JP6370603B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、2成分現像剤を用いた電子写真方式の画像形成を行う画像形成装置に適用される現像装置、及びこの現像装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成を行う画像形成装置は、感光体の表面に形成された静電潜像を現像装置から供給された現像剤によって可視像化した後に用紙に転写する。現像装置は、現像槽内に収納した現像剤を感光体に供給する。現像剤としてトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いる場合、現像装置は、現像槽内でトナーとキャリアとを攪拌してトナーを磁性体キャリアの表面に静電吸着させ、内蔵する磁極によって表面に2成分現像剤の磁気ブラシを形成した現像ロールの回転により、2成分現像剤を感光体と現像ロールとの間の現像ニップに搬送する。現像ニップにおいて、2成分現像剤中のトナーのみが感光体表面の静電潜像に静電吸着する。
感光体で可視像化された後に用紙に転写された画像の濃度や画質は、現像装置から感光体へのトナーの供給量に影響を受ける。このため、現像ロールによる現像ニップへの2成分現像剤の供給量を制御する必要があり、現像装置にはドクタ部材が配置されている。ドクタ部材は、現像ロールの表面との間に現像ロールの軸方向の全域にわたって所定の間隔を設けて配置され、現像ロールの表面における2成分現像剤の付着量、即ち現像ロールの回転による現像ニップへの現像剤の供給量を規定する。ドクタ部材又は現像ロールは、現像ロールの軸方向における両端部で現像装置に対して移動自在に支持され、ドクタ部材と現像ロールとの間隔を調整できるようにされている。
このようなドクタ部材と現像ロールとの間隔の調整は、例えば画像形成速度の異なる複数の機種に同一形状の画像形成ユニットを適用する場合に、機種毎の画像形成条件に応じた現像剤の供給量の実現にも必要とされる。
従来の現像装置では、現像ロールを軸受部材の軸受部で回転自在に支持するとともに、軸受部材を支持部材で画像形成装置に固定し、軸受部の軸芯と現像装置との相対位置を可変にする取付手段を設け、現像装置に対する軸受部の位置を変化させることで、現像装置に固定されたドクタ部材に対して現像ロールを変位させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、ドクタ部材として従前の板状のドクタブレードに代えて円柱状のドクタロールを用いることで、小型化を実現したものがある。ドクタロールは、円形断面であるため、現像ロールの軸方向に直交する面内における長さをドクタブレードよりも小さくしても、現像ロールの軸方向における略全長にわたって均一な間隔を維持するために十分な強度を得ることができる。この場合には、現像装置に固定されたドクタロールに対して現像ロールを変位させることで、ドクタロールと現像ロールとの間隔を調整できる。
特開平08−114980号公報
画像形成時に連続して回転する現像ロールは、現像槽に収納されている現像剤からの抵抗を受けるとともに、周面に現像剤が付着しているために大きな回転負荷が作用する。このため、現像ロールを両端で支持する軸受部材及び軸受部材を現像装置に固定する支持部材は構造上大型になり易く、ドクタロールを用いることによる小型化のメリットが失われる。
また、現像ロールの移動によって現像ロールと感光体との間の現像ニップが変化する可能性があるだけでなく、現像ロールに内蔵された磁極と感光体との位置関係も変化し、画像濃度や画質に影響を与える。このため、適正な現像剤の供給量が実現されるようにするための現像装置に対する軸受部材の位置を調整する作業が煩雑になる。
一方、ドクタロールを用いることによる小型化のメリットを損なうことなく、現像ニップの調整作業を容易にするために、例えばドクタロールの両端から突出させた偏心軸を現像装置に軸支させ、現像装置に対するドクタロールの回転により、現像ロールにドクタロールを近接又は離間させることが考えられる。
しかし、小型化のために用いられるドクタロールは、十分に小径にされており、軸芯に対して偏心軸を大きく偏心量させることができない。このため、部品寸法の誤差を吸収する程度にしか現像ロールとの間隔を調整できず、複数の機種に同一形状の画像形成ユニットを適用するための比較的大きな範囲での調整に対応できない。また、ドクタロールの両端に同一の偏心量で偏心軸を形成すること自体、困難性が高い。
この発明の目的は、ドクタロールの適用による小型化のメリットを損なうことなく、部品寸法の誤差の吸収はもちろん、多岐にわたる複数の機種への同一形状の画像形成ユニットの適用にも対応して、現像剤の搬送量の調整を容易に行うことができる現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
この発明の現像装置は、本体、現像ロール、ドクタロール、保持部材を備えている。本体は、現像剤を収納している。現像ロールは、本体内に回転自在に支持され、本体内に収納された現像剤を表面に吸着した状態で回転する。ドクタロールは、本体内に現像ロールと平行に配置されている。保持部材は、ドクタロールの軸方向における両端部のそれぞれでドクタロールに平行な回転軸廻りに回転自在にして本体に支持されるとともに、回転軸から偏心した係合部でドクタロールに係合し、回転角度に応じてドクタロールを少なくとも現像ロールの半径方向に変位させる。
本体に対して保持部材を回転させると保持部材の回転角度に応じてドクタロールが現像ロールの半径方向に変位し、現像ロールとドクタロールとの間隔が変化する。ドクタロールの変位量は、保持部材における回転軸と係合部との偏心量によって定まり、ドクタロールの径に依存することがない。
この構成において、係合部は、ドクタロールの両端部のそれぞれが回転軸に平行な方向に沿って嵌合するものとすることが好ましい。保持部材の回転によってドクタロールが回転軸を中心として係合部の回転軸からの偏心量を半径とする円弧上を移動し、現像ロールからのドクタロールの距離を大きな範囲で変化させることができる。
また、現像ロールは、本体内に回転自在に支持された円筒状のスリーブと、スリーブの内部にスリーブから独立して配置された磁極と、スリーブの内部における磁極の位置を変位自在に固定する調整機構と、を備えることが好ましい。保持部材の回転によってドクタロールが現像ロールの周方向へ移動するが、この移動に応じて現像ロールのスリーブ内における磁極の位置を変位させることで、スリーブの表面における現像剤の付着状態を適正に維持することができる。
この発明の画像形成装置は、感光体に形成された静電潜像を上述の現像装置の現像ロールから供給される現像剤によって可視像化する画像形成ユニットを備える。画像形成装置は、上述の現像装置を備えるため、部品の寸法誤差や画像形成条件に応じてドクタロールを現像ロールの半径方向に移動させることで、現像ロールとドクタロールとの間隔を適正な値にすることができ、良好な濃度及び画質の画像を形成することができる。
この発明によれば、ドクタロールの適用による小型化のメリットを損なうことなく、部品寸法の誤差の吸収はもちろん、多岐にわたる複数の機種への同一形状の画像形成ユニットの適用にも対応して、現像剤の搬送量の調整を容易に行うことができる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の要部を示す概略図である。 この発明の第1の実施形態に係る現像装置の断面図である。 同現像装置に備えられるドクタロール及び保持部材の側面断面図である。 同現像装置におけるドクタロールの変位状態を示す図である。 (A)〜(D)は、同現像装置における保持部材の変形例を示す側面断面図である。 この発明の第2の実施形態に係る現像装置の正面図である。 この発明の第3の実施形態に係る現像装置の要部の正面図である。
以下に、この発明の実施形態に係る現像装置を画像形成装置に適用した場合について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成ユニット10A〜10D、露光ユニット20、中間転写ユニット30、二次転写ユニット40、定着ユニット50を備え、例えば、外部装置から入力される画像データに基づいて、用紙に電子写真方式による多色又は単色の画像形成処理を行う。
露光ユニット20は、画像形成ユニット10A〜10Dのそれぞれに対して、黒、シアン、マゼンタ及びイエローのそれぞれの画像データに基づく画像光を照射する。
画像形成ユニット10Aは、感光体ドラム11の周囲に帯電器12、現像装置1、転写器13及びクリーナ14を備えている。感光体ドラム11は、図1中に示す矢印A方向に回転する。帯電器12は、感光体ドラム11の表面を所定の電位に均一に帯電させる。帯電後の感光体ドラム11の表面は、露光ユニット20から照射された画像光で露光され、黒の画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置1は、静電潜像が形成された感光体ドラム11の表面に黒のトナーを供給して黒色のトナー像を形成する。転写器13は、感光体ドラム11の表面に担持された黒色のトナー像を中間転写ユニット30の転写ベルト31に転写する。クリーナ14、感光体ドラム11の表面に残留しているトナーを除去する。
画像形成ユニット10B〜10Dは、画像形成ユニット10Aと同一の構成を備えているため、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。ただし、画像形成ユニット10B〜10Dは、それぞれ現像装置1内にシアン、マゼンタ及びイエローのトナーを収納しており、それぞれシアン、マゼンタ及びイエローの画像データに基づくトナー像を形成して転写ベルト31に転写する。
中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31、駆動ローラ32、及び従動ローラ33を備えている。中間転写ベルト31は、駆動ローラ32及び従動ローラ33に張架されており、駆動ローラ32に図示しないモータの回転を供給することにより、画像形成ユニット10A〜10Dを順に通過する循環経路に沿って移動する。例えば、カラー画像形成時には、中間転写ベルト31に画像形成ユニット10A〜10Dのそれぞれで形成されたトナー像が重畳して転写される。
二次転写ユニット40は、二次転写ベルト41、及び二次転写ローラ42を有する。二次転写ベルト41は、複数のローラに張架され、用紙搬送路Pの一部を経由する所定の循環経路に沿って移動する。二次転写ローラ42は、中間転写ベルト31及び二次転写ベルト41を挟んで駆動ローラ32に対向するように配置されており、中間転写ベルト31と二次転写ベルト41との間を通過するように用紙搬送路P内を搬送中の用紙の表面に、中間転写ベルト31が担持しているトナー像を二次転写する。
定着ユニット50は、用紙搬送路Pにおける二次転写ユニット40の下流側に配置されており、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧して、用紙に転写されたトナー像を用紙の表面に堅牢に定着させる。定着ユニット50を通過した用紙は、図示しない排紙トレイに排出される。
図2に示すように、現像装置1は、本体2、現像ロール3、ドクタロール4、トナー濃度センサ5を備えている。本体2は、下部に現像槽111を有し、上部に略三角形断面の空間112を有する中空筐体である。現像槽111は、仕切り板117によって2分割にされている。現像槽111には、搬送部材113,114が回転自在に支持されている。空間112には、現像ロール114が感光体ドラム11と対向するように一部を開口115から露出して回転自在に配置されている。なお、現像ロール3、搬送部材113,114は、感光体ドラム11と平行に配置される。
現像槽111は、トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を収容する。仕切り板117は、搬送部材113,114の各軸方向の両端部で、現像槽111の内側の壁面から離間している。搬送部材113及び搬送部材114は、何れも螺旋状の搬送羽根を備えたスクリューオーガであり、互いに逆方向に回転する。2成分現像剤は、搬送部材113及び搬送部材114の回転により、仕切り板117の両端部と現像槽111の壁面との空間を経由して攪拌されつつ循環して搬送される。
現像ロール3は、図示しない駆動手段によって軸廻りに回転するマグネットローラであり、現像槽111内の2成分現像剤を表面に汲み上げて担持し、表面に担持している2成分現像剤を感光体ドラム11に搬送する。
現像ロール3で搬送される2成分現像剤は、現像ロール3と感光体ドラム11との最近接部分である現像ニップNにおいて感光体ドラム11と接触する。現像ニップ部Nでは、図示しない電源から現像ロール3に対して現像バイアス電圧が印加され、現像ロール3の表面の2成分現像剤から感光体ドラム11の表面の静電潜像へトナーが供給される。
ドクタロール4は、現像ロール3の下方で軸方向を現像ロール3に平行にして配置され、長手方向の両端部を本体2に支持されている。ドクタロール4の素材としてステンレス鋼が使用できるが、アルミニウムや合成樹脂なども使用できる。ドクタロール4にバイアス電圧を印可する場合、ドクタロール4の材料には導電性材料が選択される。
トナーセンサ5は、本体2の底面に、検出面を現像槽111の内部に露出させて配置されている。トナーセンサ5は、一例として透磁率検知センサであり、2成分現像剤中における磁性体の比率を透磁率として検出する。トナーセンサ5の検出結果に基づいて2成分現像剤中のトナーの濃度を算出し、この算出結果に基づいて現像槽111内にトナーが補給される。
図3に示すように、この発明の第1の実施形態に係る現像装置1が備えるドクタロール4は、第1の端部401及び第2の端部402でそれぞれ保持部材6及び保持部材7を介して本体2に保持されている。第1の端部401には、同心状の円柱形の凸部411が形成されている。一例として、第1の端部401及び第2の端部402は、それぞれ画像形成装置100の前面側及び背面側に配置されている。
保持部材6は、大径部601及び小径部602を同心上に形成した円柱状を呈し、大径部601の端面に軸方向の凹部603が形成されている。凹部603は、この発明の係合部であり、中心軸が大径部601及び小径部602の中心軸から偏心した円形断面を呈している。凹部603には、ドクタロール4の凸部411が軸方向に嵌入する。保持部材6は、小径部601を本体2に固定された軸受9又は本体2に形成された貫通孔に貫通させることにより、本体2に対して回転自在にされている。
保持部材7は、中心軸を偏心させた円形の孔部701を有する円環状を呈している。孔部701は、この発明の係合部である。孔部701の偏心量は、保持部材6における凹部603の偏心量と同一にされている。孔部701には、ドクタロール4の第2の端部402が回転できない状態で嵌入している。ドクタロール4は、保持部材7と一体に回転する。保持部材7は、本体2の支持孔に嵌入している。
図4に示すように、保持部材6を回転させることにより、凹部603がドクタロール4の第1の端部401とともに保持部材6の中心軸から半径Rの円周S上を移動する。保持部材6の回転は、ドクタロール4を介して保持部材7に伝達される。保持部材7においてドクタロール4の第2の端部402が嵌入する孔部701は、保持部材6における凹部603の偏心量と同一の偏心量で偏心しているため、保持部材7もドクタロール4とともに回転する。
したがって、保持部材6の回転により、ドクタロール4の第1の端部401及び第2の端部402が同様に変位し、ドクタロール4が現像ロール3との平行状態を維持したまま、ドクタロール4と現像ロール3との間隔を変化させることができる。図4では、ドクタロール4が現像ロール3に最も接近した状態を破線で示し、ドクタロール4が現像ロール3から最も離間した状態を実線で示している。
ドクタロール4を保持部材6及び保持部材7を介して本体2に偏心した状態に支持させることにより、ドクタロール4に偏心軸を形成する必要がなく、ドクタロール4を容易に製造できる。また、現像ロール3に対するドクタロール4の変位量は、ドクタロール4の直径にかかわらず、保持部材6における凹部603の偏心量及び保持部材7における孔部701の偏心量によって決めることができる。
なお、現像ロール3に対するドクタロール4の最大変位量は、保持部材6における凹部603の偏心量及び保持部材7における孔部701の偏心量の2倍になる。このため、保持部材6における凹部603の偏心量及び保持部材7における孔部701の偏心量は、ドクタロール4に必要とされる最大変位量の1/2とすることができる。一般的には、ドクタロール4に必要とされる最大変位量は1mm以下であるが、複数種類の画像形成装置に同一形状の画像形成ユニットを適用する場合には、より大きな変位量がドクタロール4に要求される可能性がある。
図5(A)〜(C)に示すように、保持部材6及び保持部材7によるドクタロール4の支持状態は種々変化させることができる。図5(A)及び(B)では、保持部材6の大径部601を軸受9によって軸支している。図5(B)及び(C)では、ドクタロール4の第2の端部402から同心状に突出した凸部412に保持部材7を固定している。
また、第1の端部401及び第2の端部402の前後方向を反対にすることもできる。さらに、保持部材6は、必ずしも軸受を介して支持する必要はなく、保持部材7を軸受を介して支持してもよい。また、図5(D)に示すように、保持部材7に代えて保持部材6によってドクタロール4の第2の端部402を支持することもできる。
なお、ドクタロール4にバイアス電圧を印可する場合、保持部材6又は保持部材7の少なくとも一方を例えばSUMやSUS等の導電性材料で構成することで、保持部材6又は保持部材7を給電部品として使用することができ、給電部品を別途準備する必要がない。保持部材6又は保持部材7に導電性が要求されない場合には、POM、PS又はPC等の樹脂材料を用いることができる。
図6に示すように、この発明の第2の実施形態に係る現像装置1に備えられる現像ロール3は、スリーブ301、磁極302、調整機構303を備えている。スリーブ301は、円筒形状を呈し、両端部を本体2に軸支されている。スリーブ301には、矢印方向の回転力が供給される。磁極302は、スリーブ301の軸長に略等しい長さを有し、スリーブ301の内部でスリーブ301から独立して配置される。したがって、スリーブ301の回転は磁極302に伝達されることがない。
磁極302は、調整機構303を介して本体2に支持される。調整機構303は、取付板3031、固定ネジ3032を備えている。取付板3031は、磁極302の端部に固定され、孔部3031Aが形成されている。固定ネジ3032は、孔部3031Aを貫通したネジ部を本体2に締結させる。孔部3031Aの内径は、固定ネジ3032のネジ径よりも大きくされている。孔部3031Aにおける固定ネジ3032の相対位置を変化させることで、本体2に対する磁極302の位置が変化する。
保持部材6の回転角度に応じて、ドクタロール4と現像ロール3との距離が変化するとともに、現像ロール3の周方向におけるドクタロール4の位置も変化する。この結果、現像ロール3とドクタロール4との最接近位置と磁極302との角度も変動し、現像ロール3の表面における2成分現像剤の付着状態が変化する。保持部材6の回転によるドクタロール4の変位に合わせて、調整機構303によって磁極302の位置を調整することで、現像ロール3の表面における2成分現像剤の付着状態を適正に維持することができる。
図7に示すように、この発明の第3の実施形態に係る現像装置1は、保持部材6及び7に代えて、ドクタロール4の両端部のそれぞれに保持部材8を備えている。ドクタロール4の第1の端部401側において、保持部材8は、カム81、支持板82、スプリング83を備えている。カム81は、周面をドクタロール4の凸部411に当接させ、周面から偏心した回転軸811を中心にして本体2に軸支されている。支持板82は、ドクタロール4の軸部が嵌入する長孔821を備え、本体2に固定されている。長孔821は、長手方向を現像ロール3の半径方向に沿って配置されている。スプリング83は、長孔821内でドクタロール4の軸部に当接し、ドクタロール4をカム81側に付勢している。保持部材8は、ドクタロール4の第2の端部402側においても同様に構成されている。
保持部材8を回転させることで、ドクタロール4の軸部が長孔821内で現像ロール3の半径方向に沿って移動し、ドクタロール4と現像ロール3との間隔を変化させることができる。回転軸811を本体2における現像槽111の外側に貫通させ、単一の回転軸811にドクタロール4の両端部に配置されている保持部材8を同位相で固定することで、ドクタロール4の両端部に配置されている保持部材8を一体的に回転させることができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1−現像装置
2−本体
3−現像ロール
4−ドクタロール
6〜8−保持部材
603−凹部(係合部)
701−孔部(係合部)
100−画像形成装置

Claims (5)

  1. 現像剤を収納する本体と、
    前記本体内に回転自在に支持され、前記本体内に収納された現像剤を表面に担持する現像ロールと、
    前記本体内に前記現像ロールと平行に配置されたドクタロールと、
    前記ドクタロールの軸方向における両端部をそれぞれ保持する保持部材であって、前記ドクタロールに平行な回転軸廻りに回転自在な状態で前記本体に支持されるとともに、前記回転軸から偏心した位置にて前記ドクタロールの前記両端部にそれぞれ係合した係合部が設けられており、回転角度に応じて前記ドクタロールを少なくとも前記現像ロールの半径方向に変位させる保持部材と、
    を備え、
    前記保持部材は、前記ドクタロールを介して一方の前記保持部材の回転を他方の前記保持部材に伝えることにより、前記回転角度に応じた同じ変位量で前記ドクタロールの前記両端部を変位させる、現像装置。
  2. 前記保持部材には、前記ドクタロールの前記両端部がそれぞれ前記係合部に係合した状態で固定されている、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記ドクタロールの両端部にそれぞれ係合した前記保持部材のうちの少なくともいずれか一方は、前記回転軸を中心に形成された大径部及び小径部を有し、前記小径部は前記本体に対して回転自在に設けられ、前記大径部にはその端面に前記係合部が設けられており、
    前記ドクタロールの前記両端部のうちの少なくとも一方が、これに対応する前記保持部材の前記大径部に設けられた前記係合部に係合している、請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像ロールは、
    前記本体内に回転自在に支持された円筒状のスリーブと、
    前記スリーブの内部に前記スリーブから独立して配置された磁極と、
    前記スリーブの内部における前記磁極の位置を変位自在に固定する調整機構と、
    を備える、請求項1〜のいずれかに記載の現像装置。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の現像装置の現像ロールから供給される現像剤によって感光体に形成された静電潜像を可視像化する画像形成ユニットを備える、画像形成装置。
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