JP2004177452A - 現像装置、間隔保持部材、画像形成装置、及び、コンピュータシステム - Google Patents

現像装置、間隔保持部材、画像形成装置、及び、コンピュータシステム Download PDF

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Abstract

【課題】像担持体の振動を軽減させる現像装置、間隔保持部材、画像形成装置、及び、コンピュータシステムを実現することにある。
【解決手段】現像剤を担持するための現像剤担持体と、像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材と、を有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置において、前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像装置、間隔保持部材、画像形成装置、及び、コンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来技術】
この種の画像形成装置としては、例えば、現像剤の一例としてのトナーによって像担持体の一例としての感光体上に形成された潜像を現像する複数の現像装置を有し、これらの現像装置を回転軸を中心として放射状に配置したロータリー方式の現像ユニットを備えた画像形成装置等が知られている。これらの画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号が送信されると、回転軸まわりに現像ユニットを回転させることによって複数の現像装置のうちの一を感光体と対向する現像位置に位置決めする。そして、感光体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成し、中間媒体上に転写する。このとき、複数の現像装置を順次切り替えながら、同様に現像、転写を繰り返し複数のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する。
【0003】
上記の現像装置は、感光体上に形成された潜像を現像するという既述の機能等を実現するために、現像ローラ、シール部材、ハウジング、トナー供給ローラ、規制ブレード等を有している。さらに、現像装置には、当該現像を適切に行うために感光体と現像ローラとの間隔を保持する間隔保持部材が設けられる。
【0004】
ところで、現像装置は、前述したとおり、現像ユニットが回転することにより感光体と対向する現像位置に位置決めされるが、この際に、前記間隔保持部材は、上述した機能を発揮するために感光体に当接する。そして、この当接の際に、又は、当該当接に引き続く現像ローラの駆動の際に、現像ローラには振動が発生し、この振動は、間隔保持部材を介して、感光体に伝達される。このようにして感光体に伝わった振動は、画像にノイズを発生させる要因となる等画像に悪影響を与える。
したがって、感光体の振動を軽減させるための手法が望まれる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−267439号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、像担持体の振動を軽減させる現像装置、間隔保持部材、画像形成装置、及び、コンピュータシステムを実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
主たる本発明は、現像剤を担持するための現像剤担持体と、像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材と、を有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置において、前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有することを特徴とする現像装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
現像剤を担持するための現像剤担持体と、像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材と、を有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置において、前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有することを特徴とする現像装置。
前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有することにより、像担持体の振動を軽減させることが可能となる。
【0009】
また、前記振動吸収部は、弾性体であることとしてもよい。
かかる場合には、現像剤担持体の振動を吸収する機能を容易に得られる。
【0010】
また、前記間隔保持部材が前記像担持体に当接する際には、前記振動吸収部が前記像担持体に当接することとしてもよい。
かかる場合には、現像剤担持体の振動の像担持体への伝達をより効果的に抑制することが可能となる。
【0011】
また、前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体の長手方向両端部に設けられていることとしてもよい。
このようにすれば、現像剤担持体と間隔保持部材の機能をより効果的に発揮させることができる。
【0012】
また、前記摺動部は穴部を有し、該穴部に前記現像剤担持体が嵌通していることとしてもよい。
前記穴部に現像剤担持体が嵌通している状態で、間隔保持部材が像担持体に当接することにより、より適切に現像剤担持体と像担持体の間隔が保持される。
【0013】
また、前記現像剤担持体を付勢するための付勢部材を有し、前記間隔保持部材が前記像担持体に当接する際には、該付勢部材によって、前記現像剤担持体は、前記像担持体の方向に押圧されることとしてもよい。
かかる構成においては、付勢部材の弾性により振動が発生しやすくなるから、上述した効果、すなわち、像担持体の振動を軽減させるという効果、がより有効に発揮される。
【0014】
また、現像剤を担持するための現像剤担持体と、像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材と、を有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置において、前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有し、前記振動吸収部は、弾性体であり、前記間隔保持部材が前記像担持体に当接する際には、前記振動吸収部が前記像担持体に当接し、前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体の長手方向両端部に設けられており、前記摺動部は穴部を有し、該穴部に前記現像剤担持体が嵌通しており、前記現像剤担持体を付勢するための付勢部材を有し、前記間隔保持部材が前記像担持体に当接する際には、該付勢部材によって、前記現像剤担持体は、前記像担持体の方向に押圧されることを特徴とする現像装置も実現可能である。
【0015】
また、像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材において、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有することを特徴とする間隔保持部材も実現可能である。
前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有することにより、像担持体の振動を軽減させることが可能となる。
【0016】
また、前記振動吸収部は、弾性体であることとしてもよい。
かかる場合には、現像剤担持体の振動を吸収する機能を容易に得られる。
【0017】
また、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材とを有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置において、前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部とを有することを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
このようにすれば、上述した効果を奏する画像形成装置を実現することができる。
【0018】
また、コンピュータ本体、コンピュータ本体に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材とを有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置であって、前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部とを有する画像形成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシステムも実現可能である。
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0019】
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
【0020】
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、潜像を担持する像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット(図2)を有している。
【0021】
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
【0022】
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
【0023】
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、ブラック現像装置51に収容された、現像剤の一例としての、ブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー及びイエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
【0024】
このYMCK現像ユニット50は、本実施の形態においては、回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。
【0025】
そして、感光体20が1回転する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を現像する。なお、各現像装置の詳細については後述する。
【0026】
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。この中間転写体70は、エンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の記録媒体に転写するための装置である。
【0027】
定着ユニット90は、記録媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録媒体に融着させて永久像とするための装置である。
【0028】
クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
【0029】
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
【0030】
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、現像剤担持体の一例としての現像ローラ、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
【0031】
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位置に位置している。
【0032】
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
【0033】
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
【0034】
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
【0035】
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着される。
【0036】
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット75に支持されたクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニット75が備える残存トナー回収部に回収される。
【0037】
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
【0038】
===現像装置の構成例===
次に、図3及び図4を用いて、現像装置の構成例について説明する。図3は、現像装置の概念図であり、図4は現像装置の主要構成要素を示した断面図である。なお、図4に示す断面図は、図3に示す長手方向に垂直な面で現像装置を切り取った断面を表したものである。また、図4においては、図1同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4では、イエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。
【0039】
YMCK現像ユニット50には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、以下、イエロー現像装置54について説明する。
【0040】
イエロー現像装置54は、現像ローラ510、シール部材520、ハウジング540、トナー供給ローラ550、規制ブレード560等を有している。
【0041】
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、金属製であり、5056アルミ合金や6063アルミ合金等のアルミ合金、STKM等の鉄合金等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。また、
現像ローラ510は、図3に示すとおり、その長手方向両端部で支持されており、中心軸を中心として回転可能である。図4に示すように、現像ローラ510は、感光体20の回転方向(図4において時計方向)と逆の方向(図4において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4に示すように、イエロー現像装置54が感光体20と対向している状態では、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。
【0042】
なお、現像ローラ510の長手方向両端部には、間隔保持部材としてのギャップコロ(以下、単に、コロとも呼ぶ。)が設けられているが、これについては、後に詳述する。
【0043】
シール部材520は、イエロー現像装置54内のトナーTが器外に漏れることを防止するとともに、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTを、掻き落とすことなく現像器内に回収する。このシール部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。シール部材520は、シール支持板金522によって支持されており、シール支持板金522を介してハウジング540に取り付けられている。また、シール部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるシール付勢部材524が設けられており、シール部材520は、シール付勢部材524の弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方である。
【0044】
ハウジング540は、一体成型された複数のハウジング部、すなわち、上ハウジング部542と下ハウジング部544、とを溶着して製造されたものである。図4に示すように、当該ハウジング540は下部に開口572を有しており、この開口572には、現像ローラ510がその一部が露出した状態で配置されている。
【0045】
また、当該ハウジング540は、トナーTを収容可能なトナー収容部530を形成している。トナーTを攪拌するための攪拌部材をトナー収容部530に設けてもよいが、本実施の形態では、YMCK現像ユニットの回転に伴って各現像装置(ブラック現像装置51、マゼンタ現像装置52、シアン現像装置53、イエロー現像装置54)が回転し、これにより各現像装置内のトナーTが攪拌されるため、トナー収容部530には攪拌部材を設けていない。
【0046】
トナー供給ローラ550は、トナー収容部530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ローラ550は、トナー収容部530の下部に配置されており、トナー収容部530に収容されたトナーTは、該トナー収容部530の下部にてトナー供給部材530によって現像ローラ510に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図4において反時計方向)と逆の方向(図4において時計方向)に回転する。なお、トナー供給ローラ550は、トナー収容部530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する機能を有するとともに、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から剥ぎ取る機能をも有している。
【0047】
規制ブレード560は、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部560aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部560bに支持されており、ゴム支持部560bは、その一端部が一対のブレード支持板金562に挟まれて支持された状態で、ブレード支持板金562を介してハウジング540に取付けられている。また、規制ブレード560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレード裏部材570が設けられている。
【0048】
ここで、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力によって、ゴム部560aが現像ローラ510に押しつけられている。また、ブレード裏部材570は、ゴム支持部560bとハウジング540との間にトナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部560aの真裏からゴム部560aを現像ローラ510の方向へ付勢することによって、ゴム部560aを現像ローラ510に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570は、ゴム部560aの現像ローラ510への均一当接性を向上させている。
【0049】
規制ブレード560の、ブレード支持板金562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード560は、現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード560は、その先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下方である。
【0050】
このように構成されたイエロー現像装置54において、トナー供給ローラ550がトナー収容部530に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、シール部材520を通過して、シール部材520によって掻き落とされることなく現像装置内に回収される。さらに、未だ現像ローラ510に残存しているトナーは、前記トナー供給ローラ550によって剥ぎ取られうる。
【0051】
===コロ及びその周辺の構成===
前述したとおり、現像ローラ510の長手方向両端部には、間隔保持部材としてのコロ574が設けられている。ここでは、間隔保持部材としてのコロ574及びその周辺の構成について、図4乃至図10を用いて説明する。図5は、コロ574の斜視図である。図6は、コロ574の断面図である。図7は、その長手方向両端部にコロ574を備えた現像ローラ510の斜視図である。図8は、図7の拡大図であり、現像ローラ510に備えられたコロ574を表す斜視図である。図10は、YMCK現像ユニット50に備えられたバネ576を表す斜視図である。図9については、後述する。
【0052】
コロ574は、図5及び図6に示すとおり、現像ローラ510に対して摺動するための摺動部574aと、現像ローラ510の振動を吸収するための振動吸収部574bと、を有している。
【0053】
摺動部574aは、図5に示すように、円筒形であり、その円筒をくり抜くようにして、現像ローラ510を嵌通させるための穴部574cが設けられている。図6に示すように、摺動部574aの断面に着目すると、その内周(又は、穴部574c)と、その外周は、共に円形である。
【0054】
また、摺動部574aの材質としては、POM(ポリアセタール)、PC(ポリカーボネート)、ABS(アクリロニトリルーブタジエンースチレン樹脂)等の樹脂にテフロン(登録商標)等を混ぜた樹脂が好ましく、これらを用いることにより、摺動部574aの現像ローラ510に対する摺動性が向上する。
【0055】
振動吸収部574bは、図5に示すように、摺動部574aの外周面に沿うようにして摺動部574aの外側に設けられている。図6に示すように、振動吸収部574bの断面に着目すると、その内周と外周は、共に円形である。また、図5に示すように、コロ574の穴部574cに現像ローラ510が嵌通する際の当該現像ローラ510の長手方向における振動吸収部574bの幅は、当該長手方向における摺動部574aの幅よりも短くなっている。
【0056】
また、振動吸収部574bは弾性体であり、その材質としては、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、アクリルゴム、シリコンゴム、NBR(アクリルニトリルーブタジエンゴム)等のゴム素材が好ましく、また、そのゴム硬度は85°程度であればより望ましい。振動吸収部574bの材質をこのようにすることにより、現像ローラ510の振動を吸収するための振動吸収性能が向上する。
【0057】
このようにして構成されたコロ574は、図7及び図8に示すように、現像ローラ510の長手方向両端部に備えられる。すなわち、現像ローラ510は、現像剤を担持するためのトナー担持部510aと、現像ローラ510の長手方向両端部であって、トナー担持部510aの前記長手方向外側に位置する軸部510bとを有し、コロ574は、当該軸部510bが前述したコロ574の穴部574cを嵌通した状態で現像ローラ510に備えられる。そして、コロ574の摺動部574aのうち軸部510bに接する面が、当該軸部510bに対して摺動可能なため、現像ローラ510が回転する際の当該回転に伴ったコロ574の回転が抑止され得る。
【0058】
ところで、前述したとおり、4つの現像装置51、52、53、54は、YMCK現像ユニット50の保持部55a、55b、55c、55dに保持されており、当該YMCK現像ユニット50が回転することにより、各々の現像装置も回転し、当該現像装置に備えられた各々の現像ローラは、感光体20上に形成された潜像を現像するために選択的に感光体20に対向することとなる。例えば、図4では、4つの現像装置51、52、53、54のうちイエロー現像装置54の現像ローラ510が、感光体20に対向する状態が示されている。
【0059】
ここで、上記のように現像ローラ510が感光体20に対向する際の、感光体20と現像ローラ510と前述したコロ574の位置関係について、図9を用いて説明する。図9は、感光体20と現像ローラ510とコロ574の位置関係を示すための断面図である。
【0060】
図9において、感光体20の断面は、図上右側に表した円弧で、現像ローラ510とコロ574の断面は、図上左側に表した円で示されている。左側には、3つの同心円が表されているが、最内側の円は、現像ローラ510の軸部510bの外周(又は、コロ574の内周)を、真ん中の点線で描かれた円は、現像ローラ510のトナー担持部510aの外周を、最外側の円は、現像ローラ510の軸部510bに備えられたコロ574の外周を、それぞれ示している。
【0061】
本図からも明らかなとおり、コロ574の断面の半径、すなわち、コロ574の断面の中心から最外周までの距離(図9にて、r1で表す)は、前記トナー担持部510aの断面の半径(図9にて、r2で表す)よりも大きい。また、コロ574の外周面は、感光体20に当接しているから、コロ574は、現像ローラ510と感光体20との間隔(以下、当該間隔をギャップとも呼ぶ)を保持するための間隔保持部材としての役割を果たす。なお、図9において、この保持される間隔の大きさ(図9にて、gで表す)は、r1−r2である。また、前述したとおり、コロ574の振動吸収部574bは、その摺動部574aよりも外側に位置するから、コロ574が感光体20に当接する際には、前記振動吸収部574bが感光体20に当接することとなる。
【0062】
次に、コロ574の断面の半径r1等について、数値例を挙げてさらなる考察を行う。コロ574が変形しない場合には、前述したとおり、ギャップの大きさgは、コロ574の断面の半径r1からトナー担持部510aの断面の半径r2を減じたものとなる。例えば、半径r1を10.2mmとし、半径r2を10mmとすることで、0.2mmのギャップを得ることができる。一方、コロ574の振動吸収部574bに弾性体を用いていること等を考慮すると、コロ574が感光体20に当接することによってコロ574が変形し、コロ574の断面の半径r1が小さくなる可能性がある。したがって、例えば、半径r1を10.4mmにする等、半径r1を、前記変形を考慮した値とすることが望ましい。
【0063】
また、上記においては、0.2mmのギャップを得るために、半径r1を10.2mm又は10.4mmとしたが、実際には、0.01mm〜0.5mmの範囲のギャップが許容されうる。さらに、上述したコロ574の変形による半径r1の短縮量がコロ574の材質等により異なることを考慮して、その範囲を0mm〜0.5mmとすると、コロ574の断面の半径r1を、10.01mm(半径r2:10mm+最小ギャップ:0.01mm+最小短縮量:0mm)〜11mm(半径r2:10mm+最大ギャップ:0.5mm+最大短縮量:0.5mm)の範囲内の数値とすればよいこととなる。
【0064】
このように、コロ574に、現像ローラ510に対して摺動するための摺動部510aと、現像ローラ510の振動を吸収するための振動吸収部510bと、を設けることにより、感光体20の振動を軽減させることが可能となる。
【0065】
従来技術の項で説明したとおり、上述したようなコロ574を備えた現像ローラ510を有する現像装置54は、YMCK現像ユニット50の回転により回転し、感光体20に対して図9に示したような状態となる。コロ574は、感光体20に対して離当接可能であり、図9に示したような状態で、現像ローラ510と感光体20との間隔を保持するために感光体20に当接する。そして、この当接の際に、又は、当該当接に引き続く現像ローラ510の駆動の際に、現像ローラ510には振動が発生する。
【0066】
また、図10に示すように、前述したYMCK現像ユニット50には、付勢部材の一例としてのバネ576が設けられており、YMCK現像ユニット50に備えられた現像装置は、当該バネ576により感光体20の方向に押圧される。この結果、現像ローラ510が感光体20の方向に押圧され、適正な前記間隔を担保することができるが、一方で、当該バネ576の弾性が前記振動の発生に拍車をかける。
【0067】
発生した振動は、コロ574を介して、感光体20に伝達され、感光体20に伝わった振動は、感光体20上の潜像の形成に悪影響を与える。そして、結果として、現像された画像にノイズが発生する等の不適切な画像が得られることとなる。
【0068】
そこで、コロ574に、現像ローラ510に対して摺動するための摺動部510aと、現像ローラ510の振動を吸収するための振動吸収部510bと、を設ける。このようにすれば、コロ574の振動吸収部510bが、現像ローラ510に発生した振動を吸収するため、当該振動の感光体20への伝達を抑制することが可能となる。したがって、感光体20の振動の発生は軽減され、現像された画像にノイズが発生する等の不都合が回避され、適切な画像が得られることとなる。
【0069】
また、コロ574の総てを振動吸収部で構成するのではなく、コロ574に前記摺動部510aを設け、コロ574の摺動部574bのうち軸部510bに接する面を当該軸部510bに対して摺動可能とすることにより、現像ローラ510が回転する際の当該回転に伴ったコロ574の回転を抑止させることが可能となる。
【0070】
なお、上記においては、コロ574の穴部574cに現像ローラ510が嵌通する際の現像ローラ510の長手方向における振動吸収部574bの幅は、当該長手方向における摺動部574aの幅よりも短くなっていたが、これに限定されるものではなく、振動吸収部574bの幅が、摺動部574aの幅より長くてもよいし、また双方の幅が等しくてもよい。
【0071】
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る現像装置等を説明したが、上記発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
【0072】
上記実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
【0073】
また、感光体についても、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
【0074】
また、上記実施の形態においては、前記振動吸収部は、弾性体であることとしたが、これに限定されるものではなく、現像ローラの振動を吸収する機能を有するものであれば、どのようなものでもよい。
ただし、現像ローラの振動を吸収する機能を容易に得られる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0075】
また、上記実施の形態においては、コロが感光体に当接する際には、前記振動吸収部が感光体に当接することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図11に示すとおり、コロを二層構造でなく三層構造とし、外層と内層に挟まれる層(図11中斜線部で示す)に弾性体等の振動吸収部を設け、感光体に当接する外層には振動吸収部とは異なる部材を設けて、当該部材には振動を吸収する機能を持たせないこととしてもよい。なお、図11は、図5に対応した図であり、コロを表した斜視図である。
ただし、振動吸収部が直接感光体に当接する場合には、現像ローラの振動の感光体への伝達をより効果的に抑制することが可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0076】
また、上記実施の形態においては、コロは、現像ローラの長手方向両端部に設けられていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像ローラの片端部に設けられていることとしてもよいし、現像ローラの長手方向両端部よりも中央寄りに設けられていることとしてもよい。
ただし、現像ローラ及びコロの既述の機能をより効果的に発揮させることができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0077】
また、上記実施の形態においては、前記摺動部は穴部を有し、該穴部に現像ローラが嵌通していることとしたが、これに限定されるものではない。
ただし、前記穴部に前記現像ローラが嵌通している状態で、コロが感光体に当接することにより、より適切に現像ローラと感光体の間隔が保持される点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0078】
また、上記実施の形態においては、現像ローラを付勢するためのバネを有し、コロが感光体に当接する際には、該バネによって、現像ローラは、感光体の方向に押圧されることとしたが、これに限定されるものではない。
ただし、かかる構成においては、バネの弾性により前記振動が発生しやすくなるから、上述した効果、すなわち、感光体の振動を軽減させるという効果、がより有効に発揮される点で、上記実施の形態の方がより効果的である。
【0079】
===コンピュータシステム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例であるコンピュータシステムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図12は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0080】
図13は、図12に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
【0081】
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。
【0082】
また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
【0083】
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、像担持体の振動を軽減させる現像装置、間隔保持部材、画像形成装置、及び、コンピュータシステムを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御ユニットを示すブロック図である。
【図3】現像装置の概念図である。
【図4】現像装置の主要構成要素を示した断面図である。
【図5】コロ574の斜視図である。
【図6】コロ574の断面図である。
【図7】その長手方向両端部にコロ574を備えた現像ローラ510の斜視図である。
【図8】現像ローラ510に備えられたコロ574を表す斜視図である。
【図9】感光体20と現像ローラ510とコロ574の位置関係を示すための断面図である。
【図10】YMCK現像ユニット50に備えられたバネ576を表す斜視図である。
【図11】コロ574の斜視図である。
【図12】コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。
【図13】図12に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 レーザビームプリンタ(本体) 20 感光体
30 帯電ユニット 40 露光ユニット
50 YMCK現像ユニット 50a 回転軸
51 ブラック現像装置 52 マゼンタ現像装置
53 シアン現像装置 54 イエロー現像装置
55a、55b、55c、55d 保持部
60 一次転写ユニット 70 中間転写体
75 クリーニングユニット 76 クリーニングブレード
80 二次転写ユニット 90 定着ユニット
92 給紙トレイ 94 給紙ローラ
95 表示ユニット 96 レジローラ
100 制御ユニット 101 メインコントローラ
102 ユニットコントローラ 112 インターフェイス
113 画像メモリ 120 CPU
510 現像ローラ 510a トナー担持部
510b 軸部 520 シール部材
522 シール支持板金 524 シール付勢部材
530 トナー収容部 540 ハウジング
542 上ハウジング部 544 下ハウジング部
550 トナー供給ローラ 560 規制ブレード
560a ゴム部 560b ゴム支持部
562 ブレード支持板金 570 ブレード裏部材
572 開口 574 コロ
574a 摺動部 574b 振動吸収部
574c 穴部 574d 感光体当接部
576 バネ 1000 コンピュータシステム
1102 コンピュータ本体 1104 表示装置
1106 プリンタ 1108 入力装置
1108A キーボード 1108B マウス
1110 読取装置
1110A フレキシブルディスクドライブ装置
1110B CD−ROMドライブ装置
1202 内部メモリ
1204 ハードディスクドライブユニット
T トナー

Claims (11)

  1. 現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材と、
    を有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置において、
    前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有することを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記振動吸収部は、弾性体であることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の現像装置において、
    前記間隔保持部材が前記像担持体に当接する際には、前記振動吸収部が前記像担持体に当接することを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置において、
    前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体の長手方向両端部に設けられていることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4に記載の現像装置において、
    前記摺動部は穴部を有し、該穴部に前記現像剤担持体が嵌通していることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体を付勢するための付勢部材を有し、
    前記間隔保持部材が前記像担持体に当接する際には、該付勢部材によって、前記現像剤担持体は、前記像担持体の方向に押圧されることを特徴とする現像装置。
  7. 現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材と、
    を有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置において、
    前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有し、
    前記振動吸収部は、弾性体であり、
    前記間隔保持部材が前記像担持体に当接する際には、前記振動吸収部が前記像担持体に当接し、
    前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体の長手方向両端部に設けられており、
    前記摺動部は穴部を有し、該穴部に前記現像剤担持体が嵌通しており、
    前記現像剤担持体を付勢するための付勢部材を有し、前記間隔保持部材が前記像担持体に当接する際には、該付勢部材によって、前記現像剤担持体は、前記像担持体の方向に押圧されることを特徴とする現像装置。
  8. 像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材において、
    前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有することを特徴とする間隔保持部材。
  9. 請求項8に記載の間隔保持部材において、
    前記振動吸収部は、弾性体であることを特徴とする間隔保持部材。
  10. 潜像を担持するための像担持体と、
    現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    前記像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材と、
    を有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置において、
    前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. コンピュータ本体、コンピュータ本体に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記像担持体に離当接可能であって、前記像担持体に当接して前記像担持体と前記現像剤担持体との間隔を保持するための間隔保持部材と、を有し、前記現像剤担持体に担持された現像剤によって、前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置であって、前記間隔保持部材は、前記現像剤担持体に対して摺動するための摺動部と、前記現像剤担持体の振動を吸収するための振動吸収部と、を有する画像形成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシステム。
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