JP5276735B1 - 自転車用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機で走行補助を行う自転車において、乗り心地を向上する。
【解決手段】自転車用制御装置は、内装変速機120と、前輪を駆動する走行アシスト用モータ142と、を有する自転車を制御する。自転車用制御装置は、踏力を検出可能な踏力センサ95と、アシスト出力制御部119と、を備える。アシスト出力制御部119は、踏力センサ95によって検出された踏力に応じて走行アシスト用モータ142を制御する。アシスト出力制御部119は、内装変速機120のシフトダウンが完了したとき、踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力の比率を増加させた後、踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力の比率を減少させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、変速機と走行補助用電動機とを有する自転車を制御する自転車用制御装置に関する。
人の踏力に加え、モータの駆動力で走行補助を行う電動アシスト自転車が、普及してきている。この電動アシスト自転車に変速機が装備されるものが、特許文献1に開示されている。この自転車では、ペダルに与えられた人力が、チェーンを介して変速機に伝わり、変速された後、後輪に伝達される。また、この自転車では、後輪に走行補助用電動機の駆動力も伝達される。
特開平9−58569号公報
特許文献1に示される自転車では、シフトダウン操作を行い変速機がシフトダウンすると、踏力が小さくなるため、踏力に応じて定まる走行補助用電動機による補助力が小さくなる。このため、特に走行補助用電動機によるアシストを欲する上り坂において、補助力が足りないと感じてしまう。
本発明の課題は、電動機で走行補助を行う自転車において、乗り心地を向上することにある。
発明1に係る自転車用制御装置は、変速機と、車輪を駆動する走行補助用電動機と、を有する自転車を制御する。自転車用制御装置は、踏力を検出可能な踏力検出部と、制御部と、を備える。制御部は、踏力検出部によって検出された踏力に応じて走行補助用電動機を制御する。制御部は、変速機のシフトダウンが完了したとき、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率を増加させた後、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率を減少させる。
この自転車用制御装置では、踏力検出部によって検出された踏力に応じて走行補助用電動機が制御され、踏力の減少に応じて走行補助用電動機の補助補助力が弱くなるシフトダウン後に、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率が増加する。このため、シフトダウン後に踏力が減少したとしても、補助力の減少を抑制することができる。これより、シフトダウン後に補助力が足りないとライダーが感じてしまうことを抑制して、乗り心地を向上することができる。
また踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率を増加させた後は、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率を減少させるので、補助用電動機に動作に必要な電力の消費を抑制することができる。
発明2に係る自転車用制御装置は、発明1に記載の自転車用制御装置において、変速機の位置を検出する変速状態検出部をさらに備える。制御部は、変速状態検出部の検出結果に基づいて、変速機のシフトダウンの完了を判断する。この場合には、制御部は、変速機がシフトダウン後の変速状態に遷移したとき、シフトダウンが完了したと判断できる。
発明3に係る自転車用制御装置は、発明1に記載の装置において、変速機を変速操作するための変速操作部に設けられ、変速操作部の位置を検出する変速状態検出部をさらに備える。制御部は、変速状態検出部の検出結果に基づいて、変速機のシフトダウンの完了を判断する。この場合には、制御部は、変速操作部がシフトダウン後の変速状態に遷移したとき、シフトダウンが完了したと判断できる。
発明4に係る自転車用制御装置は、発明1から3のいずれかに記載の自転車用制御装置において、制御部は、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率を減少させるときに、比率を増加させる前の状態に戻す。この場合に、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率が、増加前の比率に戻るので、いずれの変速段であって、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率を最終的に一定とすることができる。
発明5に係る自転車用制御装置は、発明1から4のいずれかに記載の自転車用制御において、所定の条件を検出する所定条件検出部をさらに備える。制御部は、所定条件検出部が所定の条件を検出すると、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率を減少させる。この場合には、所定の条件を検出するまで踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率が増加したままになるので、不所望に走行補助用電動機の出力が低下することを抑制できる。
発明6に係る自転車用制御装置は、発明5に記載の自転車用制御装置において、所定条件検出部は、クランクの回転速度が所定の回転速度になると、所定の条件を検出する。シフトダウン後にクランクの回転速度が所定の回転速度よりも速くなると、自転車の速度がある程度上昇していると判断できるので、補助力を減少させて電力の消費を抑制する。
発明7に係る自転車用制御装置は、発明6に記載の自転車用制御装置において、所定条件検出部は、自転車のクランクの回転速度を検出するクランク回転速度検出部を備える。
発明8に係る自転車用制御装置は、発明5に記載の自転車用制御装置において、所定条件検出部は、変速機のシフトダウンが完了してから所定時間経過すると、所定の条件を検出する。この場合には、計時手段が計時した時間により出力の比率を減少させるので、構成が容易である。
発明9に係る自転車用制御装置は、発明8に記載の自転車用制御装置において、所定条件検出部は、タイマを備える。この場合には、制御部に含まれるタイマにより所定の条件を検出できる。
発明10に係る自転車用制御装置は、発明1から9のいずれかに記載の自転車用制御装置において、変速機は、内装変速機である。
発明11に係る自転車用制御装置は、発明1から9のいずれかに記載の自転車用制御装置において、変速機は、外装変速機である。
発明12に係る自転車用制御装置は、発明1から11のいずれかに記載の自転車用制御装置において、走行補助用電動機は、車輪の1つである前輪または後輪、もしくは自転車のフレームに設けられる。
発明13に係る自転車の制御方法は、変速機と、車輪を駆動する走行補助用電動機とを有する自転車を制御する方法である。自転車の制御方法は、踏力を検出するステップと、変速機のシフトダウンが完了したとき、踏力に対する記走行補助用電動機の出力の比率を増加させた後、踏力に対する前記走行補助用電動機の出力の比率を減少させるステップと、を有する。
この自転車の制御方法では、踏力検出部によって検出された踏力に応じて走行補助用電動機が制御され、踏力の減少に応じて走行補助用電動機の補助補助力が弱くなるシフトダウン後に、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率が増加する。このため、シフトダウン後に踏力が減少したとしても、補助力の減少を抑制することができる。
本発明によれば、踏力の減少に応じて走行補助用電動機の補助力が弱くなるシフトダウン後に、踏力に対する走行補助用電動機の出力の比率が増加する。このため、シフトダウン後に踏力が減少したとしても、補助力の減少を抑制することができ、シフトダウン後に補助力が足りないとライダーが感じてしまうことを抑制して、乗り心地を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る自転車用制御装置を採用する自転車の側面図。 ハンドルに装着された変速操作ユニットを示す斜視図。 自転車用制御装置のブロック図。 クランク回転速度センサを示す側面拡大図。 アシスト出力制御部の制御動作を表すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る自転車用制御装置を採用する自転車の側面図。 第2実施形態の図3に相当する図。 第2実施形態の図5に相当する図。 他の実施形態の図5に相当する図。
<第1実施形態>
<全体構成>
本発明の第1実施形態に係る自転車用制御装置を採用する自転車101を図1に示す。自転車101は、主として、フレーム102と、ハンドル104と、表示装置124と、前輪106と、後輪107と、チェーン110と、クランク116と、内装変速機120と、リアキャリア130と、充電池134と、アシストモータユニット140と、自転車用制御装置を構成する制御部制御部117と、図示しないフロントブレーキ装置及びリアブレーキ装置と、を備えている。
<フレーム>
フレーム102は、フレーム体111とフロントフォーク112とを有する。フロントフォーク112は、フレーム体111の前部に、斜めの軸回りに揺動自在に装着されている。フレーム102には、サドル94およびハンドル104を含む各部が取り付けられている。
<クランク>
クランク116は、クランク軸116aと、その軸方向の両端に設けられ180度位相の異なる左右のクランクアーム116b,116cと、を備える。クランク軸116aは、フレーム体111のハンガー部127に回転自在に支持される。左右のクランクアーム116b,116cの自由端には、ペダル113がそれぞれ装着される。チェーン110は、右のクランクアーム116cに固定されているフロントスプロケットと、後述する内装変速機120の内装変速ハブ121に設けられるリアスプロケットとに掛け渡される。
<内装変速機>
内装変速機120は、図3に示すように、内装変速ハブ121と、変速用モータ122と、モータドライバ123と、変速状態センサ98と、を備える。チェーン110により駆動される内装変速ハブ121は、後輪107の中心部に配置される。内装変速ハブ121は、複数の変速段を有し、たとえば8段変速のハブによって実現される。内装変速ハブ121は、遊星歯車機構を含む変速機構を備える。内装変速ハブ121には、変速機構を電動駆動するための変速用モータ122が連結されている。モータドライバ123は、後述する変速制御部118から信号を受けて、変速用モータ122を駆動する。変速状態センサ98は、内装変速ハブ121の変速状態、すなわち複数ある変速段のうちのいずれの状態であるのかを検出する。変速状態センサ98は、変速状態検出部の一例であり、たとえばポテンショメータによって実現される。変速状態センサ98の検出結果は、変速制御部118およびアシスト出力制御部119に出力される。また、内装変速ハブ121には、リアブレーキ装置が連結されている。
<ハンドルに装着される変速操作ユニットおよび表示装置>
ハンドル104は、フロントフォーク112の上部に固定されたハンドルステム114と、ハンドルステム114に固定されたハンドルバー115とを有している。ハンドルバー115の両端には、ブレーキレバーおよびグリップ115aがそれぞれ装着されている。
図2に示すように、ハンドル104のグリップ115aの近傍には、変速操作ユニット90が装着されている。変速操作ユニット90は、第1変速操作ボタン91、第2変速操作ボタン92および操作ダイヤル93を1つにまとめたユニットである。第1および第2変速操作ボタン91,92、ならびに操作ダイヤル93は、グリップ115aを握りながら人の手で操作できる位置にある。第1および第2変速操作ボタン91,92は、押しボタンである。左側の第1変速操作ボタン91は、低速段から高速段への変速を行うためのシフトアップ用のボタンである。右側の第2変速操作ボタン92は、高速段から低速段への変速を行うためのシフトダウン用のボタンである。操作ダイヤル93は、2つの変速モードとパーキング(P)モードとを切り換えるためのダイヤルであり、3つの停止位置P,A,Mを有している。ここで2つの変速モードとは、自動変速(A)モードと手動変速(M)モードである。自動変速モードは、後述する車速センサ143からの車速信号に基づいて内装変速機120の内装変速ハブ121を自動変速するモードである。また、手動変速モードは、第1および第2変速操作ボタン91,92の操作により、所望の変速段に内装変速ハブ121を変速するモードである。パーキングモードは、内装変速ハブ121をロックして後輪107の回転を規制するモードである。
ハンドルバー115には、表示装置124が固定されている。表示装置124は、液晶ディスプレイ画面を有し、変速モード、自転車の速度、変速段数、走行距離および充電池134の残量、などを表示する。
<リアキャリア>
フレーム体111の後部には、リアキャリア130が取り付けられている。リアキャリア130には、制御部制御部117を含むリアキャリアユニット133が装着される。リアキャリアユニット133は、充電池134を着脱可能に搭載する。充電池134は、変速用モータ122、後述する走行アシスト用モータ142、制御部117等、動作に電力必要な各部の電源となる、充電池134は、たとえばニッケル水素電池およびリチウムイオン電池等を用いた蓄電池である。充電池134には、尾灯139が一体で取り付けられる。
<アシストモータユニット>
前輪106の中心部には、前輪106の駆動補助用のアシストモータユニット140が装着される。アシストモータユニット140には、たとえばローラブレーキ装置によって実現されるフロントブレーキ装置が連結されてもよい。アシストモータユニット140に、フロントブレーキ装置が連結されない場合には、フロントフォーク112にブレーキ装置を設ければよい。アシストモータユニット140の内部には、図3に示すように、走行アシスト用モータ142と、モータドライバ141と、車速センサ143とが設けられる。走行アシストモータは、走行補助用電動機の一例である。走行アシスト用モータ142は、たとえば3相ブラシレスDCモータまたは交流モータである。モータドライバ141は、充電池134から直流出力された電流を、走行アシスト用モータ142の駆動に適した交流電流に変換する。車速センサ143は、走行アシスト用モータ142の回転速度、つまり自転車101の速度を検出する。
アシストモータユニット140は、人の踏力に応じたトルクを、走行アシスト用モータ142で補助的に発生させる。人の踏力に応じたトルクとは、たとえば、クランク軸116aに作用するトルクの所定倍のトルクである。走行アシスト用モータ142のトルクは、前輪106に伝えられる。ペダル113を踏む人の踏力は、踏力センサ95によって検出される。踏力は、たとえばクランク軸116aに作用するトルクとして表わすことができる。踏力センサ95は、踏力検出部の一例である。また走行アシスト用モータ142は、クランク回転速度センサ96に基づいて制御される。クランク回転速度センサ96は、所定条件検出部の一例である。
踏力センサ95は、フレーム102のハンガー部127に取り付けられる。踏力センサ95は、クランク軸116aのトルクを、非接触で、或いは、クランク軸116aまたはクランクアーム116bに接触して検出する。踏力センサ95は、たとえば1)クランク軸116aに設けられる磁歪素子とその磁歪素子に対向して配置される検出コイルを備える磁歪センサ、2)クランク軸116aまたはクランクアーム116bに設けられる歪ゲージ、または3)クランク軸116aを支持する支持部に設けられる歪ゲージによって実現される。踏力センサ95は、これらの構成に限られず、クランク軸116aに生じるトルクに応じて出力が変化するセンサであればよい。踏力センサ95は、クランク軸116aに作用する踏力に応じて変化する信号を、制御部117に送る。
クランク回転速度センサ96は、図4に示すように、左のクランクアーム116bの基端に設けられる磁石97を検出する。クランク回転速度センサ96は、たとえば、ホール素子、リードスイッチ等の磁力検出部材を用いて構成される。クランク回転速度センサ96は、磁石97と対向可能な位置でハンガー部127に固定される。
<制御部>
自転車用制御装置を構成する制御部117は、上述のように、リアキャリアユニット133の内部に配置されており、マイクロコンピュータを含んで構成され、電気的に接続された電装品を制御する。制御部117は、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory),I/Oインターフェイス,およびタイマ126を含み、幾つかの機能部を備える。図3に示すように、制御部117は、その機能部として、走行アシスト用モータ142の出力を制御するアシスト出力制御部119と、内装変速機120の変速用モータ122を制御する変速制御部118と、を備える。アシスト出力制御部119は、制御部の一例である。
制御部117には、各種センサからの情報および人の操作指示が入力される。具体的には、制御部117に、第1変速操作ボタン91、第2変速操作ボタン92、操作ダイヤル93、車速センサ143、踏力センサ95、クランク回転速度センサ96、および変速状態センサ98などが電気的に接続される。
制御部117のアシスト出力制御部119は、アシストモードのとき、乗り手の踏力の所定倍の補助力が発生するように、走行アシスト用モータ142を制御する。アシスト出力制御部119は、複数のアシストモードで走行アシスト用モータ142を制御する。具体的には、アシストモードとして、踏力の最大2倍の比率の補助力で補助する強アシストモード、最大1.5倍の補助力で補助する中アシストモード、および最大1倍の補助力で補助する弱アシストモードの3つのアシストモードを、アシスト出力制御部119は有している。また、アシスト出力制御部119は、アシストを行わないオフモードも有している。アシストモードの切換は、ハンドル104に設けられる図示しないスイッチによって行ってもよく、また前記の操作ダイヤル93によって行われてもよい。
制御部117の変速制御部118は、第1および第2変速操作ボタン91,92の操作から変速の指示を受け、変速用モータ122を動かして内装変速ハブ121の段数を変更するか、或いは、車速に応じて自動的に生成される変速の指示を受け、変速用モータ122を動かして内装変速ハブ121の段数を変更する。
操作ダイヤル93が停止位置Mにあって、手動変速モードが人によって選択されているときには、変速制御部118は、第1変速操作ボタン91が押されたときに、低速段から高速段へのシフトアップ変速を行わせ、第2変速操作ボタン92が押されたときに高速段から低速段へのシフトダウン変速を行わせる。すなわち、変速制御部118は、第1および第2変速操作ボタン91,92が押されたときに、変速の指示があったと判断する。
操作ダイヤル93が停止位置Aにあって、自動変速モードが人によって選択されているときには、変速制御部118は、車速センサ143からの信号が表す車速情報から、変速が必要だと判断すると、変速の指示を内装変速機120の変速用モータ122を駆動するモータドライバ123に送る。
次に、図5を参照して、上記のアシスト出力制御部119によるシフトダウン変速に伴う制御動作を説明する。手動変速モードであっても、自動変速モードであっても、シフトダウンの際に、図5のフローチャートに従って踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力比率を変更する制御が行われる。
ここで、シフトダウンの際に踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力の比率を変更するのは、以下の理由による。手動変速および自動変速のいずれでも、シフトダウンは、加速する場合、または上り坂にさしかかって減速した場合に行われることが多い。シフトダウンすると踏力が減少するため、踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力の比率が一定の場合では、踏力に応じて増減する補助力が小さくなる。この結果、ライダーは、補助力が足りないと感じてしまう。これに対して、シフトダウンの際に踏力に対する走行用アシスト用モータ142の出力の比率を増加させると、ライダーの踏力が小さくなっても、補助力の減少を抑制することができるので、乗り心地を向上させることができる。
内装変速ハブ121の段数を変更したいという変速要求、すなわち変速の指示があると、ステップS1において、シフトダウンの変速要求があったか否かを判断する。この判断は、自動変速モードの場合は、変速制御部118から出力される変速指示により判断する。手動変速モードの場合は、第2変速操作ボタン92が操作されたか否かにより判断する。シフトダウン変速の変速指示と判断するとステップS1からステップS2に移行する。シフトダウン変速ではないと判断すると以下のステップを無視してアシスト出力制御処理を終了する。ステップS2では、シフトダウン変速が完了するのを待つ。この判断は、たとえば、変速状態センサ98の検出結果により判断する。すなわち、ある変速段からそれよりもシフトダウン側の変速段に内装変速ハブ121が遷移したことを変速状態センサ98が検出すると、シフトダウン変速が完了したと判断する。
シフトダウン変速が完了すると、ステップS2からステップS3に移行する。ステップS3では、いずれのアシストモードになっているかに関わらず、アシスト出力制御部119がモータドライバ141に信号を送って走行アシスト用モータ142による補助力を増加させる。具体的には、たとえば、踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力の比率を増加させる。たとえば、変更後の前記比率を、変更前の前記比率よりも、5%から30%の範囲で増加させる。変更後の比率は、各変速段毎に個別に設定されてもよい。この場合には、各変速段で変更後の変速比が異なる設定することができ、変速機の特性に応じて適切な変速比を設定することができる。変更後の変速比は、操作ユニット90に変速比を変更するための操作スイッチを備えておき、この操作スイッチによって変更できる構成としてもよい。ただし、増加される出力の比率が各アシストモードの上限の比率(たとえば、低アシストモードでは、踏力の1倍、中アシストモードでは、踏力の1.5倍、高アシストモードでは、踏力の2倍)を超える場合は、上限の比率まで増加させる。
次に、ステップS4に移行し、クランク116の回転速度が所定のクランク回転速度を超過するのを待つ。ここで、所定のクランク回転速度は、予め定めるクランク回転速度であってもよく、たとえば、変速直前のクランク回転速度に基づいて定められてもよい。予め定める回転速度は、たとえば、15rpmから25rpmの範囲に選ばれる。予め定める回転速度は、操作ユニット90に予め定める回転速度を変更するための操作スイッチを備えておき、この操作スイッチによって変更できる構成としてもよい。所定のクランク回転速度を、変速直前のクランク回転速度に基づいて定める場合には、所定のクランク回転速度を変速直前のクランク回転速度のたとえば110%から200%の範囲内の所定の値、または変速直前のクランク回転速度に予め定める乗数を乗算した値に設定する。所定のクランク回転速度は、各変速段毎に個別に設定されてもよい。この場合には、各変速段で所定のクランク回転速度が異なる設定することができ、変速機の特性に応じて適切なクランク回転速度を設定することができる。
ステップS4における判断は、たとえば、クランク回転速度センサ96の検出結果により行われる。クランク回転速度センサ96からはクランク116が一回転する毎にパルス信号が出力されるので、そのパルス信号の周期によりクランク回転速度を検出できる。クランク回転速度が所定のクランク回転速度を超えたと判断すると、ステップS5に移行する。
ステップS5では、ステップS3で増加された走行アシスト用モータ142の出力増加状態を解除する。具体的には、増加させた踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力の比率を元の比率に戻す。これにより、踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力の比率を減少させる。ステップS5が完了するとシフトダウン変速に伴う出力制御処理を終了する。
なお、ステップS2では、変速完了を内装変速ハブ121に設けられる変速状態センサ98の検出結果により判断したが、たとえば、シフトダウンの変速指示が出力されてから所定の微少時間が経過したことで、シフトダウンの変速が完了したと判断してもよい。また、ステップS4でクランク回転速度センサの検出結果により所定のクランク回転速度を超過したか否かを判断したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、車速センサ143からの出力された車輪の回転速度と、変速状態センサ98で検出された変速状態と、によりクランク回転速度を求め、求めたクランク回転速度により、所定のクランク回転速度を超過したか否かを判断してもよい。
<第2実施形態>
<全体構成>
第1実施形態では、自転車用の変速機として内装変速機を例に本発明を説明したが、第2実施形態では、自転車用変速機として外装変速機220を例に本発明を説明する。
本発明の第2実施形態に係る自転車用制御装置を採用した自転車201を図6に示す。自転車201は、主として、フレーム202と、ハンドル204と、表示装置224と、前輪206と、後輪207と、チェーン210と、クランク216と、外装変速機220と、リアキャリア230と、充電池234と、アシストモータユニット240と、自転車用制御装置を構成する制御部217と、図示しないフロントブレーキ装置及びリアブレーキ装置と、を備えている。
フレーム202、クランク216、ハンドル204、リアキャリア230、アシストモータユニット240、踏力センサ195、および表示装置224は、基本的に第1実施形態と同様な構成であるので第1実施形態に対して100を加算した符号を図6および図7に付してその説明を省略する。ただし、フロントフォーク212は、サスペンション機能を有する。車速センサ243は、変速制御ではなく、アシスト出力制御に用いられる。
<外装変速機>
外装変速機220は、ハンドル104に装着される、図7に示すフロント変速操作部190fおよびリア変速操作部190rに変速ケーブルにより連結されるケーブル駆動式の変速機である。したがって、制御部217の機能としての変速制御部は設けられない。
フロント変速操作部190fおよびリア変速操作部190rには、図7に示すように、変速状態を検出するフロント変速位置センサ198fおよびリア変速位置センサ198rが設けられる。フロント変速位置センサ198fおよびリア変速位置センサ198fは、変速状態検出部の一例である。フロント変速位置センサ198fおよびリア変速位置センサ198fは、たとえば、フロント変速操作部190fおよびリア変速操作部190rに通常設けられ、変速位置に対応して位置決めされるケーブル巻き取り体の回転位置を検出する。フロント変速位置センサ198fおよびリア変速位置センサ198fは、たとえば、ポテンショメータによって構成される。
フロント変速操作部190fは、たとえば、ハンドルバー215のリアブレーキレバー装着部分の内側にリアブレーキレバーと並べて配置される。リア変速操作部190rは、たとえば、ハンドルバー215のフロントブレーキレバー装着部分の内側にフロントブレーキレバーと並べて配置される。
外装変速機220は、図6に示すように、フロントディレーラ220fとリアディレーラ220rと、を有する。フロントディレーラ220fは、径が異なる複数(たとえば3個)のフロントスプロケット225fのいずれかにチェーン210を架け渡す。リアディレーラ220rは、径が異なる複数(たとえば10個)のリアスプロケット225rのいずれかにチェーン210を架け渡す。
<制御部>
自転車用制御装置を構成する制御部217は、上述のように、リアキャリアユニット233の内部に配置されており、電気的に接続された電装品を制御する。制御部217は、第1実施形態と同様なハードウェア構成である。機能構成としては前述したように変速制御部を有さず、アシスト出力制御部219を有する。
制御部217には、各種センサからの情報および人の操作指示が入力される。具体的には、制御部217に、フロント変速位置センサ198f、リア変速位置センサ198r、車速センサ243、および踏力センサ195などが電気的に接続される。
制御部217のアシスト出力制御部219は、アシストモードのとき、第1実施形態と同様に乗り手の踏力の所定倍の補助力が発生するように、走行アシスト用モータ242を制御する。また、アシスト出力制御部219は、複数のアシストモードで走行アシスト用モータ242を制御する。さらに、アシスト出力制御部219は、アシストを行わないオフモードも有している。アシストモードの切換は、ハンドル204に設けられる図示しないスイッチによって行ってもよいし、表示装置224に設けられるスイッチによって行ってもよい。
次に、図8を参照して、上記のアシスト出力制御部219によるシフトダウン変速に伴う制御動作を説明する。ここでは、シフトダウンの際に、図8のフローチャートに従って、踏力に対する走行アシスト用モータ242の出力の比率を変更する制御が行われる。
図8のステップS11において、シフトダウンの変速操作が行われかつシフトダウンが完了したか否かを判断する。この判断は、フロント変速操作部190fまたはリア変速操作部190rがシフトダウン操作されたか否かにより判断する。具体的には、フロント変速位置センサ198fまたはリア変速位置センサ198rが検出する変速位置が、シフトダウンの変速位置へと変化すると、アシスト出力制御部219はシフトダウン変速操作が完了したと判断する。シフトダウンの変速操作が行われシフトダウンが完了したと判断するとステップS11からステップS13に移行する。シフトダウン変速が完了していないと判断すると以下のステップを無視して出力制御処理を終了する。
ステップS13では、いずれのアシストモードになっているかに関わらず、アシスト出力制御部219がモータドライバ241に信号を送って走行アシスト用モータ242による補助力を増加させる。具体的には、第1実施形態と同様に、たとえば、現在の比率よりも踏力に対する走行アシスト用モータ242の出力の比率を増加させる。ただし、増加される比率が各アシストモードの上限の比率(たとえば、低アシストモードでは、踏力の1倍、中アシストモードでは、踏力の1.5倍、高アシストモードでは、踏力の2倍)を超える場合は、上限の比率まで増加させる。次に、ステップS14に移行し、自転車201の車速が所定速度を超過するのを待つ。この場合、所定の速度は、予め定める速度であってもよく、たとえば、変速直前の速度に基づいて定められてもよい。予め定める速度は、たとえば、5km/hから10km/hの範囲に選ばれる。予め定める速度は、操作ユニット90に予め定める速度を変更するための操作スイッチを備えておき、この操作スイッチによって変更できる構成としてもよい。所定の速度を、変速直前の速度に基づいて定める場合には、所定の速度を変速直前の速度のたとえば70%から100%の範囲内の所定の値、または変速直前の速度に予め定める乗数を乗算した値に設定する。所定の速度は、各変速段毎に個別に設定されてもよい。この場合には、各変速段で所定の速度が異なる設定することができ、変速機の特性に応じて適切な速度を設定することができる。
ステップS13での判断は、たとえば、車速センサ243の検出結果に基づいて行われる。なお、車速センサがなくクランク回転速度センサがある場合は、クランク回転速度センサの検出結果とフロント変速位置センサ198fおよびリア変速位置センサ198rの検出結果により変速比を算出し、クランク回転速度センサから得られるクランク回転数に変速比を乗算して車速を求めることができる。また、第1実施形態のようにクランク回転速度センサの検出結果により所定クランク回転速度を超過したか否かにの判断を上記の判断に代えて行ってもよい。したがって、第2実施形態では、車速センサ243が所定条件検出部の一例である。
車速が所定速度を超えたと判断すると、ステップS15に移行する。ステップS15では、ステップS13で増加された走行アシスト用モータ142の出量増加状態を解除する。具体的には、増加させた踏力に対する走行アシスト用モータ242の出力の比率を元の比率に戻す。これにより、踏力に対する走行アシスト用モータ242の出力の比率を減少させる。ステップS15が完了するとシフトダウン変速に伴う出力制御処理を終了する。
なお、ステップS11では、シフトダウン操作されたか否かの判断を行わずにシフトダウン変速の完了をフロント変速位置センサ198fまたはリア変速位置センサ198rの検出結果により判断したが、シフトダウン操作がなされたか否かを別に判断してもよい。たとえば、フロント変速操作部およびリア変速操作部に通常設けられるケーブル巻き取り体の回転方向が巻き取り方向か解除方向かをポテンショメータの出力信号の変化を検出し、センサが巻き取り方向または解除方向を検出したとき、シフトダウン操作されたことを判断してもよい。
ここでは、手動の変速機であっても、前述の第1実施形態と同様に、シフトダウンの際に踏力に対する走行用アシスト用モータ142の出力の比率を増加させて、ライダーの踏力が小さくなっても、補助力の減少を抑制することができ、乗り心地を向上させることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態に係る自転車用制御装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(a)第1実施形態では、内装変速機120の内装変速ハブ121を後輪107に装着した自転車101に本発明を適用している。これに代えて、クランク軸に付けた遊星歯車機構によって変速を行う変速機を持つ自転車に本発明を適用してもよい。
(b)上記実施形態では、所定クランク回転数の超過または所定車速の超過により、踏力に対する走行アシスト用モータの出力の増加した比率を増加前の元の比率に戻したが、元の比率に戻すタイミングはこれらに限定されない。たとえば、図9に示すように、ステップS24において、踏力に対する走行アシスト用モータの出力の比率を増加してから所定時間を経過すると、元の比率に戻すようにしてもよい。所定時間の経過は、制御部117に含まれるタイマ126により計測できる。このため、所定時間により判断すれば、タイマ126が所定条件検出部の一例となる。したがって、制御部117とは別に、踏力に対する走行アシスト用モータの出力の比率を戻すための所定条件検出部を設けることなく、踏力に対する走行アシスト用モータの出力の比率を元に戻すことができる。なお、図9では、ステップS24以外の動作は第1実施形態と同じ動作を行う。
(c)上記実施形態では、アシストモータユニット140を前輪106に装着している。これに代えて、アシストモータユニットを後輪またはフレームに設けてもよい。アシストモータモータユニットをフレームに設ける場合には、たとえばダウンチューブおよびシートチューブのいずれかに取り付けることができ、アシストモータユニットは、クランク、フロントスプロケット、チェーン、リアホイールのいずれかを駆動する。
(d)上記実施形態では、クランク軸に作用するトルクを検出する踏力センサ95,195の検出結果に基づいて、アシスト出力制御部119,219が、走行アシスト用モータ142,242を制御しているが、この踏力センサ95,195に代えて、ペダルの踏力を検出するセンサを設けてもよく、またチェーンのテンションを検出するセンサを設けてもよい。アシスト出力制御部119,219は、これらのセンサからの情報に基づいて、走行アシスト用モータ142,242を制御する。
(e)上記実施形態では、内装変速機が電動駆動で、外装変速機がケーブル駆動であったが、内装変速機はケーブル駆動であってもよい。また、外装変速機は電動駆動であってもよい。電動駆動の場合は、シフトダウン操作の開始を判断してからシフトダウン変速の完了を判断し、踏力に対する走行アシスト用モータの出力の比率を増加させてもよい。またケーブル駆動の場合は、シフトダウン変速の完了だけを判断し、踏力に対する走行アシスト用モータの出力の比率を増加させてもよい。なお、電動駆動の場合も、シフトダウン操作の判断を省略してシフトダウン変速の完了だけを判断して、踏力に対する走行アシスト用モータの出力の比率を増加させてもよい。
(f)前述の各実施の形態において、自転車の走行速度が所定速度以下の場合にのみ、図5、図8および図9に示す制御を行ってもよい。所定速度は、たとえば走行アシスト用モータの駆動を停止すべき速度に選ばれ、たとえば24km/hに選ばれる。
(g)また前述の各実施の形態において、自転車の走行速度が第1の走行速度以下の場合と、走行速度が第1の走行速度を超えたときにおいて、図5のステップS3、図8に示すステップS13、および図9に示すステップS3における踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力の比率の増加率を変更してもよい。自転車の走行速度が第1の走行速度以下のときのほうが、第1の走行速度を越えたときよりも、前記踏力に対する走行アシスト用モータ142の出力の比率の増加率を大きくする。またこの場合においても、自転車の走行速度が第1の走行速度よりも高い第2の走行速度以下の場合にのみ、図5、図8および図9に示す制御を行ってもよい。
(g)前述の実施の形態では、フロント変速操作部190fおよびリア変速操作部190rにそれぞれフロント変速位置センサ198fおよびリア変速位置センサ198rが設けられているが、フロント変速位置センサは、フロント変速機に設けられ、リア変速位置センサはリア変速機に設けられてもよい。この場合、ケーブル式の変速機であれば、フロント変速位置センサおよびリア変速位置センサは、たとえば変速機のリンク構造におけるリンク部材の角度を検出する。また電動駆動式の変速機であれば、フロント変速位置センサおよびリア変速位置センサは、変速機を駆動するためのモータまたはギアの回転角度を検出する。
95,195 踏力センサ
98 変速状態センサ
116 クランク
116a クランク軸
117 マイクロコンピュータ
119,219 アシスト出力制御部
198f フロント変速位置センサ
198r リア変速位置センサ
120 内装変速機
220 外装変速機
142,242 走行アシスト用モータ

Claims (13)

  1. 変速機と、車輪を駆動する走行補助用電動機と、を有する自転車を制御する自転車用制御装置であって、
    踏力を検出可能な踏力検出部と、
    前記踏力検出部によって検出された踏力に応じて前記走行補助用電動機を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記変速機のシフトダウンが完了したとき、踏力に対する前記走行補助用電動機の出力の比率を増加させた後、踏力に対する前記走行補助用電動機の出力の比率を減少させる、自転車用制御装置。
  2. 変速機の状態を検出する変速状態検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記変速状態検出部の検出結果に基づいて、前記変速機のシフトダウンの完了を判断する、請求項1に記載の自転車用制御装置。
  3. 前記変速機を変速操作するための変速操作部に設けられ、変速操作部の位置を検出する変速状態検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記変速状態検出部の検出結果に基づいて、前記変速機のシフトダウンの完了を判断する、請求項1に記載の自転車用制御装置。
  4. 前記制御部は、踏力に対する前記走行補助用電動機の出力の比率を減少させるときに、前記比率を増加させる前の状態に戻す、請求項1から3のいずれか1項に記載の自転車用制御装置。
  5. 所定の条件を検出する所定条件検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記所定条件検出部が所定の条件を検出すると、踏力に対する前記走行補助用電動機の出力の比率を減少させる、請求項1から4のいずれか1項に記載の自転車用制御装置。
  6. 前記所定条件検出部は、前記クランクの回転速度が所定の回転速度になると、前記所定の条件を検出する、請求項5に記載の自転車用制御装置。
  7. 前記所定条件検出部は、前記自転車のクランクの回転速度を検出するクランク回転速度検出部を備える、請求項6に記載の自転車用制御装置。
  8. 前記所定条件検出部は、前記変速機のシフトダウンが完了してから所定時間経過すると、前記所定の条件を検出する、請求項5に記載の自転車用制御装置。
  9. 前記所定条件検出部は、タイマを備える、請求項8に記載の自転車用制御装置。
  10. 前記変速機は、内装変速機である、請求項1から9のいずれか1項に記載の自転車用制御装置。
  11. 前記変速機は、外装変速機である、請求項1から9のいずれか1項に記載の自転車用制御装置。
  12. 前記走行補助用電動機は、前記車輪の1つである前輪または後輪、もしくは自転車のフレームに設けられる、請求項1から11のいずれか1項に記載の自転車用制御装置。
  13. 変速機と、車輪を駆動する走行補助用電動機とを有する自転車を制御する自転車の制御方法であって、
    踏力を検出するステップと、
    前記変速機のシフトダウンが完了したとき、踏力に対する前記走行補助用電動機の出力の比率を増加させた後、踏力に対する前記走行補助用電動機の出力の比率を減少させるステップと、を有する、自転車の制御方法。
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