JP5888102B2 - 除去装置、画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、除去装置、画像形成装置に関する。
特許文献1には、クリーナブレードで掻き取られた残留トナーを、塞き止めシートで塞き止めて、クリーナブレードのエッジ部分にトナー溜りを形成する構成が開示されている。
特開平11−161125号公報
本発明は、掻取部材における像保持体の周回方向と交差する交差方向の両端部にトナー溜りを形成でき、かつ、像保持体に対する掻取部材の接触圧の前記交差方向でのばらつきを抑制することを課題とする。
請求項1の発明は、周回する像保持体の表面に接触部が接触して、前記像保持体の表面に残留したトナーを掻き取る掻取部材と、前記掻取部材が取り付けられ、前記掻取部材で掻き取られた前記トナーが収容される筐体と、前記筐体に設けられ、前記掻取部材の背面に接触し、前記掻取部材で掻き取られた前記トナーを前記接触部に塞き止めて、前記掻取部材の前記接触部と前記像保持体とに接するトナー溜りを形成する塞止部材と、前記掻取部材における前記像保持体の周回方向と交差する交差方向の両端部に配置され、前記像保持体と前記筐体との間を封止し、かつ、前記掻取部材における前記接触部から前記像保持体の周回方向下流側にずれた位置の背面に前記塞止部材を押し付ける封止部材と、を備える除去装置である。
請求項2の発明は、前記封止部材は、前記接触部に対する前記塞止部材の押し付けを回避する切欠部を、当該接触部における背面側に有する請求項1に記載の除去装置である。
請求項3の発明は、前記塞止部材は、前記接触部に対する前記塞止部材の押し付けを回避する切欠部を、当該接触部における背面と前記封止部材との間に有する請求項1に記載の除去装置である。
請求項4の発明は、装置本体と、前記像保持体と、前記像保持体に残留したトナーを除去する請求項1〜3のいずれか1項の除去装置と、を有し、前記装置本体に対して引き出し可能に設けられ、前記像保持体に対して前記掻取部材が離間する方向へ前記装置本体から引き出される引出体と、前記掻取部材の前記交差方向に少なくとも一部が重なるように前記除去装置の筐体に設けられ、前記引出体の引出方向に引っ張られる取っ手と、を備える画像形成装置である。
本発明の請求項1の構成によれば、本構成における封止部材を備えない場合に比べ、掻取部材における像保持体の周回方向と交差する交差方向の両端部にトナー溜りを形成でき、かつ、像保持体に対する掻取部材の接触圧の前記交差方向でのばらつきが抑制できる。
本発明の請求項2の構成によれば、本構成における切欠部を有さない場合に比べ、塞止部材が複雑な形状となるのを抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、本構成における切欠部を有さない場合に比べ、封止部材が複雑な形状となるのを抑制できる。
本発明の請求項2の構成によれば、本構成における取っ手を備えない場合に比べ、像保持体に対する掻取部材の接触圧の前記交差方向でのばらつきが抑制できる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る転写ユニットの構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る転写ユニットの構成を示す概略側面図である。 本実施形態に係る除去装置の構成を示す側断面図である。 本実施形態に係る除去装置の構成を中間転写ベルト側から見た概略図である。 本実施形態に係るブレード、塞止フィルム及び封止部材の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係るブレード、塞止フィルム、抑制フィルム及び封止部材の構成を示す概略図である。 変形例に係るブレード、塞止フィルム及び封止部材の構成を示す斜視図である。 変形例に係るブレード、塞止フィルム、抑制フィルム及び封止部材の構成を示す概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(画像形成装置10の構成)
まず、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す概略図である。なお、下記のX方向、−X方向、Y方向(上方)、−Y方向(下方)、Z方向及び−Z方向は、図中に示す矢印方向である。また、図中の「○」の中に「×」が記載されたものは、紙面の手前から奥へ向かう矢印を意味し、図中の「○」の中に「・」が記載されたものは、紙面の奥から手前へ向かう矢印を意味する。
画像形成装置10は、図1に示されるように、各構成部品が設けられる画像形成装置本体11を備えている。画像形成装置本体11の内部には、用紙等の記録媒体Pが収容される収容部12と、記録媒体Pに画像を形成する画像形成部14と、収容部12から画像形成部14へ記録媒体Pを搬送する搬送部16と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、が設けられている。また、画像形成装置本体11の上部には、画像形成部14によって画像が形成された記録媒体Pが排出される排出部18が設けられている。
画像形成部14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット22Y、22M、22C、22K(以下、22Y〜22Kと示す)と、画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像が転写される像保持体の一例としての中間転写ベルト24を有する転写ユニット70と、中間転写ベルト24に転写されたトナー画像を中間転写ベルト24から記録媒体Pへ転写する第2転写ロール28と、を備えている。なお、画像形成部14は、上記の構成に限られず、他の構成であっても良く、記録媒体Pに画像を形成するものであればよい。
画像形成ユニット22Y〜22Kは、水平方向(Z方向)に対して傾斜した状態で、画像形成装置本体11に並んで配置されている。また、画像形成ユニット22Y〜22Kは、一方向(例えば、図1における時計回り方向)へ回転する感光体32をそれぞれ有している。なお、画像形成ユニット22Y〜22Kは、同様に構成されているので、図1において、画像形成ユニット22M、22C、22Kの各部の符号を省略している。
各感光体32の周囲には、感光体32の回転方向上流側から順に、感光体32を帯電させる帯電装置としての帯電ロール23と、帯電ロール23によって帯電した感光体32を後述の露光装置36が露光することで感光体32に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置38と、感光体32に残留した残留トナーを除去する除去装置59と、が設けられている。
画像形成ユニット22Y〜22Kの斜め下方には、帯電ロール23によって帯電した感光体32を露光して感光体32に静電潜像を形成する露光装置36が設けられている。露光装置36は、制御部20から送られた画像信号に基づき静電潜像を形成するようになっている。制御部20から送られる画像信号としては、例えば、制御部20が外部装置から取得した画像信号がある。
現像装置38は、感光体32へ現像剤を供給する現像剤供給体38Aと、現像剤供給体38Aへ付与される現像剤を攪拌しながら搬送する複数の搬送部材38Bと、を備えている。
転写ユニット70は、中間転写ベルト24に対して後述のブレード64が離間する方向(矢印C方向)へ引き出し可能に画像形成装置本体11に設けられている。すなわち、転写ユニット70は、矢印C方向へ画像形成装置本体11から引き出される引出体の一例として機能する。具体的には、転写ユニット70は、画像形成装置本体11の上部に設けられた開閉部150を開放した状態において、画像形成装置本体11に対して引き出されるようになっている。
また、転写ユニット70は、図2に示されるように、転写ユニット70の骨格を構成する一対のフレーム部材72を有している。一対のフレーム部材72の引出方向(矢印C方向)に沿って長さを有している。
一対のフレーム部材72の長手方向一端部(図2における左斜め上側の端部)には、記録媒体Pへトナー画像を転写した後に中間転写ベルト24に残留した残留トナーを除去する除去装置60が設けられている。なお、除去装置60の具体的な構成については、後述する。
さらに、−X方向側のフレーム部材72の長手方向一端部及び除去装置60のX方向端部には、それぞれ、画像形成装置本体11に対する転写ユニット70の引き出しの際に作業者が把持するための取っ手70A、70Bが設けられている。取っ手70Aは、図5に示されるように、具体的には、後述のブレード64の長手方向に少なくとも一部が重なるように除去装置60の筐体62に設けられており、転写ユニット70の引出方向に引っ張られるようになっている。なお、取っ手70Aは、図5に示されるように、後述の塞止フィルム90及び後述の抑制フィルム92等とも、その長手方向に少なくとも一部が重なっている。
また、中間転写ベルト24は、図2に示されるように、一対のフレーム部材72の間に配置されている。中間転写ベルト24の内周側には、図3に示されるように、中間転写ベルト24が巻き掛けられ回転駆動する駆動ロール43と、中間転写ベルト24が巻き掛けられ中間転写ベルト24に張力を付与する張力付与部材としての張力付与ロール45と、中間転写ベルト24に巻き掛けられ中間転写ベルト24を挟んで第2転写ロール28に対向する対向ロール42と、中間転写ベルト24に巻き掛けられた巻掛ロール44と、が設けられている。
駆動ロール43は、一対のフレーム部材72に回転可能に支持されており、駆動ロール43が回転駆動することで、中間転写ベルト24は、図3における反時計方向へ周回するようになっている。対向ロール42及び巻掛ロール44は、一対のフレーム部材72に回転可能に支持されており、周回する中間転写ベルト24に従動して回転するようになっている。
また、転写ユニット70は、画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像を中間転写ベルト24に転写する複数(4つ)の第1転写ロール26を、中間転写ベルト24の内周側に有している。各第1転写ロール26は、中間転写ベルト24を挟んで感光体32に対向している。第1転写ロール26と感光体32との間が、感光体32に形成されたトナー画像が中間転写ベルト24に転写される第1転写位置T1とされている。
第2転写ロール28は、図1に示されるように、中間転写ベルト24を挟んで対向ロール42に対向している。第2転写ロール28と対向ロール42との間が、中間転写ベルト24に転写されたトナー画像が記録媒体Pに転写される第2転写位置T2とされている。
搬送部16は、収容部12に収容された記録媒体Pを送り出す送出ロール46と、送出ロール46に送り出された記録媒体Pが搬送される搬送路48と、搬送路48に沿って配置され送出ロール46によって送り出された記録媒体Pを第2転写位置T2へ搬送する複数の搬送ロール50と、を有している。
第2転写位置T2より搬送方向下流側には、画像形成部14によって記録媒体Pに形成されたトナー画像を記録媒体Pに定着させる定着装置40が設けられている。この定着装置40より搬送方向下流側には、トナー画像が定着された記録媒体Pを排出部18へ排出する排出ロール52が設けられている。
また、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pを反転させて、再び第2転写位置T2へ送り戻すための反転搬送路37が、搬送路48に対する中間転写ベルト24とは反対側(Z方向側)に設けられている。記録媒体Pの両面に画像を形成する際には、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pが、排出ロール52によりスイッチバックされて反転搬送路37に導かれて第2転写位置T2へ送り戻されるようになっている。
(画像形成動作)
次に、本実施形態に係る画像形成装置10における、記録媒体Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10では、収容部12から送出ロール46によって送り出された記録媒体Pが、複数の搬送ロール50によって第2転写位置T2へ送り込まれる。
一方、画像形成ユニット22Y〜22Kでは、帯電ロール23によって帯電した感光体32が、露光装置36によって露光されて感光体32に静電潜像が形成される。その静電潜像が現像装置38によって現像されて感光体32にトナー画像が形成される。画像形成ユニット22Y〜22Kで形成された各色のトナー画像は、第1転写位置T1にて中間転写ベルト24に重ねられて、カラー画像が形成される。そして、中間転写ベルト24に形成されたカラー画像が、第2転写位置T2にて記録媒体Pへ転写される。
トナー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置40へ搬送され、転写されたトナー画像が定着装置40により定着される。記録媒体Pの片面へのみ画像を形成する場合は、トナー画像が定着された後、記録媒体Pは排出ロール52により排出部18へ排出される。記録媒体Pの両面へ画像を形成する場合には、片面に画像が形成された後、記録媒体Pは、排出ロール52でスイッチバックされ、反転して反転搬送路37へ送り込まれる。さらに、反転搬送路37から再び第2転写位置T2へ送り込まれ、画像が記録されていない反対面に、上記と同様に画像が形成され、記録媒体Pの両面へ画像が形成され、排出ロール52により排出部18へ排出される。以上のように、一連の画像形成動作が行われる。
(除去装置60)
次に、中間転写ベルト24に残留する残留トナーを除去する除去装置60について説明する。
除去装置60は、図3に示されるように、中間転写ベルト24の外周において、中間転写ベルト24を挟んで駆動ロール43と対向する対向位置に設けられている。除去装置60は、図4に示されるように、周回する中間転写ベルト24の表面に接触部としてのエッジ(角部)64Aが接触して、中間転写ベルト24の表面に残留した残留トナーを掻き取る掻取部材の一例としてのブレード64と、ブレード64が取り付けられた筐体62と、を備えている。
筐体62は、駆動ロール43の軸方向に沿って長さを有すると共に(図5参照)、中間転写ベルト24に対向する位置(中間転写ベルト24側(X方向側))で開口する開口部62Aを有している。筐体62の内部には、ブレード64で除去された残留トナーが収容される収容空間Sが形成されている。筐体62の収容空間Sには、収容空間Sに収容された残留トナーをトナー収容容器(図示省略)へ搬送する搬送部材66が設けられている。
筐体62の長手方向一端部側(−X方向側)の側壁には、図5に示されるように、一対の突出部63が形成されている。また、筐体62の長手方向他端部側(X方向側)の側壁には、挿入孔65が形成されている。X方向側のフレーム部材72に形成された軸部75が、筐体62の挿入孔65に挿入され、かつ、一対の突出部63が−X方向側のフレーム部材72に形成された差込孔73に差し込まれることで、筐体62が一対のフレーム部材72に取り付けられている。
筐体62の下部には、図4に示されるように、ブレード64を支持する支持部材68が取り付けられている。支持部材68は、駆動ロール43の軸方向に沿って長さを有しており(図5参照)、駆動ロール43の軸方向視(X方向視)にてL字状に形成されている。支持部材68は、例えば、板金で構成されている。
支持部材68の上部におけるZ方向側の面には、ブレード64の下部における−Z方向側の面が固定されている。これにより、ブレード64は、接触部としての先端側のエッジ64Aが中間転写ベルト24に押し当てられるように筐体62の開口部62Aに配置されている。
ブレード64は、駆動ロール43の軸方向に沿って長さを有しており、直方体状(板状)に形成されている。ブレード64は、弾性体の一例としてのゴム(例えば、ウレタンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム等)で構成されている。
除去装置60では、ブレード64の先端部のエッジ64Aが中間転写ベルト24の表面に押し当てられた状態で、中間転写ベルト24が周回することで、中間転写ベルト24の表面に残留した残留トナーを掻き取るようになっている。ブレード64で掻き取った残留トナーは、その自重等により、筐体62内部の収容空間Sに落下するようになっている。
筐体62の上部には、ブレード64で掻き取られた残留トナーをブレード64のエッジ64Aに塞き止める塞止部材の一例としての塞止フィルム90と、塞止フィルム90によって塞き止められた残留トナーが上方へ漏れるのを抑制する抑制フィルム92と、が取り付けられている。
塞止フィルム90及び抑制フィルム92は、駆動ロール43の軸方向に沿って長さを有している(図5参照)。塞止フィルム90及び抑制フィルム92は、例えば、PETなどの可撓性樹脂フィルムで構成されている。
塞止フィルム90は、その下端部(−Y方向端部)が、ブレード64の背面(−Z方向側の面)に対して、非固定の状態で接触している。塞止フィルム90が、残留トナーをブレード64のエッジ64Aに塞き止めることで、ブレード64のエッジ64Aと中間転写ベルト24とに接するトナー溜りを形成するようになっている。なお、塞止フィルム90に塞き止められている残留トナーのうち、奥側(−Z方向側)にある残留トナーは、新たにブレード64によって掻き取られた残留トナーに押されて、ブレード64と塞止フィルム90との間を通って、収容空間Sに落下する。すなわち、塞止フィルム90に塞き止められている残留トナーは、新たにブレード64によって掻き取られた残留トナーと、徐々に置換されていくようになっている。
残留トナーが塞き止められることで形成されるトナー溜りによって、トナーに外添されている外添剤(微粒子)が中間転写ベルト24とブレード64との間に介在し、潤滑剤として作用するため中間転写ベルト24とブレード64との摩擦が低減される。これにより、中間転写ベルト24との摩擦によるブレード64の微小振動が低減され、異常音やブレード64のエッジ64Aの損傷が抑制される。また、トナー溜りは、中間転写ベルト24と接して中間転写ベルト24を摩擦するため、中間転写ベルト24に付着した付着物(放電生成物)が除去される。
抑制フィルム92は、その下端部(−Y方向端部)が、中間転写ベルト24の表面に対して、非固定の状態で接触しており、トナー溜りの残留トナーが、筐体62と中間転写ベルト24と間を通って上方へ漏れるのを抑制している。
筐体62は、開口部62Aを長手方向に挟んだ両側に、中間転写ベルト24に対向する対向面62Bを有している。この対向面62Bには、筐体62と中間転写ベルト24との間を封止する封止部材の一例としてのシール部材80が取り付けられている。ブレード64における長手方向(中間転写ベルト24の周回方向と交差する交差方向)の両端部に配置されている。
シール部材80は、トナー溜りの残留トナーが、筐体62と中間転写ベルト24との間を通って側方(X方向及び−X方向)へ漏れるのを抑制する。シール部材80は、2層で構成されており、対向面62Bに取り付けられた第1層としてのベースシール81と、ベースシール81の表面に取り付けられた第2層としてのサイドシール82と、を有している。
サイドシール82のそれぞれは、図6に示されるように、ブレード64の側方(X方向、−X方向)に配置されている。すなわち、図4に示されるように、側方視(X方向視)にて、ブレード64と重なる位置に配置されている。サイドシール82には、Y方向視にて、ブレード64の長手端部と重なるように、ブレード64の上側でブレード64側(X方向側)へ張り出した張出部82Aを有している(図6参照)。サイドシール82は、図7に示されるように、中間転写ベルト24側から見て(−Z方向視にて)、ブレード64及び塞止フィルム90とは重ならず、抑制フィルム92の長手方向端部と重なっている。
ベースシール81は、図4に示されるように、側方視(X方向視)にて、筐体62の対向面62Bとサイドシール82との間に配置され、かつ、ブレード64及び塞止フィルム90に対する中間転写ベルト24とは反対側(背面側(−Z方向側))に配置されている。
ベースシール81は、図7に示されるように、中間転写ベルト24側から見て(−Z方向視にて)、ブレード64のエッジ64Aよりも中間転写ベルト24の周回方向下流側(下方側(−Y方向側))で、ブレード64の長手方向端部及び塞止フィルム90の長手方向端部と重なるように、ブレード64側(X方向側)に張り出した張出部81Aを有している。この張出部81Aによって、ブレード64のエッジ64Aから中間転写ベルト24の周回方向下流側(下方側(−Y方向側))にずれた位置の背面において、塞止フィルム90の長手方向端部がブレード64の長手方向端部に押し付けられるようになっている。
換言すれば、ベースシール81は、ブレード64のエッジ64A部分に対する塞止フィルム90の押し付けを回避する切欠部81Bを、ブレード64のエッジ64Aにおける背面側に有している。
(本実施形態の作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の構成によれば、塞止フィルム90の長手方向端部がブレード64の長手方向端部に押し付けられるので、ブレード64で掻き取った残留トナーが、ブレード64の長手方向において、効果的に塞き止められ、トナー溜りが形成されない状態が抑制される。
すなわち、塞止フィルム90の長手方向端部がブレード64の長手方向端部に押し付けられない比較例の場合では、ブレード64で掻き取った残留トナーが、ブレード64の長手方向において、すぐに筐体62の収容空間Sに落下してしまい、トナー溜りが形成されない状態となる。
また、本実施形態の構成によれば、ブレード64のエッジ64Aから中間転写ベルト24の周回方向下流側(下方側(−Y方向側))にずれた位置で、塞止フィルム90がブレード64に押し付けられているので、ブレード64の長手方向において、ブレード64のエッジ64Aの中間転写ベルト24に対する接触圧のばらつきが抑制される。
すなわち、ブレード64のエッジ64A部分で塞止フィルム90がブレード64に押し付けられている比較例では、中間転写ベルト24へ押される荷重がブレード64の長手方向端部にのみ付与される状態となり、ブレード64の長手方向において、ブレード64のエッジ64Aの中間転写ベルト24に対する接触圧のばらついてしまう。
また、本実施形態では、ベースシール81が、ブレード64のエッジ64A部分に対する塞止フィルム90の押し付けを回避する切欠部81Bを有しており、ベースシール81が、異形状に構成されている。このため、塞止フィルム90を複雑な形状とする必要がなくなる。
また、本実施形態では、転写ユニット70の引出作業の際に引っ張られる取っ手70Aが、ブレード64の長手方向に少なくとも一部が重なるように除去装置60の筐体62に設けられているので、ブレード64の長手方向外側(X方向側)に取っ手70Aが配置される場合に比べ、除去装置60の筐体62とフレーム部材72との間にガタがあった場合でも、中間転写ベルト24に対するブレード64の接触圧における長手方向でのばらつきが抑制される。
すなわち、ブレード64の長手方向外側(X方向側)に取っ手70Aが配置される比較例では、除去装置60の筐体62とフレーム部材72との間にガタがあった場合では、筐体62の長手方向端部が引っ張られて筐体62が中間転写ベルト24に対して傾き、筐体62に取り付けられたブレード64の中間転写ベルト24に対する接触圧が、その長手方向でばらついてしまう。
(変形例)
なお、実施形態では、像(画像)を保持する像保持体の一例としての中間転写ベルト24に対して除去装置60が適用されていたが、これに限られず、例えば、除去装置60は、像保持体の一例としての感光体32に適用されていてもよい。すなわち、感光体32に残留した残留トナーを除去する除去装置59として、除去装置60が適用された構成であってもよい。
また、本実施形態では、ベースシール81が、ブレード64のエッジ64A部分に対する塞止フィルム90の押し付けを回避する切欠部81Bを有していたが、これに限られず、例えば、図8に示されるように、塞止フィルム90が、ブレード64のエッジ64A部分に対する押し付けを回避する切欠部90Aを有する構成であってもよい。切欠部90Aは、ブレード64のエッジ64Aにおける背面と塞止フィルム90との間に配置されている。塞止フィルム90は、長手方向端部に切欠部90Aが形成されることによって、図9に示されるように、中間転写ベルト24側から見て(−Z方向視にて)、コの字状に形成されており、異形状に構成されている。ベースシール81は、矩形状に形成されており、中間転写ベルト24側から見て(−Z方向視にて)、ブレード64のエッジ64Aと重なっている。
本変形例の構成においても、ブレード64のエッジ64Aから中間転写ベルト24の周回方向下流側(下方側(−Y方向側))にずれた位置で、塞止フィルム90がブレード64に押し付けられているので、ブレード64の長手方向において、ブレード64のエッジ64Aの中間転写ベルト24に対する接触圧のばらつきが抑制される。
さらに、本変形例の構成では、塞止フィルム90が、塞止フィルム90のブレード64のエッジ64A部分への押し付けを回避するための切欠部90Aを有しており、塞止フィルム90が、異形状に構成されている。このため、ベースシール81を複雑な形状とする必要がなくなる。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成しても良い。
10 画像形成装置
11 画像形成装置本体
24 中間転写ベルト(像保持体の一例)
60 除去装置
62 筐体
64A エッジ(接触部の一例)
64 ブレード(掻取部材の一例)
70A 取っ手
70 転写ユニット(引出体の一例)
80 シール部材(封止部材の一例)
81B 切欠部
90 塞止フィルム(塞止部材の一例)
90A 切欠部

Claims (4)

  1. 周回する像保持体の表面に接触部が接触して、前記像保持体の表面に残留したトナーを掻き取る掻取部材と、
    前記掻取部材が取り付けられ、前記掻取部材で掻き取られた前記トナーが収容される筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記掻取部材の背面に接触し、前記掻取部材で掻き取られた前記トナーを前記接触部に塞き止めて、前記掻取部材の前記接触部と前記像保持体とに接するトナー溜りを形成する塞止部材と、
    前記掻取部材における前記像保持体の周回方向と交差する交差方向の両端部に配置され、前記像保持体と前記筐体との間を封止し、かつ、前記掻取部材における前記接触部から前記像保持体の周回方向下流側にずれた位置の背面に前記塞止部材を押し付ける封止部材と、
    を備える除去装置。
  2. 前記封止部材は、前記接触部に対する前記塞止部材の押し付けを回避する切欠部を、当該接触部における背面側に有する請求項1に記載の除去装置。
  3. 前記塞止部材は、前記接触部に対する前記塞止部材の押し付けを回避する切欠部を、当該接触部における背面と前記封止部材との間に有する請求項1に記載の除去装置。
  4. 装置本体と、
    前記像保持体と、前記像保持体に残留したトナーを除去する請求項1〜3のいずれか1項の除去装置と、を有し、前記装置本体に対して引き出し可能に設けられ、前記像保持体に対して前記掻取部材が離間する方向へ前記装置本体から引き出される引出体と、
    前記掻取部材の前記交差方向に少なくとも一部が重なるように前記除去装置の筐体に設けられ、前記引出体の引出方向に引っ張られる取っ手と、
    を備える画像形成装置。
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