JP6913908B2 - 磁性体複合粒子およびその製造方法、並びに免疫測定用粒子 - Google Patents
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Description
近年では、臨床検査における迅速な測定や分析が要求される用途において、測定時間の短縮のため、抗体を担持した担体であって磁性が付加されたものを用い、標的物質を捕捉した後に外部から磁気を与えることで、前記磁性付加担体を迅速に回収し、標的物質を回収する方法が検討されている。
一方、本発明者らは特許文献2において、磁性を付加した固定担体として、無機酸化物またはポリマーを有するコア粒子の表面に外殻層を配し、当該外殻層にマグネタイト粒子とケイ酸ナトリウムとを共存させることで、体積平均粒径が10〜500nm、数平均粒径のCV値が8%以下、且つ、25℃における飽和磁化が15emu/g以上である磁性体内包粒子を開示した。
しかしながら本発明者らのさらなる研究によると、当該磁性体内包粒子は、磁気を用いた試料液からの分離回収の際に時間を要する場合がある。
当該磁性体内包粒子の試料液に対する分散性が不十分であると、試料液中における抗原抗体の接触が不十分になることがあるので、試料液中に含まれる標的物質の補足が不完全なものとなる場合がある。この結果、試料液中の重要な標的物質の存在を看過してしまい、誤診につながる可能性が考えられるものである。
この結果、当該構成を有する本発明に係る磁性体複合粒子は、磁気を用いて、試料液から短時間で分離できる。さらに、所定の粒子径を有することにより、試料液に対する分散安定性に優れているものと考えられる。
無機酸化物またはポリマーを含む核粒子の表面に外殻が形成されている磁性体複合粒子であって、
前記外殻には、磁性ナノ粒子とケイ素化合物とが含有され、
透過型電子顕微鏡により測定される前記磁性体複合粒子の体積平均粒子径(dTEM)の値が30nm以上210nm以下であり、
動的光散乱法により測定される前記粒子の粒子径(dDLS)の値と前記体積平均粒子径(dTEM)の値との比である(dDLS)/(dTEM)の値が2.0以下である磁性体複合粒子である。
前記外殻には、さらにシランカップリング剤が含有されている第1の発明に記載の磁性体複合粒子である。
前記外殻に含有される磁性ナノ粒子が、マグネタイトまたはγ酸化鉄である第1または第2の発明に記載の磁性体複合粒子である。
球形または略球形の形状を有する第1から第3のいずれかの発明に記載の磁性体複合粒子である。
飽和磁化の値が、30Am2/kg以上200Am2/kg以下である第1から第4の発明のいずれかに記載の磁性体複合粒子である。
無機酸化物またはポリマーを含む核粒子の表面に外殻が形成されている磁性体複合粒子であって、
前記外殻には、磁性ナノ粒子とケイ素化合物とが含有され、
透過型電子顕微鏡により測定される前記磁性体複合粒子の体積平均粒子径(dTEM)の値が30nm以上210nm以下であり、
磁場の印加/解除によって前記磁性体複合粒子をクラスター状態と分散状態とに、可逆的に制御可能な磁性体複合粒子である。
前記磁性体複合粒子のクラスター状態が、鎖状クラスター状態である第6の発明に記載の磁性体複合粒子である。
前記鎖状クラスター状態のときの長辺側長さが、0.5μm以上5μm以下である第7の発明に記載の磁性体複合粒子である。
0.1T以上0.4T以下の磁場を印加したとき、前記鎖状クラスター状態の磁性体複合粒子が、3μm/s以上15μm/s以下の速度で泳動する第7または第8の発明に記載の磁性体複合粒子である。
第1から第9のいずれかに記載の磁性体複合粒子の外殻に、抗体が存在している免疫測定用粒子である。
磁性ナノ粒子の懸濁液を作製する工程と、
無機酸化物またはポリマーを含み、透過型電子顕微鏡像から測定される体積平均粒子径の値が20nm以上200nm以下である核粒子を作製する工程と、
前記磁性ナノ粒子の懸濁液へ前記核粒子を添加して、ヘテロ凝集粒子の懸濁液を作製する工程と、
ケイ素化合物の水溶液を前記ヘテロ凝集粒子の懸濁液へ添加し、前記ヘテロ凝集粒子の表面にケイ素化合物の層を設け、透過型電子顕微鏡像から測定される体積平均粒子径(dTEM)の値が30nm以上210nm以下である磁性体複合粒子の、懸濁液を作製する工程と、を有する磁性体複合粒子の製造方法である。
このような状況の下で本発明者らは研究を行い、無機酸化物またはポリマーを含有する核粒子の表面に磁性ナノ粒子を含有する外殻を設けた、コアシェル構造を有する磁性体複合粒子を作製することによって、上述の課題を解決した。
まず、図面を参照しながら本発明に係る磁性体複合粒子について説明する。
本発明に係る磁性体複合粒子1は、中心部に核粒子11があり当該核粒子11の表面に磁性ナノ粒子12が吸着している。さらに、核粒子11はケイ素化合物の層13で被覆されている。そして、当該ケイ素化合物の層13は磁性ナノ粒子12を含有して外殻14を構成している。
ここで、1.磁性ナノ粒子、2.核粒子、3.ケイ素化合物の層、4.磁性体複合粒子、5.磁場を印加された際の磁性体複合粒子、6、磁性体複合粒子の合成、の順で説明する。
磁性ナノ粒子12は、マグネタイト(Fe3O4)またはγ酸化鉄で形成されており、その平均粒子径は5nm以上50nm以下であることが好ましい。
そして磁性ナノ粒子12の飽和磁化の値は、0.1Am2/kg以上200Am2/kg以下、より好ましくは120Am2/kg以下、より一層好ましくは80Am2/kg以下であるのがよい。これは飽和磁化の値が0.1Am2/kg以上であれば磁性体複合粒子1へ十分な磁場応答性を与えることができ、200Am2/kg以下であれば残留磁化による磁性体複合粒子1の凝集という事態を回避できるからである。
また、磁性体複合粒子1における磁性ナノ粒子12の担持量は、0.095質量%以上95質量%以下であることが好ましい。これは担持量が0.095質量%以上あれば、磁性体複合粒子1の磁場応答速度を担保することができ、95質量%以下であれば磁性体複合粒子1の密度が過大にならず、試料液への分散性を担保できることによる。
核粒子11は、無機酸化物またはポリマーを含んで構成されている。当該核粒子の体積平均粒子径としては、20nm以上200nm以下であることが好ましい。ポリマーとしてはポリメチルメタクリレート(本発明において「PMMA」と記載する場合がある。)、ポリスチレン(本発明において「PSt」と記載する場合がある。)が例示できる。
無機酸化物としては、シリカ、タルク、カオリン石、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムなどが例示できる。
ケイ素化合物の層13は、例えば、テトラエチルオルトシリケート(Si(OC2H5)4)(本発明において「TEOS」と記載する場合がある。)といったケイ素酸化物の重合体にて構成されていることが好ましい。さらに、当該ケイ素化合物の層13は、例えば、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(本発明において「MPTMS」と記載する場合がある。)といったシランカップリング剤も含み、2種類以上のケイ素化合物原料を用いて重合されていることがさらに好ましい。これは、分子内に重合性官能基を導入し、かつ、抗体の足場となる水酸基(−OH)を導入できるからである。
シランカップリング剤の量が0.001mol/m3以上あれば、シランカップリング剤としての効果が発揮され、1kmol/m3以下であれば、シランカップリング剤分子同士の自己縮合を回避できるからである。
磁性体複合粒子1は、球形または略球形の形状を有することが好ましいが、その体積平均粒子径は、例えば、磁性体複合粒子1の透過型電子顕微鏡像からノギス等で計測し、算出することができる。本発明において、透過型電子顕微鏡像から算出した体積平均粒子径を(dTEM)と記載する。
尚、「磁性体複合粒子1は、球形または略球形の形状を有する」とは、当該磁性体複合粒子の断面が円形または略円形であり、当該断面におけるアスペクト比が、例えば1.3以下であることをいう。
試料液中において、本発明に係る磁性体複合粒子1は、単独で分散している場合もあるが、2個以上の複数の粒子が凝集している場合もある。図2は、磁性体複合粒子1が、例えば3個凝集している状態の模式的な断面図である。
(dDLS)/(dTEM)の値が2以下であるとは、試料液中において一体のものとして存在する粒子径と本来の体積平均粒子径とがほぼ同じ、または極めて近似していることを示す。すなわち、磁性体複合粒子は、凝集せずに単分散に近い形態を担保したまま試料液中で存在していることになる。このことから、磁性体複合粒子1は試料液中において分散安定性に優れているということができる。
所定の溶媒中に分散している本発明に係る磁性体複合粒子に対して磁場を印加(ON)すると、各磁性体複合粒子は凝集して、当該磁場方向に対してクラスター状態となる。そして、当該磁場を解除(OFF)すると、前記クラスター状態は崩壊して、磁性体複合粒子は単分散に近い分散状態に戻る。即ち、本発明に係る磁性体複合粒子は、磁場の印加/解除によって磁性体複合粒子をクラスター状態と分散状態とに、可逆的に制御可能な磁性体複合粒子である。
そして、当該クラスター状態は、磁場方向に対して鎖状のクラスター状態(本発明において「クラスター鎖」と記載する場合がある。)であることも判明した。
一方、従来の技術に係る磁性体複合粒子においても、磁場を印加すると鎖状または塊状のクラスター状態となる。しかし、当該磁場を解除しても鎖状または塊状のクラスター状態を維持しているものであった。
言い換えれば、製造段階でも液中で生成した磁性体複合粒子をロスすること無く回収できるので、収率が向上し、使用時には高分散な供試薬が得られる。本磁性体複合粒子の使用時の効能としては、磁場のない状態であれば満遍なく液中に分散するので供試液中に存在する標的成分の取りこぼしも少なくなる。また、供試液に作用させて標的成分を回収した後に、標的成分が包合した磁性粒子ごと磁場をかけて回収することができ、迅速かつ確実な判定に寄与できる。
具体例としては、0.1T以上0.4T以下の磁場を印加したとき、クラスター鎖の状態の磁性体複合粒子は3μm/s以上15μm/s以下の移動速度で泳動する。
本発明に係る磁性体複合粒子の合成について、1)磁性ナノ粒子の合成、2)核粒子の合成、3)ヘテロ凝集粒子の合成、4)磁性体複合粒子の合成、の順に説明する。
磁性粒子である磁性ナノ粒子は、一般に共沈法と呼ばれる方法で合成した。この手法は、Fe2+とFe3+とを1:2の割合で含む混合溶液に、塩基性の溶液を添加するだけで、マグネタイトの磁性ナノ粒子が生成する合成法である。一方、γ酸化鉄(マグヘマイト)は、例えば、上述の方法にて得られたマグネタイトを大気中にて乾燥させた後、低温(350℃程度)にて加熱酸化することによって得られる。
さらに、生成した磁性ナノ粒子の表面に正電荷を与えて、分散安定化させるため、カップリング剤の添加による表面修飾を行うことも好ましい。
尚、磁性ナノ粒子を構成する物質の結晶構造は、例えば上述した液をプレパラート上に塗布し自然乾燥させた後に、X線回折を用いて分析することに拠り同定することができる。
体積平均粒子径50nm程度の核粒子の素材として、StモノマーとMMAモノマーとの混合物へ過硫酸カリウムや過硫酸アンモニウムを添加して重合させ、重合粒子を作製することができる。
また、体積平均粒子径100nm程度の核粒子の素材として、MMAモノマーを用いたソープフリー乳化重合法により、PMMAの重合粒子を作製することができる。
さらに生成した重合粒子の表面に、磁性ナノ粒子との親和性を高め、また、反応の基点となり得る官能基を導入することを目的として、重合開始後に重合性シランカップリング剤MPTMSを添加し共重合させ、体積平均粒子径50nm程度から100nm程度の核粒子を得た。
ヘテロ凝集粒子は、磁性ナノ粒子と核粒子とを振とう撹拌して混合することで行なった。
磁性体複合粒子の合成は、ヘテロ凝集粒子の分散液からヘテロ凝集粒子を採取し、ケイ素化合物液と混合し、振とう撹拌することで行なった。
実施例1においては、体積平均粒子径47nmのポリマー粒子を核粒子とし、その表面に形成された外殻に磁性ナノ粒子としてFe3O4ナノ粒子、ケイ素化合物としてTEOSおよびMPTMSを含む磁性体複合粒子を合成し、その特性を評価した。
以下、実施例1に係る磁性体複合粒子について、1.磁性ナノ粒子の合成、2.核粒子の合成、3.ヘテロ凝集粒子の合成、4.磁性体複合粒子の合成、5.磁性体複合粒子の特性評価、の順に説明する。
本発明の実施例1に係る磁性ナノ粒子の合成について、1)磁性ナノ粒子の原料、2)磁性ナノ粒子の合成、の順に説明する。
実施例1に係る磁性ナノ粒子であるFe3O4ナノ粒子のFe源の一つとしてFeCl2(高純度化学研究所製、純度99.9%)を準備した。また、もう一つのFe源としてFeCl3(和光純薬工業製)を準備した。
そして、当該磁性ナノ粒子の分散安定剤および正電荷付与の為のカップリング剤としてN−トリメトキシシリルプロピル−N,N,N,−トリメチルアンモニウムクロリド(GELEST Inc.製、50%メタノール溶液)(本発明において「TSA」と記載する場合がある。)を準備した。
また、当該磁性ナノ粒子を合成する際のpH調整剤としてアンモニア水(和光純薬工業製、試薬特級28質量%水溶液)を準備した。
さらに、当該磁性ナノ粒子を合成する際の反応溶媒として電気抵抗値18.2MΩcmの脱イオン水を準備した。
反応容器として内径7.5cm、高さ15cmのセパラブルフラスコを用いた。攪拌機として翼径5cm、傾斜角45°の4枚ピッチパドルを用い、攪拌速度は300rpmとした。
反応容器へアンモニア水11.7cm3を投入し、反応開始とした。反応開始から30秒後にTSA2.1cm3を投入して3時間撹拌を継続し、生成した磁性ナノ粒子の表面修飾を行った。
本発明の実施例1に係る核粒子の合成について、1)核粒子の原料、2)核粒子の合成、の順に説明する。
実施例1に係る核粒子を形成するモノマーとして、スチレン(St)(和光純薬工業製、試薬特級、純度99%)、メチルメタアクリレート(MMA)(和光純薬工業製、試薬特級、純度98%)を準備した。
また、陰イオン活性剤としてオクタデシル硫酸ナトリウム(SOS)(Ward Hill社 MA、米国)を準備した。
その際、当該St、MMAに含有される重合禁止剤のヒドロキノンを除去するため、当該St、MMAを、重合禁止剤除去剤(Aldrich社製)が充填されたガラス製カラムを通過させた。
反応には内容積500cm3、内径7.5cmの円筒形密閉式ガラス反応器を用い撹拌は4枚羽のパドルを使用した。
まず反応器へSOSの脱イオン水溶液を投入し30分間窒素バブリングした後、窒素フローへ切り替えた。ここへ、StとMMAのモノマーを添加して20分間撹拌し、APSを添加して重合を開始した。撹拌速度は360rpmとした。撹拌を継続しながら70℃、6時間の重合反応を行って核粒子を含む懸濁液を得た。このとき、重合開始40分後にMPTMS1.40gを添加した。
このとき、当該重合反応の反応体積は、純水は250g、Stは3.9g、MMAは3.75g、SOSは0.0373g、APSは1.14gとした。
容積50cm3の遠沈管へ「2.核粒子の合成」で合成した核粒子および「1.磁性ナノ粒子の合成」で合成した実施例1に係る磁性ナノ粒子の懸濁液を加え、振とう撹拌を1分間行ってヘテロ凝集粒子を合成した。
このとき、懸濁液の容量は20cm3、核粒子は0.069容量%、磁性ナノ粒子は0.058容量%とした。
得られた実施例1に係るヘテロ凝集粒子の懸濁液を遠心分離してヘテロ凝集粒子を採取して、ここへ水を添加し、1.5時間の超音波分散を実施して懸濁液を得た。ここへエタノール、28%アンモニア水0.41cm3、TEOS、MPTMSの順に添加して、室温24時間の振とう撹拌を行い、ヘテロ凝集粒子へケイ素化合物層を設けた。
このとき、ヘテロ凝集粒子は0.12容量%、TEOSは10mol/m3、MPTMSは10mol/m3、水は3〜13kmol/m3、アンモニアは0.3mol/m3とし、反応液の容量は20cm3とした。
得られた実施例1に係る磁性体複合粒子について、磁性体複合粒子の体積平均粒子径(dTEM)をTEMにより測定し、磁性体複合粒子の(dDLS)を動的光散乱光度計により測定し、併せて、分散性の確認を行った。
そして磁性体複合粒子の磁気特性として飽和磁化を測定し、その結果を表1に記載した。
尚、各測定方法を以下に説明する。
実施例1に係る生成粒子である磁性体複合粒子の懸濁液の数滴を、それぞれコロジオン膜張付きメッシュ(日本電子製200メッシュ)上に展開し、十分に乾燥させて測定試料とした。
当該測定試料をSTEM装置(日立製 HD−2700)に装填し、得られたTEM像からノギス(ミツトヨ製)を用いて、磁性体複合粒子の体積平均粒子径を直接測定した。
具体的には、1試料につき200個程度の粒径を測定し、式1により体積平均粒子径を求め、これをTEM像から求めた磁性体複合粒子の体積平均粒子径(dTEM)とした。
なお、磁性ナノ粒子ならびに核粒子の体積平均粒子径についても、前記の磁性体複合粒子の体積平均粒子径と同様の方法により測定することができる。
実施例1に係る磁性体複合粒子の懸濁液における磁性体複合粒子の(dDLS)測定を動的光散乱光度計によって行った。
具体的には、実施例1に係る磁性体複合粒子の懸濁液を希釈して、磁性体複合粒子の濃度を0.001容量%に調整して(dDLS)測定用の懸濁液試料を得、ここへ超音波を100分間照射した試料を動的光散乱光度計(大塚電子製、ELSZ−2)へ装填し、(dDLS)を測定した。
前記(dDLS)測定用の懸濁液試料を1日静置し、目視にて確認した。
磁性体複合粒子が高い分散性を示す場合は、その懸濁状態が変化することなく保たれる。この分散性を「高」と評価した。実施例1に係る磁性複合粒子は「高」の分散性であった。
一方、分散性が十分に保たれない場合は、懸濁液上部に上澄み(透明な層)が生じる。この分散性を「中」と評価した。
さらに、分散性が保たれない場合は、濃い茶色の固形成分が容器の下に沈降した状態になる。この分散性を「低」と評価した。
一方、複数の懸濁液試料の分散性を比較して確認する場合は、懸濁液上部の上澄みである透明な層の厚みを比較することにより実施することができる。
実施例1に係る磁性体複合粒子の懸濁液試料を、12時間以上真空乾燥させて粉末試料を得た。当該粉末試料2mgを振動試料型磁力計(VSM、東栄科学産業製、PV−M20−5)に装填した。そして、測定範囲を−10000〜+10000Oeとし、−10000Oeと+10000Oeにおける、実施例1に係る磁性体複合粒子の磁化の絶対値の算術平均を求めて飽和磁化とした。
以上の結果を表1に記載した。
実施例2においては、体積平均粒子径106nmのポリマー粒子を核粒子とし、実施例1と同様に、その表面に磁性ナノ粒子としてFe3O4ナノ粒子を有するヘテロ凝集粒子を得、さらにケイ素化合物層としてTEOSおよびMPTMSを含む、磁性体複合粒子を合成し、その特性を評価した。
以下、実施例2に係る磁性体複合粒子について、1.磁性ナノ粒子の合成、2.核粒子の合成、3.ヘテロ凝集粒子の合成、4.磁性体複合粒子の合成、5.磁性体複合粒子の特性評価、の順に説明する。
上述した、本発明の実施例1に係る磁性ナノ粒子の合成と同様である。
本発明の実施例2に係る核粒子の合成について、1)核粒子の原料、2)核粒子の合成、の順に説明する。
実施例2に係る核粒子を形成するモノマーの一つとして、メタクリル酸メチル(MMA)(和光純薬工業製、試薬特級、純度98%)を準備した。その際、当該MMAに含有される重合禁止剤のヒドロキノンを除去するため、当該MMAを、重合禁止剤除去剤(Aldrich社製)を充填したガラス製カラムを通過させた。
反応には内容積110cm3の円筒形密閉式ガラス反応器を用い、撹拌はマグネチックスターラーを使用した。
まず反応器へ脱イオン水を投入し30分間窒素バブリングした後、窒素フローへ切り替えた。ここへ、MMAおよびNaSSを添加して20分間撹拌し、KPSを添加して重合を開始した。撹拌を継続しながら65℃、2時間の重合反応を行って核粒子を含む懸濁液を得た。このとき、重合開始40分後にMPTMSを添加した。
このとき、当該重合反応の反応体積は30cm3、MMAの濃度は200mol/m3、NaSSの濃度は1.0mol/m3、MPTMSの濃度は6.4mol/m3、KPSの濃度は4.0mol/m3とした。
本発明の実施例2に係るヘテロ凝集粒子合成は、核粒子として実施例2に係る核粒子を使用した以外は、実施例1に係るヘテロ凝集粒子合成と同様の操作を実施した。
そして、実施例2に係るヘテロ凝集粒子の懸濁液を得た。
このとき、懸濁液の容量は20cm3、核粒子は0.094容量%、磁性ナノ粒子は0.029容量%とした。
得られた実施例2に係るヘテロ凝集粒子の懸濁液を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例2に係る磁性体複合粒子を合成した。
このとき、ヘテロ凝集粒子は0.12容量%、TEOSは5mol/m3、MPTMSは5mol/m3、水は3〜13kmol/m3、アンモニアは0.3mol/m3とし、反応液の容量は20cm3とした。
得られた実施例2に係る磁性体複合粒子について、実施例1と同様の操作を行って、磁性体複合粒子の粒子径をTEMにより測定し、磁性体複合粒子の(dDLS)を動的光散乱光度計により測定し、併せて、分散性の確認を行った。そして磁性体複合粒子の磁気特性として飽和磁化を測定した。
以上の結果を表1に記載した。
実施例1で得られた磁性体複合粒子へ電磁場装置を用い、磁場を印加/解除した際の動作について説明する。
尚、図3は、本実施例で用いた磁場を印加する電磁場装置の模式的な斜視図であり、図4は模式的な断面図である。
当該状態の分散液中における磁性体複合粒子の顕微鏡像を図5に示す。
このとき、実施例1に係る磁性体複合粒子の泳動状態を光学顕微鏡で観察し、分散液23中における磁性体複合粒子の顕微鏡像を図6に示す。そして、当該磁性体複合粒子が形成するクラスター鎖長および泳動速度を測定した。尚、当該磁性体複合粒子が形成するクラスター鎖長は、顕微鏡像から算出した。一方、泳動速度はトラッキングソフト(NISA Object Tracking、ニコン社製)により、所定の磁性体複合粒子を追跡することで測定した。
具体的には、長辺側のクラスター鎖長が2μmを超える条件では、後述する比較例4に係る市販の磁性体複合粒子と同等程度(概ね、9μm/s)の泳動速度を示した。
体積平均粒子径217nmのポリマー粒子を核粒子とし、実施例1と同様に、その表面に形成された外殻に磁性ナノ粒子としてFe3O4ナノ粒子、ケイ素酸化物としてTEOSおよびMPTMSを含む比較例1に係る磁性体複合粒子を合成し、その特性を評価した。
尚、比較例1に係る磁性体複合粒子については、「2.核粒子の合成、における2)核粒子の合成」を除き、1.磁性ナノ粒子の合成、2.核粒子の合成、3.ヘテロ凝集粒子の合成、4.磁性体複合粒子の合成、5.磁性体複合粒子の特性評価は、実施例2と同様である。
以上の結果を表1に記載した。
「4.磁性体複合粒子の合成」において、市販の磁性体複合粒子(名称:Sera-Mag Magnetic Streptavidin-coated)の10mg/ml粒子懸濁液を、1mlの水に対して1μl添加し、TEOSを10mol/m3、MPTMSを10mol/m3添加する代わりに、TEOSのみを30mol/m3添加した以外は、実施例1と同様の操作を行って比較例2に係る磁性体複合粒子を合成し、その特性を評価した。そして磁性体複合粒子の磁気特性として飽和磁化を測定した。
以上の結果を表1に記載した。
「4.磁性体複合粒子の合成」において、TEOSを5mol/m3、MPTMSを5mol/m3添加する代わりに、TEOSのみを15mol/m3添加した以外は、実施例2と同様の操作を行って比較例3に係る磁性体複合粒子を合成し、その特性を評価した。そして磁性体複合粒子の磁気特性として飽和磁化を測定した。
以上の結果を表1に記載した。
実施例1で得られた磁性体複合粒子を、市販の磁性体複合粒子(dTEM740nm)へ代替した以外は、実施例3と同様の操作を行った。
すると、磁場の印加により当該市販の磁性体複合粒子はクラスター鎖を形成し、9μm/sの泳動速度を示した。
そして、泳動速度測定後に磁場を解除してもクラスター鎖は維持され、磁性体複合粒子は単分散に近い分散状態へは戻らなかった。
11.核粒子
12.磁性ナノ粒子
13.ケイ素化合物の層
14.外殻
21.スライドガラス
22.スペーサー
23.分散液
24.カバーガラス
25.電磁石
Claims (9)
- 無機酸化物またはポリマーを含む核粒子の表面に外殻が形成されている磁性体複合粒子であって、
前記外殻には、磁性ナノ粒子とケイ素化合物とが含有され、
透過型電子顕微鏡により測定される前記磁性体複合粒子の体積平均粒子径(dTEM)の値が30nm以上210nm以下であり、
動的光散乱法により測定される前記粒子の粒子径(dDLS)の値と前記体積平均粒子径(dTEM)の値との比である(dDLS)/(dTEM)の値が2.0以下である磁性体複合粒子。
但し、前記ケイ素化合物は、テトラエチルオルトシリケートとシランカップリング剤であり、
前記体積平均粒子径(d TEM )とは、単独の前記磁性体複合粒子の粒子径であり、
動的光散乱法により測定される前記粒子の粒子径(d DLS )とは、凝集した前記磁性体複合粒子の凝集粒子径である。 - 前記外殻に含有される磁性ナノ粒子が、マグネタイトまたはγ酸化鉄である請求項1に記載の磁性体複合粒子。
- 球形または略球形の形状を有する請求項1または2に記載の磁性体複合粒子。
- 飽和磁化の値が、30Am2/kg以上200Am2/kg以下である請求項1から3のいずれかに記載の磁性体複合粒子。
- 無機酸化物またはポリマーを含む核粒子の表面に外殻が形成されている磁性体複合粒子であって、
前記外殻には、磁性ナノ粒子と、ケイ素化合物とが含有され、
透過型電子顕微鏡により測定される前記磁性体複合粒子の体積平均粒子径(dTEM)の値が30nm以上210nm以下であり、
磁場の印加/解除によって前記磁性体複合粒子をクラスター状態と分散状態とに、可逆的に制御可能な磁性体複合粒子。
但し、前記ケイ素化合物は、テトラエチルオルトシリケートとシランカップリング剤であり、
前記体積平均粒子径(d TEM )とは、単独の前記磁性体複合粒子の粒子径であり、
前記クラスター状態とは、前記磁性体複合粒子が溶媒中において、磁場方向に対して鎖状クラスター状態で凝集している状態であり、
前記分散状態とは、前記磁性体複合粒子が溶媒中において、単分散している分散状態である。 - 前記鎖状クラスター状態のときの長辺側長さが、0.5μm以上5μm以下である請求項5に記載の磁性体複合粒子。
- 0.1T以上0.4T以下の磁場を印加したとき、前記鎖状クラスター状態の磁性体複合粒子が、3μm/s以上15μm/s以下の速度で泳動する請求項5または6に記載の磁性体複合粒子。
- 請求項1から7のいずれかに記載の磁性体複合粒子の外殻に、抗体が存在している免疫測定用粒子。
- 磁性ナノ粒子の懸濁液を作製する工程と、
無機酸化物またはポリマーを含み、透過型電子顕微鏡像から測定される体積平均粒子径の値が20nm以上200nm以下である核粒子を作製する工程と、
前記磁性ナノ粒子の懸濁液へ前記核粒子を添加して、ヘテロ凝集粒子の懸濁液を作製する工程と、
ケイ素化合物の水溶液を前記ヘテロ凝集粒子の懸濁液へ添加し、前記ヘテロ凝集粒子の表面にケイ素化合物の層を設け、透過型電子顕微鏡像から測定される体積平均粒子径(dTEM)の値が30nm以上210nm以下である磁性体複合粒子の、懸濁液を作製する工程とを、有する磁性体複合粒子の製造方法。
但し、前記ケイ素化合物は、テトラエチルオルトシリケートとシランカップリング剤である。
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