JP6927902B2 - 人力駆動車両用制御装置 - Google Patents

人力駆動車両用制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6927902B2
JP6927902B2 JP2018022443A JP2018022443A JP6927902B2 JP 6927902 B2 JP6927902 B2 JP 6927902B2 JP 2018022443 A JP2018022443 A JP 2018022443A JP 2018022443 A JP2018022443 A JP 2018022443A JP 6927902 B2 JP6927902 B2 JP 6927902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human
powered vehicle
predetermined speed
state
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018022443A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019137231A (ja
Inventor
琢也 勝木
琢也 勝木
康弘 土澤
康弘 土澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2018022443A priority Critical patent/JP6927902B2/ja
Priority to TW108100790A priority patent/TW201934415A/zh
Priority to CN201910082734.1A priority patent/CN110126965B/zh
Priority to DE102019102829.9A priority patent/DE102019102829A1/de
Priority to US16/268,015 priority patent/US11655001B2/en
Publication of JP2019137231A publication Critical patent/JP2019137231A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6927902B2 publication Critical patent/JP6927902B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/45Control or actuating devices therefor
    • B62M6/50Control or actuating devices therefor characterised by detectors or sensors, or arrangement thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/45Control or actuating devices therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J43/00Arrangements of batteries
    • B62J43/10Arrangements of batteries for propulsion
    • B62J43/13Arrangements of batteries for propulsion on rider-propelled cycles with additional electric propulsion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J43/00Arrangements of batteries
    • B62J43/20Arrangements of batteries characterised by the mounting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J45/00Electrical equipment arrangements specially adapted for use as accessories on cycles, not otherwise provided for
    • B62J45/40Sensor arrangements; Mounting thereof
    • B62J45/41Sensor arrangements; Mounting thereof characterised by the type of sensor
    • B62J45/415Inclination sensors
    • B62J45/4151Inclination sensors for sensing lateral inclination of the cycle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J45/00Electrical equipment arrangements specially adapted for use as accessories on cycles, not otherwise provided for
    • B62J45/40Sensor arrangements; Mounting thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Description

本発明は、人力駆動車両用制御装置に関する。
人力駆動車両は、人力駆動車両の推進をアシストするモータと、モータを制御する制御部とを含む。制御部は、人力駆動車両の車速が所定速度以上の場合にモータによって人力駆動車両の推進をアシストしない(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−59260号公報
人力駆動車両の状態や走行路の状態に応じて適切にモータによる人力駆動車両の推進のアシストを停止するタイミングを変更することが好ましい。
本発明の目的は、人力駆動車両の状態および走行路の状態の少なくとも一方に適したタイミングで人力駆動車両の推進のアシストを停止することができる人力駆動車両用制御装置を提供することである。
本発明の第1側面に従う人力駆動車両用制御装置は、人力駆動車両の推進をアシストするモータを制御し、前記人力駆動車両の走行速度が0km/hよりも高い所定速度未満の場合に、人力駆動力に応じて前記モータを駆動する制御部を含み、前記制御部は、前記人力駆動車両の状態および前記人力駆動車両が走行する走行路の状態の少なくとも一方に応じて前記所定速度を変化させ、前記人力駆動車両の走行速度が前記所定速度以上になると前記人力駆動車両の推進をアシストしない。
上記第1側面に従えば、人力駆動車両の状態および人力駆動車両が走行する走行路の状態の少なくとも一方に適したタイミングで人力駆動車両の推進のアシストを停止することができる。
前記第1側面に従う第2側面の人力駆動車両用制御装置において、前記人力駆動車両の前記状態は、第1状態と、前記第1状態とは異なる第2状態とを含み、前記制御部は、前記第1状態の場合は、前記所定速度を第1所定速度とし、前記第2状態の場合は、前記所定速度を前記第1所定速度よりも低い第2所定速度とする。
上記第2側面に従えば、人力駆動車両の状態に応じて複数の所定速度を設定することができる。したがって、人力駆動車両の状態に適した所定速度を設定することができる。
前記第2側面に従う第3側面の人力駆動車両用制御装置において、前記第1所定速度は固定値である。
上記第3側面に従えば、人力駆動車両の推進のアシストを確実に実行または停止することができる。
前記第1〜第3側面のいずれか1つに従う第4側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両が前記所定速度を超える走行速度で走行している場合、前記モータを駆動しない。
上記第4側面に従えば、人力駆動車両の推進を誤ってアシストをすることを防止することができる。
前記第1〜第4側面のいずれか1つに従う第5側面の人力駆動車両用制御装置において、前記人力駆動車両の前記状態は、前記人力駆動車両の速度状態、前記人力駆動車両の角度状態、前記人力駆動車両のハンドル舵角状態、および、前記人力駆動車両の旋回状態のうち少なくとも1つを含む。
上記第5側面に従えば、人力駆動車両の状態に適した所定速度を設定することができる。
上記第1〜第5側面のいずれか1つに従う第6側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両のハンドル舵角、および、前記人力駆動車両の角度の少なくとも一方と、前記人力駆動車両の走行速度と、に応じて前記所定速度を変更する。
上記第6側面に従えば、人力駆動車両の状態として、人力駆動車両が直進状態か旋回状態かと、人力駆動車両の速度状態とに応じて所定速度が変更されるため、人力駆動車両のより細かい状態に適した所定速度を設定することができる。
前記第5または第6側面に従う第7側面の人力駆動車両用制御装置において、前記人力駆動車両の角度は、ヨー角、ピッチ角、および、ロール角のうち少なくとも1つを含む。
上記第7側面に従えば、人力駆動車両の角度状態を好適に検出することができる。
前記第5または第7側面に従う第8側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両の角度に応じて、前記所定速度を変更する。
上記第8側面に従えば、人力駆動車両の角度状態に適した所定速度を設定することができる。
前記第5、第7、および、第8側面のいずれか1つに従う第9側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両の角度としてのロール角が第1ロール角未満の場合は、前記所定速度を第1所定速度に設定し、前記ロール角が前記第1ロール角以上の場合は、前記所定速度を前記第1所定速度よりも低い第2所定速度に設定する。
上記第9側面に従えば、人力駆動車両の角度状態により適した所定速度を設定することができる。
前記第5、第7、および、第8側面のいずれか1つに従う第10側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両のハンドル舵角が第1舵角未満の場合は、前記所定速度を第1所定速度に設定し、前記ハンドル舵角が前記第1舵角以上の場合は、前記所定速度を前記第1所定速度よりも低い第2所定速度に設定する。
上記第10側面に従えば、人力駆動車両のハンドル舵角状態により適した所定速度を設定することができる。
前記第5、および、第8〜第10側面のいずれか1つに従う第11側面の人力駆動車両用制御装置において、前記人力駆動車両の角度、および、前記人力駆動車両のハンドル舵角の少なくとも一方と、前記人力駆動車両の走行速度と、に応じて、前記人力駆動車両の前記旋回状態を検出する。
上記第11側面に従えば、人力駆動車両の旋回状態を好適に検出することができる。
前記第5、および、第8〜第11側面のいずれか1つに従う第12側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態になる場合、前記人力駆動車両が前記旋回状態を開始する時点での前記人力駆動車両の走行速度を、前記所定速度に設定する。
上記第12側面に従えば、人力駆動車両の旋回状態に適した所定速度に設定することができる。
前記第5、および、第8〜11側面のいずれか1つに従う第13側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態になる場合、前記人力駆動車両が前記旋回状態を開始する時点から所定時間前までの期間における前記人力駆動車両の走行速度の平均値を、前記所定速度に設定する。
上記第13側面に従えば、人力駆動車両の旋回状態に適した所定速度に設定することができる。
前記第5、および、第8〜第11側面のいずれか1つに従う第14側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態になる場合、前記人力駆動車両が所定の地点から前記旋回状態を開始する地点までの距離を走行したときの前記人力駆動車両の走行速度の平均値を前記所定速度に設定する。
上記第14側面に従えば、人力駆動車両の旋回状態に適した所定速度に設定することができる。
前記第5、および、第8〜第14側面のいずれか1つに従う第15側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態を開始してから前記旋回状態が終了するまでの期間の少なくとも一部において、前記所定速度を変更する。
上記第15側面に従えば、人力駆動車両の旋回時に旋回状態に応じて適切な所定速度に変更することができる。
前記第5、および、第8〜第15側面のいずれか1つに従う第16側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態の場合、前記人力駆動車両の安定状態に応じて、前記所定速度を変更する。
上記第16側面に従えば、人力駆動車両の旋回時において人力駆動車両の旋回状態に応じて所定速度を変更することができる。
前記第16側面に従う第17側面の人力駆動車両用制御装置において、前記安定状態は、前記旋回状態時の前記人力駆動車両の、オーバーステア状態と、アンダーステア状態と、前記オーバーステア状態または前記アンダーステア状態が緩和された状態である安定走行状態と、を含み、前記制御部は、前記安定状態に基づいて前記所定速度を変更する。
上記第17側面に従えば、人力駆動車両の旋回時において人力駆動車両の旋回状態に応じて所定速度を変更することができる。
前記第17側面に従う第18側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両の前記安定状態が前記安定走行状態に近づくように前記所定速度を変更する。
上記第18側面に従えば、人力駆動車両の旋回時において人力駆動車両の姿勢が安定するように人力駆動車両の推進のアシストを制御することができる。
前記第17または第18側面に従う第19側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記安定状態が前記アンダーステア状態となる場合、前記所定速度を低くする。
上記第19側面に従えば、人力駆動車両の旋回時において人力駆動車両が安定走行状態になりやすい。
前記第17または第18側面に従う第20側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記安定状態が前記オーバーステア状態となる場合、前記所定速度を高くする。
上記第20側面に従えば、人力駆動車両の旋回時において人力駆動車両が安定走行状態になりやすい。
前記第17または第18側面に従う第21側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記安定状態が前記安定走行状態の場合、前記所定速度を変更しない。
上記第21側面に従えば、人力駆動車両の線開示において人力駆動車両が安定走行状態を維持することができる。
前記第16〜第21側面のいずれか1つに従う第22側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両のハンドル舵角、前記人力駆動車両の角度、及び前記人力駆動車両のホイールベースの少なくとも一方と、前記人力駆動車両の走行速度と、に応じて、前記人力駆動車両の前記安定状態を演算する。
上記第22側面に従えば、人力駆動車両の安定状態を好適に検出することができる。
前記第5、および、第8〜第22側面のいずれか1つに従う第23側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態を終了した後に、前記旋回状態において変更した所定速度を変更する前の所定速度に変更する。
上記第23側面に従えば、人力駆動車両が旋回状態ではない状態、例えば直進走行状態に適した所定速度に変更することができる。
前記第1〜第15側面のいずれか1つに従う第24側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記走行路の路面抵抗に応じて、前記所定速度を変更する。
上記第24側面に従えば、人力駆動車両が走行する走行路の状態に適した所定速度に変更することができる。
前記第1〜第15、および、第24側面のいずれか1つに従う第25側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記走行路に応じて選択可能な路面抵抗値を複数有し、選択された路面抵抗値に基づいて前記所定速度を変更する。
上記第25側面に従えば、人力駆動車両が走行する走行路の状態に適した所定速度に設定することができる。
前記第1〜第4側面のいずれか1つに従う第26側面の人力駆動車両用制御装置において、前記走行路は、カーブを含み、前記制御部は、前記人力駆動車両が前記カーブに近づくと、前記所定速度を変化させる。
上記第26側面に従えば、人力駆動車両が旋回する可能性が高い場合に人力駆動車両が旋回する前に所定速度を変更することができる。
前記第5、第8〜第26側面のいずれか1つに従う第27側面の人力駆動車両用制御装置において、前記走行路は、カーブを含み、前記制御部は、前記所定速度として、第1所定速度と、前記第1所定速度よりも低い第2所定速度と、前記第2所定速度とは異なる第3所定速度と、を含み、前記人力駆動車両が前記カーブに近づいたとき、または前記人力駆動車両の旋回状態時に、制動操作をされた場合は、前記所定速度を前記第3所定速度に設定する。
上記第27側面に従えば、人力駆動車両が旋回状態になる可能性が高い場合、および、人力駆動車両が旋回状態時に制動操作された場合にモータによる人力駆動車両の推進のアシストが行われにくくすることができる。
前記第1〜第4、第7、および、第8側面のいずれか1つに従う第28側面の人力駆動車両用制御装置において、前記制御部は、前記所定速度として、第1所定速度と、前記第1所定速度よりも低い第2所定速度と、前記第2所定速度とは異なる第3所定速度と、を含み、前記人力駆動車両が制動操作をされる場合、前記所定速度を前記第3所定速度に設定する。
上記第28側面に従えば、人力駆動車両が制動操作をされる場合、すなわちユーザが人力駆動車両の速度を低下させたい場合、モータによる人力駆動車両の推進のアシストが行われにくくするため、人力駆動車両の速度の低下を速やかに実現することができる。
本発明の第29側面に従う人力駆動車両用制御装置は、人力駆動車両の推進をアシストするモータを制御する制御部を含み、前記制御部は、前記人力駆動車両が旋回状態時に前記人力駆動車両が制動操作をされる場合、前記人力駆動車両の推進をアシストしないように前記モータを制御する。
上記第29側面に従えば、人力駆動車両が旋回状態時に制動操作された場合にモータによる人力駆動車両の推進のアシストが行われにくくすることができる。
本発明の人力駆動車両用制御装置は、人力駆動車両の状態および走行路の状態の少なくとも一方に適したタイミングで人力駆動車両の推進のアシストを停止することができる。
第1実施形態の人力駆動車両用制御装置を含む自転車の側面図。 図1の人力駆動車両用制御装置の電気的な構成を示すブロック図。 人力駆動車両用制御装置が実行する基本制御のフローチャート。 人力駆動車両用制御装置が実行する第1変更制御のフローチャート。 人力駆動車両用制御装置が実行する第1変更制御の第1例のフローチャート。 人力駆動車両用制御装置が実行する第1変更制御の第2例のフローチャート。 人力駆動車両用制御装置が実行する第1変更制御の第3例のフローチャート。 人力駆動車両用制御装置が実行する第2変更制御のフローチャート。 人力駆動車両用制御装置が実行する第3変更制御のフローチャート。 第2実施形態の人力駆動車両用制御装置が実行する変更制御のフローチャート。 第3実施形態の人力駆動車両用制御装置が実行する変更制御のフローチャート。 第4実施形態の人力駆動車両用制御装置が実行する変更制御のフローチャート。 第5実施形態の人力駆動車両用制御装置が実行する変更制御のフローチャート。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態の人力駆動車両用制御装置50を含む人力駆動車両10について説明する。以後、人力駆動車両用制御装置50を、単に制御装置50と記載する。制御装置50は、人力駆動車両10に設けられる。人力駆動車両10は、少なくとも人力駆動力によって駆動することができる車両である。人力駆動車両10は、例えば、自転車を含む。人力駆動車両10は、車輪の数が限定されず、例えば1輪車および3輪以上の車輪を有する車両も含む。自転車は、例えばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、および、リカンベントを含む。以下、実施の形態において、人力駆動車両10を、自転車として説明する。
人力駆動車両10は、クランク12、および、駆動輪14を備える。人力駆動車両10は、フレーム16をさらに含む。クランク12には、人力駆動力Hが入力される。クランク12は、フレーム16に対して回転可能なクランク軸12Aと、クランク軸12Aの軸方向の両端部にそれぞれ設けられるクランクアーム12Bとを含む。各クランクアーム12Bには、ペダル18が連結される。駆動輪14は、クランク12が回転することによって駆動される。駆動輪14は、フレーム16に支持される。クランク12と駆動輪14とは、駆動機構20によって連結される。駆動機構20は、クランク軸12Aに結合される第1回転体22を含む。クランク軸12Aと第1回転体22とは、第1ワンウェイクラッチを介して結合されていてもよい。第1ワンウェイクラッチは、クランク12が前転した場合に、第1回転体22を前転させ、クランク12が後転した場合に、第1回転体22を後転させないように構成される。第1回転体22は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。駆動機構20は、連結部材26と、第2回転体24とをさらに含む。連結部材26は、第1回転体22の回転力を第2回転体24に伝達する。連結部材26は、例えば、チェーン、ベルト、または、シャフトを含む。
第2回転体24は、駆動輪14に連結される。第2回転体24は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。第2回転体24と駆動輪14との間には、第2ワンウェイクラッチが設けられていることが好ましい。第2ワンウェイクラッチは、第2回転体24が前転した場合に、駆動輪14を前転させ、第2回転体24が後転した場合に、駆動輪14を後転させないように構成される。
人力駆動車両10は、前輪および後輪を含む。フレーム16には、フロントフォーク16Aを介して前輪が取り付けられている。フロントフォーク16Aには、ハンドルバー16Cがステム16Bを介して連結されている。以下の実施形態では、後輪を駆動輪14として説明するが、前輪が駆動輪14であってもよい。
人力駆動車両用制御システム30は、電動コンポーネント32、バッテリ34、および、制御装置50を含む。一例では、電動コンポーネント32は、モータ36を含む。
電動コンポーネント32は、モータ36および駆動回路38を含む。モータ36および駆動回路38は、同一のハウジング40に設けられることが好ましい。ハウジング40は、フレーム16に設けられる。駆動回路38は、バッテリ34からモータ36に供給される電力を制御する。駆動回路38は、制御装置50の制御部52と有線または無線によって通信可能に接続されている。駆動回路38は、例えば電力線通信(PLC;power line communication)によって制御部52と通信可能である。駆動回路38は、例えばシリアル通信によって制御部52と通信可能である。駆動回路38は、制御部52からの制御信号に応じてモータ36を駆動させる。モータ36は、人力駆動車両10の推進をアシストする。モータ36は、電気モータを含む。モータ36は、ペダル18から後輪までの人力駆動力Hの伝達経路、または、前輪に回転を伝達するように設けられる。モータ36は、人力駆動車両10のフレーム16、後輪、または、前輪に設けられる。一例では、モータ36は、クランク軸12Aから第1回転体22までの動力伝達経路に結合される。モータ36とクランク軸12Aとの間の動力伝達経路には、クランク軸12Aを人力駆動車両10が前進する方向に回転させた場合にクランク12の回転力によってモータ36が回転しないようにワンウェイクラッチが設けられるのが好ましい。モータ36および駆動回路38が設けられるハウジング40には、モータ36および駆動回路38以外の構成が設けられてもよく、例えばモータ36の回転を減速して出力する減速機が設けられてもよい。
バッテリ34は、1または複数のバッテリセルを含む。バッテリセルは、充電池を含む。バッテリ34は、人力駆動車両10に設けられ、バッテリ34と有線で電気的に接続されている他の電機部品、例えば、モータ36および制御装置50に電力を供給する。バッテリ34は、制御部52と有線または無線によって通信可能に接続されている。バッテリ34は、例えばPLCによって制御部52と通信可能である。バッテリ34は、フレーム16の外部に取り付けられてもよく、少なくとも一部がフレーム16の内部に収容されてもよい。
制御装置50は、制御部52を含む。一例では、制御装置50は、記憶部54、第1操作部56、第2操作部58、車速センサ60、トルクセンサ62、傾斜センサ64、舵角センサ66、および、通信装置68のうちの少なくとも1つをさらに含む。図2は、制御装置50が記憶部54、第1操作部56、第2操作部58、車速センサ60、トルクセンサ62、傾斜センサ64、舵角センサ66、および、通信装置68を含む構成例を示している。
第1操作部56は、人力駆動車両10が走行する走行路の路面状態を入力可能な操作部である。第1操作部56の一例は、サイクルコンピュータである。第1操作部56は、制御部52と無線または有線によって通信可能に接続されている。第1操作部56は、操作情報である人力駆動車両10が走行する走行路の路面状態に関する情報を制御部52に出力する。人力駆動車両10が走行する走行路の路面状態に関する情報の一例は、走行路の路面抵抗である。
第2操作部58は、人力駆動車両10を制動するためのブレーキ操作部である。第2操作部58は、ハンドルバーに設けられる。第2操作部58は、人力駆動車両10を制動する図示しない電動ブレーキ装置と無線または有線によって接続されている。第2操作部58は、制御部52と無線または有線によって通信可能に接続されている。第2操作部58は、人力駆動車両10を制動操作した情報を制御部52に出力する。
車速センサ60は、車輪の回転速度を検出する。車速センサ60は、有線または無線によって制御部52と電気的に接続されている。車速センサ60は、制御部52と有線または無線によって通信可能に接続されている。車速センサ60は、車輪の回転速度に応じた信号を制御部52に出力する。制御部52は、車輪の回転速度に基づいて人力駆動車両10の車速Vを演算する。車速センサ60は、リードスイッチを構成する磁性体リード、または、ホール素子を含むことが好ましい。車速センサ60は、フレーム16のチェーンステイに取り付けられ、後輪に取り付けられる磁石を検出する構成としてもよく、フロントフォーク16Aに設けられ、前輪に取り付けられる磁石を検出する構成としてもよい。
トルクセンサ62は、モータ36が設けられるハウジング40に設けられる。トルクセンサ62は、クランク12に入力される人力駆動力Hを検出する。トルクセンサ62は、例えば、動力伝達経路のうちの第1ワンウェイクラッチよりも上流側に設けられる。トルクセンサ62は、歪センサまたは磁歪センサなどを含む。歪センサは、歪ゲージを含む。トルクセンサ62が歪センサを含む場合、歪センサは、動力伝達経路に含まれる回転体の外周部に設けられる。トルクセンサ62は、無線または有線の通信部を含んでいてもよい。トルクセンサ62の通信部は、制御部52と通信可能に構成される。トルクセンサ62は、人力駆動力Hに応じた信号を制御部52に出力する。
傾斜センサ64は、例えばジャイロセンサおよび加速度センサの少なくとも一方を含む。傾斜センサ64は、例えば、フレーム16またはハウジング40に設けられて、人力駆動車両10のロール方向の傾斜を検出する。傾斜センサ64は、無線または有線によって制御部52と通信可能に接続されている。傾斜センサ64は、人力駆動車両10のロール方向の傾斜に応じた信号を制御部52に出力する。
舵角センサ66は、例えばポテンションメータを含む。舵角センサ66は、例えば、ヘッドチューブに設けられて、ヘッドチューブと、ハンドルバーが連結されるステアリングコラムとの相対回転角度(ハンドル舵角)を検出する。舵角センサ66は、無線または有線によって制御部52と通信可能に接続されている。舵角センサ66は、ハンドル舵角に応じた信号を制御部52に出力する。
通信装置68は、GPS(global positioning system)受信機を含み、インターネットに接続可能に構成される。通信装置68は、GPSおよびインターネットから、人力駆動車両10が走行する地図データ、人力駆動車両10が走行する路面の勾配、および、路面の状態の少なくとも1つを取得する。通信装置68は、インターネットに接続されなくてもよく、この場合、地図データを記憶する記憶部を有する。通信装置68は、無線または有線によって制御部52と通信可能に接続されている。
制御部52は、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。制御部52は、1または複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。記憶部54には、各種の制御プログラムおよび各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部54は、例えば不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。不揮発性メモリは、例えば、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、フラッシュメモリを含む。揮発性メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)を含む。制御部52および記憶部54は、例えばモータ36が設けられるハウジング40に設けられる。
制御部52は、人力駆動車両10の電動コンポーネント32を制御する。制御部52は、人力駆動車両10の推進をアシストするモータ36を人力駆動力Hに応じて制御する。制御部52は、人力駆動車両10の走行速度(車速V)に応じてモータ36によるアシストの実行および停止を設定する基本制御を実行する。基本制御において、制御部52は、人力駆動車両10が0km/hよりも高い所定速度VA未満の場合に、人力駆動力Hに応じてモータ36によるアシストを制御する。制御部52は、人力駆動車両10が所定速度VA以上になると人力駆動車両10の推進をアシストしない。
図3は、基本制御の一例を示すフローチャートである。図3に示されるとおり、制御部52は、ステップS11において車速V及び人力駆動力Hを取得する。制御部52は、ステップS12において車速Vが所定速度VA未満か否かを判定する。ここで、所定速度VAの一例は、例えば24km/h、25km/h、または、45km/hである。制御部52は、車速Vが所定速度VA未満の場合(ステップS12:YES)、ステップS13において、取得した人力駆動力Hに応じてモータ36を制御する。制御部52は、車速Vが所定速度VA以上の場合(ステップS12:NO)、ステップS14において人力駆動車両10の推進をアシストしない。一例では、制御部52は、人力駆動車両10が所定速度VAを越える走行速度(車速V)で走行している場合モータ36を駆動しない。この場合、例えばモータ36の回転速度は0rpmである。なお、図3の基本制御において、人力駆動力Hの取得は、ステップS12とステップS13との間にあってもよい。
〔変更制御〕
制御部52は、人力駆動車両10の状態および人力駆動車両10が走行する走行路の状態の少なくとも一方に応じて所定速度VAを変化させる変更制御を実行する。変更制御として、第1変更制御、第2変更制御、および、第3変更制御を含む。第1変更制御として、制御部52は、人力駆動車両10の状態に応じて所定速度VAを変更する。第2変更制御として、制御部52は、走行路の状態に応じて、所定速度VAを変更する。第3変更制御として、制御部52は、地図データにおける走行路の情報(走行路が直進または走行路がカーブ)に応じて、所定速度VAを変更する。第1変更制御、第2変更制御、および、第3変更制御は、所定時間毎に繰り返し実行される。
<第1変更制御>
人力駆動車両10の状態は、第1状態と、第1状態とは異なる第2状態とを含む。第1状態は、人力駆動車両10の走行速度を高くすることができる状態、または、ユーザが人力駆動車両10の走行速度を高くしたい状態である。第2状態は、人力駆動車両10の走行速度を制限したほうが好ましい状態、または、人力駆動車両10の走行速度を制限してもよい状態である。
人力駆動車両10の状態は、人力駆動車両10の速度状態、人力駆動車両10の角度状態、人力駆動車両10のハンドル舵角状態、および、人力駆動車両10の旋回状態のうちの少なくとも1つを含む。人力駆動車両10の角度は、ヨー角、ピッチ角、および、ロール角のうちの少なくとも1つを含む。本実施形態では、傾斜センサ64により、人力駆動車両10の角度としてロール角が用いられる。
制御部52は、車速センサ60により検出された車速Vに関する情報に応じて、人力駆動車両10の速度状態を検出する。制御部52は、傾斜センサ64により検出された人力駆動車両10のロール方向の傾斜に関する情報に応じて、人力駆動車両10の角度状態を検出する。制御部52は、舵角センサ66により検出されたハンドル舵角に関する情報に応じて、人力駆動車両10のハンドル舵角状態を検出する。制御部52は、人力駆動車両10の角度、および、人力駆動車両10のハンドル舵角の少なくとも一方と、人力駆動車両10の走行速度と、に応じて、人力駆動車両10の旋回状態を検出する。一例では、制御部52は、傾斜センサ64により検出された人力駆動車両10のロール方向の傾斜に関する情報、および、舵角センサ66により検出されたハンドル舵角に関する情報と、車速センサ60により検出された車速Vに関する情報と、に応じて、人力駆動車両10の旋回状態を検出する。
人力駆動車両10の状態としての第1状態および第2状態は、人力駆動車両10の速度状態としての第1状態および第2状態と、人力駆動車両10の角度状態としての第1状態および第2状態と、人力駆動車両10のハンドル舵角状態としての第1状態および第2状態と、人力駆動車両10の旋回状態としての第1状態および第2状態を含む。
第1変更制御において、制御部52は、第1状態の場合は、所定速度VAを第1所定速度VA1とし、第2状態の場合は、所定速度VAを第1所定速度VA1よりも低い第2所定速度VA2とする。第1所定速度VA1は固定値である。第2所定速度VA2は変更可能な値である。制御部52は、第1状態の場合では、人力駆動車両10の走行速度が第1所定速度VA1未満の場合に人力駆動力Hに応じてモータ36を駆動し、人力駆動車両10の走行速度が第1所定速度VA1以上の場合に人力駆動車両10の推進をアシストしない。制御部52は、第2状態の場合では、人力駆動車両10の走行速度が第2所定速度VA2未満の場合に人力駆動力Hに応じてモータ36を駆動し、人力駆動車両10の走行速度が第2所定速度VA2以上の場合に人力駆動車両10の推進をアシストしない。
図4は、第1変更制御の一例を示すフローチャートである。図4に示されるように、制御部52は、ステップS21において人力駆動車両10の状態を取得する。制御部52は、ステップS21において人力駆動車両10の状態が第1状態か否かを判定する。制御部52は、人力駆動車両10の状態が第1状態の場合(ステップS22:YES)、ステップS23において所定速度VAを第1所定速度VA1に設定する。第1所定速度VA1の一例は、24km/hまたは25km/hである。制御部52は、人力駆動車両10の状態が第2状態の場合(ステップS22:NO)、ステップS24において所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する。
ここで、第2所定速度VA2は、例えば次の第1〜第3の設定方法で設定される。
第1の設定方法では、制御部52は、人力駆動車両10が第2状態になる場合、人力駆動車両10が第2状態になった時点での人力駆動車両10の走行速度を、第2所定速度VA2に設定する。すなわち制御部52は、人力駆動車両10が第2状態になった時点で車速センサ60が検出した車速Vを第2所定速度VA2に設定する。
第2の設定方法では、制御部52は、人力駆動車両10が第2状態になる場合、人力駆動車両10が第2状態を開始する時点から所定時間前までの期間における人力駆動車両10の走行速度の平均値を、第2所定速度VA2に設定する。制御部52は、人力駆動車両10が第2状態になった時点において車速センサ60により検出された車速Vから車速センサ60の所定のサンプリング周期前までの期間において検出された車速Vの平均値を演算する。人力駆動車両10が第2状態になった時点において車速センサ60により検出された車速Vから車速センサ60の所定のサンプリング周期前までの期間とは、人力駆動車両10が第2状態になる直前から第2状態になるまでの期間である。この期間は、任意に変更可能である。
第3の設定方法では、制御部52は、人力駆動車両10が第2状態になる場合、人力駆動車両10が所定の地点から第2状態になった地点までの距離を走行したときの人力駆動車両10の走行速度の平均値を第2所定速度VA2に設定する。制御部52は、通信装置68の地図データに基づいて、人力駆動車両10が所定の地点から第2状態になった地点までの距離を取得できる。制御部52は、人力駆動車両10が所定の地点から第2状態になった地点までの距離において、車速センサ60が検出した複数の車速Vの平均値を第2所定速度VA2に設定する。
次に、図5〜図7を用いて、第1変更制御の複数の具体例について説明する。
第1変更制御の第1例は、人力駆動車両10の状態として人力駆動車両10の角度を用いる。制御部52は、人力駆動車両10の角度に応じて、所定速度VAを変更する。詳細には、制御部52は、人力駆動車両10の角度としてのロール角が第1ロール角未満の場合は、所定速度VAを第1所定速度VA1に設定し、ロール角が第1ロール角以上の場合は、所定速度を第1所定速度VA1よりも低い第2所定速度VA2に設定する。
図5は、第1変更制御の第1例を示すフローチャートである。図5に示されるとおり、制御部52は、ステップS31において人力駆動車両10の角度として人力駆動車両10のロール角を取得する。人力駆動車両10のロール角としては、傾斜センサ64により検出された人力駆動車両10のロール角に関する情報が用いられる。制御部52は、ステップS32においてロール角が第1ロール角未満か否かを判定する。ここで、第1ロール角は、人力駆動車両10の角度状態に基づいて人力駆動車両10の状態が第1状態および第2状態のいずれかを判定するための値である。第1ロール角は、試験等により予め設定される。制御部52は、ロール角が第1ロール角未満の場合(ステップS32:YES)、ステップS33において所定速度VAを第1所定速度VA1に設定する。制御部52は、ロール角が第1ロール角以上の場合(ステップS32:NO)、ステップS34において所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する。
第1変更制御の第2例は、人力駆動車両10の状態として人力駆動車両10のハンドル舵角を用いる。制御部52は、人力駆動車両10のハンドル舵角が第1舵角未満の場合は、所定速度VAを第1所定速度VA1に設定し、ハンドル舵角が第1舵角以上の場合は、所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する。
図6は、第1変更制御の第2例を示すフローチャートである。図6に示されるとおり、制御部52は、ステップS41において人力駆動車両10のハンドル舵角を取得する。人力駆動車両10のハンドル舵角としては、舵角センサ66により検出された人力駆動車両10のハンドル舵角に関する情報が用いられる。制御部52は、ステップS42においてハンドル舵角が第1舵角未満か否かを判定する。ここで、第1舵角は、人力駆動車両10の角度状態に基づいて人力駆動車両10の状態が第1状態および第2状態のいずれかを判定するための値である。第1舵角は、試験等により予め設定される。制御部52は、ハンドル舵角が第1舵角未満の場合(ステップS42:YES)、ステップS43において所定速度VAを第1所定速度VA1に設定する。制御部52は、ハンドル舵角が第1舵角以上の場合(ステップS42:NO)、ステップS44において所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する。
第1変更制御の第3例は、人力駆動車両10の状態として複数の状態、すなわち人力駆動車両10の角度、および、人力駆動車両10のハンドル舵角の少なくとも一方と、人力駆動車両10の走行速度とを用いる。制御部52は、人力駆動車両10のハンドル舵角、および人力駆動車両10の角度の少なくとも一方と、人力駆動車両10の走行速度と、に応じて所定速度VAを変更する。制御部52は、人力駆動車両10のハンドル舵角および人力駆動車両10の角度の少なくとも一方と、人力駆動車両10の走行速度と、に応じて、人力駆動車両10の旋回状態を検出する。制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態である場合、所定速度VAを変更する。
所定速度VAの変更方法として、例えば第1〜第3の変更方法がある。
第1の変更方法では、制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態になる場合、人力駆動車両10が旋回状態を開始する時点での人力駆動車両10の走行速度を、所定速度VAに設定する。すなわち制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態になる場合、人力駆動車両10が旋回状態を開始する時点での人力駆動車両10の走行速度を、第2所定速度VA2に設定する。制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態を開始する時点での人力駆動車両10の走行速度として、例えば通信装置68からの地図データに基づいて人力駆動車両10がカーブに突入する直前の時点での人力駆動車両10の走行速度を取得できる。
第2の変更方法では、制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態になる場合、人力駆動車両10が旋回状態を開始する時点から所定時間前までの期間における人力駆動車両10の走行速度の平均値を、所定速度VAに設定する。すなわち制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態になる場合、人力駆動車両10が旋回状態を開始する時点から所定時間前までの期間における人力駆動車両10の走行速度の平均値を、第2所定速度VA2に設定する。制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態を開始する時点において車速センサ60により検出された車速Vから車速センサ60の所定のサンプリング周期前までの期間において検出された車速Vの平均値を演算する。人力駆動車両10が旋回状態を開始する時点において車速センサ60により検出された車速Vから車速センサ60の所定のサンプリング周期前までの期間とは、人力駆動車両10がカーブに突入する直前からカーブに突入するまでの期間である。
第3の変更方法では、制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態になる場合、人力駆動車両10が所定の地点から旋回状態を開始する地点までの距離を走行したときの人力駆動車両10の走行速度の平均値を所定速度VAに設定する。すなわち制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態になる場合、人力駆動車両10が所定の地点から旋回状態を開始する地点までの距離を走行したときの人力駆動車両10の走行速度の平均値を第2所定速度VA2に設定する。制御部52は、通信装置68の地図データに基づいて、人力駆動車両10が所定の地点から旋回状態を開始する地点までの距離を取得できる。制御部52は、人力駆動車両10が所定の地点から旋回状態を開始する地点までの距離において、車速センサ60が検出した複数の車速Vの平均値を第2所定速度VA2と設定する。
図7は、第1変更制御の第3例を示すフローチャートである。図7に示されるとおり、制御部52は、ステップS51において人力駆動車両10の角度としてのロール角および人力駆動車両10の走行速度としての車速Vを取得する。人力駆動車両10のロール角としては、傾斜センサ64により検出された人力駆動車両10のロール角に関する情報が用いられ、人力駆動車両10の車速Vとしては、車速センサ60により検出された人力駆動車両10の走行速度に関する情報が用いられる。
制御部52は、ステップS52において人力駆動車両10が旋回状態か否かを判定する。ここで、例えば制御部52は、ロール角が第1ロール角以上かつ車速Vが第1速度以上の場合、人力駆動車両10が旋回状態と判定する。制御部52は、ロール角が第1ロール角未満、または、車速Vが第1速度未満の場合、人力駆動車両10が旋回状態ではないと判定する。
制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態の場合(ステップS52:YES)、ステップS53において所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する。制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態ではない場合(ステップS52:NO)、ステップS54において所定速度VAを第1所定速度VA1に設定する。
<第2変更制御>
第2変更制御では、人力駆動車両10が走行する走行路の路面の状態を用いる。走行路の路面の状態としては、第1操作部56により操作された走行路の路面の状態に関する情報を用いる。走行路の路面の状態に関する情報の一例は、走行路の路面抵抗値である。第2変更制御において、制御部52は、走行路の路面抵抗に応じて、所定速度VAを変更する。制御部52は、走行路に応じて選択可能な路面抵抗値を複数有する。複数の路面抵抗値は、例えば記憶部54に記憶されてもよい。走行路は、例えばオンロードおよびオフロードを含む。オンロードは、舗装路のような走行路面の凹凸が小さく、路面抵抗値の小さい走行路である。オフロードは、岩場やダートなどの走行路面の凹凸が大きく、路面抵抗値の大きい走行路である。制御部52は、オンロードに対応する路面抵抗値と、オフロードに対応する路面抵抗値とを有する。ユーザが第1操作部56を操作することにより、オンロードに対応する路面抵抗値、または、オフロードに対応する路面抵抗値が選択される。第1操作部56によるオンロードに対応する路面抵抗値およびオフロードに対応する路面抵抗値の選択は、人力駆動車両10の走行停止中に行われることが好ましい。なお、人力駆動車両10の走行中にユーザが第1操作部56によってオンロードに対応する路面抵抗値およびオフロードに対応する路面抵抗値の選択を行ってもよい。
図8は、第2変更制御の一例を示すフローチャートである。図8に示されるとおり、制御部52は、ステップS61において走行路の路面抵抗値を取得する。制御部52は、第1操作部56により選択された走行路の路面抵抗値を、人力駆動車両10が走行する走行路の路面抵抗値と設定する。
制御部52は、ステップS62において路面抵抗値がオフロードの路面抵抗値か否かを判定する。制御部52は、路面抵抗値がオフロードの路面抵抗値である場合(ステップS62:YES)、ステップS63において所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する。制御部52は、路面抵抗値がオフロードの路面抵抗値ではない場合(ステップS62:NO)、例えば路面抵抗値がオンロードの路面抵抗値である場合、ステップS64において所定速度VAを第1所定速度VA1に設定する。
<第3変更制御>
第3変更制御は、走行路がカーブを含み、制御部52は、人力駆動車両10がカーブに近づくと、所定速度VAを変更する。
図9は、第3変更制御の一例を示すフローチャートである。図9に示されるとおり、制御部52は、ステップS71において地図データを取得する。制御部52は、通信装置68から地図データを取得することにより、現在の人力駆動車両10が走行している走行路の情報(走行路が直進またはカーブ)を把握できる。
制御部52は、ステップS72において人力駆動車両10がカーブに近づいているか否かを判定する。制御部52は、例えば人力駆動車両10の走行先にカーブが存在し、かつ人力駆動車両10がカーブに対して所定距離分だけ手前を走行している場合、人力駆動車両10がカーブに近づいていると判定する。所定距離の一例は、2メートルである。
制御部52は、人力駆動車両10がカーブに近づいている場合(ステップS72:YES)、ステップS73において所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する。制御部52は、人力駆動車両10がカーブに近づいていない場合(ステップS72:NO)、ステップS74において所定速度VAを第1所定速度VA1に設定する。
制御部52は、第1変更制御、第2変更制御、および、第3変更制御のうち少なくとも1つを実行することができる。制御部52は、第1変更制御、第2変更制御、および、第3変更制御のうちの複数の変更制御を実行する場合、複数の変更制御を同時に実行してもよいし、異なる時刻で実行してもよい。また制御部52は、複数の変更制御を実行する場合、複数の変更制御の繰り返し周期を互いに同じにしてもよいし、複数の変更制御の繰り返し周期を互いに異ならせてもよい。制御部52が複数の変更制御を実行する場合において、複数の変更制御のうちのいずれかにおいて所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する場合、他の変更制御が所定速度VAを第1所定速度VA1に設定していても優先的に所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する。
(第2実施形態)
図10を参照して、第2実施形態の制御装置50について説明する。本実施形態の制御装置50は、第1実施形態の制御装置50と比較して、変更制御の内容が異なる。以降の説明において、第1実施形態と共通する人力駆動車両10の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の制御装置50の制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態を開始してから旋回状態が終了するまでの期間の少なくとも一部の期間において、所定速度VAを変更する変更制御を実行する。一例では、変更制御において、制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態の場合、人力駆動車両10の安定状態に応じて、所定速度VAを変更する。安定状態は、旋回状態時の人力駆動車両10の、オーバーステア状態と、アンダーステア状態と、オーバーステア状態およびアンダーステア状態が緩和された状態である安定走行状態と、を含む。変更制御において、制御部52は、人力駆動車両10のハンドル舵角、人力駆動車両10の角度、および、人力駆動車両10のホイールベースの少なくとも1つと、人力駆動車両10の走行速度と、に応じて、人力駆動車両10の安定状態を演算する。制御部52は、安定状態に基づいて所定速度VAを変更する。制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態を終了した後に、旋回状態において変更した所定速度VAを変更する前の所定速度VAに変更する。
制御部52は、オーバーステア状態、アンダーステア状態、および、安定走行状態の判定を次のように行う。制御部52は、旋回状態となる直前の状態で人力駆動車両10が旋回する場合の旋回半径である第1推定半径RC1と、旋回状態時の人力駆動車両10の旋回半径である第2推定半径RC2とを用いて、人力駆動車両10が安定走行状態か否かを判定する。詳細には、制御部52は、第1推定半径RC1と第2推定半径RC2とが互いに等しい場合、人力駆動車両10が安定走行状態であると判定する。
第1推定半径RC1および第2推定半径RC2の演算方法について説明する。
一般的に、人力駆動車両10の旋回状態として人力駆動車両10のコーナリングでは、走行路のカーブ(コーナ)に進入する前に十分に人力駆動車両10を減速し、コーナリング中では加減速せずに一定速度を維持し、カーブ(コーナ)を抜けるタイミングで人力駆動車両10を加速させることが行われる。このような人力駆動車両10の動作に基づくコーナリング中の理想速度をアシスト上限速度(所定速度VA)として設定する。
カーブの進入するときのアシスト上限速度(所定速度VA)は式1で示される。
Figure 0006927902
ここで、「vLim」はアシスト上限速度(所定速度VA)であり、「μ」は路面抵抗値であり、「g」は重力加速度である。一般的に、ライダーは、カーブに進入する直前にアシスト上限速度vLim以下となるように人力駆動車両10を減速させている。上記式1から第1推定半径RC1を演算できる。第1推定半径RC1は、式1からわかるとおり、人力駆動車両10が理想速度でコーナリングする場合の旋回半径である。
また、人力駆動車両10がコーナリング中では、傾斜センサ64および車速センサ60から第2推定半径RC2を演算できる。
第2推定半径RC2は、式2で示される。
Figure 0006927902
ここで、「v」は人力駆動車両10の走行速度であり、「θ」はロール角である。
制御部52は、第1推定半径RC1と第2推定半径RC2とが互いに異なる場合、人力駆動車両10のステアリング特性であるスタビリティファクタに基づいて、オーバーステア状態およびアンダーステア状態のいずれかを判定する。
スタビリティファクタは、式3で示される。
Figure 0006927902
ここで、「Kσ」はスタビリティファクタであり、「l」はホイールベースであり、「σ」はハンドル舵角である。
次に、所定速度VAの変更方法について説明する。
制御部52は、人力駆動車両10の安定状態が安定走行状態に近づくように所定速度VAを変更する。詳細には、制御部52は、安定状態がアンダーステア状態となる場合、所定速度VAを低くする。制御部52は、安定状態がオーバーステア状態となる場合、所定速度VAを高くする。制御部52は、安定状態が安定走行状態の場合、所定速度VAを変更しない。
具体的には、制御部52は、上記式3のスタビリティファクタKσが0になるように所定速度VAを変更する。この場合、所定速度VAは、上記式3の「v」に相当する。安定状態がアンダーステア状態となる場合、スタビリティファクタKσが負の値であるため、上記式3の「v」を小さくする、すなわち所定速度VAを低くすることにより、スタビリティファクタKσが0に近づく。安定状態がオーバーステア状態となる場合、スタビリティファクタKσが正の値であるため、上記式3の「v」を大きくする、すなわち所定速度VAを高くすることにより、スタビリティファクタKσが0に近づく。安定状態が安定走行状態の場合、スタビリティファクタKσが0であるため、上記式3の「v」を変更しない、すなわち所定速度VAを変更しない。
図10は、本実施形態の変更制御の一例を示すフローチャートである。図10に示されるとおり、制御部52は、ステップS81において、人力駆動車両10の角度および車速Vを取得する。制御部52は、ステップS82において、人力駆動車両10が旋回状態か否かを判定する。ステップS81およびステップS82は、図7に示すステップS51およびステップS52と同様である。
制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態ではない場合(ステップS82:NO)、処理を一旦終了する。制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態の場合(ステップS82:YES)、ステップS83において安定状態を演算する。具体的には、制御部52は、安定状態としてスタビリティファクタKσを演算する。
制御部52は、ステップS84およびステップS85において人力駆動車両10の安定状態(オーバーステア状態、アンダーステア状態、および、安定走行状態)を判定する。制御部52は、スタビリティファクタKσの大きさに応じて、安定状態を判定する。具体的には、制御部52は、ステップS84においてオーバーステア状態か否かを判定する。制御部52は、ステップS85においてアンダーステア状態か否かを判定する。
制御部52は、安定状態がオーバーステア状態である場合(ステップS84:YES)、すなわちスタビリティファクタKσが正の値の場合、ステップS86において所定速度VAを高くする。制御部52は、安定状態がアンダーステア状態である場合(ステップS84:NOかつステップS85:YES)、すなわちスタビリティファクタKσが負の値の場合、ステップS87において所定速度VAを低くする。制御部52は、安定状態が安定走行状態の場合(ステップS84:NOかつステップS85:NO)、すなわちスタビリティファクタKσが0の場合、ステップS88において所定速度VAを変更しない。
次に、制御部52は、ステップS89において人力駆動車両10が旋回状態を終了したか否かを判定する。例えば制御部52は、ロール角が第1ロール角未満の場合、および、ハンドル舵角が第1舵角未満の場合の少なくとも一方を満たす場合、人力駆動車両10が旋回状態を終了したと判定する。
制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態を終了していない場合(ステップS89:NO)、ステップS83に移行する。制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態を終了した場合(ステップS89:YES)、ステップS90において所定速度VAが変更済みか否かを判定する。
制御部52は、所定速度VAが変更済みの場合(ステップS90:YES)、ステップS91において所定速度VAを、変更前の所定速度VAに変更する。変更前の所定速度VAの一例は、人力駆動車両10が旋回状態になる直前において制御部52により設定された所定速度VAである。制御部52は、所定速度VAが変更済みではない場合(ステップS90:NO)、すなわち人力駆動車両10が旋回状態時に所定速度VAが変更されなかった場合、処理を一旦終了する。
(第3実施形態)
図11を参照して、第3実施形態の制御装置50について説明する。本実施形態の制御装置50は、第1実施形態の制御装置50と比較して、変更制御の内容が異なる。以降の説明において、第1実施形態と共通する人力駆動車両10の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の変更制御は、第1実施形態の第3変更制御に、人力駆動車両10が旋回状態時における人力駆動車両10の制動操作を判定条件に加えた制御である。本実施形態の制御装置50の制御部52は、所定速度VAとして、第1所定速度VA1と、第1所定速度VA1よりも低い第2所定速度VA2と、第2所定速度VA2とは異なる第3所定速度VA3と、を含む。制御部52は、人力駆動車両10がカーブに近づいたとき、または、人力駆動車両10の旋回状態時に、制動操作をされた場合は、所定速度を第3所定速度VA3に設定する。一例では、第3所定速度VA3は、第2所定速度VA2よりも低い。
図11は、変更制御の一例を示すフローチャートである。図11に示されるとおり、制御部52は、ステップS100において地図データを取得し、ステップS101においてカーブに近づいているか否かを判定する。ステップS100およびステップS101は、図9に示す第3変更制御のステップS71およびステップS72と同じである。
制御部52は、人力駆動車両10がカーブに近づいている場合(ステップS101:YES)、ステップS102において所定速度VAを第3所定速度VA3に設定する。制御部52は、人力駆動車両10がカーブに近づいていない場合(ステップS101:NO)、すなわち直進の走行路が続いている場合または人力駆動車両10が既にカーブに進入している場合、ステップS103において人力駆動車両10が旋回状態か否かを判定する。ステップS103の判定は、図7に示すステップS52の旋回状態の判定と同じである。
制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態ではない場合(ステップS103:NO)、処理を一旦終了する。制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態である場合(ステップS103:YES)、ステップS104において人力駆動車両10が制動操作されたか否かを判定する。ステップS104の判定は、第2操作部58が操作されたか否かに応じて行われる。すなわち制御部52は、第2操作部58が操作された場合、人力駆動車両10が制動操作されたと判定する。
制御部52は、人力駆動車両10が制動操作された場合(ステップS104:YES)、ステップS102に移行する。制御部52は、人力駆動車両10が制動操作されていない場合(ステップS104:NO)、ステップS105において所定速度VAを第2所定速度VA2に設定する。
(第4実施形態)
図12を参照して、第4実施形態の制御装置50について説明する。本実施形態の制御装置50は、第1実施形態の制御装置50と比較して、変更制御の内容が異なる。以降の説明において、第1実施形態と共通する人力駆動車両10の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の制御装置50の制御部52は、変更制御において、人力駆動車両10が旋回状態か否かにかかわらず、人力駆動車両10が制動操作された場合に所定速度VAを変更する。本実施形態の変更制御によれば、例えば人力駆動車両10が坂道を走行している場合に人力駆動車両10が制動操作された場合、モータ36による人力駆動車両10の推進のアシストを速やかに停止するようにモータ36が制御される。
制御部52は、所定速度として、第1所定速度VA1と、第1所定速度VA1よりも低い第2所定速度VA2と、第2所定速度VA2とは異なる第3所定速度VA3とを含む。一例では、第3所定速度VA3は、第2所定速度VA2よりも低い。制御部52は、人力駆動車両10が制動操作される場合、所定速度VAを第3所定速度VA3に設定する。
図12は、変更制御の一例を示すフローチャートである。図12に示されるとおり、制御部52は、ステップS110において人力駆動車両10が制動操作されたか否かを判定する。ステップS110の判定は、図11に示す第3実施形態の変更制御のステップS104の判定と同様である。
制御部52は、人力駆動車両10が制動操作された場合(ステップS110:YES)、ステップS111において所定速度VAを第3所定速度VA3に設定する。そして制御部52は、ステップS112において人力駆動車両10の制動操作が終了したか否かを判定する。制御部52は、第2操作部58が操作されてから操作されていない状態に変更されることに基づいて人力駆動車両10の制動操作の終了を判定する。
制御部52は、人力駆動車両10の制動操作が終了した場合(ステップS112:YES)、ステップS113において所定速度VAを第1所定速度VA1に設定する。制御部52は、人力駆動車両10が制動操作されていない場合(ステップS110:NO)、または、人力駆動車両10の制動操作が継続されている場合(ステップS112:NO)、処理を一旦終了する。
(第5実施形態)
図13を参照して、第5実施形態の制御装置50について説明する。本実施形態の制御装置50は、第1実施形態の制御装置50と比較して、変更制御の内容が異なる。以降の説明において、第1実施形態と共通する人力駆動車両10の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の制御装置50の制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態時に人力駆動車両10が制動動作をされる場合、人力駆動車両10の推進をアシストしないようにモータ36を制御する変更制御を実行する。一例では、制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態時に人力駆動車両10が制動動作をされる場合、モータ36を駆動しない。本実施形態の変更制御では、所定速度VAを変更せずにモータ36を人力駆動力Hに応じてアシストする状態と、モータ36を駆動しない状態と切り替える。
図13は、変更制御の一例を示すフローチャートである。図13に示されるとおり、制御部52は、ステップS120において人力駆動車両10の角度および車速Vを取得し、ステップS121において人力駆動車両10が旋回状態であるか否かを判定する。ステップS120およびステップS121は、図7に示す第1実施形態の第3変更制御におけるステップS51およびステップS52と同じである。
制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態である場合(ステップS121:YES)、ステップS122において人力駆動車両10が制動動作されているか否かを判定する。ステップS122は、図11に示す第3実施形態の変更制御のステップS104と同じである。
制御部52は、人力駆動車両10が制動動作されている場合(ステップS122:YES)、ステップS123においてモータ36を停止する。制御部52は、人力駆動車両10が旋回状態ではない場合(ステップS121:NO)、または、人力駆動車両10が制動動作されていない場合(ステップS122:YES)、処理を一旦終了する。
(変形例)
上記各実施形態に関する説明は、本発明に従う人力駆動車両用制御装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う人力駆動車両用制御装置は、例えば以下に示される上記各実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変形例において、各実施形態と共通する部分については、各実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・上記第2実施形態の変更制御と上記第3実施形態の変更制御とを組み合せてもよい。一例では、図11に示す第3実施形態の変更制御におけるステップS104において否定判定された場合、ステップS105に代えて、図10に示す第2実施形態の変更制御におけるステップS82に移行する。
・上記第1〜第3実施形態の変更制御において、人力駆動車両10が制動操作されることに基づいて所定速度VAを変更してもよい。一例では、制御部52は、所定速度VAとして、第1所定速度VA1と、第1所定速度VA1よりも低い第2所定速度VA2と、第2所定速度VA2とは異なる第3所定速度VA3を含む。制御部52は、人力駆動車両10が制動動作をされる場合、所定速度VAを第3所定速度VA3に設定する。一例では、第3所定速度VA3は、第2所定速度VA2よりも低い。
・人力駆動車両10が旋回状態であるか否かの判定は、通信装置68の地図データを用いて行ってもよい。制御部52は、地図データから人力駆動車両10がカーブを走行中である場合、人力駆動車両10が旋回状態であると判定する。
10…人力駆動車両、36…モータ、50…人力駆動車両用制御装置、52…制御部、H…人力駆動力、VA…所定速度、VA1…第1所定速度、VA2…第2所定速度、VA3…第3所定速度。

Claims (34)

  1. 人力駆動車両の推進をアシストするモータを制御し、前記人力駆動車両の走行速度が0km/hよりも高い所定速度未満の場合に、クランクに入力される人力駆動力に応じて前記モータを駆動する制御部を含み、
    前記制御部は、前記人力駆動車両の走行中における前記人力駆動車両の状態および前記人力駆動車両が走行する走行路の状態の少なくとも一方に応じて前記所定速度を変化させ、前記人力駆動車両の走行速度が前記所定速度以上になると前記人力駆動力による前記人力駆動車両の推進をアシストせず、
    前記人力駆動車両の前記状態は、前記人力駆動車両の角度状態、前記人力駆動車両のハンドル舵角状態、および、前記人力駆動車両の旋回状態のうち少なくとも1つを含み、
    前記人力駆動車両の角度状態は、前記人力駆動車両のヨー角、ピッチ角、および、ロール角のうちの少なくとも1つに関する、人力駆動車両用制御装置。
  2. 前記人力駆動車両の前記状態は、第1状態と、前記第1状態とは異なる第2状態とを含み、
    前記制御部は、前記第1状態の場合は、前記所定速度を第1所定速度とし、前記第2状態の場合は、前記所定速度を前記第1所定速度よりも低い第2所定速度とする、請求項1に記載の人力駆動車両用制御装置。
  3. 前記第1所定速度は固定値である、請求項2に記載の人力駆動車両用制御装置。
  4. 前記制御部は、前記人力駆動車両が前記所定速度を超える走行速度で走行している場合、前記モータを駆動しない、請求項1〜3のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  5. 前記制御部は、前記人力駆動車両の角度に応じて、前記所定速度を変更する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  6. 前記制御部は、前記人力駆動車両の角度としてのロール角が第1ロール角未満の場合は、前記所定速度を第1所定速度に設定し、前記ロール角が前記第1ロール角以上の場合は、前記所定速度を前記第1所定速度よりも低い第2所定速度に設定する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  7. 前記制御部は、前記人力駆動車両のハンドル舵角が第1舵角未満の場合は、前記所定速度を第1所定速度に設定し、前記ハンドル舵角が前記第1舵角以上の場合は、前記所定速度を前記第1所定速度よりも低い第2所定速度に設定する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  8. 前記人力駆動車両の角度、および、前記人力駆動車両のハンドル舵角の少なくとも一方と、前記人力駆動車両の走行速度と、に応じて、前記人力駆動車両の前記旋回状態を検出する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  9. 前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態になる場合、前記人力駆動車両が前記旋回状態を開始する時点での前記人力駆動車両の走行速度を、前記所定速度に設定する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  10. 前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態になる場合、前記人力駆動車両が前記旋回状態を開始する時点から所定時間前までの期間における前記人力駆動車両の走行速度の平均値を、前記所定速度に設定する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  11. 前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態になる場合、前記人力駆動車両が所定の地点から前記旋回状態を開始する地点までの距離を走行したときの前記人力駆動車両の走行速度の平均値を前記所定速度に設定する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  12. 前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態を開始してから前記旋回状態が終了するまでの期間の少なくとも一部において、前記所定速度を変更する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  13. 前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態の場合、前記人力駆動車両の安定状態に応じて、前記所定速度を変更し、
    前記安定状態は、前記旋回状態時の前記人力駆動車両のオーバーステア状態と、前記旋回状態時の前記人力駆動車両のアンダーステア状態と、前記オーバーステア状態または前記アンダーステア状態が緩和された状態である安定走行状態と、を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  14. 前記制御部は、前記人力駆動車両の前記安定状態が前記安定走行状態に近づくように前記所定速度を変更する、請求項13に記載の人力駆動車両用制御装置。
  15. 前記制御部は、前記安定状態が前記アンダーステア状態となる場合、前記所定速度を低くする、請求項13または14に記載の人力駆動車両用制御装置。
  16. 前記制御部は、前記安定状態が前記オーバーステア状態となる場合、前記所定速度を高くする、請求項13または14に記載の人力駆動車両用制御装置。
  17. 前記制御部は、前記安定状態が前記安定走行状態の場合、前記所定速度を変更しない、請求項13または14に記載の人力駆動車両用制御装置。
  18. 前記制御部は、前記人力駆動車両のハンドル舵角、前記人力駆動車両の角度、および、前記人力駆動車両のホイールベースの少なくとも一方と、前記人力駆動車両の走行速度と、に応じて、前記人力駆動車両の前記安定状態を演算する、請求項13〜17のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  19. 前記制御部は、前記人力駆動車両が前記旋回状態を終了した後に、前記旋回状態において変更した所定速度を変更する前の所定速度に変更する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  20. 人力駆動車両の推進をアシストするモータを制御し、前記人力駆動車両の走行速度が0km/hよりも高い所定速度未満の場合に、クランクに入力される人力駆動力に応じて前記モータを駆動する制御部を含み、
    前記制御部は、前記人力駆動車両の走行中における前記人力駆動車両の状態および前記人力駆動車両が走行する走行路の状態の少なくとも一方に応じて前記所定速度を変化させ、前記人力駆動車両の走行速度が前記所定速度以上になると前記人力駆動力による前記人力駆動車両の推進をアシストせず、
    前記制御部は、前記人力駆動車両のハンドル舵角、および、前記人力駆動車両の角度の少なくとも一方と、前記人力駆動車両の走行速度と、に応じて前記所定速度を変更し、
    前記人力駆動車両の角度は、ヨー角、ピッチ角、および、ロール角のうち少なくとも1つを含む、人力駆動車両用制御装置。
  21. 前記人力駆動車両の前記状態は、第1状態と、前記第1状態とは異なる第2状態とを含み、
    前記制御部は、前記第1状態の場合は、前記所定速度を第1所定速度とし、前記第2状態の場合は、前記所定速度を前記第1所定速度よりも低い第2所定速度とする、請求項20に記載の人力駆動車両用制御装置。
  22. 前記第1所定速度は固定値である、請求項21に記載の人力駆動車両用制御装置。
  23. 前記制御部は、前記人力駆動車両が前記所定速度を超える走行速度で走行している場合、前記モータを駆動しない、請求項20〜22のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  24. 人力駆動車両の推進をアシストするモータを制御し、前記人力駆動車両の走行速度が0km/hよりも高い所定速度未満の場合に、クランクに入力される人力駆動力に応じて前記モータを駆動する制御部を含み、
    前記制御部は、前記人力駆動車両が走行する走行路の状態に応じて前記所定速度を変化させ、前記人力駆動車両の走行速度が前記所定速度以上になると前記人力駆動力による前記人力駆動車両の推進をアシストしない、人力駆動車両用制御装置。
  25. 前記制御部は、前記走行路の路面抵抗に応じて、前記所定速度を変更する、請求項1〜12、20〜24のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  26. 前記制御部は、前記走行路に応じて選択可能な路面抵抗値を複数有し、選択された路面抵抗値に基づいて前記所定速度を変更する、請求項1〜12、20〜25のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  27. 人力駆動車両の推進をアシストするモータを制御し、前記人力駆動車両の走行速度が0km/hよりも高い所定速度未満の場合に、クランクに入力される人力駆動力に応じて前記モータを駆動する制御部を含み、
    前記制御部は、前記人力駆動車両の走行中における前記人力駆動車両の状態および前記人力駆動車両が走行する走行路の状態の少なくとも一方に応じて前記所定速度を変化させ、前記人力駆動車両の走行速度が前記所定速度以上になると前記人力駆動力による前記人力駆動車両の推進をアシストせず、
    前記走行路は、カーブを含み、
    前記制御部は、前記人力駆動車両が前記カーブに近づくと、前記所定速度を変化させる、人力駆動車両用制御装置。
  28. 前記人力駆動車両の前記状態は、第1状態と、前記第1状態とは異なる第2状態とを含み、
    前記制御部は、前記第1状態の場合は、前記所定速度を第1所定速度とし、前記第2状態の場合は、前記所定速度を前記第1所定速度よりも低い第2所定速度とする、請求項27に記載の人力駆動車両用制御装置。
  29. 前記第1所定速度は固定値である、請求項28に記載の人力駆動車両用制御装置。
  30. 前記制御部は、前記人力駆動車両が前記所定速度を超える走行速度で走行している場合、前記モータを駆動しない、請求項27〜29のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  31. 人力駆動車両の推進をアシストするモータを制御し、前記人力駆動車両の走行速度が0km/hよりも高い所定速度未満の場合に、人力駆動力に応じて前記モータを駆動する制御部を含み、
    前記制御部は、前記人力駆動車両の状態および前記人力駆動車両が走行する走行路の状態の少なくとも一方に応じて前記所定速度を変化させ、前記人力駆動車両の走行速度が前記所定速度以上になると前記人力駆動車両の推進をアシストせず、
    前記走行路は、カーブを含み、
    前記制御部は、前記人力駆動車両が前記カーブに近づくと、前記所定速度を変化させる、人力駆動車両用制御装置。
  32. 前記走行路は、カーブを含み、
    前記制御部は、
    前記所定速度として、第1所定速度と、前記第1所定速度よりも低い第2所定速度と、前記第2所定速度とは異なる第3所定速度と、を含み、
    前記人力駆動車両が前記カーブに近づいたとき、または前記人力駆動車両の旋回状態時に、制動操作をされた場合は、前記所定速度を前記第3所定速度に設定する、請求項1〜19、27〜31のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  33. 前記制御部は、
    前記所定速度として、第1所定速度と、前記第1所定速度よりも低い第2所定速度と、前記第2所定速度とは異なる第3所定速度と、を含み、
    前記人力駆動車両が制動操作をされる場合、前記所定速度を前記第3所定速度に設定する、請求項20〜24のいずれか一項に記載の人力駆動車両用制御装置。
  34. 人力駆動車両の推進をアシストするモータを制御する制御部を含み、
    前記制御部は、前記人力駆動車両が旋回状態時に前記人力駆動車両が制動操作をされる場合、前記人力駆動車両の推進をアシストしないように前記モータを制御する、人力駆動車両用制御装置。
JP2018022443A 2018-02-09 2018-02-09 人力駆動車両用制御装置 Active JP6927902B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018022443A JP6927902B2 (ja) 2018-02-09 2018-02-09 人力駆動車両用制御装置
TW108100790A TW201934415A (zh) 2018-02-09 2019-01-09 人力驅動車輛用控制裝置
CN201910082734.1A CN110126965B (zh) 2018-02-09 2019-01-29 人力驱动车辆用控制装置
DE102019102829.9A DE102019102829A1 (de) 2018-02-09 2019-02-05 Steuervorrichtung für ein vom menschen angetriebenes fahrzeug
US16/268,015 US11655001B2 (en) 2018-02-09 2019-02-05 Human-powered vehicle control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018022443A JP6927902B2 (ja) 2018-02-09 2018-02-09 人力駆動車両用制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019137231A JP2019137231A (ja) 2019-08-22
JP6927902B2 true JP6927902B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=67400180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018022443A Active JP6927902B2 (ja) 2018-02-09 2018-02-09 人力駆動車両用制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11655001B2 (ja)
JP (1) JP6927902B2 (ja)
CN (1) CN110126965B (ja)
DE (1) DE102019102829A1 (ja)
TW (1) TW201934415A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7036691B2 (ja) * 2018-08-23 2022-03-15 株式会社シマノ 人力駆動車の変速制御システム
JP2021046188A (ja) * 2019-09-13 2021-03-25 株式会社シマノ 人力駆動車用の制御装置
JP7440305B2 (ja) 2020-03-09 2024-02-28 株式会社シマノ 人力駆動車用の制御装置
US20220176829A1 (en) * 2020-12-04 2022-06-09 Fox Factory, Inc Use of vehicle data, rider-related data or route information to control a vehicle's electric motor output
JP2022117218A (ja) 2021-01-29 2022-08-10 ヤマハ発動機株式会社 電動補助自転車及びモータ制御装置

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69231799T2 (de) * 1991-06-04 2001-08-09 Yamaha Motor Co Ltd Muskelgetriebenes Fahrzeug
JPH0524575A (ja) * 1991-07-19 1993-02-02 Toyota Autom Loom Works Ltd 自動自転車
JP2623419B2 (ja) * 1992-09-30 1997-06-25 ヤマハ発動機株式会社 電動モータ付き自転車
JP3638701B2 (ja) * 1996-03-07 2005-04-13 ヤマハ発動機株式会社 電動補助車両の補助力制御装置
JPH09263290A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Seiko Epson Corp 電動自転車
JP3315872B2 (ja) * 1996-08-20 2002-08-19 三洋電機株式会社 電動車用モータのトルク制限装置
JPH1159557A (ja) * 1997-08-26 1999-03-02 Suzuki Motor Corp 電動補助自転車
JP4118984B2 (ja) * 1997-10-01 2008-07-16 本田技研工業株式会社 電動補助自転車
JP2001199378A (ja) * 2000-01-19 2001-07-24 Honda Motor Co Ltd 電動補助自転車
US6907952B2 (en) * 2000-09-11 2005-06-21 Diane Drayden Jones Cruise control bike
JP4726058B2 (ja) * 2005-09-22 2011-07-20 本田技研工業株式会社 自動変速制御装置
DE102005053864A1 (de) * 2005-11-11 2007-05-16 Bosch Gmbh Robert Fahrdynamikregelungssystem mit erweiterter Bremsfunktion
JP4841676B2 (ja) * 2010-03-17 2011-12-21 パナソニック株式会社 電動アシスト自転車用モータ制御方法および電動アシスト自転車用モータ制御装置
JP2011230664A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Sanyo Electric Co Ltd 電動アシスト自転車
CN102756668B (zh) * 2011-04-29 2015-09-30 久鼎金属实业股份有限公司 电动自行车的变速控制装置
DE102011082088A1 (de) 2011-09-02 2013-03-07 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Elektrisch unterstütztes Fahrrad und Verfahren zum Einstellen einer Leistung beim Betrieb eines Fahrrads
DE102011082086A1 (de) 2011-09-02 2013-03-07 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Elektrisch unterstütztes Fahrrad und Verfahren zum Einstellen einer Leistung und/oder eines Drehmoments beim Betrieb eines Fahrrads
JP5276735B1 (ja) * 2012-04-06 2013-08-28 株式会社シマノ 自転車用制御装置
GB2501496B (en) * 2012-04-24 2015-06-03 Modern Times Ltd Electrically assisted cycle kit
KR101337940B1 (ko) * 2012-08-16 2013-12-09 현대자동차주식회사 차량의 트립 데이터 소실 방지 방법
WO2014098653A1 (en) * 2012-12-19 2014-06-26 Volvo Truck Corporation Method and arrangement for determining the speed behaviour of a leading vehicle
JP2015070639A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 ヤマハ発動機株式会社 電動車両
JP5575968B1 (ja) * 2013-10-29 2014-08-20 株式会社シマノ 自転車用制御装置
JP6559947B2 (ja) * 2014-12-04 2019-08-14 株式会社ブリヂストン 電動補助自転車
KR102285145B1 (ko) * 2015-05-11 2021-08-04 삼성에스디아이 주식회사 전기 이동 수단 및 그 제어 방법
EP3888958B1 (en) * 2015-06-03 2023-05-24 ClearMotion, Inc. Method of mitigating motion sickness in an autonomous vehicle
TWI545053B (zh) * 2015-09-01 2016-08-11 Sheng-You Peng Bicycle intelligent auxiliary power system
DE102016209560B3 (de) 2016-06-01 2017-09-28 Robert Bosch Gmbh Steuerungsverfahren und Steuergerät zur Regelung des Elektromotors für die Schiebehilfe eines Elektrofahrrads
JP6933885B2 (ja) * 2016-06-21 2021-09-08 ヤマハ発動機株式会社 電動補助車両および補助出力制御システム
KR102661703B1 (ko) * 2016-12-23 2024-04-29 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그의 제어 방법
JP7236799B2 (ja) * 2017-07-11 2023-03-10 株式会社シマノ 自転車用制御装置およびこれを備える自転車用サスペンションシステム
DE102018200406A1 (de) * 2018-01-11 2019-07-11 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur selbsttätigen Einstellung der Geschwindigkeit eines Motorrads bei einem Wendemanöver
JP7060974B2 (ja) 2018-02-07 2022-04-27 ヤマハ発動機株式会社 電動補助自転車及びその駆動システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN110126965A (zh) 2019-08-16
TW201934415A (zh) 2019-09-01
JP2019137231A (ja) 2019-08-22
DE102019102829A1 (de) 2019-08-14
US11655001B2 (en) 2023-05-23
CN110126965B (zh) 2021-07-20
US20190248444A1 (en) 2019-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6927902B2 (ja) 人力駆動車両用制御装置
TWI685190B (zh) 自行車用控制裝置及具備該控制裝置之自行車用驅動裝置
JP7131940B2 (ja) 人力駆動車用制御装置
TWI823965B (zh) 人力驅動車之變速控制系統
JP6993272B2 (ja) 人力駆動車両用制御装置
US11597471B2 (en) Human-powered vehicle control device
JP7300246B2 (ja) 人力駆動車用制御装置
JP7178604B2 (ja) 自転車
TW201943601A (zh) 人力驅動車輛的控制裝置
JP2020032755A (ja) 人力駆動車用制御装置
US20220227455A1 (en) Inter-bicycle communication for communal biking experiences
JP7266987B2 (ja) 人力駆動車用の制御装置および人力駆動車用の制御方法
JP2020029206A (ja) 人力駆動車用制御装置および人力駆動車用ドライブユニット
JP6831314B2 (ja) 自転車用制御装置
US20220135177A1 (en) Human-powered vehicle control device
JP2021187303A (ja) 制御装置および変速システム
JP6970057B2 (ja) 人力駆動車用駆動装置
JP2020050084A (ja) 人力駆動車用制御装置
JP2020029147A (ja) 人力駆動車用制御装置および人力駆動車用駆動システム
JP2020069985A (ja) 人力駆動車用制御装置
JP6947689B2 (ja) 人力駆動車用制御装置および人力駆動車用駆動装置
US20220315163A1 (en) Human-powered vehicle control device
US11807336B2 (en) Human-powered vehicle control device
US20220204127A1 (en) Human-powered vehicle control device and human-powered vehicle control system
JP2021084456A (ja) 人力駆動車用の判別装置および人力駆動車用の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6927902

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150