JP6920789B2 - 複数の部品からなるスライドを有するボビンケースを備えた本縫いミシン用フック - Google Patents

複数の部品からなるスライドを有するボビンケースを備えた本縫いミシン用フック Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、(上糸とボビン糸とを有する)本縫いミシン用の、回転型のフック(回転フック)およびセントラルボビン型のフック(CBフックまたはCBシャトルまたはシャトル)であり、家庭用ミシンおよび産業用ミシンの双方に適しているフックに関する。当該フックは、複数の部品からなる改良されたスライドを有するボビンケースを備え、スライドが単一の機械部品からなる従来のフックによって達成できる性能よりも新しい性能を発揮するためのものである。
本発明はまた、複数の部品からなるスライドを有する上述したボビンケースを備える上述したフックを有する本縫いミシンに関し、従来の本縫いミシンによって達成できる性能よりも新しい性能を発揮するためのものである。
上記改良されたスライドを有するボビンケースは、使用に応じて、回転フックの場合はバスケットに、または、CBフックの場合は直接フックに、それぞれ取り付けられる既知のボビンケースの代わりに用いることができる。
本縫いミシンおよびそれに関連する回転フックまたはCBフックは周知であるため、本明細書でその詳細は説明しない。ボビン糸(フックに収納されたボビンに巻かれた糸)と上糸とのあいだで本縫いがなされ、上糸のループを一縫いごとにボビンに巻きつけなければならないという、フックの概略的な構成だけを、本明細書では念頭に置いておく。
ボビンケースとともに用いられる回転フックは、動きを伝えるシャフトに接続され、円形空洞部を有する少なくとも一つのフック本体と、当該フック本体の円形空洞部内で自由に回転し、自らも空洞部を有するバスケットと、当該バスケットを上記フック本体へ拘束するのを助けるジブと、上記バスケットの空洞部に収納され、ボビンを上記バスケットへ拘束するのを助けるボビンケースとを備える。
シャフトはフック本体と一体化されていてもよいし、フック本体の円形空洞部の中央に設けられた穴に収納されてもよい。
ボビン糸を有するボビンを収納するボビンケースは、ボビンを変えるたびに、ミシンの操作者によって、軸方向に移動して組み立て、取り外される。この軸方向の移動においては、ボビンケースの外径部をバスケットの空洞部の内径部に挿入し、バスケットの空洞部のシャフト(もしあれば)を、バスケットに対するボビンケースの角度位置を角度基準によって正しく保ちながら、ボビンケースのシャフトの中央穴に挿入する(実際には、回転フックの中には、ボビンケースとバスケットが中央シャフトを持たず、空芯ボビンを使用できるようにしているものがある)。
CBフックにおけるボビンケースの組み立て・取り外し操作もよく似ている。しかしながら、相違点として、バスケットがないので、ボビンケースは、回転フックにおけるようにバスケットにではなく、CBフック本体そのものの円形空洞部内に形成されたフック本体のシャフトに直接結合される点が挙げられる。CBフックにとっては、これが、ボビンケースをフック本体に拘束する唯一の方法である。ボビンケースは、フック本体の上記シャフトを軸に自由に回転しなければならないからである。
バスケットに対する(またはCBフック本体に対する)ボビンケースの軸方向の拘束は
、裁縫作業中にボビンケースが偶発的に外れてしまうのを防ぐために行われるが、それはバスケット(またはCBフック本体)と係合するボビンケースのスライドによってなされる。レバーによって作られる、てこの力がスライドに働くので、レバーの動作を通して、スライドをバスケットから(あるいはCBフック本体から)引っ込めて解放することができ、続いてボビンケースを軸方向の拘束から解いて、軸方向に移動させて取り外すことができる。
軸方向の拘束は、スライドを、その前方において、バスケット(またはCBフック本体)に形成されたアンダーカットに組み合わせることでなされる。シャフトを有するバスケットを用いた回転フック、およびCBフックにおいて、このアンダーカットは、バスケットのシャフト上の(あるいはCBフック本体のシャフト上の)溝によって形成され、この溝はスライドの中央穴の端部と係合する。一方、シャフトのないバスケットを用いた回転フック(回転フックにおいてのみ可能)において、そのようなアンダーカットは、スライドの一端に形成されたツメ(後述。以下、単にスライドのツメと呼ぶ)と対応してスライドの先端と係合するバスケットの空洞部の内径部中の溝によって構成される。当該スライドの一端は、スライドの前方位置では、ボビンケースの外径部から突出する。このスライドの先端のボビンケースからの突出は、CBフック用のボビンケースでも生じるが、この場合はボビンケースをCBフックに軸方向に拘束するために用いることはできない。なぜなら、CBフックでは、上記したように、ボビンケースはフック本体のシャフトを軸として自由に回転しなければならないからである。
次にスライドは、ガイドによってボビンケースに拘束される。当該ガイドは、スライドの前方位置への平行移動(前方位置は、スライドとボビンケースがバスケットに拘束されるか、あるいはCBフックの場合フック本体に拘束される位置である)および後方位置への平行移動(後方位置は、スライドの脱係合位置であって、ボビンケースがバスケットに対し組み立て、バスケットから取り外せる、あるいはCBフックの場合ボビンケースがフック本体に対し組み立て、フック本体から取り外せる位置である)のみを可能にする。上記後方位置は、レバーを動かすことで到達できる。レバーは、当該レバーをスライドに固定する連結機構またはピンによって、当該スライドとともに、ボビンケース本体を支点とする、てこの力を作り出す。スライドとレバーの組み合わせの全体を、ラッチとも称する。組み立てのあいだ、レバーは作業位置に位置し、スライドをボビンケース本体のガイドに挿入後、レバーが上記てこの力を作り出している間、レバーは、当該スライドの作動行程の前方および後方の終点を決定する。ボビンケース上のガイドにスライドを挿入することで当該スライドをボビンケースに組み合わせるため、ボビンケースの壁に貫通開口部を設けて、スライドのツメが通るようにする必要がある。この開口部には、上糸の通過を支持するためのボビンケースの側面の連続性を妨げるという短所がある。上記スライドのツメには、ボビンケースのバスケット(あるいはCBフック本体)への組み立て・取り外しのためにスライドを引いたとき、ボビンを一時的にボビンケースへと拘束し、これらの操作の際にボビンがボビンケースから落ちないようにする機能がある。一方、ボビンケースがバスケット(あるいはCBフック本体)に取り付けられ拘束され、スライドがそれからその前方位置に置かれたとき、スライドのツメもまた、前方に移動し、ボビンケース内で、裁縫作業のため、ボビンが自由に回転するようにする。ボビンはこのとき、バスケット(あるいはCBフック本体)によって軸方向に拘束されている。スライドが前方に移動されると(裁縫作業中に起きるように)、スライドのツメがボビンケースの外径部から突出するが、回転フックの場合多くは、スライドのツメはバスケットの壁に設けられた空間内部に収容され、上糸の通過を妨げないようにする。上糸は、裁縫のあいだ、ボビンケースを巻き、通過する際にバスケットによって支持される。より重要なのは、CBフックにおけるボビンケースおよび回転フックにおけるボビンケースのいくつかの使用例において、上糸がボビンケースを通過することである。これらのフックでは、スライドのツメに対応する、バスケットの側壁は存在せず、上糸を支持するバスケットが存在しな
い。そのため、当該上糸はボビンケースに直接かかることになり、ボビンケースからの上記スライドの突起と、スライドの組み立て作業中にスライドのツメを通すためにボビンケースの壁に開けた貫通開口部に対応してボビンケースの側面が連続していないこととが、上糸通過の障害となりうる。
CBフック用のボビンケースにおいて、および、スライドのツメに対応するバスケットの壁が存在しない、回転フック用のボビンケースのいくつかの使用例(例えば、いわゆるWHEELER & WILSONの回転フックおよびそれと同種のもの用のボビンケースや、大型のボビンを収納するよう設計された特大のボビンケース)において、スライドのツメがボビンケースの外壁から突出するのを避けるため、そしてまた、裁縫の間、上糸のループの通過を容易にするため、スライドのツメに対応するボビンケースの壁の厚みを増して、その厚みの中にスライドのツメを完全に収納するか、あるいはボビンケースの外径部と内径部の中心を異ならせるか、あるいはボビンケースの外壁を平坦な側面にするか、あるいはスライドのツメに合わせて、ボビンケースの外径部に、たとえ部分的であれ隆起を作ったりする。
しかしながら、スライドをボビンケースに組み込むため、ボビンケースの壁には貫通開口部が常に存在する。当該貫通開口部は常に、裁縫作業中の上糸のループの通過の妨げになる。なぜならば、当該貫通開口部によって、上糸を支持する側面が分断される(かつ、当該側面は、バスケットの壁の場合とは異なり連続していない)からである。
貫通開口部を避け、したがってバスケットの壁がないときでさえ、連続した側面を持ち続けるために考えられる解決策が、EP0457376B1特許に示されている。この特許では、ボビンケースのスライドのガイドの一端の部分化、および、組み立ての間にスライドをガイドに挿入するために、スライドを他端に回転させることにより、スライドの異なる組み立てシステムを示している。
従来技術(およびEP0457376B1特許)では、スライドは、通常、金属シートを切って折り曲げ(そのあと、平削りのような、切り屑を取り除くいくつもの工程を経て)おおよそ少なくとも1mmの厚みにした単一の部品から構成されている。これは、スライドに十分な強度を与えるためである。スライドのツメを得るために折り曲げが必要で、スライドのツメは、側面から見ると、「C」のかたちをしている。内側の側面が「C」のかたちをしていること、および、スライドに対するその位置は、横断するようなスライドの動きと、拘束されるボビンの直径に関連した機能上の要件によって定められる。一旦そのように定まったら、スライドのツメの内側の側面や、ボビンケースの外側に対するそのようなスライドのツメの全体の寸法は、シートの折り曲げおよび当該シート自体の厚みから導き出されるものである。当該シートの厚み自体も、ボビンケースのスライドのガイドの機能上の要件と、てこによって作られる力とによって定まるものであり、通常、少なくとも1mmであるが、スライドのツメの機能だけのためならば、ずっと少ない厚みでも十分である。
WO−A−2014/035132には、従来のひとつの部品のみからなる様々な構造のスライドとみなされるミシンフックが記載されている。当該文献の図5および図6においても、追加の突出部550とスライド520とがひとつの部品として形成されている。
本発明の目的は、従来のスライドがひとつの機械部品からなるものから得られる性能よりも新しい性能を得るために、複数の部品からなる改良されたスライドを有するボビンケースを備えたフックを提供することにある。
この目的は独立請求項1の対象であるフックにより達成される。
更に有利な特徴が独立請求項の目的を形成する。
実質的には、本発明に係るスライドは主な部品を含む複数の部品からなる。当該主な部品をスライド本体と称する。スライド本体は、もっぱら、前後への並進運動のためボビンケース上にスライドを導く機能と、当該移動の遂行のためレバーとともにてこの力を作る機能とを果たす。いくつかの好ましい実施形態において、スライドの副次部品は、スライド本体と別に作られることにより利点をもたらすものであって、スライドのツメおよび、糸(通常、ボビン糸)の予想されるガイドおよび/または保護の両方の実現に関連し得る。
ある好ましい実施形態において、少なくとも1つの 副次部品を含み、当該副次部品は
糊付か、クリンチング、リベット留め、連結機構、1つ以上のネジを用いた固定、または、それらの内の2つ以上を組み合せて、上記スライドに固定されている。
ある好ましい実施形態において、上記スライド本体の下面に形成された溝の中の副次部品の連結機構を用いてスライド本体に固定された少なくとも1つの副次部品を含む。このような溝は、好ましくは、前後への並進運動を上記スライド本体から上記副次部品へ伝えることができるように、上記スライドの並進方向に垂直な少なくとも1つのアームを有していることが好ましい。
ある好ましい実施形態において、上記スライド本体の下面に形成された溝の中の副次部品の連結機構を用いてスライド本体に固定されている少なくとも1つの副次部品を含み、上記副次部品は、上記スライド本体が上記ボビンケース上のガイドに挿入される前に、上記連結機構の中に固定され、そして、一旦上記スライド本体が上記ガイドに挿入されると、上記副次部品はそこに固定されたままになっている。
他の好ましい実施形態において、上述の方法のうちいずれひとつかを用いてスライド本体に固定された少なくとも1つの副次部品を含み、上記副次部品は、上記スライド本体が上記ボビンケース上のガイドに挿入された後に、上記スライド本体に取り付けられる。あるいは、上記ボビンケース(ボビンが収納された状態)の空洞部の内側から、すなわち、上記スライドの下から、または、ボビンケースの外側から、すなわち、上記スライドの上から取り付けられる。具体的には、上記副次部品がスライドのツメとして機能する時は、本実施形態は、上記スライドが上記ボビンケース上のガイドへ挿入されている間、上記スライドのツメを通すための上記ボビンケースの壁面における貫通開口部を必要とすることなく、それにより、上記上糸の通過を支持する上記ボビンケースの側面の連続性を確実にするという利点がある。この目的の為、上記ボビンケースの内底上に適切な開口部が設けられている必要がある。上記開口部は、上記ボビンケースの空洞部の内側から上記副次部品を組みたてる場合、全副次部品は(上記ボビンケースのガイドに既に挿入された)上記スライド本体上に取り付けるために用いられる。一方、外側から副次部品を組み立てる場合、開口部は、上記副次部品の一部のみを上記ボビンケースの外側から内側へ通す必要がある(例えば、まさにスライドのツメ)。
ある好ましい実施形態において、連結機構によって上記スライド本体に固定された少なくとも1つの副次部品であって、上記スライド本体が上記ボビンケースのガイドに挿入された後に上記ボビンケースの空洞部の内側から上記スライド本体に取り付けられた少なくとも1つの副次部品を含む。上記スライド本体が後寄りの位置にある時、上記後方位置は後進の作動行程の終点も超え、その後、レバーも取り付けられる。その結果、この位置は、スライドの通常の作動行程の間、もはや到達されなくなり、このため、上記副次部品は、上記スライドが通常の動作をしている間は常に連結されたままになり、その予想外の分
解を防ぐこととなる。この目的の為、上記ボビンケースの内底上に適切な開口部が設けられている必要がある。上記開口部は、副次部品を上記ボビンケースの内側から後進の作動行程の終点を超えたスライドの後寄り位置に取り付けるためにのみ必要とされる。
複数の部品からなるスライドの好ましい実施形態では、平形スライド本体、および、「C字形に曲がった」薄い金属シートで単独に形成されスライドのツメであって、上記の方法のうちいずれかひとつを用いて上記スライド本体に固定されたスライドのツメを示す。上記スライドのツメの金属シートの厚さは、上記スライド本体の厚さよりはるかに薄くてもよい。上述したように、上記スライドのツメとして機能するためには、スライドがボビンケース上でガイドとして機能するのに必要な厚さ、および、レバーとともにてこの力を作るのに必要な厚さより、はるかに薄い厚さで十分なためである。本実施形態の利点は、スライドのツメの全体のサイズが非常に小さくなり、ボビンケースのより薄い厚さの壁面内に収納することが可能であるということである。
好ましい実施形態では、スライドのツメを構成する部品であって、上記の方法のうちいずれかひとつを用いてスライドに固定された部品を含み、上記スライドのツメを構成する上記部品のシート厚さは0.4mm未満である。
好ましい実施形態において、スライドのツメを構成する部品であって、上記の方法のうちいずれか1つによって上記スライド本体に固定されている部品を含み、上記スライド本体の前部は、スライドのツメを構成する上記部品の最大突起部よりも長く、上記スライドの前方位置において、上記前部は、上記スライドのツメのために上記ボビンケースの壁面に形成された開口部と重なっており、上記前部が、上糸の通過を支持する連続した側面を形成する上記ボビンケースの壁面と協同することで、上記壁面の開口部が遮断される。
別の好ましい実施形態において、スライドのツメを構成する副次部品であって、上記の方法のうちいずれか1つの方法によって上記スライドに固定されている副次部品を含み、上記スライドのツメを構成する上記副次部品は、上記ボビンケース上の上記ガイドに上記スライド本体が挿入された後に、好ましくは上記スライド本体が後寄りの位置にある状態で、スライド本体に取り付けられる。あるいは、上記副次部品は、ボビンケースの空洞部(ボビンが収納される空洞部)の内側、またはボビンケースの外側から取り付けられる。この実施形態は、上記ボビンケースの壁面に貫通開口部を有しておらず、上記スライドの前方位置に上記スライドのツメを収納するのに十分な凹部が、上記壁の厚い部分(従来公知の方法や上記記載の方法のうちいずれか1つの方法によって、上記スライドのツメの位置に対応して当該厚い部分を大きくしてもよい)に形成されており、上糸の通過を支持する上記ボビンケースの壁面の連続した側面が確保されている。
複数の部品から構成されるスライドの別の好ましい実施形態において、上記の方法のうちいずれか1つの方法によってスライドに固定される副次部品は、糸をガイドする機能および/または糸を保護する機能を果たす。
複数の部品から構成されるスライドの別の好ましい実施形態において、当該スライドは、糸をガイドする機能および/または糸を保護する機能を果たすとともに、上記の方法のうちいずれか1つの方法によって当該スライドに固定される副次部品を備え、上記副次部品は、上記スライドの後部(上記スライドのツメの反対側)に固定され、空芯ボビン、ならびに軸のないボビンケースおよびバスケット用に設計された、内部において上記ボビン糸がボビンケースの中心から出て上記スライド本体と上記レバーとの間を通過する回転型フックの中の上記ボビン糸をガイドおよび/または保護する機能を有する。また、従来公知のものでは、スライドの後部に対応して、裁縫作業中にボビン糸が十分にガイドされず
、上糸の通過によってボビン糸が引っ張られるという短所がある。
本発明のフックには、全ての既存のミシンに適用可能であり、ミシンの縫合機関を変更したり、市販のミシンを改造したりする必要がないという利点がある。また、本発明の改良されたスライドを備えるボビンケースは、全ての既存のフックに適用可能であり、フックを改造する必要がない。
また、本発明によって実現されるフックおよびボビンケースは、それぞれ公知のフックおよび公知のボビンケースと完全に差し替え可能であり、糸の通り道になっている範囲を変更する必要もなく、それ自体本発明の実施に必要なすべての構造上の特徴を含んでいる。
添付の図面に記載した、例示的であって発明を限定しない実施形態を通じて本発明を以下に説明する。
図1は、公知のボビンケースを備えたセントラル型ボビンフック(CBシャトル)の分解組立図である。
図2は、公知のボビンケースを備えた完全回転型フックの分解組立図である。
図3は、ボビンケース、ボビン、および図2に示す公知の回転型フックのバスケットのみを示し、当該フックの回転軸を通過する平面で分解及び切断した断面図である。
図4は、ボビンケース、ボビン、および公知の空芯ボビン用の図2に示す回転型フックのバスケットの別の実施形態を示し、フックの回転軸を通過する平面で分解及び切断した断面図である。
上述したように、従来の完全回転型フックと比べたときに、本発明に係る完全回転型フックの変更点は、そのボビンケースと関連するスライドにのみ関係するため、以下の説明および図面では、本発明のいくつかの実施形態によるボビンケースと関連するスライドについてのみ記載し、完全回転型フックにおけるその他の部品をその都度記載することを省略する。
図5a〜図5eは、平形スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを含む本発明に係るボビンケースの実施形態を示す。上記スライドのツメは「C字形に曲がった」薄い金属シートで単独に形成され、上記スライド本体の下面に形成された溝の中の連結機構によって上記スライド本体に固定されている。上記ボビンケース上のガイドに上記スライド本体が挿入される前に、上記副次部品が連結機構に取り付けられ、一旦上記スライド本体が上記ガイドに挿入されると、上記副次部品はそこに固定されたままになる。
図6dは、前述の図5dに示すスライド本体の異なる実施形態を示し、上記スライドのツメの副次部品の連結機構により、スライド本体の下面に形成された溝の形が簡素化されているという点でのみ異なる。この溝は、上記スライド本体の下面上に形成された1つの真っ直ぐな溝であるため、より容易に実現される。(一方、図5dに示す溝を実施する場合、当該溝はT字形である。)
図7は、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。前述の図5a〜図5eに示すボビンケースに類似しているが、スライド本体の前部は、スライドのツメを構成する部品の最大突起部よりも長く、スライドの前方位置において、上記前部は、スライドのツメが通るようにボビンケースの壁面に形成された開口部と重なっており、上記前部が
、上糸の通過を支持する連続した側面を形成する上記ボビンケースの壁面と協同することで、上記壁面の開口部が遮断されるという点でのみ異なる。図7に示す実施形態では、スライドのツメの位置に対応してボビンケースの外壁に凸部が存在する。
図8a、図8bおよび図8eは、スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを有する本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。このスライドのツメは、薄い「C字状に曲がった」シートで別に作成されており、スライド本体の下面上に形成された溝の中の連結機構によってスライド本体に固定されている。スライド本体の後進の作動行程の終点を超えて、スライド本体の後寄りの位置にあるボビンケース上のガイドにスライド本体が挿入された後に、副次部品が連結機構に取り付けられる。そして、一旦レバーの組み立てによってスライド本体の作動行程にスライド本体の移動が制限されると、副次部品はスライド本体に固定されたままになる。
本実施形態におけるスライドのツメを構成する副次部品は、スライド本体が後寄りの位置にある状態で、ボビンケース上のガイドにスライド本体が挿入された後にボビンケースの空洞部の中から取り付けられる。この実施形態は、壁の厚い部分に形成された凹部がスライドの前方位置にスライドのツメを収納するのに十分であるため、ボビンケースの壁に貫通開口部を有することが避けられる。これにより、上糸の通過を支持するボビンケースの壁の連続した側面を実現する。
図9a、図9bおよび図9eは、図8に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。図9a、図9bおよび図9eに示す実施形態は、スライドのツメを構成する副次部品がスライド本体にネジを経由して固定されるという固定方法のみが、図8に示した実施形態とは異なる。また、本実施形態において、副次部品は、ボビンケース上のガイドにスライド本体が挿入された後で、ボビンケースの空洞部の中から取り付けられる。
図10aおよび図10eは、図9に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。図10aおよび図10eに示す実施形態は、スライドのツメの位置に対応してボビンケースの外側の壁に凸部が存在し、当該凸部の領域において凸部によりボビンケースの壁の厚みが増加した結果、より深いものとなり得、対応する凹部がボビンケースの壁の内部に存在することのみが図9に示した実施形態とは異なる。
図11aから図11dは、図10に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。図11aから図11dに示す実施形態は、スライドのツメを構成する副次部品の組み立て方法のみにおいて、図10に示した実施形態とは異なる。本実施形態においても、ボビンケース上のガイドにスライド本体が挿入された後で副次部品が取り付けられるが、本実施形態においては、ボビンケースの外側から副次部品が取り付けられる。すなわち、ボビンケースの空洞部の内部からではなく、スライドの上部から副次部品が取り付けられるという組み立て方法において、本実施形態は図10に示した実施形態とは異なる。
図12aから図12dは、本発明に係る、複数の部品からなる改良されたスライドを備えるボビンケースの異なる実施形態を示す。スライドには、スライド本体および部品が存在し、スライド本体の下面に形成された溝の中の連結機構によってスライド本体に固定された糸を、ガイドまたは保護する機能を果たす。副次部品は、ボビンケース上のガイドにスライド本体が挿入される前に、連結機構に取り付けられる。そして、一旦ガイドにスライド本体が挿入されると、副次部品はそこに固定されたままになる。副次部品は、スライドの後ろ側(スライドのツメの反対側)に固定され、空芯ボビン、並びに、中心軸を有さないボビンケースおよびバスケット用に設計された、内部においてボビン糸がボビンケー
スの中心から出てスライド本体とレバーとの間を通過する回転型フックの中のボビン糸をガイドおよび保護する機能を有する。
添付図面において、対応する部品同士は同じ符号で特定される。
図1は、回転水平軸「α」を有する公知のセントラルボビン型のフック11の分解立体模式図を示す。図1においては、本記載に関係する部品のみが符号で特定されている:
フック本体2は、ボビン4を備えたボビンケース8が収納される空洞部18を有するものである;
ボビンケース8は、スライド15とレバー16と引張ばね9とを備え、フック本体2の空洞部18に収納された、フック本体2内で回転自在なものである。スライド15は裁縫の間に不測の分解が起こるのを防ぐためにフック本体2に対してボビンケース8を軸方向に拘束するものである。レバー16はスライド15上に作成されたレバー16のてこの作用機構であり、作業者がスライド15を取り外すことによりフック本体2に対する軸方向の拘束からボビンケース8を解放し、ボビンケース8を取り外すことを可能にするものである。引張ばね9は、ボビンケース8内に収納されたボビン4に巻かれたボビン糸(図示省略)に張力を与えるものである;
ボビン糸(図示せず)が巻かれたボビン4は、ボビンケース8に収納され、フック本体2にボビンケース8を取り付けることにより、フック本体2内に拘束されるものである。
図2は、回転水平軸「α」を有する、公知の回転型フック12の分解立体模式図を示す。図2には、本記載に関係する部品のみが符号で特定されている:
フック本体2;
フック本体2内で回転自在なバスケット6は、ボビン4を備えるボビンケース8が収納されるバスケット6の空洞部18を有するものである;
バスケット6の空洞部18に収納されたボビンケース8は、スライド15とレバー16と引張ばね9とを備えるものである。スライド15は裁縫作業の間に不測の分解が起こるのを防ぐためにバスケットに対してボビンケース8を軸方向に拘束するものである。レバー16はスライド15上に作り出される、てこの作用機構であり、作業者がスライド15を取り外すことによりバスケット6に対する軸方向の拘束からボビンケース8を解放し、ボビンケース8を取り外すことを可能にするものである。引張ばね9はボビンケース8内に収納されたボビン4に巻かれたボビン糸(図示省略)に張力を与えるものである;
ボビン糸(図示せず)が巻かれたボビン4は、ボビンケース8に収納され、バスケット6にボビンケース8を取り付けることにより、フック本体2内に拘束されるものである。
図3に、図2の回転フック12(公知)に含まれる唯一のサブアセンブリ・バスケット6と、ボビン4と、ボビンケース8との、回転軸「α」を通る面における断面を示す。図3には、以下が示されている:
バスケット6は、ボビン4を内側にしてボビンケース8を収容するようになっているバスケット6の空洞部18と、ボビンケース8の外径部20が収まるバスケット6の空洞部18を画定する内径部19と、バスケット6の空洞部の内径部19に設けられ、ボビンケース8の外径部20に設けられたガイド22と接触することで、ボビンケース8の角度基準となり、ボビンケース8がバスケット6に対して適切に収まるようにする突起部21と、ボビンケース8のシャフト25の穴24に挿入されるシャフト23と、シャフト23の溝80によって形成され、ボビンケース8をバスケット6に取り付けた時にスライド15を拘束するアンダーカットと、を備える;
ボビンケース8には、スライド15とレバー16とが備わっており(ボビンケースがバスケットに取り付けられている時のように、前方位置を示す)、外径部20と、ボビンケース8の外径部20に設けられ、軸「α」と平行な、バスケット6の空洞部18の内径部19に設けられた突起部21と接触することで、角度基準となり、ボビンケース8が
バスケット6に対して適切に収まるようにするガイド22と、同軸の穴24を有するシャフト25と、スライド15の前部に設けられたスライドのツメ82と、スライドの中央穴が有する、バスケット6のシャフト23の溝80によって形成されたアンダーカットと協同して、ボビンケース8をバスケット6に取り付けた時にスライド15を拘束するエッジ81と、ボビンケースの壁面およびボビンケースの外径部20に設けられ、スライドのツメ82を通過させる貫通開口部70と、スライドをガイドするためのガイド71と、を備える;
ボビン4は、ボビン糸7が巻かれ、ボビンケース8に収容しなければならず、その後、ボビンケース8をバスケット6に取り付けた時にバスケット6の中で拘束される。
図4に、図3と同様に、図2の回転フック12(公知)に含まれる唯一のサブアセンブリ・バスケット6bと、ボビン4bと、ボビンケース8bとの、空芯ボビン4bを用いて実施した場合(公知)の、回転軸「α」を通る図3と同じ面における断面図を示す。これらの公知のボビン4bは、一般に、予め巻かれた、小型化したボビン糸7のみから構成され、金属芯や合成芯を必要としないようになっている。ボビン4bからのボビン糸7の取り出しは、従来のボビン4のように接線方向ではなく、一般に軸方向である。
図4には、以下が示されている:
バスケット6bは、ボビン4bが備わったボビンケース8bを収容するようになっているバスケット6bの空洞部18bと、ボビンケース8bの外径部20が収まるバスケット6bの空洞部18bを画定する内径部19と、バスケット6bの空洞部18bの内径部19に設けられ、ボビンケース8bの外径部20に設けられたガイド22と接触することで、ボビンケース8bの角度基準となり、ボビンケース8bがバスケット6bに対して適切に収まるようにする突起部21と、空洞部18bの内径部19の溝80bによって形成され、ボビンケース8bをバスケット6bに取り付けた時に、スライド15bを拘束するアンダーカットと、を備える;
ボビンケース8bには、スライド15bとレバー16bとが備わっており、ボビンケースの壁面の外径部20と、ボビンケース8bの外径部20に設けられ、軸「α」と平行な、バスケット6bの空洞部18bの内径部19に設けられた突起部21と接触することで、角度基準となり、ボビンケース8bがバスケット6bに対して適切に収まるようにするガイド22と、スライド15bの前部に設けられたスライドのツメ82と、スライド15bの前部に形成された、バスケット6bの空洞部18bの内径部19の溝80bによって形成されたアンダーカットと協同して、ボビンケース8bをバスケット6bに取り付けた時にスライド15bを拘束するエッジ81bと、ボビンケースの壁面およびボビンケースの外径部20に設けられ、スライドのツメ82を通過させる貫通開口部70と、スライドをガイドするためのガイド71と、を備える;
ボビン4bは、予め巻かれた、小型化したボビン糸からなり、金属芯や合成芯を必要としないようになっており、ボビンケース8bに収容しなければならず、その後、ボビンケース8bをバスケット6bに取り付けた時に、バスケット6bの中で拘束される。
図5a〜5eに、一実施形態であるボビンケース508を示す。本実施形態は、本発明に係る、複数の部品からなる改良されたスライド515を備えており、スライド515には、平らなスライド本体515aと、これとは別の「C字形に曲がった」薄いシートからなるスライドのツメ582とが存在しており、スライド本体515aの下面に形成された溝583の連結機構によって、ツメ582がスライド本体515aに固定されている。副次部品582は、スライド本体515aをボビンケースに設けられたガイド71に挿入する前に、連結機構583に取り付けられ、一旦スライド本体が上記ガイドに挿入されると、そこに固定されたままになる。図5aに、取り付けられたボビンケースを示す。図5bに、部品を分解した同じボビンケースを示す。図5cに、スライドのツメ582のみを示す。図5dに、関連する詳細とともにスライド本体515aのみを示す。図5eに、ボビ
ンケース508aの本体のみを示す。
図6dに、図5dと比較して、別の実施形態であるスライド本体615aを示す。図5dとの違いは、スライドのツメの副次部品の連結機構のためにスライド本体615aの下面に形成された溝683の簡略化した形態のみである。この溝は、形成がより容易である。それは、この溝がスライド本体の下面の単一の直線の溝からなるためである(図5dに係る溝の実施において、上記溝は「T」字形状を有していた)。
図7に、図5a〜5eのボビンケース508と同様の、本発明に係る別の実施形態であるボビンケース708を示す。ボビンケース508との違いは、スライドのツメを構成する部品782の最大突起部よりも長く、スライドの前方位置でボビンケースの壁面に形成された開口部770と重なってスライドのツメ782を通過させる、スライド本体715aの前部784のみである。ボビンケース708は、ボビンケースの壁面と協同して、上糸の通過を支持する、壁面の開口部がさえぎっていた側面を連続させる。これらの図に示す実施形態には、さらに、スライドのツメ782の位置に対応して、ボビンケースの外壁面に設けられている突出部785が存在する。
図8a、8b、および8eに、本発明に係る別の実施形態であるボビンケース808を示す。本実施形態は、複数の部品からなる改良されたスライドを備えており、平らなスライド本体815aと、これとは別「C字形に曲がった」薄い金属シートからなるスライドのツメ882とが設けられており、スライド本体815aおよびスライドのツメ882は、スライド本体815aの下面に形成された溝883の連結機構によってスライド本体に固定されている。副次部品882は、巻き戻し作動行程の終点を越えたスライド本体の後寄りの位置において、スライド本体815aをボビンケース808aに設けられたガイド71に挿入した後に、連結機構883に取り付けられ、一旦スライド本体815aの並進がレバー16の組み立てによってその作動行程に制限されると、スライド本体815aに固定されたままになる。適切な開口部872は、副次部品882をその巻き戻し作動行程の終点を越えたスライドの後寄りの位置に取り付ける目的のためだけに、ボビンケース本体808aの内側底部に設けられている。ボビンケース本体808aの図8eから分かるように、本実施形態は、ボビンケースの壁面に貫通開口部を有することを避けており、スライドの前方位置でスライドのツメ882を収容するために、壁面の厚さ方向に形成された凹部873を有すれば十分である。これにより、上糸の通過を支持する、ボビンケースの壁の側面を連続させることができる。本形態において、ボビンの壁厚を凹部873に対応して増加させることはなかった。
図9a、図9bおよび図9eは、本発明に係るボビンケース908の異なる実施形態を示し、当該ボビンケース908は以下の点を除き、図8a、図8b、図8eに示した808と類似している。つまり、本実施形態のボビンケース908では、スライド本体915aに設けられたネジ穴987に挿入されるネジ984によって、スライドのツメ982を構成する副次部品がスライド本体915aに固定され、反対側には連結機構用の溝が無い、という固定方法を採用している。また、本実施形態では、スライド本体915aがボビンケースのガイド71に挿入された後に、副次部品982およびネジ984がボビンケースの空洞部の内側から取り付けられる。ボビンケース本体908aの内側の底部に設けられた適切な開口部972は、上述のボビンケース808のものと比較して簡素化されている。図9eに示すボビンケース本体908aから分かるように、本実施形態においてもボビンケースの壁に貫通開口部は設けられず、壁の厚みの内に形成された凹部973はスライドの前方位置において上記スライドのツメ982を十分に収納している。なお、本形態においても、ボビンケースの壁厚が上記凹部973に対応して増加することはなかった。
図10aおよび図10eは、本発明に係るボビンケース1008の異なる実施形態を示し、当該ボビンケース1008は以下の点を除き、図9a、図9b、および図9eと類似している。つまり、ボビンケース1008では、スライドのツメ982を収納する凹部1073に対応してボビンケース本体1008aの壁の外径部20上に凸部1085が設けられ、その凹部1073がボビンケース本体の壁の内部により深く設けられても、その箇所においてボビンケースの壁が薄くなりすぎることによって脆化するリスクを回避することができる。
図11aから図11dは本発明に係るボビンケース1108の異なる実施形態を示し、当該ボビンケース1108は、スライド本体1115a、スライドのツメ1182、およびスライドのツメ1182を構成する副次部品の組み立て方法を除き、図10aおよび図10eに類似している。本実施形態においても、スライドのツメ1182はボビンケース本体1008a上のガイド71にスライド本体1115aが挿入された後に取り付けられるが、この場合、スライドのツメ1182はボビンケースの空洞部の内側から取り付けられるのではなく、ボビンケースの外側、つまりスライドの上方から取り付けられる。図示した実施態様において、副次部品1182は、スライド本体の上方側に形成された溝1183への連結機構およびスライド本体1115aに設けられたネジ穴1187に挿入されるネジ1184の両方によって、スライド本体1115aに取り付けられる。図示した実施態様において、ボビンケース本体1008aは上述した図10eと同じであるが、この場合、ボビンケースの空洞部の内側の底部に、ボビンと相互に作用すべきスライドのツメの一部のみを通すように貫通開口部が設けられ、当該貫通開口部は上記スライド本体に取り付けられた上記副次部品全体は通過させない。
図12aから図12dは、本発明に係る、複数の部品によって構成される改良されたスライドを備えたボビンケース1208の異なる実施形態を示す。改良されたスライドは、スライド本体1215aおよび部品1286を有し、当該部品1286はボビン糸をガイドおよび保護する機能を果たし、スライド本体1215aの下面に形成された溝1283との連結機構によって、スライド本体に固定される。副次部品1286は、スライド本体1215aがボビン本体1208aのガイド71に挿入される前に、連結機構に取り付けられ、一旦スライド本体がガイドに挿入されると、副次部品1286はそこに固定されたままになる。副次部品は、スライドの後ろ側(スライドのツメの反対側)に固定され、空芯ボビン、並びに軸を有さないボビンケースおよびバスケット用に設計された、回転型フックにおいて、ボビンケースの中心から存在し、スライド本体とレバーとの間を通過するボビン糸をガイドおよび保護する機能を有する。
本発明は、当然、上述した特定の実施形態や添付の図面に限定されず、請求項に規定した本発明の範囲を超えない限りにおいて、当業者による種々の細部の変更が可能である。
公知のボビンケースを備えたセントラル型ボビンフック(CBシャトル)の分解組立図である。 公知のボビンケースを備えた完全回転型フックの分解組立図である。 ボビンケース、ボビン、および図2に示す公知の回転型フックのバスケットのみを示し、当該フックの回転軸を通過する平面で分解及び切断した断面図である。 ボビンケース、ボビン、および公知の空芯ボビン用の図2に示す回転型フックのバスケットの別の実施形態を示し、フックの回転軸を通過する平面で分解及び切断した断面図である。 平形スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを含む本発明に係るボビンケースの実施形態を示す。 平形スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを含む本発明に係るボビンケースの実施形態を示す。 平形スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを含む本発明に係るボビンケースの実施形態を示す。 平形スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを含む本発明に係るボビンケースの実施形態を示す。 平形スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを含む本発明に係るボビンケースの実施形態を示す。 図5dに示すスライド本体の異なる実施形態を示す。 本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを有する本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを有する本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す スライド本体およびスライドのツメが存在する、複数の部品からなる改良されたスライドを有する本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す 図8に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 図8に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 図8に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 図9に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 図9に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 図10に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 図10に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 図10に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 図10に示した実施形態と類似した、本発明に係るボビンケースの異なる実施形態を示す。 本発明に係る、複数の部品からなる改良されたスライドを備えるボビンケースの異なる実施形態を示す。 本発明に係る、複数の部品からなる改良されたスライドを備えるボビンケースの異なる実施形態を示す。 本発明に係る、複数の部品からなる改良されたスライドを備えるボビンケースの異なる実施形態を示す。 本発明に係る、複数の部品からなる改良されたスライドを備えるボビンケースの異なる実施形態を示す。

Claims (5)

  1. スライドおよびレバー(16、16b)を有するボビンケース(508、708、808、908、1008、1108)を備えた、ロックスティッチミシン用の回転型またはセントラルボビン型(CBシャトル)のフックであって、
    上記スライドは複数の部品から構成され、
    上記スライドは上記ボビンケースのガイド(71)内に収納され、上記レバーによるてこの力を生じさせるスライド本体(515a、615a、715a、815a、915a、1115a)を含み、
    上記スライドは上記スライド本体に固定された少なくとも1つの副次部品(582、782、882、982、1182)を備え、
    上記少なくとも1つの副次部品(582、782、882、982、1182)は、スライドのツメからなり、
    上記副次部品(882、982、1182)は、上記ボビンケース上のガイドに上記スライド本体が挿入された後に上記スライド本体に取り付けられたものであり、
    上記ボビンケースの壁が上糸の通過を支持する連続した側面として機能し、上記スライド本体を上記ボビンケース上のガイドへ挿入する間、上記ボビンケースの壁に上記スライドのツメを通すための貫通口を有していないことを特徴とするフック。
  2. 上記スライドのツメからなる上記少なくとも1つの副次部品(882、982、1182)は、糊付け、クリンチング、リベット留め、連結機構、1つ以上のネジを用いた固定、または、それらの内の2つ以上を組み合わせて、上記スライド本体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のフック。
  3. 凹部(873、973、1073)を備え、
    上記凹部(873、973、1073)は、上記ボビンケースの壁の内径部に形成されるとともに、上記壁の厚みの内に含まれ、かつ、上記ボビンケースの壁の厚さが上記凹部に対応して増加し得る一方で、上記スライドの前方において上記スライドのツメを収納するようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフック。
  4. スライドおよびレバー(16、16b)を有するボビンケース(1208)を備えた、ロックスティッチミシン用の回転型またはセントラルボビン型(CBシャトル)のフック(11、12)であって、
    上記スライドは複数の部品から構成され、
    上記スライドは上記ボビンケースのガイド(71)内に収納され、上記レバーによるてこの力を生じさせるスライド本体(1215a)を含み、
    上記スライドは上記スライド本体に固定された少なくとも1つの副次部品(1286)を備え、
    上記少なくとも1つの副次部品(1286)は、糸をガイドおよび保護する部品からなり、
    上記糸をガイドおよび保護する部品からなる上記副次部品(1286)は、上記スライド本体の後方側に対応して上記スライド本体に固定され、空芯ボビン、並びに軸を有さないボビンケースおよびバスケット用の回転型フックにおいて、ボビン糸をガイドおよび保護する機能を有し、上記ボビン糸は上記ボビンケースの中心から出て、上記スライド本体と上記レバーとの間を通過することを特徴とするフック。
  5. ロックスティッチミシン用の回転型またはセントラルボビン型(CBシャトル)のフック(11、12)のボビンケースであって、
    複数の部品からなるスライドを有し、
    上記スライドは、上記ボビンケースのガイド(71)内に収容され、レバーによるてこの力を生じさせるスライド本体(1215a)と、上記スライド本体(1215a)に固定され、糸をガイドおよび保護する部品からなる少なくとも1つの副次部品(1286)とを含む請求項4に記載のスライドである、
    ことを特徴とするボビンケース。
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