JP2015118229A - 粉体収容容器、画像形成装置 - Google Patents

粉体収容容器、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015118229A
JP2015118229A JP2013261255A JP2013261255A JP2015118229A JP 2015118229 A JP2015118229 A JP 2015118229A JP 2013261255 A JP2013261255 A JP 2013261255A JP 2013261255 A JP2013261255 A JP 2013261255A JP 2015118229 A JP2015118229 A JP 2015118229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
rotating member
unit
edge
powder container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013261255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6303478B2 (ja
Inventor
丸山 彰久
Akihisa Maruyama
彰久 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2013261255A priority Critical patent/JP6303478B2/ja
Publication of JP2015118229A publication Critical patent/JP2015118229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6303478B2 publication Critical patent/JP6303478B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】粉体収容容器に収容された粉体を排出口へ向けて効果的に搬送することができる粉体収容容器及び画像形成装置を得る。【解決手段】フィルム100を展開した状態で、搬送部108の外縁108Cのトナー搬送方向下流側の部分が、外縁108Cのトナー搬送方向上流側の部分に対して回転部材90から離れるように傾斜している。これにより、搬送部108の先端と内壁82Bとの接線Lが、装置奥行方向に対してトナー搬送方向下流側が広がるように傾斜することで、粉体収容容器39に収容されたトナーTが排出口82Aへ向けて効果的に搬送される。【選択図】図1

Description

本発明は、粉体収容容器、及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載のトナー供給容器(粉体収容容器)には、内部に回転自在に設けられた可撓性部材からなり、トナー供給容器に収納されたトナーを攪拌してトナー供給口に搬送する攪拌部材が備えられている。そして、回転軸に直交する方向に延びるスリットを、その先端を回転軸方向の中央側に傾斜させて複数形成することによって、攪拌部材の各部における撓み量を変化させることで、撹拌部材がトナーを中央に寄せるようになっている。
特開2002−236410号公報
本発明の課題は、粉体収容容器に収容された粉体を排出口へ向けて効果的に(確実に)搬送することである。
請求項1に係る粉体収容容器は、一方向に延びる円柱状の粉体が収容された収容部が形成され、前記一方向の一端側に、前記収容部に収容される粉体を排出する排出口が形成される本体部材と、前記収容部に前記一方向に延びて配置され、前記一方向を軸線として回転する回転部材と、前記回転部材に基端が取り付けられて先端が前記収容部の内壁と接触して撓む板状の板部材に形成され、前記板部材を展開した状態で、前記回転部材から遠い部分が前記回転部材に近い部分に対して前記一端側に位置するように傾斜する第一傾斜縁と、前記第一傾斜縁に対して他端側に配置されると共に前記回転部材から遠い部分が前記回転部材に近い部分に対して前記第一傾斜縁から離れる端縁と、前記第一傾斜縁の前記回転部材から最も遠い部分と前記端縁の前記回転部材から最も遠い部分とに架け渡されると共に前記一端側に位置する部分が前記他端側に位置する部分に対して前記回転部材から離れるように傾斜する第一外縁と、によって構成され、前記端縁の前記回転部材から最も遠い部分が、前記収容部に配置された状態で前記内壁と接触する第一搬送部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る粉体収容容器は、請求項1に記載の粉体収容容器において、前記板部材に形成され、前記板部材を展開した状態で、前記回転部材から遠い部分が前記回転部材から近い部分に対して前記一端側に位置するように傾斜すると共に互いに前記一方向に離間する一対の第二傾斜縁と、一対の前記第二傾斜縁の前記回転部材から最も遠い部分どうしに架け渡されると共に前記一方向に延びる第二外縁と、によって構成され、前記一方向に並んで複数配置される第二搬送部を備え、前記第一搬送部は、前記一方向の他端側に配置される前記第二搬送部の隣りに配置され、前記板部材を展開した状態で、前記第一傾斜縁と、前記第一搬送部の隣りに配置された前記第二搬送部における他端側の前記第二傾斜縁とは、前記一方向で離間していることを特徴とする。
請求項3に係る粉体収容容器は、請求項2に記載の粉体収容容器において、前記板部材を展開した状態で、前記第一傾斜縁と、前記第一搬送部の隣りに配置された前記第二搬送部の前記第二傾斜縁とが前記一方向において離間する距離は、前記回転部材に近づくに従って短くなることを特徴とする。
請求項4に係る粉体収容容器は、請求項2又は3に記載の粉体収容容器において、前記板部材を展開した状態で、前記第一外縁の最も前記一端側に位置する部分は、前記第一搬送部の隣りに配置される前記第二搬送部の前記第二外縁の最も前記他端側に位置する部分よりも、前記一端側に位置することを特徴とする。
請求項5に係る画像形成装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の粉体収容容器と、静電潜像が形成される像保持体と、前記粉体収容容器に収容される粉体を受け取り、前記像保持体に形成される静電潜像を粉体で現像する現像器と、を備えることを特徴とする。
請求項1の粉体収容容器によれば、第一傾斜縁の回転部材に遠い部分と端縁の回転部材に遠い部分とに架け渡される第一外縁が一方向と平行に延びている場合と比して、撓んだ第一搬送部と収容部の内壁との接触を、より粉体の搬送効率の高い状態にすることができる。
請求項2の粉体収容容器によれば、板部材を展開した状態で、第一傾斜縁と、第一搬送部の隣りに配置された第二搬送部の第二傾斜縁とが接触している場合と比して、収容部に板部材を配置する際に、第一搬送部と第二搬送部とが干渉するのを抑制することができる。
請求項3の粉体収容容器によれば、第一傾斜縁と、第二傾斜縁とが一方向において離間する距離が、先端から基端に向かうに従って短くならない場合と比して、板部材が内壁と接触して撓んだ際に、第一搬送部と第一搬送部の隣りに配置された第二搬送部との隙間を小さくすることができる。
請求項4の粉体収容容器によれば、第一外縁の最も一端側に位置する部分が、第一搬送部の隣りに配置される第二搬送部の第二外縁の最も他端側に位置する部分よりも、他端側に位置する場合と比して、板部材を本体部材内に配置した状態で、第一方向において搬送部が存在しない箇所が発生する可能性を低減することができる。
請求項5の画像形成装置によれば、請求項1〜4の何れか1項に記載の粉体収容容器を備えていない場合と比して、静電潜像を現像する際に粉体収容容器に収容される粉体の残量が少なくなるまで、粉体を現像に用いることができる。
本発明の実施形態に係る粉体収容容器を示した分解側面図である。 本発明の実施形態に係る粉体収容容器を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る粉体収容容器を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る粉体収容容器を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る粉体収容容器に備えられた搬送部の撓み状態を示した斜視図である。 (A)(B)(C)(D)(E)本発明の実施形態に係る粉体収容容器に備えられた搬送部を示した断面図、側面図、平面図である。 (A)(B)(C)(D)(E)本発明の実施形態に係る粉体収容容器に備えられた搬送部を示した断面図、側面図、平面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成部等を示した構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の実施形態に係る搬送部に対する比較例に係る搬送部を示した側面図である。 (A)(B)(C)(D)(E)本発明の実施形態に係る粉体収容容器に備えられた搬送部に対する比較例に係る搬送部を示した断面図、側面図、平面図である。
本発明の実施形態に係る粉体収容容器、及び画像形成装置の一例について図1〜図11に従って説明する。なお、図中に示す矢印Y方向は、鉛直方向であって装置上下方向を示し、矢印X方向は、水平方向であって装置幅方向を示し、矢印Z方向は、水平方向であって装置奥行を示す。
(全体構成)
画像形成装置10は、図9に示されるように、第一筐体12と、第二筐体14と、画像形成部16と、媒体搬送部50と、後処理部60と、制御部68と、を含んで構成されている。なお、制御部68は、画像形成装置10を構成する各部(画像形成部16を構成する各部等)の制御を行うようになっている。
また、第一筐体12と第二筐体14とは、装置幅方向に並んで配置され、連結機構44により連結されている。
〔画像形成部16〕
画像形成部16は、第一筐体12の内部に配置され、図8に示されるように、トナー画像を形成するトナー画像形成部20と、トナー画像形成部20で形成された画像を記録媒体としてのシート部材Pに転写する転写装置30と、シート部材Pに転写されたトナー画像をシート部材Pに定着する定着装置40と、を含んで構成されている。なお、画像形成部16は、電子写真方式によりシート部材Pに画像を形成するようになっている。
[トナー画像形成部20]
トナー画像形成部20は、像保持体である感光体ドラム21と、帯電器22と、露光装置23と、現像装置24と、を含んで構成されている。トナー画像形成部20は、色ごとにトナー画像を形成するように複数備えられている。本実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計4色のトナー画像形成部20が設けられている。また、各色のトナー画像形成部20は、同様の構造とされ、転写装置30に備えられたる転写ベルト31の周回方向において、上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順で各色のトナー画像形成部20の感光体ドラム21が転写ベルト31と接するように、トナー画像形成部20が配置されている。そして、各色のトナー画像形成部20は、装置幅方向に並んで配置されている。なお、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
感光体ドラム21は、円筒状に形成され、駆動手段(図示省略)によって自軸周りに回転駆動されるようになっている。感光体ドラム21の外周面には、一例として負の帯電極性を呈する感光層が形成されている。なお、感光体ドラム21の外周面にオーバーコート層を形成してもよい。
帯電器22は、感光体ドラム21の外周面(感光層)に接触して、回転する感光体ドラム21に従動しながら回転し、感光体ドラム21の外周面を負極性に帯電させるようになっている。
露光装置23は、感光体ドラム21の外周面に静電潜像を形成するようになっている。具体的には、制御部68を構成する画像信号処理部から受け取った画像データに応じて、変調した露光光Lを帯電器22により帯電された感光体ドラム21の外周面に照射するようになっている。そして、露光光Lの照射により、感光体ドラム21の外周面には静電潜像が形成されるようになっている。
本実施形態では、露光装置23は、光源(図示省略)から照射された光ビームをポリゴンミラーやFθレンズを含む光走査手段(光学系)で走査しつつ感光体ドラム21の外周面を露光する構成となっている。
現像装置24は、トナーT(粉体の一例)及びキャリアCAを含む現像剤Gで感光体ドラム21の外周面に形成された静電潜像をトナー画像として現像することで、感光体ドラム21の外周面にトナー画像を形成するようになっている。現像装置24には、トナーTを現像装置24へ補充するための粉体収容容器39(トナーカートリッジ)が搬送路(図示省略)を介してつながっている。各色の粉体収容容器39は、露光装置23に対して上方で、装置幅方向に並んで配置されており、個別に第一筐体12に対して着脱可能(交換可能)とされている。なお、粉体収容容器39については、詳細を後述する。
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー画像が転写される無端状の転写ベルト31を備え、転写ベルト31は、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。本実施形態では、転写ベルト31は、正面側から見て装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。
複数のロール32のうちロール32Dは、モーター(図示省略)の動力により転写ベルト31を矢印A方向に周回させる駆動ロールとして機能する。また、複数のロール32のうちロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。複数のロール32のうちロール32Bは、後述する二次転写ロール34の対向ロールとして機能する。
さらに、転写ベルト31を挟んで各色の感光体ドラム21の反対側には、感光体ドラム21の外周面に形成されるトナー画像を転写ベルト31に転写する一次転写ロール33が夫々配置されている。
さらに、転写ベルト31の鈍角を成す下端側の頂部には、転写ベルト31に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール34が接触しており、転写ベルト31と二次転写ロール34とで転写ニップNTが形成されている。
定着装置40は、転写装置30においてトナー画像が転写されたシート部材Pに、トナー画像を定着させるようになっている。本実施形態では、定着装置40は、定着ニップNFにおいてトナー画像を加熱しつつ加圧することで、トナー画像をシート部材Pに定着するようになっている。
〔媒体搬送部50〕
媒体搬送部50は、図9に示されるように、画像形成部16にシート部材Pを供給する媒体供給部52と、画像が形成されたシート部材Pを排出する媒体排出部54と、を含んで構成されている。さらに、媒体搬送部50は、シート部材Pの両面に画像を形成させる際に用いられる媒体戻し部58と、転写装置30から定着装置40までシート部材Pを搬送する中間搬送部59と、を含んで構成されている。
媒体供給部52は、画像形成部16の転写ニップNTに対し、転写タイミングに合わせてシート部材Pを1枚ずつ供給するようになっている。これに対して、媒体排出部54は、定着装置40にてトナー画像が定着されたシート部材Pを装置外に排出するようになっている。さらに、媒体戻し部58は、一方の面にトナー画像が定着されたシート部材Pの他方の面に画像を形成する際に、シート部材Pを表裏反転して画像形成部16(媒体供給部52)に戻すようになっている。
〔後処理部60〕
後処理部60は、図9に示されるように、第二筐体14の内部に配置され、画像が形成されたシート部材Pを冷却する媒体冷却部62と、シート部材Pの湾曲を矯正する矯正装置64と、画像を検査する画像検査部66と、を含んで構成されている。
そして、後処理部60を構成する各部は、媒体搬送部50の媒体排出部54中に配置され、媒体冷却部62、矯正装置64及び画像検査部66は、シート部材Pの排出方向の上流側からこの順で配置されている。
(画像形成動作)
次に、画像形成装置10によるシート部材Pへの画像形成工程、及び後処理工程の概要について説明する。
画像形成指令を受けた制御部68は、トナー画像形成部20、転写装置30及び定着装置40を作動させる。これにより、感光体ドラム21及び現像装置24に備えられたる現像ロール(符号省略)が回転され、転写ベルト31が周回される。さらに、加圧ロール42が回転される共に、定着ベルト(符号省略)が周回される。そして、これらの動作に同期して、制御部68は、媒体搬送部50等を作動させる。
これにより、各色の感光体ドラム21は、回転しながら帯電器22によって帯電される。また、制御部68は、画像信号処理部で画像処理が施された画像データを、各色の露光装置23に送る。各色の露光装置23は、画像データに応じて各色の露光光Lを出射して、帯電した各色の感光体ドラム21に露光する。そして、各色の感光体ドラム21の外周面に静電潜像が形成される。各色の感光体ドラム21に形成された静電潜像は、現像装置24から供給される現像剤Gによってトナー画像として現像される。これにより、各色の感光体ドラム21には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のうち、対応する色のトナー画像が形成される。
さらに、各色の感光体ドラム21に形成された各色のトナー画像は、各色の一次転写ロール33によって周回する転写ベルト31に順次転写される。これにより、転写ベルト31には、4色分のトナー画像が重畳されたトナー画像が形成される。このトナー画像は、転写ベルト31の周回によって転写ニップNTに搬送される。この転写ニップNTには、このトナー画像の搬送にタイミングを合わせるように、媒体供給部52によりシート部材Pが供給される。この転写ニップNTにおいて転写バイアス電圧が印加されることで、転写ベルト31からトナー画像がシート部材Pに転写される。
トナー画像が転写されたシート部材Pは、中間搬送部59によって転写装置30の転写ニップNTから定着装置40の定着ニップNFに向けて、負圧吸引されながら搬送される。定着装置40は、定着ニップNFを通過するシート部材Pに熱及び加圧力(定着エネルギー)を付与する。これにより、シート部材Pに転写されたトナー画像がシート部材Pに定着される。
定着装置40から排出されたシート部材Pは、媒体排出部54によって装置外の排出媒体受け部に向けて搬送されつつ、後処理部60により処理が施される。定着装置40により加熱されたシート部材Pは、まず媒体冷却部62において冷却される。次に、シート部材Pは、矯正装置64によって湾曲が矯正される。さらに、シート部材Pに定着されたトナー画像は、画像検査部66によって、トナー濃度欠陥、画像欠陥、画像位置欠陥等の有無や程度が検出される。そして、シート部材Pは、媒体排出部54によって第二筐体14の外部に排出される。
一方、シート部材Pの画像が形成されていない非画像面(裏面)に画像を形成させる場合(両面印刷の場合)には、制御部68は、画像検査部66を通過したシート部材Pの搬送経路を、媒体排出部54から媒体戻し部58に切り替える。これによりシート部材Pは、表裏反転されて媒体供給部52に送り込まれる。このシート部材Pの裏面には、前述した工程と同様の工程で画像が形成(定着)され、媒体排出部54によって第二筐体14の外部に排出される。
(要部構成)
次に、粉体収容容器39について説明する。
粉体収容容器39は、第一筐体12に対して着脱可能とされている。そして、粉体収容容器39は、図3、図4に示されるように、本体部材の一例としての筐体80と、筐体80の内部に形成された収容部80Aに配置される回転部材90と、回転部材90に取り付けられる板部材の一例としてのフィルム100と、を備えている。
〔筐体80〕
筐体80は、図1、図3に示されるように、装置奥行方向に延びる円筒状とされる円筒部82と、円筒部82の装置奥行方向の手前側(他端側の一例:以下単に「トナー搬送方向上流側」と記載することがある)を閉止する閉止部84とを有している。そして、筐体80の内部には、トナーT(粉体の一例)が収容される装置奥行方向(一方向の一例)に延びた円柱状の収容部80Aが形成さている。
さらに、円筒部82における装置奥行方向の奥側(一端側の一例:以下単に「トナー搬送方向下流側」と記載することがある)には、収容部80Aに収容されたトナーTを、現像装置24と連結される搬送路(図示省略)に排出する排出口82Aが形成されている。排出口82Aは、下方にトナーTを排出するように配置され、トナーTの排出方向から見て矩形状とされている。
また、排出口82Aには、排出口82Aを開放又は閉止する開閉蓋86が取り付けられている。粉体収容容器39が第一筐体12から離脱している場合には、図示せぬ付勢部材の付勢力で、開閉蓋86が、排出口82Aを閉止する閉止位置に配置されるようになっている。一方、粉体収容容器39を第一筐体12に装着すると、開閉蓋86が、図示せぬ突起に押圧されて排出口82Aを開放する開放位置へ移動するようになっている。
また、閉止部84は円盤状とされ、閉止部84の中央側には、凹状の凹部84Aが形成されている。この凹部84Aに、回転部材90の軸部90Bが図示せぬ軸受を介して支持されるようになっている。
〔回転部材90〕
回転部材90は、図1、図3に示されるように、装置奥行方向に延びる断面矩形状の矩形部90Aと、矩形部90Aのトナー搬送方向上流側に基端が固定され装置奥行方向に延びる円柱状の軸部90Bと、矩形部90Aのトナー搬送方向下流側に基端が固定され装置奥行方向に延びる円柱状の軸部90Cとを有している。そして、軸部90Bが閉止部84の凹部84Aに図示せぬ軸受を介して支持され、軸部90Cが後述する閉止部材112の貫通孔112Aに貫通することで、回転部材90は、装置奥行方向に延びる軸線周りに回転可能に支持されている。
さらに、回転部材90は、矩形部90Aを構成する側面92Aから回転部材90の径方向(以下単に「径方向」と記載することがある)に突出する棒状の撹拌棒90Dを複数有している。夫々の撹拌棒90Dは、装置奥行方向において同様の間隔で配置されている。そして、回転部材90が回転すると、撹拌棒90Dも回転し、収容部80Aに収容されたトナーTが撹拌棒90Dによって撹拌されるようになっている。
〔フィルム100〕
フィルム100は、板状の樹脂フィルム(例えばPETフィルム)とされ、一例として厚さ100〔μm〕とされている。フィルム100は、図1、図3に示されるように、回転部材90において側面92Aの反対側に位置する側面92Bに図示せぬ固定手段により基端が取り付けられている。また、フィルム100は、回転部材90が筐体80に取り付けられていない展開された状態で、装置奥行方向に延びるほぼ矩形状とされている。そして、基端が回転部材90に取り付けられたフィルム100が収容部80A内に配置された状態では、フィルム100の先端が収容部80Aを構成する内壁82Bと接触し、フィルム100が装置奥行方向から見て湾曲状に撓むようになっている(図6(A)(B)(C)参照)。
さらに、フィルム100には、収容部80Aに収容されるトナーTを排出口82Aに向けて搬送する搬送部104、108が形成されている。
[搬送部104]
搬送部104(第二搬送部の一例)は、図1に示されるように、フィルム100に複数形成されている。
具体的には、フィルム100を展開した状態で、先端(回転部材90から遠い部分)が基端(回転部材90に近い部分)に対してトナー搬送方向下流側に位置するように傾斜すると共に装置奥行方向に同様の間隔で形成される複数の傾斜縁104A(第二傾斜縁の一例)が形成されている。そして、一対の傾斜縁104Aと、一対の傾斜縁104Aの先端に架け渡されると共に装置奥行方向に延びる外縁104B(第二外縁の一例)と、によって搬送部104が構成され、搬送部104は、装置奥行方向に並んで複数配置されている。
以下、搬送部104によってトナーTが搬送される構成について説明する。
搬送部104の先端は、図5、図6(A)(B)(C)に示されるように、収容部80Aを構成する内壁82Bに接しており、装置奥行から見て湾曲状に撓むようになっている。
ここで、図6(A)は、図6(D)における搬送部104のA1−A1線断面図を示し、図6(B)は、図6(D)における搬送部104のB1−B1線断面図を示し、図6(C)は、図6(D)における搬送部104のC1−C1線断面図を示している。つまり、
A1−A1線断面図、B1−B1線断面図、C1−C1線断面図の順番は、搬送部104の基端に対して、各断面の搬送部104が装置奥行方向において離れている順番とされている。
これにより、各断面における搬送部104のばね定数(剛性)が変化する。装置奥行方向において、基端に対して最も離れている図6(A)に示される搬送部104の部分は、基端に対して二番目に離れている図6(B)に示される搬送部104の部分に比して、湾曲度合が大きくなる。さらに、装置奥行方向において、基端に対して二番目に離れている図6(B)に示される搬送部104の部分は、基端に対して三番目に離れている図6(C)に示される搬送部104の部分に比して、湾曲度合が大きくなる。
このように、装置奥行方向において、搬送部104の各断面の湾曲度合が変わることで、搬送部104の先端と内壁82Bとの接点Sが、内壁82Bの周方向において変化する。このため、各部の接点Sから構成される接線Uは、図6(E)に示されるように、装置奥行方向に対してトナー搬送方向下流側が広がるように傾斜する(トナーTがトナー搬送方向下流側に搬送されるように傾斜する)。これにより、収容部80Aに収容されるトナーTが、回転する搬送部104によって筐体80のトナー搬送方向下流側に形成された排出口82Aに向けて搬送されるようになっている(図2参照)。
[搬送部108]
搬送部108(第一搬送部の一例)は、図1に示されるように、フィルム100において、最もトナー搬送方向上流側に配置される搬送部104の隣りに形成されている。また、搬送部108は、フィルム100が収容部80A内に配置された状態で、図2、図4に示されるように、収容部80Aの最もトナー搬送方向上流側に配置されるようになっている。
具体的には、フィルム100を展開した状態で、図1に示されるように、最もトナー搬送方向上流側に位置する傾斜縁104の基端から延び、先端が基端に対してトナー搬送方向下流側に位置する傾斜縁108A(第一傾斜縁の一例)が形成されている。この傾斜縁108Aと、最もトナー搬送方向上流側に位置する搬送部104の傾斜縁104Aとは、装置奥行方向で離間している。
さらに、傾斜縁108Aと、最もトナー搬送方向上流側に位置する搬送部104の傾斜縁104Aとが装置奥行方向で離間する距離は、傾斜縁104Aの先端から基端へ向かうに従って短くなっている(隙が狭くなっている)。
また、傾斜縁108Aに対してトナー搬送方向上流側には、フィルム100の外形縁を構成すると共に径方向に延びる端縁108Bが形成されている。そして、端縁108Bの先端は、端縁108Bの基端に対して傾斜縁108Aから離れるようになっている。さらに、傾斜縁108Aの先端と端縁108Bの先端とに架け渡される外縁108C(第一外縁の一例)が形成されている。そして、外縁108Cのトナー搬送方向下流側の部分が、外縁108Cのトナー搬送方向上流側の部分に対して回転部材90から離れるように外縁108Cは、装置奥行方向に対して傾斜している。また、外縁108Cにおけるトナー搬送方向下流側の部分は、トナー搬送方向上流側に配置される搬送部104の外縁104Bにおけるトナー搬送方向上流側の部分よりも、トナー搬送方向下流側に位置している(図1の寸法H参照)。
さらに、フィルム100が収容部80A内に配置された状態では、端縁108Bの先端が内壁82Bと接触するようになっている。
そして、傾斜縁108Aと、端縁108Bと、外縁108Cと、によって搬送部108が形成されている。また、搬送部108の基端の装置奥行方向の長さ(図1に示す長さF)は、搬送部104の基端の装置奥行方向の長さ(図1に示す長さG)の長さに比して、短くされている。
以下、搬送部108によってトナーTが搬送される構成について、比較例に係る搬送部200と比較しながら説明する。
先ず、比較例に係る搬送部200の構成について、搬送部108と異なる部分を主に説明する。搬送部200は、図10に示されるように、傾斜縁104Aと対向する傾斜縁200Aと、フィルム100の外形縁を構成すると共に径方向に延びる端縁200Bと、傾斜縁200Aの先端と端縁200Bの先端に架け渡される外縁200Cとから形成されている。また、外縁200Cは、搬送部104の外縁104Bと同様に装置奥行方向に延びている。
搬送部200の先端は、図11(A)(B)(C)に示されるように、収容部80Aを構成する内壁82Bに接しており、回転部材90を矢印R方向に回転させることで、搬送部104は、装置奥行から見て湾曲状に撓むようになっている。
ここで、図11(A)は、図11(D)における搬送部200のA2−A2線断面図を示し、図11(B)は、図11(D)における搬送部200のB2−B2線断面図を示し、図11(C)は、図11(D)における搬送部200のC2−C2線断面図を示している。つまり、A2−A2線断面図、B2−B2線断面図、C2−C2線断面図の順番は、搬送部200の基端に対して、各断面の搬送部200が装置奥行方向において離れている順番とされている。
これにより、各断面における搬送部200のばね定数(剛性)が変化する。装置奥行方向において、基端に対して最も離れている図11(A)に示される搬送部200の部分は、基端に対して二番目に離れている図11(B)に示される搬送部200の部分に比して、湾曲度合が大きくなる。さらに、装置奥行方向において、基端に対して二番目に離れている図11(B)に示される搬送部200の部分は、基端に対して三番目に離れている図11(C)に示される搬送部200の部分に比して、湾曲度合が大きくなる。
しかし、搬送部200の基端の装置奥行方向の長さ(図10に示す長さF)は、搬送部104の基端の装置奥行方向の長さ(図10に示す長さG)の長さに比して、短くされている。このため、図11(B)及び図11(C)に示される搬送部200のばね定数(剛性)が、搬送部104の装置奥行方向において対応する部位のばね定数に比して、小さくなる(腰が無くなる)。これにより、搬送部200の先端と内壁82Bとの各部の接点Vから構成される接線Nは、図11(E)に示されるように、搬送部104の接線Uに比して、装置奥行方向に対する傾き度合が減少する。
次に、搬送部108について説明する。
搬送部108の先端は、図7(A)(B)(C)に示されるように、収容部80Aを構成する内壁82Bに接しており、回転部材90を矢印R方向に回転させることで、搬送部104は、装置奥行から見て湾曲状に撓むようになっている。
ここで、図7(A)は、図7(D)における搬送部108のA3−A3線断面図を示し、図7(B)は、図7(D)における搬送部108のB3−B3線断面図を示し、図7(C)は、図7(D)における搬送部108のC3−C3線断面図を示している。つまり、A3−A3線断面図、B3−B3線断面図、C3−C3線断面図の順番は、搬送部108の基端に対して、各断面の搬送部108が装置奥行方向において離れている順番とされている。
これにより、各断面における搬送部108のばね定数(剛性)が変化する。装置奥行方向において、基端に対して最も離れている図7(A)に示される搬送部108の部分は、基端に対して二番目に離れている図7(B)に示される搬送部108の部分に比して、湾曲度合が大きくなる。さらに、装置奥行方向において、基端に対して二番目に離れている図7(B)に示される搬送部108の部分は、基端に対して三番目に離れている図7(C)に示される搬送部108の部分に比して、湾曲度合が大きくなる。
ここで、比較例に係る搬送部200では、搬送部200の基端の装置奥行方向の長さ(図10に示す長さF)が、搬送部104の基端の装置奥行方向の長さ(図10に示す長さG)の長さに比して、短くされている。搬送部108の基端の装置奥行方向の長さについても、搬送部200の基端の装置奥行方向の長さと同様の構成とされている。しかし、図1に示されるように、搬送部108の外縁108Cのトナー搬送方向下流側の部分が、外縁108Cのトナー搬送方向上流側の部分に対して回転部材90から離れるように傾斜している。つまり、各断面において、搬送部108の先端と内壁82Bとの重なり代(ラップ代:図1のJ1、J2参照)が、変えられている。具体的には、図7(D)のA3−A3線断面図で示す搬送部108の先端と内壁82Bとの重なり代が一番大きく、図7(D)のC3−C3線断面図で示す搬送部108の先端と内壁82Bとの重なり代が一番小さくされている。
これにより、図7(A)、図7(B)の断面で示す搬送部108の湾曲度合が大きくなり、搬送部108の先端と内壁82Bとの各部の接点Kから構成される接線Lは、図7(E)に示されるように、装置奥行方向に対してトナー搬送方向下流側が広がるように傾斜する。具体的には、接線Lは、比較例に係る搬送部200の接線N(図11(E)参照)に比して、トナー搬送方向下流側が広がるように傾斜する。
また、前述したように、外縁108Cにおけるトナー搬送方向下流側の部分は、トナー搬送方向上流側に配置される搬送部104の外縁104Bにおけるトナー搬送方向上流側の部分よりも、トナー搬送方向下流側に位置している(図1の寸法H参照)。このため、図7(E)に示されるように、接線Lと接線Uとは、装置奥行方向で重なるようになっている(図7(E)の寸法M参照)。換言すれば、接線Lのトナー搬送方向下流側の部分が、接線Uのトナー搬送方向上流側の部分よりも、トナー搬送方向下流側に位置している。
〔その他〕
粉体収容容器39は、図3、図4に示されるように、筐体80の円筒部82をトナー搬送方向下流側から閉止する閉止部材112を備えている。閉止部材112は、図示せぬ固定手段によって円筒部82のトナー搬送方向下流側の部分に固定されるようになっている。さらに、閉止部材112には、回転部材90の軸部90Cが貫通する貫通孔112Aが形成されている。
また、粉体収容容器39は、貫通孔112Aから外部に露出した部分の軸部90Cに固定されるギア114を備えている。粉体収容容器39が第一筐体12に装着された状態では、ギア114と第一筐体12内に備えられたギア(図示省略)とが噛合い、ギア114を介して図示せぬ駆動源から回転力が回転部材90に伝達されるようになっている。
(作用)
次に、粉体収容容器39の作用について、収容部80Aに収容されたトナーTを排出口82Aに向けて搬送する動作によって説明する。
粉体収容容器39の収容部80Aに収容されたトナーTを、排出口82Aに向けて搬送する場合には、ギア114を介して回転部材90に回転力が伝達される。回転部材90が回転することで、複数の撹拌棒90Dも回転する。これにより、収容部80Aに収容されるトナーTが撹拌される。
また、回転部材90が回転することで、フィルム100も回転する。フィルム100が回転することで、図6(A)(B)(C)に示されるように、フィルム100に形成された搬送部104が湾曲状に撓む。そして、搬送部104の先端と内壁82Bとの接線Uは、図6(E)に示されるように、装置奥行方向に対してトナー搬送方向下流側が広がるように傾斜する。これにより、トナーTは、図2に示されるように、トナー搬送方向下流側に形成された排出口82Aに向けて搬送される。
一方、収容部80Aにおいてトナー搬送方向上流側に収容されている(堆積している)トナーTについては、フィルム100に形成された搬送部108によって、排出口82Aに向けて搬送される。
具体的には、図7(A)(B)(C)に示されるように、フィルム100に形成された搬送部108が撓み、搬送部108の先端と内壁82Bとの接線Lは、図7(E)に示されるように、装置奥行方向に対してトナー搬送方向下流側が広がるように傾斜する。これにより、収容部80Aにおいてトナー搬送方向上流側に収容されているトナーTは、排出口82Aに向けて搬送される。
(まとめ)
以上説明したように、フィルム100を展開した状態で、搬送部108の外縁108Cのトナー搬送方向下流側の部分が、外縁108Cのトナー搬送方向上流側の部分に対して回転部材90から離れるように傾斜している。このため、各断面において、搬送部108の先端と内壁82Bとの重なり代(ラップ代)が変えられ、図7(E)に示されるように、装置奥行方向に対してトナー搬送方向下流側が広がるように傾斜する。
搬送部108の先端と内壁82Bとの接線Lが、装置奥行方向に対してトナー搬送方向下流側が広がるように傾斜することで、搬送部200を用いる場合と比して、粉体収容容器39に収容されたトナーTが排出口82Aへ向けて効果的に搬送される。
また、トナーTが排出口82Aへ向けて効果的に搬送されることで、収容部80Aに残るトナー残量が減らされる。
また、前述したように、また、外縁108Cにおけるトナー搬送方向下流側の部分は、トナー搬送方向上流側に配置される搬送部104の外縁104Bにおけるトナー搬送方向上流側の部分よりも、トナー搬送方向下流側に位置している(図1の寸法H参照)。このため、接線Lと接線Uとは、装置奥行方向で重なる(図7(E)の寸法M参照)。これにより、接線Lと接線Uとが装置奥行方向で離間している場合と比して、フィルム100を収容部80A内に配置した状態で装置奥行方向において搬送部104が存在しない箇所が発生する可能性が低減され、収容部80Aに収容されたトナーTが排出口82Aへ向けてより確実に搬送される。
また、前述したように、傾斜縁108Aと、最もトナー搬送方向上流側に位置する搬送部104の傾斜縁104Aとは、装置奥行方向で離間している。ここで、フィルム100が取り付けられた回転部材90を筐体80の収容部80Aにトナー搬送方向下流側から挿入して回転部材90を収容部80Aに配置する際に、搬送部108の先端が内壁82Bに当たって搬送部108が隣りの搬送部104に近づくように変形することが考えられる。しかし、搬送部108の傾斜縁108Aと、搬送部104の傾斜縁104Aとが離間しているため、搬送部108と搬送部104とが干渉するのが抑制される。
また、傾斜縁108Aと、最もトナー搬送方向上流側に位置する搬送部104の傾斜縁104Aとが装置奥行方向で離間する距離は、先端から基端へ向かうに従って短くなっている。このため、フィルム100を収容部80Aに配置する際の搬送部108と搬送部104との干渉が抑制されつつ、先端から基端に向かうに従って距離が短くならない場合と比して、フィルム100が内壁82Bと接触して撓んだ際に、搬送部108と搬送部108の隣りに配置された搬送部104との隙間が小さくなる。
また、画像形成装置10においては、粉体収容容器39に収容されたトナーTが排出口82Aへ向けて効果的に搬送されることで、静電潜像を現像する際に粉体収容容器39に収容されトナーTの残量が少なくなるまで、トナーTが現像に用いられる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、収容部80AにトナーTが収容される構成について説明したが、キャリア等がトナーTと共に収容されていてもよい。また、キャリアやトナーに限らず、円柱状の収容部に収容された粉体を搬送したい場合に、本発明を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、搬送部108を構成する端縁108Bは、径方向に延びていたが、特に径方向でなくてもよく、端縁108Bの先端が、端縁108Bの基端に対して傾斜縁108Aから離れるようになっていればよい。
また、上記実施形態では、外縁108Cにおけるトナー搬送方向下流側の部分は、トナー搬送方向上流側に配置される搬送部104の外縁104Bにおけるトナー搬送方向上流側の部分よりも、トナー搬送方向下流側に位置している構成を例にとって説明したが、特にトナー搬送方向下流側に位置する必要はなく、搬送部108の先端(外縁108C)が、内壁82Bと接触し、かつ、フィルム100を展開した状態で、外縁108Cのトナー搬送方向下流側の部分が、外縁108Cのトナー搬送方向上流側の部分に対して回転部材90から離れるように外縁108Cが傾斜していればよい。
10 画像形成装置
21 感光体ドラム(像保持体の一例)
24 現像装置(現像器の一例)
39 粉体収容容器
80 筐体(本体部材の一例)
80A 収容部
82A 排出口
82B 内壁
90 回転部材
100 フィルム(板部材の一例)
104 搬送部(第二搬送部の一例)
104A 傾斜縁(第二傾斜縁の一例)
104B 外縁(第二外縁の一例)
108 搬送部(第一搬送部)
108A 傾斜縁(第一傾斜縁の一例)
108B 端縁
108C 外縁(第一外縁の一例)
T トナー(粉体の一例)

Claims (5)

  1. 一方向に延びる円柱状の粉体が収容された収容部が形成され、前記一方向の一端側に、前記収容部に収容される粉体を排出する排出口が形成される本体部材と、
    前記収容部に前記一方向に延びて配置され、前記一方向を軸線として回転する回転部材と、
    前記回転部材に基端が取り付けられて先端が前記収容部の内壁と接触して撓む板状の板部材に形成され、前記板部材を展開した状態で、前記回転部材から遠い部分が前記回転部材に近い部分に対して前記一端側に位置するように傾斜する第一傾斜縁と、前記第一傾斜縁に対して他端側に配置されると共に前記回転部材から遠い部分が前記回転部材に近い部分に対して前記第一傾斜縁から離れる端縁と、前記第一傾斜縁の前記回転部材から最も遠い部分と前記端縁の前記回転部材から最も遠い部分とに架け渡されると共に前記一端側に位置する部分が前記他端側に位置する部分に対して前記回転部材から離れるように傾斜する第一外縁と、によって構成され、前記端縁の前記回転部材から最も遠い部分が、前記収容部に配置された状態で前記内壁と接触する第一搬送部と、
    を備える粉体収容容器。
  2. 前記板部材に形成され、前記板部材を展開した状態で、前記回転部材から遠い部分が前記回転部材から近い部分に対して前記一端側に位置するように傾斜すると共に互いに前記一方向に離間する一対の第二傾斜縁と、一対の前記第二傾斜縁の前記回転部材から最も遠い部分どうしに架け渡されると共に前記一方向に延びる第二外縁と、によって構成され、前記一方向に並んで複数配置される第二搬送部を備え、
    前記第一搬送部は、前記一方向の他端側に配置される前記第二搬送部の隣りに配置され、前記板部材を展開した状態で、前記第一傾斜縁と、前記第一搬送部の隣りに配置された前記第二搬送部における他端側の前記第二傾斜縁とは、前記一方向で離間している請求項1に記載の粉体収容容器。
  3. 前記板部材を展開した状態で、前記第一傾斜縁と、前記第一搬送部の隣りに配置された前記第二搬送部の前記第二傾斜縁とが前記一方向において離間する距離は、前記回転部材に近づくに従って短くなる請求項2に記載の粉体収容容器。
  4. 前記板部材を展開した状態で、前記第一外縁の最も前記一端側に位置する部分は、前記第一搬送部の隣りに配置される前記第二搬送部の前記第二外縁の最も前記他端側に位置する部分よりも、前記一端側に位置する請求項2又は3に記載の粉体収容容器。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の粉体収容容器と、
    静電潜像が形成される像保持体と、
    前記粉体収容容器に収容される粉体を受け取り、前記像保持体に形成される静電潜像を粉体で現像する現像器と、
    を備える画像形成装置。
JP2013261255A 2013-12-18 2013-12-18 粉体収容容器、画像形成装置 Active JP6303478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261255A JP6303478B2 (ja) 2013-12-18 2013-12-18 粉体収容容器、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261255A JP6303478B2 (ja) 2013-12-18 2013-12-18 粉体収容容器、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015118229A true JP2015118229A (ja) 2015-06-25
JP6303478B2 JP6303478B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=53530996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013261255A Active JP6303478B2 (ja) 2013-12-18 2013-12-18 粉体収容容器、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6303478B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6547340B2 (ja) * 2015-03-12 2019-07-24 富士ゼロックス株式会社 粉体搬送部材、粉体収容容器及び画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08110691A (ja) * 1994-04-27 1996-04-30 Canon Inc トナーキット
JP2008058814A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Fuji Xerox Co Ltd アジテータ及びこれを用いたトナーカートリッジ
JP2013171200A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 粉体容器および画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08110691A (ja) * 1994-04-27 1996-04-30 Canon Inc トナーキット
JP2008058814A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Fuji Xerox Co Ltd アジテータ及びこれを用いたトナーカートリッジ
JP2013171200A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 粉体容器および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6303478B2 (ja) 2018-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5970444B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP5638033B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2007298543A (ja) トナーカートリッジ
JP6547340B2 (ja) 粉体搬送部材、粉体収容容器及び画像形成装置
JP6102601B2 (ja) 現像装置、組立体及び画像形成装置
JP2009198723A (ja) ベルト搬送装置、中間転写装置、画像形成装置
JP6102572B2 (ja) 現像装置、組立体及び画像形成装置
JP5779706B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6303478B2 (ja) 粉体収容容器、画像形成装置
US8913925B2 (en) Developer conveying device including a plurality of planar portions and a developing device and image forming apparatus provided with same
US9785087B2 (en) Developer container, developing apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
JP5941884B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
US20180203378A1 (en) Developing device, developer container, process cartridge, and image forming apparatus
JP6482321B2 (ja) 搬送装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP6460389B2 (ja) 画像形成装置及び構造体
JP6424461B2 (ja) 清掃部材、帯電装置、画像形成装置
JP5768582B2 (ja) 現像装置とプロセスカートリッジユニット及び画像形成装置
JP2009151054A (ja) 画像形成装置
US9684266B1 (en) Developer transport device and image forming apparatus
JP6209955B2 (ja) 帯電装置、及び画像形成装置
JP2009058814A (ja) 現像装置
JP6440011B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2009139811A (ja) 画像形成装置の現像装置
JP2007101707A (ja) 現像装置
JP2012047984A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6303478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350