JP2017003636A - 画像形成装置、その画像装置で用いられる現像装置及びその現像装置で用いられる現像ロール - Google Patents

画像形成装置、その画像装置で用いられる現像装置及びその現像装置で用いられる現像ロール Download PDF

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Abstract

【課題】マグネットロールが撓んだ場合であっても、その表面と現像スリーブの内面とが当接することを回避することができる現像ロール、これを備えた現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明による現像ロールは、中空円筒状の現像スリーブと、現像スリーブの中空部に隙間を持ちつつ挿入され、複数の磁極を有するマグネットロールと、を備え、現像スリーブが、マグネットロールに対して相対的に回転することが可能な現像ロールであって、現像装置における当該現像ロールと現像剤規制部材との近接領域において、マグネットロールと現像剤規制部材との間の磁力に少なくとも起因してマグネットロールが撓んでも、近接領域においてマグネットロールの表面と現像スリーブの内周面とが当接することを回避するように、マグネットロールの形状が調整されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像を形成するための画像形成装置、その画像装置で用いられる現像装置及びその現像装置で用いられる現像ロールに関する。
現像剤としてトナーと磁性体キャリアとを混合した二成分現像剤を用いて画像形成を行う画像形成装置に設けられた現像装置には、現像剤を貯留するための現像槽と、現像剤を現像槽から汲み上げて、現像剤に含まれているトナーを感光体に転送するための現像ロールとが含まれる。また、現像装置には、転送ローラが現像槽から現像剤を汲み上げる位置から、転送ローラから感光体ドラムにトナーを転送する位置までの中途の位置において、転送ローラによって搬送されている現像剤に含まれている磁性体キャリアを滞留させ、転送ローラに残留して感光体ドラムまで搬送されるトナー量を規制するための現像剤規制部材が含まれている。
ここで、転送ローラは、中空円筒状の現像スリーブと、前記現像スリーブの中空部に隙間を持ちつつ挿入され、複数の磁極を有するマグネットロールと、を備え、前記現像スリーブが、前記マグネットロールに対して相対的に回転することが可能なものである。また、転送ローラには、現像バイアス電圧が供給される。マグネットロールは、現像装置に固定され、現像スリーブが外部からの駆動力により回転する。
また、現像剤規制部材は、磁性を帯びており、現像スリーブから隙間を置いた位置に配設されたものである。現像剤規制部材の磁極と、マグネットロールに含まれる複数の磁極のうち、現像剤規制部材に近接する磁極との間で発生する磁束と、トナーに付着した電荷等により、上記のように、転送ローラによって運ばれている現像剤に含まれている磁性体キャリアを現像剤規制部材の近傍のキャリア拘束領域に滞留させ、転送ローラに付着されつつこの近傍から感光体近傍まで運ばれるトナー量を規制する。
また、現像ロールと感光体とが近接する領域においては、現像ロールにより運ばれてきたトナーが静電力等により感光体に供給され、これにより感光体に形成されている潜像がトナー像に現像化される。そして、感光体に形成されたトナー像は、紙などの記録媒体に転写される。
特開平8−211745号公報 特開2009−20210号公報
ところで、現像剤規制部材に含まれる磁性体と、マグネットロールに含まれる複数の磁極のうちの現像剤規制部材に近接する磁極との間では、互いに引き合う磁力が発生しており、これにより、マグネットロールが現像剤規制部材に引かれる方向に僅かながらも撓んでしまう。これにより、現像ロールと現像剤規制部材とが近接する領域において、撓んだマグネットロールの外周面の一部が現像ロールの内周面に当接し、これにより、マグネットロールのその当接箇所に傷が付き、これにより、現像ロールにより搬送される現像剤の量が不安定となり、画像形成に不具合が生じてしまうことがある。
特に、画像形成装置を小型化するためには、現像装置も小型化する必要があり、それに含まれる現像ロールも同様に小型化する必要がある。現像ロールを小型化するために、その径を小さくしようとするならば、マグネットロールを小径化する必要があり、これにより、マグネットロールの剛性も弱くなり、上記のような撓みが大きくなってしまい、従って、上記のような不具合が生じる可能性が高くなってしまう。また、マグネットロールを小径化すると、一般に、その磁極が弱くなってしまうが、現像スリーブ表面での磁束を維持するために、それを補うためには、マグネットロールと現像スリーブとの隙間を狭くする必要があり、そうすると、マグネットロールの外周面と現像スリーブの内周面が当接しないようにするためのマグネットロールの撓みの許容量が減ってしまう。
参考までに、特許文献1には、画像形成装置において、現像スリーブと現像剤規制部材との隙間が、これらの軸方向両端部と軸方向中央部との間で異なるため、キャリア拘束領域における現像剤の軸方向の拘束状態が不均一になるため、均一で安定した画像の形成が難しい場合があるということを課題として、これを解決するために、現像剤規制部材を丸棒状とし、更に、その長手方向中央部の径が両端部の径よりも小さくなった所謂クラウン状とする発明が開示されている。これにより、長手方向中央部における磁束及びこれによるマグネットロールからの引力が両端部における磁束及びこれによるマグネットロールからの引力よりもそれぞれ弱くなり、現像剤規制部材の撓みを小さくできる。また、現像剤規制部材に撓みが生じても、現像スリーブと現像剤規制部材との隙間の、これらの軸方向両端部と軸方向中央部との間に生ずる差異を小さくすることができる。
また、特許文献2には、画像形成装置において、現像剤の担持量が増えると、現像ロールに含まれる現像スリーブと、感光体との間の現像ギャップが、現像スリーブの軸方向両端においてよりも、中央部においての方が、広くなってしまい、これにより、中央部におけるニップ幅が狭くなってしまい、中央部における画像が薄くなってしまうことを課題として、これを解決するために、現像スリーブの軸方向での内径を一定として、その現像スリーブの軸方向端部での外径に対して軸方向中央部での外径を大きくする発明が開示されている。これにより、現像剤の担持量が増えても、現像ロールに含まれる現像スリーブと、感光体との間の現像ギャップが、現像スリーブの軸方向両端においてよりも、中央部においての方が、広くなってしまうことを軽減又は防止することができる。
しかしながら、特許文献1に開示されている発明は、現像剤規制部材の撓みによる課題を解決するのみであり、現像ロールの撓みにより生じる課題とは無関係なものである。
また、特許文献2に開示されている発明は、現像ロールに含まれる現像スリーブと感光体との間の現像ギャップの大きさに関する課題を解決するのみのものであり、現像ロールに含まれる現像スリーブとマグネットロールとの間のギャップ(隙間)、つまり、現像ロールの内部におけるギャップ(隙間)、とは無関係なものである。
そこで、本発明は、マグネットロールが撓んだ場合であっても、その表面と現像スリーブの内周面とが当接することを回避することができる現像ロール、これを備えた現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、中空円筒状の現像スリーブと、前記現像スリーブの中空部に隙間を持ちつつ挿入され、複数の磁極を有するマグネットロールと、を備え、前記現像スリーブが、前記マグネットロールに対して相対的に回転することが可能な現像ロールであって、現像装置における当該現像ロールと現像剤規制部材との近接領域において、前記マグネットロールと前記現像剤規制部材との間の磁力に少なくとも起因して前記マグネットロールが撓んでも、前記近接領域において前記マグネットロールの表面と前記現像スリーブの内周面とが当接することを回避するように、前記マグネットロールの形状が調整されていることを特徴とする現像ロールが提供される。
本発明によれば、マグネットロールが撓んだ場合であっても、その表面と現像スリーブの内周面とが当接することを回避することができる。
本発明の実施形態による画像形成装置の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態による画像形成装置に備わる現像ユニットの概観斜視図である。 図2に示すA方向から見たときの現像ユニット内部の構成を示す断面図である。 図3に示す線B−Bを断面線とする現像ユニットの断面図である。 (a)は、本発明の実施形態による現像ユニットに備わるマグネットロールの構成を示す上面図であり、(b)は、その現像ロールの全体の構成を示す断面図である。 (a)は、本発明の実施形態による画像形成装置において、現像ユニットが現像剤規制部材に隣接して配設される様子を示す断面図であり、(b)はその様子を示す側面図である。 (a)は、本発明の実施形態による現像ユニットを示し、更に、その各部の寸法記号を追加して示した断面図であり、(b)は、図7においてマグネットロールのマグネット部の長手方向の中央部における断面((VII−b)−(VII−b)を断面線とした断面)を示し、更に、マグネットロールの各部の寸法記号を追加して示した断面図である。 (a)は、実施例1によるマグネットロールの構成を示す、軸を含んだ断面図であり、(b)は、実施例2によるマグネットロールの構成を示す、軸を含んだ断面図であり、(c)は、実施例3によるマグネットロールの構成を示す、軸を含んだ断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の概略構成を示し、本図を用いて、画像形成装置1の構成について、以下に説明する。
画像形成装置1は、原稿から読み取った原画像をコピー用紙等のシート状記録媒体に複写するために、搬送機構10、露光ユニット20、可視像形成ユニット30、40、50、60、二次転写ユニット70、定着ユニット80及び制御ユニット90を備えている。
搬送機構10は、給紙トレイ10aに保持されている用紙Pを一枚ずつピックアップし、二次転写ユニット70に用紙Pを搬送するための各種機構部材から構成されている。さらに、搬送機構10は、二次転写ユニット70の用紙搬送方向の下流側に配設されている定着ユニット80に用紙Pを搬送し、該定着ユニット80から搬出された用紙Pを排紙トレイ10bで保持するための各種機構部材を備える。
露光ユニット20は、原稿から読み取った原画像に応じた静電潜像を形成するために、該原画像に応じたレーザ光Rを可視像形成ユニット30、40、50及び60に向けて出射する。具体的には、該露光ユニット20は、レーザ光を出射するためのレーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー及び等角速度で偏向されたレーザ光を補正するレンズ等の光学系部材(不図示)から構成されている。
4組の可視像形成ユニット30、40、50及び60は、露光ユニット20から出射されたレーザ光Rに基づいて、トナー像を中間転写ベルト75上に一次転写する。
具体的には、可視像形成ユニット30は、トナー像の担持体となる感光体31、該感光体31を所定の電位に帯電させるための帯電器32、感光体31表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像に現像化する現像ユニット33(本発明の現像装置に対応する。)、該現像ユニット33にトナーを補給するトナー補給ユニット34及びトナー像を中間転写ベルト75に転写する一次転写部35を備える。
トナー補給ユニット34は、現像ユニット33内のトナーと同色である黒色のトナーを収容し、該トナーを現像ユニット33に補給するための各種補給部材(不図示)を制御するための補給コントローラ340を有している。ここで、該補給コントローラ340は、制御ユニット90から出力される制御信号に基づいて各種補給部材を制御する。つまり、トナー補給ユニット34は、制御ユニット90から出力される制御信号に基づいて、自身に収容されているトナーを現像ユニット33に補給し、又は、補給を停止する。ここで、制御ユニット90は、所定の方法に基づいて、現像ユニット33に貯留されているトナーの残量などを検出し、その検出結果に基づいて、制御信号を補給コントローラ340に出力する。
他の3組の可視像形成ユニット40、50及び60の構成は、可視像形成ユニット30と同様であり、可視像形成ユニット40、50及び60の各々の現像ユニットには、各々イエロー、マゼンタ、シアンのトナー及びキャリアが貯留されている。また、可視像形成ユニット40、50及び60の各々のトナー補給ユニットには、現像ユニット内のトナーと同色のトナーが収容されている。
定着ユニット80は、用紙Pに転写されたトナー像を定着させる。具体的には、定着ユニット80は、発熱体83が内蔵されている定着ローラ81と加圧ローラ82との間に用紙Pが挟持されて移動する際、熱と圧力によってトナー像を溶融し定着させる。
図2は、現像ユニット33の概観斜視図である。また、図3は、図2に示すA方向から見たときの現像ユニット33内部の構成を示す断面図である。さらに、図4は、図3に示す線B−Bを断面線とする現像ユニット33の断面図である。これらの図面を用いて、現像ユニット33の構成について、以下に説明する。
図2に示すように、現像ユニット33は、現像槽330及び該現像槽330の鉛直方向上方に着脱自在に設けられている現像槽カバー331を有する。また、現像ユニット33の幅方向の一端(図2で見て背面側、図3で見て左端側)に円柱形状の現像ロール335がローラ面の一部を露出するように配設されている。ここで、現像槽カバー331には、トナー補給ユニット34からのトナーを内部に補給するために補給口33Aを有している。
図3に示すように、現像ユニット33の内部空間を構成する現像槽330内には、現像ロール335、現像槽330内の現像剤を攪拌し搬送する1組の攪拌搬送部材336、337を有している。
現像槽330は、トナー及び磁性体キャリアから成る二成分現像剤を貯留するための内部空間を構成するための部材であり、ドクターブレード等の現像剤規制部材3301及び隔壁3302を有している。
現像ロール335は、中空円筒状の現像スリーブの他に、現像スリーブの中空部に隙間を持ちつつ挿入され、複数の磁極を有するマグネットロールを備え、現像スリーブが、前記マグネットロールに対して相対的に回転することが可能なものである。また、転送ローラには、現像バイアス電圧が供給される。マグネットロールは、現像装置に固定され、現像スリーブが外部からの駆動力により回転する。
現像剤規制部材3301は、現像ロール335に担持される現像剤量を所定量に規制する板状部材であり、現像ロール335の表面に近接する現像槽330の一端に、現像ロール335の長手方向に沿って配設している。ここで、現像剤規制部材3301の材料としては、磁性鋼鈑、非磁性鋼鈑に磁性体を付加したもの等を用いることができる。
隔壁3302は、現像槽330の幅方向略中央部において、現像槽330の長手方向に沿って延びる部材であり、現像槽330の底部と現像槽カバー331との間に配設されている。つまり、隔壁3302は、攪拌搬送部材336による現像剤の搬送路Pと、攪拌搬送部材337による現像剤の搬送路Qとを隔てるために設けられる部材である。
図4に示すように、隔壁3302は、現像槽330の内部空間を、搬送路P、搬送路Q、連通路R及び連通路Sに区分する。また、搬送路P側の鉛直方向上方には補給口33Aを配設している。
攪拌搬送部材336及び攪拌搬送部材337は、螺旋状の搬送羽根を有するオーガスクリュー状の部材であり、攪拌搬送部材336は、モータ等の不図示の駆動手段により回転することで、搬送路Pの現像剤を連通路Rにまで攪拌させながら搬送する。また攪拌搬送部材337は、同じく不図示の駆動手段により回転することで、搬送路Qの現像剤を連通路Sにまで攪拌させながら搬送する。ここで、現像ロール335、攪拌搬送部材336及び337は、連動して回転するよう構成されている。
したがって、現像ユニット33は、現像ロール335、攪拌搬送部材336及び337を連動して回転駆動させることにより、搬送路P、連通路R、搬送路Q、連通路Sの順で、現像槽330内の現像剤を循環移動させる。また、現像ユニット33は、現像槽330内において現像剤が搬送路Qにて搬送されている間に、少なくともその一部の現像剤を現像ロール335により汲み上げて、そして現像ロール335表面に担持させる。
次に、本発明の第1の実施形態による現像ロール335及び現像剤規制部材3301について、図5、図6、図7等を参照して、より詳細に説明する。
上述したように、現像ロール335は、中空円筒状の現像スリーブ401の他に、現像スリーブ401の中空部に隙間403を持ちつつ挿入され、複数の磁極を有するマグネットロール405を備え、現像スリーブ401が、マグネットロール405に対して相対的に回転することが可能なものである。
現像スリーブ401の一端側の辺縁部は、第1フランジ407に嵌着されており、他端側の辺縁部は、第2フランジ409に嵌着されている。第1フランジ407には、第1軸受け415が嵌着されており、第2フランジ409には、第2軸受け417が嵌着されている。
マグネットロール405は、シャフト411と、これの側面部に固着されたマグネット部413を備える。マグネット部413には、図6(b)に示すように、複数の磁極として、S1極、S2極、N1極、N2極、N3極が設けられている。N1極、S1極、N2極、S2極、N3極は、この順に、汲み上げ極、層規制極、現像極、搬送極、剥離極として機能する。
シャフト411は、第1軸受け415及び第2軸受け417により、マグネットロール405に対して相対的に回転可能に支持されている。
シャフト411の一端に設けられた第1嵌合部419及び第2嵌合部420は、これらに対応して現像ユニット33の両側部の壁面に設けられた嵌合部にそれぞれ嵌合し、これにより、マグネットロール405は、現像ユニット33全体に対して、所定の姿勢で固定される。この姿勢により、層規制極S1は、現像剤規制部材3301に対向し、画像形成装置においては、現像極N2は、感光体31に対向する。
第1軸受け415及び第2軸受け417は、シャフト411を受ける一対の軸受けとして機能し、これにより、現像スリーブ401は、マグネットロールに対して、相対的に回転可能となる。そして、第2フランジ409に設けられた第3嵌合部421を介して、不図示の駆動手段により、現像スリーブ401は、マグネットロール405に対して、相対的に回転することとなる。
現像剤規制部材3301は、図6(a)、(b)に示すように、現像ロール335と長手方向を共通として、これから所定の隙間を隔てた位置に配設される。また、現像剤規制部材3301は、マグネットロール405の周方向で見て層規制極S1に対向した位置に配設される。
次に、本発明に従った実施形態によるマグネットロール405の形状について説明をする。
図5(a)、(b)に示すように、マグネットロール405の構成要素であるマグネット部413は、軸と層規制極S1とを含む断面において層規制極S1側の断面の輪郭が逆クラウン形状となり、図5(a)、(b)、図6(b)、図7(b)にマグネット部413の軸方向に沿った中央部における断面を代表して示すように、軸に対して垂直な任意の断面において層規制極S1近傍の輪郭が、マグネットロール405の軸と現像剤規制部材3301を結ぶ直線とほぼ直角な直線状になるように形成されている。
このようにマグネットロール405が形成されていることにより、現像ロール335が単独で置かれている状態においては、図5(b)に示すように、現像剤規制部材3301と層規制極S1とが対向する範囲においては、マグネットロール405の外周部ともなるマグネット部413の外周部と現像スリーブ401の内周部の隙間403が軸方向に沿って両端部よりも中央部の方が広くなる。また、図5(b)、図6(b)に示すように、現像剤規制部材3301と層規制極S1とが対向する範囲においては、マグネット部413の外周部と現像スリーブ401の内周部の隙間403が、円周方向で見ると、層規制極S1近傍におけるほうが、それ以外の部分におけるよりも広くなる。
そして、現像ユニット33において、現像ロール335が現像剤規制部材3301に近接した位置に配設された状態においては、図6に示すように、マグネットロール405の層規制極S1と現像剤規制部材3301との間の磁気的な引力により、マグネットロール405が、現像剤規制部材3301に引かれる方向に撓むが、マグネットロール405が上記のように形成されていることにより、マグネットロール405の外周部でもあるマグネット部413の外周部と現像スリーブ401の内周部とが、層規制極S1近傍において当接することを回避することができる。
次に、マグネットロール405の幾つかの実施例について、説明をする。
実施例1におけるマグネットロール405の構成要素であるマグネット部413は、図8(a)に示すように、軸と層規制極S1とを含む断面における層規制極S1側の輪郭が逆クラウン形状となっている。
図7(a)、(b)に示す各部の寸法は、下表の通りとなる。
Figure 2017003636
実施例1によるマグネット部413の効果を見るために、下記のような評価を行った。
カラー複合機(商品名:MX−3610FN、シャープ株式会社製)を用いて、4枚間欠(1秒停止)で10,000枚印字した。ここで、加速試験をするために、現像条件を、下記のように設定した。
マグネットロールが通常よりも現像剤規制部材に強く磁力により引かれるようにするために、現像剤規制部材により規制される現像剤の高さを通常よりも20パーセント増加した。
現像ロールにより多くのシェアをかけるために、感光体ドラムと現像スリーブとの隙間を通常よりも20パーセント減少させた。
上記の条件で加速試験をしてから、画像不具合評価をするために、ベタ画像に刷毛筋があるか否かを目視により確認し、また、マグネット傷評価をするために、X線検査機により、非破壊検査を行った。
従来のマグネットロールを利用した場合には、マグネットに傷が発生しているが、実施例1によるマグネットロールを利用した場合には、マグネットに傷が発生していないことが確認された。
また、従来のマグネットロールを利用した場合には、ベタ画像に刷毛筋が発生しているが、実施例1によるマグネットロールを利用した場合には、ベタ画像に刷毛筋が発生していないことが確認された。
これらの確認の内容により、従来のマグネットロールを利用した場合には、マグネットロールが撓むことにより、その表面と現像スリーブの内面とが当接し、これによりマグネットロールに傷が発生し、更には、これにより、特に傷の部分では、現像ロールにより搬送される現像剤の量が不安定となり、トナー不足の部分でベタ画像に刷毛筋が発生したのに対して、実施例1のマグネットロールを利用した場合には、マグネットロールが撓んでも、その表面と現像スリーブとが当接することを回避でき、従って、マグネットロールに傷が発生することも回避でき、更には、ベタ画像に刷毛筋が発生することも回避できたことが理解できる。
実施例2におけるマグネットロール405の構成要素であるマグネット部413は、図8(b)に示すように、軸と層規制極S1とを含む断面における層規制極S1側の輪郭が台形形状となっている。
図7(a)、(b)に示す実施例1の各部に対応する実施例2の各部の寸法は、下記の通りとなる。
Figure 2017003636
実施例1と同様な評価を行い、同様な評価結果を得ることができた。
実施例3におけるマグネットロール405の構成要素であるマグネット部413は、図8(c)に示すように、軸と層規制極S1とを含む断面における層規制極S1側の輪郭がS字形状となっている。
図7(a)、(b)に示す実施例1の各部に対応する実施例3の各部の寸法は、下記の通りとなる。
Figure 2017003636
実施例1と同様な評価を行い、同様な評価結果を得ることができた。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、画像形成装置に利用することができる。
335 現像ロール
401 現像スリーブ
403 隙間
405 マグネットロール
407 第1フランジ
409 第2フランジ
411 シャフト
413 マグネット部
415 第1軸受け
417 第2軸受け
419 第1嵌合部
420 第2嵌合部
421 第3嵌合部
3301 現像剤規制部材

Claims (10)

  1. 中空円筒状の現像スリーブと、
    前記現像スリーブの中空部に隙間を持ちつつ挿入され、複数の磁極を有するマグネットロールと、
    を備え、
    前記現像スリーブが、前記マグネットロールに対して相対的に回転することが可能な現像ロールであって、
    現像装置における当該現像ロールと現像剤規制部材との近接領域において、前記マグネットロールと前記現像剤規制部材との間の磁力に少なくとも起因して前記マグネットロールが撓んでも、前記近接領域において前記マグネットロールの表面と前記現像スリーブの内周面とが当接することを回避するように、前記マグネットロールの形状が調整されていることを特徴とする現像ロール。
  2. 請求項1に記載の現像ロールであって、
    前記マグネットロールの軸方向に沿っての中央付近であり且つ前記マグネットロールの円周方向に沿っての前記近接領域の中央付近である部分において前記マグネットロールの半径が最小となるように、前記マグネットロールの形状が調整されていることを特徴とする現像ロール。
  3. 請求項1又は2に記載の現像ロールであって、
    前記マグネットロールの形状の調整は、前記マグネットロールの中心軸から表面までの半径方向の距離の2次元分布を調整したものであることを特徴とする現像ロール。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の現像ロールであって、
    前記マグネットロールの形状の調整は、連続的なものであることを特徴とする現像ロール。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の現像ロールであって、
    前記マグネットロールの軸を含む断面であって、その輪郭が前記近接領域に含まれる少なくとも1つの断面におけるその輪郭に関して、半径が、軸方向に沿って中央付近から両端部に向かうに従って増大するように前記マグネットロールの形状が調整されていることを特徴とする現像ロール。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の現像ロールであって、
    前記マグネットロールの軸に対して直角な前記マグネットロールの軸中央付近の断面であって、その輪郭が前記近接領域に含まれる少なくとも1つの断面におけるその輪郭に関して、半径が、前記現像剤規制部材に最近接する部分から離れるに従って増大するように前記マグネットロールの形状が調整されていることを特徴とする現像ロール。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の現像ロールであって、
    前記近接領域において、前記マグネットロールの軸を含む少なくとも1つの断面における表面形状が逆クラウン型、台形形状、S字曲面形状のうちの何れかとなるように前記マグネットロールの形状が調整されていることを特徴とする現像ロール。
  8. トナーを含む磁性現像剤を貯留する現像槽と、
    前記磁性現像剤に含まれるトナーを前記現像槽から汲んで感光体に供給するために利用される請求項1乃至7の何れか1項に記載の現像ロールと、
    前記トナーの前記感光体への供給量を規制するための前記現像剤規制部材と、
    を備える現像装置。
  9. 請求項8に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置であって、
    前記感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電部と、
    帯電した前記感光体に、形成するべき画像に対応した潜像を形成する露光部と、
    記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により前記感光体まで搬送されてきた前記記録媒体に前記感光体に形成されているトナー像を転写する転写部と、
    を更に備え、
    前記現像装置は、前記感光体に形成された前記潜像を前記トナー像に現像化するために利用されることを特徴とする画像形成装置。
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