第一オーガ62と対向する部分は、マグネットロール60Bの磁力によって、現像ロール60が第一オーガ62から現像剤Gを受け取る受取部94とされている。さらに、現像ロール60において像保持体36と対向する部分は、像保持体36との間で生じる電位差によって、現像ロール60が現像剤Gに含まれるトナーを像保持体36に受け渡す受渡部96とされている。
そして、装置奥行方向(現像ロール60の軸方向)においてマグネットロール60Bが配置される領域は、現像ロール60が像保持体36にトナーを受け渡すことが可能な現像領域(図5のH1:以下「現像領域H1」)とされている。
なお、前述したように、現像ロール60の装置奥行方向の寸法については、図5のL1であり、図5においては、寸法L1と現像領域H1とが同様となっている。しかし、例えば、現像ロール60の内部に備えられているマグネットロール60が、現像ロール60の一端部から他端部に亘って設けられていない場合には、現像領域H1は、寸法L1と比して狭く(小さく)なる。
〔規制部材〕
規制部材68は、図1に示されるように、現像ロール60の下方側で、スリーブ60Aに対して隙間を空けて配置されている。また、規制部材68は、装置奥行方向に延びる円柱状とされ、両端が筐体74の壁面に取り付けられている。
〔筐体〕
筐体74には、第一オーガ62が配置されている第一撹拌路82と、第二オーガ64が配置されている第二撹拌路84とが形成されている。そして、第一撹拌路82と第二撹拌路84との間には、第一撹拌路82と第二撹拌路84とを仕切ると共に装置奥行方向に延びる仕切壁86とが形成されている。この仕切壁86の長手方向の両端部は開放されており、第一撹拌路82と第二撹拌路84とが仕切壁86の両端部で繋がっている。
さらに、筐体74には、現像ロール60を像保持体36側に露出させる開口部88と、開口部88の下方側で、規制部材68が配置されている空間と外部とを仕切る板状の壁部90とが形成されている。壁部90は、図4、図5に示されるように、装置奥行方向に延びており、壁部90の壁面は、装置幅方向を向いている。さらに、壁部90において現像領域H1に対して装置奥行方向の両方の外側の部分には、上方側へ延びる延出部92が夫々形成されている。この延出部92は、壁部90の板厚方向から見て、装置奥行方向に延びる矩形状とされている。
〔板部材〕
板部材70は、図1に示されるように、壁部90において外側を向いた壁面90Aに、両面テープ(図示省略)を用いて貼り付けられている。そして、板部材70は、装置奥行方向から見て、現像ロール60の回転方向において受取部94に対して下流側で、かつ、受渡部96に対して上流側(図中範囲H2)に配置されている。
また、板部材70は、自由状態で、板厚方向から見て、装置奥行方向に延びる矩形状とされている。具体的には、板部材70は、図4、図5に示されるように、装置奥行方向において、一方の延出部92から他方の延出部92まで延びている。
板部材70の基端部は、図1に示されるように、筐体74に形成された壁部90の壁面90Aに、両面テープ(図示省略)を用いて貼り付けられ、板部材70は、片持ち状態とされている。さらに、板部材70の先端部は、像保持体36の外周面36Aと接触している。これにより、板部材70は、装置奥行方向から見て、湾曲している。
そして、板部材70は、図4、図5に示されるように、板材の一例としての第一板材100と、板材の一例としての第二板材102とを含んで構成されている。
第一板材100は、本実施形態では、厚さ100〔μm〕のポリウレタンフィルムであって、板厚方向から見た第一板材100の縁辺全体は、板厚方向から見た板部材70の縁辺全体を構成している。
また、第二板材102は、本実施形態では、厚さ12〔μm〕のポリエチレンテレフタラートフィルム(PETフィルム)であって、二枚設けられている。この第二板材102は、装置上下方向に延びる矩形状とされ、第一板材100の装置奥行方向において両方の外側の部分の壁部90側に各一枚重ねられ、両面テープ(図示省略)を用いて第一板材100に貼り付けられている(図3参照)。そして、第二板材102の装置奥行方向外側の縁辺、第二板材102の上方側の縁辺、及び第二板材102の下方側の縁辺は、板厚方向から見て、第一板材100の縁辺と重なっている(図5参照)。なお、図5においては、第二板材102の外形が容易に分かるように、第二板材102の縁辺は、第一板材100の縁辺に対してずらして示されている。
さらに、第二板材102の装置奥行方向の寸法は、延出部92の装置奥行方向の寸法と同様とされ、第二板材102は、装置奥行方向において、延出部92と同様の位置に配置されている。つまり、第一板材100と第二板材102とが重なっている部分は、図5に示されるように、現像領域H1に対して装置奥行方向の両方の外側に位置している。
ここで、板部材70において第一板材100と第二板材102とが重なっている部分を、板部材70の外側部70Aと称し、一対の外側部70Aに挟まれている部分を板部材70の中間部70Bと称する。すなわち、板部材70の中間部70Bは、第一板材100から構成され、板部材70の外側部70Aは、第一板材100と第二板材102とが重ねられることで構成されている。このため、板部材70の外側部70Aの撓み力は、板部材70の中間部70Bの撓み力と比して大きくされている。以下、撓み力の測定方法等について記載する。
先ず、外側部70A、及び中間部70Bから8〔mm〕×2〔mm〕の試験片Sを夫々切り出す。つまり、外側部70Aからは、第一板材100と第二板材102とが重なった部分が試験片Sとして切り出され、中間部70Bからは、第一板材100の一部が試験片Sとして切り出される。
そして、図6(A)に示されるように、試験片Sの長手方向の端側の部分を直方体状の治具Kに載せて固定する。具体的には、試験片Sにおいて端部から3〔mm〕までの部分を、治具Kに載せ、試験片Sの板面が上下方向を向くように両面テープを用いて試験片Sを治具Kの天面に貼り付ける。
さらに、標準状態(温度23〔℃〕、湿度50〔%〕)の室内で、図6(B)に示されるように、試験片Sの自由端部を上方側から押圧する。そして、試験片Sの自由端部の撓み量(図中のE1)が2〔mm〕に達した際の押圧力Fが、板部材70の外側部70Aの撓み力、又は板部材70の中間部70Bの撓み力となる。
また、板部材70の外側部70Aは、装置奥行方向において延出部92と同様の位置に配置されているため、板部材70の外側部70Aの自由長(板部材が現像ロール60側に撓む部分の長さ:図3のL10)は、中間部70Bの自由長(図2のL12)と比して、短くされている。
(作用)
次に、現像装置40の作用について説明する。
筐体74に収納されている現像剤Gは、第一オーガ62及び第二オーガ64の回転によって第一撹拌路82及び第二撹拌路84内を攪拌されながら搬送され、第一撹拌路82と第二撹拌路84との間を循環する(図1参照)。
また、現像ロール60は、図1に示されるように、受取部94で、マグネットロール60Bの磁力によって、第一オーガ62によって撹拌されている現像剤Gを受け取る。さらに、現像ロール60は、スリーブ60Aが回転することによって、受け取った現像剤Gを図中矢印R1方向に搬送する。
また、規制部材68は、搬送される現像剤Gと当たって、現像剤Gの層厚を規制する。そして、現像ロール60は、層厚が規制された現像剤Gを搬送する。
さらに、現像ロール60は、受渡部96で、現像ロール60と像保持体36との間で生じる電位差によって、現像剤Gに含まれるトナーを像保持体36に受け渡し、像保持体36に形成された静電潜像をトナー画像として可視化する。
また、現像ロール60は、スリーブ60Aが回転することによって、受取部94で像保持体36に受け渡されずに現像ロール60に残留した現像剤Gを図中矢印R1方向に搬送する。
さらに、現像ロール60は、受取部94の手前で、マグネットロール60Bの磁力によって、現像ロール60に残留した現像剤Gをスリーブ60Aから剥離させて第一撹拌路82に戻す。
ここで、現像ロール60の回転方向において受取部94に対して下流側で、かつ、受渡部96に対して上流側(図中範囲H2)では、トナーが像保持体36に受け渡される前であるため、現像剤Gに含まれるトナーの割合が多く、トナーが浮遊してしまうことがある。この浮遊するトナーが、像保持体36と板部材70の先端部との間から漏れて飛散してしまうことについて、比較形態に係る現像装置300と比較しつつ説明する。
先ず、比較形態に係る現像装置300について図8、図9に従って説明する。現像装置300については、現像装置40と異なる部分を主に説明する。
現像装置300の板部材310は、一枚の第一板材100から構成されている。つまり、板部材310は、装置奥行方向に亘って同様の構成とされている。また、現像装置300の筐体314には、規制部材68(図1参照)と外部とを仕切る板状の壁部320が形成されている。壁部320の壁面は、装置幅方向を向き、壁部320において外側を向いた壁面320Aに両面テープ(図示省略)を用いて板部材310が貼り付けられている。
そして、壁部320の装置奥行方向において両方の外側の部分には、上方側へ延びる延設部は形成されておらず、壁部320は、装置奥行方向に亘って同様の形状とされている。これにより、板部材310の自由長(図8のL3)は、装置奥行方向に亘って、板部材70の中間部70Bの自由長(図2のL12)と同様とされている。また、板部材310の撓み力は、装置奥行方向の部位に係らず、板部材70の中間部70Bの撓み力と同様とされている。
この比較形態に係る現像装置300を用いた場合には、板部材310の撓み力が、装置奥行方向の部位に係らず板部材70の中間部70Bの撓み力と同様とされている。このため、図8に示されるように、経時的変化により、板部材310の先端部が全体的に図中矢印D1方向に倒れてしまうことがある。
これに対して、本実施形態に係る現像装置40を用いた場合には、板部材70の外側部70Aの撓み力が、板部材70の中間部70Bの撓み力と比して大きくされている。つまり、装置奥行方向において現像領域H1より外側に位置する外側部70Aでは、中間部70Bと比して撓みにくくなっている。このため、経時的変化により、板部材70の中間部70Bにおいて先端部の図中矢印D1方向への倒れが、現像装置300を用いた場合と比して、抑制される(図2参照)。
また、本実施形態に係る現像装置40では、板部材70の外側部70Aの自由長は、中間部70Bの自由長と比して、短くされている。一方、比較形態に係る現像装置300では、板部材310の自由長は、装置奥行方向に亘って、板部材70の中間部70Bの自由長と同様とされている。つまり、装置奥行方向において現像領域H1より外側に位置する外側部70Aでは、中間部70Bと比して撓みにくくなっている。このため、経時的変化により、板部材70の中間部70Bにおいて先端部の図中矢印D1方向への倒れが、板部材が装置奥行方向に亘って同様の構成で、かつ、板部材の自由長が装置奥行方向に亘って同様の場合と比して、抑制される(図2参照)。
(まとめ)
以上説明したように、板部材70の中間部70Bは、第一板材100から構成され、板部材70の外側部70Aは、第一板材100と第二板材102とが重ねられることで構成されている。これにより、板部材70の外側部70Aの撓み力が、板部材70の中間部70Bの撓み力と比して大きくされている。
また、板部材70の外側部70Aの撓み力が、板部材70の中間部70Bの撓み力と比して大きくされることで、前述したように、経時的変化により、板部材70の中間部70Bにおいて先端部の図中矢印D1方向への倒れが、現像装置300を用いた場合と比して、抑制される。
また、板部材70の中間部70Bにおいて先端部の図中矢印D1方向への倒れが抑制されることで、現像装置300を用いた場合と比して、板部材70の中間部70Bの先端部と像保持体36の外周面36Aとの間に隙が生じるのが抑制される。
また、板部材70の中間部70Bの先端部と像保持体36の外周面36Aとの間に隙が生じるのが抑制されることで、現像装置300を用いた場合と比して、像保持体36に受け渡される前のトナーが装置本体10A内に飛散してしまうのが抑制される。
また、板部材70の中間部70Bの撓み力は、板部材310の撓み力と同等とされている。このため、現像装置40を用いることで、現像装置300を用いた場合と比して、像保持体36の画像形成領域(現像装置40の現像領域H1に対応する領域)に生じる損傷の度合が同等となる。
また、現像装置40では、板部材70の外側部70Aの自由長は、中間部70Bの自由長と比して、短くされている。一方、比較形態に係る現像装置300では、板部材310が装置奥行方向に亘って同様の構成で、かつ、板部材310の自由長が装置奥行方向に亘って板部材70の中間部70Bの自由長と同様とされている。このため、板部材70の外側部70Aにおいて先端部の図中矢印D1方向への倒れが、現像装置300を用いた場合と比して、抑制される。
また、板部材70の外側部70Aにおけて先端部の図中矢印D1方向への倒れが抑制されることで、経時的変化により、板部材70の中間部70Bにおいて先端部の図中矢印D1方向への倒れが、現像装置300を用いた場合と比して、抑制される。
また、板部材70の中間部70Bにおいて先端部の図中矢印D1方向への倒れが抑制されることで、現像装置300を用いた場合と比して、板部材70の中間部70Bの先端部と像保持体36の外周面36Aとの間に隙が生じるのが抑制される。
また、板部材70の中間部70Bの先端部と像保持体36の外周面36Aとの間に隙が生じるのが抑制されることで、現像装置300を用いた場合と比して、像保持体36に受け渡される前のトナーが装置本体10A内に飛散してしまうのが抑制される。
また、画像形成ユニット18においては、像保持体36に受け渡される前のトナーが装置本体10A内に飛散してしまうのが抑制されることで、現像装置40を備えていない場合と比して、像保持体36に形成されるトナー画像の品質低下が抑制される。
また、画像形成装置10においては、像保持体36に形成されるトナー画像の品質低下が抑制されることで、現像装置40を備えていない場合と比して、出力画像の品質低下が抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、板部材70の外側部70Aを板材二枚構成とし、板部材70の中間部70Bを板材一枚構成とすることで、外側部70Aの撓み力を、中間部70Bの撓み力と比して大きくしたが、例えば、板部材70材質を変えることで撓み力を変えてもよく、また、板厚を変えることで撓み力を変えてもよい。
また、上記実施形態では、板部材70の外側部70Aを板材二枚構成とし、板部材70の中間部70Bを板材一枚構成とすることで、外側部70Aの撓み力を、中間部70Bの撓み力と比して大きくしたが、板材一枚構成、板材二枚構成に限定されるのではなく、外側部70Aの板材の枚数を中間部70Bの板材の枚数と比して多くすることで、外側部70Aの撓み力を、中間部70Bの撓み力と比して大きくしてもよい。
また、上記実施形態では、板部材70の外側部70Aを板材二枚構成とし、板部材70の中間部70Bを板材一枚構成とすることで、外側部70Aの撓み力を、中間部70Bの撓み力と比して大きくしたが、板材一枚構成、板材二枚構成に限定されるのではなく、重ねる板材の厚さを変えることで、外側部70Aの撓み力を、中間部70Bの撓み力と比して大きくしてもよい。
また、上記実施形態では、板部材70の外側部70Aの自由長が、中間部70Bの自由長と比して短くされたが、板部材70の自由長が、装置奥行方向に亘って同様であってもよい。この場合には、板部材70の外側部70Aの自由長を、中間部70Bの自由長と比して短くすることで生じる作用は生じない。
また、上記実施形態で説明した撓み力の測定方法等について、用いた試験片の寸法及び撓み量E1は一例であって他の寸法及び他の撓み量E1であってもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、スリーブ60Aの表面を凹凸形状とし、スリーブ60Aの表面に現像剤Gを保持し易くしてもよい。
10 画像形成装置
18 画像形成ユニット
36 像保持体
40 現像装置
46 二次転写ロール(転写装置の一例)
60 現像ロール(現像部材の一例)
70 板部材
70A 外側部
70B 中間部
74 筐体
94 受取部
96 受渡部
100 第一板材(板材の一例)
102 第二板材(板材の一例)

Claims (5)

  1. 現像剤が収納される筐体と、
    前記筐体に収容され、回転しながら収納された現像剤を受取部で受け取り、像保持体に現像剤を受渡部で受け渡す現像部材と、
    前記現像部材の回転方向において前記受取部に対して下流側で、かつ、前記受渡部に対して上流側で、前記現像部材の軸方向に延び、基端部が前記筐体に取り付けられ、先端部が前記像保持体と接触する板部材であって、前記軸方向において、前記現像部材が前記像保持体に現像剤を受け渡す領域に対して両方の外側に位置する一対の外側部の撓み力が、一対の前記外側部に挟まれている中間部の撓み力と比して大きくされている板部材と、
    を備える現像装置。
  2. 現像剤が収納される筐体と、
    前記筐体に収容され、回転しながら収納された現像剤を受取部で受け取り、像保持体に現像剤を受渡部で受け渡す現像部材と、
    前記現像部材の回転方向において前記受取部に対して下流側で、かつ、前記受渡部に対して上流側で、前記現像部材の軸方向に延び、基端部が前記筐体に取り付けられ、先端部が前記像保持体と接触する板部材であって、前記軸方向において、前記現像部材が前記像保持体に現像剤を受け渡す現像領域に対して前記軸方向の両方の外側に位置する一対の外側部の板材の枚数が、一対の前記外側部に挟まれている中間部の板材の枚数と比して多くされている板部材と、
    を備える現像装置。
  3. 前記板部材は、片持ち状態とされ、
    前記板部材において前記外側部の自由長は、前記板部材において前記中間部の自由長と比して、短くされている請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 像保持体と、
    前記像保持体に形成された静電潜像をトナー画像として現像する請求項1〜3の何れか1項に記載の現像装置と、
    を備える画像形成ユニット。
  5. 請求項4に記載の画像形成ユニットと、
    像保持体上のトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、
    を備える画像形成装置。
JP2015182945A 2015-09-16 2015-09-16 現像装置、画像形成ユニット、画像形成装置 Pending JP2017058508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015182945A JP2017058508A (ja) 2015-09-16 2015-09-16 現像装置、画像形成ユニット、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015182945A JP2017058508A (ja) 2015-09-16 2015-09-16 現像装置、画像形成ユニット、画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017058508A true JP2017058508A (ja) 2017-03-23

Family

ID=58391536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015182945A Pending JP2017058508A (ja) 2015-09-16 2015-09-16 現像装置、画像形成ユニット、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017058508A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018174250A1 (ja) 2017-03-24 2018-09-27 三菱ケミカル株式会社 プリプレグおよび繊維強化複合材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018174250A1 (ja) 2017-03-24 2018-09-27 三菱ケミカル株式会社 プリプレグおよび繊維強化複合材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5458988B2 (ja) 現像装置、組立体、画像形成装置
JP2007219410A (ja) 現像剤カートリッジ、攪拌部材および画像形成装置
JP2012032718A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2014021442A (ja) 現像剤収容器、現像装置、及び画像形成装置
JP2009157000A (ja) 現像剤カートリッジ
JP2017058508A (ja) 現像装置、画像形成ユニット、画像形成装置
JP6020117B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6206061B2 (ja) 除去機構、画像形成装置
JP2013228628A (ja) 現像剤搬送装置および画像形成装置
US10656556B2 (en) Developing device having conveying member for stably conveying developer, developer container, process cartridge, and image forming apparatus
US10261443B2 (en) Developer container, developing apparatus, process cartridge and image forming apparatus
JP5407739B2 (ja) 現像装置の梱包体及び現像装置
JP5573564B2 (ja) 清掃装置、画像形成装置、およびカートリッジ
JP6365448B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP4785554B2 (ja) 現像装置,画像形成装置
JP5888102B2 (ja) 除去装置、画像形成装置
JP2014115549A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6303478B2 (ja) 粉体収容容器、画像形成装置
JP5589028B2 (ja) 現像装置、およびこれを備える画像形成装置
JP2017078817A (ja) 清掃部材、帯電装置、画像形成装置
JP4739431B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2008112076A (ja) 現像剤カートリッジ及び画像形成装置
JP5703411B2 (ja) 現像装置、およびこれを備える画像形成装置
JP6135568B2 (ja) 除去装置および画像形成装置
JP2020154206A (ja) 現像装置及び画像形成装置